JP4184473B2 - clip - Google Patents

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JP4184473B2
JP4184473B2 JP08185398A JP8185398A JP4184473B2 JP 4184473 B2 JP4184473 B2 JP 4184473B2 JP 08185398 A JP08185398 A JP 08185398A JP 8185398 A JP8185398 A JP 8185398A JP 4184473 B2 JP4184473 B2 JP 4184473B2
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晴久 神谷
翔 野沢
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車のインストルメントパネルにセンタクラスターなどを取り外し可能に装着するために使用するクリップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のクリップとしては例えば図6で示す形状のものがある。この図面で示すクリップ本体60は、一端側の頭部62と、他端側に位置する一対の脚部64と、クリップ本体60の内側に位置する一対の挟持部66とに大別され、これらが樹脂成形によって一体に構成されている。なお両挟持部66の相対向する内面は互いに平行な挟持面68となっているとともに、個々の挟持面68の先端部(下端部)には係合突部72がそれぞれ形成されている。
【0003】
図7で示すように前記クリップ本体60をセンタクラスター30のリブ32に取り付けたとき、前記の両挟持部66はリブ32をその両側から挟み付けた格好になっており、かつ前記の両係合突部72はリブ32の両側からその係合孔34に係合している。そしてこのようにリブ32に取り付けられたクリップ本体60を、前記頭部62を先端にしてインストルメントパネル40の取付け孔42に差し込む。
【0004】
これによってクリップ本体60の両脚部64の付け根付近に形成されている両係止肩74がインストルメントパネル40の裏面46において取付け孔42の縁にそれぞれ係合し、またリブ32の座面36がインストルメントパネル40の表面44に押し付けられる。したがってセンタクラスター30は、前記座面36とクリップ本体60の両係止肩74とによってインストルメントパネル40をその表裏両側から挟み付けた状態で、このインストルメントパネル40に取り付けられる。
【0005】
ところで前記センタクラスター30のリブ32の板厚にはリブ毎に寸法のばらつきがあり、一つの車種を例にとると2.3〜2.7mmのばらつきがあって板厚の平均寸法は2.5mmであった。これに対してクリップ本体60における両挟持部66の挟持面68の間の寸法は、これらの挟持部66によってリブ32をその両側からしっかりと挟みつけれるように2.1mm程度に設定されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで前記のクリップ本体60を板厚2.7mmのリブ32に取り付けた場合、このリブ32が前記の両挟持面68の間に挿入されるに連れて両挟持部66が前記頭部62の弾性変形によって左右に押し開かれる。この結果、図7で示すように両挟持部66の挟持面68がリブ32の側面から浮き上がった状態となり、リブ32の係合孔34に対する前記の両係合突部72の係合代が少なくなる。
【0007】
このような状態ではクリップ本体60をインストルメントパネル40の取付け孔42に差し込むときにクリップ本体60の姿勢が安定せず、作業性が悪い。また図7で示す組み付け状態においても、リブ32に対するクリップ本体60の取り付け状態が不安定であることから、センタクラスター30に振動や引っ張り方向の外力などが働くと、前記係合孔34から係合突部72が外れる場合があり、そうなるとクリップとして機能しなくなる。
【0008】
本発明の目的は、センタクラスターなどの被取付け部材のリブに対し、その板厚のばらつきにかかわらず、クリップ本体の一対の挟持部を常に安定した取り付け状態に保持し、インストルメントパネルなどの取付け板の係合孔に対するクリップ本体の挿入作業をやりやすくし、かつ組み付け完了状態ではクリップの機能の適正な維持を図ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、被取付け部材のリブに対して前もって取り付けられたクリップ本体を取付け板の取付け孔に差し込むことにより、この取付け板に被取付け部材を装着するためのクリップであって、クリップ本体の上端側の頭部と、この頭部の両側から連続して下方へ延長した部分に形成された一対の係止肩と、クリップ本体の内側に形成された一対の挟持部とが、樹脂材により一体形成されており、両係止肩と両挟持部がクリップ本体の拡開方向で両係止肩を外側、両挟持部を内側とする2層構造をなしており、前記一対の係止肩は、前記取付け板の取付け孔に係合する構成とされており、前記クリップ本体に形成されている一対の挟持部は、前記被取付け部材のリブとの相対的な挿入によってこのリブをその両側から挟み付けるように位置するとともに、これらの両挟持部は前記リブに対してその両側から接触可能な挟持面と、このリブに形成されている係合孔に係合可能な係合突部とをそれぞれ備え、しかも両挟持面の間の寸法が両挟持部と前記リブとの相対的な挿入開始側から挿入方向にかけて漸増するように設定されている。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のクリップであって、前記の両挟持面の間の寸法は、前記リブの板厚のばらつきに対応して常に前記の両係合突部がリブの係合孔に対してほぼ規定の係合状態に保持されるように設定されている。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1記載のクリップであって、前記の両挟持面の間の最大寸法を前記リブの板厚の平均寸法にほぼ一致させている。
