JP4177510B2 - Method for processing magnesium products - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マグネシウム製品の処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
最近、環境問題等故に各種製品の素材としてリサイクル性が重要視されてきており、リサイクルが難しく有害な廃棄物となり易いプラスチックに代わる軽量素材としてリサイクルが容易なマグネシウム合金が使用されることが多くなってきている。
【0003】
このマグネシウム合金としては、既に、Mg−Al−Zn系、Mg−Al−Mn系、Mg−Al−Si系、Mg−Al−希土類元素(RE)系等が実用化されており、ダイカストやチクソモールド(低融点合金の熔融射出成型法)等の生産性に秀れた成形加工の実用化により、携帯電話,パソコン,MD等のケースや部品として普及してきている。
【0004】
しかし、マグネシウム合金には耐食性が低いという欠点があり、該欠点を補う為、表面に化成処理や塗装処理等の表面処理を施こす必要がある。そして、この表面処理によって形成された化成処理層や塗装処理層はアルミニウム合金のリサイクルの際には不純物となる為、該化成処理層や塗装処理層をリサイクルの際に除去しなければならないという問題点がある。
【0005】
尚、化成処理とは、マグネシウム合金の表面に防食機能を有する化成皮膜を形成する処理で、6価クロム溶液を主成分とするクロム酸溶液や6価クロムを含まないノンクロム酸溶液等にマグネシウム合金を浸漬することにより、該マグネシウム合金の表面にクロム酸クロム錯塩の皮膜(一般的にxCrO3・yCr2O3・2H2OやCr(OH)2・HCrO4・2H2Oで説明されるが、実際の正体は明らかではない。)を形成するものである。図1は通常の化成処理工程を図示したもので、前記ダイカストやチクソモールド等により成形したマグネシウム合金製の成形加工品を脱脂処理した後、更に酸で洗浄処理し、続いて、成形加工品から成形時に使用した離形剤を除去する為にエッチング処理し、続いて、成形加工品の表面にクロム酸クロム錯塩の皮膜が形成し易いように表面を梨地面状に磨く表面調整処理を行い(以上の工程が化成処理の前処理となる。)、続いて、該成形加工品を前記クロム酸溶液やノンクロム酸溶液等に浸漬して該成形加工品に化成皮膜を形成する化成処理を行い、続いて、この化成処理品を水洗し、更に70℃前後で乾燥することにより化成皮膜を硬化するものである。そして、この化成処理の後、防食性を更に高める為や商品価値を高める為に塗装処理が施されている。
【0006】
この化成処理層や塗装処理層を除去する方法としては、ケミカル法やショットブラスト法が提案されている。
【0007】
ケミカル法は、塗装処理層や化成処理層を溶かす酸等の薬品を使用して該塗装処理層や化成処理層を化学的に除去する方法である。
【0008】
しかし、このケミカル法では、元々防食性の高い塗装処理層や化成処理層を溶かす為に強力な反応性を有する薬品を使用しなければならず、該薬品が有害で扱いや廃棄処理が厄介であるという問題点や、塗装の種類によって使用する薬品の種類も変更しなければならないという問題点がある。更に、薬品によってマグネシウム合金の表面が腐食されたり、該薬品とマグネシウム合金とが反応して表面に皮膜が形成されたりしてしまい、リサイクルの際、再度化成処理や塗装処理を行う為、前述のような複雑な工程の前処理を行わねばならなくなるという問題点がある。
【0009】
ショットブラスト法は、砥粒をエアーで吹き付けて化成処理層や塗装処理層を物理的に除去する方法である。
【0010】
しかし、このショットブラスト法では、砥粒によってマグネシウム合金の表面の荒れが大きくなるという問題点や、ピーニング作用による変形量が大きいという問題点や、粉塵が発生,飛散し易く、作業性が悪いという問題や、粉塵爆発の危険性が高いという問題点がある。
【0011】
このように、従来においてはマグネシウム合金のリサイクルに厄介な作業が必要となる為、リサイクルコストが高くなってしまうという問題点がある。
【0012】
本発明は、化成処理層や塗装処理層をウエットブラスト処理によって除去することにより上記問題点を解決でき、簡単且つ確実にマグネシウム製品をリサイクルできることを鋭意研究の結果発見して成されたマグネシウム製品の処理方法を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0014】
マグネシウム製品1の表面に設けられた塗装処理層2や化成処理層3等の表面処理層4を除去する方法であって、前記マグネシウム製品1に、中性若しくはアルカリ性で且つpH12以下の液体にしてアルカリ性脱脂剤を混入したものと、直径数μm〜数百μmの樹脂粒,金属粒,セラミックス粒若しくはガラス粒からなる砥粒とを混合した噴射材5をエアーで吹き付けるウエットブラスト処理を施して前記表面処理層4を除去することを特徴とするマグネシウム製品の処理方法に係るものである。
【0015】
