JP4191737B2 - モバイル記憶装置およびモバイル記憶システム - Google Patents

モバイル記憶装置およびモバイル記憶システム Download PDF

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本発明は、送信すべき情報に基づく電界を電界伝達媒体に誘起させるとともにこの誘起した電界を検出して情報の送受信を行うトランシーバを用いたモバイル記憶装置、およびモバイル記憶システムに関する。
携帯端末の小型化および高性能化によりウェアラブルコンピュータが注目されているが、図9はこのようなウェアラブルコンピュータを人間に装着して使用する場合の例を示している。同図に示すように、ウェアラブルコンピュータ7はそれぞれトランシーバ9を介して人間の腕、肩、胴体などに装着されて互いにデータの送受信を行うとともに、更に手足の先端で触れられるよう壁や床に設けられたトランシーバ9a、9bとケーブルとを介して外部に設けられたパソコン(PC)8と通信を行っている。
ここで、このようなウェアラブルコンピュータ7間、およびウェアラブルコンピュータ7とPC8間とのデータ通信に使用されるトランシーバ9は、レーザ光と電気光学結晶を用いた電気光学的手法による信号検出技術を利用していて、送信すべき情報に基づく電界を電界伝達媒体である生体に誘起させ、この誘起した電界を用いて情報の送受信を行うものである。
なお、トランシーバ9については、例えば特許文献1に記載されている。
特開2001−352298号公報
さて、USB(Universal Serial Bus)メモリ、MO(Magneto-Optical disk)などの持ち歩き可能な記憶装置(記憶媒体)が使用されている。このようなモバイル型記憶装置は、コンピュータと切り離して持ち歩き、任意の場所のコンピュータに接続して使用できるため、ユーザにとって便利である。
しかしながら、モバイル型記憶装置は、持ち歩きが可能であることから盗難などにより紛失する危険性がある。すなわち、悪意のある第三者がモバイル型記憶装置を不正に取得した場合、第三者はモバイル型記憶装置にアクセスし、当該記憶装置に記憶された情報を取得することができる。そして、第三者により、モバイル型記憶装置に記憶された情報が悪用されてしまうという問題がある。
本発明は、上記目的を解決するためになされたものであり、第三者のモバイル型記憶装置へのアクセスを防止し、セキュリティをより向上させることを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の本発明は、電界伝達媒体を介して通信可能なモバイル記憶装置であって、送信すべき情報に基づく電界を電界伝達媒体に誘起させるとともにこの誘起した電界を検出して情報の送受信を行うトランシーバと、データを記憶する記憶手段と、制御手段と、タイマー監視手段と、通信監視手段とを有し、前記制御手段は、発信器ととも当該モバイル記憶装置をユーザが携帯している場合に、前記発信器から電界通信媒体であるユーザの人体を通信路としてユーザIDを受信し、受信したユーザIDが前記記憶手段にあらかじめ記憶されたユーザIDと一致するか否かを判別し、一致した場合に前記記憶手段へのアクセスを許可する所定の時間を前記タイマー監視手段に設定し、前記通信監視手段は、ユーザの人体を通信路とした当該モバイル記憶装置と前記発信器との間の通信状態を監視し、当該モバイル記憶装置がユーザの人体から離れることにより前記発信器との通信の切断を検知した場合、切断通知を前記制御手段へ送信し、前記制御手段は、前記切断通知を受け付けた場合、前記タイマー監視手段へタイマーの開始指示を送信し、前記所定の時間内に限り、外部の情報処理装置から前記記憶手段へのアクセスを許可する。
