JP4187533B2 - 搾乳ポンプ組立体 - Google Patents

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Description

本発明は、概略的には、授乳することに関し、特に、母乳を集めている間の漏れを阻止し、集めた母乳を哺乳容器内へ移す装置に関する。
幼児への授乳の準備において、適当な授乳時まで、母乳を短期間の貯蔵に適した容器内に集めておかなければならない場合がある。また、母親が自分の赤ん坊に授乳することが不都合又は不可能な場合がある。かかる場合、一定量の母乳を適当な容器に入れておくことにより、赤ん坊はいつもの栄養源を取ることができるという利点が得られる。既知の母乳収集方法は、搾乳ポンプを利用することであり、かかる搾乳ポンプは、一般的には、乳房の上に嵌められるフード又はシールドと、シールドに連結され且つシールド内に負圧を間欠的に生じさせる真空ポンプと、絞り出された母乳の受け器又は容器とを有している。
米国特許第5,720,722号明細書は、母乳収集に用いられる装置及び機器を記載していて、かかる明細書中には、搾乳ポンプに関する他の技術文献が引用記載されている。上記明細書に説明されているように、米国特許第5,720,722号明細書の収集装置は、乳房を覆い、真空ポンプの間欠的作動中、吸引力により乳房の表面に係合されるようになるシールドを有する。吸引サイクルと吸引サイクルの間、シールドが乳房の表面から離れる場合がある。これにより、絞り出されたミルクがシールドの周囲のところのリムから漏れ出る恐れがある。シールドが、主としてシールドのリムの前縁部によるシールの形成を利用する比較的剛性の材料で作られている場合、母乳を失うことがより顕著な場合がある。このような事態を回避するため、搾乳ポンプのユーザは、僅かに前かがみになり、それにより、絞り出されたミルクが漏斗形状シールドから受け器内に下方に排出するようにする場合がある。
典型的には、母親が横臥姿勢のままで搾乳ポンプを利用できるようにする方法は存在しない。子供の誕生後の時間は、母親がベッドに体を横たえようとし、又は横臥姿勢で休息しようとするときであるので、上記方法が子供の誕生後における病院施設において特に重要な場合がある。さらに、横臥姿勢で母乳収集を一段と行い易くする一時的流体貯蔵手段がシールドそれ自体の容積部の中に設けられていないのが一般的である。
とりわけ上述の問題に鑑みて、本発明は、搾乳ポンプにおける改良及び顕著な利点をもたらすようなされたものである。
当該技術分野で知られていて、本発明に従って構成された搾乳ポンプ構造に用いられる円錐形又は漏斗形状シールドは、今や、搾乳ポンプ構造と乳房表面の接合部のところにおける漏れによる液体の損失を生じさせないで、横臥姿勢を含む比較的快適な状態で母乳を収集できるようにする。横臥姿勢でも漏れのない母乳の収集を可能にする本発明による装置及び方法は、一形態として、ポンプ送り操作中、乳房が円錐形シールドの口を覆って円錐形シールドのところに位置決めされると、乳房とこれを受け入れている組立体との間の表面間接触を増強させると共により一定にする可撓性封止膜を利用している。さらに、本発明の封止膜は、乳房の寸法及び形状のばらつきに対応することができる。
開示した一実施形態では、可撓性封止膜は、そのほぼ中央に設けられた孔(本明細書では、穴又はアクセスポートともいう)を有している。この孔を通って、母乳がシールドの内部に入り、次にシールドに取り付けられている収集容器(壜)に移動する。孔を通過した母乳は、可撓性封止膜の内面とシールドの内壁との間に形成された一時的リザーバに溜まる。横臥姿勢では、集められた母乳は、本発明の装置の再位置決めにより母乳が収集容器内へ排出されるまで(例えば、母親が立ち上がるまで)一時的リザーバ内に保持される。
本発明の別の特徴では、母乳を一時的リザーバから収集容器内へ連続的に移すことができるようにする設計変更を円錐形シールドの壁に施すことが有利である。この特徴により、提供者が一時的リザーバを排乳するよう定期的に前かがみになる必要がなくなる。設計変更は、好ましくは、収集組立体を斜めに配置すると母乳が受入れ容器内に自然には流れないようになる場合、通常の母乳送出経路を短絡させるバイパス管(漏斗形状シールド構造体の幅の狭い部分を通って)の形態をとっている。バイパス管が組立体中に設けられる場合、母親は、母乳の絞り出し操作の全体にわたって横臥姿勢を保ち又はとることができる。
