JP4198432B2 - ストレージシステムの制御方法、ストレージシステム、プログラム、及び管理装置 - Google Patents

ストレージシステムの制御方法、ストレージシステム、プログラム、及び管理装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ストレージシステムの制御方法、ストレージシステム、プログラム、及び管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の情報関連技術の進歩に伴いコンピュータシステムにおける記憶装置(ストレージ)の記憶容量は増加の一途を辿っている。またこのような記憶装置を複数のコンピュータとネットワークで接続し、記憶装置が提供する大容量の記憶リソースを複数のコンピュータで利用する形態が普及している。そのため各コンピュータへの記憶リソースの割り当てを的確に行い、コンピュータシステム全体として最適な処理性能が得られるようにするために、記憶リソース管理の重要性が増している。
【0003】
従来の記憶リソース管理では、記憶リソースを新たにコンピュータに割り当てる場合、オペレータが、コンピュータで実行されるアプリケーションプログラムの特性に基づき、記憶装置へのアクセスのバランスを考慮しながら記憶装置上の論理ボリューム(論理デバイス)の割り当てを行っていた。アプリケーションプログラムの特性としては、オンライン処理プログラムのようにデータアクセスの高速性が要求されるものや、バッチ処理プログラムやテストプログラムのように高速性が要求されないものなどがある。
【0004】
このような記憶リソースの割り当てをアプリケーションプログラムの特性に応じて行うための技術として、記憶リソースの割り当て時に記憶リソースについて所定の評価値を求めることにより記憶リソースの割り当てを行う技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−350707号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら今日のコンピュータ技術の進歩により、記憶装置はコンピュータシステム内において、仮想的な記憶リソースのプールとして扱われるようになっている。このようなストレージバーチャリゼーションの下では、コンピュータへの記憶リソースの割り当てを最適かつ的確に行うことが強く求められている。 そこで本発明は記憶装置の記憶リソースの最適な利用を可能とすることを主たる目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
データを記憶するための記憶リソース及び前記記憶リソースを利用するコンピュータへの接続手段を有し、前記記憶リソースがグループに区分され、前記各グループがさらにサブグループに区分されてなるストレージと、前記ストレージに接続される管理装置と、を備えるストレージシステムの制御方法であって、前記管理装置が、前記コンピュータへのサブグループの割り当てに際し、前記グループにおいて既に割り当て済みのサブグループの数を前記各グループ間で比較し、前記割り当て済みのサブグループの数が最も少ないグループを選出するステップと、前記管理装置が、前記選出されたグループに所属する未割り当てのサブグループの中から、前記コンピュータに割り当てるサブグループを選出するステップとを備える。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明の実施の形態の欄、及び図面により明らかにされる。
【0008】
【発明の実施の形態】
===開示の概要===
本明細書の記載により少なくとも次のことが明らかにされる。
本実施の形態の一態様は、データを記憶するための記憶リソース及び前記記憶リソースを利用するコンピュータへの接続手段を有し、前記記憶リソースがグループに区分され、前記各グループがさらにサブグループに区分されてなるストレージと、前記ストレージに接続される管理装置と、を備えるストレージシステムの制御方法であって、前記管理装置が、前記コンピュータへのサブグループの割り当てに際し、前記グループにおいて既に割り当て済みのサブグループの数を前記各グループ間で比較し、前記割り当て済みのサブグループの数が最も少ないグループを選出するステップと、前記管理装置が、前記選出されたグループに所属する未割り当てのサブグループの中から、前記コンピュータに割り当てるサブグループを選出するステップとを備えることを特徴とする。
【0009】
このような態様により、コンピュータへ割り当てられるサブグループは記憶リソース内の各グループから均等に選出されるので、偏りなく記憶リソースがコンピュータに割り当てられる。これにより、コンピュータから記憶リソースへのアクセスを分散することができ、記憶リソースを効率よく利用することができる。また割り当てのための管理負担及び管理コストの軽減を図ることができる。
【0010】
また本実施の形態の一態様は、データを記憶するための記憶リソース及び前記記憶リソースを利用するコンピュータへの接続手段を有し、前記記憶リソースがグループに区分され、前記各グループがさらにサブグループに区分されてなるストレージと、前記ストレージに接続される管理装置と、を備えるストレージシステムの制御方法であって、前記管理装置が、前記コンピュータへのサブグループの割り当てに際し、前記グループにおいて既に割り当て済みのサブグループの数を前記各グループ間で比較し、前記割り当て済みのサブグループの数が最も多いグループを選出するステップと、前記管理装置が、前記選出されたグループに所属する未割り当てのサブグループの中から、前記コンピュータに割り当てるサブグループを選出するステップとを備えることを特徴とする。
【0011】
このような態様により、コンピュータへ割り当てられるサブグループを、記憶リソース内の特定のグループから集中して選出することが可能となる。これにより、他のグループのサブグループをより効果的な用途のために解放しておくことが可能となるため、記憶リソース全体として効率の良い利用を図ることができる。
【0012】
また本実施の形態の一態様は、データを記憶するための記憶リソース及び前記記憶リソースを利用するコンピュータへの接続手段を有し、前記記憶リソースがグループに区分され、前記各グループがさらにサブグループに区分されてなるストレージと、前記ストレージに接続される管理装置と、を備えるストレージシステムの制御方法であって、前記管理装置が、オペレータから前記コンピュータに前記サブグループを割り当てる際の基準を受け付けるステップと、前記管理装置が、前記コンピュータへのサブグループの割り当てに際し、前記基準が分散である場合に、前記グループにおいて既に割り当て済みのサブグループの数を前記各グループ間で比較し、前記割り当て済みのサブグループの数が最も少ないグループを選出し、前記基準が集中である場合に、前記各グループにおいて既に割り当て済みのサブグループの数を前記各グループ間で比較し、前記割り当て済みのサブグループの数が最も多いグループを選出するステップと、前記管理装置が、前記選出されたグループに所属する未割り当てのサブグループの中から、前記コンピュータに割り当てるサブグループを選出するステップとを備えることを特徴とする。
【0013】
このような態様により、コンピュータによる記憶リソースの利用形態に応じて、柔軟かつ的確にコンピュータに割り当てられるサブグループの選出を行うことができるので、記憶リソースの最適な利用を図ることができる。
【0014】
また本実施の形態の一態様は、前記グループを選出するステップにおいて、前記コンピュータへ既に割り当て済みのサブグループの数が最も少ないグループが複数存在する場合には、前記管理装置が、少なくとも2つのグループが相異なる数のサブグループからなる当該グループにおいて未割り当てのサブグループの数を前記各グループ間で比較し、前記未割り当てのサブグループの数が最も少ないグループを選出することを特徴とする。
