JP4202677B2 - アイデア抽出支援方法とアイデア抽出支援用のコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータを利用してアイデアから次のレベルのアイデアを抽出するためのアイデア抽出支援方法とそのためのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、製品やサービス等の企画の分野においては、「顧客の生の声(VOC:Voice of Customers)」から、製品やサービスに対してどのような要求があるのかを抽出する作業が行われている。ここで、VOCは、代表的には、インタビューやアンケートを通じて得られる。例えば、アンケートの場合は、アンケート結果の自由記入欄に記載された内容をVOCそのものとみなし、それ以外の性別・年齢・職業などの回答結果をVOCに付随する属性情報として取り扱っている。
【0003】
より詳細に説明すれば、VOCからの要求の抽出は、製品やサービス等の品質に関する要求の抽出に他ならない。品質に関する要求を、二つ以上の要求を含まない簡潔な表現にしたものは、「要求品質」と呼ばれている。しかし、通常の場合、VOCを表現の制約の大きい要求品質に直接変換することは困難である。そのため、VOCからの要求の抽出は、VOCからまず、表現方法に制約のない「要求項目」と呼ばれる項目を抽出し、この「要求項目」をできるだけ簡潔な表現にして「要求品質」を抽出する、という形で段階的に行われることが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のようなVOCからの要求を抽出する作業において、多数のVOCを対象とする場合には、類似または同等のVOCが複数存在する可能性が高くなり、抽出された「要求項目」についても類似または同等の「要求項目」が複数存在する可能性が高くなる。このような場合には、類似または同等のVOC、要求項目について抽出作業を繰り返し行うことになるため、無駄な作業が多くなりがちである。また、抽出作業を逐一行う場合には、VOC全体の傾向を把握することも難しい。
【0005】
そのため、VOCや要求項目のレベルで、分類・整理作業を行い、関連するVOCや要求項目をまとめたり、重複するものを削除したりすることで、データ全体の傾向をある程度把握し、その上で抽出作業を行うことも多い。しかし、この場合にも、関連するVOCや要求項目をまとめるためには、VOC間や要求項目間での比較、検討を行わなければならず、分類・整理作業の手間は、相当なものとなる。なお、このような問題点は、VOCからの要求抽出に限らず、何らかのアイデアから次のレベルのアイデアを抽出するアイデア抽出作業一般に同様に存在している。
【0006】
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は、コンピュータを利用して、VOCからの要求抽出等の各種のアイデアの抽出・分類・整理作業を効率よく行うことが可能なアイデア抽出支援方法とそのためのプログラムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、コンピュータ上で、アイデアの抽出を支援する抽出画面と抽出したアイデアの分類を支援する分類画面を適宜表示することにより、アイデアの抽出・分類・整理作業を効率よく行うことができるようにしたものである。また、分類画面において、複数のグループの内容を並べて表示することにより、複数のグループの内容を同時に確認しながらアイデアの分類・整理を効率よく行うことができる。
【0008】
なお、本発明において重要な用語の定義は次の通りである。「アイデア」は、何らかの意味を持つ文章であり、例えば、発言者の意見やそれから抽出される要求等を含むが、それ以外の各種の意味を持つ文章一般を含む広い概念である。「グループ」は、対象となる1つ以上のアイデアからなるアイデアの集合である。「分類」は、複数のグループへの分類だけでなく、グループ化したアイデアやそのグループを整理する意味を含む広い概念である。「要素」は、各グループを構成する要素である。「要素文字列」は、画面上で各要素を表現する文字列であり、アイデアを表現するアイデア文字列と、グループ名を表現するグループ文字列を含む概念である。
【0009】
「発言者の意見」は、アンケートやインタビュー等を通じて取得した何らかの意見であり、企画の分野における「顧客の生の声」を含む概念である。「要求」は、「発言者の意見」から抽出された何らかの要求であり、企画の分野における「要求項目」、「要求品質」を含む広い概念である。
【0010】
「アイデアの抽出・分類結果」は、アイデアの抽出作業によって得られたアイデアやそれに付随する属性情報等を含む抽出結果、および、アイデアを分類するための何らかの情報処理がなされた分類結果を含む意味であり、アイデア抽出・分類作業終了時に得られる最終的な結果に限らず、各処理毎に得られる作業途中の各段階の結果を含む広い概念である。
【0011】
本発明は、複数のアイデアを保存したデータファイルと、このデータファイルを読み込んで処理を行う作業用記憶領域と、ユーザからの入力操作を受け付ける入力手段と、前記複数のアイデアを分類して表示する表示手段とを有するコンピュータを使用したアイデア抽出支援方法において、次のステップを有することを特徴とする。
(1) 前記表示手段の画面に、グループウィンドウと複数のアイテムウィンドウとを前記表示画面を区分して表示し、前記グループウィンドウに、前記データファイルに保存した複数のアイデアをグループ分けした際に付与したグループ名を、グループの階層構造に従ってツリー状に表示するステップ。
(2) 前記入力手段を介して、前記グループウィンドウに表示されているグループウィンドウについて、その選択の指定をユーザから受け付けた場合において、前記複数のアイテムウィンドウのいずれかにそのグループに属する個々のアイテムを表示するステップ。
(3) 前記入力手段を介して、前記グループウィンドウに表示されているグループウィンドウについて、その移動先の指定をユーザから受け付けた場合において、前記移動先が、グループウィンドウ中に表示されたグループ中の他のグループである場合には、グループウィンドウ中における移動先のグループの下位の階層に前記指定されたグループを移動して 表示するステップ。
(4) 前記移動先が、前記複数のアイテムウィンドウ中のいずれのアイテムも表示されていないアイテムウィンドウである場合には、移動先として指定されたアイテムウィンドウに前記指定されたグループに属するアイテムを表示するステップ。
(5) 移動先が、前記複数のアイテムウィンドウ中の他のグループのアイテムが表示されているアイテムウィンドウである場合には、そのアイテムウィンドウにおいて既に表示されているグループのアイテムの表示を閉じて、前記指定されたグループに属するアイテムを表示するステップ。
【0012】
前記入力手段を介して、前記グループウィンドウに表示されているグループウィンドウについて、その移動先の指定をユーザから受け付けた場合において、前記移動先が、グループウィンドウ中に表示されたグループの階層構造を示すツリー状の表示部分である場合には、前記指定されたグループの移動先に合わせて、ツリー状の階層構造における各グループの順序を入れ替えて表示するステップを有することも、本発明の一態様である。
【0013】
前記入力手段を介して、前記グループウィンドウに表示されているグループウィンドウについて、その移動先の指定をユーザから受け付けた場合において、前記移動先が、グループウィンドウ中の空欄の部分である場合には、前記指定されたグループをツリー状の階層構造における最上位の階層に移動して表示するステップを有することも本発明の一態様である。
【0014】
また、これらの方法をコンピュータ上において実行させるためのコンピュータプログラムも本発明の一態様である。
【0015】
本発明によれば、複数のアイテムウィンドウで複数のグループの内容を表示すると同時に、グループウィンドウでグループの階層構造を表示できるため、ユーザは、複数のグループの内容とグループの階層構造とを同時に確認しながら、意図に沿った情報の分類をより効率よく行うことができる。また、本発明によれば、ユーザは、既存のグループ間の関係を変更する場合に、何ら特別な操作を行う必要なしに、グループウィンドウ中でグループを移動させるだけで、グループ間の関係を自動的に変更できるため、操作性に優れている。また、グループウィンドウ上のグループを操作するだけで、アイテムウィンドウの状態や表示内容を容易に切り替えることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下には、本発明の実施形態を図面に沿って具体的に説明する。ただし、ここで記載する実施形態は、本発明を何ら限定するものではなく、本発明の一態様を例示するものにすぎない。
【0017】
本発明は、典型的には、コンピュータをソフトウェアで制御することにより実現される。この場合のソフトウェアは、コンピュータのハードウェアを物理的に活用することで本発明の作用効果を実現するものであり、また、従来技術を適用可能な部分には好適な従来技術が適用される。さらに、本発明を実現するハードウェアやソフトウェアの具体的な種類や構成、ソフトウェアで処理する範囲などは自由に変更可能であり、例えば、本発明を実現するプログラムは本発明の一態様である。
【0018】
[1.アイデア抽出支援処理の概要]
図1は、本発明を適用したアイデア抽出支援処理の概要を示すフローチャートである。ここでは、特に、文章で表現される「VOC」から、「要求項目」、「要求品質」を順次抽出するとともに、この3つのレベルにおいてそれぞれKJ法的グルーピングを行う場合の例について説明する。また、「VOC」、「要求項目」、「要求品質」、等の文章で表現される1つのアイデアは、1アイテムとして取り扱うものとする。
【0019】
