JP4197365B2

JP4197365B2 - Washing and drying machine

Info

Publication number: JP4197365B2
Application number: JP02105498A
Authority: JP
Inventors: 和彦萬谷; 正史長田; 義雄吉田; 政次久木野; 新一中村; 伸介伊勢; 秀世内田; 克典石井; 邦夫猪瀬; 衛片野; 昌美頼田; 哲哉北村
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1998-02-02
Filing date: 1998-02-02
Publication date: 2008-12-17
Anticipated expiration: 2018-02-02
Also published as: JPH11216293A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、洗濯兼脱水槽内に温風を送り込み、洗濯兼脱水槽と回転翼とを交互に回転させて洗濯物を効率良く乾かし、シワ及び乾燥ムラを殆ど発生させない仕上がり品質の高い洗濯乾燥機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
洗濯兼脱水槽内に加熱装置及び送風機により発生する温風を送り込み、洗濯兼脱水槽を高速回転させて洗濯物を乾かす乾燥行程を有する自動洗濯機が、例えば特開平１−２６８５９３号公報に開示されている。図１４は、特開平１−２６８５９３号公報に開示されている洗濯乾燥機の構造図である。図１４において、１は外箱、２は外箱１の上方に配置するトップカバー、３は外箱１内に配設する外槽、４は外箱１の内底部に配置される加熱装置５及び送風機６より発生する温風を後述する洗濯兼脱水槽の上方開口部へ案内するフレキシブルチューブ、７はフレキシブルチューブ４の先端部に装着されて温風を吹き出すための吹き出しノズルである。
【０００３】
８は外槽３の上部周縁に設けられる防水板、９は外槽３の外底部に配置するモータ、１０はモータ９の回転駆動をモータプーリ１１から主軸プーリ１２へ伝達するファンベルト、１３は減速機１４からの回転駆動を後述する洗濯兼脱水槽に伝達するか又は回転翼に伝達するかを切り替えるためのクラッチ、１５は外槽３の下方端部に取り付けられる排水ホース１６から洗濯液を外部へ排出制御する排水バルブ、１７は外槽３内に設けられる回転自在の洗濯兼脱水槽、１８は洗濯兼脱水槽１７の上部周縁に設けられるバランサー、１９は洗濯兼脱水槽１７の壁面に形成する脱水孔、２０は洗濯兼脱水槽１７内に入っている洗濯物、２１は洗濯兼脱水槽１７の内底部に配設する回転翼、２２は回転翼２１に形成する回転翼通気孔である。
【０００４】
こうした構成において、洗濯行程から脱水行程を終了した後の乾燥行程では洗濯兼脱水槽１７を高速回転させる。これと同時に、加熱装置５及び送風機６により発生する温風をフレキシブルチューブ４を介して洗濯兼脱水槽１７の上方開口部へ案内する。そして、温風は洗濯兼脱水槽１７の下方へ向かって洗濯物２０に接触して、洗濯物２０を乾燥させる。これにより、温風は湿気の多い空気流となって脱水孔１９を通り抜け、外槽３と洗濯兼脱水槽１７との隙間を通じて排水ホース１６に向かっていく。さらに、前述の空気流は回転翼通気孔２２を通り抜け、外槽３の内底部と洗濯兼脱水槽１７の外底部との隙間を通じて排水ホース１６に向かっていく。そして、これらの空気流は排水ホース１６を介して外箱１の外に排気される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
従来の洗濯乾燥機は、洗濯兼脱水槽の高速回転で発生する遠心力によって、洗濯物が洗濯兼脱水槽の内壁面に張り付いた状態で温風と接触する。このような乾燥方法は、温風と直接接触している洗濯物の表面は水分蒸発量が大きい。しかし、積層状態となっている洗濯物において、洗濯物の中心部及び洗濯兼脱水槽の内壁面に張り付いている個所では、温風が流入し難い状態にある。このために、この個所の洗濯物の水分蒸発量が小さいので乾燥時間は長くなり、乾燥効率が非常に悪いという問題点があった。また、洗濯物が洗濯兼脱水槽の内壁面に張り付いた状態で乾燥するとシワ及び乾燥ムラを生じたりするなどの、洗濯物の仕上がり品質が悪いという問題点があった。
【０００６】
この発明は、前述のような問題点を解決するためになされたもので、洗濯兼脱水槽内の洗濯物全体に温風を満遍なく接触させて乾燥効率を著しく向上し、かつ洗濯物にシワ及び乾燥ムラを生じさせないように乾燥する、仕上がり品質の高い洗濯乾燥機を提供することを目的としている。
【０００７】
この発明に係わる洗濯乾燥機は、回転翼を回転する洗濯行程と、洗濯兼脱水槽を回転する脱水行程と、前記洗濯兼脱水槽内に温風を供給する乾燥行程とを有した洗濯乾燥機において、前記乾燥行程は前記回転翼を正逆方向に回転して洗濯兼脱水槽の内壁面から洗濯物を掻き落とすと共に洗濯物を解して乾燥する解し乾燥手段と、この解し乾燥手段の解し動作を制御する解し動作制御手段と、洗濯兼脱水槽を回転して洗濯物を乾燥する回転乾燥手段とを含み、前記解し動作制御手段は、前記回転翼の回転を検出する回転検出手段と、この回転検出手段の出力から回転翼の正逆方向の慣性回転時間を計測する慣性回転時間計測手段と、この慣性回転時間計測手段で計測した正方向の慣性回転時間と逆方向の慣性回転時間との差分を算出する慣性回転時間の差分算出手段と、この差分算出手段で算出した差分から洗濯物の解し具合を判定する第１の解し判定手段と、この第１の解し判定手段で判定した解し具合の結果に基いて回転翼の回転動作を制御する第１の制御手段とを備えたものである。
【０００８】
また、回転翼を回転する洗濯行程と、洗濯兼脱水槽を回転する脱水行程と、前記洗濯兼脱水槽内に温風を供給する乾燥行程とを有した洗濯乾燥機において、前記乾燥行程は前記回転翼を正逆方向に回転して洗濯兼脱水槽の内壁面から洗濯物を掻き落とすと共に洗濯物を解して乾燥する解し乾燥手段と、この解し乾燥手段の解し動作を制御する解し動作制御手段と、洗濯兼脱水槽を回転して洗濯物を乾燥する回転乾燥手段とを含み、前記解し動作制御手段は、前回の回転翼の回転を検出する回転検出手段と、この回転検出手段の出力から回転翼の正逆方向の角速度を算出する角速度算出手段と、この角速度算出手段で算出した角速度よりある時間に対しての角速度の勾配を算出する角速度勾配算出手段と、この角速度勾配算出手段で算出した正方向の角速度勾配と逆方向の角速度勾配との差分を算出する角速度勾配の差分算出手段と、この差分算出手段で算出した差分から洗濯物の解し具合を判定する第２の解し判定手段と、この第２の解し判定手段で判定した解し具合の結果に基いて回転翼の回転動作を制御する第２の制御手段とを備えたものである。
【０００９】
また、前記洗濯兼脱水槽は、上方開口部を備え回転軸方向を略垂直方向とするものである。
【００１２】
【発明の実施の形態】
実施の形態１．
図１は、この発明による洗濯乾燥機の実施の形態を示す構造図、回路ブロック図である。図１において、従来と同一の符号は同一または相当部分を示す。２３はトップカバー２内に収納されて洗濯兼脱水槽１７の内壁面から洗濯物２０を掻き落とすと共に、洗濯物２０を解すような動作を制御する解し動作制御部である。この解し動作制御部２３は、主軸プーリ１２の回転状態を検出する回転センサ２４からの出力より回転翼２１の慣性回転時間を計測する慣性回転時間計測手段２３ａ、慣性回転時間計測手段２３ａからの出力より慣性回転時間の差分を算出する慣性回転時間の差分算出手段２３ｂ、慣性回転時間の差分算出手段２３ｂからの出力より洗濯物２０の解し具合を判定する第１の解し判定手段２３ｃ、第１の解し判定手段２３ｃからの出力に基づいて回転翼２１の運転動作を制御する第１の回転翼の運転制御手段２３ｄから構成される。２５は外槽３の内底部と洗濯兼脱水槽１７の外底部との間に配設される洗濯物２０の乾き具合を検知する乾燥検知部である。
【００１３】
次に、洗濯兼脱水槽１７内に入っている洗濯物２０の解し度合を回転翼２１の慣性回転時間から求める方法について、以下に述べる。なお、慣性回転時間とはモータ９がＯＦＦしてから回転翼２１が停止するまでの時間を示す。図２（ａ）は、モータ９の駆動／停止信号（ＯＮ／ＯＦＦ）のタイミングチャート図である。図２（ｂ）は、モータ９の駆動／停止信号に同期した回転翼２１の回転動作パターンを示す。図２（ａ）と図２（ｂ）において、モータ９に駆動信号を時間Ｔ１だけ送り出すと回転翼２１が正方向に時間Ｔ１だけ通常回転する。これによって、洗濯兼脱水槽１７の内壁面に張り付いている洗濯物２０が掻き落とされると共に、掻き落とされた洗濯物２０が解される。
【００１４】
