JP4206115B2 - トーン検出方法及びトーン検出システム - Google Patents

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Description

本発明の実施の形態は、IP電話通信アプリケーションの分野に関し、より詳細には、トーン検出に関する。
現在の電話通信アプリケーションでは、標準化されたトーンの存在を検出して送信する必要がある。データ送信が、IP上の音声等のパケットネットワーク上で必要とされる場合、トーン検出は、通常は音声コーデックのフレームレートと同じレートでフレームごとに行われる。トーンの開始及び終了は、音声フレームレートと同期していないので、トーンの開始、終了、及び継続期間の時間表示は正確でない。たとえば、10msのフレームレートの場合、トーンの開始及び終了の時点は、10msずつの増分で表される。これによって、トーンの継続期間の表示は、10msよりも長い分については、その実際の値からずれる場合がある。トーンの継続期間は、トーンの検出及び分類における重要な基準であるので、この偏差は、トーン検出を不正確とするおそれがあり、トーンの韻律情報を歪ませるおそれがある。
本発明は、本発明の実施の形態を例示するのに使用される以下の説明及び添付図面を参照することによって最も良く理解することができる。
本発明を組み込んだシステムの一般化された一実施の形態を示すブロック図。
本発明の一実施の形態によるトーン検出例を示す図。
本発明の一実施の形態による方法を示すフロー図。
例示された発明の一定の態様を実施できる適切なコンピューティング環境を示すブロック図。
トーン検出システム及びトーン検出方法の実施の形態を説明する。以下の説明では、多数の具体的な詳細が述べられる。しかしながら、本発明の実施の形態は、これらの具体的な詳細がなくても実施できることが理解されよう。それ以外の場合には、この説明の理解を分かりにくくしないように、既知の回路、構造、及び技法は詳細に示されていない。
この明細書全体を通じた「一実施の形態」への言及は、その実施の形態と共に説明する特定の特徴、構造、又は特性が、本発明の少なくとも1つの実施の形態に含まれることを意味する。したがって、この明細書の全体を通じたさまざまな箇所に「一実施の形態では」又は「一実施の形態において」というフレーズが現れるが、これは、必ずしもすべてが同じ実施の形態に言及しているとは限らない。さらに、特定の特徴、構造、又は特性は、1つ又は2つ以上の実施の形態において任意の適切な方法で組み合わせることができる。
図1を参照して、ブロック図が、本発明の一実施の形態によるシステム100を示している。システム100は、図1に示すコンポーネントよりも多くのコンポーネントを含むことができることが当業者には理解されよう。しかしながら、これらの一般的には従来のコンポーネントのすべてを、本発明を実施するための一例示の実施の形態を開示するのに示す必要はない。
システム100は、IPネットワーク114と、ゲートウェイ106を介してIPネットワーク114に接続された送信機102と、ゲートウェイ116を介してIPネットワーク114に接続された受信機104とを含む。ゲートウェイ106は、送信機からの受信信号がトーン信号であるかどうかを検出するトーン検出器108を含む。受信信号がトーン信号であると判断された場合、それらの受信信号は、IPネットワーク114へ送信される前にトーン符号化器112によって符号化される。受信信号が、音声信号であると判断された場合、それらの受信信号は、IPネットワーク114へ送信される前に音声符号化器110によって符号化される。トーン信号又は音声信号は、その後、IPネットワーク114からゲートウェイ116を介して受信機104へ送信することができる。
トーン検出器108は、高速フーリエ変換(FFT)又はフィルタバンク解析等のさまざまなトーン検出アルゴリズムの1つを使用して、受信信号中にトーンを検出することができる。これらのアルゴリズムは、通常、信号のエネルギー及び周波数を求めることによって受信信号を解析する。次に、信号のエネルギー及び周波数は、あらかじめ定義されたトーンテンプレートのさまざまなトーンのエネルギー及び周波数と比較されて、信号にトーンがもしあれば、そのトーンが識別される。したがって、トーンが信号中に検出された後、トーン信号の各フレームの平均エネルギーレベルは、すでに求められている場合がある。