また、マグネシウム製品1の表面に設けられた塗装処理層2や化成処理層3等の表面処理層4を除去する方法であって、前記マグネシウム製品1は、Mg−Al−Zn系,Mg−Al−Mn系,Mg−Al−Si系,Mg−Al−希土類元素系等のマグネシウム合金製のものであり、このマグネシウム製品1に、中性若しくはアルカリ性で且つpH12以下の液体にしてアルカリ性脱脂剤を混入したものと、直径数μm〜数百μmの樹脂粒,金属粒,セラミックス粒若しくはガラス粒からなる砥粒とを混合した噴射材5をエアーで吹き付けるウエットブラスト処理を施すことを特徴とするマグネシウム製品の処理方法に係るものである。
【0016】
また、請求項1,2いずれか1項に記載のマグネシウム製品の処理方法において、前記液体として水を採用したことを特徴とするマグネシウム製品の処理方法に係るものである。
【0017】
また、請求項1〜3いずれか1項に記載のマグネシウム製品の処理方法において、前記砥粒の径,前記砥粒と前記アルカリ性脱脂剤を混入したものとの比率若しくはエアーの圧力等の諸条件を適宜設定することで前記マグネシウム製品1の前記塗装処理層2のみを除去することを特徴とするマグネシウム製品の処理方法に係るものである。
【0018】
また、請求項1〜4いずれか1項に記載のマグネシウム製品の処理方法により前記表面処理層4を除去した前記マグネシウム製品1に再度化成処理や塗装処理等の表面処理を施すことを特徴とするマグネシウム製品の処理方法に係るものである。
【0019】
【発明の作用及び効果】
マグネシウム製品1に、液体に砥粒が混入された噴射材5をエアーで吹き付けるウエットブラスト処理を施すと、マグネシウム製品1の表面に設けられている塗装処理層2や化成処理層3等の表面処理層4が噴射材5によって物理的に削られ除去されていく。
【0020】
削られた表面処理層4や噴射材5の砥粒は、該噴射材5の液体中に速やかに取り込まれていく為、粉塵が発生,飛散したりせず、また、粉塵爆発のおそれもない。
【0021】
また、表面処理層4を物理的に削る為、削り量の調整が容易で、塗装処理層2のみを除去したり、マグネシウム製品1のマグネシウム合金部分6に悪影響を与えずに処理を行ったりすることができる。従って、前処理なしで化成処理を行ったり、塗装処理を行ったりすることもできる。
【0022】
また、ウエットブラスト処理によって、マグネシウム製品1の表面を、従来の化成処理の前処理(脱脂処理,酸洗浄処理,エッチング処理及び表面調整処理)後よりも化成皮膜を形成し易い状態とすることができる為、マグネシウム製品1の表面処理層4を除去した後、そのまま該マグネシウム製品1に化成処理を施すこともできる。
【0023】
また、本発明の処理方法は、マグネシウム製品1をリサイクルする際の処理として行ったり、マグネシウム製品1の製造過程において生じた化成処理不良品や塗装処理不良品等の表面処理不良品の救済処理として行うことができる。
【0024】
ところで、マグネシウム合金は反応性が高い為、噴射材5の液体が酸性であると、水素が発生したり酸化物の皮膜が形成されたりしてしまうおそれがある。従って、マグネシウム製品1にウエットブラスト処理を施す為には、噴射材5の液体は中性若しくはアルカリ性であることが望ましいが、アルカリ度が高過ぎるとマグネシウム合金の表面に水酸化物の皮膜が形成されてしまう。この問題点を解決する為、繰り返した実験によれば、噴射材5の液体が中性若しくはアルカリ性で且つpH12以下であれば上記問題点が発生しないことが判明した。
【0025】
本発明は上述のようにするから、マグネシウム製品の表面処理層を良好に除去してリサイクル処理や不良品の救済等を簡単に行えることになる実用性,作業性に秀れたマグネシウム製品の処理方法となる。
【0026】
また、マグネシウム製品から水素が発生したりマグネシウム製品の表面に酸化物の皮膜や水酸化物の皮膜が形成されたりせずに良好にウエットブラスト処理を行うことができる実用性に秀れたマグネシウム製品の処理方法となる。
【0027】
【発明の実施の形態】
図2〜5は本発明の一実施例を図示したものであり、以下説明する。
【0028】
本実施例は、Mg−Al−Zn系,Mg−Al−Mn系,Mg−Al−Si系,Mg−Al−希土類元素系等のマグネシウム合金製のマグネシウム製品1の表面に設けられた塗装処理層2や化成処理層3等の表面処理層4を除去する方法であって、前記マグネシウム製品1に、液体に砥粒が混入された噴射材5をエアーで吹き付けるウエットブラスト処理を施して前記表面処理層4を除去するものである。
【0029】
また、噴射材5に混入されている砥粒としては直径数μm〜数百μmの樹脂粒,金属粒,セラミックス粒若しくはガラス粒を使用し、また、液体としては水を使用している。尚、液体にアルカリ性脱脂剤等の薬品を混入しても良い。
【0030】
また、マグネシウム合金は反応性が高い為、噴射材5の液体は中性若しくはアルカリ性で且つpH12以下のものを使用する。また、液体のpHが10以上12以下であればより一層好適にウエットブラスト処理を行うことができる。
【0031】
この噴射材5は、該噴射材5を噴射するノズル体7から砥粒濃度(砥粒/液体)が一定に保たれたままエアーと共に噴射される(図4参照)。
【0032】
ノズル体7において噴射口はスリット状に設けられている。尚、図中符号8はエアーを供給する圧搾空気供給部、9は噴射材供給部であり、噴射材5は該ノズル体7においてエアーに吸引され一定濃度(噴射材5/エアー)で噴射される。
