JP4178701B2 - Cockpit module assembly for vehicle - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両計器盤の左右方向中央部に配置されるセンタクラスタの固定構造に関するもので、特に、車両計器盤の内側部に空調装置等の機器を一体に組み付ける車両用コクピットモジュール組付体に適用して有効なものである。
【0002】
【従来の技術】
車両計器盤の左右方向中央部に配置されるセンタクラスタは、ラジオ、オーディオ装置、空調用操作パネル等の複数の機器を集合させた一体構造物(集合体)であって、車両用コクピットモジュールでは、このセンタクラスタの固定は、通常、計器盤内側にて車両左右方向に延びる棒状強度部材(リーンフォースバー)を利用して行っている。
【0003】
すなわち、この棒状強度部材の車両左右方向の中央部に、センタクラスタのための専用ブラケット(金属製)を所定間隔を開けて2箇所固定し、この左右2箇所のブラケットの間にセンタクラスタをねじ止め等の手段にて支持固定している。
【0004】
また、空調装置の送風機ユニット部および空調ユニット部も棒状強度部材に対する専用の固定部を設定して、棒状強度部材に固定するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、従来の車両用コクピットモジュールでは、空調装置の固定手段とは別にセンタクラスタ専用のブラケットを棒状強度部材に設ける構成になっているので、センタクラスタの設置部位と棒状強度部材との間を連結する比較的大きな専用ブラケットを必要とし、ブラケットの設置スペースが大きくなるとともに、ブラケットの製造コストが高くなる。
【0006】
本発明は上記点に鑑みて、センタクラスタ固定構造の小型化および低コスト化を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
車両計器盤の内側部において車両左右方向の中央部に空調装置の空調ユニット部が配置され、この空調ユニット部の車両後方側にセンタクラスタが隣接配置されるという点に着目して、本発明では、空調ユニット部のケース構造自体をセンタクラスタの固定支持のために有効活用することにより、上記目的を達成しようとするものである。
【0008】
すなわち、請求項1に記載の発明では、計器盤(20)内側の車両左右方向の中央部に、空調空気を温度調整して車室内へ吹き出す空調ユニット(32)を配置し、空調ユニット(32)の少なくとも一部を、計器盤(20)内側で車両左右方向に延びる強度部材(40)に固定し、空調ユニット(32)を強度部材(40)を介して計器盤(20)に組み付ける車両用コクピットモジュール組付体において、
空調ユニット(32)の運転席側の側面に沿って配置される補強部材(44)を有し、
補強部材(44)の一端を強度部材(40)に固定し、補強部材(44)の他端を車体側に固定するようになっており、
空調ユニット(32)のケース(32a)のうち車両後方側の部位に、ラジオ、オーディオ装置等の複数の機器を一体構造物として集合させたセンタクラスタ(50)を固定する固定部(32f、32m)を設け、
固定部(32f、32m)はセンタクラスタ(50)を固定するブラケット(51)を有し、
このブラケット(51)に補強部材(44)に固定される部位(51e)を設け、
センタクラスタ(50)の電気回路の接地側をブラケット(51)および補強部材(44)を介して車体側に接地することを特徴とする。
【0009】
これにより、空調ユニット(32)に設けた固定部(32f、32m)によりセンタクラスタ(50)を固定できるので、空調装置の固定手段とは別にセンタクラスタ専用のブラケットを強度部材に設ける必要がない。空調ユニット(32)に設けた固定部(32f、32m)とセンタクラスタ(50)は隣接しているので、センタクラスタ固定構造を簡素にすることができ、小型化および低コスト化を達成できる。
また、請求項1に記載の発明では、センタクラスタ(50)の電気回路の接地側をブラケット(51)および補強部材(44)を介して車体側に接地するので、センタクラスタ固定用ブラケット(51)を利用してセンタクラスタ(50)の電気回路の接地を極めて簡単に行うことができる。
【0010】
請求項2に記載の発明では、空調ユニット(32)のケース(32a)のうち車両後方側の部位に、車体側の配線(54)に電気接続された待受けコネクタ(55)を配置し、一方、センタクラスタ(50)に待受けコネクタ(55)に嵌合するコネクタ(56)を配置し、センタクラスタ(50)を空調ユニット(32)のケース(32a)に向かって押し付けることにより、両コネクタ(55、56)が嵌合してセンタクラスタ(50)の電気回路を車体側の配線(54)に電気接続することを特徴とする。
【0011】
これにより、センタクラスタ(50)の固定作業に連動して、センタクラスタ(50)の電気回路を車体側の配線(54)に簡単に電気接続できる。
【0012】
請求項3に記載の発明では、固定部(32f、32m)にブラケット(51)を固定し、このブラケット(51)に待受けコネクタ(55)を固定しておき、センタクラスタ(50)をブラケット(51)に組み付けることにより、センタクラスタ(50)のコネクタ(56)を待受けコネクタ(55)に嵌合することを特徴とする。
【0013】
これにより、請求項2の効果を発揮できることに加え、空調ユニット(32)のケース(32a)とは別体のブラケット(51)を有し、このブラケット(51)に待受けコネクタ(55)を固定しているから、センタクラスタ(50)の固定位置の変更、電気接続構成の変更等に対しては別体のブラケット(51)、待受けコネクタ(55)の変更等により対応できる。従って、空調ユニット(32)側は一切変更せず、共通使用することが可能となる。
【0016】
請求項に記載の発明では、請求項1ないし3のいずれか1つにおいて、空調ユニット(32)のうち、運転席側の部位に、補強部材(44)に固定される部位(32k)を設けたことを特徴とする。
【0017】
これによると、請求項による、ブラケット(51)の補強部材(44)への固定部位(51e)と、空調ユニット(32)の補強部材(44)への固定部位(32k)とを併せ持つので、補強部材(44)を基準として空調ユニット(32)とセンタクラスタ(50)の相対位置を確実に規定できる。そのため、ブラケット(51)のうち、運転席側の部位では空調ユニット(32)への固定部を省略することが可能となる。
【0018】
請求項に記載の発明のように、請求項1ないし4のいずれか1つにおいて、空調ユニット(32)のケース(32a)のうち車両後方側の部位において左右両側に、車室内への吹出空気が流れる吹出ダクト(32f、32m)を設け、左右両側の吹出ダクト(32f、32m)をセンタクラスタ(50)の固定部とすることができる。
【0019】
これによれば、左右両側の吹出ダクト(32f、32m)を利用してセンタクラスタ(50)の固定を行うことができる。
【0020】
請求項に記載の発明のように、請求項5において、左右両側の吹出ダクト(32f、32m)を、ケース(32a)の本体部の面から車両後方側へ突き出すように形成し、左右両側の吹出ダクト(32f、32m)の間にセンタクラスタ(50)を嵌入すれば、左右両側の吹出ダクト(32f、32m)の間の凹状スペースを活用して、センタクラスタ固定のためのスペースを縮小できる。
請求項7に記載の発明では、計器盤(20)内側の車両左右方向の中央部に、空調空気を温度調整して車室内へ吹き出す空調ユニット(32)を配置し、空調ユニット(32)の少なくとも一部を、計器盤(20)内側で車両左右方向に延びる強度部材(40)に固定し、空調ユニット(32)を強度部材(40)を介して計器盤(20)に組み付ける車両用コクピットモジュール組付体において、
空調ユニット(32)のケース(32a)のうち車両後方側の部位において左右両側に、車室内への吹出空気が流れる吹出ダクト(32f、32m)を設け、
左右両側の吹出ダクト(32f、32m)は、ケース(32a)の本体部の面から車両後方側へ突き出すように形成されており、
左右両側の吹出ダクト(32f、32m)の間に、ラジオ、オーディオ装置等の複数の機器を一体構造物として集合させたセンタクラスタ(50)を嵌入し、
左右両側の吹出ダクト(32f、32m)を、センタクラスタ(50)を固定する固定部としたことを特徴とする。
これによれば、請求項5に記載の発明と同様に、左右両側の吹出ダクト(32f、32m)を利用してセンタクラスタ(50)の固定を行うことができる。したがって、センタクラスタ固定構造を簡素にすることができ、小型化および低コスト化を達成できる。
しかも、請求項6に記載の発明と同様に、左右両側の吹出ダクト(32f、32m)の間の凹状スペースを活用してセンタクラスタ(50)を固定できるので、センタクラスタ固定のためのスペースを縮小できる。
【0021】
請求項8に記載の発明のように、吹出ダクトは、具体的には後席側へのフット吹出空気が流れる後席用フット吹出ダクト(32f)とすることができる。
【0022】
請求項9に記載の発明のように、吹出ダクトは、具体的には後席側へのフェイス吹出空気が流れる後席用フェイス吹出ダクト(32m)とすることができる。
【0028】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0029】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1〜図3は第1実施形態であり、コクピットモジュール10は車両計器盤20(図2)の内側に車両用空調装置30(図3)等の種々な機器を一体に組み付けたものである。なお、図1は車両計器盤20の内側への収納機器を図示するために、車両計器盤20の図示を省略している。図2は本発明の要部であるセンタクラスタ50の固定構造部の左側面図である。図3は計器盤20の内側に収納される車両用空調装置30の送風機ユニット31と空調ユニット32を示している。図1〜図3の矢印は車両搭載状態での前後、左右、上下の各方向を示す。
【0030】
本例では右ハンドル車の場合を例示しているので、送風機ユニット31は車両左側の助手席側に配置され、空調ユニット32は車両左右方向の略中央部に配置される。ここで、送風機ユニット31および空調ユニット32は周知の構成であるので、その概要を簡単に説明すると、送風機ユニット31はその上部に内気と外気を切替導入する内外気切替箱31aを配置し、この内外気切替箱31aから吸入した空気を送風する遠心式送風機31bを下部に配置した構成になっている。この送風機31bは遠心式送風ファンとファン駆動用モータと送風ファンを収容しているスクロールケースとから構成されている。31cは送風機31bの吹出ダクト部である。
