JP4194194B2 - 乾海苔製造プロセスにおける紫外線殺菌方法及び外部照射型の紫外線殺菌装置 - Google Patents

乾海苔製造プロセスにおける紫外線殺菌方法及び外部照射型の紫外線殺菌装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、乾海苔製造プロセスにおける紫外線殺菌方法に関し、更には乾海苔製造プロセス及びその他の用途に使用可能な外部照射型の紫外線殺菌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
乾海苔製造プロセスあるいは乾海苔製造装置においては、食品衛生管理上の問題から、十分な殺菌対策を講じることが要求されている。乾海苔製造の技術分野では種々の従来技術が存在する(例えば特許第2920506号)が、殺菌対策の面では改善の余地が大である。乾海苔製造プロセスは、概ね、生海苔をミンチ(切裁)して真水と混合し生海苔混合液を生成する工程と、生海苔混合液を簀上に吐出して該簀上で生海苔をシート状に抄き上げる抄き工程と、前記簀上に抄き上げられた生海苔の脱水を行う脱水工程と、脱水された簀上の生海苔を乾燥する乾燥工程と、乾燥した乾海苔を簀からはぎ取る工程などからなっている。従来の殺菌方法としては、生海苔混合液を提供する工程において、該生海苔混合液の中に適宜の殺菌剤(例えば次亜塩素酸ナトリウム)を注入するか、あるいはオゾンを使用して殺菌していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、次亜塩素酸ナトリウムを用いて殺菌を行う方法では、出来上がった乾海苔の味に影響を与えるので好ましくない。また、オゾンを用いて殺菌を行う方法では、オゾンの漂白作用によって出来上がった乾海苔が脱色され、品質が低下する、という欠点がある。従って、有効な殺菌手法の確立が望まれていた。
【0004】
また、生海苔混合液の生成にあたっては大量の真水が使用され(よって水道代等のコストもかかる)、この大量の水は、抄き工程及び脱水工程の過程で、生海苔混合液から分離される。ここで分離された水は、再利用水として何らかの目的で再利用するのが、経済的である。例えば、乾海苔をはぎ取った後の簀を洗浄する用途に再利用できれば、簀洗浄用水のコストを節約することができる。また、もし可能であれば、生海苔混合液の生成のために循環再使用できるならば、よりコストを削減することができる。しかし、分離された水を再利用水として再利用可能にするには、これを十分に殺菌する必要がある。生海苔混合液から分離された水(以下、再利用水という)については、生海苔のかすなどの混合物が無いか少ないことにより紫外線殺菌がしやすいため、これを既存の紫外線液体殺菌装置を用いて殺菌することが考えられている。
【0005】
しかし、生海苔混合液は、黒い生海苔ミンチの濃密な混合液であるため、紫外線殺菌を行うことは全く考慮されていなかった。翻って、濃厚な飲料液体等の殺菌技術について考慮してみても、その濃厚さ故に、紫外線殺菌を行うことは全く考慮されていなかった。よって、飲料液体の殺菌にあっては加熱殺菌等が主流であった。しかし、加熱殺菌は飲料の品質や味に影響を与えるという問題点を有する。
【0006】
この発明は上述の点に鑑みて為されたもので、乾海苔製造プロセスにおいて上記欠点のない有効な紫外線殺菌方法及を提供しようとするものである。
また、生海苔混合液などその他濃厚な液体の殺菌に適した外部照射型の紫外線殺菌装置を提供しようとするものである。
