JP4186882B2 - 無電極放電灯点灯装置並びに無電極放電灯装置 - Google Patents

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本発明は、無電極放電灯点灯装置並びに無電極放電灯装置に関するものである。
従来の無電極放電灯点灯装置は、透明な球状のガラスバルブ又は内壁面に蛍光体が塗布された球状のガラスバルブ内に不活性ガスや金属蒸気などの放電ガス(例えば、水銀蒸気及び希ガス)が封入された無電極放電灯の近傍に誘導コイルを配置し、この誘導コイルに数十キロヘルツから数百メガヘルツの高周波電流を流すことにより、誘導コイルに高周波電磁界を発生させて無電極放電灯に高周波電力を供給し、無電極放電灯のガラスバルブ内に高周波プラズマ電流を発生させて紫外線若しくは可視光を発生させている(例えば、特許文献1参照)。
この種の無電極放電灯点灯装置の一例を図6に示す。従来のこの無電極放電灯点灯装置は、商用の交流電源ACの交流出力から所望の直流出力を作成する直流電源Eと、直流電源Eの直流出力を高周波出力に変換して無電極放電灯6の近傍に配置された誘導コイル5に供給する電力変換回路9と、電力変換回路9の出力電圧(誘導コイル5の印加電圧)Vxを検出する電圧検出回路14と、電圧検出回路14の検出電圧に応じて電力変換回路9の高周波出力を間欠的に停止させる間欠発振回路13と、共振回路に流れる共振電流を検出する電流検出回路と、電流検出回路の検出電流に応じて電力変換回路9の出力電圧Vxを略一定とするように駆動回路11を制御して駆動信号VDH,VDLの駆動周波数(動作周波数)finvを変化させるフィードバック制御回路16とを備える。直流電源Eは、交流電源ACの交流出力を整流する整流回路10と、インダクタL10、ダイオードD10、スイッチング素子Q6、平滑コンデンサC10並びにスイッチング素子Q6をスイッチング制御する制御回路2を具備し、出力電圧Vdcを検出した検出電圧Vfbが目標値に一致するように制御回路2がスイッチング素子Q6をPWM制御する、従来周知の昇圧チョッパ回路からなる。また電力変換回路9は、直流電源Eの出力端間に直列接続された一対のスイッチング素子Q3,Q4を具備し、ローサイドのスイッチング素子Q4にインダクタLs、コンデンサCp,Csからなる共振回路が接続された所謂ハーフブリッジ型のインバータ回路で構成され、電界効果トランジスタからなる一対のスイッチング素子Q3,Q4を、駆動回路11から出力される矩形波パルスの駆動信号VDH,VDLにより交互にスイッチングすることで共振回路を介して誘導コイル5に高周波出力を供給する。なお、スイッチング素子Q3を駆動する駆動信号VDHとスイッチング素子Q4を駆動する駆動信号VDLは略180度の位相差を有している。電圧検出回路14は整流用のダイオード、分圧用の抵抗、平滑用のコンデンサ等からなり、出力電圧Vxに応じた直流電圧である検出電圧Vxsを間欠発振回路13に出力する。
間欠発振回路13は、直流電源Eの直流出力電圧Vdcを降圧・安定化して得られる動作電圧Vdを分圧する分圧抵抗R1,R2と、反転入力端子に分圧抵抗R1,R2の分圧電圧(基準電圧)Vkが入力されるとともに非反転入力端子に電圧検出回路14の検出電圧Vxsが入力されて基準電圧と検出電圧Vxsとの大小関係に応じた電圧を出力するオペアンプOP1と、オペアンプOP1の出力端に接続された抵抗R3及びコンデンサC1からなる積分回路と、積分回路の出力電圧(コンデンサC1の両端電圧)を所定の閾値と比較し、出力電圧が閾値を越えた場合に間欠信号(後述する)を発生する間欠回路13aとで構成され、間欠回路13aが発生する間欠信号を駆動回路11に入力することにより、電力変換回路(インバータ回路)9が発振と停止を周期的に繰り返す間欠発振動作を行うものである。つまり、無電極放電灯6が誘導コイル5の近傍に存在しない(ランプ外れ)ような無負荷時や、無電極放電灯6に特有の現象である暗所初始動時における点弧始動電圧の増加時に上述の間欠発振動作を行うことによって、電力変換回路9の高周波出力が通常点灯時と比較して増大することを防いで回路素子へのストレスの印加を軽減している。
