JP4199565B2 - Pos情報記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品に取り付けられた無線タグを用いて、商品のPOS情報を記録するPOS情報記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、商品にバーコード等として記載された、UPCコードやJANコード等のPOS情報(POSコード)を、バーコードリーダ等の光学リーダを用いて読み取って商品管理を行う商品管理方法が一般的に普及している。
【0003】
しかしながら、バーコード等、商品に記載されたPOS情報を光学的に読み取ることによる商品管理方法においては、店員が商品に記載されたPOS情報を探して、それをバーコードリーダ等のPOS情報リーダに読み込ませる必要があり、商品の会計を迅速に行えなかったり、また、商品の盗難(万引き)を検知できなかったり、また、同じ種類の商品には全て同じPOS情報が振られることが一般的であるため、同じ種類の商品間で、個々の商品を見分けることができず、きめ細かな商品管理が行えなかったりするといった問題点がある。
【0004】
そこで、近年、商品に記載されたPOS情報を光学的に読み取る方法に替わって、POS情報等の商品の情報が書き込まれた、RFID等の無線タグを、商品に取り付けることによる商品管理が行われるようになってきている。
これによれば、商品の会計の際には、店員は無線タグリーダに商品を近づけるだけで、無線タグリーダと無線タグとの無線通信によって、POS情報を読み取らせることができるため、会計を迅速に行うことができる。また、店舗の出入口に無線タグ検出用のアンテナを設置することで、未会計の商品が店舗外に持ち出される(即ち、盗難される)のを検知することができる。さらに、無線タグにPOS情報以外の、個々の商品特異の番号等を記憶させることによって、同じPOS情報が振られた同種の商品間でも商品の差別化が行える等、商品管理をより多様的またはきめ細かに行うことができるといった利点がある。
【0005】
なお、無線タグを用いた従来の商品管理システムの一例としては、特許文献1に記載された「無線通信システム」が挙げられる。
【0006】
また、商品に取り付けられた無線タグが容易に取り外せるようでは、商品の盗難者は、無線タグを商品から取り外すことで、盗難を検知されることなく、商品を容易に店舗外に持ち出せる(盗難できる)こととなる。そこで、最近は、商品から無線タグを容易に取り外せないように、盗難防止用ケース等のアタッチメント部材を介して無線タグを商品に取り付ける工夫がなされている。
特に、CDの販売の分野において、CDが格納されたCDケースに盗難防止用ケースを介して無線タグ等の盗難防止タグを取り付ける技術が普及している。このような盗難防止用ケースの例としては、特許文献2に記載された「盗難防止機能を備えたCD等の陳列ケース」が挙げられる。
【0007】
ところで、例えば特許文献1の段落番号0060の「この物流管理では無線タグ101には物品99の内容物を識別するIDコード等が設定されており、(後略)」との記載からも分かるように、無線タグによって個々の商品を識別する商品管理方法においては、予め、無線タグに、POS情報等の商品に関する情報を書き込んだり、あるいは、個々の無線タグに記録されたIDコードと、POS情報等の商品に関する情報とを関連付けて記憶および管理しておいたりする必要がある。
【0008】
商品に取り付けられる無線タグに、商品に記載されたバーコード等のPOS情報を記録する、従来のPOS情報記録装置およびPOS情報記録方法の手順を、図11,12を用いて説明する。
従来のPOS情報記録装置Xは、図11に示すように、制御部としてのコンピュータ90と、コンピュータ90に接続されたバーコードリーダ92と、コンピュータ90に接続された無線タグライタ94とを備える。
【0009】
従来、無線タグに、商品に記載されたバーコード等のPOS情報を記録させる作業は、図12のフローに示すように、まず、無線タグRaが取り付けられた盗難防止用ケースRを、商品Wに取り付ける。続いて、コンピュータ90を操作してバーコードを読み取るための操作を行ってから、バーコードリーダ92を商品WのバーコードWaに近づけてバーコードWaを読み取る。続いて、コンピュータ90を操作して、先に読み込んだバーコードWaのPOS情報を、無線タグに書き込むための操作を行ってから、無線タグライタ94を無線タグRaに近づけて、無線タグライタ94によって無線タグRaにPOS情報を書き込む。
【0010】
【特許文献1】
特開2000−134220号公報
【特許文献2】
特開2002−125817号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、CDショップ等で、大量の商品W(CD)および盗難防止用ケースRを扱う場合、従来のPOS情報記録装置Xを用いたPOS情報記録方法では、作業者(ユーザー)は、バーコードWaを読み込んだ後、コンピュータ90の操作や、無線タグライタ94を無線タグRaに近づけてPOS情報を書き込む操作等を行う必要があり、作業効率が悪い上、商品Wから読み取ったPOS情報を、誤って他の盗難防止用ケースRの無線タグRaに書き込んでしまい、商品Wと無線タグRaとの対応付けが間違ってしまうといった作業ミスが発生しやすいという課題がある。
【0012】
また、盗難防止用ケースRは、商品Wから取り外し難くするために、商品Wの一部を覆うよう構成されることが多く、商品Wに盗難防止用ケースRを取り付けた状態では、商品Wに記載されたバーコードWaが盗難防止用ケースRによって覆われて、バーコードWaを読み取ることができないことがある。その場合、無線タグRaにPOS情報を書き込む作業を行う作業者は、バーコードWaの読み取りと、無線タグRaへのPOS情報の書き込みとを行った後に、商品Wに盗難防止用ケースRを取り付ける必要があり、この取り付け作業において、商品Wと盗難防止用ケースR(無線タグRa)との対応付けを間違える作業ミスが発生しやすいという課題がある。
【0013】
