JP4205421B2 - ガスタービンにおける弦ヒンジシールのための補助シール - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、タービンノズルとタービンノズル支持リングとの間の弦ヒンジシールを補助するための、ガスタービンにおけるシールに関し、具体的には、弦ヒンジシールを通過する漏れ損失を実質的に最少化又は排除するための補助シールに関する。
【0002】
【従来の技術】
ガスタービンにおいては、高温の燃焼ガスが、燃焼器から第1段ノズル及びバケットを通り、そして後続のタービン段のノズル及びバケットを通って流れる。第1段ノズルは、一般的にその各々がセグメント毎に1つ又はそれ以上のノズルステータ羽根を含む鋳造ノズルセグメントの環状配列又は組立体を含む。各第1段ノズルセグメントはまた、互いに半径方向に間隔をおいて配置された内バンド部分及び外バンド部分を含む。ノズルセグメントの組立に際して、ステータ羽根は、互いに円周方向に間隔をおいて配置されて、環状の内バンドと外バンドとの間でステータ羽根の環状配列を形成する。第1段ノズルの外バンドに結合されたノズル保持リングは、タービンのガス流路内で第1段ノズルを支持する。好ましくは水平中心線において分割された環状のノズル支持リングには、内バンドが係合し、該ノズル支持リングは軸方向運動に抗して第1段ノズルを支持する。
【0003】
例示的な構成においては、セグメント毎に2つのステータ羽根を備える18個の鋳造セグメントが設けられている。セグメントの環状配列は、隣り合う円周方向端縁に沿って、側面シールにより互いにシールされる。側面シールは、内バンドの半径方向内側の高圧領域、すなわち高圧圧縮機の吐出空気と、これよりも低圧のガス流路内の高温燃焼ガスとの間をシールする。
【0004】
弦ヒンジシールは、第1段ノズルの内バンドとノズル支持リングの軸方向に向いた面との間をシールするために使用される。各弦ヒンジシールは、各ノズルセグメントの内バンド部分の弦方向線に沿って直線的に延びる軸方向突出部を含む。具体的には、弦ヒンジシールは各セグメントの内側レールに沿って延び、この内側レールは内バンド部分から半径方向内向きに延びる。弦ヒンジシールの突出部は、ノズル支持リングの軸方向に対向して面するシール面とシール係合している。
【0005】
第1段ノズルの作動及び/又は修理時に、歪みにより弦ヒンジシールとノズル支持リングのシール面との間にギャップが生じる場合があることが判明した。これらのギャップは、環状の内バンドの半径方向内側の高圧領域から高温ガス流路内へ、弦ヒンジシールを通過する漏れを発生させる。言い換えると、弦ヒンジシールの突出部がノズル支持リングのシール面との接触を失うので、弦ヒンジシールは漏れ流を防ぐのに不十分である。
【特許文献1】
米国特許第6162014号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従って、弦ヒンジシールを通過する漏れ流を最少化又は排除するために、第1段ノズルとノズル支持リングとの境界面における補助シールに対する必要性が存在する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の好ましい実施形態によれば、弦ヒンジシールを通過する漏れを排除又は最少化し、かつそのまま容易に取り付けられる、第1段ノズルとノズル支持リングとの間の補助シールが提供される。本発明の好ましい実施形態においては、補助シールは、各ノズルセグメントの内側レールの半径方向内縁部に取り付けられた金属織布内に包まれた少なくとも1枚の、好ましくは2枚の金属薄板シムを含む。この補助シールは、弦ヒンジシールの半径方向内側の位置においてノズル支持リングの第1の面に対して係合するように、内側レールから延びる。タービン高圧領域内にある高圧圧縮機からの吐出空気は、ノズル支持リングの環状面に対してクロスシールを押し付ける。
【0008】
