JP4191876B2 - Coke oven operation method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、同一軌条上に複数設置され運転時に相互に作業を干渉し合うコークス炉移動機械の作業遅滞を防止するための、コークス炉の操業方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コークス炉では共用設備である石炭塔、乾式消火設備を中央に設け、共用設備の両側に多数の窯から構成された炉団を配置して、石炭塔から炉団の各窯に供給する石炭の搬送と各炉団から乾式消火設備に供給する赤熱コークスの搬送には、コークス炉に沿って設けられた軌条上に設置した複数のコークス炉移動機械を使用していた。また、各炉団は相互に独立して操業を行なっているため、各炉団に設けられたコークス炉移動機械の稼働状況も各炉団の操業に影響を受けて相互に独立して運転されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、複数のコークス炉移動機械が軌条上において共用設備に対して作業を行なう場合、運転時のコークス炉移動機械相互の異常接近を防止するため、共用設備の両側には一方のコークス炉移動機械に対して他方のコークス炉移動機械の接近を排除する排除区間が設けられている。従って、一方の炉団に属するコークス炉移動機械が共用設備において作業中の場合は、他方の炉団に属するコークス炉移動機械の進入を排除する排除区間が形成されるため、他方の炉団に属するコークス炉移動機械は排除区間に進入することができず、一方の炉団に属するコークス炉移動機械が共用設備から離脱するまで排除区間の前方で待機していた。このため、共用設備の両側の排除区間になるコークス炉の中央部では作業渋滞が発生し、コークス炉の操業に作業遅れが発生していた。また、一度作業遅れが発生すると、コークス炉移動機械の単体サイクルタイムは固定されているため、時間の遅れを回復させることが困難でその後の作業全体に遅れが発生していた。このため、コークス炉の実操業において作業遅れが発生しない日と、作業遅れが発生する日が起こり、コークス炉の安定操業ができないという問題があった。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、コークス炉移動機械の共用設備使用時に発生する排除区間による作業渋滞を防止しコークス炉の高効率安定操業が可能となるコークス炉の操業方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う本発明のコークス炉の操業方法は、中央の共用設備の両側にコークス製造用の複数の窯を有する炉団が設けられ、各該炉団に備えられたコークス炉移動機械が各該炉団内の所定の複数の窯と該共用設備との間を繰り返し移動し石炭搬送及びコークス搬送を行いその後所定時間休止する作業を繰り返すコークス炉の操業方法において、一方の炉団に属するコークス炉移動機械が前記共用設備を使用中に他方の炉団に属するコークス炉移動機械の進入を排除する排除区間を該共用設備の両側に設け、前記一方の炉団に属するコークス炉移動機械が前記他方の炉団に属するコークス炉移動機械の前記所定時間休止の間に、前記一方の炉団側に設けた排除区間に配置された複数の前記窯に対する作業を行なう。
【0005】
製造されたコークスを押し出し冷たい石炭を窯に装入すると、窯の温度が低下し隣の窯との間に温度差が発生する。コークス炉全体として見た場合、窯間の温度差をなるべく少なくするためには、石炭装入とコークス押出は隣り合う連続した窯に対して行なわず、所定の間隔で離れた窯に対して行なうようにする必要がある。このため、コークス炉の操業では、各炉団を構成している各窯を所定間隔毎に抽出した窯からなる複数のブロックに分割し、分割したブロック内の各窯と共用設備との間の作業を複数のコークス炉移動機械を用いて行い、一つのブロックに対する作業が終了すると次のブロックに対する作業に移るというブロック単位の操業を行なっている。また、一つのブロックの操業が終了すると、コークス炉移動機械に対して給水、設備点検等の作業を行なう必要があるためコークス炉の操業は休止状態となる。
【0006】
コークス炉移動機械の走行においては、一方の炉団に属するコークス炉移動機械が共用設備を使用中には、コークス炉移動機械の衝突防止等の観点から共用設備より所定距離以内に他方の炉団に属するコークス炉移動機械が進入することができない排除区間が共用設備の両側に形成されている。この共用設備の両側には炉団を構成する複数の窯が配置されているため、共用設備から所定距離の範囲に形成される排除区間内には各炉団に属する複数の窯が存在することになる。そのため、一方の炉団に属するコークス炉移動機械が共用設備を使用していると、他方の炉団に属するコークス炉移動機械が、排除区間内に存在する他方の炉団に属する複数の窯の位置まで走行することができなくなる。従って、他方の炉団に属するコークス炉移動機械が排除区間内に存在する複数の窯に対して作業を行なうには、一方の炉団に属するコークス炉移動機械が共用設備から離脱するまで待機する必要がある。この共用設備付近におけるコークス炉移動機械の待機時間が、コークス炉の操業における作業渋滞、作業遅れの原因となる。
【0007】