本発明は、上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところは、商品のPOS情報と、商品に取り付けられた無線タグとの対応付けの間違いをなくすことができると共に、作業者の作業負担を抑えることのできるPOS情報記録装置を提供することにある。さらに、無線タグに情報を読み書きした後に、その無線タグが取り付けられた盗難防止用ケース等のアタッチメント部材を商品に取り付ける場合に、商品とアタッチメント部材との対応付けを間違える作業ミスを抑えることのできるPOS情報記録装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るPOS情報記録装置は、上記課題を解決するために、以下の構成を備える。すなわち、商品に記載されたUPCコードやJANコードのPOS情報を読み取るPOS情報リーダと、無線タグが取り付けられかつ前記商品に取り付け可能なアタッチメント部材である盗難防止用ケースを、載置可能なアタッチメント部材載置部と、該アタッチメント部材載置部に前記アタッチメント部材が載置されているか否かを検出するアタッチメ ント部材検出手段と、前記アタッチメント部材載置部に載置された前記アタッチメント部材に取り付けられた前記無線タグに、情報を書き込む無線タグライタと、前記アタッチメント部材検出手段によって、前記アタッチメント部材載置部に前記アタッチメント部材が載置されていると検出している間にのみ、前記POS情報リーダにより読み取られた前記POS情報、または該POS情報に関連付けられた情報を、前記無線タグライタによって、該アタッチメント部材に取り付けられた前記無線タグに書き込ませる処理を行う制御部とを備えることを特徴とする。
これによれば、アタッチメント部材載置部にアタッチメント部材が載置されているときだけ、POS情報の読み取りと無線タグへの書き込みを行うため、ユーザーは、その読み取りおよび書き込み後に、アタッチメント部材載置部上のアタッチメント部材を、POS情報の読み取りを行った商品に取り付ければよく、商品とアタッチメント部材との対応付けを間違える作業ミスを抑えることができる。
【0015】
さらに、前記アタッチメント部材載置部に載置された前記アタッチメント部材に、前記商品が取り付けられているか否かを検出する商品検出手段を備え、前記制御部は、前記アタッチメント部材検出手段によって、前記アタッチメント部材載置部に前記アタッチメント部材が載置されていると検出し、なおかつ、前記商品検出手段によって、該アタッチメント部材に前記商品が取り付けられていないと検出している間にのみ、前記POS情報リーダにより読み取られた前記POS情報、または該POS情報に関連付けられた情報を、前記無線タグライタによって、該アタッチメント部材に取り付けられた前記無線タグに書き込ませる処理を行うことを特徴とする。
これによれば、既に商品に取り付けられたアタッチメント部材が誤ってアタッチメント部材載置部に載置された場合には、POS情報の読み取りと無線タグへの書き込みを行わないため、そのアタッチメント部材の無線タグに、他の商品のPOS情報を書き込んでしまう誤りが発生することがない。
【0016】
また、商品に記載されたUPCコードやJANコードのPOS情報を読み取るPOS情報リーダと、無線タグが取り付けられかつ前記商品に取り付け可能なアタッチメント部材である盗難防止用ケースを、載置可能なアタッチメント部材載置部と、該アタッチメント部材載置部に前記アタッチメント部材が載置されているか否かを検出するアタッチメント部材検出手段と、前記アタッチメント部材載置部に載置された前記アタッチメント部材に取り付けられた前記無線タグに記録されたIDコードを読み取る無線タグリーダと、前記POS情報と前記IDコードとを関連付けて記憶可能なPOS情報記憶手段と、前記アタッチメント部材検出手段によって、前記アタッチメント部材載置部に前記アタッチメント部材が載置されていると検出されている間にのみ、前記POS情報リーダにより読み取られた前記POS情報を、前記無線タグリーダにより読み取られた前記IDコードと関連付けて前記POS情報記憶手段に記憶させる処理を行う制御部とを備えることを特徴とする。
これによれば、アタッチメント部材載置部にアタッチメント部材が載置されているときだけ、POS情報の読み取りと記憶を行うため、ユーザーは、その読み取りおよび記憶後に、アタッチメント部材載置部上のアタッチメント部材を、POS情報の読み取りを行った商品に取り付ければよく、商品とアタッチメント部材との対応付けを間違える作業ミスを抑えることができる。
【0017】
さらに、前記アタッチメント部材載置部に載置された前記アタッチメント部材に、前記商品が取り付けられているか否かを検出する商品検出手段を備え、前記制御部は、前記アタッチメント部材検出手段によって、前記アタッチメント部材載置部に前記アタッチメント部材が載置されていると検出し、なおかつ、前記商品検出手段によって、該アタッチメント部材に前記商品が取り付けられていないと検出している間にのみ、前記POS情報リーダにより読み取られた前記POS情報を、前記無線タグリーダにより読み取られた前記 IDコードと関連付けて前記POS情報記憶手段に記憶させる処理を行うことを特徴とする。
これによれば、既に商品に取り付けられたアタッチメント部材が誤ってアタッチメント部材載置部に載置された場合には、POS情報の読み取りと記憶を行わないため、そのアタッチメント部材の無線タグのIDコードを、他の商品のPOS情報と関連付けて記憶してしまう誤りが発生することがない。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るPOS情報記録装置の好適な実施の形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0019】
(第一の実施の形態)
図1は、本第一の実施の形態に係るPOS情報記録装置Aを備えた、POSシステムPの構成を示す説明図である。POSシステムPは、基地局Iに設置されたPOSシステムサーバHと、各店舗S,S・・に設置されたPOS情報記録装置A,A・・と、POSシステムサーバHとPOS情報記録装置A,A・・とを互いに通信可能に接続する、インターネットや専用回線等のネットワークNとから成る。