更に、生海苔混合液と再利用水などのように異なる種類の液体を効率的に殺菌するのに適した外部照射型の紫外線殺菌装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る乾海苔製造プロセスにおける紫外線殺菌方法は、生海苔混合液を簀上に吐出して生海苔をシート状に抄き上げる抄き工程を少なくとも含む乾海苔製造プロセスにおいて、前記抄き工程の前に前記生海苔混合液を紫外線照射によって殺菌する殺菌工程を含むことを特徴とするものである。
紫外線照射による殺菌は、殺菌剤やオゾンによる殺菌と異なり、出来上がった乾海苔製品の味や品質に影響を与えないので、その点、有利である。紫外線照射による殺菌を乾海苔製造プロセスのどの段階で行うべきかについて、本発明者が種々検討しかつ実験したところ、抄き工程以後(例えば乾燥工程)において簀上の海苔シートに対して紫外線照射を行う方法では、表面の殺菌は十分であるが、海苔シートの内部層の殺菌が全く不十分であることがわかった。その点、抄き工程の前の任意の段階で、生海苔混合液に対して紫外線照射を施すことは、混合液の流動性の故に、殺菌ムラが起こりにくく、有利である。
【0008】
好ましい一実施形態として、前記殺菌工程は、紫外線照射の過程で前記生海苔混合液に撹拌が起こるようにしてなることを特徴とする。例えば、或る管路内を流れる生海苔混合液に対して紫外線照射する場合、紫外線照射の過程でその管路が曲がるか反転するかするようにすれば、その曲がりの部分で生海苔混合液の流れに乱れが生じ、自然に撹拌が生じる。よって、可及的にまんべんなく生海苔混合液の殺菌を行うことができる。勿論、このような管路の流れに沿う自然な撹拌に限らず、積極的に撹拌を起こすようにする形態(例えば管路を揺するとか、機械的に撹拌するとか)も本実施形態に含まれる。
【0009】
好ましい一実施形態として、前記殺菌工程では、抄き工程又は脱水工程の過程で前記生海苔混合液から分離された水(再利用水)の紫外線殺菌を併せて行い、該分離水(再利用水)を再利用可能にすることを特徴とする。これによって、生海苔混合液と再利用水とを同一の殺菌手法で併せて殺菌することができるので、極めて効率的であり、また経済的でもある。この場合の具体的な実施形態としては、1台の紫外線殺菌装置に対して前記生海苔混合液と前記分離水(再利用水)とをそれぞれ別経路で導入し、該1台の紫外線殺菌装置で前記生海苔混合液と前記分離水(再利用水)の殺菌をそれぞれ行う形態がある。1台の紫外線殺菌装置で生海苔混合液と再利用水の殺菌を行うことができるので、極めて経済的であり、また、場所をとらない。この場合の具体的実施形態として、1台の紫外線殺菌装置における少なくとも1つの紫外線ランプを共用して前記生海苔混合液と前記分離水(再利用水)の殺菌をそれぞれ行うとよい。紫外線ランプの共用によって、極めて経済的であり、また、装置全体の小型化に寄与する。別の実施形態としては、生海苔混合液と分離水(再利用水)の殺菌において同じ紫外線ランプを共用しなくてもよい。
【0010】
好ましい一実施形態として、前記殺菌工程では、少なくとも前記生海苔混合液について外部照射型の紫外線殺菌装置を使用して殺菌することを特徴とする。本発明の基本的な考えによれば、生海苔混合液の紫外線殺菌は、内部照射型の紫外線殺菌装置と外部照射型の紫外線殺菌装置のどちらを用いてもよい。内部照射型の紫外線殺菌装置とは、紫外線ランプが殺菌対象液内に浸かるような形態のものであり、外部照射型の紫外線殺菌装置とは、外部の紫外線ランプにより殺菌対象液体に紫外線を照射する形態のものである。外部照射型の紫外線殺菌装置の典型例として、透光性パイプ(パイプ全部が透光性のものに限らず、一部が透光性のものをも含む)に液体を流し、その外部に配置した紫外線ランプからの紫外線照射によって透光性パイプ内の液体の殺菌を行うものがある。この種の外部照射型の紫外線殺菌装置の使用によれば、生海苔混合液のようなミンチ状物質を含む液体の殺菌に適している。すなわち、内部照射型の紫外線殺菌装置では、内蔵ランプに強制的に接する流れが出来るように、内部に整流板を複数枚設置するなどして、どうしても内部構造が複雑になりがちであり、混合液内のミンチ状物質が特定箇所に溜り易くなり、清掃をきちんと行うことが要求されるので面倒であり、また、ランプ交換も面倒である。その点、外部照射型の紫外線殺菌装置の使用は、そのような面倒がなく、有利である。
