JP4204296B2 - Double deck elevator group control system - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、二つのかご室が上下に連結されたダブルデッキエレベータの群管理制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
超高層ビル等では、ビルのスペース効率を向上させるために、ビル内の縦の交通手段として、かご室を上下2段に構成した大量輸送が可能なダブルデッキエレベータが用いられる。このダブルデッキエレベータの運行パターンとしては、例えば上かごを偶数階(2F,4F,6F…)、下かごを奇数階(1F,3F,5F…)に停止させるように上下かごを1階床おきに停止させる「ダブル運転」と、一方のかごを未使用にして1つのかごのみでシングルデッキエレベータのように運転する「シングル運転」と、基準階でのみダブル運転にして偶数階と奇数階をサービスするかごを使い分け、基準階から出発して一度停止した後は偶数階、奇数階の区別なく運転する「セミダブル運転」がある。
【0003】
このようなダブルデッキエレベータの運行パターンは、例えば出勤時、平常時、閑散時などの時間帯に応じて切り替えられる。「ダブル運転」は、かごの停止回数が半分になり、一周時間が短いため、高輸送能力が得られる。このため、出勤時や昼食時等の交通需要の多い時に特に使われる。これに対し、「セミダブル運転」は、「ダブル運転」より輸送能力は低いもの偶数階と奇数階間の移動ができて便利なため、通常時間帯等に使われる。また、乗客の少ない閑散時には、どの階にでも行ける「シングル運転」が使われる。
【0004】
ところで、上述したダブルデッキエレベータにおいて、ダブル運転中では、乗客が偶数階から奇数階、または、奇数階から偶数階に行きたい場合に、乗りかごは直接目的階に行かないために、目的階の1階床手前もしくは1階床先の階床で降車し、そこから目的階まで階段もしくはエスカレータ等を利用することになる。一般の乗客であれば、このような方法にて目的階に行くことは特に問題とはならないが、例えば車イスを利用しているような特定の乗客にとっては、このような乗り換えは非常に不便であり、深刻な問題である。
【0005】
従来、このような問題を解消するため、特定の乗客である車イス利用者からの呼びに対してダブルデッキエレベータの運行パターンを変更することが考えられている(特許文献1)。これは、かご内やホール(乗場)に車イス利用者専用の呼び登録装置を設けておき、その車イス利用者専用の呼び登録装置に呼びの登録があった場合に、通常のダブル運転からセミダブル運転(シングル運転)に運行パターンを切り替えることにより、車イス利用者が途中で乗り換えをせずに目的階へ行けるようにしたものである。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−71063号公報([0034],[0045])
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように、車イス利用者専用の呼びに対して運転パターンを切り替えた場合に、いつまでも、その状態のままで運転していたのでは、ダブルデッキエレベータとしての利点を生かせずに運転効率が低下するだけでなく、他の乗客にも迷惑をかけてしまうことになる。上記特許文献1では、運転パターンを元に戻す方法ついては特に触れていない。
【0008】
そこで、本発明は、運転パターンの切り替えにより、車イス利用者などの特定の乗客が途中で乗り換えを必要とせずに目的階へ直接行けるようにし、さらに、早期に元の状態に戻すことで群管理全体の性能の低下を防ぐことのできるダブルデッキエレベータの群管理制御装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係るダブルデッキエレベータの群管理制御装置は、二つのかご室が上下に連結されたダブルデッキエレベータの群管理制御装置において、各階の乗場で乗客の行先方向を登録するための一般乗場呼び登録手段と、この一般乗場呼び登録手段とは別に、各階の乗場で特定の乗客専用に行先方向を登録するための特殊乗場呼び登録手段と、かご内で乗客の行先階を登録するためのかご内行先階登録手段と、ダブルデッキエレベータの運行パターンを決定する運行パターン決定手段と、この運行パターン決定手段によって決定された運行パターンに応じて、上記特殊乗場呼び登録手段による特殊乗場呼びに応答させるかごを選択する割当制御手段と、この割当制御手段によって選択されたかごが上記特殊乗場呼びに応答した際に、当該かご内で登録可能な行先階を現在の運行パターンに関係なく全階床登録可能な状態に切り替えた後、当該かごが別の階床に停止したときに、既に登録済みの階床の全てが運行パターンと一致しているか否かを判断し、一致している場合に運行パターンに対応した状態に戻すように制御する登録制御手段とを具備して構成される。
【0014】
このような構成によれば、乗場に一般乗場呼び登録手段とは別に設けられた特殊乗場呼び登録手段による特殊乗場呼びにダブルデッキエレベータの上下かごの一方が応答した際に、そのかご内で登録可能な行先階が現在の運行パターンに関係なく全階床登録可能な状態に切り替えられるので、どの階床でも途中で乗り換えを必要とせずに直接行くことができるようになる。さらに、当該かごが別の階床に停止したときに、既に登録済みの階床の全てが運行パターンと一致している場合にかご内で登録可能な行先階を元に戻すことで、特殊運転による停止階床数の増加を抑制して群管理全体の性能の低下を防ぐことができる。
【0015】
また、本発明の請求項2は、請求項1に記載のダブルデッキエレベータの群管理制御装置において、上記割当制御手段は、上記登録制御手段によって全階床登録可能な状態に切り替えられた後に、当該かご内に運行パターンでは不停止階とされている階床が行先階として登録された場合に、上記一般乗場呼び登録手段による一般乗場呼びに対する当該かごの割付優先度を低くすることを特徴とする。
【0016】
このような構成によれば、請求項1に記載の発明の作用効果に加え、全階床登録可能な状態に切り替えられたかご内に、運行パターンでは不停止階とされている階床が行先階として登録された場合に、一般乗場呼びに対する当該かごの割付優先度を低くすることで、一般の乗客が途中の階から当該かごに乗車しないようにして目的階へ早く向かうことができる。
【0017】
また、本発明の請求項3は、請求項1に記載のダブルデッキエレベータの群管理制御装置において、上記特殊乗場呼び登録手段による特殊乗場呼びがあったときに、その乗場に特殊乗場呼びが許可された特定の乗客が存在するか否かを検出する検出手段を備え、上記登録制御手段は、上記検出手段によって特定の乗客が検出された場合にのみ当該かご内で登録可能な行先階を現在の運行パターンに関係なく全階床登録可能な状態に切り替えることを特徴とする。
【0018】
このような構成によれば、請求項1に記載の発明の作用効果に加え、特殊乗場呼びがあったときに、その乗場に特殊乗場呼びが許可された特定の乗客が存在する場合にのみ当該かご内で登録可能な行先階を全階床登録可能な状態に切り替えるようにしたことで、一般の乗客が運行パターン以外の階を行先階として登録することを禁止して運転効率の低下を防ぐことができる。
【0019】
また、本発明の請求項4は、請求項1に記載のダブルデッキエレベータの群管理制御装置において、乗場で上記特殊乗場呼び登録手段が操作されたときに、特定の乗客専用である旨を通知することにより、一般の乗客が上記特殊乗場呼び登録手段に誤登録することを防止する誤登録防止手段を備えたことを特徴とする。
【0020】
このような構成によれば、請求項1に記載の発明の作用効果に加え、乗場で特殊乗場呼び登録手段が操作されたときに、特定の乗客専用である旨を通知することで、一般の乗客がこの特殊乗場呼び登録手段に誤って登録することを防止することができる。
【0021】
また、本発明の請求項5は、請求項1に記載のダブルデッキエレベータの群管理制御装置において、上記登録制御手段によって全階床登録可能な状態に切り替えられた後、当該かごが上記一般乗場呼び登録手段による一般乗場呼びのあった階床に到着した場合に、特殊運転中のかごである旨を通知することにより、一般の乗客が誤乗車することを防止する誤乗車防止手段を備えたことを特徴とする。
【0022】
このような構成によれば、請求項1に記載の発明の作用効果に加え、特殊運転中のかごが一般乗場呼びのあった階床に到着した場合には特殊運転中である旨を通知することで、一般の乗客が誤って乗車することを防止することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0024】
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係るダブルデッキエレベータの群管理制御装置の全体構成を示す図であり、8階建てのビルに2台のダブルデッキエレベータが据え付けられているものを示している。
【0025】
本実施形態における群管理制御システムは、2台のダブルデッキエレベータ(A号機とB号機)を群管理する管群管理制御装置11と、これらのダブルデッキエレベータの走行を個別に制御するかご制御装置12A、12Bとを備える。各階の乗場には、一般の乗客がエレベータ(乗りかご)を呼ぶための一般乗場呼び登録装置13とは別に、車イス利用者がエレベータ(乗りかご)を呼ぶための車イス専用乗場呼び登録装置14が設置されている。この乗場呼び登録装置13、14には、それぞれに上方向/下方向を指定する方向指定ボタンが設けられており、乗客がその方向指定ボタンを押下することで乗場呼びの登録を行うように構成されている。この場合、車イス専用乗場呼び登録装置14は、車イスに乗った状態でボタンを押下できるように、一般乗場呼び登録装置13よりも低い位置に設置されている。
