JP4178827B2 - Plasma display device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は表示デバイスとして知られているプラズマディスプレイ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、双方向情報端末として大画面、壁掛けテレビへの期待が高まっている。そのための表示デバイスとして、液晶表示パネル、フィールドエミッションディスプレイ、エレクトロルミネッセンスディスプレイ等の数多くのものがあり、そのうちの一部は市販され、一部は開発中である。これらの表示デバイスの中でもプラズマディスプレイパネル(以下、PDPという)は、自発光型で美しい画像表示ができ、大画面化が容易である等の理由から、PDPを用いたディスプレイは、視認性に優れた薄型表示デバイスとして注目されており、高精細化および大画面化が進められている。
【0003】
このPDPには、大別して、駆動的にはAC型とDC型があり、放電形式では面放電型と対向放電型の2種類があるが、高精細化、大画面化および製造の簡便性から、現状では、AC型で面放電型のPDPが主流を占めるようになってきている。
【0004】
図10にPDPのパネル構造の一例を示しており、この図10に示すようにPDPは、前面パネル1と背面パネル2とから構成されている。
【0005】
前面パネル1は、フロート法による硼珪素ナトリウム系ガラス等からなるガラス基板などの透明な前面側の基板3上に、走査電極4と維持電極5とで対をなすストライプ状の表示電極6を複数対配列して形成し、そしてその表示電極6群を覆うように誘電体層7を形成し、その誘電体層7上にMgOからなる保護膜8を形成することにより構成されている。なお、走査電極4および維持電極5は、それぞれ放電電極となる透明電極4a、5aおよびこの透明電極4a、5aに電気的に接続されたCr/Cu/CrまたはAg等からなるバス電極4b、5bとから構成されている。
【0006】
また、背面パネル2は、前記前面側の基板3に対向配置される背面側の基板9上に、表示電極6と直交する方向にアドレス電極10を形成するとともに、そのアドレス電極10を覆うように誘電体層11を形成し、そしてアドレス電極10間の誘電体層11上にアドレス電極10と平行にストライプ状の複数の隔壁12を形成するとともに、この隔壁12間の側面および誘電体層11の表面に蛍光体層13を形成することにより構成されている。なお、カラー表示のために前記蛍光体層13は、通常、赤、緑、青の3色が順に配置されている。
【0007】
そして、これらの前面パネル1と背面パネル2とは、表示電極6とアドレス電極10とが直交するように、微小な放電空間を挟んで基板3、9を対向配置するとともに、周囲を封着部材により封止し、そして前記放電空間にNe及びXeなどを混合してなる放電ガスを66500Pa(500Torr)程度の圧力で封入することによりパネルが構成されている。
【0008】
このパネルの放電空間は、隔壁12によって複数の区画に仕切られており、そしてこの隔壁12間に単位発光領域となる複数の放電セルが形成されるように表示電極4が設けられるとともに、表示電極6とアドレス電極10とが直交して配置されている。
【0009】
このPDPでは、アドレス電極、表示電極に印加される周期的な電圧によって放電を発生させ、この放電による紫外線を蛍光体層に照射して可視光に変換させることにより、画像表示が行われる。
【0010】
走査電極4と維持電極5は、図11に示されるようにマトリクス表示の各ラインAにおいて放電ギャップ14を挟んで隣接するように列方向に交互に配列されている。ここで、隔壁12と一対の走査電極4と維持電極5で囲まれた領域が単位発光領域15となる。また、非発光領域が16であり、コントラストを向上させる目的でブラックストライプを形成することもある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
このPDPの発展のためには、更なる高輝度化、高効率化、低消費電力化、低コスト化が不可欠となっている。高効率化を達成するためには、放電を制御し遮蔽される部分での放電を極力抑制することが必要である。この効率向上の手法の一つとして、表示電極のバス電極上の誘電体層の膜厚を厚くし、バス電極で遮蔽される部分の発光を抑制する方法が知られている。
【0012】
しかし、上述の従来の構造では、誘電体層の膜厚を厚くした部分がバス電極上のみであるため、バス電極と平行方向に放電が広がり、電子温度が低下する隔壁付近にまで放電が到達し、効率が低下する。さらに、背面側基板の隔壁と前面パネルの誘電体層の厚くした部分が接触し隙間が形成されるため、電極に平行な方向における誤放電が発生し、画質が低下してしまう恐れがある。