【0011】
この場合の具体的実施形態として、外部照射型の紫外線殺菌装置は、紫外線ランプに近接して並置された複数の透光性パイプの流路が直列をなすように接続されていることを特徴とする。これは、並置された複数の透光性パイプが曲がり部を介して順次接続され、全体として直列の流路が形成されることを意味する。これにより、並置された複数の透光性パイプにおける混合液の流れの向きは、外部の紫外線ランプから見て、順次上下反転される格好になる。すなわち、曲がり部の箇所で、混合液の流れの向きが上向きから下向きに、又は下向きから上向きに反転し、これに伴い、混合液に乱れが生じ、上記と同様に、紫外線照射の過程で生海苔混合液に自然に撹拌が起こされ、可及的にまんべんなく紫外線殺菌を行うことができるようになる。
【0012】
この発明に係る乾海苔製造プロセス内に設置される外部照射型の紫外線殺菌装置は、紫外線ランプと、該紫外線ランプに近接して並置された複数の透光性パイプとを具備し、前記並置された複数の透光性パイプが反転用流路を介して順次接続されることで該複数の透光性パイプの流路が直列をなすように構成され、直列をなした前記パイプ内を通る生海苔混合液前記反転用流路を通ることで攪拌され、かつ、前記紫外線ランプによって繰り返し殺菌されることを特徴とする。前述と同様に並置された複数の透光性パイプが反転用流路を介して順次接続され、全体として直列の流路が形成されるように構成されており、パイプ内を通る生海苔混合液に自然に撹拌が起こされることで、可及的にまんべんなく紫外線殺菌を行うことができるようになる。また、直列をなしたパイプ内を通る生海苔混合液が紫外線ランプによって繰り返し殺菌されることで、全体としてコンパクトな装置構成内でかつ少ない紫外線ランプを用いて、十分な殺菌を行うことができる。よって、生海苔混合液のように濃厚な液体殺菌に適した新規な外部照射型の紫外線殺菌装置を提供することができる。
【0013】
この発明の別の観点に従う乾海苔製造プロセス内に設置される外部照射型の紫外線殺菌装置は、少なくとも1つの紫外線ランプを含む発光源と、生海苔混合液を流すための第1の流路生海苔を分離した後の再利用水を流すための第2の流路を具備し、前記発光源における少なくとも1つの紫外線ランプを前記第1の流路及び前記第2の流路で共用することを特徴とする。これによれば、1台の紫外線殺菌装置で、生海苔混合液と生海苔を分離した後の再利用水の両方の殺菌を行うことができるので、極めて経済的であり、また、場所をとらない。また、少なくとも1つの紫外線ランプを共用して生海苔混合液と生海苔を分離した後の再利用水の殺菌をそれぞれ行うので、紫外線ランプの共用によって、極めて経済的であり、また、装置全体の小型化に寄与する
【0014】
好ましい一実施形態として、少なくとも前記第1の流路、前記発光源の紫外線ランプに近接して並置された複数の透光性パイプを有し、前記並置された複数の透光性パイプが反転用流路を介して順次接続されることで該複数の透光性パイプの流路が直列をなすように構成されていることを特徴とする。これにより、前述と同様に、パイプ内を通る生海苔混合液に自然に撹拌が起こされることで、できるだけまんべんなく紫外線殺菌を行うことができるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照してこの発明の実施の形態を詳細に説明しよう。