このような態様により、コンピュータへの記憶リソース割り当て時に、割り当て候補が複数あった場合には、当該候補の中からより最適な候補を選出することが可能となる。
【0015】
また本実施の形態の一態様は、前記グループを選出するステップにおいて、前記コンピュータへ既に割り当て済みのサブグループの数が最も多いグループが複数存在する場合には、前記管理装置が、少なくとも2つのグループが相異なる数のサブグループからなる当該グループにおいて未割り当てのサブグループの数を前記各グループ間で比較し、前記未割り当てのサブグループの数が最も多いグループを選出することを特徴とする。
このような態様により、コンピュータへの記憶リソース割り当て時に、割り当て候補が複数あった場合には、当該候補の中からより最適な候補を選出することが可能となる。
【0016】
また本実施の形態の一態様は、前記ストレージシステムの制御方法において、前記グループはRAIDグループであることを特徴とする。
このような態様により、RAIDグループの中から、記憶リソースが最適に利用されるように、割り当てる記憶リソースを選出することができる。
【0017】
また本実施の形態の一態様は、前記ストレージシステムの制御方法において、前記サブグループは記憶リソース上に区画設定された論理的な記憶領域である論理ボリュームであることを特徴とする。
このような態様により、記憶リソースが最適に利用されるように、論理ボリューム単位でコンピュータに記憶リソースを割り当てることができる。
【0018】
また本実施の形態の一態様は、データを記憶するための記憶リソース及び前記記憶リソースを利用するコンピュータへの接続手段を有するストレージと、前記ストレージに接続される管理装置と、を備えるストレージシステムであって、前記管理装置が、前記記憶リソースを区分してなる複数のグループの識別情報と、前記各グループをさらに区分してなる複数のサブグループの識別情報と、前記各サブグループのコンピュータへの割り当て有無を示す情報と、をそれぞれ対応付けて記憶するデータベースと、前記コンピュータへのサブグループの割り当てに際し、前記データベースに記憶されているグループにおいて既に割り当て済みのサブグループの数を前記各グループ間で比較し、前記割り当て済みのサブグループの数が最も少ないグループを選出する手段と、前記選出されたグループに所属する未割り当てのサブグループの中から、前記コンピュータに割り当てるサブグループを前記データベースに基づいて選出する手段と、を備えることを特徴とするストレージシステムに関する。
【0019】
また本実施の形態の一態様は、データを記憶するための記憶リソース及び前記記憶リソースを利用するコンピュータへの接続手段を有するストレージと、前記ストレージに接続される管理装置と、を備えるストレージシステムであって、前記管理装置が、前記記憶リソースを区分してなる複数のグループの識別情報と、前記各グループをさらに区分してなる複数のサブグループの識別情報と、前記各サブグループのコンピュータへの割り当て有無を示す情報と、をそれぞれ対応付けて記憶するデータベースと、前記コンピュータへのサブグループの割り当てに際し、前記データベースに記憶されているグループにおいて既に割り当て済みのサブグループの数を前記各グループ間で比較し、前記割り当て済みのサブグループの数が最も多いグループを選出する手段と、前記選出されたグループに所属する未割り当てのサブグループの中から、前記コンピュータに割り当てるサブグループを前記データベースに基づいて選出する手段と、を備えることを特徴とするストレージシステムに関する。
【0020】
また本実施の形態の一態様は、データを記憶するための記憶リソース及び前記記憶リソースを利用するコンピュータへの接続手段を有するストレージと、前記ストレージに接続される管理装置と、を備えるストレージシステムであって、前記管理装置が、前記記憶リソースを区分してなる複数のグループの識別情報と、前記各グループをさらに区分してなる複数のサブグループの識別情報と、前記各サブグループのコンピュータへの割り当て有無を示す情報と、をそれぞれ対応付けて記憶するデータベースと、オペレータから前記コンピュータに前記サブグループを割り当てる際の基準を受け付ける手段と、前記コンピュータへのサブグループの割り当てに際し、前記基準が分散である場合に、前記グループにおいて既に割り当て済みのサブグループの数を前記各グループ間で比較し、前記割り当て済みのサブグループの数が最も少ないグループを選出し、前記基準が集中である場合に、前記各グループにおいて既に割り当て済みのサブグループの数を前記各グループ間で比較し、前記割り当て済みのサブグループの数が最も多いグループを選出する手段と、前記選出されたグループに所属する未割り当てのサブグループの中から、前記コンピュータに割り当てるサブグループを前記データベースに基づいて選出する手段と、を備えることを特徴とするストレージシステムに関する。
【0021】
また本実施の形態の一態様は、前記グループを選出する手段において、前記コンピュータへ既に割り当て済みのサブグループの数が最も少ないグループが複数存在する場合には、前記管理装置が、当該グループのうち、未割り当てのサブグループの数が最も少ないグループを選出することを特徴とするストレージシステムに関する。
【0022】
また本実施の形態の一態様は、前記グループを選出する手段において、前記コンピュータへ既に割り当て済みのサブグループの数が最も多いグループが複数存在する場合には、前記管理装置が、当該グループのうち、未割り当てのサブグループの数が最も多いグループを選出することを特徴とするストレージシステムに関する。
【0023】
また本実施の形態の一態様は、前記グループはRAIDグループであることを特徴とするストレージシステムに関する。
【0024】
また本実施の形態の一態様は、前記サブグループは記憶リソース上に区画設定された論理的な記憶領域である論理ボリュームであることを特徴とするストレージシステムに関する。
【0025】
また本実施の形態の一態様は、データを記憶するための記憶リソース及び前記記憶リソースを利用するコンピュータへの接続手段を有し、前記記憶リソースがグループに区分され、前記各グループがさらにサブグループに区分されてなるストレージと、前記ストレージに接続される管理装置と、を備えるストレージシステムにおける前記管理装置に、前記コンピュータへのサブグループの割り当てに際し、前記グループにおいて既に割り当て済みのサブグループの数を前記各グループ間で比較し、前記割り当て済みのサブグループの数が最も少ないグループを選出するステップと、前記選出されたグループに所属する未割り当てのサブグループの中から、前記コンピュータに割り当てるサブグループを選出するステップとを実行させるためのプログラムに関する。
【0026】
また本実施の形態の一態様は、データを記憶するための記憶リソース及び前記記憶リソースを利用するコンピュータへの接続手段を有し、前記記憶リソースがグループに区分され、前記各グループがさらにサブグループに区分されてなるストレージと、前記ストレージに接続される管理装置と、を備えるストレージシステムにおける前記管理装置に、前記コンピュータへのサブグループの割り当てに際し、前記グループにおいて既に割り当て済みのサブグループの数を前記各グループ間で比較し、前記割り当て済みのサブグループの数が最も多いグループを選出するステップと、前記選出されたグループに所属する未割り当てのサブグループの中から、前記コンピュータに割り当てるサブグループを選出するステップとを実行させるためのプログラムに関する。
【0027】