本発明による可撓性封止膜を備えた円錐形シールドにより、母乳の便利且つ快適で、しかも漏れのない衛生的な収集が可能になる。具体的に説明すると、本発明は、搾乳ポンプの流体収集装置に解放自在に係合するような寸法及び形状になった可撓性膜を提供する。可撓性膜は、搾乳ポンプ組立体の流体コレクタに解放自在に係合できるようになった封止部分を備える可撓性本体と、外側部が乳房に当接するアクセスポートとを有する。アクセスポート及び可撓性本体は、絞り出された母乳を提供者の乳房から可撓性膜を横切ってその内側部に差し向けるよう構成されている。このように、可撓性本体は、従来通り設計された搾乳ポンプ組立体の内側部と漏斗形状シールドとの間に母乳保持空間を形成するよう形作られている。可撓性膜は又、新規な設計の対象であるかかるリザーバを製作する際、その機能とは別個に乳房シールドに用いられるようになっている。
一実施形態では、ラテックス材料を可撓性膜に用いた。具体的に説明すると、ラテックスコンドームの閉鎖端部のところに切断により孔を形成し、次いで、それをシールドの通常開いている口部の周りに引き伸ばして、可撓性封止膜及び一時的保持リザーバを形成することによって、ラテックスコンドームを改造した。コンドームは、上述以外の改造を必要としなかった。
上述の作用効果は、一般的には、搾乳ポンプ組立体に関して本明細書で開示した例示の装置及び機構に当てはまる。本発明の上記利点及び特徴並びに他の利点及び特徴は、添付の図面と関連して或る幾つかの実施形態についての以下の詳細な説明を読むと一段とよく理解されよう。
開示した実施形態は、種々の変形形態で実施できる本発明の単なる例示に過ぎないことは理解されるべきである。図面は、必ずしも縮尺通りには作成されておらず、幾つかの特徴は、特定の構成要素の細部を示すために誇張され又は矮小化されている場合がある。したがって、本明細書において開示した特定の構造的細部及び機能的細部は、本発明を限定するものではなく、単なる例示であり、当業者に本発明を種々の形態で実施するよう教示するための代表的な基本原理として解されるべきである。
図1〜図4を参照すると(図中、同一の符号は同一の部品を示している)、図1は、本発明による流体収集装置即ち組立体10の第1の実施形態の側面図である。装置10の主目的は、母乳の収集にある。この目的のため、装置10は、人の乳房の乳首領域を越えて延びる適当な寸法の円錐形又は実質的に漏斗形状のシールド又は覆い12を用いている。シールド12について他の形状を用いても良い。円錐形シールドは、乳房の乳首を受け入れるような寸法及び形状になっており且つ漏斗形状部分から下流側に位置した円錐形乳首トンネル15を有している。本明細書では流体コレクタと称する円錐形シールド12は、送出管(又は管状延長部)14に取り付けられており、この送出管14は、流体を集めるとき、ちょうどジャーのてっぺんの蓋のように、通常はねじ山の設けられたカバー又はカラー16を送出導管14と関連した取外し可能なリザーバ(図示していないが、例えば壜)に連結することによって、流体を取外し可能なリザーバ内に案内する。ミルク収集は、当該技術分野で周知のように、吸引出口18に連結された吸引ポンプを用いて流体収集装置内部の圧力を間欠的に減少させることにより引き起こされる(これについては、例えば米国特許第4,857,051号明細書を参照されたい)。
収集操作中にミルクをこぼさないようにするために、円錐形シールド12の最も幅広の寸法の即ち開口している口を、封止用可撓性膜20によって覆うのがよく、この可撓性膜20は、そのほぼ中央に位置したアクセスポート24(図3も参照のこと)を有している。封止用可撓性膜20は、これが円錐形シールド12の口を横切って伸びることを可能にするのに十分な弾性を有し、その周縁部の周りに延び且つ円錐形シールド12の外面を掴む肉厚な弾性バンド22によって適所に保持される。可撓性膜20は、それが漏斗形状シールド12に取り付けられる前、一例として、図2に示す外観を備えた管状構造体26の形態をしているのがよい。流体収集装置10に適した可撓性膜を得るために、図2の記載内容から、従来通り設計されたコンドームを本明細書に記載された教示に従って設計変更すれば良いことが理解されよう。
