JP4199526B2 - Concrete, method for growing plants using the same, plant grown by the methods, method for modifying soil using the same, and composition for soil using the same - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、木酢液及び／又は竹酢液の存在下で、加温、加圧して活性化された物質に接触させて、活性化された水を用いて製造されたコンクリートに関する。また、本発明は、当該コンクリートを用いて植物を育成する方法、及び当該方法で育成された植物、又はその穀物に関する。さらに本発明は、前記コンクリートを土壌に適用して、土壌を改質する方法、及び当該コンクリート、及び土からなる土壌用組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、世界の人口が急激に増加し、食糧の生産が追いつけず、多くの飢餓者が世界の中にあふれてきている。食糧の増産が緊急の課題とされ、砂漠の耕地化や森林の耕地化などが行われている。しかし、技術的な問題や地球資源や地球環境の問題があり、地球上の耕地面積の増加には限界があり、食糧の増産は遅々として進んでいない。
食糧の増産のもうひとつの方法として、現在の耕地における増産計画が挙げられているが、化学肥料や除草剤などの大量使用は土地を荒らすことになり、長期的には必ずしも食糧の増産につながらないこともしばしば起こっている。
【０００３】
また、２０世紀は西洋文明の歴史であり、物質科学と市場経済の歴史でもあった。その結果として、自然のリズムは徐々に狂い始め、大気汚染や河川・海洋の汚染、更には酸性雨による土壌の酸性化、地球温暖化等の自然破壊が随所に表面化してきた。また、一方では、農作物への化学肥料・農薬の無計画な使用により土壌の無機化と化学物質の残留が進み、年々農作物への栄養供給能力が低下していることは、承知の通りである。更に、土壌中に残留する硝酸や農薬などに含まれる有害物質が農作物に残留し、意に反して人の体内に取り込まれた硝酸は、活性酸素を発生させる要因となり、農薬による残留有害物質は、肝臓や腎臓等に少なからず機能障害を引き起こしていると考えられている。
このように、従来「科学的」と言われていた方法の多くは、この１００年あるいは２００年の間に人間が知り得た知識に基づくものであり、その多くは地球環境の破壊を伴うものであることがわかってきた。
【０００４】
本発明者は、ガソリンなどの燃料の低公害化についての発明をしてきた（特許文献１及び２参照。）。これはガソリンなどの燃料油を磁場中に通し、次いで超音波で処理し、トルマリン石などの特定の無機物質の存在下で電場に通すことからなる燃料油の処理方法及びその装置に関するものである。詳細な理由は必ずしも明確ではないが、このような処理を行うことにより排気ガス中のＣＯ２、ＮＯＸ及びＳＯＸの量が減少し、また同時に炭化水素微粒子の排出量も減少し、公害の少ない燃料油を得ることができることを明らかにしてきた。
また、畑中らは、セラミックス、金属片、強磁性鉱物などの無機物質に加圧水を通し、次いで曝気して、水を活性化鉱水にする方法を開示している（特許文献３参照。）。水をこのように処理することにより、無機物質中の無機質が溶存し、曝気により溶存酸素量も増加し、大腸菌などの微生物の繁殖が抑制された水を得ることができると開示されている。
これらの方法における詳細な機構は現在のところ必ずしも明確にはなっていないが、このような処理により驚くべき効果があったことことが明らかにされている。
【０００５】
【特許文献１】
ＷＯ ９８／４２８０７号
【特許文献２】
米国特許明細書第５９８０７００号
【特許文献３】
特開平３−１０６４９４号
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、現在の農法を大幅に変更せずに、簡便な方法により酸性化した土壌を還元し、生物の本来の機能を十分に発揮させることが可能な環境を創設することにより農作物の収穫を高める方法、そのための材料を提供する。
即ち、本発明では、新規触媒（プラウ触媒）が持つ機能により、環境をより自然に近い状態に戻すことにより、生体が本来持っている力を引き出し、それ自身の育成を高める。結果的に、環境破壊に歯止めがかかり、またより自然に近い状態のもとで農作物の収穫も高められる方法及び装置を提供する。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本願は、本願と同日付で特許出願されたプラウ触媒の応用に関する。
本発明では、これまでの経済優先方針から、生命優先の考えに立ち戻り、新規な活性化された物質（「プラウ触媒」）を活用して、現農法を大幅に変更せず、酸性化した土壌をもとの自然の土壌に還元する方法を提供する。また、その土壌のもとで育成する生物は、プラウ触媒からの触媒作用により、生物に本来備わっている機能が発揮され、農業等において優れた効果を奏するものであることが見出された。
本発明者は、後述する方法により物質を活性化することを見出し、このようにして活性化された物質（このようにして活性化された物質を、プラウ触媒と称する。）を用いて、水を活性化し、当該活性化された水を用いてコンクリートを製造したところ、当該コンクリートが極めて好ましい活性を有していることを見出した。そして、これを用いることにより生物に本来備わっている機能が発揮され、農業等の分野において利用すれば、農作物の収穫量や質を大幅に改善することができることを見出した。
【０００８】
即ち、本発明は、木酢液及び／又は竹酢液の存在下で、加温、加圧して活性化された物質に接触させて、活性化された水を用いて製造されたコンクリート、好ましくはさらに好気性微生物入りパーライト固化強剤を含有してなるコンクリートに関する。
また、本発明は、当該コンクリートを用いて植物を育成する方法、及び当該方法で育成された植物、又はその穀物に関する。
さらに本発明は、前記コンクリートを土壌に適用して、土壌を改質する方法、及び当該コンクリート、及び土からなる土壌用組成物に関する。
請求項１に記載のコンクリートは、木酢液及び／又は竹酢液の存在下で、加温、加圧して活性化された物質に接触させて、活性化された水を用いて製造され板状又は粒状に成形された構成を有している。
請求項２に記載の発明は、請求項１に記載のコンクリートであって、好気性微生物入りパーライト固化強剤を含有する構成を有している。
請求項３に記載の植物を育成する方法は、請求項１又は２に記載のコンクリートを用いた構成を有している。
請求項４に記載の発明は、請求項３に記載の植物を育成する方法であって、植物が、穀類植物である構成を有している。
請求項５に記載の発明は、請求項３又は４に記載の植物を育成する方法であって、植物が、稲である構成を有している。
請求項６に記載の植物は、請求項３〜５のいずれかの植物を育成する方法で育成された構成を有している。
請求項７に記載の土壌を改質する方法は、請求項１又は２に記載のコンクリートを土壌に適用した構成を有している。
請求項８に記載の土壌用組成物は、請求項１又は２に記載のコンクリート、及び土からなる構成を有している。
【０００９】
本発明のコンクリートは、プラウ触媒の活性化作用を利用したものであり、現農法を大幅に変更せずに酸性化した土壌を還元し、生物の本来の機能を発揮させることにより収穫等を高めたものである。また、本発明のコンクリートは、板状（以下、板状のものをエコボードと呼ぶ。）、又は粒状（以下、粒状のものをエコ粒と呼ぶ。）に成形され、その触媒機能により、酸性化した土壌を還元する。また、エコボードやエコ粒に土壌菌のうち好気性の菌を含侵させ、触媒機能と連動させることにより、土壌に含まれる有害物質を水と二酸化炭素に転換し無害化する。
【００１０】
本発明者は燃料油を低公害化する方法について検討してきたが（特許文献１及び２参照。）、さらにそれを広く応用することができる方法を検討してきた。その結果、燃料油に限らず物質に特定の処理をすることにより当該物質が活性化し、生体をはじめ他の多くの物質に大きな影響を与えることを見出した。本発明は、このような物質の活性化作用を利用した物質、及びその応用方法を提供する。
【００１１】
本発明では、木酢液及び／又は竹酢液の存在下で、物質を特定の温度と圧力で加温、加圧して物質を活性化させる方法を提供する。以下、本発明ではこのようにして活性化された物質のことを「プラウ触媒」と称する。
