JP4191314B2 - Cosmetics - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は化粧料に関するものであり、更に詳細には、耐水性、化粧持続性に優れ、粉体分散性が良好な事によって製品自身及び使用時の化粧膜が均一で、経時安定性にも優れ、滑らかで良好な感触を有する化粧料を提供することを目的とするものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より化粧料の耐水性や化粧持続性を向上させるため、粉体を撥水処理したり、油溶性樹脂と揮発性油を組み合わせて配合し、化粧膜を強固にする技術が知られている。特にパーフルオロアルキルリン酸エステル及びその塩を用いた処理粉体は、高い撥水性を付与させることが可能なため、高い耐水性と化粧持続性を要求される化粧料に配合する粉体として有用である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
パーフルオロアルキルリン酸エステル及びその塩を用いて処理された化粧料用粉体は、耐水性、化粧持続性を要求される化粧料にとって有用な粉体であるが、その反面、高い撥油性をも付与されることから、媒質によっては濡れ性が非常に悪く、分散性が良好でないものもあり、均一で経時的にも安定な化粧料を得ようとした場合には、強力で時間的にも長い粉体分散工程が必要になることが多かった。加えて、分散性が良好でないことにより、使用した際の肌上の化粧膜に悪影響を及ぼすため、均一な化粧膜を得る為には製品調製時に処方的制約を受けることがあった。
また、パーフルオロアルキルリン酸エステル及びその塩を用いて撥水・撥油処理の化粧料用粉体を得る場合には、充分な効果を得るために炭素数が8以上のパーフルオロアルキル基が必要になる。その場合、粉体表面に処理される化合物は固体状を呈し、粉体自体が有する滑らかさが失われる場合があった。
従って、媒質に対して適度な濡れ性を有する、換言すれば、適度な撥油性を有し、分散処理が容易な化粧料用粉体や、それを配合することによって、耐水性、化粧持続性に優れ、粉体分散性が良好な事による化粧膜の均一性、経時安定性にも優れ、滑らかで良好な感触を有する化粧料の開発が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
係る実情において、本発明者は鋭意検討を重ねた結果、特定のパーフルオロポリエーテル基を有する化合物処理粉体とシリコーン樹脂とを含有することにより、高い耐水性と化粧持続性を具備し、製品自身及び使用した際の化粧膜の均一性が高く、経時安定性にも優れ、滑らかで良好な感触を有する化粧料が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、次の成分(a)及び(b);
(a)パーフルオロポリエーテルアルキルリン酸エステル及びその塩、パーフルオロポリエーテルアルキル硫酸エステル及びその塩、パーフルオロポリエーテルアルキルカルボン酸及びその塩から選択される、分子量が300以上であるパーフルオロポリエーテル基を有する、1種又は2種以上の化合物で表面を処理した化粧料用粉体
(b)シリコーン樹脂
を含有することを特徴とする化粧料を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳述する。
本発明に使用される(a)成分は、特定のパーフルオロポリエーテル基を有する化合物で基材粉体を処理したもので、特開平8−133928号公報等に記載されているものが例示される。処理粉体を構成するパーフルオロポリエーテル基を有する化合物とは、パーフルオロポリエーテルアルキルリン酸及びその塩、パーフルオロポリエーテルアルキル硫酸及びその塩、パーフルオロポリエーテルアルキルカルボン酸及びその塩から選択される。これらの化合物はパーフルオロポリエーテル基を含有し、かつ粉体表面と親和性を持つためのリン酸基及び硫酸基及びカルボキシル基から選択される極性基を有するものである。
また、パーフルオロポリエーテル基とは、パーフルオロアルキレン又はパーフルオロアルキルと結合しているエーテル酸素が少なくとも2以上有する基をいうこととする。従って、本発明に係るパーフルオロポリエーテルアルキルリン酸及びその塩には、特開平5−39209号公報及び特開平5−58841号公報に記載のようなエーテル酸素を一つしか持たないパーフルオロオキシアルキル基を含有する化合物は含まれない。
パーフルオロポリエーテル基の分子量は300以上であり、好ましくは500以上であり、好ましい上限は概ね7000程度である。300未満では、撥水・撥油性の付与を十分に行うことがでず、本発明の効果を発現することが困難である。
【0006】
パーフルオロポリエーテル部分を構成する好ましいパーフルオロオキシアルキレン基には、例えばパーフルオロオキシメチレン基、パーフルオロオキシエチレン基、パーフルオロオキシイソプロピレン基、パーフルオロオキシn−プロピレン基などが挙げられる。これらから少なくとも1種以上が選択され且つ重合してパーフルオロポリエーテル基を構成する。
この中で、特に好ましいパーフルオロポリエーテル基は下記一般式(1)、(2)で表わされる基である。
【0007】
−(X)CFO(CFCF(CF)O)(CFCFO)(CFO)CF(X)− …(1)
−(X)CFO(CFCFCFO)(CFCFO)(CFO)CF(X)− …(2)
(但し、分子量は300以上であり、より好ましくは500以上であり、l、mは0以上の整数を示し、nは1以上の整数を示し、l=m≠0であり、l/n=1〜100であり、より好ましくは20〜40であり、m/n=0.1〜50であり、より好ましくは0.2〜20であり、Xは同一又は異なっても良く、F又はCFである。)
尚、パーフルオロポリエーテル基が2種以上のパーフルオロオキシアルキレン基を含有する場合において、それぞれ同種のものが連続重合している場合に限られず、ランダム重合或いはブロック重合でも構わない。
【0008】
更に、本発明に係るパーフルオロポリエーテル基を有する化合物と基材粉体との固着力の観点から、前記化合物から粉体との親和性を有する極性基が容易に離脱しないことが必要であり、そのために前記化合物には、少なくとも1以上のオキシアルキレン基を含むことが好ましい。より好ましくは、1〜2である。3以上のオキシアルキレン基が存在すると前記化合物の撥水・撥油性が劣ったものとなるからである。同様に固着力の点で、オキシアルキレン基に加え更に、アルキレン基を含ませてもよい。アルキレン基の好ましい炭素数は2以下である。
【0009】
上記のパーフルオロポリエーテル基を有する化合物は、パーフルオロポリエーテルアルキルリン酸及びその塩、パーフルオロポリエーテルアルキル硫酸及びその塩、パーフルオロポリエーテルアルキルカルボン酸及びその塩が挙げられるが、中でも好ましくはパーフルオロポリエーテルアルキルリン酸又はその塩である。より好ましくは下記一般式(3)、(4)で表わされる化合物及びそのジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩等のアミン塩である。
【0010】
[C2a+1O(CO)(CFO)CF(X)(CH−−(OCHCHOP(=O)(OH)3−q …(3)
(但し、パーフルオロポリエーテル基の分子量は300以上であり、より好ましくは500以上であり、l/n=1〜100であり、より好ましくは20〜40であり、aは1〜10であり、dは0〜2であり、qは1又は2であり、rは1〜2であり、XはF又はCFである。)
【0011】
(HO)(O=)PO(CHCHO)CHCFO(CFCFO)(CFO)CFCH(OCHCHOP(=O)(OH)…(4)
(但し、パーフルオロポリエーテル基の分子量は300以上であり、より好ましくは500以上であり、m/n=0.1〜50であり、より好ましくは0.2〜20であり、rは1〜2である。)
【0012】
本発明の(a)成分の特定のパーフルオロポリエーテル基を有する化合物で処理を施す粉体としては、従来化粧用粉体として用いられている粉体であれば、球状、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、金属粉体類、複合粉体類等が挙げられる。具体的に例示すれば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリウム等の白色無機顔料、酸化鉄、カーボンブラック、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群青等の有色無機顔料、タルク、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、絹雲母(セリサイト)、合成セリサイト、カオリン、炭化珪素、ベントナイト、スメクタイト、無水ケイ酸、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化アンチモン、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、窒化ホウ素等の白色体質粉体、二酸化チタン被覆雲母、二酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等の光輝性粉体、ポリアミド系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル共重合樹脂等のコポリマー樹脂、ポリプロピレン系樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等の有機高分子樹脂粉体、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジン等の有機低分子性粉体、澱粉、シルク粉末、セルロース粉末等の天然有機粉体、赤色201号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等の有機顔料粉体、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体あるいは更にアルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体、等が挙げられ、これら粉体はその1種又は2種以上を用いることができ、更に複合化したものを用いても良い。
【0013】
粉体を特定のパーフルオロポリエーテル基を有する化合物で表面処理する方法は、特に制限されず、通常の粉体表面被覆処理方法を適用することができる。例えば、パーフルオロポリエーテル基を有する化合物を溶剤(有機溶媒あるいは極性溶媒)に溶解又は分散し、粉体と混合し、その後溶剤を除去、乾燥する方法、あるいは粉体を水に分散し、その分散物にパーフルオロポリエーテル基を有する化合物の塩溶液を添加し、系の液性を酸性にすることで粉体表面にパーフルオロポリエーテル基を有する化合物を析出、固着させる方法等によって容易に処理粉体を得ることができる。
尚、上記処理後、粉体にパーフルオロポリエーテル基を有する化合物をより強く吸着させるために、高温で焼き付けても良い。また、表面処理にあっては粉体を同時に2種以上混合して処理することもできる。
更に、本発明の効果を損なわない範囲で、そのほかのフッ素系化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、レシチン、水素添加レシチン、N−長鎖アシルアミノ酸、コラーゲン、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス、ロウ、界面活性剤などの公知のコーティング剤で同時に又は重ねて処理してもよい。多重の処理を行う場合、公知の表面処理とパーフルオロポリエーテル基を有する化合物による処理の順序は問わない。
パーフルオロポリエーテル基を有する化合物による処理量は、その化合物の種類や粉体によって異なるが、効果の発現の点において、好ましくは粉体の0.1〜50重量%(以下、単に「%」で示す。)、より好ましくは0.5〜20%である。
(a)成分の処理粉体配合量は化粧料中に2〜95%が好ましく、更に好ましくは5〜85%である。この範囲で用いれば目的とする効果をより十分に得ることができる。
【0014】
本発明の化粧料において、特定のパーフルオロポリエーテル基を有するフッ素化合物により処理された化粧料用粉体は、高い撥水性を呈するため、耐水性、化粧持続性を要求される化粧料への配合に適している。また、パーフルオロアルキル基を有するフッ素化合物で処理されたものと比較して、媒質に対する濡れ性に優れ、分散性が良好であるため、当該粉体を配合した化粧料及び化粧膜は均一なものとすることができる。また、製品自身の経時的安定性にも優れている。更に、本発明の化粧料用粉体は、粉体表面に処理される化合物が固体ではなく液状を呈しているため、化粧料に配合した場合でも、滑らかで良好な感触を有する化粧料を得ることができる。
【0015】
本発明の化粧料は、前記の特定のパーフルオロポリエーテル基を有するフッ素化合物により表面処理された化粧料用粉体を粉体成分として必須に配合して製造する。他の粉体成分については、発明の効果を妨げないためにも、予め油剤等で処理した粉体成分を配合することが好ましいが、特に限定されるものではなく、未処理の粉体成分の配合も可能である。
【0016】
本発明に用いられる成分(b)のシリコーン樹脂は、揮発性シリコーン油に溶解又は均一に分散することのできる、常温で固体又は軟固体状のシリコーン樹脂を示している。具体的に例示すれば、トリメチルシロキシケイ酸樹脂、アクリル−シリコーン系グラフト共重合体、部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物等が挙げられる。
【0017】
