JP4177278B2 - 量子化ステップサイズ変更方法、量子化ステップサイズ変更装置、量子化ステップサイズ変更プログラムおよびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

量子化ステップサイズ変更方法、量子化ステップサイズ変更装置、量子化ステップサイズ変更プログラムおよびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、視覚特性を考慮して符号化対象ブロックの量子化ステップサイズを変更する量子化ステップサイズ変更方法およびその装置と、その量子化ステップサイズ変更方法の実現に用いられる量子化ステップサイズ変更プログラムおよびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体とに関する。
MPEG−2などの映像符号化方式では、画像をブロックに分割し、ブロック単位に割り当て符号量を変更できる。この割り当て符号量は、量子化ステップサイズにより制御される。割り当て符号量を増加する場合には、量子化ステップサイズを小さくし、逆に、割り当て符号量を減少させる場合には、量子化ステップサイズを大きくする。
MPEG−2テストモデル(例えば、非特許文献1参照)では、効率よく符号量を割り当てるために、人間の視覚特性を考慮した符号量割り当てを行う仕組みが採用されている。
この方法は、人間の歪に対する感度差を利用した方法で、輝度変化が少ない場所(以下、平坦部と称する)では歪が目立ちやすく、輝度変化の多い場所(以下、テクスチャ部と称する)では歪が目立ちにくい特性を利用するものであり、平坦部およびテクスチャ部を判別するための特徴量として、符号化対象ブロックにおける輝度信号の分散を用い、それに基づいて量子化ステップサイズを変更するようにしている。
しかし、単純に分散で比較した場合、平坦部とテクスチャ部、もしくは、平坦部と平坦部の境界がブロック内に存在した場合、その分散は、単なる平坦部に比べて大きくなる。このため、このまま、量子化ステップサイズを大きくすると、エッジ部での歪が目立つことになる。
そこで、MPEG−2テストモデルでは、符号化対象となる16画素×16画素のブロックを8画素×8画素の小ブロックに4分割し、その分割した小ブロックごとの分散を求めて、それらの4つの分散の内の最小の分散を符号化対象ブロックの分散としている。このような方法によれば、エッジ部でも平坦領域が存在すれば、分散が小さくなり、細かく量子化されることになる。
なお、以下では、例えば、16画素×16画素のブロックを16×16ブロックのように略記することがある。
図7に、MPEG−2テストモデルにおける従来の量子化ステップサイズ算出処理のフローチャートを示す。
このフローチャートに示すように、従来では、まず最初に、ステップ100で示すように、符号化対象ブロックを8×8の小ブロックに4分割して、下記の式に従って、分割した小ブロックごとの分散var0,var1,var2,var3 を算出する。ここで、この式中に示すs(m,n) は、画素位置(m,n) の画素信号を示している。
Figure 0004177278
続いて、ステップ101で示すように、この算出した4つの分散var0,var1,var2,var3 の最小値を特定することで、下記の式で定義されるアクティビティact を算出する。
Figure 0004177278
続いて、ステップ102に示すように、下記の式に従って、量子化ステップサイズの変動量Nact を算出する。ここで、この式中に示す actavg は、直前の符号化済みフレームのアクティビティの平均値である。
Figure 0004177278
続いて、ステップ103に示すように、量子化制御等で算出された基本の量子化ステップサイズQP0 と、この求めた変動量Nact との積
QP=QP0 ×Nact
に従って、符号化対象ブロックの量子化ステップサイズQPを算出する。
このようにして、従来では、符号化対象となる16画素×16画素のブロックを8画素×8画素の小ブロックに4分割し、その分割した小ブロックごとの分散を求めて、それらの4つの分散の内の最小の分散を符号化対象ブロックの分散とすることで、視覚特性を考慮した量子化制御を実現しているのである。
MPEG−2テストモデル:MPEG-2, Test Model 5(TM5), Doc.ISO/IEC JTC1/SC29/WG11/N0400, Test Model Editing Committee, Apr.1993.