【0013】
さらに、従来の技術では放電ギャップに放電が集中するためその付近の蛍光体の輝度飽和が発生しやすく効率が低下する。
【0014】
さらに、効率の向上には図11に示すように隣接セルとの非発光領域16を狭くし、放電ギャップ側の電極を広げ放電の広がりを広くする必要があるが、この場合は隣接セルとの誤放電が増加するため隣接セルとの非発光領域を狭くすることと電極幅を広げ放電の広がりを面と水平方向に広げることの両立ができなかった。
【0015】
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、発光効率の向上とパネル駆動の安定化を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明は、誘電体層の放電空間側の前記放電セル毎の表面に、放電ギャップに対して少なくとも2つの凹部を形成し、かつ前記表示電極の放電電極を、前記凹部の底面において放電ギャップを介して対向するようにバス電極から垂直に放電ギャップに向けて突出させて形成したことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
すなわち、本発明の請求項1に記載の発明は、基板間に隔壁により仕切られた放電空間が形成されるように対向配置した一対の前面側および背面側の基板と、前記隔壁間に放電セルが形成されるように前記前面側の基板に表示ライン毎に放電ギャップを介して対向するように配列して形成しかつ放電電極とこの放電電極に給電するためのバス電極とからなる複数の表示電極と、この表示電極を覆うように前面側の基板に形成した誘電体層と、前記表示電極間での放電により発光する蛍光体層とを有し、前記誘電体層の放電空間側の前記放電セル毎の表面に少なくとも2つの凹部を形成し、前記凹部はいずれも前記隔壁間の領域であって、かつ前記放電ギャップを介して対向する一対の表示電極上のそれぞれに位置し、かつ前記放電ギャップとなる前記表示電極の端部の上に位置し、かつ放電セル毎の凹部を結ぶように少なくとも一つの溝を形成したことを特徴としている。
【0023】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1において、放電空間にNeとXeの混合ガスを封入するとともに、Xe分圧を5〜30%としたことを特徴とする。
【0024】
以下、本発明の一実施の形態によるプラズマディスプレイ装置について、図1〜図9の図面を用いて説明する。なお、図1〜図9において、図10、図11に示す部分と同一部分については同一番号を付して説明は省略する。
【0025】
図1は本発明の一実施の形態によるプラズマディスプレイ装置の前面パネルの一部の斜視図を示しており、図において、表示電極を覆うように前面側の基板3上に形成した誘電体層7の放電空間側の表面には、前記放電セル毎に2つの凹部17a、17bが形成されている。また、図2には、その凹部17a、17bと表示電極および隔壁12との位置関係を示しており、この図2に示すように、凹部17a、17bは隔壁12よりも内側に形成されている。
【0026】
そして、表示電極は、表示ライン毎に放電ギャップを介して対向するように配列して形成した透明電極からなる放電電極18aと、この放電電極18aに給電するためのバス電極18bとから構成され、表示電極の放電電極18aは、前記凹部17a、17bの底面において放電ギャップ14を介して対向するようにバス電極18bから垂直に放電ギャップ14に向けて突出させて形成している。この放電電極18aは、凹部17a、17bの底面において放電ギャップ14を介して対向する部分の幅が凹部17a、17bの幅と同等、または凹部17a、17bの幅よりも狭く構成されている。なお、図2に示す例は、放電電極18aの放電ギャップ14を介して対向する部分の幅を、凹部17a、17bの幅よりも狭く構成したものである。すなわち、それぞれの凹部の形成される場所は誘電体層の放電空間側の表面であり、かつ隔壁間の領域であって放電ギャップを介して対向する一対の表示電極上に位置している。そして、それぞれの凹部が、放電ギャップとなる表示電極の端部の上に位置するように形成されている。
【0027】
ここで、PDPの高効率化を達成するためには、各発光画素領域において放電を制御することが不可欠である。特に、電極に垂直な放電の広がりにおいては、バス電極が蛍光体からの発光光を遮るため、遮蔽される部分まで放電が広がることを抑制する必要がある。また、この方向には隔壁が存在しないためそこからもれる紫外線、蛍光体からの発光は全てブラックストライプに遮蔽されることとなる。さらに、電極と平行な方向の放電の広がりは、隔壁付近での電子温度の低下により効率の低下を招く。
