JP4179518B1 - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】本願発明は、ゴルフクラブ購入後であってもゴルフクラブのロフト角等をプレーヤーの体形や好みに応じて容易に、かつ、プレーヤー自身やゴルフショップなどがプレー中以外で微妙に変えることができるとともに、公式競技でも使用可能で降水中に使用しても水が滞留する恐れがなく、ソール凹み部の底面に過大な押圧力が掛かる恐れがないゴルフクラブを提供する。
【解決手段】
ゴルフクラブヘッドのソール面に所定の平面形状を有するソール凹み部を凹設し、このソール凹み部と平面形状が略同一であって該ソール凹み部に嵌合する着脱可能な板状の角度調整板の中央部分および/またはバックフェース側をソール面から所望の突出高さを以って固定させることにより、ロフト角等を変化せしめる構成とした。
【選択図】図6

Description

本願発明は、ゴルフクラブヘッドに関し、とくにロフト角等の調整可能なゴルフクラブヘッドに関する。
ゴルフクラブのロフト角、ライ角およびフェース角(以下、「ロフト角等」という。)は、プレイヤーの体型やプレイスタイルに応じて様々なものが要求されるため、ゴルフクラブ購入後であってもロフト角等を変えることができるゴルフクラブが提案されている。
たとえば、特開2001-46557号公報に開示された発明があるが、この発明は、ゴルフクラブのライ角をプレイヤーの体形や好みに応じて容易に変えることができるゴルフクラブを提供することを目的としていて、その構成を、クラブゴルフクラブヘッドの内部に傾斜状態で固定されるプレートと、このプレートに穿設されてクラブシャフトの傾斜角をガイドするガイド孔と、このガイド孔に対応してクラブゴルフクラブヘッドの挿入状態で取り付けられるシャフト固定管と、このシャフト固定管に挿入された状態で固定されるクラブシャフトと、からなるものとしている。
この特開2001-46557号公報に開示のゴルフクラブは、プレートに穿設されたガイド孔の位置と数(実施例では5箇所に穿設されている。)によって、ゴルフクラブのライ角が断続的に定まり、ライ角を連続的に微妙に変えることはできない。
この問題点を解決すべく、本願出願人は、ゴルフクラブのロフト角等を任意に変える技術を提案していて、その技術の1つは、特開2002-282400号公報に開示され、1つは現在出願中であって(特願2006-531308)、WO2006/018929号公報に国際公開されている。
特開2003-62131号公報に開示の発明の構成については、図8を基に概説する。なお、図8は、特開2003-62131号公報に開示の実施例に係るゴルフクラブヘッドの見上げ図(図8(a))および側面図(図8(b))である。
ゴルフクラブヘッド101のソール面102には側面から見て一方向にテーパーのついた円盤203が回動自在に添着されていて、この円盤103を回動させることにより、ゴルフクラブのロフト角等が変化し、所望の円盤103の回動位置で円盤103をゴルフクラブヘッド101のソール面102に固定させるものである。
そして、特願2006-531308号に係る発明は、「後加工でゴルフクラブのロフト角、フェース角およびウエイトをプレイヤーの体形や好みに応じて容易に、かつ、微妙に変えることができ、公式競技でも使用可能なゴルフクラブを提供する。」ことを目的としていて、この目的を達成するために採用した構成について、図9を基に概説する。なお、図9は、実施例に係るロフト角等の調整可能なゴルフクラブのヘッドのソール面の部分断面図である。
ゴルフクラブヘッド201のソール面210には平面から見た形状がフェース212側の1辺がバックフェース214側の1辺よりも長い略台形のソール凹み部224が凹設されていて、ソール凹み部224に平面の形状が略同一のソールウエイト228が嵌合している。このソールウエイト228は略台形の縁部から立上る周壁を有し、フェース212側の周壁の高さよりもバックフェース214側の周壁の高さのほうが高くなるように形成されている。
そして、ソールウエイト228は2個の頭付ボルト240によりソール面210に対する突出高さが調整されて止めビス236により、ソールウエイト228の突出高さが固定されるようになっている。
特開2001-46557号公報 特開2003-62131号公報 WO2006/018929号公報
しかしながら、特開2003-62131号公報に開示の発明は、ゴルフクラブヘッド201のソール面202に添着された円盤203を回動させることにより、ロフト角等を変えるものであるため、ゴルフ規則のゴルフクラブに関する付属規則に抵触する恐れがあって、公式競技で使用することは難しい。
また、特願2006-531308号の発明は、ゴルフクラブ購入後にゴルフクラブのロフト角等をプレイヤーの体形や好みに応じて容易に、かつ、微妙に変えることができ、公式競技でも使用可能なゴルフクラブではあるが、ソールウエイト328を縁部から立上る周壁を有するボックス型としているため、ソールウエイト328内に水が滞留する恐れがあるとともに、ソールウエイト328の周壁がソール凹み部224の底面に線接触しているため、線接触しているソール凹み部224の底面に過大な押圧力が掛かる恐れがある。