【0026】
また、ダブルデッキエレベータは、上かごと下かごの二つのかご室を有している。図1の例では、A号機の上かごと下かごを15AU、15AL、B号機の上かごと下かごを15BU、15BLで示している。これらのかご室には、当該かご室内で行先階を登録するためのかご内行先階登録装置16が設置されている。このかご内行先階登録装置16には、各階床(ここでは1F〜8F)に対応した行先階指定ボタンが設けられており、乗客がその行先階指定ボタンを押下することで行先階を登録するように構成されている。なお、このかご内行先階登録装置16についても、乗場呼びと同様に一般用と車イス専用に分けて設置しておくことも可能である。
【0027】
群管理制御装置11は、運行パターン指令装置17、割付テーブル18、かご内行先階登録テーブル19、割当制御装置20、登録テーブル切替装置21を備えている。
【0028】
運行パターン指令装置17は、図示せぬ監視盤上の手動スイッチによる切替え指示または予め固定データとして設定された時刻や交通パターンに基づいてダブルデッキエレベータの運行パターンを決定する。この運行パターンには、「ダブル運転」、「セミダブル運転」、「シングル運転」等がある。「ダブル運転」は、例えば上かごを偶数階(2F,4F,6F…)、下かごを奇数階(1F,3F,5F…)といったように上下かごを1階床おきに停止させて運転する。「セミダブル運転」は、基準階から出発するときにはダブル運転であり、基準階から出発して一度停止した後は偶数階、奇数階の区別なく運転する。「シングル運転」は、一方のかごを未使用にして1つのかごのみでシングルデッキエレベータのように運転する。輸送力の高いのは「ダブル運転」であり、出勤時や昼食時等の交通需要の多い時に特に使われる。また、通常時間帯等では「セミダブル運転」、乗客の少ない閑散時には、どの階にでも行ける「シングル運転」といったように使い分けされる。
【0029】
割付テーブル18は、各階の乗場で登録された乗場呼びに対して、運行パターンに応じて上下かごの割当の可否を判別するためのテーブルである。かご内行先階登録テーブル19は、運行パターンに応じてかご内行先階登録装置16による行先階の登録の可否を判別するためのテーブルである。
【0030】
割当制御装置20は、各階の乗場に設置された一般乗場呼び登録装置13または車イス専用乗場呼び登録装置14により入力された乗場呼び信号に対して、割付テーブル18を参照すると共に、かご制御装置12から得られる各上下かごの位置情報、既登録かご呼び情報等をもとに、各ダブルデッキエレベータの上下かご毎に割当評価演算を行うことにより、最良の評価値のかごを選択して乗場呼びに応答させる。
【0031】
登録テーブル切替装置21は、車イス専用乗場呼び登録装置14に登録された呼びに割当制御装置20によって決定されたかごを応答させる場合に、当該かごの行先階を管理しているかご内行先階登録テーブル19を現在の運行パターンに関係なく全階床登録可能な状態に切り替える。さらに、所定のタイミングで、その切り替え後のかご内行先階登録テーブル19を運行パターンに対応した状態に戻す。上記所定のタイミングとは、かご内行先階登録装置16に登録された全ての呼び応答後の方向反転時または無方向停止時である。無方向停止時とは、乗場呼びやかご呼びがなく、その階で待機中の状態を言う。
【0032】
このような構成において、監視盤上の手動スイッチ等によって運行パターンがダブル運転となっている場合に、例えば一般の乗客が1Fの一般乗場呼び登録装置13に設けられた方向指定ボタンを押下して乗場呼びを登録すると、割当制御装置20にて割付テーブル18が参照され、所定の評価演算により当該乗場呼びに対する最適なかごが選択される。
【0033】
今、A号機の下かご15ALが最適かごとして選択されて割当出力がなされたとする。このA号機の下かご15ALが1Fの乗場呼びに応答して到着すると、待ち客がその下かご15ALに乗り込み、かご内の行先階登録装置16に設けられた行先階指定ボタンを押下することで行先階を登録する。その際、ダブル運転中にあるときには、下かご15ALでは3F、5F、7Fの奇数階のみが登録可能であり、偶数階である2F、4F、6F、8Fへは直接行くことができない。したがって、この1Fの乗場から例えば6Fへ行くためには、最寄階である5Fもしくは7Fで下車した後、階段もしくはエスカレータなどを使って6Fへ行かなければならない。
【0034】
一方、車イス利用者が1Fに設置された車イス専用乗場呼び登録装置14の方向指定ボタンを押下することにより乗場呼びを登録した場合には、以下のようになる。
【0035】
すなわち、まず、上記割当制御装置20にて例えばA号機の下かご15ALに割当が出力されて1Fの呼びに応答する。ここで、A号機下かご15ALが1Fに到着して戸開したときに、登録テーブル切替装置21によって当該下かご15ALの行先階を管理しているかご内行先階登録テーブル19が全階床登録可能に切り替わる。これにより、車イス利用者が下かご15ALに乗り込み、かご内行先階登録装置16に行先階を登録する場合に、奇数階だけでなく、ダブル運転では不停止階とされていた偶数階を含めて2F〜8Fの全階床を対象として登録することができる。つまり、一時的にシングル運転のような状態(特殊運転状態)になり、1Fの乗場から6Fへ行く場合でも、途中で乗り換えなしに直接行くことができる。
【0036】
ここで、かご内行先階登録テーブル19がいつまでも全階床登録可能な状態にあると(つまり、特殊運転状態にあると)、ダブルデッキエレベータとしての運行に支障を来してしまうことになる。そこで、第1の実施形態では、下かご15AL内から車イス利用者を含む各乗客がいなくなるタイミング、つまり、既に登録済みのかご呼びの応答後に当該かごの走行方向が反転したとき、あるいは、無方向停止状態(待機状態)になったときに、かご内行先階登録テーブル19を元の運行パターン(ダブル運転)に対応した状態に戻すようにしている。
【0037】
以下に、図2を用いて、このような運行パターンの切替え機能を備えた群管理制御装置11の処理動作について説明する。
【0038】
図2は第1の実施形態における群管理制御装置11の処理動作を示すフローチャートである。今、ダブル運転中に車イス利用者が1Fの車イス専用乗場呼び登録装置14に設けられた方向指定ボタンを押下して1F乗場呼びを登録した場合を想定する。
【0039】
上記方向指定ボタンの押下によって車イス専用乗場呼び登録装置14から出力される乗場呼び信号は群管理制御装置11に送られて、割当制御装置20で受け付けられる(ステップA11)。割当制御装置20は、現在の運行パターンに応じて割付テーブル18を参照することにより、当該乗場呼びに応答させるべきかごを選択し、そのかごの制御装置に割当信号を出力する(ステップA12)。この場合、ダブル運転中であるので、1Fの乗場呼びに対して下かごが割り当てられる。また、A号機とB号機のどちらの下かごに割り当てるのかは、それぞれのかごの割当評価演算を行うことで決定されるが、その演算方法については一般的に知られている方法を用いるものとし、ここではA号機の下かご15ALに割り当てられたものとする。
【0040】
ここで、A号機下かご15ALがlFの乗場に到着して戸開したときに(ステップA13のYes)、登録テーブル切替装置21は当該下かご15ALの行先階を管理しているかご内行先階登録テーブル19を全階床登録可能な状態に切り替える(ステップA14)。これにより、運行パターンによる登録規制が解除された状態となり、A号機下かご15ALに乗った車イス利用者は、現在の運行パターンに関係なく、かご内行先階登録装置16に設けられた任意の行先階指定ボタンを押下して、どの階でも行けることができる。
【0041】
今、車イス利用者がA号機下かご15ALに乗車したときに、かご内行先階登録装置16に6Fが行先階として登録されたとすると、A号機下かご15ALは本来の登録階でない6Fに向うことになる。このようなかご内行先階登録テーブル19の全階床登録可能状態は、かご内行先階登録装置16に登録された全てのかご呼び(行先階)に応答後、下かご15ALが方向反転または無方向停止するまでの間継続される(ステップA15)。そして、下かご15ALが方向反転または無方向停止したときに(ステップA15のYes)、登録テーブル切替装置21は、かご内行先階登録テーブル19を運行パターンに対応した状態に切り替える(ステップA16)。
【0042】
このように、本発明の第1の実施形態では、車イス利用者による乗場呼びに対しては、不停止階とされていた階床を含む全ての階床が登録可能な状態となるので、車イス利用者は途中で乗り換えを必要とせずに目的の階床へ直接行けることができるようになる。
【0043】
また、かご内の車イス利用者を含む各乗客のすべてが降りたとみなすことのできる方向反転時あるいは無方向停止時に元の状態に戻すようにしたことで、車イス利用者が目的階で降りた後に、できるだけ早期に通常の運転サービスに復帰することができ、特殊運転による停止階床数の増加を抑制して群管理全体の性能の低下を防ぐことができる。
【0044】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
【0045】
上記第1の実施形態では、車イス利用者の乗ったかごが方向反転したとき、あるいは、無方向停止したときに、かご内行先階登録テーブル19を元に戻して通常の運転サービスに復帰するようにしたが、第2の実施形態では、車イス利用者の乗ったかごが別の階床に停止したときに、かご内行先階登録テーブル19を元に戻して通常の運転サービスに復帰することを特徴とする。