トリメチルシロキシケイ酸樹脂とは、(RSiO1/2・(SiO4/2(Rは炭素数1〜6までの炭化水素基又はフェニル基)で表され、x/yは1/8〜6/1の範囲に存在する有機シリコーン樹脂である。トリメチルシロキシケイ酸樹脂の市販品としては、シリコーン油で溶解したものとして、例えば、KF7312F、KF7312J、KF7312K、KF9001、KF9002、X−21−5249、X−21−5250、(以上、信越化学工業(株)製)、DC593、BY11−018(以上、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製)、TSF4600(東芝シリコーン(株)製)等が挙げられる。
【0018】
アクリル−シリコーン系グラフト共重合体とは、分子鎖の片末端にラジカル重合性基を有するオルガノポリシロキサン化合物とアクリレート及び/又はメタクリレートを主体とするラジカル重合性モノマーとのラジカル重合体で、特開平2−25411号公報、特開平2−132141号公報等に記載されているものが例示される。例えば、分子鎖の片末端にラジカル重合性を有するオルガノポリシロキサン化合物は、下記一般式(5)
【0019】
【化1】

Figure 0004191314
【0020】
R1:メチル基又は水素原子
R2:場合によりエーテル結合1個又は2個で遮断されている直鎖状又は分岐状の炭素鎖を有する炭素原子1〜10個の2価の飽和炭化水素基
R3:メチル基又はブチル基
l:3〜300
で表されるものが挙げられる。
【0021】
一方、アクリレート及び/又はメタクリレートを主体とするラジカル重合性モノマーとは、ラジカル重合性不飽和結合を分子中に1個有する化合物を意味し、使用されるアクリレート及び/又はメタクリレートとしては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、セチル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、ベヘニル(メタ)アクリレート、トリアコンタニル(メタ)アクリレート、ヘントリアコンタニル(メタ)アクリレート等のアルキル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、フルオロ炭素鎖1〜10のパーフルオロアルキル(メタ)アクリレート、コレステリル(メタ)アクリレート、アルキルコレステリル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸アミドを例示することができる。また、上記したアクリレート及び/又はメタクリレート以外に必要に応じて種々の重合性モノマー化合物も使用することができる。これらの化合物としては、スチレン、置換スチレン、酢酸ビニル、(メタ)アクリル酸、無水マレイン酸、マレイン酸エステル、フマル酸エステル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、エチレン、プロピレン、ブタジエン、アクリロニトリル、フッ化オレフィン、N−ビニルピロリドン等を例示することができる。また、アクリル変性シリコーン樹脂の樹脂硬度を調節するために、エチレングリコールジ(メタ)アクリル酸エステル、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリル酸エステル等の架橋剤をラジカル重合性モノマーとして含有しても構わない。
【0022】
分子鎖の片末端にラジカル重合性基を有するジメチルポリシロキサン化合物とアクリレート及び/又はメタクリレートを主体とするラジカル共重合性モノマーとの共重合は、重合比率1/19〜2/1の範囲内で、ベンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、アゾビスイソブチロニトリル等の通常のラジカル重合開始剤の存在下で行われ、溶液重合法、乳化重合法、懸濁重合法、バルク重合法のいずれの方法の適用も可能である。アクリル変性シリコーン樹脂の市販品としては、KP561、KP571、溶剤に溶解したものとして、KP541、KP543、KP545(以上、信越化学工業社製)等が挙げられる。
【0023】
部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物としては、ベンゼンに不溶であるが、自重と同重量以上のベンゼンを含みうる三次元架橋構造を有するオルガノポリシロキサン重合物で、特公平8−6035号公報等に記載されているものが例示される。部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物は、オルガノポリシロキサンを架橋結合させて得られる重合物であり、一部に三次元架橋構造を有し、RSiO単位及びRSiO1.5単位よりなり、RSiO0.5単位及び/又はSiO単位を含んでいても良い。但し、各構成単位のRは水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基、フェニル基、トリル基等などのアリール基、およびビニル基等の脂肪族不飽和基などが例示され、同種又は異なった種類であっても良い。市販品としては、部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物にシリコーン油を配合したものとして、例えば、KSG15、KSG16、KSG18(いずれも信越化学工業(株)製)等が挙げられる。
【0024】
本発明の化粧料において、シリコーン樹脂は、耐水性、化粧持続性を向上させる働きをする。また、本発明の化粧料におけるシリコーン樹脂の配合量は、シリコーン樹脂の種類によっても異なるが、化粧料中0.5〜50%が好ましく、更に好ましくは2〜25%である。この範囲で用いれば目的とする効果をより十分に得ることができる。化粧料へのシリコーン樹脂の配合方法は、一例を挙げれば揮発性シリコーン油に溶解又は均一に分散して配合することができるが、配合方法はこれに限定されるものではない。揮発性シリコーン油を具体的に例示すれば、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等の環状シリコーン油や沸点300℃以下の直鎖状のジメチルポリシロキサンが挙げられる。
【0025】
本発明の化粧料は、前記のシリコーン樹脂を必須に配合して製造するが、シリコーン樹脂以外の油溶性樹脂も発明の効果を妨げない範囲で配合することができる。シリコーン樹脂以外の油溶性樹脂としては、アルキル(メタ)アクリレート、ポリビニルピロリドン、ポリビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体、ポリエステル、ポリイソブチレン等の有機高分子系樹脂、ロジン酸ペンタエリスリトール等のロジン系樹脂等が例示される。
【0026】
本発明の化粧料は、更に(c)成分として分子内に親水性セグメント及びオルガノポリシロキサンセグメントを含有する両親媒性シリコーン化合物を含有することにより、製品自身及び使用した際の化粧膜の均一性や経時安定性が格段に向上する。本発明に用いられる、分子内に親水性セグメント及びオルガノポリシロキサンセグメントを含有する両親媒性シリコーン化合物は、分子内に親水性セグメント及びオルガノポリシロキサンセグメントを有するシリコーン誘導体であり、オルガノポリシロキサンの側鎖部及び/又は末端部に親水性セグメントを有するものである。親水性セグメントを例示すれば、アミノ基(−NH、−NHRNH)、水酸基(−OH)、カルボキシル基(−COOH)、ポリオキシアルキレン基(−(OR)−)等が挙げられる。
【0027】
本発明に使用される両親媒性シリコーン化合物をより具体的に例示すれば、アミノ変性オルガノポリシロキサン(−NH側鎖タイプ)としてKF−864、KF−865、KF−868、KF−8003(信越化学工業株式会社製)、アミノ変性オルガノポリシロキサン(−NH両末端タイプ)としてKF−8012、X−22−161A、X−22−161B、X−22−161AS(同上)、アミノ変性オルガノポリシロキサン(−NHRNH側鎖タイプ)としてKF−860、KF−861、KF−880、KF−8002、KF−8004、KF−8005、KF−858(同上)、カルビノール変性オルガノポリシロキサン(側鎖タイプ)としてX−22−4015(同上)、カルビノール変性オルガノポリシロキサン(両末端タイプ)としてKF−6001、KF−6002、KF−6003、X−22−160AS(同上)、カルボキシ変性オルガノポリシロキサン(−COOH側鎖タイプ)としてX−22−3701E(同上)、カルボキシ変性オルガノポリシロキサン(−COOH両末端タイプ)としてX−22−162A、X−22−162C(同上)、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン(−(OR)−側鎖タイプ)としてKF−6011、KF−6012、KF−6013、KF−6015、KF−6016、KF−6017(同上)、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン(−(OR)−両末端タイプ)としてX−22−4991(同上)、ポリオキシアルキレン・アルキル共変性オルガノポリシロキサンとして、KF−6026(同上)、ABILEM−90(ゴールドシュミット社製)等が挙げられ、これらを1種又は2種以上用いることができる。
【0028】
これらの両親媒性シリコーン化合物は、いずれも本発明に好適に使用できるが、特に好ましいものとしては、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、ポリオキシアルキレン・アルキル共変性オルガノポリシロキサン及び下記一般式(6)、(7)、(8)で示される、(ポリ)グリセリン変性オルガノポリシロキサンである。
Si(Ra)1/2−[Si(Ra)2/2−[Si(Ra)XO2/2−Si(Ra)1/2 …(6)
Si(Ra)3−a1/2−[Si(Ra)2/2−Si(Ra)3−a1/2 …(7)
Si(Ra)3−a1/2−[Si(Ra)2/2−[Si(Ra)XO2/2−Si(Ra)3−a1/2 …(8)
(式中Raは互いに異なっていてもよい炭素数1〜6の一価の炭化水素基又はハロゲン原子で一部若しくは総ての水素原子が置換された炭化水素基、aは0、1若しくは2、n、mは1以上200以下の整数、Xは互いに異なっていてもよい下記一般式(9)及び(10)で表される一価の基)
−Rb−O−(CHCH(OH)CH0)−H …(9)
−Rb−O−CH(CHOCHCH(OH)CH0H) …(10)
(式中Rbは途中を酸素原子で遮断されていてもよい二価の炭化水素基、pは1〜20の整数)
【0029】
前述した両親媒性シリコーン化合物は、親水性セグメント部分とオルガノポリシロキサンセグメント部分が分子中に占める割合によって、水に対する溶解性が変化する。本発明の化粧料には、水に対する溶性の如何を問わずに両親媒性シリコーン化合物を配合することができるが、盛夏用の化粧料のような高い耐水性を要求される化粧料においては、水に不溶性の両親媒性シリコーン化合物を配合することが好ましい。また、性状においては肌への付着性を減じないために液状であることが好ましいが、特に限定されるものではない。
【0030】
本発明の化粧料において、両親媒性のシリコーン化合物は、特定のパーフルオロポリエーテル基を有するフッ素化合物により処理されて分散性が良好となった化粧料用粉体によってもたらされるところの製品自身及び化粧膜の均一性を更に向上させ、経時安定性を向上させる効果を担う。
【0031】
本発明の化粧料においての両親媒性のシリコーン化合物の配合量は、両親媒性のシリコーン化合物の種類や調製する化粧料の剤型によっても異なるが、化粧料中0.05〜10%が好ましく、更に好ましくは0.1〜5%である。この範囲で用いれば、目的とする効果をより十分に発現することができる。本発明の化粧料においての両親媒性シリコーン化合物の配合方法は、油性成分と混合して配合する等常法に従って配合することができるが、粉体に予め含浸する等の配合方法を採っても良く、限定されるものではない。また、当該の両親媒性シリコーン化合物は、本発明の化粧料を乳化型化粧料とする場合には、乳化剤としても働く。
【0032】
本発明の化粧料は、目的に応じて上記した必須成分に加え、通常化粧料に使用される成分を配合することができる。本発明において、油性成分を配合することにより、エモリエント感を付与したり剤型の硬さや塗布時の感触を調整することができる。更に乳化型化粧料とし、水性成分による清涼感やモイスチャー感を調整することができる。また、界面活性剤により、系の安定性や、粉の分散性を向上することができる。
油性成分としては、化粧品一般に使用される動物油、植物油、合成油等の起源及び、固形油、半固形油、液体油、揮発性油等の性状を問わず、炭化水素類、油脂類、ロウ類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、(b)成分以外のシリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類、油性ゲル化剤類等が挙げられる。具体的には、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、ポリブテン、パラフィンワックス、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス、エチレンプロピレンコポリマー、モクロウ、モンタンワックス、フィッシャートロプシュワックス等の炭化水素類、オリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油等の油脂類、ミツロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、ゲイロウ等のロウ類、セチルイソオクタネート、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、トリオクタン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、トリベヘン酸グリセリル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、コレステロール脂肪酸エステル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)等のエステル類、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、ロジン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等の脂肪酸類、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、低重合度ジメチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、架橋型オルガノポリシロキサン、フッ素変性シリコーン等のシリコーン類、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類、ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体、デキストリン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、デンプン脂肪酸エステル、12−ヒドロキシステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム等の油性ゲル化剤類等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を用いることができる。