具体的には、クロスシール及びシムは、支持ブラケットの背面に沿って固定される。支持ブラケットとクロスシール及びシムとの半径方向外端縁は、内側レールの内縁部に沿って形成された溝内に固定される。シールは、円周方向に弓状に延び、それぞれ90°又は180°の2つ又は4つの円周方向セグメントとして形成される。ノズルセグメントの数は円周方向の補助シールの数よりも多いから、補助シールセグメントは複数のノズルセグメントに、特にノズルセグメント間の接合部において重なり、それによってセグメント間の漏れを低減する。別の構成においては、セグメント間にあるセグメント間ギャップは、補助シールがオーバラップした接合部とに軸方向に重ね合わされることができる。
【0009】
クロス及びシムは、半径方向内向きに突出し、ノズル支持リングに向かって軸方向に曲がり、再び半径方向内向き方向に曲がって、シールの内端部上に末端脚部を形成するような形状にされる。各シムの脚部にはそれらの末端縁からスリットが入れられて、複数のフィンガを形成する。1つのシムの各フィンガは、他方のシムの各フィンガのスリット上に重なる。すなわち、各シムのスリットが対向するシムのフィンガによって効果的にシールされるように、各シムのスリットは、互いに円周方向に千鳥状に配置される。これらのスリットはまた、補助シールのシール面に可撓性を与える。
【0010】
本発明による好ましい実施形態においては、ほぼ軸方向に向いた第1の面を有するタービンノズル支持リングと、少なくとも1つのステータ羽根を有し、かつ第1の面と軸方向に対向する第2の面を有する内バンドを含むタービンノズルセグメントと、その両側の高圧及び低圧領域間をシールするために第1の面に対してシール係合するように、内バンドから垂下して該内バンドから半径方向内向きに延びるシールとを含み、該シールが、少なくとも第1のプレートと、金属織布の被覆層と、該金属織布によって覆われかつ第1の面に係合する末端縁部とを有するシール本体を含み、支持ブラケットが、内バンドに固定されかつシールの1つの側面に沿って延びて、シール本体を該シール本体の低圧側で支持し、該シール本体の縁部が、可撓性でありかつ第1の面に対してシール係合するように予荷重が加えられていることを特徴とするタービンが、提供される。
【0011】
本発明による別の好ましい実施形態においては、ほぼ軸方向に向いた第1の面を有するタービンノズル支持リングと、各々が少なくとも1つのステータ羽根を有し、かつ第1の面と軸方向に対向する第2の面を有する内バンドを含む複数のタービンノズルセグメントと、その両側の高圧及び低圧領域間をシールするために第1の面に対してシール係合するように、各内バンドから垂下して該各内バンドから半径方向内向きに延びる、複数のシールセグメントで構成されたシールとを含み、該各シールセグメントが、少なくとも第1のプレートと、金属織布の被覆層と、該金属織布によって覆われかつ第1の面に係合する末端縁部とを有するシール本体を含み、複数の支持ブラケットが、内バンドに固定されかつ各シールセグメントの1つの側面に沿って延びて、各シール本体を該シール本体の低圧側で支持し、該各シール本体の縁部が、可撓性でありかつ第1の面に対してシール係合するように予荷重が加えられていることを特徴とするタービンが、提供される。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に図1を参照すると、ここには全体を符号10で表したガスタービンのタービンセクションの代表的な例が示されている。タービン10は、図示しないが環状配列の燃焼器からの高温燃焼ガスを、該高温ガスを環状の高温ガス通路14に沿って流すための移行部材12を通して受ける。タービン段は高温ガス通路14に沿って配置されている。各段は、タービンロータ上に取り付けられ該タービンロータの一部を形成する複数の円周方向に間隔をおいて配置されたバケットと、ノズルの環状配列を形成する複数の円周方向に間隔をおいて配置されたステータ羽根とを含む。例えば、第1段は、第1段ロータホイール18上に取り付けられた複数の円周方向に間隔をおいて配置されたバケット16と、複数の円周方向に間隔をおいて配置されたステータ羽根20とを含む。同様に、第2段は、ロータホイール24上に取り付けられた複数のバケット22と、複数の円周方向に間隔をおいて配置されたステータ羽根26とを含む。更に追加の段を設けることが可能であって、例えば、第3段ロータホイール30上に取り付けられた複数の円周方向に間隔をおいて配置されたバケット28と、複数の円周方向に間隔をおいて配置されたステータ羽根32とを含む第3段を設けることができる。ステータ羽根20、26、32は、タービンケーシング上に取り付けられかつそれに固定され、他方、バケット16、22、28とホイール18、24、30とは、タービンロータの一部を形成することが分かるであろう。ロータホイール間にはスペーサ34、36が設けられ、これらもまたタービンロータの一部を形成する。圧縮機吐出空気は、第1段の半径方向内側に位置する領域37内に在って、領域37内に在るこの空気は、高温ガス通路14に沿って流れる高温ガスの圧力よりも高圧であることが分かるであろう。
