JP4177648B2 - Car wash machine - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗車機本体内に設けた洗浄手段を備え、該洗浄手段により車両を洗浄する洗車機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より洗車機は、図20及び図21に示すように、被洗浄車両105をブラッシング洗浄するトップブラシやサイドブラシ等からなる洗浄ブラシ手段、及びトップノズルやサイドノズル等からなる乾燥手段等の洗浄手段を内部に設けた洗車機本体100を備えて、多くの場合屋外に設置される。そのため、洗車機本体100上に降った雨水や、積雪した雪の雪解け水が洗車機本体100の上面から前面や側面等の外周面へ流れ該外周面を垂れて、雨水などに含まれるばい煙等で洗車機本体100の前記外周面が汚れる問題があった。そこで、洗車機本体100の上面101は、その上面101に降り落ちた雨水や雪解け水が後面102へと流れ落ちるように、後面102側が前面103側よりも低くなるように傾斜した傾斜面を有し(図20には、洗車機本体100の上面101の傾斜面の傾斜が誇張して描かれている)、洗車位置に車両105を進入させる車両105の運転手、顧客、作業員などからよく見える前面103や左右側面104に、汚れが付着することを防止するようになっている。
【0003】
また、前記洗車機において、図20に示すように、洗車機本体100を走行レール108上で前進(図中、走行レール108の左側から右方への移動)させながら、トップノズルやサイドノズルなどの乾燥手段から被洗浄車両105に向け乾操用空気の吹付けを行い、洗車機本体100の後面102が該車両105の右端(図20参照)を過ぎた位置で洗車機本体100の走行を停止させて洗車を終了し、その洗車を終わった状態から車両105が左方向(図20参照)へ退出するようにした、所謂ドライブスルー式の洗車機が従来より知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上面101に雨水の水溜りが残っている場合や、上面101に積雪がある場合、車体面に雨水や雪解け水が後面102から滴り落ちたり、前記積雪が落ちて、雨水や雪解け水や該積雪に含まれる汚れの原因となる物質が車体面に残る虞があった。
【0005】
また、上記の洗車機本体100を前進させながら車両105の乾操を行う洗車機では、上面101に雨水の水溜りが残っている場合や、上面101に積雪がある場合、乾燥ノズルによる乾燥が終わった車体面に、雨水や雪解け水が後面102から滴り落ちたり、前記積雪が落ちる問題があった。
【0006】
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、被洗浄車両へ、上面に溜まった雨水や雪解け水が垂れたり、前記積雪が落ちるのを防止することができ、また、後面の汚れを減少させることを第一の目的とし、また、乾燥後の被洗浄車両へ、上面に溜まった雨水や雪解け水が垂れたり、前記積雪が落ちるのを防止することができ、また、後面の汚れを減少させることを第二の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的達成のため、本請求項1記載の発明は、左右一対の脚部と、その両脚部の上端間を繋ぐ上部とを有して被洗浄車両を跨ぎ得る門型フレームと、その門型フレームの内部に設けられ前記被洗浄車両の車体表面を洗浄する洗浄手段とからなる洗車機本体を備え、その洗車機本体の上面は、洗車位置に進入する被洗浄車両と対向する前側が高くなるように前後に傾斜した平面状の傾斜面を有しており、前記洗車機本体の後面には、前記一対の脚部及び前記上部で囲まれた後面開口が形成される洗車機であって、前記上面における後部より上方に突出した後部突出物が該上面の左右方向に延び、前記後部突出物は、前記洗浄時に被洗浄車両が位置し得る左右幅の上方に位置し、前記後部突出物の左端と右端は、前記洗車機本体の前記後面開口の真上より外方にあり、前記後部突出物に塞ぎ止められた雨水が、該後部突出物に沿って左右に流れ、該後部突出物の左、右端の外側から後方へ流れて前記洗車機本体の前記後面を垂れ、前記脚部の後面を流れ落ちることを特徴とし、また、本請求項2記載の発明は、請求項1記載の構成に加えて、前記洗浄手段が前記被洗浄車両の車体表面を乾燥処理する乾燥手段であり、乾燥処理後の被洗浄車両は、前記洗車位置に進入するときの進行方向と同じ方向へ走行して該洗車位置から退出できることを特徴とする。
【0008】
そして、請求項1に記載の発明によれば、洗車機本体の上面に降り落ちた雨水が垂れる後面部分を減少させて、汚れの付着する後面部分を減らすことができる。さらに、洗車機本体の上面に残った雨水や積雪やその雪解け水が、洗車機本体下に位置する被洗浄車両の車体面に落ちることを防止できて、洗車機を用いた洗浄効果を損なうことを防止でき、また請求項2に記載の発明によれば、引用される請求項の効果の内の洗浄効果の1つである乾焼効果を損なうことを防止できる。すなわち、洗車機本体下に位置する被洗浄車両の乾燥処理の済んだ車体面に落ちないように防止できるので、洗車機を用いた乾燥効果を損なうことを防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0010】
先ず、図1〜9を参照して第1参考例について説明する。
【0011】
図1は、第1参考例の洗車機の概略側面図、図2は、その洗車機の概略平面図、図3は、洗車機本体の正面図、図4は、洗車機本体の側面図、図5は、洗車機本体の上面図、図6は、図5の6−6線に沿う拡大部分断面図、図7は、図5の7−7線に沿う拡大部分断面図、図8は、図5の8−8線に沿う拡大部分断面図、図9は、洗車機本体の傾斜上面部に斜め横方向から雨水がかかっている状態を示す図である。
【0012】
図1及び2に示すように、第1参考例の洗車機本体1は、通常のように、被洗浄車両5を洗浄する洗浄手段として、該洗車機本体1に上下に移動可能に支持されて被洗浄車両5の上面を洗浄するトップブラシ2、洗車機本体1の左右方向に往復移動可能となるように、該洗車機本体1に支持される支持レール3aに支持されて被洗浄車両5の前後面及び側面を洗浄する左右一対のサイドブラシ3,3等が適宜設けられている。また洗浄手段には、上記ブラシ等を用いた洗浄に続いて濡れた車体面の乾燥処理を行う乾燥手段も設けられている。その乾燥手段としては、洗車機本体1に内蔵された送風機に接続され、被洗浄車両5の上から空気を吹付ける空気噴出口のトップノズル6、及び被洗浄車両5の両側方から空気を吹付ける左右一対のサイドノズル7,7等が適宜設けられる。洗車機本体1は、底部に、図示しない駆動モータにより駆動される駆動走行輪8a及び従動走行輪8bが左右一対に備えられ、左右の駆動及び従動走行輪8a,8bが水平な床面に敷設した左右一対の走行レール9,9上に載置され、洗車機本体1は前後に往復移動するようになっている。
【0013】
走行レール9,9間の床面には、被洗浄車両5のタイヤ位置でその被洗浄車両5を洗車位置に位置決めするタイヤストッパ10が設けられる。洗車機本体1と対向して洗車位置に進入する被洗浄車両5の運転者は、そのタイヤストッパ10により容易に走行レール9,9間の正規の洗車位置に被洗浄車両5を停止できるようになっている。その他、洗車機本体1は、図示はしていない貯水タンクや配水ポンプ等に配水パイプ等を介して接続され、それらの洗浄手段とともに洗車機を構成する。そして、洗車位置にある被洗浄車両5に対して洗車機本体1を所定回数、前進及び後進させてブラシ2,3,3でブラッシング洗浄し、最終行程で、洗車機本体1を走行レール9の前端部で折り返し後進させながら被洗浄車両5に対して、前記トップノズル6及びサイドノズル7により空気を吹き付けて乾燥処理を行うことによって、ブラッシング洗浄と乾燥処理とからなる一連の洗浄ができ、また、他の場所で水を用いて手作業により洗った被洗浄車両に対して、最初の前進で乾焼処理を行い、次の後進で再び乾燥処理を行う乾燥処理のみからなる洗浄を行うことができるようになっている。
【0014】
図3に示すように、洗車機本体1は、被洗浄車両5を跨いで走行レール9,9上を走行できるように門型に形成されている。
【0015】
図1及び図2に示される前面11には、図3 に示すように、左右両脚部1L,1Rと両脚部1L,1Rを繋ぐ上部1Uとで囲まれた前面開口11oを有し、また、図1及び図2に示される後面13には、両脚部1L,1Rと両脚部1L,1Rを繋ぐ上部1Uとで囲まれていて、図3において前面開口11oと同じ位置に位置し、同じ大きさの後面開口13oを有している。
【0016】
前記サイドノズル7,7は、図3に示すように、両脚部1L,1Rより内方に出ており(すなわち、サイドノズル7,7の内端7A,7Aは、前面開口11o内に出ている)、そのサイドノズル7,7の内端7A,7A間が、洗浄時に被洗浄車両5が位置し得る左右幅Wと設定されている。右脚部1Rの前面には、洗車機本体1を備えた洗車機の各種動作を操作する操作パネル12を備えている。
【0017】