【0033】
水性成分としては、水及び水に可溶な成分であれば何れでもよく、水の他に、例えば、エチルアルコール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール類、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類、アロエベラ、ウイッチヘーゼル、ハマメリス、キュウリ、レモン、ラベンダー、ローズ等の植物抽出液が挙げられ、水溶性高分子としては、グアーガム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸、アラビアガム、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン等の天然系のもの、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等の半合成系のもの、カルボキシビニルポリマー、アルキル付加カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム等の合成系のものを挙げることができる。
【0034】
界面活性剤としては、成分(c)の両親媒性シリコーン化合物以外では、化粧品一般に用いられている界面活性剤であればいずれのものも使用でき、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。
非イオン性界面活性剤としては、例えば、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、プロピレングリコール脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビトールの脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリアルキレングリコール脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、グリセリンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ラノリンのアルキレングリコール付加物等が挙げられる。
アニオン界面活性剤としては、例えば、ステアリン酸、ラウリン酸のような脂肪酸の無機及び有機塩、アルキルベンゼン硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、α−スルホン化脂肪酸塩、アシルメチルタウリン塩、N−メチル−N−アルキルタウリン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、アルキル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐酸塩、N−アシルアミノ酸塩、N−アシル−N−アルキルアミノ酸塩、ο−アルキル置換リンゴ酸塩、アルキルスルホコハク酸塩等が挙げられる。
カチオン界面活性剤としては、例えば、アルキルアミン塩、ポリアミン及びアルカノールアミン脂肪酸誘導体、アルキル四級アンモニウム塩、環式四級アンモニウム塩等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、レシチンやリゾレシチン及びこれらの水素添加物等のリン脂質含有成分、アミノ酸タイプやベタインタイプのカルボン酸型、硫酸エステル型、スルホン酸型、リン酸エステル型のものが挙げられ、例えば、N,N−ジメチル−N−アルキル−N−カルボキシルメチルアンモニウムベタイン、N,N−ジアルキルアミノアルキレンカルボン酸、N,N,N−トリアルキル−N−スルフォアルキレンアンモニウムベタイン、N,N−ジアルキル−N,N−ビス(ポリオキシエチレン硫酸)アンモニウムベタイン、2−アルキル−1−ヒドロキシエチル−1−カルボキシメチルイミダゾリニウムベタイン等が挙げられる。
【0035】
本発明の化粧料には、本発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて、各種成分、例えば、紫外線吸収剤、保湿剤、皮膜形成剤、褪色防止剤、酸化防止剤、消泡剤、美容成分、防腐剤、香料などを各種の効果を付与するために適宜配合することができる。
紫外線吸収剤としては、例えばベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル酸系、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン等、保湿剤としては、例えばタンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン、ケラチン等、酸化防止剤としては、例えばα−トコフェロール、アスコルビン酸等、美容成分としては、例えばビタミン類、消炎剤、生薬等、防腐剤としては、例えばパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール等が挙げられる。
【0036】
本発明の化粧料は、(a)成分の特定のパーフルオロポリエーテル基を有するフッ素化合物により処理された化粧料用粉体、(b)成分のシリコーン樹脂を必須に配合する。また、前記二成分に加えて(c)成分の両親媒性シリコーン化合物を任意に配合することで製造する。本発明の化粧料は、メークアップ化粧料、スキンケア化粧料、頭髪化粧料があげられるが、化粧料の剤型は、化粧料用粉体と油性成分から成る粉体化粧料や油性化粧料、更に水性成分を加えた乳化型化粧料などが挙げられ、性状も固形状、クリーム状、乳液状、多層状(用時振盪)等が可能であるが、本発明の効果を最も発現できる化粧料剤型としては、油性化粧料及び油中水型の乳化型化粧料である。また、化粧料用途としては、ファンデーション、下地、コンシーラー、白粉、頬紅、口紅、リップクリーム、アイカラー、アイライナー、アイブロウ、マスカラ等のメークアップ化粧料において、より効果の発現が顕著である。
【0037】
【実施例】
次に実施例を挙げて更に説明する。尚これらは、本発明を何等限定するものではない。
【0038】
製造例1:処理酸化チタン
ビーカーに2−プロパノールを500gと下記に示すパーフルオロポリエーテルアルキルリン酸5gを入れ、攪拌しながら酸化チタン(石原産業(株)CR−50)95gを添加する。室温で十分攪拌した後、80℃にて1時間混合後、減圧乾燥し、パーフルオロポリエーテル化合物5%処理酸化チタンを得た。
(HO)2(O=)PO(CH2CH2O)rCH2CF2O(CF2CF2O)m(CF2O)nCF2CH2(OCH2CH2rOP(=O)(OH)2 …(11)
(式中、m/n=1.8、r=1〜2、パーフルオロポリエーテルアルキルリン酸の平均分子量は1050であり、パーフルオロポリエーテル基の平均分子量は606である。)
【0039】
製造例2〜8
製造例1と同様の方法で処理して、パーフルオロポリエーテル化合物5%処理酸化亜鉛(製造例2:処理酸化亜鉛)、パーフルオロポリエーテル化合物5%処理ベンガラ(製造例3:処理ベンガラ)、パーフルオロポリエーテル化合物3%処理黄酸化鉄(製造例4:処理黄酸化鉄)、パーフルオロポリエーテル化合物3%処理黒酸化鉄(製造例5:処理黒酸化鉄)パーフルオロポリエーテル化合物1%処理タルク(製造例6:処理タルク)、パーフルオロポリエーテル化合物3%処理マイカ(製造例7:処理マイカ)、パーフルオロポリエーテル化合物1%処理雲母チタン(製造例8:処理雲母チタン)を得た。
【0040】
製造例9:処理シリカ
ビーカーに水500mlを入れ、攪拌しながらシリカ49.5gを入れ室温にて充分攪拌する。このシリカ分散液に、下記に示すパーフルオロポリエーテルアルキルリン酸ジエタノールアミン塩20%水溶液を2.5g徐々に添加し、添加後3時間攪拌混合を行った。塩酸にて中和した後、吸引濾過を行い、乾燥してパーフルオロポリエーテル化合物1%処理シリカを得た。
CFO(CFCF(CF)O)(CFO)CFCH
−(OCHCH1.9OP(=O)[ONH(CHCHOH) …(12)
(式中、l/n=24.1、パーフルオロポリエーテルアルキルリン酸ジエタノールアミン塩の平均分子量は1195であり、パーフルオロポリエーテル基の平均分子量は791である。)
【0041】
製造例10〜12
製造例9と同様の方法で処理して、パーフルオロポリエーテル化合物3%処理ナイロンパウダー(製造例10:処理ナイロンパウダー)、パーフルオロポリエーテル化合物1%処理酸化鉄処理微粒子酸化チタン(製造例11:処理酸化鉄処理微粒子酸化チタン)、パーフルオロポリエーテル化合物5%処理オルガノポリシロキサンエラストマーパウダー(製造例12:処理オルガノポリシロキサンエラストマーパウダー)を得た。
【0042】
製造比較例1:処理酸化チタン
ビーカーに水500mlをいれ、攪拌しながら酸化チタン(石原産業(株)CR−50)95gをいれ、室温で十分攪拌した。この酸化チタン分散液に、攪拌しながら次式に示すパーフルオロアルキルリン酸ジエタノールアミン塩の20%水溶液25gを徐々に添加し、添加後2時間半攪拌を行った。更に攪拌しながら、5%塩酸水溶液を徐々に添加し、系を酸性とした。吸引ろ過で粉体分をろ取し、水洗後乾燥してパーフルオロアルキル化合物5%処理酸化チタンを得た。
(C2m+1CHCHO)P(=O)[ONH(CHCHOH)3−n …(13)
(式中、m、nはそれぞれm=6〜18、2≧n≧1であり、平均分子量は954であり、パーフルオロアルキル基の平均分子量は619である。)
【0043】
比較製造例2〜8
比較製造例1と同様の方法で処理して、パーフルオロアルキル化合物5%処理酸化亜鉛(比較製造例2:処理酸化亜鉛)、パーフルオロアルキル化合物5%処理ベンガラ(比較製造例3:処理ベンガラ)、パーフルオロアルキル化合物3%処理黄酸化鉄(比較製造例4:処理黄酸化鉄)、パーフルオロアルキル化合物3%処理黒酸化鉄(比較製造例5:処理黒酸化鉄)パーフルオロアルキル化合物1%処理タルク(比較製造例6:処理タルク)、パーフルオロアルキル化合物3%処理マイカ(比較製造例7:処理マイカ)、パーフルオロアルキル化合物1%処理雲母チタン(比較製造例8:処理雲母チタン)を得た。
【0044】
比較製造例9:パーフルオロアルキル化合物1%処理シリカ
下記に示すパーフルオロアルキル化合物5gを四塩化炭素500mlに均一分散し、シリカ495gを添加して1時間攪拌した。このものを減圧下で加熱乾燥し、更に105℃で1時間攪拌を行った後冷却し、パーフルオロアルキル化合物1%処理シリカを得た。
(C2m+1CHCHO)P(=O)(OH)3−n …(14)
(式中、mは6〜18、nは1.5、パーフルオロアルキル基の平均分子量は619である。)
【0045】
比較製造例10〜12
比較製造例1と同様の方法で処理して、パーフルオロアルキル化合物3%処理ナイロンパウダー(比較製造例10:処理ナイロンパウダー)、パーフルオロアルキル化合物1%処理酸化鉄処理微粒子酸化チタン(比較製造例11:処理酸化鉄処理微粒子酸化チタン)、パーフルオロアルキル化合物5%処理オルガノポリシロキサンエラストマーパウダー(比較製造例12:処理オルガノポリシロキサンエラストマーパウダー)を得た。
【0046】
実施例1〜5及び比較例1〜3 油性ファンデーション
表1に示す処方の油性ファンデーションを調製し、使用時の滑らかさ、化粧膜の均一性、耐水性、化粧持続性について下記の方法により評価した。その結果も併せて表1に示す。
【0047】
【表1】
Figure 0004191314
【0048】
*1〜6:メチルハイドロジェンポリシロキサン5%処理
*7:シリコンKSG−16(信越化学工業(株)製)
*8:エスカロール557(ヴァンダイク社製)
*9:ABIL EM−90(ゴールドシュミット社製)
【0049】
(製法)
1.成分A群を均一に混合する。
2.成分B群を均一に加熱混合する。
3.1に2を添加しロールミルにて混錬する。
4.3を再加熱し、容器に溶融充填して油性ファンデーションを得た。
【0050】
(評価方法)
10名の官能検査パネルにより下記の7段階(0〜6点)の絶対評価を行い、その平均点を更に4段階に分けて評価した。耐水性は、実際にファンデーションを塗布した状態で、プールでの水泳(30分間)を行い、化粧膜の残存状態で評価した。
(1)絶対評価
6点:非常に良い
5点:良い
4点:やや良い
3点:普通
2点:やや悪い
1点:悪い
0点:非常に悪い
(2)4段階評価
◎:5点を超える
○:3点を超えて5点以下