トーン信号の中間フレームでは、平均エネルギーは比較的安定しており、信号の振幅によって求めることができる。一方、トーンは、フレームの先頭で常に開始するとは限らず、また、フレームの末尾で常に終了するとは限らない。したがって、トーン信号の最初のフレーム及び最後のフレームは、トーンがフレームの一部にしか現れないために、中間フレームの平均エネルギーよりも小さな平均エネルギーを有する場合がある。
フレームの平均エネルギーのレベルは、そのフレーム内のトーンの継続期間に比例するはずである。したがって、トーン信号の最初のフレーム内のトーンの持続時間を見積もるために、完全トーンフレームの平均エネルギーに対する最初のフレームの平均エネルギーの比を使用することができる。一実施の形態では、トーン信号の最初のフレーム内におけるトーンの持続時間は、中間フレームの平均エネルギーに対する最初のフレームの平均エネルギーの比を使用することによって見積もることができる。同様に、トーン信号の最後のフレーム内におけるトーンの持続時間を見積もるには、完全トーンフレームすなわち中間フレームの平均エネルギーに対する最後のフレームの平均エネルギーの比を使用することができる。一実施の形態では、エネルギーの比を実際の持続時間にマッピングする参照表を使用して、最初のフレーム内又は最後のフレーム内におけるトーンの持続時間を求めることができる。
トーン信号の各フレームの平均エネルギーを求めて記憶するとともに、上述した除算及び/又は表参照を行うことにより、トーン信号の最初のフレーム内及び最後のフレーム内におけるトーンの持続時間を求めることができ、トーン信号におけるトーンのより正確且つ精密な開始時刻、終了時刻、及び全持続時間を提供することができる。
図2は、本発明の一実施の形態による一例示のトーン信号202を用いたトーン検出例を示す図である。この例では、トーンは、6つのフレーム(N+1からN+6)に現れ、フレームレートは10msである。他のさまざまなフレームレートを本発明と共に使用することができる。他のさまざまなフレームレートには、20ms、40ms、又は60msが含まれるが、これらに限定されるものではない。トーン検出器は、上述したように、多数のトーン検出アルゴリズムの1つを使用して、受信信号202がトーン信号であるかどうかを判断することができる。信号202のエネルギー及び周波数を解析して、1つ又は2つ以上の所定のトーンテンプレートにおける1つ又は2つ以上のトーンのエネルギー及び周波数と比較することができる。この比較によって、トーンが信号202に存在するかどうかが判断される。トーンが信号202中に検出されない場合、信号202は、受信機104へ送信される前に、音声符号化器110へ送られて符号化を受けることができる。トーンが信号202中に検出された場合、さらなる解析を行って、トーンの先頭、末尾、及び継続期間を求めることができる。信号202の各フレームの平均エネルギーは、トーンの先頭、中間、及び末尾の周波数ビンに従って記憶することができる。この平均エネルギーは、トーン検出解析中にすでに求められている場合がある。
トーンの先頭を見つけるために、少なくとも一の部分的トーンが存在する、トーン信号の最初のフレームの位置が突き止められる。上述したトーン検出解析は、トーン信号の先頭フレーム及び末尾フレームをすでに求めている場合がある。この求められた先頭フレーム及び末尾フレームは正確である場合もあるし、正確でない場合もある。たとえば、図2に示す例では、トーン検出解析は、トーンがフレームN+2で開始してフレームN+5で終了すると判断している可能性がある。この不正確な判断は、フレームN+1及びN+6が、検出解析によって認識されるだけ十分なトーンを含んでいないことにより引き起こされる場合がある。
一実施の形態では、トーンの先頭の位置は、トーン検出解析によって提供された先頭フレームを検査して、このフレームの平均エネルギーを後続のフレーム及び/又は先行するフレームの平均エネルギーと比較することによって求めることができる。たとえば、トーン検出解析は、フレームN+2がトーンの先頭フレームであると判断したものと仮定する。フレームN+2の平均エネルギーは100である。次のフレーム(N+3)の平均エネルギーは100である。これらの平均エネルギーの比は1である。トーン信号の中間フレームのそれぞれの平均エネルギーは、完全トーンフレームの平均エネルギーを表すので、この1という比は、フレームN+2及びフレームN+3の双方が、完全トーンフレームであることを示している。したがって、フレームN+2の前に、部分的トーンを有し、且つ、トーンの実際の先頭を含むフレームが存在する可能性がある。したがって、フレームN+1が解析される。フレームN+1の平均エネルギーは、40であり、100であるフレームN+2の平均エネルギーと比較される。したがって、平均エネルギーの比は4/10である。これは、フレームN+1が、部分的トーンのフレームであり、トーンの先頭を含むことを示している。このトーンの先頭の開始時刻を求めるために、4/10の比が使用されて、実際の持続時間が参照される。フレームの平均エネルギーのレベルは、そのフレーム内におけるトーンの継続期間に比例するはずであるので、10msのフレームレートの場合の4/10の比は、フレームN+1に4msのトーンが存在することを示している。
