JP4180062B2 - 熱真空試験装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば宇宙環境と同様な熱真空環境を模擬する人工衛星や宇宙機の熱真空試験において、太陽光エネルギ、地球赤外線などを熱的に模擬する熱真空試験装置に関する。
熱真空試験装置の先行例としては、たとえば特開平06−135400号公報(特許文献1)に開示されている熱真空試験装置がある。
特開平06−135400号公報(特許文献1)の図6では、照射量制御ゾーンごとに加熱源となるパネルが分割された、熱真空試験装置の一実施例が開示されている。このように構成された加熱源パネルを有する熱真空試験装置では加熱源となるパネルが照射量制御ゾーンごとに分割されているので、照射量制御ゾーン間の熱伝導が断たれる。よって照射量制御ゾーンごとの照射量制御の独立性が高められるので熱真空試験装置の照射量における制御性及び安定性が向上する。
特開平06−135400号公報
特開平06−135400号公報(特許文献1)では熱真空試験装置の供試体パネルとヒータパネルの構成が開示され、供試体パネルを昇温させる際に温度分布を少なくする点について述べられている。しかし、供試体パネルには昇温、高温維持、降温、低温維持といった工程が実現される必要がある。特開平06−135400号公報(特許文献1)には降温の工程と低温維持の工程とについては述べられていない。
低温維持工程では−170℃というスペックがあるため、液体窒素をシュラウドと呼ばれるパネルに設けられる配管に流し、低温となったシュラウドと供試体パネルとを対向するように設置して放射冷却により供試体パネルを低温化する方法が取られる。すなわち実際の熱真空試験装置では供試体パネルをヒータパネルとシュラウドの両方が挟み、温度条件に応じて双方を機能させている。
この構成において、低温維持から昇温の工程に移るときに供試体パネルはヒータパネルから放射加熱されて昇温する。しかし供試体パネルとシュラウドとは対向して設置されているため、シュラウドは供試体パネルから熱を受ける。
昇温開始時にはシュラウドの液体窒素配管中には液体窒素の供給は止まっているものの配管中には液体窒素が充満している。よってシュラウドが熱を受けると液体窒素配管中の液体窒素の一部は沸騰して窒素ガスとなり、窒素ガスは液体窒素配管から装置外に排出される。シュラウド全体が一様な熱を受けた場合、液体窒素配管の各部で液体窒素の沸騰が起こる。沸騰により発生した窒素ガスは配管出口に移動する。よって配管全体でみると配管入口では液体窒素が多く、配管出口では液体窒素が少なくなるという現象が発生する。
シュラウドの液体窒素配管が熱を受ける場合、配管内に液体窒素があると液体窒素が沸騰するので、その潜熱により温度上昇が抑制される。しかし配管内に液体窒素がないと受熱量に相当した温度上昇をするようになる。すなわちシュラウドの液体窒素配管出口は配管入口に比べて温度上昇しやすいことになる。このシュラウドの温度分布が供試体パネルに熱影響を及ぼして供試体パネルの温度分布が大きくなる課題がある。
また、液体窒素配管に上下の関係がある場合には重力の作用により配管の下方に液体窒素が集中する。このことも供試体パネルの温度分布が大きくなることに繋がる。
本発明の第1の目的は、シュラウドの温度分布が大きくなることを防止して供試体パネルに対する悪い温度影響を無くすことができる熱真空試験装置を提供することである。
また、本発明の第2の目的は、供試体パネル昇温時の温度分布の特徴に合わせ、温度分布を少なくするようなシュラウドの温度分布を強制的に作り、結果的に供試体パネルの温度分布を小さくする熱真空試験装置を提供することである。
本発明は要約すれば、熱真空試験装置であって、供試体パネルを設置することが可能な真空チャンバと、真空チャンバ内に、供試体パネルの第1の主表面と対向するように設けられ、供試体パネルを冷却する冷却パネルと、冷却パネルの端部を加熱する複数のヒータブロックとを備える。
供試体パネルの温度分布を一様にする行為における最大の弱点は、液体窒素の流動性の高さと蒸発潜熱の大きさゆえにシュラウドの温度分布が大きくなることにあった。本発明の熱真空試験装置によれば、従来は大きくなっていたシュラウドの温度を一様にしたり、あるいは供試体パネルの温度分布を減少させるシュラウドの温度分布が実現できるようにしたりすることができるので、熱真空試験の各工程において供試体パネルの温度分布を小さくすることができる。