また本実施の形態の一態様は、データを記憶するための記憶リソース及び前記記憶リソースを利用するコンピュータへの接続手段を有し、前記記憶リソースがグループに区分され、前記各グループがさらにサブグループに区分されてなるストレージと、前記ストレージに接続される管理装置と、を備えるストレージシステムにおける前記管理装置に、オペレータから前記コンピュータに前記サブグループを割り当てる際の基準を受け付けるステップと、前記コンピュータへのサブグループの割り当てに際し、前記基準が分散である場合に、前記グループにおいて既に割り当て済みのサブグループの数を前記各グループ間で比較し、前記割り当て済みのサブグループの数が最も少ないグループを選出し、前記基準が集中である場合に、前記各グループにおいて既に割り当て済みのサブグループの数を前記各グループ間で比較し、前記割り当て済みのサブグループの数が最も多いグループを選出するステップと、前記選出されたグループに所属する未割り当てのサブグループの中から、前記コンピュータに割り当てるサブグループを選出するステップとを実行させるためのプログラムに関する。
【0028】
また本実施の形態の一態様は、前記グループを選出するステップにおいて、前記コンピュータへ既に割り当て済みのサブグループの数が最も少ないグループが複数存在する場合には、当該グループのうち、未割り当てのサブグループの数が最も少ないグループを選出することを特徴とするプログラムに関する。
【0029】
また本実施の形態の一態様は、前記グループを選出するステップにおいて、前記コンピュータへ既に割り当て済みのサブグループの数が最も多いグループが複数存在する場合には、当該グループのうち、未割り当てのサブグループの数が最も多いグループを選出することを特徴とするプログラムに関する。
【0030】
また本実施の形態の一態様は、前記グループはRAIDグループであることを特徴とするプログラムに関する。
【0031】
また本実施の形態の一態様は、前記サブグループは記憶リソース上に区画設定された論理的な記憶領域である論理ボリュームであることを特徴とするプログラムに関する。
【0032】
また本実施の形態の一態様は、データを記憶するための記憶リソース、及び前記記憶リソースを利用するコンピュータへの接続手段を有するストレージと、前記ストレージに接続される管理装置とを備えるストレージシステムにおける前記管理装置であって、前記記憶リソースを区分してなる複数のグループの識別情報と、前記各グループをさらに区分してなる複数のサブグループの識別情報と、前記各サブグループのコンピュータへの割り当て有無を示す情報と、をそれぞれ対応付けて記憶するデータベースと、前記コンピュータへのサブグループの割り当てに際し、前記データベースに記憶されているグループにおいて既に割り当て済みのサブグループの数を前記各グループ間で比較し、前記割り当て済みのサブグループの数が最も少ないグループを選出する手段と、前記選出されたグループに所属する未割り当てのサブグループの中から、前記コンピュータに割り当てるサブグループを前記データベースに基づいて選出する手段と、を備えることを特徴とする管理装置に関する。
【0033】
また本実施の形態の一態様は、データを記憶するための記憶リソース、及び前記記憶リソースを利用するコンピュータへの接続手段を有するストレージと、前記ストレージに接続される管理装置とを備えるストレージシステムにおける前記管理装置であって、前記記憶リソースを区分してなる複数のグループの識別情報と、前記各グループをさらに区分してなる複数のサブグループの識別情報と、前記各サブグループのコンピュータへの割り当て有無を示す情報と、をそれぞれ対応付けて記憶するデータベースと、前記コンピュータへのサブグループの割り当てに際し、前記データベースに記憶されているグループにおいて既に割り当て済みのサブグループの数を前記各グループ間で比較し、前記割り当て済みのサブグループの数が最も多いグループを選出する手段と、前記選出されたグループに所属する未割り当てのサブグループの中から、前記コンピュータに割り当てるサブグループを前記データベースに基づいて選出する手段と、を備えることを特徴とする管理装置に関する。
【0034】
また本実施の形態の一態様は、データを記憶するための記憶リソース、及び前記記憶リソースを利用するコンピュータへの接続手段を有するストレージと、前記ストレージに接続される管理装置とを備えるストレージシステムにおける前記管理装置であって、前記記憶リソースを区分してなる複数のグループの識別情報と、前記各グループをさらに区分してなる複数のサブグループの識別情報と、前記各サブグループのコンピュータへの割り当て有無を示す情報と、をそれぞれ対応付けて記憶するデータベースと、オペレータから前記コンピュータに前記サブグループを割り当てる際の基準を受け付ける手段と、前記コンピュータへのサブグループの割り当てに際し、前記基準が分散である場合に、前記グループにおいて既に割り当て済みのサブグループの数を前記各グループ間で比較し、前記割り当て済みのサブグループの数が最も少ないグループを選出し、前記基準が集中である場合に、前記各グループの中において既に割り当て済みのサブグループの数を前記各グループ間で比較し、前記割り当て済みのサブグループの数が最も多いグループを選出する手段と、前記選出されたグループに所属する未割り当てのサブグループの中から、前記コンピュータに割り当てるサブグループを前記データベースに基づいて選出する手段と、を備えることを特徴とする管理装置に関する。
【0035】
また本実施の形態の一態様は、前記グループを選出する手段において、前記コンピュータへ既に割り当て済みのサブグループの数が最も少ないグループが複数存在する場合には、当該グループのうち、未割り当てのサブグループの数が最も少ないグループを選出することを特徴とする管理装置に関する。
【0036】
また本実施の形態の一態様は、前記グループを選出する手段において、前記コンピュータへ既に割り当て済みのサブグループの数が最も多いグループが複数存在する場合には、当該グループのうち、未割り当てのサブグループの数が最も多いグループを選出することを特徴とする管理装置に関する。
【0037】
また本実施の形態の一態様は、前記グループはRAIDグループであることを特徴とする管理装置に関する。
【0038】
また本実施の形態の一態様は、前記サブグループは記憶リソース上に区画設定された論理的な記憶領域である論理ボリュームであることを特徴とする管理装置に関する。
【0039】
===全体構成例===
本実施例に係るコンピュータシステムの全体構成を示すブロック図を図1に示す。
複数の業務クライアント101が基幹LAN(Local Area Network)500を通じて複数の業務サーバ100に接続されている。業務サーバ100及び業務クライアント101はCPU(Central Processing Unit)やメモリ、入出力装置等を備えたコンピュータである。これにより各業務クライアント101は業務サーバ100が提供する情報処理サービスを利用することができる。また基幹LAN500はインターネットのような公共的なネットワークとすることもできるし、プライベートなネットワークとすることもできる。
【0040】
業務サーバ100が提供する情報処理サービスは特定のサービスに限定されるものではない。例えば銀行の預金引き出しサービスやインターネットのホームページ閲覧サービスのようなオンラインサービスを始め、科学技術分野における実験シミュレーションを行うバッチ処理サービス等、様々なものが考えられる。
【0041】
各業務サーバ100は、SAN(Storage Area Network)200を介して記憶装置(ストレージ)300に接続されている。SAN200は、記憶リソースを提供する記憶装置300と記憶リソースを利用する業務サーバ100とを相互に接続するためのネットワークである。
【0042】
記憶装置300は、業務サーバ100が情報処理サービスを提供するために必要とする記憶リソースを提供する。そのため記憶装置300の記憶リソースは複数の論理デバイス(論理ボリューム)302に区分されて管理されており、記憶リソースは論理デバイス302毎に業務サーバ100に割り当てられる。
【0043】
