JP4193700B2 - 車両通行システム - Google Patents

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Description

本発明は、有料道路の入口ゲートまたは出口ゲートへ接近中の各車両に対し、通行不可または通行不可となる可能性の高いゲートを、車々間通信を利用して即座に通知する車両通行システムに関する。
従来、有料道路の出口料金所における渋滞を解消するETCシステムとして、例えば特許文献1に開示されたETCシステムがある。
このETCシステムでは、有料道路の出口料金所へ向かう道路の途中に設けられた通信装置を介して、ETC車載器とETCセンターとの通信が行われる。ETCセンターは、ETC車載器から送信された有料道路の利用情報や車両情報等が適正であれば、有料道路の出口料金所に設けられたETC専用の出口ゲートのいずれかに車両を誘導するよう、ETC車載器に対して指示する。前述の情報が適正でない場合は、係員の配置された通常の出口ゲートのいずれかへと車両を誘導するよう、ETC車載器に対して指示する。その後、車両がETC専用の出口ゲートへ到達すると、ETCセンターは路上通信機を介してETC車載器と再度通信を行い、通行料金の決済処理を行う。
特開平11−185070号公報
しかしながら、従来システムでは、例えばETC車載器が路上通信機との通信に失敗した場合や、ドライバが誤ってETC専用の出口ゲートへ進入した場合など、ETC専用の出口ゲートのいずれかが通行不可となった場合の車両の誘導方法については考慮されていない。これに関しては、ETCセンターが前述の通信装置を利用して、出口料金所へ接近する各車両のETC車載器に対し、通行不可となった出口ゲートを通知する方法が考えられる。しかしながら、前述の方法では通信装置を介することとなるため、ETCセンターから送信された通知内容を、各車両のETC車載器が取得するまでに時間がかかる。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、有料道路の入口または出口付近を走行する各車両に対し、通行不可または通行不可となる可能性の高いゲートを、車々間通信によって即座に通知することが可能な車両通行システムの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の車両通行システムでは、無線によって車外と通信を行う車載器が車両に搭載され、有料道路の入口ゲートに進入する車両に搭載された車載器と通信を行い、有料道路の通行に関する情報を車載器に記憶させるとともに、当該車両が有料道路の出口ゲートへ進入すると、車載器から有料道路の通行に関する情報を読み出して通行料金の決済を行う管理センターを備えた車両通行システムであって、道路上における車両の走行位置を取得する取得手段を車載器に設け、車両に搭載された車載器は、車両が有料道路の入口ゲートまたは出口ゲートへ進入した際、管理センターとの通信に失敗し、管理センターが当該ゲートを通行不可とした場合には、取得手段が取得した車両の走行位置を含む通行不可情報を車両の周囲を走行する他車両へと送信し、他車両に搭載された車載器は、車々間通信によって通行不可情報を受信すると、当該情報に含まれる車両の走行位置から、車両が進入した入口ゲートまたは出口ゲートを識別し、当該ゲートが通行不可であることを報知することを特徴とする。
このように、本発明の車両通行システムでは、各車両に搭載される車載器に対して、当該車両の走行位置を取得する取得手段が設けられる。この車載器は、車両が入口ゲートまたは出口ゲートへの進入時に行う管理センターとの通信に失敗し、管理センターが当該ゲートを通行不可とすると、取得手段が取得した車両の走行位置を含む通行不可情報を、当該車両の周囲を走行する他車両へと送信する。他車両に搭載された車載器は、車々間通信によって、前述の車両から送信された通行不可情報を受信すると、当該情報に含まれる車両の走行位置から前述の車両が進入した入口ゲートまたは出口ゲートを識別し、当該ゲートが通行不可であることを報知する。これにより、有料道路の入口または出口付近を走行する各車両のドライバに対し、通行不可となった入口ゲートまたは出口ゲートを、車々間通信を利用して即座に通知することが可能となる。
請求項2に記載のように、他車両に搭載された車載器は、通行不可情報に含まれる車両の走行位置と、当該車載器の有する取得手段が取得した、他車両の走行位置とから、車両が他車両の前方を走行していると判断される場合に、識別動作および報知動作を行うことが望ましい。通行不可となったゲートの報知を必要とするのは、前述の車両の後方を走行する他車両のドライバであるためである。
請求項3に記載のように、識別された入口ゲートまたは出口ゲートを回避し、通行可能な他のゲートへと車両を誘導する誘導手段を車載器に設けることが望ましい。これにより、ドライバは車載器の誘導に従って車両を運転することで、通行不可となったゲートを容易に回避することができる。