以下において、本発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1の熱真空試験装置を示す図である。図1を参照して、実施の形態1の熱真空試験装置は真空チャンバ100を備える。真空チャンバ100内には直方体のフレーム1が組まれている。熱真空試験装置は供試体パネル2、加熱ランプ群3、冷却シュラウド4をさらに備える。フレーム1内では下から順に冷却シュラウド4、加熱ランプ群3、供試体パネル2、冷却シュラウド4、加熱ランプ群3、供試体パネル2と空間を介して数段積み上げられている。冷却シュラウド4は供試体パネル2の第1の主表面に対向するように設けられる冷却パネルである。また、加熱ランプ群3は供試体パネル2において第1の主表面に平行する第2の主表面に対向するように設けられる。
図2は、図1の冷却シュラウド4におけるヒータブロックの設置位置を示す図である。図2を参照して、1枚の冷却シュラウド4は長方形であり、中央部50および、長方形の4辺のうちの平行な2辺(2つの長辺)をそれぞれ含む端部60を有する。冷却シュラウドは中央部50によって、第1の領域4aと第2の領域4bとに分割される。第1の領域4aおよび第2の領域4bはそれぞれ端部60を有する。
冷却シュラウドには冷媒として液体窒素が内部を流れる液体窒素配管5a,5bが設けられる。液体窒素配管5aは第1の領域4aを覆うように蛇行し、端部60に配管入口7aが設けられ、中央部50に配管出口8aが設けられる。同様に、液体窒素配管5bは第2の領域4bを覆うように蛇行し、端部60に配管入口7bが設けられ、中央部50に配管出口8bが設けられる。
端部60にはヒータブロック6a,6bがそれぞれ液体窒素配管5a,5bに沿うように設置されている。ヒータブロック6a,6bはそれぞれ配管入口7a,7bを加熱する。冷却シュラウド4の中央部には温度センサT1が設けられる。温度センサT1はたとえば熱電対である。温度センサT1は液体窒素配管5a,5bに近づけて設置される。
このように実施の形態1では昇温工程の時に、冷却シュラウド4において低温になる部分、つまり冷却シュラウドの端部に温度制御可能なヒータブロック6a,6bが設置される。ヒータブロック6a,6bが設置場所を加熱することにより、冷却シュラウド4において中央部と端部との温度差が小さくなるので、冷却シュラウド4の温度分布が大きくなることを防止できる。よって、供試体パネル2に熱影響を及ぼす周囲温度を供試体パネル2の温度分布が一様になるように作用する環境を作ることができる。
図3は、図2の冷却シュラウド4の構成要素を詳細に示す図である。図4は、図3のIV−IV部の断面図である。図3、4を参照して、冷却シュラウド4のうち代表的にヒータブロック6aを含む部分の構成が示される。冷却シュラウド4は冷却フィンと配管とが一体となるようにアルミニウムの押し出しによって作られたものが複数並べられて構成される。図3に示すように冷却フィン9と液体窒素配管5aとは一体となるように作られている。
冷却フィン9上にはヒータブロック6aが設置される。図4に示すように、ヒータブロック6aは冷却フィン9上に直方体ブロックとして設けられる。ヒータブロック6aは冷却フィン9上にネジ12で締結されている。ただしヒータブロック6aは冷却フィン9上に置いてあるだけでもよい。
ヒータブロック6a内にはヒータ10と温度センサ11とが挿入される。ヒータ10は電力が供給されると設置場所を加熱する。温度センサ11はヒータブロック6aが設置されている場所の温度を測定する。
冷却シュラウド4においてヒータブロック6bを含む部分の構成はヒータブロック6aに代えてヒータブロック6bを含み、液体窒素配管5aに代えて液体窒素配管5bを含む点で図3,図4と異なるが、他の部分の構成は同様である。よってヒータブロック6bを含む冷却シュラウド4の部分の構成に関する以後の説明は繰り返さない。
図5は、実施の形態1の熱真空試験装置において温度制御に関する部分の構成を模式的に示すブロック図である。図5を参照して、ヒータブロック6a,6bおよび温度センサT1は制御装置CTRLに接続される。ヒータブロック6a,6bの各々に含まれる温度センサ11は設置場所の温度の測定結果である第1の測定結果を出力する。信号SNS1,SNS2はそれぞれヒータブロック6a,ヒータブロック6bに含まれる温度センサ11から出力される第1の測定結果である。温度センサT1は冷却シュラウド4の中央部の温度の測定結果である第2の測定結果として信号SNS0を出力する。
