JP4203846B2 - 動物用首輪及び動物用首輪の製造方法 - Google Patents

動物用首輪及び動物用首輪の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術的分野】
本願発明は、動物用首輪に関する。詳しくは、弾性変形しうる材料で環状に一体形成されるとともに、弾性変形量の異なる部分を周方向に設けて構成される動物用首輪に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、犬の首輪は、曳き紐に連結されて犬の行動を規制する目的や、犬の所有者等を表示する目的で用いられることが多かった。近年、上記従来の首輪の他に、様々な目的で使用する首輪が提供されている。
【0003】
【特許文献1】
実用新案登録第3085155号
【0004】
【特許文献2】
実用新案登録第3089944号
【0005】
近年、ペットはストレスが溜まりやすい環境で飼われることが多い。上記特許文献1に記載されている水晶玉付きペット用首輪は、首輪の回りに水晶玉を取り付けて構成されており、上記水晶玉の指圧効果を期待できるとしている。
【0006】
特許文献2には、ペット用装飾具が記載されている。上記装飾具は、首輪に装着できるように構成されており、種々の形態の装飾具を首輪に対して着脱可能に装着できるように構成している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、他の新たな機能をもたせた従来のペット用首輪は、従来の首輪を利用して構成したものが多い。ところが、上述したように、従来の首輪は、基本的にペットの行動を規制する目的で製作されたものであり、曳き紐とともに用いられることを前提としている。したがって、健康増進作用のある薬剤や装飾目的の物品を付属させるのに好適とはいえない。
【0008】
特に、従来の首輪の機能に加えて、上記のような物品を付属させた場合、首輪の重量もそれだけ大きくなり、ペットの首に大きな負担をかける恐れがある。
【0009】
さらに、従来の首輪は、ペットの首に併せてバックルで寸法を調節できるように構成されている。しかし、バックルは、曳き紐で牽引した場合等に首輪が首から外れないように寸法を調節するためのものである。したがって、曳き紐を接続しない場合には、皮膚との間にある程度の緩みを設定した方がペットの健康に良いことは明らかである。また、従来の首輪では、首との間の余裕が少ないために首部の通気性を阻害して、皮膚を傷めることもあった。
【0010】
また、ペット用アクセサリとしての首輪においても、従来の首輪に装飾を施して構成されたものが多く、ペット用アクセサリとしては見栄えが良いものはなかった。
【0011】
本願発明は、上記従来の問題を解決し、装着が極めて容易であり、アクセサリとして用いることができるばかりでなく、従来の首輪とは異なる種々の目的で使用することのできるペット用首輪を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0013】
本願の請求項1に記載した発明は、動物用首輪であって、全体が弾性変形可能なゴム又は樹脂材料を用いて環状に一体形成されており、周方向への弾性変形量が異なる部分を周方向に所定間隔で設けるとともに、内径を弾性的に広げることにより動物に着脱できるように構成したものである。
【0014】
全体が弾性変形可能なゴム又は樹脂材料を用いて環状に一体形成することにより、上記環状の首輪を周方向に変形させて内径を広げ、動物の頭部を通すようにして装着することができる。したがって、極めて容易に装着することができる。
【0015】
また、本願発明に係る動物用首輪は、内径を拡大する方向に変形させた場合に、全体が均一に弾性変形するのではなく、周方向に弾性変形量が異なる部分を設けて構成されている。上記弾性変形量が異なる部分を設ける間隔や数は、首輪の大きさや目的に応じて種々の値を選択できる。弾性変形量の異なる部分の数及び周方向の長さは特に限定されることはないが、2以上設けるのが好ましい。
【0016】
上記構成によって、これまでにない態様で変形する首輪を形成することができる。さらに、上記構成の首輪は、デザイン的に斬新であり、これまでにないアクセサリとして使用することができる。しかも、上記構成の首輪は、美的な効果以外の種々の機能を付加する場合にも極めて有用である。
【0017】
本願発明に係る首輪を形成する弾性変形可能なゴム又は樹脂材料の種類は、特に限定されることはないが、動物の皮膚に直接接触することから、無害なものを採用するのが好ましい。たとえば、請求項11に記載した発明のように、シリコンゴム又はフッソゴムを採用するのが好ましい。
【0018】
