JP4177982B2 - Multi-beam optical scanning device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル複写機、レーザプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に使用される光走査装置に関するものであり、特に、マルチビーム方式により隣接するラインの書き込みを同時に行えるマルチビーム光走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、デジタル複写機、レーザプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置では、感光体を帯電装置で帯電した後、レーザービームを用いた光走査装置により画像情報に応じた書き込みを行って、静電潜像を形成する。この静電潜像を現像装置から供給されるトナーで顕像化し、感光体上に顕像化されたトナー像を転写装置によって給紙装置から給送された記録用紙に転写する。定着装置によってトナー像を記録用紙に定着し、所望の画像が得られるようになっている。
【0003】
レーザービームを用いた光走査装置として、回転多面鏡の1つの反射面の回転方向における幅より広く形成されたビーム(以下、入射ビームという)を回転多面鏡の反射面に照射し、回転多面鏡の反射面により反射したビーム(以下、出射ビームという)で被走査体である感光体を走査する方式のオーバーフィル型光走査装置が知られている。
【0004】
このようなオーバーフィル型光走査装置には、回転多面鏡の回転軸を通って、該回転軸に平行な平面(以下、回転軸平面という)の1つに、入射ビームの光軸中心と出射ビームが被走査体を走査する領域の中心(以下、中心軸という)とが含まれるようにするともに、入射ビームと出射ビームの両方のビームがfθレンズを通るように構成した図22に示すようなセンター入射式オーバーフィル型光走査装置がある。また、1つの回転軸平面に入射ビームの光軸中心が含まれ、異なる回転軸平面に出射ビームの中心軸が含まれるようにするとともに、入射ビームはfθレンズを通らずに、出射ビームはfθレンズを通るように構成した図 23に示すような斜め入射式オーバーフィル型光走査装置とがある。
【0005】
図中、101は入射光学系、102は出射光学系、103は入射ビーム、104は出射ビーム、105は主走査ビーム、107は主走査ライン、112a、112bは光源である半導体レーザー、117は折り返しミラー、120は回転多面鏡、123は2つのレンズ121、122からなるfθレンズ、124は出射折り返しミラー、125はシリンドリカルミラー、126は折り返しミラー、127は同期検出センサ、200は被走査体である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、オーバーフィル型光走査装置とは別に、回転多面鏡に向けて出射された入射ビームを回転多面鏡の1つの反射面の一部分のみに照射するアンダーフィル型光走査装置が知られている。アンダーフィル型光走査装置に比してオーバーフィル型光走査装置は、光学系の透過光率の低さを補うため、および入射ビームの一部を被走査体側に反射するために、より高出力のレーザーダイオード等の光源を必要とする。また、より高品質な走査を要するような場合に、出射ビームが走査する被走査体上の走査方向における光量が不均一であるという欠点もある。しかし、オーバーフィル型光走査装置には、被走査体上に一定サイズのビームスポットを生じさせるのに必要な回転多面鏡の反射面の大きさを非常に小さくできるといった長所がある。したがって、同一直径の回転多面鏡により多くの反射面を設けることが可能となる。これにより、回転多面鏡を比較的低い回転速度で動作させることができ、回転多面鏡を回転させる駆動系としてよりパワーの小さいモータと駆動装置とを利用することができる。
【0007】
また、オーバーフィル型光走査装置には、以下のような問題点が存在している。出射ビームが走査される方向(以下、走査方向という)に光学部品が配置されるため、光走査装置がこの方向に広がり、装置が大型化してしまう。
【0008】
例えば、図22に示すようなセンター入射式オーバーフィル型光走査装置では、入射ビーム103がfθレンズ123に入射する前に、折り返しミラー117で入射ビーム103の方向を変えている。そのため、走査方向に入射ビーム103の光源および入射ビーム103を幅広の断面矩形状のビームに成形する複数の光学部品等が配置される。なお、入射ビーム103の光路に配置された光学部品を入射光学系101という。
【0009】
すなわち、センター入射式オーバーフィル型光走査装置における入射光学系は、回転多面鏡120やfθレンズ123の並ぶ方向(以下、光軸方向という)に対して略直交する方向に並べて配置される。なお、出射ビーム104が被走査体200に至る光路に配置されたfθレンズ123等の光学部品を出射光学系102という。そのため、光走査装置の外形としては、入射光学系101の延びる方向に外形が大となる。入射光学系101を配置する箇所だけが部分的に突出すると、光走査装置の強度が低下して、光軸ずれ等が生じて装置の信頼性を低下する。したがって、装置の一部だけを突出させずに、他の部分と繋げた状態で外形を形成している。このようなことは、装置の筐体を設計する上では通常行われていることである。
【0010】
ところが、センター入射式オーバーフィル型光走査装置の場合、筐体内に無駄な空間が生じやすく、光走査装置が取り付けられる画像形成装置内の空間をその分無駄に占めることになる。その結果、光走査装置および画像形成装置の大型化を招来するとともに、光走査装置および画像形成装置の設計の自由度を低下させることになる。
【0011】
また、図23に示す斜め入射式オーバーフィル型光走査装置では、入射ビーム103がfθレンズ123を通過しないで、回転多面鏡120に直接入射するようにしている。このため、入射光学系101が、回転多面鏡120からの出射ビーム104の反対側に延びることになる。この場合も、装置の部分的な突出は、強度を低下するので、他の部分をつないだ外形としている。前述したセンター入射式オーバーフィル型光走査装置の場合と同様に、光走査装置の筐体に無駄な空間が生じて、光走査装置および画像形成装置の大型化を招来するとともに、光走査装置および画像形成装置の設計の自由度を低下させることになる。
【0012】
ここで、記録速度(走査速度)や記録密度の高密度化を実現できるマルチビーム光走査装置においては、2つ以上の光ビームにより隣接するラインの書き込みを同時に行うので、複数の光源が設けられるとともに、入射光学系も複数設けられる。そのため、光走査装置の筐体内における部品点数が増加して、ますます大型化してしまう。
【0013】
本発明は、上記に鑑み、複数の光源や光学系によって構成されるマルチビーム方式においてもコンパクトで強固な構造としたマルチビーム光走査装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明による課題解決手段は、光ビームを出射する複数のビーム出射手段と、該ビーム出射手段からの光ビームを被走査体上に走査する回転多面鏡と、前記ビーム出射手段から走査方向と直交する光軸方向に略平行に出射された光ビームを折り返して前記回転多面鏡に導く入射光学系と、前記回転多面鏡によって反射された光ビームを前記被走査体に導く出射光学系とを備え、前記ビーム出射手段から出射された光ビームが、前記入射光学系あるいは出射光学系を構成する光学部品のうち走査方向に最大幅の光学部品の両側縁を延長した平面によって囲まれる領域内を通るようにしたものである。
【0015】
このように、ビーム出射手段から出射された光ビームは最大幅の光学部品によって規定された領域からはみ出さない。光学部品を収容するための光走査装置の筐体の大きさは、最大幅の光学部品によって決まることになり、余分な突出が生じることはない。したがって、光走査装置の小型化を図ることができる。
【0016】
入射光学系は、ビーム出射手段から出射された光ビームを折り返して回転多面鏡に導くために光学部品としてレンズ、入射折り返しミラーを有する。出射光学系は、回転多面鏡によって反射された光ビームを折り返しながら被走査体に導くために光学部品として収束レンズ、出射折り返しミラーを有する。そして、回転多面鏡と被走査体との間に、収束レンズ、出射折り返しミラーおよび入射折り返しミラーが走査方向と直交する光軸方向に並んで配される。
【0017】
このような構造の場合、ビーム出射手段から光軸方向に略平行に出射されて入射折り返しミラーに照射される光ビームが通る領域は、前記出射折り返しミラーの走査方向の側縁を延長した平面と、前記収束レンズの走査方向の側縁を延長した平面と、前記収束レンズの光軸方向の前縁を延長した平面と、前記出射折り返しミラーの光軸方向の前縁を延長した平面とによって囲まれる領域となる。ここでは、入射折り返しミラーが最大幅の光学部品である。
【0018】
そして、ビーム出射手段は、前記出射折り返しミラーの走査方向の側縁を延長した平面と、前記収束レンズの走査方向の側縁を延長した平面とによって囲まれる領域に少なくとも一部が位置するものである。入射折り返しミラーは、前記出射折り返しミラーの走査方向の側縁を延長した平面と、前記収束レンズの走査方向の側縁を延長した平面とによって囲まれる領域に位置するものである。
【0019】
さらに、ビーム出射手段は、光軸方向において収束レンズよりも回転多面鏡側の領域に位置する。複数のビーム出射手段および入射光学系が、回転多面鏡と被走査体とを結ぶ中心軸を挟んで対称に配置される。
【0020】
すなわち、ビーム出射手段および入射光学系は、走査方向において前記出射光学系を構成する光学部品よりも外側にはみ出さないように前記光学部品によって規定される領域内に収容されるということである。
【0021】
このように配置することによって、ビーム出射手段および入射折り返しミラーは、最大幅の光学部品によって規定された領域からはみ出さないか、あるいは大きくはみ出すことはない。しかも、回転多面鏡の近傍の空きスペースを利用して、ビーム出射手段を配置できるので、光軸方向に突出することはない。したがって、光走査装置の筐体に大きな突出が生じることがなくなるので、光走査装置の小型化を図ることができる。また、光学部品を中心軸に対して対称に配置することによって、筐体を左右対称の形状にすることが可能となり、筐体の強度を向上させることができる。
【0022】
上記のような構造の光走査装置において、中心軸を挟んで一側に位置するビーム出射手段から出射された光ビームが回転多面鏡に入射する入射ポイントと、他側に位置するビーム出射手段から出射された光ビームが回転多面鏡に入射する入射ポイントとは、走査方向に所定の間隔を有している。しかも、ビーム出射手段および入射光学系は対称に配置されるので、一側の入射ポイントと他側の入射ポイントとは、中心軸を挟んで対称となる。