なお、記載の冗長化を回避するために、以下の説明中では、「グループ名を表現する文字列」を「グループ」または「グループ名」と略称する。同様に、「VOCを表現する文字列」、「要求項目を表現する文字列」、「要求品質を表現する文字列」についても、それぞれ「VOC」または「VOC文字列」、「要求項目」または「要求項目文字列」、「要求品質」または「要求品質文字列」と略称する。
【0020】
図1に示すように、ユーザによるデータファイル指定等の操作に応じて、コンピュータは、図2に示すような対象となるVOCを集めたデータファイルを読み込み、作業用記憶領域にロードし(S101)、図3に示すように、サブウィンドウとして、グループウィンドウGWと複数のアイテムウィンドウ(内容表示ウィンドウ)IWを含む分類画面を表示する(S102)。なお、グループウィンドウGWは、図4に示すように、「グループ名」を用いてグループの階層構造をツリー状に表現するグループツリーを表示するものとする。
【0021】
なお、以下には、一般的な用語による説明の平易化の観点から、アイテムウィンドウIWが、グループの要素一覧を表示して内容表示状態となることを、「グループを開く」と表現し、表示を中止して内容非表示状態となることを、「グループを閉じる」と表現する。また、アイテムウィンドウIWの内容表示状態を、「開いている」、「開いた」と表現し、内容非表示状態を、「閉じている」、「閉じた」と表現する。
【0022】
この分類画面上でのユーザの操作に応じて、コンピュータは、アイテムの分類処理を行ったり、次レベルアイテム抽出画面に移行して抽出処理を行うことにより、画面操作の内容をデータに反映させる。すなわち、ユーザが、分類画面中のアイテムウィンドウIWに表示されているアイテムを指定して、次レベルアイテム抽出画面の表示を要求する操作を行った場合(S103のYES)には、コンピュータは、その操作に応じて、分類画面上に次レベルアイテム抽出画面を表示して、次レベルアイテムの抽出処理を行う(S104)。
【0023】
この場合、次レベルアイテム抽出画面としては、図5、図6に示すように、現在のアイテム、次レベルアイテム入力欄、等が表示される。例えば、VOCの次レベルアイテム抽出画面としては、図5に示すように、VOCやそれに付随する属性情報、抽出された要求項目、等が表示されるようになっている。また、要求項目の次レベルアイテム抽出画面としては、図6に示すように、元となったVOCやそれに付随する属性情報、要求項目、抽出された要求品質、等が表示されるようになっている。このような次レベルアイテム抽出画面において、ユーザによりデータの入力操作が行われた場合には、コンピュータは、その入力されたデータを次レベルのアイテムとして処理する。
【0024】
これに対して、ユーザが、分類画面中のアイテムウィンドウIWに表示されているアイテムや下位グループを対象として、移動操作等の何らかの画面操作(次レベルアイテム抽出画面の表示を要求する操作以外の操作)を行った場合(S105のYES)には、コンピュータは、その操作に応じてアイテムや下位グループの帰属先グループを変更する等の何らかの分類処理(アイテム処理)を行う(S106)。
【0025】
例えば、ユーザが、アイテムウィンドウIWに表示されているグループ中のアイテムを、開いている他のアイテムウィンドウIWに表示されている他のグループ中に移動させた場合には、コンピュータは、そのアイテムの帰属先グループを、移動先のグループに変更するデータ処理を行う。また、ユーザが、アイテムウィンドウIWに表示されているグループ中のアイテムを、閉じている他のアイテムウィンドウIWに移動させた場合には、コンピュータは、その移動先のアイテムウィンドウIWに新規のグループを作成して、そのアイテムの帰属先グループをその新規のグループに変更するデータ処理を行う。なお、グループ作成時には、アイテムの文字列全体を仮のグループ名とする。
【0026】
また、ユーザが、分類画面中のグループウィンドウGWに表示されるグループを対象として、移動操作等の何らかの画面操作を行った場合(S107のYES)には、コンピュータは、その操作に応じてグループの内容を表示したり、グループの階層構造を変更する等の何らかの分類処理(グループ処理)を行う(S108)。
【0027】
例えば、ユーザが、グループウィンドウGWに表示されているグループツリー中で、グループをダブルクリックして指定した場合には、コンピュータは、そのグループを、閉じているアイテムウィンドウIWに開き、ユーザが指定を解除した場合には、コンピュータはそのグループを閉じる。また、ユーザが、グループウィンドウGWに表示されているグループツリー中で、グループを移動させた場合には、コンピュータは、そのグループが移動先に応じた階層に移動したものとしてグループの階層構造を変更するデータ処理を行う。
【0028】
そして、何らかの抽出・分類処理を行った際(S109のYES)には、その抽出・分類処理結果を分類画面に反映させるとともに、抽出・分類処理結果の履歴として保存する(S110)。すなわち、例えば、VOCの次レベルアイテム抽出画面上で次レベルアイテムとして要求項目を抽出した場合には、その要求項目を保存し、また、アイテムウィンドウIW上でアイテム処理により新規のグループを作成した場合には、グループウィンドウIW上にその新規のグループを表示するとともに、その新規グループ作成に伴って更新されたデータを保存する。
【0029】
また、このように、抽出・分類結果データを保存する際には、その時刻を属性情報として保存するとともに、そのデータを作成あるいは更新したデータ作成者、データ更新者、等の情報を自動的に属性情報として保存する。保存された作業データは、抽出・分類作業中あるいは別のデータの抽出・分類作業中において適宜呼び出し、再利用できるようになっている。
【0030】
ユーザが、分類画面上に表示された操作メニューやアイコン等を利用して、結果表示要求を行った場合(S111のYES)には、コンピュータは、保存された分類結果に基づき、分類画面とは異なる所定の形式の結果画面を表示する(S112)。さらに、ユーザが抽出・分類作業を継続する場合(S113のYES)には、分類画面を表示した状態で、一連のステップS103〜S113を繰り返し、ユーザが結果画面を確認して抽出・分類作業を終了した時点(S113のNO)で、アイデア抽出支援処理を終了する。
【0031】
[2.アイデア抽出支援処理の基本的な作用]
以上のようなアイデア抽出支援処理によれば、ユーザは、分類画面中の複数のアイテムウィンドウIWを利用してVOCを効率よく分類してグループ化した後、アイテムウィンドウIWに表示されている各グループのVOCを順次選択し、次レベルアイテム抽出画面を表示させることにより、VOCの内容やそれに付随する属性情報を確認しながら、要求項目を効率よく抽出することができる。
【0032】
次に、抽出された要求項目についても、同様に、分類画面中の複数のアイテムウィンドウIWを利用して効率よく分類してグループ化した後、アイテムウィンドウIWに表示されている各グループの要求項目を順次選択し、次レベルアイテム抽出画面を表示させることにより、要求項目の内容やその元となったVOCの内容やそれに付随する属性情報を確認しながら、要求品質を効率よく抽出することができる。さらに、抽出された要求品質についても、同様に、分類画面中の複数のアイテムウィンドウIWを利用して効率よく分類してグループ化することができる。
【0033】
このように、本実施形態のアイデア抽出支援処理によれば、ユーザは、抽出画面上で所定のレベルのアイテムを確認しながら次レベルのアイテムを抽出した後、得られた次レベルの複数のアイテムを、分類画面上で確認しながら分類することにより、アイテムの抽出・分類作業を効率よく行うことができる。また、VOC自体を分類してグループ化しておくことにより、要求項目を重複して抽出する等の無駄な作業を減らし、抽出作業の効率を向上することができる。さらに、分類画面においては、複数の内容表示ウィンドウで複数のグループの内容を並べて表示できるため、ユーザは、複数のグループの内容を同時に確認しながら、アイテム文字列等を利用した画面操作により、意図に沿ったアイテムの分類を効率よく行うことができる。
【0034】
[3.分類作業の概略]
本実施形態におけるアイデア抽出支援処理によれば、ユーザは例えば、次のようにして、マウスを用いた簡単な画面操作だけで、KJ法的グルーピングを容易に行うことができる。
【0035】
ユーザはまず、図2に示すような、シーン情報等の各種の属性情報を含むVOCを複数集めてなるデータファイルを、起動画面等を利用して指定することにより、そのファイルのVOCとその属性情報をコンピュータにロードさせ、図3に示すような分類画面を表示させる。この図3の例においては、ロードされた全てのVOCは、その時点で「未分類項目」のグループに入っている。2行2列の形で表示された4つのアイテムウィンドウIW1〜IW4中の第1のアイテムウィンドウIW1には、「未分類項目」のグループのVOCが表示されている。この場合に、ユーザは、次のような操作により、未分類項目グループ内のVOCを、その意味に応じて順次グルーピングすることができる。なお、全VOCの数はnであるものとする。
【0036】
ユーザが、最初の操作として、第1のアイテムウィンドウIW1に表示されている未分類項目グループG0のVOCの中から1つのアイテムI1を選択し、閉じている第2のアイテムウィンドウIW2にドラッグ&ドロップすると、ドロップした第2のアイテムウィンドウIW2に新規のグループG1が作成され、アイテムI1はそのグループG1に移動する。
【0037】
この場合、第2のアイテムウィンドウIW2には、アイテムI1であるVOC文字列全体が、グループG1の仮のグループ名として表示され、このグループG1の仮のグループ名は、グループウィンドウGWにも表示される。そのため、ユーザは、第2のアイテムウィンドウIW2とグループウィンドウGWを見るだけで、新規のグループG1が作成され、アイテムI1がそのグループG1にグルーピングされたことを容易に確認することができる。また、ユーザは、表示された仮のグループ名を、必要に応じて適宜変更することができる。
【0038】
