JP4204903B2 - ベローズポンプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は流体が収納される流体収納バッグに連結することにより、流体供給に際して一定量の流体を供給するベローズポンプ及びこれを用いた流体の定量供給システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、流体の定量供給システムとして、ベローズポンプを使用するものが考えられている。本発明者は、このような流体の定量供給システムに使用するポンプとして、特許文献1に記載のベローズポンプを発明した。このベローズポンプはベローズの上端及び下端の少なくとも一方を動かして伸縮させるものであり、これによりベローズポンプ内の圧力を変化させて逆止弁を作動させる。逆止弁の弁体は上流側と下流側の圧力が略同等である状態又は下流側から圧力がかかっている状態で、弁基台の下流側表面に密着して流体流通孔を塞いで閉状態とし、このような状態で流体は上流方向に流れることはなく確実に流体の逆流を防ぐ。そして、上流側から流体に圧力が加わったときだけ、弁体は下流側に向け押され、弁体と弁基台との間に隙間ができて流体流通孔を開状態とし、流体は弁基台の流体流通孔から、弁体の流通用の孔部を経て下流側に流出する。これにより、流体の逆流を防ぎつつ、吐出する流体の種類、粘度等に最適な吐出量、吐出速度で流体を一方向に圧送することができるものである。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−180969号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このベローズポンプの弁体は、シリコンゴムなどの弾性体からなり、使用する流体が高温の場合には、長時間の使用によって弁体が熱膨張してしまうことから、弁基台と弁体の間に隙間が生じてしまい、逆止弁としての機能を果たさなくなることがあるという問題があった。
このような問題に加えて、ピザ等の表面に塗布するホットソースなど、微細な粒状物が混入された粘性のある高温流体をベローズポンプから排出させようとすると、混入させた粒状物が弁基台と弁体との間に詰まってしまうことがわかった。このように弁基台と弁体との間に粒状物が詰まってしまうと、逆止弁としての機能も果たさなくなるだけでなく、流体を一定量吐出することができなくなる。
【0005】
本発明は、以上の問題点を鑑みなされたものであり、流体の逆流がなく、粒状物が混入された粘性のある高温流体であっても正確に一定量吐出させることができるベローズポンプ及びこれを用いた流体の定量供給システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明は、蛇腹状に形成されたベローズと、このベローズの両端部にそれぞれ着脱自在に取付けたノズルと、上記ベローズの両端部の流体流入口及び流体排出口に配置された2つの逆止弁とを有するベローズポンプであって、上記各逆止弁は、下流側が凹状に形成されると共に貫通形成された複数の流体流通孔を有する弁基台と、薄板弾性体からなると共に中央部に流体流通用の孔部が形成され上記弁基台の下流側表面に配置される弁体と、該弁体が上記弁基台の下流側表面に張着するように押付け力を付勢する押付子とからなり、上記弁体は上記押付子の押付け力によって上記弁基台の下流側表面に張着すると共に、上記ベローズの伸縮動作によって一方の弁体を弁基台に圧着させ、他方の弁体を弁基台から引き離し自在としたことを特徴として構成されている。
【0007】
また本発明は、上記各逆止弁はその周縁部を上記ベローズの端部に保持され、上流側の逆止弁は凹状面がベローズと対向するように配置されると共に、下流側の逆止弁は凹状面が出口側のノズルと対向するように配置されることを特徴として構成されている。
【0008】
また本発明は、上記押付子は、上記ベローズの両端部の流体流入口又は流体排出口の周縁部に保持される支持部と、該支持部の内周側に形成され上記弁体を上記弁基台の下流側表面に押付ける押付部とからなることを特徴として構成されている。
【0009】
また本発明は、上記押付子は支持部が円環状に形成されると共に、押付部が支持部の内周側全周に突起状に形成されることを特徴として構成されている。
【0010】
また本発明は、上記各逆止弁を構成する弁基台と弁体、及びこの弁体を弁基台に圧着する押付子のそれぞれの周縁部を上記ベローズとノズルとで挟み付けて保持することを特徴として構成されている。
【0011】