【0033】
また、ノズル体7から噴射された噴射材5や除去した表面処理層4は、ノズル体4の下方で且つマグネシウム製品1の下方に自由落下によって落下していく。
【0034】
このウエットブラスト処理は物理的にマグネシウム製品1の表面処理層4を削っていく為、該ウエットブラスト処理における砥粒の種類や径,砥粒と液体との比率,エアーの圧力,処理時間等の諸条件を適宜設定することで、削り量や削り力(最大削り可能な硬度)等を簡単に適宜設定することができる。従って、前記諸条件を適宜設定することで、表面処理層4全て(即ち、塗装処理層2と化成処理層3との双方)を除去したり、塗装処理層2のみを除去したりすることができる。
【0035】
以下、本実施例のウエットブラスト処理によってマグネシウム製品1の表面処理層4全てを除去し、その後、該マグネシウム製品1に化成処理を施して化成皮膜2を形成する方法を図2に基づいて詳述する。
【0036】
先ず、廃棄用のマグネシウム製品1若しくは製造工程において表面処理層4の形成が不良であったマグネシウム製品1にウエットブラスト処理を行い、塗装処理層2と化成処理層3とを除去する。
【0037】
続いて、マグネシウム製品1を水洗処理し、マグネシウム製品1の表面に残存している噴射材5の砥粒や液体を除去する。
【0038】
続いて、マグネシウム製品1を化成処理し、マグネシウム製品1の表面に化成皮膜2を形成する。
【0039】
続いて、マグネシウム製品1を水洗処理し、マグネシウム製品1に付着している化成処理の際に使用したクロム酸溶液等の処理液を除去する。
【0040】
続いて、マグネシウム製品1を乾燥処理し、マグネシウム製品1の表面に形成されている化成皮膜2を硬化させる。
【0041】
その後、必要に応じて塗装処理を行ってマグネシウム製品1の表面に塗装処理層3を形成したりする。
【0042】
尚、この方法は、マグネシウム製品1の化成処理不良品の救済方法として使用することもできる。
【0043】
次に、本実施例のウエットブラスト処理によってマグネシウム製品1の表面処理層4全てを除去し、その後、マグネシウム製品1を熔融してダイカスト成形したり、マグネシウム製品1を熔融,硬化してチップ状のマグネシウム合金を得、該チップ状のマグネシウム合金を用いてチクソモールド成形したりして新たなマグネシウム製品を形成する方法について図3に基づいて詳述する。
【0044】
先ず、廃棄用のマグネシウム製品1若しくは製造工程において表面処理層4の形成が不良であったマグネシウム製品1にウエットブラスト処理を行い、塗装処理層2と化成処理層3とを除去する。
【0045】
続いて、マグネシウム製品1を水洗処理し、マグネシウム製品1の表面に残存している噴射材5の砥粒や液体を除去する。
【0046】
続いて、マグネシウム製品1を乾燥処理し、マグネシウム製品1の表面に形成されている水分を除去する。
【0047】
その後、マグネシウム製品1を熔融してダイカスト成形したり、マグネシウム製品1を熔融,硬化してチップ状のマグネシウム合金を得、該チップ状のマグネシウム合金を用いてチクソモールド成形したりして新たなマグネシウム製品を形成する。
【0048】
尚、この方法は、マグネシウム製品1の塗装処理不良品の救済方法として使用することもできる。即ち、マグネシウム製品1の塗装処理層3のみをウエットブラスト処理によって除去することで、マグネシウム製品1を再度塗装処理可能な状態とすることができる。
【0049】
このようにマグネシウム製品1の表面処理層4を除去する手段としてウエットブラスト処理を採用することにより、下記の作用効果が得られる。
【0050】
(1) 噴射材5中の砥粒には液体の膜が形成される為、該砥粒の表面積が大きくなり、しかも、液体及び砥粒がエアー(圧搾空気)の膨張により粒子状になってマグネシウム製品1に当接する為、ショットブラスト処理と比較した場合、低い噴射力で高い切削力を発揮することができ、短時間で表面処理層4を除去することができる。
【0051】
(2) ショットブラスト処理では削られた表面処理層4や砥粒等が粉塵として発生,飛散するが、ウエットブラスト処理では削られた表面処理層4や砥粒等は噴射材5の液体中に速やかに取り込まれていく為、粉塵の発生,飛散はなく、しかも、マグネシウム合金の一部を削っても粉塵が発生しない為、粉塵爆発を起こすおそれがない。また、削られた表面処理層4や砥粒等が噴射材5中の液体によりマグネシウム製品1の表面から良好に除去されるため、噴射材5がマグネシウム製品1の表面に常に良好に当接されることになり、ウエットブラスト処理が良好に進むとともに製品不良の発生を防止することができる。
【0052】
(3) 液体を介して削られた表面処理層4や砥粒等を取り扱うことになるため、削られた表面処理層4や砥粒等を回収する回収装置を簡易なもの(例えば、飛散する液粒(削られた表面処理層4や砥粒等が混入)の自由落下を利用するものなど)とすることができ、しかも、作業現場をクリーンなものとすることができる。
【0053】
(4) 噴射材5の当接により、表面処理層4が除去された後のマグネシウム製品1の表面(マグネシウム合金部分6の表面)に微細梨地面を形成することができ、マグネシウム製品1の表面は化成処理層2が形成され易い状態となる。従って、表面処理層4を除去したマグネシウム製品1に、前処理を施さずに直ぐに化成処理を行ったりすることができる。