図1は、本発明の一実施例に係る殺菌方法を適用した乾海苔製造プロセスの概略を示すブロック図(若しくは流れ図)である。乾海苔製造プロセスは、概ね、生海苔をミンチ(切裁)して真水と混合し生海苔混合液を生成する工程1と、生海苔混合液を簀上に吐出して該簀上で生海苔をシート状に抄き上げる抄き工程2と、前記簀上に抄き上げられた生海苔シートの上からスポンジ等で押圧して型形成しつつ生海苔シートの脱水を行う脱水工程3と、脱水された簀上の生海苔を乾燥する乾燥工程4と、乾燥した乾海苔を簀からはぎ取る工程5などからなっている。これらの工程1〜5を含む乾海苔製造プロセスの基本構成は、公知の全自動又は半自動の乾海苔製造装置又はシステムを適宜使用してよい。本発明においては、抄き工程2の前に生海苔混合液を紫外線照射によって殺菌する殺菌工程6が設けられている。また、抄き工程2及び/又は脱水工程3の過程で生海苔混合液から分離された水が集められ、殺菌工程6では、この分離水と上記生海苔混合液との紫外線殺菌を併せて行い、該分離水を再利用水として再利用可能にする。勿論、殺菌工程6において、生海苔混合液と分離水の流路は別々であり、両者は混ざり合うこと無く、ただし、ほぼ同じ場所で紫外線殺菌が施される。
【0016】
図2は、殺菌工程6で使用する1台の紫外線殺菌装置の構成例を示す図で、(a)は平面略図、(b)は側面略図である。この例では、紫外線殺菌装置において、3本の紫外線ランプ11,12,13がそれぞれ縦長に並列配置されており、生海苔混合液を通すために、該紫外線ランプ11,12,13に近接して6本の透光性パイプ21,22,23,24,25,26がそれぞれ縦長に並列配置されている。各透光性パイプ21〜26の長さ方向は紫外線ランプ11〜13の長さ方向に沿っており、ランプから発される紫外線が最大限効率的に透光性パイプの内部に照射されるようになっている。これらの6本の透光性パイプ21,22,23,24,25,26は、入口30と出口31との間で、直列の流路をなすように接続されている。すなわち、入口30には透光性パイプ21の下端が接続され、透光性パイプ21と透光性パイプ22の各上端が曲管41で連結され、透光性パイプ22と透光性パイプ23の各下端が曲管42で連結され、以下同様に、パイプ23,24の各上端が曲管43で、パイプ24,25の各下端が曲管44で、パイプ25,26の各上端が曲管45で、それぞれ連結され、最後の透光性パイプ26の下端が出口31に接続されている。
【0017】
平面で見た各透光性パイプの配置は碁盤目のような正方形をなしており、1本の紫外線ランプ11(又は12)が、4本の透光性パイプ21,22,25,26(又は23,24,25,26)のほぼ中央に位置するように配置されている。これにより、1本の紫外線ランプで4本の透光性パイプ内の液体を一度に殺菌することができる構成であるので、少ない数の紫外線ランプを用いて極めて効率的に殺菌を行うことができる。また、透光性パイプ23,24は、もう1つの紫外線ランプ13にも近接して配置されており、この紫外線ランプ13は後述するように再利用水の殺菌にも共用される。
【0018】
入口30からは混合槽(図示せず)から適宜ポンプ等で圧送された生海苔混合液が流入し、各曲管41〜45を介して順次直列に連結された各透光性パイプ21〜26を通り、その過程で紫外線ランプ11〜13からの紫外線照射によって殺菌される。このとき、パイプ内を流れる生海苔混合液の向きは、各曲管41〜45の箇所で上下方向反転されるので、流体の乱れが生じ、生海苔混合液が自然に撹拌される上、各透光性パイプ21〜26を通る毎に繰り返し紫外線照射が行われ、かつ、各透光性パイプ21〜26毎に紫外線ランプに対する向きが変化するので、その結果、まんべんなくかつ十分に生海苔混合液の紫外線照射を行うことが期待でき、必要な殺菌効果を期待することができる。殺菌済の生海苔混合液は出口31から流出し、図示しない配管を介して抄き工程2へと導かれる。