【0028】
図8に誘電体に2つの凹部を形成した場合の効果を説明するための図を示し、図9に比較のための図を示している。図8、図9中、Aは放電を示している。
図8では、2つの凹部17a、17bの底面の誘電体の膜厚が低下するため、その部分の容量Cが大きくなる。そのため、放電のための電荷は凹部17a、17bの底面に集中的に形成されることとなり、放電領域を制限することができる。それに対して、図9では、誘電体の膜厚が一定であるため、容量Cが誘電体面上で一定であり、放電Aが電極付近に広がり、その遮蔽される部分の蛍光体を発光させ効率が低下する。また、隣接セルに近い部分まで電荷が形成されるため、隣接セルとの誤放電が発生しやすい。
【0029】
さらに、これを防止し効率向上の手法の一つとして、例えば特開平8−250029号公報に記載されているように金属行電極上の誘電体膜厚を厚くして金属行電極でマスクされる部分の発光を抑制する方法が知られている。しかし、この方法では、放電Aの広がりが狭くなるためXeを励起する確率が低下し効率の低下を招く恐れがある。すなわち、一般的なPDPにおいて前面パネルにITOを用いている理由は、維持電極と走査電極の電圧を交互に変化させることで、放電を維持電極と走査電極全体に交互に広がるように駆動しており、放電を広げる工夫が施されている。しかし、このような方法では、誘電体の薄くなった部分に放電が集中し、放電距離を稼ぐことができないため、Xe励起の確率が低下し、効率が低下する。さらに、この構造においては隔壁に対して放電を制御することができないため、隔壁付近にまで放電が広がりそこでの電子温度の低下により放電の効率が低下する。
【0030】
本実施の形態では、例えば図8のように放電ギャップを挟んで凹部17a、17bを2個形成することで、放電Aを凹部17a、17bの底面から、放電ギャップ14を挟んで突出する部分を越えて放電することになり、放電距離が伸び、そのため、Ne/Xeガス中のXeが励起される確立が増加し、放電の制御と高効率を両立することができる。さらに、隔壁方向においても放電の広がりを隔壁から離すことで電子温度の低下を防ぐことができ、理想的な状態で放電を行うことができ、効率を向上することができる。
【0031】
さらに、表示電極の放電電極18aを、前記凹部17a、17bの底面において放電ギャップ14を介して対向するようにバス電極18bから垂直に放電ギャップ14に向けて突出させて形成し、隔壁12から電極を離すことにより、隔壁12近傍に電荷が蓄積されることを抑制することができ、さらに隔壁12近傍での放電を抑制することができる。
【0032】
なお、この放電電極18aを透明電極により作成した場合、蛍光体での発光を効率よく取り出すことができる。
【0033】
一方、これに対して、放電電極18aをバス電極18bと同じく不透明な金属電極で構成した場合は、低コスト化を達成することができる。この場合、電極で蛍光体からの発光光が遮蔽されることとなるため、図3に示すように、放電電極18aは、凹部17a、17bの底面において放電ギャップ14を介して対向する部分が複数に分割された形状や、図4に示すように、中間部を中空形状とすることにより、発光を取り出す効率を改善することができる。また、このような形状を透明電極に用いた場合には、電極面積の低下による消費電流の低減の効果が得られる。
【0034】
ここで、PDPの高効率化を達成するために、Xe分圧を上昇させる方法が一般的に知られている。しかし、Xe分圧を上昇させると、放電電圧が上昇する問題が生じると共に、紫外線の発生量が多くなり、容易に輝度飽和を起こす問題が生じる。そのために、誘電体の膜厚を厚くし誘電体の容量を小さくし、一回のパルスで形成される電荷を低下させる方法が知られているが、この場合は誘電体の膜厚の増加に伴い誘電体膜自体の透過率が低下し効率が低下する問題が生じる。また、単に膜厚を増加させると放電電圧がさらに増加する問題が生じる。
【0035】
本発明によれば、放電空間にNeとXeの混合ガスを封入するとともに、Xe分圧を5〜30%としたPDPにおいて、凹部17a、17bの形状により電流を制御することで、高Xe分圧で発生する輝度飽和を防止することが可能となる。すなわち、各発光画素領域において最適なサイズの凹部17a、17bを形成することで、放電領域を制限することにより、放電電流を制御することができる。また、凹部17a、17bの形状またはサイズを変えることにより任意に流れる電流量を制限することができる。さらに、本実施の形態によれば、上記電流制御を誘電体のみで行うため、回路や、駆動方法を変えることなく高Xe分圧を用いることが可能となる。