別の例で、トーン検出解析が、トーンの先頭フレームとしてN+1と判断していた場合、4/10である、フレームN+2の平均エネルギーに対するフレームN+1の平均エネルギーの比は、N+1が、部分的トーンのフレームであり、トーンの先頭を含むことを示している。したがって、先行するフレーム(たとえば、フレームN)の解析は必要とされない。
トーンの末尾の位置も、同様にして求めることができる。たとえば、トーン検出解析は、フレームN+5が末尾フレームであると判断するものと仮定する。フレームN+5の平均エネルギーは100である。この平均エネルギーは、100である先行するフレーム(たとえば、N+4)の平均エネルギーと比較される。これらの平均エネルギーの比は1である。これは、N+4及びN+5の双方が、完全トーンフレームであることを示している。したがって、後続のフレームを解析する必要がある。フレームN+6は、20の平均エネルギーを有する。フレームN+5の平均エネルギーに対するフレームN+6の平均エネルギーの比は2/10である。これは、フレームN+6が、部分的トーンのフレームであり、トーンの末尾を含むことを示している。10msのフレームレートの場合の2/10の比は、フレームN+6が2msのトーンを含むことを示している。
より精密なトーンの先頭及び末尾が、上述したプロセスを介して求められた後、より精密なトーンの全継続期間を求めることができる。図2の例では、それぞれが10msのトーンを有する、4つの完全トーンフレーム(N+2〜N+5)、4msのトーンを有する先頭の部分的フレーム、及び2msのトーンを有する末尾の部分的フレームが存在するので、トーンの全継続期間は46msとなる。
図3は、本発明の一実施の形態による方法を示している。300において、トーンを含む信号を有する一連のフレームが受信される。302において、一連のフレームにおける、少なくとも一の部分的トーンが存在する最初のフレームが突き止められる。304において、最初のフレームの信号エネルギーが、一連のフレームにおける後続のフレームの信号エネルギーと比較される。一実施の形態では、この比較は、一連のフレームにおける後続のフレームの信号エネルギーに対する最初のフレームの信号エネルギーの比を使用することによって行うことができる。一実施の形態では、この比にフレームレートを乗算して、最初のフレームにおけるトーンの継続期間を求めることができる。一実施の形態では、この比を使用して、エネルギーの比を持続時間にマッピングする表参照を行うことができる。306において、最初のフレームの信号エネルギーと後続のフレームの信号エネルギーとの比較に基づいて、信号におけるトーンの開始時刻が求められる。一実施の形態では、一連のフレームにおける、少なくとも一の部分的トーンが存在する最後のフレームが突き止められる。次に、最後のフレームの信号エネルギーは、一連のフレームにおける先行するフレームの信号エネルギーと比較することができる。次に、最後のフレームの信号エネルギーと先行するフレームの信号エネルギーとの比較に基づいて、信号におけるトーンの終了時刻を求めることができる。一実施の形態では、信号における求められたトーンの開始時刻及び終了時刻に基づいて、トーンの継続期間を求めることができる。
図4は、例示された発明の一定の態様を実施できる適切なコンピューティング環境を示すブロック図である。一実施の形態では、上述した方法は、コンポーネント402〜412を有するコンピュータシステム400において実施することができる。コンポーネント402〜412は、プロセッサ402、メモリ404、入出力デバイス406、データストレージデバイス412、及びネットワークインターフェース410を含む。これらのコンポーネントは、バス408を介して相互に接続されている。これらのコンポーネントは、当該技術分野において既知の、それらコンポーネントの従来の機能を実行し、システム100を実施するための手段を提供する。