管状構造体26は、開口端部のところに肉厚の弾性バンド22を含み、常態では閉鎖されている端部のところに、アクセスポート24用の開口を有している。肉厚の弾性バンド22を掴んでこれを円錐形シールド12の口の周りに均一に引き伸ばすことにより、図3に示す可撓性膜20を得ることができることは理解されよう。
円錐形シールド12の口部の端面図が図3に示され、図3は、円錐形シールド12の口部の上に引き伸ばされた封止用可撓性膜20を示している。封止用可撓性膜20の弾性及び可撓性により、可撓性膜が、円錐形シールド12に挿入された乳房の輪郭にならって、収集操作中におけるミルクの漏れを防止する表面間シールを形成することを可能にする。流体収集装置10の円錐形シールド12の位置決めの際に少し注意を払うと、乳首と可撓性膜20のアクセスポート24との位置合わせが行われて、母乳を直接、送出管14内に移し、次いで、連結カバー16に取り付けられている収集リザーバ(図示せず)内に移すことができるようになる。漏れのないシールを形成することにより、吸引出口18に取り付けられている吸引ポンプの影響下で減圧作用を受けた密閉容積部が得られる。
図1は、流体が送出管14内に流入する前、この側面図ではV字形トラフ部分28として示されており且つ三次元三日月形部分である円錐形シールド12の一部分が、流体を集め、ついには、集めた量がトラフ部分28の容積を超えるようになることを示している。トラフ部分28がいっぱいになると、母乳は、送出管14を流下して連結カバー16に取り付けられているリザーバ内に流れることになる。組立体10を時々図1に示すように直立位置に傾けることにより、トラフ部分28によって得られたリザーバの内容物全部を空にすることができる。これにより、一時的に集められた母乳が容積のより大きな受入れ容器内に流れ落ちるようにする。
リザーバ28内に一時的に集められる母乳の量を最小限に抑えようとして、母親は、一般的には、比較的直立した姿勢をとり又は容器を傾ける。これにより、容器への最大流量が得られるが、このことが母親にとって心地良くない場合がある。このことは、リザーバ28をいっぱいにすることなしに、より多くの量のミルクを集めることを少なくとも阻止する。このことは、膜20とシールド12との間の漏れの一因となる悪影響を及ぼすことがある。さらに、母親が十分後ろに反ると、リザーバ28がいっぱいになった形態の結果として、乳首受入れ孔から逆流が生じる場合がある。
提供者が母乳絞り出し操作中に横臥したままである場合の解決策が、図4に示されている。図4では、トラフ部分28を空にするために、逃がし管30がシールド12の設計に組み込まれていることが示されている。シールド12のところでの逃がしは、単に、受け器に直接連結された孔の形態で得ることができる。本発明の目的のために逃がし管30を用いる場合、逃がし管30は、好ましくは、送出管14と連結カバー16との間のネック34のところ又はその近くに形成された逃がし入口32に連結される。逃がし管30と逃がし入口32との間に位置するバイパス管、パイプ又は他の搬送手段36は、送出管14の中を通ることなく、母乳をトラフ部分28から差し向ける補助チャネルを構成する。バイパス搬送手段36、逃がし管30及び逃がし入口32をひとまとめにして、又は、それらを種々に組み合わせた状態でバイパス組立体と呼ぶことができる。
変形例としてのこの流体収集装置を用いると、母親は、流体収集装置10の使用前使用中、及び使用後、横臥姿勢をとってそのままでいることができ、それにより、母乳収集操作中、非常に都合がよく且つ快適でいることができる。逃がし管30の位置決め及び寸法決めに基づき、送出管14を省いてバイパス管又はパイプ36を用い手も良い。いずれの場合においても、即ち、バイパス構成が単独で用いられても、或いは、従来型送出管14と組み合わせて用いられても、逃がし管30は典型的にはシールド12を貫通する孔として構成され、好ましくは、可撓性膜20を更に取り付けることができるシールド12の開いた口部の近くに配置される。
バイパス組立体の中を通る吸引力の任意の潜在的な低下を防止するため、バイパスの通路を横切る一方向弁を設け、吸引力を加えたときに弁が閉じて所要の真空を損なう恐れのある空気の逆流を防止するように空気を差し向けるのがよい。吸引力を解放すると、弁が開き、リザーバ28から収集受け器への絞り出しされたミルクの排出が可能になる。