【0012】
このように前記の両挟持面の間の寸法を前記リブとの相対的な挿入開始側から挿入方向にかけて変化させることにより、前記被取付け部材のリブの板厚が例えばその平均寸法より大きい場合でも、一対の挟持部がリブに対して安定した取り付け状態となり、両挟持部の係合突部がリブの係合孔に対して適正に係合した状態に保持される。したがってクリップ本体を取付け板の取付け孔に差し込むときの作業がやりやすくなるとともに、リブからクリップ本体が外れ落ちるといった事態も解消できる。そして組み付け完了時においてもクリップ本体がリブに対してしっかりと取り付けられていることから、クリップとしての機能が適正に維持される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1はクリップの外観斜視図、図2は同じくクリップの正面図である。これらの図面で示すようにクリップ本体10は、その一端(上端)側において湾曲状に形成された頭部12と、この頭部12の両側から連続して下方へ延長した部分に形成された一対の脚部14と、クリップ本体10の内側に形成された一対の挟持部16とに大別され、これらが樹脂材の射出成形などによって一体に成形されている。
【0014】
前記頭部12は、後述するインストルメントパネル40の取付け孔42に対してクリップ本体10を挿入するときの先行案内部となるため、挿入しやすいように外周面に丸みをもたせている。一方、前記の両脚部14は個々にまっすぐで、かつ互いに平行に形成されているとともに、それぞれの端部には脚部14とほぼ直角に外側に向けて突出したスタビライザー26が形成されている。
【0015】
前記の両挟持部16は頭部12の側から下方へ延長された構成となっており、それぞれの相対向する内面は平坦な挟持面18となっている。そしてこれらの両挟持面18の間の寸法は、両挟持部16の先端側の寸法aよりも頭部12の内部空間20と接する側の寸法bが大きくなるように漸次変化させている。
【0016】
前記の寸法aは、後で説明するセンタクラスター30のリブ32の板厚よりもわずかに小さく設定されている。なお、すでに説明したようにリブ32の板厚には寸法のばらつきがあるが、前記の寸法aは最小の板厚(約2.3mm)よりも小さい値(約2.1mm)に設定されている。これに対して前記の寸法bは2.3〜2.5mmに設定されている。
【0017】
前記の両挟持部16は、それ自体の弾性及び前記頭部12の弾性によって相互の挟持面18の間隔を押し広げることが可能である。また両挟持部16における個々の挟持面18の先端部(下端部)には、それぞれの挟持面18からほぼ直角に内側に向かって突出した係合突部22が形成されている。なお両挟持部16の先端面及び両係合突部22の下面は、前記リブ32が通過しやすいような斜面になっている。
【0018】
前記クリップ本体10の両側には、前記頭部12から両脚部14につづく個所において外側に張り出した係止肩24がそれぞれ形成されている。両係止肩24は、クリップ本体10の主として頭部12の弾性によって図2の左右方向へ変形可能である。また頭部12の両側から両係止肩24までの間の外側面は、これらの係止肩24がインストルメントパネル40の取付け孔42をスムースに通過できるような傾斜面となっている。
【0019】
図3〜図5は前記のように構成されたクリップの使用状態をそれぞれ表した断面図である。これらの図面においてクリップによる被取付け部材であるセンタクラスター30には、その裏面における複数の所定箇所にリブ32が一体に形成されている。このリブ32の先端面は、クリップ本体10の両挟持部16に対するリブ32の相対的な挿入が円滑となるように傾斜面となっている。またリブ32のほぼ中間部には係合孔34が形成されているとともに、リブ32の両側には取付け座面36が形成されている。
【0020】
つづいてクリップの作用について説明する。
まずクリップ本体10の両挟持部16の間にセンタクラスター30のリブ32を相対的に挿入すると、このリブ32が両挟持部16を左右に押し広げながら前記の両挟持面18の間に進入する。これによって図3〜図5で示すように両挟持部16がリブ32をその両側から挟み付けるように位置するとともに、両挟持部16の係合突部22がリブ32の係合孔34に対してその両側からそれぞれ係合する。したがってクリップ本体10がセンタクラスター30のリブ32に取り付けられたこととなる。
【0021】
つぎにリブ32に取り付けられたクリップ本体10を、その頭部12の側からインストルメントパネル40(取付け板)の取付け孔42に挿入する。これによってクリップ本体10の両係止肩24が、主として頭部12の弾性変形によって内側に撓みながら取付け孔42を通過し、インストルメントパネル40の裏面46において取付け孔42の縁に係合する。そしてこの状態においてはセンタクラスター30の座面36がインストルメントパネル40の表面44に押し付けられている。この結果、インストルメントパネル40はクリップ本体10の両係止肩24とセンタクラスター30座面36とによって表裏両側から挟持された格好となり、このインストルメントパネル40にセンタクラスター30がクリップ本体10によって取り付けられる。
【0022】