電流検出回路は、電力変換回路9を構成するローサイドのスイッチング素子Q4と回路のグランドとの間に接続された検出抵抗Rdからなり、スイッチング素子Q4に流れる高周波電流(共振回路に流れる共振電流)に応じた検出電圧VRdをフィードバック制御回路16に出力している。フィードバック制御回路16は、オペアンプOP2に入力抵抗R5,R6等を接続してなり、基準電圧Vrefと電流検出回路の検出電圧VRdの差分を増幅する誤差増幅器(差動増幅器)と、抵抗R6を介してオペアンプOP2の出力端子にカソードが接続されたダイオードD2とを具備する。オペアンプOP2は基準電圧Vrefが非反転入力端子に入力されるとともに、反転入力端子と出力端子の間に抵抗R4及びコンデンサC2からなる積分回路が接続されている。ここで、駆動回路11の入力端子には定電圧(入力端子電圧)が印加されており、フィードバック制御回路16の誤差増幅器の出力電圧(オペアンプOP2の出力端子電圧)が駆動回路11の入力端子電圧よりも小さいときにダイオードD2が導通してその電位差に応じたシンク電流Ioが流れる。駆動回路11は発振器を具備しており、入力端子からフィードバック制御回路16の出力端子へ流れるシンク電流Ioに応じて発振器の発振周波数を変化させ、シンク電流Ioに比例して駆動信号VDH,VDLの周波数(駆動周波数)finvを増減している。したがって、フィードバック制御回路16の誤差増幅器の出力電圧が大きくなるほど駆動回路11が出力する駆動信号VDH,VDLの周波数、すなわち電力変換回路9を構成するインバータ回路の動作周波数finvが減少することになる。そしてインバータ回路の動作周波数finvが減少したときに電力変換回路9の高周波出力が増加するように設定されているとすれば、共振電流の減少分が大きいほど動作周波数(駆動周波数)finvが減少して電力変換回路9の高周波出力が増加するために誘導コイル5の印加電圧(電力変換回路9の出力電圧)を略一定に保つことが可能となる。
次に図7を参照して上記従来例の動作を説明する。ここで図7(a)〜(c)は横軸を時間、縦軸をそれぞれ電力変換回路9の出力電圧(誘導コイル5の印加電圧)Vx、間欠回路13aが発生する間欠信号(矩形波の電圧パルス)Vimt、直流電源Eの直流出力電圧Vdcとしたタイムチャートを示している。いま時刻t=t1で交流電源ACが投入されると電力変換回路9が起動して誘導コイル5の両端に出力電圧Vxが発生する。その結果、時刻t=t2で無電力放電灯6が始動・点灯して電力変換回路9から誘導コイル5を見たインピーダンスが変化するために出力電圧Vxが減少する(図7(a)参照)。ところが無負荷時や暗所初始動時等において出力電圧Vxが通常時よりも増加して閾値Vthを越えると電圧検出回路14の検出電圧Vxsも同様に増加して基準電圧Vkを越えることになり、間欠発振回路13のオペアンプOP1の出力がLレベルからHレベルに変化してコンデンサC1が抵抗R3を介して充電される。間欠回路13aは積分回路の出力電圧(コンデンサC1の両端電圧)が所定の閾値を越えるまでのオン期間(時刻t=t3〜t4)Tonは間欠信号Vimtを出力せず、出力電圧が閾値を超えたとき(時刻t=t4)に一定のオフ期間(時刻t=t4〜t5)Toffだけ矩形波の電圧パルスからなる間欠信号Vimtを出力する(図7(b)参照)。オフ期間Toffにおいては駆動回路11が駆動信号VDH,VDLの出力を停止し、電力変換回路9の発振動作が停止して出力電圧Vxがゼロとなる(図7(a)参照)。そして、電力変換回路9の出力電圧Vxが閾値Vthを越えている間はオン期間Tonとオフ期間Toffが交互に繰り返される間欠発振動作が行われ、電力変換回路9の高周波出力が通常点灯時と比較して増大することを防いで回路素子へのストレスの印加を軽減することができるとともに、暗所初始動の場合、暗黒状態から始動させて無電極放電灯6が点灯しなかった場合でも間欠発振動作により無電極放電灯6に与えるエネルギを増大させて実質的に点弧始動電圧を低減し、無電極放電灯6を点灯させることができるものである。
特開2000−100589号公報
