JP4178785B2 - 情報処理端末及びその制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データを保持するメモリ機能を備えるとともに非接触によりメモリへの読み書きが可能な非接触ICカード又はICチップに係り、特に、無線データにより外部のリーダ/ライタからメモリ機能へのアクセスを行うための無線インターフェースを備えるとともに、外部機器と接続するための有線インターフェースを備えた非接触ICカード又はICチップ、並びに、有線インターフェースを介してこの種のICカード又はICチップを搭載して用いられる携帯電話機やPDAなどの情報処理端末に関する。
【0002】
更に詳しくは、本発明は、電子マネーや電子チケット、その他の価値情報を電子的に格納した非接触ICカード又はICチップ、並びに、有線インターフェースを介してこの種のICカード又はICチップを搭載して用いられる情報処理端末に係り、特に、前払式証票などの1以上の価値情報を電子的に格納してプリペイド・カードとして機能する非接触ICカード又はICチップ、並びに、有線インターフェースを介してこの種のICカード又はICチップを搭載して用いられる情報処理端末に関する。
【0003】
【従来の技術】
従来から、本人確認や認証処理のために暗証番号やパスワードを用いたさまざまな装置が考案され、実用に供されている。例えば、銀行やその他の金融機関において、キャッシュ・カードやクレジット・カードを使用する際には、キャッシュ・ディスペンサやその他の金融端末上で、本人認証の手段として、暗証番号やパスワードの入力を使用者に対して促し、使用者から正しい暗証番号やパスワードが入力されたことを確認してから、キャッシュ・ディスペンサなどから出金動作を行なうようになっている。
【0004】
1枚のキャッシュ・カード上に配設されている磁気ストライプなどの記憶媒体の中には、その銀行に対してのみ使用可能な記憶領域しか設けられていない。したがって、上述したような暗証番号あるいはパスワードの入力は、この単一の記憶領域へのアクセスに過ぎないので、偽造や盗用に対する保護は充分とは言い難い。
【0005】
このため、偽造防止などの観点から、キャッシュ・カードやクレジット・カードなどに電気的な接点を持った接触式ICカードや、無線データを介して非接触でデータの読み書きを行う非接触ICカードがよく使われるようになってきている。例えばキャッシュ・ディスペンサやコンサート会場の出入口、駅の改札口などに設置されたICカード・リーダ/ライタは、利用者がかざしたICカードに非接触でアクセスすることができる。
【0006】
利用者が暗証番号をICカード・リーダ側に入力して、入力された暗証番号をICカード上に格納された暗証番号と照合することで、ICカードとICカード・リーダ/ライタ間で本人確認又は認証処理が行なわれる。そして、本人確認又は認証処理に成功した場合には、例えば、ICカード内に保存されているアプリケーションの利用が可能となる。ここで、ICカードが保持するアプリケーションとしては、例えば、電子マネーや電子チケットなどの価値情報を挙げることができる。また、前払式証票を電子的に格納することによって、ICカードやこれに接続される携帯端末をプリペイド・カードとして使用することも可能である。(ICカード・アクセス時に使用する暗証番号のことを、特にPIN(Personal Identification Number)と呼ぶ。)
【0007】
最近では、微細化技術の向上とも相俟って、比較的大容量の記憶空間を持つICカードが出現し、普及してきている。従来のキャッシュ・カードなどにおいては単一の記憶領域すなわち単一のアプリケーションしか担持しないので、各用途又は目的毎に応じた複数のカードを持ち歩く必要がある。これに対して、このような大容量メモリ付きのICカードによれば、複数のアプリケーションを同時に格納しておくことができるので、1枚のICカードを複数の用途に利用することができる。例えば、1枚のICカード上に、電子決済を行なうための電子マネーや、特定のコンサート会場に入場するための電子チケット、デジタル化された前払式証票など、2以上のアプリケーションを格納しておき、1枚のICカードをさまざまな用途に適用させることができる。
【0008】
さらに、ICカードがカード用リーダ/ライタ(カード読み書き装置)との非接触インターフェースの他に、外部機器と接続するための有線インターフェースを備えることにより、ICカードを携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)に接続したり内蔵して用いることができる(但し、端末に内蔵される多くの場合、ICカードはワンチップ化して構成される。以下では、ICカード及びICチップを総称して単に「ICカード」と呼ぶことにする)。
【0009】
このような場合、ICカードを利用したさまざまなアプリケーション・サービスを、情報処理端末上で実行することができる。例えば、情報処理端末上のキーボードやディスプレイなどのユーザ・インターフェースを用いてICカードに対するユーザインタラクションを情報処理端末上で行うことができる。また、ICカードが携帯電話機と接続されていることにより、ICカード上に記憶された内容を電話網を介してやり取りすることもできる。
