JP4181401B2 - Filtration device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金属等の切削作業を行う際に排出される切粉を含んだ切削油を濾過する濾過装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、切粉を含んだ切削油を濾過する装置は種々提案され、製品化されている。その一例として、特許文献1に示される濾過装置について図7乃至図9を用いて説明する。なお、図8は図7のA−A断面である。
【0003】
切削油投入槽101は、切粉を含んだ切削油が投入される切削油投入口101a、底面部及び立ち上がり部を有し、後述のようにして沈殿した切粉を搬送する板として用いられる搬送板101b、および、搬送されてきた切粉の投棄部101cを有している。前記切削油投入槽101内に回転可能に配置される濾過ドラム102の外周には、前記切削油の濾過を行うフィルター102aが張設されている。また、該濾過ドラム102の一方の側板102bの中心には棒型回転軸102cが配され、他方の側板102dには、該側板102dに形成された、該側板102dの直径よりも小径の開放部102eの外周を回転軸とする環状回転軸102f(該環状回転軸及びその軸受け部材の構造は図9に示し、詳細は後述する)が配され、濾過ドラム102はこれらの回転軸により前記切削油投入槽101においてドラムの下部の一部のみが切削油に浸されている状態で反時計方向(図8参照)に回転可能になっている。
【0004】
前記濾過ドラム102の両側と、モータ103に連結されたドライブホイール104の間には、チェーン105が掛けられており、よって、前記モータ103の回転に伴ってドライブホイール104が回転すると、前記チェーン105を介してその動力が濾過ドラム102に伝わり、該濾過ドラム102が前記切削油投入槽101内で反時計方向に回転する。
【0005】
前記チェーン105には、前記搬送板101bの底面部と前記濾過ドラム102との間に沈殿する切粉を、前記底面部を摺動するようにして掻き寄せ、かつ立ち上がり部を介して掻き上げ、投棄部101cより切粉回収箱106に投棄するための掻取板105aが、図8に示すように多数具備されている。
【0006】
前記濾過ドラム102の側板102dに形成された前記開放部102eは、前記フィルター102aによって濾過され、該濾過ドラム102内に溜まる油をクリーンタンク107に流出させたり、濾過ドラム102内に具備される後述の噴射ノズルへ空気や液体を導くための導管を案内するためのものである。前記クリーンタンク107に溜まった上記濾過された油は不図示のポンプにより吸い上げられ、再度金属等の切削用工作機械へ供給される。
【0007】
前記濾過ドラム102内に具備される噴射ノズル108は、図示のように、前記フィルター102aの内側から外側へ向けて、つまり濾過方向とは逆方向へ空気もしくは液体を噴射し、前記切粉によって前記フィルター102aが目詰まりを起こしてしまうことを防止するためのものである。
【0008】
図9は、上記濾過ドラム102の他方の側板102dに設けられた、前記開放部102eの外周を回転軸とする環状回転軸102f、及び、その軸受け部材等の構造の一部を拡大して示す図である。
【0009】
図中、109は前記環状回転軸102fを回転可能に軸支する環状の軸受け部材であり、その中心より半分の断面はL型形状をしており、切削油投入槽101の側面にボルト110により固定されている。この軸受け部材109は上記のように前記環状回転軸102fの軸受け機能を有すると共に、図7より明らかなように、前記開放部102eを介する前記濾過された油をクリーンタンク107に導く開放穴109aをも成している。
【0010】
この軸受け部材109には、図7及び図9に示すように、例えばゴム質の環状のV型パッキン111が固定されており、切削油投入槽101に投入された切削油が側板102dとV型パッキン111の隙間112から濾過ドラム102に浸入して、該濾過ドラム102内の濾過された油に混入するのを防止するシール部材の機能を有している。
【0011】
次に、上記従来の構成における濾過装置の作動について説明する。
【0012】
まず、モータ103を駆動してドライブホイール104を回転させ、チェーン105を介して外周にフィルター102aが張設された濾過ドラム102を回転させておく。この状態において、切削油を切削油投入口101aから切削油投入槽101の中に流入させる。これにより、濾過ドラム102のフィルター102aにより切削油に含まれる切粉は分離され、濾過された油は該濾過ドラム102の中に浸入する。このようにして濾過ドラム102内に浸入した上記濾過された油は該濾過ドラム102の側板102d側に形成された開放部102eからクリーンタンク107に流出するようになる。該クリーンタンク107内の上記濾過された油は不図示のポンプを介して該クリーンタンク107から再度利用するために外部へ排出される。
【0013】
一方、切削油中に含まれ、分離された切粉は切削油投入槽101の搬送板101bの底面部に沈殿する。このように沈殿した切粉はチェーン105に具備された掻取板105aによって搬送板101bの底面部を摺動するようにして掻き寄せられ、かつ搬送板101bの立ち上がり部を介して上方へ掻き上げられ、該搬送板101bの上端の投棄部101cまで搬送されて、切粉回収箱106に投棄され、回収される。
【0014】
なお、濾過ドラム102は回転しているので、該濾過ドラム102に張設されたフィルター102aが切粉によって目詰まりを起こす心配は比較的少ないが、完全ではないので、開放部102eを介して濾過ドラム102内に噴射ノズル108をのぞませ、これから、空気、液体をフィルター102aの内側から外側へ向けて噴射し、つまり逆洗し、該フィルター102aの目詰まりを排除すようにしている。