【0023】
これにより、複数の光ビームは所定の間隔を保持した状態のまま回転多面鏡によって反射され、被走査体の隣接するラインを走査する。したがって、複数のラインの書き込みを同時に行うことができ、高速な画像形成ができるとともに、各光ビームの交錯が防止され、高品質な画像が得られる。
【0024】
そして、一側の入射ポイントにおいて反射される光ビームの走査角と、他側の入射ポイントにおいて反射される光ビームの走査角とによって形成される共通の走査角に対応して、被走査体上での最大露光幅が設定される。これにより、被走査体の走査方向の大きさに応じて最大露光幅を決めれば、各光ビームの走査角が決まるので、これに応じて光学系を設計すればよく、設計が容易になる。
【0025】
マルチビーム方式では、複数の光ビームを同期させる必要があるので、各ビーム出射手段からの光ビームを検出する同期検出手段と、中心軸を挟んで一側に位置するビーム出射手段および他側に位置するビーム出射手段から出射され回転多面鏡によって反射されたそれぞれの光ビームを前記同期検出手段に導く案内手段とが設けられる。案内手段としては、出射光学系の出射折り返しミラーが利用され、回転多面鏡から反射された光ビームを確実に同期検出手段に導ける。これによって、被走査体への複数の光ビームの書き出し位置を揃えることができ、高品質な画像が得られる。
【0026】
複数の光ビームに対応する同期検出手段の構成としては、一側のビーム出射手段からの光ビームあるいは他側のビーム出射手段からの光ビームを検出する2つの受光器を備えたものとする。案内手段は、各ビーム出射手段からの光ビームを異なるポイントで反射する1つのミラーを有し、複数の光ビームをそれぞれ対応する受光器に導くようにする。
【0027】
あるいは、一側のビーム出射手段からの光ビームおよび他側のビーム出射手段からの光ビームを検出する1つの受光器を備えたものとする。案内手段は、各ビーム出射手段からの光ビームをそれぞれ個別に反射する2つのミラーを有し、複数の光ビームをそれぞれ1箇所に向かうように反射する。
【0028】
【発明の実施の形態】
本発明のマルチビーム光走査装置を備えた画像形成装置に関して、図1、2に基づいて以下に説明する。図1に示すように、画像形成装置は、プリンタ2を核にスキャナ3、自動原稿搬送装置4、シート後処理装置5、多段給紙ユニット6および中継搬送ユニット8を備え、機能が拡張されたものである。システムラック7にプリンタ2が載置され、プリンタ2の上方に、上部に自動原稿搬送装置4を配したスキャナ3が配置される。プリンタ2の側方にシート後処理装置5が配置され、プリンタ2の下方に多段給紙ユニット6が配置される。以下に、各装置の概略説明を行う。
【0029】
(プリンタ)
プリンタ2は、スキャナ3によって読み込まれた画像データの画像形成を行って出力するとともに、パーソナルコンピュータ、ファクシミリなどの外部接続機器から入力あれた画像データの画像形成を行って出力するものである。
【0030】
プリンタ2の略中央右側には、被走査体としてのドラム状の感光体200を中心とする電子写真プロセス部20が配置されている。図2に示すように、感光体200の周囲には、感光体200表面を均一に帯電させる帯電ローラ201、均一に帯電された感光体200上に光像を走査して静電潜像を書き込む光走査装置22、光走査装置22により書き込まれた静電潜像を現像剤により顕像化する現像ユニット202、感光体200上に形成された画像を用紙等の記録材上に転写する転写ユニット203と、感光体200上に残留した現像剤を除去して感光体200上に新たな画像を記録することを可能にするクリーニングユニット204、感光体200表面の電荷を除去する除電ランプユニット(図示せず)などが順に配置されている。
【0031】
プリンタ2の本体下部には、本体に着脱可能に内装された用紙供給部21が配置されている。用紙供給部21は、用紙を収容する用紙収容トレイ210と、用紙収容トレイ210に収容された用紙を1枚ずつ分離供給する分離供給手段211とから構成されている。この用紙供給部21から1枚ずつ分離供給された用紙は、電子写真プロセス部20の感光体200と転写ユニット203の間に順次搬送され、感光体200上に形成された画像が転写される。なお、この用紙供給部21への用紙の補給は、本体の正面側に用紙収容トレイ210を引き出すことにより行える。
【0032】
プリンタ2の本体下面には、周辺機器として準備されている多段給紙ユニット6等から送られてくる用紙を受け入れ、電子写真プロセス部20の感光体200と転写ユニット203の間に向かって順次供給するための用紙受口27が形成されている。
【0033】
電子写真プロセス部20の上方には定着装置23が配置され、画像が転写された用紙を順次受け入れて、用紙上に転写された現像剤を加熱定着して定着装置23外へと用紙を送り出す。画像が記録された用紙は、プリンタ2の排出ローラ28からプリンタ2の本体上面に配された中継搬送ユニット8に受け渡される。
【0034】
光走査装置22の上下空間には、電子写真プロセスをコントロールするプロセスコントロールユニット(PCU)基板および外部からの画像データを受け入れるインターフェイス基板を収容するプリンタ制御部24、インターフェイス基板から受け入れた画像データに対して所定の画像処理を施し、光走査装置22により画像として走査記録させるためのイメージコントロールユニット(ICU)基板を備えた画像制御部25、これら各種基板ならびにユニットに対して電力を供給する電源ユニット26などが配置されている。
【0035】
(多段給紙ユニット)
多段給紙ユニット6は、外付けの用紙供給装置であって、用紙収容トレイ610を有する複数の用紙供給部61を備えている。用紙収容トレイ610に収容された用紙は、分離給送手段611により1枚ずつ分離され、プリンタ2の用紙受口27に連通している用紙排出口62に向かって搬送される。ここでは、用紙供給部61が3段積層されており、稼働時、所望する用紙を収容した用紙供給部61が選択的に動作する。用紙供給部61への用紙の補給は、ユニット本体の正面側に用紙収容トレイ610を引き出して行う。
【0036】
なお、この実施形態では3つの用紙供給部61が積層されたユニットとして示されているが、少なくとも1つもしくはそれ以上の用紙供給部61から構成される多段給紙ユニット等、種々の構成のものがある。
【0037】
(シート後処理装置)
シート後処理装置5は、上部で中継搬送ユニット8、プリンタ2から排出される画像の記録された用紙を搬入ローラ50により導き入れて、用紙に対して後処理を施すものである。後処理としては、ステープル処理、ノート処理等ある。ここに例示されている装置は、3つの排出トレイ51を備えた構成であって、必要に応じてゲート52、53により用紙を排出する排出トレイ51が切り替えられる。例えば上段の排出トレイ51aをコピーモード時の用紙の排出に使用し、中段の排出トレイ51bをプリントモード時の用紙の排出に使用し、下段の排出トレイ51cをファクシミリ印字モード時の用紙の排出に使用するといって具合に、用途別に区分けして排出できるようになっている。
【0038】
(スキャナ)
スキャナ3は、シート状の原稿を自動原稿搬送装置4により自動的に供給して1枚ずつ順次露光走査して原稿画像を読み取る自動読み取リモード、およびブック物の原稿もしくは自動原稿搬送装置4により自動供給が不可能なシート状の原稿をマニュアル操作によりセットして原稿画像を読み取る手動読み取りモードによって、原稿の画像データを生成するものである。
【0039】
透明な原稿載置台30上に原稿が自動的あるいは手動でセットされると、第1走査ユニット31および第2走査ユニット32が相互に所定の速度関係で原稿載置台30に沿って移動する。原稿を露光走査して、その反射光をミラーや結像レンズ33等の光学部品を介してCCD等の光電変換素子34上に結像させ、原稿画像を電気的信号に変換して画像データとして画像制御部25に出力する。
【0040】
(自動原稿搬送装置)
自動原稿搬送装置4は、原稿セットトレイ40上に載置された原稿を原稿載置台30上に向かって搬送し、走査後の原稿を原稿排出トレイ42上に排出する原稿搬送手段41を備えている。また、自動供給が不可能なシート状の原稿を原稿載置台30上に載置するために、装置全体が奥側を支点にして上方に回動可能とされ、正面側が開放するようになっている。
【0041】
(中継搬送ユニット)
中継搬送ユニット8は、プリンタ2の頂部に設けられた排紙トレイ29の上方に装着され、プリンタ2から排出される画像が記録された用紙をプリンタ2の下流側に位置するシート後処理装置5に向かって搬送するためのものである。
【0042】
また、この中継搬送ユニット8の用紙搬送経路84の途中において、用紙をユニット上面82とシート後処理装置5の上面54とから形成された排出トレイ9に用紙を導く別の用紙搬送路83が分岐している。2つの排出方向の切換は、両搬送路の分岐部に設置されたゲート81を切り替えることにより、選択可能となっている。
【0043】
(マルチビーム光走査装置)
本実施形態のマルチビーム光走査装置を説明する。図3、4に示すように、本光走査装置は、記録速度(走査速度)や記録密度の高密度化を実現するために、2つのレーザービームにより隣接するラインの書き込みを同時に行うマルチビーム方式とされ、オーバーフィル型のものである。
【0044】
光走査装置は、光ビームを出射する2つのビーム出射手段と、ビーム出射手段からの光ビームを被走査体である感光体200上に走査する回転多面鏡120と、ビーム出射手段から出射された光ビームを折り返して回転多面鏡120に導くように入射折り返し手段等を有する入射光学系101と、回転多面鏡120によって反射された光ビームを折り返しながら感光体200に導くように出射折り返し手段等を有する出射光学系102と、これらを内装する筐体とを備えている。
【0045】
回転多面鏡120は、モータによって回転駆動され、回転方向に複数の反射面120aを有する。ビーム出射手段としての半導体レーザー112a、112bから回転多面鏡120に向かって入射ビーム103a、103bが照射され、回転多面鏡120の反射面120aによって反射されて形成された出射ビーム104が感光体200を走査する。
【0046】
半導体レーザー112a、112bから回転多面鏡120までの光路(以下、入射ビーム光路という)と、回転多面鏡120から感光体200までの光路(以下、出射ビーム光路という)には、種々の光学部品が配置されている。各半導体レーザー112a、112bに対応する入射ビーム光路には、第1、第2入射光学系101a、101bがそれぞれ配置され、出射ビーム光路には出射光学系102が配置されている。
【0047】
第1、第2入射光学系101a、101bは、それぞれの半導体レーザー112a、112bに対応して設けられ、半導体レーザー112a、112bから射出された入射ビーム103a、103bを回転多面鏡120に導くとともに、入射ビーム103a、103bの断面形状が回転多面鏡120の反射面120aの幅よりも広い幅の矩形状となるように、入射ビーム103a、103bを成形する。
