JP4195948B2 - Grid interconnection inverter - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、太陽電池、燃料電池などの直流電力を系統に連系し、交流電力として供給する系統連系インバータに関する。
【0002】
【従来の技術】
以下、従来の系統連系インバータについて図面を参照しながら説明する。図11は従来の系統連系インバータの一例の構成を示すブロック図である。
【0003】
従来、系統連系インバータは、直流の入力電源1から直流電力を入力し、50Hzまたは60Hzの交流に変換して系統2に交流電力を供給している。系統連系インバータは、入力電圧Vinを系統電圧VACより高い電圧に昇圧する昇圧コンバータ3と、昇圧された電圧の高周波成分を除去する中間段コンデンサ4と、出力電流を正弦波に波形成形するインバータ5と、インバータ5の出力から高周波ノイズを除去するフィルタ6とを備え、系統2に接続されている。とくに、昇圧コンバータ3は、入力電圧を平滑する平滑コンデンサ3a、エネルギー蓄積用の直流リアクトル3b、昇圧用スイッチング素子3c、および昇圧用ダイオード3dで構成され、インバータ5はスイッチング素子Q1〜Q4を4石使用したフルブリッジ構成となっている。
【0004】
上記構成における動作について図面を参照しながら説明する。図11は上記従来例の動作を示す波形図である。図11において、(a)は基準波と三角波、(b)はスイッチング素子Q1 のゲート信号、(c)はスイッチング素子Q2 のゲート信号、(d)はスイッチング素子Q3 のゲート信号、(e)はスイッチング素子Q4 のゲート信号を示す。系統連系インバータの出力電流io は出力電流検出手段7で検出され、電流指令手段8が出力する正弦波形の指令値と比較される。その差は誤差増幅器9によって基準波として出力され、比較器10で三角波発生手段11の三角波と比較し、前記三角波と前記基準波との大小により、スイッチング素子Q1 とスイッチング素子Q2 のオンオフを決定する。系統2の系統電圧VACが正のときはスイッチング素子Q1 とスイッチング素子Q4 がオンとなることにより系統2に電流が流れ、逆に、系統電圧VACが負のときはスイッチング素子Q2 とスイッチング素子Q3 がオンとなる。図12に示したように、スイッチング素子Q1 とスイッチング素子Q2 とが高周波スイッチングし、スイッチング素子Q3 とスイッチング素子Q4 とが商用周波数でスイッチングする。なお、スイッチング素子Q1 とスイッチング素子Q4 との組み合せ、またはスイッチング素子Q2 とスイッチング素子Q3 との組み合わせで同時に高周波スイッチングする場合も同様である。
【0005】
前記三角波は、一定の周波数で動作しているために、たとえば前記基準波を正弦波とした場合、インバータ5の入力電圧(ここでは中間段コンデンサ4の電圧、すなわち中間段電圧VM )が一定ならばインバータ5の出力電圧の平均値は正弦波となるように制御される。したがって基準波を選択することによって出力電流の波形が決定され、このとき、インバータ5の動作周波数は三角波の動作周波数と一致する。なお、インバータ5の出力電圧は出力リアクトル6aとフィルタコンデンサ6bとからなるフィルタ6によって高周波成分が除去される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の系統連系インバータでは、直流の入力電圧Vinが系統電圧VACの最大値よりも低い場合には、系統2に連系して力率1運転を実現するためには昇圧コンバータ3とインバータ5とが必要であり、さらに機器の効率を向上させるための手段として昇圧コンバータ3の動作を部分的に限定するために中間段コンデンサ4の容量を数百μF以下に小さくした構成した場合には、中間段電圧VM のリップルが大きく、不安定である。また、一定周波数の三角波と基準波との比較でスイッチング素子Q1 〜Q4 のオンオフ時間を決定するPWM方式を採用し、得られた出力電流io を検出して指令値と比較する高速フィードバック制御では、フィルタ6による出力電流io の位相遅れを補償する必要があり、その補償を実現するためには精度の良いアクティブフィルタが不可欠となる。しかも先に述べた入力電圧(ここでは中間段電圧VM )の不安定性と系統2の各種の揺動(電圧、周波数、および位相)が付加されるため、安定な制御を行って歪みの少ない出力電流io を生成することが困難であった。
【0007】
本発明は上記の課題を解決するもので、中間段電圧VM の変動やリップル、系統の変動、フィルタ6による位相遅れがなどある場合でも、特殊な波形の指令値やフィルタを用いることもなく上記変動の影響を受けずに安定に動作して的確に波形成形できる系統連系インバータを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係わる本発明は、直流リアクトルと昇圧用スイッチング素子と昇圧用ダイオードとを備えて直流の入力電源からの入力電圧を前記昇圧用スイッチング素子の高周波スイッチングにより昇圧して直流の中間段電圧を出力する昇圧コンバータと、前記中間段電圧における高周波成分を除去する数百μF以下の容量を有する中間段コンデンサと、フルブリッジに構成された4個のスイッチング素子のスイッチングにより前記中間段電圧から交流電流を出力するインバータと、出力リアクトルとコンデンサとにより前記交流電流における高周波成分を除去し、出力電流として交流の系統に出力するフィルタとを備え、前記入力電圧が系統電圧の絶対値より低い期間でのみ前記昇圧コンバータにより前記中間段電圧が部分的に凸となるように昇圧し、前記入力電源から入力した直流電力を交流電力に変換して前記系統に出力する系統連系インバータにおいて、前記出力電流を波形成形する指令値に対して所定のヒステリシス幅で指令値上限と指令値下限とを設け、前記出力リアクトルを流れる出力リアクトル電流の平均値が正弦波となるように、前記出力リアクトル電流を前記指令値上限と前記指令値下限との間のヒステリシス幅の中に保つように前記インバータのスイッチング素子の高周波スイッチングをヒステリシス制御するようにした系統連系インバータである。
【0009】
本発明により、中間段電圧の不安定性と系統の電圧、周波数、位相などの各種の揺動に対して安定に動作し、したがって、中間段コンデンサを小容量化した構成で中間段電圧が凸形を持つような、またリップルが多い状態でも、特殊な指令値を用いることなく、出力電流を正弦波に波形成形できる系統連系インバータを提供することができる。
【0010】
請求項2に係わる本発明は、昇圧コンバータの直流リアクトルを流れる直流リアクトル電流を波形成形する指令値に対して所定のヒステリシス幅で第2指令値上限と第2指令値下限とを設け、前記昇圧コンバータが昇圧する期間では、前記直流リアクトル電流を前記第2指令値上限と前記第2指令値下限との間のヒステリシス幅の中に保つように前記昇圧コンバータの昇圧用スイッチング素子の高周波スイッチングをヒステリシス制御し、前記昇圧コンバータが昇圧しない期間では、前記出力リアクトルを流れる出力リアクトル電流を指令値上限と指令値下限との間のヒステリシス幅の中に保つようにインバータのスイッチング素子の高周波スイッチングをヒステリシス制御するようにした請求項1に係わる系統連系インバータである。
【0011】
これにより、入力電圧が系統電圧の絶対値よりも低いときに昇圧コンバータで波形成形が可能となるので、4石のフルブリッジ構成のインバータの各スイッチング素子は低周波での切り換え動作のみとなり、したがってインバータの低損失化が達成され、効率向上とヒートシンクの小形化に伴う機器全体の小形・軽量化した系統連系インバータを提供することができる。
【0012】
請求項3に係わる本発明は、ヒステリシス幅を直流の入力電圧、系統電圧の実効値、および出力電力に対応して可変とするようにした請求項1または請求項2のいずれかに係わる系統連系インバータである。
【0013】
これにより、ヒステリシス動作における動作周波数を直流の入力電圧、系統電圧の実効値、および出力電力に対応して所定範囲に納めることができ、動作周波数の変化が小さくなるので、フィルタの簡素化や、スイッチング素子、コンデンサ、直流リアクトル、出力リアクトルなどの電気部品について最適な設計可能な系統連系インバータを提供することができる。
