JP4199268B2 - Catv伝送路監視装置、方法及びプログラム - Google Patents

Catv伝送路監視装置、方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、加入者宅の分配線及び幹線上に分散設置されたケーブルモデムの収集情報から障害を検出して伝送路上の障害個所を推定するCATV伝送路監視装置、方法及びプログラムに関し、特に過渡現象として現れる一斉障害を確実に検出して障害個所を推定するCATV伝送路監視装置、方法及びプログラムに関する。
従来、CATV伝送路監視システムとして、ケーブルテレビインターネットで使用されているケーブルモデムに着目し、ケーブルモデムの標準的なネットワーク管理プロトコルを活用して伝送路を監視する簡易なCATV伝送路監視システムが知られている(特許文献1)。
このCATV伝送路監視システムにあっては、ポーリング処理部によりツリー構造をとるCATV伝送路の加入者宅側の分配線及び幹線に分散設置された複数のケーブルモデムで検出された測定値を収集し、統計処理部で所定の時間間隔毎にその間に収集された測定値の平均値を算出して統計処理情報として保存し、障害判定部でケーブルモデムから測定値を収集した際に、障害判定閾値と収集された閾値を比較して障害の有無を判定して判定結果を障害情報として保存し、更に障害解析部が保存された障害情報に基づき、CATV伝送路上の障害個所を推定するようにしている。
ここでCATV伝送路監視処理の際に最も負荷が大きく、且つ時間的な制約の厳しい処理は、例えば30秒といった一定周期毎に実行される全てのケーブルモデムを対象とした一斉ポーリングである。
従来のポーリング処理は順次ポーリングを行っている。順次ポーリングは、あるケーブルモデムに要求パケットを送信して測定値を含む応答パケットを受信したら次のケーブルモデムをポーリングする逐次的な処理を行っている。
特開2004−326787号公報
しかしながら、このような従来の順次ポーリングにあっては、複数のケーブルモデムを一定のインターバルを置いて順番にポーリングしているため、複数のケーブルモデムで過渡現象による障害が同時に発生した場合、過渡現象のタイミングでポーリングしたケーブルモデムについては異常な測定値を収集できるが、次のテーブルモデムをポーリングした場合には、過渡現象が終了しているために正常な測定値が収集されることとなり、過渡現象による障害を正確に検出できない問題がある。
図15はCATV線路の一部であり、分岐増幅器200の出力側にケーブルモデム202,204が存在している。
図16は図15のケーブルモデム202,204を順次ポーリングした場合のタイムチャートである。図16(A)の時刻t1のタイミングでケーブルモデム202をポーリングし、分岐増幅器200の空きポートの終端不良によるインピーダンス不整合で配下の信号レベルが変動する過渡現象が発生した場合、ケーブルモデム202については過渡現象によるレベル異常の測定値がポーリングできる。しかし、図16(B)に示す一定のインターバルを経た時刻t2でポーリングする次のケーブルモデム204については、既に過渡現象によるレベル変動は終了しているため、レベル正常の測定値がポーリングされる。
このよう順次ポーリングでケーブルモデム202が異常値、ケーブルモデム204が正常値であった場合、同一回線上の2台のケーブルモデム202,204について一方が異常で他方が正常と判定されることは論理的に矛盾しており、この論理矛盾を解消するためケーブルモデム202の異常値を、収集した障害情報の中から削除するスクリーニングが行われる。
このため従来の順次ポーリングでは過渡現象による異常の測定情報が失われ、障害の検出率が低下する問題がある。
またポーリング対象とするケーブルモデムの台数が例えば数百台以上というように多数になった場合、従来の1台のケーブルモデム毎に逐次ポーリングする従来の処理では、一斉障害に起因してポーリング・タイムアウトとなった場合、リトライ処理による時間が直列的に加算され、全てのデータモデムのポーリングを終了するまでの時間が大きく間延びすることになる。即ち、重大かつ大規模障害ほど、検出に時間を要するという矛盾を持つ。
この問題を解消するため、データモデムとの間で非同期通信シーケンスによるポーリングを行って高速化する試みも見られるが、リトライ処理が複雑になり、かつ通信パケット損失の原因となり、ポーリングの高速化と伝送品質が両立しないトレードオフが発生するという問題がある。
本発明は、複数のケーブルモデムに同時に表れる過渡現象による障害を確実に検出して障害検出能力を高めるようにしたCATV伝送路監視装置、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
(装置)
本発明はCATV伝送路監視装置を提供する。即ち本発明は、
ツリー構造をとるCATV伝送路の加入者宅側の分配線及び幹線に分散設置された複数のケーブルモデムで検出された測定値を収集するCATV伝送路監視装置に於いて、
情報収集部に、所定のポーリング周期毎に、複数のケーブルモデムに対し同時並列的ポーリングを行って検出された測定値を収集する同時並列ポーリング処理部を設け、
前記同時並列ポーリング処理部は、
所定のポーリング周期毎に前記複数のケーブルモデム毎にポーリングタスクを生成して処理を依頼するポーリングタスク依頼部と、
前記ポーリングタスク依頼部から発行されたポーリングタスクを受領してタスクキューに格納し、外部からのタスク取出要求に対し前記ポーリングタスクを引き渡すチャネル処理部と、
前記チャネル処理部のプールに配置されてタスク待ち状態にあり、前記タスクキューに1又は複数のポーリングタスクが格納された際に、いずれか1つのポーリングタスクを同時並列的に取得して実行し、実行終了でタスク待ち状態に戻る複数のワーカースレッドと、
を備えたことを特徴とする。
ここで、同時並列ポーリング処理部は、CATV伝送路の一斉障害の回復時間より短い時間で監視対象とする全てのケーブルモデムに対するポーリングを完了する。
また同時並列ポーリング処理部は、1つのケーブルモデムに対する1回のポーリング処理をミリ秒オーダの処理時間で完了する。
同時並列ポーリング処理部は、
所定のポーリング周期毎に前記複数のケーブルモデム毎にポーリングタスクを生成して処理を依頼するポーリングタスク依頼部と、
ポーリングタスク依頼部から発行されたポーリングタスクを受領してタスクキューに格納し、外部からのタスク取得要求に対しポーリングタスクを引き渡すチャネル処理部と、