△:1点を超えて3点以下
×:1点以下
【0051】
表1の結果から明らかなように、本発明品である実施例1〜5の油性ファンデーションは、使用感、膜状態、耐水性、化粧持ち等の全ての項目において、比較例1〜3に比べ、はるかに優れた特性を有していることがわかる。特に、本発明品は、粉っぽさが無くエモリエント感も良好であった。
【0052】
実施例6:油性固形ファンデーション
(処方) (%)
1.処理酸化チタン(製造例1) 11.0
2.処理酸化亜鉛(製造例2) 2.0
3.処理ベンガラ(製造例3) 適量
4.処理黄酸化鉄(製造例4) 適量
5.処理黒酸化鉄(製造例5) 適量
6.処理マイカ(製造例7) 20.0
7.処理酸化鉄処理微粒子酸化チタン(製造例11) 5.0
8.モンタンワックス 3.0
9.キャンデリラワックス 2.0
10.シリコーン樹脂(*7) 5.0
11.シリコーン樹脂(*10) 5.0
12.トリオクタン酸グリセリン 残量
13.エチレングリコールジステアレート 1.0
14.ジグリセリントリイソステアレート 3.0
15.香料 適量
*10:シリコンKP−545(信越化学工業社製)
(製法)
8〜14を混合加熱溶解し、1〜7及び15を添加して冷ロールミルにて混練りする。再度加熱溶解し、皿に充填した後、放冷し、油性固形ファンデーションとする。
実施例6の油性固形ファンデーションは、化粧膜が均一であり、化粧持続性にも優れたものであった。
【0053】
実施例7:W/O乳化型クリームファンデーション
(処方) (%)
1.トリベヘン酸グリセリン 2.0
2.紫外線吸収剤(*8) 3.0
3.ジオクタン酸ネオペンチルグリコール 8.0
4.デキストリン脂肪酸エステル(*11) 1.5
5.シリコーンKF−6026(*12) 3.0
6.セスキオレイン酸ソルビタン 1.0
7.有機変性ベントナイト(*13) 1.2
8.シリコーン樹脂(*7) 4.0
9.処理酸化チタン(製造例1) 9.5
10.処理ベンガラ(製造例3) 適量
11.処理黄酸化鉄(製造例4) 適量
12.処理黒酸化鉄(製造例5) 適量
13.処理雲母チタン(製造例8) 0.5
14.処理シリカ(製造例9) 1.0
15.処理オルガノポリシロキサン
エラストマーパウダー(製造例12) 2.0
16.ジカプリン酸プロピレングリコール 7.0
17.オクタメチルシクロテトラシロキサン 8.0
18.デカメチルシクロペンタシロキサン 残量
19.エタノール 10.0
20.精製水 20.0
*11:レオパールKL(千葉製粉社製)
*12:信越化学工業社製
*13:ベントン38(NLインダストリー)
(製法)
1〜18をロールミルにて混錬し、これに19、20の混合物を攪拌しつつ添加し、製造する。
【0054】
比較例4:W/O乳化型クリームファンデーション
実施例7において、成分(9)〜(15)のパーフルオロポリエーテル化合物処理粉体をそれぞれメチルハイドロジェンポリシロキサン処理粉体に置き換えたものを比較例4として同様に調製した。比較例4は、粉体の分散性が悪く、塗布時の滑らかさに劣り、化粧膜の均一性や化粧持続性も充分ではないものであった。これに対して、本発明に係わる実施例7のW/O乳化型クリームファンデーションは、滑らかな使用感を有しており、化粧膜が均一であり、耐水性や化粧持続性にも優れたものであった。更に、水性成分を含んでいるため、清涼感があり、同時にエモリエント効果も高かった。
【0055】
実施例8:W/O乳化型下地
(処方) (%)
1.処理酸化チタン(製造例1) 3.0
2.処理酸化鉄処理微粒子酸化チタン
(製造例11) 6.0
3.処理タルク(製造例6) 7.0
4.ナイロンパウダー 3.0
5.ポリオキシエチレン・アルキル共変性
オルガノポリシロキサン 3.0
6.セスキオレイン酸ソルビタン 1.5
7.トリオクタン酸グリセリン 16.0
8.ショ糖脂肪酸エステル(*14) 1.0
9.セレシンワックス 6.0
10.シリコーン樹脂(*10) 6.0
11.デカメチルシクロペンタシロキサン 残量
12.グリセリン 1.5
13.ブチレングリコール 5.0
14.精製水 20.0
*14:シュガーワックスS−10E(第一工業製薬)
(製法)
1〜9を熱ロールミルにて混錬し、10、11を添加する。これに12〜14の均一混合物を攪拌しながら徐々に添加する。再度、加熱して容器に溶融充填し、W/O乳化型の固形状下地を得る。
実施例8のW/O乳化型下地は、滑らかな使用感を有しており、ファンデーションの下地として化粧効果の持続に寄与するものであった。また、水性成分を含んでいるため、清涼感があり、同時にエモリエント効果も高かった。
【0056】
実施例9:パウダーファンデーション
(処方) (%)
1.処理酸化チタン(製造例1) 12.0
2.処理ベンガラ(製造例3) 0.16
3.処理黄酸化鉄(製造例4) 4.6
4.処理黒酸化鉄(製造例5) 0.05
5.処理タルク(製造例6) 20.0
6.処理マイカ(製造例7) 残量
7.処理ナイロンパウダー(製造例10) 3.0
8.処理オルガノポリシロキサン
エラストマーパウダー(製造例12) 2.0
9.シリコーン樹脂(*7) 2.5
10.ジペンタエリスリトール
脂肪酸エステル(*15) 1.0
11.パーフルオロポリエーテル(*16) 4.0
12.ポリオキシエチレン変性
オルガノシポリロキサン(*17) 2.0
13.トリオクタン酸グリセリン 2.0
14.香料 適量
15.紫外線吸収剤(*8) 1.0
*15:コスモール168AR(日清製油社製)
*16:フォンブリンHC/04(アウシモント社製)
*17:シリコーンKF−6017(信越化学工業社製)
(製法)
1〜8を混合粉砕し、9〜15の混合物を徐々に加えて、充分に混錬する。これを、粉砕し、皿にプレス成型し、パウダーファンデーションとする。
実施例9のパウダーファンデーションは、滑らかな使用感を持ち、耐水性、化粧持続性に優れたものである。
【0057】
【発明の効果】
本発明の化粧料は、滑らかな使用感を持ち、化粧膜の均一性に優れ、耐水性や化粧持続性において優れるものである。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to cosmetics. More specifically, the product itself and the cosmetic film at the time of use are uniform due to excellent water resistance and makeup sustainability, and good powder dispersibility, and the stability over time is also improved. An object of the present invention is to provide a cosmetic material that is excellent, smooth and has a good feel.
[0002]
[Prior art]
In order to improve the water resistance and makeup sustainability of cosmetics, there have been known techniques for strengthening cosmetic films by water-repellent treatment of powders or by combining oil-soluble resins and volatile oils. . In particular, treated powders using perfluoroalkyl phosphates and their salts are useful as powders for cosmetics that require high water resistance and makeup durability because they can impart high water repellency. It is.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
Cosmetic powders treated with perfluoroalkyl phosphates and their salts are useful for cosmetics that require water resistance and cosmetic durability, but on the other hand they have high oil repellency. Therefore, some media have very poor wettability and dispersibility, and when trying to obtain a uniform and stable cosmetic material over time, it is powerful and temporal. However, a long powder dispersion process is often required. In addition, since the dispersibility is not good, the cosmetic film on the skin when used is adversely affected. Therefore, in order to obtain a uniform cosmetic film, prescription restrictions may be imposed during product preparation.
In addition, when obtaining a water- and oil-repellent cosmetic powder using a perfluoroalkyl phosphate ester and a salt thereof, a perfluoroalkyl group having 8 or more carbon atoms is required to obtain a sufficient effect. I need it. In that case, the compound to be treated on the powder surface is in a solid state, and the smoothness of the powder itself may be lost.
Therefore, it has moderate wettability to the medium, in other words, it has moderate oil repellency and is easy to disperse, and by blending it, water resistance, makeup durability It has been desired to develop a cosmetic material that is excellent in the uniformity of the cosmetic film due to its excellent powder dispersibility and stability over time, and has a smooth and good feel.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In such a situation, the present inventor has intensively studied, and as a result, contains a compound-treated powder having a specific perfluoropolyether group and a silicone resin, thereby providing high water resistance and makeup durability. It has been found that a cosmetic material having high uniformity of the cosmetic film itself and when used, excellent stability over time, and a smooth and good feel can be obtained, and the present invention has been completed.
That is, the present invention comprises the following components (a) and (b):
(A) Perfluoropolyether alkyl phosphate and salt thereof, perfluoropolyether alkyl sulfate ester and salt thereof, perfluoropolyether alkyl carboxylic acid and salt thereof, and having a molecular weight of 300 or more Cosmetic powder whose surface is treated with one or more compounds having an ether group
(B) Silicone resin
The cosmetics characterized by containing these are provided.
[0005]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention is described in detail below.