【0014】
請求項4に係わる本発明は、ヒステリシス幅を系統電圧の絶対値に対応して商用周期の中で可変とするようにした請求項1ないし請求項3のいずれかに係わる系統連系インバータである。
【0015】
これにより、ヒステリシス動作における動作周波数を系統の一周期内でほぼ一定にすることができ、最適な動作周波数に設計可能な系統連系インバータを提供することができる。
【0016】
請求項5に係わる本発明は、指令値上限と指令値下限とを決定するヒステリシス幅の外側に、過電流に対応する過電流上限と不足電流に対応する不足電流下限とを設け、前記過電流上限を超える過電流および前記不足電流下限を下回る不足電流に対して強制的に通常のヒステリシス制御に戻すようにした請求項1ないし請求項4のいずれかに係わる系統連系インバータである。
【0017】
これにより、ヒステリシス動作中に過電流や不足電流が発生しても、正常なヒステリシス動作に強制的に戻すことができ、ヒステリシス幅からはずれるといった誤動作が発生しても、そのあとで安全に動作を継続できる系統連系インバータを提供することができる。
【0018】
請求項6に係わる本発明は、インバータおよび昇圧コンバータを構成するすべてのスイッチング素子のオン時間を検出するオン時間検出手段を備え、電流を流しているスイッチング素子のオン時間が所定値を超えるまではオフとしないことにより動作周波数に上限を設けた請求項1ないし請求項5のいずれかに係わる系統連系インバータである。
【0019】
これにより、ヒステリシス動作の動作周波数が所定値以上になることがないため、誤動作が発生しにくくなり、安定に動作する系統連系インバータを提供することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
請求項1に係わる本発明において、出力リアクトル電流検出手段は、フィルタに備えた直流リアクトルに流れる電流を検出する手段であり、カレントトランスなどで構成される。この電流はインバータから出力される電流の変化をそのままに示す。指令値上限発生手段は、出力電流を波形成形する指令値に所定値を加算した値、すなわち指令値上限を発生する手段であり、指令値下限発生手段は、前記指令値から所定値を減算した値、すなわち指令値下限を発生する手段である。要は、出力リアクトル電流が指令値に対して所定幅の間で増加と減少とを繰り返す限界を与える。なお、指令値上限と指令値下限との幅をヒステリシス幅と称すが、一定幅に限定されるものではない。
【0021】
上限比較器は、前記出力リアクトル電流の値と前記指令値上限とを比較する手段であり、実施例では、出力リアクトル電流が指令値上限を超えるとフリップフロップへのリセット信号を出力する。下限比較器は、前記出力リアクトル電流の値と前記指令値下限とを比較する手段であり、実施例では出力リアクトル電流が指令値下限より小さくなるとフリップフロップへのセット信号を出力する。要は、出力リアクトル電流が指令値上限と指令値下限との間にあるように監視するように機能する。フリップフロップは、前記セット信号またはリセット信号に対応してオンまたはオフとなる手段であり、インバータにおけるスイッチング素子をオンまたはオフとするゲート信号を与える。上記各手段により、インバータは、指令値上限を超えると電流を減少させ、指令値下限より小さくなると電流を増加させると言う、前記指令値を中心としたヒステリシス動作を行い、平均的には指令値に従った波形の直流リアクトル電流を出力する。なお、他の構成要素は従来例と同じとする。
【0022】
請求項2に係わる本発明において、第2指令値上限発生手段、第2指令値下限発生手段は、それぞれ指令値に対して設けた第2指令値上限と第2指令値下限とを発生する手段であり、実施例1における指令値上限と指令値下限と同様のものである。第2上限比較器、第2下限比較器、第2フリップフロップについても同様である。直流リアクトル電流検出手段は、昇圧コンバータにおける直流リアクトルの電流を検出する手段であり、昇圧コンバータからインバータに出力する電流の変化をそのままに示し、実施例1における出力リアクトル電流を用いた制御と同等の目的に供する。なお、実施例では、昇圧期間ではインバータは波形成形しない例を示しており、したがって、直流リアクトル電流に対する指令値の波形は出力リアクトル電流に対する指令値の波形と同じ正弦波形としているが、これに限定されるものではない。
【0023】
請求項3に係わる本発明において、出力リアクトル電流が指令値下限から指令値上限に向かって増加する場合、たとえばスイッチング素子Q1 がオンとなって電流を流す場合、中間段電圧VM から出力電圧Vo (=系統電圧VACの絶対値)に向かって電流を流すので、電位差(VM −Vo )に対してインダクタンスL1 出力リアクトルを介して(VM −Vo )/L1 の立ち上がり、すなわち傾斜で電流が増加する。また、出力リアクトル電流が指令値上限から指令値下限に向かって減少する場合、たとえばスイッチング素子Q2 がオンとなって電流を流す場合、中間段電圧VM は遮断され、出力電圧Vo からゼロ電位へ向かって電流を流すので、インダクタンスL1 を介してVo /L1 の立ち下がり、すなわち傾斜で電流が減少する。したがって、指令値下限から指令値上限、または指令値上限から指令値下限への遷移時間は、ほぼヒステリシス幅を上記傾斜で除算した値となる。
【0024】
この場合、ある時点における指令値下限から指令値上限への遷移時間と、つぎの指令値上限から指令値下限への遷移時間との合計時間の逆数をその時点における動作周波数とすると、中間段電圧VM 、系統電圧VACの絶対値および実効値、ヒステリシス幅などに依存する動作周波数となる。逆に、これらに対応してヒステリシス幅を可変とすることにより上記動作周波数を所定範囲内に納めるように設定することができる。
【0025】
請求項4に係わる本発明において、出力リアクトル電流の指令値下限から指令値上限に向かう立ち上がりの傾斜は、系統電圧VACのゼロ付近がピーク付近より大きくなる。したがって、ピーク付近のヒステリシス幅をゼロ付近のヒステリシス幅よりも小さくするような設定により、ヒステリシス動作の動作周波数をほぼ一定にすることができる。なお、昇圧コンバータの昇圧動作時の波形成形においても同様にできる。
【0026】
請求項5に係わる本発明において、過電流検出手段は、出力リアクトル電流の指令値上限を超える過電流を検出し、不足電流検出手段は、指令値下限を下回る出力リアクトル電流の不足電流を検出する。過電流上限比較器は、指令値上限より大きい所定の過電流上限と出力リアクトル電流とを比較し、超える場合にはリセット信号をフリップフロップに出力する。また、不足電流下限比較器は、指令値下限より小さい所定の不足電流下限と出力リアクトル電流とを比較し、下回る場合にはセット信号をフリップフロップに出力する。したがって、通常のヒステリシス動作に強制的に引き戻すように機能する。なお、昇圧コンバータの昇圧動作時の波形成形する場合においても同様にできる。
【0027】
請求項6に係わる本発明において、オン時間検出手段は、インバータのスイッチング素子のオン時間を検出し、所定最低限のオン時間Ton min未満であればスイッチング素子のオン状態を継続させる手段であり、実施例ではTon minに達するまでセット信号をフリップフロップに出力する。ヒステリシス動作の動作周波数が高くなり過ぎる事態を防止するように機能する。この機能は、とくに系統電圧のゼロ電圧付近で電流の立ち上がり傾斜が大きい場合に対して有効である。
【0028】
以下、本発明の実施例について説明する。
【0029】
【実施例】
(実施例1)
以下、本発明の系統連系インバータの実施例1について図面を参照しながら説明する。本実施例は請求項1に係わる。
【0030】