さて前記リブ32の板厚には、すでに説明したようにリブ毎に寸法のばらつきがある。図3ではリブ32の板厚が平均寸法2.5mmの場合を示し、図4ではリブ32の板厚が平均より小さい寸法2.3mmの場合を示し、図5ではリブ32の板厚が平均より大きい寸法2.7mmの場合を示す。なおインストルメントパネル40の取付け孔42の寸法については図3〜5共に8.0mm×14.0mmの場合をそれぞれ示す。
【0023】
図3で示すようにリブ32の板厚が平均寸法の場合、クリップ本体10の両挟持部16とリブ32との相対的な挿入により、これらの挟持部16の先端側(リブ32との相対的な挿入開始側)の前記寸法aがリブ32によって左右へ押し広げられるものの、内部空間20と接する側の前記寸法bについてはほとんど変化しない。この状態では両挟持部16の挟持面18がリブ32の両側面に対して部分的に接触した状態となり、かつ両挟持部16の係合突部22はリブ32の係合孔34に対して適正に係合した状態となる。
【0024】
図4で示すようにリブ32の板厚が平均より小さい寸法の場合、両挟持部16の先端側の寸法aのみがリブ32の挿入によって左右へ僅かに押し広げられるだけである。この状態でのリブ32の両側面に対する両挟持面18の接触面積は僅かであるが、両挟持面18とリブ32の両側面との隙間は小さく、また両係合突部22は係合孔34に対して図3の場合と同様に適正に係合する。
【0025】
これに対して図5で示すようにリブ32の板厚が平均より大きい寸法の場合、その板厚に対応して両挟持部16の間の寸法a,bが共に押し広げられる。これによって両挟持面18がリブ32の両側面に対してほぼ全面的に接触し、かつ両係合突部22は係合孔34に対して図3,4の場合と同様に適正に係合する。
【0026】
このように前記リブ32の板厚がその平均寸法より小さかったり大きかったりしても、クリップ本体10の両挟持部16はリブ32に対して常に安定した取り付け状態となり、かつ両挟持部16の係合突部22はリブ32の係合孔34に対して適正に係合した状態となる。したがってクリップ本体10をインストルメントパネル40の取付け孔42に差し込むときの作業性がよく、また組み付け完了時においてもクリップ本体10がリブ32に対してしっかりと取り付けられていることから、クリップとしての部材組み付け保持機能が適正に維持される。
【0027】
メンテナンスなどにおいて、インストルメントパネル40からセンタクラスター30を取り外す必要が生じた場合は、このセンタクラスター30を強く引っ張ることにより、前記の両脚部14の弾性変形によって前記取付け孔42の縁に対する両係止肩24の係合が外れる。これはセンタクラスター30のリブ32に対してクリップ本体10が安定して取り付けられているためであり、これによって前記リブ32にクリップ本体10を取り付けたままでセンタクラスター30をインストルメントパネル40から外すことができる。したがってセンタクラスター30をインストルメントパネル40に対して再び装着するときにはクリップ本体10をそのまま使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クリップを表した外観斜視図。
【図2】クリップを表した正面図。
【図3】クリップの使用状態を表した断面図。
【図4】クリップの使用状態を表した断面図。
【図5】クリップの使用状態を表した断面図。
【図6】従来のクリップを表した正面図。
【図7】従来のクリップの使用状態を表した断面図。
【符号の説明】
10 クリップ本体
16 挟持部
18 挟持面
22 係合突部
30 センタクラスター
32 リブ
34 係合孔
40 インストルメントパネル
42 取付け孔
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a clip used for removably attaching a center cluster or the like to an instrument panel of an automobile, for example.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, this type of clip has a shape shown in FIG. 6, for example. The clip main body 60 shown in this drawing is roughly divided into a head 62 on one end side, a pair of leg portions 64 located on the other end side, and a pair of clamping portions 66 located on the inner side of the clip main body 60. Are integrally formed by resin molding. The opposing inner surfaces of the both clamping portions 66 are parallel clamping surfaces 68, and engaging protrusions 72 are formed at the front end portions (lower end portions) of the individual clamping surfaces 68.
[0003]