【0013】
タービンの第1段を参照すると、第1段ノズルを形成するステータ羽根20は、それぞれタービンケーシングにより支持された内バンド38と外バンド40との間に配置される。上に述べたように、第1段ノズルは、複数のノズルセグメント41で形成され(図3)、各ノズルセグメントには、内バンド部分と外バンド部分との間を延び、かつセグメントの環状配列内に配置された1つ、好ましくは2つのステータ羽根が取り付けられる。タービンケーシングに接合されるノズル保持リング42は、外バンドに結合されて、第1段ノズルを固定する。第1段ノズルの内バンド38の半径方向内側に在るノズル支持リング44は、内バンド38と係合する。具体的には、内バンド38とノズル支持リング44との境界面は、内側レール52(図2)を含む。内側レール52は、弦状になった直線的に延びる軸方向突出部48を含み、これらは以下の記述においては全体的かつ集合的に弦ヒンジシール46と呼ぶ。突出部48は、各ノズルセグメント、特に内バンド38の一体部分を形成する内側レール52の軸方向に向いた面50に沿って延びる。突出部48は、ノズル支持リング44の第1の環状面54と係合する。高圧圧縮機の吐出空気は、領域37内に在り、高温ガス通路14内を流れるより低圧の高温ガスは、シール48の反対側に在ることが分かるであろう。従って弦ヒンジシール46は、高圧領域37から高温ガス通路14の低圧領域内への漏れをシールすることを目的とする。
【0014】
しかしながら前述したように、タービンの作動時に、ノズル構成部材とノズル支持リングとは、突出部48とノズル支持リング44の環状面54との間に漏れギャップを形成し、それによって高圧領域から低圧領域へ漏れ流が生じがちになる。高温ガス通路14内への漏れ流を最少化又は防止するために、本発明の好ましい実施形態においては、第1段ノズルとノズル支持リング44との間をシールするための補助シールが設けられる。全体を符号70で表した補助シール(図5)は、円周方向に延びるクロスシール71を含み、該クロスシール71は、好ましくは金属織布で包まれ、第1段ノズルに固定された、弓状に延びる金属薄板シムによって形成される。具体的には、補助シール70は、金属織布76によって両面を覆われた1つの、好ましくは一対の金属薄板又はシム72、74を含む。シール70はまた、該シールの一つの面に沿って延び、シールに対して剛体支持を与える構造支持ブラケット80を含む。金属織布及びシムは、その境界面に沿って、例えば熔接によりブラケット80に対して一体的に固定される。
【0015】
図8に示すように、ノズルセグメントにより補助シール70を支持するために、ほぼL字形の溝82が、各内側レール52の内縁部に沿って形成される。ブラケット80の半径方向外端部は、軸方向に延びるフランジ84を含む。図5に示すように、クロスシール71及びブラケット80の外端部は、溝82内に延びて、例えば熔接によって該溝82内に固定される。従って、シール70は、ノズル支持リング44の第1のシール面54から軸方向に間隔をおいた位置において、内側レール52から半径方向内向きに突出する。
【0016】
図5及び図7に示すように、ブラケット80はまた、その半径方向内端部においてシール面54に向かって突出し、該シール面54の直前で終端するフランジ86を含む。クロスシール71がフランジ86の表面の周りを包んでシール面54に向けて延び、次いで半径方向内向き方向に曲げられ又は折り返されてシール脚部又は末端縁部88を形成する。シール脚部88は、シール面54に接する金属織布によってシール面54と係合して補助シールの働きをする。シール面54に対する脚部88のシール係合を維持するために、シム72、74には予荷重が加えられることも理解されるであろう。
【0017】