【0010】
勿論、ICカード上に電子マネーや電子チケット、前払式証票などの価値情報を格納している場合には、情報処理端末は、電子決済、プリペイド・カード様式の決済などの価値情報の処理や、その他のさまざまなサービスを実現することができる。さらに、ICカードとカード読み書き装置間のデータ転送のフェーズに応じた処理や、ICカードの内部状態に応じた処理を提供することができる。
【0011】
ところで、プリペイド・カードなどの前払式証票に関しては、その発行などの業務の適正な運営を確保して、前払式証票の購入者らの利益保護と前払式証票の信用維持を図ることを主な目的として、前払式証票の発行者に対して登録やその他の必要な規制を行うための「前払式証票の規制等に関する法律」(通称、「プリカ法」)が制定されている。
【0012】
このプリカ法では、利用者の便宜や流通秩序維持などの目的で、ロゴや問い合わせ先などの所定事項をプリペイド・カード上(券面)に表示することを義務付けている(同法第12条を参照のこと)。
【0013】
プリペイド・カードが印刷媒体で構成される場合、これら必要な情報を媒体上に印刷しておくことにより、同法を適正に履行することができる。また、印刷媒体のプリペイド・カードは、通常、単一の機能しか備えておらず(すなわち、機能毎に1枚ずつカードが用意される)、このような情報を印刷しても他の印刷情報を阻害したりすることはなく、技術上の問題はない。
【0014】
これに対し、ICカードのメモリ機能に前払情報を格納することによってプリペイド・カードを実現するような場合には、単一のICカードが複数のプリペイド・カード機能を備えていたり、また、動的にプリペイド・カード機能を導入することができるので、カード上に印刷表示することは困難である。
【0015】
さらに、ICカードをチップ化して、外部有線インターフェース経由で携帯端末に接続している場合のように、組み込み型のICカードの場合には、そもそも印刷することは困難である。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、無線データにより外部のリーダ/ライタからメモリ機能へのアクセスを行うための無線インターフェースを備えるとともに、外部機器と接続するための有線インターフェースを備えた優れた非接触ICカード又はICチップ、並びに、有線インターフェースを介してこの種のICカード又はICチップを搭載して用いられる携帯電話機やPDAなどの優れた情報処理端末を提供することにある。
【0017】
本発明の更なる目的は、電子マネーや電子チケット、その他の価値情報を電子的に格納した優れた非接触ICカード又はICチップ、並びに、有線インターフェースを介してこの種のICカード又はICチップを搭載して用いられる優れた情報処理端末を提供することにある。
【0018】
本発明の更なる目的は、前払式証票などの1以上の価値情報を電子的に格納してプリペイド・カードとして機能する優れた非接触ICカード又はICチップ、並びに、有線インターフェースを介してこの種のICカード又はICチップを搭載して用いられる優れた情報処理端末を提供することにある。
【0019】
本発明の更なる目的は、前払式証票などの1以上の価値情報を電子的に格納してプリペイド・カードとして用いられる際に、プリカ法によって表示が義務付けられた情報やその他の事項を好適に表示することができる、優れた非接触ICカード又はICチップ、並びに、有線インターフェースを介してこの種のICカード又はICチップを搭載して用いられる優れた情報処理端末を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段及び作用】
本発明は、上記課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面は、1以上の価値情報を保持するICチップを装備した情報処理端末であって、
前記ICチップを接続する外部インターフェースと、
画面表示を行う表示部と、
ユーザからの入力データを受容するユーザ入力部と、
前記ICチップに保持される各価値情報に関連する所定の表示情報を格納する情報格納部と、
該端末の動作を統括的にコントロールする制御部とを備え、
前記制御部は、前記ICチップ内の価値情報の利用に際して、関連する表示情報を前記情報格納部から取り出して前記表示部上で画面表示させる、
ことを特徴とする情報処理端末である。
【0021】
また、本発明の第2の側面は、1以上の価値情報を保持するICチップを装備した情報処理端末の制御方法であって、
前記ICチップ内の価値情報の利用に際して、関連する表示情報を画面表示させる、
ことを特徴とする情報処理端末の制御方法である。
【0022】
ここで言う価値情報に関連する表示情報は該価値情報のロゴや問合せ先を含む。プリカ法では、利用者の便宜や流通秩序維持などの目的で、ロゴや問い合わせ先などの所定事項を表示することを義務付けられているからである。
【0023】
一般に、ICチップに保持された価値情報は暗証番号の照合により利用可能となる。
【0024】