【0031】
空調ユニット32は送風機ユニット31からの送風空気を温度調整して車室内へ吹き出すもので、上記吹出ダクト部31cに接続される樹脂製ケース32aを有している。この樹脂製ケース32a内に、送風空気を冷却する冷房用熱交換器としての蒸発器、送風空気を加熱する暖房用熱交換器としての温水式ヒータコア、温度制御手段としてのエアミックスドア、吹出モード切替機構を構成する吹出モードドア等を内蔵している。
【0032】
空調ユニット32のケース32aの上面前方部にはデフロスタ開口部32bが、また、上面後方部にはセンタフェイス開口部32cおよびサイドフェイス開口部32dがそれぞれ開口している。ケース32aの左右両側の側面部には、前席用フット吹出ダクト32eが一体に成形されている。更に、ケース32aの車両後方側の面において、左右両側の部位には後席用フット吹出ダクト32fが一体に成形されている。
【0033】
ここで、後席用フット吹出ダクト32fの先端開口部32gには図示しない後席フット用接続ダクトが接続され、この後席フット用接続ダクトの先端に設けた後席フット用吹出口から後席乗員の足元部に空気(温風)を吹き出すようになっている。左右両側の後席用フット吹出ダクト32fはそれぞれケース32aの本体部の面から車両後方側へ突き出すように成形されているので、左右両側の後席用フット吹出ダクト32fの間に、後述のセンタクラスタ50を嵌入することが可能な凹状部が形成される。
【0034】
また、左右両側の後席用フット吹出ダクト32fの底面部からそれぞれ左右方向の内側へ突き出すように取付片32hが一体に成形されている。この取付片32hは空調ユニット32の底面部を車体床部に固定するための固定部を構成する。
【0035】
計器盤20の内側には車両左右方向の全長にわたって延びる強度部材(リーンフォースバー)40が配置されている。ここで、強度部材40は棒状であり、この棒状とは中空部を持つパイプ形状を包含する意味の用語である。また、パイプ形状も図2に示す断面円形状に限らず、断面矩形状等でもよい。強度部材40は金属(鉄系金属等)により形成されている。
【0036】
上記強度部材40は車両のステアリング装置41を支持固定することを主目的とする部材であり、本例は右ハンドル車であるので、強度部材40の中央部より右寄り部位、すなわち、強度部材40の右端部に近接した部位にステアリング装置41の支持ステー(図示せず)が溶接等の手段で固定されている。この支持ステーは金属(鉄系金属等)により形成され、ステアリング装置41の軸部のハウジング部(図示せず)を支持固定するようになっている。
【0037】
強度部材40の車両左右方向の両端部には、それぞれ金属(鉄系金属等)により板形状に形成された別体のサイドブラケット42(図1)が溶接等の手段で固定されている。なお、図1では、強度部材40の右端部のサイドブラケットは図示していない。
【0038】
このサイドブラケット42は、強度部材40の左右両端部を車体側面部に固定するために用いる。また、本例では、送風機ユニット31が車両左側の助手席側に配置されるので、左側のサイドブラケット42に送風機ユニット31を固定するようになっている。
【0039】
また、強度部材40の車両左右方向の中央部には空調ユニット32の固定部位が設定してある。すなわち、空調ユニット32のケース32aの上面部に左右2箇所の取付板部32iが一体に成形してあり、この左右2箇所の取付板部32iを図2に示すボルト等のねじ手段(締結手段)32jにより強度部材40の中央部に固定するようにしている。
【0040】
更に、強度部材40のうち、ステアリング装置41の近傍部位を補強するために、空調ユニット32の運転席側の側面に沿って補強部材44を配置している。この補強部材44は、例えば金属(鉄系金属等)により形成されるパイプ部材を板状に押しつぶした形状から構成される部材であり、その一端を強度部材40に溶接等の手段で固定し、その他端を車体の床面側に固定するようになっている。
【0041】
なお、図1において、33は前述のケース32aのデフロスタ開口部32bに接続されるデフロスタダクト部、34はセンタフェイス開口部32cに接続されるセンタフェイスダクト部、35は左右のサイドフェイス開口部32dに接続されるサイドフェイスダクト部であり、この左右のサイドフェイスダクト部35、35の先端部にはサイドフェイス吹出口36、36がそれぞれ開口している。
【0042】
37は電子制御装置(マイクロコンピュータ)で、空調用等の種々な用途の電子制御装置を統合したものである。本例では、この電子制御装置37を、送風機ユニット31と空調ユニット32との間で送風機31bの吹出ダクト部31cよりも後方側部位に配置している。
【0043】
次に、センタクラスタ50の固定構造部について説明する。センタクラスタ50はラジオ、オーディオ装置等の複数の機器を集合させた一体構造物(集合体)であり、本例ではその全体形状は略直方体状の箱状になっている。なお、図1の2点鎖線は箱形状の左側部を図示している。図2に示すように、センタクラスタ50の操作パネル部50aは計器盤20の中央部位に形成された凹部20a内に車室側へ直接露出するように収容され、乗員により操作できるようになっている。計器盤20の凹部20aの中央部にはセンタクラスタ50の箱形状の本体部を挿入可能な穴部(図示せず)が開けてある。
【0044】
そして、空調ユニットケース32aの車両後方側の左右両側に突き出し成形された後席用フット吹出ダクト32f、32fをセンタクラスタ50の固定部として構成している。すなわち、左右両側の後席用フット吹出ダクト32f、32fの後方側表面には、センタクラスタ固定用のブラケット51の左右両側のそれぞれ2個の底辺部51aがタッピングスクリュー等のねじ手段(締結手段)52により締め付け固定されている。ブラケット51は鉄系金属等の金属板材をプレス成形して製作できる板形状のものである。
【0045】
左右両側の底辺部51aからそれぞれ垂直方向に門形の取付脚部51bを立ち上げている。この左右両側の取付脚部51bの上端部にはそれぞれ左右方向の外方側へ取付片51cが一体に折り曲げ形成されている。一方、センタクラスタ50の左右両側の側面部には鉄系金属等の金属板材で形成されたブラケット50bが2箇所づつ配置してある。
【0046】
そして、ブラケット51の取付脚部51bを計器盤20の凹部20aの穴部周縁の内側面に押し当てるとともに、センタクラスタ50のブラケット50bを計器盤20の凹部20aの穴部周縁の外側面に押し当てて、ブラケット51の取付脚部51bとセンタクラスタ50のブラケット50bと計器盤20の三者を4本のタッピングスクリュー等のねじ手段(締結手段)53により締め付け固定するようにしてある。
【0047】
また、ブラケット51において、左右両側の取付脚部51bの付け根部を連結する連結片51dの中央部に、車体側の配線54に電気接続された待受けコネクタ55を配置している。この待受けコネクタ55は連結片51dの中央部の所定位置に位置決めして、かつ、電気絶縁して固定されている。また、待受けコネクタ55は本例では雄型の端子(図示せず)を内蔵するものを用いている。
【0048】
これに対し、センタクラスタ50のうち、ブラケット51の連結片51dに対向する底面部中央の所定位置には待受けコネクタ55に嵌合するコネクタ56を位置決めして固定している。このコネクタ56は本例では待受けコネクタ55の雄型端子が嵌入される雌型端子(図示せず)を内蔵するものを用いている。
【0049】
また、ブラケット51の運転席側(右側)の底辺部51aのうち、下側の底辺部51aから取付片51eを運転席側(右側)へ突き出すように形成している。この取付片51eは補強部材44にボルト等のねじ手段(締結手段)57により固定されるものである。
【0050】
次に、コクピットモジュール10の車両への搭載手順について説明する。強度部材40の所定部位には補強部材44の一端部が溶接等の手段で予め一体に連結されている。まず最初に、送風機ユニット31、空調ユニット32等を強度部材40に組み付る。具体的には、強度部材40の左側のサイドブラケット42に送風機ユニット31をねじ手段にて組み付ける。同様に、空調ユニット32も、そのケース32a上面部の取付板部32iをねじ手段32jにより強度部材40の中央部に組み付ける。
【0051】
そして、強度部材40への空調ユニット32の組み付け終了後に、空調ユニット32のケース32aのうち、車両後方側に位置する左右両側の後席用フット吹出ダクト32f、32fに、センタクラスタ固定用のブラケット51の左右両側の底辺部51aをねじ手段52により締め付け固定する。
【0052】
また、ブラケット51の運転席側(右側)の底辺部51aから運転席側へ突き出す取付片51eを、空調ユニット32の運転席側の側面に沿って配置される補強部材44にねじ手段57により固定する。
【0053】
また、デフロスタダクト部33、センタフェイスダクト部34、およびサイドフェイスダクト部35は予め一体構造物として組み付けてあるので、次に、このダクト部の一体構造物(33〜35)を強度部材40にねじ手段等により組み付ける。一方、電子制御装置37は、送風機ユニット31と空調ユニット32との間に挿入して送風機ユニット31と空調ユニット32にねじ手段等により組み付ける。ここで、電子制御装置37を強度部材40側に組み付けるようにしてもよい。
【0054】
図1は、送風機ユニット31、空調ユニット32、ダクト部の一体構造物(33〜35)等を強度部材40に組み付け、電子制御装置37を送風機ユニット31と空調ユニット32に組み付けた後の状態を示す。また、図1にはステアリング装置41を図示しているが、ステアリング装置41の軸部のハウジング部(図示せず)を強度部材40のステアリング装置用支持ステー(図示せず)にねじ手段等により組み付けることにより、ステアリング装置41の軸部を強度部材40に支持固定できる。但し、ステアリング装置41のハンドル部41aは、計器盤20の組み付けの支障となるので、ハンドル部41aの組付けは計器盤20の組み付け後に行う。
【0055】
なお、ステアリング装置41の軸部の組付けは、図1に示すように計器盤20を組み付ける前の状態、あるいは図2に示すように計器盤20を組み付けた後の状態のいずれでも可能である。
【0056】
次に、送風機ユニット31、空調ユニット32等を一体化した強度部材40、およびその他の図示しない機器を計器盤20の内側に収納し、これら機器を計器盤20と一体に組み付ける。ここで、強度部材40と計器盤20との一体化は種々の手段で可能であるが、例えば、サイドブラケット42の部分に計器盤20への取付部を設けておき、この取付部を用いて強度部材40を計器盤20に組み付けることができる。