図3,4に示すように、門型の洗車機本体1の主体部を構成する本体フレーム15は、骨格を構成する構造体の外側に、厚さ1mm以下の金属製等の外板を複数枚被着することで外表面が形成される。図6に最も明瞭に示すように、本体フレーム15内部の左右両側の最上部には、コーナーフレーム部材16が一体に設けられる。コーナーフレーム部材16の外側上部は、断面円弧(R=30〜60mm)形状が長手(前後)方向に続く曲面(以下、湾曲面という)となっている。コーナーフレーム部材16は、本体フレーム15の前後方向に延びており、前側16Aが高くなるように前後に傾斜している。ベースフレーム部材17は、前後の駆動輪8a及び従動輪8bの回転軸を軸支して、走行レール9に対して平行に載置される。各側のコーナーフレーム部材16,16は、左右対称で同一高さとなり、両側のコーナーフレーム部材16,16間は、複数の中間フレーム部材18…が洗車機本体1の左右方向に梁状に渡され、各中間フレーム部材18は本体フレーム15の左右方向に水平となる。これらのコーナーフレーム部材16及び中間フレーム部材18によって、本体フレーム15の上面20(以下、フレーム上面20という)は、前後方向に傾斜して、左右方向断面においては水平な傾斜面を成す。フレーム上面20は、傾斜の高位点であるフレーム上面20の前端20aと、傾斜の低位点であるフレーム上面20の後端20bとで約25mmの高低差がある。また本体フレーム15の前後長は約2300mmとなっているので、フレーム上面20は緩やかな傾斜となっている。
【0018】
本体フレーム15の前面上部の前面フレーム部15Fは、前側が金属製等の外板で上下及び左右の全面に亘って覆われて、前面ヘッド部24が形成される(図3,4)。前面ヘッド部24は、前面側の上縁部が曲面24Aになっていて、その曲面24Aは、前面ヘッド部24の両側部へと続く。そして、その曲面24Aの後側すなわち前面ヘッド部24の上面24Bがほぼ水平になっている。
【0019】
本体フレーム15の左右両側面14,14には、側面外板25がボルト等の固定部材で固定される。側面外板25は、図6に示すように、コーナーフレーム部材16の円弧形状に沿うように上部が内側に湾曲して、さらに、コーナーフレーム部材16の円弧部分よりも内側の水平部分にまで延びている。この側面外板25の水平部分上には、上面側部外板30の側端部が重ねられる。図5に示すように、上面側部外板30,30間は、洗車機本体1の前後方向に3枚の上面中央外板31,32,33を互いの縁部を重ね合わせて覆われる。そして、本体フレーム15の後側は、後面外板37で覆われる(図8参照)。後面外板37は、フレーム上面20側が僅かに上面中央外板33に重なるように折り曲げられている。上面外板30〜33によりフレーム上面20を覆うことで、洗車機本体1の左右方向断面においては水平で前後方向に傾斜した傾斜面34が形成される。傾斜面34は、各外板30〜33等の重なる部分で、その外板の板厚程度の段差はあるものの、ほぼ面一で、上記のフレーム上面20(図4参照)の勾配に沿って一様に傾斜した平面状の傾斜面となる。
【0020】
図5における符号18,18,18,21の引出線の引出部には、図示されていないが上面側部外板30及び上面中央外板31〜33の下を、図4に示されている中間フレーム部材18,18,18、前面フレーム部材21が図5において縦方向に通っている。
【0021】
なお、洗車機本体1の最後部には、後部カバー47が取り付けられている(図1,2参照)。後部カバー47は、本体フレーム15の後面開口13oから露出するサイドブラシ3部分を覆いながら、被洗浄車両5の洗浄に支障のない開口を確保している。
【0022】
図6に示すように、上面側部外板30等の各上面外板30〜33は、隣り合う外板との重なり部分を覆うように、上面外板30〜33の縁部に沿って薄手のテープ材38が貼付され、そのテープ材38によって、外板30〜33同士の隙間からの雨水の浸入を防止できるようになっている。なお、上記外板30〜33のいずれか、この第1参考例では上面中央外板32には、洗車機本体1と外部装置とを繋ぐ配水ホース等を通すため、適当な個所に貫通口44(図5参照)が設けられる。
【0023】
傾斜面34における左側部と右側部には、その傾斜面34よりも上方に突出する側部突出物35,35が設けられる(図5,6参照)。側部突出物35,35は、上面側部外板30,30の側端30Aから約300mmの間隔を置いてその側端30Aに沿って形成されて、洗車機本体1の前後方向に延びている。側部突出物35は、図6に示すように、薄板を中間部で直角に折り曲げたL字状断面の長尺アングル部材の一方の片35Pによって形成される。
【0024】
アングル部材の他方の片35Lは、リベット等の固着部材を用いて上面外板30,30に固着されており、一方の片35Pは傾斜面34に対して垂直になっている。また、前記アングル部材は、他方の片35Lが一方の片35Pの外側になるよう取付けられている。
【0025】
側部突出物35となる一方の片35Pの内向き面35a及び外向き面35bは、傾斜面34に垂直になり、傾斜面34上において塀状あるいは壁状となる。側部突出物35は、傾斜面34の前端付近から後端付近まで延びている。側部突出物35を薄板状とすることで、内向き面35aより内側の傾斜面部分を広く採りつつ、外向き面35bの外側の傾斜面部分を広くできるようになっている。左及び右側部の側部突出物35,35間は、洗車機本体1の左右方向では、駆動及び従動走行輪8a,8a間及び8b,8b間よりも幅狭で走行レール9,9間に位置し、各突出物35は、門型の洗車機本体1の各脚部1L,1Rの中心延長線よりも内側になる(図2,3)。
【0026】
図5,7に示すように、傾斜面34には、その傾斜面34における前部にも長尺アングル部材を固着することで前部突出物36が形成される。前部突出物36は、傾斜面34の前端34Aに沿って形成され、洗車機本体1の左右方向に延びている。前部突出物36を形成するアングル部材は、側部突出物35を形成するアングル部材と同様に固着して形成される。左及び右側部の側部突出物35,35の前端間を繋ぐように前部突出物36を形成する。そして、図5に明瞭に示すように、左及び右側部の側部突出物35,35と前部突出物36とは、洗車機本体1の上方からみて、その洗車機本体1の後方に開放したコ字状に形成される。前部突出物36となる一方の片36Pは傾斜面34の前端34Aから約25mmの間隔をあけて後方にあり、傾斜面34内に形成されているので、一方の片36Pは鉛直ではなく上部が僅かに洗車機本体1の後方に傾いたものとなっている(図7参照)。その一方の片36Pの内向き面36aは洗車機本体1の後方を向き、外向き面36bは洗車機本体1の前方を向く。前部突出物36は、端部36eが側部突出物35を形成するアングル部材の他方の片35Lの開放端35Le(外側端)まで延びていて、前部突出物36の両端部36eが側部突出物35,35から僅かに外側に突き出るようになっている。
【0027】
前部突出物36の左端部と左側部の側部突出物35とは、左側部の側部突出物35と右側部の側部突出物35との間における前部突出物36よりも後方(以下、「左側部の側部突出物35と右側部の側部突出物35との間における前部突出物36よりも後方」を「突出物列の内側」という)の雨水が流れ出ないよう繋がり、前部突出物35の右端部と右側部の側部突出物35とは、前記雨水が流れ出ないよう繋がっている。
【0028】
前部突出物36と側部突出物35,35とによって、洗車機本体1の傾斜面34には、前述のように、後方に開放した略コの字状に連続した突出物列が形成される。左及び右側部の側部突出物35,35や前部突出物36を形成するアングル部材の他方の片35L,36Lの開放端35Le,36Leには、その開放端35Le,36Leを長手方向に覆うように他方の片35L,36Lから傾斜面34に跨って上側からテープ材39が貼付され(図7)、上面側部外板30等との隙間をなくすようになっている。
【0029】
図4,5に示すように、前面ヘッド部24の外板は、上面側部外板30及び上面中央外板31の前端部と、本体フレーム15の前面フレーム部材21(図4)上で重ね合わされる。その上には、前部突出物36のアングル部材の開放端36Leを覆うテープ材39の端部が重なる(図7参照)。
【0030】
その他、傾斜面34内には、側部突出物35より外側に、運搬時に取り付ける吊り金具や固定金具用のボルト穴45が、各側前後に各々2個づつ設けられる(図5参照)。
【0031】
次ぎに、この第1参考例の作用について説明する。
【0032】
洗車機本体1上に降り落ちる雨滴が少量の時には、ゆるやかに傾斜した傾斜面34で雨水は傾斜に沿って緩やかに後方に流れて、後面13を垂れて伝い落ちる。降雨が横殴のときは(以下、横雨という)、洗車機本体1の傾斜面34が後方に向かって緩やかに傾斜しているだけでは、落下する雨滴群の降雨エネルギによって、さらには風も作用して、横雨の方向にしたがって雨水が流れようとする。本第1参考例の洗車機本体1では以下に示すように、洗車機本体の前面11や両側面14,14の目立つ部分への雨水の垂れが抑制できる。
【0033】