【0019】
抄き工程2及び/又は脱水工程3の過程で生海苔から分離された水(再利用水)を通すために、紫外線ランプ13に近接して2本の透光性パイプ27,28がそれぞれ縦長に並列配置されている。これらの2本の透光性パイプ27,28も、入口32と出口33との間で、直列の流路をなすように接続されている。すなわち、入口32には透光性パイプ27の下端が接続され、透光性パイプ27と透光性パイプ28の各上端が曲管46で連結され、透光性パイプ28の下端が出口33に接続されている。これらの透光性パイプ27,28は、生海苔混合液のための前記透光性パイプ23,24に隣接しており、前述の透光性パイプ21〜26がなしている碁盤目状の配置の延長として、同様の碁盤目状の配置の一部をなしている。かくして、碁盤目の正方形の各頂点に位置する4本の透光性パイプ23,24,27,28のほぼ中央に位置するように、紫外線ランプ13が配置されており、1本の紫外線ランプ13で4本の透光性パイプ23,24,27,28内の液体を一度に殺菌することができる。また、共通の紫外線ランプ13を、生海苔混合液の殺菌のための紫外線照射と分離水(再利用水)の殺菌のための紫外線照射の両機能に共用しているので、少ない数の紫外線ランプを用いて異なる種類の液体の殺菌を極めて効率的に行うことができる。
【0020】
抄き工程2及び/又は脱水工程3の過程で生海苔から分離された水が適宜の配管手段等を介して集められ、適宜ポンプ等で圧送されて、殺菌対象たる再利用水として、入口32に流入する。この再利用水は、曲管46を介して直列に連結された各透光性パイプ27,28を順に通り、その過程で紫外線ランプ13からの紫外線照射によって殺菌される。よって、この場合も、上記と同様の理由で効率的な紫外線照射とそれによる殺菌効果を得ることができる。殺菌済の再利用水は出口33から流出し、図示しない配管を介して任意の目的の再利用のために供給される。例えば、殺菌済の再利用水は使用済の簀を洗浄するための洗浄水として利用可能である。また、食品安全基準等の様々な制約を除去できるのであれば、必要に応じ、生海苔混合液を作成するために使用する真水の一部としても循環再利用できる可能性を秘めている。なお、再利用水は生海苔混合液に比べて透明度も高いので、再利用水殺菌のための紫外線照射量は生海苔混合液の場合に比べて少なくて済む。よって、図2の例のように、再利用水殺菌のために使用する紫外線ランプ数及び透光性パイプ数は生海苔混合液の場合に比べて少なくて済む。また、本発明では、再利用水は、生海苔混合液のときと分離水のときの2段階で紫外線殺菌を受けることになるので、かなりの殺菌効果を期待することができ、よって、水の再利用可能性と効率を高めることができる。
【0021】
なお、図2における紫外線の数及び/又は配置並びに透光性パイプの数及び/又は配置は、一例にすぎず、適宜に設計変更してよいのは勿論である。また、図2に示されたような本発明に係る新規かつ有用な紫外線殺菌装置は、再利用水殺菌のための手段(32.33,27,28,13)を除外して、生海苔混合液殺菌のための手段(30,31,21〜26,11,12)のみで、つまり一種類の液体の殺菌装置として、構成してもよいのは勿論である。その場合、例えば、生海苔混合液について上記例のような外部照射型の紫外線殺菌装置を使用し、再利用水の紫外線殺菌は内部照射型の紫外線殺菌装置を使用するようにしてもよい。
【0022】