請求項4に記載のように、有料道路の通行に関する情報を記憶する記憶媒体を装着するとともに、無線によって車外と通信を行う車載器が車両に搭載され、有料道路の入口ゲートに進入する車両に搭載された車載器と通信を行い、有料道路の通行に関する情報を記憶媒体に記憶させるとともに、当該車両が有料道路の出口ゲートへ進入すると、車載器に装着された記憶媒体から有料道路の通行に関する情報を読み出して通行料金の決済を行う管理センターを備えた車両通行システムであって、道路上における車両の走行位置と進行方向とを取得する取得手段を車載器に設け、車両に搭載された車載器は、取得手段が取得した車両の走行位置から、車両が有料道路の入口ゲートまたは出口ゲートに接近したと判断すると、記憶媒体に関する検査を行い、検査によって異常が発見された場合には、取得手段が取得した車両の走行位置と進行方向とを含む注意情報を、車両の周囲を走行する他車両へと送信し、他車両に搭載された車載器は、車々間通信によって注意情報を受信すると、当該情報に含まれる車両の走行位置と進行方向とから、車両が接近中の入口ゲートまたは出口ゲートを識別し、当該ゲートが管理センターによって通行不可とされることを予報することを特徴とする。
このように、本発明の車両通行システムでは、各車両に搭載される車載器に対して、当該車両の走行位置を取得する取得手段が設けられる。この車載器は、車両が入口ゲートまたは出口ゲートへ接近すると、装着された記憶媒体に関する検査を行う。前述の検査で異常が発見された場合、車載器は、取得手段が取得した車両の走行位置と進行方向とを含む注意情報を、当該車両の周囲を走行する他車両へと送信する。他車両に搭載された車載器は、車々間通信によって、前述の車両から注意情報を受信すると、当該情報に含まれる車両の走行位置及び進行方向から、前述の車両が接近中の入口ゲートまたは出口ゲートを識別し、当該ゲートが管理センターによって通行不可とされる可能性が高いことをドライバに予報する。前述の検査で異常が発見された場合、車載器は有料道路の通行に関する情報を記憶媒体に記憶したり、記憶媒体から有料道路の通行に関する情報を読み出したりすることができない。言い換えれば、当該車両が進入する入口ゲートまたは出口ゲートは、管理センターによって通行不可とされる可能性が高い。このような場合には、車両が接近中のゲートが通行不可となる可能性が高いことを示す注意情報を、車々間通信によって周囲の他車両へと送信することで、有料道路の入口または出口付近を走行する各車両のドライバに対し、通行不可となる可能性の高い入口ゲートまたは出口ゲートを予報することができる。
請求項5に記載のように、車載器は、記憶媒体との正常な通信が可能であるか否かを検査することが望ましい。記憶媒体との正常な通信ができない場合、当該車載器を搭載する車両が進入する入口ゲートまたは出口ゲートが通行不可となる可能性が高いためである。
請求項6に記載のように、車載器は、車両が有料道路の出口ゲートに接近したと判断した場合には、記憶媒体に有料道路の通行に関する情報が記憶されているか否かを検査することが望ましい。車両が有料道路の出口ゲートに接近した際、有料道路の通行に関する情報が記憶媒体に記憶されていない場合には、当該車両が進入する出口ゲートが通行不可となる可能性が高いためである。
請求項7に記載のように、他車両に搭載された車載器は、注意情報に含まれる車両の走行位置と、当該車載器の有する取得手段が取得した、他車両の走行位置とから、車両が他車両の前方を走行していると判断される場合に、識別動作および予報動作を行うことが望ましい。通行不可となる可能性の高いゲートの予報を必要とするのは、前述の車両の後方を走行する他車両のドライバであるためである。
請求項8に記載のように、識別された入口ゲートまたは出口ゲートを回避し、通行可能な他のゲートへと車両を誘導する誘導手段を車載器に設けることが望ましい。これにより、ドライバは車載器の誘導に従って車両を運転することで、通行不可となる可能性の高いゲートを容易に回避することができる。
請求項9に記載のように、無線によって車外と通信を行う車載器が車両に搭載され、有料道路の入口ゲートに進入する車両に搭載された車載器と通信を行い、有料道路の通行に関する情報を車載器に記憶させるとともに、当該車両が有料道路の出口ゲートへ進入すると、車載器から有料道路の通行に関する情報を読み出して通行料金の決済を行う管理センターを備えた車両通行システムであって、道路上における車両の走行位置、進行方向、走行速度を取得する取得手段を車載器に設け、車両に搭載された車載器は、取得手段が取得した車両の走行位置から、車両が有料道路の入口ゲートまたは出口ゲートに接近したと判断すると、取得手段から車両の走行速度を取得し、当該走行速度が所定の走行速度よりも大きい場合には、取得手段が取得した車両の走行位置と進行方向とを含む注意情報を車両の周囲を走行する他車両へと送信し、他車両に搭載された車載器は、車々間通信によって注意情報を受信すると、当該情報に含まれる車両の走行位置と進行方向とから、車両が接近中の入口ゲートまたは出口ゲートを識別し、当該ゲートが管理センターによって通行不可とされることを予報することを特徴とする。
このように、本発明の車両通行システムでは、各車両に搭載される車載器に対して、当該車両の走行位置、進行方向、及び走行速度を取得する取得手段が設けられる。この車載器は、車両が入口ゲートまたは出口ゲートへ接近すると、取得手段から車両の走行速度を取得する。取得した走行速度が所定の走行速度よりも大きい場合、車載器は、取得手段が取得した車両の走行位置と進行方向とを含む注意情報を、車両の周囲を走行する他車両へと送信する。他車両に搭載された車載器は、車々間通信によって、前述の車両から注意情報を受信すると、当該情報に含まれる車両の走行位置及び進行方向から、前述の車両が接近中の入口ゲートまたは出口ゲートを識別し、当該ゲートが管理センターによって通行不可とされる可能性が高いことをドライバに予報する。入口ゲートまたは出口ゲートへ接近する車両の走行速度が大きい場合、車載器は進入するゲートにおいて行われる管理センターとの通信に失敗し、当該ゲートが管理センターによって通行不可とされる可能性が高い。このような場合には、車両が接近中のゲートが通行不可となる可能性が高いことを示す注意情報を、車々間通信によって周囲の他車両へと送信することで、有料道路の入口または出口付近を走行する各車両のドライバに対し、通行不可となる可能性の高い入口ゲートまたは出口ゲートを予報することができる。