本発明の方法により活性化される物質としては、セラミックス、ガラス、天然石などのシリカ等を主成分とする物質、二酸化ケイ素などの無機物質類：アルミニューム、チタン、ステンレス、鉄等の金属類：金、銀等の貴金属類：樹脂等の有機化学製品などが挙げられる。
【００１２】
本発明の方法により処理された物質、即ちプラウ触媒により、これまで破壊された自然環境の回復を図るべく、土壌や河川に自助活性能をもたせることが期待できる。応用例としては、新規プラウ触媒を活用して酸性化した土壌をもとの自然の土壌に還元する方法等が提案される。
本発明の方法により物質がどのように活性化されるのかということについては必ずしも明確ではないが、本発明者が動植物の基本構成元素のひとつである水素の機能にヒントを得て開発したものである。本発明のプラウ触媒は、分子中の水素原子の分子内での運動や分子間の会合状態を、本発明の方法により人工的に特殊化できたものと考えられる。このように本発明の方法により分子内での水素原子などの元素の運動や状態を特殊化させたものが本発明の「プラウ触媒」であると考えられる。そして、このプラウ触媒に接触した物質は、プラウ触媒からその分子の運動や状態についての情報が伝えられ、その物質が持つ水素原子などの元素の分子運動が正常に反応し始めることになると考えられる。
【００１３】
水は、この世に存在する物質の中で最も多い物質であり、かつ生命体においても最も多く含まれる物質である。そして、水は、酸素原子と２個の水素原子からなるものであり、通常は水素結合により多数の水分子が会合した状態で存在している。水の水素原子が正常かつ活発な分子運動を起こすことによって、水を含む物質が本来持っている機能、特性が引き出されることになる。しかし、現代は様々な化学物質などにより、その基本的な構造がゆがんできており、本発明のプラウ触媒は、そのゆがんだ構造を、もともとの自然のリズムに戻してやる役割を果たしていると考えられる。
また、植物の光合成や動物の免疫機能を持つ細胞に大きく影響しているのが遺伝子やたんぱく質である。そして、その遺伝子やたんぱく質の構造を維持しているのが水素原子であり、多数の水素結合による３次元的な構造が維持されている。本発明のプラウ触媒による、分子内での水素原子などの運動や状態などの正常化作用は、当然、この機能を最大限に引き出し、生命維持に必要なものは増やし、不必要なものからは防御する力を、自ら保有する自然の能力として発揮するようになる。
これまで、鉱物に水を接触させるなどして作った水や、バイオの力で生物の機能回復や拡大を図った発見はありますが、水素の分子運動に着目したものは、このプラウ触媒が初めてである。
【００１４】
次に、本発明のプラウ触媒の効果を実験により示す。
本発明のプラウ触媒を用いて製造された本発明のプラウ活性水を用いてコンクリート塊を製造した。製造されたコンクリート塊は、Ｂ４の大きさで厚さ１２〜１３ｃｍとした。このコンクリート塊（以下、このコンクリート塊をエコボードと呼ぶ。）を用いて、全国３３カ所の田んぼで稲の生育についての比較試験を行った。約３００坪の田んぼ当たり６枚のエコボードを等間隔に配置した。比較のために一方の田んぼにはエコボードを用いなかった。
この結果を次の表１に示す。
【００１５】
【表１】
農薬散布が大幅に減少したのは、稲自体の生命力が強くなり、害虫などに対する生命力が強くなったためと考えられる。また、プラウ触媒を用いた田んぼで育った稲は通常のものより根が２倍大きく茎も太く丈夫であった。さらに、米の小米が通常の米に比べ半分に減少していた。このように、本発明のプラウ触媒を使用することにより、収穫量が増加するだけでなく、稲自体の生育が健全になり、自然により近い状態での育成が可能となる。
更に、一部の田んぼでは、オタマジャクシの他にみみずやトンボの増加も観察された。また、プラウ触媒を用いた田んぼの土は、さらさら地質から粘り地質に変化し、これはプラウ触媒が土壌の改善にも寄与したことを示している。
この実験において収穫された米の成分を測定した結果、プラウ触媒を用いた田んぼから収穫された米は、たんぱく質成分（うまみ成分）の含有量が平均約８〜８．５％であった。通常の米のたんぱく質成分の含有量は平均約５〜５．５％であったことから、本発明のプラウ触媒を用いた田んぼから収穫された米は通常の米に比べて約６０％もタンパク質成分が増加していることがわかった。一般に米のたんぱく質の含有量が多すぎると冷めたときにご飯が硬くなると言われているが、この場合、冷めても味に格別の変化は見られず、プラウ触媒を用いた田んぼから収穫された米は冷めてもおいしく食べられるのが特徴である。
【００１７】
次に、ガラスビーズ状の本発明のプラウ触媒を用いて金属の錆びについての実験を行った。
透明なプラスチックの器を二つ用意し、一方にはプラウ触媒の機能を持つガラスビーズと水道水及び安全ピンを入れ、他方には水道水と安全ピンだけを入れ、共に密閉して静置した。ガラスビーズ状の本発明のプラウ触媒を入れない器の安全ピンは水道水中ですぐに錆び始めたが、ガラスビーズ状の本発明のプラウ触媒を入れた前者の器の安全ピンは６ヶ月を経過しても錆びなかった。現在もこの実験を継続しているが、未だ錆びはじめていない。
これは、本発明のプラウ触媒の働きにより水が活性化され、金属製のピンが錆びにくくなったためと考えられる。
【００１８】
次に、プラウ触媒を用いた魚の生育状況について実験を行った。
本発明のプラウ触媒を用いて製造された本発明のプラウ活性水を用いてコンクリート塊を製造した。製造されたコンクリート塊は、直径約１．５〜２ｃｍの粒状（エコ粒）とした。このコンクリート塊を、魚や水草が生育している約１５０Ｌの水槽に４０個入れた。
現在のところ、このコンクリート塊を水槽に入れてから約４年以上が経過しているが、水槽の水は実験開始から変えなくても、腐っていない。現在さらに実験を継続中である。魚や水草も、元気に成長を続けている。さらに、水槽の底にたまった魚の糞も塊となって残るものの、腐食していない。
通常、水槽にコンクリートを上記のように入れると、コンクリートのアルカリ性が強いため、生物は死滅するが、プラウ触媒の作用により、有毒なものは排除され、自然界に存在する動植物の生命維持、育成に必要なエネルギーが生命に伝達された結果、腐敗することなく生育できたものと考えられる。
【００１９】
また、本発明のプラウ触媒を含有するコンクリートの塊の上に水道水を入れたガラスコップを置き、生花をいけた。ただ単に水道水入りのガラスコップにいけた同じ生花より、前者の方が開花が大幅に早かった。これも、本発明のプラウ触媒の持つエネルギーが、コップのガラスを通過し、中の水道水に伝達されて開花が促進された結果と考えられる。
同様に、観葉植物や植木などの生育も、本発明のプラウ触媒を用いることにより活発化された。
さらに、本発明のプラウ触媒と接触させた水を用いることにより、お茶やコーヒー、お酒や水割りの味がまろやかになった。お茶などは、出がらしでもよく色も味もでた。また、いりこなどのだしがよくとれる一方、臭みを感じなくなった。
本発明のプラウ触媒と接触させた牛乳は、賞味期限が通常よりも延びるだけでなく、その後も腐食するのではなく、放置しておくと次第に分離（水、たんぱく質、脂肪分）し、ヨーグルト状態になった。これを、ヨーグルトとして食べることができた。
【００２０】
以上のように、本発明のプラウ触媒は、種々の作用効果を奏し、生物の生育、金属の保存、味覚の改善、食品の保存などの各用途において極めて優れた作用効果を奏するものである。
さらに、本発明のプラウ触媒は、前記した作用効果の他に、有害な電磁波から生体を保護する作用、マイナスイオンの増加作用、空気の清浄化作用なども有ると考えられる。
【００２１】
次に、本発明のプラウ触媒の製造方法について説明する。
本発明のプラウ触媒は、セラミックス、ガラス、天然石などのシリカ等を主成分とする物質、二酸化ケイ素などの無機物質：アルミニューム、チタン、ステンレス、鉄等の金属類：金、銀等の貴金属類：樹脂等の有機化学製品などの物質を、木酢液及び／又は竹酢液の存在下で、物質を特定の温度と圧力で加温、加圧することにより製造することができる。
本発明のプラウ触媒の製造に使用される木酢液は、木材を乾留して得られる黒褐色で刺激臭のある液体であり、エステル類、ラクトン類などの多数の成分を含有している液体である。本発明の方法において使用される木酢液としては、木材からのものであればよいが、広葉樹や針葉樹等からの木酢液が好ましい。また本発明の方法で使用される竹酢液としては、竹を乾留して得られる液体であり、前記した木酢液と同様に使用することができる。