【0057】
なお、強度部材40を計器盤20に組み付けた状態では、ブラケット51の取付脚部51bが計器盤20の凹部20aの穴部周縁の内側面に押し当たるように、計器盤20と空調ユニット32の位置決めがしてある。
【0058】
最後に、センタクラスタ50の組み付けを行って、コクピットモジュール10の組み付けを終了する。
【0059】
ここで、センタクラスタ50の組み付けを詳述すると、センタクラスタ50の箱状本体部を計器盤20の凹部20aの穴部を通して、計器盤20内側のブラケット51に向けて押し込む。すると、センタクラスタ50の箱状本体部の底面部に設けてある雌型コネクタ56が、ブラケット51の連結片51dの中央部に設けてある雄型の待受けコネクタ55と嵌合する。この両コネクタ55、56の嵌合によりセンタクラスタ50の電気回路が車体側の配線54に電気接続される。
【0060】
そして、上記両コネクタ55、56の嵌合と同時に、センタクラスタ50のブラケット50bが計器盤20の凹部20aの穴部周縁の外側面に押し当たる状態となる。そこで、次に、ブラケット51の取付脚部51bとセンタクラスタ50のブラケット50bと計器盤20の三者をタッピングスクリュー等のねじ手段53により締め付け固定する。
【0061】
これにより、空調ユニット32側に固定されたブラケット51を用いてセンタクラスタ50を計器盤20と空調ユニット32に固定できる。更に、センタクラスタ50の電気回路と車体側の配線54との電気接続を同時に終えることができる。また、ブラケット51は取付片51eの部位にて補強部材44に固定されているので、センタクラスタ50の電気回路の接地側を金属製のブラケット50b、ねじ手段53、ブラケット51および補強部材44を介して車体側に接地(ボディーアース)することが可能となる。
【0062】
以上により、センタクラスタ50の固定を含むコクピットモジュール10全体の組み付けを終了する。
【0063】
次に、コクピットモジュール10を車両に搭載するための作業を行う。すなわち、強度部材40の左右両端部のサイドブラケット42の部位にて、ボルト等のねじ手段により左右両側の車体側面部に締め付け固定する。また、補強部材44の下端を車体床面部にねじ手段により固定する。更に、計器盤20についても、その必要箇所を車体側にねじ手段等により固定する。
【0064】
空調ユニット32については、左右両側の後席用フット吹出ダクト32fの底面部から内側へ突出させた取付片32hを車体床面部にねじ手段により固定する。これにより、空調ユニット32の上面部を強度部材40に固定するとともに、空調ユニット32の底面部を車体床面部に固定することができる。このため、空調ユニット32を車両搭載状態では安定的に支持固定できる。
【0065】
また、送風機ユニット31についても、強度部材40への固定部の他に、車両前方のエンジンルームと車両後方の車室との間を仕切る隔壁(ファイヤウォール、図示せず)への固定部、あるいは車体側面部への固定部を追加してもよい。
【0066】
なお、上記した組み付け手順では、車両ステアリング装置41もコクピットモジュール10の一部として車両搭載前の状態で一体化する例について説明したが、コクピットモジュール10の車両搭載後に車両ステアリング装置41の軸部のハウジング部(図示せず)を強度部材40の支持ステーに固定するようにしてもよい。
【0067】
(第2実施形態)
図4は第2実施形態の要部を示す右側面図であり、第2実施形態では、センタクラスタ固定用のブラケット51のうち、補強部材44側すなわち、運転席側の部位では、底辺部51aとねじ手段52による右側の後席用フット吹出ダクト32fへの固定部を廃止している。
【0068】
一方、右側の後席用フット吹出ダクト32fの底面部から補強部材44側へ突出するように取付片32kを形成し、この取付片32kをねじ手段58により補強部材44とともに車体床面部に共締め固定するようにしている。
【0069】
第2実施形態によると、右側の後席用フット吹出ダクト32fと補強部材44との共締め固定部と、ブラケット51の取付片51eによる補強部材44への固定部(ボディーアース部)とを併せ持つため、ブラケット51のうち、補強部材44側の部位でダクト32fへの固定部を廃止しても、補強部材44を基準として空調ユニット32とセンタクラスタ50との相対位置を確実に規定できる。そのため、センタクラスタ50の組み付け上の不具合は生じない。
【0070】
そして、ブラケット51において補強部材44側部位での固定部を廃止することにより、ブラケット51の形状を簡素化できるとともに、補強部材44側の2個のねじ手段52を廃止することができ、第1実施形態よりもコスト低減が図れる。
【0071】
(第3実施形態)
図5は第3実施形態であり、センタクラスタ50の箱状本体部を空調ユニット32の車両後方側に位置する左右両側の後席用フット吹出ダクト32fの間の凹状部内に嵌入するように配置した例である。これによると、左右両側の後席用フット吹出ダクト32fの間の凹状部を有効利用して、センタクラスタ50の設置スペースを低減できる。
【0072】
第3実施形態においても、第1、第2実施形態のブラケット51と同様のブラケットを後席用フット吹出ダクト32fの後方側表面32f’に固定し、このブラケットを用いてセンタクラスタ50を後席用フット吹出ダクト32fに固定できる。
【0073】
(第4実施形態)
図6は第4実施形態であり、空調ユニット32の車両後方側の部位において、左右両側の後席用フット吹出ダクト32fの左右方向内側に、後席用フェイス吹出ダクト32mを配置する場合に、この左右両側の後席用フェイス吹出ダクト32mの間にセンタクラスタ50の箱状本体部を配置して、後席用フェイス吹出ダクト32mにセンタクラスタ50を固定するようにした例である。
【0074】
なお、図6において、32nは後席用フェイス吹出ダクト32mの先端開口部で、図示しない後席フェイス用接続ダクトを介して後席用フェイス吹出口に接続され、この後席用フェイス吹出口から後席乗員の頭部側に向けて空気を吹き出すようになっている。また、59は車両前方のエンジンルーム60と車両後方の車室61との間を仕切る隔壁(ファイヤウォール)で、62は車体床部である。
【0075】
(他の実施形態)
なお、第1、第2実施形態では別体のブラケット51を後席用フット吹出ダクト32fに取り付けているが、後席用フット吹出ダクト32fあるいは第4実施形態による後席用フェイス吹出ダクト32mに、ブラケット51に対応するブラケット形状部分を一体成形し、このブラケット形状部分にセンタクラスタ50を固定するようにしてもよい。つまり、吹出ダクトによるセンタクラスタ固定部とは、吹出ダクト形状そのものを利用したものだけでなく、吹出ダクトに一体成形したブラケット形状部分をも包含するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態によるコクピットモジュール組付体の斜視図で、計器盤組み付け前の状態を示す。
【図2】第1実施形態のセンタクラスタ固定部の左側面図である。
【図3】第1実施形態の空調装置部分の斜視図である。
【図4】第2実施形態によるセンタクラスタ固定部の右側面図である。
【図5】第3実施形態によるコクピットモジュール組付体の斜視図で、計器盤組み付け前の状態を示す。
【図6】第4実施形態によるセンタクラスタ固定部を示す空調ユニット部分の左側面図である。
【符号の説明】
20…計器盤、30…空調装置、31…送風機ユニット、
32…空調ユニット、32a…ケース、32f…後席用フット吹出ダクト、
32m…後席用フェイス吹出ダクト、40…強度部材、44…補強部材、
50…センタクラスタ、50a、51…ブラケット、54…車体側の配線、
55…待受けコネクタ、56…コネクタ。
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a structure for fixing a center cluster arranged at the center in the left-right direction of a vehicle instrument panel, and in particular, a vehicle cockpit module assembly in which equipment such as an air conditioner is integrally assembled to the inner part of the vehicle instrument panel. It is effective when applied to.
[0002]
[Prior art]
The center cluster arranged at the center in the left-right direction of the vehicle instrument panel is an integrated structure (aggregate) in which a plurality of devices such as a radio, an audio device, and an air conditioning operation panel are assembled. The center cluster is usually fixed by using a rod-like strength member (lean force bar) extending in the vehicle left-right direction inside the instrument panel.
[0003]
That is, a special bracket (made of metal) for the center cluster is fixed at two positions with a predetermined interval at the center of the rod-shaped strength member in the left-right direction of the vehicle, and the center cluster is screwed between the two brackets on the left and right. It is supported and fixed by means such as a stopper.
[0004]