制御装置CTRLは信号SNS1,SNS2,SNS0に基づいてヒータブロック6a,6bの各々に含まれるヒータ10に電力を供給する。電力P1はヒータブロック6aに含まれるヒータ10に供給される電力であり、電力P2はヒータブロック6bに含まれるヒータ10に供給される電力である。このようにして制御装置CTRLにより冷却シュラウドの端部の温度が所定の温度になるように制御される。
再び図1を参照しながら説明する。冷却シュラウド4は配管入口7a,7bが最も低くなり、配管出口8a,8bが最も高くなるように緩い傾斜をつけて設置されている。フレーム1の外周には図示されない断熱材が施されており、真空チャンバ100の壁面との熱的な接続が絶たれている。
供試体パネル2の熱真空試験では供試体パネル2の温度を80〜160℃に維持する工程や供試体パネル2の温度を−170℃に維持する工程、およびこれらの温度間を推移する工程があるが、何れの工程でも供試体パネル2の温度分布が、例えば15K以内など所定の温度範囲であることが要求される。昇温時には加熱ランプ群3が赤外線を照射して供試体パネル2の温度を昇温させる。また、降温時には冷却シュラウド4に配設された液体窒素配管5a,5bに−180℃の液体窒素を流すことにより、冷却シュラウド4全体の温度を液体窒素温度のレベルに下げる。
温度を下げる過程で液体窒素配管5a,5b内では液体窒素の沸騰が発生する。液体窒素の沸騰により生じた窒素ガスは液体窒素配管5a,5b内を配管出口8a,8b内に向かって進むので、窒素ガスが液体窒素の一部を巻き込みながら排出されることが起こり得る。しかし冷却シュラウド4に傾斜が有り、液体窒素配管5a,5bの配管出口8a,8bが配管入口7a,7bよりそれぞれ高くなっていることで、窒素ガスに比べて比重の大きな液体窒素が配管出口8a,8bから排出される際の排出量が少なくなる。つまり、液体窒素の有効利用を行なうことができる。
通常の熱真空試験では供試体パネル2が完全に液体窒素温度になるまで長時間液体窒素を流し続ける。しかし供試体パネル2の温度が液体窒素温度近くになると冷却シュラウド4が奪う熱量が少なくなり、冷却シュラウド4の液体窒素配管5a,5b内は液体窒素で満たされる状態になる。
供試体パネル2の温度上昇はこの状態から加熱ランプ群3を点灯することで開始される。昇温過程では液体窒素の供給は止められている。ただし、昇温過程の初期段階では前工程が低温維持工程(供試体パネル2の温度を−170℃で維持する工程)であった場合、冷却シュラウド4の液体窒素配管5a,5b内に液体窒素が多量に残っている。
加熱ランプ群3が点灯すると供試体パネル2に赤外線が照射される。供試体パネル2の温度は徐々に昇温し、冷却シュラウド4も供試体パネル2からの放射伝熱を受けて供試体パネル2より遅れて昇温しようとする。冷却シュラウド4が供試体パネル2からの放射伝熱を受けると、液体窒素配管5a,5b内では液体窒素の沸騰が始まる。冷却シュラウド4への液体窒素の供給が止まっているため冷却シュラウド4内の液体窒素配管5a,5b内の液体窒素量は減少していくが、冷却シュラウド4に傾斜が付いているため冷却シュラウド4の中央部にあたる配管出口8a,8bは早い時点で液体窒素が無くなる。よって配管出口8a,8bの部分では冷却シュラウド4の温度が上昇し始める。
一方、配管入口7a,7bでは遅くまで液体窒素が存在しているため冷却シュラウド4の温度上昇を阻害する。すなわち、供試体パネル2の温度が上昇する初期の段階において冷却シュラウド4に温度分布が発生する。よって供試体パネル2と冷却シュラウド4の放射伝熱とがその影響を受けて結果的に供試体パネル2に温度分布が発生することになる。
昇温過程において、冷却シュラウド4の中央部にある配管出口8a,8bの温度が配管入口7a,7bの温度より高くなると、図5の制御装置CTRLは信号SNS0、SNS1,SNS2に応じ、冷却シュラウド4の中央部の温度が端部よりも高くなったことを検知する。制御装置CTRLはヒータブロック6a,6bの各々のヒータ10に電力(電力P1,P2)を供給する。ヒータブロック6a,6bの各々のヒータ10は電力を受けて発熱するので配管入口7a,7b付近の液体窒素配管5a,5bが加熱される。