ユーザは、続いて、未分類項目グループG0内のVOCの中から別のアイテムI2を選択し、このアイテムI2をグルーピング済みのアイテムと比較判断し、判断結果に基づく移動操作を行う(比較判断・移動操作)ことにより、アイテムI2をグルーピングする。
【0039】
すなわち、ユーザは、アイテムI2と、すでにグループG1に移動済みのアイテムI1とを比較して、両者の意味が近いか否かを判断する。そして、「近い」と判断した場合に、ユーザが、アイテムI2をアイテムI1と同じグループG1にドラッグ&ドロップすると、アイテムI2はグループG1に移動する。これに対し、「近くない」と判断した場合に、ユーザが、アイテムI2を、閉じている第3のアイテムウィンドウIW3にドラッグ&ドロップすると、ドロップした第3のアイテムウィンドウIW3に新規のグループG2が作成され、アイテムI1はそのグループG2に移動する。この場合、第3のアイテムウィンドウIW3には、グループG2の仮のグループ名が表示され、このグループG2のグループ名は、グループウィンドウGWにも表示される。
【0040】
ユーザは、未分類項目グループG0内のVOCの中からから別のアイテムを順次選択し、各アイテムについて、以上のような、比較判断・移動操作を繰り返す。ユーザは、新規のグループを作成しようとする際に、全てのアイテムウィンドウIWが開いている場合には、グループウィンドウGW中において、現時点で重要性の低いグループ名をダブルクリックして、そのグループを閉じることにより、新規グループ作成用のアイテムウィンドウIWを確保することができる。例えば、図4は、図3の分類画面から、「操作」、「マシン」、「銀行」、「時間」、「紙幣」、「その他」、という6個のグループを作成し、そのうちの、「操作」、「マシン」、「その他」、という3個のグループのアイテムがアイテムウィンドウIW1〜IW3に表示された状態を示している。
【0041】
ユーザが、未分類項目グループG0内のn個全てのVOCのグルーピングを完了すると、グルーピング完了時には、グループウィンドウGWにグループツリーが形成される。
【0042】
この時点で、ユーザが、グループ同士をまとめて上位のグループを作れると判断した場合には、グループウィンドウGWのグループツリー中でグループをドラッグ&ドロップしてグルーピングを行う。同じレベルのグルーピングが完了した時点で、ユーザが、さらに上位のグルーピングが可能であると判断した場合には、同様にグルーピングを繰り返す。
【0043】
以上のような一連の作業を行うことで、ユーザは、VOCのKJ法的グルーピングを容易に行うことができる。要求項目、要求品質についても、同様の作業により、KJ法的グルーピングを容易に行うことができる。本実施形態のアイデア抽出支援処理によるこのようなグルーピングは、従来のような机上で二次元的な配置を行うKJ法的グルーピングに比べて、多数のアイテムを格段に効率よく分類可能である。
【0044】
[4.分類画面の構成に関する補足説明]
本実施形態のアイデア抽出支援処理で使用する分類画面の構成の概略については前述したが、以下には、分類画面の詳細について、図4を参照して補足説明する。この図4に示すように、分類画面の上部には、「ファイル」、「編集」、等のメニュー表示部410と、「データ読み込み」、「データ保存」、「閉じる」、等の各種の操作を行うためのツールバー420が表示されている。
【0045】
このツールバー420中には、新規グループ作成用のグループ作成アイコン421、グループプロパティを表示するグループプロパティアイコン422、分類画面を表示するための分類画面アイコン423、結果画面を表示するための結果画面アイコン424、「VOC」、「要求項目」、「要求品質」、の3段階のレベルで各レベル内の各グループを一括表示するためのレベル指定アイコン425a〜425c、現在のレベルよりも前のレベルまたは次のレベルの各グループを一括表示するためのレベル切替アイコン426、等が含まれている。
【0046】
また、グループウィンドウGW中のグループツリー430は、アイコン431とグループ名432から構成されている。また、各アイテムウィンドウIW1〜IW4の上部には、グループ名表示部440が設けられており、グループが開いている場合には、そのグループ名が表示されるようになっている。各アイテムウィンドウIW1〜IW4には、「1」〜「4」のウィンドウ番号441が付されており、グループが開いている場合には、グループウィンドウGW中におけるそのグループのアイコン431に、そのグループを開いているアイテムウィンドウのウィンドウ番号441が表示されるようになっている。
【0047】
また、各アイテムウィンドウIW1〜IW4のグループ名表示部440には、グループ名に加えて、「VOC」、「要求項目」、「要求品質」、のうちの現在のレベル名が表示されるとともに、次レベルが存在する場合には、その次レベル名が表示されるようになっている。そして、現在レベル名の下の欄に、現在のレベルのアイテムが表示されるとともに、次レベル名の下の欄に、そのレベルのアイテムが現在レベル中の抽出元アイテムと対応付けて表示されるようになっている。
【0048】
[5.抽出画面による抽出処理の詳細]
本実施形態のアイデア抽出支援処理においては、前述したように、ユーザが、分類画面中のアイテムウィンドウIWに表示されているアイテムを指定して、次レベルアイテム抽出画面の表示を要求する操作を行った場合には、分類画面上に、図5、図6に示すような次レベルアイテム抽出画面を表示して、次レベルのアイテムの抽出処理を行うようになっている。以下には、次レベルアイテム抽出画面の構成について説明する。
【0049】
[5−1.抽出画面]
図5は、分類画面上にVOCの次レベルアイテム抽出画面を表示した状態を示している。この図5に示すように、VOCの次レベルアイテム抽出画面500においては、VOC501、シーン情報502、要求項目503、入力アイテム504、選択モード505、入力候補506、が表示されるようになっている。また、要求項目503の下段には、要求項目503の追加、削除、プロパティ表示を行うための追加ボタン511、削除ボタン512、プロパティボタン513、が表示され、VOC501の下段には、VOC501のプロパティ表示を行うためのプロパティボタン514、が表示されるようになっている。
【0050】
このうち、シーン情報502は、属性情報の一種であり、発言者の性別、年齢層、職業、趣味等の発言者属性、発言日や発言場所、発言の背景となる行動、行為や環境等の発言時の状況に関する属性、意見に関連する事情または条件に関する属性、等の情報である。このシーン情報502とVOC501の内容は、ユーザによって編集可能となっている。
【0051】
入力アイテム504に記入された内容は、追加ボタン511により、要求項目503に追加されるようになっている。この場合、入力アイテム504は、ユーザが逐一入力することも可能であるが、選択モード505により、入力候補506を表示させ、その中から適宜選択入力できるようになっている。また、選択モード505としては、抽出元となるVOCを句読点で分割して作成される「次レベルアイテム候補」か、過去に作成した要求項目を呼び出す「入力履歴」を選択できるようになっている。
【0052】
また、図6は、分類画面上に要求項目の次レベルアイテム抽出画面を表示した状態を示している。この図6に示すように、要求項目の次レベルアイテム抽出画面600においては、抽出元のVOC601とそれに付随するシーン情報602、要求項目603、要求品質604、入力アイテム605、選択モード606、入力候補607、が表示されるようになっている。
【0053】
また、要求品質604の下段には、要求品質604の追加、削除、プロパティ表示を行うための追加ボタン611、削除ボタン612、プロパティボタン613、が表示され、要求項目603の下段、およびVOC601の下段には、要求項目603およびVOC601のプロパティウィンドウを表示するためのプロパティボタン614,615がそれぞれ表示されるようになっている。
【0054】
このような要求項目の次レベルアイテム抽出画面600においては、入力アイテム605に記入された内容が、要求品質604に追加されるようになっている。また、入力アイテム605が、入力候補607の中から適宜選択入力できる点や、選択モード606として、「次レベルアイテム候補」か、「入力履歴」を選択できる点はVOCの次レベルアイテム抽出画面500と同様である。
【0055】
[5−2.抽出処理]
図7は、次レベルアイテム抽出画面上でのユーザの操作に応じた抽出処理の詳細を示すフローチャートであり、図1に示すアイデア抽出支援処理中の抽出処理(S104)のサブルーチンに相当する。以下には、図5〜図7を参照して、次レベルアイテム抽出画面上でのユーザの操作とそれに応じた抽出処理について説明する。
【0056】
まず、図5に示すように、分類画面中のアイテムウィンドウIWにVOCが表示され、VOCレベル指定アイコン425aがONになっている状態で、ユーザが、アイテムウィンドウIW中の1つのアイテムを指定して、次レベルアイテム抽出画面の表示を要求する操作(例えば、ダブルクリック)を行った場合には、分類画面上にVOCの次レベルアイテム抽出画面500を表示する(S701)。
【0057】
この場合、選択モード505は、後述する「環境設定」において「次アイテム作成時の初期参照情報」として予め設定されており、設定されている選択モード505に応じた入力候補506を自動的に作成し、次レベルアイテム抽出画面500を開いた時点で他の情報とともに表示する。図5においては、選択モード505として、「次レベルアイテム候補」が表示され、入力候補506として、元のVOCを句読点で分割して作成された入力候補が表示された状態を示している。
【0058】
ユーザは、VOC501、シーン情報502、および入力候補506を比較して、要求項目の検討を行う。この状態で、ユーザが、VOC501、シーン情報502等を編集する操作を行った場合(S702のYES)には、その操作に応じてデータを編集処理し、表示する(S703)。また、ユーザが、選択モード505を切り替える操作を行った場合(S704のYES)には、切替先の選択モード505に応じた入力候補506を新たに作成し、表示する(S705)。図5において、選択モード505が、「次レベルアイテム候補」から「入力履歴」に切り替えられた場合には、過去に作成した要求項目一覧から所定数の要求項目を取り出して表示する。