そこで、本願発明は、ゴルフクラブ購入後であってもゴルフクラブのロフト角等をプレイヤーの体形や好みに応じて容易に、かつ、プレイヤー自身やゴルフショップなどがプレー中以外で微妙に変えることができるとともに、公式競技でも使用可能で降水中に使用しても水が滞留する恐れがなく、ソール凹み部の底面に過大な押圧力が掛かる恐れがないゴルフクラブを提供することを目的とする。
本願請求項1に係るゴルフクラブヘッドは、ゴルフクラブヘッドのソール面に凹設され該ソール面に対し該ゴルフクラブヘッドのフェース側がバックフェース側と同一の深さまたはフェース側がバックフェース側よりも浅くなるように形成された底面を有し所定の平面形状を有するソール凹み部と、平面形状が前記ソール凹み部の平面形状と略同一であって該ソール凹み部に着脱可能に嵌合する表面が平滑な第1の角度調整板、第2の角度調整板または第3の角度調整板の内のいずれか1つの板状の角度調整板と、前記角度調整板をソール凹み部に嵌着させる頭付きねじである第1のねじおよび/または中心軸に螺入孔が穿設された頭付き親ねじと該螺入孔に螺入する頭付き子ねじからなる第2のねじと、からなり、前記角度調整板を貫通する前記第1のねじおよび/または第2のねじを介して前記ソール凹み部に嵌着された該角度調整板のフェース側の高さは前記ソール面に略面一であるとともに該角度調整板のフェース側は該ソール凹み部の底面に面で密着し、該角度調整板のバックフェース側および/または該角度調整板の前記ゴルフクラブヘッドのフェース面に略平行な中央部分は該ソール面に対し所定の高さに突出することにより該角度調整板が前記ソール面に対し所望の角度で固着され、前記第1の角度調整板は1枚の板からなりバックフェース側に向けてその板厚が略同一または徐々に厚くなるとともに前記ソール凹み部の底面に該第1の角度調整板のフェース側が面で密着して嵌合したときにバックフェース側には該第1の角度調整板と該ソール凹み部の底面との間に所定の間隙を有するように形成され、前記第2の角度調整板は上部角度調整板と下部角度調整板とからなり該上部角度調整板は前記第1の角度調整板と略同一形であり該下部角度調整板は板厚が略同一の平板であって該角度調整板のフェース側が一体となりバックフェース側の上部角度調整板と下部角度調整板との間に所定の間隙を有するように形成され、前記第3の角度調整板は1枚の板からなりフェース側とバックフェース側との間の中央部分はフェース側およびバックフェース側よりもその板厚が薄くなるとともに前記ソール凹み部に該第3の角度調整板が嵌合したときに該中央部分には該第3の角度調整板と該ソール凹み部の底面との間に所定の間隙を有するように形成される、ことを特徴としている。
なお、「面一」とは、ソール面に対する角度調整板のフェースの高さが「0」である場合をいい、「面で密着」とは、角度調整板のソール凹み部の底面側とソール凹み部の底面とが面で接触して密着することをいう。また、所定の高さには略「0」である場合を含む。
また、本願特許請求の範囲、明細書および図面における「上」、「下」および「底」の概念は、ソール面を上向きにしたときの状態のものをいう。
そして、本願請求項2に係るゴルフクラブヘッドは、請求項1に記載のゴルフクラブヘッドであって、前記ソール凹み部の平面形状はフェース面に略平行な一辺と該一辺の両端からバックフェース側に向かって延伸する左右の辺を有し該左右の辺はバックフェース側で連結される、ことを特徴としている。
さらに、本願請求項3に係るゴルフクラブヘッドは、請求項2に記載のゴルフクラブヘッドであり、前記左右の辺は直線および/または曲線であって該左右の辺間の前記一辺に平行な幅は略同一またはバックフェース側に向けて徐々に狭まるように形成され該左右の辺の先端部はフェース面またはバックフェース面に略平行に曲折されて連結される、ことを特徴としている。
また、本願請求項4に係るゴルフクラブヘッドは、請求項1ないし請求項3に記載のゴルフクラブヘッドであって、前記ソール凹み部の底面にはフェース側に第1の螺入孔およびバックフェース側に第2の螺入孔が穿設され、前記第1の角度調整板を貫通して前記第1の螺入孔に螺入する前記第1のねじにより該第1の角度調整板のフェース側が前記ソール凹み部の底面に面で密着して固定され、前記第1の角度調整板を貫通して前記第2の螺入孔に螺入する前記第2のねじにより該第1の角度調整板のバックフェース側が該第2のねじの頭付き親ねじの頭部と頭付き子ねじの頭部に挟持されて前記ソール面に対し所定の高さに突出することにより該第1の角度調整板が前記ソール面に対し所望の角度で固着される、ことを特徴としている。