The component (a) used in the present invention is obtained by treating a base powder with a compound having a specific perfluoropolyether group, and examples thereof include those described in JP-A-8-133828. The The compound having a perfluoropolyether group constituting the treated powder is selected from perfluoropolyether alkyl phosphoric acid and its salt, perfluoropolyether alkyl sulfuric acid and its salt, perfluoropolyether alkyl carboxylic acid and its salt Is done. These compounds contain a perfluoropolyether group and have a polar group selected from a phosphoric acid group, a sulfuric acid group, and a carboxyl group for affinity with the powder surface.
Further, the perfluoropolyether group means a group having at least two ether oxygens bonded to perfluoroalkylene or perfluoroalkyl. Therefore, the perfluoropolyether alkyl phosphoric acid and the salt thereof according to the present invention include perfluorooxy having only one ether oxygen as described in JP-A-5-39209 and JP-A-5-58841. Compounds containing alkyl groups are not included.
The molecular weight of the perfluoropolyether group is 300 or more, preferably 500 or more, and the preferred upper limit is about 7000. If it is less than 300, water and oil repellency cannot be sufficiently imparted, and it is difficult to achieve the effects of the present invention.
[0006]
Preferred perfluorooxyalkylene groups constituting the perfluoropolyether moiety include, for example, perfluorooxymethylene groups, perfluorooxyethylene groups, perfluorooxyisopropylene groups, perfluorooxy n-propylene groups, and the like. At least one or more selected from these are polymerized to form a perfluoropolyether group.
Among these, particularly preferred perfluoropolyether groups are groups represented by the following general formulas (1) and (2).
[0007]
-(X) CFO (CF 2 CF (CF 3 O) l (CF 2 CF 2 O) m (CF 2 O) n CF (X) − (1)
-(X) CFO (CF 2 CF 2 CF 2 O) l (CF 2 CF 2 O) m (CF 2 O) n CF (X) − (2)
(However, the molecular weight is 300 or more, more preferably 500 or more, l and m are integers of 0 or more, n is an integer of 1 or more, l = m ≠ 0, l / n = 1 to 100, more preferably 20 to 40, m / n = 0.1 to 50, more preferably 0.2 to 20, X may be the same or different, F or CF 3 It is. )
In the case where the perfluoropolyether group contains two or more perfluorooxyalkylene groups, it is not limited to the case where the same type is continuously polymerized, and random polymerization or block polymerization may be used.
[0008]
Furthermore, from the viewpoint of the adhesion between the compound having a perfluoropolyether group according to the present invention and the base powder, it is necessary that the polar group having an affinity for the powder is not easily detached from the compound. For this reason, the compound preferably contains at least one oxyalkylene group. More preferably, it is 1-2. This is because the presence of 3 or more oxyalkylene groups results in poor water and oil repellency of the compound. Similarly, an alkylene group may be further included in addition to the oxyalkylene group in terms of fixing strength. The preferable carbon number of the alkylene group is 2 or less.
[0009]
Examples of the compound having a perfluoropolyether group include perfluoropolyether alkyl phosphoric acid and a salt thereof, perfluoropolyether alkyl sulfuric acid and a salt thereof, and perfluoropolyether alkyl carboxylic acid and a salt thereof. Is perfluoropolyether alkyl phosphoric acid or a salt thereof. More preferred are compounds represented by the following general formulas (3) and (4) and amine salts such as diethanolamine salts and triethanolamine salts thereof.
[0010]
[C a F 2a + 1 O (C 3 F 6 O) l (CF 2 O) n CF (X) (CH 2 ) d -(OCH 2 CH 2 ) r ] q OP (= O) (OH) 3-q ... (3)
(However, the molecular weight of the perfluoropolyether group is 300 or more, more preferably 500 or more, l / n = 1 to 100, more preferably 20 to 40, and a is 1 to 10. , D is 0-2, q is 1 or 2, r is 1-2, X is F or CF 3 It is. )
[0011]
(HO) 2 (O =) PO (CH 2 CH 2 O) r CH 2 CF 2 O (CF 2 CF 2 O) m (CF 2 O) n CF 2 CH 2 (OCH 2 CH 2 ) r OP (= O) (OH) 2 (4)
(However, the molecular weight of the perfluoropolyether group is 300 or more, more preferably 500 or more, m / n = 0.1-50, more preferably 0.2-20, and r is 1. ~ 2.)
[0012]
The powder to be treated with the compound having a specific perfluoropolyether group of the component (a) of the present invention is spherical, plate-like, or needle-like if it is a powder conventionally used as a cosmetic powder. Etc., particle shape such as fumes, fine particles, pigment grade, particle structure such as porous and non-porous, etc., and not particularly limited, inorganic powders, glitter powders, organic powders, pigments Examples thereof include powders, metal powders, and composite powders. Specific examples include white inorganic pigments such as titanium oxide, zinc oxide, cerium oxide and barium sulfate, colored inorganic pigments such as iron oxide, carbon black, chromium oxide, chromium hydroxide, bitumen and ultramarine, talc and muscovite. , Phlogopite, phlogopite, biotite, synthetic mica, sericite (sericite), synthetic sericite, kaolin, silicon carbide, bentonite, smectite, anhydrous silicic acid, aluminum oxide, magnesium oxide, zirconium oxide, antimony oxide, silica Soil, aluminum silicate, magnesium aluminum silicate, calcium silicate, barium silicate, magnesium silicate, calcium carbonate, magnesium carbonate, hydroxyapatite, boron nitride, etc. white powder, titanium dioxide coated mica, titanium dioxide coated Bismuth oxychloride, titanium oxide mica titanium, cocoon Treated mica titanium, carmine treated mica titanium, luminescent powder such as bismuth oxychloride, fish scale foil, polyamide resin, polyethylene resin, polyacrylic resin, polyester resin, fluorine resin, cellulose resin, polystyrene resin , Copolymer resin such as styrene-acrylic copolymer resin, polypropylene polymer, organic polymer resin powder such as silicone resin and urethane resin, organic low molecular weight powder such as zinc stearate and N-acyl lysine, starch, silk powder Natural organic powders such as cellulose powder, organic pigment powders such as red 201, red 202, red 205, red 226, red 228, orange 203, orange 204, blue 404, yellow 401, etc. Body, Red No. 3, Red No. 104, Red No. 106, Orange No. 205, Yellow No. 4, Yellow No. 5, Green No. 3, Organic pigment powder such as color No. 1 such as zirconium, barium or aluminum lake or further metal powder such as aluminum powder, gold powder, silver powder, fine titanium oxide coated mica titanium, fine zinc oxide coated mica titanium, barium sulfate coated mica titanium And composite powders such as titanium oxide-containing silicon dioxide and zinc oxide-containing silicon dioxide. These powders may be used singly or in combination of two or more of them. .
[0013]
The method for surface-treating the powder with a compound having a specific perfluoropolyether group is not particularly limited, and a normal powder surface coating treatment method can be applied. For example, a compound having a perfluoropolyether group is dissolved or dispersed in a solvent (organic solvent or polar solvent) and mixed with powder, and then the solvent is removed and dried, or the powder is dispersed in water, By adding a salt solution of a compound having a perfluoropolyether group to the dispersion and making the liquidity of the system acidic, the compound having a perfluoropolyether group is easily deposited and fixed on the powder surface. A treated powder can be obtained.
In addition, after the said process, in order to adsorb | suck the compound which has a perfluoro polyether group more strongly to powder, you may bake at high temperature. In the surface treatment, two or more kinds of powders can be mixed and treated at the same time.
Furthermore, other fluorine compounds, silicone compounds, metal soaps, lecithins, hydrogenated lecithins, N-long chain acylamino acids, collagens, hydrocarbons, higher fatty acids, higher alcohols, esters, as long as the effects of the present invention are not impaired. , A known coating agent such as wax, wax, surfactant, etc. may be treated simultaneously or repeatedly. When performing multiple treatments, the order of the known surface treatment and the treatment with a compound having a perfluoropolyether group is not limited.
The amount of treatment with a compound having a perfluoropolyether group varies depending on the kind of the compound and the powder, but is preferably 0.1 to 50% by weight (hereinafter simply referred to as “%”) of the powder in terms of manifestation of the effect. ), More preferably 0.5 to 20%.
(A) The processing powder compounding quantity of a component is 2-95% in cosmetics, More preferably, it is 5-85%. If it is used within this range, the intended effect can be obtained more sufficiently.
[0014]
In the cosmetics of the present invention, the cosmetic powder treated with a fluorine compound having a specific perfluoropolyether group exhibits high water repellency, and therefore is suitable for cosmetics that require water resistance and makeup durability. Suitable for blending. Compared to those treated with a fluorine compound having a perfluoroalkyl group, it has excellent wettability to the medium and good dispersibility. It can be. Moreover, the stability of the product itself over time is also excellent. Furthermore, the cosmetic powder according to the present invention provides a cosmetic that has a smooth and good feel even when blended in a cosmetic because the compound to be treated on the powder surface is in a liquid form instead of a solid. be able to.
[0015]
The cosmetic of the present invention is produced by essentially blending the powder for cosmetics surface-treated with the above-described fluorine compound having a specific perfluoropolyether group as a powder component. For other powder components, it is preferable to blend a powder component that has been treated with an oil agent or the like in advance in order not to impede the effects of the invention. Formulation is also possible.
[0016]
The silicone resin of component (b) used in the present invention is a solid or soft solid silicone resin that can be dissolved or uniformly dispersed in volatile silicone oil. Specific examples include trimethylsiloxysilicate resin, acrylic-silicone graft copolymer, partially crosslinked organopolysiloxane polymer, and the like.
[0017]
Trimethylsiloxysilicate resin is (R 3 SiO 1/2 ) x ・ (SiO 4/2 ) y (R is a hydrocarbon group having 1 to 6 carbon atoms or a phenyl group), and x / y is an organic silicone resin in the range of 1/8 to 6/1. Examples of commercially available products of trimethylsiloxysilicate resin include those dissolved in silicone oil, such as KF7312F, KF7312J, KF7312K, KF9001, KF9002, X-21-5249, X-21-5250, (Shin-Etsu Chemical ( Co., Ltd.), DC593, BY11-018 (above, manufactured by Toray Dow Corning Silicone Co., Ltd.), TSF4600 (manufactured by Toshiba Silicone Co., Ltd.), and the like.
[0018]
An acrylic-silicone graft copolymer is a radical polymer of an organopolysiloxane compound having a radical polymerizable group at one end of a molecular chain and a radical polymerizable monomer mainly composed of acrylate and / or methacrylate. Examples described in JP-A-2-25411 and JP-A-2-132141 are exemplified. For example, an organopolysiloxane compound having radical polymerizability at one end of a molecular chain is represented by the following general formula (5)
[0019]
[Chemical 1]
Figure 0004191314
[0020]
R1: methyl group or hydrogen atom
R2: a divalent saturated hydrocarbon group of 1 to 10 carbon atoms having a linear or branched carbon chain optionally blocked by one or two ether bonds
R3: methyl group or butyl group
l: 3 to 300
The thing represented by is mentioned.