集合的に、これらのコンポーネントは、ハードウェアシステムの広いカテゴリーを表す。ハードウェアシステムには、汎用コンピュータシステム及び専用パケット転送デバイスが含まれるが、これらに限定されるものではない。コンピュータシステム400のさまざまなコンポーネントが再配置できること、及び、本発明の一定の実施態様は、上記コンポーネントのすべてを必要とするとは限らない場合もあるし、すべてを含むとは限らない場合もあることが理解されるべきである。さらに、追加プロセッサ(たとえば、デジタル信号プロセッサ)、ストレージデバイス、メモリ、及びネットワークインターフェース又は通信インターフェース等の追加コンポーネントをシステム400に含めることもできる。
当業者には理解されるように、本発明の方法の一実施の形態を実施するためのコンテンツ、たとえば、コンピュータプログラム命令は、メモリの一部として、又は、メモリに加えて、システム100によりアクセス可能なデータを記憶できる任意のマシン可読媒体が提供することができる。このマシン可読媒体には、カートリッジ、磁気カセット、フラッシュメモリカード、デジタルビデオディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)等が含まれるが、これらに限定されるものではない。この点において、システム100は、当該技術分野において既知の方法で、このようなマシン可読媒体と通信するように装備されている。
本発明の方法の一実施の形態を実施するためのコンテンツは、当該コンテンツを記憶し、当該コンテンツをシステム100へ通信することができる任意の外部デバイスからシステム100へ提供することができることが、当業者によってさらに理解されよう。たとえば、本発明の一実施の形態では、システム100をネットワークに接続でき、コンテンツをネットワークの任意のデバイスに記憶することができる。
本発明をいくつかの実施の形態に関して説明してきたが、本発明は、説明した実施の形態に限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲の精神内及び範囲内にある変更及び改変を伴って実施できることが当業者には認識されよう。したがって、この説明は、限定ではなく例示とみなされるべきである。

Claims (26)

  1. トーンを含む信号を有する一連のフレームを受信することと、
    少なくとも一の部分的トーンが存在する前記一連のフレームにおける最初のフレームを突き止めることと、
    少なくとも一の部分的トーンが存在する前記最初のフレームの信号エネルギーを、前記一連のフレームにおける後続のフレームの信号エネルギーと比較することと、
    前記最初のフレームの信号エネルギーと前記後続のフレームの信号エネルギーとの前記比較に基づいて、前記信号における前記トーンの開始時刻を求めることと
    を含む方法。
  2. 少なくとも一の部分的トーンが存在する前記一連のフレームにおける最後のフレームを突き止めることをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記最後のフレームの信号エネルギーを前記一連のフレームにおける先行するフレームの信号エネルギーと比較することをさらに含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記最後のフレームの信号エネルギーと前記先行するフレームの信号エネルギーとの前記比較に基づいて、前記信号における前記トーンの終了時刻を求めることをさらに含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記信号における前記トーンの前記求められた開始時刻及び前記求められた終了時刻に基づいて、前記トーンの継続期間を求めることをさらに含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記最初のフレームの信号エネルギーを、前記一連のフレームにおける後続のフレームの信号エネルギーと比較することは、該一連のフレームにおける後続のフレームの信号エネルギーに対する前記最初のフレームの信号エネルギーの比を求めることを含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記最初のフレームの信号エネルギーと前記後続のフレームの信号エネルギーとの前記比較に基づいて、前記信号における前記トーンの開始時刻を求めることは、前記一連のフレームにおける後続のフレームの信号エネルギーに対する前記最初のフレームの信号エネルギーの前記比にフレームレートを乗算して、前記最初のフレームにおける前記トーンの継続期間を求めることを含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記最初のフレームの信号エネルギーと前記後続のフレームの信号エネルギーとの前記比較に基づいて、前記信号における前記トーンの開始時刻を求めることは、前記一連のフレームにおける後続のフレームの信号エネルギーに対する前記最初のフレームの信号エネルギーの前記比を使用して、エネルギーの比を持続時間にマッピングする表参照を行うことを含む、請求項6に記載の方法。