In addition, the fan unit portion and the air conditioning unit portion of the air conditioner are also fixed to the rod-shaped strength member by setting a dedicated fixing portion for the rod-shaped strength member.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, in the conventional vehicle cockpit module, the bracket dedicated to the center cluster is provided on the rod-shaped strength member separately from the fixing means of the air conditioner. A relatively large dedicated bracket for connecting the two is required, which increases the installation space of the bracket and increases the manufacturing cost of the bracket.
[0006]
In view of the above points, an object of the present invention is to reduce the size and cost of a center cluster fixing structure.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In the present invention, focusing on the fact that the air conditioning unit part of the air conditioner is arranged in the center part of the vehicle lateral direction in the inner part of the vehicle instrument panel, and the center cluster is adjacently arranged on the vehicle rear side of this air conditioning unit part. The above object is achieved by effectively utilizing the case structure itself of the air conditioning unit for the fixed support of the center cluster.
[0008]
  That is, according to the first aspect of the present invention, the air conditioning unit (32) that adjusts the temperature of the conditioned air and blows it out into the passenger compartment is arranged at the center in the vehicle left-right direction inside the instrument panel (20). ) Is fixed to a strength member (40) extending in the vehicle left-right direction inside the instrument panel (20), and the air conditioning unit (32) is assembled to the instrument panel (20) via the strength member (40). Cockpit module assembly for
  A reinforcing member (44) disposed along the side surface on the driver's seat side of the air conditioning unit (32);
  One end of the reinforcing member (44) is fixed to the strength member (40), and the other end of the reinforcing member (44) is fixed to the vehicle body side,
  A fixing portion (32f, 32m) for fixing a center cluster (50) in which a plurality of devices such as a radio and an audio device are assembled as an integrated structure in a rear part of the case (32a) of the air conditioning unit (32). )The
  The fixing part (32f, 32m) has a bracket (51) for fixing the center cluster (50),
  The bracket (51) is provided with a portion (51e) fixed to the reinforcing member (44),
  The ground side of the electric circuit of the center cluster (50) is grounded to the vehicle body side via the bracket (51) and the reinforcing member (44).It is characterized by that.
[0009]
  Thereby, since the center cluster (50) can be fixed by the fixing portions (32f, 32m) provided in the air conditioning unit (32), it is not necessary to provide a bracket dedicated to the center cluster on the strength member separately from the fixing means of the air conditioner. . Since the fixing portions (32f, 32m) and the center cluster (50) provided in the air conditioning unit (32) are adjacent to each other, the center cluster fixing structure can be simplified, and downsizing and cost reduction can be achieved.
  According to the first aspect of the present invention, since the ground side of the electric circuit of the center cluster (50) is grounded to the vehicle body side via the bracket (51) and the reinforcing member (44), the center cluster fixing bracket (51 ) Can be used to ground the electrical circuit of the center cluster (50) very easily.
[0010]
In the invention according to claim 2, the standby connector (55) electrically connected to the wiring (54) on the vehicle body side is disposed in the rear side of the case (32a) of the air conditioning unit (32), The connector (56) to be fitted to the standby connector (55) is disposed on the center cluster (50), and the center cluster (50) is pressed against the case (32a) of the air conditioning unit (32), thereby 55, 56) are fitted to electrically connect the electric circuit of the center cluster (50) to the wiring (54) on the vehicle body side.
[0011]
Accordingly, the electrical circuit of the center cluster (50) can be easily electrically connected to the wiring (54) on the vehicle body side in conjunction with the fixing work of the center cluster (50).
[0012]
In the third aspect of the invention, the bracket (51) is fixed to the fixing portion (32f, 32m), the standby connector (55) is fixed to the bracket (51), and the center cluster (50) is attached to the bracket ( 51), the connector (56) of the center cluster (50) is fitted to the standby connector (55).