As shown in FIG. 7, when the clip main body 60 is attached to the rib 32 of the center cluster 30, both the clamping portions 66 are shaped so as to sandwich the rib 32 from both sides thereof, and the both engagements described above. The protrusion 72 is engaged with the engagement hole 34 from both sides of the rib 32. Then, the clip body 60 attached to the rib 32 in this way is inserted into the attachment hole 42 of the instrument panel 40 with the head portion 62 as a tip.
[0004]
As a result, both locking shoulders 74 formed near the bases of both leg portions 64 of the clip body 60 engage with the edges of the mounting holes 42 on the back surface 46 of the instrument panel 40, and the seating surfaces 36 of the ribs 32 are formed. It is pressed against the surface 44 of the instrument panel 40. Accordingly, the center cluster 30 is attached to the instrument panel 40 in a state where the instrument panel 40 is sandwiched from both the front and back sides by the seating surface 36 and both locking shoulders 74 of the clip body 60.
[0005]
By the way, the thickness of the ribs 32 of the center cluster 30 varies among the ribs. For one vehicle model, there is a variation of 2.3 to 2.7 mm, and the average thickness is 2.5 mm. . On the other hand, the dimension between the clamping surfaces 68 of both clamping parts 66 in the clip body 60 is set to about 2.1 mm so that the ribs 32 can be firmly clamped from both sides by these clamping parts 66.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, when the clip main body 60 is attached to the rib 32 having a plate thickness of 2.7 mm, both the clamping portions 66 are elastically deformed of the head 62 as the rib 32 is inserted between the both clamping surfaces 68. Is pushed left and right. As a result, as shown in FIG. 7, the clamping surfaces 68 of the both clamping portions 66 are lifted from the side surfaces of the ribs 32, and the engagement allowance between the engagement protrusions 72 with respect to the engagement holes 34 of the ribs 32 is small. Become.
[0007]
In such a state, when the clip main body 60 is inserted into the mounting hole 42 of the instrument panel 40, the posture of the clip main body 60 is not stable, and workability is poor. Further, even in the assembled state shown in FIG. 7, since the attachment state of the clip body 60 to the rib 32 is unstable, when the center cluster 30 is subjected to vibration or an external force in the pulling direction, the engagement hole 34 is engaged. The protrusion 72 may come off, and if that happens, it will not function as a clip.