【0054】
(5) 噴射材5中の液体によって加工熱が良好に排除され、表面処理層4を一定条件で噴射材5により削ることができる。従って、マグネシウム製品1の表面(若しくはマグネシウム製品1の表面処理層4)が均一な状態となり、化成処理によって化成処理層2が均一に形成されたり、塗装処理によって塗装処理層3が均一に形成されたりすることになる。
【0055】
(6) 薬品を使用した化学的処理やショットブラスト処理では温度や湿度等の制御が困難な加工条件の変化によって処理状態が変化してしまうが、ウエットブラスト処理は温度や湿度等の影響を殆ど受けない為、噴射材5の噴射時間や噴射材5に含まれる砥粒の種類,砥粒濃度,エアー圧等を設定することによって再現性良く表面処理層4を除去することができる。
【0056】
(7) マグネシウム合金に水等の液体を当接させる場合、マグネシウム合金は反応性が高い為、従来においては水素が発生するおそれや水酸化物の皮膜が形成されてしまう等の問題点があったが、本実施例では液体のpHを最適に設定した為、このような問題点が発生するおそれがない。
【0057】
本実施例は上述のようにするから、マグネシウム製品1の表面に形成されている化成処理層2や塗装処理層3等の表面処理層4を簡単且つ良好に除去することができ、該マグネシウム製品1のリサイクル処理や表面処理不良品の救済処理を簡単且つコスト安で行うことができる実用性,作業性,コスト安に秀れたマグネシウム製品の処理方法となる。
【0058】
特に、従来においてはマグネシウム製品1の表面処理不良品の救済手段は殆どないという状態であったが、本実施例によれば単にウエットブラスト処理を施すだけで簡単且つ良好に表面処理層4を除去することができ、再度化成処理を施したり塗装処理を施したりすることによって良好な表面処理層4が設けられたマグネシウム製品1を得ることができる実用性に秀れたマグネシウム製品の処理方法となる。
【0059】
また、液体のpHを最適に設定した為、水素が発生するおそれや水酸化物の皮膜が形成されるおそれがなく良好にウエットブラスト処理を行うことができる実用性,作業性に秀れたマグネシウム製品の処理方法となる。
【0060】
また、ウエットブラスト処理は、そのまま化成処理の前処理ともなるから、リサイクル工程をより一層簡略化することができる、より一層実用性,作業性,コスト安に秀れたマグネシウム製品の処理方法となる。
【0061】
特に、ウエットブラスト処理を化成処理の前処理として行った場合の化成処理の不良率は1%程度と低く(図1に図示した従来の化成処理では、温度条件等によって直ぐに処理結果が異なってしまう為、不良率は10%程度である。)、良好に化成処理層2を形成できることになる、より一層実用性,作業性に秀れたマグネシウム製品の処理方法となる。
【0062】
また、化学的な除去方法と異なり有害な薬品を使用しないため、廃液処理の負担も低減されるより一層実用性に秀れたマグネシウムの処理方法となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来例の化成工程を示すフローチャートである。
【図2】 本実施例の処理工程を示すフローチャートである。
【図3】 本実施例の処理工程の別例を示すフローチャートである。
【図4】 本実施例の説明斜視図である。
【図5】 本実施例のマグネシウム製品1の説明断面図である。
【符号の説明】
1 マグネシウム製品
2 化成処理層
3 塗装処理層
4 表面処理層
5 噴射材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for treating a magnesium product.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
Recently, recyclability has been regarded as an important material for various products due to environmental problems, etc., and magnesium alloys that are easy to recycle are often used as lightweight materials to replace plastics that are difficult to recycle and are likely to become hazardous waste. It is coming.
[0003]
As this magnesium alloy, Mg-Al-Zn-based, Mg-Al-Mn-based, Mg-Al-Si-based, Mg-Al-rare earth element (RE) -based, etc. have already been put into practical use. Due to the practical application of molding process with excellent productivity such as mold (melting injection molding method of low melting point alloy), it has become widespread as cases and parts for mobile phones, personal computers, MDs and the like.