本発明の第1又は第2の側面に係る情報処理端末又はその制御方法は、暗証番号の照合に成功したことに応答して、関連する表示情報を前記表示部上で画面表示させるようにしてもよい。あるいは、利用を希望する価値情報に関連する表示情報を前記表示部上で画面表示させた後で暗証番号の照合を行うようにしてもよい。
【0025】
このような場合、ICチップに保持された価値情報を利用する際には、必ず、所定の事項が画面に表示されてから利用が行われることになる。したがって、ロゴや問い合わせ先などの所定事項を表示することを義務付けるプリカ法の目的に適うことができる。
【0026】
また、本発明の第1又は第2の側面に係る情報処理端末又はその制御方法は、関連する表示情報を表示した画面を介して該当する価値情報の利用意思確認をユーザに促すようにしてもよい。
【0027】
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳解する。
【0029】
本発明は、電子マネーや電子チケットなどの価値情報を格納したICカードやICチップの利用に関するものであり、より具体的には、ICチップとして携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)など組み込んで電子マネーや電子チケットなどの価値情報を利用するシステムに関する。
【0030】
ICチップを内蔵した携帯端末をリーダ/ライタ(R/W)にかざすことによって、内蔵したICチップとリーダ/ライタ間で非接触データ通信が行われる。この非接触データ通信において、ICチップは、リーダ/ライタからの質問信号に対する応答信号に応じて自身のアンテナ間の負荷を変化させることによって、リーダ/ライタ側の受信回路に現れる信号に振幅変調をかけて通信を行うことができる。
【0031】
本発明を実現した携帯端末は、ICチップ上に記録された電子マネーや電子チケットなどの価値情報を利用するときには、その価値情報サービス提供者などに関する特定の情報をユーザに提示することができる。
【0032】
図1には、本発明の1つの実施形態に係る携帯端末110の構成を模式的に示している。携帯端末110は、例えば携帯電話機やPDAなどの情報端末に相当する。同図に示すように、携帯端末110にはICチップ100が内蔵されている。
【0033】
同図に示すように、ICチップ100は、アンテナ部101と、アナログ部102と、ディジタル制御部103と、メモリ104と、外部インターフェース105とで構成されている。
【0034】
アンテナ部101は、リーダ/ライタ200との間で非接触データの送受信を行う。アナログ部102は、検波、変復調、クロック抽出など、アンテナ部101から送受信されるアナログ信号の処理を行う。ICチップ100は、リーダ/ライタ200からの質問信号に対する応答信号に応じて自身のアンテナ間の負荷を変化させることによって、リーダ/ライタ側の受信回路に現れる信号に振幅変調をかけて通信を行うことができる。但し、非接触データ通信の方式自体は本発明の要旨に直接関連しないので、本明細書ではこれ以上説明しない。
【0035】
ディジタル制御部103は、送受信データの処理やその他ICカード内の動作を統括的にコントロールする。ディジタル制御部103は、アドレス可能なメモリ104をローカルに接続しており、電子マネーや電子チケットなどのアプリケーションを格納したり、ディジタル制御部103が実行するプログラム・コードをロードしたり、実行中の作業データを保存するために使用することができる。
【0036】
ICチップ100のメモリ104には、さまざまなアプリケーションが格納されている。アプリケーションとしては、例えば、電子マネーや電子チケットなどの価値情報を挙げることができる。また、前払式証票を電子的に格納することによって、ICカードをプリペイド・カードとして使用することも可能である。
【0037】
図2には、メモリ104のメモリ領域の構成例を示している。同図に示す例では、電子マネー、電子チケット、ポイント・サービスなどのさまざまな価値情報がメモリ領域に格納されている。各価値情報は、ディジタル制御部103によってアドレス可能である。また、同図に示す例では、各価値情報には、暗証番号すなわちPINを保持する暗証番号領域が配設されており、価値情報の利用時には、暗証番号による照合に成功したときのみ価値情報へのアクセス(すなわち、電子マネーなどの利用)が許容される。
【0038】
外部インターフェース105は、リーダ/ライタ200結ぶ非接触インターフェースとは相違するインターフェース・プロトコルにより、ディジタル制御部103が携帯端末110本体と接続するための機能モジュールである。メモリ104に書き込まれたデータは、外部インターフェース105を経由して、携帯端末110本体側に転送することができる。
【0039】
本実施形態では、携帯端末110と内蔵ICチップ100を接続する外部インターフェース105には、UARTやI2Cのような有線インターフェースを使用する。但し、外部インターフェース105のインターフェース仕様は特に限定されず、他の有線インターフェースであっても、あるいはBluetoothやIEEE.802.11bなどの無線インターフェースであってもよい。
【0040】
ICチップ100は、例えば、アンテナ部101経由で受信されるカード読み書き装置からの受信電波によって駆動することができる。勿論、携帯端末110側からの供給電力によって、一部又は全部が動作するように構成されていてもよい。