チャネル処理部のプールに配置されてタスク取得要求を出し続けたタスク待ち状態にあり、キューに1又は複数のポーリングタスクが格納された際に、いずれか1つのポーリングタスクを同時並列的に取得して実行し、、実行終了でタスク待ち状態に戻る複数のワーカースレッドと、
を備える。
ポーリングタスクは、ワーカースレッドによる実行の呼出しを受けた際に、
ケーブルモデムのIPアドレスをセットした要求パケットを送信して測定値を含む応答パケットを要求し、
要求パケットを送信してから応答パケットを受信するまでの時間を所定の設定時間と比較してタイムアウトするか否か監視し、所定時間内に応答パケットを受信した場合はワーカースレッドを開放して待ち状態に復帰させ、
タイムアウトが判定された場合には、所定のリトライ回数以内のリトライ処理により要求パケットを送信した測定値を含む応答パケットを要求し、
ケーブルモデムから応答パケットを受信した際に、受信パケットから取得した測定値を保存する。
ポーリングタスク依頼部は、CATV伝送路の系統毎に加入者宅側の分配線及び幹線に分散設置されたケーブルモデムをグループ化し、グループ単位にケーブルモデム数分のポーリングタスクを生成して処理を依頼する。
(方法)
本発明はCATV伝送路監視方法を提供する。即ち、本発明は、
ツリー構造をとるCATV伝送路の加入者宅側の分配線及び幹線に分散設置された複数のケーブルモデムで検出された測定値を収集するCATM伝送路監視装置に於いて、
所定のポーリング周期毎に、複数のケーブルモデムに対し同時並列的ポーリングを行って検出された測定値を収集する同時並列ポーリング処理ステップと、
を備え、
時並列ポーリング処理ステップは、
所定のポーリング周期毎に前記複数のケーブルモデム毎にポーリングタスクを生成して処理を依頼するポーリングタスク処理依頼ステップと、
ポーリングタスク処理依頼ステップから発行されたポーリングタスクを受領してタスクキューに格納し、外部からのタスク取得要求に対しポーリングタスクを引き渡すチャネル処理ステップと、
チャネル処理ステッププールに配置されてタスク待ち状態にあり、タスクキューに1又は複数のポーリングタスクが格納された際に、いずれか1つのポーリングタスクを同時並列的に取得して実行し、実行終了でタスク待ち状態に戻る複数のワーカースレッド処理ステップと、
を備える。
(プログラム)
本発明は、コンピュータにより実行されるCATV伝送路監視プログラムを提供する。即ち、本発明のCATV伝送路監視プログラムは、コンピュータに、
ツリー構造をとるCATV伝送路の加入者宅側の分配線及び幹線に分散設置された複数のケーブルモデムに対し所定のポーリング周期毎に同時並列的ポーリングを行って検出された測定値を収集する同時並列ポーリングステップを実行させ、
時並列ポーリング処理ステップ
所定のポーリング周期毎に複数のケーブルモデム毎にポーリングタスクを生成して処理を依頼するポーリングタスク処理依頼ステップと、
ポーリングタスク処理依頼ステップから発行されたポーリングタスクを受領してタスクキューに格納し、外部からのタスク取得要求に対しポーリングタスクを引き渡すチャネル処理ステップと、
チャネル処理ステップのプールに配されてタスク待ち状態にありタスクキューに1又は複数のポーリングタスクが格納された際に、ずれか1つのポーリングタスクを同時並列的に取得して実行し、実行終了でタスク待ち状態に戻る複数のワーカー処理ステップと、を実行させることを特徴とする。
(装置)
本発明はCATV伝送路監視装置を提供する。即ち本発明は、
ツリー構造をとるCATV伝送路の加入者宅側の分配線及び幹線に分散設置された複数のケーブルモデムで検出された測定値を収集する情報収集部と、
所定の時間間隔毎にその間に収集された測定値の平均値を算出して統計処理情報として保存する統計処理部と、
ケーブルモデムから測定値を収集した際に、障害判定閾値と収集された閾値を比較して障害の有無を判定し、判定結果を障害情報に保存する障害検出部と、
障害情報に基づき、CATV伝送路上の障害個所を推定する障害解析部と、
を備えたCATV伝送路監視装置に於いて、
情報収集部に、所定のポーリング周期毎に、複数のケーブルモデムに対し同時並列的ポーリングを行って検出された測定値を収集する同時並列ポーリング処理部を設け、
同時並列ポーリング処理部は、
所定のポーリング周期毎に前記複数のケーブルモデム毎にポーリングタスクを生成して処理を依頼するポーリングタスク依頼部と、
ポーリングタスク依頼部から発行されたポーリングタスクを受領してタスクキューに格納し、外部からのタスク取出要求に対しポーリングタスクを引き渡すチャネル処理部と、
チャネル処理部のプールに配置されてタスク待ち状態にあり、タスクキューに1又は複数のポーリングタスクが格納された際に、いずれか1つのポーリングタスクを同時並列的に取得して実行し、実行終了でタスク待ち状態に戻る複数のワーカースレッドと、
を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、所定のポーリング周期毎に、1つのケーブルモデムに対する1回のポーリング処理をミリ秒オーダーの処理時間とすることで、ポーリングタイミング毎に複数のケーブルモデムを同時並列的にポーリングし、CATV伝送路の一斉障害の回復時間内に監視対象とする全てのデータモデムで検出された測定値を収集することができる。
このためCATV伝送路上の障害機器等の異常発生源の下流側に存在する全てのケーブルモデムから過渡現象中の異常値が収集され、同一分配線上から収集された複数の障害情報に論理的な矛盾がなく、スクリーニングにより障害情報が削除されず、障害検出率を高めることができ、検出率の高い障害情報の解析により障害源を正確に推定することができる。
図1は本発明が適用されたCATVシステムの説明図である。図1において、本発明のCATV伝送路監視装置は、障害検出サーバ10と障害解析サーバ12で構成される。
障害検出サーバ10は、CATV伝送路15の末端側加入者宅に設置されているケーブルモデム及び幹線上に設置されているケーブルモデムの同時並列ポーリングにより収集した伝送状態の測定値について、正常か障害かを検出する。
障害解析サーバ12は、障害検出サーバ10で判定されたケーブルモデムの測定値に基づく判定結果を解析してCATV伝送路上の障害発生個所を推定する。