[0013]
Thereby, in addition to being able to exhibit the effect of claim 2, it has a bracket (51) separate from the case (32a) of the air conditioning unit (32), and the standby connector (55) is fixed to the bracket (51). Therefore, a change in the fixed position of the center cluster (50), a change in the electrical connection configuration, and the like can be dealt with by changing a separate bracket (51), a standby connector (55), or the like. Therefore, the air conditioning unit (32) side is not changed at all and can be used in common.
[0016]
  Claim4In the invention described in claimAny one of 1 to 3In the air-conditioning unit (32), a part (32k) fixed to the reinforcing member (44) is provided in a part on the driver's seat side.
[0017]
  According to this, the claim1By the bracket (51) And the fixing part (51e) to the reinforcing member (44) of the air conditioning unit (32) and the fixing part (32k) to the reinforcing member (44) of the air conditioning unit (32). 32) and the relative position of the center cluster (50) can be defined reliably. Therefore, bracket (51), The fixing part to the air conditioning unit (32) can be omitted at the part on the driver's seat side.
[0018]
  Claim5Like the invention described inIn any one of Claims 1 thru | or 4,In the case (32a) of the air conditioning unit (32), air outlet ducts (32f, 32m) through which air blown into the passenger compartment flows are provided on both the left and right sides of the rear part of the vehicle. Can be a fixed part of the center cluster (50).
[0019]
According to this, the center cluster (50) can be fixed using the blowout ducts (32f, 32m) on both the left and right sides.
[0020]
  Claim6Like the invention described inIn claim 5,The left and right outlet ducts (32f, 32m) are formed so as to protrude rearward from the surface of the main body of the case (32a), and the center cluster (50) is formed between the left and right outlet ducts (32f, 32m). Can be used to reduce the space for fixing the center cluster by utilizing the concave space between the right and left outlet ducts (32f, 32m).
  In the invention according to claim 7, the air conditioning unit (32) for adjusting the temperature of the conditioned air to blow out into the passenger compartment is arranged in the central part of the vehicle panel in the left-right direction inside the instrument panel (20). At least a part is fixed to the strength member (40) extending in the vehicle left-right direction inside the instrument panel (20), and the vehicle cockpit for assembling the air conditioning unit (32) to the instrument panel (20) via the strength member (40) In the module assembly,
  In the case (32a) of the air conditioning unit (32), air outlet ducts (32f, 32m) through which air blown into the passenger compartment flows are provided on the left and right sides of the vehicle rear side portion.
  The left and right outlet ducts (32f, 32m) are formed so as to protrude from the surface of the main body of the case (32a) toward the vehicle rear side,
  A center cluster (50) in which a plurality of devices such as radios and audio devices are assembled as an integrated structure is inserted between the right and left outlet ducts (32f, 32m).
  The right and left outlet ducts (32f, 32m) are fixed portions for fixing the center cluster (50).
  According to this, similarly to the fifth aspect of the invention, the center cluster (50) can be fixed using the right and left outlet ducts (32f, 32m). Therefore, the center cluster fixing structure can be simplified, and downsizing and cost reduction can be achieved.
  In addition, as in the invention described in claim 6, since the center cluster (50) can be fixed by utilizing the concave space between the right and left outlet ducts (32f, 32m), the space for fixing the center cluster is reduced. Can be reduced.
[0021]
As in the eighth aspect of the invention, the blowout duct can be specifically a rear seat foot blowout duct (32f) through which foot blowout air flows to the rear seat side.
[0022]
As in the ninth aspect of the present invention, the blowout duct can be specifically a rear seat face blowout duct (32 m) through which face blowout air flows to the rear seat side.
[0028]
In addition, the code | symbol in the bracket | parenthesis of each said means shows the correspondence with the specific means as described in embodiment mentioned later.
[0029]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(First embodiment)
1 to 3 show a first embodiment, and the cockpit module 10 is obtained by integrally assembling various devices such as a vehicle air conditioner 30 (FIG. 3) inside a vehicle instrument panel 20 (FIG. 2). . In FIG. 1, the vehicle instrument panel 20 is not shown in order to illustrate a storage device inside the vehicle instrument panel 20. FIG. 2 is a left side view of the fixed structure portion of the center cluster 50 which is the main part of the present invention. FIG. 3 shows the blower unit 31 and the air conditioning unit 32 of the vehicle air conditioner 30 housed inside the instrument panel 20. The arrows in FIGS. 1 to 3 indicate the front-rear, left-right, and up-down directions when the vehicle is mounted.
[0030]
In this example, since the case of a right-hand drive vehicle is illustrated, the blower unit 31 is disposed on the passenger seat side on the left side of the vehicle, and the air conditioning unit 32 is disposed in a substantially central portion in the left-right direction of the vehicle. Here, since the blower unit 31 and the air conditioning unit 32 are well-known configurations, the outline of the blower unit 31 will be briefly described. A centrifugal blower 31b that blows air sucked from the inside / outside air switching box 31a is arranged in the lower part. The blower 31b includes a centrifugal blower fan, a fan drive motor, and a scroll case that houses the blower fan. 31c is a blowing duct part of the blower 31b.
[0031]
The air conditioning unit 32 adjusts the temperature of the blown air from the blower unit 31 and blows it out into the passenger compartment. The air conditioning unit 32 has a resin case 32a connected to the blowout duct portion 31c. In the resin case 32a, an evaporator as a cooling heat exchanger for cooling the blown air, a hot water heater core as a heating heat exchanger for heating the blown air, an air mix door as a temperature control means, and a blow-out mode A blow-out mode door and the like constituting the switching mechanism are incorporated.
[0032]
A defroster opening 32b is opened at the upper front portion of the case 32a of the air conditioning unit 32, and a center face opening 32c and a side face opening 32d are opened at the upper rear portion, respectively. Front seat foot outlet ducts 32e are integrally formed on the left and right side surfaces of the case 32a. Further, on the vehicle rear side surface of the case 32a, rear seat foot outlet ducts 32f are integrally formed at the left and right side portions.
[0033]
Here, a rear seat foot connection duct (not shown) is connected to the front end opening 32g of the rear seat foot outlet duct 32f, and the rear seat foot outlet is provided at the front end of the rear seat foot connection duct. Air (warm air) is blown out to the feet of passengers. Since the left and right rear seat foot outlet ducts 32f are formed so as to protrude from the surface of the main body of the case 32a toward the vehicle rear side, a center described later is provided between the left and right rear seat foot outlet ducts 32f. A concave portion into which the cluster 50 can be inserted is formed.
[0034]
Further, the attachment pieces 32h are integrally formed so as to protrude inward in the left-right direction from the bottom surface portions of the left and right rear seat foot outlet ducts 32f. The mounting piece 32h constitutes a fixing portion for fixing the bottom surface portion of the air conditioning unit 32 to the vehicle body floor portion.
[0035]
Inside the instrument panel 20, a strength member (lean force bar) 40 extending over the entire length in the left-right direction of the vehicle is disposed. Here, the strength member 40 has a rod shape, and this rod shape is a term that includes a pipe shape having a hollow portion. Also, the pipe shape is not limited to the circular cross section shown in FIG. The strength member 40 is made of metal (iron-based metal or the like).
[0036]
The strength member 40 is a member whose main purpose is to support and fix the steering device 41 of the vehicle, and since this example is a right-hand drive vehicle, a portion closer to the right than the central portion of the strength member 40, that is, the strength member 40. A support stay (not shown) of the steering device 41 is fixed to a portion close to the right end portion by means such as welding. This support stay is made of metal (iron-based metal or the like), and supports and fixes a housing portion (not shown) of the shaft portion of the steering device 41.
[0037]
Separate side brackets 42 (FIG. 1) each formed in a plate shape with metal (iron-based metal or the like) are fixed to both ends of the strength member 40 in the left-right direction of the vehicle by means such as welding. In FIG. 1, the side bracket at the right end of the strength member 40 is not shown.
[0038]
The side bracket 42 is used to fix the left and right ends of the strength member 40 to the side surface of the vehicle body. In this example, since the blower unit 31 is disposed on the passenger seat side on the left side of the vehicle, the blower unit 31 is fixed to the left side bracket 42.