【0041】
携帯端末110本体は、例えば携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)などの情報処理端末に相当する。携帯端末110本体は、プログラム制御部111と、表示部112と、ユーザ入力部113とで構成される。
【0042】
プログラム制御部111は、例えばマイクロプロセッサと、RAMと、ROMで構成され(いずれも図示しない)、マイクロプロセッサは、ROMに格納されたプログラム・コードに従って、RAMを作業領域に用いてさまざまな処理サービスを実行する。処理サービスには、携帯電話機やPDAなどの携帯端末110本来の機能の他に、ICチップ100に対する処理も含まれる(後述)。
【0043】
プログラム制御部111は、外部インターフェース105経由で、ICカード100にアクセスすることができる。
【0044】
また、プログラム制御部111には、情報格納部114が設けられている。情報格納部114は、例えばEEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)のような書き込み可能なメモリ装置や、ハード・ディスクなどの外部記憶装置などで構成されている。
【0045】
本実施形態では、情報格納部114には、ICチップ100上で使用される各価値情報に関するロゴや問い合わせ先などの所定事項がリスト・ファイルとして保持されている。
【0046】
図3には、リスト・ファイルの構造を模式的に示している。同図に示すように、各価値情報毎にエントリが用意されており、各エントリは、価値情報名とその暗証番号、並びにロゴや問い合わせ先などの画面内容を対応付けて保持している。例えば、電子マネーであれば、残高及び問い合わせ先を画面内容に持つ。また、電子チケットであれば、チケット情報などを画面内容に持つ。また、ポイント・サービスであれば、現在のポイント情報などを画面内容に持つ。リスト・ファイルの内容は、例えば携帯端末110上でのユーザ・インタラクションによって追加・削除が行われる。
【0047】
リスト・ファイルに格納されているこれらの情報は、プログラム制御部111によって適宜読み出され、表示部112上で画面表示される(後述)。
【0048】
表示部112は、例えば液晶表示ディスプレイ(LCD:liquid Crystal Display)で構成される。表示部112は、例えば、プログラム制御部111における処理結果などを画面出力してユーザに通知することができる。
【0049】
ユーザ入力部113は、キーボードやジョグダイヤル、あるいは表示部112の表示画面に重畳されたタッチパネルなどで構成され、ユーザが携帯端末110にコマンドやデータを入力するために使用される。
【0050】
携帯端末110内のプログラム制御部111は、バッテリなど図示しない主電源からの給電により駆動する。
【0051】
ICチップ100を内蔵した携帯端末110をリーダ/ライタ(R/W)200にかざすことによって、内蔵ICチップ100とリーダ/ライタ200間で非接触データ通信が開始される。そして、PINなどの暗証番号の照合を経て、ICチップ100内の電子チケットや電子マネーなどの価値情報へのアクセスが許可される。
【0052】
他方、[従来の技術]の欄でも述べたように、プリカ法などの観点からは、利用者の便宜や流通秩序維持などの目的で、電子チケットや電子マネーなどの価値情報を利用する際には、そのロゴや問い合わせ先などの所定事項をユーザに提示することが望ましいと思料される。
【0053】
本実施形態では、携帯端末110は、使用する価値情報に関するロゴや問い合わせ先などの所定事項を表示部112上で画面表示するための「オフライン・ビューワ」を備えている。オフライン・ビューワは、例えばプログラム制御部111において実行されるプログラム・コードという形態で実装される。
【0054】
本実施形態では、ICチップ100内のメモリ・エリアに格納された各価値情報(図2を参照のこと)は、携帯端末110側の情報格納部114において図3に示すようなリスト・ファイルによって管理されている。リスト・ファイルは価値情報名とその暗証番号、並びにロゴや問い合わせ先などの画面内容を対応付けている。これによって、オフライン・ビューワと各価値情報の暗証番号が紐付けされており、オフライン・ビューワ起動時には携帯端末110側のユーザ入力部113上で入力された暗証番号が外部インターフェース105を介してICチップ100に暗証番号が自動入力される。言い換えれば、ICチップ100上の価値情報を利用する際には、その価値情報に関するロゴや問い合わせなどの所定事項がオフライン・ビューワにより画面表示され、オフライン・ビューワ上でユーザが暗証番号を入力して照合に成功することによって価値情報の利用が可能となる。
【0055】
すなわち、本実施形態に係るICチップ内蔵の携帯端末110によれば、価値情報の利用時にはそのロゴや問い合わせ先などの所定事項がユーザに適正に提示されるので、利用者の便宜や流通秩序の維持が担保される。
【0056】
図4には、本実施形態に係る携帯端末110上でICチップ100内の価値情報を使用するための処理手順の一例をフローチャートの形式で示している。