CATV伝送路15は、光同軸伝送路(HFC伝送路)であり、ヘッドエンド22に続いて光ノード24が設けられ、光ノード24以降を同軸ケーブル伝送路としている。CATV伝送路15に設けられる伝送機器としては、JCTEA標準を例にとると、幹線分岐増幅器TBA、幹線分配増幅器TDA、分岐増幅器BA、分配増幅器TA、延長増幅器EAがあり、更に幹線及び分配線を分岐するスプリッタがある。
図1のCATV伝送路15は伝送路の一部を取り出しており、伝送機器としてはTBA28,36、38、BA30,34及びEA32,40を、図示の系統の伝送路上に備えている。
CATV伝送路15の末端側となる分配線上に、加入者宅に設置されるケーブルモデム(CM)11−1〜11−4,11−6,11−8,11−9,11−10,11−13,11−14が設置されている。
また、末端の分配線に至る伝送路上の幹線上には、ケーブルモデム11−5,11−7,11−12が設置されている。障害検出サーバ10はCATV伝送路15の末端側及び幹線上のケーブルモデム11−1〜11−14をポーリングして、伝送状態に関する測定値を収集し、正常か障害かを判定している。
図2は、本発明のCATV伝送路監視装置として機能する障害検出サーバ10と障害解析サーバ12の機能構成を示したブロック図である。図2において、障害検出サーバ10は情報収集部として機能するサーバ処理部42を備え、サーバ処理部42にはSNMPマネージャ44、同時並列ポーリング処理部46、スケジューラ48,障害検出部50を設けている。
このサーバ処理部42に対してはマスタテーブル52とシステムマスタテーブル54が設けられている。またサーバ処理部42に対しては、トラップ障害情報テーブル56、メインテーブル58及び統計処理情報テーブル60が設けられている。
トラップ障害情報テーブル56は、ケーブルモデムに対するポーリング無応答に対するリンクダウントラップを受信して記録する。メインテーブル58は、障害検出部50でケーブルモデムから収集された測定値についての正常及び異常の判定結果を記録する。統計処理情報テーブル60は、メインテーブル58のポーリングにより得られた測定値を、例えば20分間隔毎の平均値、最大値及び最小値を、統計処理情報として求めて記録する。
障害解析サーバ12はサーバ処理部62を備え、サーバ処理部62には障害解析部64と統計処理部66の機能が設けられている。サーバ処理部62に対しては、マスタテーブル68、伝送路障害情報テーブル70、伝送機器状態情報テーブル72、トラップ障害情報テーブル74、判定障害情報テーブル76及び統計処理情報テーブル78が設けられている。
障害解析サーバ12は一定の時間サイクル例えば障害検出サーバ10におけるポーリング周期ごとに、障害検出サーバ10に対し障害情報の転送要求を行い、トラップ障害情報テーブル56のポーリング無応答を示すトラップ障害情報をトラップ障害情報テーブル74に格納し、メインテーブル58の中の判定された障害情報を判定障害情報テーブル76に格納する。
なお統計処理情報テーブル60については、20分間隔毎の処理データであることから、障害解析サーバ12はポーリングレートではなく20分ごとに転送要求を行い、統計処理情報テーブル78に格納する。
障害解析部64は、障害検出サーバ10から転送されたトラップ障害情報テーブル74及び判定障害情報テーブル76の障害情報に基づき、CATV伝送路上の障害個所を推定する。統計処理部66は、統計処理情報テーブル78に転送された20分統計処理データを対象に、ケーブルモデム測定位置における伝送状態を示す測定値の統計処理表示を多点的に行う。
再び障害検出サーバ10を参照するに、サーバ処理部42はケーブルルータ14に設けられている4つのラインカード14−1〜14−4を介してCATV伝送路15に接続され、ケーブルモデム11−1,11−2を含むケーブルモデムを対象に同時並列ポーリングを行って伝送状態の測定値を収集する。
サーバ処理部42に設けた同時並列ポーリング処理部46によるポーリング周期は例えば30秒となる。このポーリング周期は必要に応じて更に短くでき、または更に長くすることもできる。
ここで、本発明における伝送状態の測定値を同時並列ポーリングにより収集するケーブルモデムとしては、DOCSIS1.0及び1.1のものを使用しており、ポーリングプロトコルはSNMPv2Cを使用してケーブルモデムのMIB情報を収集している。
ケーブルモデムにより収集対象となる主なMIB情報は、RFC2670に定義されるDOCSIS−RFI MIB情報及びRFC1907,RFC2233に定義されるSNMP MIBである。
SNMPv2Cによるケーブルモデムに対する1ポーリングセッションは、SNMPゲットリクエストPDU(Protocol Data Unit)が1パケット、ゲットレスポンスPDUが1パケットで完了する。
具体的には、ケーブルルータ14において、ポーリングするケーブルモデムのポインタ情報を取得した後、そのケーブルモデムの受信情報を個別にポーリングする。このため、障害検出サーバ10によるケーブルモデム1台のポーリングにはSNMPゲットリクエストPDUとSNMPゲットレスポンスPDUが2セット必要になる。
このような障害検出サーバ10によるポーリングでCATV伝送路のケーブルモデムから収集される測定値は、次に列挙するものを含んでいる。
(1)下り受信レベル
(2)上り送信レベル
(3)上り受信レベル
(4)下りS/N
(5)上りS/N
(6)下りコードワードエラー(CWE)
(7)上りコードワードエラー(CWE)
これに加えポーリングによらない障害情報として、障害検出サーバ10からのポーリングが受信されない場合にケーブルモデム自身で障害として応答するトラップ情報がある。このケーブルモデムのポーリング異常については、障害検出サーバ10側でもポーリングに対するタイムオーバーを監視するポーリング無応答として障害が判定される。
即ち、ポーリング無応答のみであればケーブルモデムそのものが異常であり、これに対しポーリング無応答であるケーブルモデムからリンクダウントラップが受信された場合にはポーリング下り側の障害であることが分かる。
図3は図2の障害検出サーバ10のサーバ処理部42に設けた本発明による同時並列ポーリング処理部46の実施形態となるJava(R)クラス図の説明図である。ここでJavaは登録標章(R)であるが、以下の説明では単にJavaと表記する。
本実施形態の同時並列ポーリング処理部46にあっては、ワーカースレッドパターンを使用したJavaアプリケーションプログラムの実行により、処理対象とする全ケーブルモデムから1ケーブルモデム当りのポーリング処理時間をミリ秒オーダーとする同時並列ポーリング処理を実行する。ここで、同時並列ポーリングとは、複数のポーリングが並列的に実行されるということではなく、ミリ秒オーダのポーリングが順次行われることであり、1回のポーリング時間が短いことから見かけ上、複数のポーリングが同時並列的に行われているように見れる。