そして、モータ９に停止信号を送り出すと回転翼２１が時間ｔ１だけ慣性回転する。次に、モータ９に駆動信号を時間Ｔ２だけ送り出すと回転翼２１は逆方向に通常回転し、これによって洗濯兼脱水槽１７の内壁面に張り付いている洗濯物２０が再び掻き落とされると共に、掻き落とされた洗濯物２０は解される。そして、モータ９に停止信号を送り出すと回転翼２１は前述の時間ｔ１と比べて短い時間ｔ２だけ慣性回転する。こうした動作を順次繰り返すようにモータ９を駆動／停止の制御することにより、回転翼２１の慣性回転時間はさらに短くなって時間ｔｎを示している。
【００１５】
このように、モータ９の駆動／停止信号の回数が増えるに応じて回転翼２１の慣性回転時間は短くなり、かつ慣性回転時間の変化量が時系列的に小さくなっている。これは、モータ９の駆動／停止信号の回数が増えるに応じて洗濯兼脱水槽１７の内壁面から掻き落とされる洗濯物２０の量が増大し、掻き落とされた洗濯物２０は回転翼２１の上面へ移動する、即ち回転翼２１の上面に乗る洗濯物２０の量が増えることになる。したがって、洗濯物２０と回転翼２１とが互いに擦れ合うことによって発生する摩擦抵抗が徐々に増大していき、回転翼２１の回転運動に対してブレーキがかかるためと推測する。
【００１６】
また、図２（ａ）においてモータ９の駆動信号の時間が時系列的に時間Ｔ１から時間Ｔｎという具合に予め短くなるように設定させているが、これは次の理由からである。洗濯兼脱水槽１７の内壁面に洗濯物２０が多量に張り付いている状態では、洗濯物２０の掻き落とし時間を長くするために回転翼２１の回転時間を長くさせる必要がある。そして、洗濯兼脱水槽１７の内壁面に張り付いている洗濯物２０の量が少なくなるに伴って洗濯物２０の掻き落とし時間を短くする目的で、回転翼２１の回転時間を短くさせる必要がある。こうしたモータ９の駆動／停止信号の制御を実現化させることにより、洗濯物２０の解し時間を短縮できる。また、モータ９の駆動信号の時間を時系列的に変化させて回転翼２１の回転時間を制御する他に、回転翼２１の回転角度を検出して、検出された回転角度が時系列的に変化するようにモータ９の駆動信号を制御しても良い。
なお、モータ９の駆動信号の最小時間は回転翼２１の上面に洗濯物２０が乗っている状態で、回転翼２１の慣性回転時間が変化しないように予め適正値を設定しておく。
【００１７】
また、解し動作回数に対する回転翼２１の慣性回転時間の差分（例えば、ｔ１−ｔ２あるいはｔ２−ｔ３）及び洗濯物２０の解し度合の関係を表した特性例を図３に示す。図３において、解し動作回数が多くなるに伴って回転翼２１の慣性回転時間の差分は小さくなり（図３中のＡパターン）、かつ洗濯物２０の解し度合は高くなることが分かる（図３中のＢパターン）。例えば、解し動作回数がＮ１のときは慣性回転時間の差分が大きく、かつ解し度合が低い。また、解し動作回数がＮ２のときは慣性回転時間の差分が小さく、かつ解し度合が高い。これは、前述したように解し動作回数が多くなるに応じて洗濯兼脱水槽１７の内壁面に張り付いている洗濯物２０は回転翼２１の上面へ移動していく。このために、洗濯物２０と回転翼２１との間で発生する摩擦抵抗は高くなり、かつ摩擦抵抗の変化量が小さくなるためと推測する。ここでは、図２（ｂ）に示している回転翼２１の慣性回転時間の絶対値ｔ１，ｔ２，ｔ３から洗濯物２０の解し度合を求めず、慣性回転時間の差分から解し度合を求めている大きな理由は、水分を含んだ状態の洗濯物２０の重量に制約されないよう考慮したためである。
【００１８】
また、図４は実施の形態１における洗濯乾燥機の動作の流れを示すフローチャート図である。以下、図４に示すフローチャートの動作の流れについて説明する。洗濯乾燥機の運転動作を開始し（ステップＳ１００）、洗い・濯ぎ行程（ステップ１０１）が終了した後で、脱水行程（ステップＳ１０２）へと進む。そして、脱水行程（ステップＳ１０２）の終了後、即ち洗濯兼脱水槽１７の内壁面に洗濯物２０が張り付いた状態の後に洗濯兼脱水槽１７の内壁面から洗濯物２０を掻き落とすと共に、解すような動作を行う解し乾燥（ステップＳ１０３）に入る。この解し乾燥（ステップＳ１０３）の行程から、加熱器５及び送風機６で発生する温風が洗濯兼脱水槽１７の上方開口部より導入される。これらの動作については、実施の形態２でも同様である。
【００１９】
次に、解し乾燥（ステップＳ１０３）において、図２（ａ）に示すようにモータ９が通電される時間Ｔ１（秒）後に所定時間だけ断電する過程で、慣性回転時間計測手段２３ａにより回転センサ２４からの出力を基に回転翼２１の正回転方向の慣性回転時間ｔＮを計測する。次に、慣性回転時間計測手段２３ａで計測された今回の慣性回転時間ｔＮを、ｔＯと設定する（ステップＳ１０４）。この後に、モータ９が再び通電される時間Ｔ２秒後に所定時間だけ断電する過程で、慣性回転時間計測手段２３ａにより回転翼２１の逆回転方向の慣性回転時間ｔＮを計測する（ステップＳ１０５）。そして、慣性回転時間の差分算出手段２３ｂで慣性回転時間ｔＯとｔＮとの差分ΔＴ（ｔＯ−ｔＮ）を算出する（ステップＳ１０６）。
【００２０】
そして、第１の解し判定手段２３ｃで差分ΔＴと所定値Ｋとの大きさを比較し（ステップＳ１０７）、もし仮にΔＴ≦Ｋの条件を満足しない場合にはＮＯと判定されて、再び解し乾燥（ステップＳ１０３）に戻る。これ以降は、前述の動作が実行される。また、仮にΔＴ≦Ｋの条件を満足する場合にはＹＥＳと判定され、洗濯兼脱水槽１７の内壁面に張り付いている洗濯物２０は回転翼２１の上面に殆ど移動した状態と判断される。そして、第１の回転翼の運転制御手段２３ｄにより回転翼２１の運転動作を停止する。ここで、前述のＫは洗濯兼脱水槽１７の内壁面から洗濯物２０が掻き落とされると共に、十分に解されているかどうかを判定するための基準値と定義付ける。
【００２１】
次に、回転乾燥の動作へ移行し（ステップＳ１０８）、洗濯兼脱水槽１７を例えば３００ｒｐｍの回転数で所定時間だけ回転させることにより、送風機６および洗濯兼脱水槽１７のファン効果によって温風が洗濯兼脱水槽１７の下方へ向かって洗濯物２０に勢い良く接触する。このときに、洗濯物２０は洗濯兼脱水槽１７の内壁面側へ徐々に移動していく状態となる。そして、回転乾燥（ステップＳ１０８）が終了した後に、洗濯物２０の乾き具合は良好であるかどうかを乾燥検知部２５で判断する（ステップＳ１０９）。ここで、もし仮に乾き具合は良好でないと判定された場合に解し乾燥（ステップＳ１０３）へ戻り、前述の動作を実行する。また、ここで仮に乾き具合は良好であると判定された場合には、解し乾燥（ステップＳ１０３）から回転乾燥（ステップＳ１０８）までの一連の動作は終了する。
こうした、洗い・濯ぎ行程、脱水行程、乾燥行程の一部の動作に関する制御プログラムを、マイコン制御部（図示なし）に予め記憶設定する。さらに、脱水行程後の解し乾燥（ステップＳ１０３〜Ｓ１０７）に関する制御プログラムを解し動作制御部２３に予め記憶設定しておく。
【００２２】
なお、加熱器５及び送風機６で発生される温風は解し乾燥（ステップＳ１０３）の行程から洗濯兼脱水槽１７の上方開口部より導入開始する他に、回転乾燥（ステップＳ１０８）の行程のみに温風を洗濯兼脱水槽１７の上方開口部より導入するように構成しても良い。
【００２３】
以上の構成により、脱水行程後に洗濯兼脱水槽１７の内壁面から洗濯物２０を掻き落とすと共に、十分に解して乾燥することができるので、洗濯物２０にシワ及び乾燥ムラを殆ど生じない。これにより、仕上がり品質の高い洗濯乾燥機を提供することができる。
【００２４】
実施の形態２．
図５は、この発明による洗濯乾燥機の他の実施の形態を示す構造図、回路ブロック図である。図５において、実施の形態１と同一の符号は同一または相当部分を示す。解し動作制御部２３は回転センサ２４からの出力より回転翼２１の角速度ω（ｄθ／ｄｔ）、即ち単位時間当たりの回転角度θを算出する角速度算出手段２３ｅ、角速度算出手段２３ｅからの出力より所定時間に対しての角速度ωの勾配を算出する角速度勾配算出手段２３ｆ、角速度勾配算出手段２３ｆからの出力より角速度勾配の差分を算出する角速度勾配の差分算出手段２３ｇ、角速度勾配の差分算出手段２３ｇの出力から洗濯物２０の解し具合を判定する第２の解し判定手段２３ｈ、第２の解し判定手段２３ｈからの出力に基づいて回転翼２１の運転動作を制御する第２の運転制御手段２３ｉから構成される。
【００２５】
次に、洗濯兼脱水槽１７内に入っている洗濯物２０の解し具合を回転翼２１の角速度ωから求める方法について、以下に述べる。なお、角速度ωとは回転翼２１の単位時間当たりの回転角度θを示す。
図６（ａ）は、モータ９の駆動／停止信号（ＯＮ／ＯＦＦ）のタイミングチャート図である。図６（ｂ）は、モータ９の駆動／停止信号に同期した回転翼２１の回転動作パターンを示す。図６（ａ）と図６（ｂ）において、モータ９に駆動信号をＴ１時間だけ送り出すと回転翼２１が正方向にＴ１時間だけ通常回転し、この過程で回転翼２１の角速度ωが所定時間まで増大し、それ以降は一定状態となっている。これによって、洗濯兼脱水槽１７の内壁面に張り付いている洗濯物２０が掻き落とされると共に、掻き落とされた洗濯物２０が解される。そして、モータ９に停止信号を送り出すと回転翼２１が慣性回転し、この過程で回転翼２１の角速度ωは減衰していく。角速度ωの減衰パターンの勾配は、勾配ａ＝Δω１／Δｔを示す。
