JP4177642B2

JP4177642B2 - Portable electronic device

Info

Publication number: JP4177642B2
Application number: JP2002325128A
Authority: JP
Inventors: 元竹田
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 2002-11-08
Filing date: 2002-11-08
Publication date: 2008-11-05
Anticipated expiration: 2022-11-08
Also published as: JP2004157924A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば、書込み、書換えが可能な不揮発性メモリおよびＣＰＵなどの制御素子を有し、選択的に外部との間でデータの入出力を行なう手段を備えたＩＣチップを内蔵した、いわゆるＩＣカードと称される携帯可能電子装置に係り、特に複数のアプリケーションが登録されている携帯可能電子装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、たとえば、クレジット、ポイント、デビットなどの複数のアプリケーションに対応したＩＣカードが実用化されている。そして、最近、この種のＩＣカードにおいて、登録された複数のアプリケーション間でデータを共有して使用する方法が提案されている（たとえば、特許文献１参照）。
【０００３】
【特許文献１】
特開平２−５０２８７号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
従来の複数のアプリケーション間でのデータ共有には、
（１）エレメンタリファイル（ＥＦ）単位でのデータ共有のオン／オフを指定できる。
（２）書換え不可能な不揮発性メモリ（ＲＯＭ）にプログラムされたデータのみ、データ要素単位にて共有のオン／オフを指定できる。
【０００５】
という方法が用いられてきた。
【０００６】
ところが、上記（１）の方法では、共有するデータをデータ要素単位に細かく指定することが行なえない。また、上記（２）の方法を用いて、細かく共有データを指定するためには、不揮発性メモリ（ＲＯＭ）にあらかじめプログラムしておく必要があり、さらに、カード発行時などにデータ共有のオン／オフを任意に設定することができず、プログラムされた一義的な共有しか行なえないという、汎用的なプログラムを開発とするための障害となっていた。
【０００７】
そこで、本発明は、登録された複数のアプリケーション間でのデータ共有のオン／オフを、発行時に任意に変更することを可能とし、また、ファイル内の細かなデータ要素単位でのデータ共有のオン／オフ指定も可能とする携帯可能電子装置を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明の携帯可能電子装置は、データを記憶するメモリ、および、このメモリに対してデータの読出しあるいは書込みを行なうための制御部を有し、選択的に外部との間でデータの入出力を行ない、かつ、複数のアプリケーションが登録されていて、これら複数のアプリケーションに関係するデータが格納される複数のアプリケーションファイルが前記メモリ内に設けられている携帯可能電子装置において、前記複数のアプリケーション間で、そのアプリケーションファイル内のデータを共有指定するための少なくとも参照元ファイル番号、参照元データ先頭アドレス、参照先ファイル番号、参照先データ先頭アドレスおよび参照データ長からなる共有データを記憶した記憶手段と、この記憶手段に記憶された共有データから共有されているデータを検索し、参照先ファイルから参照データ長分のデータを読出し、この読出したデータを参照元ファイルの該当位置へ書込むことにより前記データ共有を実現する制御手段とを具備している。
【０００９】
また、本発明の携帯可能電子装置は、データを記憶する書換え可能な不揮発性の第１のメモリ、この第１のメモリに対してデータの読出しあるいは書込みを行なうための制御部、および、この制御部が動作するためのプログラムが格納されている書換え不可能な不揮発性の第２のメモリを有し、選択的に外部との間でデータの入出力を行ない、かつ、複数のアプリケーションが登録されていて、これら複数のアプリケーションに関係するデータが格納される複数のアプリケーションファイルが前記第１のメモリ内に設けられている携帯可能電子装置において、前記第１のメモリ内に記憶され、前記複数のアプリケーション間で、そのアプリケーションファイル内のデータをバイト単位で共有指定するための少なくとも参照元ファイル番号、参照元データ先頭アドレス、参照先ファイル番号、参照先データ先頭アドレスおよび参照データ長からなる共有データを格納した共有データテーブルと、この共有データテーブルに格納された共有データから共有されているデータを検索し、参照先ファイルから参照データ長分のデータを読出し、この読出したデータを参照元ファイルの該当位置へ書込むことにより前記データ共有を実現する制御手段とを具備している。
また、本発明の携帯可能電子装置は、データを記憶する書換え可能な不揮発性の第１のメモリ、この第１のメモリに対してデータの読出しあるいは書込みを行なうための制御部、および、この制御部が動作するためのプログラムが格納されている書換え不可能な不揮発性の第２のメモリを有し、選択的に外部との間でデータの入出力を行ない、かつ、複数のアプリケーションが登録されていて、これら複数のアプリケーションに関係するデータが格納される複数のアプリケーションファイルが前記第１のメモリ内に設けられている携帯可能電子装置において、前記第２のメモリ内に記憶され、前記複数のアプリケーション間で、そのアプリケーションファイル内のデータを共有指定するための少なくとも参照元ファイル番号、参照元データ先頭アドレス、参照先ファイル番号、参照先データ先頭アドレスおよび参照データ長からなる共有データを格納した共有データテーブルと、前記第１のメモリ内に記憶され、前記共有データテーブルに対応して前記データ共有を行なうか否かを指定する共有指定データと、この共有指定データを参照することによりデータ共有指定があるか否かを判定する判定手段と、この判定手段による判定の結果、データ共有指定がある場合、前記第２のメモリに記憶された共有データテーブルに格納された共有データから共有されているデータを検索し、参照先ファイルから参照データ長分のデータを読出し、この読出したデータを参照元ファイルの該当位置へ書込むことにより前記データ共有を実現する制御手段とを具備している。