【0046】
なお、システム構成については図1と同様であるため、その説明は省略するものとし、ここでは図3を参照して第2の実施形態としての処理動作について説明する。
【0047】
図3は本発明の第2の実施形態における群管理制御装置11の処理動作を示すフローチャートである。今、ダブル運転中に車イス利用者が1Fの車イス専用乗場呼び登録装置14に設けられた方向指定ボタンを押下して1F乗場呼びを登録した場合を想定する。
【0048】
上記方向指定ボタンの押下によって車イス専用乗場呼び登録装置14から出力される乗場呼び信号は群管理制御装置11に送られて、割当制御装置20で受け付けられる(ステップB11)。割当制御装置20は、現在の運行パターンに応じて割付テーブル18を参照することにより、当該乗場呼びに応答させるべきかごを選択し、そのかごの制御装置に割当信号を出力する(ステップB12)。この場合、ダブル運転中であるので、1Fの乗場呼びに対して下かごが割り当てられる。また、A号機とB号機のどちらの下かごに割り当てるのかは、それぞれのかごの割当評価演算を行うことで決定されるが、その演算方法については一般的に知られている方法を用いるものとし、ここではA号機の下かご15ALに割り当てられたものとする。
【0049】
ここで、A号機下かご15ALがlFの乗場に到着して戸開したときに(ステップB13のYes)、登録テーブル切替装置21は、当該下かご15ALの行先階を管理しているかご内行先階登録テーブル19を全階床登録可能な状態に切り替える(ステップB14)。これにより、運行パターンによる登録規制が解除された状態となり、下かご15ALに乗った乗客(車イス利用者)は、現在の運行パターンに関係なく、かご内行先階登録装置16に設けられた任意の行先階指定ボタンを押下して、どの階でも行けることができるようになる。
【0050】
今、車イス利用者がA号機下かご15ALに乗車したときに、かご内行先階登録装置16に3Fと6Fが行先階として登録されたものとすると、A号機下かご15ALは、まず、3Fへ向かう。A号機下かご15ALが3Fに到着すると(ステップB15のYes)、登録テーブル切替装置21は、かご内行先階登録テーブル19を既に登録済みの6Fを除いて運行パターンに対応した状態に切り替える(ステップB16)。
【0051】
これにより、A号機下かご15ALのかご内行先階登録装置では、6Fは登録状態、1F、3F、5F、7Fは登録可能状態、2F、4F、8Fは登録不可能状態となる。したがって、3Fの乗場にて、A号機下かご15ALに乗車する一般の乗客は運行パターンに一致する奇数階のみの行先階の登録を行うことができ、偶数階には行くことができない。
【0052】
このように、本発明の第2の実施形態によれば、上記第1の実施形態と同様に、車イス利用者による乗場呼びに対しては、不停止階とされていた階床を含む全ての階床が登録可能な状態となるので、車イス利用者は途中で乗り換えを必要とせずに目的の階床へ直接行けることができるようになる。さらに、車イス利用者が乗車後に別の階床へ停止したときに元に戻すようにしたことで、途中階から乗車した一般の乗客に対しては運行パターンに一致した階床のみ登録可能として、特殊運転による停止階床数の増加を抑制して群管理全体の性能の低下を防ぐことができる。
【0053】
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
【0054】
上記第2の実施形態では、車イス利用者の乗ったかごが別の階床に停止したときに、直ぐにかご内行先階登録テーブル19を運行パターンに対応した状態に戻すようにしたが、第3の実施形態では、停止時に既に登録済みのかご呼びの階床が運行パターンと一致していない場合にはそのままの状態を維持することを特徴とする。
【0055】
なお、システム構成については図1と同様であるため、その説明は省略するものとし、ここでは図4を参照して第3の実施形態としての処理動作について説明する。
【0056】
図4は本発明の第3の実施形態における群管理制御装置11の処理動作を示すフローチャートである。今、ダブル運転中に車イス利用者が1Fの車イス専用乗場呼び登録装置14に設けられた方向指定ボタンを押下して1F乗場呼びを登録した場合を想定する。
【0057】
上記方向指定ボタンの押下によって車イス専用乗場呼び登録装置14から出力される乗場呼び信号は群管理制御装置11に送られて、割当制御装置20で受け付けられる(ステップC11)。割当制御装置20は、現在の運行パターンに応じて割付テーブル18を参照することにより、当該乗場呼びに応答させるべきかごを選択し、そのかごの制御装置に割当信号を出力する(ステップC12)。この場合、ダブル運転中であるので、1Fの乗場呼びに対して下かごが割り当てられる。また、A号機とB号機のどちらの下かごに割り当てるのかは、それぞれのかごの割当評価演算を行うことで決定されるが、その演算方法については一般的に知られている方法を用いるものとし、ここではA号機の下かご15ALに割り当てられたものとする。
【0058】
ここで、A号機下かご15ALがlFの乗場に到着して戸開したときに(ステップC13のYes)、登録テーブル切替装置21は、当該下かご15ALの行先階を管理しているかご内行先階登録テーブル19を全階床登録可能な状態に切り替える(ステップC14)。これにより、運行パターンによる登録規制が解除された状態となり、下かご15ALに乗った乗客(車イス利用者)は、現在の運行パターンに関係なく、かご内行先階登録装置16に設けられた任意の行先階指定ボタンを押下して、どの階でも行けることができるようになる。
【0059】
今、車イス利用者がA号機下かご15ALに乗車したときに、かご内行先階登録装置16に3Fと5Fが行先階として登録されたものとすると、A号機下かご15ALは、まず、3Fへ向かう。A号機下かご15ALが3Fに到着したとき(ステップC15のYes)、登録テーブル切替装置21は、かご内行先階登録装置16に既登録済みのかご呼びの階床「3F,5F」と運行パターンとを比較する(ステップC16)。
【0060】
この場合、運行パターンはダブル運転であり、A号機下かご15ALには奇数階が停止階として設定されている。したがって、既登録済みのかご呼びの階床「3F,5F」は運行パターンと一致する。ここで、A号機下かご15ALが3Fや5Fに着いたときに、その乗場では、乗客が奇数階に止まるエレベータが来るものと思って待機しているため、この時点でかご内行先階登録テーブル19を元に戻して奇数階のみ停止するような運転に切り替えても問題ない。そこで、既登録済みのかご呼びの階床が運行パターンと一致することが確認された場合には(ステップC16のYes)、登録テーブル切替装置21によって、かご内行先階登録テーブル19を運行パターンに応じた状態に切り替える(ステップC18)。
【0061】
一方、車イス利用者がA号機下かご15ALに乗車したときに、かご内行先階登録装置16に3F,4F,6Fが行先階として登録された場合には、A号機下かご15ALは、まず、3Fへ向かう。そして、A号機下かご15ALが3Fに到着したときに(ステップC15のYes)、既登録済みのかご呼びの階床「3F,4F,6F」のうち、4Fと6Fについては運行パターンと一致していないことが確認され(ステップC16のNo)、かご内行先階登録テーブル19は全階床登録可能のままとなる。これは、A号機下かご15ALが4Fや6Fに着いたときに、その乗場で待機している乗客は、偶数階に止まるエレベータが来たものと勘違いして乗り込んでしまうからである。
【0062】
同様に、A号機下かご15ALは4Fに到着したときも、既登録済みのかご呼びの階床「4F,6F」は運行パターンと一致していないため、かご内行先階登録テーブル19は全階床登録可能のままとなる。また、A号機下かご15ALが6Fに到着したときも、既登録済みのかご呼びの階「6F」が運行パターンと一致していないため、かご内行先階登録テーブル19は全階床登録可能のままとなる。
【0063】
そして、A号機下かご15ALが6Fに到着し、乗客が全員降車した後、A号機下かご15ALに他のかご呼び及び割当がなくなり、方向反転するか、あるいは、無方向停止状態(待機状態)になった時点で(ステップC17のYes)、かご内行先階登録テーブル19が運行パターンに応じた状態に戻る(ステップC18)。
【0064】
このように、本発明の第3の実施形態では、上記第1の実施形態と同様に、車イス利用者による乗場呼びに対しては、不停止階とされていた階床を含む全ての階床が登録可能な状態となるので、車イス利用者は途中で乗り換えを必要とせずに目的の階床へ直接行けることができるようになる。さらに、車イス利用者の乗車により運行パターンと一致しない階床に停止した際に、その階から乗車した一般の乗客による不停止階への登録も可能としつつ、可能な限り早急に通常の運転サービスに戻すことで、特殊運転による停止階床数の増加を抑制して群管理全体の性能の低下を防ぐことができる。
【0065】
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
【0066】
第4の実施形態では、車イス利用者が乗車したかごに対する一般乗場呼びの割付優先度を下げることで、当該かごに一般の乗客が他階から乗車しないようにすることを特徴とする。
【0067】
なお、システム構成については図1と同様であるため、その説明は省略するものとし、ここでは図5を参照して第4の実施形態としての処理動作について説明する。
【0068】
