JP4181207B2 - 実耳測定方法および装置 - Google Patents

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Description

この発明は,補聴器に関する。この発明は,特に,実耳測定用プローブ・チューブ(a probe tube for real ear measurements)を補聴器のマイクロホンに結合させる(カップリングする)アダプタと,このようなアダプタを含む実耳測定装置および方法に関する。
実耳測定(real ear measurements)は,補聴器を個々の使用者に合わせて調整するときに大変有利である。補聴器の一般的な特性は,通常,カプラとして知られる周知の人工の耳(a model ear)を用いた測定によってわかるが,耳道にはかなりの個人差があるので,これらの特性が,補聴器が実耳内に配置されたときの実際の特性を完全に反映しないことがある。このことは,特に小児の場合に限らず,たとえば手術により耳道が損傷または変形した人の場合にも言える。
さらに,補聴器を小児に合わせて調整する場合は,耳内における実際の音圧レベルの実耳測定が重要である。これは,快適性および感音についての小児の返答は,成人の返答ほど確実ではないためである。このため,耳内に配置されたときの補聴器の実際の特性と,カプラを用いて測定される特性との間における差が察知されないままになりかねない。このこともまた,不適正な調整につながりかねず,たとえば利得を大きく調整しすぎて不快に高い音響レベルがもたらされるおそれ,または利得を小さく調整しすぎて使用者の聴覚障害を補償することができないほど音響レベルが低くなりすぎるおそれがある。
このような測定を行なうために,補聴器それ自体を用いることが提案された。米国特許第6,154,546号において,プローブ・チューブと呼ばれる伝音管(a sound conducting tube)を,イヤープラグ(earplug,耳栓)と鼓膜の間の耳腔から補聴器の1個以上の外部入力マイクロホンへと接続することが提案されている。このプローブ・チューブは,アダプタを介して外部マイクロホンに接続できると記載されている。しかしながら,このアダプタは単に略図に示されているにすぎず,短尺の剛性管という概略的な示唆を除いて,いかなる詳細も説明されていない。さらにまた,このアダプタ自体が,どのようにしてハウジングまたはマイクロホンに接続されるかも説明されていない。
こうした背景のもと,この発明の目的は,プローブ・チューブを補聴器のマイクロホンに結合させるアダプタを提供することにある。
この発明の他の目的は,このようなアダプタを備えた実耳測定装置を提供することにある。
さらに他の目的は,実耳測定の実施方法を提供することにある。
この発明の第1の態様によると,この第1の目的は,冒頭の段落にしたがうアダプタによって達成され,このアダプタは,補聴器のハウジングのまわりに配置されるようになっているスリーブを含み,上記スリーブは,音をプローブ・チューブからマイクロホンへと通過させる音開口(sound opening)を含む。
このようなスリーブは,補聴器のマイクロホンとプローブ・チューブとの間における正確な調整を可能にするだけではなく,さらにプローブ・チューブが測定時において補聴器から抜脱されるのを防ぐ。
第1の実施形態によると,上記スリーブは,上記音開口に接続されて配置されるとともに,上記プローブ・チューブの内壁に係合するようになっている管状部材を含む。このような管を用いることは,スリーブの製造時に金型内に上記管を埋設することによって上記管をスリーブに容易に固定することができるという利点をもたらす。さらにまた,管を用いることによって,プローブ・チューブの取付けと取外しとを容易にすることができる。
上記管状部材が金属管である場合は,特に有利である。金属管は剛性であるので,プローブ・チューブの取付けと取外しとが容易になる。
この発明の他の態様によると,上記スリーブは弾性材によって作られる。弾性材のスリーブを用いることによって,この発明にしたがう一つの同じアダプタを,異なる構造の補聴器,たとえば異なるハウジングを有する補聴器とともに用いることができる。
特に好適な実施形態によると,上記スリーブは少なくとも部分的に透明材によって作られる。透明材料を上記スリーブの少なくとも一部分に用いることによって,補聴器ハウジングのマイクロホン開口部とスリーブの音開口の間における合致を目視点検することができるので,補聴器ハウジング上におけるアダプタの位置決めが容易になる。
