JP4181913B2

JP4181913B2 - Dental treatment device

Info

Publication number: JP4181913B2
Application number: JP2003115475A
Authority: JP
Inventors: 康恵福元; 隆知吉岡; 千尋小林; 英明須田; 一成的場
Original assignee: J Morita Manufaturing Corp
Current assignee: J Morita Manufaturing Corp
Priority date: 2003-04-21
Filing date: 2003-04-21
Publication date: 2008-11-19
Anticipated expiration: 2023-04-21
Also published as: JP2004313659A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、歯科用治療装置、特に歯牙の根管内洗浄、根管拡大更には根管内殺菌等に使用される治療装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
根管治療の治療作業は、主に次のようなステップによってなされる。先ず、治療対象の歯牙の根管長を既存の根管長測定器（電気的根管長測定器等）により測定し、その測定値に応じて根管拡大をして細菌を含む汚染物質を取り除く。次いで、根管内を洗浄液で洗浄する。そして、根管内の洗浄液、切削粉或いは血液等を取り除いた後、充填材を根管内に充填して再度の細菌感染がないよう処置が講じられる。
【０００３】
上記の根管治療における根管内を洗浄するための装置としては、特許文献１、特許文献２或いは特許文献３に開示されたような装置が挙げられる。特許文献１の洗浄装置は、歯牙の開口部に設置されたアダプタを介して歯の空洞部内に洗浄液をポンプにて供給し、空洞部内の洗浄液を別の吸引ポンプで吸引して排出するものである。この洗浄液の供給の際に洗浄液に振動を与えて、できるだけ洗浄液が根尖部に届くようになされる。
【０００４】
また、特許文献２の歯科用空隙洗浄装置は、歯牙の根管内に、交番圧力発生器によりキャビテーションを生起させながらすすぎ液（洗浄液）を供給し、同時に交番圧力発生器の作用により洗浄液を吸引排出して、根管内を洗浄せんとするものである。更に、特許文献３の歯科用バキュームハンドピースは、洗浄水の給水パイプと、吸引管とを備え、圧縮空気で作動するエジェクタポンプにより吸引管から根管内の洗浄液を吸引して口腔内に放出させるようにしたものである。
【０００５】
【特許文献１】
特開２００２−１９１６１９号公報
【特許文献２】
特表平１０−５０１４３７号公報
【特許文献３】
特開２００２−６２０号公報
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
上記したような歯牙の根管内疾患においては、根尖周辺の細菌の除去が重要であるが、上記特許文献に開示された各装置は、単に根管内を洗浄するに留まるものであり、根尖孔周辺の細菌を積極的に除去すると言う考えはない。仮に、これら装置において、洗浄液に代えて次亜塩素酸ナトリウムのような薬液を用いたとしても、根管自体が非常に細いため、これら装置の構造上、薬液が根尖孔にまで至らず、根尖孔周辺の洗浄・殺菌は期待できない。強制的に薬液を押し流すようにすると、薬液が根尖孔から縊出する可能性があり、このような縊出が起こると、生体に対する様々な為害作用が発生することにもなる。また、上記したように、根管自体が非常に細いために、根尖孔への薬液の流れが円滑になされず、結果的に薬液が根管口から溢れ出ることもあり、溢れ出ると口腔内粘膜に為害作用を与えてしまうことになる。
【０００７】
上記のような根尖孔からの縊出や根管口からの溢出を防止するには、給液管の注出口若しくは吸引管の吸引口をできるだけ根尖孔に近付けるようにすると効果的であることが予想される。しかし、根管内は目視できないために、根管内でのこれらの位置が把握できず、もし根管の中間位置に位置付けされてしまうと、薬液や洗浄液は、根尖孔にまで流れ至らず、洗浄・殺菌できる範囲は、根管のほぼ半分になってしまう。また、給液管や吸引管が細く、根尖孔が広がっている場合は、根尖孔を突き抜けて位置付けされてしまう可能性もあり、危険である。
【０００８】
特許文献３は、吸引管を根管内に挿入し、根管内に注水しながら吸引するもので、注水と吸引とを併用する点で洗浄効果は期待できるが、吸引管の根管内での的確な位置付けができず、また吸引した洗浄液は口腔内で排出するものであるから、薬液の使用には不向きであり、従って、根管洗浄の域を出ず、根管拡大や殺菌への応用は考えられなかった。
【０００９】
本発明者等は、洗浄液の給液と吸引を併用し、特に吸引管を根尖孔付近に臨ませるようにすれば、根尖孔からの縊出を抑えるのに有効であるとの知見を基に、その実用化について鋭意研究し、平成１４年１０月２１日発行の「日本歯科保存学雑誌」［２００２年秋季学会（第１１７回）プログラムおよび講演抄録集］（第３８頁、演題Ａ−１５）において、根管長測定装置を用いて吸引針（吸引管）或いは洗浄針（給液管）の根管内への挿入深さを設定しながら、根管内吸引を行った場合の根管洗浄の評価結果について掲載すると共に、同年１１月２１日、２２日に開催された日本歯科保存学会でその内容を発表した。
【００１０】
本願発明は、上記実情に鑑みなされたもので、上記刊行物及び学会で発表した発明を含み、更に実用化に向け研究を加え、薬液洗浄の適正化を高めることにより、根管洗浄及び殺菌治療に限らず、盲のう洗浄等も含み広く歯科治療に適用し得る新規な歯科用治療装置を提供するものである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項１の発明に係る歯科用治療装置は、歯牙の根管内に挿入されて処置液の注入及び吸引を行う給液ノズル部及び吸引ノズル部を備えた歯科治療具と、電気的根管長測定器とを含み、上記給液ノズル部及び吸引ノズル部の先端部は、これらが上記根管内に挿入されたときには、一方が根管口から根管内へ入った位置に設定され、他方が当該一方より上記根管内の奥部に位置するような位置関係に設定され、上記給液ノズル部には、給液手段により処置液ボトル内の処置液を該給液ノズル部に給送するための給液管路が接続され、一方、上記吸引ノズル部には、負圧発生手段により根管内の処置液を吸引し装置外へ排出させるための吸引管路が接続されており、上記奥部に挿入される側のノズル部の少なくとも一部が導電性部材からなり、当該ノズル部は、上記電気的根管長測定器に対して測定電極として電気的に接続されていることを特徴とするものである。
また、請求項２の発明に係る歯科用治療装置は、既存の電気的根管長測定器と組合わせ構成することを可能としたものであり、歯牙の根管内に挿入されて処置液の注入及び吸引を行う給液ノズル部及び吸引ノズル部を備えた歯科治療具と、電気的根管長測定器に電気的に接続する為の端子とを含み、上記給液ノズル部及び吸引ノズル部の先端部は、これらが上記根管内に挿入されたときには、一方が根管口から根管内へ入った位置に設定され、他方が当該一方より上記根管内の奥部に位置するような位置関係に設定され、上記給液ノズル部には、給液手段により処置液ボトル内の処置液を該給液ノズル部に給送するための給液管路が接続され、一方、上記吸引ノズル部には、負圧発生手段により根管内の処置液を吸引し装置外へ排出させるための吸引管路が接続されており、上記奥部に挿入される側のノズル部の少なくとも一部が導電性部材からなり、当該ノズル部は、上記電気的根管長測定器に接続する為の端子に対して測定電極として電気的に接続されることを特徴とするものである。
そして、請求項１及び２の発明において、測定電極が接続されたノズル部を被治療腔所内に挿入する際、その挿入位置が上記電気的根管長測定器により検出されるようになされる（請求項６）。
【００１２】
このように、給液ノズル部及び吸引ノズル部の内、一方が根管口から根管内へ入った位置に設定され、他方が当該一方より上記根管内の奥部に位置するような位置関係に設定されていると、処置液は少なくとも根管内の奥部にまで至るから、被治療部の洗浄が効率的になされ、処置液が薬液の場合は被治療部の殺菌や根管拡大等が同時になされる。また、異なる位置にノズル部尖端が配置され、処置液を流すことによって、結果的に処置液を根管内で環流させることになり、到達しにくい狭い根管内に処置液を十分に浸透させることができる。
【００１３】
更に、給液ノズル部及び吸引ノズル部には専用の管路が接続され、給液手段や負圧発生手段により処置液の供給・吸引がなされ、しかも吸引処置液が装置外に排出されるようになされているから、処置液として薬液を使用しても口腔内に撒き散らす場合のような為害作用が生じる懸念がない。尚、ここでの給液手段とは、給液ポンプや給液用モータ等、液体を給送するための手段を含む概念であり、また、負圧発生手段とは、本発明装置に専用の吸引ポンプの他、歯科の診療室に設置される他のバキュームシリンジやエジェクターの吸引管路に接続して構成することも意味する。
【００１５】
請求項１及び２の発明においては、根管内の奥部に挿入される側のノズル部が、上記電気的根管長測定器に対して測定電極として電気的に接続されるから、根管長を測定する場合と同要領で当該ノズル部の挿入深さを監視しながら、その適正な挿入深さを設定することができ、必要とされる根管内の洗浄や汚染物質の除去を的確に実施することができる。
【００１６】
また、根管以外の部分への処置液の縊出が生じないような設定が簡易になされ、生体への為害作用が未然に防止され、更にノズル部の過度の挿入による危険性もなくなる。そして、ノズル部が電気的根管長測定器の測定電極を代用することになるから、根管治療においてはその一連の治療作業が円滑になされると共に、請求項２の発明においては既存の電気的根管長測定器がそのまま使用できるからその実用価値は極めて大である。
【００１７】
請求項１及び２の発明における給液管路及び吸引管路は、途中１本のチューブに収められていること（請求項３）が望ましく、これにより両管路がばらけるようなことがなく、取扱性が向上する。
【００１８】
上記給液ノズル部及び吸引ノズル部の上記根管内への挿入状態においては、吸引ノズル部の先端部が、給液ノズル部の先端部より、上記根管内の奥部に位置するような位置関係に設定されていることが望ましい（請求項４）。このように設定すれば、給液ノズル部から供給された処置液は、根管内の奥部に位置する吸引ノズル部の先端部にまで流れ至り、この先端部から吸引されて吸引ノズル部から吸引管路を経て装置外に排出される。
【００１９】
従って、この処置液の根管内での流動作用により、被治療部位が的確に洗浄或いは殺菌され、しかも、逐次吸引ノズル部から吸引排出されるから、被治療部位以外の部分への処置液の縊出が生じる懸念もない。そして、吸引ノズル部の先端部が、根管の根尖近傍に臨むよう設定されている（請求項５）場合、特に汚染物質の除去が望まれる根尖孔付近の洗浄、殺菌が、根尖孔からの処置液の縊出を生じさせることなく的確になされる。
【００２０】
請求項６の発明に係る歯科用治療装置は、上記歯科用治療装置においてノズル部を根管に挿入する際、その挿入位置が電気的根管長測定器により検出されることを特徴とする。この構成により、ノズル部の挿入深さを監視しながら挿入できるので根管内の洗浄や汚染物質の除去が的確に実施する事ができる。
になされる。
【００２１】
請求項７の発明に係る歯科用治療装置は、上記歯科治療具に、上記給液管路及び／若しくは吸引管路に振動を付与するための振動付与手段が備えられていることを特徴とする。この振動付与手段としては、空気振動や超音波振動によるものが採用可能であり、このような振動付与手段の採用により、吸引ノズル部や給液ノズル部が振動し処置液によっては根管拡大の効果が出る。また供給される処置液或いは吸引される処置液が脈動し、洗浄や殺菌作用がより助長されることになり、望ましく採用される。
【００２２】
上記給液ノズル部及び／若しくは吸引ノズル部は、歯科治療具の本体に対して着脱自在とされている（請求項８）ことが望ましく、このように構成することにより、給液ノズル部及び／若しくは吸引ノズル部を取り外して消毒したり滅菌したりすることができ、或いは患者に応じた取り替え、更には疾患部位に応じた適性ノズル部との交換等が簡易になされる。
【００２３】
更に、上記給液ノズル部及び吸引ノズル部の内、少なくとも上記奥部に挿入される側のノズル部が、屈曲可能な金属からなるもの（請求項９）とすることが望ましく、このようにすれば、湾曲根管の場合でも、それに沿うよう挿入することができる。また、少なくとも上記奥部に挿入される側のノズル部が、漸次先細状とされている（請求項１０）ことが望ましく、これにより根管のように根尖部に向かって狭くなるような場合でも、スムースに根尖部付近にまでノズル部を挿入することができる。
【００２４】
また、上記給液ノズル部及び吸引ノズル部の先端部の互いの位置関係が調整可能、即ち両ノズル部が一体ではなく、互いの先端部間の距離を調整可能とする（請求項１１）ようにすれば、被治療腔所の深さ等に応じて、洗浄・殺菌が効率的になされ且つ上記処置液の縊出を生じさせない適正な相互の位置関係を任意に設定することができ、治療精度の向上が図られる。
になされる。
【００２５】
そして、上記給液手段及び負圧発生手段の駆動手段を兼用する（請求項１２）ことも可能である。このようにすれば、装置のコンパクト化及び低コススト化が図られ、実用価値が大となる。更に、上記給液手段と負圧発生手段とを間欠的に作動するようにする（請求項１３）ことも望ましく採用され、このようにすることにより、更にはこの間欠作動タイミングを互いに少許遅延させるようにすれば、処置液の消費量の低減が図られ、また、被治療部位に処置液を小時間滞留させることができ、洗浄・殺菌（根管の場合、根管拡大）が促進され、治療効果が高められる。
【００２６】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態について説明する。図１は、本発明の一実施形態である歯科用治療装置（根管治療装置）Ａの概略的配管構成図を示す。図において、Ｔは歯牙であり、Ｔ０は歯肉、Ｔ１は根管、Ｔ２は根尖孔を夫々示す。１はハンドピースタイプの根管治療具（歯科治療具）であり、そのヘッド部１１からは給液ノズル部２と、吸引ノズル部３とが導出され、給液ノズル部２の先端部２１は、歯牙Ｔの根管口Ｔ３から少し（５ｍｍ程度）根管Ｔ１内に入った位置に、吸引ノズル部３の先端部３１は、根尖孔Ｔ２の近傍位置（根尖孔Ｔ２の上方１〜５ｍｍの位置）に臨むよう、夫々設定されている。２２、３２は給液管路及び吸引管路であり、これら給液管路２２及び吸引管路３２は、その先側が給液ノズル部２及び吸引ノズル部３に接続されると共に、その基端部は、途中の給液ポンプ（給液手段）２３及び吸引ポンプ（負圧発生手段）３３を経て、それぞれ薬液（処置液）ボトル２４及び排液ボトル３４に連接されている。吸引ノズル部３は、例えば、Ｎｉ−Ｔｉ等の超弾性を有する屈曲可能な金属で製せられ、且つ漸次先細形状に形成されている。
【００２７】
４は、電気的根管長測定器であり、その測定電極用端子４１が吸引管路３２に電気的に接続され、口腔電極４２は上記歯肉Ｔ０又は口唇等の軟組織に取付けられる。測定電極用端子４１が接続される吸引管路３２の部位は導電性部材からなり、同じく導電性部材からなる吸引ノズル部３とこの接続部位とは電気的に導通状態とされ、実質上吸引ノズル部３が測定電極とされる。該根管長測定器４は、根管Ｔ１内に挿入される測定電極としての吸引ノズル部３と、歯肉Ｔ０又は口唇等の軟組織に取付けられる口腔電極４２との間の抵抗値、或いはインピーダンス値に対応する電圧値又は電流値を検出することにより、吸引ノズル部３の挿入深さを監視せんとするものである。ここで、吸引ノズル部３は、測定電極とされるものであるから、本来の根管長測定用の電極としても代用されるものである。
【００２８】
次に、図１のような構成の根管治療装置Ａを用いて、根管治療をする要領について述べる。処置液ボトル２４には、次亜塩素酸ナトリウム、生理食塩水、過酸化水素水、蒸留水、他の薬液等、治療目的に応じた処置液が予め充填されている。術者は、根管長測定器４のメーター値の変化から、根管長の測定を行う。次いで、リーマやファイル等の専用切削具（不図示）を用いて根管拡大を行い、根管内汚染物質を除去すると共に、根管充填がし易い形状に根管を整える。
【００２９】
その後、給液ノズル部２の先端部２１と吸引ノズル部３の先端部３１との位置関係を適宜調整した上で、給液ノズル部２及び吸引ノズル部３を根管Ｔ１内に挿入し、根管長測定器４の測定電極用端子４１を吸引管路３２に接続し、また歯肉Ｔ０又は口唇等の軟組織に口腔電極４２を取付け、根管長測定器４のスイッチをオンする。根管長測定器４のメーター値を監視しながら、吸引ノズル部３の挿入深さを設定する。これら両ノズル部２、３の挿入深さは、上述のように、給液ノズル部２はその先端部２１が根管口Ｔ３から５ｍｍ程度根管Ｔ１内に入った位置が、また、吸引ノズル部３はその先端部３１が根尖孔Ｔ２の上方１〜５ｍｍとなる位置が適正とされる。
【００３０】
斯くして、給液ポンプ２３及び吸引ポンプ３３のスイッチをオンとすると、処置液ボトル２４内の処置液は吸い上げられ、給液管路２２内を矢印のように給送され、給液ノズル部２の先端部２１から根管Ｔ１内に注入される。注入された処置液は根尖孔Ｔ２付近まで流れ至り、この間根管Ｔ１内を洗浄する。根尖孔Ｔ２付近まで流れ至った処置液は、吸引ノズル部３の先端部３１から逐次吸引され、矢印のように吸引管路３２を経て排液ボトル３４に排出される。処置液として次亜塩素酸ナトリウムのような薬効性の強い薬液を用いれば、上記根管Ｔ１内の流下の際、洗浄だけではなく、殺菌、更には根管拡大もなされる。従って、上記専用工具を用いた根管拡大を省略して、根管長測定の後、根管拡大と根管Ｔ１内洗浄とを並行して実施することができる。
【００３１】
上記のように、給液ノズル部２の先端部２１から根管Ｔ１内に注入された処置液は、吸引ノズル部３の先端部３１から逐次吸引され、排液ボトル３４に排出されるから、根尖孔Ｔ２から縊出したり、根管口Ｔ３から溢れ出たり、更には口腔内に撒き散らされることがなく、次亜塩素酸ナトリウムのような薬効性の強い薬液を用いても、口腔内の歯周組織等に対して為害作用が生じることがない。このような、根管洗浄の際には、切削粉或いは血液等も取り除かれ、洗浄の後は、充填材を根管Ｔ１内に充填して再度の細菌感染を発生させないような処置が講じられることは上記と同様である。
【００３２】
図２及び図３は、上記構成の根管治療装置Ａを具体化した２つの形態を示す部分切欠斜視図である。即ち、図２に示す根管治療装置Ａは、根管長測定器４をも装置内に組み込みユニット化した例を、図３に示す根管治療装置Ａは、根管長測定器４以外の構成要素をユニット化し、既存の根管長測定器４を外付けで接続して根管治療装置Ａを構成する例を、夫々示すものである。後者の場合は、市販の又は既存の根管長測定器４を使用できるメリットがある。
【００３３】
図２において、５は装置筐体であり、この装置筐体５内に、処置液ボトル２４及び排液ボトル３４、給液ポンプ２３及び吸引ポンプ３３、給液管路２２及び吸引管路３２の一部、根管長測定器４、コントロールボックス（後記する）６等が一括装備されている。装置筐体５から導出された給液管路２２及び吸引管路３２は、１本のチューブ（可撓性ホースも含む）１３に束ねられて、ハンドピースタイプの根管治療具１の基部に接続され、そのヘッド部から導出された給液ノズル部２及び吸引ノズル部３にそれぞれ連接されている。
【００３４】
根管長測定器４の表示部及び操作部は装置筐体５の側面に露出し、そのスイッチ操作やメーター値の監視が外から可能とされている。また、処置液ボトル２４及び排液ボトル３４が設置された側の装置筐体５の側面には、透明な開閉扉５１が取付けられており、処置液ボトル２４及び排液ボトル３４の取出し・装入が可能とされると共に、処置液ボトル２４及び排液ボトル３４の残液状態或いは排液の溜まり状態を外部から監視できるようになされている。７はフートコントローラであり、上記コントロールボックス６に接続され、このフートコントローラ７の足踏み操作により、コントロールボックス６を介し、給液ポンプ２３及び吸引ポンプ３３、根管長測定器４のオン・オフ制御等がなされる。
【００３５】