図1は本実施例の構成を示すブロック図である。なお、図11と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明を省略する。本実施例が従来例と異なる点は、出力電流検出手段7に代えて、フィルタ6にインバータ5の出力電流を検出する出力リアクトル電流検出手段12を備えるとともに、指令値の上限を発生する指令値上限発生手段13と、指令値の下限を発生する指令値下限発生手段14と、出力リアクトル電流検出手段12の出力と前記指令値の上限とを比較する上限比較器15と、出力リアクトル電流検出手段12の出力と前記指令値の下限とを比較する下限比較器16と、フリップフロップ17とを備えたことにある。
【0031】
上記構成における動作について図面を参照しながら説明する。図2は本実施例の動作を示す波形図である。図2において、(a)は指令値の上限(以下、指令値上限と称す)と指令値の下限(以下、指令値下限と称す)、(b)はスイッチング素子Q1 のゲート信号、(c)はスイッチング素子Q2 のゲート信号、(d)はスイッチング素子Q3 のゲート信号、(e)はスイッチング素子Q4 のゲート信号を示す。
【0032】
中間段電圧VM は、系統2に電力を注入するために系統電圧VACよりも少なくとも数十V程度は高くなければならないために、たとえば入力電圧VinがDC200Vで系統電圧VACがAC200Vの場合、系統電圧VACのピークを中心に4〜5msの期間は昇圧し、それ以外の系統電圧VACの絶対値が入力電圧Vinよりも十分小さい期間では昇圧を行わない。さらに、中間段コンデンサ4の容量を小さくしていることから低周波的には乎滑されないため、オン時間を変調して系統電圧VACの絶対値との差を数十V程度以内に維持できる。これにより中間段電圧VM は部分的に凸の波形になる。
【0033】
このような中間段電圧VM が入力となるインバータ5において、スイッチング素子Q4 がオン、Q3 がオフとなっている商用周波数の半波の期間では、フィルタ6を構成する出力リアクトル6aの電流を概ね正弦波に制御するために、出力リアクトル電流検出手段12によって出力リアクトル電流を検出し、前記出力リアクトル電流が指令値下限よりも小さくなった場合、フリップフロップ17の出力がセットされ、スイッチング素子Q1 をオン、スイッチング素子Q2 をオフとする。これにより出力リアクトル電流が増加する。また逆に、出力リアクトル電流が指令値上限よりも大きい場合、フリップフロップ17の出力がリセットされ、スイッチング素子Q1 をオフ、スイッチング素子Q2 をオンとして出力リアクトル電流は減少する。
【0034】
以上の動作により、出力リアクトル電流は指令値上限と指令値下限のと間を遷移する。ここで、指令値を正弦波とすることで、出力リアクトル電流の平均値は正弦波となる。なお、出力リアクトル電流の高周波成分は、フィルタコンデンサ6bで除去することができる。
【0035】
以上のように本実施例によれば、中間段コンデンサ4が数百μF以下と小さい系統連系インバータにおいて、昇圧コンバータ3における高周波スイッチングを系統2の1周期内で部分的に行って中間段電圧VM が部分的に凸になるような場合でも、出力電流io を概ね正弦波に波形成形できる系統連系インバータを提供することができる。
【0036】
なお、本実施例ではインバータ5は高周波スイッチングを行うハーフブリッジインバータの出力を商用周波数で切り換える動作としたが、4石のスイッチング素子Q1 〜Q4 のすべてが高周波スイッチングする構成でも同様の効果を得られることは言うまでもない。
【0037】
(実施例2)
以下、本発明の系統連系インバータの実施例2について図面を参照しながら説明する。本実施例は請求項2に係わる。
【0038】
図3は本実施例の構成を示すブロック図である。なお、図1と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明を省略する。本実施例が実施例1と異なる点は、出力電流io の波形成形のすべてをインバータ5で行わず、入力電圧Vinが系統電圧VACの絶対値より低い期間で昇圧コンバータ3が昇圧動作するとき、その高周波スイッチングにヒステリシス制御を用いて波形成形するようにしたことにある。
【0039】
図3において、18は系統2の系統電圧VACを検出する系統電圧検出手段、19は入力電源1の入力電圧Vinを検出する入力電圧検出手段、20は系統電圧VACの絶対値と入力電圧Vinとを比較する入出力電圧比較器、21は昇圧コンバータ3における直流リアクトル3bの直流リアクトル電流iLd を検出する直流リアクトル電流検出手段、22は指令値の上限として第2指令値上限を発生する第2指令値上限発生手段、23は指令値の下限として第2指令値下限を発生する第2指令値下限発生手段、24は第2指令値上限と前記直流リアクトル電流iLd とを比較する第2上限比較器、25は第2指令値下限と前記直流リアクトル電流iLd とを比較する第2下限比較器、26は第2上限比較器24の比較結果と第2下限比較器25の比較結果とによりセットまたはリセットされる第2フリップフロップ、27はフリップフロップ17によるスイッチング素子Q1 〜Q4 のスイッチングと第2フリップフロップ26による昇圧用スイッチング素子3cのスイッチングとを、入出力電圧比較器20の比較結果により切り換えるスイッチング切換手段である。
【0040】
上記構成における動作について図面を参照しながら説明する。図4は本実施例の動作を示す波形図である。図4において、(a)は指令値、指令値上限、および指令値下限、(b)はインバータ5におけるスイッチング素子Q1 のゲート信号、(c)はスイッチング素子Q2 のゲート信号、(d)はスイッチング素子Q3 のゲート信号、(e)はスイッチング素子Q4 のゲート信号、(f)は昇圧用スイッチング素子3cにおけるトランジスタQF のゲート信号、(g)は入力電圧Vinと系統電圧VACの絶対値とを示す。
【0041】
系統連系インバータは、系統電圧VACの絶対値が入力電圧Vinよりも低い期間では、出力リアクトル電流を指令値上限と指令値下限とを用いて正弦波に制御している。また、直流リアクトル電流検出手段21を備え、検出した直流リアクトル電流を第2上限比較器24と第2下限比較器25とに入力し、それぞれ第2指令値上限と第2指令値下限と比較して、第2フリップフロップ26により昇圧用スイッチング素子を駆動するゲート信号を生成している。また、入出力電圧比較器20は、系統電圧検出手段18からの系統電圧VACと入力電圧検出手段19からの入力電圧Vinとを比較し、概ね入力電圧Vinが系統電圧VACの絶対値よりも高いときは、スイッチング切換手段27によりインバータ5を選択し、指令値上限と指令値下限とによるヒステリシス制御を行い、また、概ね系統電圧VACの絶対値が入力電圧Vinよりも低いときは、昇圧コンバータ3を選択して、第2指令値上限と第2指令値下限とによるヒステリシス制御を行う。
【0042】
昇圧コンバータ3においてヒステリシス制御を行う場合、直流リアクトル電流検出手段21によって直流リアクトル電流を検出し、直流リアクトル電流が第2指令値下限発生手段23の指令値下限よりも小さくなった場合には第2フリップフロップ26の出力をセットし、昇圧用スイッチング素子3cのトランジスタQF をオンとする。これにより直流リアクトル電流が増加する。また逆に、直流リアクトル電流が第2指令値上限発生手段22の第2指令値上限よりも大きい場合は、第2フリップフロップ26の出力をリセットし、トランジスタQF をオフとして、直流リアクトル電流は減少する。このとき、出力電流は減少する。これらの動作により、昇圧コンバータ3が昇圧動作を行う期間の直流リアクトル電流は第2指令値上限と第2指令値下限との間に維持され、インバータ5に出力される。
【0043】
以上の動作により、指令値上限、指令値下限、第2指令値上限、および第2指令値下限を適切に設定することにより、出力電流io の平均値が正弦波に波形成形される。なお、直流リアクトル電流および出力リアクトル電流の遷移に伴う高周波成分は中間段コンデンサ4とフィルタ6とにより除去される。
【0044】
以上のように本実施例によれば、昇圧コンバータ3の直流リアクトル電流を制御することで、概ね入力電圧Vinが系統電圧VACの絶対値よりも低いときには昇圧コンバータ3により波形成形が可能となり、このときにはインバータ5は低周波の切り換えのみとなるので損失を低減することができ、効率向上とともにヒートシンクの小形化に伴って機器全体を小形・軽量化することができる。