【0020】
各店舗Sに設置されたPOS情報記録装置Aは、ネットワークNに接続された、制御部としてのコンピュータ2と、POS情報リーダライタ4と、レジ6とから成る。
なお、本実施の形態においては、制御部としてのコンピュータ2は、POS情報リーダライタ4と別体に設けられているが、例えば、制御部を、POS情報リーダライタ4内部に配設されたマイコン制御部に構成する等、制御部とPOS情報リーダライタ4とを一体に構成しても良い。
【0021】
POSシステムPにおいては、店舗Sに商品が入荷した際、商品に無線タグを取り付け、POS情報リーダライタ4によって、商品にバーコード等の形態によって記載されたPOS情報を読み取ると共に、そのPOS情報をその商品の無線タグに書き込む。POS情報は、店舗Sのコンピュータ2や基地局IのPOSシステムサーバH上に設けられた、POS情報記憶手段50に記憶され、在庫管理や売れ行き情報管理等、各種の商品管理に用いられる。
なお、商品から読み取ったPOS情報を、その商品に取り付けられた無線タグに記憶するのではなく、その無線タグから読み取ったIDコードと関連付けて、コンピュータ2やPOSシステムサーバHの、POS情報記憶手段50に記憶させるよう構成してもよい。
【0022】
POSシステムPにおいては、店舗Sにおいて商品が販売される際には、レジ6に接続された無線タグリーダによって、その商品に取り付けられた無線タグからPOS情報(またはIDコード)を読み取って、それをコンピュータ2やPOSシステムサーバHにより照合することで、販売される商品を特定して、商品管理を行う。
【0023】
次に、本第一の実施の形態に係るPOS情報記録装置Aにつき、図2を参照して説明する。図2は、各店舗Sに設置されるPOS情報記録装置Aの説明図である。なお、第一の実施の形態に係るPOS情報記録装置Aは、本願の請求項1〜7に記載したPOS情報記録装置に対応するものである。
POS情報記録装置Aは、コンピュータ2と、コンピュータ2に接続されたPOS情報リーダライタ4と、コンピュータ2に接続されたレジ6とから成る。
【0024】
POS情報リーダライタ4は、アタッチメント部材としての盗難防止用ケースRを介して無線タグRaが取り付けられた、CDが格納されたCDケース等の平板状の商品Wを載置可能な、商品載置部としての凹部10aが形成された商品載置台10と、商品載置台10の凹部10aに載置された商品Wに記載されたPOS情報としてのバーコードWaを自動的に読み取る、POS情報リーダとしてのスキャナ12と、凹部10aに載置された商品Wに取り付けられた無線タグRaにデータを書き込み可能な無線タグライタ14と、商品Wが凹部10aに載置されたことを検出する商品検出手段(入力手段)としての商品センサ16とを備える。
【0025】
スキャナ12は、ほぼ直方形に形成され、その長手両端が、商品載置台10の凹部10aを囲む壁面のうちの対向する二壁面の上縁に設けられたレール12a,12aに、摺動可能に取り付けられる。スキャナ12は、凹部10aを囲む一壁部の上方が初期位置となるように設置される。スキャナ12の、凹部10a内の商品W側に対向する下面側には、発光部(図示せず)と、その発光部から発せられて商品Wに反射した反射光を受光して、商品Wの上面一面の画像をスキャンする受光部(図示せず)とが設けられている。スキャナ12は、レール12a,12aに沿って、商品Wの上方を平行移動しながら、発光部によって商品Wに光を照射しつつその反射光を受光部で受光することで、商品の上面一面の画像をスキャンして、スキャンした画像情報をコンピュータ2に送ることができる。
【0026】
無線タグライタ14は、凹部10a内の商品Wに取り付けられた無線タグRaに対して電波を発信して、無線タグRaにコンピュータ2から送信された任意のデータを書き込むことができる。
【0027】
商品検出手段(入力手段)としての商品センサ16は、商品載置台10の凹部10aの底面に設けられ、ユーザーによって凹部10a内に商品Wが載置された際に、商品Wの重みで押下される押下スイッチである。
【0028】
前記スキャナ12は、商品載置台10の凹部10aに商品Wが載置されて、商品センサ16が押下されるのをトリガに自動的に起動され、凹部10a内の商品の一面の画像のスキャンを行う。
なお、スキャナ12のこの自動起動は、商品載置台10内の、スキャナ12を駆動させる、スキャナ12の駆動ファームウェアによって実現してもよいし、商品センサ16の状態を、コンピュータ2でモニタして、商品センサ16が押下された際に、コンピュータ2の指示によって、スキャナ12を駆動してスキャンを行うよう構成してもよい。
【0029】
レジ6は、商品Wに取り付けられた無線タグRaの情報を読み取り可能な無線タグリーダ6aと、商品Wの商品名や価格等を表示する表示手段6bと、レシートを発行するレシート印刷手段6cとを備える。
【0030】
特許請求の範囲でいうところの制御部としてのコンピュータ2は、更にその内部に、ハードウェアとして、CPUやメモリやハードディスク等で構成され、ソフトウェアを実行可能な制御手段2aを備える。
また、コンピュータ2は、ネットワークNを介して他のコンピュータ等と通信する、ネットワークカード等の通信手段2dと、POS情報リーダライタ4やレジ6と通信して制御するための通信ポート2eとを備える。
【0031】
