JP4186323B2 - 車載用情報提示制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カーナビゲーションシステム等の運転支援情報の提示条件を運転者の運転状況に応じて制御する車載用情報提示制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
カーナビゲーションシステム等の運転支援情報の提示条件を運転者の運転状況に応じて制御する車載用情報提示制御装置には、例えば、▲1▼公開特許公報「特開平7−65289:車載用音声出力装置」に記載されているものや、▲2▼公開特許公報「特開平10−82653:ナビゲーション装置」に記載されているもの等がある。
【0003】
前者▲1▼は、「車両運転の操作量またはその操作頻度の検出結果が予め設定されたしきい値よりも大きくなっているあいだ、音声情報出力部における音声による情報の出力を中止し」たり、制限したり、簡略化したりするものである。
【0004】
また、後者▲2▼は、車速、アクセルとブレーキの踏み込み、ステアリングのセンサにより検出される運転者の操作量からドライバの運転余裕度を抽出し、運転者に余裕が無い場合には、ナビゲーション方法を音声主体の情報提供に切り換えるものである。
【0005】
この様に、従来技術においては、追い越しや車線変更などの運転操作により運転者の操作量や操作頻度の増大に応じて、運転支援情報の提示を抑制(抑止、制限、又は簡略化)する手法が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、通常、運転者は、操作量や操作頻度が大きくなる前の周辺状況確認の段階より、既に運転に余裕が無くなっているのが普通であり、これらの段階から運転支援情報の提示を抑制する必要があることが実験的に確認された。
即ち、従来技術においては、周辺状況確認の段階から情報提示を抑制することができないため、周辺状況確認も含めた運転動作に神経を集中しなければならない場合にも運転支援情報が提示されることがあり、これにより快適な運転が持続できない場合が生じ得る等の問題があった。
【0007】
本発明は、上記の課題を解決するために成されたものであり、その目的は、カーナビゲションシステムなどの車内での運転者に対する情報出力にあたって、安全で快適な情報提示手段を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためには、以下の手段が有効である。
即ち、第1の手段は、音又は画像による運転支援情報等の情報を出力する、車両に搭載された出力装置からの運転者に対する情報提示を所定の条件に従って抑止、制限、又は簡略化する車載用情報提示制御装置において、運転者のアクセル操作により変化するアクセルの踏み込み状態を検出、推定又は予測するアクセル状態管理手段と、運転支援情報の情報提示の抑止、制限、又は簡略化を、アクセルのオン状態からオフ状態への遷移が検出された時、アクセルがオン状態からオフ状態に遷移したと推定された時、或いは、予測された「アクセルがオン状態からオフ状態に遷移する時刻t1 」以前でこの予測を行った時刻t0 以降の時間帯内の任意の時刻t(t0 ≦t≦t1 )から開始する情報提示抑制手段と、情報提示の抑止、制限、又は簡略化を所定の抑制解除条件に従って解除する情報提示抑制解除手段とを備えることである。
【0009】
ただし、上記の音は、カーナビゲーションシステム等の運転支援システム等から提供される音又は音声(運転支援情報)の他に、ハンズフリーの移動電話の着信音や、車内のテレビ、ラジオ、オーディオ機器などの音であってもよい。これらの音や画像を同様に制御することによっても後で述べる本発明の作用・効果を得ることができる。
【0010】
また、第2の手段は、上記のアクセル状態管理手段において、アクセルのオン/オフ状態をアクセルの位置s、アクセルペダルに掛かる押圧p1 、車両の駆動力機関に対する、単位時間当たりの燃料又は電力の供給量Q、或いは、これらs,p1 ,Qの内の少なくとも1つに関する関連値に基づいて検出するオン/オフ状態検出手段を備えることである。