ヒータブロック6a,6bの各々のヒータ10に電力が供給されることにより冷却シュラウド4の液体窒素配管5a,5bに残された液体窒素は昇温過程の早い時点で無くなる。液体窒素が無くなった後も制御装置CTRLは冷却シュラウド4の温度分布を小さくするようにヒータブロック6a,6bの各々のヒータ10に供給する電力を制御する。つまり、制御装置CTRLはヒータブロック6a,6bが設置される場所の温度が中央部の温度と等しくなるように、ヒータブロック6a,6bに供給する電力を制御することで温度制御を行なう。
また、液体窒素の配管入口7a,7bが加熱されると、そこで液体窒素の沸騰が起こり多量の窒素ガスが配管出口8a,8bに向かって流れるため、窒素ガスは液体窒素を伴って流れる。すなわち液体窒素が配管入口7a,7bから配管出口8a,8bに至るまで配管内面に接触することになる。よって、液体窒素が存在する限り、冷却シュラウド4全体が液体窒素温度ではあるものの一定に保たれるので温度分布が発生しにくいという効果が得られる。
次に、加熱ランプ群3の加熱によって供試体パネル2の温度が一様になるように完全制御(強制温度上昇)したときの冷却シュラウド4の各部の温度変化を示す。なお、以下に示す結果はシミュレーションにより得られたものである。
図6は、冷却シュラウド4において温度変化のシミュレーションが行なわれた場所を示す図である。図6を参照して、温度変化のシミュレーションが行なわれた場所をポイントA1〜A6で示す。ポイントA1〜A6は供試体パネル2、冷却シュラウド4等を上から見た場合に左下1/4を示す範囲の中から設定されている。ポイントA1,A2,A3は供試体パネル2に直接面している冷却シュラウド4の部分である。ポイントA4は供試体パネル2の端部と重なる冷却シュラウド4の端部である。ポイントA5,A6は冷却シュラウド4の端部であるが供試体パネル2には重ならない場所である。
図7は、図6に示すポイントA1〜A6における温度変化のシミュレーション結果を示すグラフである。なお、以下に示す結果はヒータブロックによる冷却シュラウドの加熱が行なわれていない状態でのシミュレーション結果である。
図7を参照してグラフの曲線B1〜B6はポイントA1〜A6における温度変化のシミュレーション結果をそれぞれ示す。昇温時、加熱ランプ群3により供試体パネル2が加熱され、供試体パネル2からの放射熱により冷却シュラウド4が遅れて昇温する。
ポイントA1,A2,A3など供試体パネル2に直接面している冷却シュラウド4の部分は供試体パネル2からの放射熱を受けやすいため、冷却シュラウド4の部分の中では早く温度上昇する。一方、冷却シュラウド4の端部など供試体パネル2に直接面していない部分の温度は供試体パネル2からの放射熱を受けにくいため温度上昇が遅れている。
なお、ポイントA4も冷却シュラウド4の端部ではあるが、1つの長方形をした冷却シュラウドと一体であり、また冷却シュラウド4を構成するアルミニウムの熱伝導率が大きいため、冷却シュラウド4自体の中央からの伝熱を受けて比較的温度は上がりやすくなっている。
冷却シュラウド4を構成するアルミニウムから熱伝導がなく、供試体パネル2からも外れているポイントA5,A6は他のポイントと比較して非常に温度が上がりにくくなっている。
このように、冷却シュラウドの端部では中央部との間に大きな温度差が生じる。本発明では温度制御可能なヒータブロックが冷却シュラウドに設置されているので、図7のグラフに示されるような冷却シュラウドの中央部と端部との温度差(たとえばポイントA1とポイントA5との温度差)を解消するように、ヒータブロックに含まれるヒータに電力が供給されることで、実施の形態1では確実にシュラウド中央部と端部との温度差を無くすることができる。
以上のように実施の形態1によれば、冷却シュラウドの温度が低めに推移する端部である液体窒素配管の入口付近にヒータブロックを設置することにより、冷却シュラウドの端部の温度を中央部の同一になるように調整することができるので、供試体パネルの面内における温度分布を少なくすることができる。
[実施の形態2]
図8は、実施の形態2の熱真空試験装置において冷却シュラウド4上に設置されるヒータブロックの位置を示す図である。図8を参照して、実施の形態2では供試体パネル2の第1の主表面に垂直な方向から見た場合に供試体パネル2を囲むようにヒータブロックが設置される。