そして、本願請求項5に係るゴルフクラブヘッドは、請求項1ないし請求項3に記載のゴルフクラブヘッドであって、前記ソール凹み部の底面にはフェース側に第1の螺入孔、バックフェース側に第2の螺入孔および該第1の螺入孔と該第2の螺入孔の中間部に第3の螺入孔が穿設され、前記第1の角度調整板を貫通して前記第1の螺入孔に螺入する前記第1のねじにより該第1の角度調整板のフェース側が前記ソール凹み部の底面に面で密着して固定され、前記第1の角度調整板を貫通して前記第2の螺入孔に螺入する前記第1のねじまたは前記第2のねじにより該第1の角度調整板のバックフェース側が該第1のねじの頭部に押圧されまたは該第2のねじの頭付き親ねじの頭部と頭付き子ねじの頭部に挟持されて該第1の角度調整板のバックフェース側が前記ソール面に対し所定の高さに突出して固定され、前記第3の螺入孔に螺入する前記第1のねじまたは前記第1の角度調整板を貫通して該第3の螺入孔に螺入する前記第2のねじにより該第1の角度調整板の中央部分が該第1のねじの頭部に前記ソール凹み部の底面側から押圧されまたは該第2のねじの頭付き親ねじの頭部と頭付き子ねじの頭部に挟持されて該第1の角度調整板の中央部分が前記ソール面に対し所定の高さに突出することにより該第1の角度調整板が前記ソール面に対し所望の角度を以って固着される、ことを特徴としている。
さらに、本願請求項6に係るゴルフクラブヘッドは、請求項1ないし請求項3に記載のゴルフクラブヘッドであって、前記ソール凹み部の底面にはフェース側に第1の螺入孔およびバックフェース側に第2の螺入孔が穿設され、前記第1の角度調整板を貫通して前記第1の螺入孔に螺入する前記第1のねじにより該第1の角度調整板のフェース側が前記ソール凹み部の底面に密着して固定され、前記第1の角度調整板を貫通して前記第2の螺入孔に螺入する前記第1のねじまたは前記第2のねじにより該第1の角度調整板のバックフェース側が該第1のねじの頭部に押圧されまたは該第2のねじの頭付き親ねじの頭部と頭付き子ねじの頭部に挟持されて固定され、前記所定の間隙内に挿入され側面から見た形状が前記ソール凹み部の底面の反対側に突出する突出部を有する突出高さ調整金物にバックフェース側から挿通された連結棒が連結されて該連結棒を介して該突出高さ調整金物がフェース〜バックフェース方向に摺動して前記第1の角度調整板の中央部分が該突出高さ調整金物に押圧されて前記ソール面に対し所定の高さに突出することにより該第1の角度調整板が前記ソール面に対し所望の角度を以って固着される、ことを特徴としている。
また、本願請求項7に係るゴルフクラブヘッドは、請求項1ないし請求項3に記載のゴルフクラブヘッドであって、前記ソール凹み部の底面にはフェース側に第1の螺入孔およびバックフェース側に第2の螺入孔が穿設され、前記第2の角度調整板を貫通して前記第1の螺入孔に螺入する前記第1のねじにより該第2の角度調整板のフェース側が前記ソール凹み部の底面に密着して固定され、前記第2の角度調整板を貫通して前記第2の螺入孔に螺入する前記第2のねじにより前記上部角度調整板のバックフェース側が該第2のねじの頭付き親ねじの頭部と頭付き子ねじの頭部に挟持されて該上部角度調整板のバックフェース側が前記ソール面に対し所定の高さに突出することにより該第2の角度調整板が前記ソール面に対し所望の角度を以って固着される、ことを特徴としている。
そして、本願請求項8に係るゴルフクラブヘッドは、請求項1ないし請求項3に記載のゴルフクラブヘッドであって、前記ソール凹み部の底面にはフェース側に第1の螺入孔、バックフェース側に第2の螺入孔および該第1の螺入孔と該第2の螺入孔の中間部に第3の螺入孔が穿設され、前記第2の角度調整板を貫通して前記第1の螺入孔に螺入する前記第1のねじにより該第2の角度調整板のフェース側が前記ソール凹み部の底面に密着して固定され、前記第2の角度調整板を貫通して前記第2の螺入孔に螺入する前記第1のねじまたは前記第2のねじにより前記上部角度調整板のバックフェース側が該第1のねじの頭部に押圧されまたは該第2のねじの頭付き親ねじの頭部と頭付き子ねじの頭部に挟持されて該上部角度調整板のバックフェース側が前記ソール面に対し所定の高さに突出して固定され、前記第3の螺入孔に螺入する前記第1のねじまたは前記第2の角度調整板を貫通して該第3の螺入孔に螺入する前記第2のねじにより前記上部角度調整板の中央部分が該第1のねじの頭部に前記ソール凹み部の底面側から押圧されまたは該第2のねじの頭付き親ねじの頭部と頭付き子ねじの頭部に挟持されて該上部角度調整板の中央部分が前記ソール面に対し所定の高さに突出することにより前記第2の角度調整板が前記ソール面に対し所望の角度を以って固着される、ことを特徴としている。