【0045】
(実施例3)
以下、本発明の系統連系インバータの実施例3について図面を参照しながら説明する。本実施例は請求項3に係わる。なお、本実施例の構成をブロック図で示すと図1と同じになり、図面を省略する。
【0046】
上記構成における動作について説明する。図5は本実施例の動作を示す波形図である。ある出力電流を得ようとする場合に、出力リアクトル電流の指令値に対する指令値上限と指令値下限との電圧ヒステリシス幅をVH1、中間段電圧をVM 、出力電圧をVo 、出力リアクトルのインダクタンスをL1 とすると、出力リアクトル電流iL1 は(VM −Vo )/L1 の傾きで電流が増加する。ここで中間段電圧VM やVo が変化した場合、ヒステリシス幅を変化させてVH2を新たに設定することにより出力リアクトル電流iL1 を一定に保ちながら、昇圧用スイッチング素子3cのオン時間を一定に保つことが可能となる。たとえば、中間段電圧VM が増加したときはヒステリシス幅を広げ、中間段電圧VM が減少したときはヒステリシス幅を小さくすることにより、傾斜の変化に対応してヒステリシス幅を変え、オン時間を一定に保つことができる。また、オフ時間はVo /L1 の傾きで電流が減少するため、オフ時間もほぼ一定とすることができる。
【0047】
以上のように本実施例によれば、入力電圧Vin、系統電圧VAC、出力電力の変化に対してヒステリシス幅を加減することにより動作周波数の範囲を限定することができ、それに伴って誤動作が発生する可能性を低減しながら、出力電流io を正弦波に波形成形できる系統連系インバータを提供することができる。
【0048】
(実施例4)
以下、本発明の系統連系インバータの実施例4について図面を参照しながら説明する。本実施例は請求項4に係わる。なお、本実施例の構成をブロック図で示すと図3と同じになり、図面を省略する。
【0049】
上記構成における動作について説明する。図6は本実施例の動作を示す波形図である。図6において、(a)は指令値、指令値上限、および指令値下限、(b)は系統電圧VACのピーク付近における詳細、(c)は系統電圧VACのゼロ付近における詳細を示す。
【0050】
ヒステリシス幅を一定とした場合、系統電圧VACの絶対値のゼロ付近では中間段電圧VM と出力電圧Vo との電位差が大きくなるため出力リアクトル電流の増加方向の傾斜は大きくなり、系統電圧VACのピーク付近に比べて動作周波数が高くなる。したがって、図6(a)に示したように、ヒステリシス幅をピーク付近では小さく、ゼロ付近では大きくすることにより、正弦波の一周期内において動作周波数が一定となるようにすることができる。
【0051】
以上のように本実施例によれば、出力リアクトル電流のヒステリシス幅を系統電圧VACの絶対値に対応して可変することにより、動作周波数がほぼ一定となり、最適なインバータの動作周波数で設計することができ、さらに低騒音化も実現した系統連系インバータを提供することができる。
【0052】
なお、本実施例ではインバータ5の出力リアクトル電流による波形成形の場合について示したが、昇圧コンバータ3の直流リアクトル電流で波形成形する場合についても同様であることは言うまでもない。
【0053】
(実施例5)
以下、本発明の系統連系インバータの実施例5について図面を参照しながら説明する。本実施例は請求項5に係わる。
【0054】
図7は本実施例の構成を示すブロック図である。なお、図1と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明を省略する。本実施例が実施例1と異なる点は、出力リアクトル電流に対して過電流検出手段28と不足電流検出手段29とを設けるとともに、出力リアクトル電流と比較する過電流上限比較器30と不足電流下限比較器31とを設けたことにある。過電流検出手段28は指令値上限を超えた出力リアクトル電流の過電流を検出し、不足電流検出手段29は、指令値下限を下回る出力リアクトル電流の不足電流を検出する。
【0055】
上記構成における動作について説明する。図8は本実施例の動作を示す波形図である。図8において、(a)は指令値上限、指令値下限、指令値、過電流上限、および不足電流下限、(b)はピーク付近における詳細を示す。
【0056】
通常、出力リアクトル電流はヒステリシス幅VH1の中を遷移するが、たとえば指令値上限に到達して、スイッチング素子Q1 がオフとならなければならないときに、何らかの理由でオンの状態を続けてしまった場合、本実施例では、過電流検出手段28が出力リアクトル電流の過電流を検出し、過電流上限比較器30は、ヒステリシス幅の外側に設けたVHLの幅を有する過電流上限と出力リアクトル電流とを比較し、フリップフロップ17にリセット信号を出力して強制的にスイッチング素子Q1 をオフとする。反対に、出力リアクトル電流が指令値下限のヒステリシス幅から外れてオフの状態を続けた場合は、不足電流検出手段29と不足電流下限比較器31とによって不足電流下限を下回る異常と判断し、強制的にスイッチング素子Q1 をオンする。
【0057】
以上のように本実施例によれば、出力リアクトル電流のヒステリシス制御において誤動作が発生しても安全に動作を続けることができる系統連系インバータを提供することができる。
【0058】
なお、本実施例ではインバータ5のスイッチング素子Q1 の動作として説明したが、昇圧コンバータ3により波形成形する場合についても同様である。
【0059】
(実施例6)
以下、本発明の系統連系インバータの実施例6について図面を参照しながら説明する。本実施例は請求項6に係わる。
【0060】
図9は本実施例の構成を示すブロック図である。なお、図1と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明を省略する。本実施例が実施例1と異なる点は、インバータ5のスイッチング素子Q1 またはQ3 のオン時間を検出するオン時間検出手段32を備えたことにある。
【0061】
上記構成における動作について説明する。図10は本実施例の動作を示す波形図である。図10において、(a)は指令値上限、指令値下限、および指令値、(b)はピーク付近における詳細を示す。図10において、通常、出力リアクトル電流はヒステリシス幅VH1の中を遷移するが、入力電圧Vin、中間段電圧VM 、系統電圧VAC、出力電力などの条件に対応してヒステリシス幅に対応したオン時間が設定されているとしても、オン時間検出手段32によって検出されたオン時間が、所定最低限のオン時間Ton minに達していなかった場合、フリップフロップ17にセット信号を出力して、そのTon minを超えるまで、スイッチング素子Q1 のオンの状態を継続させる。これによりヒステリシス動作の動作周波数が非常に高くなる事態を防止する。
【0062】
以上のように本実施例によれば、出力リアクトル電流のヒステリシス制御を行うときに動作周波数が所定値以上になることがないため、誤動作が発生しにくくなり、安全に動作を続ける系統連系インバータを提供することができる。
【0063】
【発明の効果】
請求項1に係わる本発明は、直流リアクトルと昇圧用スイッチング素子と昇圧用ダイオードとを備えて直流の入力電源からの入力電圧を前記昇圧用スイッチング素子の高周波スイッチングにより昇圧して直流の中間段電圧を出力する昇圧コンバータと、前記中間段電圧における高周波成分を除去する数百μF以下の容量を有する中間段コンデンサと、フルブリッジに構成された4個のスイッチング素子のスイッチングにより前記中間段電圧から交流電流を出力するインバータと、出力リアクトルとコンデンサとにより前記交流電流における高周波成分を除去し、出力電流として交流の系統に出力するフィルタとを備え、前記入力電圧が系統電圧の絶対値より低い期間でのみ前記昇圧コンバータにより昇圧し、前記入力電源から入力した直流電力を交流電力に変換して前記系統に出力する系統連系インバータにおいて、前記出力電流を波形成形する指令値に対して所定のヒステリシス幅で指令値上限と指令値下限とを設け、前記出力リアクトルを流れる出力リアクトル電流を前記指令値上限と前記指令値下限との間のヒステリシス幅の中に保つように前記インバータのスイッチング素子の高周波スイッチングをヒステリシス制御するようにした系統連系インバータとすることにより、中間段電圧の不安定性と系統の電圧、周波数、位相などの各種の揺動に対して安定に動作し、したがって、中間段コンデンサの容量を数百μF以下と小さくした構成の系統連系インバータにおいて、中間段電圧が部分的に凸形になるような状態でも、指令値に特殊な波形を用いることなく、正弦波を指令値とすることで出力電流を概ね正弦波にすることができる。