また、第2の本発明は、電界伝達媒体を介して通信可能なモバイル記憶システムであって、ユーザIDを発信する発信機と、モバイル記憶装置と、情報処理装置と、を有し、前記発信機は、送信すべき情報に基づく電界を電界伝達媒体に誘起させるとともにこの誘起した電界を検出して情報の送受信を行う第1のトランシーバと、当該発信機のユーザIDを、前記第1のトランシーバを用いて所定のタイミングで発信する発信手段と、を有し、前記モバイル記憶装置は、送信すべき情報に基づく電界を電界伝達媒体に誘起させるとともにこの誘起した電界を検出して情報の送受信を行う第2のトランシーバと、データを記憶する記憶手段と、前記第2のトランシーバを用いて前記ユーザIDを受信し、受信したユーザIDが前記記憶手段にあらかじめ記憶されたユーザIDと一致するか否かを判別し、一致した場合に前記情報処理装置から前記記憶手段へのアクセスを許可する制御手段と、を有する。
本発明によれば、第三者のモバイル型記憶装置へのアクセスを防止し、セキュリティをより向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の実施形態に用いられるトランシーバ1の概略構成図である。図1に示すトランシーバ1は、レーザ光と電気光学結晶を用いた電気光学的手法による信号検出技術を利用していて、送信すべき情報に基づく電界を電界伝達媒体である生体に誘起させ、この誘起した電界を用いて情報の送受信を行うトランシーバである。
より詳しくは、トランシーバ1は、コンピュータ2からの送信データを入出力(I/O)回路901を介して受け取ると、この送信データを送信部902を介して送受信電極903に供給し、該送受信電極903および絶縁膜904を介して電界伝達媒体に電界を誘起させ、この電界を電界伝達媒体の他の部位に伝達させるようになっている。また、トランシーバ1は、電界伝達媒体に誘起されて伝達されてくる電界を絶縁膜904を介して送受信電極903で検出し、この電界を電界検出光学部905に結合して電気信号に変換する。そして、この電気信号は、信号処理回路906で増幅、ノイズ除去などの信号処理を施され、更に波形整形回路907で波形整形してから入出力回路901を介してコンピュータ2に出力するようになっている。
図2および図3は、トランシーバ1を利用した具体例であるモバイル記憶システムを示している。
図2(a)は、ユーザが、発信機3とモバイル型記憶装置4とを所持(装着、携帯)している状態を示した図である。ユーザは、発信機3を常時、携帯しているものとする。発信機3は、当該発信機3を携帯しているユーザのユーザID(または、発信機3の識別情報)を、所定のタイミングで発信する。モバイル型記憶装置4は持ち歩き可能な記憶装置であって、ユーザは、例えば洋服のポケットなどにモバイル型記憶装置4を入れて持ち歩いているものとする。そして、ユーザが発信機3とともにモバイル型記憶装置4を携帯している場合、モバイル型記憶装置4は、発信機3が発信するユーザIDを受信することができる。
図2(b)は、発信機3の概略構成図である。図示する発信機3は、ユーザID発信機31と、トランシーバ32とを有する。ユーザID発信機31は、当該発信機3を所持しているユーザのユーザIDを、所定のタイミングでモバイル型記憶装置4に発信する。すなわち、ユーザID発信機31は、トランシーバ32を用いて、電界通信媒体であるユーザの人体を介して、モバイル型記憶装置4にユーザIDを送信する。なお、ユーザIDは、ユーザ毎(または発信機3毎)にあらかじめ設定され、発信機3のメモリ(不図示)などに記憶されているものとする。トランシーバ32は、図1で説明したトランシーバ1と同様である。
図2(c)は、モバイル型記憶装置4の概略構成図である。図示するモバイル型記憶装置4は、記憶装置41と、図1に示すトランシーバ1と同様のトランシーバ42とを有する。記憶装置41は、制御部411と、タイマー監視部412と、通信監視部413と、記憶部415とを有する。制御部411は、発信機3が発信したユーザIDを受信するとともに、後述する情報処理装置からのアクセスを制御する。タイマー監視部412は、時間の経過を測定(監視)する。通信監視部413は、情報処理装置および発信機3との通信状態を監視する。記憶部415は、データを記憶する記憶装置であって、例えばUSBメモリなどを用いることが考えられる。なお、記憶部415の所定の記憶領域には、当該モバイル型記憶装置4の正当な所有者のユーザIDがあらかじめ記憶されているものとする。
