JP4198090B2 - アンテナ装置 - Google Patents
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(例えば,特許文献1参照)
更には,このような多重ループアンテナを放射器として,反射器と導波器を備えた多素子アンテナを構成する場合においても,組立の工程が複雑化すると共に,部品点数が多くなることによって製品のコストアップとなったり,更には製品自体の重量も重くなったりして,製品の強度的な面から言っても問題があった。
そこで本願においては,こうした問題点を解決するためになされたものであり,
その目的は,広帯域・高利得な周波数特性を有するアンテナ装置を提供することにある。
他の目的は,特性の良いアンテナ装置を提供することにある。
他の目的は,簡単な構造で広帯域特性を有するアンテナ装置を提供することにある。
他の目的は,1つのループアンテナを用いた放射器を用いて,広帯域特性に優れたアンテナ装置を提供することにある。
当該短絡線と,前記ループアンテナの給電点を覆うように,ループアンテナの略中心から給電点方向及び短絡線の両端方向に延設されると共に,前記アンテナ支持杆に着脱自在に固着可能な固着部を具備した本体ケースとを備えるように構成される。
簡単な構成且つ小型であっても,広帯域にわたってインピーダンス劣化が少なく,周波数特性の良い放射器を有するアンテナ装置を提供できると共に,デザイン的にも優れたアンテナ装置を提供できる。
簡単な構成且つ小型であっても,広帯域にわたってインピーダンス劣化等が無く,更に周波数特性の良いアンテナ装置を提供できる。
アンテナ装置の特性が最適化されると共に,デザイン的にも優れたアンテナ装置を提供することができるのである。
従来の14エレメントからなるUHFアンテナ装置の略半分の長さで,同等の特性を有する小型で軽量のアンテナが実現でき,設置の容易性や安全性の面で優れたアンテナ装置が提供できるとともに,小型で軽量であるために設置場所が限定されること無く,ベランダ等にも設置可能な汎用性の高い,地上アナログ放送波ばかりでなく地上ディジタル放送波を受信するのに最適なアンテナ装置を提供できる。
図1は本発明に係るアンテナ装置に具備した放射器であるループアンテナの構成を示す概略図である。図2はループアンテナの構成を異ならせた時の周波数特性である。図3は図2に示すループアンテナを放射器とした5素子アンテナの周波数特性である。図4は放射器の具体的な実施例を示す概略断面図と側面図である。図5は本発明に係るアンテナ装置の側面図である。図6は本願に係るアンテナ装置の正面図である。
尚,ループアンテナ2のアンテナ導体として,前述のアルミパイプばかりでなく,肉厚の薄い金属材料をプレス加工したものでも良いし,導電材料を備えたフレキシブル基板で形成しても良いし,導電性のある線材を加工して用いても良い事は言うまでもない。
本願の実施例によれば,この短絡線3は夫々の端部を前記ループアンテナ2のアンテナ導体20と任意の方法でもって接続することによって,ループアンテナ2の左右の中央部相互間を短絡するようにしてある。
本願によれば,この短絡線3によって短絡結合する位置は,ループアンテナの左右の中央部を相互に短絡するように構成されているが,この接続位置は,アンテナ装置の特性が所定の規格を満足するのであれば上下方向にオフセットして配置しても良い。加えて前記短絡線3の形状は図1に示すように直線的に形成されてなくてもよく,後述するような略く字形状でもよく実施例に限定されるものではない。
この短絡線3は導電材料で形成されたものであり,本願の実施例のようにステンレス等の金属材料をプレス加工したものであっても良いし,線材を用いて接続してもよい。また,ループアンテナと同様にフレキシブルなプリント基板を用いて形成しても良い。
このように,本願のループアンテナによれば,1つのループアンテナを用い,当該ループアンテナを短絡線で短絡するといった簡単な構成で,二重ループアンテナより特性の良いループアンテナが構成されていることが分かる。
前記短絡線3と給電部は,10に示す本体ケースに収納されている。この本体ケース10はループアンテナの中心部を中心として短絡線方向に延設した短絡線収納部11,11と,給電点2a,2b方向に延設した給電点収納部12とからなる。この本体ケース10は樹脂材料を用いて前記短絡線収納部11,11と給電点収納部12とを一体的に成形したものである。