請求項10に記載のように、他車両に搭載された車載器は、注意情報に含まれる車両の走行位置と、当該車載器が有する取得手段が取得した、他車両の走行位置とから、車両が他車両の前方を走行していると判断される場合に、識別動作および予報動作を行うことが望ましい。通行不可となる可能性の高いゲートの予報を必要とするのは、前述の車両の後方を走行する他車両のドライバであるためである。
請求項11に記載のように、識別された入口ゲートまたは出口ゲートを回避し、通行可能な他のゲートへと車両を誘導する誘導手段を車載器に設けることが望ましい。これにより、ドライバは車載器の誘導に従って車両を運転することで、通行不可となったゲートを容易に回避することができる。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態における車両通行システムの全体構成を示すブロック図である。本実施形態の車両通行システムは、ETCシステムに適用されて動作するものであり、有料道路の出口料金所に設けられたETCゲートに車両が進入した際、車載器3がETCゲートとの通信に失敗して通行不可となると、後続の車両のドライバに対し、当該ETCゲートを回避するよう、車々間通信を利用して通知するものである。
はじめに、本車両通行システムにおける各装置の接続構成について説明する。
図1に示すように、有料道路の各出口料金所に設けられるETCゲートA11及びETCゲートB12は、ETCセンター13と専用線14によって接続される。また、ETCゲートA11及びETCゲートB12は、それぞれが無線通信機能を有し、当該ゲートに進入する車両に搭載された車載器3と無線通信を行うことが可能な構成となっている。
次に、本車両通行システムを構成する各装置について詳細に説明する。
図1に示すよう、ETCゲートA11及びETCゲートB12は、図示しない通信機およびゲートバー(遮断機)を有し、当該ETCゲートに進入した車両に搭載された車載器3と通信を行う。そして、公知のように、有料道路の入口料金所で取得した入口に関する情報(以下、入口情報とする)と、通行料金決済用の図示しないETCカードのカード番号とを車載器3から受信し、ETCセンター13へと送信するとともに、ゲートバーを開放して車両の通行を許可する。なお、車載器3との通信に失敗した場合、ETCゲートA11及びETCゲートB12はゲートバーの開放を行わず、図示しない呼出機を作動させて係員の呼び出しを行う。
ETCセンター13は、公知のように、ETCゲートA11及びETCゲートB12から専用線14を介して受信した入口情報に基づき、通行料金の算出を行う。算出された通行料金は、入口情報とともに受信したETCカードのカード番号と合わせて、図示しないクレジット会社へと送信され、通行料金の決済が行われる。
一般ゲートA15及び一般ゲートB16は、図示しないゲートバーを有し、当該ゲートに進入した車両のドライバが係員に通行料金を支払うと、係員によってゲートバーが開放され、当該ゲートの通行が許可される。
次に、車両に搭載されたカーナビゲーション装置2と車載器3について詳細に説明する。カーナビゲーション装置2と車載器3とは、前述の車両が有する車内LAN4によって接続され、当該車内LAN4を介して通信を行うことが可能な構成となっている。
図2に示すように、カーナビゲーション装置2は、道路情報と建造物情報とを含む地図データを記憶する。そして、公知のように、道路上における車両の走行位置を算出し、当該位置周辺の地図画像に車両の走行位置を示すマークを重畳した地図画像を生成して、図示しない表示画面にナビゲーション表示を行う。
さらに、カーナビゲーション装置2は、車両がETCゲートA11またはETCゲートB12と所定距離よりも接近しているか否かを示す接近情報と、算出された車両の走行位置とを、車載器3へと送信する。車両がETCゲートA11またはETCゲートB12へ進入したと判断される場合には、車載器3へ進入信号を出力することも行う。また、カーナビゲーション装置2は、車載器3から通行不可位置を取得すると、当該位置におけるETCゲートが通行不可であることを示す×印を表示画面に表示する(図3参照)。
なお、カーナビゲーション装置2は、道路上における車両の走行位置の算出にあたり、RTK−GPS方式を利用する。RTK−GPS方式の詳細に関しては、国土地理院技術資料A・1−No.228に記載されており、これを参照されたい。道路上における車両の走行位置に関しては、当該車両の走行速度や走行距離に基づいて算出することとしても良い。
次に、車載器3を構成する各機器について詳細に説明する。
図2に示すように、カードリーダ31は、図示しないETCカードを装着する図示しないコネクタを有し、前述のコネクタに装着されたETCカードのカード番号や、ETCカードに記憶された入口情報の読み出しを行う。また、ETCカードが装着されているか否かの確認動作も行う。
ゲートウェイ32は、車内LAN4と接続され、カーナビゲーション装置2から出力される車両の走行位置、接近情報、進入信号を取得する。また、車載器3から出力されるデータをカーナビゲーション装置2へと送信する。