図３は、上記したように根管長測定器４を外付けとしたものであり、装置筐体５の側部には、根管長測定器４の測定電極用端子（ジャック）４１と電気的に連結される受端子（コネクタ）３５が取付けられ、この受端子３５は装置筐体５内で、吸引管路３２に電気的に接続されている。従って、測定電極用端子４１を受端子３５に連結すれば、吸引ノズル部３が、上記同様根管長測定器４の測定電極の代用として機能し、これにより根管長測定及び吸引ノズル部３の挿入深さの監視が可能とされる。その他の構成は図２と同様であるので、共通部分には同一の符号を付し、その説明を割愛する。
【００３６】
尚、根管長測定器４は外付けであるから、コントロールボックス６でそのオン・オフ制御はなされず、フートコントローラ７での足踏み操作では、給液ポンプ２３及び吸引ポンプ３３のオン・オフ操作のみがなされる。また、図２及び図３に示すいずれの例においても、給液ポンプ２３及び吸引ポンプ３３のオン・オフ操作は、フートコントローラ７の代わりに、根管治療具１に設けた不図示のスイッチで行っても良い。
【００３７】
また、図１〜３に示す例では、給液手段及び負圧発生手段として、給液管路２２及び吸引管路３２の途中に夫々配設された給液ポンプ２３及び吸引ポンプ３３を例示したが、これら管路途中のポンプに代え、前者の場合、処置液ボトル２４の空間部分に圧空ポンプにより圧空を導入し、水頭圧を利用して処置液を給液管路２２内を経て圧送するようになすことも可能であり、一方後者の場合は、排液ボトル３４の二次側に吸引ポンプを含む吸引管路を新たに設け、排液ボトル３４をトラップ式の捕集ボトルとすることも可能である。
【００３８】
図４（ａ）（ｂ）は、装置筐体５内に吸引ポンプを設置せず、歯科診療室内に設置される他の歯科診療ユニットのバキュームシリンジ又はエジェクターの吸引管路に接続して負圧発生手段を構成する例を示す要部の概略図である。即ち、図４（ａ）では、装置筐体５の側部に排液ボトル３４に通じる吸引用接続口３６を取付け、この接続口３６に歯科診療に使用されるバキュームシリンジ８の吸引口が接続可能とされている。このバキュームシリンジ８は、歯科診療室内の適所に設置された歯科診療ユニット（不図示）に接続され、バキュームシリンジ８の手元スイッチ或いはフートコントローラ（いずれも不図示）の操作により、このバキュームシリンジ８を通じ、本発明装置の吸引のオン・オフがなされるものである。
【００３９】
図４（ｂ）に示す例は、歯科診療室に設置された歯科診療システム中のバキューム設備を構成する既存の吸引ポンプ又は吸引モータ９を使用せんとするものである。装置筐体５からは排液ボトル３４に通じる接続用吸引管路３７が導出されており、この接続用吸引管路３７を吸引ポンプ又は吸引モータ９用の接続コネクタ９１に接続することにより、負圧発生手段が構成される。これらの例は、専用の吸引ポンプを不要とするもので、装置のコンパクト化及び低コスト化が図られ、望ましく採用される。尚、図では省略するが、装置筐体５には図２或いは図３に示す吸引ポンプ３３以外の他の構成要素が同様に装備されること、また、吸引管路３２には、根管治療具１が接続されていること、等は言うまでもない。
【００４０】
図５（ａ）（ｂ）（ｃ）は、上記根管治療装置Ａにおける処置液の供給（給液）と吸引を間欠的に行う場合のタイムチャートの例を示すものである。本来、給液及び吸引は同時に連続的に行うことが望ましいが、処置目的によっては、本実施形態のように間欠的に行うことも採用可能である。ここで、横軸は経過時間ｔを表す。図５（ａ）は、吸引をオンさせた後、若干の時間を遅延させて、給液をオンとし、吸引をオフさせた後、若干の時間を遅延させて、給液をオフとするサイクルを間欠的に繰り返すものである。従って、吸引をオフさせた後、給液が若干遅延ｔ１してオフとされるから、この遅延ｔ１に相当する分の少量の処置液が、次の吸引がオンされるまで根管の根尖孔部に滞留することになり、処置液の消費量の低減がなされる。
【００４１】
図５（ｂ）は、給液をオンさせた後、若干の時間を遅延させて、吸引をオンとし、給液をオフさせた後、若干の時間を遅延させて、吸引をオフとするサイクルを間欠的に繰り返すものである。この場合、吸引をオフとした後は、処置液は根尖孔部に滞留しないが、次の給液がオンされるまでのｔ２の間は薄っすらと付着した状態が維持され、この間に上記のような処置液の消費量を抑えた処置を行うことができる。
【００４２】
図５（ｃ）は、給液のオン・オフと吸引のオン・オフをずらせたものであり、給液のオフの後、吸引がオンされるまでのｔ３の間は、上記よりは多い量の処置液が根尖孔部に滞留する。これにより殺菌作用が促進される。尚、給液と吸引を間欠的に行うパターンは図例のものに限らず、治療部位の状態に応じて適正なパターンが適宜採択される。また、これらの例においては、給液量＜吸引量とするよう設定されるべきであり、給液量＞吸引量とすると、根管口から処置液が溢れ出し、為害作用を惹起する原因ともなる。更に、これに限らず、上述のように処置液の給液と吸引とを連続して行う連続環流であっても良いことは言うまでもない。
【００４３】
図６（ａ）（ｂ）は、給液ポンプ２３の例を示すものであり、図６（ａ）における給液ポンプ２３は，外周に規則的な波状の凹凸が形成されたローラ２３ａと、チューブ押さえ２３ｂとからなる所謂ローラポンプで構成され、ローラ２３ａは駆動手段（モータ等）２３ｃにより矢印方向に回転される。給液管路２２は軟弾性のチューブからなり、ローラ２３ａと、チューブ押さえ２３ｂとの間に弾圧的に挟装され、ローラ２３ａの矢印方向への回転により、給液管路２２内の処置液は同矢印方向へ圧迫移動されることにより、一定量の処置液が密閉状態で給送されるのである。図６（ｂ）は、給液管路２２の損耗を抑える為に、ローラ２３ａの周体の凸部に自転する小ローラ２３ｄを取付けたものであり、望ましく採用される。
【００４４】
図７（ａ）（ｂ）は、給液ポンプ２３と吸引ポンプ３３との駆動手段を兼用する例を示し、図６に示すローラポンプを応用したものである。即ち、給液ポンプ２３を構成するローラ２３ａと吸引ポンプ３３を構成するローラ３３ａとを同一ローラで形成し、そのスラスト方向にずれた位置に、給液ポンプ２３を構成するチューブ押さえ２３ｂと吸引ポンプ３３を構成するチューブ押さえ３３ｂとを正面視して対向関係に配置している。ローラ２３ａ及びローラ３３ａは、１個の共通の駆動手段２３ｃにより、矢印方向に回転されるようになされている。
【００４５】
そして、ローラ２３ａとチューブ押さえ２３ｂとの間及びローラ３３ａとチューブ押さえ３３ｂとの間に、図のように軟弾性のチューブからなる給液管路２２及び吸引管路３２を弾圧的に挟装し、ローラ２３ａ及びローラ３３ａを矢印方向に回転させると、処置液ボトルからの処置液は給液管路２２内を矢印方向に、根管から吸引された処置液は吸引管路３２内を矢印方向に、同時に給送される。従って、１個の駆動手段２３ｃにより、給液、吸引が同時になされ、装置のコンパクト化及び低コスト化に大きく寄与する。尚、この例においても、図６（ｂ）で示す小ローラ２３ｄを取付けたものが望ましく採用される。
【００４６】
図８（ａ）（ｂ）は、根管治療具１の実施形態の例を示す縦断面図であり、更に、図９は図８（ａ）の要部の拡大図を、図１０は図８（ｂ）の要部の拡大図を、夫々示す。両実施形態の根管治療具１はいずれもハンドピースタイプのものであり、術者が把持するグリップ部としての本体１０内に、処置液ボトル及び排液ボトルに連接される給液管路２２及び吸引管路３２が導入されている。そして、この給液管路２２及び吸引管路３２は、ヘッド部１１において、給液ノズル部２及び吸引ノズル部３に夫々連結されている。
【００４７】
図８（ａ）及び図９の例と、図８（ｂ）及び図１０の例との相違は、前者が給液ノズル部２及び吸引ノズル部３が互いに添装されているのに対し、後者が二重管とされ、給液ノズル部２の中に吸引ノズル部３が挿通されている点にある。これらは、製造のし易すさ等を勘案し、適宜選択的に採択されるものである。
【００４８】
図１１は、給液ノズル部２及び吸引ノズル部３が、根管治療具１のヘッド部１１に対し着脱自在とした例を示すものである。給液ノズル部２及び吸引ノズル部３の基部は小径の取付基部２０、３０とされ、上記ヘッド部１１に対し、保持及び防水用のＯリング２０ａ、３０ａを介してワンタッチで着脱可能なように嵌合されている。従って、給液ノズル部２或いは吸引ノズル部３を取り外して消毒したり滅菌したりすることができ、また患者に応じた取り替え、更には疾患部位に応じた適性ノズルとの交換等が簡易になされる。尚、給液ノズル部２及び吸引ノズル部３を取付基部２０、３０をして、上記ヘッド部１１に取付けたときには、夫々が根管治療具１内の給液管路２２及び吸引管路３２に連通し合うことは言うまでもない。
【００４９】
図１２は、吸引ノズル部３の長さ調整が可能とされた例を示すものである。即ち、上記と同様の取付基部３０にはスライドガイド管３０ｂが連成され、このスライドガイド管３０ｂに対して吸引ノズル部３がその軸方向に沿ってスライド可能に套嵌されている。従って、この吸引ノズル部３をスライドガイド管３０ｂに対してスライドさせることにより、吸引ノズル部３の先端部３１と給液ノズル部２の先端部２１との相対位置関係を任意に設定することができ、洗浄の効率や疾患部位の状態に応じてこの相対位置関係を任意に設定することにより、適正な根管治療を実施することができる。尚、この例の給液ノズル部２及び吸引ノズル部３も、取付基部２０、３０をしてヘッド部１１に対して着脱自在とされている。
【００５０】
図１３は、給液管路２２及び吸引管路３２の途中に、振動付与手段１２を取付けた例を示すものである。この振動付与手段１２としては前述のように、空気振動や超音波振動によるものが採用可能であり、このような振動付与手段１２の採用により、吸引ノズル部や給液ノズル部が振動し処置液によっては根管拡大の効果が出る。また供給される処置液或いは吸引される処置液が脈動し、洗浄や殺菌作用がより助長されることになる。その他の構成は図８と同様であるので、ここでは共通部分に同一の符号を付し、その説明を割愛する。
【００５１】
尚、図８〜１３に示す給液ノズル部２或いは吸引ノズル部３の形状は、漸次先細状に形成されていることが望ましいことは前記と同様である。また、上記いずれの実施形態でも、吸引ノズル部３を、給液ノズル部２より根管内の奥部に位置するような位置関係に設定された例を示したが、この位置関係が逆であっても、同様の効果が期待できる。
【００５２】
【発明の効果】
請求項１及び２の発明によれば、給液ノズル部及び吸引ノズル部の先端部の内、一方が根管口から根管内へ入った位置に設定され、他方が当該一方より上記根管内の奥部に位置するような位置関係に設定されているから、処置液は少なくとも根管内の奥部にまで至り、被治療部の洗浄が効率的になされ、処置液が薬液の場合は被治療部の殺菌や根管拡大等が同時になされる。また、異なる位置にノズル部尖端が配置され、処置液を流すことによって、結果的に処置液を根管内で環流させることになり、到達しにくい狭い根管内に処置液を十分に浸透させることができる。更に、給液ノズル部及び吸引ノズル部には専用の管路が接続され、給液手段や負圧発生手段により処置液の供給・吸引がなされ、しかも吸引処置液が装置外に排出されるようになされているから、処置液として薬液を使用しても口腔内に撒き散らす場合のような為害作用が生じる懸念がない。そして、請求項３の発明のように、給液管路及び吸引管路を、途中１本のチューブに収めるようにすれば、両管路がばらけるようなことがなく、取扱性が向上する。
【００５３】
また、請求項１、２及び６の発明によれば、根管内の奥部に挿入される側のノズル部が、上記電気的根管長測定器に対して測定電極として電気的に接続されるから、根管長を測定する場合と同要領で当該ノズル部の挿入深さを監視しながら、その適正な挿入深さを設定することができ、必要とされる根管内の洗浄や汚染物質の除去を的確に実施することができる。
【００５４】
更に、請求項４の発明によれば、給液ノズル部から供給された処置液は、根管内の奥部に位置する吸引ノズル部の先端部にまで流れ至り、この先端部から吸引されて吸引ノズル部から吸引管路を経て装置外に排出される。従って、この処置液の根管内での流動作用により、被治療部位が的確に洗浄或いは殺菌され、しかも、逐次吸引ノズル部から吸引排出されるから、被治療部位以外の部分への処置液の縊出が生じる懸念もない。そして、吸引ノズル部の先端部が、歯牙根管の根尖近傍に臨むよう設定されている（請求項５）場合、特に汚染物質の除去が望まれる根尖孔付近の洗浄、殺菌が、根尖孔からの処置液の縊出を生じさせることなく的確になされる。
【００５５】
請求項７の発明によれば、吸引ノズル部や給液ノズル部が振動し処置液によっては根管拡大の効果が出る。また供給される処置液或いは吸引される処置液が脈動し、洗浄や殺菌作用がより助長される。請求項８の発明によれば、給液ノズル部及び／若しくは吸引ノズル部を取り外して消毒したりすることができ、或いは患者に応じた取り替え、更には疾患部位に応じた適性ノズルとの交換等が簡易になされる。更に、請求項９の発明によれば、湾曲根管の場合でも、それに沿うよう挿入することができる。また、少なくとも上記奥部に挿入される側のノズル部が、漸次先細状とされている（請求項１０）と、これにより根管のように根尖部に向かって狭くなるような場合でも、スムースに根尖部付近にまでノズル部を挿入することができる。
【００５６】
また、請求項１１の発明によれば、被治療腔所の深さ等に応じて、洗浄・殺菌が効率的になされ且つ上記処置液の縊出を生じさせない適正な相互の位置関係を任意に設定することができ、治療精度の向上が図られる。
【００５７】
請求項１２の発明のように、上記給液手段及び負圧発生手段の駆動手段を兼用するようにすれば、装置のコンパクト化及び低コススト化が図られ、実用価値が大となる。更に、請求項１３の発明のように、上記給液手段と負圧発生手段とを間欠的に作動するようにし、更にはこの間欠作動タイミングを互いに少許遅延させるようにすれば、処置液の使用量の低減化が図られ、また、被治療部位に処置液を小時間滞留させることができ、洗浄・殺菌（根管の場合、根管拡大）が促進され、治療効果が高められる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態である歯科用治療装置（根管治療装置）の概略的配管構成図である。
【図２】同根管治療装置を具体化した一実施形態を示す部分切欠斜視図である。
【図３】同根管治療装置を具体化した他の実施形態を示す部分切欠斜視図である。
【図４】（ａ）（ｂ）は、装置筐体内に吸引ポンプを設置せず、歯科診療室内に設置される他のバキュームシリンジ等の吸引管路に接続して負圧発生手段を構成する例を示す要部の概略図である。
【図５】（ａ）（ｂ）（ｃ）は、根管治療装置における処置液の給液と吸引を間欠的に行う場合のタイムチャートの例を示す図である。
【図６】（ａ）（ｂ）は、給液ポンプの例を示すものであり、（ａ）は使用状態の正面図、（ｂ）はその変形例の正面図である。
【図７】（ａ）（ｂ）は、給液ポンプと吸引ポンプとの駆動手段を兼用する例を示し、（ａ）はその使用状態の正面図、（ｂ）は同斜視図である。
【図８】（ａ）（ｂ）は、根管治療具の実施形態の例を示す縦断面図である。
【図９】図８（ａ）の要部の拡大図である。
【図１０】図８（ｂ）の要部の拡大図である。
【図１１】給液ノズル部及び吸引ノズル部が、根管治療具のヘッド部に対し着脱自在とした例を示す説明図である。
【図１２】吸引ノズル部の長さ調整が可能とされた例を示す根管治療具の要部の縦断面図である。
【図１３】給液管路及び吸引管路の途中に、振動付与手段を取付けた例を示す根管治療具の縦断面図である。
【符号の説明】
Ａ歯科用治療装置（根管治療装置）
１歯科治療具（根管治療具）
１０歯科治療具本体
１２振動付与手段
１３チューブ
２給液ノズル部
２１給液ノズル部の先端部
２２給液管路
２３給液手段（給液ポンプ）
２３ｃ駆動手段
２４処置液ボトル
３吸引ノズル部
３１吸引ノズル部の先端部
３２吸引管路
３３負圧発生手段（吸引ポンプ）
３４排液ボトル
４根管長測定器
４１測定電極用端子
Ｔ歯牙
Ｔ１根管（被治療腔所）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a dental treatment device, and more particularly, to a treatment device used for root canal washing, root canal enlargement, and root canal disinfection.
[0002]
[Prior art]
The treatment for root canal treatment is mainly performed by the following steps. First, the root canal length of the tooth to be treated is measured with an existing root canal length measuring device (such as an electrical root canal length measuring device), and the root canal is expanded according to the measured value to remove contaminants containing bacteria. remove. Next, the inside of the root canal is washed with a washing solution. Then, after removing the cleaning liquid, cutting powder, blood, or the like in the root canal, a measure is taken so that the root canal is filled with a filler so that there is no bacterial infection again.
[0003]
Examples of the device for cleaning the root canal in the above-mentioned root canal treatment include devices disclosed in Patent Document 1, Patent Document 2, or Patent Document 3. The cleaning device of Patent Document 1 supplies a cleaning liquid into a tooth cavity through an adapter installed in a tooth opening, and sucks and discharges the cleaning liquid in the cavity with another suction pump. is there. When the cleaning liquid is supplied, the cleaning liquid is vibrated so that the cleaning liquid reaches the root apex as much as possible.
[0004]
In addition, the dental void cleaning device of Patent Document 2 supplies a rinsing liquid (cleaning liquid) to the tooth root canal while causing cavitation by an alternating pressure generator, and simultaneously sucks the cleaning liquid by the action of the alternating pressure generator. The root canal is drained and washed. Further, the dental vacuum handpiece disclosed in Patent Document 3 includes a cleaning water supply pipe and a suction pipe, and the cleaning liquid in the root canal is sucked from the suction pipe and discharged into the oral cavity by an ejector pump operated by compressed air. It is made to let you.