  9. 一連のフレームで表される信号においてトーンの存在を検出して、前記一連のフレームにおける各フレームの信号エネルギーを求める、トーン検出素子と、
    少なくとも一の部分的トーンが存在する前記一連のフレームにおける最初のフレームの信号エネルギーを、完全トーンフレームの信号エネルギーと比較し、前記最初のフレームの信号エネルギーと前記完全トーンフレームの信号エネルギーとの前記比較に基づいて、前記信号における前記トーンの開始時刻を求める、前記トーン検出素子に接続されたトーン解析素子と
    を備える装置。
  10. 前記トーン検出素子に接続されて音声信号を符号化する音声符号化器をさらに備える、請求項9に記載の装置。
  11. 前記トーン解析素子に接続されてトーン信号を符号化するトーン符号化器をさらに備える、請求項9に記載の装置。
  12. 前記一連のフレームにおける、少なくとも一の部分的トーンが存在する前記最初のフレームの信号エネルギーを、完全トーンフレームの信号エネルギーと比較し、前記最初のフレームの信号エネルギーと前記完全トーンフレームの信号エネルギーとの前記比較に基づいて、前記信号における前記トーンの開始時刻を求める前記トーン解析素子は、前記一連のフレームにおける、少なくとも一の部分的トーンが存在する前記最初のフレームの信号エネルギーを、該一連のフレームにおける該最初のフレームの後続のフレームの信号エネルギーと比較し、前記最初のフレームの信号エネルギーと前記後続のフレームの信号エネルギーとの前記比較に基づいて、前記信号における前記トーンの開始時刻を求める前記トーン解析素子を含む、請求項9に記載の装置。
  13. 前記トーン解析素子は、さらに、少なくとも一の部分的トーンが存在する前記一連のフレームにおける最後のフレームの信号エネルギーを、完全トーンフレームの信号エネルギーと比較し、前記最後のフレームの信号エネルギーと前記完全トーンフレームの信号エネルギーとの前記比較に基づいて、前記信号における前記トーンの終了時刻を求める、請求項9に記載の装置。
  14. 前記トーン解析素子は、さらに、前記信号における前記トーンの前記求められた開始時刻及び前記求められた終了時刻に基づいて、前記トーンの継続期間を求める、請求項13に記載の装置。
  15. 少なくとも一の部分的トーンが存在する前記一連のフレームにおける前記最後のフレームの信号エネルギーを、完全トーンフレームの信号エネルギーと比較し、前記最後のフレームの信号エネルギーと前記完全トーンフレームの信号エネルギーとの前記比較に基づいて、前記信号における前記トーンの前記終了時刻を求める前記トーン解析素子は、少なくとも一の部分的トーンが存在する前記一連のフレームにおける前記最後のフレームの信号エネルギーを、該一連のフレームにおける該最後のフレームに先行するフレームの信号エネルギーと比較し、前記最後のフレームの信号エネルギーと前記先行するフレームの信号エネルギーとの前記比較に基づいて、前記信号における前記トーンの前記終了時刻を求める前記トーン解析素子を含む、請求項13に記載の装置。
  16. シンによってアクセスされると、
    トーン信号を有する一連のフレームを受信すること
    少なくとも一の部分的トーンを含む前記一連のフレームにおける最初のフレームを突き止めること
    少なくとも一の部分的トーンを含む前記最初のフレームの信号エネルギーを、完全トーンフレームの信号エネルギーと比較すること
    前記最初のフレームの信号エネルギーと前記完全トーンフレームの信号エネルギーとの前記比較に基づいて、前記信号における前記トーンの開始時刻を求めることと
    を含むオペレーションを前記マシンに実行させるコンテンツを含む、マシンアクセス可能媒体を備える製品。
  17. 前記マシンアクセス可能媒体は、前記一連のフレームにおける、少なくとも一の部分的トーンを含む最後のフレームを突き止めることを含むオペレーションを前記マシンに実行させるコンテンツをさらに含む、請求項16に記載の製品。