記憶装置300は通常、多数の磁気ディスク装置を備えた構成をしている。そしていくつかの磁気ディスク装置毎にRAID(Redundant Arrays of Independent Disks)グループ(アレイグループ)301を構成している。アレイグループ301単位でデータを記憶するようにすることにより、データの信頼性を向上させ、かつ高速なアクセスを可能としている。そして各アレイグループ301は通常、複数の論理デバイス302に区分けされて管理される。各アレイグループ301上には任意の数の論理デバイス302を作成することができる。また各論理デバイス302の記憶容量は任意の値に設定することができる。このようにしてアレイグループ301上に作成された論理デバイス302が業務サーバ100に割り当てられる。
【0044】
管理サーバ(管理装置)400と管理クライアント401は、管理LAN600を介して業務サーバ100、SAN200、記憶装置300に接続されている。管理サーバ400及び管理クライアント401はCPUやメモリ、入出力装置等を備えたコンピュータである。管理サーバ400や管理クライアント401は、記憶装置300と共にストレージシステムを構成し、記憶装置300を業務サーバ100から使用できるようにするための各種設定や、SAN200の設定、記憶装置300の保守・管理作業等のために使用される。また管理LAN600は基幹LAN500と接続されているようにすることもできるし、切り離されているようにすることもできる。さらに管理サーバ400や管理クライアント401の機能を業務サーバ100や業務クライアント101に備えるようにすることにより、業務サーバ100や業務クライアント101から記憶装置300の設定等を直接行えるようにした形態とすることもできる。
【0045】
管理サーバ400は記憶装置300の設定等を行うためのプログラムを実行する機能を備えている。管理サーバ400は管理クライアント401からの設定要求を受け付けて所定のプログラムを実行することにより、管理クライアント401に対して、記憶装置300の設定を行うサービスを提供する。しかし管理サーバ401の機能を管理クライアント401に備えるようにすることにより、管理クライアント401から記憶装置300の設定等を直接行えるようにした形態とすることもできる。もちろん、管理クライアント401無しに管理サーバ400のみで記憶装置300の設定等を行えるようにした形態とすることもできる。
【0046】
次に、本実施例に係る管理サーバ400の構成を示すブロック図を、図2に示す。
管理サーバ400は、論理デバイス情報データベース402を備える。論理デバイス情報データベース402は図5に示す論理デバイス情報700を記録するためのデータベースである。管理サーバ400がハードディスク装置を備える場合には、当該ハードディスク装置に論理デバイス情報データベース402を構築し、論理デバイス情報700を記録するようにすることもできる。なお当該ハードディスク装置は管理サーバ400に内蔵されている態様とすることもできるし、外付されている態様とすることもできる。またハードディスク装置にではなく、持ち運び自由な記録媒体に論理デバイス情報データベース402を構築するようにすることもできる。
【0047】
管理サーバ400は、情報収集プログラム403、論理デバイス選択プログラム404、論理デバイス割り当てプログラム405をメモリに記憶し、これらのプログラムをCPUにより順次読み出して実行することで、記憶装置300の設定サービスを提供する。なお、これらのプログラムは管理サーバ400の前記ハードディスク装置に格納しておくようにすることもできるし、持ち運び自在な記録媒体に格納しておくようにすることもできる。さらにインターネット等のネットワークで接続された他のコンピュータシステムに格納しておくようにすることもできる。
【0048】
次に、本実施例に係る論理デバイス情報データベース402に論理デバイス情報700を登録する場合の処理の流れを示すフローチャートを図3に示す。
まず、ある業務サーバ100に論理デバイス302を割り当てるために、管理クライアント401から管理サーバ400に対して、論理デバイス情報700を論理デバイス情報データベース402に登録するよう要求する。管理サーバ400は要求を受けると情報収集プログラム403を起動する(ステップS1000)。
【0049】
次に管理サーバ400は、管理LAN600で接続されている記憶装置300から、論理デバイスの情報を取得する(ステップS1001)。論理デバイスの情報は、管理サーバ400が記憶装置300に対して行う論理デバイスの情報の送信要求に対する記憶装置300からの応答を受信することにより、取得することができる。管理サーバ400が取得する論理デバイスの情報としては、当該論理デバイス302が所属する記憶装置名やアレイグループ名、論理デバイス名、業務サーバ100への割り当て有無、割り当てられている業務サーバ名等である。
【0050】
次に管理サーバ400は、取得した論理デバイスの情報を論理デバイス情報データベース402に登録する(ステップS1002)。管理サーバ400が管理する全ての記憶装置300から論理デバイスの情報を取得し終えたら、論理デバイスの情報の収集を終了する。
【0051】
このようにして、管理サーバ400は記憶装置300の論理デバイスの情報を収集し、論理デバイス情報データベース402に登録する。そして論理デバイス情報データベース402を参照しながら、論理デバイス選択プログラム404、論理デバイス割り当てプログラム405を実行することにより、業務サーバ100への論理デバイス302の割り当てを行う。
【0052】
===論理デバイスの選出処理===
次に、ある業務サーバ100に割り当てる論理デバイス302を選出するための処理の流れを具体的に説明する。
まず、本実施例に係る記憶装置300の論理デバイス302を業務サーバ100に割り当てる場合のシステム構成を示すブロック図を図4に示す。
図4において、4台の記憶装置300と3台の業務サーバ100がSAN200で接続されている。管理サーバ400と管理クライアント401は図面の簡略化のために省略されている。
【0053】
4台の記憶装置300はそれぞれ"Subsystem1"、"Subsystem2"、"Subsystem3"、"Subsystem4"、という記憶装置名が付けられている。
Subsystem1には2つのアレイグループ301、すなわち"ArrayGroup1"と"ArrayGroup2"が構成されている。ArrayGroup1には、3つの論理デバイス302、すなわち"LDEV1" 、"LDEV2"、及び "LDEV3"が構成されている。これらのうち、LDEV1 及びLDEV2は、業務サーバ100へ割り当て済みである。LDEV3は未割り当てである。ArrayGroup2には、3つの論理デバイス302、すなわち"LDEV4" 、"LDEV5"、及び "LDEV6"が構成されている。これらのうち、LDEV4は業務サーバ100へ割り当て済みである。LDEV5及びLDEV6は未割り当てである。
Subsystem2乃至4についても同様に、図示のようにそれぞれの論理デバイス302が業務サーバ100に割り当てられている。
【0054】
このような各記憶装置300の論理デバイス302に関する情報については、前述したように管理サーバ400が情報収集プログラム403を実行し、各記憶装置300から論理デバイスの情報を取得することにより、把握することが可能となる。
【0055】
管理サーバ400が各記憶装置300から取得し、論理デバイス情報データベース402に登録した論理デバイス情報700を図5に示す。
論理デバイス情報700には、記憶装置名毎に、アレイグループ名、論理デバイス名、各論理デバイスの業務サーバ100への割り当て有無、割り当てられている業務サーバ名が記載されている。
【0056】
この論理デバイス情報700を参照することにより、図4において、Subsystem1のArrayGroup1に所属するLDEV1とLDEV2がどの業務サーバに割り当てられているのかを知ることができる。すなわち、LDEV1は業務サーバ1に割り当てられており、LDEV2は業務サーバ3に割り当てられている。そしてLDEV1とLDEV2の割り当て済みフラグはどちらも"true"になっている。またLDEV3は未割り当てのため、割り当て済みフラグは"false"になっている。そして割り当て先業務サーバ欄は空欄になっている。
【0057】