[0004]
However, magnesium alloys have a drawback of low corrosion resistance, and it is necessary to subject the surface to a surface treatment such as a chemical conversion treatment or a coating treatment in order to compensate for the disadvantage. And since the chemical conversion treatment layer and the coating treatment layer formed by this surface treatment become impurities when the aluminum alloy is recycled, there is a problem that the chemical conversion treatment layer and the coating treatment layer must be removed during the recycling. There is a point.
[0005]
The chemical conversion treatment is a treatment for forming a chemical conversion film having an anticorrosive function on the surface of the magnesium alloy. The magnesium alloy is added to a chromic acid solution containing a hexavalent chromium solution as a main component or a nonchromic acid solution not containing hexavalent chromium. Is immersed in a chromium chromate complex film (generally xCrO 3 · yCr 2 O 3 · 2H 2 O or Cr (OH) 2 · HCrO 4 · 2H 2 O). However, the actual identity is not clear.) FIG. 1 illustrates a normal chemical conversion treatment process. A magnesium alloy molded product formed by die casting, thixo mold, or the like is degreased, further washed with an acid, and subsequently from the molded product. Etching treatment to remove the mold release agent used at the time of molding, followed by surface conditioning treatment that polishes the surface to a satin finish so that a chromium chromate complex film is easily formed on the surface of the molded product ( The above process is a pretreatment for the chemical conversion treatment.) Subsequently, the molded product is immersed in the chromic acid solution or the non-chromic acid solution to perform a chemical conversion treatment to form a chemical conversion film on the molded product, Subsequently, the chemical conversion treatment product is washed with water and further dried at around 70 ° C. to cure the chemical conversion film. And after this chemical conversion treatment, in order to further improve the anticorrosion property and increase the commercial value, a coating treatment is applied.