本願の請求項6に記載した発明は、上記弾性変形量を小さく設定した部分に、所定の機能を発揮する一方、上記樹脂又はゴム材料の強度を低下させる薬剤を練り込んで保持させたものである。本願発明では、弾性変形量が大きい部分と弾性変形量が小さい部分とを周方向に所定間隔で配置し、伸縮機能を主として弾性変形量が大きい部分に担わせる。一方、弾性変形量を小さく設定した部分は変形量が小さい分強度が大きい。したがって、この部分に薬剤を保持させることにより、首輪全体としての弾性変形量や強度等に影響を与えることなく、所要の薬剤を保持させることが可能となる。上記薬剤を保持させる手法として、本請求項に係る発明のように、薬剤を材料に練り混む場合と、請求項10に記載した発明のように、薬剤を担持させた物体を保持させる場合とがある。
【0019】
上記のような伸縮可能なゴム又は樹脂材料に、種々の機能を発揮しうる薬剤を練り込んだ場合、ゴム又は樹脂材料の特性が低下することが多い。たとえば、マイナスイオン等を発生するセラミック粉体やチタン粉末をシリコンゴム等に配合した場合、引き裂き強度等が大きく低下する。したがって、薬剤等を首輪の全体に練り込んだ場合には、伸縮量が小さくなって装着が困難になったり、強度が大きく低下する恐れがある。このため、薬剤の配合量や形状に制限を受ける場合も多い。
【0020】
本願発明では、変形量の小さい部分を構成する材料に薬剤を練り込んむことが可能となる。すなわち、変形量が小さい部分に薬剤を練り込んで、伸びや強度等の特性が変化しても、首輪全体としての特性変化は小さくなる。このため、練り込むことができなかったような薬剤であっても採用することが可能となる。
【0021】
また、請求項10に記載した発明のように、上記物体として、薬剤を担持させた物体を保持させることができる。たとえば、芳香剤や殺菌剤を含浸させた多孔質セラミック等の物体を、上記変形量を小さく設定した部分に形成した保持穴に保持させることができる。上記物体を上記断面積を大きく設定した部分に埋め込み状に設けるのが好ましい。
【0022】
上記薬剤として、たとえば請求項7に記載した発明のような、健康増進物質、殺虫物質、消臭物質、芳香物質等の薬剤を採用することができる。なお、2以上の上記薬剤を混合して添加することもできる。また、混合して練り込むことができない薬剤であっても、変形量を小さく設定した部分を2以上形成し、これらの部分にそれぞれの薬剤を分離して練り込むことも可能となる。
【0023】
上記健康増進物質として、マイナスイオン発生物質、磁石、チタン、ゲルマニウム等を採用することができる。なお、材料に練り込む場合、採用するゴムあるいは樹脂材料に添加可能なものであれば、上記薬剤の剤形も限定されることはなく、粉体状や液体状の薬剤を配合することができる。
【0024】
また、請求項8に記載した発明のように、上記弾性変形量を小さく設定した部分に、所定の機能を発揮しうる装置又は物体を保持させることができる。
【0025】
たとえば、請求項9に記載した発明のように、上記装置として、無線で交信しうる音声送信装置及び/又は音声受信装置を採用できる。音声交信装置は、スピーカ及び/又はマイクマイクを含んで構成される。マイクを設けることにより、動物の鳴き声を間近で採取して飼い主側のスピーカー等によって聞けるように構成できる。これにより、動物の様子を離れた場所で知ることができ、防犯効果も期待できる。また、鳴き声のボリュームを拡大したり振動等に変換することにより、耳の不自由な飼い主に動物の様子を確実に知らせることが可能となる。一方、スピーカを設けることにより、飼い主の声を離れた場所から動物に確実に伝えて指示を与えることが可能となる。したがって、戸外においても、飼い主は小さな声で動物に指示を与えることが可能となる。
【0026】
また、上記物体として、種々のアクセサリや機能のある物体を採用できる。たとえば、球状のトルマリン(電気石)を、変形量の小さい部分に埋め込み状に設けることができる。
【0027】
上記装置や上記物体は、変形量を少なく設定した部分に埋め込み状に設けるのが好ましい。これにより、首輪の強度等を低下させることなく、上記装置を保持させることができる。また、上記装置等を埋め込み状に保持することにより、故障や破損を防止する効果も期待できる。
【0028】
周方向への弾性変形量が異なる部分を形成する手法は特に限定されることはない。同一の弾性材料で環状体を形成した場合であっても、周方向に断面積の異なる部分を設けると、これら部分の周方向への弾性変形量は異なる。
【0029】
請求項2に記載した発明は、内径を弾性的に広げたとき周方向への弾性変形を担う接続部と、上記接続部より断面積を大きく設定して周方向への弾性変形を少なく設定した膨出部とを交互に設けて首輪を構成したものである。すなわち、環状体の断面積を変化させることにより、拡開変形させた場合の変形量が異なる部分を形成するのである。なお、上記断面積は、上記環状体の軸を含む平面で切断した場合の断面積を意味する。
