JP4194947B2 - デジタル権利管理データ辞書 - Google Patents

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Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、参照により全体が本明細書に特に組み込まれている、2001年11月21日に出願された米国仮出願第60/331,807号の35 U.S.C.§119(e)の優先権を主張する。
(発明の分野)
本発明は、メタデータ権利表現言語などの機械可読権利表現言語のタームを定義するデータ辞書、およびそのようなデータ辞書のアプリケーションを作成する方法に関する。特に、本発明は、権利データ辞書を使用して権利表現言語を解釈し、権利表現言語間の翻訳を行うアプリケーションおよびシステムに関するものである。
自然言語では単語の使い方と意味を説明するために辞書が昔から使用されてきた。自然言語が使用される環境では、辞書の中の定義はその辞書が関係する人間の地域集団内での単語の使い方に対する辞書著者の観察結果を反映しているという点で、辞書は、本質的に記述的である。したがって、自然言語辞書は本質的に記述的である。自然言語辞書の他の局面として、自然言語の単語の多くは、複数の意味を割り当てられるのがふつうである。辞書にはこのような局面があるため、人間による表現に曖昧さが生じる可能性があり、また多くの場合、曖昧である。それと同時に、人間による表現の範囲には、実質的に制限はなく、自然言語は、ほとんどすべての思考を表現できると思われる。さらに、現用言語で新しい概念を表現するために、新しい単語が、常に生み出されている。
一方、機械(コンピュータ)言語が使用される環境では、言語は、意図的に作られたものである。「機械言語」は、アセンブリ言語、「C」、FORTRAN、HTMLなどのプログラミング言語だけでなく、権利表現言語(rights expression language)などの記述的言語をも指す。機械言語の辞書(スキーマとも呼ばれる)は、本質的に規範データ構造である。つまり、機械言語辞書では、機械言語のタームの意味と関係を、通常、正確で厳密な方法で規定するということである。したがって、機械言語表現は、明確であって、かつ曖昧でないことを旨とするが、その適用範囲はそれ相応に制限される。
次第にビジネス・チャンスは、自然言語と従来の機械言語との間のインターフェースに移ってきている。機械がますます高度になり、人生のさまざまな局面に深く関わるようになるにつれ、より複雑な機械言語が、少なくとも一部は記述目的のために、開発されてきた。このような言語を使用することにより、通常商業活動環境または生産活動環境におけるさまざまな対象またはプロセスの状況または属性を記述する。特に、ワイドエリアネットワークでの記述的な機械可読メタデータのアプリケーションは、発展を続けている。
例えば、機械言語の最近発展した応用分野の1つに、デジタル権利管理に関わるものがある。デジタル権利管理アプリケーションでは、さまざまな種類のデジタル作品に伴う知的所有権を記述するために、「権利表現言語」と本明細書では呼ぶ、機械で読み取れる権利表現の専用言語を使用する。デジタル権利表現を、それが関わる製品またはコンテンツに関連付けることにより、権利表現が適当な機械により読み取られときに、適切なアクションが、製品またはコンテンツに関して自動的に実行されるようにできる。この分野は急速に発展しているが、デジタル権利管理の一般的概念は、当該技術分野では周知のことである。World Wide Webや類似のワイドエリアネットワークなどの環境における機械可読メタデータの他の応用として、プライバシーの権利、意味論ベースの検索エンジン、ライブラリカタログ、および少額決済(「デジタルキャッシュ」)などがある。
もちろん、デジタル権利管理手法で使用されるような知的所有権は、自然言語分野で発展し終えた概念と発展を続けている概念とを伴う。したがって、デジタル権利表現は、ときにはタームの微妙な違いがある、異なる抽象レベルの、非常に多様で、絶えず変化するさまざまな考えの表現を伴うと考えられる。柔軟性のない機械言語を使用したのでは、知的所有権の表現がいくら単純であったとしても、正しく解釈し、それに基づいて行動することは、難しいであろう。このような困難に加えて、非常に細かい、一時的である、譲渡可能であるといった性質が、多くの知的所有権にはある。例えば、特定の作品が、多くの作品構成要素の寄せ集めである場合がある。さらに、作品構成要素は、これまた別の作品構成要素の寄せ集めであり、さらにまた、その作品構成要素は、というように続く。コピーである構成要素もあれば、何らかの種類の変換であるものもあり、さまざまな種類の権利があることを暗示している。作品構成要素はそれぞれ、一意的な権利集合体を関連付けることができる。これらの権利の所有および適用は、時間、場所、および介在するトランザクションに応じて異なる。したがって、権利を表現するための機械言語は、過度に面倒なものとならずに、潜在的に非常に複雑で、微妙な意味論的内容を正しく表現できなければならない。
デジタル権利の表現に使用されるさまざまな機械言語が、当該技術分野では知られている。例えば、Open Digital Rights Language(ODRL(商標))または汎用デジタルコンテンツ用のXML(拡張マークアップ言語)互換文法であるeXtensible rights Markup Language(商標)(XrML(商標))がある。これらのような言語および当該技術分野で知られている他の言語では、語彙スキーマで資源ベースのモデルを使用する。例えば、XrML(商標)は、W3C(登録商標)によって公開されている資源記述フレームワーク(RDF)モデルおよび構文に、準拠している。このような言語は、特定の環境における権利管理の特定の局面に注目して開発される傾向があるため、語彙の制限を受けてきた。また、異なるタームを使用して、類似のまたは論理的に重なり合う状況を記述することがあり、したがってそのような言語間の翻訳は、困難である。本発明の権利表現言語では、デジタル権利の表現に資源ベースのスキーマを採用しており、大半の物事は、資源の属性または特性として記述される。
他のターム集合も、権利を記述する目的に関して知られており、より制限された応用で権利表現言語とともに使用するか、または相互作用することができる。例えば、電子ブックをはじめとするテキストベースの製品とともに使用できるオンライン情報交換メッセージ形式(ONIX)が、開発された。一般に、これらの種類のターム集合は、比較すると、非階層的(つまり、「フラット」)で、単純である傾向を持つ。
資源ベースのデータ辞書モデルは、基本資源の属性を記述するメタデータを開発するために、資源中心スキーマとして記述することができる。例えば、著作権のある小説などの電子資源の権利を記述する資源ベースのメタデータを、その資源に関連付けることができる。メタデータを使用すると、資源に関連付けられている前アクションから生じた前属性を記述することができ、例えば、「作成日」および「著者」により、それぞれ、著述アクションの実行日時とエージェントを記述する。このアプローチは、権利データを望む視点が変化しない限り、うまく働く。しながら、実際には、高度なデジタル権利管理方式を実装する場合、さまざまな異なる視点からのデータが必要になる。
例えば、著者または作成者、発行者、複製者、消費者、手形交換所など、および資源が全部または一部、親またはソースであるさまざまな他の資源を含む、さまざまなエージェントの視点からのメタデータを収集することが、望ましいであろう。例えば、特定の資源がレプリカにコピーされる場合、メタデータをそのレプリカに関連付けて、そのレプリカが特定のソースのコピーであること、レプリカが作成された日時、レプリカの作成者、およびレプリカが作成された場所を示すことができる。それと同時に、補足メタデータをソースに関連付けて、コピーが作成されたこと、コピーが作成された日時、コピーの作成者、コピーが行われた場所、およびその結果できあがったレプリカの識別を示すことができる。「B is a copy of A」というフレーズの中の「is a copy of」という関係は、「A has a copy B」というフレーズの中の「has a copy」という関係と異なる。他の例として、「C copied A」(エージェント「C」の観点からのステートメント)は、コピーされた資源Aの観点からの「A was copied by C」とは異なる。
したがって、資源ベースのモデルは、異なる資源の観点から権利を記述するため、どの資源が有効な観点を示しているか応じて、異なるまたは修正されたタームを使用し、本質的に同じアクションを記述する。そのため、資源がさまざまな方法により伝搬し、結合され、分割され、埋め込まれ、変異を生じ、他の何らかの形で変換されるデジタルの世界では、多くの状況においてタームおよび表現は望ましくないほど複雑になる可能性がある。他の記述的メタデータアプリケーションの環境でも、同様に複雑になる可能性がある。