[0008]
The object of the present invention is to always hold a pair of clip portions of the clip body in a stable mounting state on a rib of a member to be mounted such as a center cluster regardless of variations in the plate thickness, and to mount an instrument panel or the like. The clip body is easily inserted into the engagement hole of the plate, and the clip function is properly maintained in the assembled state.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to claim 1 is a clip for mounting the mounted member on the mounting plate by inserting the clip body previously attached to the rib of the mounted member into the mounting hole of the mounting plate, A head on the upper end side of the clip body, a pair of locking shoulders formed in a portion extending continuously downward from both sides of the head, and a pair of clamping parts formed on the inside of the clip body, It is integrally formed of a resin material, and both the latching shoulders and the both clamping parts have a two-layer structure in which both the locking shoulders are outside and both the clamping parts are inside in the expanding direction of the clip body, The locking shoulder is configured to engage with the mounting hole of the mounting plate, and the pair of clamping portions formed in the clip body are inserted into the rib by relative insertion with the rib of the mounted member. From both sides And both of the holding portions each have a holding surface that can contact the rib from both sides thereof, and an engaging protrusion that can be engaged with an engaging hole formed in the rib. And the dimension between both clamping surfaces is set so that it may increase gradually from the relative insertion start side of both clamping parts and the said rib from the insertion direction.
[0010]
The invention according to claim 2 is the clip according to claim 1, wherein the dimension between the both clamping surfaces is always such that both the engaging protrusions are ribs corresponding to variations in the plate thickness of the ribs. The engagement hole is set so as to be held in a substantially prescribed engagement state.
[0011]
According to a third aspect of the present invention, in the clip according to the first aspect, the maximum dimension between the both clamping surfaces is substantially matched with the average dimension of the plate thickness of the rib.
[0012]
Thus, even when the plate thickness of the rib of the mounted member is larger than the average dimension, for example, by changing the dimension between the both clamping surfaces from the relative insertion start side to the rib in the insertion direction. The pair of sandwiching portions are in a stable attachment state with respect to the ribs, and the engagement protrusions of both sandwiching portions are held in a properly engaged state with the engagement holes of the ribs. Therefore, the work when the clip body is inserted into the mounting hole of the mounting plate can be easily performed, and the situation where the clip body comes off from the rib can be solved. And since the clip main body is firmly attached to the rib even when the assembly is completed, the function as the clip is properly maintained.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below.
FIG. 1 is an external perspective view of the clip, and FIG. 2 is a front view of the clip. As shown in these drawings, the clip body 10 has a head 12 formed in a curved shape on one end (upper end) side, and a pair formed in a portion extending downward continuously from both sides of the head 12. The leg part 14 and a pair of clamping parts 16 formed inside the clip body 10 are roughly divided and formed integrally by injection molding of a resin material.
[0014]
Since the head 12 serves as a leading guide when the clip body 10 is inserted into a mounting hole 42 of the instrument panel 40 to be described later, the outer peripheral surface is rounded so as to be easily inserted. On the other hand, both the leg portions 14 are formed to be straight and parallel to each other, and a stabilizer 26 is formed at each end portion so as to protrude outward at a substantially right angle to the leg portion 14.
[0015]
Both the clamping portions 16 are configured to extend downward from the head 12 side, and the inner surfaces facing each other are flat clamping surfaces 18. And the dimension between these both clamping surfaces 18 is changed gradually so that the dimension b of the side which contact | connects the internal space 20 of the head 12 may become larger than the dimension a of the front end side of both the clamping parts 16. FIG.
[0016]
The dimension a is set slightly smaller than the plate thickness of the rib 32 of the center cluster 30 described later. As already described, although the plate thickness of the rib 32 varies in size, the dimension a is set to a value (about 2.1 mm) smaller than the minimum plate thickness (about 2.3 mm). On the other hand, the dimension b is set to 2.3 to 2.5 mm.
[0017]
The both clamping parts 16 can push the gap between the clamping surfaces 18 by their own elasticity and the elasticity of the head 12. Engaging protrusions 22 projecting inward from the respective clamping surfaces 18 at substantially right angles are formed at the front end portions (lower end portions) of the individual clamping surfaces 18 in the both clamping portions 16. In addition, the front end surface of both the clamping parts 16 and the lower surface of both the engagement protrusions 22 are inclined so that the rib 32 can pass easily.
[0018]
Locking shoulders 24 are formed on both sides of the clip main body 10 so as to protrude outward from the head 12 to the legs 14. Both locking shoulders 24 can be deformed in the left-right direction in FIG. 2 mainly by the elasticity of the head 12 of the clip body 10. Further, the outer surface between the both sides of the head 12 and both the locking shoulders 24 is an inclined surface so that these locking shoulders 24 can smoothly pass through the mounting holes 42 of the instrument panel 40.