【0048】
第1、第2入射光学系101a、101bは、半導体レーザー112a、112bから射出された光ビームを平行ビームに変換するコリメータレンズ113a、113b、入射された光ビームを走査方向に拡大する凹レンズ114a、114b、略中央部に矩形状の開口が形成された板状部品である開口板115a、115b、シリンドリカルレンズ116a、116b、入射折り返し手段としての入射折り返しミラー117a、117b、1組のレンズ121、122からなるfθレンズ123といった光学部品から構成される。各光学部品は、入射ビーム光路に沿ってこの順に筐体内に配設される。
【0049】
半導体レーザー112a、112b、コリメータレンズ113a、113b、凹レンズ114a、114bおよび開口板115a、115bによって、それぞれビームユニット111a、111bが構成される。
【0050】
第1入射光学系101aと第2入射光学系101bとは、回転多面鏡120と感光体200とを結ぶ光軸の中心である中心軸に対して左右対称に配置される。すなわち、半導体レーザー112a、コリメータレンズ113a、凹レンズ114a、開口板115a、シリンドリカルレンズ116aおよび入射折り返しミラー117aと、半導体レーザー112b、コリメータレンズ113b、凹レンズ114b、開口板115b、シリンドリカルレンズ116bおよび入射折り返しミラー117bとは、中心軸を挟んで左右対称の配置となっている。ここで、出射ビーム104が感光体200上を走査する方向が走査方向とされ、感光体200の軸方向と平行であり、走査方向と直交する方向が光軸方向とされ、中心軸は光軸方向に平行となる。
【0051】
出射光学系102は、回転多面鏡120の反射面120aにより反射された出射ビーム104を回転多面鏡120から感光体200に導くとともに、入射ビーム103a、103bが感光体200上を照射した際のビームスポット108が所定の大きさとなって、感光体200上を等速度で走査するように作用する。
【0052】
出射光学系102は、出射ビーム光路の回転多面鏡120から感光体200に向かう順に、収束レンズとしてのレンズ121、122からなるfθレンズ123、出射折り返し手段としての出射折り返しミラー124および回転多面鏡120の面倒れ補正を行うシリンドリカルミラー125といった光学部品から構成される。各光学部品は、出射ビーム光路に沿ってこの順に筐体内に配設される。これらのミラーやレンズは、走査方向に対して平行に配置される。そして、中心軸は、これらのミラーやレンズの走査方向における中心を通る。
【0053】
ところで、各光路は、一直線状ではなく、途中で折り返すようにした光路とされる。これによって、光路自体の全長は変わらなくても光軸方向における長さを短くすることができ、筐体の全長が短くなって、光走査装置の小型化を図れる。これに合わせて各光学部品が上下方向に配置されている。光軸方向をX方向、走査方向をY方向とすると、上下方向はZ方向となる。
【0054】
各光学部品の上下方向の位置関係については、以下の通りである。半導体レーザー112a、112bは、回転多面鏡120よりも下方に位置し、半導体レーザー112a、112bと回転多面鏡120との中間の高さに、入射折り返しミラー117a、117bは位置する。回転多面鏡120とfθレンズ123とは同一レベルとされ、出射折り返しミラー124は、回転多面鏡120よりも少し高い位置にある。シリンドリカルミラー125は、最下位にあり、感光体200に正対している。
【0055】
したがって、入射ビーム103a、103bは、入射折り返しミラー117a、117bにより進行方向を変えられて、fθレンズ123の端部を斜め下方から上方に向かって通過し、回転多面鏡120の反射面120aの上下方向中央域に照射される。
【0056】
出射ビーム104は、fθレンズ123を斜め下方から上方に向かって通過し、出射折り返しミラー124とシリンドリカルミラー125とによってそれぞれ進行方向を変えられ、感光体200に導かれる。出射ビーム104は、回転多面鏡120の回転方向における反射面120aの位置により、異なる光路を通って感光体200に至る。
【0057】
出射ビーム104のうち、感光体200上での画像形成に使用される幅、すなわち主走査ライン107を走査するための光ビームを主走査ビーム105とする。主走査ビーム105が走査する際に通過する空間領域が主走査ビーム域である。出射ビーム104が感光体200を走査するとき、出射ビーム104は主走査ライン107を定期的に走査する一方で、感光体200が回転するので、感光体200上は一定期間ごとに異なる場所を走査されることになる。
【0058】
そして、出射ビーム104が感光体200を走査するごとに、主走査ライン107の書き始め点107aが同一となるように、走査ごとに同期させるための同期検出装置129が設けられている。同期検出装置129は、主走査ビーム域以外の光ビームである同期検出ビーム106を検出するための同期検出センサ127と、同期検出センサ127に同期検出ビーム106を導く案内手段である同期ビーム折り返し手段とからなる。
【0059】
同期検出ビーム106は、同期をとるための信号であり、出射ビーム104がfθレンズ123を通過した後に、出射折り返しミラー124の端部124aにより反射された光ビームである。同期検出ビーム106は、出射折り返しミラー124により折り返され、さらに同期ビーム折り返し手段としての折り返しミラー126により折り返されて、同期検出センサ127に到達する。
【0060】
図5は、入射ビーム103および出射ビーム104の光軸(ビームの中心)を直線上に展開して表した場合の入射光学系および出射光学系の作用を示す図である。図5(a)は、出射ビーム104の光軸が走査の際に形成する平面(走査平面)に垂直な方向から見た平面図であり、図5(b)は、走査平面に平行な方向から見た側面図である。なお、出射ビーム104は、回転多面鏡120の回転方向における反射面120aの位置により反射方向が異なるので、その光軸も反射面120aの回転に伴って変わるが、図中の出射ビーム104の光軸は、fθレンズ123の中央を通って感光体200の主走査ライン107の中心に至る主走査ビーム105の光軸を表現している。
【0061】
図5に示すように、半導体レーザー112から略円錐状に出射された入射ビーム103は、コリメータレンズ113により平行ビームに変換される。平行ビームとなった入射ビーム103の光軸に垂直なZ方向の断面は、略円形である。この後、入射ビーム103は、凹レンズ114を通過し、凹レンズ114によって拡散されて、Z方向の断面が略円形状の拡散ビームになる。次に、凹レンズ114を通過した入射ビーム103は、開口板115に形成された開口を通過し、Z方向の断面が矩形状の拡散ビームになる。
【0062】
この後、入射ビーム103は、シリンドリカルレンズ116に入射する。入射ビーム103は、シリンドリカルレンズ116により、図5(a)のように、シリンドリカルレンズ116の母線に平行な方向においては、そのまま拡散を続け、シリンドリカルレンズ116の母線に垂直な方向においては、収束するように変えられる。
【0063】
入射ビーム103は、図5(a)のように、fθレンズ123の端部を通過して、fθレンズ123により走査平面に平行なビームとされ、回転多面鏡120の反射面120aに入射する。また、図5(b)のように、入射ビーム103は、fθレンズ123に斜め下方から斜め上方に向かって入射して、回転多面鏡120の反射面120aに、収束ビームのまま入射する。入射ビーム103が収束する収束線は、回転多面鏡120の反射面120aの高さ方向での中央の近傍となる。光軸に垂直な方向における入射ビーム103の形状は、回転多面鏡120の反射面120aの回転方向の幅よりも大きく、細長い矩形状に成形されたビームとなる。回転多面鏡120が回転して、反射面120aが移動するにつれて、入射ビーム103の異なる部分を反射して、異なる方向に向かう出射ビーム104が形成される。
【0064】
このように回転多面鏡120の反射面120aにより反射されて形成された出射ビーム104は、走査平面に平行な方向では平行ビームのまま、走査面に垂直な方向では反射面120a上の収束線を通過後に拡散ビームとなって、fθレンズ123に向かう。出射ビーム104は、斜め下方から斜め上方に向かってfθレンズ123を通過し、走査面に平行な方向では、感光体200表面で収束するように収束ビームとなり、走査面に垂直な方向では、拡散ビームのままである。
【0065】
その後、出射ビーム104のうち主走査ビーム105に相当する光ビームは、出射折り返しミラー124により折り返され、シリンドリカルミラー125に反射されて、感光体200に向かう。シリンドリカルミラー125による反射後の出射ビーム104は、走査面に平行な方向では、収束ビームのままであり、走査面に垂直な方向では、感光体200上で収束するような収束ビームに変えられる。出射ビーム104は、感光体200上に所定の大きさのビームスポット108を結ぶことになる。
【0066】
なお、fθレンズ123は、上述した役割の他に、回転多面鏡120の等角速度運動により等角速度で移動する出射ビーム104が感光体200上に照射された際に、ビームスポット108が主走査ライン上を等線速度で移動するように変換する役割も担っている。
【0067】
上記のように構成された光走査装置において、図6、7に示すように、第1射光学系101aと第2入射光学系101bとは、中心軸Y0に対して略対称になっている。そして、入射ビーム103a、103bは、半導体レーザー112a、112bから光軸方向と略平行に、入射折り返しミラー117a、117bに向かって照射される。このとき、入射ビーム103a、103bが通る領域を複数の光学部品の側縁を延長した平面によって囲まれる領域内に制限している。
【0068】
すなわち、入射折り返しミラー117a、117bに向かう入射ビーム103a、103bは、光軸方向(X方向)においてfθレンズ123の2つのレンズ121、122の間に形成される領域と、走査方向(Y方向)においてfθレンズ123の側縁と出射折り返しミラー124の側縁124bとの間に形成される領域とが交わる領域E1、E2を通る。
【0069】
光軸方向における領域としては、fθレンズ123のうち回転多面鏡120に近い側のレンズ121の前端121aを走査方向に延長した平面Xbと遠い側のレンズ122の後端122aを走査方向に延長した平面Xaとによって囲まれる領域Xa−Xbである。走査方向における領域としては、fθレンズ123のうち幅の大きいレンズ122の側縁122bを光軸方向に延長した平面Yaと出射折り返しミラー124の側縁124bを光軸方向に延長した平面Ybとによって囲まれる領域Ya−Ybである。
【0070】