【００２６】
次に、モータ９に駆動信号をＴ２時間だけ送り出すと回転翼２１は逆方向に通常回転する。これにより、洗濯兼脱水槽１７の内壁面に張り付いている洗濯物２０は再び掻き落とされると共に、掻き落とされた洗濯物２０が解される。そして、モータ９に停止信号を送り出すと回転翼２１が慣性回転し、この過程で角速度勾配はｂ＝Δω２／Δｔを示す。さらに、モータ９に駆動信号をＴ３時間だけ送り出すと回転翼２１は正方向に通常回転し、この後でモータ９に停止信号を送り出すと回転翼２１が慣性回転する。この過程における回転翼２１の角速度ωの勾配はｃ＝Δω３／Δｔを示す。なお、前述の勾配ａ，ｂ，ｃの大きさの関係は、ａ＜ｂ＜ｃであることが分かる。こうした動作を順次繰り返すようにモータ９を駆動／停止制御することにより、回転翼２１の角速度勾配はさらに大きくなっていく。
【００２７】
このように、モータ９への駆動／停止信号の回数が増えるに応じて回転翼２１の角速度ωの勾配は大きくなり、かつ角速度ωの勾配の変化量が小さくなっていく。これは、実施の形態１と同様にモータ９の駆動／停止信号の回数が増えるに応じて洗濯兼脱水槽１７の内壁面から掻き落とされる洗濯物２０の量は増大し、掻き落とされた洗濯物２０が回転翼２１の上面へ移動するためである。したがって、洗濯物２０と回転翼２１とが互いに擦れ合うことによって発生する摩擦抵抗が増大していき、回転翼２１の回転運動に対してブレーキがかかるためと推測する。
【００２８】
また、図６（ｂ）においてモータ９の駆動信号の時間は駆動／停止信号の回数が増えるに応じて時間Ｔ１からＴｎという具合に予め短くなるように設定させている。この理由は、実施の形態１と同様であるので、ここでは説明を省略する。
【００２９】
また、解し動作回数に対する回転翼２１の角速度勾配の差分（例えば、ｂ−ａあるいはｃ−ｂ）及び洗濯物２０の解し度合の関係を表した特性例を図７に示す。図７において、解し動作回数が多くなるに伴って回転翼２１の角速度勾配の差分は小さくなり（図７中のＡパターン）、かつ洗濯物２０の解し度合は高くなることが分かる（図７中のＢパターン）。例えば、解し動作回数がＮ１のときは差分が大きく、かつ解し度合が低い。また、解し動作回数がＮ２のときは差分が小さく、かつ解し度合が高い。これは、実施の形態１と同様に解し動作回数が多くなるに応じて洗濯物２０と回転翼２１との間で発生する摩擦抵抗は高くなり、かつ摩擦抵抗の変化量が小さくなるためと推測する。ここでは、図６（ｂ）に示している回転翼２１の角速度勾配ａ（Δω１／Δｔ），ｂ（Δω２／Δｔ），ｃ（Δω３／Δｔ）から洗濯物２０の解し度合を求めず、角速度勾配の差分から解し度合を求めている大きな理由は水分を含んだ状態の洗濯物２０の重量に制約されないよう考慮したためである。
【００３０】
また、図８は実施の形態２における洗濯乾燥機の動作の流れを示すフローチャート図である。以下、図８に示すフローチャートの動作の流れについて説明する。洗い・濯ぎ行程、脱水行程の動作は実施の形態１と同様であるので、ここでは説明を省略する。
【００３１】
次に、乾燥行程（ステップＳ１００）が開始し、解し乾燥（ステップＳ１０１）へと進む。解し乾燥（ステップＳ１０１）において、図６（ａ）に示すようにモータ９が通電される時間Ｔ１（秒）後に所定時間だけ断電する過程で、角速度算出手段２３ｅにより回転センサ２４からの出力を基に回転翼２１の正回転方向の角速度ωを算出する。次に、角速度勾配算出手段２３ｆで、ある時間に対する角速度ωの勾配を算出し、今回の角速度勾配αＮを、αＯと設定する（ステップＳ１０２）。この後に、モータ９が再び通電される時間Ｔ２（秒）後に所定時間だけ断電する過程で、角速度勾配算出手段２３ｆにより回転翼２１の逆回転方向の角速度勾配αｎ＝Δω／Δｔを算出する（ステップＳ１０３）。そして、角速度勾配の差分算出手段２３ｇで角速度勾配αＮと勾配αＯとの差分β（αＮ−αＯ）を算出する（ステップＳ１０４）。
【００３２】
次に、第２の解し判定手段２３ｈで角速度勾配の差分βと予め設定されたＬとの大きさを比較し（ステップＳ１０５）、もし仮にβ≦Ｌの条件を満足しない場合にＮＯと判定されて再び解し乾燥（ステップＳ１０１）に戻る。これ以降は、前述の動作が実行される。また、仮にβ≦Ｌの条件を満足する場合にＹＥＳと判定され、洗濯兼脱水槽１７の内壁面に張り付いている洗濯物２０は回転翼２１の上面へ殆ど移動した状態と判断される。そして、第２の回転翼の運転制御手段２３ｉにより回転翼２１の運転動作を停止する。ここで、前述のＬは洗濯兼脱水槽１７の内壁面から洗濯物２０が掻き落とされると共に、十分に解されているかどうかを判定するための基準値と定義付ける。
【００３３】
次に、回転乾燥（ステップＳ１０６）から洗濯物２０の乾き具合の判定（ステップＳ１０７）へと進行するが、これらの一連の動作は実施の形態１と同様であるので、ここでは説明を省略する。
【００３４】
以上の構成により、脱水行程後に洗濯兼脱水槽１７の内壁面から洗濯物２０を掻き落とす共に、十分に解して乾燥することができるので、洗濯物２０にシワ及び乾燥ムラを殆ど生じない。これにより、仕上がり品質の高い洗濯乾燥機を提供することができる。
【００３５】
実施の形態３．
図９は、この発明による洗濯乾燥機のさらに他の実施の形態を示す構造図、回路ブロック図である。図９において、実施の形態１，２と同一の符号は同一または相当部分を示す。２６はトップパネル２に収納されて解し動作制御部２３の動作と連動して手解し動作を報知する表示装置である。
【００３６】
また、図１０は実施の形態３における洗濯乾燥機の動作の流れを示すフローチャート図である。以下、図１０に示すフローチャートの動作の流れについて説明する。洗い・濯ぎ行程、脱水行程の動作は実施の形態１，２と同様であるので、ここでは説明を省略する。
次に、乾燥行程（ステップＳ１００）が開始し、カウンタ（図示なし）のデータはクリアされる（ステップＳ１０１）。この後に、カウンタのデータを例えば“Ｘ＝６”にセットする（ステップＳ１０２）。そして、解し乾燥（ステップＳ１０３）へと進み、慣性回転時間計測手段２３ａにより回転センサ２４からの出力を基に回転翼２１の正回転方向の慣性回転時間ｔＮを計測する。次に、慣性回転時間計測手段２３ａで計測された今回の慣性回転時間ｔＮを、ｔＯと設定する（ステップＳ１０４）。この後に、慣性回転時間計測手段２３ａにより、回転翼２１の逆回転方向の慣性回転時間ｔＮを計測する（ステップＳ１０５）。そして、慣性回転時間の差分算出手段２３ｂで慣性回転時間ｔＯとｔＮとの差分ΔＴ（ｔＯ−ｔＮ）を算出する（ステップＳ１０６）。
【００３７】
そして、第１の解し判定手段２３ｃで差分ΔＴと所定値Ｋとの大きさを比較し（ステップＳ１０７）、ここで仮にΔＴ≧Ｋの条件を満足する場合にはＹＥＳと判定される。これにより、カウンタのデータＸは“１”だけカウントダウンされる（ステップＳ１０８）。次に、カウンタのデータＸはＸ≦０の条件を満足するか否かが判定され（ステップＳ１０９）、もし仮にＸ≦０の条件を満足しない場合はＮＯと判断される。そして、解し乾燥（ステップＳ１０３）に戻って前述と同様の動作を繰り返すことになる。即ち、解し乾燥（ステップＳ１０３）の動作は最大で６回繰り返し実行され、洗濯兼脱水槽１７の内壁面に張り付いている洗濯物は掻き落とされると共に、解されながら乾燥していく状態となる。なお、前述のＫの定義付けは実施の形態１と同様である。
【００３８】
次に、カウンタのデータがＸ≦０の条件を満足する場合にはＹＥＳと判断され、即ち洗濯兼脱水槽１７の内壁面に洗濯物が張り付いている状態と言える。このために、ストップモーション（ステップＳ１１０）へと進むことになる。ストップモーションでは、図１１に示すような割り込み処理が開始される。図１１において、ストップモーションの割り込み処理が開始され（ステップＳ２００）、この後に表示装置２６がアラーム表示する（ステップＳ２０１）。そして、手解し動作が実行されることにより、図１２に示すような割り込み処理が開始する。図１２において、手解し動作の割り込み処理が開始され（ステップＳ３００）、この後でモータ９が停止する（ステップＳ３０１）。次に、フタ（図示なし）の開検出を判定し（ステップＳ３０２）、もし仮に開検出されない場合はＮＯと判断されて現在の状態を維持することになる。また、仮にフタの開検出を判定した場合はＹＥＳと判断されて加熱器５及び送風機６が停止し（ステップＳ３０３）、これにより洗濯兼脱水槽１７内への温風導入が遮断される。
【００３９】