特定の実施形態によると,上記スリーブはシリコーン・ゴムによって作られる。シリコーン・ゴムを用いることは,有利である。これにより,上述のすべての好適な実施形態を,この発明にしたがう単一のアダプタによって実現することができる。
さらに他の実施形態によると,上記アダプタはスリーブ用位置決め手段を含む。位置決め手段を用いることによって,マイクロホン開口部に対するアダプタの位置決めを,透明なスリーブを介した単純な目視点検よりも一層良好に行なうことが可能になる。
ある特定の実施形態によると,上記スリーブは視覚的位置決め手段を含む。視覚的位置決め手段をスリーブの透明化とともに用いることによって,透明なスリーブを介した目視点検によってアダプタを位置決めすることが容易になる。
ある好適な実施形態によると,上記位置決め手段は溝を構成する。溝は,突起部等の対応する係合手段を備える補聴器ハウジングの係合手段として,または補聴器がこのような係合手段を有さない場合は視覚的位置決め線として,いずれの役割も果たすことができるという点において有利である。
この発明のさらに他の態様によると,上記目的は,アダプタが,補聴器のハウジングのまわりに配置されるようになっているスリーブを含み,上記スリーブは,音をプローブ・チューブからマイクロホンへと通過させる音開口を含む,冒頭の段落にしたがう装置によって達成される。
好適な実施形態によると,上記スリーブと上記プローブ・チューブとは,一体的な部材を構成する。このことは,製造の観点から有利である。
他の好適な実施形態によると,上記プローブ・チューブは耳内における適正な位置決めのための位置決め手段を含む。このような位置決め手段は,補聴器のイヤープラグと鼓膜との間の耳腔内におけるプローブ・チューブの自由端の適正な位置決めを確保する上で役立ち,たとえば上記自由端が鼓膜に接触することによって使用者に不快感をもたらすことがないことが保証されるという点において有利である。
好ましくは,上記位置決め手段はプローブ・チューブに沿って摺動可能なカラーを含む。これにより,プローブ・チューブの端部,たとえばイヤープラグと鼓膜との間の耳腔内においてプローブ・チューブの所望の測定位置から上記イヤープラグに沿って上記イヤープラグの外面までの所定の距離に対応する任意の距離に,上記位置決め手段を配置することが可能になる。このため,上記プローブ・チューブの上記位置決め手段と補聴器のイヤープラグの外面とを目視的に調整することによって,プローブ・チューブ,特にこのチューブの自由端の耳内における適正な位置決めが保証される。
この発明の第3の態様によると,補聴器の内蔵マイクロホンを用いて実耳測定を実施する方法において,上述した装置を用意し,上記装置を補聴器のハウジングのまわりに取り付けて,音開口が補聴器の内蔵マイクロホンの上に配置されるようにし,プローブ・チューブを,耳内において,このチューブの自由端がイヤープラグと鼓膜との間の耳腔内において開口部を呈するような態様に配置し,上記マイクロホンを用いて上記耳腔内において上記補聴器から生じる音の音圧を検出することを特徴とする方法が得られる。
これにより,補聴器のマイクロホンと耳内の耳腔との間におけるプローブ・チューブを介した明確な結合を用いて,プローブ・チューブが補聴器から抜脱される危険性を伴うことなく,正確な実耳測定を実施することができる。
好適な実施形態によると,上記音圧の検出に先立って較正を行い,この較正においてプローブ・チューブの自由端を補聴器の出力トランスデューサ付近に配置し,補聴器から生じる所定の音響出力信号に基づいて音圧を測定する。
これにより,補聴器の応答および周波数応答の調節の良好な制御を達成することができる。
この発明のさらなる理解のために,以下に,添付の略図を参照して,非限定的な例証的実施形態に基づく詳細な説明を行なう。
はじめに図1を参照する。図1は,この発明にしたがうアダプタ1の好適な実施形態の斜視図を示す。アダプタ1は,3個の部品,すなわちスリーブ2と,挿入部3と,アダプタを図5〜9のみに示されるプローブ・チューブに接続する接続部4の組立体から構成される。スリーブ2は,好ましくは楕円形であるとともに,図5〜8に明確に示されているように,補聴器が配置される中央開口(a central aperture)2aを形成する。
もちろん,より少数または多数の部品を有するその他の実施形態を実現することができ,特に挿入部3は,材料の選択によっては省くことができる。さらに,一実施形態によると,挿入部および金属管は,適切な機械加工,たとえば旋盤上における旋削により,1個の金属片から一体的に製造することができる。