確かに、従来技術によると、視覚特性を利用した効率的な符号量割り当てが可能である。
しかしながら、従来技術を利用するには、小ブロックごとに分散を求めなければならない。このため、演算コストや画像情報参照のためのメモリアクセスコストが増加するという問題がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、演算コストや画像情報参照のためのメモリアクセスコストを抑えつつ、視覚特性を考慮した量子化制御を実現できるようにする新たな量子化ステップサイズ変更技術の提供を目的とする。
この目的を達成するために、本発明の量子化ステップサイズ変更装置は、演算コストや画像情報参照のためのメモリアクセスコストを抑えつつ、視覚特性を考慮した量子化制御を実現できるようにするために、(1)予測符号化モードの決定処理を行い、そのモード決定時に符号化対象ブロックから分割される小ブロック毎に算出した予測残差信号電力を記憶手段に蓄積する実行手段と、(2)記憶手段に蓄積される予測残差信号電力に基づいて、小ブロック毎に算出した予測残差信号電力の中の最小値を符号化対象ブロックの特徴量として推定する推定手段と、(3)推定手段の推定した特徴量に基づいて、符号化対象ブロックの量子化ステップサイズの変動量を算出する算出手段と、(4)算出手段の算出した変動量に基づいて、符号化対象ブロックの量子化ステップサイズを変更する変更手段とを備えるように構成する。
この構成を採るときにあって、過去または現符号化フレームの予測残差信号電力の統計量(平均値、中央値、最頻値など)を算出する算出手段を備えることがあり、この場合、変更手段は、この算出手段の算出した統計量に基づいて、量子化ステップサイズの最大変動量を制御することになる。
以上の各処理手段が動作することで実現される本発明の量子化ステップサイズ変更方法はコンピュータプログラムで実現できるものであり、このコンピュータプログラムは、半導体メモリなどのような適当な記録媒体に記録して提供されたり、ネットワークを介して提供され、本発明を実施する際にインストールされてCPUなどの制御手段上で動作することにより本発明を実現することになる。
このように構成される本発明の量子化ステップサイズ変更装置は、符号化対象ブロックが与えられると、先ず最初に、予測符号化モードの決定処理を行い、そのモード決定時に符号化対象ブロックから分割される小ブロック毎に算出した予測残差信号電力を記憶手段に蓄積する。
この予測符号化モードの決定にあたって、符号化対象ブロックが予測単位となる場合の予測符号化モードを評価するときには、符号化対象ブロックを小ブロックに分割して、それらの小ブロック毎に予測残差信号電力を算出し、それらの予測残差信号電力の和に基づいて予測符号化モードを評価する。
これから、このときに算出した小ブロック毎の予測残差信号電力を記憶手段に蓄積するのである。
一方、符号化対象ブロックに含まれるブロックが予測単位となる場合の予測符号化モードを評価するときには、符号化対象ブロックを小ブロックに分割し、さらに、各小ブロックを予測符号化モードの単位となるブロックに分割して、それらのブロック毎に予測残差信号電力を算出して予測符号化モードを評価するとともに、それらの予測残差信号電力の和を算出することで各小ブロックの予測残差信号電力を算出する。
これから、このときに算出した小ブロック毎の予測残差信号電力を記憶手段に蓄積するのである。
このとき、予測符号化モードの予測単位となるブロックの予測残差信号電力については、変動処理以前の量子化ステップサイズを使って復号画像を生成し、それを予測信号として用いて算出したり(ただし、符号化処理については、変動後の量子化ステップサイズを用いることになる)、原画像を予測信号として用いて算出することになる。
ここで、符号化対象ブロックを分割する小ブロック毎に予測残差信号電力を算出するようにしているのは、MPEG−2テストモデルにおける従来の量子化ステップサイズ算出処理に合わせるためである。
本発明の量子化ステップサイズ変更装置は、これらの評価に基づいて、予測符号化モードを決定することになるが、その決定した予測符号化モードについて求めた小ブロック毎の予測残差信号電力を記憶手段に蓄積しておくのである。
続いて、本発明の量子化ステップサイズ変更装置は、記憶手段に蓄積される予測残差信号電力が輝度値の分散に相当する値を示していることに着目して、記憶手段に蓄積される小ブロック毎に算出した予測残差信号電力の中の最小値を符号化対象ブロックの特徴量として推定することで、符号化対象ブロックの特徴量を推定する。