この過程で、洗濯兼脱水槽１７の内壁面に張り付いている洗濯物を手解し動作によって完璧に掻き落とす。人間の肉眼によって、洗濯物２０を内壁面から掻き落としたことを確認した後でフタを閉める。そして、フタの閉検出を判定し（ステップＳ３０４）、もし仮に閉検出されない場合はＮＯと判断されて現在の状態を維持することになる。また、仮に閉検出した場合はＹＥＳと判断されて加熱器５、送風機６、モータ９が駆動する（ステップＳ３０５）。これと同時に、表示装置２６のアラーム表示が解除され（ステップＳ３０６）、この後に手解し動作の割り込み処理が終了する（ステップＳ３０７）。そして、ストップモーションの割り込み処理の終了（ステップＳ２０３）が実行される。
【００４０】
次に、回転乾燥（ステップＳ１１１）へと進み、この後に洗濯物２０の乾き具合は良好であるか否かを判定する（ステップＳ１１２）。ここで、仮に乾き具合は良好である、即ちＹＥＳと判断された場合は、加熱器５、送風機６、モータ９の駆動が停止し、乾燥動作は終了する（ステップＳ１１３）。もし、仮に乾き具合は良好でない、即ちＮＯと判断された場合はカウンタのデータクリア（ステップＳ１０１）に戻って、前述と同様の動作を繰り返すことになる。なお、前述の回転乾燥の制御アルゴリズム及び乾き具合を判定する構成手段は、実施の形態１，２と同様である。
【００４１】
また、慣性回転時間の差分算出手段２３ｂにより慣性回転時間ｔＯとｔＮとの差分を算出する（ステップＳ１０６）。この後に、ΔＴ≧Ｋの条件を満足するか否かを判定した際、仮に満足しない場合はＮＯと判断される。即ち、洗濯兼脱水槽１７の内壁面から洗濯物２０が殆ど掻き落とされたと判断されることにより、回転乾燥（ステップＳ１１１）へと進む。これ以降の動作は、前述と同様であるので、ここでは説明を省略する。
【００４２】
以上の構成により、解し乾燥の動作で洗濯兼脱水槽１７の内壁面から洗濯物２０が十分に掻き落とされない状態でも、手解し動作によって完璧に掻き落とすことができるので、良好な解し乾燥を実現できる。これによって、より一層仕上がり品質の高い洗濯乾燥機を提供することができる。
【００４３】
実施の形態４．
図１３は、この発明による洗濯乾燥機のさらに他の実施の形態を示す、解し動作制御部２３の動作フローチャート図である。なお、洗濯乾燥機の構造図は図５と同様であり、この構造図に解し動作制御部２３の動作と連動して手解し動作を報知する表示装置２６が付加されたものである。
以下、図１３に示すフローチャートの動作の流れについて説明する。乾燥行程（ステップＳ１００）が開始し、カウンタのデータクリア（ステップＳ１０１）から解し乾燥（ステップＳ１０３）までの一連の動作は実施の形態３と同様であるので、ここでは説明を省略する。それ以降の、角速度勾配算出手段２３ｆで算出された今回の角速度ωの勾配αＮをαＯと設定する行程（ステップＳ１０４）から第２の解し判定手段２３ｈで角速度勾配の差分β（αＮ−αＯ）と予め設定されたＬとの大きさを比較判定する行程（ステップＳ１０７）までの動作は、実施の形態２と同様である。さらに、それ以降のカウンタのデータＸを“１”だけカウントダウンする行程（ステップＳ１０８）からストップモーションの行程（ステップＳ１１０）まで、ストップモーションの行程（ステップＳ１１０）から乾き具合は良好であるかを判定する行程（ステップＳ１１２）までの動作は、実施の形態３と同様である。
【００４４】
以上の構成により、解し乾燥（ステップＳ１０３）の際に洗濯兼脱水槽１７の内壁面から洗濯物２０が十分に掻き落とされない場合でも、手解し動作によって完璧に掻き落とすと共に解し乾燥を実現できる。これによって、より一層仕上がり品質の高い洗濯乾燥機を提供することができる。
【００４５】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【００４６】
この発明に係わる洗濯乾燥機は、回転翼を回転する洗濯行程と、洗濯兼脱水槽を回転する脱水行程と、前記洗濯兼脱水槽内に温風を供給する乾燥行程とを有した洗濯乾燥機において、前記乾燥行程は前記回転翼を正逆方向に回転して洗濯兼脱水槽の内壁面から洗濯物を掻き落とすと共に洗濯物を解して乾燥する解し乾燥手段と、この解し乾燥手段の解し動作を制御する解し動作制御手段と、洗濯兼脱水槽を回転して洗濯物を乾燥する回転乾燥手段とを含み、前記解し動作制御手段は、前記回転翼の回転を検出する回転検出手段と、この回転検出手段の出力から回転翼の正逆方向の慣性回転時間を計測する慣性回転時間計測手段と、この慣性回転時間計測手段で計測した正方向の慣性回転時間と逆方向の慣性回転時間との差分を算出する慣性回転時間の差分算出手段と、この差分算出手段で算出した差分から洗濯物の解し具合を判定する第１の解し判定手段と、この第１の解し判定手段で判定した解し具合の結果に基いて回転翼の回転動作を制御する第１の制御手段とを備えるようにしたので、洗濯兼脱水槽の内壁面から洗濯物を完璧に掻き落とすと共に、洗濯物が萬遍なく解して乾燥させる、仕上り品質の高い洗濯乾燥機を得ることができる。
【００４７】
また、回転翼を回転する洗濯行程と、洗濯兼脱水槽を回転する脱水行程と、前記洗濯兼脱水槽内に温風を供給する乾燥行程とを有した洗濯乾燥機において、前記乾燥行程は前記回転翼を正逆方向に回転して洗濯兼脱水槽の内壁面から洗濯物を掻き落とすと共に洗濯物を解して乾燥する解し乾燥手段と、この解し乾燥手段の解し動作を制御する解し動作制御手段と、洗濯兼脱水槽を回転して洗濯物を乾燥する回転乾燥手段とを含み、前記解し動作制御手段は、前回の回転翼の回転を検出する回転検出手段と、この回転検出手段の出力から回転翼の正逆方向の角速度を算出する角速度算出手段と、この角速度算出手段で算出した角速度よりある時間に対しての角速度の勾配を算出する角速度勾配算出手段と、この角速度勾配算出手段で算出した正方向の角速度勾配と逆方向の角速度勾配との差分を算出する角速度勾配の差分算出手段と、この差分算出手段で算出した差分から洗濯物の解し具合を判定する第２の解し判定手段と、この第２の解し判定手段で判定した解し具合の結果に基いて回転翼の回転動作を制御する第２の制御手段とを備えるようにしたので、洗濯兼脱水槽の内壁面から洗濯物を完璧に掻き落とすと共に洗濯物を萬遍なく解して乾燥させる、仕上り品質の高い洗濯乾燥機を得ることができる。
【００４８】
また、前記洗濯兼脱水槽は、上方開口部を備え回転軸方向を略垂直方向とするようにしたので、洗濯物にシワ及び乾燥ムラが殆ど生じることがなく、仕上がり品質の高い洗濯乾燥機を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明による洗濯乾燥機の実施の形態１を示す構造図、ブロック図である。
【図２】実施の形態１における構成部品の動作パターンの一例である。
【図３】実施の形態１における解し動作特性の一例である。
【図４】実施の形態１の動作を示すフローチャート図である。
【図５】実施の形態２の洗濯乾燥機を示す構造図、ブロック図である。
【図６】実施の形態２における構成部品の動作パターンの一例である。
【図７】実施の形態２における解し動作特性の一例である。
【図８】実施の形態２の動作を示すフローチャート図である。
【図９】実施の形態３の洗濯乾燥機を示す構造図、ブロック図である。
【図１０】実施の形態３の動作を示すフローチャート図である。
【図１１】実施の形態３の動作の第１の割り込みフローチャート図である。
【図１２】実施の形態３の動作の第２の割り込みフローチャート図である。
【図１３】実施の形態４の動作を示すフローチャート図である。
【図１４】従来における洗濯乾燥機を示す構造図である。
【符号の説明】
１外箱、２トップパネル、３外槽、４フレキシブルチューブ、５加熱器、６送風機、７吹出しノズル、８防水板、９モータ、１７洗濯兼脱水槽、２０洗濯物、２１回転翼、２２回転翼通気孔、２３解し動作制御部、２３ａ慣性回転時間計測手段、２３ｂ慣性回転時間の差分算出手段、２３ｃ第１の解し判定手段、２３ｄ第１の回転翼の運転制御手段、２３ｅ角速度算出手段、２３ｆ角速度勾配算出手段、２３ｇ角速度勾配の差分算出手段、２３ｈ第２の解し判定手段、２３ｉ第２の回転翼の運転制御手段、２３ｊ負荷の有無判定手段、２４回転センサ、２５乾燥検知部。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
This invention feeds warm air into the washing and dehydrating tub, rotates the washing and dehydrating tub and rotating blades alternately to dry the laundry efficiently, and has high finished quality with almost no wrinkles and uneven drying. Related to the machine.