【0057】
まず、携帯端末110のメニュー一覧表示画面上で、ユーザが当該ビューワを選択したことなどに応答して、オフライン・ビューワが起動する(ステップS1)。
【0058】
次いで、暗証番号の入力モードの現在の設定内容を判別する(ステップS2)。
【0059】
暗証番号の入力モードが手動に設定されている場合には、ステップS3に進んで、表示部112上で暗証番号入力用の画面を表示して、ユーザはユーザ入力部113を介して暗証番号を入力する。
【0060】
また、暗証番号の入力モードが自動に設定されている場合には、ステップS4に進んで、さらに、暗証番号情報の形式を判別する。本実施形態では、暗証番号情報の形式として、スクリプト埋め込みとリスト・ファイル形式の2種類を用意している。
【0061】
スクリプト埋め込みである場合には、ステップS5に進んで、スクリプト処理、すなわち、スクリプト内の暗証番号を外部インターフェース105経由でICチップ100のディジタル制御部103に受け渡す。
【0062】
また、リスト・ファイル形式の場合には、ステップS6に進んで、リスト・ファイルから当該ビューワに関連付けられている暗証番号を取り出して、外部インターフェース105経由でICチップ100のディジタル制御部103に受け渡す。
【0063】
これに対し、ICチップ100のディジタル制御部103側では、携帯端末110本体から受け渡された暗証番号を基に、メモリ104の該当する価値情報の暗証番号との照合処理を行う(ステップS7)。
【0064】
暗証番号の照合処理に失敗した場合には、その旨の値が外部インターフェース105経由で携帯端末110内のプログラム制御部111に返される。この場合、ステップS13に進んで、暗証番号の再度入力をユーザに促す処理を行うか、又は、失敗した旨のメッセージを表示部112上で表示する。
【0065】
他方、暗証番号の照合処理に成功した場合には、その旨の値が外部インターフェース105経由で携帯端末110内のプログラム制御部111に返される。この結果、メモリ104内の該当する価値情報へのアクセス権が与えられる。この場合、ステップS8に進んで、結果処理、すなわち、アクセス権を利用して、ICチップ100のメモリ104内の価値情報データを読み込む。これと併せて、プログラム制御部111は、情報格納部114内の該当する価値情報エントリからロゴなどの画面表示データを読み出す。
【0066】
次いで、ステップS9では、前ステップS8において読み込んだデータを基に、表示画面を生成して、表示部112上で画面表示を行う。
【0067】
図5には、電子マネーを利用する際の表示画面の構成例を示している。同図に示す例では、ロゴや残高情報、電子マネーの有効期限、問い合わせ先などの所定事項が表示されており、このような表示内容を基にユーザの便宜と流通秩序の維持が図られる。
【0068】
また、図6には、電子チケットを利用する際の表示画面の構成例を示している。同図に示す例では、ロゴやチケット情報(開催日時や開催場所、チケットの種別やボリュームなど)、問い合わせ先などの所定事項が表示されており、このような表示内容を基にユーザの便宜と流通秩序の維持が図られる。
【0069】
再び図4に戻って説明する。ステップS9における所定事項の表示の際に、利用意思確認処理を行うようにしてもよい。この場合、図5や図6に示す表示画面中に利用意思確認を表すボタン(又はリンク)並びにキャンセルするボタンを用意しておき、ユーザが利用意思確認ボタンを押下することにより処理が続行され、キャンセル・ボタンを押下することにより、終了処理へと向かう。
【0070】
利用する価値情報に関する所定事項の画面表示後(又は、利用意思の確認後)、価値情報の利用処理(例えば、電子マネーによる決済や、電子チケットによる入場など)を行う(ステップS10)。但し、価値情報の利用形態は本発明の要旨に直接関連しないので、本明細書ではこれ以上説明しない。
【0071】
そして、価値情報の利用が終わると、プログラム制御部111は、利用後処理を行う(ステップS11)。利用後処理では、例えば、ICチップ100内のデータを外部インターフェース105経由で読み込んで、処理後の画面を生成して、表示部112上で画面表示したりする。
【0072】
そして、終了処理を経て(ステップS12)、本処理ルーチン全体を終了する。終了処理では、ICチップ100における価値情報のアクセス権状態を、暗証番号照合による利用可能状態から、元の利用不可能状態に戻す。
【0073】
また、図7には、本実施形態に係る携帯端末110上でICチップ100内の価値情報を使用するための処理手順についての他の例をフローチャートの形式で示している。
【0074】
まず、携帯端末110のメニュー一覧表示画面上で、ユーザが当該ビューワを選択したことなどに応答して、該当する価値情報に関するオフライン・ビューワが起動する(ステップS21)。
【0075】
次いで、プログラム制御部111は、情報格納部114内の該当する価値情報エントリからロゴなどの画面表示データを読み込んで、読み込んだデータを基に表示画面を生成して、表示部112上で画面表示を行う(ステップS22)。
【0076】