さらに、本願請求項9に係るゴルフクラブヘッドは、請求項1ないし請求項3に記載のゴルフクラブヘッドであって、前記ソール凹み部の底面にはフェース側に第1の螺入孔およびバックフェース側に第2の螺入孔が穿設され、前記第2の角度調整板を貫通して前記第1の螺入孔に螺入する前記第1のねじにより該第2の角度調整板のフェース側が前記ソール凹み部の底面に密着して固定され、前記第2の角度調整板を貫通して前記第2の螺入孔に螺入する前記第1のねじまたは前記第2のねじにより前記上部角度調整板のバックフェース側が該第1のねじの頭部に押圧されまたは該第2のねじの頭付き親ねじの頭部と頭付き子ねじの頭部に挟持されて該上部角度調整板のバックフェース側が前記下部角度調整板に対し所定の間隙を以って固定され、前記所定の間隙内に挿入され側面から見た形状が前記ソール凹み部の底面の反対側に突出する突出部を有する突出高さ調整金物にバックフェース側から挿通された連結棒が連結されて該連結棒を介して該突出高さ調整金物がフェース〜バックフェース方向に摺動して前記第2の角度調整板の中央部分が該突出高さ調整金物に押圧されて前記ソール面に対し所定の高さに突出することにより該第2の角度調整板が前記ソール面に対し所望の角度を以って固着される、ことを特徴としている。
また、本願請求項10に係るゴルフクラブヘッドは、請求項1ないし請求項3に記載のゴルフクラブヘッドであって、前記ソール凹み部の底面にはフェース側に第1の螺入孔、バックフェース側に第2の螺入孔および該第1の螺入孔と該第2の螺入孔の中間部に第3の螺入孔が穿設され、前記第3の角度調整板を貫通して前記第1の螺入孔および前記第2の螺入孔に螺入する前記第1のねじにより少なくとも該第3の角度調整板のフェース側が前記ソール凹み部の底面に密着して固定され、前記第3の螺入孔に螺入する前記第1のねじまたは前記第3の角度調整板を貫通して該第3の螺入孔に螺入する前記第2のねじにより該第3の角度調整板の中央部分が該第1のねじの頭部に前記ソール凹み部の底面側から押圧されまたは該第2のねじの頭付き親ねじの頭部と頭付き子ねじの頭部に挟持されて該第3の角度調整板の中央部分が前記ソール面に対し所定の高さに突出することにより該第3の角度調整板が前記ソール面に対し所望の角度を以って固着される、ことを特徴としている。
なお、ソール面に対する「所定の高さ」については、ゴルフ規則等において制限が課せられた場合には、当該制限内とすることは勿論である。
本願各請求項に係る発明は上記の構成により以下の効果を奏する。
(1)本願請求項1および本願請求項3に係るゴルフクラブヘッドは、ゴルフクラブヘッドのソール面に凹設されたソール凹み部に角度調整板が嵌合して当該角度調整板のフェース側の高さはソール面に略面一とし、バックフェース側またはフェース側およびバックフェース側との間の中央部分をソール面に対し所定の高さに突出させて当該角度調整板をソール面に対し所望の角度で固着させることとしている。このため、ゴルフクラブ購入後であってもプレイヤー自身やゴルフショップなどでゴルフクラブのロフト角等をプレイヤーの体形や好みに応じて容易に、かつ、微妙に変えることができるとともに、公式競技でも使用可能なゴルフクラブとすることができる。また、角度調整板はソール凹み部の底面に面で密着するため、ソール凹み部の底面に過大な押圧力が掛かる恐れがなく耐久性が向上する。
なお、前述したようにロフト角等とは、ロフト角、ライ角およびフェース角をいうが、実際にはライ角およびフェース角の角度調整は、ソール面の角度とゴルフクラブヘッドに挿入されるシャフトの傾きとの相互作用により可能になる。
(2)本願各請求項に係るゴルフクラブヘッドに使用する第1の角度調整板、第2の角度調整板または第3の角度調整板のいずれも板状の角度調整板であるため、たとえ、ソール凹み部内に水が入り込んでも滞留する恐れがない。
(3)第1の角度調整板および第3の角度調整板は1枚の板であるため、その構成も構造も単純であり加工が容易である。また、第2の角度調整板は上部角度調整板と下部角度調整板とを併せた形状であり、かつ、下部角度調整板は平板であるのでその構造は単純であり加工が容易であるとともに、下部角度調整板はソール凹み部の底面に密着することになるので角度調整板はより強固にソール凹み部に固定される。なお、角度調整板は、金属製とした場合は勿論であるが、合成樹脂製とした場合には、より容易に加工することができる。また、合成樹脂製とする場合は、炭素繊維や金属繊維で補強することが好ましい。
(4)本願請求項4および本願請求項7に係るゴルフクラブヘッドでは、バックフェース側がソール面に対し所定の高さに突出することにより角度調整板がソール面に対し所望の角度を以って固着されることとしていて、第1のねじおよび第2のねじの2個のねじにより角度調整板を嵌着させているため、構成部材が少なくその構造も簡単でありソール面に対する角度調整板の角度調整が簡単にできる。
(5)本願請求項5、本願請求項8および本願請求項10に係るゴルフクラブヘッドでは、角度調整板の中央部分がソール面に対し所定の高さに突出することにより、角度調整板をソール面に対し所望の角度を以って固着することとしている。このため、ソール面に対する「所定の高さ」について制限が課せられた場合であっても、ソール面に対する角度調整板の角度調整を前記の本願請求項4および本願請求項7に係るゴルフクラブヘッドよりも広い範囲でできることになる。