【0064】
請求項2に係わる本発明は、昇圧コンバータの直流リアクトルを流れる直流リアクトル電流を波形成形する指令値に対して所定のヒステリシス幅で第2指令値上限と第2指令値下限とを設け、前記昇圧コンバータが昇圧する期間では、前記直流リアクトル電流を前記第2指令値上限と前記第2指令値下限との間のヒステリシス幅の中に保つように前記昇圧コンバータの昇圧用スイッチング素子の高周波スイッチングをヒステリシス制御し、前記昇圧コンバータが昇圧しない期間では、前記出力リアクトルを流れる出力リアクトル電流を指令値上限と指令値下限との間のヒステリシス幅の中に保つようにインバータのスイッチング素子の高周波スイッチングをヒステリシス制御するようにした請求項1に係わる系統連系インバータとすることにより、インバータにおける損失を低減でき、したがって、ヒートシンクの小型化が可能になり、小型・軽量の系統連系インバータを提供することができる。
【0065】
請求項3に係わる本発明は、ヒステリシス幅を直流の入力電圧、系統電圧の実効値、および出力電力に対応して可変とするようにした請求項1または請求項2のいずれかに係わる系統連系インバータとすることにより、ヒステリシス動作における動作周波数を直流の入力電圧、系統電圧の実効値、および出力電力に対応して所定範囲に納めることができ、動作周波数の変化が小さくなるので、フィルタの簡素化や、スイッチング素子、コンデンサ、直流リアクトル、および出力リアクトルなどの電気部品について最適な設計可能な系統連系インバータを提供することができる。
【0066】
請求項4に係わる本発明は、ヒステリシス幅を系統電圧の絶対値に対応して商用周期の中で可変とするようにした請求項1ないし請求項3のいずれかに係わる系統連系インバータとすることにより、ヒステリシス動作における動作周波数を系統の一周期内でほぼ一定にすることができ、最適な動作周波数に設計可能な系統連系インバータを提供することができる。
【0067】
請求項5に係わる本発明は、指令値上限と指令値下限とを決定するヒステリシス幅の外側に、過電流に対応する過電流上限と不足電流に対応する不足電流下限とを設け、前記過電流上限を超える過電流および前記不足電流下限を下回る不足電流に対して強制的に通常のヒステリシス制御に戻すようにした請求項1ないし請求項4のいずれかに係わる系統連系インバータとすることにより、ヒステリシス動作中に過電流や不足電流が発生しても、正常なヒステリシス動作に強制的に戻すことができ、ヒステリシス幅からはずれるといった誤動作が発生しても、そのあとで安全に動作を継続できる系統連系インバータを提供することができる。
【0068】
請求項6に係わる本発明は、インバータおよび昇圧コンバータを構成するすべてのスイッチング素子のオン時間を検出するオン時間検出手段を備え、電流を流しているスイッチング素子のオン時間が所定値を超えるまではオフとしないことにより動作周波数に上限を設けた請求項1ないし請求項5のいずれかに係わる系統連系インバータとすることにより、ヒステリシス動作の動作周波数が所定値以上になることがないため、誤動作が発生しにくくなり、安定に動作する系統連系インバータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の系統連系インバータの実施例1の構成を示すブロック図
【図2】同実施例の動作を示す波形図
【図3】本発明の系統連系インバータの実施例2の構成を示すブロック図
【図4】同実施例の動作を示す波形図
【図5】本発明の系統連系インバータの実施例3の動作を示す波形図
【図6】本発明の系統連系インバータの実施例4の動作を示す波形図
【図7】本発明の系統連系インバータの実施例5の構成を示すブロック図
【図8】同実施例の動作を示す波形図
【図9】本発明の系統連系インバータの実施例6の構成を示すブロック図
【図10】同実施例の動作を示す波形図
【図11】従来の系統連系インバータの構成を示すブロック図
【図12】同従来例の動作を示す波形図
【符号の説明】
1 入力電源
2 系統
3 昇圧コンバータ
3a 平滑コンデンサ
3b 直流リアクトル
3c 昇圧用スイッチング素子
3d 昇圧用ダイオード
4 中間段コンデンサ
5 インバータ
6 フィルタ
6a 出力リアクトル
6b フィルタコンデンサ
7 出力電流検出手段
8 電流指令手段
9 誤差増幅器
10 比較器
11 三角波発生手段
12 出力リアクトル電流検出手段
13 指令値上限発生手段
14 指令値下限発生手段
15 上限比較器
16 下限比較器
17 フリップフロップ
18 系統電圧検出手段
19 入力電圧検出手段
20 入出力電圧比較器
21 直流リアクトル電流検出手段
22 第2指令値上限発生手段
23 第2指令値下限発生手段
24 第2上限比較器
25 第2下限比較器
26 第2フリップフロップ
27 スイッチング切換手段
28 過電流検出手段
29 不足電流検出手段
30 過電流上限比較器
31 不足電流下限比較器
32 オン時間検出手段
Vin 入力電圧
VM 中間段電圧
Vo 出力電圧
VAC 系統電圧
VH1、VH2 ヒステリシス幅
io 出力電流
iL1 出力リアクトル電流
iLd 直流リアクトル電流
Q1、Q2、Q3、Q4 スイッチング素子
QF トランジスタ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a grid-connected inverter that links DC power, such as solar cells and fuel cells, to a grid and supplies the power as AC power.
[0002]
[Prior art]
Hereinafter, a conventional grid-connected inverter will be described with reference to the drawings. FIG. 11 is a block diagram showing a configuration of an example of a conventional grid-connected inverter.
[0003]
Conventionally, a grid-connected inverter receives DC power from a DC
[0004]
The operation in the above configuration will be described with reference to the drawings. FIG. 11 is a waveform diagram showing the operation of the conventional example. In FIG. 11, (a) is a reference wave and a triangular wave, (b) is a gate signal of the switching element Q1, (c) is a gate signal of the switching element Q2, (d) is a gate signal of the switching element Q3, and (e) is The gate signal of the switching element Q4 is shown. The output current io of the grid interconnection inverter is detected by the output current detection means 7 and compared with the command value of the sine waveform output from the current command means 8. The difference is output as a reference wave by the