図2と比較しながら説明すると、図2ではヒータブロック6a,6bが液体窒素配管5a,5bのそれぞれの配管入口7a,7bの付近に設置されていた。すなわち図2では長方形からなる冷却シュラウド4の両長辺端にそれぞれヒータブロック6a,6bが設置されていた。これに対し、図8に示す冷却シュラウド4では冷却シュラウド4の両長辺端および両短辺端にヒータブロックが設置される。冷却シュラウド4の両短辺端に設置されるヒータブロックを、図8ではヒータブロック6c,6dと示す。このようにヒータブロック6a〜6dは供試体パネル2を囲むように冷却シュラウド4に設置される。
なお、図8の冷却シュラウド4の他の部分の構成は図2の冷却シュラウド4の対応する部分の構成と同様であるので以後の説明は繰り返さない。また、図8のヒータブロック6c,6dの各々の構成は図4に示されるヒータブロック6aの構成と同様であるのでヒータブロック6c,6dの各々の構成に関する説明は以後繰り返さない。
実施の形態1と同様に、実施の形態2では昇温工程の時に、冷却シュラウド4において低温になる部分、つまり冷却シュラウドの端部に温度制御可能なヒータブロック6a〜6dが設置される。ヒータブロック6a〜6dが設置場所を加熱することにより、冷却シュラウド4において中央部と端部との温度差が小さくなるので、冷却シュラウド4の温度分布が大きくなることを防止できる。よって、供試体パネル2に熱影響を及ぼす周囲温度を供試体パネル2の温度分布が一様になるように作用する環境を作ることができる。
図9は、実施の形態2の熱真空試験装置において、温度制御に関する部分の構成を模式的に示すブロック図である。図9を参照して、制御装置CTRLは、信号SNS0〜SNS2を受けて電力P1,P2をヒータブロック6aに含まれるヒータ10およびヒータブロック6bに含まれるヒータ10にそれぞれ供給する点では図5の制御装置CTRLと同様である。ただし図9の制御装置CTRLはヒータブロック6c,6dの各々に含まれる温度センサから送られる測定結果を受け、ヒータブロック6c,6dの各々に含まれるヒータに対して電力を供給する点において図5の制御装置CTRLと異なる。
ヒータブロック6cの温度センサ11からは第1の測定結果として信号SNS3が出力され、ヒータブロック6bの温度センサ11からは第1の測定結果として信号SNS4が出力される。制御装置CTRLはヒータブロック6cに含まれるヒータに電力P3を供給し、ヒータブロック6dに含まれるヒータに電力P4を供給する。
もともと加熱ランプ群3は加熱ランプ群3に対して垂直方向に赤外線を照射する。換言すると加熱ランプ群3の加熱方向には指向性がある。加熱ランプ群3は供試体パネル2の最大のサイズよりも大きく構成する必要がないので、加熱ランプ群3は供試体パネル2よりも若干小さな領域として構成されている場合が多い。
一方、冷却シュラウド4は放射伝熱により供試体パネル2を冷却するが、伝熱の方向には指向性がない。冷却シュラウド4は供試体パネル2よりも大きめに作られることで一様な冷却を行なうことができる。すなわち、冷却シュラウド4の端部は加熱が不十分になり、昇温過程では常に中央部よりも遅れて温度が上昇する。この冷却シュラウド4の温度分布が供試体パネル2に温度分布を与える原因になっている。
実施の形態2では冷却シュラウド4に温度制御可能なヒータブロック6a〜6dが設置されている。これらのヒータブロック6a〜6dによって冷却シュラウド4の端部を中央部の温度と同一になるように調整することができる。さらに実施の形態2では供試体パネル2を囲むようにヒータブロックが冷却シュラウド上に設けられているので実施の形態1よりも冷却シュラウドの面内における温度分布をより小さくできる効果が得られる。
以上のように、実施の形態2によれば供試体パネル2を囲むようにヒータブロックを冷却シュラウド上に設けることにより、冷却シュラウドの面内における温度分布を小さくすることができるので供試体パネル2の温度分布を小さくすることができる。
[実施の形態3]
実施の形態3の熱真空試験装置の構成は実施の形態2と同様であるので実施の形態3の熱真空試験装置の構成に関する説明は以後繰り返さない。実施の形態3の熱真空試験装置では供試体パネル2の昇温過程において、冷却シュラウド4の端部の温度が中央部の温度と等しいか、または中央部の温度よりも高くなるように制御装置CTRLがヒータブロック6a〜6dの各々のヒータブロックに含まれるヒータ10に供給する電力を制御する点において実施の形態2と異なる。