【0011】
また、第3の手段は、上記の第1又は第2の手段のアクセル状態管理手段において、アクセルがオフ状態に遷移する時刻をアクセルの位置s、速度v、加速度a、アクセルペダルに掛かる押圧p1 、又は、これらs,v,a,p1 の内の少なくとも1つに関する関連値に基づいて推定、又は予測することである。
【0012】
また、第4の手段は、上記の第1又は第2の手段のアクセル状態管理手段において、アクセルがオフ状態に遷移する時刻を車両の速度u、加速度α、ジャークj、又は、これらu,α,jの内の少なくとも1つに関する関連値に基づいて推定、又は予測することである。
【0013】
また、第5の手段は、上記の第1乃至第4の何れか1つの手段の情報提示抑制解除手段において、運転支援情報の情報提示の抑止、制限、又は簡略化をこの抑制状態が一定時間経過した時刻以降に解除することである。
【0014】
更に、第6の手段は、上記の第1乃至第5の何れか1つの手段の情報提示抑制解除手段において、運転支援情報の情報提示の抑止、制限、又は簡略化をこの抑制状態中にアクセルがオン状態に遷移した時刻以降に解除することである。
以上の手段により、前記の課題を解決することができる。
【0015】
【作用及び発明の効果】
運転者が運転中に次の運転操作に移る際に、必要となる周辺状況確認動作に神経を集中する時、アクセルペダルの踏み込みを止めたり、緩めたりすることが非常に多い。また、この逆に、運転者がアクセルペダルの踏み込みを止めたり、緩めたりしている時には、運転者は、次の運転操作に移る際の準備や周辺状況確認動作に神経を集中している場合が非常に多いことが判ってきた。
【0016】
したがって、このアクセルペダルの踏み込み状態を検知、推定、又は予測して、上記の様な条件が満たされた段階より、カーナビゲーションシステム等からの運転支援情報等の情報の提示の抑止、制限、又は簡略化を行うことにより、運転中の周辺状況確認動作等の早い段階から、より適切な情報の提示の抑止、制限、又は簡略化を実施することができる様になる。
【0017】
図1は、本発明の各手段より構成される車載用情報提示制御装置100の基本概念を表す機能ブロック図である。カーナビゲーションシステム等からの運転支援情報等の情報は、RAM等の記憶装置に記憶されており、情報提示抑制手段3を介して、出力装置1より音(音声等)、又は光(画像等)に変換されて出力される。
【0018】
アクセル状態管理手段2は、運転者のアクセル操作により変化するアクセルの踏み込み状態を検出、推定又は予測する。これにより、例えば、アクセルのオン状態からオフ状態への遷移が検出、推定又は予測された時には、アクセルOFF信号を情報提示の抑制(抑止、制限、又は簡略化)の開始信号として情報提示抑制手段3に連絡することができる。
【0019】
情報提示抑制手段3は、アクセルOFF信号等の抑制開始信号をアクセル状態管理手段2から受け取ると、抑制解除信号を情報提示抑制解除手段4から受け取るまでの間、運転支援情報等の情報の出力装置1への出力を抑止、制限、又は簡略化する処理を行う。
【0020】
この様に、運転中の周辺状況確認動作の段階から運転支援情報等の情報の提示の抑止、制限、又は簡略化を実施するにより、従来よりも早い段階から、より適切で効果的に運転動作に対する集中を妨げない様にすることが可能になる。これにより、安全で快適な運転を実現することができる様になると共に、運転者は、運転に余裕が在る時のみに運転支援情報等を受け取ることができる様になる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説明する。
(第1実施例)
図2は、以下に例示する本発明の各実施例に係わる車載用情報提示制御装置100の標準的なハードウェア構成図である。本車載用情報提示制御装置100は、車両のカーナビゲーションシステム等に搭載可能なものである。
【0022】