ディスプレイ33は、例えば小型の液晶ディスプレイであり、車両がETCゲートA11及びETCゲートB12を通行する際、決済される通行料金を表示してドライバに通知する。さらに、ディスプレイ33は、通行不可となっているETCゲートがあることを警告する警告文章を表示する。具体的には、「進入できないETCゲートがあります!注意してください!」等の文章が表示される。警告文章の表示に関しては、カーナビゲーション装置2の表示画面に表示することとしても良い。
ブザー34は、警報音を鳴らすことにより、通行不可なETCゲートがあることをドライバに警告する。スピーカ35は、通行不可なETCゲートがあることを警告する警告音声を出力する。警報音の出力や警告音声の出力に関しては、車両に搭載されたオーディオのスピーカ等を利用しても良い。
メモリ36は、ディスプレイ33に表示させる警告文章の文章データや、スピーカ35から出力させる警告音声の音声データを記憶する。これらのデータに関しては、メモリカード等に記憶することとしても良い。
電源スイッチ37は、車載器3の図示しない電源回路と接続されており、車載器3の電源をオン・オフする。車載器3の電源オン・オフに関しては、リモコン等によって行うこととしても良い。
通信機38は、例えば小型の無線機であり、車載器3が搭載された車両が進入したETCゲートA11またはETCゲートB12と通信を行い、入口情報とETCカードのカード番号とを送信する。その際、前述のETCゲートとの通信に失敗すると、通信機38は後述するCPU39に通信失敗信号を出力して通信を中止する。さらに、通信機38は、車々間通信によって、周囲を走行している他車両から通行不可情報を受信したり、CPU39によって生成された通行不可情報を周囲を走行している他車両へと送信する。
CPU39は、公知のコンピュータから構成され、ゲートウェイ32から進入信号を取得すると、カードリーダ31に装着されたETCカードから入口情報とETCカードのカード番号とを読み出す。そして、読み出した入口情報とETCカードのカード番号とを通信機38へ出力し、車両が進入したETCゲートとの通信を行わせる。その際、通信機38から通信失敗信号を取得すると、CPU39はゲートウェイ32から車両の走行位置を取得し、当該走行位置を含む通行不可情報を生成して通信機38へ出力する。
さらに、CPU39は、通信機38が車々間通信によって通行不可情報を受信すると、ゲートウェイ32から接近情報を取得する。そして、車両がETCゲートA11またはETCゲートB12に所定距離よりも接近しており、かつ、カードリーダ31にETCカードが装着されている場合には、前述の通行不可情報に含まれる走行位置を抽出するとともに、ゲートウェイ32から車両の走行位置を取得する。抽出した走行位置がゲートウェイ32から取得した走行位置よりも、道路上において前方にあると判断される場合、CPU39は抽出した走行位置を通行不可位置として、ゲートウェイ32を介してカーナビゲーション装置2へと送信する。その際には、メモリ39から文章データを読み出してディスプレイ33に警告文章を表示させるとともに、同じくメモリ39から音声データを読み出してスピーカ36から警告音声を出力させる。また、ブザー35からも警報音を出力させる。
図4は、本実施形態の車両通行システムにおいて、車両がETCゲートA11またはETCゲートB12を通行する際、車載器3が行う処理に関するフローチャートである。本フローチャートの処理は、車両がETCゲートA11またはETCゲートB12へ進入すると実行される。
ステップ401では、CPU39は、カードリーダ31に装着されたETCカードから読み出した入口情報とETCカードのカード番号とを取得する。ステップ402では、ステップ401で取得した入口情報とETCカードのカード番号とを通信機38へ出力し、車両が進入したETCゲートと通信を行わせる。
ステップ403では、ETCゲートのゲートバーが開放されたか否か、すなわち、通信機38が前述のETCゲートとの通信に成功したか否かを判定する。ゲートバーが開放された場合は、処理を終了する。ゲートバーが開放されず、通信機38から通信失敗信号を取得した場合は、ステップ404へ進む。
ステップ404では、ゲートウェイ32を介して、カーナビゲーション装置2から車両の走行位置を取得し、当該走行位置を含む通行不可情報を生成する。ステップ405では、ステップ404で生成した通行不可情報を通信機38へ出力し、車々間通信によって、周囲を走行する他車両へ向けて送信する。
図5は、本実施形態の車両通行システムにおいて、車載器3が通行不可となったETCゲートをドライバに通知する処理に関するフローチャートである。本フローチャートの処理は、車載器3が車々間通信によって通行不可情報を受信すると実行される。
ステップ501では、CPU39は、ゲートウェイ32から接近情報を取得し、車両がETCゲートA11またはETCゲートB12に所定距離よりも接近しているか否かを判定する。所定距離よりも接近している場合は、ステップ502へ進む。そうでない場合は、処理を終了する。
ステップ502では、カードリーダ31にETCカードが装着されているか否かを確認する。カードリーダ31にETCカードが装着されている場合は、ステップ503へ進む。ETCカードが装着されていない場合は、処理を終了する。