本発明は更に、少なくとも封止用可撓性膜20を備えた流体収集装置10を設けることを含む方法に関する。V字形トラフ部分28は、少なくとも一時的に絞り出されたミルクを受け入れるために設けられる。母親は、直立又は横臥姿勢のいずれかで絞り出し操作を開始する。バイパス管36が設けられていない場合、母親は、時々少なくとも立ち上がって収集したミルクをリザーバ28から送出管14を介して永続的な収集受け器内へ移すことを望む場合がある。バイパス管36が設けられている場合、母親は、絞り出し中、少しも立ち上がる必要がない。すなわち、母親は、絞り出しを開始した時に横臥状態であることができるだけでなく、その操作全体にわたってしかもその完了後でも横臥状態のままでいることができる。横臥姿勢をいつでもとれる理由は、バイパス管がリザーバ領域28から永続的な受入れ容器への絞り出しミルクの実質的に連続した排出を容易にするということにある。
図5〜図7を参照すると(図中、同一の符号は同一の部分を示している)、図5及び図6は、外面142を含む本発明による膜120の実施形態を示している。膜120は、任意適当な可撓性弾性材料、例えば、天然ゴム又は合成ゴムで作られるのが良い。膜120、はほぼ円盤の形をしており、その外周部140の周りに形成された弾性バンド122を含んでいる。弾性部分即ち弾性バンド122は、円錐形シールド12(図1)の口部に解放自在に係合するような寸法及び形状になっている。膜120は、アクセスポート124を更に含み、このアクセスポートは、膜の中央に形成された開口である。
膜の外面142には、複数の互いに間隔を置いた凹状窪み144が形成されており、これら窪みは、概略的には、円形である。凹状窪み144の各々の内縁部146は、側壁無しに形成されていて、従って、内縁部146はポート124と連通状態にある。図示の実施形態では、膜120の外面142には5つの窪み144が設けられている。本発明の範囲は、任意適当な数の窪み、例えば、3〜10個の窪みに及ぶ。
複数の互いに間隔を置いた窪み144の間には、凸状隆起部148が形成されており、この凸状隆起部は、弾性バンド122からポート124に向かって延びている。
膜120の内面150が図7に示されており、図7では、凹状窪み144の内方側部が、その上に緩やかに凸状になった特徴部を形成していることが理解できる。
図8〜図10を参照すると(図中、同一の符号は同一の部分を示している)、図8及び図9は、外面242を含む本発明による膜220の別の実施形態を示している。膜220は、ほぼ円盤の形をしており、その外周部240の周りに形成された弾性バンド222を含んでいる。弾性バンド222は、円錐形シールド12(図1)の口部に解放自在に係合するような寸法及び形状になっている。膜220は、アクセスポート224を更に含み、このアクセスポート224は、膜の中央に形成された開口である。
膜の外面242上には、複数の互いに間隔を置いた凹状窪み244が形成されており、これら窪みは、弧状のコーナーを有し且つほぼ矩形である。凹状窪み244の各々の内縁部246は、側壁無しに形成されていて、その結果、内縁部246はポート224と連通状態にある。図示の実施形態では、膜220の外面242には5つの窪み244が設けられている。本発明の範囲は、任意適当な数の窪み、例えば、3〜10個の窪みに及ぶ。
複数の互いに間隔を置いた窪み244の各々の間には、凸状隆起部248が形成されており、この凸状隆起部248は、弾性バンド222からポート224に向かって延びている。凸状隆起部248の各々は、外周部240からポート224に向かってテーパしている。加うるに、凸状隆起部248の各々は、凸状の液滴形状の特徴部260を有している。液滴形状特徴部260の各々は、外周部240に隣接した箇所が最も幅が狭くなっている。
膜220の内面250が図10に示されており、図10では、凹状窪み244の内方側部には、緩やかに凸状になった特徴部が形成されていることが理解できる。