CPU101は、ROM102及びRAM103を記憶装置として使用し、用意されたプログラムに従って、各種の記憶・演算を実行する。CPU101は、内界センサ110又は位置情報受信装置109より、車両の現在地及び進行方向を特定するために必要な情報を入出力インタフェース(IF)108を介して随時入力する。
ただし、内界センサ110は、ジャイロ等の車両の位置や向きを特定するカーナビゲーションシステム用の装置の他に、後で詳述する様な、運転者のアクセルの踏み込み状態を検出、推定又は予測するための各種センサより、構成されている。
【0023】
出力装置1は、音声や画像等による運転支援情報等の情報を出力する。ディスク装置(DK)104、ROM102及びRAM103は、アクセル状態管理や、情報提示抑制や、情報提示抑制解除などの具体的な制御をCPU101により実行するためのプログラム及びデータを格納する領域として使用される。
【0024】
CPU101は、交通情報受信手段106より、入出力インタフェース(IF)107を介して、VICS等からリアルタイムに交通情報を受信する。
また、外界センサ105は、高周波レーダ等から構成されており、その他の運転支援システムが稼働されている場合等に使用される。
【0025】
図2に示すこれらのハードウェア(特に、車載用情報提示制御装置100)を有効に活用することにより実現される本第1実施例における車載用情報提示制御装置100Aの機能ブロック図を図3に示す。
前記の情報提示抑制手段3(図1)に相当する本図3の情報提示制御部は、運転支援情報等の運転者に対する提示情報をテキストデータ形式で受け取る。
【0026】
前記の内界センサ110(図2)及び、アクセル状態管理手段2(図1)に相当する本図3のアクセルスイッチは、アクセルペダルの位置(移動量)sが、s>0となると、機械的な機構により電気的にオン状態となり、アクセルON信号が情報提示制御部に送られる。ただし、アクセルペダルが全く踏み込まれていない時は、s=0である。
【0027】
前記の情報提示抑制解除手段4(図1)に相当する本図3のタイマーは、図2のCPU101に内蔵されており、設定された時間が経過すると、情報提示制御部に時間信号を連絡する。また、音声合成部は、提示情報テキストデータを情報提示制御部より受け取り、このデータを肉声のアナログデータに変換し出力装置1のスピーカーに出力する。
【0028】
図4は、本第1実施例における車載用情報提示制御装置100Aの動作仕様を表すタイミングチャートである。本図4に示す様に、図3の情報提示制御部は、アクセルスイッチがオン状態からオフ状態に遷移した時刻より、所定の停止時間中だけ運転支援情報等の情報の出力を停止(抑止)する。
【0029】
これにより、運転者は特に運転に集中しなければならない周辺状況確認動作等の早い段階から、運転支援情報等の情報を受け取とらなくても済む様になり、運転に神経を集中できるようになるため、安全で快適な運転が実現される。
【0030】
尚、上記の第1実施例では、アクセルスイッチがオン状態からオフ状態に遷移した時刻より、所定の停止時間中だけ運転支援情報等の情報の出力を停止(抑止)する様にしているが、この情報提示抑制(抑止、制限、または簡略化)を解除するタイミングとしては、例えば、アクセルがオン状態に遷移した時刻や、アクセルがオン状態に遷移してから所定の時間が経過した時刻等を選択しても良い。
【0031】
特に、アクセルがオン状態に遷移してから所定の時間(例えば、3〜10秒程度)が経過した時刻は、例えば交差点の左折等の一連の忙しい運転操作が一段落ついた頃合いだと推定されるため、この様に情報提示抑制期間を設定することにより、より安全で快適な運転が実現される。
【0032】
尚、音声情報の抑止や抑止解除は、文単位、或いは、1纏まりのメッセージ単位に行っても良い。即ち、音声情報の出力中に音声情報の出力モードが抑止状態になった場合には、音声情報の出力を即時に停止せず、出力中の音声情報の最後(例えば、文の句点等)まで音声情報を出力する等の制御を行う様にしても良い。
また、音声情報の出力モードが抑止状態になっている時に、出力されるべき音声情報が発生した場合には、この抑止状態が終了するまで出力を待ってから、その音声情報を出力する様にする。