なお、光学部品の走査方向の幅は、レンズ121、レンズ122、出射折り返しミラー124の順に大きくなり、出射折り返しミラー124とシリンドリカルミラー125とは同じ幅である。したがって、入射ビーム103a、103bが通る領域E1、E2は、最大幅の光学部品である出射折り返しミラー124あるいはシリンドリカルミラー125の両側縁を延長した平面に挟まれた内側の領域となる。
【0071】
半導体レーザー112a、112bと入射光学系101a、101b、特に入射折り返しミラー117a、117bとを対向して配置することにより、規定された領域E1、E2を入射ビーム103a、103bが通るようになる。
【0072】
これにより、最大幅の光学部品によって規定される領域外に光ビームははみ出すことはなく、走査方向に光ビームが拡がらない。しかも、半導体レーザー112a、112bおよび入射光学系101a、101bも規定された領域からはみ出さないように配置することができるので、筐体の走査方向における幅は最大幅の光学部品によって決定される。そのため、マルチビーム光走査装置において、上記のように半導体レーザー112a、112bおよび入射光学系101a、101bを左右対称に配置すれば、装置の小型化を図ることができる。
【0073】
上記の構成に対し、図8に示すように、半導体レーザー112a、112bから出射され入射折り返しミラー117a、117bに至る光ビーム103a、103bが、各平面Xa、Xb、Ya、Ybによって規定される領域E1、E2から外れた場合、半導体レーザー112a、112bおよび入射光学系101a、101bを構成するコリメータレンズ113a、113b、凹レンズ114a、114b、開口板115a、115b、シリンドリカルレンズ116a、116b、入射折り返しミラー117a、117bが、走査方向において出射折り返しミラー124の側縁124bに対応した平面YbからT1だけ突出した配置となる。そのため、両側に突出した分だけ筐体が大きくなってしまう。
【0074】
また、図9に示すように、半導体レーザー112a、112bを回転多面鏡120に近接して配置したとしても、半導体レーザー112a、112bから出射される入射ビーム103a、103bを走査方向に傾けると、入射ビーム103a、103bが、各平面Xa、Xb、Ya、Ybによって規定された領域E1、E2より外れる。この場合、入射折り返しミラー117a、117bが、出射折り返しミラー124の側縁124bに対応した平面Ybから走査方向にT2だけ突出して位置することになる。したがって、両側に突出した分だけ筐体が大きくなってしまう。
【0075】
ここで、光走査装置によっては、fθレンズ123が1枚のレンズから構成される場合もある。この場合、図10に示すように、半導体レーザー112a、112bから入射折り返しミラー117a、117bに向かって照射された入射ビーム103a、103bは、光軸方向においてはfθレンズ123の前端123bと後端123aをそれぞれ走査方向に延長した平面Xg、Xhとによって囲まれる領域Xg−Xhと、走査方向においてはfθレンズ123の側縁123cを光軸方向に延長した平面Ygと出射折り返しミラー124の側縁124bを光軸方向に延長した平面Yhとによって囲まれる領域Yg−Yhとが交わる領域H1、H2内を通過するように構成すればよい。
【0076】
ビーム出射手段の具体的な配置としては、以下の通りである。図11に示すように、半導体レーザー112a、112bは、光軸方向において回転多面鏡120とfθレンズ123との間に形成される領域と、走査方向において出射折り返しミラー124とfθレンズ123と間に形成される領域とが交わる領域F1、F2内に一部もしくは全部を配置する。
【0077】
すなわち、光軸方向における領域としては、回転多面鏡120の最前端120bを走査方向に延長した平面Xcと、fθレンズ123のうち前側のレンズ121の前端121aを走査方向に延長した平面Xdとによって囲まれる領域Xc−Xdである。走査方向における領域としては、出射折り返しミラー124の側縁124bを光軸方向に延長した平面Ycと、fθレンズ123のうちレンズ121の側縁121bを光軸方向に延長した平面Ydとによって囲まれる領域Yc−Ydである。
【0078】
これらの2つの領域によって規定される領域F1、F2内において、回転多面鏡120の近傍にできる両側のスペースを利用して、半導体レーザー112a、112bを配置するとよい。これに伴って、入射光学系101a、101bのコリメータレンズ113a、113b、凹レンズ114a、114b、開口板115a、115b、シリンドリカルレンズ116a、116bも領域F1、F2内に配置される。
【0079】
これにより、最大幅の光学部品によって規定される領域からビーム出射手段が大きくはみ出すことはなく、走査方向における筐体の幅を小さくできる。また、ビーム出射手段から出射される入射ビーム103a、103bも規定された領域からはみ出さないようにすることが可能となり、走査方向への光ビームの拡がりを防止できる。したがって、光走査装置の筐体の小型化を図ることができる。
【0080】
入射折り返しミラー117a、117bの具体的な配置としては、以下の通りである。図12に示すように、入射折り返しミラー117a、117bは、光軸方向において出射折り返しミラー124の近傍の領域と、走査方向において出射折り返しミラー124とfθレンズ123と間に形成される領域とが交わる領域G1、G2内に配置する。
【0081】
すなわち、光軸方向における領域としては、fθレンズ123のうち後側のレンズ122の後端122aを走査方向に延長した平面Xeと、出射折り返しミラー124の後方に位置する平面Xfとによって囲まれる領域Xe−Xfである。走査方向における領域としては、fθレンズ123のうち後側のレンズ122の側縁122bを光軸方向に延長した平面Yeと、出射折り返しミラー124の側縁124bを光軸方向に延長した平面Yfとによって囲まれる領域Ye−Yfである。
【0082】
これにより、半導体レーザー112a、112bから出射され入射折り返しミラー117a、117bに向かう入射ビーム103a、103bが最大幅の光学部品によって規定される領域からはみ出すことはなく、走査方向に光ビームが拡がることを防止できる。したがって、光走査装置の筐体の小型化を図ることができる。また、入射に関する光学部品を左右対称に配置することにより、筐体の走査方向のバランスがよくなり、強度的に安定する。そのため、筐体のねじれ、歪み等の変形が少なくなり、光学部品の位置精度が向上して、高精度な光ビームの走査を行うことができる。
【0083】
ビーム出射手段が中心軸Y0を挟んで対称に配置されていると、各ビーム出射手段から出射される2つの入射ビーム103a、103bは、回転多面鏡120に対して異なる方向から入射する。このとき、反射面120aに入射するポイント(入射ポイント)が、走査方向に所定の間隔を有するように構成されている。
【0084】
すなわち、図13に示すように、各半導体レーザー112a、112bから出射された入射ビーム103a、103bのそれぞれの入射ポイントPa1、Pb1は、走査方向に所定の間隔Lを有する。さらに、入射ポイントPa1、Pb1は、中心軸Y0を挟んで対称であり、中心軸Y0から等距離の位置にある。これは、入射折り返しミラー117a、117bを各半導体レーザー112a、112bに対して所定の角度で対向配置するとともに、線対称に配置するといった構成にすることにより、実現できる。
【0085】
回転多面鏡120における2つの入射ポイントPa1、Pb1に入射された入射ビーム103a、103bは、図14〜18に示すように、回転多面鏡120の回転に伴って反射される。回転多面鏡120からの出射ビーム104a、104bは、それぞれ所定の間隔を保持した状態で、出射光学系102を介して感光体200の主走査ライン107上を走査することになる。したがって、複数の光ビームにより、隣接するラインの書き込みを同時に行うことが可能となり、高速かつ高品質な画像を得ることができる。
【0086】
また、第1の入射ポイントPa1において、入射ビーム103aが回転多面鏡120により反射されて形成された出射ビーム104aのなす角を第1の走査角αとし、第2の入射ポイントPb1において、入射ビーム103bが回転多面鏡120により反射されて形成された出射ビーム104bのなす角を第2の走査角βとすると、第1の走査角αと第2の走査角βとは共通の走査角γを形成する。この走査角γに対応して感光体200上での最大露光幅が設定される。
【0087】
すなわち、図19に示すように、第1のビーム出射手段からの入射ビーム103aに対応する出射ビーム104aは、走査角αにより出射折り返しミラー124上でPa11〜Pa22の範囲Waで走査される。一方、第2の出射手段からの入射ビーム103bに対応する出射ビーム104bは、走査角βにより出射折り返しミラー124上でPb11〜Pb22の範囲Wbで走査される。感光体200上では、これらの範囲に対応して走査される。
【0088】
したがって、光走査装置による露光幅(コピー幅)は、第1の走査角αと第2の走査角βとが形成する走査角γ、すなわちPa11とPb22との間の範囲Wxに対応したものとなる。この範囲Wxに対応した露光幅内において画像情報の書き込みが行われる。
【0089】
複数の光ビームにより感光体200を走査して、書き込みを行うとき、各光ビームを同期検出装置129によって検出して、画像信号の始めの位置と走査ビームの書き始め位置の同期を取ることにより、各光ビームによる書き込み開始位置を揃える。
【0090】
ここで、同期検出装置129は、同期検出センサと案内手段からなる。同期検出センサが2つの同期検出ビーム106を検出できるように、図20に示すように、2つの同期検出センサ127a、127bが設けられている。各同期検出センサ127a、127bに同期検出ビーム106をそれぞれ導くために、案内手段として、1つの折り返しミラー126を設けるとともに、出射折り返しミラー124を利用している。図中、Wdは、画像書き込み幅に対応する範囲を表わす。
【0091】
そして、出射折り返しミラー124における出射ビーム104a、104bの走査範囲Wa、Wbに対して、共通範囲Wxの一端Pdが同期ポイントとされる。同期ポイントPdには、各出射ビーム104a、104bが入射するので、この同期ポイントPdにおいて反射された出射ビーム104が同期検出ビーム106となる。出射折り返しミラー124で折り返された同期検出ビーム106は折り返しミラー126に向かうが、各出射ビーム104a、104bは異なる角度で同期ポイントPdに入射しているので、折り返しミラー126に対しては異なるポイントに入射する。したがって、同期検出ビーム106は2つとなる。
【0092】