図7に最も良く示されているように、シム72、74の脚部88には、シール70に沿って円周方向に間隔をおいた位置においてスリットが入れられる。例えば、シム72の脚部88には、該脚部88に沿って円周方向に間隔をおいた位置にスリット90が形成される。同様に、シム74の脚部には、これに沿って円周方向に間隔をおいた位置にスリット92が形成される。シム72のスリット90によって形成されたフィンガ94がシム74のスリット92に重なるように、スリット90及び92は、円周方向において互いに千鳥状に配置される。シム74のフィンガ96は、シム72のスリット90の下に位置する。従って、フィンガ94、96は、スリット間の良好なシールを行いながら、補助シールの脚部に可撓性を与える。
【0018】
図9を参照すると、ここには例えばシム72のようなシムを覆っている好ましい金属織布76の一部分が示されている。この金属織布被覆層は、オランダ綾織の形態になっている。L605又はHaynes188材料で形成され比較的密に織られたクロスを使用することにより、効果的なシールと耐磨耗面とが得られる。
【0019】
補助シール70は、それぞれ円周方向に90°又は180°の広がりを有する2つ又は4つのセグメント72(図6)で形成されるのが好ましい。その結果、補助シールセグメント72は、ノズルセグメント41間の接合部に重なり、弦ヒンジシールを通過する漏れを減少させると同時にノズルセグメント間の漏れを減少させる。別の構成では、補助シール70は、各ノズルセグメントの円周方向長さに対応した円周方向長さを持つセグメントで形成することができる。その場合には、次に、補助シールセグメントと隣接するシールセグメントの隣り合う端部同士とが、重ね合わされ、効果的なセグメント間シールを形成することができる。
【0020】
本発明を、現在最も実用的で好ましいと考えられる実施形態に関連させて説明してきたが、本発明は、開示した実施形態に限定されるものではなく、また、特許請求の範囲に記載された符号は、理解容易のためであってなんら発明の技術的範囲を実施例に限縮するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ガスタービンの一部分の概略破断側面図。
【図2】 従来の弦シールヒンジを示す拡大破断断面図。
【図3】 ノズルセグメントの内側レールに沿った従来の弦ヒンジシールの一部分を示す破断斜視図。
【図4】 ガスタービンのノズル支持リングとシール係合した従来の弦ヒンジシールを一部断面で示す破断斜視図。
【図5】 本発明の好ましい実施形態による補助シールを示す拡大破断断面図。
【図6】 図5の補助シールの斜視図。
【図7】 補助シールの脚部又はフィンガ内のスリットを示す、シールの拡大破断斜視図。
【図8】 補助シールを受けるための、内側レールに沿ったスロットを示す破断斜視図。
【図9】 本発明による補助シールのためのメタルクロス織りの斜視図。
【符号の説明】
37 高圧領域
38 内バンド
44 ノズル支持リング
46 弦ヒンジシール
48 軸方向突出部
50 内側レールの第2のシール面
52 内側レール
54 ノズル支持リングの第1のシール面
Claims (10)
- ほぼ軸方向に向いた第1の面(54)を有するタービンノズル支持リング(44)と、
少なくとも1つのステータ羽根(20)を有し、かつ前記第1の面と軸方向に対向する第2の面(50)を有する内バンド(38)を含むタービンノズルセグメント(41)であって、前記内バンド(38)に沿って形成された溝(82)を有しているタービンノズルセグメント(41)と、
前記内バンド(38)から垂下して該内バンドから半径方向内向きに延びて前記第1の面(54)と接触するシール(70)であって、該シールの両側の高圧領域(37)と低圧領域(14)の間をシールするシール(70)と、
を含むタービンであって、
前記シール(70)が、少なくとも第1のプレート(72)と、金属織布(76)の被覆層と、該金属織布で覆われて前記第1の面に係合する末端縁部(88)とを有するシール本体(71)を含んでおり、
支持ブラケット(80)が前記溝(82)に固定され、かつ前記シールの片面に沿って延びて前記シール本体(71)を該シール本体の低圧側で支持しているとともに、半径方向内端において前記第1の面(84)に向かって突出したフランジ(86)を有しており、