【0030】
たとえば、断面円形の環状体を採用する場合に、異なる直径の断面を備える2以上の部分を所定間隔で設けて、周方向の弾性変形量を異ならせることができる。また、一定断面積の環状体の外周部に、所定間隔で膨出部等を設けることにより断面積の異なる部分を形成し、周方向の弾性変形量を異ならせることができる。
【0031】
また、請求項3に記載した発明のように、環状体に、断面を減少させる切欠き部を所定間隔で設けることにより、上記弾性変形量の大きな部分と弾性変形量の小さい部分とを形成することができる 上記切欠き部として、たとえば、請求項4に記載した発明のように、凹部や穴部を設けることができる。すなわち、環状体の外形寸法を一定に設定しても、切欠きを設けることにより、断面積の小さな部分を形成して、変形量を変化させることができるのである。
【0032】
請求項5に記載した発明は、弾性の異なるゴム又は樹脂材料を周方向に交互に配置して首輪を一体成形したものである。すなわち、弾性係数の異なる材料を一体的に連結成形して環状体を形成することにより、変形量が異なる部分を形成できるのである。これにより、環状体の周方向の断面を同一に設定しても、拡開した場合等における各部の弾性変形量を変化させることができる。
【0033】
弾性係数の異なる材料を配置する手法は特に限定されることはない。射出成形によって環状体を形成する場合には、多軸射出成形装置等を用いて弾性係数の異なる材料を金型に交互に充填して形成できる。
【0034】
一方、シリコンゴム等を用いて押圧成形する場合等には、金型内に弾性係数の異なる材料を配置して成形することもできる。
【0035】
さらに、弾性係数の異なる材料ごとに色彩等を変えることにより、これまでにないデザインの首輪を形成することも可能となる。
【0036】
上記弾性係数の異なる材料として種々の材料を採用することができる。たとえば、シリコンゴムを採用した場合は、硬度の異なる材料を交互に成形型に充填して成形することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態を図に基づいて具体的に説明する。
【0038】
図1から図4に本願発明の第1の実施の形態を示す。
【0039】
これらの図に示すように、第1の実施の形態に係る首輪101は全体がシリコン樹脂で形成されており、45度の角度間隔で配置された球状膨出部102を、円形の一定断面を備える接続部103で一体的に連結した形態を備えている。上記首輪101は、上記球状膨出部102及び接続部103を同一のシリコンゴム材料で一体的に型成形したものである。
【0040】
上記形態の首輪101の内径を拡大させるような力が作用すると、図3に示すように、上記接続部103が大きく伸長するように弾性変形させられる。なお、図3は、理解を容易にするために変形状態を誇張して描いてある。これらの図に示すように、断面積の異なる部位を周方向に配置することにより、首輪の各部において、周方向への変形量を異ならせることができる。
【0041】
上記首輪は、動物の首部に上記膨出部102が当接するようにして装着される。したがって、皮膚に接触する部分が少なくなり、通気性が向上して首部が蒸れることはない。また、装着時には、上記膨出部102が皮膚に当接した状態で、上記首輪が弾性変形させられる。このため、上記首輪101と首部との接触面積が少なくなって摩擦が少なくなり、装着を容易に行うことができる。
【0042】
さらに、上記膨出部102においては、着脱時における弾性変形量が小さくなるばかりでなく作用する応力も小さくなる。したがって、粉体状のセラミックやチタン等の健康増進作用のある物質を上記膨出部に配合しても、首輪1の強度が低下することはない。また、弾性変形は上記接続部103が担っているため、首輪全体の弾性変形量も低下することはなく、動物の首に装着しにくくなるといった問題も生じない。
【0043】
上記接続部103の変形量を確保するには、接続部103の硬度をデュロメータ硬さ(JIS−K−6253)で20〜60度の間に設定するのが好ましい。60度以上になると、弾性変形量が小さくなって動物の首に対応した内径の首輪に頭部を通しにくくなる。一方、20度以下になると、柔らかすぎて首輪としての強度を確保できなくなる。
【0044】
図5から図7に、本願発明の第2の実施の形態を示す。
【0045】
これらの図に示す首輪201は、全体を断面略矩形状に形成するとともに、周方向に所定間隔で、軸方向に貫通する貫通穴202を形成したものである。上記首輪201は、第1の実施の形態と同様に全体が同一の材料で形成されており、上記貫通穴202を設けた部分の断面積が他の部分203の断面積より小さく設定されている。