[0005]
Since the triangular wave operates at a constant frequency, for example, when the reference wave is a sine wave, the input voltage of the inverter 5 (here, the voltage of the
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
In such a conventional grid-connected inverter, when the DC input voltage Vin is lower than the maximum value of the grid voltage VAC, the
[0007]
The present invention solves the above-described problems. Even when there are fluctuations or ripples in the intermediate stage voltage VM, fluctuations in the system, phase lag due to the
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present invention according to
[0009]
According to the present invention, it stably operates against instability of the intermediate stage voltage and various fluctuations of the system voltage, frequency, phase, etc. Therefore, the intermediate stage voltage is convex with a configuration in which the intermediate stage capacitor is reduced in capacity. Thus, it is possible to provide a grid-connected inverter capable of shaping the output current into a sine wave without using a special command value even in a state where there are many ripples.
[0010]
According to a second aspect of the present invention, there is provided a second command value upper limit and a second command value lower limit with a predetermined hysteresis width with respect to a command value for waveform shaping of a DC reactor current flowing through a DC reactor of the boost converter, In the period during which the converter boosts, high-frequency switching of the boost switching element of the boost converter is hysteresis so as to keep the DC reactor current within the hysteresis width between the second command value upper limit and the second command value lower limit. Hysteresis control of high-frequency switching of the switching element of the inverter so that the output reactor current flowing through the output reactor is kept within the hysteresis width between the command value upper limit and the command value lower limit during the period during which the boost converter does not boost This is a grid interconnection inverter according to
[0011]
As a result, when the input voltage is lower than the absolute value of the system voltage, the waveform can be shaped by the boost converter. Therefore, each switching element of the four-stone full-bridge inverter only performs a switching operation at a low frequency. It is possible to provide a grid-connected inverter that achieves a reduction in the loss of the inverter and reduces the overall size and weight of the equipment as the efficiency is improved and the size of the heat sink is reduced.
[0012]
The present invention according to
[0013]
As a result, the operating frequency in the hysteresis operation can be kept within a predetermined range corresponding to the DC input voltage, the effective value of the system voltage, and the output power, and the change in the operating frequency becomes small. A grid-connected inverter that can be optimally designed for electrical components such as a switching element, a capacitor, a DC reactor, and an output reactor can be provided.
[0014]
The present invention according to
[0015]
Thereby, the operating frequency in the hysteresis operation can be made substantially constant within one cycle of the system, and a grid-connected inverter that can be designed to an optimum operating frequency can be provided.
