JP4199623B2 - セキュリティシステム - Google Patents

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本発明は、マンション、ビル等の建造物に入場する最初の入口、通路の入口、部屋の入口等にそれぞれ無線タグスキャナを設け、各無線タグスキャナにおいて無線タグと無線通信を行ってゲートの開閉を行うセキュリティシステムに関する。
無線タグ、例えばRFID(ラジオ・フリークエンシー・アイデンティフィケーション)タグを利用して侵入者を検知するセキュリティシステムは次のようなものが知られている。マンション等の施設の入口以外に、施設内の廊下や階段などにも人の認識装置とRFIDタグリーダを設置する。そして、人を認識したときにのみその人のRFIDタグのIDを読取ることにより、RFIDタグを携帯していない人も認識することができ、リアルタイムで侵入者の人数と位置を住人や警備員に知らせることができるものである。このように構成することにより、マンション等の住人の安全性の向上を図っている(例えば、特許文献1参照)。
また、入場を制限するゲートの開閉を制御すると共に無線タグから情報を読取ることができる無線タグスキャナをマンション等の入口などの各場所に設置し、無線タグスキャナは無線タグから有効期限等の情報を読取り、その情報をチェックした後、ゲートを開くセキュリティシステムも知られている。このセキュリティシステムだと、無線タグスキャナがチェックする情報のうち、例えば無線タグの無線IDのように有効期限以外の情報は登録されている情報と参照することができるが、有効期限は、何等かの方法で時間情報を取得し、その取得した情報に基づく日付と有効期限とを比較する必要がある。
特開平9−270011号公報
前述したセキュリティシステムは、リアルタイムで侵入者の人数と位置を住人や警備員に知らせるために全ての認識装置をネットワークに接続する必要があり、また、ネットワークを構築するとともに維持するための費用も生じる。
後述したセキュリティシステムは、無線タグの所持者はマンション等の目的の部屋に到達するまでに複数の無線タグスキャナを通過するが、その全ての無線タグスキャナで有効期限の判断を行うため、全ての無線タグスキャナに時計機能が必須なものとなる。したがって、全ての無線タグスキャナに時計機能を設けることが考えられるが、各無線タグスキャナの時計機能にズレが生じる場合あり、その時計機能のズレを適宜修正することは大変煩雑な作業である。また、全ての無線タグスキャナをネットワークを介して管理機能を有する管理サーバに接続することも考えられるが、前述したセキュリティシステムと同様にネットワークを構築するとともに維持するための費用も生じてしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、無線タグから読取った情報に基づいて入場制限を解除する複数の無線タグスキャナをネットワークで接続する必要がなく、安価かつ簡易な構成でセキュリティの向上を図ることできるセキュリティシステムを提供することにある。
本発明は、無線による問合せコマンドに応答してメモリに記憶した情報を無線送信可能な無線タグと、建造物に入場する最初の入口及び建造物の部屋の入口等にそれぞれ配置された入場制限を行う例えば電子ロックである入場制限手段を有する無線タグスキャナとから構成され、各無線タグスキャナは無線タグから読取った情報に基づいて入場制限を解除するセキュリティシステムにおいて、無線タグは、無線タグスキャナの入場制限手段の入場制限を解除する有効期限を示す有効期限情報とともに問合せコマンドに応答するか否かを決定する応答判定情報をメモリに記憶し、問合せコマンドを受信したときにメモリに記憶された前記応答判定情報が応答する設定となっている場合は有効期限情報を送信し、応答判定情報を無応答に設定する無応答コマンドを受信したときにメモリに記憶された応答判定情報が応答する設定となっている場合は問合せコマンドによる問合せに応答しない設定に変更するものであり、建造物に入場する最初の入口に配置された無線タグスキャナは、無線タグの問合せコマンドにより応答して送信された有効期限情報を取得すると、日付情報の日付が取得した有効期限情報の有効期限を経過しているか否かを判断し、日付が有効期限を経過していないと判断した場合に入場制限手段による入場制限を解除し、日付が有効期限を経過していると判断した場合に無線タグの応答判定情報を無応答に設定する無応答コマンドを送信するものである。