また、コンピュータ2は、スキャナ12によって読み取られた商品Wの画像情報を解析して、その画像情報から、商品Wに記載されたバーコードWaを認識し、バーコードWaが表現しているPOS情報を解析するPOS情報認識手段2aaと、POS情報認識手段2aaによって認識したPOS情報またはそのPOS情報に関連付けられた情報を、無線タグライタ14を制御して、前記商品Wの無線タグRaに書き込む無線タグ書き込み手段2abと、POS情報認識手段2aaによって認識したPOS情報またはそのPOS情報に関連付けられた情報を、ネットワークNを介して基地局IのPOSシステムサーバHに送信して、後述するPOS情報記憶手段50に記憶させるPOS情報送信手段2acと、商品の会計の際にレジ6の無線タグリーダ6aによって読み取られた無線タグRaのPOS情報を、ネットワークNを介して基地局IのPOSシステムサーバHに送信し、前記POS情報記憶手段50に商品Wを特定させて、POS情報記憶手段50から値段や商品名等の商品Wの情報を受信するPOS情報照合手段2adと、POS情報照合手段2adによって特定された前記商品Wの情報を、レジ6の表示手段6bに表示させたり、レジ6のレシート印刷手段6cで印刷させたりする制御を行う会計情報表示手段2aeとを備える。
なお、本第一の実施の形態においては、POS情報記憶手段50は、POSシステムサーバH上に構築しているが、各店舗Sのコンピュータ2上に設けても良い。
【0032】
POS情報認識手段2aa、無線タグ書き込み手段2ab、POS情報送信手段2ac、POS情報照合手段2ad、および会計情報表示手段2aeは、コンピュータ2にインストールされたソフトウェアが制御手段2a上で実行されることで、起動されるよう構成されている。
【0033】
前記POS情報認識手段2aaおよび前記無線タグ書き込み手段2abは、商品載置台10の凹部10aに商品Wが載置されて、商品センサ16が押下され、前記スキャナ12が商品Wの画像をスキャンすると、自動的に起動して実行されるよう構成される。
【0034】
基地局IのPOSシステムサーバHは、コンピュータによって構成される。システムサーバHは、ハードウェアとして、CPUやメモリやハードディスク等で構成され、ソフトウェアを実行可能な、図示しない制御手段と、ネットワークNを介して他のコンピュータ等と通信する、ネットワークカード等の図示しない通信手段とを備える。
【0035】
また、POSシステムサーバHは、各店舗S,S・・のコンピュータ2,2・・のPOS情報送信手段2acおよびPOS情報照合手段2adから送信されてきた各商品のPOS情報(またはIDコード)を記憶および管理するPOS情報記憶手段50を備える。
POS情報記憶手段50は、POSシステムサーバHにインストールされたソフトウェアが前記制御手段上で実行されることで、起動されるよう構成されている。
【0036】
以下、POS情報記録装置Aの動作につき、図3に示す作業のフローおよび図4に示す処理フローに沿って説明する。
【0037】
まず、店舗Sに商品Wが入荷された際に、店員等の作業者(ユーザー)による手作業により、商品W,W・・のそれぞれに、盗難防止用ケースR,R・・を取り付ける(図3 ステップ1)。
【0038】
続いて、商品載置台10の凹部10a内に、盗難防止用ケースRが取り付けられた商品Wを載置する(ステップ2)。
【0039】
すると、商品センサ16が商品Wの重みによって押下される。すると、スキャナ12が自動的に駆動され、商品Wの一面の画像がスキャンされて、その画像情報がコンピュータ2に送信される(図4 ステップA)。コンピュータ2は、画像情報が送信されてくると、POS情報認識手段2aaを自動的に起動させ、受信したその画像情報を解析して、商品Wに記載されたバーコード等のPOS情報を認識する(ステップB)。さらに、コンピュータ2は、無線タグ書き込み手段2abを起動させ、POS情報認識手段2aaによって認識したPOS情報またはそのPOS情報に関連付けられた情報を、無線タグライタ14を介して、前記商品Wの無線タグRaに書き込む(ステップC)。さらに、コンピュータ2は、POS情報送信手段2acを起動させ、POS情報認識手段2aaによって認識したPOS情報またはそのPOS情報に関連付けられた情報を、ネットワークNを介して基地局IのPOSシステムサーバHに送信する。POSシステムサーバHは、送信されてきたPOS情報またはそのPOS情報に関連付けられた情報を、POS情報記憶手段50に記憶させる(ステップD)。POS情報の読み取り、無線タグRaへのPOS情報の書き込み、および、POS情報記憶手段50へ書き込みが終了すると、コンピュータ2のモニタ等の図示しない表示手段または商品載置台10に設けられた図示しない表示手段に、一連の記録処理が終了したことを示す表示がなされる(ステップE)。
【0040】
続いて、作業者は、記録処理の終了を前記表示手段により確認し、商品載置台10の凹部10aから、商品Wを取り出す(図3 ステップ3)。
【0041】
この様に、本第一の実施の形態に係るPOS情報記録装置Aによれば、作業者は、盗難防止用ケースRの取り付けと、商品Wの商品載置台10への載置と取り出しとを行うだけで、POS情報を無線タグRaに書き込むことができると共に、POSシステムPのPOS情報記憶手段50に商品のPOS情報を記録することができる。また、商品Wに無線タグRaを取り付けた状態で、自動的にPOS情報の読み取りと無線タグRaへの書き込みを行うため、従来のPOS情報記録装置Xの様にPOS情報の読み込みと無線タグへの書き込みの作業が別々に必要とならず、作業者が商品と無線タグとの対応付けを間違えてしまうことがない。
【0042】
商品Wの会計の際には、店員がレジ6の無線タグリーダ6aに商品を近づけると、無線タグリーダ6aが商品Wに取り付けられた無線タグRaのPOS情報(またはIDコード)を読み取り、読み取られた情報がコンピュータ2に送信される。コンピュータ2においては、POS情報照合手段2adが、起動され、POSシステムサーバHのPOS情報記憶手段50と通信して、その商品Wの商品名や価格等の商品の情報を受信する。続いて、コンピュータ2は、会計情報表示手段2aeを起動して、レジ6と通信して、レジ6の表示手段6bに、前記商品の情報を表示させると共に、レシート印刷手段6cに、前記商品の情報が記載されたレシートを印刷させる。
【0043】