ところで、始動時における無電極放電灯6がインダクタ負荷であり、蛍光灯などの電極を有する他の放電灯に比較して特に点灯していない状態(始動時や無負荷時など)に大きな電力を必要とするという特有の問題がある。このため安定した始動、点灯を行うには電力変換回路9が有する共振回路のQを高く設定し、さらに電力変換回路9の動作周波数を負荷インピーダンスの共振周波数に近い値に設定する必要がある。例えば無負荷時における電力変換回路9の消費電力は通常点灯時の2倍以上に達することもある。
また、特に暗所初始動時の始動性を改善するために間欠発振動作のオン期間Tonは数十ミリ秒〜数百ミリ秒と、通常点灯時の点弧始動期間と比較して非常に長い時間が必要である。一方、フィードバック制御回路16の制御感度は積分回路(抵抗R4及びコンデンサC2)の時定数によって決まるが、時定数を大きくし過ぎると通常時の点弧始動後、フィードバック制御回路16の動作開始時の周波数変化により無電極放電灯6のちらつきが目立ち易いため、時定数をあまり大きくすることができないという事情がある。
従って、間欠発振動作のオン期間Tonでの電力変換回路9の出力が非常に大きくなり、さらにオン期間Tonは数十ミリ秒〜数百ミリ秒と通常点灯時の点弧始動期間と比較して非常に長い時間が必要であるため、このオン期間Ton中にフィードバック制御回路16が動作を開始する可能性が高くなり、図8(a)のタイムチャートに示すように無負荷時や暗所初始動時などにおいて誘導コイル5に印加される電圧(電力変換回路9の出力電圧)Vxがオン期間Tonの途中から低減してしまい、特に暗所初始動時に間欠発振動作を行ったとしても無電極放電灯6の始動性が悪化してしまうという問題があった。また直流電源Eの制御回路2は直流出力電圧Vdcを検出してフィードバック制御を行っているが、その検出電圧Vfbが所定の閾値を下回ったときに異常と判断してスイッチング素子Q6の駆動を停止する保護機能を有することがある。そして、間欠発振動作のオン期間Tonでは図8(c)示すように重負荷のために直流電源Eの電圧レギュレーションが十分でなく直流出力電圧Vdcが低減してしまうから、直流出力電圧Vdcが閾値Vth2を下回ることで制御回路2が異常と誤判断してオン期間Tonの途中でスイッチング素子Q6の駆動を停止してしまい、その結果、電力変換回路9の出力電圧Vxも低減してしまうという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、間欠動作時における無電極放電灯の始動性を良好に保つことができる無電極放電灯点灯装置並びに無電極放電灯装置を提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、直流電源と、高周波でスイッチングされる1乃至複数のスイッチング素子並びに共振回路を具備し直流電源の直流電力を高周波電力に変換して無電極放電灯に近接配置された誘導コイルに供給する電力変換回路と、スイッチング素子をスイッチングさせる駆動信号を出力する駆動回路と、電力変換回路の出力が所定の閾値を越えた場合に駆動回路を制御して駆動信号の出力を間欠的に停止させることで電力変換回路を間欠動作させる間欠発振回路と、電力変換回路の出力電圧と基準電圧とを誤差増幅器により比較演算することで電力変換回路の出力が略一定となるように駆動回路に制御電圧を与えて駆動信号の周波数を変化させる第1のフィードバック制御手段と、間欠発振回路の動作時に第1のフィードバック制御手段の動作を無効とする第1のマスク手段とを備え、第1のマスク手段は、第1のフィードバック制御手段から駆動回路へ制御電圧を与える信号線に整流素子を介して電圧を重畳することで第1のフィードバック制御手段の動作を無効とすることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項の発明において、直流電源は、スイッチング素子のスイッチング動作によって出力を安定化するスイッチング電源回路で構成され、出力電圧を検出する検出手段と、検出手段の検出電圧に応じて出力電圧が略一定となるようにスイッチング動作をフィードバック制御する第2のフィードバック制御手段と、前記検出値が所定の閾値を下回るとスイッチング動作を停止する保護手段と、間欠発振回路の動作時に第2のフィードバック制御手段の動作を無効とする第2のマスク手段とを具備することを特徴とする。