しかしながら,上記の好適な3部品型実施形態においては,楕円形スリーブ2はシリコーン・ゴム等の弾力的な弾性材(elastic, resilient material)により製作され,挿入部3は硬いプラスチック材(剛塑性材)(a rigid plastic material)により製作され,接続部4は,たとえば注射器に用いられる種類の外科用スチールの金属管である。この接続部4は,図4に明確に示されているように,一般にスリーブ2の開口2aに対して垂直に配置される。スリーブ2の材料の弾性特性および/または用いられるべき補聴器の形状に基づいて,スリーブ2の形状は,上述の楕円形状とは異なりうることに注意されたい。特に,中央開口2aは,円形になりうる。
スリーブ2は,補聴器ハウジング8上において摺動し,スリーブ2の弾性張力によってスリーブとハウジングの間の摩擦により保持されて,適切な箇所に位置するようになっている。
アダプタは,一方において,挿入部3のプラスチック材を接続部4の一端のまわりにモールディングし,自由長の接続部4を挿入部3から突出させたままにするとともに,接続部4を貫通する自由通路を残存させることによって製造することができる。次に,他方において,挿入部用の貫通穴5の形態を持つ適切な空洞部を有するスリーブ2をモールディングする。これらの二つの部品が形成されると,一つまたは二つの部品としてモールディングするか,または上記のように機械加工するかにかかわりなく,挿入部3が貫通穴内に挿入され,貫通穴内において,挿入部3はスリーブと挿入部3との間の摩擦および弾性力のみによって保持される。当然ながら,所望の場合は,挿入部は接着剤等によって追加的に固定してもよい。
図9に明確に示されているように,貫通穴5はさらに,プローブ・チューブ6からマイクロホン8aへの音の伝達路としての役割を果たす。図9において,マイクロホン8aは,マイクロホン・ポート7aを有するドーム状凸部7の下に配置されているが,マイクロホン8aは,補聴器のハウジング8内において穴(図示せず)の形状をとるマイクロホン・ポートと近接して配置されてもよい。
マイクロホン8aが凸部の下に配置される場合,貫通穴5は,スリーブの弾性特性と貫通穴5の縁部の形状との組合せにより,マイクロホン8aに対するアダプタの適正な位置決めを補助することができる。
好ましくは,スリーブ2は,上述したシリコーン・ゴム等の透明材によって作られる。挿入部3も,透明材によって作ることができる。これらの材料の一方または両方を透明にすることにより,マイクロホン8aまたはマイクロホン・ポート7aに対する貫通穴5の位置を,アダプタを介して目視点検することができ,適正な相互の位置決めが容易になる。
さらに他の位置指示手段を考察することができる。図11および12に示すように,たとえばスリーブの内周に沿って延在する色線の形態をとるマーカ10を透明性を持つスリーブ2に設けてもよい。さらにまた,マーカを内周溝の形態としてもよい。このような溝およびこのような色線10のいずれもが,透明性を持つスリーブ2を介して外側から容易に視認され,位置決め標識となる。
溝の利用は,補聴器ハウジング8上の適切な突起部(図示せず)と協働しうるという,線を上回るさらなる他の利点をもたらす。補聴器ハウジング8上にこのような突起部が存在する場合,突起部は溝と係合するとともに,アダプタの適切な位置決めを補助する。補聴器が,このような突起部を有さない構造のものである場合は,溝は,純粋に位置決め線としての役割を果たすことになろう。
接続部4の自由端上に,プローブ・チューブ6が取り付けられる。接続部4の外径は,プローブ・チューブ6の内径より若干大きい。プローブ・チューブ6は,接続部4の自由端部の上に固定的に嵌合する弾力的な弾性材によって作られる。好ましくは,プローブ・チューブ6は,補聴器の音出力ポート11の内側にも嵌合する。プローブ・チューブ6は,交換可能なものでもよく,接続部4に固定されてアダプタの一体的部分を形成するものであってもよい。
プローブ・チューブ6は,一般に,外径1.5mm,内径0.6mmおよび長さ150mmの寸法を有する。このような寸法の場合,接続部4の外径は,上述の確実な嵌合を保証するために,好ましくは0.63mmとされる。
このようなプローブ・チューブ6の寸法は,耳道とイヤープラグとの間における圧力に抵抗して,実耳測定時において,たとえば米国特許第4827525号に示されるように,プローブ・チューブ6がイヤープラグに沿って配置されるときに,プローブ・チューブ6の内腔が遮断または閉塞されないようにすることを可能にする。ただし,この文献は,補聴器自体のマイクロホン8aを用いた測定に関するものではなく,一般にこの発明の装置に直接関連しないと考えられる。