2つの同期検出ビーム106がそれぞれ折り返しミラー126によって反射され、各出射ビーム104a、104bに対応する同期検出ビーム106が同期検出センサ127a、127bにそれぞれ入射する。同期検出センサ127a、127bからの同期信号に基づいて、画像制御部25は、出射ビーム104a、104bが感光体200を走査するごとに、主走査ライン107の書き始めの位置と画像信号の始めの位置とが同期するように半導体レーザー112a、112bを駆動制御する。
【0093】
同期検出装置129の他の形態として、図21に示すように、1つの同期検出センサ127によって2つの同期ビーム106a、106bをそれぞれ検出する。一方の同期検出ビーム106aに対応して折り返しミラー126aが配置され、他方の同期検出ビーム106bに対応して折り返しミラー126bが配置される。
【0094】
出射ビーム104aは出射折り返しミラー124の同期ポイントPa5において折り返され、同期検出ビーム106aとなる。また、出射ビーム104bは出射折り返しミラー124の同期ポイントPb5において折り返され、同期検出ビーム106bとなる。そして、同期検出ビーム106aは折り返しミラー126aにより折り返され、同期検出ビーム106bは折り返しミラー126bにより折り返され、同期検出センサ127にそれぞれ入射する。
【0095】
同期ポイントPa5、Pb5において、タイミングがずれて同期検出ビーム106a、106bは走査するため、同期検出センサ127に同時に入射することはない。これによって、2つのビームに対応するそれぞれの画像信号の始めの位置と走査ビームの書き始め位置の同期をとることができる。
【0096】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。マルチビーム光走査装置としては、本実施形態のツインビームに限らず、3以上のマルチビームであってもよい。特に、偶数のマルチビームにすれば、対称に配置しやすい。
【0097】
また、光走査装置が出射ビームを折り返さずに直進させる構造のものであってもよく、この場合最大幅の光学部品はfθレンズとなり、これによって規定される領域内にビーム出射手段が配されるとともに、この領域内を入射ビームが通るようにする。
【0098】
【発明の効果】
以上の説明から明らかな通り、本発明によると、マルチビーム方式における入射ビームが光学部品によって規定される領域を通過するような構造にしたり、複数のビーム出射手段を光学部品によって規定される領域に配置することにより、光走査装置の筐体の外形が走査方向に拡がることをなくすことができる。これによって、光走査装置の小型化を図ることができる。
【0099】
また、走査方向の中心軸に対して対称に入射光学系および出射光学系を配置することにより、光学系の設計が容易となる。しかも、光走査装置の筐体を左右対称の形状にすることが可能となり、アンバランスな形状の筐体に比べて筐体の強度を向上させることができる。
【0100】
そして、マルチビームを用いて画像の書き込みを行い、しかもそれぞれのビームに対応して同期検出を行うことにより、高速かつ高品質な画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のマルチビーム光走査装置を備えた画像形成装置の構成図
【図2】 プリンタ主要部の構成図
【図3】 マルチビーム光走査装置の斜視図
【図4】 マルチビーム光走査装置における光学部品の配置および光ビームの光路を示す図
【図5】 各光学部品の作用を示す図であって、(a)は走査平面に垂直な方向から見た平面図、(b)は走査平面に平行な方向から見た側面図
【図6】 半導体レーザーから出射されて入射折り返しミラーに向かう入射ビームが通る所定の領域を示す図
【図7】 図6のA−A断面図
【図8】 入射ビームが所定の領域を外れて通る場合を示す図
【図9】 入射ビームが所定の領域を外れて通る場合を示す図
【図10】 fθレンズが1つのレンズからなる光走査装置において、入射ビームが通る所定の領域を示す図
【図11】 出射ビーム手段が配置される所定の領域を示す図
【図12】 入射折り返しミラーが配置される所定の領域を示す図
【図13】 回転多面鏡に照射される入射ビームの入射ポイントを示す図
【図14】 回転多面鏡の回転に伴う入射ビームの光路の変化を示す図
【図15】 回転多面鏡の回転に伴う入射ビームの光路の変化を示す図
【図16】 回転多面鏡の回転に伴う入射ビームの光路の変化を示す図
【図17】 回転多面鏡の回転に伴う入射ビームの光路の変化を示す図
【図18】 回転多面鏡の回転に伴う入射ビームの光路の変化を示す図
【図19】 2つの出射ビームによって設定される露光幅を示す図
【図20】 同期検出装置の構成を示す図
【図21】 他の形態の同期検出装置の構成を示す図
【図22】 従来のセンター入射式オーバーフィル型光走査装置の概略図
【図23】 従来の斜め入射式オーバーフィル型光走査装置の概略図
【符号の説明】
101a、101b 入射光学系
102 出射光学系
103a、103b 入射ビーム
104 出射ビーム
105 走査ビーム
106 同期検出ビーム
112a、112b 半導体レーザー
117a、117b 入射折り返しミラー
120 回転多面鏡
123 fθレンズ
124 出射折り返しミラー
125 シリンドリカルミラー
126 折り返しミラー
127 同期検出センサ
129 同期検出装置
200 感光体[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an optical scanning device used in an image forming apparatus such as a digital copying machine, a laser printer, and a facsimile, and more particularly to a multi-beam optical scanning device capable of simultaneously writing adjacent lines by a multi-beam method.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in an image forming apparatus such as a digital copying machine, a laser printer, and a facsimile, a photosensitive member is charged by a charging device, and then writing is performed according to image information by an optical scanning device using a laser beam. Form. The electrostatic latent image is visualized with toner supplied from the developing device, and the toner image visualized on the photosensitive member is transferred onto the recording paper fed from the paper feeding device by the transfer device. A toner image is fixed on a recording sheet by a fixing device so that a desired image can be obtained.
[0003]
As an optical scanning device using a laser beam, a reflecting surface of a rotating polygon mirror is irradiated with a beam formed wider than the width of one reflecting surface of the rotating polygon mirror in the rotation direction (hereinafter referred to as an incident beam). 2. Description of the Related Art An overfill type optical scanning apparatus is known that scans a photosensitive member, which is a scanning target, with a beam reflected by a reflecting surface (hereinafter referred to as an outgoing beam).
[0004]
In such an overfill type optical scanning device, the optical axis center and emission of the incident beam pass through the rotation axis of the rotary polygon mirror and are parallel to the rotation axis (hereinafter referred to as the rotation axis plane). The center of the region where the beam scans the object to be scanned (hereinafter referred to as the central axis) is included, and both the incident beam and the outgoing beam pass through the fθ lens as shown in FIG. There is a center incident type overfill type optical scanning device. In addition, the optical axis center of the incident beam is included in one rotation axis plane, the center axis of the output beam is included in different rotation axis planes, the incident beam does not pass through the fθ lens, and the output beam is fθ. There is an oblique incidence type overfill type optical scanning device as shown in FIG. 23 configured to pass through a lens.