また、図2に示されたような生海苔混合液殺菌のための紫外線照射手段(30,31,21〜26,11,12)において、すべての透光性パイプが完全に直列に接続されていなくてもよく、少なくとも一部において複数の透光性パイプが直列に接続されていれば、その部分で本発明に係る効果を達成することができる。すなわち、本発明は、一部に並列分岐した透光性パイプが存在している構成をも発明の範囲に含むのは勿論である。図3は、その場合の一構成例を示す平面略図であり、大きな円が透光性パイプの配置を示し、小さな円が紫外線ランプの配置を示す。図において、生海苔混合液(第1の液体)を紫外線殺菌するための第1の紫外線照射部50は、4本の紫外線ランプ(共用ランプも含めると5本)に対応して並列配置された10本の透光性パイプを直列接続してなる経路を2系列並列に設けてなる。すなわち、入口30から流入する生海苔混合液(第1の液体)は、すぐに経路51と52の2系統に分岐され、それぞれの経路51,52において直列接続された10本の透光性パイプを通って紫外線照射され、最後に各系統の殺菌済み生海苔混合液(第1の液体)が合流して出口31に至る。このように2系統(更に2系統以上であってもよい)の並列殺菌処理構成とすると、1つの透光性パイプの径を細くすることができるので、紫外線照射効率が上がり、殺菌効果の向上が図れる。なお、図3の例では、再利用水(第2の液体)を紫外線殺菌するための第2の紫外線照射部60は、2本の紫外線ランプ(このランプは第1の紫外線照射部50でも共用されている)に対応して並列配置された4本の透光性パイプを直列接続してなる1系統の経路のみからなっている。しかし、これも2系統以上の並列殺菌処理としてもよい。なお、図3において、被処理液体の流路は線で示されており、順次上下するように線で描かれたその経路は、図2で示したように各透光性パイプを順次に上下方向反転しながら被処理液体が流れることを模式的に示すものである。
【0023】
また、図1の実施例における殺菌工程6においては、図2に示すような2種類液体の殺菌を併せて行い得る外部照射型の紫外線殺菌装置に限らず、その他の適宜の紫外線殺菌装置(例えば内部照射型の紫外線殺菌装置や、1種類液体のみの殺菌を行う紫外線殺菌装置など)を使用することもできる。また、在来公知の紫外線殺菌装置を使用してもよく、その場合、殺菌効果を高めるために、本発明実施例における発想に従い、第1の紫外線殺菌装置で殺菌してから生海苔混合液を自然撹拌または機械撹拌して第2の紫外線殺菌装置で殺菌する、といった殺菌過程を経るようにしてもよい。
【0024】
本発明に係る新規かつ有用な外部照射型の紫外線殺菌装置は、乾海苔製造プロセスに限らず、その他の分野で利用することが可能である。例えば、牛乳やコーヒーなどの飲料液体やその他の比較的濃厚な液体などの殺菌に適用すれば、従来にない殺菌効果を得ることができる。また、図2に示すような2種類液体の殺菌を併せて行い得る外部照射型の紫外線殺菌装置においては、全く相互関連性のない2種類の液体の殺菌を行う用途で使用してもよい。
【0025】
最後に本発明に係る紫外線殺菌方法若しくは装置による実験データを示す。4本の透光性パイプを直列接続した試験装置において、流量が1.64m3/hrの生海苔混合液に対して消費電力0.4kWで紫外線照射を行ったところ、入口に流入した生海苔混合液の1g当りの一般細菌数が約104個であったところ、出口から流出する殺菌済み生海苔混合液の1g当りの一般細菌数はその約1/30に相当する数百個まで低下することが確かめられた。
【0026】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明によれば、乾海苔製造プロセスにおける抄き工程の前の段階で、生海苔混合液を紫外線照射によって殺菌するようにしたので、殺菌ムラを起こすことなく、効率的に殺菌を行うことができる、という優れた効果を奏する。また、紫外線照射による殺菌は、殺菌剤やオゾンによる殺菌と異なり、出来上がった乾海苔製品の味や品質に影響を与えないので、有利である。