なお、無線タグライタ14で無線タグRaにPOS情報を書き込むかわりに、商品載置台に無線タグライタ14に替えて無線タグリーダを設けて、無線タグリーダを用いて無線タグRaに記録されているIDコードを読み取ってコンピュータ2に取り込み、そのIDコードと、スキャナ12で読み取ったバーコードWaのPOS情報とを関連付けて、コンピュータ2やPOSシステムサーバHのPOS情報記憶手段50に記憶させるよう構成してもよい(請求項3、4に該当)。これによっても、会計の際には、無線タグRaから読み取ったIDコードに基づいて商品のPOS情報を特定できるため、同様の効果を得ることができる。
【0044】
(第二の実施の形態)
次に、本発明の第二の実施の形態に係るPOS情報記録装置Bにつき、図5を参照して説明する。図5は、各店舗Sに設置されるPOS情報記録装置Bの説明図である。なお、第二の実施の形態に係るPOS情報記録装置Bは、本願の請求項8〜11に記載したPOS情報記録装置に対応するものである。なお、第二の実施の形態に係るPOS情報記録装置Bにおいて、第一の実施の形態に係るPOS情報記録装置Aと同様の構成部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0045】
POS情報記録装置Bは、コンピュータ2と、コンピュータ2に接続されたPOS情報リーダとしてのバーコードリーダ18と、コンピュータ2に接続されたPOS情報ライタ20と、コンピュータ2に接続されたレジ6とから成る。
【0046】
バーコードリーダ18の一端部には、商品WのバーコードWaに向けられた際に、そのバーコードWaを読み取るための、図示しない発光部と受光部とが設けられている。受光部は、発光部から発せられてバーコードWaに反射した反射光を受光して、バーコードWaをスキャンする機能を持つ。バーコードリーダ18は、受光部でスキャンしたバーコードWaのパターン情報をコンピュータ2に送ることができる。
【0047】
POS情報ライタ20は、平板状の商品Wに、商品Wの周縁部を覆うように取り付けられる、枠状のアタッチメント部材としての盗難防止用ケースRを載置可能な、アタッチメント部材載置部としての凹部22aが形成されたアタッチメント部材載置台22と、アタッチメント部材載置台22の凹部22aに載置された盗難防止用ケースRに取り付けられた無線タグRaにデータを書き込み可能な無線タグライタ14と、盗難防止用ケースRが凹部22aに載置されたことを検出するアタッチメント部材検出手段としてのアタッチメント部材センサ24と、凹部22a内に載置された盗難防止用ケースRに、商品Wが取り付けられているか否かを検出する商品検出手段としての、商品センサ26とを備える。
【0048】
無線タグライタ14は、凹部22a内の盗難防止用ケースRに取り付けられた無線タグRaに対して電波を発信して、無線タグRaにコンピュータ2から送信された任意のデータを書き込むことができる。
【0049】
アタッチメント部材センサ24は、アタッチメント部材載置台22の凹部22aの底面に設けられ、ユーザーによって凹部22a内に盗難防止用ケースRが載置された際に、盗難防止用ケースRの重みで押下される押下スイッチである。
【0050】
商品センサ26は、アタッチメント部材載置台22の凹部22aの底面に、前記枠状の盗難防止用ケースRの枠内に進入するように設けられる。商品センサ26は、ユーザーによって凹部22a内に、商品Wが取り付けられていない盗難防止用ケースRが載置された際には、盗難防止用ケースRの枠内に進入して押下されず、一方、商品Wが取り付けられた盗難防止用ケースRが載置された際には、商品Wの重みで押下されるよう設けられた押下スイッチである。
【0051】
コンピュータ2は、バーコードリーダ18によって読み取られた商品WのバーコードWaのパターン情報を解析して、そのパターン情報から、商品Wに記載されたバーコードWaを認識し、バーコードWaが表現しているPOS情報を解析するPOS情報認識手段2afと、POS情報認識手段2afによって認識したPOS情報またはそのPOS情報に関連付けられた情報を、無線タグライタ14を制御して、前記盗難防止用ケースRの無線タグRaに、自動的に書き込む無線タグ書き込み手段2agとを備える。
なお、POS情報送信手段2acと、POS情報照合手段2adと、会計情報表示手段2aeとは、第一の実施の形態と同様の機能を持つ。
POS情報認識手段2af、無線タグ書き込み手段2agは、コンピュータ2にインストールされたソフトウェアが制御手段2a上で実行されることで、起動されるよう構成されている。
なお、本第二の実施の形態においても、後述するPOS情報記憶手段50は、POSシステムサーバH上に構築しているが、各店舗Sのコンピュータ2上に設けても良い。
【0052】
前記無線タグ書き込み手段2agは、アタッチメント部材載置台22の凹部22aに盗難防止用ケースRが載置されて、アタッチメント部材センサ24が押下され、なおかつ、その盗難防止用ケースRに商品Wが取り付けられておらず、商品センサ26が押下されていないときのみ起動可能に設けられ、そのときのみ無線タグライタ14を介して無線タグRaにPOS情報等を書き込み可能に構成される。
【0053】
以下、POS情報記録装置Bの動作につき、図6に示す作業のフローおよび図7に示す処理フローに沿って説明する。
【0054】
まず、店舗Sに商品Wが入荷された際に、店員等の作業者による手作業により、アタッチメント部材載置台22の凹部22a内に、盗難防止用ケースRを載置する(図6 ステップ1)。
すると、アタッチメント部材センサ24が盗難防止用ケースRの重みによって押下される。アタッチメント部材センサ24が押下されると、それをトリガに、POS情報認識手段2afは、バーコードリーダ18によるバーコードの読み取りが可能な状態となる。
【0055】
続いて、作業者によって、商品WのバーコードWaにバーコードリーダ18を近づけて、バーコードWaを読み取る(ステップ2)。
【0056】