ここで、符号化対象ブロックを構成する小ブロックの予測残差信号電力の中の最小値を符号化対象ブロックの特徴量として推定するようにしているのは、MPEG−2テストモデルにおける従来の量子化ステップサイズ算出処理に合わせるためである。
続いて、本発明の量子化ステップサイズ変更装置は、推定した特徴量に基づいて、符号化対象ブロックの量子化ステップサイズの変動量を算出し、その変動量に基づいて、符号化対象ブロックの量子化ステップサイズを変更する。
本発明によれば、フレーム内符号化モード決定の際に算出した予測残差信号電力を利用することで、量子化ステップサイズを変更できるようになり、輝度値の分散を求める必要がないことから、演算コストやメモリアクセスコストを抑えつつ、視覚特性を考慮した量子化制御を実現できるようになる。
また、本発明によれば、この実現にあたって、予測残差信号電力による輝度値の分散の推定が困難な場合でも、量子化ステップサイズの変動量を抑制することで、誤った量子化ステップサイズの設定を防止できるようになる。
以下、実施の形態に従って本発明を詳細に説明する。
本発明は、量子化ステップサイズの変動量の計算コスト等を削減するため、ITU-T H.264 (以下、H.264と略記する)のようなフレーム内符号化モードの決定において算出した予測残差信号電力から、符号化対象ブロックの分散を推定し、量子化ステップサイズの変動量Nact を算出するという構成を採ることを特徴とする。
図1に、本発明のフローチャートを示す。
このフローチャートに示すように、本発明では、符号化対象ブロックが与えられると、まず最初に、ステップ10で示すように、通常の符号化処理の一部として実行されるフレーム内符号化モード決定時に算出した予測残差信号電力をメモリに蓄積しておく。
すなわち、符号化対象ブロックが与えられると、予測残差信号電力を算出し、それに基づいて予測符号化モードを決定するときに、その決定した予測符号化モードについて算出した予測残差信号電力をメモリに蓄積しておくのである。
続いて、ステップ11で示すように、この蓄積した予測残差信号電力に基づいて、従来技術のアクティビティact に相当するアクティビティを算出する。
続いて、ステップ12で示すように、この算出したアクティビティに基づいて、量子化ステップサイズの変動量Nact を算出する。
続いて、ステップ13で示すように、この算出した量子化ステップサイズの変動量Nact と、ベースとなる量子化ステップサイズ(上述したQP0 )との乗算値から、符号化対象ブロックの量子化ステップサイズを算出する。
そして、本発明では、このようにして算出した量子化ステップサイズを用いて、符号化対象ブロックの符号化処理を行うことになる。
H.264では、フレーム内符号化を行う際、符号化対象ブロックの既符号化近傍ブロックの情報から予測信号を生成し、予測残差を符号化している。フレーム内符号化は、同一フレーム内の符号化済み画像信号から、符号化対象ブロックの画像信号を予測する方法である。
H.264では、予測を行う単位(以下、予測単位と称する)を4×4ブロックまたは16×16ブロックとして、フレーム内予測を行うようにしている。
ここで、16×16ブロックを予測単位とする場合には、図2に示すように、垂直方向予測モード、水平方向予測モード、DC予測モード、Plane予測モードという4種類の予測符号化モードを定義している。一方、4×4ブロックを予測単位とする場合には、図3に示すように、8種類の予測方向で定義される予測モードとDC予測モードとで構成される8種類の予測符号化モードを定義している。
H.264では、予測単位および予測モードを決定する際に、各モードでの予測残差信号電力およびオーバヘッド部の符号量(どのような形式で符号化を行ったのかを示す情報を符号化したもので、可変長符号化される)を考慮して、最適なフレーム内符号化モード(予測符号化モード)を決定する。
このとき、予測残差信号電力は、符号化対象ブロックの信号s(i,j) と予測信号p(i,j) との距離で求める。16×16画素のブロックでは、予測残差信号電力Dは次式より求めることができる。ここで、d(x,y) は距離の評価関数である。
Figure 0004177278
例えば、差分絶対値和(SAD:Sum of Absolute Difference) であれば、上式は次式に示すものとなる。
Figure 0004177278
この式の右辺に現れる予測信号p(i,j) は、図2や図3に示したDC予測モードの場合、一定値となる。このことから分かるように、予測残差信号電力は、符号化対象ブロックの分散を推定する性質を有している。