【0015】
【特許文献1】
特公平2−44564号公報(第2,3頁、第1図、第2図)
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の濾過装置においては、図9に示すように、環状の軸受け部材109にシール機能を有する同じく環状のV型のパッキン111が具備されているため、初期段階では、切削油投入槽101に投入された切削油が側板102dから濾過ドラム102内に浸入してしまうのを防止することが可能である。
【0017】
しかしながら、ある程度期間が経つと、ゴム質のV型パッキン111の、前記側板102dと摺動する先端が膨潤(油や経年変化により)等して軟らかくなって波状に変形してしまい、又この先端はその肉厚を十分に厚くすることは出来ない(先端部は濾過ドラムと常に摺動する部分であるので、該先端部を肉厚にすると濾過ドラム102の回転時の回転負荷が大きくなることから)ことと相まって、図9の矢印で示すような流路を経て切削油が濾過ドラム102やクリーンタンク107内に流れ込んでしまっていた。また、前記膨潤等により該V型パッキン111の表面にひだが発生して、該V型パッキン111の上方を掻取板105aが通過する際、該掻取板105aに残っていた切粉が図9に示すように該V型パッキン111のV部に落ちて入り込み、前記ひだの部分に切粉が食い込み、その切粉の隙間にさらに切粉が入り込む等で、最悪の場合、堆積した切粉により前記先端部が破れて欠落して、シール効果を損なってしまうといった問題を有していた。
【0018】
(発明の目的)
本発明の第1の目的は、切削油が濾過された油へ混入してしまうのを防止するシール部材の寿命を長くし、濾過精度を損なうことの無い濾過装置を提供しようとするものである。
【0019】
本発明の第2の目的は、切削油が濾過された油へ混入してしまうのを防止するシール部材の寿命を一層長くし、長期間、濾過精度を損なうことの無い濾過装置を提供しようとするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、少なくとも一部が切削油中に浸かった状態で回転し、外周に張設されたフィルターの外側から内側へ切削油を通すことによって前記切削油を切粉と濾過した油に分離する濾過ドラムと、該濾過ドラムを回転自在に支持する軸受け部材を側面にて保持する、前記切削油が投入される切削油投入槽と、前記濾過ドラム側の回転部分と前記切削油投入槽との間に具備され、前記切削油投入槽内の切削油が前記濾過ドラムへ混入しないようにするための環状のシール部材とを有する濾過装置において、前記切削油投入槽の流出口を含む側面の内側に、前記濾過ドラムの回転軸と同心の第1の環状突起部を固設し、前記濾過ドラムの開放部を含む側面の外側に、前記第1の環状突起部より外径側に同心状に位置する第2の環状突起部を、前記濾過ドラムと一体となって回転するように設け、前記濾過ドラムの前記側面及び前記第2の環状突起部と、前記切削油投入槽の前記側面及び前記第1の環状突起部とにより形成される略四角状断面の環状空間に、前記略Y型断面の環状のシール部材を、前記略Y型断面の一方の端部の外側が前記第2の環状突起部に当接し、前記略Y型断面の他方の端部の外側が前記第1の環状突起部に当接し、前記略Y型断面の基部が前記濾過ドラムの前記側面に当接するように配置した濾過装置とするものである。
【0021】
また、上記第2の目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、前記環状空間に配置された前記シール部材の両端部間に形成される凹部に対向する前記切削油投入槽の前記側面の位置に、連通穴を設け、前記連通穴から前記濾過ドラムにより濾過された油の一部を前記シール部材の前記凹部に向けて噴射し、前記第2の環状突起部と前記切削油投入槽の前記側面の隙間を経て前記切削油投入槽へ流出するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の濾過装置とするものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
【0023】
(実施の第1の形態)
図1及び図2は本発明の実施の第1の形態に係る濾過装置の主要部分を示す図であり、詳しくは、図1は濾過装置の濾過ドラム及び軸受け部材の構造を示す断面図、図2(a)は図1の点線の丸で囲った部分の拡大図、図2(b)は図1の右側から見た側面図である。
【0024】
なお、図1及び図2に示した以外の、切削油投入槽101、クリーンタンク107、チェーン105及び駆動源(103,104)等の構成部材や、チェーンの掛け方などは、上記図7及び図8と一部(フィルター逆洗の為の構造)を除いて同様であるものとし、その図示や説明は省略する。
【0025】
図1及び図2において、濾過ドラム1の外周には切削油の濾過を行うフィルター1aが張設されており、不図示のチェーンを介して動力が伝わることによりシャフト2を中心に回転して、前記フィルター1aが切削油を切粉と濾過された油に分離する。この濾過ドラム1の図1において右側の側面には、内部に溜まる濾過された油をクリーンタンクへ流入させる開放部1b(図2(b)も参照)が形成されている。
【0026】
前記シャフト2の両端は、切削油投入槽101の一方の側面101dと他方の側面101eにボルト5により固定される円盤状のプレート板4とに固定され、該シャフト2はフランジ3を介して前記濾過ドラム1を回転可能に保持している。このシャフト2の内部は連通穴になっており、該連通穴に、クリーンタンクより濾過された油を吸引するポンプを介して前記濾過された油が前記ポンプの圧力で給液され、先端に噴射ノズル(不図示)が取り付けられる導管6へ導かれ、前記フィルター1aの逆洗に用いられる。