すると、コンピュータ2はPOS情報認識手段2afを起動させ、POS情報認識手段2afは、バーコードリーダ18によって読み取られた商品WのバーコードWaのパターン情報を解析して、そのパターン情報から、商品Wに記載されたバーコードWaを認識し、バーコードWaが表現しているPOS情報を解析する(図7 ステップA)。POS情報認識手段2afがPOS情報を解析すると、POS情報認識手段2afは、自動的に、無線タグ書き込み手段2agを起動させる。無線タグ書き込み手段2agは、そのPOS情報またはそのPOS情報に関連付けられた情報を、無線タグライタ14を介して、前記盗難防止用ケースRの無線タグRaに書き込む(ステップC)。なお、この際、無線タグ書き込み手段2agは、アタッチメント部材センサ24によって、アタッチメント部材載置台22に盗難防止用ケースRが載置されていると検出され、なおかつ、商品センサ26によって、その盗難防止用ケースRに商品Wが取り付けられていないと検出している間にのみ、前記POS情報または前記POS情報に関連付けられた情報を、前記無線タグRaに書き込ませる。ここで、アタッチメント部材載置台22に盗難防止用ケースRが載置されていなかったり、または、商品センサ26によって、その盗難防止用ケースRに商品Wが取り付けられていると検出されていたりする場合には、無線タグRaへの書き込みを行わない(ステップB)。さらに、コンピュータ2は、POS情報送信手段2acを起動させ、POS情報認識手段2aaによって認識したPOS情報またはそのPOS情報に関連付けられた情報を、ネットワークNを介して基地局IのPOSシステムサーバHに送信する。POSシステムサーバHは、送信されてきたPOS情報またはそのPOS情報に関連付けられた情報を、POS情報記憶手段50に記憶させる(ステップD)。POS情報の読み取り、無線タグRaへのPOS情報の書き込み、および、POS情報記憶手段50へ書き込みが終了すると、コンピュータ2のモニタ等の図示しない表示手段または商品載置台10に設けられた図示しない表示手段に、一連の記録処理が終了したことを示す表示がなされる(ステップE)。なお、ステップBで、盗難防止用ケースRがなかったり、商品Wが取り付けられていたりした場合には、センサの異常を通知する表示が、前記表示部になされる(ステップF)。
【0057】
続いて、作業者は、記録処理の終了を前記表示手段により確認し、作業者による手作業により、アタッチメント部材載置台22上の盗難防止用ケースRを、バーコードWaを読み込んだ商品Wに取り付ける(図6 ステップ3)。
【0058】
本第二の実施の形態に係るPOS情報記録装置Bによれば、商品Wに盗難防止用ケースRを取り付けない状態でバーコードWaを読み取るため、盗難防止用ケースRを商品Wに取り付けた際に盗難防止用ケースRによってバーコードWaが隠されてしまう場合でも、バーコードWaを読み取ってそのPOS情報を無線タグRaに書き込むことができる。
【0059】
また、作業者は、商品WのバーコードWaを読み込んだ直後に、その商品Wに、アタッチメント部材載置台22上の盗難防止用ケースRを取り付ければよいため、商品Wと盗難防止用ケースRとの対応付けを間違えることを抑えることができる。
また、アタッチメント部材載置台22上に盗難防止用ケースRがないときには、バーコードリーダ18によるバーコードWaの読み込みを行わず、また、アタッチメント部材載置台22上の盗難防止用ケースRに商品Wが誤って取り付けられているときには、バーコードリーダ18によるバーコードWaの読み込みを行わないため、作業者の作業の手順の間違いを抑えることができる。
【0060】
さらに、アタッチメント部材載置台22上に盗難防止用ケースRが載置されたのをトリガに、バーコードリーダ18によるバーコードWa読み取りが可能となるため、作業者によるバーコード読み取り開始操作が不要となり、作業者の作業負担を抑えることができる。
【0061】
なお、POS情報記録装置Bの、商品Wの会計の際の動作および作業者の作業は、POS情報記録装置Aと同様である。
【0062】
なお、無線タグライタ14で無線タグRaにPOS情報を書き込むかわりに、アタッチメント部材載置台22に無線タグリーダを設けて、無線タグリーダを用いて無線タグRaに記録されているIDコードを読み取ってコンピュータ2に取り込み、そのIDコードと、バーコードリーダ18で読み取ったバーコードWaのPOS情報とを関連付けて、コンピュータ2やPOSシステムサーバHのPOS情報記憶手段50に記憶させるよう構成してもよい(請求項10、11に該当)。これによっても、会計の際には、無線タグRaから読み取ったIDコードに基づいて商品のPOS情報を特定できるため、同様の効果を得ることができる。
【0063】
(第三の実施の形態)
盗難防止用ケースRを取り付けた際に商品WのバーコードWaが隠れてしまう場合に適応できる、第二の実施の形態のPOS情報記録装置Bを発展させた、第三の実施の形態POS情報記録装置Cにつき、図8を参照して説明する。
なお、第三の実施の形態に係るPOS情報記録装置Cにおいて、第一の実施の形態に係るPOS情報記録装置Aまたは第二の実施の形態に係るPOS情報記録装置Bと同様の構成部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
POS情報記録装置Cは、コンピュータ2と、コンピュータ2に接続されたPOS情報リーダとしてのバーコードリーダ18と、コンピュータ2に接続されたPOS情報リーダライタ28と、コンピュータ2に接続されたレジ6とから成る。
【0064】
POS情報リーダライタ28は、商品Wを載置可能な、商品載置部としての凹部30aとアタッチメント部材載置部としての凹部30bとが形成された商品載置台30と、商品載置部としての凹部30aに載置された商品Wに記載されたPOS情報としてのバーコードWaを自動的に読み取る、POS情報リーダとしてのスキャナ12と、商品Wが凹部30aに載置されたことを検出する商品検出手段(入力手段)としての商品センサ16と、凹部30bに載置された盗難防止用ケースRに取り付けられた無線タグRaにデータを書き込み可能な無線タグライタ14と、盗難防止用ケースRが凹部30bに載置されたことを検出するアタッチメント部材検出手段としてのアタッチメント部材センサ24と、凹部22a内に載置された盗難防止用ケースRに、商品Wが取り付けられているか否かを検出する商品検出手段としての、商品センサ26とを備える。
【0065】