[0002]
[Prior art]
An automatic washing machine having a drying process in which warm air generated by a heating device and a blower is fed into a washing and dewatering tub and the laundry and dewatering tub is rotated at a high speed to dry the laundry is disclosed in, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 1-268593. Has been. FIG. 14 is a structural diagram of a washing / drying machine disclosed in JP-A-1-268593. In FIG. 14, 1 is an outer box, 2 is a top cover disposed above the outer box 1, 3 is an outer tub disposed in the outer box 1, and 4 is a heating device 5 disposed at the inner bottom of the outer box 1. A flexible tube 7 for guiding the warm air generated from the blower 6 to the upper opening of the washing and dewatering tub described later is a blowing nozzle that is attached to the tip of the flexible tube 4 and blows the warm air out.
[0003]
8 is a waterproof plate provided at the upper peripheral edge of the outer tub 3, 9 is a motor disposed on the outer bottom of the outer tub 3, 10 is a fan belt for transmitting the rotational drive of the motor 9 from the motor pulley 11 to the main shaft pulley 12, and 13 is a deceleration A clutch 15 for switching the rotation drive from the machine 14 to a washing / dehydration tub described later or to the rotating blade, 15 is a washing hose from the drain hose 16 attached to the lower end of the outer tub 3 A drainage valve 17 for controlling discharge to the outside, 17 is a rotatable washing / dehydrating tub provided in the outer tub 3, 18 is a balancer provided at the upper periphery of the washing / dehydrating tub 17, and 19 is formed on the wall surface of the washing / dehydrating tub 17. 20 is a laundry contained in the washing / dehydrating tub 17, 21 is a rotor blade disposed on the inner bottom of the laundry / dewatering tank 17, and 22 is a rotor blade vent formed in the rotor blade 21. .
[0004]
In such a configuration, the washing and dewatering tank 17 is rotated at a high speed in the drying process after the dehydration process is completed after the washing process. At the same time, the hot air generated by the heating device 5 and the blower 6 is guided to the upper opening of the washing and dewatering tub 17 through the flexible tube 4. Then, the warm air contacts the laundry 20 toward the lower side of the washing and dewatering tub 17 to dry the laundry 20. As a result, the warm air passes through the dewatering hole 19 as a humid air flow and travels toward the drainage hose 16 through the gap between the outer tub 3 and the washing and dewatering tub 17. Further, the above-described air flow passes through the rotary blade vent hole 22 and travels toward the drainage hose 16 through a gap between the inner bottom portion of the outer tub 3 and the outer bottom portion of the washing and dewatering tub 17. These air flows are exhausted out of the outer box 1 via the drainage hose 16.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional washing and drying machine, the laundry comes into contact with the warm air in a state where the laundry is stuck to the inner wall surface of the washing and dewatering tub by the centrifugal force generated by the high speed rotation of the washing and dewatering tub. In such a drying method, the surface of the laundry in direct contact with the warm air has a large amount of water evaporation. However, in the laundry that is in a stacked state, the hot air is difficult to flow in at the portion that is attached to the center of the laundry and the inner wall surface of the washing and dewatering tub. For this reason, since the amount of water evaporation of the laundry at this location is small, there is a problem that the drying time becomes long and the drying efficiency is very poor. In addition, there is a problem that the finished quality of the laundry is poor, such as wrinkles and drying unevenness when the laundry is dried while attached to the inner wall surface of the washing / dehydrating tub.
[0006]
The present invention has been made to solve the above-mentioned problems, and the drying efficiency is remarkably improved by bringing warm air uniformly over the entire laundry in the washing and dehydrating tub, and the laundry is wrinkled and wrinkled. An object of the present invention is to provide a high-quality wash dryer that dries without causing uneven drying.
[0007]
A washing and drying machine according to the present invention includes a washing process for rotating a rotary blade, a dehydration process for rotating a washing / dehydrating tub, and a drying process for supplying warm air into the washing / dehydrating tub. In the drying process, the rotating blades are rotated in the forward and reverse directions to scrape the laundry from the inner wall surface of the washing and dewatering tub and to release and dry the laundry, and the lifting and drying means. A lifting operation control means for controlling the lifting operation, and a rotary drying means for rotating the washing and dewatering tub to dry the laundry. Before The described operation control means includes a rotation detection means for detecting the rotation of the rotor blade, an inertia rotation time measurement means for measuring the inertia rotation time in the forward and reverse direction of the rotor blade from the output of the rotation detection means, and the inertia The difference calculation means for calculating the difference between the inertia rotation time in the forward direction and the inertia rotation time in the reverse direction measured by the rotation time measurement means, and the condition of the laundry to be solved from the difference calculated by the difference calculation means. And a first control means for controlling the rotational operation of the rotor blade based on the result of the determination determined by the first determination determination means. is there.
[0008]
Further, in the washing and drying machine having a washing process for rotating the rotating blades, a dehydration process for rotating the washing and dewatering tub, and a drying process for supplying warm air into the washing and dewatering tub, the drying process is performed as described above. The rotating blades are rotated in the forward and reverse directions to scrape the laundry from the inner wall surface of the washing and dewatering tub and to release and dry the laundry, and to control the unwinding operation of the drying means. And a rotary drying means for drying the laundry by rotating the washing and dewatering tub. Before The described operation control means includes a rotation detection means for detecting the previous rotation of the rotor blade, an angular velocity calculation means for calculating the angular velocity in the forward and reverse direction of the rotor blade from the output of the rotation detection means, and the angular velocity calculation means. An angular velocity gradient calculating unit that calculates an angular velocity gradient with respect to a certain time from the calculated angular velocity, and an angular velocity gradient that calculates a difference between the angular velocity gradient in the forward direction and the angular velocity gradient in the reverse direction calculated by the angular velocity gradient calculating unit. Based on the difference calculation means, the second solution determination means for determining the condition of the laundry from the difference calculated by the difference calculation means, and the result of the solution condition determined by the second solution determination means. And a second control means for controlling the rotational operation of the rotor blade.
[0009]
The washing and dewatering tub has an upper opening and the rotation axis direction is a substantially vertical direction.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiment 1 FIG.
FIG. 1 is a structural diagram and a circuit block diagram showing an embodiment of a washing / drying machine according to the present invention. In FIG. 1, the same reference numerals as in the prior art indicate the same or corresponding parts. Reference numeral 23 denotes a disengagement operation control unit that controls the operation of disengaging the laundry 20 while scraping the laundry 20 from the inner wall surface of the washing and dewatering tub 17 stored in the top cover 2. The solving operation control unit 23 receives inertial rotation time measuring means 23a and inertial rotation time measuring means 23a for measuring the inertial rotation time of the rotor blade 21 from the output from the rotation sensor 24 that detects the rotation state of the spindle pulley 12. A difference calculation means 23b for calculating the inertial rotation time from the output, a first solution determination means 23c for determining the condition of the laundry 20 from the output from the difference calculation means 23b for the inertia rotation time, It is comprised from the operation control means 23d of the 1st rotary blade which controls the driving | running operation | movement of the rotary blade 21 based on the output from the 1st solution determination means 23c. Reference numeral 25 denotes a dryness detection unit that detects the dryness of the laundry 20 disposed between the inner bottom portion of the outer tub 3 and the outer bottom portion of the washing and dehydrating tub 17.
[0013]
Next, a method for obtaining the unraveling degree of the laundry 20 contained in the washing / dehydrating tub 17 from the inertial rotation time of the rotary blade 21 will be described below. The inertial rotation time indicates the time from when the motor 9 is turned off until the rotor blades 21 are stopped. FIG. 2A is a timing chart of the drive / stop signal (ON / OFF) of the motor 9. FIG. 2B shows a rotational operation pattern of the rotary blade 21 synchronized with the drive / stop signal of the motor 9. 2 (a) and 2 (b), when a drive signal is sent to the motor 9 for a time T1, the rotary blade 21 normally rotates in the forward direction for the time T1. As a result, the laundry 20 attached to the inner wall surface of the washing and dewatering tank 17 is scraped off and the scraped laundry 20 is unraveled.
[0014]
When a stop signal is sent to the motor 9, the rotary blade 21 rotates by inertia for a time t1. Next, when the driving signal is sent to the motor 9 for a time T2, the rotary blade 21 normally rotates in the reverse direction, whereby the laundry 20 attached to the inner wall surface of the washing and dewatering tub 17 is scraped off again. The washed laundry 20 is unraveled. When a stop signal is sent to the motor 9, the rotary blade 21 rotates by inertia for a time t2 shorter than the time t1 described above. By controlling the driving / stopping of the motor 9 so as to sequentially repeat these operations, the inertial rotation time of the rotor blade 21 is further shortened to indicate the time tn.