[0021]
On the other hand, the radical polymerizable monomer mainly composed of acrylate and / or methacrylate means a compound having one radical polymerizable unsaturated bond in the molecule, and the acrylate and / or methacrylate used is methyl (meta). ) Acrylate, ethyl (meth) acrylate, n-butyl (meth) acrylate, 2-ethylhexyl (meth) acrylate, lauryl (meth) acrylate, cetyl (meth) acrylate, stearyl (meth) acrylate, behenyl (meth) acrylate, tria Hydroxyalkyl (such as Contanyl (meth) acrylate, alkyl (meth) acrylate such as Hentria Contanyl (meth) acrylate, 2-hydroxyethyl (meth) acrylate, 2-hydroxypropyl (meth) acrylate ( Data) acrylate, perfluoroalkyl (meth) acrylate of fluoro carbon chain from 1 to 10, cholesteryl (meth) acrylates, alkyl cholesteryl (meth) acrylate, can be exemplified (meth) acrylic acid amide. In addition to the above acrylates and / or methacrylates, various polymerizable monomer compounds can be used as necessary. These compounds include styrene, substituted styrene, vinyl acetate, (meth) acrylic acid, maleic anhydride, maleic acid ester, fumaric acid ester, vinyl chloride, vinylidene chloride, ethylene, propylene, butadiene, acrylonitrile, fluorinated olefins, Examples thereof include N-vinyl pyrrolidone. Further, in order to adjust the resin hardness of the acrylic-modified silicone resin, a crosslinking agent such as ethylene glycol di (meth) acrylate and pentaerythritol tetra (meth) acrylate may be contained as a radical polymerizable monomer. .
[0022]
Copolymerization of a dimethylpolysiloxane compound having a radical polymerizable group at one end of the molecular chain with a radical copolymerizable monomer mainly composed of acrylate and / or methacrylate is within a range of a polymerization ratio of 1/19 to 2/1. , Benzoyl peroxide, lauroyl peroxide, azobisisobutyronitrile, etc., in the presence of a normal radical polymerization initiator, any of solution polymerization method, emulsion polymerization method, suspension polymerization method, bulk polymerization method Is also possible. Examples of commercially available acrylic modified silicone resins include KP561, KP571, KP541, KP543, KP545 (manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.), and the like as dissolved in a solvent.
[0023]
The partially crosslinked organopolysiloxane polymer is an organopolysiloxane polymer that is insoluble in benzene but has a three-dimensional crosslinked structure that can contain benzene of the same weight or more as its own weight, and is disclosed in Japanese Patent Publication No. 8-6035. What is described is exemplified. The partially cross-linked organopolysiloxane polymer is a polymer obtained by cross-linking organopolysiloxane, partially having a three-dimensional cross-linking structure, and R 2 SiO units and RSiO 1.5 Consists of units, R 3 SiO 0.5 Unit and / or SiO 2 Units may be included. However, R of each structural unit is exemplified by an alkyl group such as a hydrogen atom, a methyl group, an ethyl group, and a propyl group, an aryl group such as a phenyl group and a tolyl group, and an aliphatic unsaturated group such as a vinyl group. The same kind or different kind may be sufficient. Examples of commercially available products include KSG15, KSG16, KSG18 (all manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.) and the like as those obtained by blending silicone oil with a partially crosslinked organopolysiloxane polymer.
[0024]
In the cosmetic of the present invention, the silicone resin functions to improve water resistance and makeup sustainability. Moreover, although the compounding quantity of the silicone resin in the cosmetics of this invention changes also with the kind of silicone resin, 0.5 to 50% is preferable in cosmetics, More preferably, it is 2 to 25%. If it is used within this range, the intended effect can be obtained more sufficiently. As an example of the method of blending the silicone resin into the cosmetic, it can be blended by dissolving or uniformly dispersing in the volatile silicone oil, but the blending method is not limited to this. Specific examples of volatile silicone oils include cyclic silicone oils such as octamethylcyclotetrasiloxane and decamethylcyclopentasiloxane, and linear dimethylpolysiloxane having a boiling point of 300 ° C. or lower.
[0025]
The cosmetic of the present invention is produced by essentially blending the above-mentioned silicone resin, but an oil-soluble resin other than the silicone resin can be blended within a range that does not interfere with the effects of the invention. Examples of oil-soluble resins other than silicone resins include alkyl (meth) acrylates, polyvinylpyrrolidone, polyvinylpyrrolidone / vinyl acetate copolymers, organic polymer resins such as polyester and polyisobutylene, and rosin resins such as pentaerythritol rosin acid. Is exemplified.
[0026]
The cosmetic of the present invention further comprises an amphiphilic silicone compound containing a hydrophilic segment and an organopolysiloxane segment in the molecule as the component (c), so that the product itself and the uniformity of the cosmetic film when used are used. And the stability over time is significantly improved. The amphiphilic silicone compound containing a hydrophilic segment and an organopolysiloxane segment in the molecule used in the present invention is a silicone derivative having a hydrophilic segment and an organopolysiloxane segment in the molecule. It has a hydrophilic segment in the chain part and / or the terminal part. For example, an amino group (—NH 2 , -NHRNH 2 ), Hydroxyl group (—OH), carboxyl group (—COOH), polyoxyalkylene group (— (OR)) n -) Etc. are mentioned.
[0027]
A more specific example of the amphiphilic silicone compound used in the present invention is an amino-modified organopolysiloxane (—NH 2 Side chain type) KF-864, KF-865, KF-868, KF-8003 (manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.), amino-modified organopolysiloxane (-NH 2 As both terminal types), KF-8012, X-22-161A, X-22-161B, X-22-161AS (same as above), amino-modified organopolysiloxane (-NHRNH) 2 Side chain type) KF-860, KF-861, KF-880, KF-8002, KF-8004, KF-8005, KF-858 (same as above), Carbinol-modified organopolysiloxane (side chain type) X- 22-4015 (same as above), KF-6001, KF-6002, KF-6003, X-22-160AS (same as above) as carbinol-modified organopolysiloxane (both terminal types), carboxy-modified organopolysiloxane (-COOH side chain) Type) as X-22-3701E (same as above), carboxy-modified organopolysiloxane (-COOH both terminal types) as X-22-162A, X-22-162C (same as above), polyoxyalkylene-modified organopolysiloxane (-( OR) n -Side chain type) KF-6011, KF-6012, KF-6013, KF-6015, KF-6016, KF-6017 (same as above), polyoxyalkylene-modified organopolysiloxane (-(OR) n -Both end types) are X-22-4991 (same as above), and polyoxyalkylene / alkyl co-modified organopolysiloxanes are KF-6026 (same as above), ABILEM-90 (manufactured by Goldschmidt), etc. 1 type (s) or 2 or more types can be used.
[0028]
Any of these amphiphilic silicone compounds can be suitably used in the present invention. Particularly preferred are polyoxyalkylene-modified organopolysiloxanes, polyoxyalkylene / alkyl co-modified organopolysiloxanes and the following general formula (6 ), (7), (8), (poly) glycerin-modified organopolysiloxane.
Si (Ra) 3 O 1/2 -[Si (Ra) 2 O 2/2 ] n -[Si (Ra) XO 2/2 ] m -Si (Ra) 3 O 1/2 (6)
Si (Ra) a X 3-a O 1/2 -[Si (Ra) 2 O 2/2 ] n -Si (Ra) a X 3-a O 1/2 ... (7)
Si (Ra) a X 3-a O 1/2 -[Si (Ra) 2 O 2/2 ] n -[Si (Ra) XO 2/2 ] m -Si (Ra) a X 3-a O 1/2 (8)
(In the formula, Ra is a monovalent hydrocarbon group having 1 to 6 carbon atoms which may be different from each other, or a hydrocarbon group in which some or all of the hydrogen atoms are substituted with halogen atoms; a is 0, 1 or 2; , N and m are integers of 1 to 200, and X is a monovalent group represented by the following general formulas (9) and (10), which may be different from each other)
-Rb-O- (CH 2 CH (OH) CH 2 0) p -H (9)
-Rb-O-CH (CH 2 OCH 2 CH (OH) CH 2 0H) 2 (10)
(In the formula, Rb is a divalent hydrocarbon group which may be interrupted by an oxygen atom in the middle, p is an integer of 1 to 20)
[0029]
The above-described amphiphilic silicone compound changes in water solubility depending on the proportion of the hydrophilic segment portion and the organopolysiloxane segment portion in the molecule. In the cosmetics of the present invention, an amphiphilic silicone compound can be blended regardless of whether it is soluble in water, but in cosmetics requiring high water resistance, such as cosmetics for midsummer, It is preferable to mix an amphiphilic silicone compound insoluble in water. In addition, the property is preferably liquid in order not to reduce adhesion to the skin, but is not particularly limited.
[0030]
In the cosmetic composition of the present invention, the amphiphilic silicone compound is produced by a cosmetic powder treated with a fluorine compound having a specific perfluoropolyether group to improve dispersibility, and It has the effect of further improving the uniformity of the decorative film and improving the temporal stability.
[0031]
The blending amount of the amphiphilic silicone compound in the cosmetic of the present invention varies depending on the type of amphiphilic silicone compound and the type of cosmetic to be prepared, but is preferably 0.05 to 10% in the cosmetic. More preferably, it is 0.1 to 5%. If it is used within this range, the intended effect can be more fully expressed. The amphiphilic silicone compound in the cosmetic composition of the present invention can be blended according to a conventional method such as mixing with an oil component and blending, but even if a blending method such as pre-impregnation into powder is adopted. Well, not limited. The amphiphilic silicone compound also functions as an emulsifier when the cosmetic of the present invention is used as an emulsified cosmetic.
[0032]
The cosmetic of the present invention can be blended with components that are usually used in cosmetics, in addition to the essential components described above, depending on the purpose. In the present invention, by adding an oily component, emollient feeling can be imparted, and the hardness of the dosage form and the feel during application can be adjusted. Furthermore, it can be set as an emulsified cosmetic and the refreshing feeling and moisture feeling due to the aqueous component can be adjusted. Further, the stability of the system and the dispersibility of the powder can be improved by the surfactant.