図5は本発明の第4の実施形態における群管理制御装置11の処理動作を示すフローチャートであり、かご内行先階登録テーブル19の切り替え後の処理が示されている。今、ダブル運転中に車イス利用者が1Fの車イス専用乗場呼び登録装置14に設けられた方向指定ボタンを押下して1F乗場呼びを登録した場合を想定する。
【0069】
上記方向指定ボタンの押下によって車イス専用乗場呼び登録装置14から出力される乗場呼び信号は群管理制御装置11に送られて、割当制御装置20で受け付けられる。割当制御装置20は、現在の運行パターンに応じて割付テーブル18を参照することにより、当該乗場呼びに応答させるべきかごを選択し、そのかごの制御装置に割当信号を出力する。ここではA号機の下かご15ALに割り当てられたものとする。
【0070】
ここで、A号機下かご15ALがlFの乗場に到着して戸開したときに、登録テーブル切替装置21は、当該下かご15ALの行先階を管理しているかご内行先階登録テーブル19を全階床登録可能な状態に切り替える(ステップD11)。これにより、運行パターンによる登録規制が解除された状態となり、下かご15ALに乗った乗客(車イス利用者)は、現在の運行パターンに関係なく、かご内行先階登録装置16に設けられた任意の行先階指定ボタンを押下して、どの階でも行けることができるようになる。かご呼びとして行先階が登録されると(ステップD12)、割当制御装置20はその行先階と運行パターンとを比較して、両者が一致しない場合に(ステップD13のYes)、一般乗場呼びに対する割付優先度を変更する(ステップD14)。
【0071】
具体的に説明すると、今、車イス利用者がA号機下かご15ALに乗車したときに、かご内行先階登録装置16に3Fと6Fが行先階として登録されたものとする。このとき登録された行先階3Fと6Fのうち6Fはダブル運転中の下かごの本来の登録可能階と異なる。
【0072】
そこで、一般乗場呼び登録装置13に登録された乗場呼びに対する各かごの割当評価演算の際に、A号機下かご15ALの評価結果を他のかごの評価結果よりも低くする。これにより、5Fにて一般乗場呼び登録装置13にてUP方向呼びが登録された場合、A号機下かご15AL以外の最良の評価結果のかごに割当が出力される。この割当評価演算における優先度の変更は、上記第1乃至第3の実施形態のいずれかの方法によって、かご内行先階登録テーブル19が運行パターンに応じた状態に切り替えられるまでの間継続される(ステップD15)。そして、かご内行先階登録テーブル19が元の状態に戻されたときに(ステップD15のYes)、割付優先度も元も戻される(ステップD16)。
【0073】
このように、本発明の第4の実施形態によれば、上記第1乃至第3の実施形態における発明の作用効果に加え、車イス利用者が乗車したかごの一般乗場呼びに対する優先度を下げておくことで、途中の階で一般の乗客が乗車できないようにして、車イス利用者をできるだけ早く目的階へ運ぶことができる。これにより、特殊運転による停止階床数の増加をさらに抑制することができる。
【0074】
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。
【0075】
図6は本発明の第5の実施形態に係るダブルデッキエレベータの群管理制御装置の全体構成を示す図であり、8階建てのビルに2台のダブルデッキエレベータが据え付けられているものを示している。なお、図6に示す構成において、図1(第1の実施形態)と同じ部分には同一符号を付して、その説明は省略するものとする。
【0076】
図1と異なる点は、各階の乗場に車イス検出装置22が設置されていることである。この車イス検出装置22は、乗場呼びをした乗客が車イス利用者であるか否かを検出するものであり、例えば監視カメラとこの監視カメラにて撮影した画像を解析する画像処理装置とで構成される。すなわち、乗場に監視カメラを設置しておき、その監視カメラにて乗場の乗客を撮影することにより、その撮影画像から車イス利用者であるか否かを検出する。この場合、撮影画像から背景を除くことで人物に相当する画像を切り出し、その人物画像の特徴情報に基づいて乗場呼びをした乗客が一般の乗客であるか車イス利用者であるかを特定するなどの方法が用いられる。
【0077】
また、別の方法として、無線を利用する方法もある。すなわち、車イス検出装置22が無線機で構成される。車イス利用者には、事前に特定周波数帯の無線電波を発信する発信器を配布しておく。この発信器から発信された無線電波を乗場に設置された無線機で受信することにより、乗場呼びをした乗客が一般の乗客であるか車イス利用者であるかを特定する。
【0078】
図7は第5の実施形態における群管理制御装置11の処理動作を示すフローチャートである。今、ダブル運転中に乗客が1Fの車イス専用乗場呼び登録装置14に設けられた方向指定ボタンを押下して1F乗場呼びを登録した場合を想定する。
【0079】
上記方向指定ボタンの押下によって車イス専用乗場呼び登録装置14から出力される乗場呼び信号は群管理制御装置11に送られて、割当制御装置20で受け付けられる(ステップE11)。割当制御装置20は、現在の運行パターンに応じて割付テーブル18を参照することにより、当該乗場呼びに応答させるべきかごを選択し、そのかごの制御装置に割当信号を出力する(ステップE12)。この場合、ダブル運転中であるので、1Fの乗場呼びに対して下かごが割り当てられる。また、A号機とB号機のどちらの下かごに割り当てるのかは、それぞれのかごの割当評価演算を行うことで決定されるが、その演算方法については一般的に知られている方法を用いるものとし、ここではA号機の下かご15ALに割り当てられたものとする。
【0080】
ここで、A号機下かご15ALがlFの乗場に到着して戸開したときに(ステップE13のYes)、当該乗場に設置された車イス検出装置22にて車イス利用者の有無が検出される(ステップE14)。そして、乗場にいる乗客が車イス利用者であることが確認された場合には(ステップE14のYes)、その旨を示す検出信号が登録テーブル切替装置21に与えられる。これを受けて登録テーブル切替装置21は、当該下かご15ALの行先階を管理しているかご内行先階登録テーブル19を全階床登録可能な状態に切り替える(ステップE15)。これにより、運行パターンによる登録規制が解除された状態となり、下かご15ALに乗った乗客(車イス利用者)は、現在の運行パターンに関係なく、かご内行先階登録装置16に設けられた任意の行先階指定ボタンを押下して、どの階でも行けることができるようになる。
【0081】
なお、上記ステップE15にてかご内行先階登録テーブル19が全階床登録可能な状態に切り替えられた場合には、上記第1乃至第3の実施形態のいずれかの方法によって、そのかご内行先階登録テーブル19が所定のタイミングで運行パターンに応じた状態に戻される。
【0082】
一方、車イス利用者以外の一般の乗客が車イス専用乗場呼び登録装置14に呼びを登録した場合には、当該乗場に設置された車イス検出装置22にて車イス利用者であることが確認されないため(ステップE14のYes)、かご内行先階登録テーブル19の切り替えは行われず、ダブル運転に応じたテーブルのままとなる。このため、一般の乗客がA号機下かご15ALに乗車した場合には、かご内行先階登録装置16に奇数階しか登録できず、偶数階には直接行くことはできない。
【0083】
このように、本発明の第5の実施形態によれば、上記第1乃至第3の実施形態における発明の作用効果に加え、一般の乗客が運行パターン以外の階を行先階として登録することを禁止して運転効率の低下を防ぐことができる。
【0084】
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。
【0085】
図8は本発明の第6の実施形態に係るダブルデッキエレベータの群管理制御装置の全体構成を示す図であり、8階建てのビルに2台のダブルデッキエレベータが据え付けられているものを示している。なお、図8に示す構成において、図6(第5の実施形態)と同じ部分には同一符号を付して、その説明は省略するものとする。
【0086】
図6と異なる点は、各階の乗場に車イス釦誤登録防止装置23が設置されていることである。この車イス釦誤登録防止装置23は、車イス専用乗場呼び登録装置14が操作された場合に、例えば「車イス専用釦が押されました」といった音声アナウンスを出力したり、あるいは、乗場に設置された図示せぬ表示画面上にその旨のメッセージを表示するなどの通知機能を備えている。
【0087】
このような構成において、今、ダブル運転中に乗客が1Fの車イス専用乗場呼び登録装置14に設けられた方向指定ボタンを押下して1F乗場呼びを登録した場合を想定する。
【0088】
乗客が1F乗場の車イス専用乗場呼び登録装置14を操作して呼びを登録すると、当該乗場に設置された車イス釦誤登録防止装置23が起動され、例えば「車イス専用釦が押されました」といった音声アナウンスが出力されたり、あるいは、その旨のメッセージが表示される。これにより、乗場にいる乗客が車イス利用者であれば、車イス専用の乗場呼びが登録されたことを確認することができ、当該乗場でエレベータの乗りかごが来るのを安心して待つことができる。また、車イス利用者以外の一般の乗客に対しては、車イス専用であることが通知されるので、誤って登録することを防止することができる。
【0089】
この車イス専用乗場呼び登録装置14によって乗場呼びが登録された後の動作については、上記第5の実施形態と同様である。すなわち、車イス専用乗場呼び登録装置14から出力される乗場呼び信号が群管理制御装置11の割当制御装置20で受け付けられる。この割当制御装置20にて、現在の運行パターンに応じて割付テーブル18が参照され、当該乗場呼びに応答させるべきかごが選択されて、そのかごの制御装置に割当信号が出力される。