【0059】
ユーザが、入力候補506の中から1つの入力候補を選択したり、あるいはまた、入力候補を選択せずに、入力アイテム504を逐一入力した場合(S706のYES)には、それらの操作に応じて、選択あるいは入力された入力アイテム504を表示する(S707)。ユーザは、表示された入力アイテム504を適宜編集することもできる。入力アイテム504が表示された状態で、ユーザが追加ボタン511を操作した場合(S708のYES)には、その入力アイテム504を次レベルアイテムである要求項目503に追加する(S709)。また、ユーザが、次レベルアイテムとして得られた要求項目503の中から1つあるいは複数の要求項目503を選択して削除ボタン512を操作した場合(S710のYES)には、その入力アイテム504を削除する(S711)。
【0060】
また、ユーザが、抽出された次レベルアイテムである要求項目503の中から1つの要求項目503を選択し、プロパティボタン513を操作するか、あるいは、VOC501のプロパティボタン514を操作した場合(S712のYES)には、操作されたボタンに応じて要求項目503やVOC501のプロパティウィンドウを表示する(S713)。この場合、VOCのプロパティウィンドウには、プロパティ情報として、VOCを表示するとともにシーン情報以外の属性情報を表示する。また、要求項目の場合には、抽出元のVOCと、それに付随するシーン情報以外の属性情報を表示する。さらに、作業者のコメント記入欄等を設けてもよい。ユーザが、抽出を終了する操作を行った場合(S714のYES)には、次レベルアイテム抽出画面500を閉じて、分類画面に戻る。
【0061】
また、図6に示すように、分類画面中のアイテムウィンドウIWに要求項目が表示され、要求項目レベル指定アイコン425bがONになっている状態で、ユーザが、アイテムウィンドウIW中の1つのアイテムを指定して、次レベルアイテム抽出画面の表示を要求する操作を行った場合には、分類画面上に要求項目の次レベルアイテム抽出画面600を表示する(S701)。この次レベルアイテム抽出画面600により要求項目から要求品質を抽出する場合の手順も、VOCから要求項目を抽出する上記の手順と基本的に同様である。
【0062】
[5−3.入力候補の自動作成処理]
上記のような抽出処理によれば、ユーザが次レベルアイテムを逐一入力する必要なしに、自動的に作成された入力候補を選択するだけで、容易に入力できる。また、入力候補を選択した後、文面を修正することもできる。したがって、ユーザの抽出作業の手間を軽減することができる。ここでは、入力候補の自動作成処理について、より詳細に説明する。
【0063】
まず、上記の説明においては、VOC分割による入力候補の自動作成処理として、元のVOCを句読点で分割して作成した場合について説明したが、元のVOCの分割方式は自由に選択可能である。すなわちVOCを分割する区切り文字を使用する場合には、句読点の他にも、括弧や引用符等を使用可能であるが、文字列で区切ることも可能であり、元のVOCの表現形式や作業データの用途等に応じて事前に変更可能である。このように元のVOCを分割して入力候補を作成する方法は、VOCの一部がそのまま要求表現になっている場合に有効である。
【0064】
また、入力履歴による入力候補の自動作成処理においては、例えば、最も新しく定義した所定数(例えば5個)の要求項目を取り出し、最新のものから順番に表示する。本実施形態のように、VOCをグループ分けした状態で抽出処理を行う際には、類似したVOCから類似した要求項目を連続して抽出することも多いが、入力履歴により入力候補を作成する方法は、そのような場合に有効である。
【0065】
また、以上のような入力候補の自動作成処理以外にも、既存のアイテムからの文字列検索により、入力候補を自動作成することも可能である。例えば、VOCの一覧や、これまでに作成した要求項目一覧から、ユーザが指定した文字列を含む項目をリストアップして作成することも可能である。
【0066】
さらに、前記の抽出処理においては、入力候補をユーザによって選択させるようにしたが、変形例として、ユーザによる手動の選択を行わずに、自動作成した入力候補をそのまま次レベルアイテムとして確定することにより、次レベルアイテムの自動作成を行うことができる。このようなアイテムの自動作成は、前述したような、複数の入力候補作成処理のいずれかをユーザが指定して実行してもよい。また、1つのVOCに対して最大で何個まで作成するかをユーザが指定するようにしてもよい。
【0067】
[5−4.シーン情報の利用に関する補足説明]
本実施形態において、上記のような抽出処理で使用するシーン情報は、前述した通り、発言者の意見に関連する属性情報のうち、発言者の性別、年齢層、職業、趣味等の発言者属性、発言日や発言場所、発言の背景となる行動、行為や環境等の発言時の状況に関する属性、意見に関連する事情または条件に関する属性、等の情報であり、発言者の意見の意味内容を理解するのに有用な情報である。
【0068】
したがって、上記の抽出処理によれば、要求の抽出に不要な属性情報は表示せず、これらの有用な情報のみをシーン情報として表示することができるため、ユーザは、そのような有用なシーン情報を閲覧して発言者の意見の真意を推測し、VOCからより的確な情報を効率よく抽出することができる。以下には、シーン情報の利用に関してより詳細に説明する。
【0069】
シーン情報は、予め、VOCにシーン情報として付随させてもよいが、VOCの読み込み時に、VOCに付随する属性情報の中で所定の条件を満たすものをシーン情報として読み込んでもよい。例えば、VOCの読み込み時に、構文解釈等を利用して、それぞれの属性情報が5W1Hに関する情報であるか否かを自動的に判定し、該当する場合にシーン情報として読み込んでもよい。
【0070】
VOCに付随する属性情報のうち、特に、VOC発言者の5W1Hに関する情報は、発言者の意見に含まれる真の要求を推測するヒントとなりうるため、5W1Hに関する属性情報を、シーン情報として抽出画面上に表示することは、VOCからの要求抽出に極めて有用である。例えば、5W1Hに関する属性情報は、「女子高生が発言した」、「30代サラリーマンが発言した」などの発言者に関する発言者属性を含む。
【0071】
一方、発言者だけでなく、質問者が誰であるかもまた、5W1Hに関する属性情報となりうる。さらに、作業を行うユーザに関する属性もまた、5W1Hに関する属性情報となりうる。VOCを読み込んだ時刻や、読み込んだ作業者に関する情報、あるいは、次レベルのアイデアを抽出したデータ作成者、データ更新者に関する情報や、データ作成時刻、データ更新時刻、等に関する情報等もまた、5W1Hに関する属性情報となりうる。これらの情報は、いずれも自動的に読み込むことができる。
【0072】
また、5W1Hに関する情報だけでなく、ユーザが他の属性情報の中から必要に応じた情報をシーン情報として選択して表示させてもよい。図5に示すような抽出画面を利用した上記の抽出処理によれば、抽出作業時にシーン情報を編集できるため、ユーザは、VOCに付随する各種の属性情報の中から、作業状況に応じて、現時点で有用であると思われる情報を、シーン情報として適宜記入したり、追加したりすることができる。また、そのようなシーン情報の編集を行わなくても、上記の抽出処理によれば、ユーザは、プロパティウィンドウを表示することにより、VOCに付随するシーン情報以外の各種の属性情報を容易に閲覧できる。
【0073】
さらに、応用例として、VOCの実際の発言者に関わらず、シーン情報を自由に置き換えて要求抽出を行うことにより、潜在的要求や新しいニーズを生み出すことも可能となる。例えば、高齢者が「画面が見難い」というVOCを発言した場合には、「文字の大きさ」に関する要求であると推測されるが、若者が発言したと置き換えれば、別の要求が推測できる。
【0074】
これに関連して、シーン情報の属性値を別の属性値に自動的に置き換えることも可能である。例えば、属性「年齢層」の属性値を「60代」から「20代」に置き換えたり、属性「性別」の属性値を「男性」から「女性」に置き換えたり、属性「国籍」の属性値を「外国籍」から「日本国籍」に置き換えること等が考えられる。このように、属性値を自動的に置き換えて表示することにより、ユーザが手動でシーン情報を置き換える場合に比べて、より柔軟かつ幅広い置き換えが可能となるため、予想もつかなかったような目新しい要求の抽出が期待できる。
【0075】
[6.画面操作による分類処理の詳細]
本実施形態のアイデア抽出支援処理においては、アイテムを表示するアイテムウィンドウIWを複数表示することから、分類を効率的に行うために、アイテムまたはグループの画面操作により、特徴的な処理を行うようになっている。
【0076】
図8は、図4に示した分類画面と同様の分類画面であり、特に、アイテムウィンドウにおけるアイテムの画面操作を説明するための説明図である。この図8においては、分類画面中のアイテムウィンドウIWに要求品質が表示され、要求品質レベル指定アイコン425cがONになっている状態で、要求品質の画面操作を行う場合の一例を示している。また、図9は、アイテムの画面操作に応じたアイテム処理の詳細を示すフローチャートであり、図1に示すアイデア抽出支援処理中のアイテム処理(S106)のサブルーチンに相当する。以下には、これらの図8、図9を参照して、アイテムの画面操作とそれに応じたアイテム処理について説明する。
【0077】
まず、ユーザが、第1のアイテムウィンドウIW1に表示されているグループ「操作が分かりやすい」中の1つのアイテム「面倒な入力がない」をドラッグ&ドロップして移動させた場合(S901のYES)、アイテムをドロップした先によって、コンピュータのデータ処理内容は異なる。アイテムの移動先が、同じアイテムウィンドウIW1である場合(S902のYES)には、その位置に応じてグループ内のアイテム順序の変更を行う(S903)。