したがって、デジタル権利管理を行うために必要に応じて複雑な意味論的内容を伝達する言語およびメタデータ用の他の高度な応用に対応することができる堅牢でありながら概念的に洗練されたデータ辞書(つまり、辞書風のスキーマまたはデータ構造)を用意することが望ましい。しかしながら、それと同時に、資源ベースの記述的スキーマは、複数の権利記述言語ですでに確立されており、また、資源ベースの記述言語は、今後も、作成され、発展し、成長し、権利管理および多数の他の応用で使用されることを確信する理由がある。したがって、堅牢なデータ辞書は、資源ベースのスキーマと100%互換性がなければならない。新しいデータ辞書を使用して作成されたタームは、データ辞書を使用して異なる権利表現言語間で翻訳できるように、資源ベースの記述モデルに従って作成されたタームにあいまいなところなく対応付けることができなければならない。さらに、スキーマを使用して作成されたタームは、一意的で明確な意味を持たなければならず、また、スキーマと整合性の取れているタームの拡張可能なオープンデータベースを生成できなければならない。さらに、デジタル権利管理で使用するための拡張可能なオープンデータベースを提供するのが望ましい。
(発明の概要)
本発明は、デジタル権利管理で使用するためのデータ辞書を構築する堅牢で、洗練されたスキーマを提示する。本明細書では、「データ辞書」という用語は、機械で読み取り可能な辞書風のスキーマまたはデータ構造を意味する。さらに、「データ辞書」については、デジタル権利管理用の権利表現言語および他のコンピュータ言語アプリケーションなど、メタデータ表現言語における当業者には周知の他の意味を含めることもできる。データ構造は、オープンであるが、資源中心モデルに基づくかどうかに関係なく、権利管理言語との相互運用性も備える。また、記述性の高い、あいまいでない、相互運用性のある機械可読表現を必要とする応用のために、他のスキーマを使用してデータ構造を作成することもできることが予想される。
スキーマは、本明細書では「文脈モデル」と呼ぶ、革新的データモデルに基づいて構成される。文脈モデルを使用することにより、矛盾なく定義されている規則の集合に基づいてターム集合を構築し、階層型データ構造を得ることができる。文脈モデルの特徴は、新しいタームを追加するためのコアタームおよび規則を使用して、ターム間の意味論的関係を定義する方法にある。
文脈モデルのターム構築規則を使用すると、すべてのタームが集合内の他のすべてのタームとの定められた関係を持つ、任意の望ましいターム集合を実質的に用意することができる。つまり、すべてのタームは、家系図または系譜のように、論理的階層内に一意的な位置を占める。階層またはツリー構造は、論理的に家系図に似ており、新しいタームを作成するための規則から生じる。すべての新しいタームは、少なくとも一部は、他のタームから派生する。つまり、すべての新しいタームは少なくとも1つの「親」を持つ。したがって、すべてのタームは、さらに類推を進めると、兄弟姉妹、親、いとこ、子などを持つ。つまり、すべてのタームは、スキーマにしたがって作成された他のタームとの関係からなる定義済みの網の中に存在する。さらに、家系図の異なる枝からのタームを寄せ集め、枝から枝への関係を作成することにより、新しいタームを派生させることもできる。
本発明の実施形態では、スキーマは、親タームを持たない単一のオリジナルターム、つまり「第1ターム」を使用する。したがって、第1タームは、自己参照的に定義される。第1タームの意図する意味は、自然言語表現により明確に説明できるが、そのような説明は、コメントの性質を持つ。第1タームには、その結果得られるデータ構造の対象となる応用と矛盾しない意味が割り当てられる。例えば、デジタル権利管理では、第1ターム「Act」に対し、「act includes every type of verb,including passive verbs,intransitive verbs,and static verbs (such as ‘have’)」というコメントとともに、「to act」を割り当てることができる。タームの特定の意味は重要ではなく、それが動詞であるというだけである。例えば、「is」または「do」などのタームも、意図したデータ構造に必要なすべての動詞が一般に、それにより記述される限り、適当なものといえる。ターム「Act」および類似の一般化された動詞は、デジタル権利管理データ構造、および、たぶん他の応用にも適していると考えられる。さらに、複数の第1タームを使用して有用なデータ構造を作成することも可能であると思われる。
各タームが一意である限り、特定の記号を使用してデータ構造の第1タームおよび他のタームを表すことができることは理解されるであろう。例えば、各タームは、一意の機械可読番号またはコードとすることができる。各タームに対し、任意選択により見出し語を割り当てることができ、これにより、タームの割り当てられた意味が記述または示唆される。例えば、「Act」は、データ構造内でのタームの意図する意味を記述し、または少なくとも示唆する。もちろん、見出し語は特定の自然言語で表現される必要はない(つまり、英語だけでなく、スペイン語でも北京語でも他の言語でも機能する)。見出し語を「ターム」とゆるやかに呼ぶことは多くの場合都合がよいが、「ターム」は、より正確には基本的な意味を表す属性の一意的な集合体としてのものである。つまり、見出し語は、タームにとって単に便利な自然言語名であるにすぎず、それ自体、より正確にタームの属性とみなされる。
その後、データ辞書の他のすべてのタームは、特に第1タームに関して、または他の一部派生されたタームに関して定義される。本発明の一実施形態では、「文脈モデル」と呼ばれることもある、一組の「基本ターム」を伴う他の規則が、規定され、これにより、データ構造内での派生タームを追加するかどうかが決定する。基本タームは、第1タームのように、望む集合の他のタームの派生元となる総称タームとして選択される。以下の5つの基本タームが、デジタル権利管理アプリケーションのデータ構造作成に使用される。
見出し語 説明
Context 活動(Act)が行われる環境
Agent 活動する実体
Time Context(文脈)の時間的パラメータ
Place Context(文脈)の空間的パラメータ
Resource Agent、Time、またはPlaceでない、文脈に関わる実体。
各基本タームは、第1ターム「Act」から一部派生する。Time、Place、およびResourceというタームは、Actから派生し、Contextにおいて1つに関係付けられる。Contextは、これらの部分の総和である。上記の5つの基本タームは、概念的に洗練されたフレームワークを提供し、権利表現言語と共に使用される意味的に豊富で複雑なデータ構造を生み出すことができると思われる。
その後、他のタームが生成される、つまり、第1タームの一種として派生する。文脈モデルによれば、第1タームの種類は、さまざまなアクションを記述する動詞、つまり、「アクションターム」である。例えば、動詞「Do」はActの一種として派生し、次に「Make」はDoの一種として派生し、「Derive」はMakeの一種として派生し、「Copy」はDeriveの一種として派生し、というようになる。各タームは、新しい基本的な意味論的意味の何らかの要素を親に付加することにより派生する。例えば、「Adapt」は、「Derive」の子であり、「変更を加えることにより派生する」という意味を持つ。実質的にどのようなアクションタームでも同様の方法で派生させることができることは明白であろう。また、その結果得られるデータ構造は、第1タームを頂点に置く階層型論理ツリーと一致する。
さらに、任意のアクションタームからタームの族を生じさせることができる。本明細書で使用しているように生じさせることは、文脈モデルの適用により新しいタームを生じさせることを意味する。文脈モデルによれば、任意のアクションタームと基本タームとを組み合わせることによりタームの族が生じる。例えば、アクションターム「Copy」を基本ターム「Context」と組み合わせると、文脈の一種である新しいターム「CopyingEvent」が生じる。同様に、Copyを「Agent」と組み合わせると、「Copier」(コピーするエージェント(Agent)の一種)が生じる。Copyを「Resource」と組み合わせると、複数のターム「Replica」、「SourceofCopying」、および「CopyingTool」(Resourceの全種類)が生じる。基本ターム「Time」および「Place」と組み合わせることにより、他のタームを生じさせることができる。アクション動詞から生じたタームは、さらに、アクションタームが生じた結果得られる論理的ツリー内に配置されることも明白であろう。
第1タームおよび基本タームに加えて、文脈モデルはさらに、定められた関係付けタームの集合を使用する。関係付けタームは、2つのターム間の意味論的関係を記述するために使用できる。文脈モデルでは、すべてのタームは、定義から、データ構造内で他のタームとの少なくとも1つの定義された関係を持つ。したがって、関係付けタームは、これらの関係を記述する場合に必要に応じて生じさせられる。例えば、関係付けターム「HasAgentType」は、「Copier」などのエージェントを「CopyingEvent」などの文脈にリンクする場合に使用することができる。他の関係付けタームとして、「HasValue」があるが、これは、タームをそれの値にリンクするものである。例えば、タームCopierは、値「John Doe」を持つことができる。他の関係付けタームを用意することもできる。これらは一意的なターム間から生じるため、関係付けタームはそれ自体一意的であり、文脈モデルの適用で生じる論理的ツリー構造に一致することは明白であろう。関係付けタームは、アクションタームから生じたアクション族の一部をなす。