図9に示すように、洗車機本体1の右側より横雨が降っている場合、洗車機本体1の傾斜面34上にある雨水は、洗車機本体1の傾斜面34が左右方向には水平になっているので、容易に左側へ向かって流れようとする。この時雨水の流れは、左及び右側部の側部突出物35,35によって、左側部の側部突出物35の左側(外側)の左傾斜面34a、左及び右側部の両側部突出物35,35間の中間傾斜面34b、及び右側部の側部突出物35の右側(外側)の右傾斜面34cに別れる。中間傾斜面34bでは、雨水は左側部の側部突出物35に向かって流れる。その雨水の流れは、左側部の側部突出物35の内向き面35aにより塞ぎ止められて左傾斜面34aへと流れることが阻止されて、左側部の側部突出物35の内向き面35aに沿って、傾斜面34の低位側である後方(図9紙面と直交する方向)へ向かって流れる。
【0034】
左傾斜面34aでは、左傾斜面34aに落ちた雨水が、洗車機本体1の左側面14に向かって流れ、左側面14を垂れることになるが、中間傾斜面34bからの雨水の流れがないことで、左側面14を伝い落ちる雨水が減少するので、雨水に含まれる煤煙等が左側面14に付着するのを減少できて、該左側面14の汚れを減少させることができる。また、中間傾斜面34b上に乗っている粉塵、煤塵等の汚れの原因となる物質を、左側面14へ雨水が流すのを防止できて、該左側面14の汚れを減少させることができる。また、左傾斜面34aを流れる雨水流量は少なく汚れ物質を流す作用が弱いことと、雨水が流れる面積も少ないこととで、雨水が左側面14へ流れる過程で含む汚れ物質の量を少なくできて、左側面14の汚れを減少できる。
【0035】
右傾斜面34cでは、右の上面側部外板30の側端30Aから右側部の側部突出物35までの間隔Sが小さいと、右側部の側部突出物35の外向き面35bに直接当る雨滴が右傾斜面34cへ流れて右側面14を垂れる虞があるが、前記間隔Sを所定距離以上(第1参考例では、約300mm)にすることで、右側部の側部突出物35の外向き面35bに直接当る雨滴が右側面14を垂れることを防止している。すなわち、前記間隔Sを所定距離以上にすると、右側部の側部突出物35の外向き面35bに直接当って右傾斜面34cへ流れた雨水は右傾斜面34cに落ちた雨水と共に、右側面14へ流れることなく右傾斜面34cの低位側である後方(図9紙面と直交する方向)へ向かって流れる。これにより、右側部の側部突出物35の外向き面35bに直接当る雨滴が側面14を垂れることを防止している。なお、前記間隔Sについては後述する。
【0036】
後方から洗車機本体1に向かって降る横雨の場合、前部突出物36より後方の傾斜面34bでは、前方に向かう雨水の流れは、前部突出物36の内向き面36aで塞ぎ止められる。したがって、前部突出物36より後方の傾斜面34bに落ちた雨水が前面11へ流れるのを防止でき、前面11の汚れを減少できる。
【0037】
次に、前方から洗車機本体1の前面に向かって降る横雨の場合を説明する。
【0038】
前部突出物36の外向き面36bに直接当る雨滴が前面11を垂れる虞があるが、前部突出物36を傾斜面34の前端34Aから約25mmの間隔をあけて後方に設けることで、前部突出物36の外向き面36bに直接当る雨滴が前面11を垂れることを防止している。すなわち、前部突出物36よりも前方部分の25mm幅(以下、「前部傾斜面」という)は、前上がりの傾斜した面になっているので、前部突出物36の外向き面36bに直接当って前記「前部傾斜面」に流れた雨水は、前面ヘッド部24の上面24Bに流れることなく該「前部傾斜面」上を洗車機本体1の左右方向へ流れる。また、前面ヘッド部24の上面24Bに落ちた雨水は、前記「前部傾斜面」へ流れ、前部突出物36の外向き面36bに直接当った雨水と共に該「前部傾斜面」上を洗車機本体1の左右方向へ流れる。そして、前記左右方向へ流れた雨水は、左傾斜面34a、右傾斜面34bを洗車機本体1の後方へ流れる。これにより、前部突出物36の外向き面36bに直接当る雨滴が前面11を垂れることを防止している。
【0039】
さらに、前述したように、前部突出物36の左端部と左側部の側部突出物35とは、「突出物列の内側」の雨水が流れ出ないよう繋がり、前部突出物35の右端部と右側部の側部突出物35とは、「突出物列の内側」の雨水が流れ出ないよう繋がって、図5に示すように、「突出物列の内側」の雨水を確実に後方に流すようになっている。すなわち、側方からの横雨時には、側部突出物35の内向き面35aで塞ぎ止められた雨水の一部が、側部突出物35の内向き面35aに沿つて傾斜面34の高位側である前方に流れるが、その前方への流れは、前部突出物36の内向き面36aによって塞ぎ止められ、前面11や側面14へ流れるのを防止される。
【0040】
また後からの横雨時には、前部突出物36の内向き面36aによって塞ぎ止められた雨水の一部が、前部突出物36の内向き面36aに沿って側部突出物35の方に流れるが、その側部突出物35の方への流れは、側部突出物35の内向き面35aによって塞ぎ止められ、前面11や側面14へ流れるのを防止される。
【0041】
したがって、どの方向からの横雨でも、「突出物列の内側」に降り落ちた雨滴は、側部突出物35の内向き面35aと前部突出物36の内向き面36aによって塞ぎ止められて、前部突出物36及び側部突出物35,35で形成した平面コ字状の突出物列の開放側である後方へと流れ、洗車機本体1の後面13へと流れることとなる。このようにして、前面11及び側面14を垂れる雨水を減少させて、前面11及び側面14が雨水に含まれる煤煙や傾斜面34上に乗っている粉塵、煤塵等の汚れの原因となる物質で汚れるのを減少させる。
【0042】
なお、上面側部外板30の側端30Aから側部突出物35までの間隔Sは、15〜400mmが望ましい。すなわち、前記間隔Sが15mm未満では、側部突出物35の外向き面35bに直接当る雨滴が側面14を垂れる虞がある。また、400mmを超えると、側面14を垂れる雨水を減少させることができない。
【0043】
側部突出物35,35及び前部突出物36は、傾斜面34から5〜20mmが望ましい。すなわち、5mm未満では、「突出物列の内側」から前面11や側面14へ流れる雨水を効果的に塞ぎ止めることができない。また、20mmを超えると、「突出物列の内側」から前面11や側面14へ流れる雨水を塞ぎ止める効果が向上しない。
【0044】
また、側部突出物35,35及び前部突出物36を、洗車機本体1の上面に設けたので、前面や側面の上端部のデザインを損なうこともない。
【0045】
なお、この第1参考例では、洗車の最終行程の乾燥処理を、洗車機本体を後進させながらするものとしたが、前進しながら被洗浄車両5に空気を吹付けるもの、あるいは後進しながらの乾燥処理の後にさらに前進しながら乾燥処理を行うものとしても、前面及び側面の汚れ防止効果は同様に得ることができる。
【0046】
なお、傾斜面34と前面ヘッド部の上面24Bとで、本発明における「洗車機本体の上面」を構成する。
【0047】
次ぎに、図10,11を参照して、第2参考例について説明する。
【0048】
図10は、洗車機本体の上面図、図11は、図10の11−11線に沿う部分拡大断面図であり、図中、前記第1参考例と同じ要素には、同じ符号が付される。
【0049】
この第2参考例では、洗車機本体1の前面ヘッド部24にモール部材40を追加したものであり、図10に示すように、前面ヘッド部24は、洗車機本体1の左右方向に3分割して形成される。前面ヘッド部24の両側部をなすサイドヘッドパネル22,22は樹脂製(厚さ2mm程度)で形成される。サイドヘッドパネル22,22間において前面ヘッド部24の中央部をなす中央ヘッドパネル23は金属製薄板で形成される。すなわち、前面フレーム部15F(図4参照)は、サイドヘッドパネル22,22と中央ヘッドパネル23で覆われる。前面ヘッド部24の上面は、第1参考例と同様に、水平な上面24B(図4参照)を有している。
【0050】
中央ヘッドパネル23の左右寸法は、洗車機本体1の左右寸法の1/3以上になっている。中央ヘッドパネル23の上面24Bの後端部は、上面中央外板31の前端部上に重ねられて、前面フレーム部材21にボルト等を用いて固定される。
【0051】
サイドヘッドパネル22,22の上面24Bの後端部には、モール部材40,40が固定されている。サイドヘッドパネル22は、図11に示すように、上面24Bの後端を、前面フレーム部材21上で上面中央外板31、上面側部外板30の前端に突き合わせて、その突き合わせた部分を覆うように、テープ材43が貼付される。テープ材43上には、テープ材39が重なる。上面モール部材40は、前面フレーム部材21との間にテープ材39,43と共に上面中央外板31、上面側部外板30の前端部を挟んで、前面フレーム部材21にボルト等で固定される。モール部材40,40は、サイドヘッドパネル22と上面中央外板31、上面側部外板30との突き合わした部分を跨ぎ、中央ヘッドパネル23の側端近傍を始端にして側面14方向に延びて、側面14側の端部が前部突出物36の端部36eよりも外側で、上面側部外板30の側端30Aよりも内側となる位置まで延びている。側面外板25とサイドヘッドパネル22との突き合せ部分には、コーナーモール部材41が位置している。コーナーモール部材41は、本体フレーム15との間に側面外板25の前端部を挟んで、ボルト等を用いて固定される。コーナーモール部材41は、側面外板25の前端に沿って延び、側面14から断面円弧状のコーナー部へと続き、さらに上面24Bへと湾曲して、上面側部外板30の前端部に僅かにかかるようになっている。コーナーモール部材41の上面24B側端と上面モール部材40の側面14側端とは数十mmの間隔となる。