【0078】
アイテムウィンドウIW1中のアイテム「面倒な入力がない」の移動先が、開いている第2、第3のアイテムウィンドウIW2,IW3である場合(S904のYES)、または、グループウィンドウGW内の「操作が分かりやすい」以外の別のグループである場合(S905のYES)には、その位置に応じて、アイテム「面倒な入力がない」の帰属先のグループを変更する(S906)。
【0079】
例えば、アイテム「面倒な入力がない」の移動先が、グループ「広範囲なノンバンクサービス・・・」を開いている第2のアイテムウィンドウIW2である場合には、そのグループ「広範囲なノンバンクサービス・・・」が、アイテム「面倒な入力がない」の新たな帰属先となる。また、アイテム「面倒な入力がない」の移動先が、グループウィンドウGW内のグループ「いつでも利用できる」である場合には、そのグループ「いつでも利用できる」が、アイテム「面倒な入力がない」の新たな帰属先となる。
【0080】
アイテムウィンドウIW1中のアイテム「面倒な入力がない」の移動先が、閉じている第4のアイテムウィンドウIW4である場合(S907のYES)、または、ツールバー420中のグループ作成アイコン421である場合(S908のYES)には、閉じている第4のアイテムウィンドウIW4を開いて新規のグループを作成し、そのグループをアイテム「面倒な入力がない」の新たな帰属先とする(S909)。この場合、新規のグループには、アイテムの文字列全体と同じ仮のグループ名「面倒な入力がない」を付け、アイテムウィンドウIW4のグループ名表示部440とグループウィンドウGW内のグループツリー430中で表示する。
【0081】
また、ユーザが、アイテムウィンドウIW1中のアイテムをダブルクリックした場合(S910のYES)には、そのアイテムについて、詳細情報ウィンドウを開き、ユーザによる詳細情報の編集を支援する(S911)。なお、この詳細情報ウィンドウとしては、VOCレベルや要求項目レベルにおいては、図5、図6に示すような次レベルアイテム抽出画面を表示し、抽出処理に移行する。要求品質レベルにおける詳細情報ウィンドウとしては、要求品質に加えて、その抽出元となった要求項目、VOC、およびそれに付随するシーン情報、等を表示する。この詳細情報ウィンドウにおいても、図5、図6に示すような次レベルアイテム抽出画面と同様に、ユーザの操作に応じて、要求品質、要求項目、VOCのプロパティウィンドウをさらに表示できるようにする。
【0082】
一方、ユーザが、アイテムを選択してマウスの右ボタンをクリックした場合(S912のYES)には、「詳細情報」、「アイテムの削除」、「アイテムの検索」、「プロパティ」、等のコマンドを含む操作メニューを開き(S913)、ユーザのメニュー選択に応じた処理を行う(S914のYES、S915)。
【0083】
図10は、図4、図8に示した分類画面と同様の分類画面であり、特に、グループウィンドウにおけるグループの画面操作を説明するための説明図である。この図10においては、分類画面中のアイテムウィンドウIWに要求品質が表示され、要求品質レベル指定アイコン425cがONになっている状態で、要求品質のグループの画面操作を行う場合の一例を示している。また、図11は、グループの画面操作に応じたグループ処理の詳細を示すフローチャートであり、図1に示すアイデア抽出支援処理中のグループ処理(S108)のサブルーチンに相当する。以下には、これらの図10、図11を参照して、グループの画面操作とそれに応じたグループ処理について説明する。
【0084】
まず、ユーザが、グループウィンドウGW中に表示されているグループツリー430中のグループのうち、閉じている1つのグループ「迅速に利用できる」をドラッグ&ドロップして移動させた場合(S1101のYES)、グループをドロップした先によって、コンピュータのデータ処理内容は異なる。
【0085】
グループ「迅速に利用できる」の移動先が、グループウィンドウGW中の他のグループである場合(S1102のYES)には、その移動先グループの下位のグループに変更する(S1103)。ただし、グループウィンドウGWのグループツリー430中でシフトキーを押しながらドロップした場合(S1104のYES)には、その位置に応じてグループ順序の変更を行う(S1105)。グループ「迅速に利用できる」の移動先が、グループウィンドウGW中におけるグループツリー430から外れた空欄である場合(S1106のYES)には、グループ「迅速に利用できる」を最上位の階層に移動し、その階層内での順序は最後の位置とする(S1107)。
【0086】
グループウィンドウGW中のグループ「迅速に利用できる」の移動先が、別のグループ「操作が分かりやすい」を開いているアイテムウィンドウIW1である場合(S1108のYES)には、先に開いていたグループ「操作が分かりやすい」を閉じ、ドロップしたグループ「迅速に利用できる」を開く(S1109のYES)。グループ「迅速に利用できる」の移動先が、閉じているアイテムウィンドウIW3である場合(S1110のYES)には、そのアイテムウィンドウIW3でグループ「迅速に利用できる」を開く(S1111)。
【0087】
また、ユーザが、グループウィンドウGW中のグループをダブルクリックした場合(S1112のYES)に、閉じているアイテムウィンドウIW3,IW4があれば(S1113のYES)、ウィンドウ番号の小さいアイテムウィンドウIW3でグループを開く(S1114)。閉じているアイテムウィンドウIWがない場合(S1113のNO)には、使用頻度の低いグループを優先的に選択して閉じ、ダブルクリックしたグループを開く(S1115)。
【0088】
一方、ユーザが、グループを選択してマウスの右ボタンをクリックした場合(S1116のYES)には、「新規サブグループの作成」、「グループ削除」、「プロパティ」、「属性による分類」、「前レベルグループ継承」、等のコマンドを含む操作メニューを開き(S1117)、ユーザのメニュー選択に応じた処理を行う(S1118のYES、S1119)。ユーザが、「プロパティ」を選択した場合には、グループ名を含むプロパティウィンドウを開く。ユーザはこのプロパティウィンドウ上でグループ名を変更することができる。
【0089】
なお、アイテムウィンドウ中に下位グループとして表示されているグループの画面操作による処理は、一部を除いて、基本的には、図9に示すアイテム処理と同様に行う。すなわち、アイテムウィンドウ中に下位グループとして表示されているグループが、閉じている別のアイテムウィンドウに移動した場合には、そのグループをそのまま表示し、また、アイテムウィンドウ中の下位グループのダブルクリック時には、先のグループを閉じ、ダブルクリックされた下位グループをそのアイテムウィンドウ中に新たに開く。
【0090】
[7.操作メニューの概要]
本実施形態のアイデア抽出支援処理においてはまた、図4に示す分類画面を使用して、ユーザは、前述したようなアイテムやグループを移動させる画面操作以外にも、メニュー表示部410の各アイコンで表示される各種の操作メニューにより各種の操作を選択できるようになっている。以下には、操作メニューの概要について説明する。
【0091】
まず、図4に示すメニュー表示部410の編集アイコン411は、編集メニューとして、「アイテムウィンドウの操作」、「グループウィンドウの操作」等を表示するようになっており、これらのコマンドを選択することにより、さらに、それぞれの操作メニューを表示するようになっている。これらの操作メニュー上で各種のコマンドを選択することにより、前述したようなアイテムやグループを移動させる操作と同様の処理あるいはその他の処理を行うことができるようになっている。なお、グループウィンドウの操作メニューは、前述したグループ操作によって表示される操作メニューと同様に、「属性による分類」、「前レベルグループ継承」、等のコマンドを含んでいる。
【0092】
また、メニュー表示部410の表示アイコン412は、表示メニューとして、「上位階層表示」「下位階層表示」、「テーブル画面表示」、「系統図画面表示」等のコマンドを表示するようになっている。
【0093】
また、メニュー表示部410のツールアイコン413は、ツールとして、「外部アプリの実行」、「環境設定」、「重複データの削除」、「ファイルのマージ」、等を表示するようになっており、これらのツールを選択することにより、ツールに応じた処理を実行できるようになっている。このうち、「外部アプリの実行」は、実行する外部コマンドをユーザに選択させるツールであり、外部コマンドとしては、ユーザが指定したキーワードによる分類を行う「キーワード分類」、作業データから、アンケートの質問項目を作成し、所定の形式のアンケートシートを作成する「アンケートシート作成」、等を含んでいる。
【0094】
また、「環境設定」は、ユーザに実行環境を設定させるツールであり、アイテムウィンドウの数をユーザに設定させる「アイテムウィンドウ数」や、前述した「次アイテム作成時の初期参照情報」等の項目を含んでいる。「重複データの削除」は、ユーザの選択した削除条件に応じて重複するアイテムを削除させるツールである。「ファイルのマージ」は、現在開いているファイルに、別のファイルのデータを読み込むためのツールであり、重複するアイテムを一括して削除するか否かをユーザに選択させるようになっている。
【0095】
[8.各種の処理]
本実施形態のアイデア抽出支援処理においては、上述したアイテムやグループの画面操作に加え、メニュー表示部410やツールバー420等によるユーザの操作に応じて、各種の処理を行うようになっている。
【0096】
[8−1.アイテムウィンドウ数の変更]
図4に示す分類画面において、アイテムウィンドウIWの数は、「行」の数と「列」の数をそれぞれ設定して、所定の範囲内で増減できるようになっている。例えば、「行」の数を、1〜4の範囲内で、また、「列」の数を、1〜6の範囲内で、それぞれ設定できるようにした場合には、アイテムウィンドウIWの数は、1〜24の範囲内で増減可能である。
【0097】