冷却シュラウド4の面積は供試体パネル2より大きい。冷却シュラウド4の温度は供試体パネル2の温度よりも低いので、昇温過程において供試体パネル2の端部(図1における端部40)は中央部よりも冷却シュラウド4の影響を強く受ける。よって昇温過程において供試体パネル2の端部は供試体パネル2の中央部の温度よりも低めに推移する。
実施の形態3ではヒータブロック6a〜6dにより冷却シュラウド4の端部の温度を冷却シュラウド4の中央部よりも高くする。これにより昇温過程において、供試体パネル2の端部の温度を従来よりも高く推移させることができる。
図10は、実施の形態3の熱真空試験装置における制御装置CTRLの温度制御を説明するフローチャートである。図10を参照して、処理が開始されるとステップS1では制御装置は適切な方法によって加熱工程であることを確認する。たとえば制御装置CTRLは信号SNS0〜SNS4を受け、冷却シュラウド4の中央部の温度が冷却シュラウド4の端部の温度よりも高くなったことを検知して加熱工程であることを確認する。
ステップS2において、制御装置CTRLは図9の温度センサT1から第2の測定結果(信号SNS0)を受け、冷却シュラウドの中央部の温度(温度Tc)の情報を取得する。次にステップS3において制御装置CTRLは図9のヒータブロック6a〜6dの各々に含まれる温度センサ11から第1の測定結果(信号SNS1〜SNS4のいずれかの信号)を受けて冷却シュラウドの端部の温度(温度Te)の情報を取得する。なお、ステップS3では4箇所の端部の温度に関する情報が得られるが、説明の便宜上、これら4箇所の端部における各々の温度を区別せずに温度Teと示す。
ステップS4では、冷却シュラウドの中央部の温度Tcに対する所定の温度差である制御補正値Tpの値が設定される。
ステップS5では、制御装置CTRLは温度Tcと温度Teとの差である差(Tc−Te)が制御補正値Tpよりも大きいか否かを判定する。差(Tc−Te)が制御補正値Tpよりも大きい場合、処理はステップS6に進み、制御装置CTRLは冷却シュラウド4端部のヒータブロックに含まれるヒータに電力を供給する(ヒータをオンにする)。一方、差(Tc−Te)が制御補正値Tp以下の場合、処理はステップS7に進み、制御装置CTRLは冷却シュラウド4端部のヒータブロックに含まれるヒータへの電力の供給を停止する(ヒータをオフにする)。
なお、差(Tc−Te)と制御補正値Tpとの比較処理およびヒータをオンまたはオフにする処理は冷却シュラウド4に設置された複数のヒータブロックの各々に対して順次行なわれる。ただし、図10では説明の便宜上、ステップS5,ステップS6(またはステップS7)の各処理は1回だけ行なわれるように示される。ステップS6の処理またはステップS7の処理が終了すると、処理は再びステップS1に戻る。
なお、制御補正値Tpの具体的な値はたとえば図7に示される温度変化のシミュレーション結果等に基づいて適切に定められる。
以上のように実施の形態3によれば、冷却シュラウドの端部の温度を冷却シュラウドの中央部の温度と等しいか、または中央部の温度よりも高くなるようにヒータブロックの温度を制御することによって供試体パネル2の温度を全体的に均一にすることができる効果が得られる。
[実施の形態4]
図11は、実施の形態4の熱真空試験装置における冷却シュラウドの設置構成を示す図である。図11を参照して、実施の形態4の熱真空試験装置では冷却シュラウド4に傾斜を持たせずに供試体パネル2と平行に設置し、かつ、冷却シュラウド4と供試体パネル2とを水平に設置する。このように冷却シュラウド4が設置されることにより、昇温過程において冷却シュラウド4の配管入口7a,7bに最後まで液体窒素が残ってしまうことを防止できる。
図1に示すように、実施の形態1の熱真空試験装置(あるいは従来の熱真空試験装置)では、配管出口8a,8bが配管入口7a,7bよりもそれぞれ高くなるように配管入口と配管出口との間に、たとえば5゜の勾配が付いている。勾配がない場合、配管内では液体窒素が沸騰して生じる窒素の蒸気に残存液体が押され、配管出口から液体窒素が排出され易くなると考えられる。この事は不経済なので重力を利用して少しでもシュラウド内に液体窒素を留めようとするために配管には勾配が付けられている。