このときの表示画面は、例えば図5並びに図6に示したようなものであり、使用する価値情報に関するロゴや問い合わせ先などの所定事項が含まれており、このような表示内容を基にユーザの便宜と流通秩序の維持が図られる(同上)。
【0077】
次いで、ユーザに対して、利用意思確認処理を行う(ステップS23)。この場合、図5や図6に示す表示画面中に利用意思確認を表すボタン(又はリンク)並びにキャンセルするボタンを用意しておき、ユーザが利用意思確認ボタンを押下することにより処理が続行され、キャンセル・ボタンを押下することにより、終了処理へと向かう。
【0078】
続くステップS24では、暗証番号の入力モードの現在の設定内容を判別する。
【0079】
暗証番号の入力モードが手動に設定されている場合には、ステップS25に進んで、表示部112上で暗証番号入力用の画面を表示して、ユーザはユーザ入力部113を介して暗証番号を入力する。
【0080】
また、暗証番号の入力モードが自動に設定されている場合には、ステップS26に進んで、さらに、暗証番号情報の形式を判別する。本実施形態では、暗証番号情報の形式として、スクリプト埋め込みとリスト・ファイル形式の2種類を用意している。
【0081】
スクリプト埋め込みである場合には、ステップS27に進んで、スクリプト処理、すなわち、スクリプト内の暗証番号を外部インターフェース105経由でICチップ100のディジタル制御部103に受け渡す。
【0082】
また、リスト・ファイル形式の場合には、ステップS28に進んで、リスト・ファイルから当該ビューワに関連付けられている暗証番号を取り出して、外部インターフェース105経由でICチップ100のディジタル制御部103に受け渡す。
【0083】
これに対し、ICチップ100のディジタル制御部103側では、携帯端末110本体から受け渡された暗証番号を基に、メモリ104の該当する価値情報の暗証番号との照合処理を行う(ステップS29)。
【0084】
暗証番号の照合処理に失敗した場合には、その旨の値が外部インターフェース105経由で携帯端末110内のプログラム制御部111に返される。この場合、ステップS34に進んで、暗証番号の再度入力をユーザに促す処理を行うか、又は、失敗した旨のメッセージを表示部112上で表示する。
【0085】
他方、暗証番号の照合処理に成功した場合には、その旨の値が外部インターフェース105経由で携帯端末110内のプログラム制御部111に返される。この結果、メモリ104内の該当する価値情報へのアクセス権が与えられる。この場合、ステップS30に進んで、結果処理、すなわち、アクセス権を利用して、ICチップ100のメモリ104内の価値情報データを読み込む。
【0086】
次いで、価値情報の利用処理(例えば、電子マネーによる決済や、電子チケットによる入場など)を行う(ステップS31)。但し、価値情報の利用形態は本発明の要旨に直接関連しないので、本明細書ではこれ以上説明しない。
【0087】
そして、価値情報の利用が終わると、プログラム制御部111は、利用後処理を行う(ステップS32)。利用後処理では、例えば、ICチップ100内のデータを外部インターフェース105経由で読み込んで、処理後の画面を生成して、表示部112上で画面表示したりする。
【0088】
そして、終了処理を経て(ステップS33)、本処理ルーチン全体を終了する。終了処理では、ICチップ100における価値情報のアクセス権状態を、暗証番号照合による利用可能状態から、元の利用不可能状態に戻す。
【0089】
[追補]
以上、特定の実施形態を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
【0090】
【発明の効果】
以上詳記したように、本発明によれば、電子マネーや電子チケット、その他の価値情報を電子的に格納した優れた非接触ICカード又はICチップ、並びに、有線インターフェースを介してこの種のICカード又はICチップを搭載して用いられる優れた情報処理端末を提供することができる。
【0091】
また、本発明によれば、前払式証票などの1以上の価値情報を電子的に格納してプリペイド・カードとして機能する優れた非接触ICカード又はICチップ、並びに、有線インターフェースを介してこの種のICカード又はICチップを搭載して用いられる優れた情報処理端末を提供することができる。
【0092】
また、本発明によれば、ICチップを内蔵した情報処理端末が前払式証票などの1以上の価値情報を電子的に格納してプリペイド・カードとして用いられる際に、プリカ法によって表示が義務付けられた情報やその他の事項を好適に表示することができる、優れた非接触ICカード又はICチップ、並びに、有線インターフェースを介してこの種のICカード又はICチップを搭載して用いられる優れた情報処理端末を提供することができる。
【0093】
本発明によれば、メモリ機能を備えたICチップは、カード読み書き装置と接続する非接触インターフェース以外に外部有線インターフェースを備え、外部有線インターフェース経由で接続される携帯端末に組み込まれる。そして、携帯端末を所持するユーザがICチップ上の価値情報を利用するときには、その価値情報サービス提供者などに関する特定の情報をユーザに提示することができる。例えば、ICチップに記録された電子マネーを利用する際には、携帯端末上で残高及び問い合わせ先を表示する。電子チケットを利用する際には、チケット情報を表示する。また、ポイント・サービスを利用する際には、現在のポイント情報などを表示する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施形態に係る携帯端末110の構成を模式的に示した図である。