また本発明は、上記ベローズの両端部に設けられる各ノズルはベローズ側に筒部を有し、該筒部を上記ベローズの端部に被着させることによってノズルを上記ベローズに固定することを特徴として構成されている。
【0012】
また本発明は、上記弁体はシリコンゴム等の弾性体の薄膜体にて円形平板に形成されると共にその中央部に円形状の孔部が形成され、上記弁基台に開設される複数の流体流通孔は弁基台の軸線に沿って平行となり、かつ、上記弁体の中央部に形成された孔部を囲むようにして円形に等間隔で設けられていることを特徴として構成されている。
【0013】
また本発明は、上記ベローズの伸縮動作により、伸動作によって下流側の逆止弁の弁体を弁基台に圧着すると共に上流側の逆止弁の弁体を弁基台から引き離して、上流側の逆止弁を介してベローズ内に流体を定量注入し、縮動作によって上流側の逆止弁の弁体を弁基台に圧着すると共に下流側の逆止弁の弁体を弁基台から引き離して、下流側の逆止弁からベローズ内の流体を定量排出することを特徴として構成されている。
【0014】
また本発明は、流体が収納される流体収納バッグ及び該流体収納バッグに連結されるベローズポンプからなり、このベローズポンプを作動させることにより、一定量の流体を供給する流体の定量供給システムであって、上記ベローズポンプは、蛇腹状に形成されたベローズと、このベローズの両端部にそれぞれ着脱自在に取付けたノズルと、上記ベローズの両端部の流体流入口及び流体排出口に配置された2つの逆止弁とを有し、上記各逆止弁は、下流側が凹状に形成されると共に貫通形成された複数の流体流通孔を有する弁基台と、薄板弾性体からなると共に中央部に流体流通用の孔部が形成され上記弁基台の下流側表面に配置される弁体と、該弁体が上記弁基台の下流側表面に張着するように押付け力を付勢する押付子とからなり、上記弁体は上記押付子の押付け力によって上記弁基台の下流側表面に張着し、上記ベローズの一端又は両端を伸縮させることにより、伸動作によって下流側の逆止弁の弁体を弁基台に圧着すると共に上流側の逆止弁の弁体を弁基台から引き離して、流体収納バッグから上流側の逆止弁を介してベローズ内に流体を定量注入し、縮動作によって上流側の逆止弁の弁体を弁基台に圧着すると共に下流側の逆止弁の弁体を弁基台から引き離して、下流側の逆止弁からベローズ内の流体を定量排出することを特徴として構成されている。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。まず第一の実施形態について説明する。図1は本発明の第一の実施形態における流体の定量供給システムを示す断面図、図2は本発明の第一の実施形態におけるベローズポンプの断面図、図3は本発明の第一の実施形態における逆止弁を示す図、図4は本発明の第一の実施形態における弁体の断面図、図5は本発明の第一の実施形態における押付子を示す図、図6は本発明の第一の実施形態における逆止弁の弁体が開いた状態の断面図、図7は本発明の第一の実施形態におけるベローズポンプの組立工程を示す図である。なお、図3において(a)は逆止弁の背面図、(b)は(a)のA−A断面図であり、また図5において(a)は押付子の正面図、(b)は(a)のB−B断面図である。
【0016】
本実施形態における流体の定量供給システムにおいて、液体供給ユニット1は図1に示すように、ボックス11内に可撓性フィルム製のバッグ12を配置し、流体が封入された流体収納バッグ2と、この流体収納バッグ2にホース13を介して連結されるベローズポンプ3からなる。本実施形態においてこの液体供給ユニット1によって供給する流体は、香辛料などの粒状物が混入された高温で粘性のあるホットソースであったり、一般的なコーヒーシロップ等とする。
【0017】
本発明に係るベローズポンプ3は、図1、図2に示すように、ベローズ20と、このベローズ20の両端部にそれぞれ着脱自在に取付けたノズル30u、30dと、このベローズ20の上流側である流体流入口23u並びに下流側である流体排出口23dに配置された2つの逆止弁40u、40dから構成される。なお、本実施形態においては、逆止弁40u、40dの上流側及び下流側にそれぞれパッキン24、24を介在させて、液体の漏れを防止している。
なお本実施形態においては図1に示すように、流体収納バッグ2とベローズポンプ3の上流側をホース13によって連結しているが、ホース13を介さずに流体収納バッグ2にベローズポンプ3を直結するような構成としてもよい。また、ベローズポンプ3の下流側にはホース14を取付けているが、ベローズポンプ3から直接流体を吐出させる構成としてもよく、あるいは必要に応じて散布器、噴霧器、流体注入ガンなどを取付けてもよい。
【0018】