【0090】
ここで、A号機の下かご15ALに割り当てられたものとすると、A号機下かご15ALがlFの乗場に到着して戸開したときに、当該乗場に設置された車イス検出装置22にて車イス利用者の有無が検出される。そして、1階乗場にいる乗客が車イス利用者であることが確認された場合にのみ、登録テーブル切替装置21によって、当該下かご15ALの行先階を管理しているかご内行先階登録テーブル19が全階床登録可能な状態に切り替えられ、下かご15ALに乗った乗客(車イス利用者)は現在の運行パターンに関係なく、かご内行先階登録装置16に設けられた任意の行先階指定ボタンを押下して、どの階でも行けることができるようになる。このかご内行先階登録テーブル19が全階床登録可能な状態に切り替えられた場合には、上記第1乃至第3の実施形態のいずれかの方法によって、そのかご内行先階登録テーブル19が所定のタイミングで運行パターンに応じた状態に戻される。
【0091】
一方、車イス利用者以外の一般の乗客が車イス専用乗場呼び登録装置14に呼びを登録した場合には、かご内行先階登録テーブル19の切り替えは行われず、ダブル運転に応じたテーブルのままとなる。このため、一般の乗客がA号機下かご15ALに乗車した場合には、かご内行先階登録装置16に奇数階しか登録することはできない。
【0092】
このように、本発明の第6の実施形態によれば、上記第1乃至第3の実施形態における発明の作用効果に加え、乗場で待つ乗客に車イス専用ボタンであることを音声アナウンスなどにより通知することで、一般の乗客がいたずらなどで車イス専用ボタンを押下することを防止することができる。
【0093】
(第7の実施形態)
次に、本発明の第7の実施形態について説明する。
【0094】
図9は本発明の第7の実施形態に係るダブルデッキエレベータの群管理制御装置の全体構成を示す図であり、8階建てのビルに2台のダブルデッキエレベータが据え付けられているものを示している。なお、図9に示す構成において、図8(第6の実施形態)と同じ部分には同一符号を付して、その説明は省略するものとする。
【0095】
図8と異なる点は、各号機の上下のかご内に一般乗客乗車防止装置24が設置されていることである。この一般乗客乗車防止装置24は、例えば「このエレベータは車イス専用運転中です。別のエレベータにご乗車願います」といったように、乗場に着いたときに、当該かごに乗車する乗客に対して、車イス専用運転中であることをアナウンスする通知能を備えている。
【0096】
図10は第7の実施形態における群管理制御装置11の処理動作を示すフローチャートである。今、ダブル運転中に乗客が2Fの車イス専用乗場呼び登録装置14に設けられた方向指定ボタンを押下して乗場呼びを登録した場合を想定する。
【0097】
上記方向指定ボタンの押下によって車イス専用乗場呼び登録装置14から出力される乗場呼び信号は群管理制御装置11に送られて、割当制御装置20で受け付けられる(ステップF11)。割当制御装置20は、現在の運行パターンに応じて割付テーブル18を参照することにより、当該乗場呼びに応答させるべきかごを選択し、そのかごの制御装置に割当信号を出力する(ステップF12)。この場合、ダブル運転中であるので、2Fの乗場呼びに対して上かごが割り当てられる。また、A号機とB号機のどちらの上かごに割り当てるのかは、それぞれのかごの割当評価演算を行うことで決定されるが、その演算方法については一般的に知られている方法を用いるものとし、ここではA号機の上かご15AUに割り当てられたものとする。
【0098】
ここで、A号機上かご15AUが2Fの乗場に到着して戸開したときに(ステップF13のYes)、当該乗場に設置された車イス検出装置22にて車イス利用者の有無が検出される(ステップF14)。そして、乗場にいる乗客が車イス利用者であることが確認された場合には(ステップF14のYes)、その旨を示す検出信号が登録テーブル切替装置21に与えられる。これを受けて登録テーブル切替装置21は、当該上かご15AUの行先階を管理しているかご内行先階登録テーブル19を全階床登録可能な状態に切り替える(ステップF15)。これにより、運行パターンによる登録規制が解除された状態となり、上かご15AUに乗った乗客(車イス利用者)は、現在の運行パターンに関係なく、かご内行先階登録装置16に設けられた任意の行先階指定ボタンを押下して、どの階でも行けることができるようになる。
【0099】
なお、上記ステップF15にてかご内行先階登録テーブル19が全階床登録可能な状態に切り替えられた場合には、上記第1乃至第3の実施形態のいずれかの方法によって、そのかご内行先階登録テーブル19が所定のタイミングで運行パターンに応じた状態に戻される。
【0100】
今、車イス利用者がA号機上かご15AUに乗車したときに、かご内行先階登録装置16に5Fと7Fの行先呼びを登録したとすると、上かご15AUは、まず、5Fへ向かう。一方、5Fの乗場にて一般の乗客が一般乗場呼び登録装置13にて一般乗場呼びを登録した場合、運行パターンがダブル運転なのでその呼びはA号機下かご15ALに割付けられる。
【0101】
ここで、5FにA号機上かご15ALがかご呼び先着で到着した場合(ステップF16のYes)、その5Fの乗場で待っている一般の乗客は割当かごでない上かごALに乗車してしまう可能性がある。そこで、かご内に設置された一般乗客乗車防止装置24から「このエレベータは車イス利用者専用運転中です。別のエレベータに乗車願います」等のアナウンスを出力することで(ステップF17)、一般の乗客が誤って乗車することを防ぐ。
【0102】
一般者が誤って乗車してしまった場合、かご内行先階登録装置16で運行パターンと異なる階床が追加登録されるので、停止階床数が増加して郡管理全体の性能が低下してしまうことになる。また、上記第2の実施形態のように、かご内行先階登録テーブル19が運行パターンに対応したテーブルに切り替わった後で、一般の乗客が誤って5Fから上かごALに乗車してしまった場合、その一般乗客はかご内で目的階である7Fを登録することができなくなってしまう。
【0103】
このように、本発明の第7の実施形態によれば、上記第1乃至第3の実施形態における発明の作用効果に加え、車イス専用乗場呼びに割り当てられたかごが乗場に着いたときに、当該かごに乗車する乗客に対して、車イス専用運転中であることをアナウンスすることで、一般の乗客がそのかごに誤って乗車することを防ぐことができ、そのような一般乗客の誤乗車による停止階床数の増加を抑制し、群管理全体の性能の低下を防ぐこととなる。
【0104】
なお、上記各実施形態では、特定の乗客として車イス利用者を想定し、この車イス利用者専用の乗場呼びに対する運転制御について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば重要顧客専用呼び(VIP呼び)などを対象とした特殊呼びに対しても適用可能であり、上記同様の効果が得られる。
【0105】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、車イス利用者などの特定の乗客が乗場呼びしたかご内では、現在の運行パターンに関係なく全ての階床を対象として登録可能となるため、途中で乗り換える必要がなく、直接目的階へ行くことができる。さらに、当該かごの方向反転時または無方向停止時など、所定のタイミングでかご内で登録可能な行先階を元に戻すようにしたことで、特殊運転による停止階床数の増加を抑制して群管理全体の性能の低下を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るダブルデッキエレベータの群管理制御装置の全体構成を示す図。
【図2】上記第1の実施形態におけるダブルデッキエレベータの群管理制御装置の処理動作を示すフローチャート。
【図3】本発明の第2の実施形態におけるダブルデッキエレベータの群管理制御装置の処理動作を示すフローチャート。
【図4】本発明の第3の実施形態におけるダブルデッキエレベータの群管理制御装置の処理動作を示すフローチャート。
【図5】本発明の第4の実施形態におけるダブルデッキエレベータの群管理制御装置の処理動作を示すフローチャート。
【図6】本発明の第5の実施形態に係るダブルデッキエレベータの群管理制御装置の全体構成を示す図。
【図7】上記第5の実施形態におけるダブルデッキエレベータの群管理制御装置の処理動作を示すフローチャート。
【図8】本発明の第6の実施形態に係るダブルデッキエレベータの群管理制御装置の全体構成を示す図。
【図9】本発明の第7の実施形態に係るダブルデッキエレベータの群管理制御装置の全体構成を示す図。
【図10】上記第7の実施形態におけるダブルデッキエレベータの群管理制御装置の処理動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
11…群管理制御装置
12…かご制御装置
13…一般乗場呼び登録装置
14…車イス専用乗場呼び登録装置
15…かご
16…かご内行先階登録装置
17…運行パターン指令装置
18…割付テーブル
19…かご内行先階登録テーブル
20…割当制御装置
21…登録テーブル切替装置
22…車イス検出装置
23…車イス釦誤登録防止装置
24…一般乗客乗車防止装置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a group management control device for a double deck elevator in which two cabs are connected vertically.