業務サーバ100に新たに論理デバイス302を割り当てる場合は、論理デバイス情報700を参照し、未割り当ての論理デバイスの中から適切な論理デバイスを選出した上で、割り当てを行う必要がある。
【0058】
例えば、オンライン業務用アプリケーションプログラムを実行するために、ある業務サーバ100に論理デバイス302を割り当てる場合を考える。この場合に例えばLDEV3を割り当てたとすると、次のような問題が生じる虞がある。すなわち、LDEV3はArrayGroup1に属する未割り当ての論理デバイス302であるが、LDEV3を業務サーバ100に割り当てることにより、ArrayGroup1を構成する3つの論理デバイス302は全て割り当て済みになる。ArrayGroup1を構成する3つの論理デバイス302、すなわちLDEV1乃至3が全てオンライン業務用アプリケーションプログラムを実行するためにそれぞれ割り当てられているとすると、各業務サーバ100からの頻繁なデータアクセスがArrayGroup1に集中するため、アクセス応答性が悪化する。このことは、高速なアクセス応答性が要求されるオンライン業務にとっては、大きなペナルティとなる。そのため大容量の記憶装置300の記憶リソースが有効に利用されているとは言えない。
【0059】
LDEV3を割り当てることが最適ではないとすると、別の論理デバイス302を割り当てなければならない。例えばLDEV13を割り当てるとする。そうすると、ArrayGroup5にはLDEV12とLDEV13が割り当て済みとなる。LDEV14とLDEV15は未割り当てのため、業務サーバ100からのデータアクセスはLDEV12とLDEV13にのみに行われる。このため、アクセス応答性はさほど悪化することはなく、問題ないように考えられる。しかしながら、将来的には現在未割り当てのLDEV14及びLDEV15にも割り当てが行われる可能性があることから、LDEV13への割り当てはやはり最適とは言えない。
【0060】
この場合、最適な割り当ては、LDEV8を割り当てることである。ArrayGroup3には、論理デバイス302は2つしかないので、将来的にも業務サーバ100からのデータアクセスが増えることはないからである。
【0061】
一方、例えばバッチ処理用アプリケーションプログラムを実行するために、ある業務サーバ100に論理デバイス302を割り当てる場合を考える。バッチ処理用アプリケーションプログラムはオンライン業務用アプリケーションプログラムに比べると、データアクセスの高速性は要求されない。またデータアクセス頻度も少ないことが多い。そうすると、バッチ処理用アプリケーションプログラムを実行するために割り当てられる論理デバイス302は、多数の論理デバイス302を備えたアレイグループ301に所属するもので問題ないと言える。また、むしろそのように割り当てることにより、論理デバイス数の少ないアレイグループ301に属する論理デバイス302をデータアクセスの高速性が要求されるオンライン業務用アプリケーションプログラムに割り当てることができるので、記憶装置300全体の記憶リソースの有効利用に適うことになる。以上より、記憶リソースの最適な有効利用の観点から、バッチ処理用アプリケーションプログラムを実行するために割り当てられる論理デバイス302としては、LDEV19が最適であると考えられる。
【0062】
上記のような最適な論理デバイス302の選出を行うためには、LDEV1乃至LDEV26までの全ての割り当て状況と、各アレイグループ301の論理デバイス構成を把握した上で行う必要がある。
【0063】
本実施例に係る記憶装置300の論理デバイス302を業務サーバ100に割り当てる場合の処理の流れを示すフローチャートを図6及び図7に示す。
まず管理サーバ400は、論理デバイスの情報を取得し論理デバイス情報データベース402に保存する(ステップS2000)。この処理は図3に示したステップS1000乃至ステップS1002に相当する。次に、管理サーバ400は論理デバイス情報データベース402を参照し、使用可能な論理デバイス302をすべて取得する(ステップS2001)。すなわち、図5に示した論理デバイス情報700の中で、割り当て済みフラグが"false"のものを全て抜き出す。そして、それらの使用可能な論理デバイスが所属する記憶装置300を特定する(ステップS2002)。具体的には、割り当て済みフラグが"false"である、LDEV3、5、6、8、11、13、14、15、19、22、23、及び26をステップS2001で抜き出し、それらが所属する、Subsystem1、2、3、及び4がステップS2002で特定される。
【0064】
次に管理サーバ400は、オペレータが管理クライアント401で指定した配置ポリシーを受け付ける(ステップS2003)。配置ポリシーとは、管理サーバ400が業務サーバ100に割り当てる論理デバイス302を選出する際の、選出アルゴリズムの選択基準のことである。すなわち、これから論理デバイス302を割り当てようとしているアプリケーションプログラムの特性に応じて最適な論理デバイス302が割り当てられるようにするため、論理デバイス302の選出アルゴリズムを任意に選択できるようになっており、オペレータが管理クライアント401から指定できるようになっている。オペレータによる選出アルゴリズムの指定は、管理クライアント401が備えるディスプレイ画面上に表示されるポップアップウインドウから行うことができる。
【0065】
配置ポリシーをオペレータが選択できるようになっているのは、例えばオンライン業務用アプリケーションプログラムでもデータアクセスの高速な応答性が求められない場合や、バッチ処理用アプリケーションプログラムでもデータアクセスの高速な応答性が求められる場合等も考えられるので、オペレータが認識している個々のアプリケーションプログラムの特性に応じて柔軟かつ的確に論理デバイス302の選出アルゴリズムを選択できるようにするためである。
【0066】
オペレータが指定できる選出アルゴリズムは"分散"と"集中"である。詳細は後述するが、"分散"はオンライン業務用アプリケーションプログラムのようなデータアクセスの高速性が要求されるものに対して論理デバイス302を割り当てる場合に選択される。一方、"集中"はバッチ処理用アプリケーションプログラムのようなデータアクセスの高速性が比較的要求されないものに対して論理デバイス302を割り当てる場合に選択される。
【0067】
次に管理サーバ400は、オペレータから指定された配置ポリシーに応じて、論理デバイス302の選出処理を行う(ステップS2004乃至ステップS2006)。
【0068】
"分散"が指定された場合には、候補の記憶装置300から割り当て済み論理デバイス302の少ない記憶装置300を絞り込む(ステップS2005)。具体的には、ステップS2002で特定したSubsystem1乃至4の中から、割り当て済み論理デバイス302の少ない記憶装置300を絞り込む。すなわち、まずSubsystem1の割り当て済み論理デバイス302はLDEV1、2、4の3つである。次にSubsystem2の割り当て済み論理デバイス302はLDEV7、9、10の3つである。またSubsystem3の割り当て済み論理デバイス302はLDEV12、16、17、18の4つである。Subsystem4の割り当て済み論理デバイス302はLDEV20、21、24、25の4つである。以上より、割り当て済み論理デバイス302の少ない記憶装置300はSubsystem1とSubsystem2である。
【0069】
一方"集中"が指定された場合には、候補の記憶装置300から割り当て済み論理デバイス302の多い記憶装置300を絞り込む(ステップS2006)。具体的には、Subsystem3とSubsystem4である。
【0070】
"分散"が指定された場合も、"集中"が指定された場合も、上記ステップで絞り込まれた記憶装置300は複数あるので、ステップS2007からステップS2008に処理が進む。
【0071】