本発明によると、無線タグから読取った情報に基づいて入場制限を解除する複数の無線タグスキャナをネットワークで接続する必要がなく、安価かつ簡易な構成でセキュリティの向上を図ることできるセキュリティシステムを提供できる。
以下、本発明を実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明を適用したビル100の断面を概略的に示す図である。図1に示すように、ビル100には、入場するための最初のゲートが1箇所設けられている。このゲートを通過するとエレベータルームとなり、このエレベータルームのエレベータEVにより1階から4階まで移動できるようになっている。また、各階のエレベータルームには、各階の開発室1A〜1C,2A〜2C,3A〜3C,4A〜4C入場するためのゲートを有した通路へ入場するためのゲートが設けられている。これらのゲートにはそれぞれ無線タグスキャナが配置されている。最初の入口のゲートには無線タグスキャナENT、通路へ入場するための各階のゲートには無線タグスキャナ1f〜4f、そして、各開発室のゲートには無線タグスキャナ1a〜1c,2a〜2c,3a〜3c,4a〜4cが設けられている。各無線タグスキャナENT,1f〜4f,1a〜4cは、電子ロックによりゲートにロックをかけることができるようになっており、通常は、ロックされてゲートを開けることができないようになっており各ゲートからの入場を制限している。また、最初の入口のドアのビル100内には、人がゲートを通過したことを検出するためのセンサ1が配置されている。なお、図1において図示しないが、上述した他のゲートにも、人がゲートを通過したことを検出するためのセンサ1´がそれぞれ所定位置に配置されている。
続いて、ビル100に配置された無線タグスキャナENT,1f〜4f,1a〜4cについて説明する。なお、最初の入口のゲートに配置された無線タグスキャナENTと、その他のゲートに配置された無線タグスキャナ1f〜4f,1a〜4cとは外観は共通であるが構成が一部異なるものとなっている。
図2は無線タグスキャナENTの外観を示す図であり、図3は無線タグスキャナENTの要部構成を示すブロック図であり、図4は、無線タグスキャナ1f〜4f,1a〜4cに共通する要部構成を示すブロック図である。図2に示すように、無線タグスキャナENTには、表示部2、スキャナ部3、音声出力口4が設けられている。表示部2はユーザに対して必要な情報を表示する。スキャナ部3は、後述する無線タグ5をスキャンするために無線タグ5をかざす位置を示している。音声出力口4は、無線タグスキャナENT内で生成した音声を外部に出力するために設けられている。なお、他の無線タグスキャナ1f〜4f,1a〜4cも同様な外観をしている。
無線タグスキャナENTは、CPU11,ROM12,RAM13,表示制御部14,表示部2,音声制御部15,音声出力部16,変調部17,送信アンプ18,アンテナ19,復調部20,受信アンプ21,時計部22,インタフェース23,電子ロック部24,I/Oポート25、センサ1などで構成されている。CPU11とROM12,RAM13,表示制御部14,音声制御部15,変調部17,復調部20,時計部22,インタフェース23,I/Oポート25とはバスライン26を介して接続されている。
CPU11はROM12に記憶されたプログラムを実行することにより総括的に無線タグスキャナENTを制御する。ROM12にはCPU11が実行する無線タグスキャナENTの各種機能を実現するための制御プログラム等が記憶される。RAM13はCPU11が実行するときに必要なワークエリアなどが形成されている。また、RAM13にはビル100の開発室1A〜4Cを示す入場許可データ及びビル100へ入場することが許可された無線タグの無線IDが記憶されている。
表示制御部14はCPU11の制御の下、表示部2の表示を制御する。表示制御部14は、例えば待機状態では、図2で示すように、表示部2に“下の枠内にカードをかざしてください。”というメッセージを表示する制御を行う。
音声制御部15はCPU11の制御の下、音声出力部16の音声出力を制御する。例えば音声制御部15は、データの読取りが行われたときにはOK音として小さい音でブザー音を1回出力させ、データの読取りが行われなかったときにはエラー音として大きい音で連続的にブザー音を出力させるように音声出力部16を制御する。