また、本発明の携帯可能電子装置は、データを記憶するメモリ、および、このメモリに対してデータの読出しあるいは書込みを行なうための制御部を有し、選択的に外部との間でデータの入出力を行ない、かつ、複数のアプリケーションが登録されていて、これら複数のアプリケーションに関係するデータが格納される複数のアプリケーションファイルが前記メモリ内に設けられている携帯可能電子装置において、前記複数のアプリケーション間で、そのアプリケーションファイル内のデータを共有指定するための少なくとも参照元ファイル番号、参照元データ先頭アドレス、参照先ファイル番号、参照先データ先頭アドレスおよび参照データ長からなる共有データを記憶した記憶手段と、この記憶手段に記憶された共有データから共有されているデータを検索し、参照先ファイルから参照データ長分のデータを読出し、この読出したデータを参照元ファイルの該当位置へ書込むことにより前記データ共有を実現する制御手段と、これら記憶手段および制御手段を有するＩＣモジュールとを具備している。
また、本発明の携帯可能電子装置は、データを記憶する書換え可能な不揮発性の第１のメモリ、この第１のメモリに対してデータの読出しあるいは書込みを行なうための制御部、および、この制御部が動作するためのプログラムが格納されている書換え不可能な不揮発性の第２のメモリを有し、選択的に外部との間でデータの入出力を行ない、かつ、複数のアプリケーションが登録されていて、これら複数のアプリケーションに関係するデータが格納される複数のアプリケーションファイルが前記第１のメモリ内に設けられている携帯可能電子装置において、前記第１のメモリ内に記憶され、前記複数のアプリケーション間で、そのアプリケーションファイル内のデータをバイト単位で共有指定するための少なくとも参照元ファイル番号、参照元データ先頭アドレス、参照先ファイル番号、参照先データ先頭アドレスおよび参照データ長からなる共有データを格納した共有データテーブルと、この共有データテーブルに格納された共有データから共有されているデータを検索し、参照先ファイルから参照データ長分のデータを読出し、この読出したデータを参照元ファイルの該当位置へ書込むことにより前記データ共有を実現する制御手段と、これら共有データテーブルおよび制御手段を有するＩＣモジュールとを具備している。
さらに、本発明の携帯可能電子装置は、データを記憶する書換え可能な不揮発性の第１のメモリ、この第１のメモリに対してデータの読出しあるいは書込みを行なうための制御部、および、この制御部が動作するためのプログラムが格納されている書換え不可能な不揮発性の第２のメモリを有し、選択的に外部との間でデータの入出力を行ない、かつ、複数のアプリケーションが登録されていて、これら複数のアプリケーションに関係するデータが格納される複数のアプリケーションファイルが前記第１のメモリ内に設けられている携帯可能電子装置において、前記第２のメモリ内に記憶され、前記複数のアプリケーション間で、そのアプリケーションファイル内のデータを共有指定するための少なくとも参照元ファイル番号、参照元データ先頭アドレス、参照先ファイル番号、参照先データ先頭アドレスおよび参照データ長からなる共有データを格納した共有データテーブルと、前記第１のメモリ内に記憶され、前記共有データテーブルに対応して前記データ共有を行なうか否かを指定する共有指定データと、この共有指定データを参照することによりデータ共有指定があるか否かを判定する判定手段と、この判定手段による判定の結果、データ共有指定がある場合、前記第２のメモリに記憶された共有データテーブルに格納された共有データから共有されているデータを検索し、参照先ファイルから参照データ長分のデータを読出し、この読出したデータを参照元ファイルの該当位置へ書込むことにより前記データ共有を実現する制御手段と、これら共有データテーブル、共有指定データおよび制御手段を有するＩＣモジュールとを具備している。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図１は、本実施の形態に係る携帯可能電子装置としてのＩＣカードを取扱うＩＣカードシステムの構成例を示すものである。このＩＣカードシステムは、ＩＣカード１１をカードリーダ・ライタ１２を介してパーソナルコンピュータなどの端末装置１３と接続可能にするとともに、端末装置１３にキーボード１４、ＣＲＴ表示部１６、プリンタ１６を接続して構成される。
【００１１】
図２は、ＩＣカード１１の構成を示すもので、制御部としての制御素子（たとえば、ＣＰＵ）１０１、第１のメモリとしてのデータメモリ１０２、ワーキングメモリ１０３、第２のメモリとしてのプログラムメモリ１０４、および、カードリーダ・ライタ１２との電気的接触を得るためのコンタクト部１０５によって構成されている。そして、これらのうち、破線内の部分（制御素子１０１、データメモリ１０２、ワーキングメモリ１０３、プログラムメモリ１０４）は１つ（あるいは複数）のＩＣチップで構成され、さらに、このＩＣチップとコンタクト部１０５とが一体的にＩＣモジュール化されて、ＩＣカード本体内に埋設されている。
【００１２】
データメモリ１０２は、各種データの記憶に使用され、たとえば、ＥＥＰＲＯＭなどの記憶内容が書換え可能な不揮発性メモリで構成されている。
ワーキングメモリ１０３は、制御素子１０１が処理を行なう際の処理データなどを一時的に保持するための作業用メモリであり、たとえば、ＲＡＭなどで構成される。
プログラムメモリ１０４は、たとえば、マスクＲＯＭなどの記憶内容が書換え不可能な不揮発性メモリで構成されており、制御素子１０１の制御プログラム、および、複数のアプリケーションプログラムなどを記憶するものである。
【００１３】
図３は、データメモリ１０２の構成を示している。データメモリ１０２は、複数のアプリケーションに関するデータがファイル構造で記憶されている。図２の例では、たとえば、２つのクレジット用アプリケーションが登録された状態を示している。
【００１４】
すなわち、最上位がマスタファイル（ＭＦ：ＭａｓｔｅｒＦｉｌｅ）２０１で、その配下には、各アプリケーションごとに設定されるフォルダとしてアプリケーションファイル（ＡＤＦ：ＡｐｐｌｉｃａｔｉｏｎＤｅｄｉｃａｔｅｄＦｉｌｅ、ＤＦ番号：０１，０２）２０２，２０３が設けられ、さらに、アプリケーションファイル２０２の配下には、実際にアプリケーションで使われるユーザデータ等の格納に使用されるエレメンタリファイル（ＥＦ：ＥｌｅｍｅｎｔａｒｙＦｉｌｅ）、たとえば、レコードデータＥＦ（ＥＦ番号：１１）２０４、キーデータＥＦ（ＥＦ番号：１２）２０５、バイナリデータＥＦ（ＥＦ番号：１３）２０６、共有データテーブルＥＦ（ＥＦ番号：１４）２０７が設けられ、アプリケーションファイル２０３の配下には、同じく実際にアプリケーションで使われるユーザデータ等の格納に使用されるエレメンタリファイル、たとえば、レコードデータＥＦ（ＥＦ番号：２１）２０８、キーデータＥＦ（ＥＦ番号：２２）２０９、バイナリデータＥＦ（ＥＦ番号：２３）２１０、共有データテーブルＥＦ（ＥＦ番号：２４）２１１が設けられている構成になっている。
【００１５】
バイナリデータＥＦ２０６，２１０は、たとえば、図４に示すように、その内部がデータ要素として、それぞれ、取引回数カウンタ、取引金額、前回取引結果、取引回数上限値、取引金額上限値、と分かれているものとする。
【００１６】