"分散"の場合は、ステップS2009において、絞り込まれた記憶装置300の中で未割り当て論理デバイス302の少ない記憶装置300をさらに絞り込む。具体的には、まずSubsystem1の未割り当て論理デバイス302はLDEV3、5、6の3つである。次にSubsystem2の未割り当て論理デバイス302はLDEV8、11の2つである。よって、未割り当て論理デバイス302の少ない記憶装置300はSubsystem2である。
【0072】
一方ステップS2003において"集中"が指定された場合には、絞り込まれた記憶装置300から未割り当て論理デバイス302の多い記憶装置300をさらに絞り込む(ステップS2010)。具体的には、まずSubsystem3の未割り当て論理デバイス302はLDEV13、14、15、19の4つである。次にSubsystem4の未割り当て論理デバイス302はLDEV22、23、26の3つである。よって、未割り当て論理デバイス302の多い記憶装置300はSubsystem3である。
【0073】
この段階までに絞り込まれた記憶装置300がまだ複数ある場合には(ステップS2011)、ステップS2012に進み、記憶装置名(記憶装置番号)の最も小さいものを一つ選出する。ここでは、ステップS2009またはステップS2010により記憶装置300が一つに絞り込まれているので、図7に進む。
【0074】
次に、ステップS2001で取得した使用可能な論理デバイス302、すなわち図5の論理デバイス情報700において割り当て済みフラグが"false"のものの中で、ステップS2012までの処理において絞り込まれた記憶装置300に所属する論理デバイス302を選出する。すなわち、"分散"の場合は、LDEV3、5、6、8、11、13、14、15、19、22、23、及び26の中からSubsystem2に所属するLDEV8及び11が選出される。また"集中"の場合は、LDEV3、5、6、8、11、13、14、15、19、22、23、及び26の中からSubsystem3に所属するLDEV13、14、15及び19が選出される。
【0075】
次に選出された論理デバイス302が所属する全てのアレイグループ301を特定する(ステップS2014)。すなわち、"分散"の場合は、LDEV8及び11が所属するArrayGroup3及び4が特定される。また"集中"の場合は、LDEV13、14、15及び19が所属するArrayGroup5及び6が特定される。
【0076】
そして特定されたアレイグループ301の中からさらにアレイグループ301を絞り込む(ステップS2015乃至ステップS2017)。すなわち、"分散"の場合は、ArrayGroup3及び4の中から割り当て済み論理デバイス302の少ないアレイグループ301を絞り込む(ステップS2016)。具体的には、ArrayGroup3の割り当て済み論理デバイス302はLDEV7の1つ、ArrayGroup4の割り当て済み論理デバイス302はLDEV9及び10の2つであるから、ArrayGroup3に絞り込まれる。また"集中"の場合は、ArrayGroup5及び6の中から割り当て済み論理デバイス302の多いアレイグループ301を絞り込む(ステップS2017)。具体的には、ArrayGroup5の割り当て済み論理デバイス302はLDEV12の1つ、ArrayGroup6の割り当て済み論理デバイス302はLDEV16、17及び18の3つであるから、ArrayGroup6に絞り込まれる。
【0077】
ここまでの絞込みにより、"分散"の場合も"集中"の場合もアレイグループ301は1つに特定することができたので、ステップS2018からステップS2024に進む。ステップS2024では、ステップS2001で選択された使用可能な論理デバイス302の中から、上記絞り込まれたアレイグループ301に所属する論理デバイス302を選出する。具体的には"分散"の場合には、LDEV3、5、6、8、11、13、14、15、19、22、23、及び26の中からArrayGroup3に所属するLDEV8選出される。"集中"の場合には、LDEV3、5、6、8、11、13、14、15、19、22、23、及び26の中からArrayGroup6に所属するLDEV19選出される。
【0078】
ステップS2018において、候補となるアレイグループ301が複数ある場合にはステップS2019に進む。"分散"の場合は、候補のアレイグループ301の中で未割り当て論理デバイス302の少ないアレイグループ301に絞り込む(ステップS2020)。また"集中"の場合は、候補のアレイグループ301の中で未割り当て論理デバイス302の多いアレイグループ301に絞り込む(ステップS2021)。それでもまだ候補が複数ある場合には、アレイグループ名(アレイグループ番号)の最も小さいものを選出することで一つに絞り込む(ステップS2022乃至ステップS2023)。
【0079】
以上の処理により、業務サーバ100に割り当てる最適な論理デバイス302の選出を行うことができる。選出された最適な論理デバイス302は、論理デバイス割り当てプログラム405により業務サーバ100に割り当てられる。割り当ては管理サーバ400から、上記選出された論理デバイス302が所属する記憶装置300に対して、所定の設定コマンドを送信することにより行われる。
【0080】
===その他の論理デバイス選出処理の例===
次に、業務サーバ100に割り当てる最適な論理デバイス302を選出する別の具体例を図8に示す。
記憶装置300は、5つのアレイグループ301で構成されている。そしてArrayGroup1は、3つの論理デバイス302を有しており、その内2つが割り当て済み、1つが未割り当てである。ArrayGroup2は、6つの論理デバイス302を有しており、その内1つが割り当て済み、5つが未割り当てである。ArrayGroup3は、6つの論理デバイス302を有しており、その内4つが割り当て済み、2つが未割り当てである。ArrayGroup4は、9つの論理デバイス302を有しており、その内4つが割り当て済み、5つが未割り当てである。ArrayGroup5は、2つの論理デバイス302を有しており、その内1つが割り当て済み、1つが未割り当てである。
【0081】
オペレータが配置ポリシーとして"分散"を指定した場合には、これらのアレイグループ301の内、ArrayGroup5が選出される。なぜならば、割り当て済み論理デバイス302が最も少なく、未割り当て論理デバイス302が最も少ないアレイグループだからである。またオペレータが配置ポリシーとして"集中"を指定した場合には、これらのアレイグループ301の内、ArrayGroup4が選出される。なぜならば、割り当て済み論理デバイス302が最も多く、未割り当て論理デバイス302が最も多いアレイグループだからである。
【0082】
以上により、記憶装置300の論理デバイス302を業務サーバ100に割り当てる場合に、アプリケーションプログラムの特性に応じてオペレータが配置ポリシーを指定するだけで、最適な論理デバイス302を選出することができる。論理デバイス302の数は記憶装置1台だけでも数千個にもなることもあり、これらの膨大な数の論理デバイス302の中から、記憶装置300を最適に利用できるように論理デバイス302を割り当てることができるようになることにより、記憶リソースの有効な利用と、管理負担及び管理コストの軽減とを実現することができる。
【0083】
なお、本実施例ではアレイグループ内の論理デバイスを単位として業務サーバに割り当てる場合を説明したが、割り当ての単位はこれに限られない。例えばアレイグループを設けない態様とすることもできるし、論理デバイス単位ではなく物理デバイス単位とすることもできる。また、複数の記憶装置を跨るグループを構成し、そのグループの中でさらに構成されるサブグループを単位として記憶リソースを業務サーバに割り当てるような態様とすることもできる。
【0084】
以上本実施の形態について説明したが、上記実施例は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
【0085】
【発明の効果】