したがって、さまざまな用途に文脈モデルを使用することで、適応階層型辞書風データ構造を構築することができる。その結果得られるデータ構造は、複数の表現言語、例えば、権利表現言語ODRL(商標)およびXrML(登録商標)と互換性を持つ。このデータ構造を使用して、そのタームを使用する表現を解釈することができる。さらに、一方の表現言語から他方の表現言語へ翻訳することも可能である。文脈モデルにより生成される各タームは一意的であり、1つの意味しか持たないため、また辞書は可能な任意の詳細レベルにまで拡張できるため、翻訳を目的としてさまざまな異なる表現言語からタームを対応付けるのに特に適している。したがって、本発明では、さらに、データ辞書を使用して、表現言語間で対応付けを行う方法を提示する。
なお、当業者は、適応階層型辞書システムと、その応用だけでなく、その他の利点およびその対象の実現について、好ましい実施形態の以下の詳細な説明を考察することによりより完全に理解することができるであろう。添付の図面は参照されるであろう。図面の簡単な説明は、以下になされている。
本発明は、データ辞書を作成する方法と、データ辞書の応用を提示する。以下の詳細な説明では、1つまたは複数の図に記載されている類似の要素を説明するために類似の要素番号を使用している。同様に、以下で参照する表は、詳細な説明の終わりの節にまとめて掲載する。
データ辞書102を使用するシステム例100が図1に示されている。システム100の他の要素は、計算機104、表現言語106、データ108、メタデータ110、および出力112を含む。データ108およびその関連するメタデータ110は、当該技術分野で知られているように適当な形式のものとすることができる。データ108は、1つまたは複数の知的所有権が関係するデジタルコンテンツを含むことができる。このようなデータは、関連する知的所有権から生じる要件が満たされるようにワイドエリアネットワーク上で配布するのが望ましいと思われる。これは、媒体タイプでデータを転送することを含み、例えば、デジタル音楽ファイルの一部を取り出し、変更し、動画形式で埋め込むことができる。データ108は、さらに、プロセス情報などの他の形式のデータを含むこともできる。
メタデータ110は、データ108に関連付けられており、データ108に関係する情報を含む。権利管理に関して、メタデータ110は、知的所有権の記述およびデータ108に関係する関連情報を含むことができる。当該技術分野では、関連するデータおよびメタデータに対するさまざまな方法が、権利管理およびその他の応用に関して知られている。適当な方法であればどのようなものでも使用できる。
メタデータ110は、表現言語106に従って定式化される。メタデータ110は、ある意味で記述的性質を持つので(データ108を記述する)、表現言語106は、記述的材料を表現することが可能である。権利管理の場合、XrML(登録商標)などの言語、あるいは他の適当な表現言語を使用することができる。表現言語106のタームは、データ辞書102に基づいて定義される。データ辞書102には、表現言語とともに使用することができる意味論的材料の基本タームが用意される。メタデータ110が作成される場合、選択した言語およびデータ辞書に従ってメタデータを定式化することによって、選択した表現言語106およびデータ辞書102は、採用され運用可能な状態になる。同様に、コンピュータ104は、同じ選択された言語106に従ってメタデータ110を解析するようにプログラムされることができる。
計算機104は、メタデータ110の意味内容に応じて意図した出力112を供給する。計算機104は、メタデータ110を読み込み、解析し、何らかの有用な出力を供給できる汎用または専用コンピューティングデバイスであればどのようなものでもよい。出力112のとりうる形式も制限はない。例えば、出力に、レコードまたはメッセージを含めることもできる。他の例としては、第2の表現言語へのメタデータ110の翻訳がある。出力112は、少なくとも一部は、データ辞書102により定義されているタームによる解釈に従ってメタデータ110により決定される。
データ辞書102は、複数のタームを含み、それぞれのタームは、一意的な属性の組み合わせを割り当てられ、単一の意味を定義する。これは、従来の辞書114と対比することができ、この場合、図2に示されているように、単一の単語116に、複数の定義118を割り当てることができる。それぞれの定義は、同じ単語が異なる用途において示すと思われる、はっきり異なる意味を記述することができる。従来の辞書は、さらに、そのタームの他の属性(図に示されていない)を含むこともできる。
本発明の一実施形態では、複数のタームを含み、それぞれが定義済みの属性集合120を持つ、権利データ辞書が、提示されている。属性120は、非任意選択属性122のクラスと任意選択属性124のクラスという2つのクラスに分けることができる。属性120は、さらに、タームの属性間の関係のクラスなど、他のクラスを含むこともできる。
属性は、属性をタームまたは他の属性に帰属させる役割を持つエージェントであるとして定義することができるオーソリティにより定義される。本明細書の例および表の目的に関して、権利データ辞書のオーソリティは、一般に、単一のオーソリティとして取り扱われ、特に断りのない限り、本明細書では「Rddオーソリティ」とも呼ぶ。しかしながら、権利データ辞書の利点の1つは、異なる応用に対し異なる表現言語およびターム集合間の相互運用性が可能になるように、異なるオーソリティにより属性およびタームを定義することができることである。
権利データ辞書の各タームは、ちょうど1つの一意的な識別子属性126を含まなければならない。識別システムの使用については、それにより辞書内の一意的ターム識別子の排他的集合が与えられる限り、どのような識別システムでも使用できる。つまり、すべてのタームは、異なる識別子を持つということである。所定の方式にまたはパターン(例えば順序番号)に従って、辞書の識別子を与えるのが望ましいと思われる。これは、機械可読符号を含むことができる。各識別子が一意であるようにするために、識別子の割り当てを単一のオーソリティの管理下に置くことができる。識別子126は、非任意選択属性122の1つである。この一意性があるため、あいまいさが生じないようにデータ辞書の意味内容を対応付けることができる。
タームステータス属性128は、属性の非任意選択クラス122の他の1つを含む。これは、非任意選択であるが、本質的である、または必須であるという意味ではない。むしろこれは、タームの固有の特性または想定される特性といえる。例えば、明示的なステータス属性128がない場合、データ辞書のすべてのタームは同じステータスを持つものと想定することができる。本発明の一実施形態では、ステータス属性は許可レベルを表す。例えば、権利データ辞書は、標準化されたターム、採用されたターム、対応付けられたターム、および孤立タームなど、異なる許可レベルを持つタームを含むことができる。したがって、ステータス属性は、ターム管理を行ううえで有用なものと考えられるが、タームに意味内容を付け加えることを意図してはいない。ステータス属性の他の記述、および特に、権利データ辞書の一実施形態によるそれに対する許容される値を表Iにまとめた。
非任意選択クラス122の中の他の属性は、意味タイプ属性130とすることができる。ステータス属性のように、意味タイプは、必要な意味特徴として理解するよりも固有のターム特性であると理解するほうがよい。権利データ辞書では、意味タイプ属性130は単に、タームがオリジナル(非派生)意味を持つのか、部分的派生意味を持つのか、それとも全派生意味を持つのかを記述するだけである。データ辞書は、「第1ターム」と呼ばれる、オリジナル意味を持つ少なくとも1つのタームを含む。権利データ辞書には、「to act」と自己参照的に定義された単一の第1ターム「Act」がある。辞書の他のすべてのタームは、他のタームから全部または一部、意味を発生する。他のタームから部分的に意味を派生するタームだと、「部分的派生意味」のタイプ属性130を持つことになる。他のターム、例えば、他のタームの組み合わせから全部、意味を派生するタームだと、「全派生意味」のタイプ属性を持つことになる。表IIは、権利データ辞書例の中の意味タイプに関係する他の情報をまとめたものである。
監査属性とも呼ばれる、履歴属性132は、ターム管理に使用される非任意選択クラス内のもう1つのものであり、意味を伝達するためのものではない。履歴または監査属性は、ターム追加または修正の状況、例えば時間とオーソリティを記録する。この意味で、これはタームステータス128の出所として関連付けられる。これは、辞書の保守に役立つと思われる。監査属性の他の説明は、表IIIにまとめた。
タームの残り部分は、任意選択属性124からなる。これらの属性が任意選択であるというのは、それらの属性を欠いているタームがあるという意味においてであり、それでも権利データ辞書内のタームではある。他方、これらの「任意選択」属性124の多くは本質的意味論的材料を伝達し、それなしではデータ辞書は機能し得ない。したがって、これらのターム属性は、特定のタームに関して任意選択ではあるけれども、データ辞書には必要なものもある。このような属性は、コア機能属性であると考えることができる。効率のよい辞書の大半のタームは、このような属性を含む。コア機能属性については、図4を参照して以下で説明する。コア機能属性の概念は、権利データ辞書をよく理解するためには役立つが、データ辞書自体の中で、クラス、タイプ、またはその他の属性として厳密に定義されている必要はない。