本実施の形態では、データ要素単位でのデータ共有の有効性を、カード発行時に任意に指定可能とするもので、たとえば、取引回数カウンタのみを共有することにより、これまではアプリケーションごとにカウントされていた取引回数が、カード全体での取引回数カウンタとなり、カード使用者の取引回数に対して厳しい条件付けを行なうことができる。また、このような厳しい条件付けを行ないたくない場合は、データ共有をオフに設定することで、アプリケーションごとに取引回数カウンタを別々に使用することもできる。
【００１７】
本実施の形態では、図３に示した共有データテーブルＥＦ２０７，２１１を使用することで、アプリケーションファイル２０２，２０３の間において、たとえば、バイナリデータＥＦ２０６，２１０内の取引回数カウンタのみをデータ共有オンするなど、データ要素単位でのデータ共有のオン／オフを任意に設定することが可能であり、上記のような有効性を得ることができる。以下、その実現方法について詳細に説明する。
【００１８】
まず、共有データテーブルＥＦ２０７，２１１は、たとえば、図５に示すように構成されている。すなわち、１つのデータ要素のデータ共有をオンに指定するために、下記のようなデータが連なったテーブルを作成する。
参照元ＥＦ番号：１バイト
参照元データ先頭アドレス：２バイト
参照先ＤＦ番号：１バイト
参照先ＥＦ番号：１バイト
参照先データ先頭アドレス：２バイト
参照データ長：２バイト
ここで、現在カレント状態となっているアプリケーションファイル（ＡＤＦ）を参照元、データを共有する（データを参照する）先となるアプリケーションファイル（ＡＤＦ）を参照先と呼ぶ。たとえば、図５に示したように共有データテーブルＥＦ２１１が設定されている場合、アプリケーションファイル２０２，２０３間では、図４に示すバイナリデータＥＦ２０６，２１０内の取引回数カウンタのみがデータ単位で共有オンの指定をされた状態となる。
ここに、共有データテーブルＥＦ２１１内の先頭バイトは、以降のデータに設定されている共有指定されたデータの個数を示し、図５の例は共有指定されたデータの個数（共有データ数）が１個（０１ｈ）の場合を示している。
【００１９】
なお、実際の運用において、この共有データテーブルＥＦ２０７，２１１へのデータ設定は、アプリケーションファイル２０２，２０３間でのファイアウォールなど、セキュリティの確保のため、ＩＣカードの発行時、または、ＩＣカードの運用時においては、しかるべきアクセス権限を持つ人だけが設定、変更できるようにする必要がある。
【００２０】
次に、共有データテーブルＥＦが設定されているＩＣカードの動作を図６に示すフローチャートを参照して説明する。
たとえば、今、アプリケーションファイル２０３が選択された状態にあり、この状態において、端末装置１３からコマンドを受信すると（ステップＳ１）、制御素子１０１は、受信したコマンドの対象となるエレメンタリファイル（ＥＦ）が共有データテーブルＥＦ２０７内の参照元エレメンタリファイルとして登録されているかを判定する（ステップＳ２）。この判定の結果、参照元エレメンタリファイルとして登録されていない場合、制御素子１０１は、通常のコマンド処理を継続する。
【００２１】
ステップＳ２の判定の結果、参照元エレメンタリファイルとして登録されているエレメンタリファイルにアクセスするコマンドと判定された場合、制御素子１０１は、データメモリ１０２内の該当エレメンタリファイル（この例の場合、バイナリデータＥＦ２１０）のデータをコマンド処理のため、ワーキングメモリ（ＲＡＭ）１０３へ展開する（ステップＳ３）。
【００２２】
次に、制御素子１０１は、共有データテーブルＥＦ２０７内の参照元データ先頭アドレス、参照先ＤＦ番号、参照先ＥＦ番号、参照先データ先頭アドレスからデータ単位で共有されているデータを検索し（ステップＳ４）、データ共有指定があれば（ステップＳ５）、参照先エレメンタリファイル（この例の場合、バイナリデータＥＦ２０６）から参照データ長分のデータ（この例の場合、取引回数カウンタ）を読出し、この読出したデータを既にワーキングメモリ１０３に展開されている参照元エレメンタリファイル２１０の該当データ（この例の場合、取引回数カウンタ）の上に上書きする（ステップＳ６）。
【００２３】
次に、制御素子１０１は、通常と同じくコマンドの処理を行なう（ステップＳ７）。この例の場合においては、ワーキングメモリ１０３に展開されている取引回数カウンタを「＋１」する処理を行なう。なお、ステップＳ５において、データ共有指定がなければ、ステップＳ６をジャンプしてステップＳ７に進む。
【００２４】
次に、制御素子１０１は、コマンド処理が終了すると、ワーキングメモリ１０３に展開されている全てのデータを参照元エレメンタリファイル２１０へ書込む処理を行なう（ステップＳ８）。
次に、制御素子１０１は、ステップＳ５と同様にデータ共有指定があるか否かをチェックし（ステップＳ９）、データ共有指定があれば、ワーキングメモリ１０３に展開されているデータのうち共有データテーブルＥＦ２０７で共有指定されているデータのみを参照先エレメンタリファイル２０６の該当位置へ書込む（ステップＳ１０）。
【００２５】
次に、制御素子１０１は、受信したコマンドに対するレスポンスを端末装置１３へ送信して（ステップＳ１１）、当該処理を終了する。なお、ステップＳ９において、データ共有指定がなければ、ステップＳ１０をジャンプしてステップＳ１１に進む。
【００２６】
以上のような処理を各コマンドに対して行なうことにより、任意のエレメンタリファイル内の任意のデータをデータ単位で共有することが可能となる。データ共有を全く行なわない場合は、共有データテーブルの先頭バイト（共有データ数）を０「００ｈ」に設定することで、実現することができる。
【００２７】
なお、前記実施の形態では、共有データテーブルをエレメンタリファイル構造としてデータメモリ１０２内に格納する場合を示したが、データメモリ１０２のサイズ制限、あるいは、必ずしも汎用的にする必要がない場合などにおいては、図７に示すような共有データテーブル（図５と同様）３０１をプログラムメモリ１０４内にあらかじめプログラムしておくとともに、図８に示すようなデータ共有のオン／オフを指定するデータ（共有指定ＥＦ）３０２のみをデータメモリ１０２に格納することで、同機能を実現することが可能である。
図８の例では、共有指定ＥＦ３０２の１バイト目最上位ビット（８ビット目）をオン（「１」）とすることで、取引回数カウンタのみのデータ共有が可能となる。
【００２８】
具体的には、共有指定ＥＦ３０２の１バイト目最上位ビットがオンであることを認識した場合、同ビットがオンの場合に参照されるプログラムメモリ１０４内の共有データテーブル３０１を参照し、共有データテーブルを取得する。その後に、前記実施の形態と同様な手順にて処理を行ない、最終的にデータをデータメモリ１０２へ書込む。
【００２９】
以下、共有データテーブルおよび共有指定ＥＦが設定されているＩＣカードの動作を図９に示すフローチャートを参照して説明する。