これらの制御により、音声情報の意味内容が途中で途切れてしまうことを防止できる。
【0033】
(第2実施例)
図5は、本第2実施例における車載用情報提示制御装置100Bの機能ブロック図である。本車載用情報提示制御装置100Bは、第1実施例の車載用情報提示制御装置100Aのアクセル状態管理手段2(アクセルスイッチ)を改良したものである。本図5のアクセルストロークセンサ(図2の内界センサ110に相当)は、アクセルペダルの位置(移動量)sを測定し、この測定結果sをCPU101(図2)に連絡する。
【0034】
図6に、本第2実施例における車載用情報提示制御装置100Bの動作仕様を表すタイミングチャートを示す。図5のしきい値比較部、及び、情報提示制御部(図1の情報提示抑制手段3に相当)は、この動作仕様に従って実現される。
即ち、アクセルペダルの位置(踏み込み量)sに対して、所定のしきい値s0 を設定し、s>s0 から、s≦s0 に状態が変化した時に、情報の提示の抑止(または制限や簡略化)を開始する。
【0035】
この様に、アクセル状態管理手段2を構成することにより、アクセルの踏み込みが緩められることを検知したり、アクセルのオン状態からオフ状態への遷移を推定又は予測することが可能になる。アクセルのオン状態からオフ状態への遷移の推定又は予測をより確実に実施するために、アクセルペダルの位置(踏み込み量)sを時間で1回または2回微分した、アクセルペダルが動く(振れる)時の速度vや加速度aなどを更に、判定パラメータに加えても良い。
【0036】
これらの動作により、図5の情報提示制御部は、アクセルスイッチがオン状態からオフ状態に遷移すると予測される時刻以前より、所定の停止時間中だけ運転支援情報等の情報の出力を抑止(または制限や簡略化)する。
【0037】
これにより、運転者は特に運転に集中しなければならない周辺状況確認動作等の早い段階から、運転支援情報等の情報を受け取とらなくても済む様になり、運転に神経を集中できるようになるため、安全で快適な運転が実現される。
【0038】
尚、上記の第2実施例においては、アクセルペダルの位置(踏み込み量)sの値を基に、アクセル状態の検出、推定、又は予測を行っているが、アクセルペダルに掛かる押圧p1 や、駆動力機関に対する単位時間当たりの燃料又は電力の供給量Q等に基づいて、適当なしきい値を設ける等して上記と同様にアクセル状態の検出、推定、又は予測を行うことも可能である。
【0039】
これらの場合には、押圧p1 を測定する圧力センサをアクセルペダルに設けたり、エンジンに対する単位時間当たりの燃料供給量Qを測定する燃料供給量測定装置を設けたり、或いは、車両駆動モータに対する電力供給量Q′を測定する電力計を設けたりすれば良い。
この様な構成下においても、上記と同様に本発明の作用・効果を得ることができる。
【0040】
(第3実施例)
図7は、本第3実施例における車載用情報提示制御装置100Cの機能ブロック図である。本車載用情報提示制御装置100Cは、第1実施例の車載用情報提示制御装置100Aのアクセル状態管理手段2(アクセルスイッチ)を改良したものである。本図7の車速計(図2の内界センサ110に相当)は、運転中の車両の速度uを測定し、この測定結果uをCPU101(図2)に連絡する。
【0041】
図8に、本第3実施例における車載用情報提示制御装置100Cの動作仕様を表すタイミングチャートを示す。図7のアクセルオフ判定部、及び、情報提示制御部(図1の情報提示抑制手段3に相当)は、この動作仕様に従って実現される。
即ち、上記の車速uは、時間により1回または2回微分され、走行車両の加速度α、又はジャークjが求められ、所定の各しきい値と比較される。そして、走行車両の加速度α、又はジャークjが所定の各しきい値を下回った時に、情報の提示の抑止(または制限や簡略化)が開始される。
【0042】
この様に、アクセル状態管理手段2を構成することにより、アクセルの踏み込みが緩められることを検知したり、アクセルのオン状態からオフ状態への遷移を推定又は予測することが可能になる。