[0005]
[Patent Document 1]
JP 2002-191619 A
[Patent Document 2]
Japanese National Patent Publication No. 10-501437
[Patent Document 3]
JP 2002-620 A
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
In the root canal diseases of teeth as described above, it is important to remove bacteria around the apex, but each device disclosed in the above-mentioned patent document is merely to wash the inside of the root canal, There is no idea of positively removing bacteria around the apical foramen. Even if a chemical solution such as sodium hypochlorite is used instead of the cleaning solution in these devices, the root canal itself is very thin, so the chemical solution does not reach the apical canal, Cleaning and sterilization around the apical hole cannot be expected. If the chemical solution is forced to be swept away, the chemical solution may ooze out from the apical hole, and if such brewing occurs, it will cause various harmful effects on the living body. In addition, as described above, since the root canal itself is very thin, the flow of the chemical solution to the apical canal is not smooth, and as a result, the chemical solution may overflow from the root canal opening. It will cause harmful effects on the inner mucous membrane.
[0007]
In order to prevent squeezing out from the apical hole and overflowing from the root canal opening as described above, it is effective to make the outlet of the supply pipe or the suction port of the suction pipe as close as possible to the apical hole. It is expected that. However, since the inside of the root canal cannot be seen, it is impossible to grasp these positions in the root canal, and if it is positioned at the middle position of the root canal, the chemical solution and the cleaning solution do not flow to the apical canal. The range that can be cleaned and sterilized is almost half of the root canal. Further, when the liquid supply pipe or the suction pipe is thin and the apical hole is widened, there is a possibility that the liquid may be positioned through the apical hole, which is dangerous.
[0008]
In Patent Document 3, a suction tube is inserted into the root canal, and suction is performed while water is poured into the root canal, and a cleaning effect can be expected in terms of combined use of water injection and suction, but in the root canal of the suction tube, Can not be accurately positioned, and the aspirated cleaning solution is discharged in the oral cavity, so it is unsuitable for the use of chemicals. Application was unthinkable.
[0009]
The present inventors have found that it is effective to suppress exudation from the apical canal if both the supply and suction of the cleaning liquid are used together, and the suction tube is made to face the apical hole in particular. Based on this research, we have intensively researched its practical application. “The Journal of Japanese Dental Conservation” published on October 21, 2002 [2002 Autumn Meeting (117th) Program and Abstracts] (Page 38, Presentation A) -15), when a root canal length measurement device is used to set the depth of insertion of the suction needle (suction tube) or the cleaning needle (liquid supply tube) into the root canal, The results of evaluation of root canal cleaning were published and the contents were announced at the Japan Dental Conservation Society held on November 21 and 22 of the same year.
[0010]
The present invention has been made in view of the above circumstances, including the inventions published in the above publications and academic societies, further research for practical application, and by enhancing the optimization of chemical cleaning, root canal cleaning and sterilization treatment The present invention is to provide a novel dental treatment apparatus that can be widely applied to dental treatment including, but not limited to, cleaning of the blind.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
  In order to solve the above problems, a dental treatment apparatus according to the invention of claim 1A dental treatment tool including a liquid supply nozzle portion and a suction nozzle portion that are inserted into a tooth root canal to inject and suck treatment liquid; and an electrical root canal length measuring instrument, and the liquid supply nozzle portion, When these are inserted into the root canal, one end of the suction nozzle portion is set at a position where it enters the root canal from the root canal opening, and the other is located at the back of the root canal from the one. The liquid supply nozzle section is connected to a liquid supply conduit for supplying the treatment liquid in the treatment liquid bottle to the liquid supply nozzle section by the liquid supply means. The suction nozzle portion is connected to a suction conduit for sucking the treatment liquid in the root canal and discharging it out of the apparatus by the negative pressure generating means. At least a part is made of a conductive member, and the nozzle part is connected to the electrical root canal length measuring instrument. Characterized in that it is electrically connected as a measuring electrode andIs.
  The dental treatment device according to the invention of claim 2 can be configured to be combined with an existing electrical root canal length measuring device, inserted into the root canal of a tooth, and treated with a treatment liquid. A liquid supply nozzle unit for performing injection and suction, a dental treatment tool including the suction nozzle unit, and a terminal for electrically connecting to an electrical root canal length measuring device, the liquid supply nozzle unit and the suction nozzle unit When these are inserted into the root canal, one of them is set at a position where it enters the root canal from the root canal opening, and the other is located deeper in the root canal than the one. The liquid supply nozzle portion is connected to a liquid supply conduit for supplying the treatment liquid in the treatment liquid bottle to the liquid supply nozzle portion by the liquid supply means. In the nozzle part, the treatment liquid in the root canal is sucked and discharged out of the apparatus by the negative pressure generating means. The suction pipe line is connected, and at least a part of the nozzle part on the side inserted into the back part is made of a conductive member, and the nozzle part is connected to the electrical root canal length measuring instrument. It is electrically connected to the terminal as a measurement electrode.
In the first and second aspects of the invention, when the nozzle portion connected to the measurement electrode is inserted into the treatment cavity, the insertion position is detected by the electrical root canal length measuring instrument ( Claim 6).
[0012]
  Thus, one of the liquid supply nozzle part and the suction nozzle part isIt is set at a position that enters the root canal from the root canal mouth, and the other is the oneMore than aboveRoot canalThe treatment liquid is at leastRoot canalSince the inner part reaches the inner part, the treated part is efficiently cleaned, and when the treatment liquid is a chemical solution, the treated part is sterilized and the root canal is enlarged at the same time. In addition, the tip of the nozzle section is arranged at a different position, and the treatment liquid is allowed to flow, and as a result, the treatment liquid is circulated in the root canal, and the treatment liquid is sufficiently penetrated into the narrow root canal that is difficult to reach. be able to.
[0013]
Furthermore, a dedicated pipe line is connected to the liquid supply nozzle portion and the suction nozzle portion, so that the treatment liquid is supplied and sucked by the liquid supply means and the negative pressure generating means, and the suction treatment liquid is discharged out of the apparatus. Therefore, even if a chemical solution is used as a treatment solution, there is no fear of causing a harmful effect as if it is scattered in the oral cavity. Here, the liquid supply means is a concept including means for supplying liquid, such as a liquid supply pump and a liquid supply motor, and the negative pressure generating means is dedicated to the apparatus of the present invention. In addition to a suction pump, this means that the suction pump is connected to a suction line of another vacuum syringe or ejector installed in a dental clinic.
[0015]
  Claim1as well as2In the invention, the nozzle portion on the side inserted into the inner part of the root canal is electrically connected as a measurement electrode to the electrical root canal length measuring instrument, so that the root canal length is measured. The proper insertion depth can be set while monitoring the insertion depth of the nozzle part in the same manner as described above, and it is possible to accurately perform the necessary cleaning and removal of contaminants in the root canal. it can.