前記実施の形態と同様、アプリケーションファイル２０３が選択された状態にあり、この状態において、端末装置１３からコマンドを受信すると（ステップＳ２１）、制御素子１０１は、受信したコマンドの対象となるエレメンタリファイルが共有データテーブル３０１内の参照元エレメンタリファイルとして登録されているかを判定する（ステップＳ２２）。この判定の結果、参照元エレメンタリファイルとして登録されていない場合、制御素子１０１は、通常のコマンド処理を継続する。
【００３０】
ステップＳ２２の判定の結果、参照元エレメンタリファイルとして登録されているエレメンタリファイルにアクセスするコマンドと判定された場合、制御素子１０１は、データメモリ１０２内の該当エレメンタリファイル（この例の場合、バイナリデータＥＦ２１０）のデータをコマンド処理のため、ワーキングメモリ（ＲＡＭ）１０３へ展開する（ステップＳ２３）。
【００３１】
次に、制御素子１０１は、データメモリ（ＥＥＰＲＯＭ）１０２内の共有指定ＥＦ３０２を検索し（ステップＳ２４）、データ共有指定ビットがあるか否かをチェックする（ステップＳ２５）。このチェックの結果、データ共有指定ビットがある場合、制御素子１０１は、プログラムメモリ１０４から共有データテーブル３０１を検索し（ステップＳ２６）、参照先エレメンタリファイル２０６から参照データ長分のデータ（取引回数カウンタ）を読出し、この読出したデータを既にワーキングメモリ１０３に展開されている参照元エレメンタリファイル２１０の該当データ（取引回数カウンタ）の上に上書きする（ステップＳ２７）。
【００３２】
次に、制御素子１０１は、通常と同じくコマンドの処理を行なう（ステップＳ２８）。この例の場合においては、ワーキングメモリ１０３に展開されている取引回数カウンタを「＋１」する処理を行なう。なお、ステップＳ２５において、データ共有指定ビットがなければ、ステップＳ２６，Ｓ２７をジャンプしてステップＳ２８に進む。
【００３３】
次に、制御素子１０１は、コマンド処理が終了すると、ワーキングメモリ１０３に展開されている全てのデータを参照元エレメンタリファイル２１０へ書込む処理を行なう（ステップＳ２９）。
次に、制御素子１０１は、データメモリ１０２（ＥＥＰＲＯＭ）内の共有指定ＥＦ３０２を検索し（ステップＳ３０）、データ共有指定ビットがあるか否かをチェックする（ステップＳ３１）。このチェックの結果、データ共有指定ビットがある場合、制御素子１０１は、プログラムメモリ１０４から共有データテーブル３０１を検索し（ステップＳ３２）、ワーキングメモリ１０３に展開されているデータのうち共有データテーブル３０１で共有指定されているデータのみを参照先エレメンタリファイル２０６の該当位置へ書込む（ステップＳ３３）。
【００３４】
次に、制御素子１０１は、受信したコマンドに対するレスポンスを端末装置１３へ送信して（ステップＳ３４）、当該処理を終了する。なお、ステップＳ３１において、データ共有指定ビットがなければ、ステップＳ３２，Ｓ３３をジャンプしてステップＳ３４に進む。
【００３５】
以上のような方法でも前記実施の形態と同様な機能を実現することが可能である。
【００３６】
以上説明したように、上記実施の形態によれば、ＩＣカードのプログラムメモリ（ＲＯＭ）のプログラムを変更することなく、複数搭載されたアプリケーション間でのデータ共有のオン／オフを、カード発行時に任意に設定することが可能となり、また、これまでのＩＣカードでは、プログラムを変更することなしには実現できなかった、エレメンタリファイル内の細かなデータ単位でのデータ共有のオン／オフの指定も可能となる。
【００３７】
また、ＩＣカードのデータ共有のオン／オフの設定に関して、プログラムメモリのプログラムを変更する必要がなくなるため、ＩＣカードプログラムの共通化および汎用化を図ることができる。
【００３８】
さらに、ＩＣカード発行システムなどにおいても、データ共有のオンの場合と、オフの場合で、アプリケーションファイル内のファイル構成が同一であるため、データ共有のオンの場合とオフの場合で異なる処理を行なう必要がない。このため、発行システムの共通化および汎用化をも図ることができる。
【００３９】
なお、前記実施の形態では、接触式ＩＣカードおよびその周辺システムについて例示したが、その形態についての限定はなく、たとえば、いわゆるＣＯＴと称されるモジュール形態のもの、非接触式ＩＣカードなどに対しても、同様に適用可能である。
【００４０】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、登録された複数のアプリケーション間でのデータ共有のオン／オフを、発行時に任意に変更することを可能とし、また、ファイル内の細かなデータ要素単位でのデータ共有のオン／オフ指定も可能とする携帯可能電子装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態に係るＩＣカードを取扱うＩＣカードシステムの構成を概略的に示すブロック図。
【図２】ＩＣカードの構成を概略的に示すブロック図。
【図３】データメモリの構成を模式的に示す図。
【図４】バイナリデータＥＦ内のデータ要素構成の一例を示す図。
【図５】共有データテーブルＥＦ内のデータ構成の一例を示す図。
【図６】動作を説明するフローチャート。
【図７】本発明の変形例に係る共有データテーブルのデータ構成の一例を示す図。
【図８】本発明の変形例に係る共有指定ＥＦ内のデータ構成の一例を示す図。
【図９】本発明の変形例に係る動作を説明するフローチャート。
【符号の説明】
１１…ＩＣカード、１２…カードリーダ・ライタ、１３…端末装置、１４…キーボード、１５…ＣＲＴ表示部、１６…プリンタ、１０１…制御素子（制御部）、１０２…データメモリ（メモリ、記憶手段、第１のメモリ）、１０３…ワーキングメモリ、１０４…プログラムメモリ（第２のメモリ）、１０５…コンタク部、２０１…マスタファイル、２０２，２０３…アプリケーションファイル、２０４〜２１１…エレメンタリファイル、２０４，２０８…レコードデータＥＦ、２０５，２０９…キーデータＥＦ、２０６，２１０…バイナリデータＥＦ、２０７，２１１…共有データテーブルＥＦ、３０１…共有データテーブル、３０２…共有指定ＥＦ。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is, for example, a so-called non-volatile memory that can be written and rewritten and a control element such as a CPU, and a so-called IC chip that includes means for selectively inputting / outputting data to / from the outside. The present invention relates to a portable electronic device called an IC card, and more particularly to a portable electronic device in which a plurality of applications are registered.