[0015]
Thus, as the number of drive / stop signals of the motor 9 increases, the inertial rotation time of the rotor blades 21 is shortened, and the amount of change in the inertial rotation time is reduced in time series. This is because the amount of the laundry 20 that is scraped off from the inner wall surface of the washing and dewatering tub 17 increases as the number of driving / stop signals of the motor 9 increases, The amount of the laundry 20 that moves to the upper surface, that is, rides on the upper surface of the rotary blade 21 increases. Therefore, it is presumed that the frictional resistance generated when the laundry 20 and the rotary blade 21 rub against each other gradually increases, and the brake is applied to the rotational motion of the rotary blade 21.
[0016]
Further, in FIG. 2A, the time of the drive signal of the motor 9 is set to be shortened in advance from time T1 to time Tn in time series, for the following reason. In a state in which a large amount of the laundry 20 is stuck to the inner wall surface of the washing and dewatering tub 17, it is necessary to increase the rotation time of the rotary blade 21 in order to increase the scraping time of the laundry 20. And it is necessary to shorten the rotation time of the rotary blade 21 for the purpose of shortening the scraping time of the laundry 20 as the amount of the laundry 20 sticking to the inner wall surface of the washing and dewatering tub 17 decreases. is there. By realizing the control of the drive / stop signal of the motor 9 as described above, the time for unloading the laundry 20 can be shortened. In addition to changing the time of the drive signal of the motor 9 in time series to control the rotation time of the rotary blade 21, the rotation angle of the rotary blade 21 is detected, and the detected rotation angle is time-series. The drive signal of the motor 9 may be controlled so as to change.
Note that the minimum time of the drive signal of the motor 9 is set in advance so that the inertial rotation time of the rotary blade 21 does not change while the laundry 20 is on the upper surface of the rotary blade 21.
[0017]
Further, FIG. 3 shows a characteristic example showing the relationship between the difference in inertia rotation time of the rotor blade 21 with respect to the number of times of unwinding operation (for example, t1-t2 or t2-t3) and the unraveling degree of the laundry 20. In FIG. 3, it can be seen that as the number of unwinding operations increases, the difference in the inertial rotation time of the rotor blade 21 decreases (A pattern in FIG. 3), and the unraveling degree of the laundry 20 increases ( B pattern in FIG. 3). For example, when the number of solving operations is N1, the difference in inertial rotation time is large and the solving degree is low. Further, when the number of solving operations is N2, the difference in inertial rotation time is small and the degree of solving is high. This is solved as described above, and the laundry 20 attached to the inner wall surface of the washing and dewatering tub 17 moves to the upper surface of the rotary blade 21 as the number of operations increases. For this reason, it is presumed that the frictional resistance generated between the laundry 20 and the rotary blade 21 is high and the amount of change in the frictional resistance is small. Here, the solution degree of the laundry 20 is not obtained from the absolute values t1, t2, and t3 of the inertia rotation time of the rotor blade 21 shown in FIG. 2B, but the solution degree is obtained from the difference of the inertia rotation time. The reason for this is that it is considered not to be restricted by the weight of the laundry 20 in a state of containing moisture.
[0018]
FIG. 4 is a flowchart showing the operation flow of the washing and drying machine in the first embodiment. Hereinafter, the operation flow of the flowchart shown in FIG. 4 will be described. The operation of the washing / drying machine is started (step S100), and after the washing / rinsing process (step 101) is completed, the process proceeds to the dehydration process (step S102). Then, after the dehydration step (step S102) is completed, that is, after the laundry 20 is stuck to the inner wall surface of the washing and dewatering tub 17, the laundry 20 is scraped off from the inner wall surface of the washing and dewatering tub 17 and is unraveled. The operation of performing the above operation is started and the process enters the drying (step S103). The warm air generated in the heater 5 and the blower 6 is introduced from the upper opening of the washing and dewatering tub 17 from the process of the melting and drying (step S103). These operations are the same as in the second embodiment.
[0019]
Next, in unwinding and drying (step S103), as shown in FIG. 2A, rotation is performed by the inertial rotation time measuring means 23a in the process of disconnecting power for a predetermined time after time T1 (seconds) when the motor 9 is energized. Based on the output from the sensor 24, the inertial rotation time tN of the rotary blade 21 in the positive rotation direction is measured. Next, the current inertial rotation time tN measured by the inertial rotation time measuring means 23a is set to tO (step S104). Thereafter, in the process of disconnecting power for a predetermined time after the time T2 when the motor 9 is energized again, the inertia rotation time measuring means 23a measures the inertia rotation time tN in the reverse rotation direction of the rotor blade 21 (step S105). Then, the difference ΔT (tO−tN) between the inertial rotation times tO and tN is calculated by the inertial rotation time difference calculation means 23b (step S106).
[0020]
Then, the first solution determination means 23c compares the difference ΔT with the predetermined value K (step S107). If the condition ΔT ≦ K is not satisfied, it is determined NO and the solution is solved again. Then, the process returns to drying (step S103). Thereafter, the above-described operation is performed. In addition, if the condition of ΔT ≦ K is satisfied, it is determined as YES, and it is determined that the laundry 20 attached to the inner wall surface of the washing and dewatering tub 17 has almost moved to the upper surface of the rotary blade 21. . Then, the operation operation of the rotor blades 21 is stopped by the operation controller 23d of the first rotor blades. Here, the above-mentioned K is defined as a reference value for determining whether the laundry 20 is scraped off from the inner wall surface of the washing and dewatering tub 17 and is sufficiently solved.
[0021]
Next, the operation moves to a rotary drying operation (step S108), and the hot air is generated by the fan effect of the blower 6 and the washing and dewatering tub 17 by rotating the washing and dewatering tub 17 at a rotation speed of, for example, 300 rpm for a predetermined time. The laundry 20 is vigorously brought into contact with the laundry 20 toward the lower side of the washing / dehydrating tub 17. At this time, the laundry 20 is in a state of gradually moving toward the inner wall surface side of the washing and dewatering tub 17. Then, after the rotary drying (step S108) is completed, the dryness detection unit 25 determines whether the laundry 20 is dry well (step S109). Here, if it is determined that the degree of dryness is not good, the process returns to drying (step S103) and the above-described operation is executed. If it is determined that the drying condition is good, the series of operations from unwinding (step S103) to rotary drying (step S108) ends.
A control program related to some of the operations of the washing / rinsing process, the dehydration process, and the drying process is stored and set in advance in a microcomputer control unit (not shown). Further, a control program related to the unwinding after the dehydration process (steps S103 to S107) is solved and stored in the operation control unit 23 in advance.
[0022]
The warm air generated by the heater 5 and the blower 6 is released and started to be introduced from the upper opening of the washing and dewatering tub 17 from the process of drying (step S103), and only the process of rotary drying (step S108). Alternatively, warm air may be introduced from the upper opening of the washing and dewatering tank 17.
[0023]
With the above configuration, the laundry 20 can be scraped off from the inner wall surface of the washing and dewatering tub 17 after the dehydration step, and can be sufficiently unwound and dried, so that the laundry 20 hardly has wrinkles and drying unevenness. Thereby, it is possible to provide a washing / drying machine with high finished quality.
[0024]
Embodiment 2. FIG.
FIG. 5 is a structural diagram and a circuit block diagram showing another embodiment of the washing / drying machine according to the present invention. In FIG. 5, the same reference numerals as those in Embodiment 1 denote the same or corresponding parts. From the output from the rotation sensor 24, the operation controller 23 determines the angular velocity ω (dθ / dt) of the rotor blades 21, that is, the angular velocity calculator 23e for calculating the rotational angle θ per unit time, and the output from the angular velocity calculator 23e. Angular velocity gradient calculating means 23f for calculating the gradient of the angular velocity ω with respect to a predetermined time, angular velocity gradient difference calculating means 23g for calculating the difference between the angular velocity gradients from the output from the angular velocity gradient calculating means 23f, and angular velocity gradient difference calculating means 23g. Second unloading determination means 23h for determining the degree of unloading of the laundry 20 from the output of the second operation control for controlling the operation of the rotary blade 21 based on the output from the second unraveling determination means 23h. It comprises means 23i.
[0025]
Next, a method for obtaining the unraveling condition of the laundry 20 contained in the washing / dehydrating tub 17 from the angular velocity ω of the rotary blade 21 will be described below. The angular velocity ω represents the rotation angle θ per unit time of the rotary blade 21.
FIG. 6A is a timing chart of the drive / stop signal (ON / OFF) of the motor 9. FIG. 6B shows a rotational operation pattern of the rotary blade 21 synchronized with the drive / stop signal of the motor 9. 6 (a) and 6 (b), when the drive signal is sent to the motor 9 for T1 time, the rotor blade 21 normally rotates in the forward direction for T1 time, and in this process, the angular velocity ω of the rotor blade 21 is set for a predetermined time. Until then, it is in a constant state. As a result, the laundry 20 attached to the inner wall surface of the washing and dewatering tank 17 is scraped off and the scraped laundry 20 is unraveled. Then, when a stop signal is sent to the motor 9, the rotor blade 21 rotates by inertia, and the angular velocity ω of the rotor blade 21 is attenuated in this process. The gradient of the attenuation pattern of the angular velocity ω indicates the gradient a = Δω1 / Δt.