【0052】
各モール部材40,41の裏面は、図11に示すように、サイドヘッドパネル22側が下部を切欠いた薄肉部となっていて、上面中央外板31、上面側部外板30や側面外板25とサイドヘッドパネル22との厚みの違いを許容するように、また、樹脂製のサイドヘッドパネル22の僅かな変形を許容するようになっている。
【0053】
このように、前部突出物36の前方の上面24Bには、前面ヘッド部24の中央部分を除いて、サイドヘッドパネル22と上面中央外板31及び上面側部外板30との突き合せ部分に、モール部材40からなる凸部が形成されることになる。前部突出物36と上面モール部材40との間には、洗車機本体1の左右方向に延びる凹部が形成されることにもなる。各モール部材40,41の厚さは3mmとなっていて、モール部材40,41からなる凸部は前部突出物36より低くなっている。なお、モール部材40,41からなる凸部は、前部突出物36の高さの1/2〜1/5程度にすると良く、2〜5mmにすると良い。
【0054】
以下、この第2参考例の作用について説明する。
【0055】
洗車機本体1に向かって前方より横雨が降っている場合に、中央ヘッドパネル23の上面を流れて前部突出物36の中央部分で塞ぎ止められる雨水は、前部突出物36とモール部材40との間の凹部へと流れ、前部突出物36に沿って側面14側へと流れ易くなり、前面ヘッド部24の上面24Bから前面11に流れ落ちる雨水は減少する。
【0056】
次ぎに、図12,13を参照して、本発明の実施例について説明する。
【0057】
図12は、本発明の洗車機の概略側面図、図13は、洗車機本体の上面図であり、図中、前記第1,2参考例と同じ要素には、同じ符号が付される。
【0058】
この実施例が、第1参考例と異なる点は、図12に示すように、トップノズル6、サイドノズル7がトップブラシ2,サイドブラシ3よりも洗車機本体1の後面側、つまり洗車機本体1内の後部に備えられている。洗車機本体1の後面13は、傾斜面34の後端下にほぼ面一で広がっている。そして、洗車の最終行程で、洗車機本体1が前進しながら、洗車位置にある被洗浄車両5に向かってトップノズル6、サイドノズル7で空気を吹付ける乾燥処理を行ない、洗車機本体1の後部が被洗浄車両5を通過した後、洗車機本体1を走行レール9の前端位置で停止する。その洗車機本体1が停止した状態で、被洗浄車両5の全洗車行程は終了し、被洗浄車両5は、洗車機本体1を潜ることなく、洗車前に洗車位置に進入した向きと同じ向き(図12矢印x方向)に退出することができるようになっている。このように、被洗浄車両5が洗車位置に進入してから、その被洗浄車両5が洗車機本体1の走行範囲外に退出し終わるまでの間に、洗車機本体1の後面13が被洗浄車両5の真上に位置するのは、前記最終行程において乾燥処理を終わった被洗浄車両5上を通過するときが最後になっている。
【0059】
図13に示すように、洗車機本体1の上面には、傾斜面34の後部に後部突出物55が形成され、傾斜面34の左側部及び右側部に側部突出物35,35が第1参考例と同様に形成されている。
【0060】
後部突出物55は、側部突出物35,35と同様に長尺のアングル部材を用いて形成する。そのアングル部材は、傾斜面34の後端に沿って、その後端の近傍に固着部材を用いて固着され、側部突出物35と同様に、アングル部材の一方の片によって塀状あるいは壁状の後部突出物55となる。そして、後部突出物55の左端55Lは、左側部の側部突出物35よりも左側面14側に延び、右端55Rは、右側部の側部突出物35よりも右側面14側に延びている。また、左端55Lは、第1参考例で述べた左右幅Wの真上より外方(左側面14側)にあり、右端55Rは、前記左右幅Wの真上より外方(右側面14側)にあり、さらに、左端55Lは、後面開口13oの真上より外方(左側面14側)にあり、右端55Rは、後面開口13oの真上より外方(右側面14側)にあり、左端55L及び右端55Rは左右の門型脚部1L,1Rのほぼ中央上に位置している。また、後部突出物55は走行レール9,9間寸法よりは幅狭(短尺)で、走行レール9,9間上に位置している。左及び右側部の側部突出物35,35は、前端が傾斜面34の前端から70mm後方まで、後端が後部突出物よりも80〜100mm前方まで延びている。後部突出物55の両端55L,55Rは、左及び右側部の側部突出物35,35とは不連続で、その不連続部分による開放部は洗車機本体の側面14に面することになる。
【0061】
以下に、この実施例の作用について説明する。
【0062】
以上の構成によると、左及び右側部の左右の側部突出物35,35は、第1参考例と同様に作用し、洗車機本体1上から流れ、側面14,14を垂れる雨水を減少させる。後部突出物55は、洗車機本体1上に降り落ちた雨滴が傾斜面34に沿って、傾斜面34から後面13へと流れ落ちるのを塞ぎ止める。後部突出物55に塞ぎ止められた雨水は、後部突出物55に沿って左右に流れ、後部突出物55の両端55L,55Rの外側から後方へ流れて、後面13を垂れることとなる。傾斜面34から後面13へと流れた雨水は、後面開口13oの外側の脚部1L,1Rの中間部を流れ落ち、後面開口13oの内側には垂れることがない。このように後部突出物55は、後面13に起きる雨水の垂れる個所を減少させる。
【0063】
降雪後に洗車機本体1の上に積雪が残っている状態で洗車を行うと、洗車機本体1上に雨水等が滞留しないように設けた傾斜面34によって、後面13に向かって融雪水が流れる。特に洗車機本体1の移動時の振動で傾斜面34の融雪水の流れ落ちが促進されることとなり得るが、後部突出物55が融雪水の流れを塞ぎ止めるので、後面開口13o上では、傾斜面34からの融雪水の垂れは起こらない。洗車機本体1の後面13は、全洗車行程の最後に被洗浄車両5上を通過するので、乾燥処理済みの被洗浄車両5上に水滴が落下して洗車済みの被洗浄車両5を濡らしたり、汚したりすることも防止する。
【0064】
また、後部突出物55は、上面の積雪が滑り落ち洗車機本体1下に位置する被洗浄車両5上に落下することも防止する。さらに、雨上り直後に洗車をする場合では、傾斜面34に水溜りが残っていると、洗車機本体1の移動の際に、上記融雪水と同じように、被洗浄車両5上に雨滴が落下することもあるが、後部突出物55はそれも防止できる。
【0065】
なお、後部突出物55は、少なくとも左端55Lは、前記左右幅Wの真上より外方(左側の側面14側)とし、右端55Rは、前記左右幅Wの真上より外方(右側の側面14側)とするのが良い。
【0066】
また、後部突出物55のアングル部材の一方の片の外向き面を後面13と面一となるようにしても良い。また、後部突出物55が左及び右側部の側部突出物35,35の間隔よりも幅広に形成されているために、側部突出物35,35の後端が後部突出物55よりも前方位置となっているが、側部突出物35,35をより傾斜面34の側端30Aに近い位置とした場合や、後部突出物55の左右幅をより狭くした場合等、後部突出物55の左右幅が左及び右側部の側部突出物35,35の間隔よりも狭い場合には、側部突出物35,35の後部側端物を洗車機本体1の後面13と面一とする等で、より後面13に近い位置まで延ばすこともできる。このようにすると側部突出物35,35と後部突出物55との間の開放部は、側面14でなく後面13に面するようになる。
【0067】
なお、後部突出物は、第1参考例の洗車機に実施することができる。この場合は、上面に雨水の水溜りが残っている場合や、上面に積雪がある場合、ブラッシング洗浄と乾燥処理との間に、前記雨水や雪解け水や積雪が車体面に落ちることを防止して、雨水や雪解け水や該積雪に含まれる汚れの原因となる物質が車体面に残るのを防止できる。
【0068】
次ぎに、図14〜16を参照して、第3参考例について説明する。
【0069】
図14は、第3参考例の洗車機の洗車機本体の正面図、図15は、その洗車機本体の上面図、図16は、図15の16−16線に沿う部分拡大断面図であり、図中、前記第1, 第2参考例及び実施例と同じ要素には、同じ符号が付される。
【0070】
図15に示すように、洗車機本体1の傾斜面34には、左及び右側部の側部突出物35,35、前部突出物36及び後部突出物55が共に設けられている。各突出物35,35,36,55は、8mm角の矩形断面で長尺のゴム状部材によって形成されている。ゴム状部材は、底面を上面外板に両面接着テープで接着することで固定される。変形の比較的容易なゴム状の部材を使用することで、各突出物同士の接続部分の寸法合わせが容易である。洗車機本体1の上面には、洗車機の作動状態を利用者等に知らせる表示手段として、パトライト67が備えられる。パトライト67は、支持台座68に固定されて、支持台座68は、底片部68aをボルト等を用いて本体フレーム15に固定されている。そして、支持台座68の側縁が右側部の側部突出物35の内側面にほぼ接するようになっていて、支持台座68の前端は、側部突出物35の前端よりも前方で傾斜面34の前端までとなっている。
【0071】