[0005]
In the figure, 101 is an incident optical system, 102 is an outgoing optical system, 103 is an incident beam, 104 is an outgoing beam, 105 is a main scanning beam, 107 is a main scanning line, 112a and 112b are light source semiconductor lasers, and 117 is a return.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, apart from the overfill type optical scanning device, an underfill type optical scanning device that irradiates only a part of one reflecting surface of the rotary polygonal mirror with an incident beam emitted toward the rotary polygonal mirror is known. Compared to the underfill type optical scanning device, the overfill type optical scanning device has a higher output power to compensate for the low transmittance of the optical system and to reflect a part of the incident beam toward the scanning target. Requires a light source such as a laser diode. In addition, when higher quality scanning is required, there is also a disadvantage that the amount of light in the scanning direction on the scanned object scanned by the emitted beam is not uniform. However, the overfill type optical scanning device has an advantage that the size of the reflecting surface of the rotary polygon mirror required to generate a beam spot of a certain size on the scanned object can be made very small. Therefore, it is possible to provide a large number of reflecting surfaces with a rotating polygon mirror having the same diameter. As a result, the rotating polygon mirror can be operated at a relatively low rotational speed, and a motor and a driving device with lower power can be used as a driving system for rotating the rotating polygon mirror.
[0007]
The overfill type optical scanning device has the following problems. Since the optical components are arranged in the direction in which the outgoing beam is scanned (hereinafter referred to as the scanning direction), the optical scanning device spreads in this direction, and the size of the device increases.
[0008]
For example, in the center incidence type overfill type optical scanning apparatus as shown in FIG. 22, the direction of the
[0009]
That is, the incident optical systems in the center incidence type overfill optical scanning device are arranged side by side in a direction substantially orthogonal to the direction in which the
[0010]
However, in the case of the center incidence type overfill type optical scanning device, a wasteful space is easily generated in the housing, and the space in the image forming apparatus to which the optical scanning device is attached is wasted. As a result, the optical scanning device and the image forming apparatus are increased in size, and the degree of freedom in designing the optical scanning device and the image forming apparatus is reduced.
[0011]
In addition, in the oblique incidence type overfill type optical scanning device shown in FIG. 23, the
[0012]
Here, in the multi-beam optical scanning apparatus capable of realizing a high recording speed (scanning speed) and high recording density, adjacent lines are simultaneously written by two or more light beams, and thus a plurality of light sources are provided. A plurality of incident optical systems are also provided. For this reason, the number of parts in the housing of the optical scanning device increases, resulting in an increase in size.
[0013]
In view of the above, an object of the present invention is to provide a multi-beam optical scanning device having a compact and strong structure even in a multi-beam system including a plurality of light sources and optical systems.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
The problem-solving means according to the present invention includes a plurality of beam emitting means for emitting a light beam, a rotating polygon mirror for scanning the scanning object with the light beam from the beam emitting means, and a direction orthogonal to the scanning direction from the beam emitting means. An incident optical system that folds back a light beam emitted substantially parallel to the optical axis direction and guides the light beam to the rotary polygon mirror; and an emission optical system that guides the light beam reflected by the rotary polygon mirror to the scanned object. The light beam emitted from the beam emitting means passes through a region surrounded by a plane extending from both side edges of the optical component having the maximum width in the scanning direction among the optical components constituting the incident optical system or the outgoing optical system. It is what I did.
[0015]
In this way, the light beam emitted from the beam emitting means does not protrude from the region defined by the optical component having the maximum width. The size of the housing of the optical scanning device for housing the optical component is determined by the optical component having the maximum width, and no extra protrusion occurs. Therefore, it is possible to reduce the size of the optical scanning device.
[0016]
The incident optical system has a lens and an incident folding mirror as optical components for folding the light beam emitted from the beam emitting means and guiding it to the rotary polygon mirror. The exit optical system includes a converging lens and an exit folding mirror as optical components for guiding the light beam reflected by the rotary polygon mirror to the scanned object while folding the light beam. A converging lens, an exit folding mirror, and an entrance folding mirror are arranged side by side in the optical axis direction orthogonal to the scanning direction between the rotary polygon mirror and the scanned object.
[0017]
In the case of such a structure, the region through which the light beam emitted from the beam emitting means substantially parallel to the optical axis direction and applied to the incident folding mirror passes is a plane obtained by extending the side edge in the scanning direction of the emitting folding mirror. And a plane extending from a side edge in the scanning direction of the focusing lens, a plane extending from a leading edge in the optical axis direction of the focusing lens, and a plane extending from the leading edge in the optical axis direction of the output folding mirror. It becomes an area to be. Here, the incident folding mirror is the optical component having the maximum width.
[0018]
The beam emitting means is at least partially located in a region surrounded by a plane extending a side edge in the scanning direction of the output folding mirror and a plane extending the side edge in the scanning direction of the convergent lens. is there. The incident folding mirror is located in a region surrounded by a plane obtained by extending the side edge in the scanning direction of the output folding mirror and a plane obtained by extending the side edge in the scanning direction of the convergent lens.
[0019]
Further, the beam emitting means is located in a region closer to the rotating polygon mirror than the converging lens in the optical axis direction. A plurality of beam emitting means and an incident optical system are arranged symmetrically with a central axis connecting the rotary polygon mirror and the scanned object interposed therebetween.
[0020]
That is, the beam emitting means and the incident optical system are accommodated in a region defined by the optical component so as not to protrude outward from the optical component constituting the emitting optical system in the scanning direction.
[0021]
By arranging in this way, the beam emitting means and the incident folding mirror do not protrude from the region defined by the optical component having the maximum width or do not protrude greatly. In addition, since the beam emitting means can be arranged using an empty space near the rotary polygon mirror, it does not protrude in the optical axis direction. Accordingly, no large protrusion is generated in the housing of the optical scanning device, so that the optical scanning device can be reduced in size. Further, by arranging the optical components symmetrically with respect to the central axis, the casing can be made symmetrical, and the strength of the casing can be improved.
[0022]
In the optical scanning device having the above structure, the light beam emitted from the beam emitting means located on one side across the central axis is incident from the incident point at which the rotary polygon mirror is incident and the beam emitting means located on the other side. The incident point where the emitted light beam enters the rotary polygon mirror has a predetermined interval in the scanning direction. In addition, since the beam emitting means and the incident optical system are arranged symmetrically, the incident point on one side and the incident point on the other side are symmetrical with respect to the central axis.
[0023]
As a result, the plurality of light beams are reflected by the rotating polygon mirror while maintaining a predetermined interval, and scan the adjacent lines of the scanned object. Accordingly, writing of a plurality of lines can be performed simultaneously, high-speed image formation can be performed, and the crossing of the light beams can be prevented, and a high-quality image can be obtained.
[0024]
Then, a scanning angle of the light beam reflected at the incident point on one side and a scanning angle of the light beam reflected at the incident point on the other side correspond to a common scanning angle formed on the object to be scanned. The maximum exposure width at is set. Thereby, if the maximum exposure width is determined according to the size of the scanning object in the scanning direction, the scanning angle of each light beam is determined. Therefore, the optical system may be designed according to this, and the design is facilitated.
[0025]
In the multi-beam method, since it is necessary to synchronize a plurality of light beams, a synchronization detecting means for detecting a light beam from each beam emitting means, a beam emitting means located on one side across the central axis, and the other side Guiding means for guiding each light beam emitted from the beam emitting means located and reflected by the rotary polygon mirror to the synchronization detecting means is provided. As the guiding means, an outgoing folding mirror of the outgoing optical system is used, and the light beam reflected from the rotary polygon mirror can be surely guided to the synchronous detecting means. As a result, the writing positions of a plurality of light beams on the scanning object can be made uniform, and a high-quality image can be obtained.
[0026]
As a configuration of the synchronous detection means corresponding to a plurality of light beams, it is assumed that two light receivers for detecting a light beam from one beam emitting means or a light beam from the other beam emitting means are provided. The guide means has one mirror that reflects the light beam from each beam emitting means at a different point, and guides the plurality of light beams to the corresponding light receivers.
[0027]
Alternatively, it is assumed that one light receiver for detecting the light beam from the one-side beam emitting unit and the light beam from the other-side beam emitting unit is provided. The guiding means has two mirrors that individually reflect the light beams from the respective beam emitting means, and reflects the plurality of light beams so as to go to one place respectively.
[0028]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An image forming apparatus provided with the multi-beam optical scanning device of the present invention will be described below with reference to FIGS. As shown in FIG. 1, the image forming apparatus includes a
[0029]
(Printer)
The
[0030]
An
[0031]
A
[0032]
On the lower surface of the main body of the
[0033]
A fixing
[0034]
In the upper and lower spaces of the
[0035]
(Multi-stage paper feed unit)
The multi-stage
[0036]
In this embodiment, the unit is shown as a unit in which three
[0037]
(Sheet post-processing equipment)
The
[0038]
(Scanner)
The
[0039]
When a document is automatically or manually set on the transparent document placing table 30, the first scanning unit 31 and the
[0040]
(Automatic document feeder)
The automatic
[0041]
(Relay transport unit)
The
[0042]
Further, in the middle of the
[0043]
(Multi-beam optical scanning device)
The multi-beam optical scanning device of this embodiment will be described. As shown in FIGS. 3 and 4, this optical scanning apparatus is a multi-beam method in which adjacent lines are simultaneously written by two laser beams in order to realize a high recording speed (scanning speed) and recording density. It is an overfill type.