この発明は,このような態様でプローブ・チューブ6を用いることに制限されるものではなく,実耳測定時において,プローブ・チューブ6がイヤープラグと並んで配置されるか,またはたとえば米国特許第5645074号から周知のようにイヤープラグを貫通するかは,アダプタに関しては原則的に重要ではないことは明らかである。
スリーブ2の弾性特性により,アダプタは,幅広い範囲の異なる補聴器に適合する。このことは,同じアダプタが異なるハウジング8を有する二つの異なる補聴器とともに用いられている図5および7に図示されている。このように,マイクロホン・ポート7aが適切な位置においてアクセス可能であるという条件の下,一つの同じアダプタをさまざまな補聴器とともに用いることができる。図示された実施形態においては,耳掛け形指向性補聴器の後方マイクロホン8aが用いられている。
図5,6および8において,位置決め部材9となるカラーが,プローブ・チューブ6上に配置されている。この位置決め部材9自体が,図10において断面図で示されている。この位置決め部材9は,中心穴12を有する略円筒状の部材である。中心穴12の直径は,ともに用いられるプローブ・チューブ6に,すなわちこのプローブ・チューブの外径に適合されている。中心穴12は,略円筒状であっても,または図示されているように二つの円錐部分からなり,穴を位置決め部材9の中央部分の方向に若干テーパ状としたものであってもよい。その全長は約3mmであり,位置決め部材を指で把持して,プローブ・チューブ6に沿って摺動することができる。これにより,米国特許第4827525号に示される位置決め作業時において指の下に隠れてしまうゴム環等の周知の位置決め手段よりも,良好な位置決めが可能になる。位置決め作業時において,位置決め部材9は,プローブ・チューブ6に沿って所定の位置まで摺動され,摩擦により位置決めされる。調整技師は,位置決め部材9から突出する調整用チューブのチューブ端6aまでの長さを測定して,この位置を決める(選択する)。イヤープラグを使用者の耳道内に挿入するときに,プローブ・チューブは,位置決め部材9がイヤープラグのすぐ外側に位置する状態でイヤープラグに沿って配置される。このようにすると,調整技師は,プローブ・チューブの自由端6aが適切な長さだけイヤープラグを超えて突出していることを確認することができる。
実耳測定を実施するためには,アダプタ1が,補聴器ハウジング8の上において適正な位置に摺動され,この位置において,スリーブと補聴器ハウジングとの間における摩擦により保持される。
ハウジング8に取り付けられたアダプタ1を有する補聴器を使用する前に,アダプタが付属のプローブ・チューブ6が取り付けられたスリーブ2の形態をとるか,または一体的な装置であるかに係わりなく,実耳測定のために補聴器を較正することができる。この較正のために,プローブ・チューブ6の自由端6aは,シンプルに補聴器の音出力ポート11内に挿入される。
次に,補聴器は,補聴器への基準入力信号に基づいて,または補聴器自体から生じる基準信号によって較正される。そして,上記基準信号および測定される音圧間の直接結合によって補聴器が較正され,受信器,プローブ・チューブおよびマイクロホンを含む信号経路を介した伝達関数,すなわちそれぞれの構成要素の伝達関数の総計が決定(判断)される。標準カプラ内に配置されたときに補聴器から発生する音圧は,当該技術分野において周知の標準較正手順によって決定される。
実耳測定自体においては,補聴器は,耳の後ろの適正な位置に配置される。プローブ・チューブ6は,耳道とイヤープラグの間に配置され,チューブがイヤープラグに沿って位置するとともに,プローブ・チューブ6の自由端6aが鼓膜と耳栓との間の耳腔内において適切な位置に配置される。次に,試験信号が補聴器に送られるか,または補聴器から発生され,結果として得られる音圧が耳腔内において測定される。耳腔内において測定される音圧と標準カプラ内において上記補聴器から発生する音圧との差は,従来のREDCの略語で表される実耳−カプラ差(Real Ear to Coupler Difference)として示される所望値を意味する。このような測定の実施および評価の方法は,当業者には周知であり,この明細書においてこれ以上説明は省略する。