図4に関して、全派生タームに対するコア機能属性150は、一意的な識別子126、1つまたは複数の関係138、および系統図146を含むことができる。これらの属性だけで、タームに一意的識別が付与され、機能的意味内容が与えられる。部分派生タームの場合、コア機能属性は前述のすべてと、辞書内の他のタームから派生されない範囲でタームの意味内容を定義する定義または他のターム記述とを含む。適当な自然言語表現を使用して、定義を与えることができる。オリジナル意味を持つタームに関して、コア機能構成要素は、識別子126および定義を含むが、第1ターム「Act」の場合であれば、これは自己参照的に定義される。同様に、孤立タームは、本質的に識別子と定義からなるが、しかしながら、これは、適当な自然言語表現を使用して、または、データ辞書の外部の意味内容を別の形で参照することにより、定義される。
再び図3を参照すると、任意選択属性124には、ターム記述属性130が含まれている。ターム記述は、一般に、タームの意味の自然言語文であると定義される。定義文は一例である。ターム記述は、複数の定義(例えば、異なる自然言語、または異なるオーソリティによるもの)が設定される可能性があるが、すべて同一の意味を記述していなければならない。異なる意味が許されると、辞書はもはや、意味論的材料のあいまいさのない対応付けには役立たないし、そうなるのは望ましくない。
また、記述134には、コメント140を好きなだけ入れられる。コメントには、好きな説明資料を入れられる。より正確に言うと、コメントは、意味を敷衍する、または明確にすることを目的とした何かの自然言語注釈として定義される。コメントは、さまざまな属性に関連付けたり、全体として1つのタームに関連付けたりすることができる。コメントに関する詳細は、表IVにまとめられている。権利データ辞書の実施例によるターム記述の詳細は、表Vにまとめられている。
権利データ辞書の利点の1つは、含まれるタームの起因となる自然言語はいくつでもよいという点である。データ辞書を使用して自然言語を対応付ける1つの方法として、言語属性を使用する方法がある。言語属性は、本質的に、テキスト属性に適用されるのであって、ターム全体に適用されるのではないという意味で、「属性の属性」である。言語属性(図に示されていない)は、単に、テキスト材料の自然言語を指定しているにすぎない。本発明による権利データ辞書内の言語を属性に関する詳細は、表VIにまとめられている。
ターム記述には、さまざまなタイプがあり、辞書の標準オーソリティが決定することができる。本発明による権利データ辞書例に対するターム記述タイプは、表VIIに示されている。この表から、定義はターム記述の一種であることが理解されるであろう。ターム記述に含まれるものとしてはほかに、説明に役立つ実例または説明コメントがある。全派生タームに定義を付ける必要はないが、それは他のタームから意味を判別できるからである。しかしながら、他のタームは、外部言語からその意味の少なくとも一部をインポートする。定義は、外部意味をタームにインポートするために使用することができ、部分派生ターム内に存在していなければならない。権利データ辞書例のターム記述タイプの詳細を表VIIにまとめた。
再び図3を参照すると、ターム属性120には見出し語136を含めることができる。見出し語は、一般に、タームの人間が読める名前として記述される。異なるオーソリティなどが、1つのタームに複数の異なる見出し語を割り当てることがある。これらは同義語137とみなされる。見出し語は、一般に、タームの意味を示唆するように選択することができるが、それらは便宜上の属性にすぎず、意味機能をいっさい持たない。与えられた自然言語に対する各タームの単一の一意的な見出し語は、一般に、単一のオーソリティ内で好ましいものである。複数の同義語を使用すると、人々は、異なるオーソリティにわたり、異なる自然言語を使用して、タームを識別できて都合がよい。本発明の実施例による見出し語については、表VIIIで詳しく説明されている。権利データ辞書の実施例による同義語については、表IXで詳しく説明されている。
再び図3を参照すると、ターム属性に、1つまたは複数の関係属性138を含めることもできる。関係は、一般に、関係付けタームにより実体が属性に関係付けられる状況であるとして記述することができる。孤立ターム以外の、辞書のすべてのタームは、辞書内の他のターム(孤立ターム以外の)と定義された関係を持つ。タームは、複数のタームとの関係を記述する複数の関係属性を持つことが多い。関係属性138は、定義済みの一組の規則および構文を使用して表現されなければならない。例えば、「[Term 1][Has Relationship ’X’ To][Term 2]」は、時折「3つ組」と呼ばれることがある表現形式である。
関係は、タームに対するある形式の意味内容と考えることができる。全派生タームは、辞書内の他のタームとの関係により完全に定義することができるため、そのようなタームの定義が必要ない。関係はさらに、「親」タームとその「子」との関係も記述する。したがって、タームの系統図は一組の関係である。また、すべての関係が相互関係を持つことも自明である。例えば、関係「Term 1 is parent of Term 2」は「Term 2 is child of Term 1」という相互関係を持つ。説明のために、1つまたは複数のコンポーネント140を関係属性138に関連付けることができる。関係の他の特性には、各関係は(a)1対1(1対多または多対多ではない)である、(b)場所パラメータを持たない(例えば、場所に関して普遍的であると想定)、および(c)時間パラメータの単一ペア(つまり、開始時刻と終了時刻)のみを持つという制限がある。
系統図または文脈記述の中で関係がグループ化される場合、任意値を各3つ組の中のTerm1および/またはTerm2に割り当てて、完全に記述する場合に必要になる他の論理的関係に対応することができる。任意値は、特定の系統図または文脈記述の中でのみ一意でありかつ有効である。これらは、特殊化された文脈族に関して特に有用な場合がある。権利データ辞書例による関係の詳細については、表X〜XIで説明されている。
属性はさらに、ちょうど1つの文脈記述属性142を含むことができる。文脈記述は、文脈の属性を記述する関係のグループとして定義される。したがって、この属性は、他のタームではなく、文脈を記述するタームに適用可能である。また、これは、他の属性、つまり他の関係138からなる。文脈記述内の特定の関係の詳細について、図7とともに以下で説明する。
族属性144および系統図146は、関係からなる「任意選択」属性でもある。族144は、文脈モデルにより一方のタームから他方のタームへの属性継承を決定する関係138のグループとして定義される。族の1例としてアクション族が挙げられるが、これは、活動タイプと文脈モデルの適用を通じて生じるタームとの間の関係を含む。本発明の一実施形態では、アクション族によりその構造に従って可能なすべてのタームが自動的に生じるが、文脈族(関係族の一種)では、対応付けまたは他の辞書機能をサポートする必要がある場合のみ新しいタームが生じる。他の実施形態では、この両方の種類の族に対するタームは、「必要に応じて」生じるため、タームが無駄に広められることがない。
したがって、族144および文脈142は、文脈モデルの適用を反映する。それと対照的に、系統図146は、タームの意味の派生を決定し、文脈に関係なく真である関係のグループとして定義される。したがって、系統図は、文脈モデルに左右されないが、もちろん、文脈モデルにより生成される関係を含むことができる。図5は、派生ターム162の系統図152の例の論理構造を示している。継承関係は、図の列挙されている要素を結ぶ矢印により示されている。第1ターム156は、オリジナル意味を持つ、つまり、自己参照的に定義される。ある意味で、ターム記述で使用されるなど、外部自然言語ソース154aから意味が派生するといえる。派生ターム160、158は両方とも、第1タームおよび外部ソース154b、154cからそれぞれ意味を継承する。派生ターム162は、全派生タームであり、ターム160および158からその意味を完全に継承する。したがって、前記の例では、162の意味内容は、その親の意味が判明した後、その系統図により決定される。この意味で、系統図は、規則ベースの階層定義とみなせることがある。このような定義は、異なる表現言語からタームを対応付ける場合に役立つであろう。
最も一般的な意味では、系統図はタームの親系統樹全体を含む一組の関係からなる。しかしながら、実際には、系統図集合サイズを制限するために、ラベル「genealogy」にいくつかの任意制限を課すのが望ましいと思われる。文脈モデルによるデータ辞書の一実施形態では、各系統図(第1タームのを除く)は、表XIIに示されている関係付けタームの1つを含む主要関係の少なくとも1つを含まなければならないとする規則に従って制限することができる。各系統図は、グループAからの高々1つの関係を含む。系統図がグループAからの関係を含む場合、これはさらに、グループBからの少なくとも1つの関係も含むものとする。
データ辞書の構築の際に、データ辞書のすべての対応付けられているタームは、「equal to」、「exactly」などとは反対に、精度の値「approximate」により制約されない、少なくとも1つの継承関係を含む系統図を持たなければならないという規則をさらに採用するのが望ましい。この規則の目的は、一時的な方法と確定した方法の両方でタームの対応付けをサポートすることである。例えば、ターム「writer」は、「author」と類似しているが、全く同じではない。「author」が「creator」の一種であれば、以下の関係のペアを「writer」の系統図として与えることができる(関係構文は、権利データ辞書例の構文である):