[0044]
The optical scanning device includes two beam emitting means for emitting a light beam, a
[0045]
The
[0046]
The optical path from the
[0047]
The first and second incident
[0048]
The first and second incident
[0049]
The
[0050]
The first incident
[0051]
The outgoing
[0052]
The exit
[0053]
By the way, each optical path is not a straight line but an optical path that is folded back halfway. As a result, the length in the optical axis direction can be shortened even if the total length of the optical path itself does not change, and the total length of the housing can be shortened, so that the optical scanning device can be miniaturized. Accordingly, the optical components are arranged in the vertical direction. If the optical axis direction is the X direction and the scanning direction is the Y direction, the vertical direction is the Z direction.
[0054]
The positional relationship in the vertical direction of each optical component is as follows. The
[0055]
Therefore, the incident beams 103a and 103b are changed in the traveling direction by the incident folding mirrors 117a and 117b, and pass through the end of the
[0056]
The
[0057]
Of the
[0058]
A
[0059]
The
[0060]
FIG. 5 is a diagram illustrating the operation of the incident optical system and the outgoing optical system when the optical axes (beam centers) of the
[0061]
As shown in FIG. 5, the
[0062]
Thereafter, the
[0063]
As shown in FIG. 5A, the
[0064]
In this way, the
[0065]
Thereafter, the light beam corresponding to the
[0066]
In addition to the above-described role, the
[0067]
In the optical scanning device configured as described above, as shown in FIGS. 6 and 7, the first projecting
[0068]
That is, the incident beams 103a and 103b toward the incident folding mirrors 117a and 117b are formed in the optical axis direction (X direction) between the two
[0069]
As a region in the optical axis direction, a plane Xb obtained by extending the
[0070]
Note that the width of the optical component in the scanning direction increases in the order of the
[0071]
By arranging the
[0072]
Thereby, the light beam does not protrude outside the region defined by the optical component having the maximum width, and the light beam does not spread in the scanning direction. In addition, since the
[0073]
In contrast to the above configuration, as shown in FIG. 8, the light beams 103a and 103b emitted from the
[0074]
As shown in FIG. 9, even if the
[0075]
Here, depending on the optical scanning device, the
[0076]
The specific arrangement of the beam emitting means is as follows. As shown in FIG. 11, the
[0077]
That is, the region in the optical axis direction is a plane Xc obtained by extending the
[0078]
In the areas F1 and F2 defined by these two areas, the
[0079]
Thereby, the beam emitting means does not protrude greatly from the region defined by the optical component having the maximum width, and the width of the housing in the scanning direction can be reduced. In addition, it is possible to prevent the incident beams 103a and 103b emitted from the beam emitting means from protruding from the defined region, and to prevent the light beam from spreading in the scanning direction. Therefore, the housing of the optical scanning device can be reduced in size.
[0080]
The specific arrangement of the incident folding mirrors 117a and 117b is as follows. As shown in FIG. 12, in the incident folding mirrors 117a and 117b, a region in the vicinity of the
[0081]
That is, the region in the optical axis direction is a region surrounded by a plane Xe of the
[0082]
As a result, the incident beams 103a and 103b emitted from the
[0083]
When the beam emitting means are arranged symmetrically with respect to the central axis Y0, the two
[0084]
That is, as shown in FIG. 13, the incident points Pa1 and Pb1 of the incident beams 103a and 103b emitted from the
[0085]
The incident beams 103a and 103b incident on the two incident points Pa1 and Pb1 in the
[0086]
Further, the angle formed by the
[0087]
That is, as shown in FIG. 19, the
[0088]
Therefore, the exposure width (copy width) by the optical scanning device corresponds to the scanning angle γ formed by the first scanning angle α and the second scanning angle β, that is, the range Wx between Pa11 and Pb22. Become. Image information is written within an exposure width corresponding to this range Wx.
[0089]
When writing is performed by scanning the
[0090]
Here, the
[0091]
Then, with respect to the scanning ranges Wa and Wb of the
[0092]
The two
[0093]
As another form of the
[0094]
The
[0095]
At the synchronization points Pa5 and Pb5, the
[0096]
In addition, this invention is not limited to the said embodiment, Of course, many corrections and changes can be added to the said embodiment within the scope of the present invention. The multi-beam optical scanning device is not limited to the twin beam of this embodiment, and may be three or more multi-beams. In particular, if an even number of multi-beams are used, it is easy to arrange them symmetrically.
[0097]
Further, the optical scanning device may have a structure in which the outgoing beam is made to go straight without being folded back. In this case, the optical component having the maximum width is an fθ lens, and the beam emitting means is arranged in a region defined thereby. At the same time, the incident beam passes through this region.
[0098]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, according to the present invention, a structure in which an incident beam in a multi-beam system passes through a region defined by an optical component, or a plurality of beam emitting means are arranged in a region defined by an optical component. By disposing, the outer shape of the casing of the optical scanning device can be prevented from expanding in the scanning direction. As a result, the optical scanning device can be reduced in size.
[0099]
Further, by arranging the incident optical system and the outgoing optical system symmetrically with respect to the central axis in the scanning direction, the design of the optical system becomes easy. In addition, it is possible to make the housing of the optical scanning device symmetrical, and the strength of the housing can be improved compared to an unbalanced housing.
[0100]
Then, by writing an image using multi-beams and performing synchronization detection corresponding to each beam, a high-speed and high-quality image can be formed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram of an image forming apparatus including a multi-beam optical scanning device according to the present invention.
FIG. 2 is a block diagram of the main part of the printer.
FIG. 3 is a perspective view of a multi-beam optical scanning device.
FIG. 4 is a diagram showing the arrangement of optical components and the optical path of a light beam in a multi-beam optical scanning device.
5A and 5B are diagrams illustrating the operation of each optical component, in which FIG. 5A is a plan view viewed from a direction perpendicular to the scanning plane, and FIG. 5B is a side view viewed from a direction parallel to the scanning plane.
FIG. 6 is a diagram showing a predetermined region through which an incident beam emitted from a semiconductor laser and directed to an incident folding mirror passes.
7 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG.
FIG. 8 is a diagram showing a case where an incident beam passes through a predetermined region.
FIG. 9 is a diagram showing a case where an incident beam passes through a predetermined region.
FIG. 10 is a diagram illustrating a predetermined region through which an incident beam passes in an optical scanning device in which an fθ lens is a single lens.
FIG. 11 is a view showing a predetermined area where the outgoing beam means is arranged.
FIG. 12 is a view showing a predetermined area where an incident folding mirror is arranged;
FIG. 13 is a diagram showing an incident point of an incident beam irradiated on a rotating polygon mirror
FIG. 14 is a diagram showing a change in the optical path of an incident beam accompanying rotation of a rotating polygon mirror.
FIG. 15 is a diagram showing a change in the optical path of an incident beam accompanying rotation of a rotating polygon mirror;
FIG. 16 is a diagram showing a change in the optical path of an incident beam accompanying rotation of a rotary polygon mirror;
FIG. 17 is a diagram showing a change in the optical path of an incident beam accompanying rotation of a rotating polygon mirror.
FIG. 18 is a diagram showing a change in the optical path of an incident beam accompanying rotation of a rotary polygon mirror.
FIG. 19 is a diagram showing an exposure width set by two outgoing beams.
FIG. 20 is a diagram showing the configuration of a synchronization detection device
FIG. 21 is a diagram showing a configuration of another type of synchronization detection device;
FIG. 22 is a schematic view of a conventional center incidence type overfill type optical scanning device.
FIG. 23 is a schematic view of a conventional oblique incidence type overfill optical scanning device.
[Explanation of symbols]
101a, 101b incident optical system
102 Output optical system
103a, 103b Incident beam
104 Outgoing beam
105 Scanning beam
106 Synchronous detection beam
112a, 112b Semiconductor laser
117a, 117b Incident folding mirror
120 rotating polygon mirror
123 fθ lens
124 Exit mirror
125 cylindrical mirror
126 Folding mirror
127 Sync detection sensor
129 Synchronous detection device
200 photoconductor
Claims (14)
前記ビーム出射手段は、前記回転多面鏡と被走査体とを結ぶ光軸の中心である中心軸であって、光軸方向に平行な中心軸を挟んで左右対称に配置され、かつ前記回転多面鏡よりも下方に位置し、前記ビーム出射手段から光ビームは斜め上方向に出射され、前記入射光学系は、中心軸に対して左右対称に配置され、前記出射光学系を構成する収束レンズを利用して光ビームを前記回転多面鏡に導き、前記出射光学系は、光ビームを折り返して斜め下方向に向け、前記回転多面鏡よりも下方で正対する前記被走査体に導き、
前記ビーム出射手段から出射された光ビームが、前記入射光学系あるいは出射光学系を構成する光学部品のうち走査方向に最大幅の光学部品の両側縁を延長した平面によって囲まれる領域内を通ることを特徴とするマルチビーム光走査装置。A plurality of beam emitting means for emitting a light beam, a rotary polygon mirror that scans the scanning target with the light beam from the beam emitting means, and substantially parallel to the optical axis direction perpendicular to the scanning direction from the beam emitting means. An incident optical system that folds the emitted light beam and guides it to the rotary polygon mirror; and an emission optical system that guides the light beam reflected by the rotary polygon mirror to the scanned object;
It said beam emitting means, said rotary polygonal mirror and the scanning target a central axis which is the center of the focal Buhikarijiku are arranged symmetrically across the center axis parallel to the optical axis direction, and the rotation A converging lens which is positioned below the polygon mirror, emits a light beam obliquely upward from the beam emitting means, and the incident optical system is arranged symmetrically with respect to a central axis , and constitutes the emission optical system The light beam is guided to the rotating polygonal mirror using the light beam, and the exit optical system turns the light beam in an obliquely downward direction and guides it to the scanned object facing directly below the rotating polygonal mirror.