[0026]
Next, when a drive signal is sent to the motor 9 for T2 time, the rotary blade 21 rotates normally in the reverse direction. As a result, the laundry 20 attached to the inner wall surface of the washing and dewatering tank 17 is scraped off again, and the scraped laundry 20 is unraveled. When a stop signal is sent to the motor 9, the rotary blade 21 rotates by inertia, and in this process, the angular velocity gradient shows b = Δω2 / Δt. Further, when the drive signal is sent to the motor 9 for T3 time, the rotary blade 21 normally rotates in the forward direction, and when the stop signal is sent to the motor 9 after that, the rotary blade 21 rotates by inertia. The gradient of the angular velocity ω of the rotor blade 21 in this process indicates c = Δω3 / Δt. Note that the relationship between the magnitudes of the aforementioned gradients a, b, and c is a <b <c. By controlling the driving and stopping of the motor 9 so as to sequentially repeat these operations, the angular velocity gradient of the rotary blade 21 is further increased.
[0027]
Thus, as the number of drive / stop signals to the motor 9 increases, the gradient of the angular velocity ω of the rotor blade 21 increases and the amount of change in the gradient of the angular velocity ω decreases. This is because, as in the first embodiment, as the number of driving / stop signals of the motor 9 increases, the amount of the laundry 20 scraped off from the inner wall surface of the washing / dehydrating tub 17 increases, and the washed-off laundry This is because the object 20 moves to the upper surface of the rotary blade 21. Therefore, it is presumed that the frictional resistance generated when the laundry 20 and the rotary blade 21 rub against each other increases, and the rotational motion of the rotary blade 21 is braked.
[0028]
In FIG. 6B, the drive signal time of the motor 9 is set to be shortened in advance from time T1 to Tn as the number of drive / stop signals increases. The reason for this is the same as that of the first embodiment, and thus the description thereof is omitted here.
[0029]
Further, FIG. 7 shows a characteristic example representing the relationship between the difference in angular velocity gradient of the rotating blade 21 with respect to the number of times of unraveling operations (for example, ba or CB) and the degree of unraveling of the laundry 20. In FIG. 7, it can be seen that the difference in the angular velocity gradient of the rotor blades 21 decreases as the number of unwinding operations increases (pattern A in FIG. 7), and the unraveling degree of the laundry 20 increases (FIG. 7). 7 B pattern). For example, when the number of solving operations is N1, the difference is large and the solving degree is low. Further, when the number of solving operations is N2, the difference is small and the solving degree is high. This is because, as in the first embodiment, the frictional resistance generated between the laundry 20 and the rotary blade 21 increases as the number of operations increases, and the amount of change in the frictional resistance decreases. Infer. Here, the degree of solution of the laundry 20 is not calculated from the angular velocity gradients a (Δω1 / Δt), b (Δω2 / Δt), and c (Δω3 / Δt) of the rotor blade 21 shown in FIG. The main reason why the degree of solution is obtained from the difference in angular velocity gradient is that it is considered not to be constrained by the weight of the laundry 20 in a state containing moisture.
[0030]
FIG. 8 is a flowchart showing the operation flow of the washing and drying machine in the second embodiment. Hereinafter, the operation flow of the flowchart shown in FIG. 8 will be described. Since the operations of the washing / rinsing process and the dehydrating process are the same as those in the first embodiment, the description thereof is omitted here.
[0031]
Next, a drying process (step S100) is started, and the process proceeds to drying (step S101). In the melting and drying (step S101), the output from the rotation sensor 24 by the angular velocity calculation means 23e in the process of disconnecting power for a predetermined time after the time T1 (seconds) when the motor 9 is energized as shown in FIG. 6 (a). Based on the above, the angular velocity ω in the positive rotation direction of the rotor blade 21 is calculated. Next, the angular velocity gradient calculating unit 23f calculates the gradient of the angular velocity ω with respect to a certain time, and sets the current angular velocity gradient αN as αO (step S102). Thereafter, in the process of disconnecting power for a predetermined time after time T2 (seconds) when the motor 9 is energized again, the angular velocity gradient calculating means 23f calculates the angular velocity gradient αn = Δω / Δt in the reverse rotation direction of the rotor blade 21 ( Step S103). Then, the difference β (αN−αO) between the angular velocity gradient αN and the gradient αO is calculated by the angular velocity gradient difference calculating means 23g (step S104).
[0032]
Next, the second solution determination means 23h compares the difference between the angular velocity gradient β and the preset L (step S105), and if the condition β ≦ L is not satisfied, NO is determined. Then, it is unwound again and the process returns to drying (step S101). Thereafter, the above-described operation is performed. In addition, if the condition of β ≦ L is satisfied, it is determined as YES, and it is determined that the laundry 20 attached to the inner wall surface of the washing and dewatering tub 17 has almost moved to the upper surface of the rotary blade 21. Then, the operation of the rotor blades 21 is stopped by the operation control means 23i of the second rotor blades. Here, L described above is defined as a reference value for determining whether the laundry 20 is scraped off from the inner wall surface of the washing and dewatering tub 17 and whether or not the laundry 20 is sufficiently solved.
[0033]
Next, the process proceeds from rotary drying (step S106) to determination of the dryness of the laundry 20 (step S107). Since a series of these operations is the same as in the first embodiment, the description thereof is omitted here. .
[0034]
With the above configuration, the laundry 20 can be scraped off from the inner wall surface of the washing and dewatering tub 17 after the dehydration step, and can be sufficiently unwound and dried, so that the laundry 20 hardly has wrinkles and drying unevenness. Thereby, it is possible to provide a washing / drying machine with high finished quality.
[0035]
Embodiment 3 FIG.
FIG. 9 is a structural diagram and a circuit block diagram showing still another embodiment of the washing / drying machine according to the present invention. In FIG. 9, the same reference numerals as those in the first and second embodiments indicate the same or corresponding parts. Reference numeral 26 denotes a display device that is housed in the top panel 2 and notifies the manual operation in conjunction with the operation of the operation control unit 23.
[0036]
FIG. 10 is a flowchart showing the operation flow of the washing and drying machine in the third embodiment. Hereinafter, the operation flow of the flowchart shown in FIG. 10 will be described. Since the operations of the washing / rinsing process and the dehydrating process are the same as those in the first and second embodiments, the description thereof is omitted here.
Next, a drying process (step S100) is started, and data of a counter (not shown) is cleared (step S101). Thereafter, the counter data is set to, for example, “X = 6” (step S102). Then, the process proceeds to drying (step S103), and the inertial rotation time measuring means 23a measures the inertial rotation time tN in the forward rotation direction of the rotor blade 21 based on the output from the rotation sensor 24. Next, the current inertial rotation time tN measured by the inertial rotation time measuring means 23a is set to tO (step S104). After this, the inertia rotation time measuring means 23a measures the inertia rotation time tN in the reverse rotation direction of the rotor blade 21 (step S105). Then, the difference ΔT (tO−tN) between the inertial rotation times tO and tN is calculated by the inertial rotation time difference calculation means 23b (step S106).
[0037]
Then, the first solving determination means 23c compares the difference ΔT with the predetermined value K (step S107). If the condition ΔT ≧ K is satisfied, it is determined YES. As a result, the counter data X is counted down by "1" (step S108). Next, it is determined whether or not the counter data X satisfies the condition X ≦ 0 (step S109). If the condition X ≦ 0 is not satisfied, NO is determined. Then, the process returns to the drying (step S103) and the same operation as described above is repeated. That is, the operation of unwinding and drying (step S103) is repeatedly performed a maximum of 6 times, and the laundry stuck to the inner wall surface of the washing and dewatering tub 17 is scraped off and dried while being unwound. Become. The definition of K described above is the same as in the first embodiment.
[0038]
Next, when the counter data satisfies the condition of X ≦ 0, it is determined as YES, that is, it can be said that the laundry is stuck on the inner wall surface of the washing and dewatering tub 17. For this reason, it will progress to stop motion (step S110). In stop motion, interrupt processing as shown in FIG. 11 is started. In FIG. 11, stop motion interrupt processing is started (step S200), and then the display device 26 displays an alarm (step S201). Then, an interrupt process as shown in FIG. In FIG. 12, the handling operation interrupt process is started (step S300), and then the motor 9 is stopped (step S301). Next, it is determined whether the lid (not shown) is open (step S302), and if it is not detected, NO is determined and the current state is maintained. If it is determined that the lid is open, YES is determined and the heater 5 and the blower 6 are stopped (step S303), whereby the introduction of warm air into the washing and dewatering tub 17 is blocked.
[0039]
In this process, the laundry stuck on the inner wall surface of the washing and dewatering tub 17 is scraped off completely by hand. After confirming that the laundry 20 has been scraped off from the inner wall surface with the human naked eye, the lid is closed. Then, it is determined whether or not the cover is closed (step S304). If the cover is not detected to be closed, the determination is NO and the current state is maintained. Further, if it is detected as closed, it is determined YES and the heater 5, the blower 6, and the motor 9 are driven (step S305). At the same time, the alarm display on the display device 26 is released (step S306), and then the interrupting process of the manual operation ends (step S307). Then, the end of the stop motion interrupt process (step S203) is executed.
[0040]
Next, it progresses to rotation drying (step S111), and after this, it is determined whether the drying condition of the laundry 20 is favorable (step S112). Here, if the drying condition is good, that is, if it is determined YES, the driving of the heater 5, the blower 6, and the motor 9 is stopped, and the drying operation is finished (step S113). If the dryness is not good, that is, if NO is determined, the process returns to the counter data clear (step S101) and the same operation as described above is repeated. The above-described rotational drying control algorithm and the constituent means for determining the dryness are the same as in the first and second embodiments.