ステップ503では、受信した通行不可情報に含まれる走行位置を抽出するとともに、抽出された走行位置が、ゲートウェイ32を介してカーナビゲーション装置2から取得される車両の走行位置よりも、道路上において前方に位置するか否かを判定する。通行不可となったETCゲートの通知を必要とするのは、抽出された走行位置よりも後方を走行する車両のドライバであるためである。抽出された走行位置が前方に位置する場合は、ステップ504へ進む。そうでない場合は、処理を終了する。
ステップ504では、ステップ503で抽出した走行位置を通行不可位置として、ゲートウェイ32を介してカーナビゲーション装置2へと送信する。これにより、カーナビゲーション装置2の表示画面には、通行不可位置におけるETCゲートが通行不可であることを示す×印が表示される(図3参照)。そのため、ドライバはカーナビゲーション装置2の表示画面を見ながら、通行不可となったETCゲートを容易に回避することができるのである。
ステップ505では、メモリ39から文章データを読み出してディスプレイ33に警告文章を表示させるとともに、同じくメモリ39から音声データを読み出してスピーカ36から警告音声を出力させる。また、ブザー35からも警報音を出力させる。
このように、本実施形態の車両通行システムでは、車載器3は、ETCゲートA11またはETCゲートB12との通信に失敗し、当該ETCゲートが通行不可となった場合には、周囲を走行する他車両へ向けて通行不可情報を送信する。また、車々間通信によって通行不可情報を受信した場合、車載器3は、当該通行不可情報に含まれる走行位置を抽出し、抽出された走行位置が車両の走行位置よりも前方にある場合に、カーナビゲーション装置2へ通行不可位置を出力し、当該通行不可位置におけるETCゲートが通行不可であることを示す×印を表示させる。これにより、ETCゲートが通行不可となった場合でも、車々間通信を利用して後続の車両に即座に通知することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態における車両通行システムについて説明する。本実施形態の車両通行システムでは、車載器3は、車両がETCゲートに接近するとETCカードのアクセス検査を行い、当該検査がNGであった場合に、車々間通信によって周囲を走行する他車両に注意情報を送信し、当該車両が進入しようとするETCゲートが通行不可となることを他車両のドライバに予報する。以上に述べた点が、前述の実施形態と異なる。
本実施形態のCPU39は、ゲートウェイ32から取得した接近情報から、車両がETCゲートA11またはETCゲートB12に所定距離よりも接近したと判断される場合、カードリーダ31に装着されたETCカードへのアクセス検査(ETCカードと正常なデータ通信が行えるか否かの検査)を行う。アクセス検査の結果がNGの場合、CPU39は、ゲートウェイ32から車両の走行位置および進行方向を取得し、当該走行位置と進行方向とを含む注意情報を生成する。生成された注意情報は通信機38へと出力され、車々間通信によって周囲を走行する他車両へと送信される。なお、アクセス検査の結果がOKであった場合には、前述の処理は行われない。
さらに、CPU39は、通信機38が車々間通信によって注意情報を受信すると、ゲートウェイ32から接近情報を取得する。そして、車両がETCゲートA11またはETCゲートB12に所定距離よりも接近しており、かつ、カードリーダ31にETCカードが装着されている場合には、当該注意情報に含まれる走行位置と進行方向とを抽出するとともに、ゲートウェイ32から車両の走行位置を取得する。抽出した走行位置がゲートウェイ32から取得した走行位置よりも、道路上において前方にあると判断される場合、CPU39は、抽出した走行位置と進行方向とを予報データとして、ゲートウェイ32を介してカーナビゲーション装置2へと送信する。
本実施形態のカーナビゲーション装置2は、CPU39から予報データを取得すると、当該予報データの示す走行位置を基準として、当該予報データの示す進行方向の延長線上にあるETCゲートを識別する。そして、識別されたETCゲートが通行不可となる可能性が高いことを示す△印を表示画面に表示(予報)する(図6参照)。
その他の構成・動作に関しては、前述の第1の実施形態の場合と同様であるため、説明を省略する。
図7は、本実施形態の車両通行システムにおいて、車両がETCゲートA11またはETCゲートB12を通行する際、車載器3が行う処理に関するフローチャートである。本フローチャートの処理は、車両がETCゲートA11またはETCゲートB12に所定距離よりも接近すると実行される。
ステップ701では、CPU39は、カードリーダ31にETCカードのアクセス検査を行わせる。ステップ702では、ステップ701で行ったアクセス検査の結果を判定する。アクセス検査がNGである場合、車両が進入しようとするETCゲートが通行不可となる可能性が高いためである。アクセス検査の結果がOKである場合は、処理を終了する。アクセス検査の結果がNGである場合は、ステップ703へと進む。
ステップ703では、ゲートウェイ32を介して、カーナビゲーション装置2から車両の走行位置と進行方向とを取得し、当該走行位置と進行方向とを含む注意情報を生成する。ステップ704では、ステップ703で生成した注意情報を通信機38へ出力し、車々間通信によって、周囲を走行する他車両へ向けて送信する。
図8は、本実施形態の車両通行システムにおいて、車載器3が通行不可となる可能性が高いETCゲートをドライバに予報する処理に関するフローチャートである。本フローチャートの処理は、車載器3が車々間通信によって注意情報を受信すると実行される。
ステップ801では、CPU39は、ゲートウェイ32から接近情報を取得し、車両がETCゲートA11またはETCゲートB12に所定距離よりも接近しているか否かを判定する。所定距離よりも接近している場合は、ステップ802へ進む。そうでない場合は、処理を終了する。
ステップ802では、カードリーダ31にETCカードが装着されているか否かを確認する。カードリーダ31にETCカードが装着されている場合は、ステップ803へ進む。ETCカードが装着されていない場合は、処理を終了する。
ステップ803では、受信した注意情報に含まれる走行位置と進行方向とを抽出するとともに、抽出された走行位置が、ゲートウェイ32を介してカーナビゲーション装置2から取得される車両の走行位置よりも、道路上において前方に位置するか否かを判定する。通行不可となる可能性が高いETCゲートの通知を必要とするのは、抽出された走行位置よりも後方を走行する車両のドライバであるためである。抽出された走行位置が前方に位置する場合は、ステップ804へ進む。そうでない場合は、処理を終了する。
ステップ804では、ステップ803で抽出した走行位置と進行方向とを予報データとして、ゲートウェイ32を介してカーナビゲーション装置2へと送信する。これにより、カーナビゲーション装置2の表示画面には、予報データに基づいて識別されたETCゲートに、通行不可となる可能性が高いことを示す△印が表示(予報)される(図6参照)。そのため、ドライバはカーナビゲーション装置2の表示画面を見ながら、通行不可となったETCゲートを容易に回避することができるのである。
ステップ805では、メモリ39から文章データを読み出してディスプレイ33に警告文章を表示させるとともに、同じくメモリ39から音声データを読み出してスピーカ36から警告音声を出力させる。また、ブザー35からも警報音を出力させる。
このように、本実施形態の車両通行システムでは、車載器3は、車両がETCゲートA11またはETCゲートB12に接近した場合に、カードリーダ31に装着されたETCカードのアクセス検査を行い、検査結果がNGであった場合に、周囲を走行する他車両へ向けて注意情報を送信する。また、車々間通信によって注意情報を受信した場合、車載器3は、当該注意情報に含まれる走行位置と進行方向とを抽出し、抽出された走行位置が車両の走行位置よりも前方にある場合に、予報データをカーナビゲーション装置2に出力し、予報データに基づいて識別されたETCゲートが通行不可となる可能性が高いことを示す△印を表示画面に表示させる。これにより、通行不可となる可能性が高いゲートを、車々間通信を利用して後続の車両に即座に予報することができる。
次に、本実施形態の第1の変形例について説明する。本変形例の車両通行システムでは、ETCカードのアクセス検査に代わり、ETCカードに入口情報が記憶されているか否かを検査する点が、前述の第2の実施形態と異なる。
本変形例のCPU39は、ゲートウェイ32から取得した接近情報から、車両がETCゲートA11またはETCゲートB12に所定距離よりも接近したと判断される場合、カードリーダ31に装着されたETCカードに入口情報が記憶されているか否かを検査する。前述の検査の結果、ETCカードに入口情報が記憶されていなかった場合には、CPU39はゲートウェイ32から車両の走行位置および進行方向を取得し、当該走行位置と進行方向とを含む注意情報を生成する。生成された注意情報は通信機38へと出力され、車々間通信によって周囲を走行する他車両へと送信される。なお、ETCカードに入口情報が記憶されていた場合には、前述の処理は行われない。
その他の構成・動作に関しては、前述の第2の実施形態の場合と同様であるため、説明を省略する。
図9は、本変形例の車両通行システムにおいて、車両がETCゲートA11またはETCゲートB12を通行する際、車載器3が行う処理に関するフローチャートである。本フローチャートの処理は、前述の図7のフローチャートの処理における、ETCカードのアクセス検査を行うステップに代えて、ETCカードに入口情報が記憶されているか否かを検査するステップを設ける。また、アクセス検査結果を判定するステップに代えて、入口情報が記憶されていたか否かを判定するステップを設ける。言い換えれば、ステップ903とステップ904の処理は、前述の図7のフローチャートの処理と同様であるため、説明を省略する。
ステップ901では、CPU39は、カードリーダ31に装着されたETCカードに入口情報が記憶されているか否かを検査する。ステップ902では、ステップ901で行った検査で、ETCカードに入口情報が記憶されていたか否かを判定する。ETCカードに入口情報が記憶されていない場合、車両が進入しようとするETCゲートが通行不可となる可能性が高いためである。ETCカードに入口情報が記憶されていた場合は、処理を終了する。入口情報が記憶されていなかった場合は、ステップ903へ進む。
このように、本変形例の車両通行システムでは、車載器3はカードリーダ31に装着されたETCカードに入口情報が記憶されているか否かを検査することで、周囲を走行する他車両に注意情報を送信するか否か、すなわち、通行不可となる可能性の高いETCゲートを予報するか否かを決定する。
次に、本実施形態の第2の変形例について説明する。本変形例の車両通行システムでは、ETCカードのアクセス検査に代わり、車両の走行速度が所定の走行速度よりも大きい場合に、周囲を走行する他車両に注意情報を送信する点が、前述の第2の実施形態と異なる。
本変形例のCPU39は、ゲートウェイ32から取得した接近情報から、車両がETCゲートA11またはETCゲートB12に所定距離よりも接近したと判断される場合、図示しない車速算出器から車両の走行速度を取得する。取得した走行速度が所定の走行速度よりも大きい場合には、CPU39はゲートウェイ32から車両の走行位置および進行方向を取得し、当該走行位置と進行方向とを含む注意情報を生成する。生成された注意情報は通信機38へと出力され、車々間通信によって周囲を走行する他車両へと送信される。なお、取得した走行速度が所定の走行速度よりも小さい場合には、前述の処理は行われない。
その他の構成・動作に関しては、前述の第2の実施形態の場合と同様であるため、説明を省略する。
図10は、本変形例の車両通行システムにおいて、車両がETCゲートA11またはETCゲートB12を通行する際、車載器3が行う処理に関するフローチャートである。本フローチャートの処理は、前述の図7のフローチャートの処理における、ETCカードのアクセス検査を行うステップに代えて、車速算出器から車両の走行速度を取得するステップを設ける。また、アクセス検査結果を判定するステップに代えて、車両の走行速度が所定の走行速度よりも大きいか否かを判定するステップを設ける。言い換えれば、ステップ103とステップ104の処理は、前述の図7のフローチャートの処理と同様であるため、説明を省略する。
ステップ101では、CPU39は、車速算出器から車両の走行速度を取得する。ステップ102では、ステップ101で取得した走行速度が、所定の走行速度よりも大きいか否かを判定する。取得した走行速度が所定の走行速度よりも大きい場合、車両が進入しようとするETCゲートと車載器3との通信が失敗し、当該ETCゲートが通行不可となる可能性が高いためである。取得した走行速度が所定の走行速度よりも大きい場合は、ステップ103へ進む。取得した走行速度が所定の走行速度よりも小さい場合は、処理を終了する。
このように、本変形例の車両通行システムでは、車載器3は車両の走行速度が所定の走行速度よりも大きいか否かを判定することで、周囲を走行する他車両に注意情報を送信するか否か、すなわち、通行不可となる可能性の高いETCゲートを予報するか否かを決定する。
前述の各実施形態および変形例において、通行不可となったETCゲートの通知、及び通行不可となる可能性が高いETCゲートの予報に関しては、有料道路の出口料金所に設けられたETCゲートを対象とした。しかしながら、有料道路の入口料金所に設けられたETCゲートにも、好適に利用することができる。
また、前述の各実施形態および変形例では、道路上における車両の走行位置をカーナビゲーション装置2が算出し、その算出結果を車載器3が取得するよう構成された。しかしながら、道路上における車両の走行位置を算出する機能を車載器3に設けることとしてもよい。また、道路上における車両の走行位置を算出する専用の機器を新たに設け、当該機器の算出結果を車載器3が取得するよう構成しても良い。
前述の各実施形態および変形例の車両走行システムは、それぞれ単独で用いても十分な効果が得られる。しかしながら、これらを組み合わせて用いることで、さらに十分な効果を得ることができる。
本発明の第1の実施形態における車両通行システムの全体構成を示すブロック図である。 第1の実施形態の車両通行システムにおいて、車両に搭載されたカーナビゲーション装置2と車載器3との詳細構成を示すブロック図である。 第1の実施形態の車両通行システムにおいて、カーナビゲーション装置の表示画面に表示される画像の一例を示す図である。 第1の実施形態の車両通行システムにおいて、車両がETCゲートAまたはETCゲートBを通行する際、車載器が行う処理に関するフローチャートである。 第1の実施形態の車両通行システムにおいて、車載器が通行不可となったETCゲートをドライバに通知する処理に関するフローチャートである。 第2の実施形態の車両通行システムにおいて、カーナビゲーション装置の表示画面に表示される画像の一例を示す図である。 第2の実施形態の車両通行システムにおいて、車両がETCゲートAまたはETCゲートBを通行する際、車載器が行う処理に関するフローチャートである。 第2の実施形態の車両通行システムにおいて、車載器が通行不可となる可能性が高いETCゲートをドライバに予報する処理に関するフローチャートである。 第1の変形例の車両通行システムにおいて、車両がETCゲートAまたはETCゲートBを通行する際、車載器が行う処理に関するフローチャートである。 第2の変形例の車両通行システムにおいて、車両がETCゲートAまたはETCゲートBを通行する際、車載器が行う処理に関するフローチャートである。。
符号の説明
11…ETCゲートA
12…ETCゲートB
13…ETCセンター
14…専用線
15…一般ゲートA
16…一般ゲートB
2…カーナビゲーション装置
3…車載器
31…カードリーダ
32…ゲートウェイ
33…ディスプレイ
34…ブザー
35…スピーカ
36…メモリ
37…電源スイッチ
38…通信機
39…CPU
4…車内LAN

Claims (11)

  1. 無線によって車外と通信を行う車載器が車両に搭載され、
    有料道路の入口ゲートに進入する車両に搭載された前記車載器と通信を行い、前記有料道路の通行に関する情報を前記車載器に記憶させるとともに、当該車両が前記有料道路の出口ゲートへ進入すると、前記車載器から前記有料道路の通行に関する情報を読み出して通行料金の決済を行う管理センターを備えた車両通行システムであって、
    道路上における車両の走行位置を取得する取得手段を前記車載器に設け、
    車両に搭載された前記車載器は、前記車両が有料道路の入口ゲートまたは出口ゲートへ進入した際、前記管理センターとの通信に失敗し、前記管理センターが当該ゲートを通行不可とした場合には、前記取得手段が取得した前記車両の走行位置を含む通行不可情報を前記車両の周囲を走行する他車両へと送信し、
    前記他車両に搭載された前記車載器は、車々間通信によって前記通行不可情報を受信すると、当該情報に含まれる前記車両の走行位置から、前記車両が進入した入口ゲートまたは出口ゲートを識別し、当該ゲートが通行不可であることを報知することを特徴とする車両通行システム。
  2. 前記他車両に搭載された前記車載器は、前記通行不可情報に含まれる前記車両の走行位置と、当該車載器の有する前記取得手段が取得した、前記他車両の走行位置とから、前記車両が前記他車両の前方を走行していると判断される場合に、前記識別動作および前記報知動作を行うことを特徴とする請求項1記載の車両通行システム。
  3. 前記識別された入口ゲートまたは出口ゲートを回避し、通行可能な他のゲートへと車両を誘導する誘導手段を前記車載器に設けることを特徴とする請求項1または請求項2記載の車両通行システム。
  4. 有料道路の通行に関する情報を記憶する記憶媒体を装着するとともに、無線によって車外と通信を行う車載器が車両に搭載され、
    有料道路の入口ゲートに進入する車両に搭載された前記車載器と通信を行い、前記有料道路の通行に関する情報を前記記憶媒体に記憶させるとともに、当該車両が前記有料道路の出口ゲートへ進入すると、前記車載器に装着された前記記憶媒体から前記有料道路の通行に関する情報を読み出して通行料金の決済を行う管理センターを備えた車両通行システムであって、
    道路上における車両の走行位置と進行方向とを取得する取得手段を前記車載器に設け、
    車両に搭載された前記車載器は、前記取得手段が取得した前記車両の走行位置から、前記車両が有料道路の入口ゲートまたは出口ゲートに接近したと判断すると、前記記憶媒体に関する検査を行い、前記検査によって異常が発見された場合には、前記取得手段が取得した前記車両の走行位置と進行方向とを含む注意情報を、前記車両の周囲を走行する他車両へと送信し、
    前記他車両に搭載された前記車載器は、車々間通信によって前記注意情報を受信すると、当該情報に含まれる前記車両の走行位置と進行方向とから、前記車両が接近中の入口ゲートまたは出口ゲートを識別し、当該ゲートが前記管理センターによって通行不可とされることを予報することを特徴とする車両通行システム。
  5. 前記車載器は、前記記憶媒体との正常な通信が可能であるか否かを検査することを特徴とする請求項4記載の車両通行システム。
  6. 前記車載器は、前記車両が前記有料道路の出口ゲートに接近したと判断した場合には、前記記憶媒体に前記有料道路の通行に関する情報が記憶されているか否かを検査することを特徴とする請求項4または請求項5記載の車両通行システム。
  7. 前記他車両に搭載された前記車載器は、前記注意情報に含まれる前記車両の走行位置と、当該車載器の有する前記取得手段が取得した、前記他車両の走行位置とから、前記車両が前記他車両の前方を走行していると判断される場合に、前記識別動作および前記予報動作を行うことを特徴とする請求項4または請求項6記載のいずれかに記載の車両通行システム。
  8. 前記識別された入口ゲートまたは出口ゲートを回避し、通行可能な他のゲートへと車両を誘導する誘導手段を前記車載器に設けることを特徴とする請求項4から請求項7のいずれかに記載の車両通行システム。
  9. 無線によって車外と通信を行う車載器が車両に搭載され、
    有料道路の入口ゲートに進入する車両に搭載された前記車載器と通信を行い、前記有料道路の通行に関する情報を前記車載器に記憶させるとともに、当該車両が前記有料道路の出口ゲートへ進入すると、前記車載器から前記有料道路の通行に関する情報を読み出して通行料金の決済を行う管理センターを備えた車両通行システムであって、
    道路上における車両の走行位置、進行方向、走行速度を取得する取得手段を前記車載器に設け、
    車両に搭載された前記車載器は、前記取得手段が取得した前記車両の走行位置から、前記車両が有料道路の入口ゲートまたは出口ゲートに接近したと判断すると、前記取得手段から前記車両の走行速度を取得し、当該走行速度が所定の走行速度よりも大きい場合には、前記取得手段が取得した前記車両の走行位置と進行方向とを含む注意情報を前記車両の周囲を走行する他車両へと送信し、
    前記他車両に搭載された前記車載器は、車々間通信によって前記注意情報を受信すると、当該情報に含まれる前記車両の走行位置と進行方向とから、前記車両が接近中の入口ゲートまたは出口ゲートを識別し、当該ゲートが前記管理センターによって通行不可とされることを予報することを特徴とする車両通行システム。
  10. 前記他車両に搭載された前記車載器は、前記注意情報に含まれる前記車両の走行位置と、当該車載器が有する前記取得手段が取得した、前記他車両の走行位置とから、前記車両が前記他車両の前方を走行していると判断される場合に、前記識別動作および前記予報動作を行うことを特徴とする請求項9記載の車両通行システム。
  11. 前記識別された入口ゲートまたは出口ゲートを回避し、通行可能な他のゲートへと車両を誘導する誘導手段を前記車載器に設けることを特徴とする請求項9または請求項10記載の車両通行システム。
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