【図2】ICチップ100内のメモリ領域の構成を模式的に示した図である。
【図3】各価値情報に関するロゴや問い合わせ先などの所定事項を保持するリスト・ファイルの構造を模式的に示した図である。
【図4】本実施形態に係る携帯端末110上でICチップ100内の価値情報を使用するための処理手順の一例をフローチャートの形式で示した図である。
【図5】電子マネーを利用する際の表示画面の構成例を示した図である。
【図6】電子チケットを利用する際の表示画面の構成例を示した図である。
【図7】本実施形態に係る携帯端末110上でICチップ100内の価値情報を使用するための処理手順についての他の例をフローチャートの形式で示した図である。
【符号の説明】
100…ICチップ
101…アンテナ部
102…アナログ部
103…ディジタル制御部
104…メモリ
105…外部インターフェース
110…携帯端末
112…表示部
113…ユーザ入力部
114…情報格納部
200…リーダ/ライタ

Claims (6)

  1. ICチップを内蔵した情報処理端末であって、前記ICチップは、外部のリーダ/ライタと接続する非接触インターフェースと、1以上の価値情報を保存するメモリと、前記情報処理端末と接続するための外部インターフェースを備え、前記ICチップ内の各価値情報それぞれ暗証番号の照合によってアクセス権が与えられ、前記情報処理端末は、
    画面表示を行う表示部と、
    ユーザからの入力データを受容するユーザ入力部と、
    前記ICチップに保持されている価値情報毎の少なくともロゴ又は問合せ先を含む所定事項に関する表示情報及び暗証番号を価値情報と対応付けて保持するリスト・ファイルを格納する情報格納部と、
    前記外部インターフェース経由で前記ICチップと接続し、該端末の動作を統括的にコントロールする制御部を備え、
    前記制御部は、前記ICチップ内のいずれかの価値情報についての少なくともロゴ又は問合せ先を含む所定事項を画面表示するためのオフライン・ビューワを起動したときに、当該オフライン・ビューワに関連付けられている暗証番号を前記情報格納部のリスト・ファイルから取り出し、又は、前記ユーザ入力部から暗証番号を入力して、該暗証番号を前記外部インターフェース経由で前記ICチップに受け渡し、前記ICチップ側での暗証番号の照合処理に成功したことにより与えられる当該価値情報へのアクセス権を利用して前記ICチップから該当する価値情報データを読み込むとともに、前記情報格納部のリスト・ファイルから当該価値情報に対応する表示情報を読み込み、該読み込んだデータを基に表示画面を生成して前記表示部上で画面表示させた後に、前記アクセス権を利用して前記ICチップのメモリから価値情報を読み込んで価値情報の利用処理を行い、該価値情報の利用が終わったときには、処理後の画面を前記表示部に表示した後に、前記アクセス権を利用して前記ICチップのメモリから当該価値情報を読み込んで利用処理が可能な利用可能状態からアクセス権が与えられず前記ICチップのメモリから当該価値情報を読み込むことのできない利用不可能状態に戻す、
    ことを特徴とする情報処理端末。
  2. ICチップを内蔵した情報処理端末であって、前記ICチップは、外部のリーダ/ライタと接続する非接触インターフェースと、1以上の価値情報を保存するメモリと、前記情報処理端末と接続するための外部インターフェースを備え、前記ICチップ内の各価値情報それぞれ暗証番号の照合によってアクセス権が与えられ、前記情報処理端末は、
    画面表示を行う表示部と、
    ユーザからの入力データを受容するユーザ入力部と、
    前記ICチップに保持されている価値情報毎の少なくともロゴ又は問合せ先を含む所定事項に関する表示情報及び暗証番号を価値情報と対応付けて保持するリスト・ファイルを格納する情報格納部と、
    前記外部インターフェース経由で前記ICチップと接続し、該端末の動作を統括的にコントロールする制御部を備え、
    前記制御部は、前記ICチップ内のいずれかの価値情報についての少なくともロゴ又は問合せ先を含む所定事項を画面表示するためのオフライン・ビューワを起動したときに、前記情報格納部のリスト・ファイルから当該価値情報に対応する表示情報を読み込み、該読み込んだデータを基に表示画面を生成して前記表示部上で画面表示させた後に、当該オフライン・ビューワに関連付けられている暗証番号を前記情報格納部のリスト・ファイルから取り出し、又は、前記ユーザ入力部から暗証番号を入力して、該暗証番号を前記外部インターフェース経由で前記ICチップに受け渡し、前記ICチップ側での暗証番号の照合処理に成功したことにより与えられる当該価値情報へのアクセス権を利用して前記ICチップのメモリから該当する価値情報を読み込んで利用処理を行い、読み込んだ価値情報の利用処理を行い、該価値情報の利用が終わったときには、処理後の画面を前記表示部に表示した後に、前記アクセス権を利用して前記ICチップのメモリから当該価値情報を読み込んで利用処理が可能な利用可能状態からアクセス権が与えられず前記ICチップのメモリから当該価値情報を読み込むことのできない利用不可能状態に戻す、