[0039]
In addition, a fixing portion of the air conditioning unit 32 is set at the center of the strength member 40 in the left-right direction of the vehicle. That is, two left and right mounting plate portions 32i are integrally formed on the upper surface of the case 32a of the air conditioning unit 32, and the left and right mounting plate portions 32i are screw means (fastening means) such as bolts shown in FIG. ) 32j is fixed to the central portion of the strength member 40.
[0040]
Further, in order to reinforce the vicinity of the steering device 41 in the strength member 40, the reinforcing member 44 is disposed along the side surface of the air conditioning unit 32 on the driver seat side. This reinforcing member 44 is a member constituted by a shape obtained by crushing a pipe member formed of, for example, metal (iron-based metal or the like) into a plate shape, and one end thereof is fixed to the strength member 40 by means such as welding, The other end is fixed to the floor side of the vehicle body.
[0041]
In FIG. 1, 33 is a defroster duct portion connected to the defroster opening 32b of the case 32a, 34 is a center face duct portion connected to the center face opening 32c, and 35 is a left and right side face opening 32d. Side face air ducts 36 and 36 are opened at the front end portions of the left and right side face duct portions 35 and 35, respectively.
[0042]
Reference numeral 37 denotes an electronic control device (microcomputer), which integrates electronic control devices for various purposes such as air conditioning. In this example, this electronic control unit 37 is disposed between the blower unit 31 and the air conditioning unit 32 at a rear side portion of the blower duct portion 31c of the blower 31b.
[0043]
Next, the fixed structure part of the center cluster 50 will be described. The center cluster 50 is an integral structure (aggregate) in which a plurality of devices such as radios and audio devices are aggregated. In this example, the overall shape is a substantially rectangular parallelepiped box. In addition, the dashed-two dotted line of FIG. 1 has illustrated the left side part of the box shape. As shown in FIG. 2, the operation panel 50a of the center cluster 50 is accommodated in a recess 20a formed in the central portion of the instrument panel 20 so as to be directly exposed to the passenger compartment side, and can be operated by a passenger. Yes. A hole (not shown) through which the box-shaped main body of the center cluster 50 can be inserted is formed in the center of the recess 20a of the instrument panel 20.
[0044]
The rear seat foot outlet ducts 32 f and 32 f that are formed to protrude from the left and right sides of the air conditioning unit case 32 a on the vehicle rear side are configured as fixed portions of the center cluster 50. That is, two bottom sides 51a on the left and right sides of the center cluster fixing bracket 51 are respectively provided on the rear side surfaces of the left and right rear seat foot outlet ducts 32f, 32f. Fastened and fixed by 52. The bracket 51 has a plate shape that can be manufactured by press-molding a metal plate material such as an iron-based metal.
[0045]
A gate-shaped mounting leg 51b is raised in the vertical direction from the bottom 51a on both the left and right sides. Attachment pieces 51c are integrally formed at the upper ends of the left and right attachment leg portions 51b so as to be bent outwardly in the left-right direction. On the other hand, two brackets 50b formed of a metal plate material such as iron-based metal are arranged on each of the left and right side portions of the center cluster 50.
[0046]
The mounting leg 51b of the bracket 51 is pressed against the inner surface of the hole periphery of the recess 20a of the instrument panel 20, and the bracket 50b of the center cluster 50 is pressed against the outer surface of the hole periphery of the recess 20a of the instrument panel 20. The mounting leg 51b of the bracket 51, the bracket 50b of the center cluster 50, and the instrument panel 20 are fastened and fixed by screw means (fastening means) 53 such as four tapping screws.
[0047]
Further, in the bracket 51, a standby connector 55 that is electrically connected to the wiring 54 on the vehicle body side is disposed at the center portion of the connecting piece 51d that connects the base portions of the left and right mounting leg portions 51b. The standby connector 55 is positioned at a predetermined position in the central portion of the connecting piece 51d, and is electrically insulated and fixed. In this example, the standby connector 55 uses a male terminal (not shown).
[0048]
On the other hand, in the center cluster 50, a connector 56 to be fitted to the standby connector 55 is positioned and fixed at a predetermined position in the center of the bottom surface portion facing the connecting piece 51d of the bracket 51. In this example, the connector 56 includes a female terminal (not shown) into which the male terminal of the standby connector 55 is inserted.
[0049]
In addition, among the bottom 51a on the driver seat side (right side) of the bracket 51, the mounting piece 51e is formed so as to protrude from the lower bottom 51a to the driver seat side (right side). The mounting piece 51e is fixed to the reinforcing member 44 by screw means (fastening means) 57 such as bolts.
[0050]
Next, a procedure for mounting the cockpit module 10 on a vehicle will be described. One end of the reinforcing member 44 is integrally connected to a predetermined portion of the strength member 40 in advance by means such as welding. First, the blower unit 31, the air conditioning unit 32, and the like are assembled to the strength member 40. Specifically, the blower unit 31 is assembled to the left side bracket 42 of the strength member 40 by screw means. Similarly, in the air conditioning unit 32, the mounting plate 32i on the upper surface of the case 32a is assembled to the central portion of the strength member 40 by the screw means 32j.
[0051]
After the assembly of the air conditioning unit 32 to the strength member 40, brackets for fixing the center cluster to the left and right rear seat foot outlet ducts 32f and 32f located on the rear side of the vehicle in the case 32a of the air conditioning unit 32. The bottom sides 51 a on both the left and right sides of 51 are fastened and fixed by the screw means 52.
[0052]
Further, the mounting piece 51e protruding from the bottom 51a on the driver seat side (right side) of the bracket 51 to the driver seat side is fixed to the reinforcing member 44 arranged along the side surface of the air conditioning unit 32 on the driver seat side by the screw means 57. To do.
[0053]
Moreover, since the defroster duct part 33, the center face duct part 34, and the side face duct part 35 are assembled in advance as an integrated structure, the integrated structure (33 to 35) of this duct part is then used as the strength member 40. Assemble with screw means. On the other hand, the electronic control unit 37 is inserted between the blower unit 31 and the air conditioning unit 32 and assembled to the blower unit 31 and the air conditioning unit 32 by screw means or the like. Here, the electronic control unit 37 may be assembled on the strength member 40 side.
[0054]
FIG. 1 shows a state after an air blower unit 31, an air conditioning unit 32, an integrated structure (33 to 35) of a duct portion are assembled to the strength member 40, and the electronic control device 37 is assembled to the air blower unit 31 and the air conditioning unit 32. Show. 1 shows the steering device 41, the housing portion (not shown) of the shaft portion of the steering device 41 is attached to the steering device support stay (not shown) of the strength member 40 by screw means or the like. By assembling, the shaft portion of the steering device 41 can be supported and fixed to the strength member 40. However, since the handle portion 41a of the steering device 41 hinders the assembly of the instrument panel 20, the assembly of the handle portion 41a is performed after the instrument panel 20 is assembled.
[0055]
The shaft portion of the steering device 41 can be assembled either before the instrument panel 20 is assembled as shown in FIG. 1 or after the instrument panel 20 is assembled as shown in FIG. .
[0056]
Next, the strength member 40 in which the blower unit 31, the air conditioning unit 32, and the like are integrated, and other devices (not shown) are housed inside the instrument panel 20, and these instruments are assembled integrally with the instrument panel 20. Here, the strength member 40 and the instrument panel 20 can be integrated by various means. For example, an attachment part to the instrument panel 20 is provided in the side bracket 42, and this attachment part is used. The strength member 40 can be assembled to the instrument panel 20.
[0057]
In the state in which the strength member 40 is assembled to the instrument panel 20, the instrument panel 20 and the air conditioning unit 32 are arranged such that the mounting leg 51b of the bracket 51 presses against the inner surface of the hole periphery of the recess 20a of the instrument panel 20. It is positioned.
[0058]
Finally, the center cluster 50 is assembled and the assembly of the cockpit module 10 is completed.
[0059]
Here, the assembly of the center cluster 50 will be described in detail. The box-shaped main body portion of the center cluster 50 is pushed into the bracket 51 inside the instrument panel 20 through the hole of the recess 20a of the instrument panel 20. Then, the female connector 56 provided on the bottom surface portion of the box-shaped main body portion of the center cluster 50 is engaged with the male standby connector 55 provided at the center portion of the connecting piece 51 d of the bracket 51. The electrical circuit of the center cluster 50 is electrically connected to the wiring 54 on the vehicle body side by the fitting of both the connectors 55 and 56.