該シール本体(71)の前記末端縁部が前記フランジ(86)の半径方向内側に延びているとともに、可撓性であって前記第1の面に対してシール係合するように予荷重が加えられていることを特徴とするタービン。 - 前記シール本体が第2のプレート(74)を含んでいて、前記金属織布が前記第1のプレート(72)及び第2のプレート(74)の片面に沿って被覆層として延びており、前記金属織布が設けられていない第1のプレート(72)及び第2のプレート(74)の背面同士が接していることを特徴とする、請求項1に記載のタービン。
- 前記シール(70)が該タービンの軸線の周りで弓状に延び、前記各プレートが、該各プレートの端縁から前記末端縁部に沿って延びて前記シールに可撓性を与えるスリット(90、92)を有することを特徴とする、請求項2に記載のタービン。
- 前記内バンドが内側レール(52)を含み、該内側レールが前記第1の面(54)に対してシール係合し該第1の面との間で第2のシールを形成するように、該内側レールから軸方向に延びる突出部(48)を有することを特徴とする、請求項1に記載のタービン。
- 前記突出部(48)が、前記内側レールに沿って直線的に延びていることを特徴とする、請求項4に記載のタービン。
- 前記タービンノズルセグメント(41)が、各々少なくとも1つのステータ羽根(20)を有し、かつ前記第1の面と軸方向に対向する第2の面(50)を有する内バンド(38)を含む複数のタービンノズルセグメント(41)のうちの一つであって、各タービンノズルセグメントがその内バンド(38)に沿って形成された溝(82)を有しており、
前記シールが、前記内バンド(38)から垂下して該内バンドから半径方向内向きに延びて前記第1の面(54)と接触する複数のシールセグメント(41)のうちの一つであり、該シールセグメントがその両側の高圧領域(37)と低圧領域(14)の間をシールしており、
各シールセグメント(41)が、少なくとも第1のプレート(72)と、金属織布(76)の被覆層と、該金属織布で覆われて前記第1の面に係合する末端縁部(88)とを有するシール本体(71)を含んでおり、
前記支持ブラケット(80)が、前記溝の一つに固定され、かつ対応するシールセグメントの片面に沿って延びて該シール本体を該シール本体の低圧側で支持しているとともに、半径方向内端において前記第1の面(84)に向かって突出したフランジ(86)を有する複数の支持ブラケットのうちの一つであり、該各シール本体の前記末端縁部が、可撓性でありかつ前記第1の面に対してシール係合するように予荷重が加えられていることを特徴とする、請求項1記載のタービン。 - 前記各シール本体が第2のプレート(74)を含んでいて、各シール本体において、前記金属織布が前記第1のプレート(72)及び第2のプレート(74)の片面に沿って被覆層として延びており、前記金属織布が設けられていない第1のプレート(72)及び第2のプレート(74)の背面同士が接していることを特徴とする、請求項6に記載のタービン。
- 前記シールセグメントの各々が弓形であり、かつ各ノズルセグメントの円周方向長さを超える円周方向長さを有し、前記各シールセグメントが、隣り合うノズルセグメント間の接合部を跨いでいることを特徴とする、請求項6に記載のタービン。
- 前記各シール本体が第2のプレート(74)を含んでいて、各シール本体において、前記金属織布が前記第1のプレート(72)及び第2のプレート(74)の片面に沿って被覆層として延びており、前記金属織布が設けられていない第1のプレート(72)及び第2のプレート(74)の背面同士が接しており、前記各シールが該タービンの軸線の周りで弓状に延び、前記各プレートが、該プレートの端縁から前記末端縁部に沿って延び、前記シールに可撓性を与えるスリット(90、92)を有することを特徴とする、請求項6に記載のタービン。
- 各ノズルセグメントのための前記内バンドが内側レール(52)を含み、該内側レールが前記第1の面に対してシール係合し該第1の面との間で第2のシールを形成するように、該内側レールから軸方向に延びる突出部(48)を有することを特徴とする、請求項6に記載のタービン。
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