ただし、計算上では降温初期など受熱量が大きい場合には蒸気速度が非常に大きくなるため重力の作用は無視される。逆に液体窒素を供給するバルブを止め、温度が−170℃の状態から供試体パネル2の昇温を開始した時には受熱量が小さくなる。この時には重力の作用が効くため配管入口にいつまでも液体窒素が存在し、その部分だけ温度上昇しないという欠点がある。実施の形態4では配管を水平にすることにより、昇温開始時にも液体窒素が速やかに排出されるという効果が得られる。
また、仮に冷却シュラウド4の端部が中央部よりも供試体パネル2に対して高ければ昇温初期段階でも液体窒素が配管出口から排出され易くなると考えられる。しかし、冷却シュラウド4がこのような勾配を持つと供試体パネル2を数多くセットする際の体積効率が悪くなる。よって、体積効率の点からも冷却シュラウド4を水平にすることが好ましい。
実施の形態4の場合にも冷却シュラウドにヒータブロックを設ける必要がある。ヒータブロックによって液体窒素配管5a,5b内の液体窒素が昇温初期段階の早い時点で配管出口8a,8bから排出される。よって供試体パネル2の昇温時間が短くなる。なお、実施の形態4では、図2に示すように冷却シュラウド4の両長辺端にヒータブロック6a,6bを設けてもよいし、図8に示すように冷却シュラウド4の両長辺端部および両短辺端部にヒータブロック6a〜6dを設けてもよい。
以上のように実施の形態4によれば、冷却シュラウドと供試体パネルとが平行に設けられ、かつ、冷却シュラウドと供試体パネルとが水平に設けられることによって配管内の液体窒素が昇温初期段階の早い時点で配管から排出されるので供試体パネル2の昇温時間を短くすることができる。
なお、変形例として、本発明の熱真空試験装置はヒータブロックを冷却シュラウドの全面に設置して冷却シュラウド全体の温度制御を行なってもよい。この変形例ではヒータブロックを冷却シュラウド上に置くのではなく、冷却シュラウドに最初からヒータを埋め込んだ構造を特徴とする。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
実施の形態1の熱真空試験装置を示す図である。 図1の冷却シュラウド4におけるヒータブロックの設置位置を示す図である。 図2の冷却シュラウド4の構成要素を詳細に示す図である。 図3のIV−IV部の断面図である。 実施の形態1の熱真空試験装置において温度制御に関する部分の構成を模式的に示すブロック図である。 冷却シュラウド4において温度変化のシミュレーションが行なわれた場所を示す図である。 図6に示すポイントA1〜A6における温度変化のシミュレーション結果を示すグラフである。 実施の形態2の熱真空試験装置において冷却シュラウド4上に設置されるヒータブロックの位置を示す図である。 実施の形態2の熱真空試験装置において、温度制御に関する部分の構成を模式的に示すブロック図である。 実施の形態3の熱真空試験装置における制御装置CTRLの温度制御を説明するフローチャートである。 実施の形態4の熱真空試験装置における冷却シュラウドの設置構成を示す図である。
符号の説明
1 フレーム、2 供試体パネル、3 加熱ランプ群、4 冷却シュラウド、4a 第1の領域、4b 第2の領域、5a,5b 液体窒素配管、6a〜6d ヒータブロック、7a,7b 配管入口、8a,8b 配管出口、9 冷却フィン、10 ヒータ、11 温度センサ、12 ネジ、40,60 端部、50 中央部、100 真空チャンバ、A1〜A6 ポイント、B1〜B6 曲線、CTRL 制御装置、S1〜S7 ステップ、T1 温度センサ。

Claims (3)

  1. 供試体パネルを設置することが可能な真空チャンバと、
    前記真空チャンバ内に、前記供試体パネルの第1の主表面と対向するように設けられ、前記供試体パネルを冷却する冷却パネルと、
    前記冷却パネルの一部、あるいは全面を加熱する複数のヒータブロックとを備え
    前記複数のヒータブロックの各々は、
    設置場所の温度を測定する第1の温度センサと、
    電力が供給されて発熱するヒータとを含み、
    前記冷却パネルの中央部に設けられる第2の温度センサと、
    前記第1の主表面と平行な前記供試体パネルの第2の主表面に対向するように設けられる加熱ランプ群と、