【0027】
前述したように切削油投入槽101の他方の側面101eにボルト5により固定され、前記シャフト2の一端を保持する機能を有する前記プレート板4には、前記シャフト2が通る穴部4a、前記濾過ドラム1内に溜まった濾過された油をその開放部1bを介してクリーンタンクに流入させる切欠部4b、後述する連通穴4cが形成されている。なお、前記切欠部4bの形状は、図2(b)に示すように、前記切削油投入槽101の側面101eに設けられる切欠部101fと同形状をしており、これら切欠部4bと切欠部101fとにより前記濾過ドラム1にて濾過された油をクリーンタンクへ流出させる前記切削油投入槽101の流出口をなす。また、濾過ドラム1の右側面を構成するチェーン車1cは4本のアームを有し、図2(b)に示されるようにアーム間の空隙が開放部1bをなす。濾過ドラム1の左側側面を構成するチェーン車1cには開放部1bはない。
【0028】
次に、濾過ドラム1内に溜まった濾過された油と切削油との混入を防止するためのシール部材である略Y型断面の環状のパッキン7及びその周辺の構造について説明する。
【0029】
図1及び図2(a)に示すように、前記濾過ドラム1の右側面を構成するチェーン車1cの外周端側には環状突起部1dが設けられており、その長さ(図中、左右方向の)は対向する前記プレート板4の側面に当接する少し手前の長さに規定されている。つまり、該環状突起部1dとプレート板4の間に隙間ができるように構成されている。これは、プレート板4は固定部材であり、環状突起部1dは回転側の部材であり、濾過ドラム1が回転する際にその環状突起部1dが固定部材であるプレート板4の側面に摺動して回転負荷とならないようにするためと、後述するように濾過された油が流れる流路を形成するためである。
【0030】
同様に、前記プレート板4の前記濾過ドラム1側の側面の外周端側には環状突起部4dが設けられており、その長さ(図中、左右方向の)は対向する前記濾過ドラム1のチェーン車1cに当接する少し手前の長さに規定されている。つまり、該環状突起部4dと濾過ドラム1の間に隙間ができるように構成されている。これは、上記のようにチェーン車1cは回転側の部材であり、環状突起部4dは固定側の部材であり、濾過ドラム1が回転する際に前記環状突起部4dが該濾過ドラム1のチェーン車1cに摺動して回転負荷とならないようにするためである。
【0031】
前記濾過ドラム1側のチェーン車1cの側面及び該側面に設けられる前記環状突起部1dと、前記切削油投入槽101の側面(詳しくはプレート板4の側面)及び該側面に設けられる環状突起部4dで形成される略四角状断面を有する環状空間に、切削油投入槽101に投入された切削油が濾過ドラム1内の濾過された油に入り込まないようにするためのシール部材であるパッキン7を、その略Y型断面の一方の端部の外側が前記環状突起部1dに当接し、他方の端部の外側が前記環状突起部4dに当接し、前記略Y型断面の基部が前記濾過ドラム1の右側面であるチェーン車1cに当接するように配置している(詳細は図3にて説明する)。また、前記パッキン7の前記端部と端部で形成される凹部7aに対向する前記プレート板4の側面には、不図示のクリーンタンクより濾過された油を吸引するポンプを介する前記濾過された油が給油される連通穴4cが形成され、前記切削油投入槽101の側面101eの同位置(前記連通穴4cに対応する位置)には、前記濾過された油が給油される連通穴101gが形成されている。
【0032】
次に、濾過装置の概略の動作、及び、上記略Y型断面のパッキン7を具備した構造とした場合のシール効果について、図1乃至図3を用いて説明する。なお、図3は、上記図2(a)に対応する図であり、説明に必要な部分のみを拡大して示す図である。
【0033】
切削油投入槽101に投入された切削油は濾過ドラム1のフィルター1aによって濾過された油と切粉に分離され、前記濾過された油は開放部1b、切欠部4b,101fを介してクリーンタンクへ流れ込み、再利用のために該クリーンタンクより切削用工作機械へ不図示のポンプによって排出され、一方、前記切削油投入槽101の搬送板の底面部に沈殿した前記分離された切粉は掻取板によって回収箱へ掻き出され、回収されるのは、従来と同様である。また、上記のような濾過動作において、前記ポンプによって排出される前記濾過された油の一部は、シャフト2内に給液されて前記フィルター1aの逆洗用として用いられるのも、逆洗の為の構造は異なるが、その機能としては従来と同様である。
【0034】
これに対し、本発明の実施の第1の形態では、前記濾過された油の一部を、図3に示す導管101hにも給液する構造にし、該導管101h、前記切削油投入槽101の側面に設けられた連通穴101g、前記プレート板4に設けられた連通穴4cを介して、前記パッキン7の凹部7aに向けて前記濾過された油を噴射する構造にしている。
【0035】
前記略Y型断面のパッキン7は、前述したように、その基部7dは左側のチェーン車1cの側面に当接しており、端部7cの外側(図3では上端)はチェーン車1cに設けられた環状突起部1dに、端部7bの外側(図3では下端)はプレート板4に設けられた環状突起部4dに、それぞれ当接するように、前記チェーン車1cの側面及び該側面に設けられる前記環状突起部1dと前記切削用投入槽101の側面(詳しくはプレート板4の側面)及び該側面に設けられる環状突起部4dにより形成される四角状断面の環状空間に嵌め込まれている。従って、前記濾過された油がパッキン7の凹部7aに向けて噴射されると、その油は前記環状突起部1dとプレート板4の先端に形成された隙間8を通して切削用投入槽101内へのみ流出する(図3の矢印参照)ことになる。