これらの木酢液及び／又は竹酢液は、水で希釈して使用するのが好ましく、通常は０．０００１％〜１％程度の濃度、好ましくは０．００２％〜０．２％の濃度、より好ましくは０．００２％〜０．０２％の濃度で使用される。
また、木酢液及び／又は竹酢液の使用量は特に制限はないが、活性化される物質が十分に浸る量、好ましくは１．２〜５倍量、１．５〜３倍量使用される。
本発明のプラウ触媒を製造するための温度としては、室温付近の温度が好ましく、通常は約１０〜８０℃、好ましくは２０〜５０℃程度である。
本発明のプラウ触媒を製造するための圧力としては、ゲージ圧で５〜５０気圧、好ましくは５〜１０気圧程度である。加圧するために使用される気体としては、窒素ガスなどの不活性ガスを使用することができるが、空気や炭酸ガスなどを使用することもできる。
本発明のプラウ触媒を製造する際に、木酢液及び／又は竹酢液を加温、加圧することにより、製造装置内において木酢液及び／又は竹酢液の固有の電磁波が発生しているとも考えられる。木酢液及び／又は竹酢液が有する固有の電磁波の吸収帯がどのあたりかという詳細な検討はなされていないが、本発明の方法による処理により、物質が電磁的な影響を受け、物質内の水素原子、特に水素結合などに関与している水素原子が特有な影響を受け、活性化されたのではないかと考えられる。このように、本発明は、物質の活性化に当たり、木酢液及び／又は竹酢液を使用することを第一の特徴とし、さらにこれを加温及び／又は加圧することを第二の特徴とするものである。
また、本発明は、このようにして活性化された物質を原材料として、これを加工して活性化された物質を製造する方法、及びその方法により製造された物質を提供するものである。例えば、前記した本発明の方法によりガラスの原料である二酸化ケイ素を活性化し、このようにして得られた活性化された二酸化ケイ素を用いてガラスを製造することができる。このようにして製造されたガラスは本発明の活性化された物質として作用を有している。
【００２２】
本発明のプラウ触媒を製造するための装置としては、加圧できる容器であれば特に制限はない。装置としては図１および図２に示す装置を例示することができる。図１は製造装置を上から見た図であり、図２はその断面図である。
製造装置１は、略円筒状の形状であり、その上部には、蓋２があり、蓋２には蓋ロックハンドル３が取り付けられており、蓋２はオーリングシール４でシールされて加圧可能になっている。装置１の上部には加圧空気供給口５、リリーフバルブ９、及び液体取り出し口６が設けられている。装置１の内部にはサクションパイプ７が導入されている。装置１はプロテクター８により補強されている。
製造装置１の中に０．００２％〜０．０２％の濃度の木酢液及び／又は竹酢液を入れ、活性化される物質として、例えばガラスの原料である二酸化ケイ素を添加して、オーリングシール４と共に蓋２を締める。蓋ロックハンドル３でロックした後、加圧空気供給口５から加圧空気を注入して、８気圧で３０℃に保つ。この状態で約４８時間維持することにより二酸化ケイ素が活性されプラウ触媒機能をもったガラスの原料となる。
活性化された二酸化ケイ素をガラスビーズの生産量の５％を添加することにより、製造されたガラスビーズ全量がプラウ触媒となる。
一般にこのような活性化された物質を用いて、これを原材料として次の物質を製造する場合には、原材料として０．０１重量％以上、好ましくは０．０１重量％〜８０重量％、０．１％以上、１〜８０重量％、より好ましくは１〜５０重量％、１〜２０重量％、１〜１０重量％程度が選択される。
【００２３】
さらに、本発明の方法で製造されたプラウ触媒を使用してプラウ活性水を製造することができる。プラウ活性水は、本発明のプラウ触媒に水を接触させて製造することができる。例えば、水槽などの容器に水を入れ、その中に本発明のプラウ触媒を入れておくことにより製造することができる。好ましい製造方法としては、本発明のプラウ触媒を充填した容器に水を循環させて、全ての水が十分にプラウ触媒と接触できるように、循環ポンプなどを使用して水を循環する方法が挙げられる。
本発明のプラウ触媒と水との接触時間には特に制限はないが、活性化が十分に移行できる時間接触させておくのが好ましい。
【００２４】
さらに、このようにして製造されたプラウ活性水を用いて、当該水分子を介して他の物質にも触媒作用を持たせることが出来る。
本発明は、このようにして製造されたプラウ活性水を用いて製造されたコンクリートを提供する。
本発明のコンクリートは、通常のコンクリートと同様にして製造することができるが、その際に通常の水を使用するのではなく、前記してきたプラウ活性水を使用することを特徴とするものである。本発明の好ましいコンクリートとしては、土壌菌、好ましくは好気性の菌を含侵させたコンクリートが挙げられる。
本発明のコンクリートは、例えば、前記した方法により製造されたプラウ活性水、砂利、砂、セメント、及び好気性微生物入りパーライト固化強剤を、通常のコンクリートの製造方法に従ってコンクリートを製造することができる。このようにして製造されたコンクリートは板状や粒状に成形することができる。例えば、板状の場合には、大きさには特に制限はないが、例えばＢ５〜Ｂ４程度の大きさで、厚さ約２〜２０ｃｍ、好ましくは５〜１５ｃｍ程度の板状とすることができる。また粒状の場合にも、粒径に特に制限はないが、通常は１〜１０ｃｍ、好ましくは１〜５ｃｍ、１．５〜３ｃｍ程度の粒状とすることができる。
このように成形されたコンクリートが板状の場合には、板状物の大きさによるが通常は、田んぼ１反当たり約４〜１０枚、５〜８枚程度を等間隔に配置して、コンクリートの上面が田んぼの水面から出ないように埋め込んで使用される。また、粒状の場合には、１反当たり約５〜３０ｋｇ、１０〜２０ｋｇ、通常は約１５ｋｇ程度を土に浅く埋め込んで使用される。
【００２５】
本発明は、前記した本発明のコンクリートを用いて植物を育成する方法、及び当該方法で育成された植物、又はその穀物を提供するものである。本発明の植物としては特に制限はないが、例えば、穀物植物、野菜、鑑賞用植物、薬用植物などの各種の植物が挙げられる。本発明のコンクリートは前記したプラウ触媒の活性を保持しており、酸性化した土壌を還元化させ、その触媒作用によって植物の育成を高めるものである。したがって、余分な化学肥料や農薬を使用することなく、良質の穀物を多量に生産することができ、また、繊維質の丈夫な野菜を生産でき、さらに長持ちする観賞用植物とすることもできる。
また本発明は、前記コンクリートを土壌に適用して、土壌を改質する方法、及び当該コンクリート、及び土からなる土壌用組成物を提供する。本発明のプラウ活性を有するコンクリートは、酸性化した土壌を還元化させ、その触媒作用によって植物の育成を高めるものであり、本発明のコンクリートにより土壌の改質をすることができる。また、本発明のコンクリートを土と混合することにより、土壌改質のための土壌用組成物とすることもできる。
【００２６】
本発明のプラウ触媒の効果は、前記してきたように、極めて優れたものである。その作用機構の詳細は必ずしも明確ではないが、生体の水分やタンパク質や遺伝子に何らかの作用をしているものと考えられる。植物の光合成や、動物の免疫機能をもつ細胞に大きな影響を及ぼしているのがたんぱく質であり、そのたんぱく質の構成成分となっているのが、炭素、水素、酸素、窒素などである。この中でも水素原子は最も小さく、プラウ触媒の作用を受けやすく、その微弱エネルギーによって活性化された水素の分子運動は、物質の持っている本来の機能を最大限に発揮し、生命維持に必要な働きは高め、不要な外界からの作用には抵抗する働きを、自らの自然の能力として保持するようになる。このような力を与えるのが本発明のプラウ触媒であると考えられる。
【００２７】
本発明のプラウ触媒、当該プラウ触媒により活性化されたプラウ活性水、さらに当該プラウ活性水により活性化された物質の応用範囲は極めて多岐にわたっており、動物や植物の育成や保存、食品や日常品などの保存や味覚改善、金属類や工業製品類の安定化や補強化など、各種の産業分野に応用することができる。
例えば、乳製品への適用については、現在、牛乳を殺菌するなどの過程で使われている装置の一部を、プラウ触媒で加工した素材のものに変えることによって乳製品の活性化が可能となる。牛乳が通過するパイプや鉄板などをプラウ加工すると、そこで牛乳がプラウ触媒に接触することで、牛乳の体質が変化することになり、こうした牛乳を一部作り、今までどおりの牛乳に混ぜることでも、全体の賞味期限を延ばすことができる。プラウ触媒に接触させた牛乳の割合をどの程度混ぜるかで、賞味期限の延長日数や分離の時期が変わってくるものと考えられる。
【００２８】
【実施例】