記憶装置が最適に利用されるようにコンピュータに記憶リソースを割り当てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例に係るコンピュータシステムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】 本実施例に係る管理サーバの構成を示すブロック図である。
【図3】 本実施例に係る論理デバイス情報データベースに論理デバイス情報を登録する場合の処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】 本実施例に係る記憶装置の論理デバイスを業務サーバに割り当てる場合のシステム構成を示すブロック図である。
【図5】 本実施例に係る論理デバイス情報一覧表である。
【図6】 本実施例に係る記憶装置の論理デバイスを業務サーバに割り当てる場合の処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】 本実施例に係る記憶装置の論理デバイスを業務サーバに割り当てる場合の処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】 本実施例に係る業務サーバに割り当てるために選出される記憶装置の論理デバイスを示す図である。
【符号の説明】
100 業務サーバ
101 業務クライアント
200 SAN
300 記憶装置
301 アレイグループ
302 論理デバイス
400 管理サーバ
401 管理クライアント
402 論理デバイス情報データベース
403 情報収集プログラム
404 論理デバイス選択プログラム
405 論理デバイス割り当てプログラム
500 基幹LAN
600 管理LAN
700 論理デバイス情報

Claims (16)

  1. データを記憶するための記憶リソース及び前記記憶リソースを利用するコンピュータへの接続手段を有し、前記記憶リソースがグループに区分され、前記各グループがさらにサブグループに区分されてなるストレージと、前記ストレージに接続される管理装置と、を備えるストレージシステムの制御方法であって、
    前記管理装置が、前記コンピュータへのサブグループの割り当てに際し、前記グループにおいて既に割り当て済みのサブグループの数を前記各グループ間で比較し、前記割り当て済みのサブグループの数が最も少ないグループを選出するステップと、
    前記管理装置が、前記選出されたグループに所属する未割り当てのサブグループの中から、前記コンピュータに割り当てるサブグループを選出するステップと
    を備えることを特徴とするストレージシステムの制御方法。
  2. データを記憶するための記憶リソース及び前記記憶リソースを利用するコンピュータへの接続手段を有し、前記記憶リソースがグループに区分され、前記各グループがさらにサブグループに区分されてなるストレージと、前記ストレージに接続される管理装置と、を備えるストレージシステムの制御方法であって、
    前記管理装置が、前記コンピュータへのサブグループの割り当てに際し、前記グループにおいて既に割り当て済みのサブグループの数を前記各グループ間で比較し、前記割り当て済みのサブグループの数が最も多いグループを選出するステップと、
    前記管理装置が、前記選出されたグループに所属する未割り当てのサブグループの中から、前記コンピュータに割り当てるサブグループを選出するステップと
    を備えることを特徴とするストレージシステムの制御方法。
  3. データを記憶するための記憶リソース及び前記記憶リソースを利用するコンピュータへの接続手段を有し、前記記憶リソースがグループに区分され、前記各グループがさらにサブグループに区分されてなるストレージと、前記ストレージに接続される管理装置と、を備えるストレージシステムの制御方法であって、
    前記管理装置が、オペレータから前記コンピュータに前記サブグループを割り当てる際の基準を受け付けるステップと、
    前記管理装置が、前記コンピュータへのサブグループの割り当てに際し、前記基準が分散である場合に、前記グループにおいて既に割り当て済みのサブグループの数を前記各グループ間で比較し、前記割り当て済みのサブグループの数が最も少ないグループを選出し、前記基準が集中である場合に、前記各グループにおいて既に割り当て済みのサブグループの数を前記各グループ間で比較し、前記割り当て済みのサブグループの数が最も多いグループを選出するステップと、
    前記管理装置が、前記選出されたグループに所属する未割り当てのサブグループの中から、前記コンピュータに割り当てるサブグループを選出するステップと
    を備えることを特徴とするストレージシステムの制御方法。
  4. 請求項1に記載のストレージシステムの制御方法であって、
    前記グループを選出するステップにおいて、
    前記コンピュータへ既に割り当て済みのサブグループの数が最も少ないグループが複数存在する場合には、前記管理装置が、少なくとも2つのグループが相異なる数のサブグループからなる当該グループにおいて未割り当てのサブグループの数を前記各グループ間で比較し、前記未割り当てのサブグループの数が最も少ないグループを選出することを特徴とするストレージシステムの制御方法。
  5. 請求項2に記載のストレージシステムの制御方法であって、
    前記グループを選出するステップにおいて、
    前記コンピュータへ既に割り当て済みのサブグループの数が最も多いグループが複数存在する場合には、前記管理装置が、少なくとも2つのグループが相異なる数のサブグループからなる当該グループにおいて未割り当てのサブグループの数を前記各グループ間で比較し、前記未割り当てのサブグループの数が最も多いグループを選出することを特徴とするストレージシステムの制御方法。
  6. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のストレージシステムの制御方法において、前記グループはRAIDグループであることを特徴とするストレージシステムの制御方法。
  7. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のストレージシステムの制御方法において、前記サブグループは記憶リソース上に区画設定された論理的な記憶領域である論理ボリュームであることを特徴とするストレージシステムの制御方法。
  8. データを記憶するための記憶リソース及び前記記憶リソースを利用するコンピュータへの接続手段を有するストレージと、前記ストレージに接続される管理装置と、を備えるストレージシステムであって、
    前記管理装置が、
    前記記憶リソースを区分してなる複数のグループの識別情報と、前記各グループをさらに区分してなる複数のサブグループの識別情報と、前記各サブグループのコンピュータへの割り当て有無を示す情報と、をそれぞれ対応付けて記憶するデータベースと、
    前記コンピュータへのサブグループの割り当てに際し、前記データベースに記憶されているグループにおいて既に割り当て済みのサブグループの数を前記各グループ間で比較し、前記割り当て済みのサブグループの数が最も少ないグループを選出する手段と、
    前記選出されたグループに所属する未割り当てのサブグループの中から、前記コンピュータに割り当てるサブグループを前記データベースに基づいて選出する手段と、
    を備えることを特徴とするストレージシステム。
  9. データを記憶するための記憶リソース及び前記記憶リソースを利用するコンピュータへの接続手段を有するストレージと、前記ストレージに接続される管理装置と、を備えるストレージシステムであって、
    前記管理装置が、
    前記記憶リソースを区分してなる複数のグループの識別情報と、前記各グループをさらに区分してなる複数のサブグループの識別情報と、前記各サブグループのコンピュータへの割り当て有無を示す情報と、をそれぞれ対応付けて記憶するデータベースと、