【0046】
図7に示すように、上記首輪201の径が拡大するように変形させると、上記貫通穴202を形成した部分が大きく変形させられる。これにより、上記第1の実施の形態と同様の効果を発揮させることができる。
【0047】
図8から図10に、本願発明の第3の実施の形態を示す。
【0048】
これらの図に示す首輪301は、45度の角度間隔で設けた偏平樽状の膨出部302と、円形断面を備える接続部303とを一体的に連結した形態を備える。上記膨出部302には、軸方向に貫通穴304が形成されている。なお、本実施の形態に係る首輪301も、上記第1の実施の形態と同様の材料で形成されている。
【0049】
図10に示すように、上記首輪301を、径が拡がるように弾性変形させると、上記膨出部302が偏平状に大きく変形させられる。これにより、上記第1の実施の形態と同様の効果を期待することができる。
【0050】
また、本実施の形態に係る首輪301では、柔軟な膨出部302が動物の首に接触した状態で装着されるため、動物の首に違和感を与えることが少ない。
【0051】
図11及び図12に本願発明に係る第4の実施の形態を示す。本実施の形態に係る首輪401は、一定断面の環状体403の外周側に球面状の膨出部402を所定角度間隔で設けたものである。上記膨出部402を設けることにより、弾性変形量が異なる部分を形成できる。
【0052】
上記膨出部402の形態及び他の断面形態も特に限定されることはなく、図13及び図14に示す第5の実施の形態のように、三角錐状の膨出部502を形成することもできる。
【0053】
図15から図18に、本願発明の第6の実施の形態を示す。
【0054】
これらの図に示す首輪601は、一定の円形断面を有する環状体から形成されている。しかしながら、図17に示すように、上記首輪601は、弾性係数大きな材料で形成された部分602と弾性係数の小さな材料で形成された部分603を、環状体の中心に対して30度ごとに交互に配置して一体成形されている。
【0055】
図18の実線で示すように、上記構成の首輪601を径を拡開せるように変形させると、弾性係数の小さな材料で形成した部分603が大きく伸びて断面積が小さくなる一方、弾性係数の大きい材料で形成した部分602の変形量が小さいため、周方向に断面の異なる部位が交互に形成された形態となる。
【0056】
上記構成の首輪601は、金型に上記弾性係数の異なる材料を交互に充填することにより一体的に形成することができる。また、異なる材料の接続部分が上記金型内で一体的に接合されて成形されるため、連結部位の強度が低下するといったこともない。
【0057】
図19に、本願発明の第8の実施の形態を示す。
【0058】
この実施の形態に係る首輪701では、第1の実施の形態における膨出部702に、球状の健康増進物質710を埋め込み状に設けたものである。上記健康増進物質710として、磁石、ゲルマニウム等種々の物質を採用できる。
【0059】
上記膨出部702は、弾性変形を少なく設定しているため、首輪の強度が低下することはない。また、弾性変形は、接続部703で生じるため径を拡大する場合の変形量が小さくなって装着しにくくなるといったこともない。
【0060】
しかも、上記健康増進物質710がゴム質の材料で被覆された状態で保持されるため、動物の皮膚に違和感を与えることはなく、また、外部から損傷を受ける恐れもなくなる。なお、上記膨出部702を、接続部703よりも弾性係数の大きな材料で形成して、破損しやすい健康増進物質を保持させるように構成することもできる。
【0061】
図20に、本願発明の第8の実施の形態を示す。
【0062】
この実施の形態に係る首輪801では、図10に示す第3の実施の形態に係る首輪とは逆に、膨出部802を弾性変形量の小さい材料で形成し、貫通穴804にアクセサリ810を装着したものである。上記貫通穴804近傍の変形量を小さく設定できるため、見栄えのよい飾り付きネックレスを形成することができる。
【0063】
図21及び図22に、本願発明の第9の実施の形態を示す。
【0064】
本実施の形態に係る首輪901は、第1の実施の形態に係る膨出部902に、無線で交信できるマイク910とスピーカ911とを埋め込み状に保持したものである。飼い主は、上記マイク910で捕らえた鳴き声を、図示しないスピーカで、離れた場所においても聞くことができる。一方、図示しない飼い主側マイクを用いて、離れた場所からでも、上記スピーカ911を介して動物に指示を与えることができる。しかも、動物に対して大きな声で指示する必要がないため、庭等に放して声がとどかない場所にいる場合でも容易に指示を与えることが可能となる。