図15に示すように、側部突出物35は、傾斜面34の側端の近傍に形成されている。側部突出物35の上側は、傾斜面34(上面側部外板30)の側端30Aを覆うテープ材38によって覆われている。
【0072】
図15に戻って、前部突出物36は、左及び右側部の側部突出物35,35の前端面に接するように前側に固定され、上記第1,第2参考例の前部突出物36と同様に、傾斜面34の前端から25mm後方位置になっている。そして、前部突出物36は、左端面を左側部の側部突出物35の外向き面と面一にして、右端面を右側部の側部突出物35の内側にある支持台座68の底片部68aの側端面に接するように延びている。
【0073】
後部突出物55は、傾斜面34の後部よりも僅かに前方で、側部突出物35,35を内側で繋ぐように、両端がそれぞれ側部突出物35の内向き面に接続して固定されている。そして、後部突出物55の外向き面は、側部突出物35の後端面と面一になっている。
【0074】
これらの突出物35,35,36,55によって突出物列が形成されて、前部突出物36の右端と右側部の側部突出物35間は支持台座68(底片68a)を介して閉じていて、他の隣り合う突出物の端部同士の接続部分が閉じているので、突出物列は支持台座68と共に、傾斜面34内の適当な領域を囲むように繋がっていて、閉じた略ロの字型になっている。
【0075】
突出物列によって囲まれた領域内側の傾斜面34には、その領域内側にある雨水を排出する排出口62が設けられる。排出口62は、後部突出物55と側部突出物35との接続部分である角部の近傍に、左右それぞれ設けられる。図14に示すように、排出口62は、上面外板の開孔を入口にして、本体フレーム15に固定された部材63の雌ねじを設けた貫通孔に通じる。その雌ねじ孔に雄ねじ部をねじ込まれて接続された接続パイプは、さらに、ジョイント部材64を介して排水ホース65へと繋がる。ジョイント部材64は、洗車機本体1内に備えられた機器を適宜よけ得るように適当な向きに曲がる曲がり部を有する。排水ホース65は、側面外板25のすぐ内側を、本体フレーム15の上下に延びるフレーム部材に固定されて、駆動及び従動走行輪8a,8bを駆動する駆動部をよけながら洗車機本体61の下端付近まで延びている。そして、ホース65の先端は、排出する雨水が走行レール9,9をよけ得るように、また駆動及び従動走行輪8a,8bや、駆動走行輪8aに駆動力を伝達する駆動伝達手段(チェーン)の外側になるように向いている。
【0076】
突出物列35,35,36,55の内側の雨水は、後方へ流れて、後部突出物55、側部突出物35、及びそれらの閉じた接続部分によって塞ぎ止められて、突出物外へ流出しなくなっている。そして、塞ぎ止められた雨水は、排出口62内へと流れ、洗車機本体1内に形成された排水管路となるホース65内などを通り流れ落ち、走行レール9外側の床面へと排出される。
【0077】
なお、突出物35,35,36,55は前記の第1,第2参考例及び実施例のようにアングル部材によって形成することもできる。また、アングル部材とゴム状部材とを適宜組み合わせて形成しても良い。また第1,第2参考例及び実施例でも、第3参考例と同じように、突出物35,35,36,55にゴム状部材を使用することもできる。
【0078】
上記のように、隣合う突出物同士の接続部分や、各部の突出物の形成経路上に表示手段等の付属機器がある場合には、その付属機器とともに各部の突出物や突出物列を形成すれば良く、そのような付属機器がない場合には、突出物のみによって、各部突出物や、複数の突出物が接続した突出物列を形成すれば良い。
【0079】
つぎに、前記第1〜第3参考例及び実施例の部分的な変形例について、図17〜19を参照して説明すると、前記参考例及び実施例では、洗車機本体1の上面に突出物35,35,36,55を形成するために、上面外板に長尺部材を固着したものを示したが、図17(a),(b),(c)に示すように、上面外板30等の端部又は中間部等の一部を、上面外板の一方の面から突出するように折り曲げて、その折り曲げられた折曲げ部によって各辺の突出物、たとえば、側部突出物35について述べれば、図17(a)は、上面側部外板30の中間部を折り曲げたものを示す。図17(b)は、上面側部外板30の外側の側部を折り曲げたものを示す。図17(c)は、上面側部外板30の内側の側部を折り曲げたものを示す。図17(d)に示すように、側面外板25や後面外板37等、側面(又は後面)から上面へと湾曲してまわり込んだ外板の上面内側端部を折曲げ部にして側部突出物35(又は後部突出物55)を形成することもできる。
【0080】
また、図18に示すように、上面側部外板30より内側にある上面中央外板32(33)の側部を折り曲げて突出物、たとえば、側部突出物35を形成しても良い。また、上面外板32の左側部及び右側部をそれぞれ折り曲げて、1枚の上面外板上に左右2つの側部突出物35,35を形成しても良い。図19に示すように、さらに前部を折り曲げて前部突出物36を形成して、上面を形成する1つの部材に前部突出物36と左及び右側部の側部突出物35,35とからなる突出物列を形成することもできる。このように、上面外板等を折り曲げて突出物を形成する場合には、これらの突出物が上記した適性位置になるように、上面を形成する部材の寸法等を設定する。
【0081】
なお、上面外板等の折曲げ部による突出物と、前述のアングル部材による突出物とを組み合わせて突出物列を形成することもできる。
【0082】
以上本発明の一実施例について説明したが、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。
【0083】
たとえば、本参考例及び実施例のように上面に突出物よりなる突出物列を形成した洗車機本体では、さらに、側面等に樋を設けてもよい。本参考例及び実施例の側部突出物を設けると、どのような向きに雨滴が降り落ちても、上面に降り落ちる雨滴は、かなりの割合で側面等の外周面へ垂れることが阻止されるので、側面等への雨水の垂れは極めて少量となる。従って、樋を形成する場合にも、目立たないように小さい樋としても、樋から雨水が溢れ難いものになる。
【0084】
また、上記参考例及び実施例では、いずれも停止した被洗浄車両に対して、洗車機本体が移動して洗車を行うものを示したが、洗車機本体のみでなく、被洗浄車両を移動させる移動手段を設け、洗車機本体とともに、被洗浄車両を移動しながら洗車を行う洗車機であっても良い。さらに、洗車機本体を固定されたものとし、被洗浄車両を、洗車機本体下をくぐり抜けるように移動・通過させて洗車を行うものであっても良い。
【0085】
洗浄手段は、被洗浄車両に向けて洗浄液や洗浄水等を噴出するノズル等からなる洗浄液噴出手段も含むものでも良い。洗浄液噴出手段は、車体面の汚れを洗い流したり、車体面に艶を与えるために洗浄液等で車体面を濡らす。また洗浄手段は、上記のブラシを備えず、洗浄液噴出手段と乾燥手段とを含んで構成されたものとしても良い。
【0086】
また、前部突出物は、第1参考例において、前面ヘッド部24の上面24Bに形成してもよい。
【0087】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、洗車機本体の上面に降り落ちた雨水が垂れる後面部分を減少させて、汚れの付着する後面部分を減らすことができる。さらに、洗車機本体の上面に残った雨水や積雪やその雪解け水が、洗車機本体下に位置する被洗浄車両の車体面に落ちることを防止でき、洗車機を用いた洗浄効果を損なうことを防止できる。
【0088】
請求項2に記載の発明によれば、洗浄効果の1つである乾燥効果を損なうことを防止できる。すなわち、洗車機本体下に位置する被洗浄車両の乾燥処理の済んだ車体面に落ちないように防止できるので、洗車機を用いた乾燥効果を損なうことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1参考例の洗車機の概略側面図
【図2】 その洗車機の概略平面図
【図3】 洗車機本体の正面図
【図4】 洗車機本の側面図
【図5】 洗車機本体の上面図
【図6】 図5の6−6線に沿う拡大部分断面図
【図7】 図5の7−7線に沿う拡大部分断面図
【図8】 図5の8−8線に沿う拡大部分断面図
【図9】 洗車機本体の傾斜面に斜め横方向から雨水がかかっている状態を示す図
【図10】 第2参考例の洗車機の概略側面図
【図11】 図10の11−11線に沿う部分拡大断面図
【図12】 本発明の洗車機の概略側面図(実施例)
【図13】 洗車機本体の上面図
【図14】 第3参考例の洗車機の洗車機本体の正面図
【図15】 その洗車機の洗車機本体の上面図
【図16】 図15の16−16線に沿う部分拡大断面図
【図17】 洗車機本体の上面の変形例を示す部分断面図
【図18】 洗車機本体の上面の変形例を示す部分断面図
【図19】 洗車機本体の上面の変形例を示す斜視図
【図20】 従来の洗車機本体を備えた洗車機の概略側面図
【図21】 従来の洗車機本体の正面図
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・洗車機本体
5・・・・・・・・・・被洗浄車両
15・・・・・・・・・本体フレーム(門型フレーム)