図3は、図2に示すモバイル型記憶装置4が、テーブルなどの電界通信媒体9を介して情報処理装置5と通信可能な状態に配置された図である。
情報処理装置5は、コンピュータ51、図1に示すトランシーバ1と同様のトランシーバ52と、とを有する。コンピュータ51は、CPUと、メモリと、外部記憶装置と、入力装置と、出力装置と、通信制御装置とを備えた汎用的なコンピュータシステムであって、例えばパソコなどを用いることが考えられる。
次に、モバイル記憶システムの処理について説明する。
ユーザが常に携帯する発信機3は、当該発信機3を携帯している正当なユーザのユーザIDを、所定のタイミングで定期的に発信する。すなわち、ユーザID発信機31は、メモリなどに記憶されたユーザIDを読み出し、トランシーバ32および電界通信媒体(ユーザの人体)を介して、読み出したユーザIDをモバイル型記憶装置4に所定のタイミングで送信する。
ユーザがモバイル型記憶装置4をポケットなどに入れて装着している場合(図2(a)参照)、発信機3から発信されたユーザIDは、電界通信媒体(ユーザの人体)を通信路として、モバイル型記憶装置4に到達する。すなわち、モバイル型記憶装置4の制御部411は、電界通信媒体(ユーザの人体)を介してトランシーバ42が受信したユーザIDを、取得することができる。一方、モバイル型記憶装置4がユーザの体から離れている場合、発信機3とモバイル型記憶装置4との間の通信路が切断されてしまうため(通信路が存在しなくなるため)、モバイル型記憶装置4は、発信機3が発信したユーザIDを受信することができない。
図4は、モバイル型記憶装置4の処理を示すフローチャートである。モバイル型記憶装置4の制御部411は、発信機3から所定のタイミングで送信されるユーザIDを、電界通信媒体を介して受信する(S11)。なお、通信監視部413は、一旦、発信機3との通信路が確立された後は、リンクパルスなどの接続信号を送受信することにより、発信機3との通信状態(接続状態)を監視するものとする。
そして、制御部411は、受信したユーザIDが当該モバイル型記憶装置4の記憶部415に記憶されたユーザIDと一致するか否かを判別する(S12)。ユーザIDが一致する場合(S12:YES)、制御部411は、発信機3を所持しているユーザが当該モバイル型記憶装置4の正当なユーザであると判別する。そして、制御部411は、情報処理装置5からのアクセスを許可する所定の時間(例えば、30秒)を、タイマー監視部412に設定する(S13)。すなわち、制御部411は、タイマー監視部412のタイマーの値を、所定の時間にリセット(更新)する。一方、ユーザIDが一致しない場合(S12:NO)、制御部411は、情報処理装置5からのアクセス要求を拒否(ロック)する(S20)。
ここで、モバイル型記憶装置4が例えばポケットなどから取り出され、ユーザの体から離れた場合、通信監視部413は、発信機3に対して接続信号の送受信ができなくなる。これにより、通信監視部413は、発信機3と通信が切断されたことを検出し、切断通知を制御部411に送出する(S14:YES)。制御部411は、切断通知を受け付けると、S13でリセットされたタイマーの開始指示をタイマー監視部412に送出する(S15)。タイマー監視部412は、タイマーを開始し、設定された所定の時間の経過を計測する。例えば、タイマー監視部412は、設定された時間(例えば30秒)を一定時間ごとにカウントダウンしていくものとする。なお、通信監視部413が発信機3との通信の切断を検出しない場合、すなわち、ユーザがモバイル型記憶装置4を発信機3とともに装着し続けている場合(S14:NO)、S11の処理に戻る。
そして、制御部411は、情報処理装置5から記憶部415へのアクセス要求を受け付ける(S16)。すなわち、ユーザは、モバイル型記憶装置4を、使用する情報処理装置5の近傍に置く(図3参照)。これにより、情報処理装置5とモバイル型記憶装置4との間には、机などの電界通信媒体を介した通信路が確立される。そして、ユーザは、情報処理装置5にログインし、モバイル型記憶装置4に対してアクセスする。すなわち、情報処理装置5のコンピュータ51は、トランシーバ52および電界通信媒体(机など)を介して、モバイル型記憶装置4にアクセス要求を送信する。なお、通信監視部413は、一旦、情報処理装置5との通信路が確立された後は、リンクパルスなどの接続信号を送受信することにより、情報処理装置5との通信状態(接続状態)を監視するものとする。