【0065】
本願発明は上述した実施の形態に限定されることはない。実施の形態では、シリコンゴムを用いて首輪を形成したが、テフロンゴムや弾性変形しうる他の樹脂材料を用いて首輪を形成することができる。
【0066】
また、首輪の周方向の断面積を異ならせる手法も上記実施の形態に限定されることはなく、首輪の側面に種々の切欠き等を設けて断面を変化させることができる。
【0067】
さらに、断面積を異ならせるとともに、弾性係数の異なる材料を配置して、より変形量の差を大きく設定した首輪を形成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る首輪の第1の実施の形態を示す正面図である。
【図2】図1に示す首輪の側面図である。
【図3】図1に示す首輪の変形の態様を示す正面図である。
【図4】図2におけるIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】本願発明に係る首輪の第2の実施の形態を示す正面図である。
【図6】図5に示す首輪の一部断面を表した側面図である。
【図7】図5に示す係る首輪の変形の態様を示す正面図である。
【図8】本願発明に係る首輪の第3の実施の形態を示す正面図である。
【図9】図8に示す首輪の側面図である。
【図10】図8に示す首輪の変形の態様を示す正面図である。
【図11】本願発明に係る首輪の第4の実施の形態を示す正面図である。
【図12】図11に示す首輪の一部断面を表した側面図である。
【図13】本願発明に係る首輪の第5の実施の形態を示す正面図である。
【図14】図13に示す首輪の一部断面を表した側面図である。
【図15】本願発明に係る首輪の第6の実施の形態を示す正面図である。
【図16】図15に示す首輪の一部断面を表した側面図である。
【図17】図16におけるXVII−XVII線に沿う断面図である。
【図18】図15に示す首輪の変形の態様を示す正面図である。
【図19】本願発明に係る首輪の第7の実施の形態の要部を示す正面図である。
【図20】本願発明に係る首輪の第8の実施の形態を要部を示す正面図である。
【図21】本願発明に係る首輪の第9の実施の形態の要部を示す正面図である。
【図22】図21におけるXXII−XXII線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 首輪
2 弾性変形量が異なる部分
3 弾性変形量が異なる部分

Claims (12)

  1. 動物用首輪であって、
    全体が弾性変形可能なゴム又は樹脂材料を用いて環状に一体形成されており、
    周方向への弾性変形量が異なる部分を周方向に所定間隔で設けるとともに、
    内径を弾性的に広げることにより動物に着脱できるように構成した、動物用首輪。
  2. 内径を弾性的に広げたとき周方向への弾性変形を担う接続部と、上記接続部より断面積を大きく設定して周方向への弾性変形を少なく設定した膨出部とを交互に設けた、請求項1に記載した、動物用首輪。
  3. 環状体に、断面積を減少させる切欠き部を所定間隔で設けることにより、上記弾性変形量の大きな部分と弾性変形量の小さい部分とを形成した、請求項1又は請求項2のいずれかに記載の動物用首輪。
  4. 上記切欠き部が、凹部又は穴部である、請求項3に記載の動物用首輪。
  5. 弾性の異なるゴム又は樹脂材料を周方向に交互に配置して一体成形された、請求項1に記載の動物用首輪。
  6. 上記弾性変形量を小さく設定した部分に、所定の機能を発揮する一方、上記樹脂又はゴム材料の強度を低下させる薬剤を練り込んで保持させた、請求項1から請求項5のいずれかに記載の動物用首輪。
  7. 上記薬剤が、健康増進物質、殺虫物質、消臭物質又は芳香物質から選ばれた1又は2以上の薬剤である、請求項6に記載の動物用首輪。
  8. 上記弾性変形量を小さく設定した部分に、所定の機能を発揮しうる装置又は物体を保持させた、請求項1から請求項5のいずれかに記載の動物用首輪。
  9. 上記装置が無線で交信しうる音声送信装置及び/又は音声受信装置である、請求項8に記載の動物用首輪。
  10. 上記物体が、請求項7に記載した薬剤を担持させた物体である、請求項8に記載の動物用首輪。
  11. 上記樹脂材料がシリコンゴム又はフッソゴムである、請求項1から請求項10のいずれかに記載の動物用首輪。
  12. 弾性変形可能なゴム材料又は樹脂材料から環状の動物用首輪を製造する方法であって、
    環状の成形空間を有する金型に弾性の異なる材料を周方向に交互に充填して一体成形することを特徴とする、動物用首輪の製造方法。
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