    前記第1の温度センサから前記設置場所の温度の測定結果である第1の測定結果を受けて、前記設置場所の温度が所定の温度になるように、前記第1の温度センサに対応する前記ヒータに供給する電力を前記複数のヒータブロックごとに制御する制御装置とをさらに備え
    前記制御装置は、前記加熱ランプ群が前記供試体パネルを加熱する加熱工程において、前記中央部の温度の測定結果である第2の測定結果を前記第2の温度センサから受け、前記所定の温度が前記中央部の温度と等しいか、または、前記中央部の温度よりも高くなるように、前記ヒータに供給する電力を前記複数のヒータブロックごとに制御する、熱真空試験装置。
  2. 熱真空試験装置であって、
    供試体パネルを設置することが可能な真空チャンバと、
    前記真空チャンバ内に、前記供試体パネルの第1の主表面と対向するように設けられ、前記供試体パネルを冷却する冷却パネルと、
    前記冷却パネルの一部、あるいは全面を加熱する複数のヒータブロックとを備え、
    前記複数のヒータブロックの各々は、
    設置場所の温度を測定する温度センサと、
    電力が供給されて発熱するヒータとを含み、
    前記熱真空試験装置は、
    前記温度センサから前記設置場所の温度の測定結果を受けて、前記設置場所の温度が所定の温度になるように、前記温度センサに対応する前記ヒータに供給する電力を前記複数のヒータブロックごとに制御する制御装置をさらに備え、
    前記冷却パネルは、長方形であり、
    前記冷却パネルは、前記長方形の4つの辺のうちの平行な2辺をそれぞれ含む第1、第2の端部と、前記第1、第2の端部の間にある中央部とを有し、前記中央部によって前記第1の端部を含む第1の領域と、前記第2の端部を含む第2の領域とに分割され、
    前記熱真空試験装置は、
    前記第1の領域を覆うように蛇行し、前記第1の端部に第1の入口が設けられ、前記中央部に第1の出口が設けられて、内部を冷媒が流れる第1の配管と、
    前記第2の領域を覆うように蛇行し、前記第2の端部に第2の入口が設けられ、前記中央部に第2の出口が設けられて、内部を冷媒が流れる第2の配管とをさらに備え、
    前記複数のヒートブロックのうちの少なくとも2つのヒートブロックは、前記第1の入口および前記第2の入口をそれぞれ加熱する、熱真空試験装置。
  3. 熱真空試験装置であって、
    供試体パネルを設置することが可能な真空チャンバと、
    前記真空チャンバ内に、前記供試体パネルの第1の主表面と対向するように設けられ、前記供試体パネルを冷却する冷却パネルと、
    前記冷却パネルを加熱する複数のヒータブロックと、
    前記第1の主表面と平行な前記供試体パネルの第2の主表面に対向するように設けられる加熱ランプ群とを備え、
    前記冷却パネルは、長方形であって、前記長方形の4つの辺のうちの平行な2辺をそれぞれ含む第1、第2の端部の間にある中央部によって、前記第1の端部を含む第1の領域と、前記第2の端部を含む第2の領域とに分割され、
    前記熱真空試験装置は、
    前記第1の領域を覆うように蛇行し、前記第1の端部に第1の入口が設けられ、前記中央部に第1の出口が設けられて、内部を冷媒が流れる第1の配管と、
    前記第2の領域を覆うように蛇行し、前記第2の端部に第2の入口が設けられ、前記中央部に第2の出口が設けられて、内部を冷媒が流れる第2の配管とをさらに備え、
    前記複数のヒートブロックは、前記平行な2辺を含む前記冷却パネルの端部を加熱する位置に配置され、かつ、設置場所の温度を測定する温度センサと、電力が供給されて発熱するヒータとを含み、
    前記熱真空試験装置は、
    前記温度センサから前記設置場所の温度の測定結果を受けて、前記設置場所の温度が所定の温度になるように、前記温度センサに対応する前記ヒータに供給する電力を前記複数のヒータブロックごとに制御する制御装置をさらに備え
    前記制御装置は、前記加熱ランプ群が前記供試体パネルを加熱する加熱工程において、前記複数のヒートブロックが前記冷却パネルの端部を加熱するように、前記ヒータに供給する前記電力を制御する、熱真空試験装置。
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