図3のJavaクラス図において、同時並列ポーリング処理のためのJavaアプリケーションプログラムは、クライアントスレッドクラスに対応したポーリングタスク依頼スレッド80、リクエストクラスに対応したポーリングタスク84−1〜84−n、チャネルクラスに対応したチャネル処理スレッド82、及びワーカースレッドクラスに対応したワーカースレッド86−1〜86−mで構成される。
これらのクラスを構成するポーリングタスク依頼スレッド80、ポーリングタスク84−1〜84−n、チャネル処理スレッド82、ワーカースレッド86−1〜86−mのそれぞれは、フィールド(属性)とメソッドで構成されている。即ちポーリングタスク依頼スレッド80はフィールド80−1とメソッド80−2を持ち、チャネル処理スレッド82は同様に、フィールド82−1とメソッド82−2を持ち、ポーリングタスク84−1〜84−nもポーリングタスク84−1に代表して示すように、フィールド84−11とメソッド84−12を持ち、更にワーカースレッド86−1〜86−mもワーカースレッド86−1に代表して示すようにフィールド112とメソッド114を持っている。
各クラスにおけるタスク取得実行フィールドには、処理に必要なデータを格納するメモリ領域が例えばキューやプールとして定義され、メソッドには1または複数のクラスに必要な処理(振舞い)を行うプログラムが記述される。
図3のスレッドワーカーパターンを用いた同時並列ポーリング処理にあっては、30秒間隔のポーリングタイミングに達したときに、ポーリングタスク依頼スレッド80の同時並列ポーリング処理開始メソッド88の実行により、タスク格納のためにチャネルスレッド82に対しタスク格納リクエスト118を発行し、同時にn個のポーリングタスク84−1〜84−nを生成し、インスタンス生成とプーリング120の処理により、チャネル処理スレッド82のタスクキュー94に、処理の実態であるポーリングタスク84−1〜84−nを格納する。
本実施形態で1回のポーリングタイミングで生成するポーリングタスク84−1〜84−nの最大数nは、例えばn=19200個としている。
実際のシステムでは、CATV伝送路の系統毎に加入者宅側の分配線及び幹線に分散設置されたケーブルモデムをグループ化し、グループ単位にケーブルモデム数分のポーリングタスクを生成して処理を依頼することとなり、1回のポーリングタイミングで生成するポーリングタスクの数は一般的には数百程度となる。
ここでポーリングタスク依頼スレッド80によりインスタンスとして生成されたポーリングタスク84−1〜84−nは、ポーリングタスク84−1に代表して示すように、フィールド84−11にはオブジェクト生成時に実行されるメソッドであるコンストラクタにより設定される情報として次の情報が格納される。
(1)ポーリング対象のIPアドレス
(2)ポーリング対象のOSUCコード
(3)ポーリング対象のSNMPコミュニティーストリング
(4)ポーリング対象の機器形式ID
またポーリングタスク84−1のメソッド84−12には、同時並列ポーリング処理の実行に必要な実行メソッドとして、少なくとも次のメソッドが記述される。
(1)ポーリング実行保存メソッド104
(2)結果解析保存メソッド106
(3)タイムアウト/リトライ管理メソッド108
(4)ポーリング対象プロパティ再設定メソッド110
なお、これらの実行メソッドの記述は、実行メソッド名とリクエスト内容の表示だけである。
チャネル処理スレッド82はポーリングタスク依頼スレッド80によるタスク格納リクエスト118の受け渡しと、ワーカースレッド86−1〜86−mの保持を行う。
チャネル処理スレッド82には、ポーリングタスクのリクエスト受け渡しのためにフィールド82−1にタスクキュー94を持ち、ここにリクエストとして取得したポーリングタスクを格納する。タスクキュー94にリクエストとしてポーリングタスクを格納する処理は、メソッド82−2に格納しているキュー格納メソッド100(putRequest)が行う。またタスクキュー94からリクエストであるポーリングタスクを取り出す処理は、キュー取出メソッド(takeRequest)メソッド102が行う。
更にチャネル処理スレッド82のフィールド82−1には、ワーカースレッド86−1〜86−mを保持するためのプール96が設けられている。プール96は具体的には、ワーカースレッド86−1〜86−mの配列である。プール96はオブジェクト生成時に実行されるメソッドであるワーカースレッド生成格納メソッド98により初期化され、m個のワーカースレッド86−1〜86−mを生成して格納する。
このためプール96は、ワーカースレッド86−1〜86−mの配列である。本実施形態にあっては、ワーカースレッド生成格納メソッド98により例えばm=600個のワーカースレッド86−1〜86−600を生成してプール96に格納する。
ワーカースレッド86−1〜86−mは、ポーリングタスク84−1〜84−nを実行する。ワーカースレッドによるポーリングタスクを実行する処理は次のような処理となる。
(1)チャネル処理スレッド82のインスタンスであるポーリングタスク84−1〜84−nの中からキュー取出メソッド(takeRequestメソッド)102を使って、いずれか1つのポーリングタスクを取り出す。
(2)取り出したポーリングタスクの実行メソッドを呼び出す。
ワーカースレッド86−1〜86−mはオブジェクト生成時に実行されるメソッドであるコンストラクタにより呼び出されたワーカースレッド生成格納メソッド98により一度起動すると、ポーリングタスクの実行を続ける。即ち、ワーカースレッド86−1〜86−mのそれぞれは常に「新しいリクエストのポーリングタスク(インスタンス)を1つ取り出して実行メソッドを呼び出す」という処理を繰り返す。このようにワーカースレッド86−1〜86−mは、一度生成して保存すると繰り返しポーリングタスクを実行するので、新しいワーカースレッドを起動する必要はない。
ワーカースレッド86−1を例に取ると、そのフィールド112が持っているデータは、自分自身が1個のポーリングタスクを得るためのチャネル処理スレッド82のインスタンスへの参照データだけである。このためワーカースレッド86−1〜86−mは、ポーリングタスク依頼スレッド80から発行されたリクエストの具体的な内容は把握しておらず、ワーカースレッド86−1〜86−mが把握しているのは、「リクエストクラスであるポーリングタスク84−1〜84−nは実行メソッドを持っている」ということだけである。