変調部17は、送信する送信データを変調し、送信アンプ18はその変調電波を増幅してアンテナ19から放射させる。送信データは例えば、後述する無線タグに問合せを行う問合せコマンドや無線タグを無応答に設定するためのコマンドである無応答コマンドである。また、受信アンプ21は、アンテナで19受信した電波を増幅し、復調部20は、その増幅された受信電波を復調する。
時計部22は、計時動作を常時行い、日付情報である日付を含む現在時刻を示す時刻データを生成する(日付情報生成手段)。
インタフェース23は電子ロック部24との接続に使用される。電子ロック部24は、ビル100への最初の入口のゲート、各階の通路への入口のゲート、各開発室への入口のゲートをロックする。上述したがこれらの各ゲートは、通常、ロックされて各ゲートでの入場を制限するようになっている(入場制限手段)。また、各ゲートはCPU11の制御に基づいて、ゲートのロックを解除するようになっている。
I/Oポート25はセンサ1との接続に使用される。センサ1は、人がゲート通過したか否かを検出するために使用される。したがって、センサの配置される位置は、各入口のゲートの入場側と反対側に人の通過を検出できるように所定位置に配置される。なお、このように配置されるセンサに換えて、ゲートが閉じたことを検出するセンサを用いる構成でも良い。
続いて、無線タグスキャナ1f〜4f,1a〜4cに共通する要部構成を図4を参照しながら説明する。なお、上述した無線タグスキャナENTと共通する部分はここでは説明を省略し、異なる部分を説明する。
無線タグスキャナ1f〜4f,1a〜4cには、時刻データを生成する時計部22が設けられていない。また、人の通過を検出するためのセンサ1´が設けられている。このセンサ1´は無線タグスキャナが配置されたゲートに応じて人の通過を検出するように所定位置に設けられている。また、アンテナ19を介して送信する送信データは、問合せコマンドのみであり、無応答コマンドは送信しない構成となっている。
さらに、RAM13に記憶される入場許可データ及び無線タグの無線IDが各無線タグスキャナ1f〜4f,1a〜4cで異なっている。無線タグスキャナ1f〜4fであれば、それぞれその階に対応する開発室1A〜1C,2A〜2C,3A〜3C,4A〜4Cを示すデータを入場許可データとして記憶するとともに、それぞれ開発室1A〜1C,2A〜2C,3A〜3C,4A〜4Cへの入場が許可された無線タグの無線IDを記憶している。また、各開発室の入口に対応して設けられた無線タグスキャナ1a〜4cであれば各開発室を示すデータを記憶するとともに、各開発室への入場が許可された無線タグの無線IDを記憶している。
次に、このように構成された無線タグスキャナENT,1f〜4f,1a〜4cのゲートロックを解除するために用いられる無線タグ5について説明する。
図5は、無線タグ5が埋設されたカード5aの外観を示す図である。このカード5aの表面には、図示のように、会社名,氏名,所属,開発室名,有効期限などが印刷される。
図6は、カード5aに埋設された無線タグ5の要部構成を示すブロック図である。図で示すように、無線タグ5は、送受信可能なタグアンテナ51とLSIチップ52とを基板に一体成形した部品である。タグアンテナ51は、矩形状に成形されたループコイル等からなる。LSIチップ52は、電源生成部53、変調部54、復調部55、制御部56、メモリ57などで構成される。電源生成部53はタグアンテナ51で受信した変調電波の整流と安定化を行うことによりLSIチップ52の各部に電源を供給する。復調部55は、上記変調電波を復調して制御部56へ送出する。変調部54は、制御部56から送出されたデータを変調してタグアンテナ51に送出する。制御部56は復調部55で復調されたデータが問合せコマンドであるとき、メモリ57に記憶したデータを読み出し応答データとして変調部54へ送出する。メモリ57は、無線タグ5の製造段階で製造業者により設定された固有の無線ID(RFID:ラジオ・フリークエンシー・アイデンティフィケーション)を記憶する無線IDエリア57aと、ユーザが任意のデータを書込むことができるユーザエリア57bとからなる。無線タグ5のユーザエリア57bには、上述した入場許可データ及び入場できる有効期限を示す有効期限データなどとともに、問合せコマンドに応答するか否かを決定する応答判定情報としての応答フラグ(以下、応答Fと称する。を記憶している。なお、本実施の形態では“0”のとき「応答する」、“1”のとき「応答しない」とする。