以下、実施例により本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではない。
【００２９】
参考例１ ガラス製品からなるプラウ触媒の製造
図１及び図２に示した装置１を用いて、ガラスの原料である二酸化ケイ素をプラウ触媒に活性化した。
水道水１０Ｌに対し、木酢液、竹酢液の混合液の濃度が０．０５％となるように調製した溶液を装置１に入れ、その中にガラスの原料である二酸化ケイ素を１０ｋｇ入れて蓋２を締めて、加圧空気を導入して８気圧とした。
３０℃で４８時間、この状態で維持した後、装置１から活性化された二酸化ケイ素を取り出した。
【００３０】
参考例２ ガラスビー玉、ガラスビーズからなるプラウ触媒の製造
ガラスビー玉、ガラスビーズ製造時に、参考例１で活性化された二酸化ケイ素をガラスビーズを製造する量の５％となるように調製し、ガラスビー玉、ガラスビーズからなるプラウ触媒を製造した。
【００３１】
参考例３ プラウ活性水の製造
容積６００ｍｌの容器に参考例２で製造したガラスビー玉及びガラスビーズからなるプラウ触媒を、それぞれ４００ｇを充填し、５５０Ｌの水槽に貯蔵した水道水５００Ｌを流速２０Ｌ／分で、４８時間循環させてプラウ活性水５００Ｌを製造した。
【００３２】
実施例１ プラウ活性コンクリート塊の製造
セメント２５重量％、砂３５重量％、好気性微生物入りパーライト固化強剤３０重量％をよく混合し、その中に実施例３で製造したプラウ活性水１０重量％を入れて十分に撹拌した。
これを成形用の枠に流し込んでＢ４の大きさで厚さが約１２〜１３ｃｍのコンクリートボード（エコボード）を製造した。
また、前記で得られたコンクリートを成形用の枠に流し込んで、直径約１．５〜２ｃｍの粒状に成形した（エコ粒）。
【００３３】
実施例２ エコボードを用いた稲の育成試験
実施例１で製造したエコボードを用いて、以下の要領で稲の生育試験を行った。
実施例１で製造したエコボードを、田植え直後１０日から１５日経過した田んぼ１反（約３００坪）当たり６枚をほぼ等間隔に配置した。各エコボードはエコボードの上面は田んぼの水面の上に出ないように少し土に埋め込んだ。比較のために、エコボードによる前記処置を行わない田んぼで同様に稲を生育させた。
この試験は、田植えから収穫までの期間で行われ、実験場所は、山口県、広島県、長野県、北海道、静岡県、福岡県、千葉県、愛知県、佐賀県などの農家、計３３ヶ所で行った。
結果を前記した表１に示す。
【００３４】
試験例１ ガラスビーズからなるプラウ触媒を用いた錆びの実験
プラスチックの器を二つ用意し、一方にはプラウ触媒の機能を持つガラスビーズと水道水及び安全ピンを入れ、他方には水道水と安全ピンだけを入れ、共に密閉して静置した。ガラスビーズを入れない器の安全ピンは錆びたが、ガラスビーズを入れた前者の器の安全ピンは６ヶ月を経過しても錆びなかった。
【００３５】
試験例２ エコ粒を用いた魚の生育状況
実施例１で製造したエコ粒を、幅８０ｃｍ、奥行き３０ｃｍ、高さ６０ｃｍの魚や水草が生育している水槽にエコ粒４０個を入れた。その後、水槽の水を換えずにそのまま放置した。
その結果、水槽の水は実験開始から４年間換えなくても、腐らなかった。また、魚や水草は、現在でも元気に成長を続けている。水槽の底にたまった魚の糞も塊となって残るものの、腐食していない。
【００３６】
【発明の効果】
本発明では、新規触媒が持つ機能により、環境をより自然に近い状態に戻し、生体が本来持っている力を引き出し、それ自身の育成を高めるような効果を示す新規触媒を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、本発明のプラウ触媒を製造する装置の例を上から見た図である。
【図２】図２は、本発明のプラウ触媒を製造する装置の例の断面図である。
【符号の説明】
１ 本発明のプラウ触媒の製造装置
２ 蓋
３ 蓋ロックハンドル
４ オーリングシール
５ 加圧空気供給口
６ 液体取り出し口
７ サクションパイプ
８ プロテクター
９ リリーフバルブ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a concrete produced using activated water in contact with an activated substance by heating and pressurizing in the presence of wood vinegar and / or bamboo vinegar. Moreover, this invention relates to the method of growing a plant using the said concrete, the plant grown by the said method, or its grain. Furthermore, the present invention relates to a method for modifying soil by applying the concrete to soil, and a soil composition comprising the concrete and soil.
[0002]
[Prior art]
In recent years, the world's population has increased rapidly, food production has not been able to catch up, and many hunger have overflowed into the world. Increasing food production is an urgent issue, and desert arable land and forest arable land are being used. However, there are technical problems, global resources, and global environmental problems. There is a limit to the increase in the area of cultivated land on the earth, and the increase in food production has not progressed slowly.
Another way to increase food production is to increase production in the current arable land, but large-scale use of chemical fertilizers and herbicides will ruin the land and will not necessarily lead to increased food production in the long run. Things often happen.
[0003]
The 20th century was the history of Western civilization and the history of material science and market economy. As a result, the rhythm of nature has gradually begun to go mad, and natural destruction such as air pollution, river and ocean pollution, acidification of soil due to acid rain, and global warming has surfaced everywhere. On the other hand, as is well known, the unplanned use of chemical fertilizers and pesticides in agricultural crops has led to soil mineralization and chemical residue, which has decreased the ability to supply nutrients to crops year after year. . Furthermore, nitric acid remaining in the soil, harmful substances contained in agricultural chemicals, etc. remain in crops, and nitric acid taken into the human body unexpectedly becomes a factor that generates active oxygen. It is considered that there are not a few functional disorders in the liver and kidneys.
In this way, many of the methods that have been referred to as “scientific” in the past are based on knowledge that humans have learned during the last 100 or 200 years, and many of them involve destruction of the global environment. It has been found that
[0004]
The present inventor has invented a technique for reducing pollution of fuels such as gasoline (see
Hatanaka et al. Disclose a method of passing water into an activated mineral water by passing pressurized water through an inorganic substance such as ceramics, metal pieces, and ferromagnetic mineral, and then aeration (see Patent Document 3). By treating the water in this way, it is disclosed that the inorganic substance in the inorganic substance is dissolved, the amount of dissolved oxygen is increased by aeration, and water in which the growth of microorganisms such as Escherichia coli is suppressed can be obtained.
Although the detailed mechanism in these methods is not necessarily clear at present, it has been clarified that such a treatment has a surprising effect.
[0005]
[Patent Document 1]
WO 98/42807
[Patent Document 2]
US Pat. No. 5,980,700
[Patent Document 3]
Japanese Patent Laid-Open No. 3-106494
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention does not drastically change the current farming method, reduces the acidified soil by a simple method, and creates an environment where the original functions of living organisms can be fully exhibited, thereby harvesting crops. A method for enhancing the temperature and materials for the same are provided.
That is, in the present invention, the function of the new catalyst (plough catalyst) returns the environment to a more natural state, thereby drawing out the power inherent to the living body and enhancing its own growth. As a result, the present invention provides a method and an apparatus in which environmental destruction is stopped and crop yield is enhanced under a more natural condition.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present application relates to the application of a plow catalyst patented on the same date as the present application.
In the present invention, from the previous economic priority policy, we return to the idea of life priority and utilize a new activated substance ("plough catalyst") to make acidified soil without drastically changing the current farming method. To provide a method for reducing to the original natural soil. In addition, it has been found that the organisms grown under the soil exhibit an excellent effect in agriculture and the like because the functions inherent to the organisms are exhibited by the catalytic action from the plow catalyst.
The present inventor has found that the substance is activated by the method described later, and using the thus activated substance (the substance thus activated is referred to as a plow catalyst). When concrete was produced using the activated water, it was found that the concrete had a very favorable activity. And by using this, it has been found that the functions inherent to living organisms are exhibited, and if used in fields such as agriculture, the yield and quality of crops can be greatly improved.
[0008]
That is, the present invention is a concrete produced using activated water by contacting with an activated substance by heating and pressurizing in the presence of wood vinegar and / or bamboo vinegar, preferably Furthermore, it is related with the concrete containing the pearlite solidification strong agent containing an aerobic microorganism.