また、紫外線照射の過程で生海苔混合液に撹拌が起こるようにすれば、可及的にまんべんなく生海苔混合液の殺菌を行うことができる、という優れた効果を奏する。
【0027】
また、生海苔混合液の殺菌工程において、抄き工程又は脱水工程の過程で生海苔から分離された水(再利用水)の紫外線殺菌を併せて行うようにすれば、生海苔混合液と再利用水とを同一の殺菌手法で併せて殺菌することができるので、極めて効率的であり、また経済的でもある、という優れた効果を奏する。また、使用済み分離水を殺菌することで再利用水として再利用可能にすることができるので、経済的である。
また、1台の紫外線殺菌装置に対して生海苔混合液と分離水(再利用水)とをそれぞれ別経路で導入し、該1台の紫外線殺菌装置で生海苔混合液と分離水(再利用水)の殺菌をそれぞれ行えば、極めて経済的であり、また、場所をとらない、という優れた効果を奏する。更にその場合、1台の紫外線殺菌装置における少なくとも1つの紫外線ランプを共用して生海苔混合液と分離水(再利用水)の殺菌をそれぞれ行うようにすれば、紫外線ランプの共用によって、極めて経済的であり、また、装置全体の小型化に寄与する、という優れた効果を奏する。
【0028】
また、少なくとも生海苔混合液について外部照射型の紫外線殺菌装置を使用して殺菌するようにすれば、混合液の流路内に障害物がないことにより、混合液内のミンチ状物質の詰まりや溜りが起こらず、清掃の面倒等が起こらず、生海苔混合液のようなミンチ状物質を含む液体の殺菌に適している、という有利さがある。また、外部照射型の紫外線殺菌装置は、紫外線ランプに近接して並置された複数の透光性パイプの流路が直列をなすように接続した構造とすることにより、生海苔混合液が各透光性パイプを順次通過する毎にその向きが上下反転され、これに伴い、混合液に乱れが生じ、上記と同様に、紫外線照射の過程で生海苔混合液に自然に撹拌が起こされ、可及的にまんべんなく紫外線殺菌を行うことができるようになる、という優れた効果を奏する。
【0030】
また、本発明の別の観点に従う外部照射型の紫外線殺菌装置は、少なくとも1つの紫外線ランプを含む発光源と、生海苔混合液を流すための第1の流路生海苔を分離した後の再利用水を流すための第2の流路を具備し、前記発光源における少なくとも1つの紫外線ランプを前記第1の流路及び前記第2の流路で共用することを特徴とするので、1台の紫外線殺菌装置で生海苔混合液と生海苔を分離した後の再利用水の両方の殺菌を行うことができ、極めて経済的であり、また、場所をとらない、という優れた効果を奏する。また、少なくとも1つの紫外線ランプを共用して生海苔混合液と生海苔を分離した後の再利用水の両方の殺菌をそれぞれ行うので、紫外線ランプの共用によって、極めて経済的であり、また、装置全体の小型化に寄与する、という優れた効果を奏する。従って、生海苔混合液と再利用水効率的に殺菌するのに適した新規かつ有用な外部照射型の紫外線殺菌装置を提供することができる、という優れた効果を奏する。この場合、少なくとも前記第1の流路発光源の紫外線ランプに近接して並置された複数の透光性パイプを有し、前記並置された複数の透光性パイプが反転用流路を介して順次接続されることで該複数の透光性パイプの流路が直列をなすように接続してなる構造とすれば、前述と同様に、パイプ内を通る液体に自然に撹拌が起こされることで、できるだけまんべんなく紫外線殺菌を行うことができるようになる、という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る殺菌方法を適用した乾海苔製造プロセスの概略を示すブロック図(若しくは流れ図)。
【図2】 本発明に係る紫外線殺菌装置の一実施例であって、図1の殺菌工程で使用可能な1台の紫外線殺菌装置の構成例を示す図で、(a)は平面略図、(b)は側面略図。