膜(120,220)を円錐形シールド12上に配置すると、膜は、膜材料の弾性により乳房シールド内壁から離れて保持される。母親が乳房を膜の外面(142,242)に接触させると、膜の材料は撓んで乳房シールド内壁に接触する。乳房を膜から取り外すと、膜はその初期位置に戻り、絞り出された母乳が漏斗形状シールドから外方に流出して潜在的に乳房シールドのシールド部分から出てユーザにかかることを防止するよう働く。さらに、膜は、それが乳首トンネル15(図1)内へ吸い込まれることを防止する寸法及び形状になっている。したがって、乳首トンネルの直径は小さくならない。加うるに、膜は、ポンプからの真空の結果として生じる母親の乳房の乳輪と乳首との間の動きに悪影響を及ぼさない。
欧州特許出願公開第0198651A2号明細書は、この出願の図6に示すような真空装置のカップ部材(1)と関連した可撓性ダイヤフラム(2)を開示している。可撓性ダイヤフラム(2)をカップ部材の口の上に嵌め、1以上の弾性リングによって適所に維持すること、及び、これら弾性リングは、ダイヤフラムの縁部を溝内に十分に押し込んで、カップの外壁とダイヤフラムとの間に気密連結部を形成することを説明している。しかしながら、この出願は、本出願人の本発明に従って開示されているような一時的収集リザーバを設けることを開示していない。これは、真空源が適用された場合「乳首はカップ部材の後部に優しく、しかも、しっかりと吸い付けられる」と記載された、欧州特許出願公開第0198651A2号明細書の第5頁第17行の説明から特に明らかである。
更に、膜と円錐形シールドとの間の空間に絞り出しミルクのリザーバとして一時的に作用させる特徴を含む、提供者が横臥姿勢にある母乳の収集方法は、欧州特許出願公開第0198651A2号明細書には開示、教示又は示唆がなされていない。
搾乳ポンプの形態の流体収集装置、並びにその構成及び利用方法を説明した。当業者の想到できるこれらの変形例及び他の変形例は、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲に属する。上述したように、本発明の詳細な実施形態を本明細書において開示したが、開示された実施形態は、種々の形態で実施できる本発明の単なる例示に過ぎないことは言うまでもない。
本発明による母乳収集装置の側面図である。 図1の搾乳ポンプ組立体に利用される予備据え付け管状形態の可撓性膜の斜視図である。 本発明による母乳収集装置の据え付け状態の可撓性膜の正面図である。 母親からの横臥状態での母乳の絞り出しを容易にするバイパス管を含む本発明による搾乳ポンプ組立体の変形実施形態の側面図である。 本発明による可撓性膜の一実施形態の正面から見た斜視図である。 図5の可撓性膜の横から見た別の斜視図である。 図5の膜の背面図である。 本発明による可撓性膜の別の実施形態の正面から見た斜視図である。 図8の可撓性膜の横から見た別の斜視図である。 図8の膜の背面図である。

Claims (3)

  1. 搾乳ポンプ組立体であって、
    人の乳房を受け入れるように構成された開口部を有する円錐形乳房シールドと、
    母乳を、人の乳房と前記円錐形乳房シールドとによってその間に形成される一時的な流体リザーバから収集受け器に搬送する通路と、を有し、前記通路は、前記円錐形乳房シールドの側壁に接続され、
    更に、母乳を前記円錐形乳房シールドの頂部から前記収集受け器に搬送する、前記通路とは別の通路を有することを特徴とする搾乳ポンプ組立体。
  2. 搾乳ポンプ組立体であって、
    人の乳房を挿通状態で受け入れるように構成された開口部を有する乳房シールドと、
    前記乳房シールドの上に係合する可撓性膜と、を有し、それにより、一時的な流体リザーバが、前記可撓性膜の内面と前記乳房シールドの側壁とによってその間に形成され、前記可撓性膜は、絞り出された母乳が一時的な流体リザーバ内に収集されるように人の乳房が前記可撓性膜の外側部に当接して位置決めされるときに人の乳房の乳首が貫通可能なアクセスポートを有し、
    更に、収集受け器と、
    前記アクセスポートから前記収集受け器まで延びる第1の通路と、
    母乳を、前記一時的な流体リザーバから前記収集受け器に搬送する第2の通路と、を有し、前記第2の通路は、前記乳房シールド側壁に接続されることを特徴とする搾乳ポンプ組立体。
  3. 前記第2の通路は、前記一時的リザーバの底部から延びる、請求項に記載の搾乳ポンプ組立体。
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