[0002]
[Prior art]
In a high-rise building or the like, in order to improve the space efficiency of the building, a double deck elevator capable of mass transportation in which a car room is configured in two upper and lower stages is used as a vertical transportation means in the building. As for the operation pattern of this double deck elevator, for example, the upper car is placed on the first floor so that the upper car is stopped on the even floor (2F, 4F, 6F ...) and the lower car is stopped on the odd floor (1F, 3F, 5F ...). “Double operation” to stop the car, “Single operation” to operate one car as a single deck elevator without using one car, and double operation only on the standard floor to make even and odd floors There is a “semi-double operation” in which the service car is used properly, starts from the standard floor and stops once, and then operates without distinction between even and odd floors.
[0003]
The operation pattern of such a double deck elevator can be switched according to the time zone such as when going to work, during normal times, and during off hours. In “double operation”, the number of times the car is stopped is halved and the round trip time is short, so a high transport capacity can be obtained. For this reason, it is especially used when there is a lot of traffic demand such as when going to work or lunch. On the other hand, “semi-double operation” has lower transportation capacity than “double operation”, but can move between even and odd floors and is convenient, so it is usually used during normal time periods. Also, when the number of passengers is low, “single driving” that can go to any floor is used.
[0004]
By the way, in the double deck elevator mentioned above, when the passenger wants to go from the even floor to the odd floor, or from the odd floor to the even floor, the car does not go directly to the destination floor. Get off at the floor before the 1st floor or the floor ahead of the 1st floor, and use the stairs or escalator from there to the destination floor. If you are a regular passenger, going to the destination floor in this way is not a problem, but it is very inconvenient for certain passengers who use wheelchairs, for example. It is a serious problem.
[0005]
Conventionally, in order to solve such a problem, it is considered to change the operation pattern of the double deck elevator in response to a call from a wheelchair user who is a specific passenger (Patent Document 1). This is because when a call registration device dedicated to wheelchair users is installed in the car or hall (depot) and the call registration device is registered for that wheelchair user, the normal double operation will be started. By switching the operation pattern to semi-double operation (single operation), the wheelchair user can go to the destination floor without changing on the way.
[0006]
[Patent Document 1]
JP-A-11-71063 ([0034], [0045])
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, as mentioned above, when the driving pattern is switched for a call exclusively for a wheelchair user, driving without changing the driving condition will continue without taking advantage of the double deck elevator. Not only will efficiency be reduced, it will cause trouble for other passengers. In the above-mentioned Patent Document 1, no particular reference is made to a method for returning the operation pattern.
[0008]
Therefore, the present invention enables a specific passenger such as a wheelchair user to go directly to the destination floor without needing to change on the way by switching the driving pattern, and further to return to the original state at an early stage. It is an object of the present invention to provide a group management control device for a double deck elevator that can prevent deterioration in performance of the entire management.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
Book Claims of the invention 1 The double deck elevator group management control device according to the present invention is a double deck elevator group management control device in which two cabs are vertically connected, and a general hall call registration means for registering the destination direction of passengers at each floor landing Separately from this general hall call registration means, a special hall call registration means for registering the destination direction exclusively for a specific passenger at the landing on each floor, and a destination in the car for registering the passenger's destination floor in the car Floor registration means, operation pattern determination means for determining the operation pattern of the double deck elevator, and a car that responds to the special hall call by the special hall call registration means according to the operation pattern determined by the operation pattern determination means. When the assignment control means to be selected and the car selected by the assignment control means respond to the special hall call, the car is registered in the car. After the possible destination floors are switched to a state where all floors can be registered regardless of the current operation pattern, when the car stops at another floor, all the already registered floors are consistent with the operation pattern. Doing And if it matches, And registration control means for controlling to return to the state corresponding to the operation pattern.
[0014]
According to such a configuration, when one of the upper and lower cars of the double deck elevator responds to the special hall call by the special hall call registration means provided separately from the general hall call registration means at the hall, it is registered in the car. Since possible destination floors can be switched to a state where all floors can be registered regardless of the current operation pattern, any floor can be directly accessed without the need for a transfer on the way. In addition, when the car stops on another floor, if all of the already registered floors match the operation pattern, the destination floor that can be registered in the car is restored to the original operation. It is possible to prevent an increase in the number of stop floors due to, and prevent a decrease in the performance of the entire group management.
[0015]
Further, the claims of the present invention 2 Is Claim 1 In the group management control device for a double deck elevator according to claim 1, the allocation control means is switched to a state in which all floors can be registered by the registration control means, and is then set as a non-stop floor in the operation pattern in the car. When a certain floor is registered as a destination floor, the allocation priority of the car to the general hall call by the general hall call registration means is lowered.
[0016]
According to such a configuration, Claim 1 In addition to the effects of the invention described in, when a floor that has been switched to a state where all floors can be registered is registered as a destination floor in the operation pattern, By lowering the priority assigned to the car, the general passenger can go to the destination floor from the middle floor without getting on the car.
[0017]
Further, the claims of the present invention 3 Is Claim 1 In the group management control device for double deck elevators described in the above, when there is a special hall call by the special hall call registration means, it is detected whether or not there is a specific passenger permitted to the special hall call at the hall The registration control means is capable of registering all floors of destination floors that can be registered in the car only when a specific passenger is detected by the detection means regardless of the current operation pattern. It is characterized by switching to.
[0018]
According to such a configuration, Claim 1 In addition to the functions and effects of the invention described in (1), when there is a special hall call, the destination floors that can be registered in the car only when there is a specific passenger who is permitted to make a special hall call By switching to a state in which floor registration is possible, it is possible to prevent a general passenger from registering a floor other than the operation pattern as a destination floor and prevent a decrease in driving efficiency.
[0019]
Further, the claims of the present invention 4 Is Claim 1 In the group management control device for double deck elevators described in the above, when the special landing call registration means is operated at the landing, a general passenger registers the special landing call by notifying that it is dedicated to a specific passenger. It is characterized by comprising erroneous registration preventing means for preventing erroneous registration with the means.
[0020]
According to such a configuration, Claim 1 In addition to the function and effect of the invention described in the above, when the special hall call registration means is operated at the landing, a general passenger mistakenly notifies the special hall call registration means that it is dedicated to a specific passenger. Registration can be prevented.
[0021]
Further, the claims of the present invention 5 Is Claim 1 In the group management control device for a double deck elevator described in 1, after the registration control means is switched to a state where all floors can be registered, the car is placed on the floor where the general hall call is registered by the general hall call registration means. When the vehicle arrives, it is provided with an erroneous boarding preventing means for preventing a general passenger from erroneously boarding by notifying that the car is in a special driving car.
[0022]
According to such a configuration, Claim 1 In addition to the operation and effect of the invention described in the above, when a car under special operation arrives at the floor where the general hall call was made, a notice is given that the car is in special operation, so that a general passenger gets in by mistake. This can be prevented.
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0024]
(First embodiment)
FIG. 1 is a diagram showing an overall configuration of a group management control device for a double deck elevator according to a first embodiment of the present invention, in which two double deck elevators are installed in an eight-story building. ing.
[0025]
The group management control system in the present embodiment includes a pipe group management control device 11 for group management of two double deck elevators (No. A and No. B), and a car control device for individually controlling the travel of these double deck elevators. 12A, 12B. In addition to the general hall
[0026]
The double deck elevator has two cabs, an upper car and a lower car. In the example of FIG. 1, the upper car and the lower car of Unit A are indicated by 15 AU and 15 AL, and the upper car and the lower car of Unit B are indicated by 15 BU and 15 BL. In these car rooms, an in-car destination
[0027]
The group management control device 11 includes an operation
[0028]
The operation
[0029]
The allocation table 18 is a table for determining whether or not upper and lower cars can be allocated to the hall call registered at the hall on each floor according to the operation pattern. The in-car destination floor registration table 19 is a table for determining whether or not the destination floor can be registered by the in-car destination
[0030]
The
[0031]
The registration
[0032]
In such a configuration, when the operation pattern is a double operation by a manual switch or the like on the monitoring panel, for example, a general passenger presses a direction designation button provided on the general hall
[0033]
Suppose that the lower car 15AL of Unit A is selected as the optimum car and the assigned output is made. When the lower car 15AL of Unit A arrives in response to the landing call on the first floor, the waiting passenger gets into the lower car 15AL and presses the destination floor designation button provided in the destination
[0034]
On the other hand, when a wheelchair user registers a hall call by pressing the direction designation button of the wheelchair dedicated hall
[0035]
That is, first, the
[0036]
Here, if the car destination floor registration table 19 is in a state where all floors can be registered indefinitely (that is, in a special operation state), the operation as a double deck elevator will be hindered. Therefore, in the first embodiment, the timing at which each passenger including the wheelchair user disappears from the lower car 15AL, that is, when the traveling direction of the car is reversed after the response of the already registered car call, When the direction is stopped (standby state), the car destination floor registration table 19 is returned to the state corresponding to the original operation pattern (double operation).