【図3】 本発明に係る紫外線殺菌装置の別の実施例を示すもので、紫外線ランプと透光性パイプの平面配置例を示す平面略図。
【符号の説明】
1 生海苔混合液を生成する工程
2 抄き工程
3 脱水工程
4 乾燥工程
5 はぎ取り工程
6 紫外線照射による殺菌工程
11,12,13 紫外線ランプ
21〜28 透光性パイプ
30,32 入口
31,33 出口
41〜46 曲管
50 第1の紫外線照射部
60 第2の紫外線照射部

Claims (10)

  1. 生海苔混合液を簀上に吐出して生海苔をシート状に抄き上げる抄き工程を少なくとも含む乾海苔製造プロセスにおいて、
    前記抄き工程の前に前記生海苔混合液を紫外線照射によって殺菌する殺菌工程を含むことを特徴とする乾海苔製造プロセスにおける紫外線殺菌方法。
  2. 前記殺菌工程は、紫外線照射の過程で前記生海苔混合液に撹拌が起こるようにしてなることを特徴とする請求項1に記載の紫外線殺菌方法。
  3. 前記乾海苔製造プロセスは、前記簀上に抄き上げられた生海苔の脱水を行う脱水工程を含み、
    前記殺菌工程では、前記抄き工程又は前記脱水工程の過程で前記生海苔混合液から分離された水の紫外線殺菌を併せて行い、該分離水を再利用可能にすることを特徴とする請求項1又は2に記載の紫外線殺菌方法。
  4. 前記殺菌工程は、1台の紫外線殺菌装置に対して前記生海苔混合液と前記分離水とをそれぞれ別経路で導入し、該1台の紫外線殺菌装置で前記生海苔混合液と前記分離水の殺菌をそれぞれ行うことを特徴とする請求項3に記載の紫外線殺菌方法。
  5. 前記1台の紫外線殺菌装置における少なくとも1つの紫外線ランプを共用して前記生海苔混合液と前記分離水の殺菌をそれぞれ行うことを特徴とする請求項4に記載の紫外線殺菌方法。
  6. 前記殺菌工程では、少なくとも前記生海苔混合液について外部照射型の紫外線殺菌装置を使用して殺菌することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の紫外線殺菌方法。
  7. 前記外部照射型の紫外線殺菌装置は、紫外線ランプに近接して並置された複数の透光性パイプの流路が直列をなすように接続されていることを特徴とする請求項6に記載の紫外線殺菌方法。
  8. 乾海苔製造プロセス内に設置される外部照射型の紫外線殺菌装置であって、
    紫外線ランプと、
    該紫外線ランプに近接して並置された複数の透光性パイプと
    を具備し、前記並置された複数の透光性パイプが反転用流路を介して順次接続されることで該複数の透光性パイプの流路が直列をなすように構成され、直列をなした前記パイプ内を通る生海苔混合液前記反転用流路を通ることで攪拌され、かつ、前記紫外線ランプによって繰り返し殺菌されることを特徴とする外部照射型の紫外線殺菌装置。
  9. 乾海苔製造プロセス内に設置される外部照射型の紫外線殺菌装置であって、
    少なくとも1つの紫外線ランプを含む発光源と、
    生海苔混合液を流すための第1の流路
    生海苔を分離した後の再利用水を流すための第2の流路
    を具備し、前記発光源における少なくとも1つの紫外線ランプを前記第1の流路及び前記第2の流路で共用することを特徴とする外部照射型の紫外線殺菌装置。
  10. 少なくとも前記第1の流路、前記発光源の紫外線ランプに近接して並置された複数の透光性パイプを有し、前記並置された複数の透光性パイプが反転用流路を介して順次接続されることで該複数の透光性パイプの流路が直列をなすように構成されていることを特徴とする請求項9に記載の紫外線殺菌装置。
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