[0016]
  Moreover, the setting that prevents the treatment liquid from exuding to the part other than the root canal is easily performed, the harmful action to the living body is prevented, and the danger due to excessive insertion of the nozzle part is eliminated. And, since the nozzle portion substitutes for the measurement electrode of the electrical root canal length measuring instrument, in the root canal treatment, a series of treatment operations are smoothly performed, and2In the present invention, since the existing electrical root canal length measuring instrument can be used as it is, its practical value is extremely large.
[0017]
  Claim 1And 2In the invention, the liquid supply line and the suction line are accommodated in one tube on the way (claim)3) Is desirable, so that both pipes are not separated and handling is improved.
[0018]
  In a state where the liquid supply nozzle part and the suction nozzle part are inserted into the root canal, the tip part of the suction nozzle part is located at the inner part of the root canal from the tip part of the liquid supply nozzle part. It is desirable to have a positional relationship (claims)4). With this setting, the treatment liquid supplied from the liquid supply nozzle part flows to the distal end part of the suction nozzle part located in the inner part of the root canal, and is sucked from the distal part and is discharged from the suction nozzle part. It is discharged out of the device through the suction line.
[0019]
  Therefore, the treatment site is accurately washed or sterilized by the flow action of the treatment solution in the root canal, and the suction nozzle unit sequentially sucks and discharges the treatment solution to the portion other than the treatment site. There is no concern about spillage. And the front-end | tip part of a suction nozzle part is set so that it may face the root apex vicinity of a root canal (Claims)5), The cleaning and sterilization in the vicinity of the apical canal, where removal of contaminants is particularly desired, can be accurately performed without causing the treatment liquid to erode from the apical canal.
[0020]
  Claim6The dental treatment apparatus according to the invention is characterized in that when the nozzle portion is inserted into the root canal in the dental treatment apparatus, the insertion position is detected by an electrical root canal length measuring instrument. With this configuration, since the insertion depth of the nozzle portion can be monitored, the root canal can be cleaned and contaminants can be removed accurately.
To be made.
[0021]
  Claim7The dental treatment apparatus according to the invention is characterized in that the dental treatment tool is provided with vibration applying means for applying vibration to the liquid supply line and / or the suction line. As this vibration imparting means, those by air vibration or ultrasonic vibration can be adopted, and by adopting such vibration imparting means, the suction nozzle part and the liquid supply nozzle part vibrate and the root canal is enlarged depending on the treatment liquid. Effective. Further, the treatment liquid to be supplied or the treatment liquid to be sucked pulsates, and the cleaning and sterilization actions are further promoted, which is desirably employed.
[0022]
  The liquid supply nozzle part and / or the suction nozzle part is detachable from the main body of the dental treatment instrument (claim).8In this way, the liquid supply nozzle part and / or the suction nozzle part can be removed and sterilized or sterilized, or can be replaced according to the patient, and further according to the diseased part. It is possible to easily replace the nozzle with a suitable nozzle.
[0023]
  Further, of the liquid supply nozzle part and the suction nozzle part, at least the nozzle part on the side inserted into the back part is made of a bendable metal (claim)9In this way, even in the case of a curved root canal, it can be inserted along it. Further, at least the nozzle portion on the side inserted into the inner portion is gradually tapered (claims).10It is desirable that the nozzle portion can be smoothly inserted even in the vicinity of the apex portion even when the apex is narrowed toward the apex portion like the root canal.
[0024]
  Further, the positional relationship between the tip portions of the liquid supply nozzle portion and the suction nozzle portion can be adjusted, that is, both the nozzle portions are not integrated, and the distance between the tip portions can be adjusted.11By doing so, it is possible to arbitrarily set an appropriate mutual positional relationship that is efficiently cleaned and sterilized and does not cause spillage of the treatment liquid according to the depth of the treatment cavity. The treatment accuracy is improved.
To be made.
[0025]
  And the liquid supply meansas well asAlso serves as a driving means for the negative pressure generating means.12It is also possible. In this way, the apparatus can be made compact and cost-effective, and the practical value is increased. Further, the liquid supply means and the negative pressure generating means are operated intermittently.13In this way, if the intermittent operation timings are further delayed by a certain amount, the consumption of the treatment liquid can be reduced, and the treatment liquid can be applied to the treatment site. It can be retained for a short time, and cleaning and sterilization (in the case of root canal, root canal enlargement) is promoted, and the therapeutic effect is enhanced.
[0026]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below. FIG. 1 shows a schematic piping configuration diagram of a dental treatment apparatus (root canal treatment apparatus) A according to an embodiment of the present invention. In the figure, T is a tooth, T0 is gingiva, T1 is a root canal, and T2 is an apical hole. Reference numeral 1 denotes a handpiece-type root canal treatment tool (dental treatment tool), from which a liquid supply nozzle portion 2 and a suction nozzle portion 3 are led out, and a tip portion 21 of the liquid supply nozzle portion 2 is The tip portion 31 of the suction nozzle portion 3 is positioned in the vicinity of the apex T2 (above the apex T2 above the apex T2) at a position slightly within (about 5 mm) from the root canal T3 of the tooth T. It is set so as to face the position of 5 mm. 22 and 32 are a liquid supply pipe line and a suction pipe line, and the liquid supply pipe line 22 and the suction pipe line 32 are connected to the liquid supply nozzle part 2 and the suction nozzle part 3 on the front side, and the base ends thereof. The units are connected to a chemical liquid (treatment liquid) bottle 24 and a drainage bottle 34 through a liquid supply pump (liquid supply means) 23 and a suction pump (negative pressure generation means) 33 on the way. The suction nozzle portion 3 is made of, for example, a bendable metal having superelasticity such as Ni—Ti, and is gradually formed in a tapered shape.
[0027]
Reference numeral 4 denotes an electrical root canal length measuring device, whose measurement electrode terminal 41 is electrically connected to the suction conduit 32, and the oral electrode 42 is attached to the soft tissue such as the gingiva T0 or the lips. The portion of the suction pipe line 32 to which the measurement electrode terminal 41 is connected is made of a conductive member, and the suction nozzle portion 3 also made of a conductive member and the connection portion are electrically connected to each other. Part 3 is used as a measurement electrode. The root canal length measuring device 4 has a resistance value or an impedance value between the suction nozzle portion 3 as a measurement electrode inserted into the root canal T1 and the oral electrode 42 attached to the soft tissue such as the gingiva T0 or the lips. The insertion depth of the suction nozzle unit 3 is monitored by detecting the voltage value or current value corresponding to. Here, since the suction nozzle portion 3 is used as a measurement electrode, it can also be used as an original electrode for measuring the root canal length.
[0028]
Next, the point of performing root canal treatment using the root canal treatment apparatus A having the configuration shown in FIG. 1 will be described. The treatment liquid bottle 24 is prefilled with treatment liquids according to therapeutic purposes, such as sodium hypochlorite, physiological saline, hydrogen peroxide water, distilled water, and other chemicals. The surgeon measures the root canal length from the change in the meter value of the root canal length measuring device 4. Next, the root canal is enlarged by using a dedicated cutting tool (not shown) such as a reamer or a file to remove the pollutants in the root canal and prepare the root canal in a shape that can be easily filled with the root canal.