この点に着目して、本発明では、量子化ステップサイズの変動量Nact の計算コスト等を削減するため、H.264のようなフレーム内符号化モード決定の際に算出した予測残差信号電力から、符号化対象ブロックの分散を推定し、量子化ステップサイズの変動量Nact を算出するという構成を採るのである。
さらに、本発明では、この量子化ステップサイズの変動量Nact を算出するにあたって、符号化対象ブロックを4つの小ブロック(後述する図6(a)に示すPart 0〜3)に分割し、各小ブロックの予測残差信号電力Di (i=0,1,2,3) から推定する。これにより、MPEG−2テストモデルの量子化ステップサイズ変動量算出方法に近い形で推定が可能となり、推定精度を向上できることになる。
本発明では、予測残差信号電力から量子化ステップサイズの変動量Nact を算出するという構成を採る。これは、符号化対象ブロック内の符号化済み小ブロックの復号画像を予測信号として用いることができないことを意味する。復号画像を得ることができるということは、既に量子化ステップサイズ(符号化対象ブロックを単位にして決められるもので、本発明で求めようとするもの)が決められていなくてはならないからである。
H.264の16×16ブロックのフレーム内予測については、図3から分かるように、符号化対象ブロックの外にあるA〜L,Oの復号画像を予測画像として用いることから、この問題は起こらないものの、H.264の4×4ブロックのフレーム内予測については、符号化対象ブロック内の符号化済み4×4ブロックの復号画像を予測信号とすることから、この問題が起こることになる。
例えば、図3の4×4ブロックfは、同一符号化対象ブロック内の4×4ブロックa〜eの復号画像を予測信号とする。このことは、4×4ブロック予測で予測方向を決定する際に、符号化対象ブロックの量子化ステップサイズ(本発明で求めようとするもの)が既知である必要がある。したがって、このままでは、量子化ステップサイズを予測符号化モード決定時の予測残差信号電力から決定するという本発明を実現することは不可能である。
そこで、本発明では、4×4ブロック予測については、以下の2通りのいずれかの方法を用いることで、量子化ステップサイズを予測符号化モード決定時の予測残差信号電力から決定できるようにする。
第1の方法は、予測符号化モードの決定を原画像で行うという方法を用いる。予測符号化モードの決定を復号画像ではなく、原画像で行うのである。
第2の方法は、予測符号化モードの決定を変動前の量子化ステップサイズ(上述したQP0 )を用いて行うという方法を用いる。最終的な復号画像とは異なるが、原画像を利用する場合に比べ、より復号画像に近い信号を利用できる。
この2つの方法のいずれかの方法を用いることで、本発明では、4×4ブロックの予測符号化モードの決定を、量子化ステップサイズの変動量Nact の決定前に実行できることになる。
ところで、テクスチャ部でも予測効率が高い場合、すなわち、フレーム全体で予測残差信号電力が小さくなる場合、予測残差信号電力と輝度信号の分散との相関が低下する。この場合には、量子化ステップサイズの変動量Nact を小さくする必要がある。
そこで、本発明では、予測残差信号電力の統計量(平均値、中央値、最頻値など)が小さい場合には、量子化ステップサイズの変動量Nact を小さくするようにしている。
以下、実施例に従って本発明を詳細に説明する。
本実施例では、予測残差信号電力を差分絶対値和としている。符号化対象ブロックのブロックサイズは16×16画素とし、H.264と同様、予測単位は4×4ブロックと16×16ブロックから選択する。
また、本実施例では、予測残差信号電力の統計量として平均値を用いて、量子化ステップサイズの変動量の変動度合いMを決定する。アクティビティの平均値Actavg および予測残差信号電力の平均値SADavg は、直前に符号化済みフレームの値を利用する。
さらに、本実施例では、符号化対象ブロックを4つの8×8画素の小ブロック分割し、各小ブロック毎に算出される差分絶対値和から量子化ステップサイズの変動量Nact を決定する。ベースとなる量子化ステップサイズQPfrについてはフレーム内で一定とし、4×4ブロックの予測方向は、この量子化ステップサイズQPfrを利用して決定する。
図4に、本発明を具備する量子化ステップサイズ変更装置1の装置構成の一実施例を図示する。