[0002]
[Prior art]
In recent years, for example, IC cards corresponding to a plurality of applications such as credit, points, and debit have been put into practical use. Recently, a method of sharing data between a plurality of registered applications in this type of IC card has been proposed (for example, see Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-2-50287
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
For data sharing among multiple conventional applications,
(1) ON / OFF of data sharing can be specified in elementary file (EF) units.
(2) Only the data programmed in the non-rewritable non-volatile memory (ROM) can specify on / off of sharing in units of data elements.
[0005]
The method has been used.
[0006]
However, in the method (1), it is impossible to specify data to be shared in units of data elements. In addition, in order to specify the shared data in detail using the method (2), it is necessary to program in advance in a nonvolatile memory (ROM). It was an obstacle to developing a general-purpose program that cannot be set to OFF arbitrarily and only programmed unique sharing can be performed.
[0007]
Therefore, the present invention makes it possible to arbitrarily change on / off of data sharing between a plurality of registered applications at the time of issuance, and to turn on / off data sharing in units of fine data elements in a file. An object of the present invention is to provide a portable electronic device that can also be designated as off / off.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The portable electronic device of the present invention has a memory for storing data and a control unit for reading or writing data to the memory, and selectively inputs / outputs data to / from the outside. In a portable electronic device in which a plurality of applications are registered and a plurality of application files in which data related to the plurality of applications are stored are provided in the memory. For sharing data in that application file Consists of at least the reference source file number, reference source data start address, reference destination file number, reference destination data start address, and reference data length Storage means for storing shared data and shared data stored in the storage means By searching for shared data from the file, reading the data for the reference data length from the reference destination file, and writing the read data to the corresponding location in the reference source file Control means for realizing the data sharing.
[0009]
The portable electronic device according to the present invention includes a rewritable nonvolatile first memory for storing data, a control unit for reading or writing data to the first memory, and the control Has a non-rewritable, non-rewritable second memory that stores a program for operating the unit, selectively inputs / outputs data from / to the outside, and multiple applications are registered A plurality of application files in which data related to the plurality of applications are stored in the first memory are stored in the first memory, and the plurality of application files are stored in the first memory. To specify sharing of data in the application file in bytes between applications. Consists of at least the reference source file number, reference source data start address, reference destination file number, reference destination data start address, and reference data length A shared data table storing shared data; By searching for shared data from the shared data stored in this shared data table, reading data for the reference data length from the reference destination file, and writing this read data to the corresponding location in the reference source file Control means for realizing the data sharing.
The portable electronic device according to the present invention includes a rewritable nonvolatile first memory for storing data, a control unit for reading or writing data to the first memory, and the control Has a non-rewritable, non-rewritable second memory that stores a program for operating the unit, selectively inputs / outputs data from / to the outside, and multiple applications are registered And a plurality of application files in which data related to the plurality of applications are stored in the first memory are stored in the second memory, and the plurality of application files are stored in the second memory. For sharing data in the application file between applications Consists of at least the reference source file number, reference source data start address, reference destination file number, reference destination data start address, and reference data length A shared data table that stores shared data; and share designation data that is stored in the first memory and designates whether or not to perform the data sharing in response to the shared data table; A determination unit that determines whether or not there is a data sharing designation by referring to the sharing designation data, and if there is a data sharing designation as a result of the determination by the determination unit, the shared data stored in the second memory By searching for shared data from the shared data stored in the table, reading the data for the reference data length from the reference destination file, and writing this read data to the corresponding location in the reference source file Control means for realizing the data sharing.
The portable electronic device of the present invention has a memory for storing data, and a control unit for reading or writing data to the memory, and selectively inputs data to and from the outside. In the portable electronic device that outputs and stores a plurality of application files in which a plurality of applications are registered and data related to the plurality of applications is stored in the memory, the plurality of applications To share data in that application file Consists of at least the reference source file number, reference source data start address, reference destination file number, reference destination data start address, and reference data length Storage means for storing shared data and shared data stored in the storage means By searching for shared data from the file, reading the data for the reference data length from the reference destination file, and writing the read data to the corresponding location in the reference source file Control means for realizing the data sharing, and an IC module having these storage means and control means are provided.
The portable electronic device according to the present invention includes a rewritable nonvolatile first memory for storing data, a control unit for reading or writing data to the first memory, and the control Has a non-rewritable, non-rewritable second memory that stores a program for operating the unit, selectively inputs / outputs data from / to the outside, and multiple applications are registered A plurality of application files in which data related to the plurality of applications are stored in the first memory are stored in the first memory, and the plurality of application files are stored in the first memory. To specify sharing of data in the application file in bytes between applications. Consists of at least the reference source file number, reference source data start address, reference destination file number, reference destination data start address, and reference data length A shared data table storing shared data; By searching for shared data from the shared data stored in this shared data table, reading data for the reference data length from the reference destination file, and writing this read data to the corresponding location in the reference source file Control means for realizing the data sharing, and an IC module having the shared data table and control means are provided.