[0016]
The present invention according to
[0017]
As a result, even if an overcurrent or undercurrent occurs during the hysteresis operation, it can be forcibly returned to the normal hysteresis operation, and even if a malfunction occurs that deviates from the hysteresis width, the operation can be safely performed after that. A grid interconnection inverter that can be continued can be provided.
[0018]
According to a sixth aspect of the present invention, there is provided on-time detection means for detecting the on-time of all the switching elements constituting the inverter and the boost converter until the on-time of the switching element through which the current flows exceeds a predetermined value. The grid-connected inverter according to any one of
[0019]
Thereby, since the operating frequency of the hysteresis operation does not become a predetermined value or more, a malfunction is unlikely to occur, and a grid-connected inverter that operates stably can be provided.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the present invention according to
[0021]
The upper limit comparator is a means for comparing the value of the output reactor current with the command value upper limit. In the embodiment, when the output reactor current exceeds the command value upper limit, a reset signal is output to the flip-flop. The lower limit comparator is means for comparing the value of the output reactor current with the command value lower limit. In the embodiment, when the output reactor current becomes smaller than the command value lower limit, a set signal is output to the flip-flop. In short, it functions to monitor the output reactor current so that it is between the command value upper limit and the command value lower limit. The flip-flop is a means that is turned on or off in response to the set signal or reset signal, and provides a gate signal that turns on or off the switching element in the inverter. By each of the above means, the inverter performs a hysteresis operation centering on the command value to decrease the current when the command value upper limit is exceeded and to increase the current when the command value is lower than the command value lower limit. DC reactor current with a waveform according to The other components are the same as in the conventional example.
[0022]
In the present invention according to
[0023]
In the present invention according to
[0024]
In this case, if the reciprocal of the total time of the transition time from the command value lower limit to the command value upper limit at a certain time and the transition time from the next command value upper limit to the command value lower limit is the operating frequency at that time, the intermediate stage voltage The operating frequency depends on VM, the absolute value and effective value of the system voltage VAC, the hysteresis width, and the like. Conversely, by making the hysteresis width variable corresponding to these, the operating frequency can be set to fall within a predetermined range.
[0025]
In the present invention according to
[0026]
In the present invention according to
[0027]
In the present invention according to
[0028]
Examples of the present invention will be described below.
[0029]
【Example】
(Example 1)
Hereinafter, Example 1 of the grid interconnection inverter of the present invention will be described with reference to the drawings. This embodiment relates to claim 1.
[0030]
FIG. 1 is a block diagram showing the configuration of this embodiment. Note that the same components as those in FIG. 11 are given the same reference numerals and detailed description thereof is omitted. This embodiment differs from the conventional example in that instead of the output current detection means 7, the
[0031]
The operation in the above configuration will be described with reference to the drawings. FIG. 2 is a waveform diagram showing the operation of this embodiment. 2, (a) is a command value upper limit (hereinafter referred to as command value upper limit) and command value lower limit (hereinafter referred to as command value lower limit), (b) is a gate signal of the switching element Q1, and (c). Is a gate signal of the switching element Q2, (d) is a gate signal of the switching element Q3, and (e) is a gate signal of the switching element Q4.
[0032]
Since the intermediate stage voltage VM must be at least several tens of volts higher than the system voltage VAC in order to inject power into the
[0033]
In the
[0034]
With the above operation, the output reactor current changes between the command value upper limit and the command value lower limit. Here, by making the command value a sine wave, the average value of the output reactor current becomes a sine wave. The high frequency component of the output reactor current can be removed by the filter capacitor 6b.
[0035]
As described above, according to the present embodiment, in the grid-connected inverter having the
[0036]
In this embodiment, the
[0037]
(Example 2)
Hereinafter, Example 2 of the grid interconnection inverter of the present invention will be described with reference to the drawings. This embodiment relates to claim 2.
[0038]
FIG. 3 is a block diagram showing the configuration of this embodiment. Note that the same components as those in FIG. 1 are assigned the same reference numerals and detailed description thereof is omitted. The difference between the present embodiment and the first embodiment is that not all of the waveform shaping of the output current io is performed by the
[0039]
In FIG. 3, 18 is a system voltage detecting means for detecting the system voltage VAC of the
[0040]
The operation in the above configuration will be described with reference to the drawings. FIG. 4 is a waveform diagram showing the operation of this embodiment. 4, (a) is a command value, command value upper limit and command value lower limit, (b) is a gate signal of switching element Q1 in
[0041]
The grid interconnection inverter controls the output reactor current to a sine wave using the command value upper limit and the command value lower limit during a period when the absolute value of the system voltage VAC is lower than the input voltage Vin. Further, a DC reactor current detecting means 21 is provided, and the detected DC reactor current is input to the second
[0042]
When the
[0043]
By the above operations, the command value upper limit, the command value lower limit, the second command value upper limit, and the second command value lower limit are appropriately set, and the average value of the output current io is shaped into a sine wave. A high frequency component accompanying the transition of the DC reactor current and the output reactor current is removed by the
[0044]
As described above, according to this embodiment, by controlling the DC reactor current of the
[0045]
(Example 3)
Hereinafter, Example 3 of the grid interconnection inverter of the present invention will be described with reference to the drawings. This embodiment relates to claim 3. In addition, if the structure of a present Example is shown with a block diagram, it will become the same as FIG. 1, and drawing is abbreviate | omitted.
[0046]
The operation in the above configuration will be described. FIG. 5 is a waveform diagram showing the operation of this embodiment. When trying to obtain a certain output current, the voltage hysteresis width between the command value upper limit and command value lower limit for the command value of the output reactor current is VH1, the intermediate stage voltage is VM, the output voltage is Vo, and the output reactor inductance is L1. Then, the output reactor current iL1 increases with a slope of (VM -Vo) / L1. Here, when the intermediate stage voltage VM or Vo changes, the ON time of the step-up
[0047]
As described above, according to this embodiment, the range of the operating frequency can be limited by adjusting the hysteresis width with respect to changes in the input voltage Vin, the system voltage VAC, and the output power, and a malfunction occurs accordingly. Thus, it is possible to provide a grid-connected inverter that can waveform-shape the output current io into a sine wave while reducing the possibility of doing so.
[0048]
Example 4
Hereinafter, Example 4 of the grid interconnection inverter of the present invention will be described with reference to the drawings. This embodiment relates to claim 4. In addition, if the structure of a present Example is shown with a block diagram, it will become the same as FIG. 3, and drawing is abbreviate | omitted.
[0049]
The operation in the above configuration will be described. FIG. 6 is a waveform diagram showing the operation of this embodiment. 6A shows the command value, the command value upper limit, and the command value lower limit, FIG. 6B shows the details near the peak of the system voltage VAC, and FIG. 6C shows the details near the zero of the system voltage VAC.