1 FOO:WRITER→ISTYPEOF→CREATOR
2 FOO:WRITER→ISEQUALTO→AUTHOR[prec:APPROXIMATE]。
関係付けタームも系統図を持つ。関係付けタームの各系統図は、関係付けターム「relating from」「relating to」および「reciprocal of」のそれぞれを使用するちょうど1つの関係を含まなければならない。権利データ辞書例の示されている例を、表XIIIにまとめた。この規則を使用すると、データ辞書内の関係を正しく定義することができる。
系統図は普遍的に適用され、その結果タームの意味の継承または制約が発生する他の関係を含むことができる。例えば、起因的および所有的関係を含む。これらの関係は、さらに、普遍的意味または制約条件を定めるために必要な中間ステップの記述をサポートする他の関係を含むことができる。任意値を使用し、TypesをRelationshipのTerm1またはTerm2のいずれかの親値の代わりに使用することができる。権利データ辞書の例から取り出した系統図における関係の使用例を以下に示す:
PLACEOFCOPYINGFROM→ISPARTOF→PLACEOFCOPYING
MANIFESTATION→IS→PERCEIVABLE
TOOL→ISA→HUMANBEING[true:NEVER]
n DENIEDRESOURCE→ISACLASSFROM→TERMSET_1。
以下の例は、これもまた権利データ辞書例からとったものであるが、既存の外部ターム集合(つまり、ONIX)から採用した対応付けられているタームからの可能な系統図を示している:
ターム「onix:ReplacesISBN」の可能な系統図
1 onix:ReplacesISBN→ISTYPEOF→IDENTIFIER
2 onix:ReplacesISBN→HASPROGENITOR→RESOURCE
3 onix:ReplacesISBN[#1]→ISIDENTIFIEROF→IDENTIFIEDRESOURCE[#2]
4 REPLACEMENT[#2]→ISREPLACEMENTOF→REPLACEDRESOURCE[#3]
5 IDENTIFIEDRESOURCE[#3]→HASIDENTIFIER→ISBN[#1]。
この例は、1つの資源に対するターム「onix:ReplacesISBN」の値[#1]がそれが置き換える資源に対するISBNの値[#1]と等しいことを示している。したがって、意味内容を対応付ける規則ベースの系統図の利点は明白であろう。権利データ辞書例から選択されたさまざまなタームに対する系統図の示している他の例を表XIVにまとめた。
再び図3を参照すると、タームの他の属性に、1つまたは複数のターム集合識別属性148を含めることもできる。この属性により、その属性が属している1つまたは複数のターム集合を、もしあれば、識別することができる。ターム集合は、いろいろな目的のためにデータ辞書内に設定することができる。ターム集合がある理由の1つは、他の表現言語から採用されているタームを識別することである。これは、標準タームに対応付けられているタームだけでなく、孤立している、つまり、対応付けられていない他のタームをも含む。図6は、権利データ辞書170内のターム集合関係の例を示している。辞書170は、標準化されたターム172、ネイティブまたは採用されたターム174、ネイティブでない、採用されていない対応付けられたターム176、および孤立ターム178に対応する領域を含む、さまざまなタームタイプを備える。これらのタームタイプ領域の相対的サイズは任意である。異なるターム集合180、182、184、186は、データ辞書内に共存することができ、さまざまな形で互いに重なり合い、さまざまなタイプのタームを含む。例えば、ターム集合180は、孤立ターム178を除くすべてのタイプのタームを含む。ターム集合182は一部、集合180と重なり、孤立タームを含み、さらに、データ辞書170の外部の他のタームを含む。ターム集合184は、すべてのタイプのタームを含む。ターム集合186は、集合184と完全に重なり合い、集合184と辞書170の両方の部分集合である。さまざまな他の関係も可能である。
上で説明したように、権利データ辞書内の多くの新しいタームは、文脈モデルの適用により生じるか、または生じるようにタームから派生される。図7は、アクション族を生じさせるために活動タイプターム202をどのように使用するかを示しており、また文脈200を構成する関係のグループも示している。活動タイプ202は、定義により活動のタイプであり、“copy” is−type−of “derive” is−type−of “make” is−type−of “do” is−type−of “act”などの系統図により権利データ辞書の第1タームに関連付けられる。活動タイプ202は、関係する基本タームタイプの集合および間接的にその相互関係を「生じさせる」(204)。
したがって、アクション族の構造は文脈モデルから派生するが、このモデルにより、関連するタイプおよび関係付けタームを持つ5つのタームからなるグループ(基本ターム集合)が定義され、この関連するタイプおよび関係付けタームが特定の活動タイプまたは文脈タイプに適用された結果、継承された(少なくとも一部は派生した)意味を持つ新しいタームの族グループが定義される。権利データ辞書例による基本ターム集合の特性については、表XVで説明されている。
基本タームは、基本タームタイプを関係づけている場合がある。権利データ辞書例による基本タームタイプの例については、表XVIにまとめられている。前述の表の例を見ると、基本タームタイプは、文脈モデルを適用することにより関係のある動詞タイプ(活動タイプ)から生じることは明白であろう。したがって、特定の活動タイプから生じた基本タームタイプは、その活動タイプに属するアクション族の構成要素である。
図7に示されているように、文脈モデルを適用すると、文脈タームと基本ターム集合内の他のタームとの関係、およびそれぞれの基本タームとそれに対する値との関係を説明する5つの基本関係付けターム216、218、220、222、および224が持ち込まれる。これらの関係付けタームはさらに、アクション族内の基本タームのタイプ間の関係を記述するために使用される。例えば、エージェントタイプ208は、活動タイプ202により指定された活動を実行するエージェントである。これは、文脈タイプ206とエージェントタイプとの間のリンクとして表現されることに注意されたい。活動タイプ202と基本タームタイプ206、208、210、212および214との間に「生じさせる」ターム204以外の関係付けタームはない。その代わりに、関係付けターム216、218、220、222、および224は、文脈タームとそれぞれの関係付けタームとの間の関係を記述する。したがって、文脈タームは、ハブアンドスポーク方式のハブとして記述することができるため、「文脈モデル」という名前が付いている。この論理構造(アクションを文脈の中に置いてから他のタームをその文脈に関係付ける)は、特に権利管理アプリケーションの場合に、複雑な状況を記述するために必要な関係付けタームの個数と複雑度の点で資源中心モデルよりも効率が大幅によいと考えられる。
他のタイプの関係付けタームは、基本タームタイプの値に関係する。例えば、エージェントタイプ208は、「has value」関係付けターム226により値228にリンクすることができる。値228は、エージェントの識別子または他の名前である。他の例では、時間タイプ214は、「has value」関係付けタームにより特定の時間値230に、文脈タイプは文脈値236に、場所タイプは位置値238に、資源タイプは資源値232にリンクすることができる。実施例による関係付けタームの他の例と説明については、表XVIIに示した。文脈モデルを具体的に適用してアクション族を生成する例については、これも、表XVIIIに示されている。
図8は、アクション族の中のタームを異なるタイプに分類するポイントを示している。活動タイプ202は、基本タームタイプ238、2次タームタイプ240、および関係タームタイプ242を生じさせる(204)ことができる。アクション族内のさまざまなタームを考慮しながら、これらの差異を念頭に置くと有益であろう。また、アクション族は特定の種類の異なるタイプを含むことができることに留意されたい。例えば、アクション族は複数のタイプの資源、および複数のタイプの関係を含むことができる。
図7に示されているように、活動タイプ202は文脈タイプ206を生じさせる。さらに、いくつかの状況における活動タイプ(例えば、活動タイプ「have」、「exist」、「have name」など)は、それらの文脈から生じさせイベントの結果を表示することができる。さらに、文脈のタイプは、複雑な状況または特別な状況について作成することができる。このようなタームタイプの1つが「state」である。「state」は、基本的に、イベントから発生する、何も変化しない文脈として定義することができる。したがって、イベントタイプ(またはその基本活動タイプ)は、1つまたは複数の状態タイプを生じさせることができる。さらに、状態は1つまたは複数の関係により記述することができ、各活動タイプにより1つまたは複数の状態タイプを生じさせることができる。さらに、より複雑な属性を持つ状態を記述する場合は、関係を組み合わせて「状況」と呼ばれる文脈の一種を作成することができる。