かかる構成により、無線タグスキャナENT,1f〜4f,1a〜4cは、問合せコマンドを電波に変調してアンテナ19から発信する。一方、無線タグ5は、ユーザにより無線タグスキャナのスキャナ部3にかざされると、タグアンテナ51で問合せコマンドの電波を受信することにより、電源生成部53から各部に電源が供給されて制御部56が作用し、メモリ57のデータが読取られる。そして、無線ID、入場許可データ及び有効期限データとからなる応答データが変調部54で無線送信に適した形態に変調された後、タグアンテナ51から電波として発信される。
次に、無線タグスキャナENTのスキャナ部3に無線タグ5が埋設されたカード5aがかざされたときに、無線タグスキャナENTのCPU11が実行する処理について図7を参照して説明する。
待機状態において、CPU11は表示制御部14を制御し、表示部2に待受メッセージを表示させるとともに問合せコマンドを送信している(ST1)。この待機状態においてCPU11は、問合せコマンドに対する無線ID、入場許可データ及び有効期限データとからなる応答データを受信したか否かを判断する(ST2)。
CPU11は応答データを受信したと判断しない場合は待機状態をそのまま継続し、応答データを受信したと判断した場合(取得手段)は、有効期限以外のデータはOKか否かを判断する(ST3)。すなわち、応答データに含まれる入場許可データ及び無線IDがRAM13に記憶された入場許可データ(開発室1A〜4C)及び無線ID(ビル100への入場が許可された無線タグの無線ID)と同じデータがあるか否かを判断する。
CPU11は、ステップST3においてRAM13に応答データに含まれた入場許可データ及び無線IDと同じデータがないと判断すると、表示制御部14を制御し、表示部2にエラーメッセージを表示する(ST4)。そして、CPU11は音声制御部15を制御し、音声出力部16から大きい音で所定時間連続的にブザー音を出力する。そして、処理は、ステップST1の待機状態へ戻る。
一方、CPU11は、ステップST3においてRAM13に応答データに含まれた入場許可データ及び無線ID同じデータがあると判断すると、続いて、有効期限はOKか否かを判断する(ST6,判断手段)。すなわち、応答データに含まれる有効期限データと時計部22で生成する日付を含む現在時刻データとに基づいて、現在時刻データの日付が有効期限データの有効期限を経過しているか否かを判断する。
CPU11は、ステップST6において有効期限を経過していると判断すると、表示制御部14を制御し、表示部2に期限切れメッセージを表示する(ST7)。これと略同時に、CPU11は音声制御部15を制御し、音声出力部16から大きい音で所定時間連続的にブザー音を出力する(ST8)。そして、CPU11は、無応答コマンドを変調部17で変調し、送信アンプ18によりその変調電波を増幅してアンテナ19から無線タグ5に放射する(ST9,無応答コマンド送信手段)。そして、ステップST1の待機状態に戻る。
CPU11は、ステップST6において有効期限を経過していないと判断すると、表示制御部14を制御し、表示部2に入場許可メッセージを表示する(ST10)。これと略同時に、CPU11は音声制御部15を制御し、音声出力部16から小さい音でブザー音を1回出力する(ST11)。続いて、CPU11は電子ロック部24を制御して、ゲートロックを解除する(ST12,入場制限解除手段)。そして、CPU11は、センサ1からの出力を監視し、人が通過したか否かを判断する(ST13)。CPU11は人の通過を検出するまでこの状態を続け、人の通過を検出すると電子ロック部24を制御してゲートロックする(ST14)。そして、処理はステップST1の待機状態に戻る。
次に、無線タグスキャナ1f〜4f,1a〜4cのスキャナ部3に無線タグ5が埋設されたカード5aがかざされたときに、無線タグスキャナ1f〜4f,1a〜4cの各CPU11が実行する処理について図8を参照して説明する。この処理において無線タグスキャナENTのCPU11が実行する処理と異なるのは、ステップST6の有効期限の判断を行う処理を行っていないことである。したがって、ステップST6で有効期限が経過していると判断した場合に行われる、ステップST7〜ST9の処理が行われない。その他の処理については、上述した処理と同様なため詳細な説明は省略する。
次に、無線タグ5が無線タグスキャナENT,f〜4f,1a〜4cのいずれかからコマンドを受信したときの処理について図9を参照して説明する。
先ず、無線タグ5はタグアンテナ51を介してコマンドを受信する(ST21)。コマンドを受信すると、電源生成部53により電源が生成される(ST22)。これにより各部に電源が供給される。