上記したベローズ20は、ポリエチレン、ポリプロピレン等の軟質合成樹脂をブロー成型して形成した蛇腹部材であり、長手方向に伸縮自在な蛇腹部21と、この蛇腹部21の両端に形成された筒状の取付端部22、22からなる。この取付端部22、22の端面には開口状の流体流入口23u、流体排出口23dが形成されており、ここに逆止弁40u、40dが配置され、ベローズ20内に流体を流入、あるいはベローズ20内の流体を排出させる。このベローズ20は蛇腹部21を伸縮させることにより内部容積が変化する。なお、本実施形態においてこのベローズ20は上下対称形状であり、どちらを上流側、あるいは下流側にしてもよい。
【0019】
また、このベローズ20の取付端部22、22には、該取付端部22、22を被覆するようにしてノズル30u、30dがそれぞれ取付けられる。本実施形態においてはノズル30u、30dは同一形状であるので、以下ノズル30uについて説明する。ノズル30uはプラスティック樹脂などの樹脂材を射出成型して形成したものであり、その外側、すなわち流体流入側の中央端部にホース13の接続に利用されるノズル口31を有し、ここから流体が流入する。
また内側、すなわちベローズ20側には取付端部22に被着してノズル30uをベローズ20に固定するための筒部32を有する。この筒部32はまた、取付端部22の流体流入口23uに逆止弁40uの周縁部を押付けて保持する役割も果たす。この筒部32の内周面と取付端部22の外周面は、互いに嵌合するような凹凸形状に形成され、これによりノズル30uはベローズ20に着脱自在に固定される。
なおここでは、ベローズ20の取付端部22の外周面にノズル30uを被覆する形態としたが、これとは逆に、ノズル30uの外周面にベローズ20の取付端部22を被覆させるようにしてもよい。ただし、この場合は逆止弁40uを取付端部22の内側に配置するような構成とする必要がある。
【0020】
次に、このベローズ20の流体流入口23u並びに流体排出口23dに配置される2つの逆止弁40u、40dについて説明する。本実施形態ではこの2つの逆止弁40u、40dは流体収納バッグ2側(上流側)から下方(下流側)に向かってのみ流体の移動を許容する。本実施形態では上流側の逆止弁40u及び下流側の逆止弁40dの構造は同一であるので、上流側の逆止弁40uについて説明すると、逆止弁40uは図3に示すように、弁基台41と、この弁基台41の下流側表面41bに張着する薄板弾性体から形成された弁体44と、この弁体44の下流側に位置し、弁体44が弁基台41の下流側表面41bに張着するように押付け力を付勢する押付子47からなる。
【0021】
本実施形態おいて弁基台41は、プラスティック樹脂などの樹脂材を射出成型して形成したものであり、図3に示すように円形状であり、下流側表面41bが上流側に向けて凹状の曲面に形成されると共に、上流側表面41aが凸状の曲面に形成されている。また、周縁部には弁体44取付け用の取付フランジ部42が形成されている。この取付フランジ部42は、その上面が上流側表面41aに対して一段階下がった平面状となっており、ここに上流側のパッキン24が配置される。
さらに弁基台41には、上流側表面41aから下流側表面41bに至る複数の流体流通孔43、43が貫通形成されている。本実施形態においては、流体流通孔43、43は、弁基台41の軸線に沿い、それぞれ平行で円形状となるように等間隔で8個所開設されている。
なおここでは、弁基台41の下流側表面41bを曲面状としたが、本発明は特にこれに限られることなく、例えば台形状など他の形状でもよい。また上流側表面41aについても、特に曲面状に限られることなく、例えば平面状など他の形状でもよい。また、弁基台41に形成した流体貫通孔43、43についても、その数、形成する位置などは特に上記のものに限られるものではなく、自由に変更可能である。
【0022】
弁体44は、図3及び図4に示すように、その周縁部45が上流側を弁基台41の取付フランジ部42に、下流側を押付子47に挟まれるように保持される。本実施形態では、弁体44はシリコンゴム等の弾性体で形成され、図4に示すように、一定の厚さ寸法0.5mm程度の薄膜であり、中央に孔部46が形成された円形平板として形成されている。このような弁体44は、平板状の弾性体を所定形状に打ち抜き成型するだけでよく、他の加工を必要としないので容易に製造することができる。
【0023】