[0060]
Simultaneously with the fitting of the connectors 55 and 56, the bracket 50b of the center cluster 50 is pressed against the outer surface of the peripheral edge of the hole of the recess 20a of the instrument panel 20. Therefore, next, the mounting leg 51b of the bracket 51, the bracket 50b of the center cluster 50, and the instrument panel 20 are fastened and fixed by screw means 53 such as a tapping screw.
[0061]
Thus, the center cluster 50 can be fixed to the instrument panel 20 and the air conditioning unit 32 using the bracket 51 fixed to the air conditioning unit 32 side. Furthermore, the electrical connection between the electrical circuit of the center cluster 50 and the wiring 54 on the vehicle body side can be completed simultaneously. Further, since the bracket 51 is fixed to the reinforcing member 44 at the attachment piece 51e, the ground side of the electric circuit of the center cluster 50 is connected via the metal bracket 50b, the screw means 53, the bracket 51 and the reinforcing member 44. It becomes possible to ground (body earth) to the vehicle body side.
[0062]
Thus, the assembly of the entire cockpit module 10 including the fixing of the center cluster 50 is completed.
[0063]
Next, an operation for mounting the cockpit module 10 on the vehicle is performed. That is, the strength member 40 is fastened and fixed to the left and right vehicle body side portions by screw means such as bolts at the portions of the side brackets 42 at both left and right end portions. Further, the lower end of the reinforcing member 44 is fixed to the vehicle body floor by screw means. Further, the necessary position of the instrument panel 20 is also fixed to the vehicle body side by screw means or the like.
[0064]
About the air conditioning unit 32, the attachment piece 32h protruded inward from the bottom face part of the rear seat foot outlet duct 32f on the left and right sides is fixed to the vehicle body floor part by screw means. Thereby, while fixing the upper surface part of the air conditioning unit 32 to the intensity | strength member 40, the bottom face part of the air conditioning unit 32 can be fixed to a vehicle body floor surface part. For this reason, the air conditioning unit 32 can be stably supported and fixed in the vehicle mounted state.
[0065]
In addition to the fixing portion to the strength member 40, the blower unit 31 also has a fixing portion to a partition wall (firewall, not shown) that partitions between the engine room in front of the vehicle and the passenger compartment in the rear of the vehicle, or You may add the fixing | fixed part to a vehicle body side part.
[0066]
In the above assembly procedure, the example in which the vehicle steering device 41 is also integrated as a part of the cockpit module 10 before being mounted on the vehicle has been described. However, after the cockpit module 10 is mounted on the vehicle, A housing part (not shown) may be fixed to the support stay of the strength member 40.
[0067]
(Second Embodiment)
FIG. 4 is a right side view showing the main part of the second embodiment. In the second embodiment, the bottom portion 51a of the bracket 51 for fixing the center cluster is located at the reinforcing member 44 side, that is, at the driver seat side. And the fixing means to the right rear seat foot outlet duct 32f by the screw means 52 are eliminated.
[0068]
On the other hand, a mounting piece 32k is formed so as to protrude from the bottom surface portion of the right rear seat foot outlet duct 32f to the reinforcing member 44 side, and this mounting piece 32k is fastened together with the reinforcing member 44 to the vehicle body floor surface portion by the screw means 58. I try to fix it.
[0069]
According to the second embodiment, the right rear seat foot outlet duct 32f and the reinforcing member 44 are fastened together and the bracket 51 is attached to the reinforcing member 44 by the mounting piece 51e (body ground portion). Therefore, even if the fixing portion to the duct 32 f is eliminated at the portion of the bracket 51 on the reinforcing member 44 side, the relative position between the air conditioning unit 32 and the center cluster 50 can be reliably defined with reference to the reinforcing member 44. Therefore, there is no problem in assembling the center cluster 50.
[0070]
Then, by eliminating the fixing portion at the reinforcing member 44 side portion in the bracket 51, the shape of the bracket 51 can be simplified, and the two screw means 52 on the reinforcing member 44 side can be eliminated. Cost can be reduced as compared with the embodiment.
[0071]
(Third embodiment)
FIG. 5 shows a third embodiment, in which the box-shaped main body portion of the center cluster 50 is disposed so as to be fitted into the concave portion between the left and right rear seat foot outlet ducts 32f located on the vehicle rear side of the air conditioning unit 32. This is an example. According to this, the installation space of the center cluster 50 can be reduced by effectively utilizing the concave portion between the left and right rear seat foot outlet ducts 32f.
[0072]
Also in the third embodiment, a bracket similar to the bracket 51 of the first and second embodiments is fixed to the rear surface 32f ′ of the rear seat foot outlet duct 32f, and the center cluster 50 is attached to the rear seat using this bracket. Can be fixed to the foot outlet duct 32f.
[0073]
(Fourth embodiment)
FIG. 6 shows a fourth embodiment. When the rear seat face outlet duct 32m is arranged inside the left and right rear seat foot outlet ducts 32f in the vehicle rear side portion of the air conditioning unit 32, FIG. This is an example in which a box-shaped main body portion of the center cluster 50 is disposed between the left and right rear seat face outlet ducts 32m, and the center cluster 50 is fixed to the rear seat face outlet duct 32m.
[0074]
In FIG. 6, 32n is a front end opening of a rear seat face outlet duct 32m, which is connected to a rear seat face outlet through a rear seat face connection duct (not shown). Air is blown out toward the head of the rear passenger. A partition wall (fire wall) 59 partitions the engine room 60 in front of the vehicle and the vehicle compartment 61 in the rear of the vehicle, and 62 is a vehicle body floor.
[0075]
(Other embodiments)
In the first and second embodiments, a separate bracket 51 is attached to the rear seat foot outlet duct 32f. However, the rear seat foot outlet duct 32f or the rear seat face outlet duct 32m according to the fourth embodiment is used. The bracket-shaped portion corresponding to the bracket 51 may be integrally formed, and the center cluster 50 may be fixed to the bracket-shaped portion. That is, the center cluster fixing portion by the blowout duct includes not only a shape using the blowout duct shape itself but also a bracket-shaped portion integrally formed with the blowout duct.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a cockpit module assembly according to a first embodiment of the present invention, showing a state before assembly of an instrument panel.
FIG. 2 is a left side view of a center cluster fixing unit according to the first embodiment.
FIG. 3 is a perspective view of the air conditioner portion of the first embodiment.
FIG. 4 is a right side view of a center cluster fixing unit according to a second embodiment.
FIG. 5 is a perspective view of a cockpit module assembly according to a third embodiment, showing a state before the instrument panel is assembled.
FIG. 6 is a left side view of an air conditioning unit showing a center cluster fixing unit according to a fourth embodiment.
[Explanation of symbols]
20 ... Instrument panel, 30 ... Air conditioner, 31 ... Blower unit,
32 ... Air conditioning unit, 32a ... Case, 32f ... Rear seat foot outlet duct,
32m ... rear seat face outlet duct, 40 ... strength member, 44 ... reinforcing member,
50 ... Center cluster, 50a, 51 ... Bracket, 54 ... Wiring on the vehicle body side,
55 ... Standby connector, 56 ... Connector.