【0036】
つまり、上記パッキン7の取り付け構造は、図9との比較から明らかなように、該パッキン7の上方を掻取板が通過する際に該掻取板に残っていた切粉が落ちてきても、該パッキン7の凹部7aには切粉は堆積しにくい構造及び配置にしてあるので、膨潤等によって該パッキン7の表面にひだが発生しても、切粉が入り込む虞は少なく、従来に比べてシール部材の寿命を長くし、濾過精度を損なうことが殆ど無くなる。しかし、それでも経年変化等によってその保証は十分ではないことから、上記のようにさらに濾過された油を前記パッキン7の凹部7aに向けて噴射し、その油が切削油投入槽101内へのみ流入するようにしている。これにより、切粉等がパッキン7内に入り込むことが一切無くなり、膨潤等によってシール効果が低減することがなくなる。別言すれば、シール部材の寿命を一層長くし、長期間、濾過精度を損なうことの無いものにすることができる。
【0037】
また、前記パッキン7は、固定側(切削用投入槽101(プレート板4)側)と回転側(濾過ドラム1側)の何れにも固定されていない状態で、環状突起部1dと4d等の間に嵌め込まれているので、自由回転が可能であり、その端部7b,7cに関し、図9に示した従来例のように常にどちらかの面に対して摺動するものに比べ、回転負荷が大幅に小さくなるので、その肉厚を大きくすることが出来、さらには、前記濾過された油がパッキン7の凹部7aに向けて噴射されることによる前記端部7b,7cへの液圧は図3の矢印で示す方向、つまりそれぞれを当接面へ押し付ける方向、換言すればシール効果を高める方向となるようにしている。よって、前記端部7b,7cが膨潤等によって軟らかくなって欠落してしまったり、シール効果が低下してしまうといったことを確実に無くすことができる。
【0038】
また、図3に示すような略Y型断面の形状のパッキン7は、既に市販されており、市販品をシール部材として用いることができる構造にしているので、コスト面でも有利なものとなる。
【0039】
なお、上記実施の第1の形態では、図1に示すように、濾過ドラム1および切削油投入槽101の一方の側面側(図1では右側)にクリーンタンクがあり、該クリーンタンクへ濾過された油を流出させる濾過装置を想定し、この側面側に上記したような構造をもつ略Y型断面の形状のパッキン7等よりなるシール機構を具備した構成例を示したが、濾過ドラムおよび切削油投入槽の他方の側面側(図1では左側)にもクリーンタンクがあり、該クリーンタンクへも濾過された油を流出させる濾過装置の場合には、両方の側面側に上記したような構造をもつシール機構をそれぞれ具備することになるのは言うまでもない。
【0040】
(実施の第2の形態)
図4乃至図6は本発明の実施の第2の形態に係る濾過装置に係る図であり、詳しくは図4は濾過装置の斜視図、図5は図4のB−B断面図、図6は図4のC−C断面図である。
【0041】
切削油投入槽21は、切粉を含んだ切削油が投入される切削油投入口21a、後述のようにして沈殿した切粉を搬送する搬送板として機能する、底面部21bと立ち上がり部21c、および、搬送されてきた切粉の投棄部21dを有している。
【0042】
前記切削油投入槽21内の切削油中に全体が浸された状態(図5及び図6参照)で回転可能に配置される濾過ドラム22の外周には、前記切削油の濾過を行うフィルター22aが張設されており、その片方の側面22bは塞がれ、他方の側面22cには前記フィルター22aによって濾過された油をバルブ23を介して吸引するポンプ24へと導くための給液管22dが配され、該給液管22dの側面中心部に開放部(不図示)が形成される。なお、本実施形態では、前記給液管22dの側面は前記濾過ドラム22の右側の側面と等価である。前記濾過ドラム22は前記切削油投入槽21の側面21e側に固定された軸受け部材25によって片支持され、回転可能に軸支されている(軸支持の詳細な構造は、本発明とは直接関係ないので省略する)。
【0043】
上記のように濾過ドラム22の側面の一部をなす前記給液管22dの側面の外周側(開放部の周辺)には、図6の右上の円内に拡大して示すように、環状突起部22eが一体に設けられており、又前記切削油投入槽21の側面の一部を成す前記軸受け部材25のプレート板25bの側面には環状突起部25cが一体に設けられており、前記各側面と前記環状突起部22e,25cで形成される略四角状断面の環状空間に、切削油投入槽21に投入された切削油が濾過ドラム22内の濾過された油に入り込まないようにするためのシール部材を成す略Y型断面のパッキン29が嵌め込まれている。
【0044】
ここで、上記給液管22dの側面に設けられた環状突起部22eの長さ(図中、左右方向)は、対向する前記軸受け部材25のプレート板25bの側面に当接する少し手前の長さに規定されている。つまり、該環状突起部22eと前記プレート板25bの間に隙間ができるように構成されている。これは、プレート板25bは固定部材であり、環状突起部22eは回転側の部材であり、濾過ドラム22が回転する際にその環状突起部22eが固定部材であるプレート板25bの側面に摺動して回転負荷とならないようにするためと、上記実施の第1の形態で説明したように濾過された油が流れる流路を形成するためである。
【0045】
同様に、前記プレート板25dの前記濾過ドラム22側の側面には環状突起部25cが設けられており、その長さは対向する前記給液管22dの側面に当接する少し手前の長さに規定されている。つまり、該環状突起部25cと給液管22dの側面の間に隙間ができるように構成されている。これは、上記のように環状突起部25cは固定部材であり、給液管22dは回転側の部材であり、濾過ドラム22が回転する際に前記環状突起部25cが給液管22dの側面に摺動して回転負荷とならないようにするためである。