この弁体44の下流側に設けられる押付子47は、弁体44を弁基台41の下流側表面41bに張着させるためのものである。本実施形態においてこの押付子47は、プラスティック樹脂などの樹脂材を射出成型して形成されるもので、図5に示すように、流体流入口23uの周縁部に保持される円環状の支持部48と、この支持部48の内周側に形成され弁体44を弁基台41の下流側表面41bに押付ける押付部49からなる。本実施形態においてこの押付部49は、支持部48の内周側全周に突起状に形成されている。但し、押付部49の形状は特にこれに限られることなく、例えば図8に示すように、支持部48の内周側に押付部49が断続的に設けられるような形状とするなど、他の形状でもよい。なお、図8において(a)は押付子47の正面図、(b)は(a)のC−C断面図である。
この突起状の押付部49によって、図3に示すように弁体44を弁基台41の下流側表面41bに押付けることにより、弁体44を弁基台41の下流側表面41bに張着させている。
【0024】
このような構成からなる逆止弁40uは、通常状態では弁体44が弁基台41の下流側表面41bに張着して弁体44の孔部46を円形状に囲む流体流通孔43、43を閉状態としている。そして、この弁体44は上流側の方が圧力が高くなったときに、図6に示すように下流側に弾性変形して、流体流通孔43、43を開状態とする。さらに再び上流側と下流側の圧力が略同等となるか、あるいは下流側の方が圧力が高くなったときに、再び弁基台41の下流側表面41bに張着し、流体流通孔43、43を閉状態とする。これによって確実な弁の開閉を実現している。
【0025】
このように本発明における逆止弁40u、40dは、初期状態においては弁体44は押付子47の押付力によって弁基台41の下流側表面41bに張着しており、仮に高温流体の熱によって弁体44が熱膨張しても、本発明においては弁体44は上流側に膨張し、弁体44は弁基台41の下流側表面41bにより密着するようになる。従って弁体44が熱膨張しても、弁基台41と弁体44の間に隙間が生じるようなことがなく、弁基台41と弁体44との間に、流体に混入された粒状物が詰まるということもない。これにより、ホットソースなどの流体を供給する場合も、一定量を正確に吐出させることができると共に、流体の逆流を確実に防ぐことができる。
【0026】
以下、このようなベローズポンプ3の組立について説明する。ここでは上流側の組立について説明する。ベローズポンプ3の組立は図7に示すように、まず逆止弁40uを組立てる。具体的には、まず弁基台41上に弁体44を載置し、更にその上から押付子47を押付け、逆止弁40uを組立てる。なお、本実施形態においては弁基台41、弁体44及び押付子47は互いに係合するような機構を有していないので、この時点では逆止弁40uは仮組みをした状態となる。
【0027】
次に、ノズル30uの筒部32内に上流側のパッキン24を載置し、さらに仮組みした逆止弁40uをその上から載置する。そしてさらに下流側のパッキン24を逆止弁40u上に載置し、最後にノズル30uの筒部32に対してベローズ20の取付端部22を押込む。これにより筒部32の内周面と取付端部22の外周面が嵌合してノズル30uがベローズ20に固定される。またこのとき、逆止弁40uがベローズ20によって、パッキン24、24を介してノズル30u側に押込まれてそのまま保持される。これにより、弁基台41、弁体44、及び押付子47はその周縁部がベローズ20とノズル30uに挟まれて保持される。またこのとき、弁体44は押付子47によって、弁基台41の下流側表面41bに押付けられ張着する。
【0028】
以上、ベローズポンプ3の上流側の組立について説明した。下流側の組立の場合も同様である。なお、ここで説明したベローズポンプ3の組立工程は一例であり、各部材の組立順は特にこの順番に限られるものではない。例えば、ベローズ20の取付端部22側に、下流側のパッキン24、押付子47、弁体44、弁基台41、上流側のパッキン24を順に載置し、その上からノズル30uを被覆させるように取付けてもよい。
【0029】
次に、この液体供給ユニット1による流体の供給動作について説明する。本実施形態においてはまず準備として液体供給ユニット1を組立てる。具体的には図1に示すように、ホース13によってベローズポンプ3の上流側を流体収納バッグ2に連結すると共に、下流側に流体吐出用のホース14を取付ける。また、ベローズポンプ3の上流側は柱などの固定物に固定し、ベローズポンプ3の下流側には、手動でベローズ20を伸縮させるときに使用する作動把手を取付ける。
【0030】