前記スキャナ12は、商品載置台30の凹部30aに商品Wが載置されて商品センサ16が押下され、なおかつ凹部30bに盗難防止用ケースRが載置されてアタッチメント部材センサ24が押下されたのをトリガに(即ち、商品Wと盗難防止用ケースRとの両者が共に載置されたときに。なお、商品Wの載置と盗難防止用ケースRの載置との前後関係は問わない)自動的に起動され、凹部30a内の商品の一面の画像のスキャンを行う。
【0066】
また、コンピュータ2は、スキャナ12によって読み取られた商品Wの画像情報を解析して、その画像情報から、商品Wに記載されたバーコードWaを認識し、バーコードWaが表現しているPOS情報を解析するPOS情報認識手段2aaと、POS情報認識手段2aaによって認識したPOS情報またはそのPOS情報に関連付けられた情報を、無線タグライタ14を制御して、前記商品Wの無線タグRaに書き込む無線タグ書き込み手段2abと、POS情報送信手段2acと、POS情報照合手段2adと、会計情報表示手段2aeとを備える。
なお、本第三の実施の形態においては、後述するPOS情報記憶手段50は、POSシステムサーバH上に構築しているが、各店舗Sのコンピュータ2上に設けても良い。
【0067】
前記POS情報認識手段2aaおよび前記無線タグ書き込み手段2abは、商品載置台30の凹部30aに商品Wが載置されて、商品センサ16が押下され、前記スキャナ12が商品Wの画像をスキャンすると自動的に起動して実行されるよう構成される。
【0068】
以下、POS情報記録装置Cの動作につき、図9に示す作業のフローおよび図10に示す処理フローに沿って説明する。
【0069】
まず、商品載置台30の凹部30a内に商品Wを載置し、凹部30b内に盗難防止用ケースRを載置する(載置する順序は不同)(図9 ステップ1)。
【0070】
すると、商品センサ16が商品Wの重みによって押下され、アタッチメント部材センサ24が盗難防止用ケースRの重みによって押下される。両方のセンサが共に押下された時点で、それをトリガに、スキャナ12が自動的に駆動され、商品Wの一面の画像がスキャンされて、その画像情報がコンピュータ2に送信される(図10 ステップB)。
ただし、この際、商品センサ26が押下されている場合、即ち、アタッチメント部材載置部としての凹部30bに載置された盗難防止用ケースRに、商品Wが取り付けられている場合には、商品Wのスキャンは行わず、コンピュータ2の図示しない表示手段に、センサの異常を表示し、処理を終了する(ステップA,G)。
コンピュータ2は、画像情報が送信されてくると、POS情報認識手段2aaを自動的に起動させ、受信したその画像情報を解析して、商品Wに記載されたバーコード等のPOS情報を認識する(ステップC)。さらに、コンピュータ2は、無線タグ書き込み手段2abを起動させ、POS情報認識手段2aaによって認識したPOS情報またはそのPOS情報に関連付けられた情報を、無線タグライタ14を介して、前記商品Wの無線タグRaに書き込む(ステップD)。さらに、コンピュータ2は、POS情報送信手段2acを起動させ、POS情報認識手段2aaによって認識したPOS情報またはそのPOS情報に関連付けられた情報を、ネットワークNを介して基地局IのPOSシステムサーバHに送信する。POSシステムサーバHは、送信されてきたPOS情報またはそのPOS情報に関連付けられた情報を、POS情報記憶手段50に記憶させる(ステップE)。
POS情報の読み取り、無線タグRaへのPOS情報の書き込み、および、POSシステムサーバHへのPOS情報の送信が終了すると、コンピュータ2のモニタ等の図示しない表示手段または商品載置台30に設けられた図示しない表示手段に、一連の書き込み処理が終了したことを示す表示がなされる(ステップF)。
【0071】
続いて、作業者は、無線タグRaへの書き込み処理の終了を前記表示手段により確認し、商品載置台30の凹部30aから商品Wを、凹部30bから盗難防止用ケースRを、それぞれ取り出す(取り出す順序は不同)(図9 ステップ2)。
【0072】
続いて、取り出された商品Wに、取り出された盗難防止用ケースR,R・・を取り付ける(ステップ3)。
【0073】
この様に、本第三の実施の形態に係るPOS情報記録装置Cによれば、作業者は、商品Wおよび盗難防止用ケースRの商品載置台30への載置を行うだけで、POS情報を無線タグRaに書き込むことができると共に、POSシステムPのPOS情報記憶手段50に商品のPOS情報を記録することができ、作業者の作業負担を少なくすることができる。また、無線タグRaへの書き込みが完了した際に、組となる商品Wと盗難防止用ケースRとが、共に商品載置台30上にあるため、作業者は、商品載置台30上の商品Wと盗難防止用ケースRとを組み合わせて取り付けを行えばよく、作業者が商品と無線タグとの対応付けを間違えるのを抑えることができる。
【0074】
POS情報記録装置Cの、商品Wの会計の際の動作および作業者の作業は、POS情報記録装置Aと同様である。
【0075】
なお、無線タグライタ14で無線タグRaにPOS情報を書き込むかわりに、商品載置台30に無線タグリーダを設けて、無線タグリーダを用いて無線タグRaに記録されているIDコードを読み取ってコンピュータ2に取り込み、そのIDコードと、スキャナ12で読み取ったバーコードWaのPOS情報とを関連付けて、コンピュータ2やPOSシステムサーバHのPOS情報記憶手段50に記憶させるよう構成してもよい。これによっても、会計の際には、無線タグRaから読み取ったIDコードに基づいて商品のPOS情報を特定できるため、同様の効果を得ることができる。
【0076】
【発明の効果】
本発明に係るPOS情報記録装置によれば、商品のPOS情報と、商品に取り付けられた無線タグとの対応付けの間違いをなくすことができると共に、作業者の作業負担を抑えることができる。さらに、無線タグに情報を読み書きした後に、その無線タグが取り付けられた盗難防止用ケース等のアタッチメント部材を商品に取り付ける場合に、商品とアタッチメント部材との対応付けを間違える作業ミスを抑えることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るPOS情報記録装置を用いたPOSシステムの構成を示す説明図である。