[0037]
Below, the processing operation of the group management control apparatus 11 provided with such an operation pattern switching function will be described with reference to FIG.
[0038]
FIG. 2 is a flowchart showing the processing operation of the group management control device 11 in the first embodiment. Now, it is assumed that a wheelchair user registers a 1F hall call by pressing a direction designation button provided on the wheelchair dedicated hall
[0039]
The hall call signal output from the wheelchair dedicated hall
[0040]
Here, when the A-car A lower car 15AL arrives at the landing of the 1F and opens (Yes in Step A13), the registration
[0041]
Now, if a wheelchair user gets on the car 15A under the car A, 6F is registered as the destination floor in the car destination
[0042]
Thus, in the first embodiment of the present invention, all floors including the floor that has been set as a non-stop floor can be registered for a hall call by a wheelchair user. Wheelchair users will be able to go directly to the desired floor without having to change trains along the way.
[0043]
In addition, the wheelchair users can get off at the destination floor by returning to the original state at the time of direction reversal or non-directional stop where all passengers including wheelchair users in the car can be regarded as getting off. After that, it is possible to return to the normal operation service as soon as possible, and to suppress an increase in the number of stop floors due to special operation, and to prevent a decrease in the performance of the entire group management.
[0044]
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment of the present invention will be described.
[0045]
In the first embodiment, when the car of the wheelchair user reverses direction or stops in a non-directional direction, the car destination floor registration table 19 is returned to the normal driving service. However, in the second embodiment, when the car on which the wheelchair user rides stops at another floor, the car destination floor registration table 19 is restored to the normal driving service. It is characterized by that.
[0046]
Since the system configuration is the same as that in FIG. 1, the description thereof will be omitted. Here, the processing operation as the second embodiment will be described with reference to FIG.
[0047]
FIG. 3 is a flowchart showing the processing operation of the group management control apparatus 11 in the second embodiment of the present invention. Now, it is assumed that a wheelchair user registers a 1F hall call by pressing a direction designation button provided on the wheelchair dedicated hall
[0048]
The hall call signal output from the wheelchair-only hall
[0049]
Here, when the A-car lower car 15AL arrives at the landing of the IF floor and opens (Yes in Step B13), the registration
[0050]
Now, assuming that 3F and 6F are registered as destination floors in the in-car destination
[0051]
As a result, in the in-car destination floor registration device for the car A under the car 15AL, 6F enters the registration state, 1F, 3F, 5F, 7F enters the registration enable state, and 2F, 4F, 8F enters the registration disable state. Therefore, at the 3F hall, general passengers who ride in the car A below the Unit A can register destination floors only for odd floors that match the operation pattern, and cannot go to even floors.
[0052]
As described above, according to the second embodiment of the present invention, as in the first embodiment described above, all the floors that have been regarded as non-stopped floors for the hall call by the wheelchair user are included. This makes it possible for the wheelchair user to go directly to the target floor without having to transfer on the way. In addition, when a wheelchair user stops on another floor after boarding, it is restored so that only the floor that matches the operation pattern can be registered for general passengers who board the bus from the middle floor. In addition, it is possible to prevent the performance of the entire group management from being lowered by suppressing the increase in the number of stopped floors due to special operation.
[0053]
(Third embodiment)
Next, a third embodiment of the present invention will be described.
[0054]
In the second embodiment, when the car used by the wheelchair user stops at another floor, the car destination floor registration table 19 is immediately returned to the state corresponding to the operation pattern. In the third embodiment, when the floor of the car call already registered at the time of stoppage does not coincide with the operation pattern, the state is maintained as it is.
[0055]
Since the system configuration is the same as that in FIG. 1, the description thereof will be omitted. Here, the processing operation as the third embodiment will be described with reference to FIG. 4.
[0056]
FIG. 4 is a flowchart showing the processing operation of the group management control device 11 according to the third embodiment of the present invention. Now, it is assumed that a wheelchair user registers a 1F hall call by pressing a direction designation button provided on the wheelchair dedicated hall
[0057]
The hall call signal output from the wheelchair dedicated hall
[0058]
Here, when the A-car lower car 15AL arrives at the landing of the IF floor and opens (Yes in Step C13), the registration
[0059]
Now, assuming that the 3F and 5F are registered as destination floors in the in-car destination
[0060]
In this case, the operation pattern is double operation, and an odd floor is set as a stop floor in the lower car A of Unit A 15AL. Therefore, the registered floors “3F, 5F” of the car call coincide with the operation pattern. Here, when Car A under Unit A 15AL arrives on the 3rd floor or 5th floor, passengers are waiting at the landing, thinking that there will be an elevator that stops on the odd floors. There is no problem if the operation is switched back to the operation in which 19 is returned to the original position and only the odd floors are stopped. Therefore, when it is confirmed that the floor of the registered car call matches the operation pattern (Yes in step C16), the registration
[0061]
On the other hand, when the wheelchair user gets on the car 15A under the car A, if 3F, 4F, 6F are registered as the destination floor in the car destination
[0062]
Similarly, when the car A under the car A arrives on the 4th floor, the floor “4F, 6F” of the registered car call does not match the operation pattern. Floor registration remains possible. In addition, when the car A under Unit A 15AL arrives on the 6th floor, the floor “6F” of the registered car call does not match the operation pattern, so the in-car destination floor registration table 19 can register all floors. Will remain.
[0063]
Then, after the car A under the car A arrives on the 6th floor and all the passengers get off, there is no other car call and assignment in the car under the car A, the direction is reversed, or there is no direction stop (standby state) At this point (Yes in step C17), the car destination floor registration table 19 returns to the state corresponding to the operation pattern (step C18).
[0064]
As described above, in the third embodiment of the present invention, as in the first embodiment, all floors including the floors that have been regarded as non-stopped floors for the hall calls by wheelchair users are provided. Since the floor is ready for registration, the wheelchair user can go directly to the target floor without having to transfer on the way. In addition, when a wheelchair user stops on a floor that does not match the operation pattern, regular passengers who have boarded from that floor can register for non-stop floors as soon as possible, and normal driving as soon as possible By returning to the service, it is possible to prevent an increase in the number of stopped floors due to special operation and prevent a decrease in the performance of the entire group management.
[0065]
(Fourth embodiment)
Next, a fourth embodiment of the present invention will be described.
[0066]
The fourth embodiment is characterized in that general passengers are prevented from getting on the car from other floors by lowering the allocation priority of the general hall call to the car on which the wheelchair user has boarded.
[0067]
Since the system configuration is the same as that in FIG. 1, the description thereof will be omitted. Here, the processing operation as the fourth embodiment will be described with reference to FIG. 5.
[0068]
FIG. 5 is a flowchart showing the processing operation of the group management control device 11 according to the fourth embodiment of the present invention, and shows the processing after switching the car destination floor registration table 19. Now, it is assumed that a wheelchair user registers a 1F hall call by pressing a direction designation button provided on the wheelchair dedicated hall
[0069]
The hall call signal output from the wheelchair dedicated hall
[0070]
Here, when the A-car lower car 15AL arrives at the landing of the IF floor and opens the door, the registration
[0071]
Specifically, it is assumed that 3F and 6F are registered as destination floors in the in-car destination
[0072]
Therefore, in the assignment evaluation calculation of each car for the hall call registered in the general hall
[0073]
Thus, according to the fourth embodiment of the present invention, in addition to the operational effects of the inventions in the first to third embodiments, the priority for the general hall call of the car on which the wheelchair user gets is lowered. Thus, it is possible to prevent a general passenger from getting on the middle floor, and to bring the wheelchair user to the destination floor as soon as possible. Thereby, the increase in the number of stop floors by special operation can further be suppressed.
[0074]
(Fifth embodiment)
Next, a fifth embodiment of the present invention will be described.
[0075]
FIG. 6 is a diagram showing an overall configuration of a group management control device for a double deck elevator according to a fifth embodiment of the present invention, in which two double deck elevators are installed in an eight-story building. ing. In the configuration shown in FIG. 6, the same parts as those in FIG. 1 (first embodiment) are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted.