The oily component includes hydrocarbons, fats and oils, regardless of the origin of animal oils, vegetable oils, synthetic oils, etc. that are commonly used in cosmetics, and the properties of solid oils, semi-solid oils, liquid oils, volatile oils, etc. , Hardened oils, ester oils, fatty acids, higher alcohols, silicone oils other than component (b), fluorine-based oils, lanolin derivatives, oily gelling agents, and the like. Specifically, hydrocarbons such as liquid paraffin, squalane, petrolatum, polybutene, paraffin wax, ceresin wax, microcrystalline wax, ethylene propylene copolymer, owl, montan wax, Fischer-Tropsch wax, olive oil, castor oil, jojoba oil, Oils and fats such as mink oil, macadamian nut oil, beeswax, carnauba wax, candelilla wax, waxes such as gay wax, cetyl isooctanoate, isopropyl myristate, isopropyl palmitate, octyldodecyl myristate, glyceryl trioctanoate, Polyglyceryl diisostearate, diglyceryl triisostearate, glyceryl tribehenate, neopentyl glycol dioctanoate, cholesterol fatty acid ester N-lauroyl-L-glutamic acid di (cholesteryl / behenyl / octyldodecyl) and the like, stearic acid, lauric acid, myristic acid, behenic acid, isostearic acid, oleic acid, rosin acid, 12-hydroxystearic acid, etc. Fatty acids, stearyl alcohol, cetyl alcohol, lauryl alcohol, oleyl alcohol, isostearyl alcohol, behenyl alcohol and other higher alcohols, low polymerization dimethylpolysiloxane, high polymerization dimethylpolysiloxane, methylphenylpolysiloxane, decamethylcyclopentasiloxane , Octamethylcyclotetrasiloxane, cross-linked organopolysiloxane, silicones such as fluorine-modified silicone, perfluorodecane, perfluorooctane, perfluoropoly Fluorine oils such as ether, lanolin, lanolin acetate, lanolin derivatives such as lanolin fatty acid isopropyl, lanolin alcohol, dextrin fatty acid ester, sucrose fatty acid ester, starch fatty acid ester, 12-hydroxyaluminum stearate, calcium stearate, etc. Agents etc. are mentioned, These 1 type (s) or 2 or more types can be used.
[0033]
As the aqueous component, any component that is soluble in water and water may be used. In addition to water, for example, lower alcohols such as ethyl alcohol and isopropyl alcohol, propylene glycol, 1,3-butylene glycol, dipropylene Glycols such as glycol and polyethylene glycol, glycerols such as glycerin, diglycerin and polyglycerin, and plant extracts such as aloe vera, witch hazel, hamamelis, cucumber, lemon, lavender, and rose. Natural products such as guar gum, sodium chondroitin sulfate, hyaluronic acid, gum arabic, sodium alginate, carrageenan, semi-synthetic products such as methyl cellulose, hydroxyethyl cellulose, carboxymethyl cellulose, carboxybi Ruporima, alkyl addition carboxyvinyl polymer, polyvinyl alcohol, mention may be made of synthetic such as sodium polyacrylate.
[0034]
As the surfactant, any surfactant other than the amphiphilic silicone compound of component (c) can be used as long as it is a surfactant generally used in cosmetics. Nonionic surfactant, anionic surfactant , Cationic surfactants, amphoteric surfactants and the like.
Examples of nonionic surfactants include glycerin fatty acid esters and alkylene glycol adducts thereof, polyglycerin fatty acid esters and alkylene glycol adducts thereof, propylene glycol fatty acid esters and alkylene glycol adducts thereof, sorbitan fatty acid esters and alkylene glycols thereof. Adduct, fatty acid ester of sorbitol and its alkylene glycol adduct, polyalkylene glycol fatty acid ester, sucrose fatty acid ester, polyoxyalkylene alkyl ether, glycerin alkyl ether, polyoxyethylene alkyl phenyl ether, polyoxyethylene hydrogenated castor oil, lanolin Examples include alkylene glycol adducts.
Examples of the anionic surfactant include inorganic and organic salts of fatty acids such as stearic acid and lauric acid, alkylbenzene sulfate, alkyl sulfonate, α-olefin sulfonate, dialkyl sulfosuccinate, and α-sulfonated fatty acid. Salt, acylmethyl taurate, N-methyl-N-alkyl taurate, polyoxyethylene alkyl ether sulfate, polyoxyethylene alkyl phenyl ether sulfate, alkyl phosphate, polyoxyethylene alkyl ether phosphate, polyoxyethylene alkyl Examples thereof include phenyl ether phosphate, N-acyl amino acid salt, N-acyl-N-alkyl amino acid salt, o-alkyl substituted malate, alkyl sulfosuccinate and the like.
Examples of the cationic surfactant include alkylamine salts, polyamines and alkanolamine fatty acid derivatives, alkyl quaternary ammonium salts, and cyclic quaternary ammonium salts.
Amphoteric surfactants include phospholipid-containing components such as lecithin and lysolecithin and their hydrogenated products, carboxylic acid types of amino acid type and betaine type, sulfate ester type, sulfonic acid type, and phosphate ester type. For example, N, N-dimethyl-N-alkyl-N-carboxylmethyl ammonium betaine, N, N-dialkylaminoalkylene carboxylic acid, N, N, N-trialkyl-N-sulfoalkylene ammonium betaine, N, N -Dialkyl-N, N-bis (polyoxyethylenesulfuric acid) ammonium betaine, 2-alkyl-1-hydroxyethyl-1-carboxymethylimidazolinium betaine and the like can be mentioned.
[0035]
In the cosmetic of the present invention, various components such as an ultraviolet absorber, a humectant, a film forming agent, an anti-fading agent, an antioxidant, and an antifoaming agent are added as necessary, as long as the effects of the present invention are not impaired. Cosmetic ingredients, preservatives, fragrances, and the like can be appropriately blended in order to impart various effects.
Examples of ultraviolet absorbers include benzophenone-based, PABA-based, cinnamic acid-based, salicylic acid-based, 4-tert-butyl-4'-methoxydibenzoylmethane, and oxybenzone. Examples of humectants include protein, mucopolysaccharide, and collagen. , Elastin, keratin, etc., antioxidants such as α-tocopherol, ascorbic acid, etc., cosmetic ingredients such as vitamins, anti-inflammatory agents, herbal medicines, etc., antiseptics such as paraoxybenzoic acid esters, phenoxyethanol, etc. Can be mentioned.
[0036]
The cosmetic of the present invention essentially comprises (a) a powder for cosmetics treated with a fluorine compound having a specific perfluoropolyether group as component (a) and a silicone resin as component (b). Moreover, in addition to the said 2 component, it manufactures by mix | blending arbitrarily the amphiphilic silicone compound of (c) component. Examples of the cosmetics of the present invention include makeup cosmetics, skin care cosmetics, and hair cosmetics. The cosmetic dosage forms include powder cosmetics and oily cosmetics composed of cosmetic powders and oil components, Furthermore, emulsified cosmetics with an aqueous component added can be mentioned, and the properties can be solid, cream, emulsion, multilayered (shaking at the time of use), etc., but the cosmetics that can best exhibit the effects of the present invention. The dosage forms include oily cosmetics and water-in-oil emulsified cosmetics. In addition, as a cosmetic application, the manifestation of the effect is more remarkable in makeup cosmetics such as foundations, foundations, concealers, white powder, blusher, lipstick, lip balm, eye color, eyeliner, eyebrow, and mascara.
[0037]
【Example】
Next, an example will be further described. These do not limit the present invention in any way.
[0038]
Production Example 1: Treated titanium oxide
In a beaker, 500 g of 2-propanol and 5 g of perfluoropolyether alkyl phosphoric acid shown below are added, and 95 g of titanium oxide (Ishihara Sangyo Co., Ltd. CR-50) is added with stirring. After sufficiently stirring at room temperature, the mixture was mixed at 80 ° C. for 1 hour and then dried under reduced pressure to obtain 5% treated titanium oxide perfluoropolyether compound.
(HO) 2 (O =) PO (CH 2 CH 2 O) r CH 2 CF 2 O (CF 2 CF 2 O) m (CF 2 O) n CF 2 CH 2 (OCH 2 CH 2 ) r OP (= O) (OH) 2 ... (11)
(In the formula, m / n = 1.8, r = 1-2, the average molecular weight of perfluoropolyether alkyl phosphoric acid is 1050, and the average molecular weight of perfluoropolyether group is 606.)
[0039]
Production Examples 2-8
Treated in the same manner as in Production Example 1, treated with 5% perfluoropolyether compound zinc oxide (Production Example 2: treated zinc oxide), treated with 5% perfluoropolyether compound Bengala (Production Example 3: treated Bengala), Perfluoropolyether compound 3% treated yellow iron oxide (Production Example 4: treated yellow iron oxide), Perfluoropolyether compound 3% treated black iron oxide (Production Example 5: treated black iron oxide) Perfluoropolyether compound 1% Treatment talc (Production Example 6: Treatment talc), perfluoropolyether compound 3% treatment mica (Production Example 7: treatment mica), perfluoropolyether compound 1% treatment mica titanium (Production Example 8: treatment mica titanium) It was.
[0040]
Production Example 9: treated silica
Put 500 ml of water in a beaker, add 49.5 g of silica while stirring, and stir well at room temperature. To this silica dispersion, 2.5 g of a 20% aqueous solution of perfluoropolyether alkyl phosphate diethanolamine salt shown below was gradually added, followed by stirring and mixing for 3 hours. After neutralizing with hydrochloric acid, suction filtration was performed, followed by drying to obtain 1% -treated silica with a perfluoropolyether compound.
CF 3 O (CF 2 CF (CF 3 O) l (CF 2 O) n CF 2 CH 2
-(OCH 2 CH 2 ) 1.9 OP (= O) [ONH 2 (CH 2 CH 2 OH) 2 ] 2 (12)
(Wherein 1 / n = 24.1, the average molecular weight of the perfluoropolyether alkyl phosphate diethanolamine salt is 1195, and the average molecular weight of the perfluoropolyether group is 791.)
[0041]
Production Examples 10-12
Treated in the same manner as in Production Example 9, treated with 3% perfluoropolyether compound nylon powder (Production Example 10: treated nylon powder), treated with 1% perfluoropolyether compound iron oxide treated fine particle titanium oxide (Production Example 11) : Treated iron oxide treated fine particle titanium oxide), perfluoropolyether compound 5% treated organopolysiloxane elastomer powder (Production Example 12: treated organopolysiloxane elastomer powder).
[0042]
Production Comparative Example 1: Treated titanium oxide
500 ml of water was put into a beaker, 95 g of titanium oxide (Ishihara Sangyo Co., Ltd. CR-50) was added while stirring, and the mixture was sufficiently stirred at room temperature. To this titanium oxide dispersion, 25 g of a 20% aqueous solution of perfluoroalkyl phosphate diethanolamine salt represented by the following formula was gradually added while stirring, and the mixture was stirred for 2 and a half hours after the addition. While further stirring, a 5% aqueous hydrochloric acid solution was gradually added to make the system acidic. The powder was collected by suction filtration, washed with water and dried to obtain 5% -treated titanium oxide with a perfluoroalkyl compound.
(C m F 2m + 1 CH 2 CH 2 O) n P (= O) [ONH 2 (CH 2 CH 2 OH) 2 ] 3-n ... (13)
(In the formula, m and n are m = 6 to 18, 2 ≧ n ≧ 1, the average molecular weight is 954, and the average molecular weight of the perfluoroalkyl group is 619.)