【0046】
そして、上記のように、前記環状突起部25cと前記環状突起部22e等の間(詳しくは濾過ドラム22の側面とプレート板25bの側面とで囲まれる四角状断面の環状空間)に略Y型断面のパッキン29が嵌め込められている。また、パッキン29の凹部29aに対応する前記プレート板25bの位置に、濾過された油を吸引するポンプ24を介する前記濾過された油が給液される連通穴25dが形成されている。
【0047】
前記濾過ドラム22と一体に設けられたチェーン車には、図4及び図5に示すように、モータ26に連結されたドライブホイール27aと従動ホイール27bとの間に設けられたチェーン28が噛み合っており、よって、前記モータ26の回転に伴ってドライブホイール27が回転すると、前記チェーン28を介してその動力が濾過ドラム22に伝わり、該濾過ドラム2が前記切削油投入槽21内の切削油中で時計方向(図5参照)に回転する。
【0048】
前記チェーン28には、前記切削油投入槽21の底面部21bと前記濾過ドラム22との間に沈殿する切粉を掻き寄せ、かつ立ち上がり部21cを介して掻き上げて投棄部21dより不図示の切粉回収箱に投棄するための掻取板28aが、図5及び図6に示すように例えば等間隔に多数具備されている。
【0049】
次に、上記構成における濾過装置の作動について説明する。
【0050】
まず、モータ26を駆動してドライブホイール27aを回転させ、チェーン28を介して外周にフィルター22aが張設された濾過ドラム22を回転させておく。また、切削油をポンプ24へ導くことができるようにバルブ23を開放状態にしておくと共に、ポンプ24を回転駆動しておく。この際、図5等に示すように濾過ドラム22が完全に切削油中に浸かるまで前回の切削油が既に切削油投入槽1に満たされているものとする(但し、空の状態であっても良い)。
【0051】
上記の状態において、切削油を切削油投入口21aから切削油投入槽21の中に流入させる。これにより、濾過ドラム22に張設されたフィルター22aの全周で切削油が切粉と濾過された油に分離され、濾過された油は該濾過ドラム22内に浸入する。このように濾過ドラム22内に浸入した上記濾過された油は、該濾過ドラム2の側面22c側に形成された不図示の開放部、軸受け部材25の給液管25a、バルブ23を介してポンプ24により吸引され、再度工作機械へ供給するために外部に排出される。
【0052】
一方、切削油中に含まれ、分離された切粉は切削油投入槽21の底面部21bに沈殿していくが、この際、前述したようにモータ26を駆動源として前記チェーン28が図5に示すように時計回りに回動しているので、該チェーン28に具備された掻取板28aが前記底面部21bを摺動するようにして、前記沈殿した切粉を掻き寄せ、かつ立ち上がり部21cを介して上方へ掻き上げてその上端の投棄部21dまで搬送し、不図示の切粉回収箱に投棄する。このようにして切粉回収箱に切粉は回収されることになる。
【0053】
以上の実施の第2の形態の濾過装置においても、上記実施の第1の形態と同様、濾過された油の一部を、前記切削油投入槽21の側面の一部を成すプレート板25bに設けられた連通穴25dを介してパッキン29の凹部29aに向けて噴射する構造にしている。
【0054】
前記略Y型断面のパッキン29は、図6の右上の円内に示すように、その基部29dは給液管22dの側面に当接しており、端部29cの外側(図6では上端)は給液管22dに設けられた環状突起部22eに、端部29bの外側(図6では下側)はプレート板25bに設けられた環状突起部25cに、それぞれ当接している。従って、前記濾過された油が前記連通穴25dを介してパッキン29の凹部29aに向けて噴射されると、その油は前記環状突起部22eとプレート板25bの側面の間に形成された隙間30を介して切削用投入槽21内へのみ流出することになる。
【0055】
つまり、膨潤等によってパッキン29の表面にひだが発生しても、上記のようなパッキン29の配置とすることで、該パッキン29へ切粉が入り込む虞は少なく、従来に比べてシール効果を高めることができる。しかし、それでも経年変化等によってその保証は十分ではないことから、上記のようにさらに濾過された油を前記パッキン29の凹部29aに対して噴射させ、その油が切削油投入槽21内へのみ流入するようにしている。よって、切粉等が該パッキン29内に入り込むことが一切無くなり、経年変化等によってシール効果が低減することがなくなる。
【0056】
また、前記パッキン29は固定側(前記切削油投入槽21(プレート板25b)側)と回転側(濾過ドラム22側)の何れにも固定されていない状態で、環状突起部25cと22e等の間に嵌め込まれているので、自由回転が可能であり、その端部29b,29cに関し、図9に示した従来例のように常にどちらかの面に対して摺動するものに比べ、回転負荷が大幅に小さくなるので、その肉厚を大きくすることが出来、さらには、前記濾過された油がパッキン29の凹部29aに噴出されることによる前記端部29b,29cへの液圧はそれぞれを当接面(環状突起部25c,22e側)へ押し付ける方向、換言すればシール効果を高める方向になるようにしている。よって、前記端部29b,29cが膨潤等によって軟らかくなって欠落してしまったり、シール効果が低下してしまうといったことを確実に無くすことができる。
【0057】