ここで、例えば、図4に示すように、初期設定で2行2列の4個のアイテムウィンドウIWを表示すると、グループの数が4つよりも多くなり、全てのグループの中身を表示できなくなるような状況が生じる。このような状況において、ユーザが、ツールアイコン413で、環境設定を選択し、例えば、「行」の数を「3」、「列」の数を「3」に、それぞれ変更した場合には、コンピュータは、その設定変更に応じて、分類画面上に、ユーザの設定に応じた3行3列の9個のアイテムウィンドウIWを表示する。
【0098】
このように、ユーザは、分類作業の途中でアイテムウィンドウの数を自由に増やすことができる。また、逆に、表示するグループの数を減らしても、個々のウィンドウのサイズを大きくしたい場合などには、「行」や「列」の数を小さくすることにより、アイテムウィンドウの数を減らすこともできる。
【0099】
なお、アイテムウィンドウの数に関わらず、分類画面中における個々のアイテムウィンドウのサイズや、複数のアイテムウィンドウ全体のサイズは、通常のウィンドウと同様に変更可能となっている。したがって、ユーザは、作業状況に応じて、ウィンドウ枠のドラッグ操作等により、一部のアイテムウィンドウのサイズを大きくしたり、また、アイテムウィンドウとグループウィンドウの一方を大きくするなど、ウィンドウのサイズ変更を随時自由に行うことができる。
【0100】
[8−2.一括操作支援処理]
本実施形態のアイデア抽出支援処理においてはまた、アイテムやグループの一括操作を支援するようになっている。まず、ユーザが階層指定アイコン425や階層切替アイコン426で、任意の階層を指定した場合には、その指定された階層の各グループを各アイテムウィンドウIWに一括して同時に表示する。
【0101】
また、ユーザが、アイテムウィンドウIW内の複数のグループやアイテムをシフトキー等で選択した際には、それらを一括処理するようになっている。そのため、ユーザが、選択した複数のグループやアイテムをドラッグ&ドロップしたり、削除キー等を操作することにより、それらを一括して移動したり、削除することができる。
【0102】
また、グループ内の全てのアイテムに対して一括して処理を行う場合には、ユーザは、そのグループを指定してグループ用の操作メニューのコマンドを実行することで、一括して処理が行える。その他、操作対象がグループかアイテムかによって、異なるコマンドを実行することで、ユーザがアイテムを一括操作する場合の手間を削減できる。
【0103】
さらに、本実施形態では、アイテムから自動的にグループを作成するようにしているが、アイデア抽出等において、アイテムに下位のアイテムを持たせる場合には、逆に、その下位アイテムを持たなくなったグループを自動的にアイテムに変換するようにしてもよい。このように、アイテムのグループ化、グループのアイテム化を自動的に行うことにより、ユーザの操作の手間を削減できる。また、要素がなくなったグループを自動的に削除するようにしてもよい。
【0104】
一方、ユーザが、ツールアイコン413で、「重複データの削除」を選択し、削除の対象や条件を指定した場合には、その指定内容に応じて、重複するアイテムを一括して削除する。この場合、例えば、削除対象としては、グループとアイテムのいずれかを指定可能とし、削除条件としては、「アイテム文字列と全ての属性が全て一致」、「アイテム文字列が一致」、のいずれかを指定可能とすることにより、ユーザの意図に合わせて重複データを削除することができる。
【0105】
[8−3.自動分類処理]
ユーザが、グループの画面操作時に操作メニューを表示するか、あるいは、編集アイコン411によりグループウィンドウの操作メニューを表示する等により、「属性による分類」を選択して属性を指定した場合には、アイテムが持つ属性により、アイテムを自動分類し、その属性の属性値ごとのアイテムをグルーピングして、グループごとに個別のアイテムウィンドウに表示する。この場合、各属性値がグループ名となる。この属性分類処理によれば、ユーザは、「属性による分類」を選択して属性を指定するだけで、その分類結果を複数のアイテムウィンドウにより容易に確認することができる。
【0106】
例えば、VOCを分類する場合には、どの属性情報で分類するかをユーザが指定することで、その属性名を持つグループが作成され、属性値毎にVOCのグループが作成される。この場合、複数の属性を指定して、2階層以上に分類したり、あるグループ中のVOCだけを分類対象として分類することもできる。また、VOCだけでなく、要求項目に対しても同様に属性分類を行うことができる。
【0107】
ユーザが、ツールアイコン413により「外部アプリの実行」を選択し、外部コマンドである「キーワード分類」を選択した場合には、全てのアイテム一覧の中で、登場頻度が高い品詞をカウントし、その上位の所定数、例えば10個の品詞をキーワードと見なし、キーワードを含むか否かで自動分類を行う。そして、キーワードごとのアイテムをグルーピングして、グループごとに個別のアイテムウィンドウに表示する。この場合、各キーワードがグループ名となる。このキーワード分類処理によれば、ユーザは、「キーワード分類」を選択するだけで、その分類結果を複数のアイテムウィンドウにより容易に確認することができる。
【0108】
なお、このキーワード分類においては、分類条件となる品詞の数をユーザに指定させたり、抽出したキーワード候補の中から使用するキーワードをユーザに指定させてもよい。これにより、ユーザの意図をより反映させたキーワード分類が可能となる。
【0109】
さらに、ユーザが、あるレベルのグループの画面操作時に操作メニューを表示するか、あるいは、編集アイコン411によりグループウィンドウの操作メニューを表示する等により、「前レベルグループ継承」を選択した場合には、前レベルの分類結果をそのまま継承する。例えば、要求項目レベルのグループの画面操作時に「前レベルグループ継承」を選択した場合には、前レベルであるVOCレベルの分類結果を継承し、同じグループ名、同じ階層構造により、要求項目を分類する。この場合、各要求項目は、その抽出元のVOCと同じグループに分類される。この分類継承処理によれば、ユーザは、「前レベルグループ継承」を選択するだけで、前レベルの分類結果に応じて、現在のレベルのアイテムを自動的に分類することができる。
【0110】
なお、自動分類としては、この他にも、例えば、操作メニューに「品詞要素による分類」等を加えて、品詞要素による抽象度に応じた階層に分類することも可能である。すなわち、「形容詞だけを持つ」、「形容詞+動詞を持つ」、「形容詞+動詞+名詞を持つ」、等の品詞要素について構文解析等を行うことにより、抽象度に応じた階層に自動的に分類することができる。この場合にも、ユーザは、「品詞要素による分類」を選択するだけで、アイテムの自動分類を行うことができる。
【0111】
[8−4.ファイルのマージ処理]
ユーザが、ツールアイコン413により「ファイルのマージ」を選択し、現在開いているデータファイルとは別のデータファイルを選択した場合には、そのファイルのデータを読み込み、マージする。「ファイルのマージ」の実行に際し、ユーザが「重複データの削除」を指定している場合には、読み込んだデータのうち、現在のデータ中のアイテムと重複するアイテムを自動的に削除し、重複しないアイテムのみマージする。
【0112】
このマージ処理において、階層構造やグループに同じ部分がある場合には、その部分を統合し、統合できないアイテムについては独立して新しいグループを作成する。これにより、別々に作成された作業データを、1つにまとめることができる。
【0113】
また、現在開いている作業データの分類結果を自動的に優先させてその分類に合わせて読み込んだファイルを整形してもよい。さらに、ユーザによって予めあるいはファイル読み込みの際に、優先させるデータファイルを指定することにより、その優先ファイルの作業データの分類に合わせて別の作業データを整形してもよい。これにより、別々に作成された作業データを、所定の作業データの分類に合わせて整形し、1つにまとめることができる。
【0114】
[8−5.結果画面表示]
ユーザが、結果画面アイコン424を操作した場合には、分類画面とは異なる結果画面を表示する。この結果画面としては、通常は、アイテムを階層ごとに一覧表示するテーブル画面を表示して、分類画面との間で、分類画面アイコン423と結果画面アイコン424による1操作で容易に画面切替を行うようにする。特に、テーブル画面上でユーザのシングルクリック操作等により特定のアイテムをアクティブにした状態で、分類画面上でのそのアイテムをアクティブにすることにより、テーブル画面から分類画面に復帰した時点で、注目したアイテムを新たにアクティブに必要なしに、そのまま分類作業を継続することができる。
【0115】
また、結果画面としては、1種類の表示形式の画面を表示するだけでもよいが、複数種類の表示形式の画面を選択的に表示することにより、ユーザは、分類結果を、多角的な視点から確認、評価することができる。図12と図13は、結果画面として、テーブル画面と系統図画面という2種類の表示形式の画面を選択的に表示する場合の一例を示しており、図12はアイテムを階層ごとに一覧表示するテーブル画面、図13は、系統図をグラフで表現する系統図画面である。この場合、画面表示用の結果画面アイコン424としても、テーブル画面を表示するテーブル画面アイコン424aと、系統図画面を表示する系統図画面アイコン424bを設けることにより、1回の操作だけで、分類画面からテーブル画面あるいは系統図画面への表示切替を行うことができる。
【0116】
このように、テーブル画面だけでなく、系統図をグラフで表現する系統図画面を表示することにより、分類結果において注目する部分の構造や全体の構造を容易に把握することができる。
【0117】
さらに、変形例として、同じ対象である複数のアイテムに対して、単一の分類結果だけでなく、複数の分類結果を保持し、ユーザの操作に応じて、並べて表示したり、交互に切替表示できるようにしてもよい。例えば、アイテムの属性が、アイデアの発言者の年齢層や性別を含む場合に、年齢層で分類した場合の分類結果と、性別で分類した場合の分類結果とを比較し、発言傾向の変化を把握する、といった目的で使用することができる。
【0118】
[8−6.アンケートシート作成]
ユーザが、ツールアイコン413により「外部アプリの実行」を選択し、外部コマンドである「アンケートシート作成」を選択した場合には、作業データからアンケートの質問項目を作成し、所定の形式のアンケートシートを作成する。この場合、予め、質問項目となるデータの条件を指定しておく。例えば、要求品質の最上階層の各グループをアンケートの比較項目とする、等の条件を指定しておくことにより、作業データを反映させたアンケートを自動的に作成することができる。この場合、ユーザは、自ら作業データを確認しながらアンケートの質問項目を選択する等の作業を行う必要なく、「アンケートシート作成」を選択するだけで、作業データから自動的にアンケートを作成することができる。
【0119】
[9.効果]
以上のような本実施形態のアイデア抽出支援処理によれば、次のような効果が得られる。
【0120】
本実施形態のアイデア抽出支援処理によれば、まず、ユーザは、抽出画面上でVOC、要求項目等の所定レベルのアイデアを確認しながら次レベルのアイデアを抽出した後、得られた次レベルの複数のアイデアを、分類画面上で確認しながら分類することができる。この場合、抽出したアイデアを分類するだけでなく、抽出元となるアイデアについても分類してグループ化しておくことにより、アイデアを重複して抽出する等の無駄な作業を減らし、抽出作業の効率を向上することができる。また、抽出元となるレベルのアイデアを分類しておくことで、そのレベルのアイデア全体の傾向も把握しやすくなる。
【0121】
特に、分類画面においては、複数の内容表示ウィンドウで複数のグループの内容を並べて表示できるため、ユーザは、複数のグループの内容を同時に確認しながら、アイデア文字列等を利用した画面操作により、意図に沿ったアイデアの分類を効率よく行うことができる。
【0122】
また、アイデアの抽出作業時に、ユーザは、アイデアとそれに付随する属性情報の両方に基づき、次レベルのアイデアを効率よく抽出することができる。特に、発言者属性、発言時の状況に関する属性、意見に関連する事情または条件に関する属性、等の、発言者の意見の真意を推測するのに有用なシーン情報に基づき、より的確なアイデアを効率よく抽出することができる。さらに、アイデアの抽出作業時にはまた、シーン情報を編集したり、シーン情報を自動的に他のシーン情報に置き換えることにより、シーン情報の変更に応じた多様なアイデアを抽出することが可能となる。
【0123】
また、抽出・分類結果データを保存する際に、その時刻に関する情報、および、データ作成者、データ更新者、等の情報を自動的に属性情報として保存することにより、特に、複数の作業者が作成した作業ファイルを統合する場合等に、誰がいつ編集したデータであるかが一目で確認できるため、履歴確認が進めやすくなる。
【0124】
特に、本実施形態においては、前述したように、ユーザは、VOCから、要求項目、要求品質を効率よく抽出できるが、さらに、VOCから得られた要求項目を利用して、要求品質だけでなく、品質特性、方策または解決策、等を自由に抽出することができる。したがって、VOCを反映させた多様なデータを取得することができる。
【0125】
また、アイデアの抽出作業時に、入力候補を自動作成することにより、ユーザは、抽出したアイデアの文章を、逐一入力する必要なしに、自動的に作成された入力候補を選択するだけで容易に入力することができるため、抽出作業の手間が軽減される。さらに、自動作成した入力候補をそのまま次レベルのアイデアとして確定するようにした場合には、ユーザは、アイデアの自動作成を選択する操作だけで、アイデアを自動的に作成させることができるため、抽出作業の手間がさらに軽減される。
【0126】
また、ユーザは、アイデアの分類作業時に、次レベルアイテム抽出画面や詳細情報ウィンドウを表示することにより、そのアイデアの元になったアイデアに関する情報を随時閲覧できるため、アイデアの分類を効率よく行うことができる。
【0127】
また、分類画面においては、複数のアイテムウィンドウで複数のグループの内容を表示すると同時に、グループウィンドウでグループの階層構造を表示できるため、ユーザは、複数のグループの内容とグループの階層構造とを同時に確認しながら、意図に沿った情報の分類を効率よく行うことができる。特に、複数のアイテムウィンドウ間でアイテムや下位グループを移動させるだけで、アイテムや下位グループの帰属先のグループを自由に変更できるため、操作性に優れている。
【0128】
また、アイテムやグループの移動や移動後の表示内容がアイテムや下位グループの帰属変更や帰属後のグループの内容をそのまま体現しているため、ユーザは、常に、現時点での操作内容や各グループの内容を視覚的に容易に把握することが可能であり、現時点での分類状況や次に行うべき操作等を容易に判断することができる。したがって、ユーザの意図を確実に反映した分類作業を効率よく行うことができる。
【0129】
また、グループの指定・指定解除に応じて、アイテムウィンドウでグループを自由に開いたり閉じたりできるため、ユーザは、必要に応じて、確認対象、操作対象となるグループを随時開いて内容を容易に確認できる。また、確認済み、操作済みのグループを閉じて、意味のない表示を控えることにより、対象となるグループのみを開いて、分類作業を効率よく行うことができる。また、新規のグループを作成する場合には、複雑な操作を行う必要なしに、アイテムウィンドウ間でアイテムを移動させるだけで、自動的に新規のグループを作成できるため、操作性に優れている。
【0130】
また、ユーザは、既存のグループ間の関係を変更する場合に、何ら特別な操作を行う必要なしに、グループウィンドウ中でグループを移動させるだけで、グループ間の関係を自動的に変更できるため、操作性に優れている。また、グループウィンドウ上のグループを操作するだけで、アイテムウィンドウの状態や表示内容を容易に切り替えることができる。
【0131】
また、ユーザは、グループウィンドウ中のグループを指定するだけでなく、グループウィンドウからアイテムウィンドウに移動させることによっても、そのグループを開くことができる。特に、グループの移動先を選択することで、そのグループを所望の位置のアイテムウィンドウで開くことができるため、表示位置を適切に選択して分類作業を効率よく行うことができる。また、以前に開いていたグループを閉じる処理と、新たに対象としているグループを開く処理を単一の操作で行うことができるため、操作性を向上できる。
【0132】
また、グループを新たに開こうとする場合に、全てのアイテムウィンドウが開いている場合であっても、いずれかのアイテムウィンドウを選択する操作や閉じるための操作を行うことなく、使用頻度の低いグループを自動的に閉じて指定したグループをそこに開くことができるため、操作性を向上できる。
【0133】
また、ユーザは、分類作業時にアイテムウィンドウの数を指定するだけで、表示するアイテムウィンドウの数を自由に変更することができる。したがって、多数のグループを同時に開いたり、また、使用するグループが少ない場合には各グループの内容を大きなサイズのウィンドウで表示する等、ユーザは、常に作業状況に応じて適切な数およびサイズのアイテムウィンドウを表示することができるため、分類作業の効率をさらに向上できる。
【0134】
また、VOC、要求項目、要求品質、等の各レベル毎に情報を検討、分類する場合等には、次に対象となるレベルを指定するだけで、そのレベルの各グループを同時に開くことができるため、個々のグループを個別に指定する必要がない分だけ操作性に優れている。
【0135】
さらに、作業データを一覧表示するテーブル画面と分類画面とを適宜切り替えることにより、テーブル画面で現在の作業状況を確認することができる。また、ユーザは、テーブル画面上で指定してアクティブにした情報を、分類画面上で新たに指定する必要なしに、自動的にアクティブにして、そのまま分類作業を継続することができるため、操作の手間が軽減される。
【0136】
また、ユーザは、結果画面として、テーブル画面だけでなく、抽出・分類結果に関する系統図をグラフで表現する系統図画面を表示させることができるため、抽出・分類結果において注目する部分の構造や全体の構造を容易に把握することができる。さらに、同一の対象である複数のアイテムに対して得られた複数の抽出・分類結果を随時表示させて、切替表示するようにした場合には、複数の抽出・分類結果を比較して、多角的な検討を行うことができる。
【0137】
また、ユーザは、「属性による分類」を選択して属性による分類を自動的に行ったり、あるいは、「キーワード分類」を選択してキーワードによる分類を自動的に行うことができるため、これらの自動分類を利用して分類作業の効率を向上できる。また、「前レベルグループ継承」を選択するだけで、前のレベルの分類結果を継承した分類を自動的に行うことができるため、レベルごとに改めて分類を行う必要がない分だけ、分類作業の効率を向上できる。そしてまた、ユーザは、「品詞要素による分類」を選択するだけで、品詞要素の種類や数によって決定される抽象度に応じた階層への分類を自動的に行うことができるため、分類作業の効率を向上できる。
【0138】
また、別の作業で得られた複数の抽出・分類結果データを自動的に統合することができるため、作業効率に優れており、大量の抽出・分類結果データを統合する場合等に有用である。そしてまた、多様な抽出・分類結果データを有効に活用することができる。
【0139】
また、アイデアの抽出作業と分類作業を終了した時点で、ユーザは、自ら作業データを確認しながらアンケートの質問項目を選択する等の作業を行う必要なく、アンケート作成を選択するだけで、作業データから自動的にアンケートを作成することができる。
【0140】
[10.他の実施形態]
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で他にも多種多様な形態が実施可能である。
【0141】