「Status」は、活動タイプから生じさせた他のタイプのタームタイプである。ステータスは、エージェントまたは資源のタイプとしての役割の結果として実体の過去、現在、または可能な未来の状態を記述する形容詞的修飾子として定義することができる。データ辞書例のように、活動タイプは、ステータスタイプを生じさせることができるが、これは表XIXに示されている。権利データ辞書の実施例では、ステータスタームは、何かが何か他のものであったことがあるか、何か他のものであり続けているか、または何か他のものである可能性があるかを示す。これは、文脈モデルのタームタイプのそれぞれに適用することができ、動詞の現在分詞および過去分詞(例えば、「used」および「using」)を含み、また可能を表す形容詞「usable」を含む。ステータスタームの詳細および例は、表XXに示されている。さらに、各活動タイプは、状態タイプを「situations」の形で生じさせることができる。その結果、アクション族は以下の形の関係を含むことができる(文脈モデルによる「situation」関係の例):
DO→BEGETSSTATETYPE→SITUATION
MAKE→BEGETSSTATETYPE→EXISTENCE
NAME→BEGETSSTATETYPE→NOMINATION。
図7を再び参照すると、ステータスタイプは、アクション族内の各エージェントタイプ208、資源タイプ210、時間タイプ214、および場所タイプ212に適用することができる。権利データ辞書例の第1ターム「Act」から生じたエージェントタイプおよび資源タイプに対するステータスタイプを表XXIに示す。活動タイプから生じた他のステータスタイプは、これらのタームのタイプである。場所および時間のタームに関して、ステータスタイプの要件は限界に近いものであり、したがってエージェントタイプおよび資源タイプについて、標準化されたタームのみが導入されている。ステータスタイプ関係の例は、表XXIIにまとめてある。
文脈の意味を記述する他の方法は、Action Family Relating View(AFRV)である。AFRV 250の例の図が図9に示されている。AFRVは、文脈タームを削除したときに、族のタームを関連付けるために必要な関係のグループとしてみなすことができる。つまり、ハブアンドスポーク方式の関係構造の論理的ハブの文脈タームは除去され、残りのターム208、212、210、および212は新しい関係付けターム246a〜fに関係付けられ、文脈の全体の意味論的値がまとめて保存される。アクション族が比較的小さい場合、多数の関係付けタームを生成せずにこれを実行できるが、しかしながら、アクション族のサイズが大きくなるにつれ、AFRVで必要な関係付けタームの数は関係するタームに関して幾何級数的に増大する。アクション族に含むことができるタームは、図9に示されている4つよりも多く、例えば、複数の資源タームを含むことができることは理解されるであろう。
AFRVの関係付けタームは、以下のように生じさせることができる。各活動タイプは、文脈モデルの要素間に存在しうる1対1の対応関係のどれかまたは全部を含むAFRVを生じさせることができる。その結果、アクション族はAFRV関係付けタームを含む関係を含むことができる。しかしながら、AFRV関係付けタームは、すべての活動タイプについて定期的に生じさせる必要はない。他のオーソリティからのタームの対応付け、つまり辞書内で対応付けられている異なる表現言語をサポートする必要が生じたときにデータ辞書に書き込むようにできる。第1タームActから生じた関係付けタームの一例を表XXIIIに示す。一実施例では、活動タイプから生じた他のすべての関係付けタームは表XXIIIに示されているタームのタイプである。権利データ辞書例からのAFRV関係付けタームを含むアクション族例が、表XXIVに示されている。
アクション族に関して、指定された各アクション族またはAFRV関係について、相互関係が適切な形式で存在していなければならない。相互関係の適切な形式の例が、表XXVに示されている。相互関係により、意味内容を望む観点から表現することができる。したがって、このような関係があれば、異なる観点に基づく表現言語間の対応付けが容易になる。
図7および図8に示されているアクション族構造が基本的であることは理解されるであろう。実際には、アクション族はかなり大きくかなり複雑になる場合がある。表XXVIには、権利データ辞書例における活動タイプ「copy」のより複雑なアクション族の例が掲載されている。この例は、比較的単純なプロセスであっても、メタデータ関係は特定の方式に依存できる考えられる多数の文脈関係を含むことができるという点を示している。有用な相互運用性の高い辞書は、それらの関係のどれか1つを対応付けることができなければならない。これらの関係は、基本文脈モデルおよび他の定義済み規則から論理的に生成することができるため、関係の大きさはそれ自体主要な制約条件とはならない。また、効率を高めるために、適当なデータ辞書にタームを入れるのは、必須ではなく、「必要に応じて」行うべきである。
新しいタームをデータ辞書に追加したい場合(例えば、特殊化された意味を追加したい場合)、新しいタームを、アクション族または他の実施形態では、文脈族の一構成要素として追加することができる。文脈タイプで文脈族を作成するのではなく、活動タイプで特殊化することを選択して特殊化されたアクション族を作成することにより、いくつかの利点が得られる。利点の1つとして、既存の非データ辞書タームの特殊化および対応付けをさらに進めることに関する要件に比較的うまく対応できるという点が挙げられる。つまり、他の関係する特殊化が必要になる可能性がある場合、活動タイプにより結果として一揃いの特殊化されたタームが生じ、そこからさらに特殊化が行えるため、アクション族が最も効率が高いと考えられる。ほかに考慮すべきなのは新しい公理が族の意味の中に存在するかどうかであるが、それは、新しい公理は一般にアクション族内のある範囲の新しいタームを通じて広める必要があるからである。
他方、文脈タイプで生じさせることを選択すると、既存のアクション族タームの文脈化を行える。一揃いの新しい族タームを識別しなくても、特定の条件をアクション族の構成要素に課すことができる。例えば、文脈化された動詞「play_1」は、「source of playing」が「digital resource」である、つまり、特殊条件が資源タームに課されることを除き、親の「play」と同じである。この族の他の構成要素(「playedresource_1」など)も、同様に、対応付けまたは特殊化の理由から必要になった場合、かつ必要になったときに生じさせることができる。本発明の一実施形態では、標準化されたタームの族はたいてい、活動タイプに基づいているが、辞書がより大きな特殊化に対応するため拡張されるにつれ、新しい族の大半は文脈族となることが予想できる。
文脈族は、活動タイプからではなく文脈タイプから生じることを除き、アクション族と同じすべてのタームタイプを含むことができる。権利データ辞書例では、文脈族の先頭である各許可された文脈タイプにより、表XXVIIに示されているタームタイプの値であるタームが生じる。アクション族構造と類似点のあることは、例から明白であろう。また、アクション族関係のように、関係を生じさせる文脈族により、相互関係がすでに定義されている。
文脈記述を他の基本タームタイプとの文脈ターム関係を記述する関係付けタームのグループとして定義することが望ましいと思われる。つまり、定義済み文脈記述により、望ましい文脈タームに関係する基本タームタイプを識別することができて都合がよい。表XXVIIIでは、権利データ辞書によるそのような文脈記述で使用する関係付けタームが示されている。表XXIXでは、ターム「originating event」に対する文脈記述の具体例が示されている。
データ辞書(特に、本発明による権利データ辞書)は、図1に示されているように、メタデータの処理で使用するツールとみなすべきである。本発明による権利データ辞書を使用してメタデータ表現を解析する方法例260が図10に示されている。解析は、デジタル権利管理などのアプリケーションで実行することができる。当該技術分野で知られているように、表現を解析する適当な方法を使用することができ、その際に、ステップ262で本発明による権利データ辞書を採用することができる。採用ステップ262は一般に(ただし必ずというわけではない)、方法260の残りのステップの十分前に実行される。方法260の文脈では、ステップ262は、とりわけ、本発明によるデータ辞書に従って定義された表現を使用して何らかの形で動作するようにコンピュータをプログラミングすることを意味している。つまり、本発明によるデータ辞書で定められている定義および規則は、計算動作の出力結果に影響を及ぼすなんらかの方法で使用される。同様に、本発明によるデータ辞書は、データ辞書を使用して権利表現を定式化することにより採用することができる。権利表現言語などの他のツールを使用することもできるが、意味内容は辞書によって定義または対応付けられるようなものである。当業者であれば、本明細書で開示されている内容に基づき本発明によるデータ開示を採用するこれらの方法および他の方法を実行する方法を周知であろう。