なお、上記実施の第2の形態では、図6に示すように、濾過ドラム22および切削油投入槽21の一方の側面側(図6では右側)にクリーンタンクがあり、該クリーンタンクへ濾過された油を流出させる濾過装置を想定し、この側面側に上記したような構造をもつ略Y型断面の形状のパッキン29等よりなるシール機構を具備した構成例を示したが、濾過ドラムおよび切削油投入槽の他方の側面側(図6では左側)にもクリーンタンクがあり、該クリーンタンクへも濾過された油を流出させる濾過装置の場合には、両方の側面側に上記したような構造をもつシール機構をそれぞれ具備することになるのは言うまでもない。又この際、濾過ドラム22は切削油投入槽21の両方の側面にて回転可能に支持されることになる。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、切削油が濾過された油へ混入してしまうのを防止するシール部材の寿命を長くし、濾過精度を損なうことの無い濾過装置を提供できるものである。
【0059】
また、請求項2に記載の発明によれば、切削油が濾過された油へ混入してしまうのを防止するシール部材の寿命を一層長くし、長期間、濾過精度を損なうことの無い濾過装置を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態に係る濾過装置の主要部分を一部断面で示す構成図である。
【図2】図1の丸で囲った部分及び側面を示す図である。
【図3】図1の濾過装置の主要部分の構成の効果を説明するための断面図である。
【図4】本発明の実施の第2の形態に係る濾過装置の概略構成を示す斜視図である。
【図5】図4のB−B断面図である。
【図6】図4のC−C断面図である。
【図7】従来の濾過装置を示す断面図である。
【図8】同じく従来の濾過装置を示す断面図である。
【図9】従来の濾過装置の有する課題を説明するための断面図である。
【符号の説明】
1, 21,101 切削油投入槽
1b 開放部
1c チェーン車
1d,22e 環状突起部(第2の環状突起部)
4 プレート板
4b 切欠部(流出口)
4d,25c 環状突起部(第1の環状突起部)
4c,25d,101g 連通穴
2,22,102 濾過ドラム
2a,22a,102a フィルター
22d 給液管
7,29 略Y型断面のパッキン
7a,29a 凹部
7b,7c,29b,29c 端部
8,30 隙間
24 ポンプ
25 軸受け部材
28,108 チェーン
28a,108a 掻取板
107 クリーンタンク[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an improvement in a filtering device that filters cutting oil containing cutting chips discharged when a metal or the like is cut.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, various apparatuses for filtering cutting oil containing chips have been proposed and commercialized. As an example, the filtering device disclosed in
[0003]
The cutting
[0004]
A
[0005]
In the
[0006]
The
[0007]
As shown in the figure, the
[0008]
FIG. 9 is an enlarged view of a part of the structure of the
[0009]
In the figure,
[0010]
As shown in FIGS. 7 and 9, for example, a rubber-like annular V-
[0011]
Next, the operation of the filtration device in the conventional configuration will be described.
[0012]
First, the
[0013]
On the other hand, the separated chips contained in the cutting oil are deposited on the bottom surface of the
[0014]
Since the
[0015]
[Patent Document 1]
Japanese Examined Patent Publication No. 2-44564 (
[0016]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional filtration device, as shown in FIG. 9, the
[0017]
However, after a certain period of time, the tip of the rubber-like V-
[0018]
(Object of invention)
A first object of the present invention is to provide a filtration device that prolongs the life of a seal member that prevents cutting oil from being mixed into filtered oil and does not impair filtration accuracy. .
[0019]