[0050]
When the hysteresis width is constant, the potential difference between the intermediate stage voltage VM and the output voltage Vo increases near zero of the absolute value of the system voltage VAC, so the slope of the increase in the output reactor current increases, and the peak of the system voltage VAC The operating frequency is higher than in the vicinity. Therefore, as shown in FIG. 6A, the operating frequency can be made constant in one cycle of the sine wave by decreasing the hysteresis width near the peak and increasing it near zero.
[0051]
As described above, according to this embodiment, by changing the hysteresis width of the output reactor current according to the absolute value of the system voltage VAC, the operating frequency becomes substantially constant, and the design is made with the optimum operating frequency of the inverter. In addition, it is possible to provide a grid-connected inverter that further achieves noise reduction.
[0052]
In the present embodiment, the case of waveform shaping using the output reactor current of the
[0053]
(Example 5)
Hereinafter, Example 5 of the grid interconnection inverter of the present invention will be described with reference to the drawings. This embodiment relates to claim 5.
[0054]
FIG. 7 is a block diagram showing the configuration of this embodiment. Note that the same components as those in FIG. 1 are assigned the same reference numerals and detailed description thereof is omitted. The present embodiment is different from the first embodiment in that an overcurrent detection means 28 and an undercurrent detection means 29 are provided for the output reactor current, and an overcurrent
[0055]
The operation in the above configuration will be described. FIG. 8 is a waveform diagram showing the operation of this embodiment. In FIG. 8, (a) shows a command value upper limit, command value lower limit, command value, overcurrent upper limit, and undercurrent lower limit, and (b) shows details in the vicinity of the peak.
[0056]
Normally, the output reactor current transitions in the hysteresis width VH1, but when the switching element Q1 has to be turned off, for example, when the upper limit of the command value is reached and the switching device Q1 has to be turned off for some reason, In the present embodiment, the overcurrent detection means 28 detects the overcurrent of the output reactor current, and the overcurrent
[0057]
As described above, according to this embodiment, it is possible to provide a grid-connected inverter that can continue to operate safely even if a malfunction occurs in the hysteresis control of the output reactor current.
[0058]
In the present embodiment, the operation of the switching element Q1 of the
[0059]
(Example 6)
Hereinafter, Example 6 of the grid interconnection inverter of the present invention will be described with reference to the drawings. This embodiment relates to claim 6.
[0060]
FIG. 9 is a block diagram showing the configuration of this embodiment. Note that the same components as those in FIG. 1 are assigned the same reference numerals and detailed description thereof is omitted. This embodiment is different from the first embodiment in that an on-time detecting means 32 for detecting the on-time of the switching element Q1 or Q3 of the
[0061]
The operation in the above configuration will be described. FIG. 10 is a waveform diagram showing the operation of this embodiment. 10, (a) shows a command value upper limit, a command value lower limit, and a command value, and (b) shows details in the vicinity of the peak. In FIG. 10, the output reactor current normally transitions within the hysteresis width VH1, but the ON time corresponding to the hysteresis width corresponding to the conditions such as the input voltage Vin, the intermediate stage voltage VM, the system voltage VAC, and the output power. Even if it is set, if the ON time detected by the ON time detection means 32 has not reached the predetermined minimum ON time Ton min, a set signal is output to the flip-
[0062]
As described above, according to the present embodiment, since the operating frequency does not exceed the predetermined value when performing the hysteresis control of the output reactor current, the malfunction is unlikely to occur, and the grid-connected inverter that continues to operate safely Can be provided.
[0063]
【The invention's effect】
The present invention according to
[0064]
According to a second aspect of the present invention, there is provided a second command value upper limit and a second command value lower limit with a predetermined hysteresis width with respect to a command value for waveform shaping of a DC reactor current flowing through a DC reactor of the boost converter, In the period during which the converter boosts, high-frequency switching of the boost switching element of the boost converter is hysteresis so as to keep the DC reactor current within the hysteresis width between the second command value upper limit and the second command value lower limit. Hysteresis control of high-frequency switching of the switching element of the inverter so that the output reactor current flowing through the output reactor is kept within the hysteresis width between the command value upper limit and the command value lower limit during the period during which the boost converter does not boost In order to provide a grid-connected inverter according to
[0065]
The present invention according to
[0066]
The present invention according to
[0067]
The present invention according to
[0068]
According to a sixth aspect of the present invention, there is provided on-time detection means for detecting the on-time of all the switching elements constituting the inverter and the boost converter, and until the on-time of the switching element through which the current flows exceeds a predetermined value. Since the operating frequency of the hysteresis operation does not exceed a predetermined value by using the grid-connected inverter according to any one of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of a first embodiment of a grid-connected inverter according to the present invention.
FIG. 2 is a waveform diagram showing the operation of the embodiment.
FIG. 3 is a block diagram showing a configuration of a second embodiment of a grid-connected inverter according to the present invention.
FIG. 4 is a waveform diagram showing the operation of the embodiment.
FIG. 5 is a waveform diagram showing the operation of the third embodiment of the grid interconnection inverter of the present invention.
FIG. 6 is a waveform diagram showing the operation of the system interconnection inverter according to the fourth embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a block diagram showing a configuration of a fifth embodiment of a grid-connected inverter according to the present invention.
FIG. 8 is a waveform diagram showing the operation of the embodiment.
FIG. 9 is a block diagram showing a configuration of a grid-connected inverter according to a sixth embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a waveform diagram showing the operation of the embodiment.
FIG. 11 is a block diagram showing the configuration of a conventional grid-connected inverter
FIG. 12 is a waveform diagram showing the operation of the conventional example.
[Explanation of symbols]
1 Input power
2 lines
3 Boost converter
3a Smoothing capacitor
3b DC reactor
3c Boosting switching element
3d boost diode
4 Intermediate stage capacitor
5 Inverter
6 Filter
6a Output reactor
6b Filter capacitor
7 Output current detection means
8 Current command means
9 Error amplifier
10 comparator
11 Triangular wave generation means
12 Output reactor current detection means
13 Command value upper limit generation means
14 Command value lower limit generation means
15 Upper limit comparator
16 Lower limit comparator
17 Flip-flop
18 System voltage detection means
19 Input voltage detection means
20 I / O voltage comparator
21 DC reactor current detection means
22 Second command value upper limit generation means
23 Second command value lower limit generation means
24 Second upper limit comparator
25 Second lower limit comparator
26 Second flip-flop
27 Switching switching means
28 Overcurrent detection means
29 Undercurrent detection means
30 Overcurrent upper limit comparator
31 Undercurrent lower limit comparator
32 On-time detection means
Vin input voltage
VM intermediate stage voltage
Vo output voltage
VAC system voltage
VH1, VH2 Hysteresis width
io output current
iL1 output reactor current
iLd DC reactor current
Q1, Q2, Q3, Q4 switching element
QF transistor
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