[0019]
3 to 5 are cross-sectional views each showing a use state of the clip configured as described above. In these drawings, ribs 32 are integrally formed at a plurality of predetermined locations on the back surface of a center cluster 30 which is a member to be attached by a clip. The front end surface of the rib 32 is an inclined surface so that the relative insertion of the rib 32 with respect to the both sandwiching portions 16 of the clip body 10 is smooth. In addition, an engagement hole 34 is formed in a substantially intermediate portion of the rib 32, and mounting seat surfaces 36 are formed on both sides of the rib 32.
[0020]
Next, the operation of the clip will be described.
First, when the ribs 32 of the center cluster 30 are relatively inserted between the holding portions 16 of the clip body 10, the ribs 32 enter between the holding surfaces 18 while expanding both the holding portions 16 left and right. . As a result, as shown in FIGS. 3 to 5, both the clamping portions 16 are positioned so as to clamp the ribs 32 from both sides thereof, and the engagement protrusions 22 of the both clamping portions 16 are opposed to the engagement holes 34 of the ribs 32. Engage from both sides of the lever. Therefore, the clip body 10 is attached to the rib 32 of the center cluster 30.
[0021]
Next, the clip main body 10 attached to the rib 32 is inserted into the attachment hole 42 of the instrument panel 40 (attachment plate) from the head 12 side. As a result, both the locking shoulders 24 of the clip body 10 pass through the attachment hole 42 while being bent inward mainly by elastic deformation of the head 12, and engage with the edge of the attachment hole 42 on the back surface 46 of the instrument panel 40. In this state, the seat surface 36 of the center cluster 30 is pressed against the surface 44 of the instrument panel 40. As a result, the instrument panel 40 is sandwiched from both the front and back sides by the both locking shoulders 24 of the clip body 10 and the center cluster 30 seating surface 36, and the center cluster 30 is attached to the instrument panel 40 by the clip body 10. It is done.
[0022]
As described above, the thickness of the rib 32 has a dimensional variation for each rib. 3 shows a case where the plate thickness of the rib 32 has an average dimension of 2.5 mm, FIG. 4 shows a case where the plate thickness of the rib 32 is a size of 2.3 mm smaller than the average, and FIG. 5 shows a case where the plate thickness of the rib 32 is larger than the average. The case of dimension 2.7mm is shown. In addition, about the dimension of the attachment hole 42 of the instrument panel 40, the case of 8.0 mm x 14.0 mm is shown, respectively in FIGS.
[0023]
As shown in FIG. 3, when the plate thickness of the ribs 32 is an average dimension, relative insertion of both the sandwiching portions 16 of the clip body 10 and the ribs 32 causes the leading end sides of these sandwiching portions 16 (relative to the ribs 32). Although the dimension a on the typical insertion start side) is pushed right and left by the rib 32, the dimension b on the side in contact with the internal space 20 hardly changes. In this state, the clamping surfaces 18 of both clamping parts 16 are in partial contact with both side surfaces of the ribs 32, and the engaging protrusions 22 of both clamping parts 16 are in contact with the engaging holes 34 of the ribs 32. It will be in the state engaged appropriately.
[0024]
As shown in FIG. 4, when the thickness of the rib 32 is smaller than the average, only the dimension “a” on the front end side of the both sandwiching portions 16 is slightly pushed right and left by the insertion of the rib 32. In this state, the contact area of the both clamping surfaces 18 with both side surfaces of the rib 32 is small, but the gap between the both clamping surfaces 18 and both side surfaces of the rib 32 is small, and both the engagement protrusions 22 are the engagement holes. 34 is properly engaged as in FIG.
[0025]
On the other hand, as shown in FIG. 5, when the plate thickness of the rib 32 is larger than the average, the sizes a and b between the sandwiching portions 16 are both expanded corresponding to the plate thickness. As a result, both sandwiching surfaces 18 are almost entirely in contact with both side surfaces of the rib 32, and both engaging protrusions 22 are properly engaged with the engaging holes 34 as in the case of FIGS. To do.