【0036】
図5〜図7に本発明の他の実施の形態によるプラズマディスプレイ装置において、前面パネルの一部の斜視図を示している。まず、図5に示す例では、前記放電セル毎の凹部17a、17bを結ぶように少なくとも一つの溝19を形成したもので、この場合は、放電開始電圧の低下と放電距離の増加の両立が可能となる。
【0037】
また、図6に示す例では、バス電極18bに垂直となるように2つの凹部17a、17bを並べて形成したもので、この場合は、放電開始電圧を低下することができる。さらに、図7に示す例では、図6に示すようにバス電極18bに垂直となるように並べて形成した2つの凹部17a、17bを結ぶように少なくとも一つの溝19を形成したものである。
【0038】
なお、以上の説明では、2つの凹部17a、17bを形成した例を説明したが、2つ以上形成してもよく、また凹部の形状は多角形でも、円、楕円でも良く、上記目的を達成すれば、上記説明に限るものではない。
【0039】
【発明の効果】
以上述べてきた様に本発明のプラズマディスプレイ装置によれば、放電を制御することができると共に、アドレス期間の駆動を安定させることができ、また、高Xe分圧による効率の向上を有効に活用することができ、パネルの効率の向上と画質の向上を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるプラズマディスプレイ装置の要部構造を示す斜視図
【図2】同装置の要部の配置関係を示す平面図
【図3】本発明の他の実施の形態によるプラズマディスプレイ装置の要部の配置関係を示す平面図
【図4】本発明の他の実施の形態によるプラズマディスプレイ装置の要部構造の配置関係を示す平面図
【図5】本発明の他の実施の形態によるプラズマディスプレイ装置の要部構造を示す斜視図
【図6】本発明の他の実施の形態によるプラズマディスプレイ装置の要部構造を示す斜視図
【図7】本発明の他の実施の形態によるプラズマディスプレイ装置の要部構造を示す斜視図
【図8】本発明によるプラズマディスプレイ装置の放電状態を説明するための概略図
【図9】従来のプラズマディスプレイ装置の放電状態を説明するための概略図
【図10】プラズマディスプレイ装置のパネル構造を示す斜視図
【図11】プラズマディスプレイ装置の要部の配置関係を示す平面図
【符号の説明】
1 前面パネル
2 背面パネル
3、9 基板
4 走査電極
5 維持電極
6 表示電極
7 誘電体層
10 アドレス電極
12 隔壁
13 蛍光体層
14 放電ギャップ
17a、17b 凹部
18a 放電電極
18b バス電極
19 溝[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a plasma display apparatus known as a display device.
[0002]
[Prior art]
In recent years, expectations for large screens and wall-mounted televisions as interactive information terminals have increased. There are many display devices for this purpose, such as liquid crystal display panels, field emission displays, electroluminescence displays, etc., some of which are commercially available and some are under development. Among these display devices, the plasma display panel (hereinafter referred to as PDP) is a self-luminous type capable of displaying beautiful images and is easy to enlarge. For this reason, a display using PDP has excellent visibility. It is attracting attention as a thin display device, and high definition and large screen are being promoted.