ステップ264で、採用ステップ262により形式化された表現のタームは、当該技術分野で知られているように、適当なコンピュータプロセスを使用して読み込まれる。ステップ266で、タームと知られているタームとの比較を行い、認識されるかどうかを判別する。認識される場合、ステップ268で、有効なタームとして受理される。ステップ272で読み込みオペレーションのステータスがチェックされ、さらに読み込むタームがあれば、プロセスはステップ264に戻りループする。読み込みタームがステップ266で認識されない場合、ステップ272で望む応答を実行してからステップ272に進むか、またはプロセスを終了することができる。一般に、当該技術分野で知られているように、表現を読み込む適当な方法を使用することができ、正確な列挙されているステップ264〜272は単なる例とみなすべきである。
ステップ272で判別されたように表現が読み込まれた後、ステップ274で、表現の内容に基づき、表現に対しオペレーションが実行される。オペレーションは、少なくとも一部は、ステップ262などで、本発明によるデータ辞書から採用された情報に従って実行される。したがって、図10は、当業者であればデジタル権利管理などのアプリケーションに対しふつうの構文解析オペレーションの状況で本発明を利用できることを示している。
権利データ辞書はさらに、異なる表現言語間の相互運用性を実現する目的のために適用することもできる。実際、権利表現言語の文脈においてそのような相互運用性を実現したいという望みが本発明の開発の重要な動機となっていることは理解されるであろう。権利データ辞書では、意味内容を異なる表現言語からのターム間の対応付けをサポートするきちんとした階層に細分するスキーマが用意される。図11は、文脈モデルを適用することにより、対応付けられたタームは対応付けられた活動ターム292から生じさせることができるという概念を示している。文脈モデルを使用して、データ辞書内で対応付けられたタームを生じさせることができる。意味内容の作成、整理、および記述のためのデータ辞書のツールはすべて、対応付けに使用することができる。
これらの利点は、実質的にどのような外部(任意外部)のタームについても、タームをイベントに関連付ける、したがって、外部活動ターム296に関連付けことが可能であるという認識に基づく。存在しない場合、文脈モデルを適用するため、外部活動ターム296を仮定することができる。外部活動タームが識別された(または仮定された)後、ネイティブ活動ターム290との定義済みの意味関係(通常、ただし必ずしもそうではないが、同一の意味)を持つ対応する対応付けられた外部活動ターム292を生じさせることが可能でなければならない。本明細書で説明している文脈モデルを適用することにより、対応付けられた外部活動ターム292から他の対応付けられたタームを生じさせることができる。
本明細書で説明しているように、定義された関係は、それぞれ関係付けタームを使用して表現することができるが、生じさせるプロセスまたは派生させるプロセスから得られる。これらの関係は、生じたまたは派生した対応付けられているターム294の意味を定義する場合に使用することができる。多くの状況において、定義された意味関係は、生じた/派生した対応付けられているターム294のいくつかと他の外部ターム298のいくつかとの間で容易に識別される。生じたまたは派生した対応付けられているタームは、少なくとも外部タームと同じ意味を持つ限り、データ辞書の対応付けられたタームとして採用することができる。また、対応付けされたターム292、294に対し適当な識別子または他の属性を割り当てることができ、それにより、解釈または翻訳オペレーション実行時などに、対応付け関係と矛盾しない形で外部ターム296、298を自動的に解釈することができる。このような翻訳は、権利管理の文脈における異なる権利表現言語間の相互運用性を実現するために必要になることが多い。類似の辞書があれば権利管理以外のアプリケーションの、特に概してイベントベースの表現言語間の、対応付けも容易になることは明白であろう。
図12は、上述のように対応付けから生じると考えられるデータ辞書内の対応付け関係の例を示している。辞書280は、ターム集合282および284を含み、さらにデータ辞書に属するが、ターム集合282、284のいずれにも属さない一組のネイティブタームN1〜N4を含む。ターム集合282は、対応付けされたタームA1〜A4を含み、これらのタームは第1の外部表現言語のタームと相関関係を持つ。ターム集合284は、対応付けされたタームB1〜B4を含み、これらのタームは第2の外部表現言語のタームと相関関係を持つ。辞書280は、複数のこのようなタームおよびターム集合を含み、その数に制限はない。等価な意味の関係を表すためにターム間に線が引かれており、例えば、「term A1 means the same as term N1」で表現することができる。矢印は、ターム集合内の生じさせる関係を表している。したがって、辞書280はターム集合間の1対多の翻訳を実行する適当な関係を含む。例えば、対応付けられたタームA1は、まずネイティブタームN1に関連付けられ、次に対応付けられたタームB1に関連付けられ、第1の表現言語から第2の表現言語への翻訳が行われる。
都合のよいことに、異なる表現言語に対応する新しいターム集合が追加される毎に、一組の対応付け関係が必要になる。この単一の集合は、データ辞書のネイティブターム集合、例えば辞書280のタームN1〜N4との対応付け関係である。少なくとも翻訳の目的では、異なる対応付けターム集合間の関係を直接定義する必要はほとんどまたは全くないであろう。
さまざまな他のタイプの対応付け関係が辞書280内に生じうる。例えば、A2など、いくつかの対応付けタームをネイティブタームに対応させることができるが、他のターム集合内のタームにはできない。A3およびB2など、他のタームは、生じさせるタイプ関係により自ターム集合内の対応付けタームに関連付けることはできるが、直接ネイティブタームに対応付けることはできない。B4などのさらに他のタームは、外部表現言語内でのみ使用でき、したがって、孤立している。そのため、タームA2、A3、B2、およびB4は十分な関係を持たず、ターム集合282、284間の翻訳を行えない。それと対照的に、ネイティブタームN3とN4の間の関係を含む意味連鎖により接続されているため、タームA4とB3の間の翻訳は可能であろう。N3とN4の間のこのような関係は、ターム集合282および284に関連付けられている両方の外部表現言語で表現することができると仮定すると、A4とB3の間の正確な翻訳は単に、その意味内容を想定するだけである。この例は、上で定義したような系統図の1つの用途を示している。
当業者であれば、権利データ辞書に関して前記の対応付けの概念を適用することにより異なる権利表現言語間の翻訳を行うことができるであろう。図13は、このような翻訳を特定の表現に関して実行するための方法300のステップ例を示している。ステップ302で、当該技術分野で知られているような適当なデータベースプロセスを使用するなどして本発明による権利データ辞書にアクセスする。ステップ304で、ユーザから入力を受け取るか、または必要な出力を自動的に判別することにより、望むターゲット(出力)表現言語が識別される。ステップ306で、表現のタームが読み取られる。ステップ308で、データ辞書への参照により、読み取られたタームがデータ辞書により認識されるかどうかが判定される。認識される場合、ステップ310で、データ辞書への参照が行われ、ターゲットの表現言語に関連付けられたタームから他のタームへの対応関係(定義済みの意味連鎖)が存在しているかどうかが判定される。存在していると判別されると、ステップ312に進み、定義されている意味連鎖内の対応付けされたタームおよび介在する意味材料がステップ314で出力される。このプロセスは、ステップ318での判別に従い表現が翻訳されるまで続く。
ステップ308および310で非認識イベントが発生した場合、ステップ316で、何らかの適当な報告または他のアクションを実行することができる。当業者であれば、知られている計算方法およびシステムを使用して、方法300で示されているように、また他の適当な方法で、本発明によるデータ辞書を使用して翻訳を実行することができるであろう。当業者であれば、さらに、本発明を適用することで、権利表現および権利管理以外の応用に関して機械表現言語間の翻訳を実行できるであろう。
さらに、特定の翻訳の精度に関するチェックとして、翻訳オペレーションを逆方向に実行し、翻訳された表現をオリジナルの表現に戻す翻訳をすることが望ましいであろう。逆翻訳した表現がオリジナルの表現と同じでない場合、これは、対応付け関係に何らかの欠陥があることを示していると考えられる。このような場合、ステップ316でのように、翻訳された表現にフラグを立てるか、または適当な他のアクションを実行するとよい。
外部ターム集合の対応付けられた関係の具体例を検討すると有益であろう。このような例の1つを表XXXに示したが、これは、文脈モデルを適用することにより特定の一組の権利表現言語タームの対応付けを説明している。この具体例では、多くのタームに対して任意値タイプを使用している。他の対応付けは使用できない。
こうしてデータ辞書の好ましい実施形態と、その応用を説明したが、当業者にとっては、このシステムのいくつかの利点がすでに実現されていることは明白であろう。また、本発明の範囲および精神に従い、さまざまな修正、適合、および他の実施形態を実施できることも理解されるであろう。例えば、デジタル権利管理のために文脈モデルをデータ辞書に適用する実例が示されているが、上述の本発明の概念は他の応用のためデータ辞書に等しく適用できることは明白であろう。本発明は付属の請求項で定められる。

以下の表は、2002年7月27日付けの「ISO/IEC CD 21000−Part 6−Rights Data Dictionary (RDD)」という表題の文書を改作したものである。