[0026]
As described above, even if the plate thickness of the rib 32 is smaller or larger than the average dimension, both the sandwiching portions 16 of the clip body 10 are always stably attached to the rib 32 and the engagement between the both sandwiching portions 16 is maintained. The mating protrusion 22 is properly engaged with the engagement hole 34 of the rib 32. Therefore, workability when inserting the clip body 10 into the mounting hole 42 of the instrument panel 40 is good, and the clip body 10 is firmly attached to the rib 32 even when assembly is completed. The assembly holding function is properly maintained.
[0027]
When it is necessary to remove the center cluster 30 from the instrument panel 40 for maintenance or the like, the center cluster 30 is pulled strongly, so that both the engagement with respect to the edge of the mounting hole 42 by elastic deformation of the both leg portions 14 is performed. The shoulder 24 is disengaged. This is because the clip body 10 is stably attached to the ribs 32 of the center cluster 30, whereby the center cluster 30 is removed from the instrument panel 40 while the clip body 10 is attached to the ribs 32. Can do. Therefore, when the center cluster 30 is mounted again on the instrument panel 40, the clip body 10 can be used as it is.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external perspective view showing a clip.
FIG. 2 is a front view showing a clip.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a clip in use.
FIG. 4 is a cross-sectional view illustrating a usage state of a clip.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a use state of a clip.
FIG. 6 is a front view showing a conventional clip.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing a use state of a conventional clip.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Clip main body 16 Clamping part 18 Clamping surface 22 Engagement protrusion 30 Center cluster 32 Rib 34 Engagement hole 40 Instrument panel 42 Attachment hole

Claims (3)

被取付け部材のリブに対して前もって取り付けられたクリップ本体を取付け板の取付け孔に差し込むことにより、この取付け板に被取付け部材を装着するためのクリップであって、
クリップ本体の上端側の頭部と、この頭部の両側から連続して下方へ延長した部分に形成された一対の係止肩と、クリップ本体の内側に形成された一対の挟持部とが、樹脂材により一体形成されており、両係止肩と両挟持部がクリップ本体の拡開方向で両係止肩を外側、両挟持部を内側とする2層構造をなしており、前記一対の係止肩は、前記取付け板の取付け孔に係合する構成とされており、
前記クリップ本体に形成されている一対の挟持部は、前記被取付け部材のリブとの相対的な挿入によってこのリブをその両側から挟み付けるように位置するとともに、これらの両挟持部は前記リブに対してその両側から接触可能な挟持面と、このリブに形成されている係合孔に係合可能な係合突部とをそれぞれ備え、しかも両挟持面の間の寸法が両挟持部と前記リブとの相対的な挿入開始側から挿入方向にかけて漸増するように設定されているクリップ。
A clip for attaching a member to be attached to the mounting plate by inserting a clip body previously attached to the rib of the member to be attached into a mounting hole of the mounting plate,
A head on the upper end side of the clip body, a pair of locking shoulders formed in a portion extending continuously downward from both sides of the head, and a pair of clamping parts formed on the inside of the clip body, It is integrally formed of a resin material, and both the latching shoulders and the both clamping parts have a two-layer structure in which both the locking shoulders are outside and both the clamping parts are inside in the expanding direction of the clip body, The locking shoulder is configured to engage with the mounting hole of the mounting plate,
The pair of sandwiching portions formed on the clip body are positioned so as to sandwich the ribs from both sides by relative insertion with the ribs of the mounted member, and both the sandwiching portions are attached to the ribs. A gripping surface that can be contacted from both sides thereof, and an engagement protrusion that can be engaged with an engagement hole formed in the rib, respectively, and the dimensions between both the gripping surfaces are the A clip that is set to gradually increase from the insertion start side relative to the rib in the insertion direction.
請求項1記載のクリップであって、前記の両挟持面の間の寸法は、前記リブの板厚のばらつきに対応して常に前記の両係合突部がリブの係合孔に対してほぼ規定の係合状態に保持されるように設定されているクリップ。  The clip according to claim 1, wherein the dimension between the both clamping surfaces is such that the both engaging protrusions are always substantially in relation to the rib engaging holes in response to variations in the plate thickness of the ribs. A clip that is set to be held in a specified engagement state. 請求項1記載のクリップであって、前記の両挟持面の間の最大寸法を前記リブの板厚の平均寸法にほぼ一致させているクリップ。  The clip according to claim 1, wherein the maximum dimension between the both clamping surfaces is substantially matched with the average dimension of the rib thickness.
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