この図に示すように、本発明の量子化ステップサイズ変更装置1は、予測符号化モード決定部10と、小ブロック予測残差信号電力算出部11と、アクティビティ算出部12と、量子化ステップサイズ変動量算出部13と、量子化ステップサイズ算出部14とを備える。
この予測符号化モード決定部10は、予測残差信号電力算出部100とモード決定部101と記憶部102とを備えて、符号化対象ブロックが与えられると、予測残差信号電力を算出し、それに基づいて予測符号化モードを決定して、その決定した予測符号化モードについて算出した予測残差信号電力を記憶部102に蓄積する処理を実行する。
小ブロック予測残差信号電力算出部11は、記憶部102に蓄積される予測残差信号電力を参照して、符号化対象ブロックを4分割した各4×4ブロックの持つ予測残差信号電力を算出する。
アクティビティ算出部12は、小ブロック予測残差信号電力算出部11の算出した各4×4ブロックの持つ予測残差信号電力に基づいて、符号化対象ブロックのアクティビティを算出する。
量子化ステップサイズ変動量算出部13は、アクティビティ算出部12の算出したアクティビティに基づいて、符号化対象ブロックの量子化ステップサイズの変動量Nact を算出する。
量子化ステップサイズ算出部14は、ベースとなる量子化ステップサイズQPfrと、量子化ステップサイズ変動量算出部13の算出した量子化ステップサイズの変動量Nact とを乗算することで、符号化対象ブロックの量子化ステップサイズを算出する。
図5に、このように構成される本発明の量子化ステップサイズ変更装置1の実行するフローチャートを図示する。
次に、このフローチャートに従って、本発明の量子化ステップサイズ変更装置1の実行する処理について詳細に説明する。
本発明の量子化ステップサイズ変更装置1は、符号化対象ブロックが与えられると、まず最初に、ステップ20で、予測残差信号電力を算出する。
このとき、予測単位が16×16ブロックの場合には、図6(a)に示すように、16×16ブロックの符号化対象ブロックを4つの8×8ブロックに分割して、各8×8ブロック毎に予測残差信号電力を算出する。一方、予測単位が4×4ブロックの場合には、図6(b)に示すように、16×16ブロックの符号化対象ブロックを4つの8×8ブロックに分割し、さらに、これらの各8×8ブロックを4つの4×4ブロックに分割して、各4×4ブロック毎に予測残差信号電力を算出する。
続いて、ステップ21で、算出した予測残差信号電力に基づいて、予測符号化モードを決定する。このとき、その決定した予測符号化モードについて算出した予測残差信号電力を記憶部102に記録しておく。
続いて、ステップ22で、その決定した予測符号化モードの予測単位が16×16ブロックであるのか否かを判断する。
この判断処理に従って、決定した予測符号化モードの予測単位が16×16ブロックであることを判断するときには、ステップ23に進んで、8×8ブロック毎に算出した予測残差信号電力を、そのまま符号化対象ブロックの持つ4つの予測残差信号電力として特定する。
すなわち、予測単位が16×16ブロックの場合には、図6(a)に示すように、符号化対象ブロックを4つの8×8ブロック(Part A〜D)に分割して、各8×8ブロック毎に、次式に示す予測残差信号電力SAD0 〜SAD3 を算出するので、それをそのまま符号化対象ブロックの持つ4つの予測残差信号電力として特定するのである。
Figure 0004177278
ここで、s(i,j) は符号化対象ブロック内の位置(i,j) の画素値、p(i,j) はその位置(i,j) における予測値である。このように、16×16ブロックサイズでの各小ブロックの予測残差信号電力については、フレーム内符号化モード決定時に4つの小ブロックに分割して求めておくことから、改めて算出する必要はない。
一方、ステップ22の判断処理に従って、決定した予測符号化モードの予測単位が4×4ブロックであることを判断するときには、ステップ24に進んで、4×4ブロック毎に算出した予測残差信号電力の4つの和を算出することで、8×8ブロック毎の予測残差信号電力を得て、それを符号化対象ブロックの持つ4つの予測残差信号電力として特定する。
すなわち、予測単位が4×4ブロックの場合には、図6(b)に示すように、符号化対象ブロックを4つの8×8ブロック(Part A〜D)に分割し、さらに、これらの各8×8ブロックを4つの4×4ブロック(Blocka〜p)に分割して、各4×4ブロック毎に予測残差信号電力を算出するので、次式に示すように、それらの予測残差信号電力の4つの和を算出することで、8×8ブロック毎の予測残差信号電力SAD0 〜SAD3 を得て、それを符号化対象ブロックの持つ4つの予測残差信号電力として特定するのである。