[0029]
Thereafter, after appropriately adjusting the positional relationship between the distal end portion 21 of the liquid supply nozzle portion 2 and the distal end portion 31 of the suction nozzle portion 3, the liquid supply nozzle portion 2 and the suction nozzle portion 3 are inserted into the root canal T1, The measurement electrode terminal 41 of the root canal length measuring device 4 is connected to the suction line 32, and the oral electrode 42 is attached to the soft tissue such as the gingiva T0 or the lip, and the root canal length measuring device 4 is turned on. The insertion depth of the suction nozzle unit 3 is set while monitoring the meter value of the root canal length measuring device 4. As described above, the insertion depth of both the nozzle portions 2 and 3 is such that the liquid supply nozzle portion 2 is located at the position where the distal end portion 21 enters the root canal T1 about 5 mm from the root canal opening T3. The position where the tip portion 31 of the portion 3 is 1 to 5 mm above the apical hole T2 is appropriate.
[0030]
Thus, when the switches of the liquid supply pump 23 and the suction pump 33 are turned on, the treatment liquid in the treatment liquid bottle 24 is sucked up and fed through the liquid supply conduit 22 as shown by the arrow, and the liquid supply nozzle section 2 is injected into the root canal T1. The injected treatment liquid flows to the vicinity of the apical hole T2, and the inside of the root canal T1 is washed during this time. The treatment liquid that has flowed up to the vicinity of the apex T2 is sequentially sucked from the distal end portion 31 of the suction nozzle portion 3, and is discharged to the drainage bottle 34 through the suction conduit 32 as indicated by an arrow. If a medicinal solution having strong medicinal properties such as sodium hypochlorite is used as the treatment solution, not only cleaning but also sterilization and further root canal enlargement are performed during the flow in the root canal T1. Therefore, root canal enlargement using the above-described dedicated tool can be omitted, and after root canal length measurement, root canal enlargement and root canal T1 cleaning can be performed in parallel.
[0031]
As described above, the treatment liquid injected into the root canal T1 from the distal end portion 21 of the liquid supply nozzle portion 2 is sequentially sucked from the distal end portion 31 of the suction nozzle portion 3 and discharged to the drainage bottle 34. Even if a medicinal solution such as sodium hypochlorite is used, it does not ooze out from the apical T2 or overflow from the root canal T3, and is not scattered in the oral cavity. It will not cause any harmful effects on the periodontal tissue. In such a root canal cleaning, cutting powder or blood is also removed, and after the cleaning, a measure is taken so as not to cause bacterial infection again by filling the root canal T1 with a filler. This is the same as above.
[0032]
2 and 3 are partially cutaway perspective views showing two embodiments embodying the root canal treatment apparatus A having the above-described configuration. That is, the root canal treatment device A shown in FIG. 2 is an example in which the root canal length measuring device 4 is also incorporated into the device, and the root canal treatment device A shown in FIG. An example in which the root canal treatment apparatus A is configured by unitizing the components and connecting the existing root canal length measuring device 4 externally is shown. In the latter case, there is an advantage that a commercially available or existing root canal length measuring instrument 4 can be used.
[0033]
In FIG. 2, reference numeral 5 denotes an apparatus housing. In the apparatus housing 5, a treatment liquid bottle 24 and a drainage bottle 34, a liquid supply pump 23 and a suction pump 33, a liquid supply line 22 and a suction line 32 are provided. Some are equipped with a root canal length measuring instrument 4, a control box (described later) 6 and the like. The liquid supply line 22 and the suction line 32 led out from the apparatus housing 5 are bundled together in one tube (including a flexible hose) 13, and are attached to the base of the handpiece type root canal treatment tool 1. Connected to each of the liquid supply nozzle unit 2 and the suction nozzle unit 3 led out from the head unit.
[0034]
The display unit and the operation unit of the root canal length measuring instrument 4 are exposed on the side surface of the apparatus housing 5, and the switch operation and monitoring of the meter value are possible from the outside. A transparent door 51 is attached to the side surface of the apparatus housing 5 on the side where the treatment liquid bottle 24 and the drainage bottle 34 are installed, and the treatment liquid bottle 24 and the drainage bottle 34 are taken out and installed. In addition, the remaining liquid state of the treatment liquid bottle 24 and the drainage bottle 34 or the accumulated state of the drainage liquid can be monitored from the outside. Reference numeral 7 denotes a foot controller, which is connected to the control box 6 and controls the on / off of the liquid supply pump 23, the suction pump 33, and the root canal length measuring instrument 4 through the control box 6 by stepping on the foot controller 7. Etc. are made.
[0035]
FIG. 3 shows the root canal length measuring instrument 4 externally attached as described above, and a measurement electrode terminal (jack) 41 of the root canal length measuring instrument 4 and an electric terminal are provided on the side of the apparatus housing 5. A receiving terminal (connector) 35 to be connected is attached, and the receiving terminal 35 is electrically connected to the suction line 32 in the apparatus housing 5. Therefore, if the measurement electrode terminal 41 is connected to the receiving terminal 35, the suction nozzle unit 3 functions as a substitute for the measurement electrode of the root canal length measuring device 4 as described above, and thereby the root canal length measurement and suction nozzle unit 3 is used. The insertion depth can be monitored. Since other configurations are the same as those in FIG. 2, common portions are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
[0036]
Since the root canal length measuring device 4 is externally attached, the control box 6 does not perform on / off control. When the foot controller 7 is stepped on, the supply pump 23 and the suction pump 33 are turned on / off. Only done. 2 and 3, the on / off operation of the liquid supply pump 23 and the suction pump 33 is performed by a switch (not shown) provided in the root canal treatment device 1 instead of the foot controller 7. You can go.
[0037]
Moreover, in the example shown in FIGS. 1-3, the liquid supply pump 23 and the suction pump 33 which were each arrange | positioned in the middle of the liquid supply line 22 and the suction line 32 were illustrated as a liquid supply means and a negative pressure generation means. However, in place of these pumps in the middle of the pipeline, in the former case, pressurized air is introduced into the space portion of the treatment liquid bottle 24 by a pneumatic pump, and the treatment liquid is pumped through the supply liquid pipeline 22 using the hydraulic head pressure. On the other hand, in the latter case, a suction line including a suction pump is newly provided on the secondary side of the drainage bottle 34, and the drainage bottle 34 is used as a trap-type collection bottle. Is also possible.
[0038]
4 (a) and 4 (b) show that the suction pump is not installed in the apparatus housing 5, but is connected to the suction line of the vacuum syringe or the ejector of another dental care unit installed in the dental care room, and negative pressure is applied. It is the schematic of the principal part which shows the example which comprises a generating means. That is, in FIG. 4A, a suction connection port 36 leading to the drainage bottle 34 is attached to the side of the apparatus housing 5, and the suction port of the vacuum syringe 8 used for dental practice is connected to the connection port 36. It is possible. The vacuum syringe 8 is connected to a dental care unit (not shown) installed at an appropriate place in the dental clinic, and the vacuum syringe 8 is operated by operating a hand switch of the vacuum syringe 8 or a foot controller (both not shown). The suction of the apparatus of the present invention is turned on / off.
[0039]