流体を吐出させるにはまず、ベローズ20の下流側を手動で下方に引き延ばして、ベローズ20の内部容積を増加させる。これによりベローズ20内の圧力が低くなり、上流側の逆止弁40uにおいては上流側が下流側よりも圧力が高くなり、弁体44は弁基台41から引き離されて弁基台41の流体流通孔43、43が開状態となり、流体は流通可能となる。また下流側の逆止弁40dにおいては、上流側よりも下流側が圧力が高くなり、弁体44は弁基台41側に押圧され、弁基台41の流体流通孔43、43は閉状態のままであり、流体は流通不可能である。これにより、流体収納バッグ2から流体がベローズ20内に流入し、一時的にベローズ20内に蓄積される。
【0031】
ベローズ20内に流体が蓄積され、ベローズ20内の圧力が上がって外部との圧力差がなくなってくると、上流側においては逆止弁40uの弁体44が押付子47の押付力によって再び弁基台41の下流側表面41bに張着し、弁基台41の流体流通孔43、43が閉状態となり、流体は流通不可能となる。これにより、上流側の逆止弁40uにおいて流体収納バッグ2からの流体の供給が中断される。また下流側においては、この時点では上流側と下流側では逆止弁40dの弁体44が弾性変形するほどの圧力差が生じていないので、相変わらず弁体44は弁基台41の下流側表面41bに張着したままであり、流体流通孔43、43を閉状態としている。
【0032】
このようにベローズ20を引き延ばしてベローズ20内に流体を蓄積した後、ベローズ20の下流側を手動で上方に縮めてベローズ20の内部容積を減少させる。これにより、今度は逆にベローズ20内の圧力が高まり、上流側の逆止弁40uにおいては上流側よりも下流側の圧力が高くなり、弁体44は弁基台41側に押圧され、引き続き弁基台41の流体流通孔43、43を閉状態として、流体は流通不可能となったままである。また下流側の逆止弁40dにおいては、上流側が下流側よりも圧力が高くなり、弁体44は弁基台41から引き離されて弁基台41の流体流通孔43、43が開状態となり、流体は流通可能となる。これにより、下流側の逆止弁40dからベローズ20内に蓄積された流体が排出される。
【0033】
ベローズ20内の流体が排出され、ベローズ20内の圧力が下がって外部との圧力差がなくなってくると、上流側においては、この時点では上流側と下流側で逆止弁40uの弁体44が弾性変形するほどの圧力差が生じていないので、引き続き弁体44は弁基台41の下流側表面41bに張着したままである。また下流側においては、逆止弁40dの弁体44が押付子47の押付力によって再び弁基台41の下流側表面41bに張着し、弁基台41の流体流通孔43、43が閉状態となり、流体は流通不可能となる。これにより、ベローズ20内の流体の排出が中断される。
【0034】
この伸縮動作を1ストロークとし、このストロークにより一定量の流体を供給することが可能となる。なお、ここではベローズ20を手動で伸縮させることとしたが、ポンプ駆動機構などを用いることにより、ベローズ20が自動的に伸縮するようにしてもよい。また、ここではベローズ20の上流側を固定し、下流側を上下に動かして伸縮させることとしたが、逆に下流側を固定し、上流側を上下に動かして伸縮させる、あるいはどちらも固定せずに両端を動かして伸縮させるようにしてもよい。
また本実施形態においては、図1に示すように、ベローズポンプ3の上流側が上側に、下流側が下側となるように配置しているが、ベローズポンプ3は圧力差によって流体を流通させることから、図9に示すように、ベローズポンプ3の上流側が下側に、下流側が上側となるように配置しても使用可能である。
【0035】
以上、本発明の第一の実施形態について説明したが、本発明に係る逆止弁は上記の構成に限られることなく、他の構成とすることも可能である。以下逆止弁の第二の実施形態について説明する。図10は本発明の第二の実施形態における逆止弁を示す図、図11は本発明の第二の実施形態における押付子を示す図、図12は本発明の第二の実施形態における逆止弁の弁体が開いた状態の断面図である。なお、図10において(a)は逆止弁の背面図、(b)は(a)のD−D断面図である。また図11において(a)は押付子の正面図、(b)は(a)のE−E断面図である。
【0036】
本実施形態においては第一の実施形態同様、上流側の逆止弁50uと下流側の逆止弁50dの構造は同一であるので、以下上流側の逆止弁50uについて説明する。本実施形態における逆止弁50uは図10に示すように、弁基台51と、この弁基台51の下流側表面51bに張着する弁体54と、この弁体54の下流側に位置し、この弁体54に押付け力を付勢する押付子57からなる。