The light beam emitted from the beam emitting means passes through a region surrounded by a plane extending from both side edges of the optical component having the maximum width in the scanning direction among the optical components constituting the incident optical system or the outgoing optical system. A multi-beam optical scanning device.
前記回転多面鏡と被走査体との間に、前記収束レンズ、出射折り返しミラーおよび入射折り返しミラーが走査方向と直交する光軸方向に並んで配され、前記ビーム出射手段は、前記回転多面鏡と被走査体とを結ぶ光軸の中心である中心軸であって、光軸方向に平行な中心軸を挟んで左右対称に配置され、かつ前記回転多面鏡よりも下方に位置し、前記ビーム出射手段から光ビームは斜め上方向に出射され、前記入射光学系は、中心軸に対して左右対称に配置され、前記収束レンズを利用して光ビームを前記回転多面鏡に導き、前記出射光学系は、光ビームを折り返して斜め下方向に向け、前記回転多面鏡よりも下方で正対する前記被走査体に導き、
前記ビーム出射手段から光軸方向に略平行に出射されて前記入射折り返しミラーに照射される光ビームが、前記出射折り返しミラーの走査方向の側縁を延長した平面と、前記収束レンズの走査方向の側縁を延長した平面と、前記収束レンズの光軸方向の前縁を延長した平面と、前記出射折り返しミラーの光軸方向の前縁を延長した平面とによって囲まれる領域内を通ることを特徴とするマルチビーム光走査装置。A plurality of beam emitting means for emitting a light beam; a rotating polygon mirror for scanning the scanning target with the light beam from the beam emitting means; and the rotating polygon mirror by folding the light beam emitted from the beam emitting means. An incident optical system composed of an incident folding mirror, and a converging lens guiding the light beam reflected by the rotary polygon mirror to the scanned object while folding, and an exit optical system composed of an exit folding mirror,
The converging lens, the exit folding mirror, and the entrance folding mirror are arranged side by side in the optical axis direction orthogonal to the scanning direction between the rotating polygon mirror and the scanned object, and the beam emitting means includes the rotating polygon mirror A central axis that is the center of the optical axis that connects to the scanned object, is arranged symmetrically with respect to the central axis parallel to the optical axis direction , and is positioned below the rotary polygon mirror, and emits the beam A light beam is emitted obliquely upward from the means, and the incident optical system is disposed symmetrically with respect to a central axis , and the light beam is guided to the rotary polygon mirror using the converging lens, and the emission optical system Folds the light beam in an obliquely downward direction and guides it to the scanned object facing directly below the rotary polygon mirror,
A light beam emitted substantially parallel to the optical axis direction from the beam emitting means and applied to the incident folding mirror is a plane in which a side edge in the scanning direction of the emitting folding mirror is extended, and in the scanning direction of the convergent lens. It passes through a region surrounded by a plane extending the side edge, a plane extending the front edge in the optical axis direction of the converging lens, and a plane extending the front edge in the optical axis direction of the output folding mirror. Multi-beam optical scanning device.
前記ビーム出射手段は、前記回転多面鏡と被走査体とを結ぶ光軸方向に平行な中心軸であって、光軸方向に平行な中心軸を挟んで左右対称に配置され、かつ前記回転多面鏡よりも下方に位置し、前記ビーム出射手段から光ビームは斜め上方向に出射され、前記入射光学系は、中心軸に対して左右対称に配置され、前記収束レンズを利用して光ビームを前記回転多面鏡に導き、前記出射光学系は、光ビームを折り返して斜め下方向に向け、前記回転多面鏡よりも下方で正対する前記被走査体に導き、
前記ビーム出射手段は、前記出射折り返しミラーの走査方向の側縁を延長した平面と、前記収束レンズの走査方向の側縁を延長した平面とによって囲まれる領域に少なくとも一部が位置することを特徴とするマルチビーム光走査装置。A plurality of beam emitting means for emitting a light beam, a rotary polygon mirror that scans the scanning target with the light beam from the beam emitting means, and substantially parallel to the optical axis direction perpendicular to the scanning direction from the beam emitting means. A lens that folds the emitted light beam and guides it to the rotating polygon mirror, an incident optical system comprising an incident folding mirror, a converging lens that guides the light beam reflected by the rotating polygon mirror to the scanned object while folding, and an exit folding An output optical system composed of a mirror,
It said beam emitting means, said rotary polygonal mirror and the scanning target a central axis parallel to binding Buhikarijiku direction, are arranged symmetrically across the center axis parallel to the optical axis direction, and the rotation Located below the polygon mirror, the light beam is emitted obliquely upward from the beam emitting means, the incident optical system is disposed symmetrically with respect to the central axis , and the light beam is utilized using the converging lens. To the rotating polygonal mirror, and the exit optical system turns the light beam toward an obliquely downward direction and guides it to the scanning object facing directly below the rotating polygonal mirror,
The beam emitting means is at least partially located in a region surrounded by a plane extending a side edge in the scanning direction of the output folding mirror and a plane extending a side edge in the scanning direction of the convergent lens. Multi-beam optical scanning device.
前記回転多面鏡と被走査体との間に、前記収束レンズ、出射折り返しミラーおよび入射折り返しミラーが走査方向と直交する光軸方向に並んで配され、前記ビーム出射手段は、前記回転多面鏡と被走査体とを結ぶ光軸の中心である中心軸であって、光軸方向に平行な中心軸を挟んで左右対称に配置され、かつ前記回転多面鏡よりも下方に位置し、前記ビーム出射手段から光ビームは斜め上方向に出射され、前記入射光学系は、中心軸に対して左右対称に配置され、前記収束レンズを利用して光ビームを前記回転多面鏡に導き、前記出射光学系は、光ビームを折り返して斜め下方向に向け、前記回転多面鏡よりも下方で正対する前記被走査体に導き、
前記入射折り返しミラーは、前記出射折り返しミラーの走査方向の側縁を延長した平面と、前記収束レンズの走査方向の側縁を延長した平面とによって囲まれる領域に位置することを特徴とするマルチビーム光走査装置。A plurality of beam emitting means for emitting a light beam; a rotating polygon mirror for scanning the scanning target with the light beam from the beam emitting means; and the rotating polygon mirror by folding the light beam emitted from the beam emitting means. An incident optical system composed of an incident folding mirror, and a converging lens guiding the light beam reflected by the rotary polygon mirror to the scanned object while folding, and an exit optical system composed of an exit folding mirror,
The converging lens, the exit folding mirror, and the entrance folding mirror are arranged side by side in the optical axis direction orthogonal to the scanning direction between the rotating polygon mirror and the scanned object, and the beam emitting means includes the rotating polygon mirror A central axis that is the center of the optical axis that connects to the scanned object, is arranged symmetrically with respect to the central axis parallel to the optical axis direction , and is positioned below the rotary polygon mirror, and emits the beam A light beam is emitted obliquely upward from the means, and the incident optical system is disposed symmetrically with respect to a central axis , and the light beam is guided to the rotary polygon mirror using the converging lens, and the emission optical system Folds the light beam in an obliquely downward direction and guides it to the scanned object facing directly below the rotary polygon mirror,
The incident folding mirror is located in a region surrounded by a plane extending a side edge in the scanning direction of the output folding mirror and a plane extending the side edge in the scanning direction of the converging lens. Optical scanning device.
前記ビーム出射手段は、前記回転多面鏡と被走査体とを結ぶ光軸の中心である中心軸であって、光軸方向に平行な中心軸を挟んで左右対称に配されるとともに、光軸方向において前記出射光学系よりも回転多面鏡側に配され、かつ前記回転多面鏡よりも下方に位置し、前記ビーム出射手段から光ビームは斜め上方向に出射され、前記入射光学系は、中心軸に対して左右対称に配置され、前記出射光学系を構成する収束レンズを利用して光ビームを前記回転多面鏡に導き、前記出射光学系は、光ビームを折り返して斜め下方向に向け、前記回転多面鏡よりも下方で正対する前記被走査体に導き、
前記ビーム出射手段および入射光学系は、走査方向において前記出射光学系を構成する光学部品よりも外側にはみ出さないように前記光学部品によって規定される領域内に収容されたことを特徴とするマルチビーム光走査装置。A plurality of beam emitting means for emitting a light beam, a rotary polygon mirror that scans the scanning target with the light beam from the beam emitting means, and substantially parallel to the optical axis direction perpendicular to the scanning direction from the beam emitting means. An incident optical system that folds the emitted light beam and guides it to the rotary polygon mirror; and an emission optical system that guides the light beam reflected by the rotary polygon mirror to the scanned object while folding back.
The beam emitting means is a central axis that is a center of an optical axis that connects the rotary polygon mirror and the scanned object, and is arranged symmetrically with respect to a central axis parallel to the optical axis direction. The light beam is emitted obliquely upward from the beam emitting means, and is disposed on the rotating polygon mirror side in the direction and positioned below the rotating polygon mirror. The light beam is guided to the rotary polygon mirror by using a converging lens that is arranged symmetrically with respect to the axis and that constitutes the emission optical system, and the emission optical system folds the light beam and is directed obliquely downward, Led to the scanned object facing directly below the rotating polygon mirror,
The beam emitting means and the incident optical system are accommodated in a region defined by the optical component so as not to protrude outside the optical component constituting the emission optical system in the scanning direction. Beam light scanning device.
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