また,本体ケース11の中心部には凹部13が形成されている。この凹部13の下方向に形成された曲面を形成している中心位置は,ループ状の前記アンテナ導体20の中心と同じ位置になるように構成されている。この凹部13は図5,6に示すようにループアンテナ2を放射器として導波器30と反射器40を備えた多素子アンテナ装置1を構成するときに,前記放射器2,導波器30,反射器40を支持するアンテナ支持杆1aを嵌着するためのものであり,その内周面は,アンテナ支持杆1aの外周面の一部に当接するような形状になっている。
尚,この凹部13は,アンテナ支持杆1a形状に合わせて形成されるものであり,本願の実施例においては,断面が円形のアンテナ支持杆に対応させてあるが,例えば断面が4角形状のアンテナ支持杆に対応するように形成しても良いことは言うまでもない。
更にこのアンテナ導体20の両端部は螺子棒,リベット当の固着手段によって給電点収納部12に固着されており,夫々給電部2a,2bを構成している。
これらの給電点2a,2bと給電線とを接続する方法として,本願においては,プリント配線板21介して接続する方法が取られている。このプリント配線板21と前記給電点2a,2bとの接続は,前記固着手段を用いて行っても良いし,給電点2a,2bとプリント配線板21との間を線材や,金属材料をプレス加工して成形した接続棒を用いて接続するように構成しても良い。
更にこのケース22は任意の方法で給電点収納部12の内部に収納されるのであるが,このときケース本体10の底面には,挿通孔が形成されており当該挿通孔から前記F型コネクターの他方側の端部が突設するように取付けられている。またこの挿通孔の近傍には水抜き孔24が少なくとも1つ形成されている。
尚,本体ケース10は少なくとも本体10aと蓋体10bとからなるように形成されており,前記ナット14の収納部や前記隔壁25等は相対向する位置に夫々形成されており,蓋体10bを本体10aに被せることによって夫々密着して嵌合するように形成されている。
導波器30は,前記アンテナ支持杆1aの上下方向からアンテナ支持杆1aを挟み込むように,図示されていない螺子棒とナットで持って取付けられたエレメントホルダー32,32と,各エレメントホルダーに夫々2つずつ取付けられた4つのエレメント31,31,31,31とからなる4段構成の導波器を3組配設して構成されている。
尚,本願の実施例によれば前記エレメントホルダー32は合成樹脂材で形成されたものである。また,エレメントはアルミパイプを所定寸法に成型したものであり,夫々圧入する等の方法で固着されている。
また,本願の実施例は,小型で且つ広帯域にわたって特性の良好なアンテナ装置を得るために,導波器を3つ備えた構成例を示したが,特に外形寸法を問わないのであれば,導波器を更に増やしてもよいことは言うまでもない。
尚,本願の実施例では,反射エレメント支持杆42は,例えば金属材料をプレス等によって折り曲げ加工したものであり,反射器エレメント支持杆41は金属性の棒状線材を加工したものを用いたが,この実施例に限定されるものでなく,反射エレメント支持杆は合成樹脂材料を用いても良い。
アンテナマスト60には,前記固定金具55と断面略コ字状に形成された当付金具56を挟み込むように当付け,U字ボルト57とナット58とでもって挟持する構成となっている。
尚,本願のアンテナ装置取付金具は1実施例であり,本願の構成に限定されるものではない。
このように本願の実施例によれば,簡単な特性で良好な周波数特性の得られる多素子アンテナが提供できるのである。
Claims (4)
- アンテナ支持杆に反射器と放射器と導波器とを配設した多素子からなるアンテナ装置において,
前記放射器はループアンテナからなり,
このループアンテナには,前記ループアンテナの2点間を短絡結合する短絡線であって,前記ループアンテナを構成するアンテナ導体の両端側の2点を給電点とした時に,前記短絡線の両端部と前記ループアンテナとの接続部が,前記給電点間の配列方向と平行位置に配設された短絡線と,
当該短絡線と,前記ループアンテナの給電点を覆うように,ループアンテナの略中心から給電点方向及び短絡線の両端方向に延設されると共に,前記アンテナ支持杆に着脱自在に固着可能な固着部を具備した本体ケースとを備えたことを特徴としたアンテナ装置。
- 前記短絡線の両端部と前記ループアンテナとの接続部の配列方向の線上に,前記ループアンテナの略中心位置がくるように前記短絡線を配設したことを特徴とした請求項1に記載のアンテナ装置。
- 前記ループアンテナをアンテナ支持杆に取付けた時に,ループアンテナの中心軸とアンテナ支持杆の中心軸とが同一軸線上に配設されるように,本体ケースの固着部を形成したことを特徴とした請求項1又は2に記載のアンテナ装置。
- 使用周波数帯域が470〜770MHz帯であることを特徴とした請求項1乃至3の何れかに記載のアンテナ装置。
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