The second object of the present invention is to provide a filtration device that further extends the life of the sealing member that prevents the cutting oil from being mixed into the filtered oil and that does not impair the filtration accuracy for a long period of time. To do.
[0020]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the first object, the invention according to
[0021]
In order to achieve the second object, the invention according to
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail based on illustrated embodiments.
[0023]
(First embodiment)
1 and 2 are views showing main parts of a filtration device according to a first embodiment of the present invention. Specifically, FIG. 1 is a cross-sectional view showing the structure of a filtration drum and a bearing member of the filtration device. 2 (a) is an enlarged view of a portion surrounded by a dotted circle in FIG. 1, and FIG. 2 (b) is a side view as seen from the right side of FIG.
[0024]
Components other than those shown in FIGS. 1 and 2, such as the cutting
[0025]
1 and 2, a
[0026]
Both ends of the
[0027]
As described above, the
[0028]
Next, an
[0029]
As shown in FIG. 1 and FIG. 2 (a), an
[0030]
Similarly, an
[0031]
The side surface of the
[0032]
Next, the schematic operation of the filtration device and the sealing effect in the case of the structure including the
[0033]
The cutting oil charged into the cutting
[0034]
In contrast, in the first embodiment of the present invention, a part of the filtered oil is supplied to the
[0035]
As described above, the
[0036]
That is, as is apparent from the comparison with FIG. 9, the mounting structure of the
[0037]
Further, the
[0038]
Further, the
[0039]
In the first embodiment, as shown in FIG. 1, there is a clean tank on one side surface (right side in FIG. 1) of the
[0040]
(Second Embodiment)
4 to 6 are views related to the filtration device according to the second embodiment of the present invention. Specifically, FIG. 4 is a perspective view of the filtration device, FIG. 5 is a cross-sectional view taken along line BB of FIG. These are CC sectional drawing of FIG.
[0041]
The cutting
[0042]
A
[0043]
As described above, on the outer peripheral side (the periphery of the open portion) of the side surface of the
[0044]
Here, the length (in the left-right direction in the figure) of the
[0045]
Similarly, an
[0046]
As described above, a substantially Y shape is formed between the
[0047]
As shown in FIGS. 4 and 5, a
[0048]
The
[0049]
Next, the operation of the filtration device having the above configuration will be described.