(6)本願請求項6および本願請求項9に係るゴルフクラブヘッドでは、角度調整板の中央部分のソール面に対する所定の高さに突出させる手段として、所定の間隙内に挿入した突出部を有する突出高さ調整金物に拠っている。このため、第1の螺入孔および第2の螺入孔に螺入する第1のねじおよび/または第2のねじで角度調整板のフェース側およびバックフェース側を固定した後でも、あるいは、フェース側およびバックフェース側間の任意の位置でソール面に対する所定の高さの調整をすることができる。
本発明を実施するための最良の形態に係る実施例1ないし実施例4について、図1ないし図7に基づいて説明する。
なお、図1は、実施例1および実施例2に係るゴルフクラブヘッドのソール面の斜視図であり、図2は、実施例1に係るゴルフクラブヘッドの図1におけるI−I矢視断面図であり、図3は、実施例2に係るゴルフクラブヘッドの図1におけるI−I矢視断面図であり、図4は、実施例3および実施例4に係るゴルフクラブヘッドのソール面の斜視図であり、図5は、実施例3に係るゴルフクラブヘッドの図4におけるIV−IV矢視断面図であり、図6は、実施例4に係るゴルフクラブヘッドの図4におけるIV−IV矢視断面図であり、図7は、実施例に係るゴルフクラブヘッドに使用する第1のねじおよび第2のねじの側面図であり、図7(a)は第1のねじの側面図、図7(b)は第2のねじの側面図、である。
図1ないし図7において、符号1は実施例1に係るゴルフクラブヘッド、符号2は実施例2に係るゴルフクラブヘッド、符号3は実施例3に係るゴルフクラブヘッド、符号4は実施例4に係るゴルフクラブヘッド、符号11はソール面、符号13はフェース、符号15はバックフェース、符号17はソール凹み部、符号21は第1の螺入孔、符号22は第2の螺入孔、符号23は第3の螺入孔、符号25は挿通孔、符号31は第1の角度調整板、符号32は第2の角度調整板、符号321は上部角度調整板、符号323は下部角度調整板、符号33は第3の角度調整板、符号35は間隙、符号41は第1のねじ、符号42は第2のねじ、符号421は頭付き親ねじ、符号423は頭付き子ねじ、符号45は突出高さ調整金物、符号47は連結棒、である。
まず、実施例1に係るゴルフクラブヘッド1について、図1、図2および図7を基に説明する。
実施例1に係るゴルフクラブは、ゴルフクラブヘッド1とその一端にグリップが装着されたシャフト(図示外)とからなるが、本願各発明は、ゴルフクラブヘッドのソール部に特徴があるので、以下の説明ではゴルフクラブヘッドのソール部について説明する。
ゴルフクラブヘッド1のソール面11には、平面から見た形状が略台形を呈するソール凹み部17が凹設されている。この略台形は、フェース13側の1辺をフェース13面に略平行な曲線とし、バックフェース15側の一辺をバックフェース15面に略平行な曲線としていて、かつ、フェース13側の一辺はバックフェース15側の1辺よりも長く、フェース13側の一辺の両端およびバックフェース15側の一辺の両端をそれぞれ結んだ左右の辺は略直線になっている。そして、ソール凹み部17は略垂直に凹んでいて、その凹みの深さは、フェース13側よりバックフェース15側が深くなっている。なお、ソール凹み部17の面の形状や凹みの深さは、適宜変えることができ、たとえば、ソール凹み部17の左右の辺間の距離(フェース13側の一辺に平行な幅)をバックフェース15側に向けて徐々に狭まるように曲線状にして内側に向けて凹ましても良い。
そして、ソール凹み部17の底面のフェース13側とバックフェース15側には、それぞれ内周面に雌ねじが螺刻された第1の螺入孔21と第2の螺入孔22が穿設されている。
実施例1に使用する第1の角度調整板31の平面から見た形状は、ソール凹み部17の平面形状と略同一になるように形成されていて、ソール凹み部17に嵌合するようになっている。そして、第1の角度調整板31の側面から見た形状は、バックフェース15側に向けてその板厚が徐々に厚くなるとともに第1の角度調整板31のフェース13側がソール凹み部17の底面に密着して嵌合したときにバックフェース15側には第1の角度調整板31とソール凹み部17の底面との間に所定の間隙35を有するように形成されている。さらに、第1の角度調整板31をソール凹み部17に嵌合したときの第1の螺入孔21と第2の螺入孔22に対応する第1の角度調整板31には、第1のねじ41および第2のねじ42が貫通する貫通孔が貫設されている。
第1のねじ41は頭部を有する頭付きのねじであって、実施例ではこの頭部が背の低い円筒形の平頭となっている。そして、第2のねじ42はいずれも頭部を有する頭付き親ねじ421と頭付き子ねじ423からなっていて、頭付き子ねじ423は第1のねじ41と同様の形状を呈し、頭付き親ねじ421の中心軸に穿設された螺入孔に螺入するようになっている。なお、実施例では頭付き親ねじ421の頭部が半球に近い形の丸頭となっている。
ここで、ゴルフクラブヘッド1のロフト角等の調整方法についての手順例について説明する。