Furthermore, the portable electronic device of the present invention includes a rewritable nonvolatile first memory for storing data, a control unit for reading or writing data to the first memory, and the control Has a non-rewritable, non-rewritable second memory that stores a program for operating the unit, selectively inputs / outputs data from / to the outside, and multiple applications are registered And a plurality of application files in which data related to the plurality of applications are stored in the first memory are stored in the second memory, and the plurality of application files are stored in the second memory. For sharing data in the application file between applications Consists of at least the reference source file number, reference source data start address, reference destination file number, reference destination data start address, and reference data length A shared data table that stores shared data; and share designation data that is stored in the first memory and designates whether or not to perform the data sharing in response to the shared data table; A determination unit that determines whether or not there is a data sharing designation by referring to the sharing designation data, and if there is a data sharing designation as a result of the determination by the determination unit, the shared data stored in the second memory By searching for shared data from the shared data stored in the table, reading the data for the reference data length from the reference destination file, and writing this read data to the corresponding location in the reference source file Control means for realizing the data sharing, and an IC module having these shared data table, sharing designation data, and control means are provided.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 shows a configuration example of an IC card system that handles an IC card as a portable electronic device according to the present embodiment. In this IC card system, the IC card 11 can be connected to a terminal device 13 such as a personal computer via a card reader / writer 12, and a keyboard 14, a CRT display unit 16, and a printer 16 are connected to the terminal device 13. Composed.
[0011]
FIG. 2 shows a configuration of the IC card 11, and includes a control element (for example, CPU) 101 as a control unit, a data memory 102 as a first memory, a working memory 103, and a program memory 104 as a second memory. And a contact part 105 for obtaining electrical contact with the card reader / writer 12. Of these, the portion within the broken line (the control element 101, the data memory 102, the working memory 103, and the program memory 104) is composed of one (or a plurality) of IC chips. Are integrated into an IC module and embedded in the IC card body.
[0012]
The data memory 102 is used for storing various types of data, and is composed of, for example, a nonvolatile memory such as an EEPROM that can be rewritten.
The working memory 103 is a working memory for temporarily storing processing data when the control element 101 performs processing, and is configured by, for example, a RAM.
The program memory 104 is composed of, for example, a non-volatile memory that cannot be rewritten, such as a mask ROM, and stores a control program for the control element 101, a plurality of application programs, and the like.
[0013]
FIG. 3 shows the configuration of the data memory 102. The data memory 102 stores data related to a plurality of applications in a file structure. In the example of FIG. 2, for example, two credit applications are registered.
[0014]
That is, the highest file is a master file (MF: Master File) 201, and under that, application files (ADF: Application Dedicated File, DF numbers: 01, 02) 202, 203 are set as folders set for each application. Furthermore, under the application file 202, an elementary file (EF: Elementary File) used for storing user data or the like actually used in the application, for example, record data EF (EF number: 11) 204 is provided. , Key data EF (EF number: 12) 205, binary data EF (EF number: 13) 206, and shared data table EF (EF number: 14) 207 are provided. 3, elementary files used for storing user data and the like actually used in the application, for example, record data EF (EF number: 21) 208, key data EF (EF number: 22) 209, The binary data EF (EF number: 23) 210 and the shared data table EF (EF number: 24) 211 are provided.
[0015]
As shown in FIG. 4, for example, the binary data EF206 and 210 are divided into a transaction counter, transaction amount, previous transaction result, transaction number upper limit value, and transaction amount upper limit value as data elements. Shall.
[0016]
In this embodiment, the validity of data sharing in units of data elements can be arbitrarily specified at the time of card issuance. For example, by sharing only the transaction counter, it is counted for each application so far. The transaction count that has been used becomes a transaction count counter for the entire card, and strict conditions can be imposed on the card user's transaction count. Also, if you do not want to perform such strict conditioning, you can use the transaction counter separately for each application by turning off data sharing.
[0017]
In the present embodiment, by using the shared data tables EF207 and 211 shown in FIG. 3, for example, only the transaction number counter in the binary data EF206 and 210 is turned on for data sharing between the application files 202 and 203. It is possible to arbitrarily set ON / OFF of data sharing in units of data elements, and the above effectiveness can be obtained. Hereinafter, the realization method will be described in detail.
[0018]
First, the shared data tables EF207 and 211 are configured, for example, as shown in FIG. That is, in order to specify ON for data sharing of one data element, a table including the following data is created.
Reference source EF number: 1 byte
Reference source data start address: 2 bytes
Reference DF number: 1 byte
Reference EF number: 1 byte
Reference destination data start address: 2 bytes
Reference data length: 2 bytes
Here, an application file (ADF) that is currently in a current state is referred to as a reference source, and an application file (ADF) to which data is shared (referred to data) is referred to as a reference destination. For example, when the shared data table EF211 is set as shown in FIG. 5, between the application files 202 and 203, only the transaction number counter in the binary data EF206 and 210 shown in FIG. It will be in the specified state.
Here, the first byte in the shared data table EF211 indicates the number of data designated for sharing set in subsequent data. In the example of FIG. 5, the number of data designated for sharing (number of shared data) is 1. The case of the number (01h) is shown.
[0019]
In actual operation, data setting in the shared data tables EF207 and 211 is performed when an IC card is issued or when an IC card is operated in order to ensure security such as a firewall between the application files 202 and 203. In this case, only people with appropriate access rights need to be able to set and change.
[0020]
Next, the operation of the IC card in which the shared data table EF is set will be described with reference to the flowchart shown in FIG.
For example, the application file 203 is now selected, and when a command is received from the terminal device 13 in this state (step S1), the control element 101 receives an elementary file (EF) that is the target of the received command. Is registered as a reference source elementary file in the shared data table EF207 (step S2). If the result of this determination is that it is not registered as a reference source elementary file, the control element 101 continues normal command processing.
[0021]
If it is determined as a command to access the elementary file registered as the reference source elementary file as a result of the determination in step S2, the control element 101 determines that the corresponding elementary file in the data memory 102 (in this example, The data of the binary data EF210) is expanded to the working memory (RAM) 103 for command processing (step S3).