本実施形態おいて弁基台51は、図10に示すように円形状であり、下流側表面51bが上流側に向けて凹状の略台形状に形成されると共に、上流側表面51aが凸状の略台形状に形成されている。また、周縁部には弁体54取付け用の取付フランジ部52が形成されている。この取付フランジ部52は、その上面が上流側表面51aに対して一段階下がった平面状となっており、ここに上流側のパッキン24が配置される。またこの弁基台51には、8つの流体流通孔53、53が円形状に等間隔で形成されている。
弁体54は弾性体で形成され、中央に孔部56が形成された円形平板として形成されており、図10に示すように、その周縁部55が上流側を弁基台51の取付フランジ部52に、下流側を押付子57に挟まれるように保持される。
【0037】
ここで、本実施形態において押付子57は、図11に示すように、流体流入口23uの周縁部に保持される円環状の支持部58と、この支持部58の内周側に形成され弁体54を弁基台51の下流側表面51bに押付ける押付部59aが形成されている。この押付部59aによって、弁体54を弁基台51の下流側表面51b側に押付けて張着させる。
また押付部59aの外周側面全周には、突起状の取付部59bが形成されている。これに合わせて弁基台51の下流側表面51bには、図10に示すようにこの突起状の取付部59bが嵌合可能な溝状の嵌合部51cが形成されている。この取付部59bと嵌合部51cの間に弁体54を介在させつつ、取付部59bを嵌合部51cに嵌合させることにより、弁体54を弁基台51の下流側表面51bにより強固に保持することができる。またこのような構成とすることにより、逆止弁50uの仮組立が可能となり、作業性が向上する。
【0038】
このような構成の逆止弁50uにおいては、図10、図12に示すように、弁体54の取付部59bで押付けられた部分よりも内側の部分が、弁基台51の下流側表面51bに圧着・離脱することによって、弁基台51の流体流通孔53、53を開状態あるいは閉状態として弁の開閉を行う。
なお、本実施形態では弁基台51の嵌合部51cを溝状として、これに押付子57の取付部59bが嵌合する構成としたが、これとは逆に、押付子57の取付部59bに溝を形成すると共に、弁基台51の下流側表面51bに凸状の嵌合部51cを形成して嵌合させる構成としてもよい。
また上記実施形態では、弁基台51の取付フランジ部52と押付子57の支持部58で弁体の周縁部55を挟んで固定することとしているが、押付子57に支持部58を形成せずに、取付部59bと嵌合部51cによる弁体54の挟み付けのみによって、弁体54を弁基台51の下流側表面51bに保持するようにしてもよい。
【0039】
以上、本発明の実施形態について説明した。上記の各実施形態では、一定量吐出させる流体として、ホットソースを例として説明した。本発明におけるベローズポンプは、このような微細な粒状物を混入した粘性のある高温流体を一定量正確に吐出させ、また逆止弁を適切に機能させることを目的としてなされたものであるが、この本発明に係るベローズポンプが対象とする流体は、ホットソースのような粘性のある高温流体に限定されない。すなわち本発明に係るベローズポンプは、水、温水、希釈されずにそのまま供給されるジュース等の清涼飲料水、アルコール飲料、ケチャップ、マヨネーズ、マスタード、ソース、麺類の汁等の一定量供給される調味料等、その温度・粘性に関係なく供給可能である。
このように、本発明に係る流体の定量供給システムを食品に使用する場合には、特に食品の一定量供給を正確確実に行えるほか、食品の逆流による汚染を防止することができる。
【0040】
また、本発明が対象とする流体は、食品に限定されるものではなく、植物の灌漑用水、液体肥料、農薬、潤滑油等の油類、接着剤、糊等に使用することができる。特に洗浄に手間がかかる油類や、接着剤等に使用するときには、ポンプと流体容器を使い捨てにできるため、ポンプ等の清掃洗浄に手間がかからないこととなる。
あるいはまた、事業所やデパートや公園などの洗面所において、手洗い用の液体石鹸を一定量供給するための液体供給装置として使用することも可能である。この場合もポンプと流体容器を使い捨てにできるため、ポンプ等の清掃洗浄の必要がなく、また衛生上の面からも好ましい。
【0041】
このように、本発明に係る流体の定量供給システムを適用できる分野は流体を一定量供給するものであればどのようなものであってもよい。例えば、1)無店舗での飲料の提供として、ポストミックスの飲料提供、プレミックス飲料提供、給茶、給湯等、2)店舗での飲料、酒類の定量提供及び調味料調味液等流体の定量供給として、店舗でのポストミックス飲料提供、プレミックス飲料提供、ケチャップ、マヨネーズ、ソース等調味料の注入、麺類の汁、ソース等の注入等、3)食品工業分野での調味料調味液等流体の定量供給として、食品製造における食品への調味料の注入、麺類の汁、ソースの注入等が考えられる。またその他にも、園芸、農業分野、工業分野、家庭内での使用など、様々な分野で本発明は一定量の流体を供給するベローズポンプとして使用することができる。