【0043】
尚、アクセルペダルやブレーキペダルの踏み込み状態は、これらのペダルに圧力センサ(押圧センサ等)を設けることにより、測定または推定しても良い。
【0044】
これらの動作により、図7の情報提示制御部は、アクセルがオン状態からオフ状態に遷移すると予測される時刻以前より、所定の停止時間中だけ運転支援情報等の情報の出力を抑止(または制限や簡略化)することも可能である。
【0045】
これにより、運転者は特に運転に集中しなければならない周辺状況確認動作等の比較的早い段階から、運転支援情報等の情報を受け取とらなくても済む様になり、運転に神経を集中できるようになるため、安全で快適な運転が実現される。
【0046】
尚、上記の第3実施例では、所定の停止時間中だけ運転支援情報等の情報の出力を抑止(または制限や簡略化)する様にしているが、この情報提示抑制(抑止、制限、または簡略化)を解除するタイミングとしては、例えば、抑制状態中にアクセルペダルが踏み込まれて、アクセルの踏み込み量が一定値以上になった時刻以降か、車両の速度uが一定値以上になった時刻以降か、車両の速度uが一定幅以上上昇した時刻以降か、アクセルペダルに掛かる押圧p1 が一定値以上になった時刻以降か、又は、アクセルペダルに掛かる押圧p1 が一定幅以上上昇した時刻以降としても良い。
【0047】
これらのタイミングは、例えば交差点の左折等の一連の忙しい運転操作が一段落ついた頃合いだと推定されるため、この様に情報提示抑制期間を設定することにより、より安全で快適な運転が実現される。
【0048】
或いは、この情報提示抑制(抑止、制限、または簡略化)を解除するタイミングとしては、例えば、情報提示の抑制状態中にブレーキペダルが踏み込まれて、車両が停止した時刻以降か、ブレーキペダルの踏み込み量が一定値以上になった時刻以降か、車両の速度uが一定値以下になった時刻以降か、車両の速度uが一定幅以上降下した時刻以降か、ブレーキペダルに掛かる押圧p2 が一定値以下になった時刻以降か、又は、ブレーキペダルに掛かる押圧p2 が一定幅以上降下した時刻以降としても良い。
【0049】
これらのタイミングは、例えば、車両を停止するなどして、ナビゲーションシステムの運転支援情報を十分な余裕を持って確認できる様になりつつある頃合いだと推定されるため、この様に情報提示抑制期間を設定することにより、より安全で快適な運転が実現される。
【0050】
また、これらの情報提示抑制(抑止、制限、または簡略化)を解除する条件が満たされた上記の「時刻以降」の、所定時間経過時まで、情報提示抑制(抑止、制限、または簡略化)の解除を延期する手段をタイマー等を用いて構成しても良い。この所定時間を適切な値(例えば、3秒〜10秒程度)に設定することにより、例えば前記の様な「交差点の左折等の一連の忙しい運転操作が一段落ついた頃合い」だと推定されるタイミングをより適切に設定することが可能となる。
このため、この様に情報提示抑制期間を設定することにより、より安全で快適な運転が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各手段より構成される車載用情報提示制御装置100の基本概念を表す機能ブロック図。
【図2】本発明の各実施例に係わる車載用情報提示制御装置100の一般的なハードウェア構成図。
【図3】本発明の第1実施例における車載用情報提示制御装置100Aの機能ブロック図。
【図4】本発明の第1実施例における車載用情報提示制御装置100Aの動作仕様を表すタイミングチャート。
【図5】本発明の第2実施例における車載用情報提示制御装置100Bの機能ブロック図。
【図6】本発明の第2実施例における車載用情報提示制御装置100Bの動作仕様を表すタイミングチャート。
【図7】本発明の第3実施例における車載用情報提示制御装置100Cの機能ブロック図。
【図8】本発明の第3実施例における車載用情報提示制御装置100Cの動作仕様を表すタイミングチャート。
【符号の説明】
1 … 出力装置
2 … アクセル状態管理手段
3 … 情報提示抑制手段
4 … 情報提示抑制解除手段