この発明にしたがうアダプタの斜視図である。 図1のアダプタの側面図である。 図1のアダプタの平面図である。 図1のアダプタの図3のIV−IV線にそう断面図である。 第1の補聴器に取り付けられた図1のアダプタの斜視図である。 図5の斜視図に対応する側面図であり,アダプタが第1の補聴器に取り付けられた状態を示す。 図5の第1の補聴器と異なる第2の補聴器に取り付けられた図1のアダプタの斜視図である。 図7の斜視図に対応する部分切取側面図であり,アダプタが第2の補聴器に取り付けられた状態を示す。 図8の部分切取側面図の詳細図を示す。 耳内においてプローブ・チューブを適正に位置決めするためのプローブ・チューブ上の位置決め手段の断面図である。 図1および2に対応するものであり,スリーブ用の追加の位置決め手段を有するアダプタの実施形態を示す。 図1および2に対応するものであり,スリーブ用の追加の位置決め手段を有するアダプタの実施形態を示す。

Claims (15)

  1. 実耳測定用プローブ・チューブを補聴器のマイクロホンに結合させるためのアダプタであって,
    補聴器のハウジングのまわりに配置されるようになっているスリーブを含み,上記スリーブは,音を上記プローブ・チューブから上記マイクロホンへと通過させる音開口を含むことを特徴とする,アダプタ。
  2. 上記スリーブは,上記音開口と接続されて配置されるとともに,上記プローブ・チューブの内壁に係合するようになっている管状部材を含むことを特徴とする,請求項1に記載のアダプタ。
  3. 上記管状部材は,金属管であることを特徴とする,請求項2に記載のアダプタ。
  4. 上記スリーブは,弾性材によって作られていることを特徴とする,請求項1から3のいずれか1項に記載のアダプタ。
  5. 上記スリーブは,少なくとも部分的に透明材によって作られていることを特徴とする
    求項1から4のいずれか1項に記載のアダプタ。
  6. 上記スリーブは,シリコーン・ゴムによって作られていることを特徴とする,請求項1から5のいずれか1項に記載のアダプタ。
  7. 上記スリーブは,位置決め手段を含むことを特徴とする,請求項1から6のいずれか1項に記載のアダプタ。
  8. 上記スリーブは,視覚的位置決め手段を含むことを特徴とする,請求項1から7のいずれか1項に記載のアダプタ。
  9. 上記位置決め手段は,溝を構成することを特徴とする,請求項7または8に記載のアダプタ。
  10. プローブ・チューブと,上記プローブ・チューブをマイクロホンに接続するアダプタとからなる実耳測定装置において,
    上記アダプタは,補聴器のハウジングのまわりに配置されるようになっているスリーブを含み,上記スリーブは,音を上記プローブ・チューブから上記マイクロホンへと通過させる音開口を含むことを特徴とする,実耳測定装置。
  11. 上記スリーブおよび上記プローブ・チューブは,一体的な部材を構成することを特徴とする,請求項10に記載の装置。
  12. 上記プローブ・チューブは,耳内における適正な位置決めのための位置決め手段を含むことを特徴とする,請求項10または11のいずれか1項に記載の装置。
  13. 上記位置決め手段は,上記プローブ・チューブに沿って摺動可能なスリーブを含むことを特徴とする,請求項12に記載の装置。
  14. 補聴器の内蔵マイクロホンを用いて実耳測定を実施する方法において,
    プローブ・チューブと上記プローブ・チューブをマイクロホンに接続するアダプタとからなる実耳測定装置であって,上記アダプタは,補聴器のハウジングのまわりに配置されるようになっているスリーブを含み,上記スリーブは,音を上記プローブ・チューブから上記マイクロホンへと通過させる音開口を含む,そのような実耳測定装置を用意し,
    上記装置を上記補聴器の上記ハウジングのまわりに取り付けて,上記音開口が,上記補聴器の上記内蔵マイクロホンの上に配置されるようにし,
    上記プローブ・チューブを,耳内において,上記プローブ・チューブの自由端がイヤープラグと鼓膜との間における耳腔内において開口部を呈するような態様に配置し,
    上記マイクロホンを用いて上記耳腔内において上記補聴器から生じる音の音圧を検出する,方法。
  15. 上記音圧の検出に先立って較正を行い,この較正において上記プローブ・チューブの上記自由端を上記補聴器の出力トランスデューサ付近に配置し,上記補聴器からの既知の信号に基づいて音圧を測定することを特徴とする,請求項14に記載の方法。
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