[0006]
As a method for removing the chemical conversion treatment layer and the coating treatment layer, a chemical method and a shot blast method have been proposed.
[0007]
The chemical method is a method of chemically removing the coating treatment layer or the chemical conversion treatment layer using a chemical such as an acid that dissolves the coating treatment layer or the chemical conversion treatment layer.
[0008]
However, in this chemical method, chemicals with strong reactivity must be used to dissolve the coating layer and chemical conversion layer, which have high anti-corrosion properties, which is harmful and difficult to handle and dispose of. There is a problem that there is a problem, and there is a problem that the type of chemicals to be used must be changed depending on the type of painting. Furthermore, the surface of the magnesium alloy is corroded by the chemical, or the chemical and the magnesium alloy react to form a film on the surface. When recycling, the chemical conversion treatment and the coating treatment are performed again. There is a problem that it is necessary to perform pre-processing of such a complicated process.
[0009]
The shot blasting method is a method of physically removing the chemical conversion treatment layer and the coating treatment layer by blowing abrasive grains with air.
[0010]
However, with this shot blasting method, the problem is that the surface roughness of the magnesium alloy increases due to the abrasive grains, the deformation amount due to the peening action is large, dust is easily generated and scattered, and workability is poor. There are problems and high risk of dust explosion.
[0011]
Thus, conventionally, since troublesome work is required for recycling of the magnesium alloy, there is a problem that the recycling cost becomes high.
[0012]
According to the present invention, the above-mentioned problems can be solved by removing the chemical conversion treatment layer and the coating treatment layer by wet blast treatment, and the magnesium product can be easily and reliably recycled. A processing method is provided.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
The gist of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
[0014]
A method for removing a surface treatment layer 4 such as a
[0015]
Further, it is a method for removing the surface treatment layer 4 such as the
[0016]
Moreover, in the processing method of the magnesium product of any one of
[0017]
Further, in the processing method of the magnesium product according to claim 1 any one, the abrasive grain diameter, conditions such as a pressure ratio or air as that mixed with the abrasive grains and the alkaline degreasing agent the one in which by appropriately setting according to the processing method of the magnesium product characterized by removing only the
[0018]
Further, characterized in that the surface treatment again chemical conversion treatment and painting processing, and the like to the magnesium product 1 is removed the surface treatment layer 4 by the processing method of the magnesium product according to claim 1 any one This relates to a method for treating magnesium products.
[0019]
[Action and effect of the invention]
When the magnesium product 1 is subjected to a wet blasting process in which the spray material 5 in which abrasive grains are mixed in the liquid is blown with air, the surface treatment of the
[0020]
The ground surface treatment layer 4 and the abrasive particles of the spray material 5 are quickly taken into the liquid of the spray material 5, so that dust is not generated or scattered, and there is no risk of dust explosion. .
[0021]
Moreover, since the surface treatment layer 4 is physically shaved, the amount of shaving can be easily adjusted, and only the
[0022]
Moreover, the surface of the magnesium product 1 may be formed in a state in which a chemical conversion film is more easily formed by wet blasting than after the conventional chemical conversion pretreatment (degreasing treatment, acid cleaning treatment, etching treatment, and surface adjustment treatment). Therefore, after the surface treatment layer 4 of the magnesium product 1 is removed, the magnesium product 1 can be subjected to chemical conversion treatment as it is.
[0023]
Further, the processing method of the present invention is performed as a process for recycling the magnesium product 1 or as a remedy for a defective surface treatment such as a chemical conversion treatment defective product or a coating processing defective product generated in the manufacturing process of the magnesium product 1. It can be carried out.
[0024]
By the way, since the magnesium alloy has high reactivity, if the liquid of the propellant 5 is acidic, hydrogen may be generated or an oxide film may be formed. Therefore, in order to wet-blast the magnesium product 1, it is desirable that the liquid of the propellant 5 is neutral or alkaline. However, if the alkalinity is too high, a hydroxide film is formed on the surface of the magnesium alloy. It will be. In order to solve this problem, repeated experiments have revealed that the above problem does not occur if the liquid of the propellant 5 is neutral or alkaline and has a pH of 12 or less.