[0022]
Next, the control element 101 searches for data shared in data units from the reference source data start address, reference destination DF number, reference destination EF number, and reference destination data start address in the shared data table EF207 (step S4). ), If there is data sharing designation (step S5), data for the reference data length (in this example, the transaction counter) is read out from the reference destination elementary file (in this example, binary data EF206) and read out. The overwritten data is overwritten on the corresponding data (in this example, the transaction counter) in the reference source elementary file 210 already developed in the working memory 103 (step S6).
[0023]
Next, the control element 101 performs command processing as usual (step S7). In the case of this example, a process of “+1” the transaction number counter developed in the working memory 103 is performed. In step S5, if there is no data sharing designation, step S6 is jumped to and step S7 is proceeded to.
[0024]
Next, when the command process ends, the control element 101 performs a process of writing all the data expanded in the working memory 103 to the reference source elementary file 210 (step S8).
Next, the control element 101 checks whether there is a data sharing designation as in step S5 (step S9). If there is a data sharing designation, the shared data table among the data expanded in the working memory 103 is checked. Only the data designated for sharing in the EF 207 is written to the corresponding position in the reference destination elementary file 206 (step S10).
[0025]
Next, the control element 101 transmits a response to the received command to the terminal device 13 (step S11), and ends the process. In step S9, if there is no data sharing designation, the process jumps to step S10 and proceeds to step S11.
[0026]
By performing the processing as described above for each command, it is possible to share any data in any elementary file in units of data. When data sharing is not performed at all, it can be realized by setting the first byte (number of shared data) of the shared data table to 0 “00h”.
[0027]
In the above-described embodiment, the case where the shared data table is stored in the data memory 102 as the elementary file structure has been described. However, in the case where the size of the data memory 102 is limited or it is not always necessary to be general-purpose. 7 pre-programs a shared data table 301 (similar to FIG. 5) 301 as shown in FIG. 7 in the program memory 104 and also specifies data sharing on / off as shown in FIG. By storing only (EF) 302 in the data memory 102, the same function can be realized.
In the example of FIG. 8, by setting the most significant bit (8th bit) of the first byte of the sharing designation EF302 to ON (“1”), it is possible to share data only with the transaction number counter.
[0028]
Specifically, when it is recognized that the most significant bit of the first byte of the sharing designation EF302 is on, the shared data table 301 in the program memory 104 referred to when the bit is on is referred to, and the shared data Get the table. Thereafter, processing is performed in the same procedure as in the above embodiment, and data is finally written into the data memory 102.
[0029]
Hereinafter, the operation of the IC card in which the shared data table and the sharing designation EF are set will be described with reference to the flowchart shown in FIG.
As in the previous embodiment, the application file 203 is in a selected state. In this state, when a command is received from the terminal device 13 (step S21), the control element 101 is an elementary file that is the target of the received command. Is registered as a reference source elementary file in the shared data table 301 (step S22). If the result of this determination is that it is not registered as a reference source elementary file, the control element 101 continues normal command processing.
[0030]
As a result of the determination in step S22, when it is determined that the command is for accessing an elementary file registered as a reference source elementary file, the control element 101 determines that the corresponding elementary file in the data memory 102 (in this example, The data of the binary data EF210) is expanded in the working memory (RAM) 103 for command processing (step S23).
[0031]
Next, the control element 101 searches for the sharing designation EF 302 in the data memory (EEPROM) 102 (step S24), and checks whether there is a data sharing designation bit (step S25). As a result of this check, if there is a data sharing designation bit, the control element 101 searches the shared data table 301 from the program memory 104 (step S26), and the data for the reference data length (the number of transactions) from the reference destination elementary file 206 (Counter) is read, and the read data is overwritten on the corresponding data (transaction count counter) in the reference source elementary file 210 already developed in the working memory 103 (step S27).
[0032]
Next, the control element 101 performs command processing as usual (step S28). In the case of this example, a process of “+1” the transaction number counter developed in the working memory 103 is performed. In step S25, if there is no data sharing designation bit, the process jumps to steps S26 and S27 and proceeds to step S28.
[0033]
Next, when the command process ends, the control element 101 performs a process of writing all data expanded in the working memory 103 to the reference source elementary file 210 (step S29).
Next, the control element 101 searches for the sharing designation EF 302 in the data memory 102 (EEPROM) (step S30), and checks whether there is a data sharing designation bit (step S31). As a result of this check, if there is a data sharing designation bit, the control element 101 searches the shared data table 301 from the program memory 104 (step S32), and in the shared data table 301 among the data expanded in the working memory 103. Only the data designated for sharing is written into the corresponding position of the reference destination elementary file 206 (step S33).
[0034]
Next, the control element 101 transmits a response to the received command to the terminal device 13 (step S34), and ends the process. If there is no data sharing designation bit in step S31, the process jumps to steps S32 and S33 and proceeds to step S34.
[0035]
Even with the method as described above, it is possible to realize the same function as in the above-described embodiment.
[0036]
As described above, according to the above-described embodiment, on / off of data sharing between a plurality of installed applications can be arbitrarily performed without changing the program in the program memory (ROM) of the IC card. In addition, it is possible to specify ON / OFF of data sharing in the detailed data unit in the elementary file, which could not be realized without changing the program with the conventional IC card. It becomes possible.
[0037]
Further, since it is not necessary to change the program in the program memory with respect to the on / off setting of data sharing of the IC card, the IC card program can be shared and generalized.
[0038]
Further, in the IC card issuing system and the like, since the file structure in the application file is the same when the data sharing is on and when the data sharing is off, different processing is performed depending on whether the data sharing is on or off. There is no need. For this reason, the issue system can be shared and generalized.
[0039]
In the above embodiment, the contact IC card and its peripheral system are exemplified. However, there is no limitation on the form, for example, a so-called COT module form, non-contact IC card, etc. However, the same applies.
[0040]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, ON / OFF of data sharing among a plurality of registered applications can be arbitrarily changed at the time of issuance, and a detailed data element unit in a file can be changed. It is possible to provide a portable electronic device that can also specify on / off of data sharing in the Internet.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram schematically showing a configuration of an IC card system that handles an IC card according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a block diagram schematically showing the configuration of an IC card.