34・・・・・・・・・傾斜面
35・・・・・・・・・側部突出物
36・・・・・・・・・前部突出物
55・・・・・・・・・後部突出物
62・・・・・・・・・排出口
65・・・・・・・・・排水管路(排水ホース)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a car wash machine provided with a cleaning means provided in a car wash machine main body, and for cleaning a vehicle by the cleaning means.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as shown in FIGS. 20 and 21, a car wash machine has a cleaning brush means including a top brush and a side brush for brushing and cleaning the vehicle to be cleaned 105, and a cleaning means such as a drying means including a top nozzle and a side nozzle. In many cases, it is installed outdoors with a car wash machine
[0003]
Further, in the car wash machine, as shown in FIG. 20, while the car
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
UpWhen a puddle of rainwater remains on the
[0005]
Further, in the car wash machine that dries the
[0006]
The present invention has been made to solve the above problems,CoveredIt is possible to prevent rainwater and snowmelt collected on the upper surface from dripping into the washing vehicle and to prevent the snow from falling, and to reduce dirt on the rear surface.oneIn addition, it is possible to prevent rainwater and snowmelt accumulated on the upper surface of the vehicle to be cleaned after drying, and to prevent the snow from falling, and to reduce dirt on the rear surface.twoThe purpose.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the object, the invention according to claim 1A pair of left and right legs, and an upper part connecting the upper ends of both legs.A car-washing machine main body comprising a gate-type frame capable of straddling a vehicle to be cleaned and a cleaning means provided in the gate-type frame for cleaning the surface of the vehicle body of the car to be cleaned is provided. It has a flat inclined surface that is inclined forward and backward so that the front side facing the vehicle to be cleaned entering the position becomes higher.A rear opening surrounded by the pair of leg portions and the upper portion is formed on the rear surface of the car wash machine main body.A rear protrusion that protrudes upward from the rear portion of the upper surface extends in the left-right direction of the upper surface.The aboveThe rear protrusion is located above the left and right width in which the vehicle to be cleaned can be positioned during the cleaning,AboveThe left and right edges of the rear projectionThe rear opening of the car wash machine bodyBeyond just aboveRainwater blocked by the rear protrusion flows left and right along the rear protrusion, flows from the left and right ends of the rear protrusion to the rear, and hangs down the rear surface of the car wash machine body, Run down the back of the legWith featuresAndThis claim2The described invention is claimed.1In addition to the configuration described above, the cleaning means is a drying means for drying the surface of the vehicle body of the vehicle to be cleaned, and the vehicle to be cleaned after the drying process is in the same direction as the traveling direction when entering the car wash position. It is possible to travel and exit from the car wash position.
[0008]
AndContractClaim1According to the invention described inWashIt is possible to reduce the rear surface portion where the rain water that falls on the upper surface of the vehicle body hangs down and to reduce the rear surface portion to which dirt adheres. In addition, rain and snow remaining on the upper surface of the car wash machine main body and its snowmelt water can be prevented from falling on the body surface of the vehicle to be washed located under the car wash machine main body, thereby impairing the washing effect using the car wash machine. Can prevent,AlsoClaim2According to the invention described in (1), it is possible to prevent impairing the dry baking effect which is one of the cleaning effects of the cited claims. That is, since it can prevent falling to the vehicle body surface which the drying process of the to-be-washed vehicle located under the car wash machine main body completed, it can prevent impairing the drying effect using a car wash machine.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present inventionofEmbodiments will be described based on examples of the present invention shown in the accompanying drawings.