従って、コークス炉の操業における作業渋滞、作業遅れを防止するには、すなわち、共用設備付近における待機時間の発生を防止するには、一方の炉団に属するコークス炉移動機械が共用設備を使用する可能性があるときに、他方の炉団に属するコークス炉移動機械が排除区間内に存在する複数の窯に対する作業を行なわないようにすればよい。このため、一方の炉団に属するコークス炉移動機械があるブロックの操業を終了して、給水、設備点検等を行なっているとき、すなわち、所定時間休止しているときに、他方の炉団に属するコークス炉移動機械が排除区間内に存在する複数の窯に対する作業を行なえばよいことになる。一方の炉団に属するコークス炉移動機械が給水、設備点検等の作業を完了して稼働を再開しても、他方の炉団に属するコークス炉移動機械が排除区間内に存在する複数の窯に対する作業を終了しているので、共用設備付近におけるコークス炉移動機械同士の干渉によるコークス炉の操業における作業渋滞は発生しない。
【0008】
【発明の実施の形態】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここに、図1は本発明の一実施の形態に係るコークス炉の操業方法を適用したコークス炉の概念図、図2は排除区間とコークス炉の炉団が有する窯の配置関係を示す説明図、図3は本発明の一実施の形態に係るコークス炉の操業方法におけるコークス炉操業スケジューリングを示す説明図である。
図1に示すように、本発明の一実施の形態に係るコークス炉の操業方法を適用したコークス炉10は、中央に設置した共用設備の一例である石炭塔11及び乾式消火設備12と、石炭塔11及び乾式消火設備12の両側に配置されコークス製造用の多数の窯が設けられた炉団13、14と、炉団13、14上部に配置されたコークス炉移動機械の一例である石炭搬送用の石炭装入車15、16が設置されている軌条17と、炉団13、14に沿って設けられたコークス炉移動機械の一例であるコークス搬送用の消火電車18、19が設置されている軌条20とを有している。以下、これらについて詳細に説明する。
【0009】
石炭塔11はコークス原料用の石炭を貯蔵する設備であり、乾式消火設備12は製造された高温のコークスを窒素ガスを用いて冷却するための設備である。また、石炭装入車15、16は軌条17上を走行して、石炭塔11で積載したコークス原料用の石炭を炉団13、14を構成している各窯に供給する。消火電車18、19は軌条20上を走行して、炉団13、14の各窯で製造された高温のコークスを乾式消火設備12に搬送する。なお、炉団13には石炭装入車15と消火電車18が属しており、炉団14には石炭装入車16と消火電車19が属している。石炭装入車15、16と消火電車18、19は相互に関連して運転されており、押出機21により押し出されたコークスを消火電車18で搬送し、押出機22により押し出されたコークスを消火電車19が搬送する。そして、コークスが押し出された空窯へは石炭装入車15、16にて石炭を装入する。
【0010】
次に、共用設備である石炭塔11と乾式消火設備12、炉団13、14を構成する多数の窯、石炭装入車15、16、及び消火電車18、19の関係について説明する。
石炭装入車15、16は、石炭塔11で石炭を積載しコークス押出が予定されている窯の位置まで走行して押し出しが完了した空窯に石炭を装入する。石炭装入後の石炭装入車15、16は、再び石炭塔11に戻って石炭を積載し次のコークス押出が予定されている空窯の位置まで走行して石炭を装入する。一方、消火電車18、19は、コークス押出が予定されている窯の位置まで走行して押出機21、22により押し出された高温のコークスを受け取り、乾式消火設備12まで搬送し乾式消火設備12に装入する。高温コークスを排出した消火電車18、19は次のコークス押出が予定されている窯の位置まで走行して押し出された高温のコークスを受け取る。このように石炭装入車15、16は常に各窯と共用設備である石炭塔11の間を移動し、消火電車18、19は常に各窯と共用設備である乾式消火設備12の間を移動している。このため、共用設備である石炭塔11と乾式消火設備12が設置されているコークス炉中央部では、石炭装入車15、16や消火電車18、19が頻繁に走行し停車することになる。
【0011】
続いて、本発明の一実施の形態に係るコークス炉の操業方法について詳しく説明する。
コークスを押し出し冷たい石炭を窯に装入すると、窯の温度が低下し隣の窯との間に温度差が発生する。このため、石炭装入とコークス押出はコークス炉全体として窯間の温度差が少なくなるように隣り合う連続した窯に対して行なわれず、炉団13、14から所定の間隔で抽出した窯からなる複数のブロックを構成し、このブロック内の各窯と石炭塔11との間の石炭搬送作業及び各窯と乾式消火設備12との間のコークス搬送作業を石炭装入車15、16及び消火電車18、19を用いて行い、ひとつのブロックに対する作業が終了すると次のブロックに対する作業に移るというブロック単位の操業を行なっている。例えば、炉団13、14が82門の窯を有している場合、コークスを押し出して石炭を装入するという押出装入作業は5窯ピッチで行なう。すなわち、炉団13、14が有する1番から82番までの窯を、5窯ピッチで抽出して構成した5個のブロックに分割し、ブロック内の各窯の押出装入作業が終了すると次のブロック内の各窯の装入押出作業を行なうというブロック単位で操業を行なう。このとき、あるブロックの操業が一通り終了して次のブロックの操業に移る前に、コークス炉移動機械は給水、設備点検等の作業を行なうために所定時間休止(以下、ブロック休みという)の状態となる。
【0012】