    ことを特徴とする情報処理端末。
  3. 前記制御部は、前記の価値情報に関する表示情報を表示した画面を介して該当する価値情報の利用意思確認をユーザに促す、
    ことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の情報処理端末。
  4. ICチップを内蔵するとともに表示部と、情報格納部と、外部インターフェース経由で前記ICチップに接続される制御部を備えた情報処理端末の制御方法であって、前記ICチップは、外部のリーダ/ライタと接続する非接触インターフェースと、1以上の価値情報を保存するメモリと、前記情報処理端末と接続するための外部インターフェースを備え、前記IC内の各価値情報はそれぞれ暗証番号の照合によってアクセス権が与えられ、前記制御部が、
    前記ICチップに保持されている価値情報毎の少なくともロゴ又は問合せ先を含む所定事項に関する表示情報及び暗証番号を価値情報と対応付けて保持するリスト・ファイルを前記情報格納部に格納する情報格納ステップと、
    前記ICチップ内のいずれかの価値情報についての価値情報の少なくともロゴ又は問合せ先を含む所定事項を画面表示するためのオフライン・ビューワを起動したことに応答して、当該オフライン・ビューワに関連付けられている暗証番号を前記情報格納部のリスト・ファイルから取り出し、又は、前記ユーザ入力部から暗証番号を入力して、該暗証番号を前記外部インターフェース経由で前記ICチップに受け渡し、前記ICチップ側での暗証番号の照合処理に成功したことにより与えられる当該価値情報へのアクセス権を利用して前記ICチップから該当する価値情報データを読み込むとともに、前記情報格納部のリスト・ファイルから当該価値情報に対応する表示情報を読み込み、該読み込んだデータを基に表示画面を生成して前記表示部上で画面表示させる画面表示ステップと、
    前記画面表示ステップを行った後に、前記アクセス権を利用して、前記ICチップのメモリから価値情報を読み込んで価値情報の利用処理を行う利用処理ステップと、
    該価値情報の利用が終わったときに、処理後の画面を表示する利用後処理ステップと、
    前記の利用後処理ステップの後に、前記アクセス権を利用して前記ICチップのメモリから当該価値情報を読み込んで利用処理が可能な利用可能状態からアクセス権が与えられず前記ICチップのメモリから当該価値情報を読み込むことのできない利用不可能状態に戻す終了処理ステップと、
    実行することを特徴とする情報処理端末の制御方法。
  5. ICチップを内蔵するとともに表示部と、情報格納部と、外部インターフェース経由で前記ICチップに接続される制御部を備えた情報処理端末の制御方法であって、前記ICチップは、外部のリーダ/ライタと接続する非接触インターフェースと、1以上の価値情報を保存するメモリと、前記情報処理端末と接続するための外部インターフェースを備え、前記IC内の各価値情報はそれぞれ暗証番号の照合によってアクセス権が与えられ、前記制御部が、
    前記ICチップに保持されている価値情報毎の少なくともロゴ又は問合せ先を含む所定事項に関する表示情報及び暗証番号を価値情報と対応付けて保持するリスト・ファイルを前記情報格納部に格納する情報格納ステップと、
    前記ICチップ内のいずれかの価値情報についての少なくともロゴ又は問合せ先を含む所定事項を画面表示するためのオフライン・ビューワを起動したことに応答して、前記情報格納部のリスト・ファイルから当該価値情報に対応する表示情報を読み込み、該読み込んだデータを基に表示画面を生成して前記表示部上で画面表示させるステップと、
    該画面表示を行った後に、当該オフライン・ビューワに関連付けられている暗証番号を 前記情報格納部のリスト・ファイルから取り出し、又は、前記ユーザ入力部から暗証番号を入力して、該暗証番号を前記外部インターフェース経由で前記ICチップに受け渡す照合処理ステップと、
    前記ICチップ側での暗証番号の照合処理に成功したことにより与えられる当該価値情報へのアクセス権を利用して前記ICチップのメモリから該当する価値情報を読み込んで利用処理を行う利用処理ステップと、
    該価値情報の利用が終わったときに、処理後の画面を表示する利用後処理ステップと、
    前記の利用後処理ステップの後に、前記アクセス権を利用して前記ICチップのメモリから当該価値情報を読み込んで利用処理が可能な利用可能状態からアクセス権が与えられず前記ICチップのメモリから当該価値情報を読み込むことのできない利用不可能状態に戻す終了処理ステップと、
    実行することを特徴とする情報処理端末の制御方法。
  6. 前記の価値情報に関する表示情報を表示した画面を介して該当する価値情報の利用意思確認をユーザに促す利用意思確認ステップをさらに備える、
    ことを特徴とする請求項4又は5のいずれかに記載の情報処理端末の制御方法。
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