ワーカースレッド86−1はプール96に生成格納された状態でタスクキュー94に対するリクエストであるポーリングタスクの格納を待つ待機状態にある。ポーリングタスク依頼スレッド80からポーリングタイミングでインスタンスとして生成されたポーリングタスク84−1〜84−nのタスクキュー94への格納が行われると、m=600個のワーカースレッド86−1〜86−mが一斉にタスクキュー94からポーリングタスク84−1〜84−nの取出しを開始する。
ポーリングタスクを取り出したワーカースレッド86−1は、タスク取得実行メソッド114による実行メソッド(executeメソッド)の呼出しによりポーリング実行124を行う。このポーリング実行124はポーリングタスク84−1のメソッド84−12に記述されているポーリング実行保存メソッド104、タイムアウト・リトライ管理メソッド108及び解析保存メソッド106を呼び出して実行することで、取り出したポーリングタスク84−1のフィールド84−11に設定されるIPアドレスを持つケーブルモデムに対し測定情報の要求パケットを送信し、その応答パケットを受信して、受信した応答パケットから測定値を取得して保存し、更に解析して解析結果を保存する。
なおポーリング対象プロパティ再設定メソッド110は、ポーリング対象とするケーブルモデムが障害などにより交換された際の再設定の際に実行されるメソッドである。
図3のようなJavaワーカースレッドパターンを用いた処理にあっては、通常
(1)クライアント(依頼者)
(2)チャネル(通信路)
(3)ワーカー(作業者)
(4)リクエスト(依頼)
からなる登場人物の振舞いとして説明される。そこで、これらの役割を用いて図3の同時並列ポーリング処理を説明すると次のようになる。
(1)処理依頼役であるポーリングタスク依頼スレッド80が、通信路役であるチャネル処理スレッド82に、依頼内容であるポーリングタスク84−1〜84−nを生成して渡す。本実施形態において、ポーリングタスク84−1〜84−nは、1ポーリングサイクル当たり最大n=19200個である。
(2)通信路役であるチャネル処理スレッド82は、処理依頼役であるポーリングタスク依頼スレッド80からのポーリングタスク84−1〜84−nを受け取り、タスクキュー94を介して作業者役であるワーカースレッド86−1〜86−mに引き渡す。
(3)本実施形態において、ワーカースレッド86−1〜86−mは例えばm=600個がプール96に待機しており、それぞれチャネル処理スレッド82のタスクキュー94からポーリングタスク84−1〜600を取得後、例えばワーカースレッド86−1を例に取ると、取得した例えばポーリングタスク84−1の実行処理であるポーリング実行保存メソッド104、タイムアウト・リトライ管理メソッド108及び解析保存メソッド106を呼び出し、ワーカースレッド86−1〜86−mのそれぞれがJavaアプリケーションプログラム上で並列にポーリング処理を実行する。このときワーカースレッド86−1〜86−mのそれぞれは、ポーリングタスク84−1〜84−nの取得実行メソッドの呼出しという単純な作業役としての処理のみを行う。
(4)ポーリングタスク84−1〜84−nにあっては、実行メソッドとしてポーリング実行保存メソッド104、タイムアウト・リトライ管理メソッド108及び解析保存メソッド106が呼出されると、これらを実行して対象とするケーブルモデムから測定情報を取得するためのSNMPポーリング処理を行う。
(5)ポーリングタスク84−1〜84−nはポーリング処理完了後、チャネル処理スレッド82に完了を通知する。これを受けてチャネル処理スレッド82のプール96でポーリングタスクを取得していたワーカースレッドが解放され、解放されたワーカースレッドは次のポーリングタスクをタスクキュー94から取得して、実行メソッドの呼出しを行う。
(6)このような(3)〜(5)の処理を、タスク処理スレッド82のタスクキュー94に格納しているポーリングリクエスト84−1〜84−nがゼロとなるまで繰り返す。
図4は図3の実施形態による同時並列ポーリング処理のフローチャートであり、図3を参照して説明すると次のようになる。図4において、同時並列ポーリング処理は、ステップS1でポーリングタイミングをチェックしており、例えば30秒間隔のポーリングタイミングに達すると、ステップS2に進み、ポーリングタスク依頼スレッド80がn個のポーリングタスク84−1〜84−nを生成し、チャネル処理スレッド82に引き渡す。これを受けてステップS3でチャネル処理スレッド82がポーリングタスクを受領し、タスクキュー94に格納する。
続いてステップS4でチャネル処理スレッド82のプール96に待機中のワーカースレッド86−1〜86−mに対しポーリングタスク84−1〜84−nのタスクキュー94からの取出しが行われる。
続いてステップS5でポーリングタスクを取り出したワーカースレッドはポーリングタスクの実行メソッドを呼び出し、これによりステップS6でポーリングタスクは実行メソッドの呼出しを受けてポーリング処理を実行し、ケーブルモデムから測定値を取得して保存する。
ポーリング処理が終了すると、ステップS7でポーリングタスクの終了をチャネル処理スレッド82に通知し、これを受けてワーカースレッドを待機状態に開放する。続いてステップS8でチャネル処理スレッドのポーリングタスクが全て処理したか否か判別され、未処理であればステップS4に戻り、開放されたワーカースレッドが新たにタスクキュー94からポーリングタスクを取得して、ステップS5〜S7のポーリング処理を繰り返す。ステップS8でタスクキュー94のポーリングタスクが0となれば処理を終了する。
図5は図3のポーリングタスク84−1〜84−nのメソッド84−12に記述しているメソッド実行によるポーリング処理のフローチャートである。図5において、ポーリング処理は、ステップS1でケーブルモデムのIPアドレスをセットしたポーリングパケットを送信し、ステップS2で監視タイマをスタートする。
監視タイマの時間はタイムアウト・リトライ管理メソッド108によりセットされており、例えばタイムアウト時間として300msが設定されている。続いてステップS3でケーブルモデムからの応答パケットの受信の有無をチェックしており、受信無しの場合はステップS5で監視タイマの時間がタイムアウトしたか否かチェックする。タイムアウトする前にステップS3で応答パケットの受信が判別されると、ステップS4で受信パケットから測定値を取得して保存する。