そして、制御部411は、アクセス要求を受け付けた時点において、タイムアウトか否かを判別する(S17)。すなわち、制御部411は、タイマー監視部412のタイマーを開始した時点(S15)から、所定の時間が経過しているか否かを判別する。なお、制御部411は、タイマー監視部412のタイマーの値(経過時間)が例えば「0秒」になっている場合、タイムアウトであると判別する。
タイムアウトであると判別した場合(S17:YES)、制御部411は、情報処理装置5からのアクセス要求を拒否(ロック)する(S20)。一方、タイムアウトでないと判別した場合、すなわち所定の時間を経過してない場合(S17:NO)、制御部411は、情報処理装置5からのアクセス要求を許可する(S18)。これにより、情報処理装置5は、モバイル型記憶装置4の記憶部415にアクセスし、記憶部415に対してデータの読み書きを行うことができる。
通信監視部413は、情報処理装置5との通信状態(接続状態)を監視している。そして、モバイル型記憶装置4が机などの電界通信媒体から離れた場合、通信監視部413は、情報処理装置5と通信が切断されたことを検出し、切断通知を制御部411に送出する(S19:YES)。制御部411は、切断通知を受け付けると、その後の情報処理装置5からアクセス要求を拒否する(S20)。ユーザは、再度、モバイル型記憶装置4と情報処理装置5とを接続する場合、モバイル型記憶装置4を装着し、モバイル型記憶装置4と発信機3とを通信させる必要がある。すなわち、S11の処理に戻り、タイマー監視部412のタイマーを更新(リセット)する必要がある。
なお、切断信号を受け付けない限り(S19:NO)、制御部411は、情報処理装置5からのアクセス要求を許可する(S18)。
以上説明した第1の実施形態のモバイル型記憶装置4は、発信機3から受信したユーザIDとモバイル型記憶装置4に記憶されたユーザIDと照合する。そして、ユーザIDが一致する場合、発信機3を所持するユーザが当該モバイル型記憶装置4の正当なユーザであると判別し、情報処理装置5からのアクセスを許可する時間を更新する。これにより、第三者が他人のモバイル型記憶装置4を取得した場合であっても、第三者の発信機3のユーザIDと他人のモバイル型記憶装置4のユーザIDとは一致しないため、第三者は他人のモバイル型記憶装置4にアクセスすることができない。すなわち、モバイル型記憶装置4が盗難された場合であっても、第三者のモバイル型記憶装置4へのアクセスを防止し、より高いセキュリティを確保することができる。
また、本実施形態では、モバイル型記憶装置4は、所定の時間内に限り、情報処理装置5からのアクセスを許可する。これにより、所定の時間を経過した後は、正当なユーザ以外の第三者は、モバイル型記憶装置4にアクセスすることができない。
<第2の実施の形態>
図5および図6は、本発明の第2の実施形態が適用されたアクセス制御システムを示している。本実施形態では、ユーザがモバイル型記憶装置4を所持する替わりにアクセスキー装置を所持し、当該アクセスキー装置を用いて端末およびファイルサーバにログインする。
図5(a)は、ユーザが、発信機3とアクセスキー装置6とを所持(装着、携帯)している状態を示した図である。ユーザは、発信機3を常時、携帯しているものとする。発信機3は、第1の実施形態の発信機3と同様の構成(図2(b)参照)であって、ユーザIDを所定のタイミングで発信する。アクセスキー装置6は、持ち歩き可能な装置であって、端末およびファイルサーバにログインするためのアクセスキーが記憶されている。