[0003]
This PDP is broadly divided into AC type and DC type in terms of driving, and there are two types of discharge types, a surface discharge type and a counter discharge type. From the viewpoint of high definition, large screen, and ease of manufacturing. At present, AC type and surface discharge type PDPs are becoming mainstream.
[0004]
FIG. 10 shows an example of the panel structure of the PDP. As shown in FIG. 10, the PDP is composed of a front panel 1 and a
[0005]
The front panel 1 includes a plurality of stripe-
[0006]
In addition, the
[0007]
The front panel 1 and the
[0008]
The discharge space of the panel is divided into a plurality of sections by the
[0009]
In this PDP, an image is displayed by generating a discharge by a periodic voltage applied to the address electrode and the display electrode, and irradiating the phosphor layer with the ultraviolet light by the discharge to convert it into visible light.
[0010]
As shown in FIG. 11, the scan electrodes 4 and the sustain electrodes 5 are alternately arranged in the column direction so as to be adjacent to each other with the
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
For the development of this PDP, further higher brightness, higher efficiency, lower power consumption, and lower cost are indispensable. In order to achieve high efficiency, it is necessary to control the discharge and suppress the discharge at the shielded portion as much as possible. As one of methods for improving the efficiency, a method is known in which the thickness of the dielectric layer on the bus electrode of the display electrode is increased to suppress light emission in a portion shielded by the bus electrode.
[0012]
However, in the conventional structure described above, since the thickened portion of the dielectric layer is only on the bus electrode, the discharge spreads in the direction parallel to the bus electrode, and the discharge reaches near the partition where the electron temperature decreases. And the efficiency decreases. Further, since the thickened portions of the partition of the rear substrate and the dielectric layer of the front panel come into contact with each other and a gap is formed, erroneous discharge in a direction parallel to the electrodes may occur, and the image quality may be deteriorated.
[0013]
Further, in the conventional technique, since the discharge is concentrated in the discharge gap, the luminance saturation of the phosphor in the vicinity tends to occur and the efficiency is lowered.
[0014]
Furthermore, to improve the efficiency, it is necessary to narrow the
[0015]
The present invention has been made to solve such problems, and aims to improve luminous efficiency and stabilize panel driving.
[0016]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve this object, the present invention provides at least two recesses with respect to the discharge gap on the surface of each discharge cell on the discharge space side of the dielectric layer, and the discharge electrode of the display electrode is formed as described above. It is characterized in that it is formed so as to protrude vertically from the bus electrode toward the discharge gap so as to face each other through the discharge gap at the bottom surface of the recess.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
That is, according to the first aspect of the present invention, there is provided a discharge cell between a pair of front and back substrates disposed opposite to each other so as to form a discharge space partitioned by a barrier between the substrates, and the barrier. A plurality of displays comprising a discharge electrode and a bus electrode for supplying power to the discharge electrode and arranged on the front substrate so as to face each other via a discharge gap on the front substrate. An electrode, a dielectric layer formed on the substrate on the front side so as to cover the display electrode, and a phosphor layer that emits light by discharge between the display electrodes, the discharge layer side of the dielectric layer Forming at least two recesses on the surface of each discharge cell, each of the recesses being a region between the barrier ribs and positioned on each of a pair of display electrodes opposed via the discharge gap; and Discharge gap and The positioned over the end of the display electrode, and is characterized by forming at least one groove so as to connect the concave portion of each discharge cell that.
[0023]
The invention described in
[0024]
Hereinafter, a plasma display device according to an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 to 9, the same parts as those shown in FIGS. 10 and 11 are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted.