FIG. 3 is a diagram schematically showing a configuration of a data memory.
FIG. 4 is a diagram showing an example of a data element configuration in binary data EF.
FIG. 5 is a diagram showing an example of a data configuration in a shared data table EF.
FIG. 6 is a flowchart for explaining the operation.
FIG. 7 is a diagram showing an example of a data configuration of a shared data table according to a modification of the present invention.
FIG. 8 is a diagram showing an example of a data configuration in a sharing designation EF according to a modification example of the present invention.
FIG. 9 is a flowchart illustrating an operation according to a modification of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 11 ... IC card, 12 ... Card reader / writer, 13 ... Terminal device, 14 ... Keyboard, 15 ... CRT display part, 16 ... Printer, 101 ... Control element (control part), 102 ... Data memory (memory, storage means, (First memory), 103 ... working memory, 104 ... program memory (second memory), 105 ... contact part, 201 ... master file, 202, 203 ... application file, 204-211 ... elementary file, 204,208 ... record data EF, 205, 209 ... key data EF, 206, 210 ... binary data EF, 207, 211 ... shared data table EF, 301 ... shared data table, 302 ... share designation EF.

Claims

It has a memory for storing data and a control unit for reading or writing data to this memory, selectively inputs / outputs data to / from the outside, and multiple applications are registered In the portable electronic device in which a plurality of application files in which data related to the plurality of applications are stored are provided in the memory,
Shared data including at least a reference source file number, a reference source data start address, a reference destination file number, a reference destination data start address, and a reference data length for specifying sharing of data in the application file among the plurality of applications. Memorized storage means;
The shared data stored in the storage means is searched for shared data, the data corresponding to the reference data length is read from the reference destination file, and the read data is written into the corresponding position of the reference source file to obtain the data. A control means for realizing sharing;
A portable electronic device comprising:

A rewritable nonvolatile first memory for storing data, a control unit for reading or writing data to the first memory, and a program for operating the control unit are stored. A non-rewritable non-volatile second memory that selectively inputs / outputs data to / from the outside, and a plurality of applications are registered, and data related to the plurality of applications In the portable electronic device in which a plurality of application files are stored in the first memory,
Wherein the first memory in the memory, among the plurality of applications, at least referencing file numbers for sharing specify the data of the application file in bytes, referrer data start address, the referenced file numbers, see A shared data table that stores shared data consisting of the destination address and the reference data length ;
The shared data stored in the shared data table is searched for shared data, the data corresponding to the reference data length is read from the reference destination file, and the read data is written in the corresponding position of the reference source file. A control means for realizing data sharing;
A portable electronic device comprising:

A rewritable nonvolatile first memory for storing data, a control unit for reading or writing data to the first memory, and a program for operating the control unit are stored. A non-rewritable non-volatile second memory that selectively inputs / outputs data to / from the outside, and a plurality of applications are registered, and data related to the plurality of applications In the portable electronic device in which a plurality of application files are stored in the first memory,
At least a reference source file number, a reference source data start address, a reference destination file number, a reference destination data head for specifying sharing of data in the application file among the plurality of applications stored in the second memory A shared data table storing shared data consisting of addresses and reference data lengths ;
Share designation data stored in the first memory and designating whether or not to perform the data sharing corresponding to the shared data table;
Determining means for determining whether there is data sharing designation by referring to this sharing designation data;
As a result of the determination by the determination means, if there is data sharing designation, the shared data stored in the shared data table stored in the second memory is searched for shared data, and the reference data length is retrieved from the reference destination file. Control means for reading the minute data and realizing the data sharing by writing the read data to the corresponding position of the reference source file ;
A portable electronic device comprising:

It has a memory for storing data and a control unit for reading or writing data to this memory, selectively inputs / outputs data to / from the outside, and multiple applications are registered In the portable electronic device in which a plurality of application files in which data related to the plurality of applications are stored are provided in the memory,
Shared data including at least a reference source file number, a reference source data start address, a reference destination file number, a reference destination data start address, and a reference data length for specifying sharing of data in the application file among the plurality of applications. Memorized storage means;
The shared data stored in the storage means is searched for shared data, the data corresponding to the reference data length is read from the reference destination file, and the read data is written into the corresponding position of the reference source file to obtain the data. A control means for realizing sharing;
An IC module having these storage means and control means;
A portable electronic device comprising:

A rewritable nonvolatile first memory for storing data, a control unit for reading or writing data to the first memory, and a program for operating the control unit are stored. A non-rewritable non-volatile second memory that selectively inputs / outputs data to / from the outside, and a plurality of applications are registered, and data related to the plurality of applications In the portable electronic device in which a plurality of application files are stored in the first memory,
Wherein the first memory in the memory, among the plurality of applications, at least referencing file numbers for sharing specify the data of the application file in bytes, referrer data start address, the referenced file numbers, see A shared data table that stores shared data consisting of the destination address and the reference data length ;
The shared data stored in the shared data table is searched for shared data, the data corresponding to the reference data length is read from the reference destination file, and the read data is written in the corresponding position of the reference source file. A control means for realizing data sharing;
An IC module having these shared data tables and control means;
A portable electronic device comprising:

A rewritable nonvolatile first memory for storing data, a control unit for reading or writing data to the first memory, and a program for operating the control unit are stored. A non-rewritable non-volatile second memory that selectively inputs / outputs data to / from the outside, and a plurality of applications are registered, and data related to the plurality of applications In the portable electronic device in which a plurality of application files are stored in the first memory,
At least a reference source file number, a reference source data start address, a reference destination file number, a reference destination data head for specifying sharing of data in the application file among the plurality of applications stored in the second memory A shared data table storing shared data consisting of addresses and reference data lengths ;
Share designation data stored in the first memory and designating whether or not to perform the data sharing corresponding to the shared data table;
Determining means for determining whether there is data sharing designation by referring to this sharing designation data;
As a result of the determination by the determination means, if there is data sharing designation, the shared data stored in the shared data table stored in the second memory is searched for shared data, and the reference data length is retrieved from the reference destination file. Control means for reading the minute data and realizing the data sharing by writing the read data to the corresponding position of the reference source file ;
An IC module having these shared data table, shared designation data and control means;
A portable electronic device comprising: