JP4204448B2 - 記録媒体を着脱可能な記録媒体管理装置、着脱可能な記録媒体を管理する記録媒体管理方法、記録媒体管理プログラム、及びシステムlsi - Google Patents
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Description
本発明は上記点に鑑みて、着脱可能な複数の記録媒体に分割されて記録されているコンテンツが、不具合なく再生できるように記録媒体を管理することができる記録媒体管理装置、記録媒体管理方法及び記録媒体管理プログラムを提供することを目的とする。
従って、記録媒体管理装置は、着脱可能な複数の記録媒体に分割されて記録されているコンテンツを不具合なく再生できるように、記録媒体を管理することができる。例えば、コンテンツが分割して格納されている何れかの記録媒体が記録媒体管理装置から取り外されても、残りの記録媒体に格納されているそれぞれの分割コンテンツを個別に利用することが可能であり、各分割コンテンツが記録されていることをユーザに提示することや、各分割コンテンツを再生することも出来る。また、1つのコンテンツを複数に分割して格納している記録媒体の何れかが記録媒体管理装置から取り外された場合にも、取り外された記録媒体を記録媒体管理装置に再度取り付けることで全ての分割コンテンツが揃えば、記録媒体管理装置は、それぞれの分割コンテンツに対応するコンテンツ管理情報に基づいて、1つのコンテンツとして認識することが可能であり、このコンテンツが格納されていることをユーザに提示することや、このコンテンツを再生することも出来る。
前記統合判断手段は、前記読出し手段が前記コンテンツ管理情報の何れかを読み出せなかった場合、それぞれの分割コンテンツを個別に利用すると判断し、前記番組情報作成手段は、前記統合判断手段によりそれぞれの分割コンテンツを個別に利用すると判断された場合、前記読出し手段が読み出したコンテンツ管理情報毎に、対応する分割コンテンツを個別の番組として提示するための個別番組情報を作成する。
また、前記統合判断手段は、前記読出し手段が前記コンテンツ管理情報の何れかを読み出せなかった場合、それぞれの分割コンテンツを個別に利用すると判断し、前記番組情報作成手段は、前記統合判断手段によりそれぞれの分割コンテンツを個別に利用すると判断された場合、前記統合番組情報を作成しないとしてもよい。
また、前記コンテンツ管理情報は、対応する分割コンテンツが、格納先の記録媒体が当該記録媒体管理装置から取り外された状態で、改変されているか否かを示す改変情報を含み、前記統合判断手段は、前記読出し手段により読み出された何れかのコンテンツ管理情報の改変情報が、対応する分割コンテンツが改変されていることを示す場合、それぞれの分割コンテンツを個別に利用すると判断し、前記番組情報作成手段は、前記統合判断手段によりそれぞれの分割コンテンツを個別に利用すると判断された場合、前記読出し手段が読み出したコンテンツ管理情報毎に、対応する分割コンテンツを個別の番組として提示するための個別番組情報を作成するとしてもよい。
従って、記録媒体管理装置は、分割コンテンツの一部が編集され、前後する部分と内容が繋がらない可能性がある不完全な状態で、所定のコンテンツが利用されることを防ぐことが出来る。
従って、記録媒体管理装置は、分割コンテンツの一部が編集され、前後する部分と内容が繋がらない可能性がある不完全な状態で、所定のコンテンツが利用されることを防ぐことが出来る。
また、前記記録媒体管理装置は、さらに、前記番組情報作成手段により前記コンテンツを提示するための統合番組情報が作成された場合に、前記コンテンツが使用可能であることを提示する提示手段を備えるとしてもよい。
従って、記録媒体管理装置のユーザは、コンテンツが分割されている事を意識せずにコンテンツを使用することが可能となる。
また、前記記録媒体管理装置は、さらに、前記各分割コンテンツの格納先の記録媒体を示す情報を提示する媒体構成提示手段を備えるとしてもよい。
従って、記録媒体管理装置のユーザは、記録媒体に格納されているコンテンツを確認してから記録媒体を操作することが可能となり、複数の記録媒体に分割されて格納されているコンテンの管理が容易になる。
これによって、記録媒体の取り外しによって、ユーザが意図しないうちにコンテンツを分割前の状態で使用できなくなることを未然に防ぐことが出来る。
また、前記個別情報は、少なくとも、対応する分割コンテンツを一意に識別する識別子と、対応する分割コンテンツの記録媒体における記録位置を示す情報とを含み、前記復元情報は、少なくとも、前記コンテンツを一意に識別する識別子と、前記コンテンツが分割された分割コンテンツの総数を示す情報と、前記総数の分割コンテンツにおける対応する分割コンテンツの順位を示す情報とを含むとしてもよい。
また、前記分割手段は、前記コンテンツのデータ量が、前記複数の記録媒体の内の何れかの未使用記録領域の容量よりも小さい場合、前記コンテンツを分割せず、前記コンテンツのデータ量が、何れの記録媒体の未使用記録領域の容量よりも大きい場合、前記コンテンツを複数の分割コンテンツに分割し、前記書込み手段は、前記分割手段により前記コンテンツが分割された場合、前記複数の分割コンテンツを、各記録媒体へ1づつ書き込み、前記分割手段により前記コンテンツが分割されなかった場合、前記コンテンツのデータ量より未使用記録領域の容量が大きい記録媒体に、前記コンテンツを書き込むとしてもよい。
従って、記録媒体の取り外しによって、コンテンツの一部が利用できなくなる可能性を減らすことが出来る。
従って、任意の記録媒体を記録媒体管理装置から取り外すことにより、分割されたコンテンツの一部が欠落する可能性を減らすことができる。
従って、複数の記録媒体に分割してコンテンツが格納される確率を低くすることが出来、記録媒体を記録媒体管理装置から取り外すことにより番組の一部が欠落することが少なくなる。さらに、複数の記録記録媒体に残されている未使用記録領域を、1つの記録媒体にまとめることができる。
上記の構成により、複数の記録媒体の未使用記録領域をまたいでコンテンツを格納した場合にも、各記録媒体に格納した分割コンテンツ毎にコンテンツ管理情報を備え、コンテンツ管理情報に基づいて、コンテンツを復元して利用するか、それぞれの分割コンテンツを個別に利用するかを判断ることが出来る。
さらに、当該装置に取り付けられている記録媒体のそれぞれから、前記コンテンツ管理情報を読み出す読出しステップと、前記統合判断ステップにより前記コンテンツを復元して利用すると判断された場合に、前記読出しステップが読み出したコンテンツ管理情報の復元情報に基づいて、前記コンテンツを1つの番組として提示するための統合番組情報を作成する番組情報作成ステップとを備えるので、複数の記録媒体の未使用記録領域をまたいで格納されたコンテンツを、分割前の状態で提示することができる。
また、前記統合判断ステップは、前記読出しステップが前記コンテンツ管理情報の何れかを読み出せなかった場合、それぞれの分割コンテンツを個別に利用すると判断し、前記番組情報作成ステップは、前記統合判断ステップによりそれぞれの分割コンテンツを個別に利用すると判断された場合、前記読出しステップが読み出したコンテンツ管理情報毎に、対応する分割コンテンツを個別の番組として提示するための個別番組情報を作成するので、コンテンツを格納した時点での記録媒体の構成を常に必要とせず、分割されたコンテンツの一部が格納されている記録媒体が取り外された場合にも、取り付けられている記録媒体に格納された複数の分割コンテンツをそれぞれ個別に提示することが出来る。
<概要>
本発明の実施の形態1では、本発明に係る記録媒体管理装置の一例としてDVD/HDDレコーダ100を取り上げる。
DVD/HDDレコーダ100は、記録媒体を取り付けるためのスロットを複数備え、放送等により受信した連続する映像・音声等からなるコンテンツを、これらのスロットに取り付けられた複数の記録媒体へ分割して記録する。
<構成>
先ず、本実施の形態1に係るDVD/HDDレコーダ100のハードウェア構成を説明する。
図1は、本発明に係るDVD/HDDレコーダ100の構成を示す図である。DVD/HDDレコーダ100は、受信部10、表示部20、ユーザ入力部30、記録媒体40、CPU50、ROM60、及びRAM70から構成され、本発明が課題とする記録媒体の管理は、ROM60が格納するソフトウェアをCPU50が読み出し実行することにより実現される。
表示部20は、HDD等の記録媒体から読み出したコンテンツをデコードし、デコードにより得られた映像・音声の信号をDVD/HDDレコーダ100に接続されているモニタへ出力する。
DVD/HDDレコーダ100は、記録媒体40として、HDD41、及びHDD42が取り付けられている。尚、本実施の形態1においては、HDDを用いて記録媒体の管理を説明するが、DVD/HDDレコーダ100は、記録媒体としてDVD−RAM、及びメモリカードを取り付けることも可能であり、これらの記録媒体も、HDDと同様に管理することができる。
CPU50は、ROM60に格納されているソフトウェア110を読み出し実行することにより、DVD/HDDレコーダ100の動作を制御する。
RAM70は、複数の記録媒体の記録領域を論理上統合した1つの記録領域として管理するための情報を保持する記録領域であり、後に詳細を説明する番組リストテーブルを保持する。
図2は、本発明に係るDVD/HDDレコーダ100において、記録したコンテンツを管理する機能をレイヤモデルで示した図である。DVD/HDDレコーダ100は、応用層、仮想FS(File system)層、FS層、及びドライブ層の各層により記録領域を管理する。
FS層は、各記録媒体毎に記録された個々のコンテンツを管理する機能を備え、上位の層から操作対象となるコンテンツの指定を受け、操作対象となるコンテンツへのアクセス先のアドレスをドライブ層へ指定する。
仮想FS層は、連続するデータストリームである1つのコンテンツが複数の記録媒体へ分割して記録されている場合には、元の1つのコンテンツと、各記録媒体に分割して記録されている前記データストリームの各部分からなるコンテンツ群とを対応させて管理しており、応用層から番組の指定をうけ、指定された番組に対応するコンテンツ群を、操作対象としてFS層へ通知する。
尚、本実施の形態1に係るDVD/HDDレコーダ100は、放送等により取得した1つのコンテンツを、1つの記録媒体の空き領域に格納できない場合に、放送等により取得した1つのコンテンツを複数の記録媒体に分割して記録する。また、放送等により取得した1つのコンテンツを複数の記録媒体に分割して格納する場合は、分割後のそれぞれの分割コンテンツを論理的に扱うことができるように分割する。具体的には、後述する構成により元のコンテンツが時間毎に分割され、分割後のそれぞれの分割コンテンツが単独でも視聴可能となる。
続いて、DVD/HDDレコーダ100においてFS層と仮想FS層との機能を実現するために、HDD41、42、およびRAM70が保持する情報について説明する。
図3は、本実施の形態1に係るFS層と仮想FS層との機能を実現する管理情報群を示す図である。
各HDDが保持するドライブ管理情報は、HDDの記録領域の状態を示す情報と、HDDに記録されている各コンテンツのコンテンツ管理情報へのポインタとからなり、それぞれのコンテンツ管理情報は、対応するコンテンツの状態を示す情報からなる。これらの管理情報が、各HDDに格納されていることにより、HDDをDVD/HDDレコーダ100以外の記録媒体管理装置に取り付けた場合に、それぞれのHDDに記録されているコンテンツは、FS層により番組として応用層に提供されることが可能となる。
RAM70が保持するコンテンツ管理情報テーブルには、FS層で管理される全てのコンテンツのコンテンツ管理情報が登録されており、接続ドライブ管理情報テーブルには、FS層で管理される全てのHDDのドライブ管理情報と同様の情報が登録されている。このように、各HDDが保持する管理情報群と同様の情報を、RAM70が二重化して保持することにより、仮想ドライブ管理情報、及び番組リストテーブルの生成、更新時に発生する装置と各HDDとの間のアクセスを抑えることができる。
図4は、HDD41が格納するドライブ管理情報411の詳細を示す図である。
ドライブ管理情報411は、HDD41の記録領域を管理する情報であって、HDD41の記録領域の状態を示す情報と、HDD41に記録されている各コンテンツのコンテンツ管理情報へのポインタとを含む。具体的には、ドライブ管理情報411は、ディスク識別情報411a、テーブル長411b、コンテンツ総数411c、分割コンテンツ総数411d、ディスク総容量411e、記録済み容量411f、空き容量411g、及び番組インデックスポインタ411hから構成される。
コンテンツ総数411cは、HDD41に記録されているコンテンツの数を示す。
分割コンテンツ総数411dは、HDD41に記録されている分割コンテンツの数を示す。
記録済み容量411fは、コンテンツが記録されている記録領域の容量であり、HDD41の記録済み領域のメモリ容量を示す。
空き容量411gは、コンテンツが記録されていない記録領域の容量であり、HDD41の空き領域のメモリ容量を示す。
次にコンテンツ管理情報の詳細を説明する。
コンテンツ管理情報は、本実施の形態1に係るDVD/HDDレコーダにおいてFS層の機能を実現するために必要な管理情報の一部であり、複数の記録媒体の記録領域を統合することなく、別々の記録領域として扱う記録媒体管理装置のFSにおいてコンテンツを管理するために用いられている情報(コンテンツのタイトル、コンテンツの記録開始位置のアドレスや、コンテンツの記録長等)に加えて、対応するコンテンツが分割コンテンツである場合に、統合コンテンツを復元するために他の分割コンテンツとの位置関係を示す情報(コンテンツ識別情報、分割フラグ、Ejectフラグ、総分割数、および分割順位)を含む。
HDDには、HDD内のコンテンツと同数のコンテンツ管理情報が保持されている。各コンテンツ管理情報は、HDD内の各コンテンツと1対1に対応し、コンテンツの識別情報、テーブル長、分割フラグ、Ejectフラグ、総分割数、分割順位、記録開始位置、記録長、及び管理用情報から構成される。
Ejectフラグは、当該コンテンツ管理情報に対応するコンテンツの録画に用いたDVD/HDDレコーダ100から、当該コンテンツ管理情報を格納するHDD41が、取り外されているか否かを示す。取り外されている場合は「1」、それ以外の場合は「0」の各値をとる。
分割順位は、当該コンテンツ管理情報に対応するコンテンツが分割コンテンツである場合、当該コンテンツが属する統合コンテンツにおいて、先頭に位置するの分割コンテンツの分割順位を「0」として、当該コンテンツが何番目に位置するかを示す値である。また、当該コンテンツ管理情報に対応するコンテンツが分割コンテンツではない場合、分割順位には無効値「−1」が設定される。
以上説明したドライブ管理情報411及びコンテンツ管理情報がHDD41に格納されていることにより、DVD/HDDレコーダ100以外の記録媒体管理装置にHDD41が取り付けられた場合にも、当該記録媒体管理装置においてHDD41に記録されているコンテンツを使用することが可能となる。
次に、仮想FS層の機能を実現するための仮想ドライブ管理情報、接続ドライブ管理情報テーブル、コンテンツ管理情報テーブル、および番組リストテーブルの詳細を説明する。これらの管理情報は、RAM70の記録領域に保持される。
仮想ドライブ管理情報テーブル71は、HDD41およびHDD42の記録領域を仮想的に統合した仮想ドライブの記録領域の状態を示す情報と、接続ドライブ管理情報テーブルに登録されている各HDDのドライブ管理情報へのポインタとからなり、DVD/HDDレコーダ100に接続されたHDD41、及び42の記録領域を、1つの連続した記録領域として管理する。
ディスク総数71bは、当該仮想ドライブを構成するHDDの数を示す。DVD/HDDレコーダ100に接続されたHDDが1つである場合は、1つのHDDの情報から仮想ドライブ管理情報テーブル71が構成され、全てのHDDがDVD/HDDレコーダ100から取り外されている場合は、ディスク総数71bは0、ドライブ総容量71e、ドライブ記録済み容量71f、及びドライブ空き容量71gは全て0となる。
分割番組総数71dは、HDD41、および42に分けて記録された2つの分割コンテンツからなる番組の数を示す。以下、複数の分割コンテンツからなる番組を分割番組と称する。
ドライブ記録済み容量71fは、仮想ドライブの記録済み領域の容量であり、当該仮想ドライブを構成する各HDDの記録済み領域の容量を示す記録済み容量72fを合計した値をとる。
接続ドライブ管理情報ポインタ71hは、接続ドライブ管理情報テーブル72に登録されている各ドライブ情報へのポインタの配列であり、DVD/HDDレコーダ100に取り付けられたHDDと同数のポインタが登録される。
次に接続ドライブ管理情報テーブル72の詳細を説明する。
図7は、RAM70が保持する接続ドライブ管理情報テーブル72のデータ構造を示す図である。接続ドライブ管理情報テーブル72には、DVD/HDDレコーダ100に取り付けられたHDDの数と同数のドライブ情報が登録されている。
番組インデックスポインタ72hは、コンテンツ管理情報テーブル73に登録されている各コンテンツ管理情報へのポインタの配列であり、当該ドライブ情報が対応するHDDに記録されているコンテンツと同数のポインタが登録される。
図8は、RAM70が保持するコンテンツ管理情報テーブル73のデータ構造を示す図である。
コンテンツ管理情報テーブル73には、DVD/HDDレコーダ100に取り付けられている全てのHDD内に記録されているコンテンツの総数と同数のコンテンツ管理情報が登録される。
次に、番組リストテーブル74の詳細を説明する。
番組リストテーブル74は、仮想FS層により応用層に提供される番組の詳細を示す番組情報を保持するテーブルであり、後述のテーブル編集部61により、コンテンツ管理情報テーブル73を元に作成される。番組リストテーブル74には、仮想ドライブ内の番組の数と同数の番組情報が登録され、各番組情報は各番組と1対1に対応する。番組情報は、番組名74a、番組識別情報74b、分割番組フラグ74c、及び格納ドライブ情報74dの各情報からなる。
番組識別情報74bは、番組を構成するコンテンツが、HDDに記録される時に定められる識別子であり、番組毎に一意にさだめられた識別子である。番組識別情報74bは、番組を構成するコンテンツの番組識別情報73aと同一の値をとる。
分割番組フラグ74cは、番組が複数の分割コンテンツから構成された番組である分割番組であるか否かを示すフラグであり、分割番組である場合は「1」、それ以外の場合は「0」の各値をとる。
ユーザには、当該番組リストテーブル74に登録されている番組が、視聴可能な番組として提示される。
続いて、DVD/HDDレコーダ100のソフトウェア構成について詳細に説明する。
本実施の形態1に係るDVD/HDDレコーダ100の動作は、CPU50がROM60に記録されているソフトウェア110を実行することにより制御される。
テーブル編集部61は、内部にテーブル作成部61a、論理合成判定部61b、及び管理情報読出し部61cを備え、HDDの取り付け、取り外し、及びコンテンツの録画にともない仮想FS層の機能を実現するための管理情報群を更新する。
媒体検知部62は、ユーザ操作によるHDDの取り付け、および取り外しを検知する。
録画部63は、内部に録画制御部63a、ドライブ選択部63b、管理情報作成部63c、コンテンツ書込み部63d、及び分割部63eを備え、受信部10から受信したコンテンツをHDDに録画する。
コンテンツ書込み部63dは、分割部63eを介して取得したコンテンツを、ドライブ選択部63bが選択したHDDへ書き込み、さらに、管理情報作成部63cから受け取ったコンテンツ管理情報を、コンテンツの書込み先のHDDに追加して書き込む。分割部63eが、コンテンツを分割した場合は、分割されたそれぞれの分割コンテンツをドライブ選択部63bが選択したHDDへ順に分配して書き込む。
再生部64は、内部に再生制御部64a、及びコンテンツ読出し部64bを備え、番組を再生する。
コンテンツ読出し部64bは、再生制御部64aから指示されたコンテンツを、HDDから読み出し、表示部20へ出力する。
GUI制御部65aは、ユーザ操作等によるGUI表示指示を受け付け、表示するGUI画像の種類を決定し、情報取得部65bへ決定したGUI画像の作成に用いる情報の取得を指示し、GUI作成部65cへ決定したGUI画像の作成を指示する。
図11は、GUI作成部65cの内部構成を示す図である。
GUI作成部65cは、リスト表示作成部65d、構成表示作成部65e、及び警告表示作成部65fを内部に備え、情報取得部65bが取得した情報をもとに、GUI制御部65aが指定したGUI画像を作成し表示部20へ出力する。
構成表示作成部65eは、HDD毎のコンテンツの格納状況を示すドライブ構成表示画面を作成する。
警告表示作成部65fは、HDDの取り外しにより、視聴できなくなる番組のリストを表示する、取り外し警告画面を作成する。
先ず、一覧表示画面の表示について説明する。
図12は、再生可能な番組のリストを表示する一覧表示画面である。
一覧表示画面は、再生可能な番組のリストをユーザに提示する画面である。
ユーザの操作により、一覧表示画面の表示要求を受けたGUI制御部65aは、情報取得部65bに一覧表示画面用の情報の取得を指示し、GUI作成部65cに一覧表示画面の作成を指示する。
GUI作成部65cはリスト表示作成部65dを用い、情報取得部65bが取得した番組名74aから再生可能な番組のリストを表示する一覧表示画面を作成し表示部20に表示する。
尚、情報取得部65bは、番組を構成するコンテンツのドライブ情報を接続ドライブ管理情報テーブル72から検出し、録画日時、再生時間等を取得して、一覧表示画面において、番組名と共に録画日時、再生時間等を表示するとしても良い。
図13は、HDD毎のコンテンツの録画状況を示すドライブ構成表示画面である。
ドライブ構成表示画面は、HDD毎に格納しているコンテンツのリストをユーザに提示する画面である。
ユーザの操作により、ドライブ構成表示画面の表示要求を受けたGUI制御部65aは、情報取得部65bにドライブ構成表示画面の作成に用いる情報の取得を指示し、GUI作成部65cにドライブ構成表示画面の作成を指示する。
GUI作成部65cは構成表示作成部65eを用い、情報取得部65bが取得した番組識別情報73a、及び番組タイトルからHDD毎に格納しているコンテンツを示すドライブ構成表示画面を作成し表示部20に表示する。尚、複数のHDDに同じ番組識別情報73aの値をもつコンテンツが格納されて居る場合(即ち、分割されたコンテンツがある場合)は、番組識別情報73aの値が同じコンテンツ同士に同色の網かけ表示を行う。
尚、ドライブ構成表示画面の表示の契機はユーザ操作による表示要求に限らず、他の契機により表示してもよい。例えば、HDDの取り付け、又は取り外しにともないRAM70が保持する管理情報群を更新する前や、更新した後に表示するとしても良い。
次に、警告画面の表示について説明する。
図14は、HDD取り外し時の警告画面である。
HDDの取り外し時に、RAM70が保持する管理情報群の更に先立ち媒体検知部62からの通知を受けたGUI制御部65aは、情報取得部65bに警告画面の作成に用いる情報の取得を指示し、GUI作成部65cに警告画面の作成を指示する。
情報取得部65bから情報を取得したGUI作成部65cは、警告表示作成部65fを用いて、情報取得部65bが取得した情報から取り外すHDDに格納されているコンテンツのリストを示す警告画面を作成し表示部20に表示する。
尚、情報取得部65bは、管理用情報73iと共に、分割フラグ73cを取得し、警告表示作成部65fは、対象のコンテンツが分割コンテンツであれば、コンテンツを網かけ表示することで、分割番組の一部が再生できなくなることを警告画面において示してもよい。
図15は、分割コンテンツの状態遷移を示す図である。
論理合成状態101は、上記分割番組を構成する分割コンテンツを格納している全てのHDDが、DVD/HDDレコーダ100に取り付けられている状態である。番組識別情報が同じ値の複数の分割コンテンツは分割前の統合コンテンツを仮想的に構成し、この統合コンテンツが1つの番組として番組リストテーブル74に登録される。何れかの分割コンテンツが格納されているHDDがDVD/HDDレコーダ100から取り外されることにより、論理合成状態101から分離状態102へ遷移する。
尚、本実施の形態では、再論理合成チェック104において、他のDVD/HDDレコーダで編集されていると判定された分割コンテンツのみ分割フラグ73cを「0」に設定するとしているが、再論理合成チェック104において、編集されている分割コンテンツがあると判定された場合、編集されている分割コンテンツと番組識別情報が同じ全ての分割コンテンツとの分割フラグ73cを「0」に設定するとしてもよい。
次に、上述のように構成されたDVD/HDDレコーダ100の動作について説明する。
図16は、本発明の実施の形態1に係るDVD/HDDレコーダ100において、HDDを取り付ける場合の動作の流れを示す図である。
先ず、テーブル作成部61aは、新規HDDが格納するドライブ管理情報テーブルを管理情報読出し部61cから取得し、取得したドライブ管理情報テーブルの情報からドライブ情報を作成し、当該ドライブ情報をRAM70の接続ドライブ管理情報テーブル72に格納する。さらに、格納したドライブ情報の格納先アドレスを仮想ドライブ管理情報テーブル71の接続ドライブ管理情報ポインタ71hに追加する(S12)。
次に、コンテンツ管理情報テーブル73への登録確認処理(図16のS14)の動作の流れを詳細に説明する。図17は、コンテンツ管理情報テーブル73への登録確認処理の動作の流れを示す図である。
コンテンツ管理情報テーブル73に登録確認対象のコンテンツに対応するコンテンツ管理情報がない場合(S21:No)、即ち、以前にDVD/HDDレコーダ100に登録された事がないコンテンツである場合は、テーブル作成部61aは、HDDから読み出したコンテンツ管理情報をコンテンツ管理情報テーブル73に新規登録する(S28)。
論理合成判定部61bは、新規登録したコンテンツ管理情報の番組識別情報73aと同一の番組識別情報73aを持つ分割コンテンツのコンテンツ管理情報が、新規登録したコンテンツ管理情報の総分割数73eが示す個数分、コンテンツ管理情報テーブル73に登録され、且つ、新規登録したコンテンツ管理情報の番組識別情報73aと同一の番組識別情報73aを持つ全てのコンテンツ管理情報のEjectフラグ73dが「0」、即ち、登録確認対象のコンテンツと共に1つの統合コンテンツを構成する全ての分割コンテンツが、DVD/HDDレコーダ100に取り付けられているHDDの何れかに格納されているか否かを判定する(S30)。
DVD/HDDレコーダ100からHDDが取り外された場合、媒体検知部62は、新規HDDの取り外しを検知してテーブル作成部61aに通知する(S41)。通知を受けたテーブル作成部61aは、以下の動作手順でRAM70が保持する管理情報群の更新を行う。
先ず、テーブル作成部61aは、コンテンツ管理情報の分割フラグ73cが「1」、即ち、処理対象のコンテンツが分割コンテンツであるか判定する(S43)。処理対象のコンテンツが分割コンテンツである場合(S43:Yes)、テーブル作成部61aは、処理対象のコンテンツが構成する統合コンテンツの番組情報を番組リストテーブル74から削除し、削除した番組情報の格納ドライブ情報74dにディスク識別情報が登録されている、処理対象のコンテンツ以外の分割コンテンツを、それぞれ個別に視聴可能な番組として番組リストテーブル74に新規登録する。さらに、仮想ドライブ管理情報テーブル71の番組総数71cを、削除した統合コンテンツ分1減らし、番組リストテーブル74に追加した分割コンテンツの番組数分増加させ、分割番組総数71dを1減らす(S44)。処理対象のコンテンツが分割コンテンツでない場合(S43:No)、テーブル作成部61aは、処理対象のコンテンツの番組情報を番組リストテーブル74から削除し、仮想ドライブ管理情報テーブル71の番組総数71cを1減らす(S45)。最後に、テーブル作成部61aは、コンテンツ管理情報テーブル73の処理対象のコンテンツに対応するEjectフラグ73d「1」に設定する。
次に、DVD/HDDレコーダ100において、コンテンツを録画する場合の動作の流れを説明する。図19は、コンテンツを録画する場合の動作の流れを示す図である。
先ず、録画の指示を受けた録画制御部63aは、録画対象番組の番組識別情報74bを決定し、録画対象番組の番組情報を作成し番組リストテーブル74に新規登録し(S51)、ドライブ選択部63bへ書き込み先のHDDの選択を指示する(S52)。尚、作成した番組情報の分割番組フラグ74c、及び格納ドライブ情報74dには以下の動作で値が決定されるまで不定値が設定されているが、番組名74aには録画対象番組のタイトルが登録される。
以上の動作により、コンテンツの録画動作が完了する。
上記の動作の流れによりDVD/HDDレコーダ100は、1つのHDDの空領域にコンテンツを記録できない場合にも、コンテンツを複数の分割コンテンツに分割し、分割コンテンツを複数のHDDに分配して記録することができる。
次に、DVD/HDDレコーダ100において、コンテンツを再生する場合の動作の流れを説明する。図20は、コンテンツを再生する場合の動作の流れを示す図である。
分割番組フラグ74cが「0」、即ち、番組が分割番組ではない場合(S71:No)、再生制御部64aは、番組情報の格納ドライブ情報74dに格納されたディスク識別情報をキーとして接続ドライブ管理情報テーブル72を検索し(S72)、得られたドライブ情報の番組インデックスポインタ72hにアドレスが格納されたコンテンツ管理情報の中から、再生対象番組の番組識別情報74bと番組識別情報73aとが一致するコンテンツ管理情報を検索し、一致したコンテンツ管理情報に対応するコンテンツの再生をコンテンツ読出し部64bに指示し(S73)、コンテンツ読出し部64bは、指示されたコンテンツを読み出し再生する(S74)。
尚、1つの分割コンテンツの読み出し後、次の分割コンテンツを検索する動作は、前の分割コンテンツの読み出しが終わる前に実行されるため、再生するコンテンツが欠落したり、途切れたりすることはない。
尚、本実施の形態1では分割コンテンツの一部が格納されたHDDが取り外されることで分離状態となった場合、分割コンテンツが構成する統合コンテンツからなる番組を視聴することが出来なくなり、残りの分割コンテンツがそれぞれ個別に視聴可能な番組として番組リストテーブル74に登録されるが、分離状態の分割コンテンツの番組リストテーブル74への登録は、本実施の形態1に限らず、他の形態としても良い。
以下に、分離状態の分割コンテンツを個別の番組に分けず、一部欠落した視聴可能な1つの番組とする場合の動作を説明する。
先ず、HDDを取り外す場合にRAM70が保持する管理情報群を更新する動作の流れを説明する。図21は、分離状態の分割番組を視聴可能とする場合のHDDの取り外しに伴う動作の流れを示す図である。
先ず、処理対象のコンテンツのコンテンツ管理情報に含まれる分割フラグ73cが「1」、即ち、処理対象のコンテンツが分割コンテンツである場合(図21のS83:Yes、図18のS43:Yes)、図18に示す動作の流れでは、テーブル作成部61aは、処理対象のコンテンツが構成する統合コンテンツの番組を番組リストテーブル74から削除し、当該番組情報の格納ドライブ情報74dにディスク識別情報が格納されている、処理対象のコンテンツ以外の分割コンテンツを、それぞれ個別に視聴可能な番組として番組リストテーブル74に番組情報を登録する。さらに、仮想ドライブ管理情報テーブル71の番組総数71cを、統合コンテンツ分1減らし、番組リストテーブル74に追加した分割コンテンツの番組数分増加させ、分割番組総数71dを1減らす(図18のS44)。
この結果より、分割コンテンツの一部が格納されたHDDが取り外されることで分離状態となった場合にも、分割コンテンツが構成する統合コンテンツからなる番組は、番組リストテーブル74から削除されず、視聴可能な1つの番組としてユーザに提示される。
尚、図17に示す、分離状態の番組を分割コンテンツ毎に、それぞれに視聴可能な個別の番組とする場合の動作の流れと同様の動作については説明を省略し、図17に示す動作の流れと異なる動作について説明する。
記録開始位置73g、及び記録長73hが登録確認対象のコンテンツが格納されているHDD上のアドレスと一致する場合は(図22のS94:Yes)、登録確認対象のコンテンツは、分離状態で編集されておらず、論理合成が可能であると判定される。この場合、テーブル作成部61aは、番組リストテーブル74に登録されている番組情報を変更せず登録確認処理を終了する。
尚、図20に示す、分離状態の番組を分割コンテンツ毎に、それぞれに視聴可能な個別の番組とする場合の動作の流れと同様の動作については説明を省略し、図20に示す動作の流れと異なる動作について説明する。
再生コンテンツのEjectフラグ73dが「0」、即ち、再生コンテンツが格納されているHDDが取り付けられている場合は(図23のS117:Yes)、再生部64は、得られた再生コンテンツを再生する(図23のS118)。再生コンテンツのEjectフラグ73dが「1」、即ち、再生コンテンツが格納されているHDDが取り外されている場合は(図23のS117:No)、再生部64は、得られた再生コンテンツを再生せずに、以降の処理(図23のS119)へ移る。
尚、分離状態の分割コンテンツを一部欠落した視聴可能な1つの番組とする場合には、ソフトウェア110は、GUI作成部65cに変えて、GUI作成部65gを備えるとしてもよい。
割合表示作成部65hは、情報取得部65bが取得した、再生対象番組を構成する分割コンテンツのコンテンツ管理情報に含まれるEjectフラグ73dが、「0」である分割コンテンツは再生可能、「1」である分割コンテンツは再生不可能として、番組の再生可能な部分を示す不透過表示部241と、番組の再生不可能な部分を示す透過表示部242とを持つ視聴可能割合表示を作成し表示部20に表示する。図25は、一部が欠落した分割番組の状態をユーザに示す視聴可能割合表示である。
(実施の形態2)
<概要>
上記の実施の形態1では、コンテンツ録画時に、仮想ドライブ管理情報テーブル71の接続ドライブ管理情報ポインタ71hへ登録された順に、HDDの空き容量を確認し、空き容量があるHDDを見つけた時点で当該HDDをコンテンツの格納先とするDVD/HDDレコーダ100について説明したが、本発明の実施の形態2では、HDDの着脱にともなうコンテンツの管理が容易になるような選択基準で、録画時のコンテンツ格納先HDDを選択するDVD/HDDレコーダ200について説明する。
図26は、本実施の形態2に係るDVD/HDDレコーダ200を制御するソフトウェア210の機能構成を示す機能ブロック図である。
図26に示すソフトウェア210の構成は実施の形態1で説明したソフトウェア110の録画部63を、録画部66に変更し、予約制御部67、空き領域調整部68、及び空き領域判定部69を加えたものである。また、RAM70は、コンテンツ管理情報テーブル73に替えてコンテンツ管理情報テーブル75を保持する。尚、ソフトウェア110と同様の構成要素には同一の符号を付し、それらの説明を省略する。
1件の録画予約につき1件の予約設定情報がRAM70に格納されている。
図27は、予約設定情報のデータ構造を示す図である。1件の予約設定情報は、予約ID、録画開始日時、録画終了日時、録画CHから構成される。
尚、録画開始日時、及び録画終了日時は、1つの所定の日時を指定するだけではなく、録画開始、及び録画終了の周期的な時刻を指定することも可能であり、これによって、DVD/HDDレコーダ200は、1件の予約設定情報により、毎日、又は毎週決まった時間のコンテンツを定期的に録画することができる。
空き容量比較部66gは、接続ドライブ管理情報テーブル72の各接続ドライブ管理情報から空き容量72gを取得し、空き容量72gが最大であるHDDを選択する。
コンテンツ管理情報テーブル75のコンテンツ管理情報は、コンテンツ管理情報テーブル73のコンテンツ管理情報に、予約ID75jを加えた構成である。
予約ID75jは、当該コンテンツ管理情報に対応するコンテンツが録画予約により録画された場合、当該録画予約に対応する予約設定情報の予約IDの値が格納される。尚、予約ID75j以外の各要素は、コンテンツ管理情報テーブル73のコンテンツ管理情報に含まれる各要素と同様である。
空き領域判定部69は、HDD41、及びHDD42の両方の記録領域に空き領域があるか否かを判定し、空き領域調整部68に通知する。
つぎに、上述のように構成されたDVD/HDDレコーダ200の動作について説明する。
先ず、録画動作時にコンテンツの書き込み先のHDDを決定する動作の流れについて説明する。
ドライブ選択部66bは、録画制御部63aが受け付けた録画指示に予約IDが含まれるか否かを判定する(S131)。録画指示が予約IDを含む場合、即ち、録画予約に基づいた録画指示である場合(S131:Yes)、定期録画ドライブ確認部66fを用いて書き込み先のHDDを選択する。
先ず、仮想ドライブ管理情報テーブル71の接続ドライブ管理情報ポインタ71hに、まだ処理していないドライブ情報のアドレスが登録されている場合(S132:Yes)、定期録画ドライブ確認部66fは、未処理のドライブ情報を、処理対象として接続ドライブ管理情報テーブル72から取得する(S133)。さらに、取得したドライブ情報の番組インデックスポインタ72hに、まだ処理していないコンテンツ管理情報のアドレスが登録されている場合(S134:Yes)、定期録画ドライブ確認部66fは、未処理のコンテンツ管理情報を、コンテンツ管理情報テーブル75から取得する(S135)。
空き容量比較部66gは、DVD/HDDレコーダ200に取り付けられたHDDから最大の空き容量を持つHDDを以下の動作により選択する。
上記の動作により、1件の予約設定情報によって毎日、又は毎週定期的に録画する録画予約に基づいた録画指示を、録画部66で受け付けた場合に、同一の録画予約により録画されたコンテンツを格納しているHDDに空き容量があれば、定期録画ドライブ確認部66fが、当該HDDをコンテンツの書き込み先HDDに選択する。これにより、1件の録画予約によって定期的に録画されるコンテンツは、1つのHDDにまとめて格納される。
図30は、2つのHDDの空き領域を1つのHDDにまとめる動作の流れを示す図である。
ユーザの操作により、2つのHDDの空き領域を1つのHDDにまとめる指示指示を受けた空き領域判定部69は、仮想ドライブ管理情報テーブル71の接続ドライブ管理情報ポインタ71hから、HDD41、及びHDD42のドライブ情報のアドレスを取得し、HDD41、及びHDD42の空き容量72gを、接続ドライブ管理情報テーブル72から取得し(S151)、両方のHDDの空き容量72gが0でない、即ち、HDD41、及びHDD42共に空き領域があるか否かを判定する(S152)。
HDD41、及びHDD42共に空き領域がある場合(S152:Yes)、空き領域判定部69は、空き領域調整部68に2つのHDDに空き領域がある事を通知する。
通知を受けた空き領域調整部68は、番組リストテーブル74に登録されている分割番組を構成する分割コンテンツであり、且つ、HDD41の空き容量以下のサイズである分割コンテンツが、HDD42に格納されているか否かを判定する(S153)。番組リストテーブル74に登録されている分割番組を構成する分割コンテンツであり、且つ、HDD41の空き容量以下のサイズである分割コンテンツが、HDD42に格納されている場合は(S153:Yes)、当該コンテンツをHDD42からHDD41へ移動し(S154)、RAM70が保持する管理情報群を更新する。
以上の動作により、2つのHDDの空き領域を1つのHDDにまとめる動作が完了する。
上記の動作により、最大の空き容量が大きくなり、録画するコンテンツが、できる限り1つのHDDに格納されるようになる。
また、上記動作では、コンテンツの移動元、移動先を固定しているが、各HDDのコンテンツ格納状態に合わせて、コンテンツの移動元、移動先を変更するとしてもよい。例えば、HDD41からHDD42へ移動可能なコンテンツの総データ量およびHDD41の元の空き容量の合計と、HDD42からHDD41へ移動可能なコンテンツの総データ量およびHDD42の元の空き容量の合計とを比較し、合計の容量がより大きくなるHDDをコンテンツの移動元としてもよい。
(実施の形態3)
<概要>
上記の実施の形態1では、DVD/HDDレコーダ100と記録媒体との間のアクセス負荷を軽減するために、記録媒体が保持している管理情報(ドライブ管理情報、コンテンツ管理情報)と同様の情報を、DVD/HDDレコーダ100および200のRAM70に複製して保持する構成を示した。
<構成>
本実施の形態3に係るDVD/HDDレコーダ300は、DVD−VR規格(DVD−Video Recording Format)に従ってコンテンツを記録する記録媒体管理装置である。
図31は、本実施の形態3に係るDVD/HDDレコーダ300のハードウェア構成を示す図である。本実施の形態3に係るDVD/HDDレコーダ300は、実施の形態1に係るDVD/HDDレコーダ100の記録媒体40を、記録媒体80に変更した構成である。なお、DVD/HDDレコーダ100と同様の構成要素には同一の符号を付し、それらの説明を省略する。
次に、DVD81、DVD82、及びDVD83に記録されるコンテンツと管理情報との概要について説明する。
図32は、DVD81、DVD82、及びDVD83の記録内容を、DVD−VR規格により規定されたディレクトリ構造を用いて示す図である。
DVD_RTAVディレクトリの配下には、VR_MANGR.IFO、VR_MOVIE.VRO、VR_STILL.VRO、VR_AUDIO.VRO、VR_MANGR.BUP等のファイルが存在する。
VR_MANGR.IFOは、各コンテンツの再生経路や、コンテンツの管理情報等が記録されているファイルであり、VR_MANGR.BUPは、VR_MANGR.IFOのバックアップファイルである。
コンテンツの再生経路を示すプレイリストは、複数のCELL(再生区間)情報からなる。それぞれのCELL情報は、論理的な再生区間を、In点とOut点との時刻情報により定義する。
以上がDVD81、DVD82、及びDVD83に記録されるコンテンツと管理情報との概要である。
図34は、RTR_VGM301のデータ構成を示す図である。図に示すように、RTR_VGM301は、記録媒体に記録している各プレイリストを指し示すポインタ等を含むRTR_VGMI302と、タイムマップの詳細が設定されているM_AVFIT303と、M_AVFIT303と同様のデータ構造を持つS_AVFIT304と、各コンテンツの再生経路が設定されているORG_PGCI305と、ユーザが定義した再生経路が設定されているUD_PGCIT306と、各コンテンツの管理情報として独自に追加される情報(放送局情報、表示チャンネル名、ビットレート情報等)が設定されているTXTDT_MG307と、各コンテンツの録画時や更新時に当該コンテンツを操作した記録媒体管理装置、当該装置の製造者等を識別する識別子等が設定されているMNFIT308とからなる。
以上がRTR_VGM301についての説明である。
図36は、DVD/HDDレコーダ300において、RAM70が保持する管理情報と、着脱可能な記録媒体に記録されている管理情報との関係を模式的に示す図である。
対象のコンテンツを個別に管理し利用するための個別情報であるコンテンツユニット管理情報84は、従来のDVD−VR規格によりRTR_VGM301に設定されている情報である。
番組リストテーブル76は、DVD/HDDレコーダ300のRAM70に記録される情報であって、(i)記録媒体の着脱が検知された場合、(ii)記録媒体がフォーマットされた場合、(iii)コンテンツが録画、編集された場合、の何れかの場合に、コンテンツユニット管理情報84及びコンテンツユニット連結情報86に設定されている情報を用いて更新される。
続いて、上記のコンテンツユニット管理情報84、コンテンツユニット連結情報86、および番組リストテーブル76のそれぞれの詳細につて説明する。先ず、コンテンツユニット管理情報84の詳細について説明する。
DVD81、DVD82、及びDVD83の各記録媒体には、それぞれが録画しているコンテンツ毎に対応するコンテンツユニット管理情報84が記録されている。
コンテンツユニット管理情報84は、対応するコンテンツのコンテンツ識別情報、録画位置、録画長、コンテンツ名、録画開始日時、録画装置本体識別情報等の情報を含む。これらの各情報は、対応するコンテンツが記録されている記録媒体のRTR_VGM301に、従来のDVD−VR規格に基づいて設定されている情報から得られる値である。
拡張ポインタ85は、上述のように、本実施の形態3に係るDVD/HDDレコーダ300によって、対応するコンテンツのコンテンツユニット連結情報86が格納されているIT_TXT313の番号である。当該拡張ポインタ85は、対応するコンテンツのPGI309に含まれるIT_TXT_SRPN311に記録されている。
コンテンツユニット連結情報86は、DVD−VR規格により規定されているRTR_VGMに、本発明において独自に追加する情報であって、対応するコンテンツが分割コンテンツである場合に、分割コンテンツを統合して統合コンテンツとして管理するための情報である。尚、図では、コンテンツユニット連結情報86を1つのテーブルとして図示しているが、実際には、コンテンツユニット連結情報86は、各レコード毎に、それぞれ対応するコンテンツが記録されている記録媒体のRTR_VGM301中のIT_TXT313に記録される。
統合コンテンツ識別情報には、下記の(i)、(ii)の何れかの条件で値が設定される。
当該分割コンテンツが属する統合コンテンツの先頭となる分割コンテンツ(後述の分割順位が「0」の分割コンテンツ)のコンテンツユニット管理情報を参照し、録画装置本体識別情報に設定されている値と、録画開始日時に設定されている値とを連結した値を設定する。
当該コンテンツのコンテンツユニット管理情報を参照し、録画装置本体識別情報に設定されている値と、録画開始日時に設定されている値とを連結した値を設定する。
総分割数には、下記の(i)、(ii)の何れかの条件で値が設定される。
当該分割コンテンツが属する統合コンテンツを構成する分割コンテンツの総数が設定される。
(ii)当該コンテンツユニット連結情報86の対応するコンテンツが分割コンテンツではない場合
1が設定される。
(i)当該コンテンツユニット連結情報86の対応するコンテンツが分割コンテンツである場合
当該分割コンテンツが属する統合コンテンツが記録されたときに、最初に記録された分割コンテンツの分割順位を「0」として、以降分割され記録された毎に1加算した値が設定される。
無効値(=−1)が設定される。
初期作成時のコンテンツ容量には、下記の(i)、(ii)、(iii)の何れかの条件で値が設定される。
当該コンテンツの記録時の容量が設定される。
(ii)当該コンテンツユニット連結情報86の対応するコンテンツが、当該コンテンツユニット連結情報86の総分割数に設定されている数のコンテンツからなる1つの番組として番組リストテーブル76に登録されている状態で、DVD/HDDレコーダ300により編集された場合
当該コンテンツの編集後の容量が設定される。
値は変更されない。(当該コンテンツの編集前の容量)
ドライブ識別情報には、当該コンテンツユニット連結情報86が記録されている記録媒体の製造番号が設定される。尚、製造番号は、記録媒体を一意に特定する識別子であって、当該記録媒体の管理領域に製造者により記録されている。
番組リストテーブル76は、記録媒体に記録されているコンテンツ(FS層)を、ユーザ操作の対象となる番組(仮想FS層)を用いて間接指定するためのリファレンステーブルであり、各番組毎にコンテンツとの対応関係が登録されている。番組リストテーブル76には、番組総数、番組名、統合コンテンツ識別情報、参照コンテンツ数、及び参照コンテンツ識別情報の各情報が記録されている。
番組名、統合コンテンツ識別情報、参照コンテンツ数、及び参照コンテンツ識別情報の各情報は、当該番組リストテーブル76に登録されている番組毎に設定される情報であり、各情報には、具体的には以下に示す値が登録される。
番組名には、下記の(i)、(ii)の何れかの条件で値が登録される。
当該番組を構成する分割コンテンツのうち、分割順位が「0」の分割コンテンツのコンテンツユニット管理情報84に設定されているコンテンツ名。
(ii)当該情報の対応する番組が1つのコンテンツにより構成されている場合
当該番組を構成するコンテンツのコンテンツユニット管理情報84に設定されているコンテンツ名。
参照コンテンツ数には、当該情報が対応する番組を構成するコンテンツの数が登録される。尚、参照コンテンツ数は、当該情報が対応する番組を構成するコンテンツのコンテンツユニット連結情報86に設定されている総分割数と必ずしも一致しない。
<動作>
最後に、上述のように構成されたDVD/HDDレコーダ300においてテーブル編集部61が番組リストテーブル76を更新する処置手順につて詳細に説明する。
媒体検知部62は、記録媒体の着脱を検知した場合に、当該着脱をテーブル作成部61aへ通知する(S301)。通知を受けたテーブル作成部61aは、未処理の記録媒体のうちの何れか、例えば、製造番号の値が最も小さい記録媒体を、処理対象に選択する(S302)し、管理情報読出し部61cは、処理対象に選択されて記録媒体のDVD_RTAVディレクトリからVR_MANGR.IFOファイルを読み出し、RTR_VGM301に含まれる情報から当該記録媒体に記録されているコンテンツの数を取得する(S303)。
(i)「番組名」:処理対象のコンテンツのコンテンツユニット管理情報84に含まれる「コンテンツ名」を登録する。
(ii)「統合コンテンツ識別情報」:処理対象のコンテンツのコンテンツユニット連結情報86に含まれる「統合コンテンツ識別情報」を登録する。
(iii)「参照コンテンツ数」:「1」を登録する。
(iv)「参照コンテンツ識別情報」:処理対象のコンテンツのコンテンツユニット連結情報86に含まれる「ドライブ識別情報」と、コンテンツユニット管理情報84に含まれる「コンテンツ識別情報」とを登録する。
番組リストテーブル76に、処理対象のコンテンツと「統合コンテンツ識別情報」の値が同じ番組が登録されている場合(S307:Yes)、テーブル作成部61aは、論理合成判定部61bに処理対象のコンテンツの論理合成判定を指示する。
論理合成判定部61bから肯定的な判定結果を通知された場合、テーブル作成部61aは、処理対象のコンテンツと「統合コンテンツ識別情報」が同一である番組を、番組リストテーブル76から全て消去し、さらに、「番組名」、「統合コンテンツ識別情報」、「参照コンテンツ数」、及び「参照コンテンツ識別情報」の各情報を以下の(i)乃至(iv)のように設定した新たな番組を番組リストテーブル76に書き込み、処理対象のコンテンツのコンテンツユニット連結情報86に設定されている「総分割数」から2減算した値を、番組リストテーブル76の「番組数」から減算する(S310)。
(i)「番組名」:処理対象のコンテンツと「統合コンテンツ識別情報」が同一であり、且つ、コンテンツユニット連結情報86の「分割順位」が「0」であるコンテンツを、処理済みの記録媒体から検出し、検出したコンテンツのコンテンツユニット管理情報84に含まれる「コンテンツ名」を登録する。
(ii)「統合コンテンツ識別情報」:処理対象のコンテンツのコンテンツユニット連結情報86に含まれる「統合コンテンツ識別情報」を登録する。
(iii)「参照コンテンツ数」:処理対象のコンテンツのコンテンツユニット連結情報86に含まれる「総分割数」の値を登録する。
(iv)「参照コンテンツ識別情報」:処理対象のコンテンツと「統合コンテンツ識別情報」が同一であるコンテンツを全て検出し、検出した各コンテンツのコンテンツユニット連結情報86に含まれる「ドライブ識別情報」と、コンテンツユニット管理情報84に含まれる「コンテンツ識別情報」とを、コンテンツユニット連結情報86の「分割順位」の値が小さい順に登録する。
S302からS312までの処理を全ての記録媒体について繰り返し、番組リストテーブル76の更新を終了する。
以上がDVD/HDDレコーダ300においてテーブル編集部61が番組リストテーブル76を更新する処置手順である。
先ず、図36に示す状態のDVD/HDDレコーダ300から、ドライブ識別情報が#3の記録媒体が取り外された場合の番組リストテーブル76の更新について図39を参照して説明する。
「Nwes」番組、及び「Movie」番組は、それそれ対応するコンテンツが#1及び#2の記録媒体に記録されているため、更新後も番組リストテーブル76に登録されている。
#9の記録媒体には、#1及び#2の記録媒体に記録されているコンテンツと統合コンテンツ識別情報が一致するコンテンツが記録されていない。そのため、#1及び#2の記録媒体に記録されているコンテンツに対応して図39に示す番組リストテーブル76に登録されていた各番組は、#9の記録媒体の取り付けにより更新された図40に示す番組リストテーブル76においても同様に登録されている。また、#9の記録媒体に記録されている「Lesson」のコンテンツが、新たに「Lesson」番組として番組リストテーブル76に登録されている。
図36に示す状態では、#2の記録媒体に記録されている「Movie2」のコンテンツの容量は、コンテンツユニット連結情報86に設定されている「初期作成時のコンテンツ容量」の値「10」と一致しており、当該「Movie2」と#1の記録媒体に記録されている「Movie1」とは論理合成判定部61bにおいて統合可能と判断される。これにより「Movie1」と「Movie2」とにより構成される「Movie」番組が、番組リストテーブル76に登録されている。
<その他の変形例>
本発明を上記の実施の形態1乃至3に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されないのはもちろんである。以下のような場合も本発明に含まれる。
(1)本発明は、上記の実施の形態1乃至3において説明したフローチャートの処理手順を含む方法であるとしてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号を、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク等を経由して伝送するものとしてもよい。
また、前記プログラム又は前記デジタル信号を前記記録媒体に記録して移送することにより、又は前記プログラム又は前記デジタル信号を前記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
(2)本発明は、記録媒体管理装置の制御を行うシステムLSIであって、上記の実施の形態1乃至3において説明したフローチャートの処理手順を実現するプログラムを実行するとしてもよい。システムLSIは典型的には、コアCPUとDSP(Digital Signal Processor)、DRAM(Dynamic RAM)、フラッシュメモリから構成される。尚、DSPの代わりにASIC(Application Specific Integrated Circuit)を備えるとしても勿論よい。構成物の1チップ化は、SiP(System in Package)、SoC(System on Chip)等の方法で行われる。
(3)上述の実施の形態1乃至3においては、任意の時点で記録媒体の取り付け及び取り外しが可能であるとしたが、記録媒体の取り付け及び取り外しには、GUI操作による取り付け又は取り外しの指示を必要とするとしてもよい。
(4)上述の実施の形態1乃至3においては、記録媒体管理装置は2つ、又は3つの記録媒体を1つの仮想ドライブとして管理する構成を示したが、本発明に係る記録媒体管理装置が備える記録媒体の数は上記の数に限定されないのは勿論であり、3つ以上の記録媒体を1つの仮想ドライブとして管理するとしてもよい。また、装置内のメモリ上に、仮想ドライブの管理に用いる情報(番組リストテーブル等)を複数セット保持することで、3以上の記録媒体を2以上の仮想ドライブとして管理するとしてもよい。
(5)上述の実施の形態1及び2においては、仮想ドライブの管理に必要な情報(仮想ドライブ管理情報テーブル、接続ドライブ管理情報テーブル、コンテンツ管理情報テーブル、番組リストテーブル)を常にメモリ上に保持する構成を示したが、例えば、記録媒体管理装置に接続された記録媒体が1つである場合は、仮想ドライブの管理に必要な情報をメモリ上に保持せず、記録媒体が複数に増設された時点で、仮想ドライブの管理に必要な情報を新規作成するとしてもよい。
(6)上述の実施の形態1乃至3においては、記録領域の管理の対象となる記録媒体としてHDD、及びDVD−RAMを用いて説明したが、本発明の記録媒体管理装置の特徴は、HDD、及びDVD−RAMの物理的性質に依存するものではなく、コンテンツを記録しうる記録媒体ならどのような記録媒体にも適用することが出来る。例えば、BD−ROM、DVD−ROM、DVD−RW、DVD−R、DVD+RW、DVD+R、CD−R、CD−RW等の光ディスク、PD、MO等の光磁気デスク、コンパクトフラッシュ(登録商標)カード、スマートメディア、メモリスティック、マルチメディアカード、PCM−CIAカード等の半導体メモリカード、フレシキブルディスク、SuperDisk,Zip,Clik!等の磁気記録ディスク、ORB、Jaz、SparQ、SyJet、EZFley、マイクロドライブ等のリムーバルハードディスクドライブであってもよい。更に、機器内蔵型のハードディスクドライブであってもよい。
(7)上述の実施の形態1及び2においては、論理合成判定において分割コンテンツが、統合コンテンツが復元されていない状態で編集されているか否かを、コンテンツの記録開始位置と、記録長とを用いて判定する例を示し、上述の実施の形態3においては、コンテンツの記録容量を用いて判定する例を示したが、他の判定基準を用いて、分割コンテンツの編集の有無を判定しても良い。例えば、コンテンツユニット連結情報に統合コンテンツが復元されていない状態での編集の有無を判定するための情報として、統合コンテンツが復元可能な状態で記録および編集された分割コンテンツの先頭画像及び最終画像を保持させ、記録媒体取り付け時に、これらの画像が記録媒体に格納されているコンテンツと一致するか否かにより、コンテンツの編集の有無を判定するとしても良い。このような場合には、分割コンテンツが実際には他の記録媒体管理装置により編集されていても、前後の分割コンテンツと画像が連続していれば、1つの統合コンテンツとして視聴可能とする事ができる。また、DVD−VR規格に準拠してコンテンツを記録媒体へ記録する場合には、本発明に係る記録媒体管理装置において、コンテンツユニット連結情報にコンテンツのプレイリストを構成するCELL情報の複製を退避しておくことにより、記録媒体の取り付け時にコンテンツの編集の有無をより詳細に判定することができる。
(8)上述の実施の形態3においては、コンテンツユニット管理情報84の「録画開始日時」に、対応するコンテンツの先頭のVOBの録画日時を、M_AVFIT303から取得し設定するとしたが、コンテンツユニット管理情報84の「録画開始日時」は、対応するコンテンツが録画開始された日付、および時刻情報であれば、他の手段にて取得するとしてもよい。例えば、DVD−VR規格に準拠してIT_TXT313に記録されている対応するコンテンツのビットレート情報に含まれる録画日時を取得し、コンテンツユニット管理情報84の「録画開始日時」に設定するとしてもよい。
(9)上述の実施の形態3においては、コンテンツユニット連結情報86の「ドライブ識別情報」として、対応するコンテンツが記録されている記録媒体の製造番号を用るとしたが、当該「ドライブ識別情報」は、個々の記録媒体を一意に識別する情報であればどのような情報を用いてもよい。例えば、記録媒体のフォーマット時に、DVD/HDDレコーダ300においてフォーマットした記録記録媒体の通し番号と、当該DVD/HDDレコーダ300の製造番号とを連結した値を「ドライブ識別情報」として記録した図42に示す統合コンテンツドライブ情報87を作成し、当該記録媒体に記録しておくとしてもよい。これにより、以後コンテンツの録画時に、新たに録画したコンテンツのコンテンツユニット連結情報86の「ドライブ識別情報」には、統合コンテンツドライブ情報87の「ドライブ識別情報」の値を設定することで、記録媒体を一意に特定することができる。尚、記録媒体のフォーマット時には、記録領域に記録されている情報は消去され、記録領域の管理情報も初期化するのが一般的であるが、統合コンテンツドライブ情報87の「ドライブ識別情報」は、当該統合コンテンツドライブ情報87が記録されている記録媒体が初めてフォーマットされた場合に付与された値を、2度目以降のフォーマット時にも保持し、継続して使用するとしてもよい。
(10)上記実施の形態1乃至3、及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
本発明の活用例としては、複数の記録媒体が着脱可能であって、長時間にわたる放送の録画等にこれらの記録媒体を用いる記録媒体管理装置、および、着脱可能な複数の記録媒体を、長時間にわたる放送の録画等に利用する記録媒体管理方法等がある。
20 表示部
30 ユーザ入力部
40 記録媒体
41 HDD
42 HDD
50 CPU
60 ROM
61 テーブル編集部
61a テーブル作成部
61b 論理合成判定部
61c 管理情報読出し部
62 媒体検知部
63 録画部
63a 録画制御部
63b ドライブ選択部
63c 管理情報作成部
63d コンテンツ書込み部
63e 分割部
64 再生部
64a 再生制御部
64b コンテンツ読出し部
65 GUI表示部
65a GUI制御部
65b 情報取得部
65c GUI作成部
65d リスト表示作成部
65e 構成表示作成部
65f 警告表示作成部
65g GUI作成部
65h 割合表示作成部
66 録画部
66b ドライブ選択部
66f 定期録画ドライブ確認部
66g 容量比較部
67 予約制御部
68 空き領域調整部
69 空き領域判定部
70 RAM
71 仮想ドライブ管理情報テーブル
71a テーブル長
71b ディスク総数
71c 番組総数
71d 分割番組総数
71e ドライブ総容量
71f ドライブ記録済み容量
71g ドライブ空き容量
71h 接続ドライブ管理情報ポインタ
72 接続ドライブ管理情報テーブル
72a ディスク識別情報
72b テーブル長
72c コンテンツ総数
72d 分割コンテンツ総数
72e ディスク総容量
72f 記録済み容量
72g 空き容量
72h 番組インデックスポインタ
73 コンテンツ管理情報テーブル
73a 番組識別情報
73b テーブル長
73c 分割フラグ
73d Ejectフラグ
73e 総分割数
73f 分割順位
73g 記録開始位置
73h 記録長
73i 管理用情報
74 番組リストテーブル
74a 番組名
74b 番組識別情報
74c 分割番組フラグ
74d 格納ドライブ情報
75 コンテンツ管理情報テーブル
75b テーブル長
75c 分割フラグ
75d Ejectフラグ
75e 総分割数
75f 分割順位
75g 記録開始位置
75h 記録長
75i 管理用情報
75j 予約ID
76 番組リストテーブル
80 記録媒体
81 DVD
82 DVD
83 DVD
84 コンテンツユニット管理情報
85 拡張ポインタ
86 コンテンツユニット連結情報
87 統合コンテンツドライブ情報
100 DVD/HDDレコーダ
101 論理合成状態
102 分離状態
103 分離状態
104 再論理合成チェック
105 非分離状態
110 ソフトウェア
200 DVD/HDDレコーダ
210 ソフトウェア
241 不透過表示部
242 透過表示部
300 DVD/HDDレコーダ
301 RTR_VGM
302 RTR_VGMI
303 M_AVFIT
304 S_AVFIT
305 ORG_PGCI
306 UD_PGCIT
307 TXTDT_MG
308 MNFIT
309 PGI
310 PRM_TXTI
311 IT_TXT_SRPN
312 IT_TXT_SRP
313 IT_TXT
411 ドライブ管理情報
411a ディスク識別情報
411b テーブル長
411c コンテンツ総数
411d 分割コンテンツ総数
411e ディスク総容量
411f 記録済み容量
411g 空き容量
411h 番組インデックスポインタ
421 ドライブ管理情報
Claims (29)
- 複数の記録媒体を着脱可能な記録媒体管理装置であって、
コンテンツを複数の記録媒体に分配するために、複数の分割コンテンツに分割する分割手段と、
前記分割手段により分割された分割コンテンツの全てを統合して前記コンテンツを復元するための復元情報と各分割コンテンツを個別に利用するための個別情報とを含むコンテンツ管理情報を、分割コンテンツ毎に作成する管理情報作成手段と、
各分割コンテンツと、それぞれの分割コンテンツに対応するコンテンツ管理情報との各組を、複数の記録媒体へ分配し書き込む書込み手段と、
当該装置に取り付けられている記録媒体のそれぞれから、前記コンテンツ管理情報を読み出す読出し手段と、
前記記録媒体へ書き込まれた分割コンテンツの利用時に、前記読出し手段が前記コンテンツ管理情報の全てを読み出せた場合、前記分割コンテンツを統合し前記コンテンツを復元して利用すると判断し、前記読出し手段が前記コンテンツ管理情報の何れかを読み出せなかった場合、それぞれの分割コンテンツを個別に利用すると判断する統合判断手段と、
前記統合判断手段により前記コンテンツを復元して利用すると判断された場合に、前記読出し手段が読み出したコンテンツ管理情報の復元情報に基づいて、前記コンテンツを1つの番組として提示するための統合番組情報を作成し、
前記統合判断手段によりそれぞれの分割コンテンツを個別に利用すると判断された場合、前記読出し手段が読み出したコンテンツ管理情報毎に、対応する分割コンテンツを個別の番組として提示するための個別番組情報を作成する番組情報作成手段と
を備えることを特徴とする記録媒体管理装置。 - 前記番組情報作成手段は更に、前記統合判断手段によりそれぞれの分割コンテンツを個別に利用すると判断された場合、前記統合番組情報を作成しない
ことを特徴とする請求項1記載の記録媒体管理装置 - 前記コンテンツ管理情報は、対応する分割コンテンツが、格納先の記録媒体が当該記録媒体管理装置から取り外された状態で、改変されているか否かを示す改変情報を含み、
前記統合判断手段は更に、前記読出し手段により読み出された何れかのコンテンツ管理情報の改変情報が、対応する分割コンテンツが改変されていることを示す場合、それぞれの分割コンテンツを個別に利用すると判断することを特徴とする請求項1記載の記録媒体管理装置。 - 前記コンテンツ管理情報は、対応する分割コンテンツが、格納先の記録媒体が当該記録媒体管理装置から取り外された状態で、改変されているか否かを示す改変情報を含み、
前記統合判断手段は更に、前記読出し手段により読み出された何れかのコンテンツ管理情報の改変情報が、対応する分割コンテンツが改変されていることを示す場合、それぞれの分割コンテンツを個別に利用すると判断し、
前記番組情報作成手段は、前記統合判断手段によりそれぞれの分割コンテンツを個別に利用すると判断された場合、前記統合番組情報を作成しないこと
を特徴とする請求項1記載の記録媒体管理装置。 - 前記改変情報は、前記復元情報の一部であって対応する分割コンテンツの初期作成時の状態を示す情報と、前記個別情報の一部であって対応する分割コンテンツの現在の状態を示す情報とからなり、前記対応する分割コンテンツの初期作成時の状態を示す情報と前記対応する分割コンテンツの現在の状態を示す情報とが一致する場合には、対応する分割コンテンツが、格納先の記録媒体が当該記録媒体管理装置から取り外された状態で、改変されていないことを示し、一致しない場合には、改変されていることを示すこと
を特徴とする請求項3および請求項4のいずれかに記載の記録媒体管理装置 - 前記記録媒体管理装置は、さらに、
前記番組情報作成手段により前記コンテンツを提示するための統合番組情報が作成された場合に、前記コンテンツが使用可能であることを提示する提示手段を備えること
を特徴とする請求項1記載の記録媒体管理装置。 - 前記記録媒体管理装置は、さらに、
前記各分割コンテンツの格納先の記録媒体を示す情報を提示する媒体構成提示手段を備えること
を特徴とする請求項6記載の記録媒体管理装置。 - 前記記録媒体管理装置は、さらに、
前記複数の分割コンテンツの何れかを格納した記録媒体を前記記録媒体管理装置から取り外す場合に、前記コンテンツが使用できなくなることを警告する警告手段を備えること
を特徴とする請求項6記載の記録媒体管理装置。 - 前記コンテンツ管理情報は、前記コンテンツを分割した分割コンテンツの数を示す分割数情報を含み、
前記記録媒体管理装置は、さらに、前記コンテンツ管理情報の分割数情報が示す数の分割コンテンツのうち、当該記録媒体管理装置に取り付けられた記録媒体に格納されている分割コンテンツと、当該記録媒体管理装置に取り付けられた記録媒体に格納されていない分割コンテンツとの比率を提示する使用可能割合提示手段を備えること
を特徴とする請求項6記載の記録媒体管理装置。 - 前記個別情報は、少なくとも、対応する分割コンテンツを一意に識別する識別子と、対応する分割コンテンツの記録媒体における記録位置を示す情報とを含み、
前記復元情報は、少なくとも、前記コンテンツを一意に識別する識別子と、前記コンテンツが分割された分割コンテンツの総数を示す情報と、前記総数の分割コンテンツにおける対応する分割コンテンツの順位を示す情報とを含むこと
を特徴とする請求項1記載の記録媒体管理装置。 - 前記分割手段は、前記コンテンツのデータ量が、前記複数の記録媒体の内の何れかの未使用記録領域の容量よりも小さい場合、前記コンテンツを分割せず、前記コンテンツのデータ量が、何れの記録媒体の未使用記録領域の容量よりも大きい場合、前記コンテンツを複数の分割コンテンツに分割し、
前記書込み手段は、前記分割手段により前記コンテンツが分割された場合、前記複数の分割コンテンツを、各記録媒体へ1ずつ書き込み、前記分割手段により前記コンテンツが分割されなかった場合、前記コンテンツのデータ量より未使用記録領域の容量が大きい記録媒体に、前記コンテンツを書き込むこと
を特徴とする請求項1記載の記録媒体管理装置。 - 前記書込み手段は、前記複数の記録媒体から、未使用記録領域の容量が最も大きい記録媒体を選択する選択手段を含み、
前記分割手段により前記コンテンツが分割された場合、前記選択手段が選択した記録媒体に前記分割コンテンツの1つを書き込み、前記分割手段により前記コンテンツが分割されなかった場合、前記選択手段が選択した記録媒体に前記コンテンツを書き込むこと
を特徴とする請求項11記載の記録媒体管理装置。 - 前記記録媒体管理装置は、さらに、
第1記録媒体と、第2記録媒体との双方に未使用記録領域があるか否かを判定する空き領域判定手段と、
当該空き判定手段により前記第1記録媒体と前記第2記録媒体との双方に未使用記録領域があると判定され、且つ、前記第1記録媒体と前記第2記録媒体とに分割して記録されているコンテンツがある場合には、前記第1記録媒体及び前記第2記録媒体のどちらか一方に記録されている分割コンテンツを他方の記録媒体に移動させる空き領域調整手段を備えること
を特徴とする請求項1記載の記録媒体管理装置。 - 複数の記録媒体を着脱可能な記録媒体管理装置における記録媒体管理方法であって、
コンテンツを複数の記録媒体に分配するために、複数の分割コンテンツに分割する分割ステップと、
前記分割ステップにより分割された分割コンテンツの全てを統合して前記コンテンツを復元するための復元情報と各分割コンテンツを個別に利用するための個別情報とを含むコンテンツ管理情報を、分割コンテンツ毎に作成する管理情報作成ステップと、
各分割コンテンツと、それぞれの分割コンテンツに対応するコンテンツ管理情報との各組を、複数の記録媒体へ分配し書き込む書込みステップと、
前記記録媒体管理装置に取り付けられている記録媒体のそれぞれから、前記コンテンツ管理情報を読み出す読出しステップと、
前記記録媒体へ書き込まれた分割コンテンツの利用時に、前記読出し手段が前記コンテンツ管理情報の全てを読み出せた場合、前記分割コンテンツを統合し前記コンテンツを復元して利用すると判断し、前記読出し手段が前記コンテンツ管理情報の何れかを読み出せなかった場合、それぞれの分割コンテンツを個別に利用すると判断する統合判断ステップと、
前記統合判断ステップにおいて前記コンテンツを復元して利用すると判断された場合に、前記読出しステップにおいて読み出されたコンテンツ管理情報の復元情報に基づいて、前記コンテンツを1つの番組として提示するための統合番組情報を作成し、
前記統合判断ステップにおいてそれぞれの分割コンテンツを個別に利用すると判断された場合、前記読出しステップにおいて読み出されたコンテンツ管理情報毎に、対応する分割コンテンツを個別の番組として提示するための個別番組情報を作成する番組情報作成ステップと
を含むことを特徴とする記録媒体管理方法。 - 前記番組情報作成ステップでは、前記統合判断ステップにおいてそれぞれの分割コンテンツを個別に利用すると判断された場合、前記統合番組情報を作成しないこと
を特徴とする請求項14記載の記録媒体管理方法。 - 前記コンテンツ管理情報は、対応する分割コンテンツが、格納先の記録媒体が前記記録媒体管理装置から取り外された状態で、改変されているか否かを示す改変情報を含み、
前記統合判断ステップでは、前記読出しステップにおいて読み出された何れかのコンテンツ管理情報の改変情報が、対応する分割コンテンツが改変されていることを示す場合、それぞれの分割コンテンツを個別に利用すると判断すること
を特徴とする請求項14記載の記録媒体管理方法。 - 前記コンテンツ管理情報は、対応する分割コンテンツが、格納先の記録媒体が前記記録媒体管理装置から取り外された状態で、改変されているか否かを示す改変情報を含み、
前記統合判断ステップでは、前記読出しステップにおいて読み出された何れかのコンテンツ管理情報の改変情報が、対応する分割コンテンツが改変されていることを示す場合、それぞれの分割コンテンツを個別に利用すると判断し、
前記番組情報作成ステップでは、前記統合判断ステップによりそれぞれの分割コンテンツを個別に利用すると判断された場合、前記統合番組情報を作成しないこと
を特徴とする請求項14記載の記録媒体管理方法。 - 前記改変情報は、前記復元情報の一部であって対応する分割コンテンツの初期作成時の状態を示す情報と、前記個別情報の一部であって対応する分割コンテンツの現在の状態を示す情報とからなり、前記対応する分割コンテンツの初期作成時の状態を示す情報と前記対応する分割コンテンツの現在の状態を示す情報とが一致する場合には、対応する分割コンテンツが、格納先の記録媒体が当該記録媒体管理装置から取り外された状態で、改変されていないことを示し、一致しない場合には、改変されていることを示すこと
を特徴とする請求項16および請求項17のいずれかに記載の記録媒体管理方法。 - 当該記録媒体管理方法は、さらに、
前記番組情報作成ステップにおいて前記コンテンツを提示するための統合番組情報が作成された場合に、前記コンテンツが使用可能であることを提示する提示ステップを含むこと
を特徴とする請求項14記載の記録媒体管理方法。 - 当該記録媒体管理方法は、さらに、
前記各分割コンテンツの格納先の記録媒体を示す情報を提示する媒体構成提示ステップを含むこと
を特徴とする請求項19記載の記録媒体管理方法。 - 当該記録媒体管理方法は、さらに、
前記複数の分割コンテンツの何れかを格納した記録媒体を前記記録媒体管理装置から取り外す場合に、前記コンテンツが使用できなくなることを警告する警告ステップを含むこと
を特徴とする請求項19記載の記録媒体管理方法。 - 前記複数のコンテンツ管理情報は、
前記コンテンツを分割した分割コンテンツの数を示す分割数情報を含み、
当該記録媒体管理方法は、さらに、
前記コンテンツ管理情報の分割数情報が示す数の分割コンテンツのうち、前記記録媒体管理装置に取り付けられた記録媒体に格納されている分割コンテンツと、前記記録媒体管理装置に取り付けられた記録媒体に格納されていない分割コンテンツとの比率を提示する使用可能割合提示ステップを含むこと
を特徴とする請求項19記載の記録媒体管理方法。 - 前記個別情報は、少なくとも、対応する分割コンテンツを一意に識別する識別子と、対応する分割コンテンツの記録媒体における記録位置を示す情報とを含み、
前記復元情報は、少なくとも、前記コンテンツを一意に識別する識別子と、前記コンテンツが分割された分割コンテンツの総数を示す情報と、前記総数の分割コンテンツにおける対応する分割コンテンツの順位を示す情報とを含むこと
を特徴とする請求項14記載の記録媒体管理方法。 - 前記分割ステップは、前記コンテンツのデータ量が、何れかの記録媒体の未使用記録領域の容量よりも小さい場合、前記コンテンツを分割せず、前記コンテンツのデータ量が、何れの記録媒体の未使用記録領域の容量よりも大きい場合、前記コンテンツを複数の分割コンテンツに分割し、
前記書込みステップは、前記分割ステップにおいて前記コンテンツが分割された場合、前記複数の分割コンテンツを、各記録媒体へ1づつ書き込み、前記分割ステップにおいて前記コンテンツが分割されなかった場合、前記コンテンツのデータ量より未使用記録領域の容量が大きい記録媒体に、前記コンテンツを書き込むこと
を特徴とする請求項14記載の記録媒体管理方法。 - 前記書込みステップは、
複数の前記記録媒体から、未使用記録領域の容量が最も大きい記録媒体を選択する選択サブステップと、
前記分割ステップにおいて前記コンテンツが分割された場合、前記選択サブステップにおいて選択された記録媒体に、前記分割コンテンツの内の1つを書き込み、前記分割ステップにおいて前記コンテンツが分割されなかった場合、前記選択サブステップにおいて選択された記録媒体に、前記コンテンツを書き込む最大未使用領域書込サブステップとを含むこと
を特徴とする請求項24記載の記録媒体管理方法。 - 前記コンテンツ管理情報は、対応する分割コンテンツが、どのような条件の予約に基づいて記録されたかを示す種別情報を含み、
前記書込みステップは、
前記コンテンツが予約に基づいて記録される場合に、前記コンテンツと同じ条件の予約に基づいて記録されたことを示す種別情報に対応する同種コンテンツを検出する同種検出サブステップと、
前記分割ステップにおいて前記コンテンツが分割された場合、前記同種検出サブステップにおいて検出された同種コンテンツが格納されている記録媒体に、前記分割コンテンツの1つを書き込み、前記分割ステップにおいて前記コンテンツが分割されなかった場合、前記同種検出サブステップにおいて検出された同種コンテンツが格納されている記録媒体に、前記コンテンツを書き込む同種書込サブステップとを含むこと
を特徴とする請求項14記載の記録媒体管理方法。 - 当該記録媒体管理方法は、さらに、
第1記録媒体と、第2記録媒体との双方に未使用記録領域があるか否かを判定する空き領域判定ステップと、
当該空き判定ステップにおいて前記第1記録媒体と前記第2記録媒体との双方に未使用記録領域があると判定され、且つ、前記第1記録媒体と前記第2記録媒体とに前記コンテンツが分割して記録されている場合に、前記第1記録媒体及び前記第2記録媒体の何れか一方が格納している分割コンテンツを他方の記録媒体に移動させる空き領域調整ステップとを含むこと
を特徴とする請求項14記載の記録媒体管理方法。 - 複数の記録媒体を着脱可能なコンピュータに以下のステップを実行させる記録媒体管理プログラムであって、
コンテンツを複数の記録媒体に分配するために、複数の分割コンテンツに分割する分割ステップと、
前記分割ステップにより分割された分割コンテンツの全てを統合して前記コンテンツを復元するための復元情報と各分割コンテンツを個別に利用するための個別情報とを含むコンテンツ管理情報を、分割コンテンツ毎に作成する管理情報作成ステップと、
各分割コンテンツと、それぞれの分割コンテンツに対応するコンテンツ管理情報との各組を、複数の記録媒体へ分配し書き込む書込みステップと、
前記記録媒体管理装置に取り付けられている記録媒体のそれぞれから、前記コンテンツ管理情報を読み出す読出しステップと、
前記記録媒体へ書き込まれた分割コンテンツの利用時に、前記読出し手段が前記コンテンツ管理情報の全てを読み出せた場合、前記分割コンテンツを統合し前記コンテンツを復元して利用すると判断し、前記読出し手段が前記コンテンツ管理情報の何れかを読み出せなかった場合、それぞれの分割コンテンツを個別に利用すると判断する統合判断ステップと、
前記統合判断ステップにおいて前記コンテンツを復元して利用すると判断された場合に、前記読出しステップにおいて読み出されたコンテンツ管理情報の復元情報に基づいて、前記コンテンツを1つの番組として提示するための統合番組情報を作成し、
前記統合判断ステップにおいてそれぞれの分割コンテンツを個別に利用すると判断された場合、前記読出しステップにおいて読み出されたコンテンツ管理情報毎に、対応する分割コンテンツを個別の番組として提示するための個別番組情報を作成する番組情報作成ステップと
を含むことを特徴とする記録媒体管理プログラム。 - 複数の記録媒体を着脱可能な記録媒体管理装置の制御を行うシステムLSIであって、
コンテンツを複数の記録媒体に分配するために、複数の分割コンテンツに分割する分割手段と、
前記分割手段により分割された分割コンテンツの全てを統合して前記コンテンツを復元するための復元情報と各分割コンテンツを個別に利用するための個別情報とを含むコンテンツ管理情報を、分割コンテンツ毎に作成する管理情報作成手段と、
各分割コンテンツと、それぞれの分割コンテンツに対応するコンテンツ管理情報との各組を、前記記録媒体管理装置に複数の記録媒体へ分配して書き込ませる書込み手段と、
前記記録媒体管理装置に取り付けられている記録媒体のそれぞれから、前記コンテンツ管理情報を読み出させる読出し手段と、
前記記録媒体へ書き込まれた分割コンテンツの利用時に、前記読出し手段が前記コンテンツ管理情報の全てを読み出せた場合、前記分割コンテンツを統合し前記コンテンツを復元して利用すると判断し、前記読出し手段が前記コンテンツ管理情報の何れかを読み出せなかった場合、それぞれの分割コンテンツを個別に利用すると判断する統合判断手段と、
前記統合判断手段により前記コンテンツを復元して利用すると判断された場合に、前記読出し手段が読み出したコンテンツ管理情報の復元情報に基づいて、前記コンテンツを1つの番組として提示するための統合番組情報を作成し、
前記統合判断手段によりそれぞれの分割コンテンツを個別に利用すると判断された場合、前記読出し手段が読み出したコンテンツ管理情報毎に、対応する分割コンテンツを個別の番組として提示するための個別番組情報を作成する番組情報作成手段と
を含むことを特徴とするシステムLSI。
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