請求項の発明は、請求項の発明において、第2のマスク手段は、電圧を重畳して検出手段の検出電圧を略一定化することで第2のフィードバック制御手段の動作を無効とすることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1〜の何れかの発明において、第1のフィードバック制御手段は、電力変換回路が具備するスイッチング素子に流れる電流を検出してフィードバック制御を行うことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1〜の何れかの発明において、第1のフィードバック制御手段は、電力変換回路の出力電圧を検出してフィードバック制御を行うことを特徴とする。
請求項の発明は、上記目的を達成するために、請求項1〜の何れかに記載の無電極放電灯点灯装置と、放電ガスがバルブ内に封入されてなる無電極放電灯と、無電極放電灯に近接配置されて電力変換回路から高周波電力が供給される誘導コイルとを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、間欠発振回路の動作時に電力変換回路の出力をフィードバック制御する第1のフィードバック制御手段の動作を無効とする第1のマスク手段を備えたので、間欠動作時に第1のフィードバック制御手段のフィードバック制御によって誘導コイルの両端電圧が低下することがなく、その結果、間欠動作時における無電極放電灯の始動性を良好に保つことができるという効果がある。
(実施形態1)
本実施形態の無電極放電灯点灯装置並びに無電極放電灯装置の回路構成を図1に示す。但し、本実施形態の基本構成は従来例と共通であるから、共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態は、電力変換回路の出力をフィードバック制御する第1のフィードバック制御手段の動作を間欠発振回路の動作時に無効とする第1のマスク手段17を備えた点に特徴がある。尚、本実施形態ではフィードバック制御回路16が第1のフィードバック制御手段に相当する。
第1のマスク手段17は、間欠発振回路13を構成するオペアンプOP1の出力端子にアノードが接続されるとともにカソードがフィードバック制御回路16を構成するダイオードD2のカソードに接続されたダイオードD11からなる。すなわち、従来例で説明したように無負荷時や暗所初始動時等において出力電圧Vxが通常時よりも増加して閾値Vthを越えると間欠発振回路13のオペアンプOP1の出力VNLがLレベルからHレベルに変化して間欠発振動作が行われるが、オペアンプOP1の出力VNLがHレベルになると第1のマスク手段17たるダイオードD11が導通するためにダイオードD2が導通しなくなり、その結果、フィードバック制御回路16によるシンク電流Ioの制御が不可となってフィードバック制御動作が無効となる。
次に図2を参照して本実施形態の動作を説明する。図2(a)〜(d)は横軸を時間、縦軸をそれぞれ電力変換回路9の高周波出力電圧Vx、間欠発振回路13のオペアンプOP1の出力VNL、間欠信号Vimt、直流電源Eの直流出力電圧Vdcとしたタイムチャートを示している。
無負荷時や暗所初始動時等において出力電圧Vxが通常時よりも増加して閾値Vthを越えると電圧検出回路14の検出電圧Vxsも同様に増加して基準電圧Vkを越えることになり、間欠発振回路13のオペアンプOP1の出力VNLがLレベルからHレベルに変化してコンデンサC1が抵抗R3を介して充電され、積分回路の出力電圧が所定の閾値を越えるまでのオン期間(時刻t=t3〜t4)Tonには間欠回路13aから間欠信号Vimtが出力されず、出力電圧が閾値を超えたとき(時刻t=t4)に一定のオフ期間(時刻t=t4〜t5)Toffだけ間欠信号Vimtが出力される。またオペアンプOP1の出力VNLがHレベルになることで第1のマスク手段17たるダイオードD11が導通してダイオードD2が導通しなくなるため、駆動回路11の入力端子からフィードバック制御回路16の出力端子へ流れるシンク電流Ioが略ゼロとなる。すなわち、間欠発振回路13が間欠発振動作を行っているオン期間Tonにおいてはフィードバック制御回路16のフィードバック制御動作が無効となる。その結果、図2(a)のタイムチャートに示すように無負荷時や暗所初始動時などにおいて誘導コイル5に印加される電圧(電力変換回路9の出力電圧)Vxがオン期間Tonの途中から低減することがなく、特に暗所初始動時に間欠発振動作を行ったとしても無電極放電灯6の始動性を良好に保つことができるものである。
(実施形態2)
本実施形態の無電極放電灯点灯装置並びに無電極放電灯装置の回路構成を図3に示す。但し、本実施形態の基本構成は実施形態1と共通であるから、共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態は、間欠発振回路13の動作時に第2のフィードバック制御手段の動作を無効とする第2のマスク手段18を備えた点に特徴がある。尚、本実施形態では直流電源Eの制御回路2が第2のフィードバック制御手段、並びに直流電源Eの直流出力電圧Vdcの検出電圧Vfbが所定の閾値Vth3を下回ったときにスイッチング動作を停止する保護手段に相当する。
第2のマスク手段18は、オペアンプOP3からなるバッファと、オペアンプOP3の非反転入力端子と回路のグランドとの間に接続されたツェナーダイオードZD1と、ツェナーダイオードZD1のカソードとオペアンプOP3の非反転入力端子との接続点及び間欠発振回路13のオペアンプOP1の出力端子に接続された抵抗R7と、バッファ(オペアンプOP3)の出力端子にアノードが接続されるとともに直流電源Eの制御回路2に検出電圧Vfbを入力する信号線にカソードが接続されたダイオードD12とで構成される。すなわち、無負荷時や暗所初始動時等において出力電圧Vxが通常時よりも増加してオペアンプOP1の出力VNLがHレベルになると、ツェナーダイオードZD1のツェナー電圧がバッファ及びダイオードD12を通して信号線に印加されて制御回路2に入力する検出電圧Vfbにツェナー電圧が重畳されて一定化されるため、制御回路2による直流出力電圧Vdcのフィードバック制御が無効となり、しかも、ツェナー電圧を保護機能の閾値Vth3を越えるレベルに設定しておくことで保護機能の誤動作によってスイッチング素子Q6のスイッチング動作が停止することもない。
次に図4を参照して本実施形態の動作を説明する。図4(a)〜(d)は横軸を時間、縦軸をそれぞれ電力変換回路9の高周波出力電圧Vx、直流電源Eの直流出力電圧Vxの検出電圧Vfb、間欠発振回路13のオペアンプOP1の出力VNL、直流電源Eの直流出力電圧Vdcとしたタイムチャートを示している。
無負荷時や暗所初始動時等において出力電圧Vxが通常時よりも増加して閾値Vthを越えると電圧検出回路14の検出電圧Vxsも同様に増加して基準電圧Vkを越えることになり、間欠発振回路13のオペアンプOP1の出力VNLがLレベルからHレベルに変化してコンデンサC1が抵抗R3を介して充電され、積分回路の出力電圧が所定の閾値を越えるまでのオン期間(時刻t=t3〜t4)Tonに間欠回路13aから間欠信号Vimtが出力されず、出力電圧が閾値を超えたとき(時刻t=t4)に一定のオフ期間(時刻t=t4〜t5)Toffだけ間欠信号Vimtが出力される。またオペアンプOP1の出力VNLがHレベルになることで第2のマスク手段18から検出電圧Vfbに電圧(ツェナー電圧)が重畳されるため、制御回路2に入力する検出電圧Vfbが直流出力電圧Vdcに関わらず略一定となる。すなわち、間欠発振回路13が間欠発振動作を行っているオン期間Tonにおいては制御回路2のフィードバック制御動作が無効となり、図4(a)のタイムチャートに示すように無負荷時や暗所初始動時などにおいて直流電源Eのスイッチング素子Q6のスイッチング動作が停止することがないから、誘導コイル5に印加される電圧(電力変換回路9の出力電圧)Vxがオン期間Tonの途中から低減することがなく、無電極放電灯6の始動性を良好に保つことができる。
(実施形態3)
本実施形態の無電極放電灯点灯装置並びに無電極放電灯装置の回路構成を図5に示す。但し、本実施形態の基本構成は実施形態1と共通であるから、共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態は、フィードバック制御回路16が電圧検出回路14の検出電圧Vxsに応じて駆動回路11を制御して駆動信号VDH,VDLの駆動周波数(動作周波数)finvを変化させる点に特徴がある。フィードバック制御回路16は実施形態1と共通の回路構成を有するものであって、オペアンプOP2の反転入力端子に電圧検出回路14の検出電圧Vxsが入力される点が実施形態1と異なっている。
而して、間欠発振動作のオン期間Tonに直流電源Eの直流出力電圧Vdcが低減すると誘導コイル5の印加電圧が減少して電圧検出回路14の検出電圧Vxsが低減するが、オン期間Tonにおいては第1のマスク手段17たるダイオードD11が導通してダイオードD2が導通しなくなるため、フィードバック制御回路16のフィードバック制御動作が無効となり、無負荷時や暗所初始動時などにおいて誘導コイル5に印加される電圧(電力変換回路9の出力電圧)Vxがオン期間Tonの途中から低減することがなく、特に暗所初始動時に間欠発振動作を行ったとしても無電極放電灯6の始動性を良好に保つことができる。
実施形態1の回路構成図である。 同上の動作説明用のタイムチャートである。 実施形態2の回路構成図である。 同上の動作説明用のタイムチャートである。 実施形態3の回路構成図である。 従来例の回路構成図である。 同上の動作説明用のタイムチャートである。 同上の動作説明用のタイムチャートである。
符号の説明
E 直流電源
5 誘導コイル
6 無電極放電灯
9 電力変換回路
11 駆動回路
13 間欠発振回路
16 フィードバック制御回路
17 第1のマスク手段

Claims (6)

  1. 直流電源と、高周波でスイッチングされる1乃至複数のスイッチング素子並びに共振回路を具備し直流電源の直流電力を高周波電力に変換して無電極放電灯に近接配置された誘導コイルに供給する電力変換回路と、スイッチング素子をスイッチングさせる駆動信号を出力する駆動回路と、電力変換回路の出力が所定の閾値を越えた場合に駆動回路を制御して駆動信号の出力を間欠的に停止させることで電力変換回路を間欠動作させる間欠発振回路と、電力変換回路の出力電圧と基準電圧とを誤差増幅器により比較演算することで電力変換回路の出力が略一定となるように駆動回路に制御電圧を与えて駆動信号の周波数を変化させる第1のフィードバック制御手段と、間欠発振回路の動作時に第1のフィードバック制御手段の動作を無効とする第1のマスク手段とを備え、第1のマスク手段は、第1のフィードバック制御手段から駆動回路へ制御電圧を与える信号線に整流素子を介して電圧を重畳することで第1のフィードバック制御手段の動作を無効とすることを特徴とする無電極放電灯点灯装置。
  2. 直流電源は、スイッチング素子のスイッチング動作によって出力を安定化するスイッチング電源回路で構成され、出力電圧を検出する検出手段と、検出手段の検出電圧に応じて出力電圧が略一定となるようにスイッチング動作をフィードバック制御する第2のフィードバック制御手段と、前記検出値が所定の閾値を下回るとスイッチング動作を停止する保護手段と、間欠発振回路の動作時に第2のフィードバック制御手段の動作を無効とする第2のマスク手段とを具備することを特徴とする請求項1記載の無電極放電灯点灯装置。
  3. 第2のマスク手段は、電圧を重畳して検出手段の検出電圧を略一定化することで第2のフィードバック制御手段の動作を無効とすることを特徴とする請求項記載の無電極放電灯点灯装置。
  4. 第1のフィードバック制御手段は、電力変換回路が具備するスイッチング素子に流れる電流を検出してフィードバック制御を行うことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の無電極放電灯点灯装置。

  5. 第1のフィードバック制御手段は、電力変換回路の出力電圧を検出してフィードバック制御を行うことを特徴とする請求項1〜の何れかに記載の無電極放電灯点灯装置。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載の無電極放電灯点灯装置と、放電ガスがバルブ内に封入されてなる無電極放電灯と、無電極放電灯に近接配置されて電力変換回路から高周波電力が供給される誘導コイルとを備えたことを特徴とする無電極放電灯装置。
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