(1)第2の螺入孔22に第2のねじ42の頭付き親ねじ421のみを螺入させ、第1の角度調整板31がソール凹み部17に嵌着したときに第1の角度調整板31のバックフェース15側が所定の高さに突出するように頭付き親ねじ421の頭部の高さを調整する。
頭付き親ねじ421を螺入させるときには、頭付き親ねじ421のねじ部の表面に樹脂を塗布しておく。
(2)第1の角度調整板31をソール凹み部17に嵌合させ、第1の角度調整板31を貫通させ第1の螺入孔21に第1のねじ41を螺入させて、ソール凹み部17の底面に第1の角度調整板31を密着させて固定する。
この状態において、第1の角度調整板31のフェース13側の表面はソール面11と面一となる。
(3)第1の角度調整板31を貫通して第2のねじ42の頭付き子ねじ423を頭付き親ねじ421の螺入孔に螺入させ、さらに頭付き子ねじ423を締め付ける。これにより第1の角度調整板31のバックフェース15側が第2のねじ42の頭付き親ねじ421の頭部と頭付き子ねじ423の頭部に挟持されて確りと固定されるとともに第1の角度調整板31のバックフェース15側が所定の高さに突出することになる。
なお、前記の手順(1)で、頭付き親ねじ421のねじ部の表面に塗布した樹脂の作用により、頭付き子ねじ423を締め付けても頭付き親ねじ421が共回りすることはない。
以上の手順を経て、床上に置いたゴルフクラブヘッド1のソール面11の角度が調整され、ゴルフクラブヘッド1のロフト角等が調整されるが、調整後の第1の角度調整板31の表面は、側面から見て直線となることは少なく、多くの場合は外側に凹や凸の曲線となる。
つぎに、実施例2に係るゴルフクラブヘッド2について、図1、図3および図7を基に説明するが、実施例2は実施例1と略同様の構成であり、異なるところは角度調整板の構造であるので、主に、第2の角度調整板32について説明する。
実施例2に使用する第2の角度調整板32は、上部角度調整板321および下部角度調整板323から構成されていて、第2の角度調整板32の平面から見た形状は、上部角度調整板321も下部角度調整板323もソール凹み部17の平面形状と略同一になるように形成されていて、ソール凹み部17に嵌合するように形成されている。
そして、第2の角度調整板32の側面から見た形状は、上部角度調整板321が第1の角度調整板32と略同様に形成され下部角度調整板323は板厚が略同一に形成されて、第2の角度調整板32のフェース13側が一体となり、バックフェース15側の上部角度調整板321と下部角度調整板323との間には所定の間隙35を有するように形成されている。さらに、第2の角度調整板32をソール凹み部17に嵌合させたときの第1の螺入孔21と第2の螺入孔22に対応する上部角度調整板321には、第1のねじ41および第2のねじ42が貫通する貫通孔が貫設されるとともに下部角度調整板321にも第2のねじ42が貫通する貫通孔が貫設されている。
第1のねじ41および第2のねじ42については、実施例1で説明したので省略する。また、実施例2に係るゴルフクラブヘッド2のロフト角等の調整方法についての手順例についても、実施例1と同様であるのでその説明を省略する。
実施例1と同様の手順を経て、床上に置いたゴルフクラブヘッド2のソール面11の角度が調整され、ゴルフクラブヘッド2のロフト角等が調整されるが、第2の角度調整板32は下部角度調整板321により、より強固にソール凹み部17に固着する。
つぎに、実施例3に係るゴルフクラブヘッド3について、図4、図5および図7を基に説明するが、実施例3は実施例1や実施例2と同様の構成も多いので、ここでは異なるところを、主に説明する。
ゴルフクラブヘッド3のソール面11に凹設されるソール凹み部17の形状と構成については、実施例1と同様であるが、実施例3におけるソール凹み部17のバックフェース15側には、フェース13〜バックフェース15方向に並行に2つの挿通孔25、25が貫設されている。
また、実施例3で使用する第1の角度調整板31の形状と構成については、実施例1と同様であるのでその説明を省略するが、第1の角度調整板31に代えて実施例2で使用した第2の角度調整板32を使用しても良い。さらに、第1のねじ41および第2のねじ42についても、実施例1で説明したが、第2の螺入孔22に螺入させる第2のねじ42に代えて第1のねじ41を使用しても良い。
実施例3で使用する突出高さ調整金物45は、平面から見ると略矩形であり、側面から見るとテーパーの付いた楔状となっている。そして、突出高さ調整金物45には、フェース13〜バックフェース15方向に並行に2つの螺入孔が穿設されていて、この2つの螺入孔のそれぞれに丸棒の先端部に雄ねじが螺刻された連結棒47、47が螺入されるようになっている。なお、側面から見た突出高さ調整金物45は楔形以外に、たとえば中央部が盛り上がった山形であっても良い。
ここで、ゴルフクラブヘッド3のロフト角等の調整方法についての手順例について説明する。
(1)第2の螺入孔22に第2のねじ42の頭付き親ねじ421のみを螺入させ、第1の角度調整板31がソール凹み部17に嵌着したときに第1の角度調整板31のバックフェース15側が所定の高さに突出するように頭付き親ねじ421の頭部の高さを調整する。