In the example shown in FIG. 4B, an existing suction pump or suction motor 9 constituting a vacuum facility in a dental care system installed in a dental clinic is not used. A suction line 37 for connection leading to the drainage bottle 34 is led out from the apparatus housing 5. By connecting this suction line 37 for connection to a connection connector 91 for the suction pump or the suction motor 9, a negative suction line 37 is connected. A pressure generating means is configured. In these examples, a dedicated suction pump is not required, and the apparatus can be reduced in size and cost, and is preferably employed. Although omitted in the figure, the apparatus housing 5 is similarly equipped with other components other than the suction pump 33 shown in FIG. 2 or FIG. 3, and the suction conduit 32 has a root canal treatment. Needless to say, the tool 1 is connected.
[0040]
5A, 5B, and 5C show examples of time charts when treatment liquid supply (liquid supply) and suction are performed intermittently in the root canal therapy apparatus A. FIG. Originally, it is desirable to perform liquid supply and suction simultaneously and continuously, but depending on the purpose of treatment, it may be intermittently performed as in this embodiment. Here, the horizontal axis represents the elapsed time t. FIG. 5 (a) shows a cycle in which the liquid supply is turned on after delaying some time after the suction is turned on, and the liquid supply is turned off after a certain time is delayed after the suction is turned off. Is repeated intermittently. Accordingly, after the suction is turned off, the liquid supply is turned off with a slight delay t1, so that a small amount of treatment liquid corresponding to this delay t1 remains until the next suction is turned on. It will stay in a hole and the consumption of a treatment liquid will be reduced.
[0041]
FIG. 5B shows a cycle in which the liquid supply is turned on and then the suction is turned off by delaying a certain time, and the suction is turned off after the supply liquid is turned off and then the suction is turned off. Is repeated intermittently. In this case, after the suction is turned off, the treatment liquid does not stay in the apical hole, but the state where the treatment liquid is slightly adhered is maintained during t2 until the next liquid supply is turned on. It is possible to perform a treatment that suppresses the consumption of the treatment liquid as described above.
[0042]
FIG. 5 (c) shows that the supply liquid is turned on / off and the suction is turned on / off, and during t3 after the supply liquid is turned off until the suction is turned on, the amount is larger than the above. The treatment liquid stays in the apical hole. This promotes the bactericidal action. Note that the pattern for intermittently supplying and aspirating is not limited to the illustrated example, and an appropriate pattern is appropriately selected according to the state of the treatment site. In these examples, the liquid supply amount should be set so that the suction amount is set. If the liquid supply amount is greater than the suction amount, the treatment liquid may overflow from the root canal and cause a harmful effect. Become. Furthermore, the present invention is not limited to this, and it goes without saying that continuous circulation may be performed in which treatment liquid supply and suction are continuously performed as described above.
[0043]
6 (a) and 6 (b) show an example of the liquid supply pump 23. The liquid supply pump 23 in FIG. 6 (a) includes a roller 23a having a regular wavy unevenness formed on the outer periphery, The roller press includes a tube press 23b, and the roller 23a is rotated in the direction of the arrow by a driving means (motor or the like) 23c. The liquid supply line 22 is formed of a soft elastic tube, is elastically sandwiched between the roller 23a and the tube presser 23b, and the treatment liquid in the liquid supply line 22 is rotated by the rotation of the roller 23a in the arrow direction. Is compressed and moved in the direction of the arrow, so that a certain amount of treatment liquid is fed in a sealed state. In FIG. 6B, in order to suppress the wear of the liquid supply conduit 22, a small roller 23d that rotates is attached to the convex portion of the peripheral body of the roller 23a, and is preferably employed.
[0044]
FIGS. 7A and 7B show an example in which the drive means for the liquid supply pump 23 and the suction pump 33 are also used. The roller pump shown in FIG. 6 is applied. That is, the roller 23a constituting the liquid feed pump 23 and the roller 33a constituting the suction pump 33 are formed by the same roller, and the tube presser 23b constituting the liquid feed pump 23 and the suction pump are located at positions shifted in the thrust direction. The tube presser 33b that constitutes 33 is disposed in a facing relationship when viewed from the front. The roller 23a and the roller 33a are rotated in the direction of the arrow by one common driving unit 23c.
[0045]
Then, between the roller 23a and the tube presser 23b and between the roller 33a and the tube presser 33b, the liquid supply line 22 and the suction line 32 made of soft elastic tubes are elastically sandwiched as shown in the figure. When the roller 23a and the roller 33a are rotated in the direction of the arrow, the treatment liquid from the treatment liquid bottle is directed in the direction of the arrow in the liquid supply line 22, and the treatment liquid sucked from the root canal is directed in the direction of the arrow in the suction line 32. Are fed at the same time. Accordingly, liquid supply and suction are simultaneously performed by one driving means 23c, which greatly contributes to the downsizing and cost reduction of the apparatus. In this example as well, the one provided with the small roller 23d shown in FIG. 6B is desirably employed.
[0046]
8 (a) and 8 (b) are longitudinal sectional views showing examples of the embodiment of the root canal treatment device 1, and FIG. 9 is an enlarged view of the main part of FIG. 8 (a), and FIG. The enlarged view of the principal part of 8 (b) is shown, respectively. The root canal treatment device 1 of both embodiments is of a handpiece type, and a liquid supply line 22 connected to a treatment liquid bottle and a drainage bottle in a main body 10 as a grip part held by an operator. And a suction line 32 is introduced. The liquid supply line 22 and the suction line 32 are connected to the liquid supply nozzle part 2 and the suction nozzle part 3 in the head part 11, respectively.
[0047]
The difference between the example of FIGS. 8A and 9 and the example of FIGS. 8B and 10 is that the former is provided with the liquid supply nozzle portion 2 and the suction nozzle portion 3 with respect to each other. The latter is a double pipe, and the suction nozzle portion 3 is inserted into the liquid supply nozzle portion 2. These are selected as appropriate in consideration of ease of manufacture and the like.
[0048]
FIG. 11 shows an example in which the liquid supply nozzle portion 2 and the suction nozzle portion 3 are detachable from the head portion 11 of the root canal treatment instrument 1. The base portions of the liquid supply nozzle portion 2 and the suction nozzle portion 3 are small-diameter mounting base portions 20 and 30 so that they can be attached to and detached from the head portion 11 with one touch through O-rings 20a and 30a for holding and waterproofing. It is mated. Accordingly, the liquid supply nozzle unit 2 or the suction nozzle unit 3 can be removed and sterilized or sterilized, and replacement according to the patient, and replacement with a suitable nozzle according to the diseased site can be easily performed. The In addition, when the liquid supply nozzle part 2 and the suction nozzle part 3 are attached to the head part 11 with the attachment bases 20 and 30, respectively, the liquid supply line 22 and the suction line 32 in the root canal treatment instrument 1. It goes without saying that we communicate with each other.
[0049]
FIG. 12 shows an example in which the length of the suction nozzle unit 3 can be adjusted. That is, a slide guide tube 30b is coupled to the same mounting base 30 as described above, and the suction nozzle portion 3 is slidably fitted along the axial direction of the slide guide tube 30b. Therefore, the relative positional relationship between the tip 31 of the suction nozzle 3 and the tip 21 of the liquid supply nozzle 2 can be arbitrarily set by sliding the suction nozzle 3 with respect to the slide guide tube 30b. It is possible to perform appropriate root canal treatment by arbitrarily setting this relative positional relationship according to the efficiency of washing and the state of the diseased part. In addition, the liquid supply nozzle part 2 and the suction nozzle part 3 in this example are also detachable from the head part 11 through the attachment base parts 20 and 30.
[0050]