例えば、前記実施形態においては、VOCから要求項目を抽出し、要求項目から要求品質を抽出する場合について説明したが、要求を抽出する手順はこれに限定されるものではなく、例えば、VOCから要求品質を直接抽出する等、異なるレベルのアイデアを抽出する限り、各種の手順が可能である。さらに、要求項目を品質特性や方策あるいは解決策に展開する場合もある。親子2代のデータだけでなく、親、子、孫、曾孫、といった何代もの親子関係を所有するようなデータ構造とすることにより、そのような作業に対応できる。
【0142】
また、上記の説明では、親アイデアツリー、子アイデアツリー、等の親子関係にあるアイデアの分類に限定して説明したが、子アイデアツリーや孫アイデアツリーとして、親を持たないアイデアを含むこともできる。それにより、ユーザは、抽出元のVOCなしに、思いついた要求項目や要求品質を随時入力することができる。
【0143】
また、前記実施形態においては、予め用意されたVOCのデータファイルを読み込む場合について説明したが、アンケート結果のヘッダ情報を元に自動的にVOCを読み込むことも可能である。この場合には、VOCのデータファイルを作成する手間が省ける。
【0144】
さらに、本発明のアイデア抽出支援処理を実現するためのプログラムは、他の各種のプログラムとの間で、同じデータフォーマットのデータを入出力するようにする。これにより、他のプログラムで処理されたデータを一時的に読み込んで分類した後に元のプログラムに戻したり、本発明のプログラムによって得られた結果を他のプログラムに渡して使用することが可能となる。さらに、本発明のプログラムは、QFD(品質機能展開)支援ツールに連携できるようにすることにより、本発明によって得られたデータを、より有効に活用することができる。
【0145】
また、図1、図9、図11等に示した処理手順は、一例にすぎず、ユーザの情報分類作業において同様な支援を行うことができる限り、具体的な処理手順は自由に変更可能である。例えば、前記実施形態におけるドラッグ&ドロップやダブルクリック等のマウス操作とそれによる画面操作、およびそれらの操作によるデータ処理内容との関連付けは一例にすぎず、ダブルクリックをシングルクリックに変更することも可能である。すなわち、具体的な操作とデータ処理内容との関連付けは、具体的な処理手順や分類画面、操作対象、操作モード等に応じて自由に設定可能である。
【0146】
また、本発明で使用する具体的な分類画面や結果画面の形式は自由に選択可能である。例えば、分類画面として、グループウィンドウを表示せずに、複数のアイテムウィンドウだけを表示してもよい。このように、複数のアイテムウィンドウだけを表示する場合においても、グループの階層構造の表示やその変更は、例えば、複数のアイテムウィンドウに異なる階層のグループを開き、アイテムウィンドウ間でグループを移動させる操作等により実現可能である。
【0147】
そしてまた、本発明は、発言者の意見やそれから抽出される要求等に限らず、それ以外の各種の意味を持つ各種の文章からの異なるレベルのアイデア抽出にも同様に適用可能であり、同様に優れた効果が得られるものである。さらに、得られた分類結果データの出力形式としては、一般的に、画面表示に加えて、画面イメージに合わせたファイル等、各種の形式で出力可能である。
【0148】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、コンピュータ上で、アイデアの抽出を支援する抽出画面と抽出したアイデアの分類を支援する分類画面を適宜表示するとともに、分類画面において、複数のグループの内容を並べて表示することにより、VOCからの要求抽出等の各種のアイデアの抽出・分類・整理作業を効率よく行うことが可能なアイデア抽出支援方法とそのためのプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したアイデア抽出支援処理の概要を示すフローチャート。
【図2】 図1に示すアイデア抽出支援処理の対象となるデータファイルの一例を示す説明図。
【図3】 図1に示すアイデア抽出支援処理で使用する分類画面の一例を示す説明図。
【図4】 図3に示す分類画面において分類作業を進めた後の分類画面の一例を示す説明図。
【図5】 図1に示すアイデア抽出支援処理において、分類画面上にVOCの次レベルアイテム抽出画面を表示した状態を示す説明図。
【図6】 図1に示すアイデア抽出支援処理において、分類画面上に要求項目の次レベルアイテム抽出画面を表示した状態を示す説明図。
【図7】 図1に示すアイデア抽出支援処理中の抽出処理のサブルーチンを示すフローチャート。
【図8】 図4に示す分類画面上での、アイテムウィンドウにおけるアイテムの画面操作を説明するための説明図。
【図9】 図1に示すアイデア抽出支援処理中のアイテム処理のサブルーチンを示すフローチャート。
【図10】 図4に示す分類画面上での、グループウィンドウにおけるグループの画面操作を説明するための説明図。
【図11】 図1に示すアイデア抽出支援処理中のグループ処理のサブルーチンを示すフローチャート。
【図12】 図1に示すアイデア抽出支援処理で結果画面として表示するテーブル画面の一例を示す説明図。
【図13】 図1に示すアイデア抽出支援処理で結果画面として表示する系統図画面の一例を示す説明図。
Claims (4)
- 複数のアイデアを保存したデータファイルと、このデータファイルを読み込んで処理を行う作業用記憶領域と、ユーザからの入力操作を受け付ける入力手段と、前記複数のアイデアを分類して表示する表示手段とを有するコンピュータを使用したアイデア抽出支援方法において、
前記表示手段の画面に、グループウィンドウと複数のアイテムウィンドウとを前記表示画面を区分して表示し、前記グループウィンドウに、前記データファイルに保存した複数のアイデアをグループ分けした際に付与したグループ名を、グループの階層構造に従ってツリー状に表示するステップと、
前記入力手段を介して、前記グループウィンドウに表示されているグループウィンドウについて、その選択の指定をユーザから受け付けた場合において、前記複数のアイテムウィンドウのいずれかにそのグループに属する個々のアイテムを表示するステップと、
前記入力手段を介して、前記グループウィンドウに表示されているグループウィンドウについて、その移動先の指定をユーザから受け付けた場合において、
前記移動先が、グループウィンドウ中に表示されたグループ中の他のグループである場合には、グループウィンドウ中における移動先のグループの下位の階層に前記指定されたグループを移動して表示するステップと、
前記移動先が、前記複数のアイテムウィンドウ中のいずれのアイテムも表示されていないアイテムウィンドウである場合には、移動先として指定されたアイテムウィンドウに前記指定されたグループに属するアイテムを表示するステップと、
移動先が、前記複数のアイテムウィンドウ中の他のグループのアイテムが表示されているアイテムウィンドウである場合には、そのアイテムウィンドウにおいて既に表示されているグループのアイテムの表示を閉じて、前記指定されたグループに属するアイテムを表示するステップと、
を備えていることを特徴とするアイデア抽出支援方法。 - 前記入力手段を介して、前記グループウィンドウに表示されているグループウィンドウについて、その移動先の指定をユーザから受け付けた場合において、
前記移動先が、グループウィンドウ中に表示されたグループの階層構造を示すツリー状の表示部分である場合には、前記指定されたグループの移動先に合わせて、ツリー状の階層構造における各グループの順序を入れ替えて表示するステップを有することを特徴とする請求項1に記載のアイデア抽出支援方法。 - 前記入力手段を介して、前記グループウィンドウに表示されているグループウィンドウについて、その移動先の指定をユーザから受け付けた場合において、
前記移動先が、グループウィンドウ中の空欄の部分である場合には、前記指定されたグループをツリー状の階層構造における最上位の階層に移動して表示するステップを有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のアイデア抽出支援方法。 - 複数のアイデアを保存したデータファイルと、このデータファイルを読み込んで処理を行う作業用記憶領域と、ユーザからの入力操作を受け付ける入力手段と、前記複数のアイデアを分類して表示する表示手段とを有するコンピュータ上に、
前記表示手段の画面に、グループウィンドウと複数のアイテムウィンドウとを前記表示画面を区分して表示し、前記グループウィンドウに、前記データファイルに保存した複数のアイデアをグループ分けした際に付与したグループ名を、グループの階層構造に従ってツリー状に表示する機能と、
前記入力手段を介して、前記グループウィンドウに表示されているグループウィンドウ について、その選択の指定をユーザから受け付けた場合において、前記複数のアイテムウィンドウのいずれかにそのグループに属する個々のアイテムを表示する機能と、
前記入力手段を介して、前記グループウィンドウに表示されているグループウィンドウについて、その移動先の指定をユーザから受け付けた場合において、
前記移動先が、グループウィンドウ中に表示されたグループ中の他のグループである場合には、グループウィンドウ中における移動先のグループの下位の階層に前記指定されたグループを移動して表示する機能と、
前記移動先が、前記複数のアイテムウィンドウ中のいずれのアイテムも表示されていないアイテムウィンドウである場合には、移動先として指定されたアイテムウィンドウに前記指定されたグループに属するアイテムを表示する機能と、
移動先が、前記複数のアイテムウィンドウ中の他のグループのアイテムが表示されているアイテムウィンドウである場合には、そのアイテムウィンドウにおいて既に表示されているグループのアイテムの表示を閉じて、前記指定されたグループに属するアイテムを表示する機能と、
を実現させることを特徴とするアイデア抽出支援用のコンピュータプログラム。
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