頭付き親ねじ421を螺入させるときには、頭付き親ねじ421のねじ部の表面に樹脂を塗布しておく。
(2)ソール凹み部17の底面上に突出高さ調整金物45を仮置きし、連結棒47、47を挿通孔25、25から挿通させて突出高さ調整金物45に穿設された螺入孔に螺入させるとともに、突出高さ調整金物45をフェース13〜バックフェース15方向に摺動させて、所定の位置にセットする。
(3)第1の角度調整板31をソール凹み部17に嵌合させ、第1のねじ41を第1の角度調整板31を貫通させ、第1の螺入孔21に螺入させる。さらに第1のねじ41を締め付けるとソール凹み部17の底面に第1の角度調整板31が密着して固定される。
この状態において、第1の角度調整板31のフェース13側の表面はソール面11と面一となる。
(4)第1の角度調整板31を貫通して第2のねじ42の頭付き子ねじ423を頭付き親ねじ421の螺入孔に螺入させ、さらに頭付き子ねじ423を締め付ける。これにより第1の角度調整板31のバックフェース15側が第2のねじ42の頭付き親ねじ421の頭部と頭付き子ねじ423の頭部に挟持されて確りと固定されるとともに、第1の角度調整板31の中央部分(突出高さ調整金物45の突出部分が第1の角度調整板31に当接した部分)が所定の高さに突出することになる。
なお、前記の手順(1)で、頭付き親ねじ421のねじ部の表面に塗布した樹脂の作用により、頭付き子ねじ423を締め付けても頭付き親ねじ421が共回りすることはない。
(5)その後、連結棒47を右回りに回転させると、連結棒47は突出高さ調整金物45から外れるのでそのまま引き抜き、必要に応じて挿通孔25に蓋(図示外)を被せる。
以上の手順を経て、床上に置いたゴルフクラブヘッド3のソール面11の角度が調整され、ゴルフクラブヘッド3のロフト角等が調整されるが、調整後の第1の角度調整板31の表面は外側に凸の曲面となる。
つぎに、実施例4に係るゴルフクラブヘッド4について、図4、図6および図7を基に説明するが、実施例4は実施例1ないし実施例2と同様の構成も多いので、ここでは異なるところを、主に説明する。
ゴルフクラブヘッド4のソール面11に凹設されるソール凹み部17の形状と構成については、実施例1と同様であるが、実施例4におけるソール凹み部17の底面には第1の螺入孔21および第2の螺入孔22以外に第1の螺入孔21および第2の螺入孔22との間に第3の螺入孔23が穿設されている。
実施例4では、第1の螺入孔21、第2の螺入孔22および第3の螺入孔23に螺入するねじにいずれも第1のねじ41を使用しているが、第2の螺入孔22および第3の螺入孔23に螺入するねじを第1のねじ41に代えて第2のねじ42としても良い。また、実施例4では、第3の螺入孔23に螺入する第1のねじ41の頭部を半球に近い形の丸頭としているが、他の第1のねじ41の頭部と同様に平頭としても良い。
実施例4に使用する第3の角度調整板33は1枚の板からなり、その平面から見た形状は、ソール凹み部17の平面形状と略同一になるように形成されていて、ソール凹み部17に嵌合するように形成されている。そして、第3の角度調整板33の側面から見た形状は、フェース13側およびバックフェース15側との間の中央部分はフェース13側およびバックフェース15側よりもその板厚が薄くなるとともに、ソール凹み部17にこの第3の角度調整板33が嵌合したときに中央部分には第3の角度調整板33とソール凹み部17の底面との間に所定の間隙35を有するように形成されている。
さらに、第3の角度調整板33をソール凹み部17に嵌合させたときの第1の螺入孔21と第2の螺入孔22に対応する箇所には、第1のねじ41が貫通する貫通孔が貫設されている。なお、第3の螺入孔23に螺入するねじを第2のねじ42とした場合には、第3の螺入孔23に対応する箇所に第2のねじ42が貫通する貫通孔を貫設することになる。
ここで、実施例4に係るゴルフクラブヘッド4のロフト角等の調整方法についての手順例について説明する。
(1)第3の螺入孔23に第1のねじ41を螺入させ、第3の角度調整板33がソール凹み部17に嵌着したときに第3の角度調整板33の中央部分が所定の高さに突出するように第1のねじ41の頭部の高さを調整する。
(2)第3の角度調整板33をソール凹み部17に嵌合させ、第3の角度調整板33を貫通させて第1のねじ41を第1の螺入孔21に螺入させ、さらに、第1のねじ41を締め付けると、ソール凹み部17の底面に第3の角度調整板33が密着して固定される。
この状態において、第3の角度調整板33のフェース13側の表面はソール面11と面一となる。
(3)第3の角度調整板33を貫通させて第1のねじ41を第2の螺入孔22に螺入させ第1のねじ41を締め付ける。第1のねじ41を締め付けることにより第3の角度調整板33の中央部分は、第3の螺入孔23に螺入した第1のねじ41の頭部に押圧されて所定の高さに突出する。