[0025]
Since the present invention is as described above, it is possible to easily remove the surface treatment layer of the magnesium product and easily carry out recycling processing, repair of defective products, etc. Processing of the magnesium product excellent in practicality and workability Become a method.
[0026]
In addition, magnesium products with excellent practicality that can perform wet blasting well without generating hydrogen from magnesium products or forming oxide or hydroxide films on the surface of magnesium products. It becomes the processing method.
[0027]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
2 to 5 illustrate one embodiment of the present invention, which will be described below.
[0028]
In this example, the coating treatment provided on the surface of the magnesium product 1 made of magnesium alloy such as Mg—Al—Zn, Mg—Al—Mn, Mg—Al—Si, and Mg—Al—rare earth element. A method of removing a surface treatment layer 4 such as a
[0029]
In addition, resin grains, metal grains, ceramic grains, or glass grains having a diameter of several μm to several hundred μm are used as abrasive grains mixed in the spray material 5, and water is used as a liquid. In addition, chemicals such as an alkaline degreasing agent may be mixed in the liquid.
[0030]
Further, since the magnesium alloy has high reactivity, the liquid of the propellant 5 is neutral or alkaline and has a pH of 12 or less. Moreover, if the pH of the liquid is 10 or more and 12 or less, the wet blast treatment can be more suitably performed.
[0031]
The spray material 5 is sprayed together with air from the
[0032]
In the
[0033]
Further, the spray material 5 sprayed from the
[0034]
Since this wet blasting process physically scrapes the surface treatment layer 4 of the magnesium product 1, the type and diameter of the abrasive grains in the wet blasting process, the ratio of the abrasive grains to the liquid, the air pressure, the treatment time, etc. By appropriately setting various conditions, it is possible to easily and appropriately set the amount of cutting, the cutting force (the maximum hardness that can be cut), and the like. Therefore, by appropriately setting the various conditions, it is possible to remove all of the surface treatment layer 4 (that is, both the
[0035]
Hereinafter, a method of forming the
[0036]
First, the magnesium product 1 for disposal or the magnesium product 1 in which the formation of the surface treatment layer 4 was poor in the manufacturing process is subjected to wet blasting to remove the
[0037]
Subsequently, the magnesium product 1 is washed with water, and the abrasive grains and liquid of the spray material 5 remaining on the surface of the magnesium product 1 are removed.
[0038]
Subsequently, the magnesium product 1 is subjected to chemical conversion treatment, and a
[0039]
Subsequently, the magnesium product 1 is washed with water, and the treatment liquid such as the chromic acid solution used in the chemical conversion treatment attached to the magnesium product 1 is removed.
[0040]
Subsequently, the magnesium product 1 is dried, and the
[0041]
Then, the coating process layer 3 is formed in the surface of the magnesium product 1 by performing a coating process as needed.
[0042]
This method can also be used as a relief method for defective products of the magnesium product 1.
[0043]
Next, the entire surface treatment layer 4 of the magnesium product 1 is removed by wet blasting of the present embodiment, and then the magnesium product 1 is melted and die-cast, or the magnesium product 1 is melted and cured to form a chip. A method for obtaining a magnesium alloy and forming a new magnesium product by thixomolding using the chip-like magnesium alloy will be described in detail with reference to FIG.
[0044]
First, the magnesium product 1 for disposal or the magnesium product 1 in which the formation of the surface treatment layer 4 was poor in the manufacturing process is subjected to wet blasting to remove the
[0045]
Subsequently, the magnesium product 1 is washed with water, and the abrasive grains and liquid of the spray material 5 remaining on the surface of the magnesium product 1 are removed.
[0046]
Subsequently, the magnesium product 1 is dried to remove moisture formed on the surface of the magnesium product 1.
[0047]
Thereafter, the magnesium product 1 is melted and die-casted, or the magnesium product 1 is melted and cured to obtain a chip-shaped magnesium alloy, and thixomolding is performed using the chip-shaped magnesium alloy. Form a product.
[0048]
In addition, this method can also be used as a relief method for defective products of the magnesium product 1. That is, by removing only the coating layer 3 of the magnesium product 1 by wet blasting, the magnesium product 1 can be put into a state where it can be painted again.
[0049]
By adopting wet blasting as a means for removing the surface treatment layer 4 of the magnesium product 1 as described above, the following effects can be obtained.