    前記コンピュータへのサブグループの割り当てに際し、前記データベースに記憶されているグループにおいて既に割り当て済みのサブグループの数を前記各グループ間で比較し、前記割り当て済みのサブグループの数が最も多いグループを選出する手段と、
    前記選出されたグループに所属する未割り当てのサブグループの中から、前記コンピュータに割り当てるサブグループを前記データベースに基づいて選出する手段と、
    を備えることを特徴とするストレージシステム。
  10. データを記憶するための記憶リソース及び前記記憶リソースを利用するコンピュータへの接続手段を有するストレージと、前記ストレージに接続される管理装置と、を備えるストレージシステムであって、
    前記管理装置が、
    前記記憶リソースを区分してなる複数のグループの識別情報と、前記各グループをさらに区分してなる複数のサブグループの識別情報と、前記各サブグループのコンピュータへの割り当て有無を示す情報と、をそれぞれ対応付けて記憶するデータベースと、
    オペレータから前記コンピュータに前記サブグループを割り当てる際の基準を受け付ける手段と、
    前記コンピュータへのサブグループの割り当てに際し、前記基準が分散である場合に、前記グループにおいて既に割り当て済みのサブグループの数を前記各グループ間で比較し、前記割り当て済みのサブグループの数が最も少ないグループを選出し、前記基準が集中である場合に、前記各グループにおいて既に割り当て済みのサブグループの数を前記各グループ間で比較し、前記割り当て済みのサブグループの数が最も多いグループを選出する手段と、
    前記選出されたグループに所属する未割り当てのサブグループの中から、前記コンピュータに割り当てるサブグループを前記データベースに基づいて選出する手段と、
    を備えることを特徴とするストレージシステム。
  11. データを記憶するための記憶リソース及び前記記憶リソースを利用するコンピュータへの接続手段を有し、前記記憶リソースがグループに区分され、前記各グループがさらにサブグループに区分されてなるストレージと、前記ストレージに接続される管理装置と、を備えるストレージシステムにおける前記管理装置に、
    前記コンピュータへのサブグループの割り当てに際し、前記グループにおいて既に割り当て済みのサブグループの数を前記各グループ間で比較し、前記割り当て済みのサブグループの数が最も少ないグループを選出するステップと、
    前記選出されたグループに所属する未割り当てのサブグループの中から、前記コンピュータに割り当てるサブグループを選出するステップと
    を実行させるためのプログラム。
  12. データを記憶するための記憶リソース及び前記記憶リソースを利用するコンピュータへの接続手段を有し、前記記憶リソースがグループに区分され、前記各グループがさらにサブグループに区分されてなるストレージと、前記ストレージに接続される管理装置と、を備えるストレージシステムにおける前記管理装置に、
    前記コンピュータへのサブグループの割り当てに際し、前記グループにおいて既に割り当て済みのサブグループの数を前記各グループ間で比較し、前記割り当て済みのサブグループの数が最も多いグループを選出するステップと、
    前記選出されたグループに所属する未割り当てのサブグループの中から、前記コンピュータに割り当てるサブグループを選出するステップと
    を実行させるためのプログラム。
  13. データを記憶するための記憶リソース及び前記記憶リソースを利用するコンピュータへの接続手段を有し、前記記憶リソースがグループに区分され、前記各グループがさらにサブグループに区分されてなるストレージと、前記ストレージに接続される管理装置と、を備えるストレージシステムにおける前記管理装置に、
    オペレータから前記コンピュータに前記サブグループを割り当てる際の基準を受け付けるステップと、
    前記コンピュータへのサブグループの割り当てに際し、前記基準が分散である場合に、前記グループにおいて既に割り当て済みのサブグループの数を前記各グループ間で比較し、前記割り当て済みのサブグループの数が最も少ないグループを選出し、前記基準が集中である場合に、前記各グループにおいて既に割り当て済みのサブグループの数を前記各グループ間で比較し、前記割り当て済みのサブグループの数が最も多いグループを選出するステップと、
    前記選出されたグループに所属する未割り当てのサブグループの中から、前記コンピュータに割り当てるサブグループを選出するステップと
    を実行させるためのプログラム。
  14. データを記憶するための記憶リソース、及び前記記憶リソースを利用するコンピュータへの接続手段を有するストレージと、前記ストレージに接続される管理装置とを備えるストレージシステムにおける前記管理装置であって、
    前記記憶リソースを区分してなる複数のグループの識別情報と、前記各グループをさらに区分してなる複数のサブグループの識別情報と、前記各サブグループのコンピュータへの割り当て有無を示す情報と、をそれぞれ対応付けて記憶するデータベースと、
    前記コンピュータへのサブグループの割り当てに際し、前記データベースに記憶されているグループにおいて既に割り当て済みのサブグループの数を前記各グループ間で比較し、前記割り当て済みのサブグループの数が最も少ないグループを選出する手段と、
    前記選出されたグループに所属する未割り当てのサブグループの中から、前記コンピュータに割り当てるサブグループを前記データベースに基づいて選出する手段と、
    を備えることを特徴とする管理装置。
  15. データを記憶するための記憶リソース、及び前記記憶リソースを利用するコンピュータへの接続手段を有するストレージと、前記ストレージに接続される管理装置とを備えるストレージシステムにおける前記管理装置であって、
    前記記憶リソースを区分してなる複数のグループの識別情報と、前記各グループをさらに区分してなる複数のサブグループの識別情報と、前記各サブグループのコンピュータへの割り当て有無を示す情報と、をそれぞれ対応付けて記憶するデータベースと、
    前記コンピュータへのサブグループの割り当てに際し、前記データベースに記憶されているグループにおいて既に割り当て済みのサブグループの数を前記各グループ間で比較し、前記割り当て済みのサブグループの数が最も多いグループを選出する手段と、
    前記選出されたグループに所属する未割り当てのサブグループの中から、前記コンピュータに割り当てるサブグループを前記データベースに基づいて選出する手段と、
    を備えることを特徴とする管理装置。
  16. データを記憶するための記憶リソース、及び前記記憶リソースを利用するコンピュータへの接続手段を有するストレージと、前記ストレージに接続される管理装置とを備えるストレージシステムにおける前記管理装置であって、
    前記記憶リソースを区分してなる複数のグループの識別情報と、前記各グループをさらに区分してなる複数のサブグループの識別情報と、前記各サブグループのコンピュータへの割り当て有無を示す情報と、をそれぞれ対応付けて記憶するデータベースと、
    オペレータから前記コンピュータに前記サブグループを割り当てる際の基準を受け付ける手段と、
    前記コンピュータへのサブグループの割り当てに際し、前記基準が分散である場合に、前記グループにおいて既に割り当て済みのサブグループの数を前記各グループ間で比較し、前記割り当て済みのサブグループの数が最も少ないグループを選出し、前記基準が集中である場合に、前記各グループにおいて既に割り当て済みのサブグループの数を前記各グループ間で比較し、前記割り当て済みのサブグループの数が最も多いグループを選出する手段と、
    前記選出されたグループに所属する未割り当てのサブグループの中から、前記コンピュータに割り当てるサブグループを前記データベースに基づいて選出する手段と、
    を備えることを特徴とする管理装置。
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