制御部56は、この電源の供給を受けると、受信したコマンドが問合せコマンドか否かを判断する(ST23)。制御部56は受信したコマンドが問合せコマンドであると判断した場合は、続いてメモリ57のユーザエリア57bの応答Fが“0”に設定されているか“1”に設定されているかを判断する(ST24)。制御部56は応答Fが“0”に設定されていると判断した場合は、メモリ57から無線ID、入場許可データ及び有効期限データとからなる応答データを読出す(ST25)。そして、制御部56は、読出した応答データを変調部54により変調し、タグアンテナ51から送信する(ST26,送信手段)。一方、制御部56は、応答Fが“1”に設定されていると判断した場合は、問合せコマンドを無視するため無応答状態となる(ST27)。
また、制御部56は、ステップST23の判断で問合せコマンドでないと判断した場合は、続いて、受信したコマンドが無応答コマンドであるか応答コマンドであるかを判断する(ST28)。制御部56は受信したコマンドが無応答コマンドであると判断した場合は、メモリ57のユーザエリア57bに設けられた応答Fを“1”に設定して無応答状態にする(ST29,設定変更手段)。また、制御部56は受信したコマンドが応答コマンドであると判断した場合は、応答Fを“0”に設定する(ST30)。なお、応答コマンドは、無応答状態となった無線タグを再度応答状態にするためのものである。
以下、このように構成されたビル100内の開発室4Cに入場することが許可されている無線タグ5が埋設されたカード5aを所持したユーザがビル100外から開発室4Cまで行く場合について説明する。
ビル100の入口のゲートは無線タグスキャナENTによりロックされている。このときに、無線タグスキャナENTの表示部2には、図2で示したように、“下の枠内にカードをかざして下さい。”と表示されている。
ユーザは、スキャナ部3にカード5aをかざすと、無線タグスキャナENTは、カード5aに埋設された無線タグ5から応答データを読取る。無線タグスキャナENTにより応答データに含まれる無線ID、入場許可データ(開発室4C)がRAM13に記憶されているものであり、有効期限が切れていない場合には、図10で示すように無線タグスキャナENTの表示部2に“お通り下さい。”と表示されるとともにOK音が発生され入口のゲートのロックが解除される。そして、ユーザがゲートを通過すると、ゲートは再びロックされる。このときに、無線タグ5が既に無応答に設定されていものであれば、無線タグスキャナENTのスキャナ部3にカード5aをかざしても何の作用も生じない。また、有効期限切れの無線タグ5である場合には、図11で示すように無線タグスキャナENTの表示部2に“有効期限が切れています。総務部に連絡して下さい。”と表示されるとともにエラー音が発生される。また、ゲートのロックも解除されず、それ以降スキャナ部3にカード5aをかざしても何の作用も生じなくなる。
そして、ユーザは、入口のゲートを通過してエレベータルームに到達し、エレベータEVを操作して4階まで上がる。続いて、ユーザは無線タグスキャナ4fのスキャナ部3にカード5aをかざす。すると、無線タグスキャナ4fは、カード5aに埋設された無線タグ5から応答データを読取る。無線タグスキャナ4fは応答データに含まれる無線ID、入場許可データ(開発室4C)がRAM13に記憶されているため、入口のゲートが開き、ユーザがゲートを通過すると、ゲートは再びロックされる。したがって、無線タグスキャナ4fにおいては、有効期限の判断を行わない。なお、ユーザが他の階の無線タグスキャナ1f,2f,3fにカード5aをかざした場合は、無線タグ5のメモリ57に記憶されている入場許可データ(開発室4C)及び無線IDが無線タグスキャナ1f,2f,3fのRAM13に記憶されていないため、表示部2にエラーが表示されるととともに、エラー音が発生される。
ユーザが無線タグスキャナ4fが設けられたゲートを通過すると、開発室4Cの入口まで進み、無線タグスキャナ4cのスキャナ部3にカード5aをかざす。すると、無線タグスキャナ4cは、カード5aに埋設された無線タグ5から応答データを読取る。無線タグスキャナ4fは応答データに含まれる無線ID、入場許可データ(開発室4C)がRAM13に記憶されているため、入口のゲートが開き、ユーザがゲートを通過すると、ゲートは再びロックされる。なお、ユーザが他の開発室4A,4Bの無線タグスキャナ4a,4cにカード5aをかざした場合は、無線タグ5のメモリ57に記憶されている入場許可データ(開発室4C)及び無線IDが無線タグスキャナ4a,4bのRAM13に記憶されていないため、表示部2にエラーが表示されるととともに、エラー音が発生される。