[0050]
(1) Since a liquid film is formed on the abrasive grains in the spray material 5, the surface area of the abrasive grains increases, and the liquid and the abrasive grains become particles due to expansion of air (compressed air). Since it abuts on the magnesium product 1, when compared with the shot blast treatment, a high cutting force can be exhibited with a low spray force, and the surface treatment layer 4 can be removed in a short time.
[0051]
(2) In the shot blasting process, the scraped surface treatment layer 4 and abrasive grains are generated and scattered as dust, but in the wet blasting process, the scraped surface treatment layer 4 and abrasive grains are in the liquid of the spray material 5. Since it is taken in promptly, there is no generation or scattering of dust, and there is no possibility of dust explosion because no dust is generated even if part of the magnesium alloy is shaved. Further, since the shaved surface treatment layer 4 and the abrasive grains are satisfactorily removed from the surface of the magnesium product 1 by the liquid in the spray material 5, the spray material 5 is always in good contact with the surface of the magnesium product 1. As a result, the wet blasting process proceeds well and product defects can be prevented.
[0052]
(3) Since the surface-treated layer 4 and abrasive grains that have been shaved through the liquid are handled, a simple collection device that collects the surface-treated layer 4 and abrasive grains that have been shaved (for example, scatters). Liquid grains (such as those that use free fall of the ground surface treatment layer 4 and abrasive grains) can be used, and the work site can be made clean.
[0053]
(4) The surface of the magnesium product 1 can be formed on the surface of the magnesium product 1 (the surface of the magnesium alloy portion 6) after the surface treatment layer 4 is removed by the contact of the spray material 5. Is in a state in which the chemical
[0054]
(5) The processing heat is well eliminated by the liquid in the propellant 5, and the surface treatment layer 4 can be shaved with the propellant 5 under certain conditions. Therefore, the surface of the magnesium product 1 (or the surface treatment layer 4 of the magnesium product 1) is in a uniform state, and the chemical
[0055]
(6) Chemical treatment using chemicals or shot blasting treatment changes the processing state due to changes in processing conditions that are difficult to control temperature, humidity, etc., but wet blasting treatment has little effect on temperature, humidity, etc. Therefore, the surface treatment layer 4 can be removed with good reproducibility by setting the spraying time of the spraying material 5, the type of abrasive grains contained in the spraying material 5, the abrasive grain concentration, the air pressure, and the like.
[0056]
(7) When a liquid such as water is brought into contact with the magnesium alloy, the magnesium alloy has high reactivity, and thus there has been a problem such as the possibility of generating hydrogen and the formation of a hydroxide film. However, since the pH of the liquid is optimally set in this embodiment, there is no possibility that such a problem will occur.
[0057]
Since the present embodiment is as described above, the surface treatment layer 4 such as the chemical
[0058]
In particular, in the past, there was almost no means for repairing defective products of the surface treatment of the magnesium product 1, but according to the present embodiment, the surface treatment layer 4 can be easily and satisfactorily removed simply by performing the wet blast treatment. It is possible to obtain a magnesium product 1 provided with a good surface treatment layer 4 by performing a chemical conversion treatment or a coating treatment again. .
[0059]
In addition, since the pH of the liquid is set optimally, there is no risk of hydrogen generation or the formation of a hydroxide film. Product processing method.
[0060]
In addition, since the wet blasting process is also a pretreatment for the chemical conversion treatment as it is, the recycling process can be further simplified, and the magnesium product processing method can be further improved in practicality, workability, and cost. .
[0061]
In particular, the defect rate of the chemical conversion treatment when the wet blast treatment is performed as a pretreatment of the chemical conversion treatment is as low as about 1% (in the conventional chemical conversion treatment illustrated in FIG. 1, the processing result immediately varies depending on the temperature condition and the like. Therefore, the defect rate is about 10%.) The chemical
[0062]
In addition, unlike chemical removal methods, no harmful chemicals are used, so the burden of waste liquid treatment is reduced and the magnesium treatment method is more practical.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a flowchart showing a conventional chemical conversion process.
FIG. 2 is a flowchart showing processing steps of the present embodiment.
FIG. 3 is a flowchart showing another example of processing steps of the present embodiment.
FIG. 4 is an explanatory perspective view of the present embodiment.
FIG. 5 is an explanatory cross-sectional view of the magnesium product 1 of the present example.
[Explanation of symbols]
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