[0010]
First, referring to FIGS.First referenceAn example will be described.
[0011]
FIG.First reference example2 is a schematic plan view of the car wash machine, FIG. 3 is a front view of the car wash machine body, FIG. 4 is a side view of the car wash machine body, and FIG. 5 is a view of the car wash machine body. 6 is an enlarged partial sectional view taken along line 6-6 in FIG. 5, FIG. 7 is an enlarged partial sectional view taken along line 7-7 in FIG. 5, and FIG. 8 is taken along line 8-8 in FIG. FIG. 9 is a view showing a state in which rainwater is applied to the inclined upper surface portion of the car wash machine body from the oblique lateral direction.
[0012]
As shown in FIGS.First reference exampleAs usual, the car
[0013]
A
[0014]
As shown in FIG. 3, the car
[0015]
As shown in FIG. 3, the
[0016]
As shown in FIG. 3, the
[0017]
As shown in FIGS. 3 and 4, the
[0018]
The
[0019]
Side skins 25 are fixed to the left and right side surfaces 14, 14 of the
[0020]
Although not shown in the drawing portions of the leader lines 18, 18, 18, and 21 in FIG. 5, below the upper surface side
[0021]
A
[0022]
As shown in FIG. 6, each upper surface
[0023]
[0024]
The
[0025]
The
[0026]
As shown in FIGS. 5 and 7, a
[0027]
The left end portion of the
[0028]
As described above, the
[0029]
As shown in FIGS. 4 and 5, the outer plate of the
[0030]
In addition, in the
[0031]
Next, this firstreferenceThe operation of the example will be described.
[0032]
When the amount of raindrops falling on the car wash machine
[0033]
As shown in FIG. 9, when it is raining from the right side of the car
[0034]
On the left inclined
[0035]
In the right
[0036]
In the case of lateral rain falling from the rear toward the car wash machine
[0037]
Next, the case of the side rain that falls from the front toward the front surface of the car wash machine
[0038]
Raindrops that directly hit the
[0039]
Further, as described above, the left end portion of the
[0040]
In addition, during lateral rain after the rear, a part of rainwater blocked by the
[0041]
Therefore, in the case of lateral rain from any direction, the raindrops that have fallen “inside the protrusion row” are blocked by the
[0042]
In addition, as for the space | interval S from the
[0043]
The side protrusions 35 and 35 and the
[0044]
Moreover, since the
[0045]
This firstreferenceIn the example, the drying process in the final process of the car wash is performed while the car wash machine body is moved backward, but the process advances further after the air is blown to the
[0046]
The
[0047]
Next, referring to FIGS.Second referenceAn example will be described.
[0048]
FIG. 10 is a top view of the car wash machine main body, and FIG. 11 is a partially enlarged cross-sectional view taken along line 11-11 in FIG.referenceThe same reference numerals are given to the same elements as in the example.
[0049]
This secondreferenceIn the example, a
[0050]
The lateral dimension of the
[0051]
[0052]
As shown in FIG. 11, the back surface of each molding
[0053]
In this way, on the
[0054]
Hereinafter, this secondreferenceThe operation of the example will be described.
[0055]
The rainwater that flows on the upper surface of the
[0056]
Next, referring to FIGS.FruitExamples will be described.
[0057]
FIG. 12 is a schematic side view of the car wash machine of the present invention, and FIG. 13 is a top view of the car wash machine body.referenceThe same reference numerals are given to the same elements as in the example.
[0058]
thisFruitExamples areFirst reference example12, as shown in FIG. 12, the
[0059]
As shown in FIG. 13, a
[0060]
The
[0061]
Below thisFruitThe effect | action of an Example is demonstrated.