[0050]
First, the
[0051]
In the above state, the cutting oil is caused to flow into the cutting
[0052]
On the other hand, the chips contained and separated in the cutting oil settle on the
[0053]
Also in the filtration device of the second embodiment described above, as in the first embodiment, part of the filtered oil is transferred to the
[0054]
As shown in the upper right circle of FIG. 6, the
[0055]
In other words, even if a crease occurs on the surface of the packing 29 due to swelling or the like, the arrangement of the packing 29 as described above reduces the possibility of chips entering the packing 29 and improves the sealing effect as compared with the conventional case. be able to. However, since the guarantee is not sufficient due to secular change or the like, the filtered oil as described above is injected into the
[0056]
Further, the packing 29 is not fixed to either the fixed side (the cutting oil charging tank 21 (
[0057]
In the second embodiment, as shown in FIG. 6, there is a clean tank on one side surface (right side in FIG. 6) of the
[0058]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, the filtration device that prolongs the life of the sealing member that prevents the cutting oil from being mixed into the filtered oil and does not impair the filtration accuracy. Can be provided.
[0059]
In addition, according to the invention described in
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is a configuration diagram showing a partial cross section of a main part of a filtration device according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a circled portion and a side surface in FIG. 1;
3 is a cross-sectional view for explaining the effect of the configuration of the main part of the filtration device of FIG. 1;
FIG. 4 is a perspective view showing a schematic configuration of a filtration device according to a second embodiment of the present invention.
5 is a cross-sectional view taken along the line BB in FIG.
6 is a cross-sectional view taken along the line CC of FIG.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing a conventional filtration device.
FIG. 8 is a cross-sectional view showing a conventional filtration device.
FIG. 9 is a cross-sectional view for explaining a problem of a conventional filtration device.
[Explanation of symbols]
1, 21, 101 Cutting oil tank
1b Opening part
1c chain car
1d, 22e annular projection (second annular projection)
4 Plate plate
4b Notch (outlet)
4d, 25c annular projection (first annular projection)
4c, 25d, 101g Communication hole
2,22,102 Filtration drum
2a, 22a, 102a Filter
22d Supply pipe
7,29 Packing with approximately Y-shaped cross section
7a, 29a recess
7b, 7c, 29b, 29c end
8,30 Clearance
24 pump
25 Bearing members
28,108 chain
28a, 108a scraping plate
107 clean tank
Claims (2)
前記切削油投入槽の流出口を含む側面の内側に、前記濾過ドラムの回転軸と同心の第1の環状突起部を固設し、前記濾過ドラムの開放部を含む側面の外側に、前記第1の環状突起部より外径側に同心状に位置する第2の環状突起部を、前記濾過ドラムと一体となって回転するように設け、
前記濾過ドラムの前記側面及び前記第2の環状突起部と、前記切削油投入槽の前記側面及び前記第1の環状突起部とにより形成される略四角状断面の環状空間に、略Y型断面の環状のシール部材を、前記略Y型断面の一方の端部の外側が前記第2の環状突起部に当接し、前記略Y型断面の他方の端部の外側が前記第1の環状突起部に当接し、前記略Y型断面の基部が前記濾過ドラムの前記側面に当接するように配置したことを特徴とする濾過装置。A filtration drum that rotates in a state where at least a part is immersed in the cutting oil and separates the cutting oil into chips and filtered oil by passing the cutting oil from the outside to the inside of the filter stretched on the outer periphery; A bearing member that rotatably supports the filter drum is held on a side surface, and is provided between a cutting oil charging tank into which the cutting oil is charged, a rotating portion on the filtration drum side, and the cutting oil charging tank. In the filtration device having an annular sealing member for preventing the cutting oil in the cutting oil charging tank from mixing into the filtration drum,
A first annular protrusion that is concentric with the rotating shaft of the filtration drum is fixed inside the side surface including the outlet of the cutting oil charging tank, and the first annular protrusion is concentric with the opening side of the filtration drum. A second annular projection that is concentrically located on the outer diameter side of the annular projection of 1 is provided so as to rotate integrally with the filtration drum;
A substantially Y-shaped cross section is formed in an annular space having a substantially square cross section formed by the side surface of the filtration drum and the second annular protrusion, and the side surface of the cutting oil supply tank and the first annular protrusion. The outer side of one end of the substantially Y-shaped cross section is in contact with the second annular protrusion, and the outer side of the other end of the substantially Y-shaped cross section is the first annular protrusion. The filtration device is arranged so as to abut against the side and the base of the substantially Y-shaped cross section abuts against the side surface of the filtration drum.
前記連通穴から前記濾過ドラムにより濾過された油の一部を前記シール部材の前記凹部に向けて噴射し、前記第2の環状突起部と前記切削油投入槽の前記側面の隙間を経て前記切削油投入槽へ流出するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の濾過装置。A communication hole is provided at a position of the side surface of the cutting oil charging tank facing a recess formed between both end portions of the seal member disposed in the annular space,
Part of the oil filtered by the filtration drum is sprayed from the communication hole toward the concave portion of the seal member, and the cutting is performed through a gap between the second annular protrusion and the side surface of the cutting oil charging tank. The filtration device according to claim 1, wherein the filtration device flows out to the oil charging tank.
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