具体的には、82個の窯を有する一つの炉団13、14を、1番、6番、11番、・・・71番、76番、81番からなる第1ブロックと、4番、9番、14番、・・・、69番、74番、79番からなる第2ブロックと、2番、7番、12番、・・・72番、77番、82番からなる第3ブロックと、5番、10番、15番、・・・70番、75番、80番からなる第4ブロックと、3番、8番、13番、・・・68番、73番、78番からなる第5ブロックとに分割し、例えば、第1ブロック操業、ブロック休み、第4ブロック操業、ブロック休み、第2ブロック操業、ブロック休み、第5ブロック操業、ブロック休み、第3ブロック操業、ブロック休みという3ブロック間隔で抽出したブロックの順にブロック単位で押出装入作業を行なっていく。全ブロックの装入押出作業が一通り終了して炉団13、14の装入押出作業が 1回終了することになる。
【0013】
次に、炉団13におけるブロック操業と、炉団14におけるブロック操業の関係について説明する。
図2に示すように、例えば、それぞれ82個の窯を有している炉団において、一方の炉団に属するコークス炉移動機械が共用設備である石炭塔11又は乾式冷却設備12を使用しているために排除区間が形成されて、他方の炉団に属するコークス炉移動機械が自己の属する炉団の番窯で66番窯から82番窯に寄りつけないとする。
【0014】
1番窯〜65番窯までの作業では、一方の炉団のコークス炉移動機械が共用設備を使用していても、他方の炉団のコークス炉移動機械は目的とする番数の窯位置まで走行することができる。しかし、一方の炉団に属するコークス炉移動機械が、例えば第4ブロックの場合、65番窯の作業を終了し70番窯へ走行、停止すると、他方の炉団に属するコークス炉移動機械は65番窯から70番窯の位置に走行し停車することができず65番窯にて待機することになる。一方の炉団に属するコークス炉移動機械が排除区間内の作業を終了して離脱し1番窯の方向に走行すると、他方の炉団に属するコークス炉移動機械は70番窯の位置に走行し停車して作業を開始することができる。
【0015】
以上説明したように、一方のコークス炉移動機械が他方のコークス炉移動機械の作業が終了するまで待機することによるコークス炉の操業における作業渋滞、作業遅れは、炉団13、14におけるコークス炉移動機械の作業がコークス炉中央の共用設備付近で時間的に集中して行なわれるためである。
従って、炉団13、14における操業がコークス炉中央の共用設備付近で時間的に集中しないようにするには、炉団13、14の作業を相互に時間的に遅らせて開始すればよいことになる。しかし、いずれかの炉団の作業開始を単純に遅らせただけでは、1日の操業時間の短縮となり、生産性の低下につながる。また、コークス炉の操業においては、ひとつのブロック操業が終了するとブロック休みが設けられている。このため、炉団13、14が共にブロック休み状態になるとその間のコークス炉の操業が停止するため、発生ガスが不足する。従って、操業がコークス炉中央の共用設備付近で時間的に集中しないように作業開始を遅らせることと、ブロック操業におけるブロック休み間の休止時間を調整することで、生産性の低下を防止してコークス炉中央の共用設備付近でのコークス炉移動機械の作業が時間的に集中することを回避させることができる。
【0016】
ブロック内の各窯の押出装入作業が終了した後に行なわれるコークス炉移動機械の給水、設備点検等の作業時間は、作業内容が固定されているため通常30分程度必要となる。また、ブロック操業において、一つの窯に対する作業の所要時間は、コークス炉移動機械の走行距離の違いにより多少異なるが平均すると11〜12分である。しかし、共用設備に近い窯では走行距離が短いため10分程度となる。一方の炉団に属するコークス炉移動機械が共用設備を使用しているため他方の炉団に属するコークス炉移動機械が寄りつけない範囲である排除区間に存在する窯は66番窯〜82番窯の17窯であるので、各ブロック毎の操業では排除区に存在する窯は多くても4窯分である。このため、炉団13、14の作業開始を30分ずらすと、操業がコークス炉中央の共用設備付近で時間的に集中しないようにすることができ、コークス炉の操業において作業渋滞が殆ど生じない。
【0017】
この作業渋滞を回避するための調整時間は、コークス炉のブロック操業時に必ず発生するブロック休みより少ないので、各炉団13、14の操業において操業度が低下しないように炉団13、14のブロック休みが交互に生じるようにスケジュールを作成すると、操業がコークス炉中央の共用設備付近で時間的に集中しないようにすることができる。
図3に本発明の一実施の形態に係るコークス炉の操業方法におけるコークス炉の操業スケジューリングを示す。例えば、炉団13の操業を炉団14に対して30分遅らせて、いずれも第1ブロックより開始すると、コークス押出と石炭装入は1番窯、6番窯、〜、76番窯、81番窯の順に行なわれ、炉団14の81番窯の作業を行なうとき炉団13では66番窯の作業を行なうことになり排除区間の問題は1窯分しか発生しない。また、炉団13の排除区間の71番〜81番窯の作業を行なうとき、炉団14はブロック休みの状態であり、コークス炉移動機械の相互干渉の問題は全く生じない。
【0018】
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではなく、例えば、1つの窯に対する作業の所要時間を10分としたが、1つの窯に対する作業の所要時間がブロック休みの時間より短ければ、ブロック休みの時間だけ炉団間の操業開始を遅らせるだけでよい。また、排除区間に存在する作業対象となる窯の個数が増加しても、対象となる窯の全作業時間がブロック休み以内であれば、ブロック休みの時間だけ炉団間の操業開始を遅らせるだけでよい。