一方、ステップS3で応答パケット受信が得られずに、ステップS4でパケット送信から300msが過ぎてステップS5でタイムアウトが判別されると、ステップS6でリトライ回数がタイムアウト・リトライ管理メソッド108により予め設定されたN回、例えばN=2回に達したか否か判定する。リトライ回数であるN回未満の場合にはステップS1に戻り、ケーブルモデムのIPアドレスをセットしたポーリングパケットを送信するリトライ処理を行う。
ステップS6でリトライ回数がN=2回であった場合にはステップS7に進み、ケーブルモデムの無応答を認識して障害情報として保存する。ステップS4で受信パケットを正常に受信して測定値を取得して保存した場合あるいはステップS7でケーブルモデムの無応答を認識して保存した場合のいずれについても、ステップS8に進み、チャネル処理スレッド82にポーリング完了を通知してワーカースレッドの開放を行わせ、1回のポーリング処理を終了する。
この図5のような1つのワーカースレッドが1つのポーリングタスクを取得してポーリング処理を実行する時間は、メソッド実行のためのCPU処理時間となる例えば10msで終了する。したがって、1回のポーリングタイミングで発生した最大数である例えば19200個のポーリングタスクの全ての実行時間は、リトライがなければ
19200×10ms=3.2分
で完了することになる。
実際のCATV伝送線路で1回のポーリングタイミングで同時並列ポーリングを行うケーブルモデムの数は例えば600台程度であることから、
600×10ms=6秒
といった短時間で同時並列的にポーリング処理を完了することができる。
また最悪2回のリトライを行った場合は、タイムアウト時間が300msであることから、この場合のポーリング時間は
300ms+300ms+300ms+10ms=930ms
に納まる。
このため、図15に示したように分岐増幅器200の空きポートの終端不良によるインピーダンス不整合で配下の信号レベルが変動する過渡現象が発生した場合、配下に位置するケーブルモデム202,204の測定値のポーリングは、図6(A)(B)に示すように、ケーブルモデム202のポーリングタイミングt1に対し、ケーブルモデム204のポーリングタイミングは過渡現象が継続しているミリ秒オーダーの短時間後の時刻t11で行われ、ケーブルモデム202,204のそれぞれについて過渡現象により変動中のほぼ同じ測定値を取得することができる。
したがって、図16に示したような長いインターバルのポーリングにより、過渡現象中のポーリングで異常値が取得され、過渡現象が消失した後のポーリングで正常値が取得されるという同一伝送路上で2つの測定値が論理的に矛盾する事態を回避でき、過渡現象中に収集された異常値が論理的な矛盾を解消するためのスクリーニングにより削除されてしまうスクリーニングエラーを回避でき、過渡現象による異常値を正確に収集することができる。
図7は図3の同時並列ポーリング処理部を実現する具体的なJavaクラス図の説明図であり、図8及び図9に、図6のJavaクラス図におけるクラス名、フィールド名、メソッド名及び説明の一覧表示を示している。
図7のJavaクラス図は図3に対応しており、ポーリングタスク依頼スレッド80、チャネル処理スレッド82、ポーリングタスク84−1、ワーカースレッド86−1のそれぞれのフィールドとメソッドにつき、具体的にフィールド名、メソッド名を記述している。なおポーリングタスク84−1及びワーカースレッド86−1はそれぞれ1つを代表して示している。
これら図7のJavaクラス図におけるクラス名、フィールド名、メソッド名は、Javaアプリケーションプログラムの仕様を満足するように定義され、フィールド名及びメソッド名については図8,図9の一覧表示における説明に示す内容を持つことになる。
もちろん図7〜図8はワーカースレッドパターンを実現するJavaアプリケーションプログラムのクラス図の一例であり、必要に応じて適宜のフィールド名及びメソッド名を使用することができるが、基本的には図3に示したJavaスレッドワーカーパターンに対応した内容を持つことになる。
図10は、本発明の障害検出サーバ10における障害検出サーバ処理のフローチャートである。図10において、ステップS1ハ同時並列ポーリング処理であり、図4のフローチャートに示したように、例えば30秒のポーリング開始タイミングに達するごとに、測定対象とする全ケーブルモデムの同時並列ポーリング処理を行う。
続いてステップS2に進み、収集された測定値に基づく障害判定処理を実行する。この障害判定処理の結果、ステップS3で障害ありが判定されると、ステップS4に進み、メインテーブル58に障害内容を記録する。一方、障害がなかった場合には、ステップS5に進み、メインテーブルに正常を記録する。
続いてステップ6で障害解析サーバ12からの転送要求の有無をチェックし、転送要求があれば、ステップS7で障害解析サーバに障害情報を転送する。このような処理をステップS8で処理停止指示が判別されるまで繰り返す。
図11は、図10のステップS2における障害判定処理の詳細を示したフローチャートである。図11において、この障害判定処理は、ステップS1でメインテーブル58から同時並列ポーリングにより収集された測定値を読み込み、ステップS2でシステム定義閾値による障害判定を行う。
続いてステップS3で、しユーザ定義閾値により判定し、異常があれば表示色のみを変化させ、障害判定には使わない。更にステップS4で、統計差分閾値による障害判定を行う。そしてステップS5で全測定データの判定が済むまで、ステップS1からの処理を繰り返す。
図12は、図11のステップS4における統計差分閾値による判定処理の詳細を示したフローチャートである。図12において、統計差分閾値障害判定処理は、まずステップS1で統計処理情報テーブル60から前回20分間の測定値から算出された平均値を読み込み、ステップS2で閾値定義テーブル148から統計差分閾値−VL,−L,H,VHを読み込み、ステップS3で平均値に対する統計差分値の加算により閾値を設定する。
続いてステップS4で測定データと閾値を比較し、ステップS5で障害ありが判定されると、障害内容をステップS6でメインテーブル58に記録する。ステップS5で障害がなければ、ステップS7で正常をメインテーブル58に記録する。