以上の手順を経て、床上に置いたゴルフクラブヘッド4のソール面11の角度が調整され、ゴルフクラブヘッド4のロフト角等が調整されるが、調整後の第1の角度調整板31の表面は実施例3と同様に外側に凸の曲面となる。
図1は、実施例1および実施例2に係るゴルフクラブヘッドのソール面の斜視図である。 図2は、実施例1に係るゴルフクラブヘッドの図1におけるI−I矢視断面図である。 図3は、実施例2に係るゴルフクラブヘッドの図1におけるI−I矢視断面図である。 図4は、実施例3および実施例4に係るゴルフクラブヘッドのソール面の斜視図である。 図5は、実施例3に係るゴルフクラブヘッドの図4におけるIV−IV矢視断面図である。 図6は、実施例4に係るゴルフクラブヘッドの図4におけるIV−IV矢視断面図である。 図7は、実施例に係るゴルフクラブヘッドに使用する第1のねじおよび第2のねじの側面図であり、図7(a)は第1のねじの側面図、図7(b)は第2のねじの側面図である。 図8(a)は、特開2003-62131号公報に開示の実施例に係るゴルフクラブヘッドの見上げ図であり、図8(b)は側面図である。 特願2006-531308号に係る発明の実施例に係るロフト角等の調整可能なウッド型ゴルフクラブのヘッドのソール面の部分断面図である。
符号の説明
1 実施例1に係るゴルフクラブヘッド
2 実施例2に係るゴルフクラブヘッド
3 実施例3に係るゴルフクラブヘッド
4 実施例4に係るゴルフクラブヘッド
11 ソール面
13 フェース
15 バックフェース
17 ソール凹み部
21 第1の螺入孔
22 第2の螺入孔
23 第3の螺入孔
25 挿通孔
31 第1の角度調整板
32 第2の角度調整板
321 上部角度調整板
323 下部角度調整板
33 第3の角度調整板
35 間隙
41 第1のねじ
42 第2のねじ
421 頭付き親ねじ
423 頭付き子ねじ
45 突出高さ調整金物
47 連結棒

Claims (3)

  1. ゴルフクラブヘッドは、ソール面に凹設されるソール凹み部が前記ソール面に対して前記ゴルフクラブヘッドのフェース側がバックフェース側と同一の深さまたはフェース側がバックフェース側よりも浅くなるように形成された底面を有し、その底面は角度調整板33が前記ソール凹み部に嵌合しロフト角、およびフェース角を調整可能にするための螺入孔の箇所はフェース側に第1の螺入孔とバックフェース側に第2の螺入孔が穿設され、また前記第1の螺入孔と前記第2の螺入孔との中間部分に第3の螺入孔が穿設され、前記ソール凹み部の平面形状はフェース側の一辺の両端から前記バックフェース側に向かって延伸する左右の辺を有し前記左右の辺は前記バックフェース側で連結された略台形状のソール凹み部と、平面形状が前記ソール凹み部の平面形状と略同一であって前記ソール凹み部に着脱可能に嵌合する前記角度調整板33と、複数のねじは前記角度調整板33を前記ソール凹み部に嵌着するための前記第1の螺入孔に螺入されるねじと前記第2の螺入孔へ螺入されるねじ、および前記第3の螺入孔に入るねじとからなり、前記角度調整板33は1枚の板からなり前記フェース側及び前記バックフェース側との間の中間部分は前記フェース側および前記バックフェース側よりもその板厚が薄くなるとともに前記ソール凹み部に前記角度調整板33が嵌合したときに前記中間部分には前記角度調整板33と前記ソール凹み部の底面との間に所定の間隙を有し、前記角度調整板33の前記フェース側と前記バックフェース側にねじを通す貫通孔が形成され、前記ソール凹み部の底面の前記中間部分に穿設された前記第3の螺入孔に螺入されるねじと、前記角度調整板33を貫通する前記第1の螺入孔および第2の螺入孔に入るねじを介して前記角度調整板33を固着し、前記角度調整板33の前記中間部分の内側が前記第3の螺入孔に入るねじの頭部に前記ソール凹み部の底側から押圧され前記角度調整板33の前記中間部分が前記ソール面に対して所定の高さに突出することによる前記角度調整板33が前記ソール面に対して所望の角度を以って固定される、ことを特徴とするゴルフクラブ。
  2. 前記角度調整板33は、ゴルフクラブヘッドの前記ソール凹み部のフェース側の高さがソール面に面一に嵌合し、ゴルフクラブヘッドの前記ソール凹み部の底面に穿設した前記第1の螺入孔、前記第2の螺入孔に対応する個所に前記ヘッドのフェース側とバックフェース側にそれぞれ前記のねじが貫通する貫通孔が貫設されている、ことを特徴とする請求項 1に記載のゴルフクラブ。
  3. 前記ソール凹み部を凹設したゴルフクラブヘッドは、前記ソール凹み部の底面に貫通した前記第1の螺入孔と前記第2の螺入孔及び前記第3の螺入孔があり、その平面から見た形状は前記角度調整板33と略同形状であって、ロフト角およびフェース角の調整可能なことを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載のゴルフクラブ。
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