図5(b)は、アクセスキー装置6の概略構成図である。図示するアクセスキー装置6は、アクセスキー記憶装置61と、図1に示すトランシーバ1と同様のトランシーバ62とを有する。アクセスキー記憶装置61は、制御部611と、タイマー監視部612と、通信監視部613と、記憶部615とを有する。制御部611は、発信機3が発信したユーザIDを受信するとともに、端末およびファイルサーバにアクセスキーを送信しログインする。タイマー監視部612は、時間の経過を測定(監視)する。通信監視部613は、発信機3との通信状態を監視する。記憶部615は、例えばメモリなどの記憶装置であって、端末およびファイルサーバにログインするためのアクセスキー(パスワードなど)が記憶されている。
図6(a)は、複数の端末7とファイルサーバ8とが、LANなどのネットワークにより接続されたネットワークシステムを示す図である。図示するネットワークシステムにおいて、ユーザは、アクセスキー装置6を例えばポケットから取り出し、所定の端末7の近傍に置く。これによりアクセスキー装置6が、テーブルなどの電界通信媒体を介して端末7と通信可能な状態となる。
図6(b)は、端末7の概略構成図である。端末7は、コンピュータ71と、図1に示すトランシーバ1と同様のトランシーバ72と、を有する。コンピュータ51は、CPUと、メモリと、外部記憶装置と、入力装置と、出力装置と、通信制御装置とを備えた汎用的なコンピュータシステムであって、例えばパソコなどを用いることが考えられる。そして、コンピュータ71は、ログイン処理部711と、通信監視部712とを有する。ログイン処理部711は、電界通信媒体およびトランシーバ72介して、アクセスキー装置6が送信するアクセスキーを受信し、ログイン処理を行う。通信監視部712は、アクセスキー装置6との通信状態を監視する。
次に、アクセス制御システムの処理について説明する。
ユーザが常に携帯する発信機3は、第1の実施形態と同様に、当該発信機3を携帯している正当なユーザのユーザIDを、所定のタイミングで定期的に発信する。ユーザがアクセスキー装置6をポケットなどに入れて装着している場合(図5(a)参照)、発信機3から発信されたユーザIDは、電界通信媒体(ユーザの人体)を通信路として、アクセスキー装置6に到達する。すなわち、アクセスキー装置6の制御部611は、電界通信媒体(ユーザの人体)を介してトランシーバ62が受信したユーザIDを、取得することができる。一方、アクセスキー装置6がユーザの体から離れている場合、発信機3とアクセスキー装置6との間の通信路が切断されてしまうため(通信路が存在しなくなるため)、アクセスキー装置6は、発信機3が発信したユーザIDを受信することができない。
図7は、アクセスキー装置6の処理を示すフローチャートである。アクセスキー装置6の制御部611は、発信機3から所定のタイミングで送信されるユーザIDを、電界通信媒体を介して受信する(S21)。なお、通信監視部613は、一旦、発信機3との通信路が確立された後は、リンクパルスなどの接続信号を送受信することにより、発信機3との通信状態(接続状態)を監視するものとする。
そして、制御部611は、受信したユーザIDが当該アクセスキー装置6の記憶部615に記憶されたユーザIDと一致するか否かを判別する(S22)。ユーザIDが一致する場合(S22:YES)、制御部611は、発信機3を所持しているユーザが当該アクセスキー装置6の正当なユーザであると判別する。そして、制御部611は、端末7およびファイルサーバ8にログインするためのアクセスキーの送信を許可する所定の時間(例えば、30秒)を、タイマー監視部612に設定する(S23)。すなわち、制御部611は、タイマー監視部612のタイマーの値を、所定の時間にリセット(更新)する。一方、ユーザIDが一致しない場合(S22:NO)、制御部611は、S21に戻る。
ここで、アクセスキー装置6が例えばポケットなどから取り出され、ユーザの体から離れた場合、通信監視部613は、発信機3に対して接続信号の送受信ができなくなる。これにより、通信監視部613は、発信機3との通信が切断されたことを検出し、切断通知を制御部611に送出する(S24:YES)。制御部611は、切断通知を受け付けると、S23でリセットされたタイマーの開始指示をタイマー監視部612に送出する(S25)。タイマー監視部612は、タイマーを開始し、設定された所定の時間の経過を計測する。例えば、タイマー監視部612は、設定された時間(例えば30秒)を一定時間ごとにカウントダウンしていくものとする。なお、通信監視部613が発信機3との通信の切断を検出しない場合、すなわち、ユーザがアクセスキー装置6を発信機3とともに装着し続けている場合(S24:NO)、S21の処理に戻る。