[0076]
The difference from FIG. 1 is that a
[0077]
Another method is to use radio. That is, the
[0078]
FIG. 7 is a flowchart showing the processing operation of the group management control apparatus 11 in the fifth embodiment. Now, it is assumed that a passenger registers a 1F hall call by pressing a direction designation button provided on the 1F wheelchair dedicated hall
[0079]
The hall call signal output from the wheelchair-only hall
[0080]
Here, when the car 15AL under the car A arrives at the landing of 1F and opens the door (Yes in Step E13), the presence or absence of a wheelchair user is detected by the
[0081]
In addition, when the car destination floor registration table 19 is switched to a state where all floors can be registered in step E15, the car destination in the car is performed by any of the methods of the first to third embodiments. The floor registration table 19 is returned to a state corresponding to the operation pattern at a predetermined timing.
[0082]
On the other hand, when a general passenger other than a wheelchair user registers a call in the wheelchair dedicated hall
[0083]
Thus, according to the fifth embodiment of the present invention, in addition to the effects of the invention in the first to third embodiments, a general passenger registers a floor other than the operation pattern as a destination floor. It can be prohibited to prevent a decrease in driving efficiency.
[0084]
(Sixth embodiment)
Next, a sixth embodiment of the present invention will be described.
[0085]
FIG. 8 is a diagram showing an overall configuration of a group management control device for a double deck elevator according to a sixth embodiment of the present invention, in which two double deck elevators are installed in an eight-story building. ing. In the configuration shown in FIG. 8, the same parts as those in FIG. 6 (fifth embodiment) are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted.
[0086]
The difference from FIG. 6 is that a wheelchair button erroneous
[0087]
In such a configuration, it is assumed that a passenger registers a 1F hall call by pressing a direction designation button provided in the 1F wheelchair dedicated hall
[0088]
When a passenger registers a call by operating the wheelchair dedicated landing
[0089]
The operation after the hall call is registered by the wheelchair-only hall
[0090]
Here, assuming that the lower car 15AL is assigned to the lower car 15A of the Unit A, when the lower car 15AL arrives at the 1F landing and opens the door, the vehicle is detected by the
[0091]
On the other hand, when a general passenger other than a wheelchair user registers a call in the wheelchair dedicated hall
[0092]
Thus, according to the sixth embodiment of the present invention, in addition to the effects of the invention in the first to third embodiments, a voice announcement or the like indicates that it is a wheelchair-only button for passengers waiting at the landing. By notifying, it is possible to prevent a general passenger from pressing the wheelchair dedicated button due to mischief or the like.
[0093]
(Seventh embodiment)
Next, a seventh embodiment of the present invention will be described.
[0094]
FIG. 9 is a diagram showing an overall configuration of a group management control device for a double deck elevator according to a seventh embodiment of the present invention, in which two double deck elevators are installed in an eight-story building. ing. In the configuration shown in FIG. 9, the same parts as those in FIG. 8 (sixth embodiment) are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted.
[0095]
The difference from FIG. 8 is that general passenger
[0096]
FIG. 10 is a flowchart showing the processing operation of the group management control device 11 in the seventh embodiment. Now, it is assumed that a passenger registers a hall call by pressing a direction designation button provided in the wheelchair-only hall
[0097]
The hall call signal output from the wheelchair-only hall
[0098]
Here, when the car 15AU on Unit A arrives at the landing on the 2nd floor and opens (Yes in Step F13), the presence or absence of a wheelchair user is detected by the
[0099]
In addition, when the in-car destination floor registration table 19 is switched to a state in which all floors can be registered in the step F15, the in-car destination is determined by the method of any of the first to third embodiments. The floor registration table 19 is returned to a state corresponding to the operation pattern at a predetermined timing.
[0100]
Now, if the wheelchair user gets in the car 15AU on Unit A and registers the destination calls 5F and 7F in the car destination
[0101]
Here, if the car 15AL on Unit A arrives on the 5th floor on a first-come-first-served basis (Yes in step F16), there is a possibility that ordinary passengers waiting at the 5F landing will get on the upper car AL that is not the assigned car There is. Therefore, the general passenger
[0102]
If a general person accidentally gets in, the car destination
[0103]
Thus, according to the seventh embodiment of the present invention, in addition to the operational effects of the inventions in the first to third embodiments, when the car assigned to the wheelchair dedicated landing call arrives at the landing By announcing that the passenger in the car is in a wheelchair-only operation, it is possible to prevent a general passenger from accidentally getting in the car. The increase in the number of stop floors due to boarding is suppressed, and the performance of the entire group management is prevented from being lowered.
[0104]
In each of the above embodiments, a wheelchair user is assumed as a specific passenger, and the driving control for the hall call dedicated to the wheelchair user has been described. However, the present invention is not limited to this, for example, an important customer The present invention can also be applied to a special call intended for a dedicated call (VIP call) or the like, and the same effect as described above can be obtained.
[0105]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, in a car called by a specific passenger such as a wheelchair user, registration can be made for all floors regardless of the current operation pattern. There is no need to change trains and you can go directly to the destination floor. Furthermore, by increasing the destination floor that can be registered in the car at a predetermined timing, such as when the direction of the car is reversed or when stopping in a non-direction, the increase in the number of stop floors due to special operation is suppressed. It is possible to prevent a decrease in the performance of the entire group management.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an overall configuration of a group management control device for a double deck elevator according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a flowchart showing a processing operation of a group management control device for a double deck elevator in the first embodiment.
FIG. 3 is a flowchart showing a processing operation of a group management control device for a double deck elevator according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a flowchart showing a processing operation of a group management control device for a double deck elevator according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a flowchart showing a processing operation of a group management control device for a double deck elevator according to a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a diagram showing an overall configuration of a group management control device for a double deck elevator according to a fifth embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a flowchart showing a processing operation of a group management control device for a double deck elevator in the fifth embodiment.
FIG. 8 is a diagram showing an overall configuration of a group management control device for a double deck elevator according to a sixth embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a diagram showing an overall configuration of a group management control device for a double deck elevator according to a seventh embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a flowchart showing a processing operation of a group management control device for a double deck elevator in the seventh embodiment.
[Explanation of symbols]
11 ... Group management control device
12 ... Cage control device
13. General hall call registration device
14 ... Wheelchair dedicated landing call registration device
15 ... Basket
16 ... Destination floor registration device in the car
17 ... Operation pattern command device
18 ... Allocation table
19 ... Destination floor registration table in the car
20 ... Allocation control device
21 ... Registration table switching device
22 ... Wheelchair detection device
23. Wheelchair button erroneous registration prevention device
24 ... General passenger boarding prevention device
Claims (5)
各階の乗場で乗客の行先方向を登録するための一般乗場呼び登録手段と、
この一般乗場呼び登録手段とは別に、各階の乗場で特定の乗客専用に行先方向を登録するための特殊乗場呼び登録手段と、
かご内で乗客の行先階を登録するためのかご内行先階登録手段と、
ダブルデッキエレベータの運行パターンを決定する運行パターン決定手段と、
この運行パターン決定手段によって決定された運行パターンに応じて、上記特殊乗場呼び登録手段による特殊乗場呼びに応答させるかごを選択する割当制御手段と、
この割当制御手段によって選択されたかごが上記特殊乗場呼びに応答した際に、当該かご内で登録可能な行先階を現在の運行パターンに関係なく全階床登録可能な状態に切り替えた後、当該かごが別の階床に停止したときに、既に登録済みの階床の全てが運行パターンと一致しているか否かを判断し、一致している場合に運行パターンに対応した状態に戻すように制御する登録制御手段と
を具備したことを特徴とするダブルデッキエレベータの群管理制御装置。In the group management control device of a double deck elevator in which two cabs are connected vertically
General hall call registration means for registering the destination direction of passengers at the hall on each floor,
Separate from this general hall call registration means, special hall call registration means for registering the destination direction exclusively for a specific passenger at the hall on each floor,
In-car destination floor registration means for registering the passenger's destination floor in the car,
Operation pattern determination means for determining the operation pattern of the double deck elevator,
In accordance with the operation pattern determined by the operation pattern determining means, allocation control means for selecting a car to respond to the special hall call by the special hall call registration means,
When the car selected by this allocation control means responds to the special hall call, after switching the destination floor that can be registered in the car to a state where all floors can be registered regardless of the current operation pattern, When the car stops at another floor, it is determined whether all the already registered floors match the operation pattern, and if they match , return to the state corresponding to the operation pattern. A group management control device for a double-deck elevator, comprising:
上記登録制御手段は、上記検出手段によって特定の乗客が検出された場合にのみ当該かご内で登録可能な行先階を現在の運行パターンに関係なく全階床登録可能な状態に切り替えることを特徴とする請求項1に記載のダブルデッキエレベータの群管理制御装置。When there is a special hall call by the special hall call registration means, a detection means for detecting whether there is a specific passenger permitted to the special hall call at the hall,
The registration control means switches the destination floor that can be registered in the car only when a specific passenger is detected by the detection means to a state that allows registration of all floors regardless of the current operation pattern. The double deck elevator group management control device according to claim 1 .
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