[0041]
Further, the difference between the inertia rotation times tO and tN is calculated by the inertia rotation time difference calculation means 23b (step S106). Thereafter, when it is determined whether or not the condition of ΔT ≧ K is satisfied, if it is not satisfied, it is determined as NO. That is, when it is determined that the laundry 20 has been almost scraped off from the inner wall surface of the washing and dewatering tub 17, the process proceeds to rotary drying (step S111). Since the subsequent operation is the same as described above, the description thereof is omitted here.
[0042]
With the above configuration, even when the laundry 20 is not sufficiently scraped off from the inner wall surface of the washing and dewatering tub 17 by the unwinding and drying operation, it can be completely scraped off by the manual opening operation. Drying can be realized. As a result, it is possible to provide a washing / drying machine with higher finished quality.
[0043]
Embodiment 4 FIG.
FIG. 13 is an operation flowchart of the disassembly operation control unit 23 showing still another embodiment of the washing / drying machine according to the present invention. The structure diagram of the washing / drying machine is the same as that in FIG. 5, and a display device 26 is added to the structure diagram to notify the user of the hand-drawing operation in conjunction with the operation of the operation control unit 23.
Hereinafter, the operation flow of the flowchart shown in FIG. 13 will be described. A series of operations from the start of the drying process (step S100) to the clearing of the counter data (step S101) to the drying (step S103) is the same as that of the third embodiment, and thus the description thereof is omitted here. Subsequent steps (step S104) in which the gradient αN of the current angular velocity ω calculated by the angular velocity gradient calculating unit 23f is set as αO (step S104), the second solution determining unit 23h determines the difference β (αN−αO) of the angular velocity gradient. The operation up to the process of comparing and determining the magnitude of L and the preset L (step S107) is the same as in the second embodiment. Further, from the process of counting down the counter data X by “1” (step S108) to the process of stop motion (step S110), it is determined whether the dryness is good from the process of stop motion (step S110). The operations up to the step of performing (step S112) are the same as in the third embodiment.
[0044]
With the above configuration, even when the laundry 20 is not sufficiently scraped off from the inner wall surface of the washing and dewatering tub 17 during unwinding and drying (step S103), it is completely scraped off by hand-unwinding operation and unraveled and dried. realizable. As a result, it is possible to provide a washing / drying machine with higher finished quality.
[0045]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described above, the following effects can be obtained.
[0046]
A washing and drying machine according to the present invention includes a washing process for rotating a rotary blade, a dehydration process for rotating a washing / dehydrating tub, and a drying process for supplying warm air into the washing / dehydrating tub. In the drying process, the rotating blades are rotated in the forward and reverse directions to scrape the laundry from the inner wall surface of the washing and dewatering tub and to release and dry the laundry, and the lifting and drying means. A lifting operation control means for controlling the lifting operation, and a rotary drying means for rotating the washing and dewatering tub to dry the laundry. Before The described operation control means includes a rotation detection means for detecting the rotation of the rotor blade, an inertia rotation time measurement means for measuring the inertia rotation time in the forward and reverse direction of the rotor blade from the output of the rotation detection means, and the inertia The difference calculation means for calculating the difference between the inertia rotation time in the forward direction and the inertia rotation time in the reverse direction measured by the rotation time measurement means, and the condition of the laundry to be solved from the difference calculated by the difference calculation means. And a first control means for controlling the rotating operation of the rotor blade based on the result of the determination determined by the first determination determination means. Therefore, it is possible to obtain a laundry dryer having high finished quality, in which the laundry is completely scraped off from the inner wall surface of the washing and dewatering tub and the laundry is uniformly unwound and dried.
[0047]
Further, in the washing and drying machine having a washing process for rotating the rotating blades, a dehydration process for rotating the washing and dewatering tub, and a drying process for supplying warm air into the washing and dewatering tub, the drying process is performed as described above. The rotating blades are rotated in the forward and reverse directions to scrape the laundry from the inner wall surface of the washing and dewatering tub and to release and dry the laundry, and to control the unwinding operation of the drying means. And a rotary drying means for drying the laundry by rotating the washing and dewatering tub. Before The described operation control means includes a rotation detection means for detecting the previous rotation of the rotor blade, an angular velocity calculation means for calculating the angular velocity in the forward and reverse direction of the rotor blade from the output of the rotation detection means, and the angular velocity calculation means. An angular velocity gradient calculating unit that calculates an angular velocity gradient with respect to a certain time from the calculated angular velocity, and an angular velocity gradient that calculates a difference between the angular velocity gradient in the forward direction and the angular velocity gradient in the reverse direction calculated by the angular velocity gradient calculating unit. Based on the difference calculation means, the second solution determination means for determining the condition of the laundry from the difference calculated by the difference calculation means, and the result of the solution condition determined by the second solution determination means. And the second control means for controlling the rotational operation of the rotor blades, so that the laundry is completely scraped off from the inner wall surface of the washing and dewatering tub and the laundry is uniformly unwound and dried. High finish quality It can be obtained 濯 dryer.
[0048]
In addition, since the washing and dewatering tub has an upper opening and the rotation axis direction is set to a substantially vertical direction, there is almost no wrinkle and drying unevenness in the laundry, and a laundry dryer having a high finished quality is provided. Obtainable.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a structural diagram and a block diagram showing Embodiment 1 of a washing and drying machine according to the present invention.
FIG. 2 is an example of an operation pattern of components in the first embodiment.
FIG. 3 is an example of solving operation characteristics in the first embodiment.
FIG. 4 is a flowchart showing the operation of the first embodiment.
FIG. 5 is a structural diagram and block diagram showing a washing / drying machine according to a second embodiment;
FIG. 6 is an example of an operation pattern of component parts in the second embodiment.
FIG. 7 is an example of solving operation characteristics in the second embodiment.
FIG. 8 is a flowchart showing the operation of the second embodiment.
FIG. 9 is a structural diagram and a block diagram showing a washing and drying machine of a third embodiment.
FIG. 10 is a flowchart showing the operation of the third embodiment.
FIG. 11 is a first interrupt flowchart of the operation of the third embodiment.
FIG. 12 is a second interrupt flowchart of the operation of the third embodiment.
FIG. 13 is a flowchart showing the operation of the fourth embodiment.
FIG. 14 is a structural diagram showing a conventional washer-dryer.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Outer box, 2 Top panel, 3 Outer tub, 4 Flexible tube, 5 Heater, 6 Blower, 7 Blowout nozzle, 8 Waterproof board, 9 Motor, 17 Washing and dewatering tub, 20 Laundry, 21 Rotor blade, 22 rotation Blade vent, 23 unraveling operation control unit, 23a inertial rotation time measuring means, 23b inertial rotation time difference calculating means, 23c first unraveling determining means, 23d first rotor blade operation control means, 23e angular velocity calculation Means, 23f angular velocity gradient calculating means, 23g angular velocity gradient difference calculating means, 23h second solution determining means, 23i second rotor operation control means, 23j load presence / absence determining means, 24 rotation sensor, 25 dryness detection Department.

Claims

In a washing and drying machine having a washing process for rotating a rotary blade, a dehydration process for rotating a washing / dehydrating tub, and a drying process for supplying warm air into the washing / dehydrating tub, the drying process is performed using the rotating wing Is rotated in the forward and reverse directions to scrape the laundry from the inner wall surface of the washing and dewatering tub and to release the laundry and dry it, and to control the opening operation of the drying means. and operation control means, seen including a rotary drying device for drying the laundry by rotating the washing and dewatering tank, before Kikai operate the control means, a rotation detecting means for detecting the rotation of the rotary blade, the rotation Inertial rotation time measuring means for measuring the inertial rotation time in the forward and reverse direction of the rotor blade from the output of the detection means, and the difference between the inertial rotation time in the normal direction and the inertial rotation time in the reverse direction measured by this inertial rotation time measuring means The inertia rotation time difference calculating means for calculating First rotating determination means for determining the degree of unloading of the laundry from the difference calculated by the calculating means, and the rotating operation of the rotating blades based on the result of the unraveling condition determined by the first solving determination means. And a first dryer for controlling the washing and drying machine.

In a washing and drying machine having a washing process for rotating a rotary blade, a dehydration process for rotating a washing / dehydrating tub, and a drying process for supplying warm air into the washing / dehydrating tub, the drying process is performed using the rotating wing Is rotated in the forward and reverse directions to scrape the laundry from the inner wall surface of the washing and dewatering tub and to release the laundry and dry it, and to control the opening operation of the drying means. and operation control means, seen including a rotary drying device for drying the laundry by rotating the washing and dewatering tank, before Kikai operate the control means, a rotation detecting means for detecting the rotation of the last of the rotor blades, the An angular velocity calculating means for calculating the angular velocity in the forward / reverse direction of the rotor blade from the output of the rotation detecting means; an angular velocity gradient calculating means for calculating an angular velocity gradient with respect to a certain time from the angular velocity calculated by the angular velocity calculating means; and The positive direction calculated by the angular velocity gradient calculation means An angular velocity gradient difference calculating means for calculating a difference between the velocity gradient and the angular velocity gradient in the reverse direction, a second solving determining means for determining the degree of unloading of the laundry from the difference calculated by the difference calculating means, and A washer-dryer comprising: second control means for controlling the rotational operation of the rotor blades based on the result of the unraveling condition determined by the second unraveling determining means.

The washing / drying machine according to claim 1 or 2, wherein the washing and dewatering tub has an upper opening and a rotation axis direction is a substantially vertical direction.