そして、制御部611は、電界通信媒体を介して、端末7との通信路を確立する(S26)。すなわち、ユーザは、アクセスキー装置6を、使用する端末7の近傍に置く(図6(a)参照)。これにより、端末7とアクセスキー装置6との間には、机などの電界通信媒体を介した通信路が確立される。
そして、制御部611は、端末7との通信路が確立した時点において、タイムアウトか否かを判別する(S27)。すなわち、制御部611は、タイマー監視部612のタイマーを開始した時点(S25)から所定の時間が経過しているか否かを、タイマー監視部612のタイマーの値(経過時間)を参照して判別する。タイムアウトでないと判別した場合、すなわち所定の時間を経過してない場合(S27:NO)、制御部611は、記憶部615に記憶されたアクセスキーを読み出して、読み出したアクセスキーを含むログイン要求を、電界通信媒体を介して端末7に送信する(S28)。なお、ログイン要求は、端末7に対するログイン要求だけでなく、ファイルサーバ8に対すログイン要求も含まれているものとする。一方、タイムアウトであると判別した場合(S27:YES)、制御部611は、ログイン要求を送信することなく、S21の処理に戻る。
図8は、端末7の処理を示すフローチャートである。端末7のログイン処理部711は、電界通信媒体およびトランシーバ72を介して、アクセスキー装置6からログイン要求を受信する(S31)。そして、ログイン処理部711は、ログイン要求に含まれるアクセスキーに基づいて、ログイン処理を行う(S32)。すなわち、ログイン処理部711は、正当なアクセスキーの場合はログインを許可し、不正なアクセスキーの場合はログインを拒否する。また、ログイン処理部711は、ログイン要求に含まれるアクセスキーを、ネットワークを介してファイルサーバ8に送信し、ファイルサーバ8に対するログイン処理も併せて行う。
なお、端末7の通信監視部712は、一旦、アクセスキー装置6との通信路が確立された後は、リンクパルスなどの接続信号を送受信することにより、アクセスキー装置6との通信状態(接続状態)を監視するものとする。そして、アクセスキー装置6が机などの電界通信媒体から離れた場合、通信監視部712は、アクセスキー装置6と通信が切断されたことを検出し、切断通知をログイン処理部711に送出する(S33:YES)。
ログイン処理部711は、切断通知を受け付けると、強制的にログアウト処理を行う(S34)。ユーザは、再度、端末7にログインする場合、アクセスキー装置6を装着し、アクセスキー装置6と発信機3とを通信させる必要がある。すなわち、図7の処理を行う必要がある。なお、切断信号を受け付けない限り(S33:NO)、ユーザは、端末7およびファイルサーバ8を使用することができる。
以上説明した処理により、アクセスキー装置6は、発信機3から受信したユーザIDが一致する場合であって、かつ、所定の時間内に端末7との通信路が確立された場合に限って、アクセスキーを端末7に送信し自動ログイン処理を行う。したがって、悪意のある第三者がアクセスキー装置6を用いて端末7およびファイルサーバに不正にログインすることを防止し、より高いセキュリティを確保することができる。
以上、本発明の各実施の形態について説明してきたが、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、本発明の実施の形態に対して種々の変形や変更を施すことができる。