したがって、この実施の形態のセキュリティシステムによると、ビル100の最初の入口に配置された無線タグスキャナENTのみでカード5aに埋設された無線タグ5から応答された有効期限データに基づいて有効期限の判断を行い、有効期限が経過している場合には、無線タグ5の応答Fを応答しない無応答コマンドを送信して無線タグ5を応答しない設定にする構成により、無線タグスキャナENTのみに時計機能を持たせるため無線タグスキャナENT,1f〜4f,1a〜4aの時計機能を同期させる作業を行う必要がなく、また、無線タグスキャナENT,1f〜4f,1a〜4aをネットワークで管理サーバに接続する必要がないので、安価かつ簡易な構成とすることができる。
また、有効期限が切れてしまった無線タグ5を有するカード5aを所持していても、そのカード5aを無線タグスキャナ1f〜4f,1a〜4aのスキャナ部3にかざしても何の作用も生じないので、仮に何らかの方法でビル100の最初の入口から入場してしまったとしても、それ以降のゲートを通過することができないので、セキュリティの向上を図ることできる
また、無線タグ5のメモリ57に記憶された有効期限が経過してしまい、応答Fが無応答に設定されてしまった場合にも、応答コマンドを受信することにより再度応答に設定を戻すことができる。したがって、有効期限の延長を行う場合には、その後、メモリ57のユーザエリア57bの有効期限データを書き換えれば良い。
本発明の実施の形態におけるビルの概略的な断面を示す図。 同実施の形態における無線タグスキャナの外観を示す図。 同実施の形態における最初の入口に配置される無線タグスキャナの要部構成を示すブロック図。 同実施の形態における他の入口に配置される無線タグスキャナの要部構成を示すブロック図。 同実施の形態における無線タグが埋設されたカードの表面を示す図。 同実施の形態における無線タグの要部構成を示すブロック図。 同実施の形態における最初の入口に配置される無線タグスキャナの実行する処理を示す流れ図。 同実施の形態における他の入口に配置される無線タグスキャナの実行する処理を示す流れ図。 同実施の形態における無線タグの実行する処理を示す流れ図。 同実施の形態における通過許可の表示例を示す図。 同実施の形態における有効期限切れの表示例を示す図。
符号の説明
ENT,1f〜4f,1a〜4a…無線タグスキャナ、5…無線タグ、5a…カード、22…時計部、19…アンテナ、24…電子ロック部、51…タグアンテナ、56…制御部、57…メモリ、57a…無線ID、57b…ユーザエリア、100…ビル

Claims (1)

  1. 無線による問合せコマンドに応答してメモリに記憶した情報を無線送信可能な無線タグと、建造物に入場する最初の入口及び前記建造物の部屋の入口等にそれぞれ配置された入場制限を行う入場制限手段を有する無線タグスキャナとから構成され、各無線タグスキャナは前記無線タグから読取った情報に基づいて入場制限を解除するセキュリティシステムにおいて、
    前記無線タグは、前記無線タグスキャナの入場制限を解除する有効期限を示す有効期限情報とともに前記問合せコマンドに応答するか否かを決定する応答判定情報を前記メモリに記憶し、前記問合せコマンドを受信したときに前記メモリに記憶された前記応答判定情報が応答する設定となっている場合は前記有効期限情報を送信する送信手段と、前記応答判定情報を無応答に設定する無応答コマンドを受信したときに前記メモリに記憶された前記応答判定情報が応答する設定となっている場合は前記問合せコマンドによる問合せに応答しない設定に変更する設定変更手段とを具備し、
    前記建造物に入場する最初の入口に配置された無線タグスキャナは、日付情報を生成する日付情報生成手段と、前記無線タグの問合せコマンドにより応答して送信された有効期限情報を取得する取得手段と、前記日付情報生成手段により生成された日付情報の日付が前記取得手段により取得した有効期限情報の有効期限を経過しているか否かを判断する判断手段と、前記判断手段で日付が有効期限を経過していないと判断した場合に、前記入場制限手段による入場制限を解除する入場制限解除手段と、前記判断手段で日付が有効期限を経過していると判断した場合に、前記無線タグの応答判定情報を無応答に設定する無応答コマンドを送信する無応答コマンド送信手段とを具備したことを特徴とするセキュリティシステム。
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