Claims (9)

計器盤(20)内側に車両左右方向に延びるように強度部材(40)を配置するとともに、計器盤(20)内側の車両左右方向の中央部に、空調空気を温度調整して車室内へ吹き出す空調ユニット(32)を配置し、
前記空調ユニット(32)の少なくとも一部を前記強度部材(40)に固定し、前記空調ユニット(32)を前記強度部材(40)を介して前記計器盤(20)に組み付ける車両用コクピットモジュール組付体であって、
前記空調ユニット(32)の運転席側の側面に沿って配置される補強部材(44)を有し、
前記補強部材(44)の一端を前記強度部材(40)に固定し、前記補強部材(44)の他端を車体側に固定するようになっており、
前記空調ユニット(32)のケース(32a)のうち車両後方側の部位に、ラジオ、オーディオ装置等の複数の機器を一体構造物として集合させたセンタクラスタ(50)を固定する固定部(32f、32m)を設け、
前記固定部(32f、32m)前記センタクラスタ(50)を固定するブラケット(51)を有し、
このブラケット(51)に前記補強部材(44)に固定される部位(51e)を設け、
前記センタクラスタ(50)の電気回路の接地側を前記ブラケット(51)および前記補強部材(44)を介して車体側に接地することを特徴とする車両用コクピットモジュール組付体。
A strength member (40) is disposed inside the instrument panel (20) so as to extend in the left-right direction of the vehicle, and the temperature of the conditioned air is adjusted at the center of the instrument panel (20) inside the vehicle left-right direction and blown out into the vehicle interior. Arrange the air conditioning unit (32),
A cockpit module set for a vehicle in which at least a part of the air conditioning unit (32) is fixed to the strength member (40), and the air conditioning unit (32) is assembled to the instrument panel (20) via the strength member (40). An appendage,
A reinforcing member (44) disposed along a side surface of the air conditioning unit (32) on the driver's seat side;
One end of the reinforcing member (44) is fixed to the strength member (40), and the other end of the reinforcing member (44) is fixed to the vehicle body side,
A fixing portion (32f, 32f) for fixing a center cluster (50) in which a plurality of devices such as a radio and an audio device are assembled as an integrated structure in a portion on the vehicle rear side of the case (32a) of the air conditioning unit (32). 32m)
The fixing part (32f, 32m) has a bracket (51) for fixing the center cluster (50),
The bracket (51) is provided with a portion (51e) fixed to the reinforcing member (44),
A cockpit module assembly for a vehicle, wherein a ground side of an electric circuit of the center cluster (50) is grounded to a vehicle body side via the bracket (51) and the reinforcing member (44).
前記空調ユニット(32)のケース(32a)のうち車両後方側の部位に、車体側の配線(54)に電気接続された待受けコネクタ(55)を配置し、
一方、前記センタクラスタ(50)に前記待受けコネクタ(55)に嵌合するコネクタ(56)を配置し、
前記センタクラスタ(50)を前記空調ユニット(32)のケース(32a)に向かって押し付けることにより、前記両コネクタ(55、56)が嵌合して前記センタクラスタ(50)の電気回路を前記車体側の配線(54)に電気接続することを特徴とする請求項1に記載の車両用コクピットモジュール組付体。
In the case (32a) of the air conditioning unit (32), a standby connector (55) that is electrically connected to the vehicle body side wiring (54) is disposed at a site on the vehicle rear side,
On the other hand, a connector (56) that fits into the standby connector (55) is disposed in the center cluster (50),
By pressing the center cluster (50) toward the case (32a) of the air conditioning unit (32), both the connectors (55, 56) are fitted and the electric circuit of the center cluster (50) is connected to the vehicle body. The cockpit module assembly for a vehicle according to claim 1, wherein the assembly is electrically connected to the wiring (54) on the side.
前記固定部(32f、32m)に前記ブラケット(51)を固定し、このブラケット(51)に前記待受けコネクタ(55)を固定しておき、前記センタクラスタ(50)を前記ブラケット(51)に組み付けることにより、前記センタクラスタ(50)のコネクタ(56)を前記待受けコネクタ(55)に嵌合することを特徴とする請求項2に記載の車両用コクピットモジュール組付体。The fixing portion (32f, 32m) fixed to the bracket (51) to said standby leave secure the connector (55) to the bracket (51), assembling the center cluster (50) to the bracket (51) 3. The vehicle cockpit module assembly according to claim 2, wherein the connector (56) of the center cluster (50) is fitted to the standby connector (55). 前記空調ユニット(32)のうち、運転席側の部位に、前記補強部材(44)に固定される部位(32k)を設けたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用コクピットモジュール組付体。The part (32k) fixed to the said reinforcement member (44) was provided in the site | part by the side of a driver's seat among the said air-conditioning unit (32), The one of Claim 1 thru | or 3 characterized by the above-mentioned. A cockpit module assembly for vehicles. 前記空調ユニット(32)のケース(32a)のうち車両後方側の部位において左右両側に、車室内への吹出空気が流れる吹出ダクト(32f、32m)を設け、
前記左右両側の吹出ダクト(32f、32m)を前記センタクラスタ(50)の固定部としたことを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の車両用コクピットモジュール組付体。
In the case (32a) of the air conditioning unit (32), air outlet ducts (32f, 32m) through which air blown into the passenger compartment flows are provided on both the left and right sides of the vehicle rear side portion.
The cockpit module assembly for a vehicle according to any one of claims 1 to 4 , wherein the left and right outlet ducts (32f, 32m) are fixed portions of the center cluster (50).
前記左右両側の吹出ダクト(32f、32m)は、前記ケース(32a)の本体部の面から車両後方側へ突き出すように形成されており、
前記左右両側の吹出ダクト(32f、32m)の間に前記センタクラスタ(50)を嵌入したことを特徴とする請求項に記載の車両用コクピットモジュール組付体。
The left and right outlet ducts (32f, 32m) are formed so as to protrude from the surface of the main body of the case (32a) toward the vehicle rear side.
6. The cockpit module assembly for a vehicle according to claim 5 , wherein the center cluster (50) is inserted between the left and right outlet ducts (32f, 32m).
計器盤(20)内側に車両左右方向に延びるように強度部材(40)を配置するとともに、計器盤(20)内側の車両左右方向の中央部に、空調空気を温度調整して車室内へ吹き出す空調ユニット(32)を配置し、
前記空調ユニット(32)の少なくとも一部を前記強度部材(40)に固定し、前記空調ユニット(32)を前記強度部材(40)を介して前記計器盤(20)に組み付ける車両用コクピットモジュール組付体であって、
前記空調ユニット(32)のケース(32a)のうち車両後方側の部位において左右両側に、車室内への吹出空気が流れる吹出ダクト(32f、32m)を設け、
前記左右両側の吹出ダクト(32f、32m)は、前記ケース(32a)の本体部の面から車両後方側へ突き出すように形成されており、
前記左右両側の吹出ダクト(32f、32m)の間に、ラジオ、オーディオ装置等の複数の機器を一体構造物として集合させたセンタクラスタ(50)を嵌入し、
前記左右両側の吹出ダクト(32f、32m)を、前記センタクラスタ(50)を固定する固定部としたことを特徴とする車両用コクピットモジュール組付体。
A strength member (40) is disposed inside the instrument panel (20) so as to extend in the left-right direction of the vehicle, and the temperature of the conditioned air is adjusted at the center of the instrument panel (20) inside the vehicle left-right direction and blown out into the vehicle interior. Arrange the air conditioning unit (32),
A cockpit module set for a vehicle in which at least a part of the air conditioning unit (32) is fixed to the strength member (40), and the air conditioning unit (32) is assembled to the instrument panel (20) via the strength member (40). An appendage,
In the case (32a) of the air conditioning unit (32), air outlet ducts (32f, 32m) through which air blown into the passenger compartment flows are provided on both the left and right sides of the vehicle rear side portion.
The left and right outlet ducts (32f, 32m) are formed so as to protrude from the surface of the main body of the case (32a) toward the vehicle rear side.
A center cluster (50) in which a plurality of devices such as radios and audio devices are assembled as an integrated structure is inserted between the right and left outlet ducts (32f, 32m),
The cockpit module assembly for a vehicle, wherein the left and right outlet ducts (32f, 32m) are fixed portions for fixing the center cluster (50).
前記吹出ダクトは、後席側へのフット吹出空気が流れる後席用フット吹出ダクト(32f)であることを特徴とする請求項5ないしのいずれか1つに記載の車両用コクピットモジュール組付体。The assembly of the cockpit module for a vehicle according to any one of claims 5 to 7 , wherein the blow-out duct is a rear-seat foot blow-out duct (32f) through which foot blow-out air to the rear seat flows. body. 前記吹出ダクトは、後席側へのフェイス吹出空気が流れる後席用フェイス吹出ダクト(32m)であることを特徴とする請求項5ないしのいずれか1つに記載の車両用コクピットモジュール組付体。8. The cockpit module assembly for a vehicle according to any one of claims 5 to 7 , wherein the blowing duct is a rear seat face blowing duct (32m) through which face blowing air to the rear seat flows. body.
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