【0019】
【発明の効果】
請求項1記載のコークス炉の操業方法においては、一方の炉団に属するコークス炉移動機械が共用設備を使用中に他方の炉団に属するコークス炉移動機械の進入を排除する排除区間を共用設備の両側に設け、一方の炉団に属するコークス炉移動機械が他方の炉団に属するコークス炉移動機械の所定時間休止の間に一方の炉団側に設けた排除区間に配置された複数の窯に対する作業を行なうので、他方のコークス炉移動機械は一方のコークス炉移動機械の共用設備における作業が終了するまで待機する必要がなくてコークス炉移動機械の相互干渉による作業渋滞が発生せず、コークス炉の安定した操業を行なうことができる。更に、1のブロックの作業終了までの時間の短縮化が達成でき、1日当たりのコークス炉の炉出し本数を増加させることができる。例えば、5個のブロックに分割して操業を行なっているコークス炉においては、1のブロックの作業を終了する時間が従来と比べて30分短縮し、1日当たりのコークス炉の炉出し本数が82本から97本に増加する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るコークス炉の操業方法を適用したコークス炉の概念図である。
【図2】排除区間とコークス炉の炉団が有する窯の配置関係を示す説明図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係るコークス炉の操業方法におけるコークス炉操業スケジューリングを示す図である。
【符号の説明】
10:コークス炉、11:石炭塔、12:乾式消火設備、13、14:炉団、15、16:石炭装入車、17:軌条、18、19:消火電車、20:軌条、21、22:押出機[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a coke oven operating method for preventing a work delay of coke oven moving machines that are installed on the same rail and interfere with each other during operation.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in the coke oven, a common coal tower and dry fire extinguishing equipment are installed in the center, and a furnace group composed of a large number of kilns is arranged on both sides of the common equipment and supplied from the coal tower to each kiln of the furnace group A plurality of coke oven moving machines installed on rails provided along the coke oven were used to carry coal and red hot coke fed from each furnace group to the dry fire extinguishing equipment. In addition, since each furnace group operates independently of each other, the operation status of the coke oven moving machine provided in each furnace group is also influenced by the operation of each furnace group and is operated independently of each other. It was.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, when multiple coke oven moving machines work on the common equipment on the rail, one coke oven moving machine is installed on both sides of the common equipment to prevent abnormal access between the coke oven moving machines during operation. On the other hand, an exclusion section for eliminating the approach of the other coke oven moving machine is provided. Therefore, when a coke oven moving machine belonging to one furnace group is working in a common facility, an exclusion zone is formed to exclude the entry of the coke oven moving machine belonging to the other furnace group. The coke oven moving machine to which it belongs could not enter the exclusion zone, and was waiting in front of the exclusion zone until the coke oven moving machine belonging to one furnace group had left the common facility. For this reason, work congestion occurred in the central part of the coke oven, which is an exclusion zone on both sides of the common facility, and work delays occurred in the operation of the coke oven. Moreover, once the work delay occurs, the single cycle time of the coke oven moving machine is fixed, so it is difficult to recover the time delay, and the entire subsequent work is delayed. For this reason, there is a problem that there is a day when work delay does not occur in actual operation of the coke oven and a day when work delay occurs, and the coke oven cannot be stably operated.
The present invention has been made in view of such circumstances, and provides a method for operating a coke oven that can prevent work congestion due to an exclusion zone that occurs when using a common facility of a coke oven moving machine and enables highly efficient and stable operation of the coke oven. The purpose is to do.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The coke oven operating method of the present invention that meets the above-mentioned purpose is provided with a furnace group having a plurality of kilns for producing coke on both sides of a central shared facility, and each coke oven moving machine provided in each furnace group includes In a method for operating a coke oven, which repeatedly moves between a plurality of predetermined kilns in the furnace group and the common facility, performs coal conveyance and coke conveyance, and then pauses for a predetermined time, coke belonging to one furnace group The furnace moving machine is provided with an exclusion section on both sides of the common equipment to exclude the entry of the coke oven moving machine belonging to the other furnace group while the shared equipment is in use, and the coke oven moving machine belonging to the one furnace group is While the coke oven moving machine belonging to the other furnace group is stopped for the predetermined time, work is performed on the plurality of kilns arranged in the exclusion section provided on the one furnace group side.
[0005]
When the produced coke is extruded and cold coal is charged into the kiln, the temperature of the kiln decreases and a temperature difference occurs between the adjacent kilns. When viewed as a whole coke oven, in order to minimize the temperature difference between the kilns, coal charging and coke extrusion are not performed on adjacent continuous kilns, but on kilns separated by a predetermined interval. It is necessary to do so. For this reason, in the operation of the coke oven, each kiln constituting each furnace group is divided into a plurality of blocks made of kilns extracted at predetermined intervals, and each kiln in the divided block and a common facility are separated. The operation is performed by using a plurality of coke oven moving machines, and when the operation for one block is completed, the operation for the next block is performed. When the operation of one block is completed, the operation of the coke oven is suspended because it is necessary to perform operations such as water supply and equipment inspection on the coke oven moving machine.
[0006]
When the coke oven moving machine is running, while the coke oven moving machine belonging to one furnace group is using the shared equipment, the other furnace group is within a predetermined distance from the shared equipment from the viewpoint of preventing collision of the coke oven moving machine. Exclusion sections where the coke oven moving machine belonging to No. 1 cannot enter are formed on both sides of the common facility. Since a plurality of kilns constituting a furnace group are arranged on both sides of this shared facility, there must be a plurality of kilns belonging to each furnace group in an exclusion section formed within a predetermined distance from the shared facility. become. Therefore, when a coke oven moving machine belonging to one furnace group uses a common facility, a coke oven moving machine belonging to the other furnace group is connected to a plurality of kilns belonging to the other furnace group existing in the exclusion section. You will not be able to travel to the position. Therefore, in order for the coke oven moving machine belonging to the other furnace group to perform work on a plurality of kilns existing in the exclusion zone, it waits until the coke oven moving machine belonging to one furnace group leaves the common facility. There is a need. The waiting time of the coke oven moving machine in the vicinity of this common facility causes work congestion and work delay in coke oven operation.
[0007]
Therefore, in order to prevent work congestion and work delay in the operation of the coke oven, that is, to prevent the occurrence of waiting time in the vicinity of the common facility, the coke oven moving machine belonging to one furnace group uses the common facility. When there is a possibility, the coke oven moving machine belonging to the other furnace group may be prevented from performing work on a plurality of kilns existing in the exclusion zone. For this reason, when the coke oven moving machine belonging to one furnace unit has finished operation of a block and is performing water supply, equipment inspection, etc., that is, when it has been idle for a predetermined time, The coke oven moving machine to which it belongs needs only to perform work on a plurality of kilns existing in the exclusion zone. Even if the coke oven moving machine belonging to one furnace group completes operations such as water supply and equipment inspection and restarts operation, the coke oven moving machine belonging to the other furnace group is not compatible with multiple kilns existing in the exclusion zone. Since the work is completed, there is no work congestion in the operation of the coke oven due to the interference between the coke oven moving machines near the common facility.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings for understanding of the present invention.
Here, FIG. 1 is a conceptual diagram of a coke oven to which a method for operating a coke oven according to an embodiment of the present invention is applied, and FIG. 2 is an explanatory diagram showing an arrangement relationship between the exclusion zone and the kiln of the coke oven furnace group. FIG. 3 is an explanatory diagram showing coke oven operation scheduling in the coke oven operation method according to the embodiment of the present invention.
As shown in FIG. 1, a
[0009]
The coal tower 11 is a facility for storing coal as a coke raw material, and the dry
[0010]
Next, the relationship between the coal tower 11 which is a shared facility, the dry
The
[0011]
Then, the operation method of the coke oven which concerns on one embodiment of this invention is demonstrated in detail.
When coke is pushed out and cold coal is charged into the kiln, the temperature of the kiln decreases and a temperature difference occurs between the adjacent kilns. For this reason, coal charging and coke extrusion are not performed on adjacent continuous kilns so as to reduce the temperature difference between the kilns as a whole coke oven, but consist of kilns extracted from the
[0012]
Specifically, one
[0013]
Next, the relationship between the block operation in the
As shown in FIG. 2, for example, in a furnace group having 82 kilns, a coke oven moving machine belonging to one furnace group uses a coal tower 11 or a
[0014]
In the work from No. 1 kiln to No. 65 kiln, even if the coke oven moving machine of one furnace group uses the shared equipment, the coke oven moving machine of the other furnace group is up to the kiln position of the target number. You can travel. However, in the case where the coke oven moving machine belonging to one furnace group is, for example, the fourth block, when the operation of the 65th kiln is finished and traveling to the 70th kiln is stopped, the coke oven moving machine belonging to the other kiln is 65 You cannot travel from the kiln to the 70th kiln and stop at the 65th kiln. When the coke oven moving machine belonging to one furnace group finishes the work in the exclusion zone and runs in the direction of No. 1 kiln, the coke oven moving machine belonging to the other furnace group runs to the position of No. 70 kiln. You can stop and start working.
[0015]
As described above, the work congestion and work delay in the operation of the coke oven due to the one coke oven moving machine waiting until the work of the other coke oven moving machine is completed. This is because the machine work is concentrated in time near the common facilities in the center of the coke oven.
Therefore, in order to prevent the operation in the
[0016]
The working time for water supply, equipment inspection, etc. of the coke oven moving machine that is performed after the extrusion charging work of each kiln in the block is normally required for about 30 minutes because the work contents are fixed. Moreover, in the block operation, the time required for the work for one kiln is 11 to 12 minutes on average although it varies somewhat depending on the difference in the travel distance of the coke oven moving machine. However, in a kiln close to a shared facility, the travel distance is short, so it takes about 10 minutes. Since the coke oven moving machine belonging to one furnace group uses a shared facility, the kilns existing in the exclusion zone, which is a range where the coke oven moving machine belonging to the other furnace group cannot approach, are the 66th kiln to the 82nd kiln. Therefore, there are at most 4 kilns in the exclusion zone in the operation for each block. For this reason, if the start of work of the
[0017]
Since the adjustment time for avoiding this work congestion is less than the block break that always occurs during the block operation of the coke oven, the blocks of the
FIG. 3 shows the coke oven operation scheduling in the coke oven operation method according to the embodiment of the present invention. For example, if the operation of the
[0018]
As mentioned above, although embodiment of this invention was described, this invention is not limited to this embodiment, For example, although the time required for the operation | work with respect to one kiln was 10 minutes, with respect to one kiln If the time required for the work is shorter than the block break time, it is only necessary to delay the start of operation between the furnace groups by the block break time. In addition, even if the number of target kilns that exist in the exclusion zone increases, if the total work time of the target kiln is within the block break, the start of operation between the furnace groups is only delayed by the block break time. It's okay.
[0019]
【The invention's effect】
2. The coke oven operating method according to
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a conceptual diagram of a coke oven to which a coke oven operating method according to an embodiment of the present invention is applied.
FIG. 2 is an explanatory diagram showing an arrangement relationship between an exclusion section and a kiln included in a coke oven group.
FIG. 3 is a diagram showing coke oven operation scheduling in the coke oven operation method according to the embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
10: Coke oven, 11: Coal tower, 12: Dry fire extinguishing equipment, 13, 14: Furnace group, 15, 16: Charging coal, 17: Rail, 18, 19: Fire train, 20: Rail, 21, 22 : Extruder
Claims (1)
一方の炉団に属するコークス炉移動機械が前記共用設備を使用中に他方の炉団に属するコークス炉移動機械の進入を排除する排除区間を該共用設備の両側に設け、前記一方の炉団に属するコークス炉移動機械が前記他方の炉団に属するコークス炉移動機械の前記所定時間休止の間に、前記一方の炉団側に設けた排除区間に配置された複数の前記窯に対する作業を行なうことを特徴とするコークス炉の操業方法。A furnace group having a plurality of kilns for producing coke is provided on both sides of the central shared equipment, and a coke oven moving machine provided in each furnace group includes a predetermined plurality of kilns in each of the furnace groups and the shared equipment. In the method of operating a coke oven that repeatedly moves between and transports coal and coke and then pauses for a predetermined time,
While the coke oven moving machine belonging to one furnace group is using the shared equipment, an exclusion section is provided on both sides of the shared equipment to exclude the entry of the coke oven moving machine belonging to the other furnace group, and the one furnace group The coke oven moving machine to which the coke oven moving machine belonging to the other furnace group belongs is suspended for the predetermined period of time to perform work on the plurality of kilns arranged in the exclusion section provided on the one furnace group side. Coke oven operation method characterized by
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