Moreover, this invention relates to the method of growing a plant using the said concrete, the plant grown by the said method, or its grain.
Furthermore, the present invention relates to a method for modifying soil by applying the concrete to soil, and a soil composition comprising the concrete and soil.
The concrete according to
Invention of
A method for growing a plant according to
Invention of
The invention according to
The plant of Claim 6 has the structure grown by the method of growing the plant in any one of Claims 3-5.
The method for modifying soil according to
The composition for soil of
[0009]
The concrete of the present invention utilizes the activation action of the plow catalyst, and reduces the acidified soil without significantly changing the current farming method, and improves the harvesting etc. by demonstrating the original functions of the organism. It is a thing. Further, the concrete of the present invention is formed into a plate shape (hereinafter, a plate-like material is referred to as “eco-board”) or granular (hereinafter, a granular material is referred to as “eco-particle”). Reduces soil that has been turned into soil. In addition, aerobic bacteria among soil bacteria are impregnated in eco boards and eco grains and linked to the catalytic function, thereby converting harmful substances contained in soil into water and carbon dioxide to make them harmless.
[0010]
The inventor has studied a method for reducing the pollution of fuel oil (see
[0011]
The present invention provides a method of activating a substance by heating and pressurizing the substance at a specific temperature and pressure in the presence of wood vinegar and / or bamboo vinegar. In the present invention, the substance activated in this way is hereinafter referred to as “plau catalyst”.
Substances activated by the method of the present invention include substances mainly composed of silica such as ceramics, glass and natural stone, inorganic substances such as silicon dioxide: metals such as aluminum, titanium, stainless steel and iron: Precious metals such as gold and silver: organic chemical products such as resins.
[0012]
The substance treated by the method of the present invention, that is, the plow catalyst, can be expected to have self-help activity in soil and rivers in order to recover the natural environment that has been destroyed so far. As an application example, a method of reducing acidified soil using a new plow catalyst to natural soil is proposed.
Although it is not necessarily clear how the substance is activated by the method of the present invention, the present inventor has developed it with hints on the function of hydrogen, which is one of the basic constituent elements of animals and plants. is there. The plow catalyst of the present invention is considered to have been able to artificially specialize the movement of hydrogen atoms in the molecule and the state of association between the molecules by the method of the present invention. Thus, it is considered that the “plow catalyst” of the present invention is a specialization of the motion and state of an element such as a hydrogen atom in a molecule by the method of the present invention. The substance in contact with this plow catalyst is considered to receive information about the movement and state of its molecules from the plow catalyst, and the molecular movement of elements such as hydrogen atoms of the substance will start to react normally. .
[0013]
Water is the most abundant substance in the world and the most abundant substance in life forms. And water consists of an oxygen atom and two hydrogen atoms, and usually exists in a state where a large number of water molecules are associated by hydrogen bonding. When hydrogen atoms in water cause normal and active molecular motion, the functions and characteristics inherent to water-containing substances are extracted. However, the basic structure has been distorted by various chemical substances at present, and the plow catalyst of the present invention is considered to play a role of returning the distorted structure to the original natural rhythm. .
In addition, genes and proteins have a great influence on cells with plant photosynthesis and animal immune functions. And it is a hydrogen atom that maintains the structure of the gene and protein, and the three-dimensional structure by many hydrogen bonds is maintained. The normalization action of the movement and state of hydrogen atoms and the like in the molecule by the plow catalyst of the present invention naturally brings out this function to the maximum, increases the number necessary for life support, and from the unnecessary ones Demonstrate the ability to defend as a natural ability that you own.
So far, there have been discoveries that have been made by bringing water into contact with minerals, and the discovery of biofunctional recovery and expansion by the power of biotechnology, but this plow catalyst is the first to focus on the molecular motion of hydrogen. It is.
[0014]
Next, the effect of the plow catalyst of the present invention will be shown by experiments.
A concrete lump was produced using the plow activated water of the present invention produced using the plow catalyst of the present invention. The manufactured concrete lump was 12 to 13 cm in thickness with a size of B4. Using this concrete block (hereinafter, this concrete block is referred to as “eco-board”), comparative tests were conducted on the growth of rice in 33 rice fields throughout Japan. Six eco boards per rice field of about 300 tsubo were arranged at equal intervals. For comparison, eco-board was not used for one rice field.
The results are shown in Table 1 below.
[0015]
[Table 1]
The drastic reduction in pesticide spraying is thought to be due to the fact that the vitality of the rice itself has increased, and the vitality against pests has increased. In addition, the rice grown in the rice field using the plow catalyst had twice the roots and was thicker and stronger than usual. In addition, small rice in rice was reduced by half compared to regular rice. Thus, by using the plow catalyst of the present invention, not only the yield increases, but also the growth of rice itself becomes healthy and it is possible to grow it in a state closer to nature.
Furthermore, in some rice fields, an increase in worms and dragonflies was observed in addition to tadpoles. In addition, paddy soil using plow catalyst changed from smooth to sticky geology, indicating that plow catalyst also contributed to soil improvement.
As a result of measuring the components of the rice harvested in this experiment, the rice harvested from the rice field using the plow catalyst had an average content of protein component (umami component) of about 8 to 8.5%. Since the average protein content of normal rice is about 5 to 5.5%, rice harvested from the rice field using the plow catalyst of the present invention is about 60% more protein than normal rice. It was found that the component increased. In general, it is said that if the rice protein content is too high, the rice will become hard when it is cooled, but in this case, there is no particular change in taste even if it is cooled, and it is harvested from rice fields using plow catalyst. The characteristic of tasty rice is that it can be eaten deliciously even if it is cold.
[0017]
Next, an experiment on metal rust was performed using the glass bead-shaped plow catalyst of the present invention.
Two transparent plastic containers were prepared. One was filled with glass beads, tap water and safety pins, which function as a plow catalyst, and the other was filled only with tap water and safety pins. . The safety pin of the vessel without the glass bead-shaped plow catalyst of the present invention began to rust immediately in tap water, but the safety pin of the former vessel with the glass bead-shaped plow catalyst of the present invention has passed 6 months But it didn't rust. Although this experiment is still ongoing, it has not yet begun to rust.
This is presumably because water was activated by the action of the plow catalyst of the present invention, and the metal pins were less likely to rust.
[0018]
Next, experiments were conducted on the growth of fish using the plow catalyst.
A concrete lump was produced using the plow activated water of the present invention produced using the plow catalyst of the present invention. The manufactured concrete block was granular (eco-grain) having a diameter of about 1.5 to 2 cm. Forty pieces of this concrete lump were put into a tank of about 150 L where fish and aquatic plants are growing.
At present, more than four years have passed since this concrete block was put in the aquarium, but the water in the aquarium has not decayed even if it has not changed since the start of the experiment. Further experiments are ongoing. Fish and aquatic plants are also growing vigorously. Furthermore, although the fish droppings accumulated at the bottom of the aquarium remain as lumps, they are not corroded.
Normally, when concrete is put into a water tank as described above, the organisms die because the alkalinity of the concrete is strong, but the action of the plow catalyst eliminates toxic substances and helps maintain life of animals and plants that exist in nature. As a result of transmitting necessary energy to life, it is thought that it was able to grow without being spoiled.
[0019]
In addition, a glass cup containing tap water was placed on a concrete lump containing the plow catalyst of the present invention to place fresh flowers. The former flowered much faster than the same fresh flower that just went into a glass cup with tap water. This is also considered to be the result that the energy of the plow catalyst of the present invention passes through the glass of the cup and is transmitted to the tap water in the glass to promote flowering.
Similarly, the growth of foliage plants and planted trees was activated by using the plow catalyst of the present invention.
Furthermore, the use of water in contact with the plow catalyst of the present invention made the taste of tea, coffee, liquor and water split mellow. Tea, etc., was good and had a good color and taste. In addition, it was able to remove the sardines such as sardines, but it did not feel odor.
Milk that has been brought into contact with the plow catalyst of the present invention not only has a longer shelf life than normal, but does not corrode thereafter, and is gradually separated when left to stand (water, protein, fat content), in a yogurt state Became. I was able to eat this as yogurt.
[0020]
As described above, the plow catalyst of the present invention exhibits various functions and effects, and has extremely excellent functions and effects in various uses such as growth of organisms, preservation of metals, improvement of taste, and preservation of foods.
Further, the plow catalyst of the present invention is considered to have an effect of protecting a living body from harmful electromagnetic waves, an action of increasing negative ions, an action of cleaning air, and the like in addition to the above-described action and effect.
[0021]
Next, the manufacturing method of the plow catalyst of this invention is demonstrated.
The plow catalyst of the present invention is made of a material mainly composed of silica such as ceramics, glass or natural stone, an inorganic material such as silicon dioxide: a metal such as aluminum, titanium, stainless steel or iron: a noble metal such as gold or silver. : A substance such as an organic chemical product such as a resin can be produced by heating and pressurizing the substance at a specific temperature and pressure in the presence of a wood vinegar and / or bamboo vinegar.
The wood vinegar used in the production of the plow catalyst of the present invention is a black-brown liquid with an irritating odor obtained by dry distillation of wood and a liquid containing many components such as esters and lactones. . The wood vinegar used in the method of the present invention may be from wood, but wood vinegar from hardwood or conifer is preferred. The bamboo vinegar used in the method of the present invention is a liquid obtained by dry distillation of bamboo and can be used in the same manner as the above-described wood vinegar.
These wood vinegar and / or bamboo vinegar are preferably diluted with water for use, and usually have a concentration of about 0.0001% to 1%, preferably 0.002% to 0.2%. More preferably, it is used at a concentration of 0.002% to 0.02%.
The amount of wood vinegar and / or bamboo vinegar used is not particularly limited, but is sufficient to soak the activated substance, preferably 1.2 to 5 times, 1.5 to 3 times. The
The temperature for producing the plow catalyst of the present invention is preferably a temperature around room temperature, usually about 10 to 80 ° C, preferably about 20 to 50 ° C.
The pressure for producing the plow catalyst of the present invention is about 5 to 50 atm, preferably about 5 to 10 atm as a gauge pressure. As a gas used for pressurization, an inert gas such as nitrogen gas can be used, but air, carbon dioxide gas, or the like can also be used.
When the plow catalyst of the present invention is produced, by heating and pressurizing the wood vinegar and / or bamboo vinegar, an electromagnetic wave unique to the wood vinegar and / or bamboo vinegar is generated in the production apparatus. Conceivable. Although the detailed examination about the specific electromagnetic wave absorption band of the wood vinegar liquid and / or bamboo vinegar liquid has not been made, due to the treatment by the method of the present invention, the substance is affected electromagnetically, It is thought that hydrogen atoms, particularly hydrogen atoms involved in hydrogen bonds and the like, were affected by specific effects and were activated. As described above, the present invention has the first feature of using wood vinegar and / or bamboo vinegar for the activation of a substance, and further heating and / or pressurizing the second feature. To do.
In addition, the present invention provides a method for producing an activated substance by using the activated substance as a raw material, and a substance produced by the method. For example, glass dioxide can be produced using activated silicon dioxide obtained by activating silicon dioxide, which is a raw material of glass, by the above-described method of the present invention. The glass thus produced acts as an activated substance of the present invention.
[0022]
The apparatus for producing the plow catalyst of the present invention is not particularly limited as long as it can be pressurized. As the apparatus, the apparatus shown in FIGS. 1 and 2 can be exemplified. FIG. 1 is a top view of the manufacturing apparatus, and FIG. 2 is a cross-sectional view thereof.
The
A wood vinegar solution and / or bamboo vinegar solution having a concentration of 0.002% to 0.02% is put into the
By adding 5% of the production of glass beads to activated silicon dioxide, the total amount of glass beads produced becomes the plow catalyst.
In general, when such an activated substance is used as a raw material to produce the following substance, 0.01% by weight or more, preferably 0.01% to 80% by weight, 0. 1% or more, 1 to 80% by weight, more preferably 1 to 50% by weight, 1 to 20% by weight, or 1 to 10% by weight is selected.
[0023]
Furthermore, plow active water can be produced using the plow catalyst produced by the method of the present invention. Plow active water can be produced by bringing water into contact with the plow catalyst of the present invention. For example, it can manufacture by putting water in containers, such as a water tank, and putting the plow catalyst of this invention in it. A preferable production method is a method in which water is circulated through a container filled with the plow catalyst of the present invention, and water is circulated using a circulation pump or the like so that all the water can sufficiently come into contact with the plow catalyst. It is done.
Although there is no restriction | limiting in particular in the contact time of the plow catalyst of this invention, and water, It is preferable to make it contact for the time which activation can fully transfer.
[0024]
Further, by using the plow activated water thus produced, other substances can also be catalyzed via the water molecules.
The present invention provides a concrete produced using the plow activated water produced in this way.
The concrete of the present invention can be produced in the same manner as ordinary concrete, but in this case, instead of using ordinary water, the above-described plow activated water is used. . Preferred concrete of the present invention includes concrete impregnated with soil bacteria, preferably aerobic bacteria.
The concrete of the present invention can be produced by using, for example, plow activated water, gravel, sand, cement, and aerobic microorganism-containing perlite solidifying strong agent produced by the above-described method according to a normal concrete production method. . The concrete thus produced can be formed into a plate shape or a granular shape. For example, in the case of a plate shape, the size is not particularly limited, but for example, it can be a plate shape having a size of about B5 to B4 and a thickness of about 2 to 20 cm, preferably about 5 to 15 cm. . In the case of a granular shape, the particle size is not particularly limited, but it is usually 1 to 10 cm, preferably about 1 to 5 cm and 1.5 to 3 cm.