[0062]
According to the above configuration, the left and
[0063]
When the car is washed with snow remaining on the car wash machine
[0064]
Further, the
[0065]
In addition, at least the
[0066]
Further, the outward surface of one piece of the angle member of the
[0067]
The rear protrusion is the firstreferenceCan be implemented in example car wash machines. In this case, if there is a puddle of rainwater on the upper surface or if there is snow on the upper surface, the rainwater, thawed water, or snowfall will be prevented from falling on the body surface between the brushing cleaning and the drying process. Thus, it is possible to prevent substances that cause rain, snow melting water, and dirt contained in the snow from remaining on the vehicle body surface.
[0068]
Next, referring to FIGS.Third reference exampleWill be described.
[0069]
FIG.Third reference exampleFIG. 15 is a top view of the car wash machine main body, and FIG. 16 is a partially enlarged cross-sectional view taken along line 16-16 in FIG. 15. In FIG., Second reference example andThe same elements as those in the embodiment are denoted by the same reference numerals.
[0070]
As shown in FIG. 15, left and
[0071]
As shown in FIG. 15, the
[0072]
Returning to FIG. 15, the
[0073]
The
[0074]
A protrusion row is formed by these
[0075]
The
[0076]
Rainwater inside the
[0077]
The
[0078]
As described above, when there are accessory devices such as display means on the connecting part of adjacent protrusions or on the formation path of the protrusions of each part, the protrusions and protrusion rows of each part are formed together with the accessory devices. What is necessary is just to form the protrusion row | line | column which each part protrusion and several protrusions connected with only the protrusion, when there is no such attached apparatus.
[0079]
Next, the first to the firstThird reference example andA partial modification of the embodiment will be described with reference to FIGS.Reference examples andIn the embodiment, in order to form the
[0080]
In addition, as shown in FIG. 18, the protrusions, for example, the
[0081]
In addition, a protrusion row | line | column can also be formed combining the protrusion thing by bending parts, such as an upper surface outer plate, and the protrusion thing by the above-mentioned angle member.
[0082]
Although one embodiment of the present invention has been described above, the present invention is not limited to the embodiment, and various embodiments are possible within the scope of the present invention.
[0083]
For example, bookReference examples andIn the car wash machine main body in which the protruding object row made of the protruding objects is formed on the upper surface as in the embodiment, a ridge may be provided on the side surface or the like. BookReference examples and examplesIf the side protrusions are provided, the raindrops falling on the top surface are prevented from drooping to the outer peripheral surface such as the side surface at a considerable rate, regardless of the direction in which the raindrop falls. The dripping of rainwater is extremely small. Therefore, even when forming a kite, even a small kite that does not stand out, rainwater does not easily overflow from the kite.
[0084]
Also, aboveReference examples andIn the embodiment, the car wash machine main body moves and performs car wash with respect to the car to be washed which is stopped in all cases, but not only the car wash machine main body but also a moving means for moving the car to be washed is provided. It may be a car wash machine that performs a car wash while moving the vehicle to be cleaned together with the machine body. Furthermore, the car wash machine main body may be fixed, and the car to be washed may be moved and passed through the car wash machine main body to perform car wash.
[0085]
The cleaning means may also include a cleaning liquid ejecting means including a nozzle or the like for ejecting cleaning liquid or cleaning water toward the vehicle to be cleaned. The cleaning liquid ejecting means wets the surface of the vehicle body with a cleaning liquid or the like in order to wash away dirt on the surface of the vehicle body or to give gloss to the surface of the vehicle body. The cleaning means may be configured to include the cleaning liquid ejecting means and the drying means without including the brush.
[0086]
Further, the front protrusion is the firstreferenceIn the example, it may be formed on the
[0087]
【The invention's effect】
ContractClaim1According to the invention described inWashIt is possible to reduce the rear surface portion where the rain water that falls on the upper surface of the vehicle body hangs down and to reduce the rear surface portion to which dirt adheres. In addition, rainwater and snow remaining on the upper surface of the car wash machine body and its snowmelt water can be prevented from falling on the body surface of the vehicle to be washed located under the car wash machine body, and the washing effect using the car wash machine can be impaired. Can prevent.
[0088]
Claim2According to the invention described inWashIt can prevent impairing the drying effect which is one of the purification effects. That is, since it can prevent falling to the vehicle body surface which the drying process of the to-be-washed vehicle located under the car wash machine main body completed, it can prevent impairing the drying effect using a car wash machine.
[Brief description of the drawings]
[Figure 1]First reference exampleSchematic side view of car wash machineFigure
FIG. 2 is a schematic plan view of the car wash machine
[Fig. 3] Front view of the car wash machine
[Figure 4] Side view of car wash machine book
[Figure 5] Top view of the car wash machine
6 is an enlarged partial cross-sectional view taken along line 6-6 in FIG.
7 is an enlarged partial sectional view taken along line 7-7 in FIG.
8 is an enlarged partial sectional view taken along line 8-8 in FIG.
FIG. 9 is a view showing a state in which rainwater is applied to the inclined surface of the car wash machine from an oblique lateral direction.
FIG. 10Second reference exampleSchematic side view of car wash machineFigure
11 is a partially enlarged cross-sectional view taken along line 11-11 in FIG.
FIG. 12 is a schematic side view of the car wash machine of the present invention (FruitExample)
FIG. 13 is a top view of the car wash machine main body.
FIG. 14Third reference exampleThe front of the car wash machine bodyFigure
FIG. 15ThatTop view of the car wash machine body
16 is a partially enlarged sectional view taken along line 16-16 in FIG.
FIG. 17 is a partial cross-sectional view showing a modification of the upper surface of the car wash machine main body.
FIG. 18 is a partial cross-sectional view showing a modification of the upper surface of the car wash machine main body.
FIG. 19 is a perspective view showing a modification of the upper surface of the car wash machine main body.
FIG. 20 is a schematic side view of a conventional car wash machine equipped with a car wash machine body.
FIG. 21 is a front view of a conventional car wash machine main body.
[Explanation of symbols]
1 ... the car wash machine
5 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ To be cleaned
15 ..... Main body frame (gate frame)
34 ..... Inclined surface
35 .... Side protrusion
36 ..... Front protrusion
55... Rear protrusion
62 ..... discharge port
65 ... Drain pipe (drain hose)
Claims (2)
前記上面における後部より上方に突出した後部突出物が該上面の左右方向に延び、前記後部突出物は、前記洗浄時に被洗浄車両が位置し得る左右幅の上方に位置し、前記後部突出物の左端と右端は、前記洗車機本体の前記後面開口の真上より外方にあり、前記後部突出物に塞ぎ止められた雨水が、該後部突出物に沿って左右に流れ、該後部突出物の左、右端の外側から後方へ流れて前記洗車機本体の前記後面を垂れ、前記脚部の後面を流れ落ちることを特徴とする洗車機。 A gate-type frame that has a pair of left and right legs and an upper part that connects the upper ends of both legs, and that can straddle the vehicle to be cleaned, and is provided inside the gate-type frame to clean the surface of the vehicle body of the vehicle to be cleaned includes a car wash machine body comprising a cleaning means for the upper surface of the car wash machine body is to have a flat inclined surface inclined in the front-rear so the front is higher that faces the object to be cleaned vehicle entering the car wash position cage, wherein the rear surface of the car wash machine body, a car wash where the surface opening after being surrounded by the pair of legs and the upper Ru is formed,
Rear protrusions projecting upward from the rear portion extending in the lateral direction of the upper surface of the upper surface, said rear protrusions are located above the left-right width of the cleaning vehicle during the cleaning may be located, the rear projections left and right end, said Ri outward near from directly above the rear opening of the car wash machine body, said stopped closing the rear projections rainwater flows right and left along the rear portion projections, said rear projections The car wash machine flows from the outside of the left and right ends to the rear, hangs down the rear face of the car wash machine body, and flows down the rear face of the leg portion .
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