[0043]
Comparative Production Examples 2-8
Treated in the same manner as Comparative Production Example 1, treated with 5% perfluoroalkyl compound zinc oxide (Comparative Production Example 2: treated zinc oxide), treated with 5% perfluoroalkyl compound Bengala (Comparative Production Example 3: treated Bengala) Perfluoroalkyl compound 3% treated yellow iron oxide (Comparative Production Example 4: treated yellow iron oxide), Perfluoroalkyl compound 3% treated black iron oxide (Comparative Production Example 5: treated black iron oxide) Perfluoroalkyl compound 1% Treated talc (Comparative Production Example 6: treated talc), Perfluoroalkyl compound 3% treated mica (Comparative Production Example 7: treated mica), Perfluoroalkyl compound 1% treated mica titanium (Comparative Production Example 8: treated mica titanium) Obtained.
[0044]
Comparative Production Example 9: Silica treated with 1% perfluoroalkyl compound
5 g of the perfluoroalkyl compound shown below was uniformly dispersed in 500 ml of carbon tetrachloride, 495 g of silica was added, and the mixture was stirred for 1 hour. This was heated and dried under reduced pressure, further stirred at 105 ° C. for 1 hour, and then cooled to obtain 1% -treated silica with a perfluoroalkyl compound.
(C m F 2m + 1 CH 2 CH 2 O) n P (= O) (OH) 3-n ... (14)
(In the formula, m is 6 to 18, n is 1.5, and the average molecular weight of the perfluoroalkyl group is 619.)
[0045]
Comparative production examples 10-12
Treated in the same manner as in Comparative Production Example 1, treated with 3% perfluoroalkyl compound nylon powder (Comparative Production Example 10: treated nylon powder), treated with 1% perfluoroalkyl compound iron oxide treated fine titanium oxide (Comparative Production Example) 11: treated iron oxide treated fine particle titanium oxide), 5% perfluoroalkyl compound treated organopolysiloxane elastomer powder (Comparative Production Example 12: treated organopolysiloxane elastomer powder).
[0046]
Examples 1-5 and Comparative Examples 1-3 Oily foundation
An oily foundation having the formulation shown in Table 1 was prepared and evaluated for smoothness during use, uniformity of the cosmetic film, water resistance, and makeup durability by the following methods. The results are also shown in Table 1.
[0047]
[Table 1]
Figure 0004191314
[0048]
* 1-6: 5% treatment with methyl hydrogen polysiloxane
* 7: Silicon KSG-16 (manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.)
* 8: Escalol 557 (manufactured by Van Dyck)
* 9: ABIL EM-90 (Gold Schmidt)
[0049]
(Manufacturing method)
1. Mix component A group uniformly.
2. The component B group is heated and mixed uniformly.
Add 2 to 3.1 and knead with a roll mill.
4.3 was reheated and melt-filled into a container to obtain an oily foundation.
[0050]
(Evaluation methods)
The following 7 levels (0 to 6 points) were subjected to absolute evaluation by 10 sensory test panels, and the average score was further divided into 4 levels and evaluated. The water resistance was evaluated by swimming in a pool (30 minutes) with the foundation actually applied and the remaining state of the cosmetic film.
(1) Absolute evaluation
6 points: very good
5 points: good
4 points: Somewhat good
3 points: normal
2 points: Somewhat bad
1 point: bad
0 points: very bad
(2) Four-level evaluation
: Over 5 points
○: Over 3 points and under 5 points
△: More than 1 point and less than 3 points
×: 1 point or less
[0051]
As is clear from the results in Table 1, the oil-based foundations of Examples 1 to 5 which are products of the present invention are compared with Comparative Examples 1 to 3 in all items such as feeling of use, film state, water resistance, and makeup durability. It can be seen that it has much better properties. In particular, the product of the present invention had no powderiness and good emollient feeling.
[0052]
Example 6: Oily solid foundation
(Prescription) (%)
1. Treated titanium oxide (Production Example 1) 11.0
2. Processed zinc oxide (Production Example 2) 2.0
3. Treatment Bengala (Production Example 3) Appropriate amount
4). Treated yellow iron oxide (Production Example 4)
5. Processed black iron oxide (Production Example 5)
6). Treated mica (Production Example 7) 20.0
7). Treated iron oxide treated fine particle titanium oxide (Production Example 11) 5.0
8). Montan Wax 3.0
9. Candelilla wax 2.0
10. Silicone resin (* 7) 5.0
11. Silicone resin (* 10) 5.0
12 Glycerin trioctanoate
13. Ethylene glycol distearate 1.0
14 Diglycerin triisostearate 3.0
15. Perfume
* 10: Silicon KP-545 (Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.)
(Manufacturing method)
8-14 are mixed and dissolved by heating, and 1-7 and 15 are added and kneaded in a cold roll mill. After dissolving again by heating and filling in a dish, it is allowed to cool to obtain an oily solid foundation.
The oily solid foundation of Example 6 had a uniform cosmetic film and excellent makeup sustainability.
[0053]
Example 7: W / O emulsified cream foundation
(Prescription) (%)
1. Glycerin tribehenate 2.0
2. UV absorber (* 8) 3.0
3. Neopentyl glycol dioctanoate 8.0
4). Dextrin fatty acid ester (* 11) 1.5
5. Silicone KF-6026 (* 12) 3.0
6). Sorbitan sesquioleate 1.0
7). Organically modified bentonite (* 13) 1.2
8). Silicone resin (* 7) 4.0
9. Treated titanium oxide (Production Example 1) 9.5
10. Treatment Bengala (Production Example 3) Appropriate amount
11. Treated yellow iron oxide (Production Example 4)
12 Processed black iron oxide (Production Example 5)
13. Treated mica titanium (Production Example 8) 0.5
14 Treated silica (Production Example 9) 1.0
15. Treated organopolysiloxane
Elastomer powder (Production Example 12) 2.0
16. Propylene glycol dicaprate 7.0
17. Octamethylcyclotetrasiloxane 8.0
18. Decamethylcyclopentasiloxane
19. Ethanol 10.0
20. Purified water 20.0
* 11: Leopard KL (manufactured by Chiba Flour Milling)
* 12: Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.
* 13: Benton 38 (NL Industry)
(Manufacturing method)
1-18 are knead | mixed with a roll mill, and the mixture of 19, 20 is added and stirred to this.
[0054]
Comparative Example 4: W / O emulsified cream foundation
In Example 7, each of the components (9) to (15) with the perfluoropolyether compound-treated powder replaced with a methylhydrogenpolysiloxane-treated powder was similarly prepared as Comparative Example 4. In Comparative Example 4, the dispersibility of the powder was poor, the smoothness during application was poor, and the uniformity of the cosmetic film and the makeup persistence were not sufficient. In contrast, the W / O emulsified cream foundation of Example 7 according to the present invention has a smooth feeling of use, a uniform cosmetic film, and excellent water resistance and makeup durability. Met. Further, since it contains an aqueous component, it has a refreshing feeling and at the same time has a high emollient effect.
[0055]
Example 8: W / O emulsion type substrate
(Prescription) (%)
1. Treated titanium oxide (Production Example 1) 3.0
2. Treated iron oxide treated fine particles
(Production Example 11) 6.0
3. Processed talc (Production Example 6) 7.0
4). Nylon powder 3.0
5. Polyoxyethylene / alkyl co-modification
Organopolysiloxane 3.0
6). Sorbitan sesquioleate 1.5
7). Glycerin trioctanoate 16.0
8). Sucrose fatty acid ester (* 14) 1.0
9. Ceresin wax 6.0
10. Silicone resin (* 10) 6.0
11. Decamethylcyclopentasiloxane
12 Glycerin 1.5
13. Butylene glycol 5.0
14 Purified water 20.0
* 14: Sugar wax S-10E (Daiichi Kogyo Seiyaku)
(Manufacturing method)
1-9 are kneaded with a hot roll mill, and 10 and 11 are added. To this, a uniform mixture of 12 to 14 is gradually added with stirring. Again, the mixture is heated and melt-filled into a container to obtain a W / O emulsified solid substrate.
The W / O emulsified base of Example 8 had a smooth feeling of use, and contributed to the persistence of the cosmetic effect as a foundation base. Further, since it contains an aqueous component, it has a refreshing feeling and at the same time has a high emollient effect.
[0056]
Example 9: Powder foundation
(Prescription) (%)
1. Treated titanium oxide (Production Example 1) 12.0
2. Treatment Bengala (Production Example 3) 0.16
3. Treated yellow iron oxide (Production Example 4) 4.6
4). Processed black iron oxide (Production Example 5) 0.05
5. Processed talc (Production Example 6) 20.0
6). Processed mica (Production Example 7)
7). Treated nylon powder (Production Example 10) 3.0
8). Treated organopolysiloxane
Elastomer powder (Production Example 12) 2.0
9. Silicone resin (* 7) 2.5
10. Dipentaerythritol
Fatty acid ester (* 15) 1.0
11. Perfluoropolyether (* 16) 4.0
12 Polyoxyethylene modified
Organopolypolyoxane (* 17) 2.0
13. Glycerin trioctanoate 2.0
14 Perfume
15. UV absorber (* 8) 1.0
* 15: Cosmall 168AR (Nisshin Oil Co., Ltd.)
* 16: Fomblin HC / 04 (Ausumont)
* 17: Silicone KF-6017 (manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.)
(Manufacturing method)
1 to 8 are mixed and pulverized, and the mixture of 9 to 15 is gradually added and kneaded sufficiently. This is pulverized and press-molded into a dish to obtain a powder foundation.
The powder foundation of Example 9 has a smooth feeling of use and is excellent in water resistance and makeup durability.
[0057]
【The invention's effect】
The cosmetic of the present invention has a smooth feeling of use, is excellent in the uniformity of the cosmetic film, and is excellent in water resistance and makeup sustainability.

Claims (2)

次の成分(a)、(b)及び(c);
(a)分子量が300以上であり、パーフルオロポリエーテル基を有するパーフ
ルオロポリエーテルアルキルリン酸またはその塩で処理した粉体、
(b)トリメチルシロキシケイ酸樹脂、アクリル−シリコーン系グラフト
体または部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物、
(c)分子内に親水性セグメント及びオルガノポリシロキサンセグメントを含有
する、水に不溶性の両親媒性シリコーン化合物
を含有することを特徴とする化粧料。
The following components (a), (b) and (c);
(A) a powder having a molecular weight of 300 or more and treated with a perfluoropolyether alkylphosphoric acid having a perfluoropolyether group or a salt thereof;
(B) trimethylsiloxysilicate resin, acrylic-silicone graft copolymer or partially crosslinked organopolysiloxane polymer,
(C) A cosmetic comprising a water-insoluble amphiphilic silicone compound containing a hydrophilic segment and an organopolysiloxane segment in the molecule.
前記化粧料が乳化型化粧料であることを特徴とする請求項1記載の化粧料。  The cosmetic according to claim 1, wherein the cosmetic is an emulsified cosmetic.
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