When the concrete formed in this way is plate-like, it depends on the size of the plate-like material. Usually, about 4-10 pieces per rice field, about 5-8 pieces are arranged at equal intervals, and concrete is placed. It is used by embedding so that the upper surface of the rice field does not come out of the water surface of the rice field. In the case of granular, about 5 to 30 kg, 10 to 20 kg, usually about 15 kg per sheet are used by embedding shallowly in soil.
[0025]
This invention provides the method of growing a plant using the above-mentioned concrete of this invention, the plant grown by the said method, or its grain. Although there is no restriction | limiting in particular as a plant of this invention, For example, various plants, such as a grain plant, a vegetable, an ornamental plant, a medicinal plant, are mentioned. The concrete of the present invention retains the activity of the above-mentioned plow catalyst, reduces acidified soil, and enhances plant growth by its catalytic action. Therefore, it is possible to produce a large amount of good quality grains without using extra chemical fertilizers and pesticides, and it is possible to produce a strong fibery vegetable and to make a long-lasting ornamental plant.
The present invention also provides a method for modifying soil by applying the concrete to soil, and a soil composition comprising the concrete and soil. The concrete having plow activity of the present invention reduces acidified soil and enhances the growth of plants by its catalytic action, and the soil can be modified by the concrete of the present invention. Moreover, it can also be set as the composition for soil for soil improvement by mixing the concrete of this invention with soil.
[0026]
The effect of the plow catalyst of the present invention is extremely excellent as described above. Although the details of the mechanism of action are not necessarily clear, it is thought that they have some effect on the water, proteins and genes in the body. Proteins have a great influence on plant photosynthesis and cells that have animal immune functions, and carbon, hydrogen, oxygen, nitrogen, etc. are constituents of these proteins. Among them, the hydrogen atom is the smallest and is susceptible to the action of the plow catalyst. The molecular movement of hydrogen activated by its weak energy maximizes the original functions of the substance and is necessary for life support. The work is enhanced, and the ability to resist the action from the outside world is retained as its own natural ability. It is considered that the plow catalyst of the present invention gives such a force.
[0027]
The range of applications of the plow catalyst of the present invention, plow active water activated by the plow catalyst, and substances activated by the plow active water are extremely diverse, such as the breeding and storage of animals and plants, food and daily products. It can be applied to various industrial fields such as storage and taste improvement, and stabilization and reinforcement of metals and industrial products.
For example, for application to dairy products, it is possible to activate dairy products by replacing some of the equipment currently used in the process of sterilizing milk with materials processed with plow catalysts. Become. When plowing pipes or iron plates through which milk passes, milk comes in contact with the plow catalyst, and the constitution of the milk changes, so it is possible to make some of this milk and mix it with milk as before. , Can extend the overall shelf life. It is considered that the extension period of the expiration date and the timing of separation change depending on how much the ratio of milk brought into contact with the plow catalyst is mixed.
[0028]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, although an Example demonstrates this invention more concretely, this invention is not limited at all by these Examples.
[0029]
Reference Example 1 Production of plow catalyst made of glass products
Using the
A solution prepared so that the concentration of a mixed solution of wood vinegar and bamboo vinegar is 0.05% with respect to 10 L of tap water is placed in the
After maintaining in this state for 48 hours at 30 ° C., activated silicon dioxide was removed from
[0030]
Reference Example 2 Production of a plow catalyst comprising glass marbles and glass beads
During the production of glass marbles and glass beads, silicon dioxide activated in Reference Example 1 was prepared to be 5% of the amount of glass beads produced, and a plow catalyst comprising glass marbles and glass beads was produced.
[0031]
Reference Example 3 Production of plow activated water
A plow catalyst consisting of a glass marble and a glass bead produced in Reference Example 2 in a 600 ml capacity container, filled with 400 g each and stored in a 550 L water tank with 500 L of tap water at a flow rate of 20 L / min for 48 hours. 500 L of active water was produced.
[0032]
Example 1 Production of plow activated concrete blocks
25% by weight of cement, 35% by weight of sand and 30% by weight of pearlite solidifying strong agent containing aerobic microorganisms were mixed well, and 10% by weight of plow active water produced in Example 3 was put therein and stirred sufficiently.
This was poured into a molding frame to produce a concrete board (eco board) having a size of B4 and a thickness of about 12 to 13 cm.
Moreover, the concrete obtained above was poured into a molding frame and molded into granules having a diameter of about 1.5 to 2 cm (eco-grains).
[0033]
Example 2 Rice growth test using eco board
Using the eco board produced in Example 1, a rice growth test was conducted in the following manner.
Six eco-boards manufactured in Example 1 were arranged at almost equal intervals per 1 rice field (about 300 tsubos) 10 to 15 days after rice planting. Each eco board was embedded in the soil a little so that the upper surface of the eco board did not come out above the water surface of the rice field. For comparison, rice was grown in the same manner in a rice field not subjected to the above-described treatment with the eco board.
This test is conducted during the period from rice planting to harvesting. The experiment sites are 33 farms in Yamaguchi, Hiroshima, Nagano, Hokkaido, Shizuoka, Fukuoka, Chiba, Aichi and Saga prefectures. I went there.
The results are shown in Table 1 above.
[0034]
Test Example 1 Rust experiment using a glass catalyst plow catalyst
Two plastic containers were prepared. One was filled with glass beads having a function of a plow catalyst, tap water and a safety pin, and the other was filled only with tap water and a safety pin. The safety pin of the vessel without glass beads rusted, but the safety pin of the former vessel with glass beads did not rust even after 6 months.
[0035]
Test example 2 Growth status of fish using eco-grains
Forty eco-grains produced in Example 1 were put in a water tank in which fish and aquatic plants having a width of 80 cm, a depth of 30 cm, and a height of 60 cm were grown. Thereafter, the water in the aquarium was left as it was without changing.
As a result, the water in the tank did not rot even if it was not changed for 4 years from the start of the experiment. Fish and aquatic plants are still growing vigorously today. Although the fish dung collected at the bottom of the aquarium remains as a lump, they are not corroded.
[0036]
【The invention's effect】
In the present invention, a novel catalyst is provided that exhibits the effect of returning the environment to a more natural state, drawing out the force inherent to the living body, and enhancing the growth of itself by the function of the new catalyst.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a top view of an example of an apparatus for producing a plow catalyst of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view of an example of an apparatus for producing the plow catalyst of the present invention.
[Explanation of symbols]
1. Manufacturing apparatus for plow catalyst of the present invention
2 lid
3 Lid lock handle
4 O-ring seal
5 Pressurized air supply port
6 Liquid outlet
7 Suction pipe
8 Protector
9 Relief valve
Claims (8)
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