続いてステップS8で、ステップS4で設定した全ての閾値との比較が済むまで、ステップS4〜S8の処理を繰り返し、終了後に、図11の処理にリターンする。
図14は、図13の障害解析部64における処理動作のフローチャートである。図14において、障害解析処理は障害検出サーバ10におけるポーリングレートである30秒に1回づつ実行される。この障害解析処理は、まずステップS1で障害検出サーバ10から転送された新規障害情報の読込みと前回差分情報の初期化を行う。
続いてステップS2に進み、新規障害情報を対象にケーブルモデムの測定値から判定された障害情報がその前後の伝送状態、即ち前後のケーブルモデム測定値から判定された正常または異常に対し論理的に矛盾しているか否かチェックし、矛盾している場合には異常情報を除去し、正常情報に変更するスクリーニング処理を行う。
続いてステップS3で前回と今回の差分情報を生成する。即ち前回使用した障害情報と今回読み込んだ障害情報との差分をとることにより、残った情報を障害解析に使用する障害情報とする。この差分処理により生成される差分情報は、前回と同じ今回の情報が除かれ、今回新たに生じた障害情報と前回に対して変化した差分情報が残る。このうち変化した差分情報とは、前述したように障害内容が変化した差分情報と、障害が復旧した正常情報を含んでいる。
ステップS4で差分情報について障害情報に変化があるか否かチェックし、変化がなかった場合には処理を終了する。障害情報に変化があった場合にはステップS5に進み、障害情報を障害事象ごとに仕分けした後、新たに発生した障害事象について新規ハンドルを生成する。ここで新規ハンドルの生成とはハンドルインスタンスとスレッドを生成することである。
続いてステップS6でステップS5で新規に生成されたハンドルインスタンス及び継続する障害について既に作成されているハンドルインスタンスのそれぞれにより、CATV伝送路を論理抽象的なデータ構造として表現するインセグメント集合体を対象に、障害インセグメント特定処理を実行する。
この障害インセグメント特定処理は、インセグメント集合体でなるCATV伝送路の終端の障害情報を持つケーブルモデムが属する障害終端インセグメントを起点に、スレッドを配置して上流側に進行させることで、障害インセグメントを特定する。
ステップS6で障害インセグメントが特定されると、ステップS7で障害インセグメントに属する伝送機器を対象に伝送機器固有の障害内容解析プログラムを起動して、障害分析を行う。そしてステップS8で伝送機器における障害内容が推定される。さらにステップS9で前回の障害情報が正常となった障害復旧については継続して生成したハンドルインスタンスを消滅させる。
また本発明は、同時並列ポーリング処理を実行するプログラムを提供するものであり、このプログラムは図3のクラス図及び図4及び図5のフローチャートに示した内容、具体的にはJavaアプリケーションプログラムである。
このJavaアプリケーションプログラムは、図2の障害検出サーバ10として動作する図14のようなコンピュータのハードウエア環境により実行される。
図14において、CPU128のバス130に対しては、RAM132、ROM134、ハードディスクドライブ136、キーボード138,マウス140,ディスプレイ142を接続するデバイスインタフェース144、更にネットワークアダプタ146が接続されている。
ハードディスクドライブ136には、本実施形態の同時並列ポーリング処理プログラムがインストールされている。コンピュータを起動すると、ROM134のブートプログラムの実行により、ハードディスクドライブ136からOSがRAM132に読み出され、OSが起動すると、続いてハードディスクドライブ136から本実施形態の同時並列ポーリング処理プログラムがRAM132に読み出され、CPU128により実行されることになる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含む。また上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
本発明が適用されたCATVシステムの説明図 本発明のCATV伝送路監視装置の機能構成のブロック図 本発明による同時並列ポーリング処理部の実施形態となるJavaクラス図の説明図 図3の実施形態による同時並列ポーリング処理のフローチャート 図3のポーリングタスクのメソッド実行によるポーリング処理のフローチャート 本実施形態の同時並列ポーリング処理により補足されるCATV線路の過渡現象の説明図 図3の同時並列的ポーリング処理部を実現する具体的なJavaクラス図の説明図 図6のJavaクラス図におけるクラス名、フィールド名、メソッド名及び説明の一覧表示した説明図 図8に続く一覧表示の説明図 本発明による障害検出サーバ処理のフローチャート 図10における障害判定処理のフローチャート 図10における統計差分閾値を用いた障害判定処理のフローチャート 本発明による障害解析処理のフローチャート 本実施形態の同時並列ポーリング処理プログラムが実行されるコンピュータのハードウェア環境のブロック図 CATV線路の一部を示した回路図 従来の順次ポーリングによるCATV線路の過渡現象の補足の問題を示したタイムチャート
符号の説明
10:障害検出サーバ
11,11−1〜11−18:ケーブルモデム
12:障害解析サーバ
14:ケーブルルータ
14−1〜14−4:ラインカード
15:CATV伝送路
16:SNMPカード
18:CNR
20:LAN
22:ヘッドエンド
24:光ノード
26:スプリッタ
28,36,38:幹線分岐増幅器(TBA)
30,34:分岐増幅器(BA)
32,40:延長増幅器(EA)
42:サーバ処理部
44:SNMPマネージャ
46:同時並列ポーリング処理部
48:スケジューラ
50:障害検出部
52:マスタテーブル
54:システムマスタテーブル
56,74:トラップ障害情報テーブル
58:メインテーブル
60:統計処理情報テーブル
62:サーバ処理部
64:障害解析部
66:統計処理部
68:マスタテーブル
70:伝送路障害情報テーブル
72:伝送機器状態情報テーブル
76:判定障害情報テーブル
78:統計処理情報テーブル
80:ポーリングタスク依頼スレッド
82:チャネル処理スレッド
84−1,84−n:ポーリングタスク
86−1〜86−m:ワーカースレッド
88:同時並列ポーリング処理開始メソッド
94:タスクキュー
96:プール
98:ワーカースレッド生成格納メソッド
100:キュー格納メソッド
102:キュー取出メソッド