【0042】
【発明の効果】
以上本発明によれば、逆止弁は、下流側が凹状に形成されると共に貫通形成された複数の流体流通孔を有する弁基台と、薄板弾性体からなると共に中央部に流体流通用の孔部が形成され弁基台の下流側表面に配置される弁体と、この弁体が弁基台の下流側表面に張着するように押付け力を付勢する押付子とからなり、弁体は押付子の押付け力によって弁基台の下流側表面に張着することから、逆止弁は初期状態においては弁体が押付子の押付力によって弁基台の下流側表面に張着しており、仮に高温流体の熱によって弁体が熱膨張しても、弁体は上流側に膨張し、弁体は弁基台の下流側表面により密着するようになる。従って弁基台と弁体の間に隙間が生じるようなことがなく、弁基台と弁体との間に粒状物が詰まるということもない。このことから、粒状物を混入させた粘性のある高温流体であっても、確実に一定量の流体を吐出することができ、また流体の逆流を確実に防ぐことができる。また、温水シロップや、冷水シロップ等に対しても、十分に対応し得るものである。
【0043】
また本発明によれば、押付子は、ベローズの両端部の流体流入口又は流体排出口の周縁部に保持される支持部と、この支持部の内周側に形成され弁体を弁基台の下流側表面に押付ける押付部からなることから、確実に弁体を弁基台の下流側表面に張着させることができ、弁の開閉を確実に行うようにすることができる。特に支持部が円環状に形成されると共に押付部が支持部の内周側全周に突起状に形成されることにより、弁体を全周に渡って弁基台側に押付けることが可能となる。
【0044】
また本発明によれば、弁基台、弁体、及び押付子のそれぞれの周縁部をベローズとノズルで挟み付けて保持することから、逆止弁の組立状態を確実に維持させることができる。
【0045】
また本発明によれば、ベローズの両端部に設けられる各ノズルはベローズ側に筒部を有し、この筒部をベローズの端部に被着させることによってノズルをベローズに固定することから、ノズルのベローズへの脱着が容易となる。
【0046】
また本発明によれば、弁体はシリコンゴム等の弾性体の薄膜体にて円形平板に形成されると共にその中央部に円形状の孔部が形成され、弁基台に開設される複数の流体流通孔は弁基台の軸線に沿って平行となり、かつ、弁体の中央部に形成された孔部を囲むようにして円形に等間隔で設けられていることから、弁体の孔部から一定量の流体を素早く流出させることができる。またこのような弁体は、平板を所定形状に打ち抜き成型するだけで、他の加工を必要とせず容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態における流体の定量供給システムを示す断面図である。
【図2】本発明の第一の実施形態におけるベローズポンプの断面図である。
【図3】本発明の第一の実施形態における逆止弁を示す図である。
【図4】本発明の第一の実施形態における弁体の断面図である。
【図5】本発明の第一の実施形態における押付子を示す図である。
【図6】本発明の第一の実施形態における逆止弁の弁体が開いた状態の断面図である。
【図7】本発明の第一の実施形態におけるベローズポンプの組立工程を示す図である。
【図8】他の実施形態の押付子を示す図である。
【図9】他の実施形態における流体の定量供給システムを示す断面図である。
【図10】本発明の第二の実施形態における逆止弁を示す図である。
【図11】本発明の第二の実施形態における押付子を示す図である。
【図12】本発明の第二の実施形態における逆止弁の弁体が開いた状態の断面図である。
【符号の説明】
1 液体供給ユニット
2 流体収納バッグ
3 ベローズポンプ
11 ボックス
12 バッグ
13 ホース
14 ホース
20 ベローズ
21 蛇腹部
22 取付端部
23u 流体流入口
23d 流体排出口
24 パッキン
30u、30d ノズル
31 ノズル口
32 筒部
40u、40d 逆止弁
41 弁基台
41a 上流側表面
41b 下流側表面
42 取付フランジ部
43 流体流通孔
44 弁体
45 周縁部
46 孔部
47 押付子
48 支持部
49 押付部
50u、50d 逆止弁
51 弁基台
51a 上流側表面
51b 下流側表面
52 取付フランジ部
53 流体流通孔
53 嵌合部
54 弁体
55 周縁部
56 孔部
57 押付子
58 支持部
59a 押付部
59b 取付部

Claims (9)