FIG. 13 shows an example in which the vibration applying means 12 is attached in the middle of the liquid supply line 22 and the suction line 32. As described above, the vibration applying means 12 may be one that employs air vibration or ultrasonic vibration, and the use of such vibration applying means 12 causes the suction nozzle portion and the liquid supply nozzle portion to vibrate, thereby treating the treatment liquid. Depending on the case, the effect of root canal enlargement is achieved. In addition, the treatment liquid to be supplied or the treatment liquid to be sucked pulsates, and the cleaning and sterilization actions are further promoted. Since other configurations are the same as those in FIG. 8, common portions are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
[0051]
  The shape of the liquid supply nozzle portion 2 or the suction nozzle portion 3 shown in FIGS. 8 to 13 is preferably formed to be gradually tapered as described above. MaThe topIn any of the embodiments, the suction nozzle unit 3 is connected to the liquid supply nozzle unit 2.Root canalAlthough the example in which the positional relationship is set so as to be located in the inner part of the inner side is shown, even if this positional relationship is reversed, the same effect can be expected.
[0052]
【The invention's effect】
  Claim 1And 2According to the invention, one of the tip portions of the liquid supply nozzle portion and the suction nozzle portion is set at a position where it enters the root canal from the root canal opening, and the other is located at the back of the root canal from the one. Since the position of the treatment liquid is set so that it is located, the treatment liquid reaches at least the inner part of the root canal, and the treatment target is efficiently cleaned. When the treatment liquid is a chemical, the treatment part is sterilized. And root canal enlargement etc. are done at the same time. In addition, the tip of the nozzle section is arranged at a different position, and the treatment liquid is allowed to flow, and as a result, the treatment liquid is circulated in the root canal, and the treatment liquid is sufficiently penetrated into the narrow root canal that is difficult to reach. be able to. Furthermore, a dedicated pipe line is connected to the liquid supply nozzle portion and the suction nozzle portion, so that the treatment liquid is supplied and sucked by the liquid supply means and the negative pressure generating means, and the suction treatment liquid is discharged out of the apparatus. Therefore, even if a chemical solution is used as a treatment solution, there is no fear of causing a harmful effect as if it is scattered in the oral cavity. And claims3If the liquid supply line and the suction line are accommodated in one tube in the middle as in the present invention, the two lines are not separated, and the handleability is improved.
[0053]
  Claims1,2as well as6According to the invention, since the nozzle portion on the side inserted into the inner portion of the root canal is electrically connected as a measurement electrode to the electrical root canal length measuring device, the root canal length is measured. The appropriate insertion depth can be set while monitoring the insertion depth of the nozzle part in the same manner as in the case, and the necessary cleaning in the root canal and removal of contaminants should be performed accurately. Can do.
[0054]
  Further claims4According to this invention, the treatment liquid supplied from the liquid supply nozzle part flows to the tip part of the suction nozzle part located in the inner part of the root canal, and is sucked from the tip part and sucked from the suction nozzle part. It is discharged out of the device via a pipeline. Therefore, the treatment site is accurately washed or sterilized by the flow action of the treatment solution in the root canal, and the suction nozzle unit sequentially sucks and discharges the treatment solution to the portion other than the treatment site. There is no concern about spillage. And the front-end | tip part of a suction nozzle part is set so that the root apex vicinity of a tooth root canal may be faced (Claims)5), The cleaning and sterilization in the vicinity of the apical canal, where removal of contaminants is particularly desired, can be accurately performed without causing the treatment liquid to erode from the apical canal.
[0055]
  Claim7According to this invention, the suction nozzle part and the liquid supply nozzle part vibrate, and the effect of enlarging the root canal appears depending on the treatment liquid. In addition, the treatment liquid to be supplied or the treatment liquid to be sucked pulsates, and the cleaning and sterilization actions are further promoted. Claim8According to the invention, the liquid supply nozzle part and / or the suction nozzle part can be removed and sterilized, or the replacement according to the patient and the replacement with the appropriate nozzle according to the diseased site can be easily performed. Made. Further claims9According to this invention, even in the case of a curved root canal, it can be inserted along it. Further, at least the nozzle portion on the side inserted into the inner portion is gradually tapered (claims).10), And even when it becomes narrower toward the apex portion like the root canal, the nozzle portion can be smoothly inserted to the vicinity of the apex portion.
[0056]
  Claims11According to the invention, it is possible to arbitrarily set an appropriate mutual positional relationship that is efficiently cleaned and sterilized and does not cause spillage of the treatment liquid according to the depth of the treatment cavity. The treatment accuracy is improved.
[0057]
  Claim12As in the invention of the above, the liquid supply meansas well asIf the driving means of the negative pressure generating means is also used, the apparatus can be made compact and cost-effective, and the practical value is increased. Further claims13As described above, if the liquid supply means and the negative pressure generating means are operated intermittently, and the intermittent operation timing is slightly delayed, the amount of treatment liquid used can be reduced. In addition, the treatment liquid can be allowed to stay in the treatment site for a short time, cleaning and sterilization (in the case of root canal, root canal expansion) is promoted, and the therapeutic effect is enhanced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic piping configuration diagram of a dental treatment apparatus (root canal treatment apparatus) according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a partially cutaway perspective view showing an embodiment embodying the root canal treatment device.
FIG. 3 is a partially cutaway perspective view showing another embodiment in which the root canal treatment device is embodied.
4 (a) and 4 (b) constitute a negative pressure generating means by connecting a suction pipe such as another vacuum syringe installed in a dental clinic without installing a suction pump in the apparatus housing. It is the schematic of the principal part which shows an example.
FIGS. 5A, 5B, and 5C are diagrams showing examples of time charts when treatment liquid supply and suction are intermittently performed in the root canal therapy apparatus. FIGS.
FIGS. 6A and 6B show examples of a liquid supply pump, FIG. 6A is a front view of a use state, and FIG. 6B is a front view of a modified example thereof.
FIGS. 7A and 7B show an example in which drive means for a liquid supply pump and a suction pump are used together, FIG. 7A is a front view of the usage state, and FIG. 7B is a perspective view of the same.
FIGS. 8A and 8B are longitudinal sectional views showing examples of embodiments of root canal treatment devices. FIGS.
FIG. 9 is an enlarged view of a main part of FIG.
FIG. 10 is an enlarged view of a main part of FIG. 8 (b).
FIG. 11 is an explanatory view showing an example in which the liquid supply nozzle portion and the suction nozzle portion are detachable from the head portion of the root canal treatment device.
FIG. 12 is a longitudinal sectional view of a main part of a root canal treatment device showing an example in which the length of a suction nozzle portion can be adjusted.
FIG. 13 is a longitudinal sectional view of a root canal treatment device showing an example in which vibration applying means is attached in the middle of a liquid supply line and a suction line.
[Explanation of symbols]
A Dental treatment device (root canal treatment device)
1 Dental treatment device (root canal treatment device)
10 Dental treatment tool body
12 Vibration imparting means
13 tubes
2 Liquid supply nozzle
21 Tip of liquid supply nozzle
22 Supply line
23 Liquid supply means (liquid supply pump)
23c Driving means
24 treatment liquid bottle
3 Suction nozzle
31 Tip of suction nozzle
32 Suction line
33 Negative pressure generating means (suction pump)
34 Drainage bottle
4 Root canal length measuring instrument
41 Measuring electrode terminal
T tooth
T1 Root canal (treatment cavity)