100 … 車載用情報提示制御装置
101 … CPU
102 … ROM
103 … RAM
104 … ディスク装置
105 … 外界センサ
106 … 交通情報受信装置
107,
108… 入出力インターフェイス
109 … 位置情報受信装置
110 … 内界センサ
100A… 車載用情報提示制御装置(第1実施例)
100B… 車載用情報提示制御装置(第2実施例)
100C… 車載用情報提示制御装置(第3実施例)
1 … アクセルペダルに掛かる押圧
2 … ブレーキペダルに掛かる押圧
s … アクセルペダルの位置(移動量)
v … アクセルペダルが動く(振れる)時の速度
a … アクセルペダルが動く(振れる)時の加速度
u … 走行中の車両の速度
α … 走行中の車両の加速度
j … 走行中の車両のジャーク
Q … 駆動力機関に対する単位時間当たりの燃料又は電力の供給量

Claims (6)

  1. 音又は画像による運転支援情報等の情報を出力する、車両に搭載された出力装置からの運転者に対する情報提示を所定の条件に従って抑止、制限、又は簡略化する車載用情報提示制御装置であって、
    前記運転者のアクセル操作により変化するアクセルの踏み込み状態を検出、推定又は予測するアクセル状態管理手段と、
    前記情報提示の抑止、制限、又は簡略化を、
    前記アクセルのオン状態からオフ状態への遷移が検出された時、
    前記アクセルがオン状態からオフ状態に遷移したと推定された時、或いは、
    予測された「前記アクセルがオン状態からオフ状態に遷移する時刻t1 」以前で、この予測を行った時刻t0 以降の時間帯内の任意の時刻t(t0 ≦t≦t1
    から開始する情報提示抑制手段と、
    前記情報提示の抑止、制限、又は簡略化を所定の抑制解除条件に従って解除する情報提示抑制解除手段と
    を備えたことを特徴とする車載用情報提示制御装置。
  2. 前記アクセル状態管理手段は、
    前記アクセルのオン/オフ状態を
    前記アクセルの位置s、アクセルペダルに掛かる押圧p1 、車両の駆動力機関に対する、単位時間当たりの燃料又は電力の供給量Q、或いは、これらs,p1 ,Qの内の少なくとも1つに関する関連値
    に基づいて検出するオン/オフ状態検出手段を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の車載用情報提示制御装置。
  3. 前記アクセル状態管理手段は、
    前記アクセルがオフ状態に遷移する時刻を
    前記アクセルの位置s、速度v、加速度a、アクセルペダルに掛かる押圧p1 、又は、これらs,v,a,p1 の内の少なくとも1つに関する関連値
    に基づいて推定、又は予測する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車載用情報提示制御装置。
  4. 前記アクセル状態管理手段は、
    前記アクセルがオフ状態に遷移する時刻を
    前記車両の速度u、加速度α、ジャークj、又は、これらu,α,jの内の少なくとも1つに関する関連値
    に基づいて推定、又は予測する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車載用情報提示制御装置。
  5. 前記情報提示抑制解除手段は、前記情報提示の抑止、制限、又は簡略化を、
    この抑制状態が一定時間経過した時刻以降に解除する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の車載用情報提示制御装置。
  6. 前記情報提示抑制解除手段は、前記情報提示の抑止、制限、又は簡略化を、
    この抑制状態中に前記アクセルがオン状態に遷移した時刻以降に解除する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の車載用情報提示制御装置。
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