【図2】 第一の実施の形態に係るPOS情報記録装置の構成を示す説明図である。
【図3】 第一の実施の形態に係るPOS情報記録装置を用いた、POS情報の記録の作業フローである。
【図4】 第一の実施の形態に係るPOS情報記録装置の処理フローである。
【図5】 第二の実施の形態に係るPOS情報記録装置の構成を示す説明図である。
【図6】 第二の実施の形態に係るPOS情報記録装置を用いた、POS情報の記録の作業フローである。
【図7】 第二の実施の形態に係るPOS情報記録装置の処理フローである。
【図8】 第三の実施の形態に係るPOS情報記録装置の構成を示す説明図である。
【図9】 第三の実施の形態に係るPOS情報記録装置を用いた、POS情報の記録の作業フローである。
【図10】 第三の実施の形態に係るPOS情報記録装置の処理フローである。
【図11】 従来のPOS情報記録装置の構成を示す説明図である。
【図12】 従来のPOS情報記録装置を用いた、POS情報の記録の作業フローである。
【符号の説明】
P POSシステム
I 基地局
S 店舗
A,B,C 情報記録装置
H POSシステムサーバ
N ネットワーク
W 商品
Wa バーコード(POS情報)
R 盗難防止用ケース(アタッチメント部材)
Ra 無線タグ
2 コンピュータ(制御部)
2a 制御手段
2aa,2af POS情報認識手段
2ab,2ag 無線タグ書き込み手段
2ac POS情報送信手段
2ad POS情報照合手段
2ae 会計情報表示手段
2d 通信手段
2e 通信ポート
4 POS情報リーダライタ
6 レジ
6a 無線タグリーダ
6b 表示手段
6c レシート印刷手段
10 商品載置台
10a 凹部(商品載置部)
12 スキャナ(POS情報リーダ)
12a レール
14 無線タグライタ
16 商品センサ(入力手段・商品検出手段)
18 バーコードリーダ(POS情報リーダ)
20 POS情報ライタ
22 アタッチメント部材載置台
22a 凹部(アタッチメント部材載置部)
24 アタッチメント部材センサ
26 商品センサ(商品検出手段)
28 POS情報リーダライタ
30 商品載置台
30a 凹部(商品載置部)
30b 凹部(アタッチメント部材載置部)
50 POS情報記憶手段

Claims (4)

  1. 商品に記載されたUPCコードやJANコードのPOS情報を読み取るPOS情報リーダと、
    無線タグが取り付けられかつ前記商品に取り付け可能なアタッチメント部材である盗難防止用ケースを、載置可能なアタッチメント部材載置部と、
    該アタッチメント部材載置部に前記アタッチメント部材が載置されているか否かを検出するアタッチメント部材検出手段と、
    前記アタッチメント部材載置部に載置された前記アタッチメント部材に取り付けられた前記無線タグに、情報を書き込む無線タグライタと、
    前記アタッチメント部材検出手段によって、前記アタッチメント部材載置部に前記アタッチメント部材が載置されていると検出している間にのみ、前記POS情報リーダにより読み取られた前記POS情報、または該POS情報に関連付けられた情報を、前記無線タグライタによって、該アタッチメント部材に取り付けられた前記無線タグに書き込ませる処理を行う制御部とを備えることを特徴とするPOS情報記録装置。
  2. 前記アタッチメント部材載置部に載置された前記アタッチメント部材に、前記商品が取り付けられているか否かを検出する商品検出手段を備え、
    前記制御部は、前記アタッチメント部材検出手段によって、前記アタッチメント部材載置部に前記アタッチメント部材が載置されていると検出し、なおかつ、前記商品検出手段によって、該アタッチメント部材に前記商品が取り付けられていないと検出している間にのみ、前記POS情報リーダにより読み取られた前記POS情報、または該POS情報に関連付けられた情報を、前記無線タグライタによって、該アタッチメント部材に取り付けられた前記無線タグに書き込ませる処理を行うことを特徴とする請求項1記載のPOS情報記録装置。
  3. 商品に記載されたUPCコードやJANコードのPOS情報を読み取るPOS情報リーダと、
    無線タグが取り付けられかつ前記商品に取り付け可能なアタッチメント部材である盗難防止用ケースを、載置可能なアタッチメント部材載置部と、
    該アタッチメント部材載置部に前記アタッチメント部材が載置されているか否かを検出するアタッチメント部材検出手段と、
    前記アタッチメント部材載置部に載置された前記アタッチメント部材に取り付けられた前記無線タグに記録されたIDコードを読み取る無線タグリーダと、
    前記POS情報と前記IDコードとを関連付けて記憶可能なPOS情報記憶手段と、
    前記アタッチメント部材検出手段によって、前記アタッチメント部材載置部に前記アタッチメント部材が載置されていると検出されている間にのみ、前記POS情報リーダにより読み取られた前記POS情報を、前記無線タグリーダにより読み取られた前記IDコードと関連付けて前記POS情報記憶手段に記憶させる処理を行う制御部とを備えることを特徴とするPOS情報記録装置。
  4. 前記アタッチメント部材載置部に載置された前記アタッチメント部材に、前記商品が取り付けられているか否かを検出する商品検出手段を備え、
    前記制御部は、前記アタッチメント部材検出手段によって、前記アタッチメント部材載置部に前記アタッチメント部材が載置されていると検出し、なおかつ、前記商品検出手段によって、該アタッチメント部材に前記商品が取り付けられていないと検出している間にのみ、前記POS情報リーダにより読み取られた前記POS情報を、前記無線タグリーダにより読み取られた前記IDコードと関連付けて前記POS情報記憶手段に記憶させる処理を行うことを特徴とする請求項3記載のPOS情報記録装置。
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