  1. 蛇腹状に形成されたベローズと、このベローズの両端部にそれぞれ着脱自在に取付けたノズルと、上記ベローズの両端部の流体流入口及び流体排出口に配置された2つの逆止弁とを有するベローズポンプであって、
    上記各逆止弁は、下流側が凹状に形成されると共に貫通形成された複数の流体流通孔を有する弁基台と、薄板弾性体からなると共に中央部に流体流通用の孔部が形成され上記弁基台の下流側表面に配置される弁体と、該弁体が上記弁基台の下流側表面に張着するように押付け力を付勢する押付子とからなり、
    上記弁体は上記押付子の押付け力によって上記弁基台の下流側表面に張着すると共に、上記ベローズの伸縮動作によって一方の弁体を弁基台に圧着させ、他方の弁体を弁基台から引き離し自在としたことを特徴とするベローズポンプ。
  2. 上記各逆止弁はその周縁部を上記ベローズの端部に保持され、上流側の逆止弁は凹状面がベローズと対向するように配置されると共に、下流側の逆止弁は凹状面が出口側のノズルと対向するように配置されることを特徴とする請求項1記載のベローズポンプ。
  3. 上記押付子は、上記ベローズの両端部の流体流入口又は流体排出口の周縁部に保持される支持部と、該支持部の内周側に形成され上記弁体を上記弁基台の下流側表面に押付ける押付部とからなることを特徴とする請求項1又は2記載のベローズポンプ。
  4. 上記押付子は支持部が円環状に形成されると共に、押付部が支持部の内周側全周に突起状に形成されることを特徴とする請求項3記載のベローズポンプ。
  5. 上記各逆止弁を構成する弁基台と弁体、及びこの弁体を弁基台に圧着する押付子のそれぞれの周縁部を上記ベローズとノズルとで挟み付けて保持することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のベローズポンプ。
  6. 上記ベローズの両端部に設けられる各ノズルはベローズ側に筒部を有し、該筒部を上記ベローズの端部に被着させることによってノズルを上記ベローズに固定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のベローズポンプ。
  7. 上記弁体はシリコンゴム等の弾性体の薄膜体にて円形平板に形成されると共にその中央部に円形状の孔部が形成され、上記弁基台に開設される複数の流体流通孔は弁基台の軸線に沿って平行となり、かつ、上記弁体の中央部に形成された孔部を囲むようにして円形に等間隔で設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のベローズポンプ。
  8. 上記ベローズの伸縮動作により、伸動作によって下流側の逆止弁の弁体を弁基台に圧着すると共に上流側の逆止弁の弁体を弁基台から引き離して上流側の逆止弁を介してベローズ内に流体を定量注入し、
    縮動作によって上流側の逆止弁の弁体を弁基台に圧着すると共に下流側の逆止弁の弁体を弁基台から引き離して、下流側の逆止弁からベローズ内の流体を定量排出することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のベローズポンプ。
  9. 流体が収納される流体収納バッグ及び該流体収納バッグに連結されるベローズポンプからなり、このベローズポンプを作動させることにより、一定量の流体を供給する流体の定量供給システムであって、
    上記ベローズポンプは、蛇腹状に形成されたベローズと、このベローズの両端部にそれぞれ着脱自在に取付けたノズルと、上記ベローズの両端部の流体流入口及び流体排出口に配置された2つの逆止弁とを有し、
    上記各逆止弁は、下流側が凹状に形成されると共に貫通形成された複数の流体流通孔を有する弁基台と、薄板弾性体からなると共に中央部に流体流通用の孔部が形成され上記弁基台の下流側表面に配置される弁体と、該弁体が上記弁基台の下流側表面に張着するように押付け力を付勢する押付子とからなり、
    上記弁体は上記押付子の押付け力によって上記弁基台の下流側表面に張着し、上記ベローズの一端又は両端を伸縮させることにより、伸動作によって下流側の逆止弁の弁体を弁基台に圧着すると共に上流側の逆止弁の弁体を弁基台から引き離して、流体収納バッグから上流側の逆止弁を介してベローズ内に流体を定量注入し、
    縮動作によって上流側の逆止弁の弁体を弁基台に圧着すると共に下流側の逆止弁の弁体を弁基台から引き離して、下流側の逆止弁からベローズ内の流体を定量排出することを特徴とする流体の定量供給システム。
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