[0025]
FIG. 1 is a perspective view of a part of a front panel of a plasma display device according to an embodiment of the present invention. In the figure, a
[0026]
The display electrode is composed of a
[0027]
Here, in order to achieve high efficiency of the PDP, it is essential to control the discharge in each light emitting pixel region. In particular, in the spread of the discharge perpendicular to the electrode, the bus electrode blocks the light emitted from the phosphor, and therefore it is necessary to suppress the spread of the discharge to the shielded portion. Further, since there is no partition wall in this direction, all the ultraviolet rays and light emitted from the phosphor are shielded by the black stripe. Furthermore, the spread of the discharge in the direction parallel to the electrodes causes a decrease in efficiency due to a decrease in the electron temperature in the vicinity of the barrier ribs.
[0028]
FIG. 8 is a diagram for explaining the effect when two concave portions are formed in the dielectric, and FIG. 9 is a diagram for comparison. In FIGS. 8 and 9, A indicates discharge.
In FIG. 8, since the film thickness of the dielectric on the bottom surfaces of the two
[0029]
Further, as one of the techniques for preventing this and improving the efficiency, for example, as described in JP-A-8-250029, the dielectric film thickness on the metal row electrode is increased and masked with the metal row electrode. A method for suppressing light emission of a portion is known. However, in this method, since the spread of the discharge A is narrowed, the probability of exciting Xe is lowered, and the efficiency may be lowered. That is, the reason why ITO is used for the front panel in a general PDP is to drive the discharge to spread alternately across the sustain electrode and the scan electrode by alternately changing the voltage of the sustain electrode and the scan electrode. The device has been designed to spread the discharge. However, in such a method, since the discharge concentrates on the thinned portion of the dielectric and the discharge distance cannot be obtained, the probability of Xe excitation is lowered and the efficiency is lowered. Further, in this structure, since the discharge cannot be controlled with respect to the barrier rib, the discharge spreads to the vicinity of the barrier rib, and the discharge efficiency is lowered due to a decrease in the electron temperature there.
[0030]
In the present embodiment, for example, as shown in FIG. 8, two
[0031]
Further, the
[0032]
When the
[0033]
On the other hand, when the
[0034]
Here, in order to achieve high efficiency of the PDP, a method of increasing the Xe partial pressure is generally known. However, when the Xe partial pressure is increased, there arises a problem that the discharge voltage is increased, and an amount of ultraviolet rays is increased, thereby causing a problem of easily causing luminance saturation. For this purpose, a method is known in which the dielectric film thickness is increased, the dielectric capacity is decreased, and the charge formed by a single pulse is reduced. In this case, however, the dielectric film thickness is increased. Accordingly, there arises a problem that the transmittance of the dielectric film itself is lowered and the efficiency is lowered. Further, simply increasing the film thickness causes a problem that the discharge voltage further increases.
[0035]
According to the present invention, in a PDP in which a mixed gas of Ne and Xe is sealed in the discharge space and the Xe partial pressure is 5 to 30%, the current is controlled by the shape of the
[0036]
5 to 7 show perspective views of a part of a front panel in a plasma display device according to another embodiment of the present invention. First, in the example shown in FIG. 5, at least one
[0037]
In the example shown in FIG. 6, two
[0038]
In the above description, the example in which the two
[0039]
【The invention's effect】
As described above, according to the plasma display device of the present invention, the discharge can be controlled, the driving in the address period can be stabilized, and the efficiency improvement by the high Xe partial pressure can be effectively utilized. Thus, an improvement in panel efficiency and an improvement in image quality can be achieved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a main part structure of a plasma display device according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a plan view showing an arrangement relationship of main parts of the device. FIG. 4 is a plan view showing the arrangement relationship of the main part of the plasma display device according to the embodiment. FIG. 4 is a plan view showing the arrangement relationship of the main part structure of the plasma display device according to another embodiment of the invention. FIG. 6 is a perspective view showing a main part structure of a plasma display device according to another embodiment of the present invention. FIG. 6 is a perspective view showing a main part structure of a plasma display device according to another embodiment of the present invention. FIG. 8 is a schematic view for explaining a discharge state of the plasma display device according to the present invention. FIG. 9 is a schematic view for explaining a discharge state of the plasma display device according to the present invention. Schematic view for explaining a state [10] a perspective view showing the panel structure of a plasma display device FIG. 11 is a plan view showing the arrangement of main part of the plasma display device [Description of symbols]
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