本発明の実施の形態に用いられるトランシーバの概略構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るモバイル記憶システムの構成を示す図である。 第1の実施形態のモバイル型記憶システムと情報処理装置とを示す図である。 第1の実施形態のフローチャートである。 第2の実施形態に係るアクセス制御システムの構成を示す図である。 第2の実施形態のアクセスキー装置を端末に接続した場合の模式図である。 第2の実施形態のアクセスキー装置のフローチャートである。 第2の実施形態の端末のフローチャートである。 トランシーバを介してウェアラブルコンピュータを人間に装着して使用する場合の例を示す説明図である。
符号の説明
1 トランシーバ
2 コンピュータ
3 発信機
4 モバイル型記憶装置
5 情報処理装置
6 アクセスキー装置
7 端末
8 ファイルサーバ
901 I/O回路
902 送信部
903 送受信電極
904 絶縁膜
905 電界検出光学部
906 信号処理回路
907 波形整形回路
910 受信部

Claims (4)

  1. 電界伝達媒体を介して通信可能なモバイル記憶装置であって、
    送信すべき情報に基づく電界を電界伝達媒体に誘起させるとともにこの誘起した電界を検出して情報の送受信を行うトランシーバと、
    データを記憶する記憶手段と、制御手段と、タイマー監視手段と、通信監視手段とを有し、
    前記制御手段は、発信器ととも当該モバイル記憶装置をユーザが携帯している場合に、前記発信器から電界通信媒体であるユーザの人体を通信路としてユーザIDを受信し、受信したユーザIDが前記記憶手段にあらかじめ記憶されたユーザIDと一致するか否かを判別し、一致した場合に前記記憶手段へのアクセスを許可する所定の時間を前記タイマー監視手段に設定し、
    前記通信監視手段は、ユーザの人体を通信路とした当該モバイル記憶装置と前記発信器との間の通信状態を監視し、当該モバイル記憶装置がユーザの人体から離れることにより前記発信器との通信の切断を検知した場合、切断通知を前記制御手段へ送信し、
    前記制御手段は、前記切断通知を受け付けた場合、前記タイマー監視手段へタイマーの開始指示を送信し、前記所定の時間内に限り、外部の情報処理装置から前記記憶手段へのアクセスを許可すること
    を特徴とするモバイル記憶装置。
  2. 電界伝達媒体を介して通信可能なモバイル記憶システムであって、
    ユーザIDを発信する発信機と、モバイル記憶装置と、情報処理装置と、を有し、
    前記発信機は、
    送信すべき情報に基づく電界を電界伝達媒体に誘起させるとともにこの誘起した電界を検出して情報の送受信を行う第1のトランシーバと、
    当該発信機のユーザIDを、前記第1のトランシーバを用いて所定のタイミングで発信する発信手段と、を有し、
    前記モバイル記憶装置は、
    送信すべき情報に基づく電界を電界伝達媒体に誘起させるとともにこの誘起した電界を検出して情報の送受信を行う第2のトランシーバと、
    データを記憶する記憶手段と、
    前記第2のトランシーバを用いて前記ユーザIDを受信し、受信したユーザIDが前記記憶手段にあらかじめ記憶されたユーザIDと一致するか否かを判別し、一致した場合に前記情報処理装置から前記記憶手段へのアクセスを許可する制御手段と、を有すること
    を特徴とするモバイル記憶システム。
  3. 請求項2記載のモバイル記憶システムであって、
    前記モバイル記憶装置の制御手段は、前記受信したユーザIDが前記記憶手段に記憶されたユーザIDと一致する場合、所定の時間内に限り前記情報処理装置からのアクセスを許可し、所定の時間が経過した後は前記情報処理装置からのアクセスを拒否すること
    を特徴とするモバイル記憶システム。
  4. 請求項2記載のモバイル記憶システムであって、
    前記モバイル記憶装置は、
    当該モバイル記憶装置と前記情報処理装置との通信状態を監視し、通信路の切断を検出した場合に切断通知を前記制御手段に送出する通信監視手段を、さらに有し、
    前記制御手段は、前記切断通知を受け付けると、前記情報処理装置からのアクセスを拒否すること
    を特徴とするモバイル記憶システム。
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