104:ポーリング実行保存メソッド
106:解析保存メソッド
108:タイムアウト・リトライ管理メソッド
110:ポーリング対象プロパティ再設定メソッド
112:フィールド
114:タスク取得実行メソッド

Claims (6)

  1. ツリー構造をとるCATV伝送路の加入者宅側の分配線及び幹線に分散設置された複数のケーブルモデムで検出された測定値を収集するCATV伝送路監視装置に於いて、
    所定のポーリング周期毎に、前記複数のケーブルモデムに対し同時並列的ポーリングを行って検出された測定値を収集する同時並列ポーリング処理部を設け、
    前記同時並列ポーリング処理部は、
    所定のポーリング周期毎に前記複数のケーブルモデム毎にポーリングタスクを生成して処理を依頼するポーリングタスク依頼部と、
    前記ポーリングタスク処理依頼部から発行されたポーリングタスクを受領してタスクキューに格納し、外部からのタスク取出要求に対し前記ポーリングタスクを引き渡すチャネル処理部と、
    前記チャネル処理部のプールに配置されてタスク待ち状態にあり、前記タスクキューに1又は複数のポーリングタスクが格納された際に、いずれか1つのポーリングタスクを同時並列的に取得して実行し、実行終了でタスク待ち状態に戻る複数のワーカースレッドと、
    を備えたことを特徴とするCATV伝送路監視装置。
  2. 請求項記載のCATV伝送路監視装置に於いて、前記ポーリングタスクは、前記ワーカースレッドによる実行の呼出しを受けた際に、
    ケーブルモデムのIPアドレスをセットした要求パケットを送信して測定値を含む応答パケットを要求し、
    前記要求パケットを送信してから前記応答パケットを受信するまでの時間を所定の設定時間と比較してタイムアウトするか否か監視し、前記所定時間内に応答パケットを受信した場合は前記ワーカースレッドを開放して待ち状態に復帰させ、
    前記タイムアウトが判定された場合は、所定のリトライ回数以内のリトライ処理により前記要求パケットを送信して測定値を含む応答パケットを要求し、
    前記ケーブルモデムから応答パケットを受信した際に、受信パケットから取得した測定値を保存するポーリング処理を実行することを特徴とするCATV伝送路監視装置。
  3. 請求項記載のCATV伝送路監視装置に於いて、前記ポーリング処理依頼部は、前記CATV伝送路の系統毎に加入者宅側の分配線及び幹線に分散設置されたケーブルモデムをグループ化し、前記グループ単位にケーブルモデム数分のポーリングタスクを生成して処理を依頼することを特徴とするCATV伝送路監視装置。
  4. ツリー構造をとるCATV伝送路の加入者宅側の分配線及び幹線に分散設置された複数のケーブルモデムで検出された測定値を収集するCATV伝送路監視方法に於いて
    定のポーリング周期毎に、前記複数のケーブルモデムに対し同時並列的ポーリングを行って検出された測定値を収集する同時並列ポーリング処理ステップと、
    を備え、
    記同時並列ポーリング処理ステップは、
    所定のポーリング周期毎に前記複数のケーブルモデム毎にポーリングタスクを生成して処理を依頼するポーリングタスク処理依頼ステップと、
    前記ポーリングタスク処理依頼ステップから発行されたポーリングタスクを受領してタスクキューに格納し、外部からのタスク取得要求に対し前記ポーリングタスクを引き渡すチャネル処理ステップと、
    前記チャネル処理ステッププールに配置されてタスク待ち状態にあり、前記タスクキューに1又は複数のポーリングタスクが格納された際に、ずれか1つのポーリングタスクを同時並列的に取得して実行し、実行終タスク待ち状態に戻る複数のワーカースレッド処理ステップと、
    を備えたことを特徴とするCATV伝送路監視方法。
  5. コンピュータに、
    ツリー構造をとるCATV伝送路の加入者宅側の分配線及び幹線に分散設置された複数のケーブルモデムに対し所定のポーリング周期毎に同時並列的ポーリングを行って検出された測定値を収集する同時並列ポーリングステップを実行させ、
    前記同時並列ポーリング処理ステップ
    所定のポーリング周期毎に前記複数のケーブルモデム毎にポーリングタスクを生成して処理を依頼するポーリングタスク処理依頼ステップと、
    前記ポーリングタスク処理依頼ステップから発行されたポーリングタスクを受領してタスクキューに格納し、外部からのタスク取得要求に対し前記ポーリングタスクを引き渡すチャネル処理ステップと、
    前記チャネル処理ステッププールに配置されてタスク待ち状態にあり、前記タスクキューに1又は複数のポーリングタスクが格納された際に、ずれか1つのポーリングタスクを同時並列的に取得して実行し、実行終了でタスク待ち状態に戻る複数のワーカー処理ステップと、
    を実行させるためのプログラム
  6. ツリー構造をとるCATV伝送路の加入者宅側の分配線及び幹線に分散設置された複数のケーブルモデムで検出された測定値を収集する情報収集部と、
    所定の時間間隔毎にその間に収集された測定値の平均値を算出して統計処理情報として保存する統計処理部と、
    前記ケーブルモデムから測定値を収集した際に、障害判定閾値と収集された閾値を比較して障害の有無を判定し、判定結果を障害情報に保存する障害検出部と、
    前記障害情報に基づき、CATV伝送路上の障害個所を推定する障害解析部と、
    を備えたCATV伝送路監視装置に於いて、
    前記情報収集部に、所定のポーリング周期毎に、前記複数のケーブルモデムに対し同時並列的ポーリングを行って検出された測定値を収集する同時並列ポーリング処理部を設け、
    前記同時並列ポーリング処理部は、
    所定のポーリング周期毎に前記複数のケーブルモデム毎にポーリングタスクを生成して処理を依頼するポーリングタスク依頼部と、
    前記ポーリングタスク依頼部から発行されたポーリングタスクを受領してタスクキューに格納し、外部からのタスク取出要求に対し前記ポーリングタスクを引き渡すチャネル処理部と、
    前記チャネル処理部のプールに配置されてタスク待ち状態にあり、前記タスクキューに1又は複数のポーリングタスクが格納された際に、いずれか1つのポーリングタスクを同時並列的に取得して実行し、実行終了でタスク待ち状態に戻る複数のワーカースレッドと、
    を備えたことを特徴とするCATV伝送路監視装置。
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