Claims

A dental treatment instrument having a liquid supply nozzle portion and a suction nozzle portion that are inserted into a tooth root canal to inject and suck treatment liquid, and an electrical root canal length measuring instrument,
When the distal end portions of the liquid supply nozzle portion and the suction nozzle portion are inserted into the root canal, one of them is set at a position where it enters the root canal from the root canal opening, and the other is the root from the one. A liquid supply pipe which is set in a positional relationship so as to be located in the inner part of the pipe, and for supplying the treatment liquid in the treatment liquid bottle to the liquid supply nozzle part by the liquid supply means to the liquid supply nozzle part On the other hand, the suction nozzle section is connected with a suction pipe for sucking the treatment liquid in the root canal and discharging it out of the apparatus by the negative pressure generating means,
That at least a part of the nozzle part on the side inserted into the inner part is made of a conductive member, and the nozzle part is electrically connected as a measurement electrode to the electric root canal length measuring instrument. A dental treatment device characterized.

A dental treatment tool having a liquid supply nozzle portion and a suction nozzle portion that are inserted into a tooth root canal to inject and suck treatment liquid, and a terminal for electrical connection to an electrical root canal length measuring device Including
When the distal end portions of the liquid supply nozzle portion and the suction nozzle portion are inserted into the root canal, one of them is set at a position where it enters the root canal from the root canal opening, and the other is the root from the one. A liquid supply pipe that is set in a positional relationship so as to be located in the inner part of the pipe, and for supplying the treatment liquid in the treatment liquid bottle to the liquid supply nozzle part by the liquid supply means to the liquid supply nozzle part On the other hand, the suction nozzle part is connected to a suction pipe for sucking the treatment liquid in the root canal and discharging it out of the apparatus by the negative pressure generating means,
At least a part of the nozzle part on the side inserted into the back part is made of a conductive member, and the nozzle part is electrically used as a measurement electrode with respect to a terminal for connection to the electrical root canal length measuring instrument. A dental treatment device characterized by being connected.

The dental treatment device according to claim 1 or 2,
A dental treatment apparatus in which the liquid supply line and the suction line are accommodated in a single tube.

The dental treatment device according to any one of claims 1 to 3,
In the inserted state into the root canal, the dental nozzle is set in such a positional relationship that the distal end portion of the suction nozzle portion is located deeper in the root canal than the distal end portion of the liquid supply nozzle portion. Therapeutic device.

The dental treatment device according to any one of claims 1 to 4,
A dental treatment device in which the tip of the suction nozzle is set to face the apex of the tooth root canal.

The dental treatment device according to any one of claims 1 to 5,
A dental treatment apparatus in which when the nozzle portion to which the measurement electrode is connected is inserted into a root canal, the insertion position is detected by the electrical root canal length measuring instrument.

The dental treatment device according to any one of claims 1 to 6,
A dental treatment apparatus, wherein the dental treatment tool is provided with vibration applying means for applying vibration to the liquid supply line and / or the suction line.

The dental treatment device according to any one of claims 1 to 7,
A dental treatment apparatus in which the liquid supply nozzle part and / or the suction nozzle part are detachable from a main body of a dental treatment tool.

The dental treatment device according to any one of claims 1 to 8,
A dental treatment device in which at least a nozzle portion inserted into the back portion of the liquid supply nozzle portion and the suction nozzle portion is made of a bendable metal.

The dental treatment device according to any one of claims 1 to 9,
A dental treatment apparatus in which at least a nozzle portion inserted into the back portion of the liquid supply nozzle portion and the suction nozzle portion is gradually tapered.

The dental treatment device according to any one of claims 1 to 10,
Dentistry in which the positional relationship between the tip of the liquid supply nozzle and the suction nozzle can be adjusted Treatment device.

The dental treatment device according to any one of claims 1 to 11,
A dental treatment apparatus in which the liquid supply means and the driving means for the negative pressure generating means are combined.

The dental treatment device according to any one of claims 1 to 11,
A dental treatment apparatus in which the liquid supply means and the negative pressure generating means are operated intermittently.