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データ辞書を採用するシステム例の図である。 従来技術による辞書タームの図である。 本発明によるデータ辞書ターム例の図である。 データ辞書例によるタームのコア属性の図である。 ターム系統図の例である。 他のターム集合との関係を例示する、データ辞書例のターム集合の図である。 文脈モデルの局面の例を示す図である。 文脈モデルの局面の他の例を示す図である。 文脈モデルの局面の他の例を示す図である。 デジタル権利管理アプリケーションの場合などのデータ辞書を使用してメタデータ表現を解析する方法のステップ例を示す図である。 本発明によるデータ辞書を使用する対応付けの局面の例を示す図である。 データ辞書内の対応付け関係の例を示す図である。 データ辞書を使用して翻訳するステップ例を示す図である。

Claims (20)

  1. データ辞書に従って権利表現言語の表現の意味内容を判別するためのコンピュータ・プログラムであって、コンピュータを、
    権利表現言語によるタームの意味内容を定義するデータ辞書手段であって、基本アクションであることを示す第1タームと、それぞれ第1タームを参照して一部派生される意味を示す複数の基本タームであって、基本タームの文脈タームは基本アクションまたは基本アクションのタイプが出現する状況であることを示す、複数の基本タームと、それぞれが文脈タームを基本タームの他のそれぞれにリンクする複数の基本関係タームとを含むデータ辞書手段と、
    複数の個別のタームを備える表現のそれぞれの個別のタームを識別する手段と、
    それぞれの個別のタームについて、データ辞書手段の派生タームの意味と等価である意味を決定する手段であって、データ辞書手段の派生タームは、基本ターム集合から選択されたタームから、第1タームから、または他の派生タームから少なくとも一部派生され、それにより、複数の関係タームの少なくとも1つによってデータ辞書手段の少なくとも他の1つのタームに関係付けられている割り当て済みの意味を持つタームを備える、手段と、
    派生タームと一致するそれぞれの個別のタームの意味から決定される意味内容に従って表現に作用して、コンピュータ出力を提供する手段
    として動作させるコンピュータ・プログラム
  2. 請求項に記載のコンピュータ・プログラムであって、データ辞書手段はさらに、基本アクションを実行する実体を示すエージェントタームを備える複数の基本タームを含む、コンピュータ・プログラム
  3. 請求項に記載のコンピュータ・プログラムであって、データ辞書手段はさらに、文脈の時間パラメータを示す時間タームを備える複数の基本タームを含む、コンピュータ・プログラム
  4. 請求項に記載のコンピュータ・プログラムであって、データ辞書手段はさらに、脈の空間パラメータを示す場所タームを備える複数の基本タームを含む、コンピュータ・プログラム
  5. 請求項に記載のコンピュータ・プログラムであって、データ辞書手段はさらに、脈に関わる、エージェントでなく、場所でなく、時間でない実体であることを示す資源タームを備える複数の基本タームを含む、コンピュータ・プログラム
  6. 請求項に記載のコンピュータ・プログラムであって、データ辞書手段はさらに、複数のアクション族を含み、アクション族のそれぞれは、第1タームによって、または第1タームの一タイプとして派生された派生タームによって定義された一意的な派生タームの集合を備え、この一意的な集合の構成要素は、複数の基本タームのそれぞれからそれぞれ派生される複数の派生タームを含む、コンピュータ・プログラム
  7. 請求項に記載のコンピュータ・プログラムであって、データ辞書手段はさらに、複数の派生タームを含み、複数の派生タームのうちのすべての派生タームは、第1のターム、複数の基本ターム、または複数の定義済みタームの他の1つのうちのいずれか1つとの一意的な生じさせる関係によって定義される、コンピュータ・プログラム
  8. 請求項に記載のコンピュータ・プログラムであって、データ辞書手段はさらに、第1ターム、基本ターム、基本関係ターム、および複数の派生タームを含み、それぞれのタームは、複数の属性に関連付けられ、それらの属性は、一意的な識別子、タイプ、およびステータスを含む、コンピュータ・プログラム
  9. 請求項に記載のコンピュータ・プログラムであって、データ辞書手段はさらに、複数の関係タームを含み、複数の関係タームはそれぞれ、単一の主語タームと単一の目的語タームとの関係を記述する関係付けタームを備え、主語タームは、関係の単数主語であるデータ辞書手段のタームを識別し、目的語タームは、関係の単数目的語であるデータ辞書手段のタームを識別し、複数の関係タームは、それぞれ一意である、コンピュータ・プログラム
  10. 第1の権利表現言語による表現のタームを第2の権利表現言語の翻訳済みタームに翻訳するコンピュータ・プログラムであって、コンピュータを、
    権利表現言語によるタームの意味内容を定義するデータ辞書手段であって、基本アクションであることを示す第1タームと、それぞれ第1タームを参照して一部派生される意味を示す複数の基本タームであって、基本タームの文脈タームは、基本アクションが出現する状況であることを示す、複数の基本タームと、複数の派生タームであって、それぞれ、基本ターム集合から選択されたターム、第1ターム、または複数の派生タームの他の1つから少なくとも一部は派生され、複数の関係タームの一意的な1つによりデータ辞書手段の少なくとも1つの他のタームに関係付けられている割り当て済みの単数意味を持つ、複数の派生タームとを含むデータ辞書手段と、
    複数の第1の言語タームのそれぞれと、第1ターム、複数の基本タームまたは複数の派生タームのうちの1つとの間の1対1のリンクを含む第1の対応関係手段と、
    複数の第2の言語タームのそれぞれと、第1ターム、複数の基本タームまたは複数の派生タームのうちの1つとの間の1対1のリンクを含む第2の対応関係手段と、
    第1の対応関係手段を使用して、表現のそれぞれの第1の言語タームに対するデータ辞書手段の対応するタームを識別する第1の識別手段と、
    第2の対応関係を使用して、第1の識別手段で識別されたデータ辞書手段のそれぞれのタームに対して対応する第2の言語タームを識別する第2の識別手段、
    として動作させるコンピュータ・プログラム
  11. 請求項10に記載のコンピュータ・プログラムであって、データ辞書手段はさらに、本アクションを実行する実体を示すエージェントタームを備える複数の基本タームを含む、コンピュータ・プログラム
  12. 請求項11に記載のコンピュータ・プログラムであって、データ辞書手段はさらに、脈の時間パラメータを示す時間タームを備える複数の基本タームを含む、コンピュータ・プログラム
  13. 請求項12に記載のコンピュータ・プログラムであって、データ辞書手段はさらに、脈の空間パラメータを示す場所タームを備える複数の基本タームを含む、コンピュータ・プログラム
  14. 請求項13に記載のコンピュータ・プログラムであって、データ辞書手段はさらに、脈に関わる、エージェントでなく、場所でなく、時間でない実体であることを示す資源タームを備える複数の基本タームを含む、コンピュータ・プログラム
  15. 請求項10に記載のコンピュータ・プログラムであって、データ辞書手段はさらに、複数のアクション族を含み、アクション族のそれぞれは、第1タームまたは第1タームの一タイプとして派生された派生タームによって定義された一意的な派生タームの集合を含み、この一意的な集合の構成要素は、複数の基本タームのそれぞれからそれぞれ派生される複数の派生タームを含む、コンピュータ・プログラム
  16. 請求項10に記載のコンピュータ・プログラムであって、データ辞書手段はさらに、複数の派生タームを含み、複数の派生タームのうちのすべての派生タームは、第1のターム、複数の基本ターム、または複数の定義済みタームの他の1つのうちのいずれか1つとの一意的な生じさせる関係によって定義される、コンピュータ・プログラム
  17. 請求項10に記載のコンピュータ・プログラムであって、データ辞書手段はさらに、第1ターム、基本ターム、基本関係ターム、および複数の派生タームを含み、それぞれのタームは、複数の属性に関連付けられ、それらの属性は、一意的な識別子、タイプ、およびステータスを含む、コンピュータ・プログラム
  18. 請求項10に記載のコンピュータ・プログラムであって、データ辞書手段はさらに、複数の関係タームを含み、複数の関係タームはそれぞれ、単一の主語タームと単一の目的語タームとの関係を記述する関係付けタームを含み、主語タームは、関係の単数主語であるデータ辞書手段のタームを識別し、目的語タームは、関係の単数目的語であるデータ辞書手段のタームを識別し、複数の関係タームは、それぞれ一意である、コン ピュータ・プログラム
  19. 請求項10に記載のコンピュータ・プログラムであって、第1の対応関係手段は、データ辞書手段のターム作成規則に従って作成された複数の第1の言語タームのそれぞれを含む、コンピュータ・プログラム
  20. 請求項10に記載のコンピュータ・プログラムであって、第2の対応関係手段は、データ辞書手段のターム作成規則に従って作成された複数の第2の言語タームのそれぞれを含む、コンピュータ・プログラム
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