  18. 前記マシンアクセス可能媒体は、前記最後のフレームの信号エネルギーを完全トーンフレームの信号エネルギーと比較することを含むオペレーションを前記マシンに実行させるコンテンツをさらに含む、請求項17に記載の製品。
  19. 前記マシンアクセス可能媒体は、前記最後のフレームの信号エネルギーと前記完全トーンフレームの信号エネルギーとの前記比較に基づいて、前記信号における前記トーンの終了時刻を求めることを含むオペレーションを前記マシンに実行させるコンテンツをさらに含む、請求項18に記載の製品。
  20. 前記マシンによってアクセスされると、前記最後のフレームの信号エネルギーを完全トーンフレームの信号エネルギーと比較すること、及び、前記最後のフレームの信号エネルギーと前記完全トーンフレームの信号エネルギーとの前記比較に基づいて、前記信号における前記トーンの終了時刻を求めることを含むオペレーションを前記マシンに実行させるコンテンツを含む前記マシンアクセス可能媒体は、前記マシンによってアクセスされると、前記最後のフレームの信号エネルギーを、前記一連のフレームにおける該最後のフレームに先行するフレームの信号エネルギーと比較すること、及び、前記最後のフレームの信号エネルギーと前記先行するフレームの信号エネルギーとの前記比較に基づいて、前記信号における前記トーンの終了時刻を求めることを含むオペレーションを前記マシンに実行させるコンテンツを含む前記マシンアクセス可能媒体を含む、請求項19に記載の製品。
  21. 前記マシンアクセス可能媒体は、前記信号における前記トーンの前記求められた開始時刻及び前記求められた終了時刻に基づいて、前記トーンの継続期間を求めることを含むオペレーションを前記マシンに実行させるコンテンツをさらに含む、請求項19に記載の製品。
  22. 前記マシンによってアクセスされると、少なくとも一の部分的トーンを含む前記最初のフレームの信号エネルギーを完全トーンフレームの信号エネルギーと比較すること、及び、前記最初のフレームの信号エネルギーと前記完全トーンフレームの信号エネルギーとの前記比較に基づいて、前記信号における前記トーンの開始時刻を求めることを含むオペレーションを前記マシンに実行させるコンテンツを含む前記マシンアクセス可能媒体は、前記マシンによってアクセスされると、少なくとも一の部分的トーンを含む前記最初のフレームの信号エネルギーを、前記一連のフレームにおける該最初のフレームの後続のフレームの信号エネルギーと比較すること、及び、前記最初のフレームの信号エネルギーと前記後続のフレームの信号エネルギーとの前記比較に基づいて、前記信号における前記トーンの開始時刻を求めることを含むオペレーションを前記マシンに実行させるコンテンツを含む前記マシンアクセス可能媒体を含む、請求項16に記載の製品。
  23. トーンを含む信号を送信する送信機と、
    該送信機に接続されて前記信号を受信するトーン検出器
    を含むシステムであって、
    前記信号は一連のフレームで表され、
    前記トーン検出器は、前記信号において前記トーンの存在を検出して、前記一連のフレームにおける各フレームの信号エネルギーを求める、トーン検出素子と、該トーン検出素子に接続されて、少なくとも一の部分的トーンが存在する前記一連のフレームにおける最初のフレームの信号エネルギーを、前記一連のフレームにおける後続のフレームの信号エネルギーと比較し、前記最初のフレームの信号エネルギーと前記後続のフレームの信号エネルギーとの前記比較に基づいて、前記信号における前記トーンの開始時刻を求める、トーン解析素子とを含むシステム。
  24. 前記トーン検出器に接続されて、受信機への送信前に前記信号を符号化する、トーン符号化器をさらに備える、請求項23に記載のシステム。
  25. 前記トーン検出器に接続されて、受信された音声信号を符号化する、音声符号化器をさらに備える、請求項23に記載のシステム。
  26. 前記トーン解析素子は、さらに、少なくとも一の部分的トーンが存在する前記一連のフレームにおける最後のフレームの信号エネルギーを、前記一連のフレームにおける先行するフレームの信号エネルギーと比較し、前記最後のフレームの信号エネルギーと前記先行するフレームの信号エネルギーとの前記比較に基づいて、前記信号における前記トーンの終了時刻を求める、請求項23に記載のシステム。
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