Figure 0004177278
続いて、ステップ25で、このようにして算出した4つの予測残差信号電力SAD0 〜SAD3 に基づいて、次式に従ってアクティビティact を算出する。
Figure 0004177278
続いて、ステップ26で、この算出したアクティビティact と、直前のフレーム(もしくは現フレーム)のアクティビティの平均値Actavg とから、次式に従って量子化ステップサイブの変動量Nact を算出する。
Figure 0004177278
ここで、Mは、直前に符号化済みフレームの予測残差信号電力の平均値SADavg を使い、次式に従って算出される。
Figure 0004177278
このMの値については2を超えないように制限しているが、Mの最大値を2としているのは、ブロック間での量子化ステップサイズの急激な変動を抑えるためである。
続いて、ステップ27で、この算出した量子化ステップサイブの変動量Nact と、量子化制御等で算出された基本の量子化ステップサイズQPfrとの積
QP=QPfr×Nact
に従って、実際に量子化に用いる符号化対象ブロックの量子化ステップサイズQPを算出する。
そして、この後、このようにして算出した量子化ステップサイズQPを用いて、符号化対象ブロックの符号化処理が行われることになる。
以上に説明した実施例では、フレーム内符号化に関してのみ記述しているが、フレーム間予測を行う場合でも、予測符号化モードの決定を実施する場合は、フレーム内での予測残差信号電力を算出するため、本発明が利用できる。
また、アクティビティの平均値Actavg および予測残差信号電力の平均値SADavg は、直前に符号化済みフレームのアクティビティの平均値としているが、現符号化対象フレームの値を利用することも可能である。
また、符号化対象フレームの全ブロックについて、最初に予測符号化モードの決定を行うことでも実現可能である。
本発明のフローチャートである。 予測符号化モードの説明図である。 予測符号化モードの説明図である。 本発明の量子化ステップサイズ変更装置の装置構成の一実施例である。 本発明の量子化ステップサイズ変更装置の実行するフローチャートである。 本発明の処理の説明図である。 従来の量子化ステップサイズ算出処理のフローチャートである。
符号の説明
1 量子化ステップサイズ変更装置
10 予測符号化モード決定部
11 小ブロック予測残差信号電力算出部
12 アクティビティ算出部
13 量子化ステップサイズ変動量算出部
14 量子化ステップサイズ算出部
100 予測残差信号電力算出部
101 モード決定部
102 記憶部

Claims (10)

  1. 視覚特性を考慮して符号化対象ブロックの量子化ステップサイズを変更する量子化ステップサイズ変更方法であって、
    予測符号化モードの決定処理を行い、そのモード決定時に符号化対象ブロックから分割される小ブロック毎に算出した予測残差信号電力を記憶手段に蓄積する第1の過程と、
    上記記憶手段に蓄積される予測残差信号電力に基づいて、上記小ブロック毎に算出した予測残差信号電力の中の最小値を符号化対象ブロックの特徴量として推定する第2の過程と、
    上記推定した特徴量に基づいて、符号化対象ブロックの量子化ステップサイズの変動量を算出する第3の過程と、
    上記変動量に基づいて、符号化対象ブロックの量子化ステップサイズを変更する第4の過程とを備えることを、
    特徴とする量子化ステップサイズ変更方法。
  2. 請求項に記載の量子化ステップサイズ変更方法において、
    上記第1の過程では、予測符号化モードを決定するにあたって、符号化対象ブロックが予測単位となる場合の予測符号化モードを評価するときには、符号化対象ブロックを小ブロックに分割して、それらの小ブロック毎に予測残差信号電力を算出し、それらの予測残差信号電力の和に基づいて予測符号化モードを評価することを、
    特徴とする量子化ステップサイズ変更方法。
  3. 請求項に記載の量子化ステップサイズ変更方法において、
    上記第1の過程では、予測符号化モードを決定するにあたって、符号化対象ブロックに含まれるブロックが予測単位となる場合の予測符号化モードを評価するときには、符号化対象ブロックを小ブロックに分割し、さらに、各小ブロックを予測符号化モードの単位となるブロックに分割して、それらのブロック毎に予測残差信号電力を算出して予測符号化モードを評価するとともに、それらの予測残差信号電力の和を算出することで各小ブロックの予測残差信号電力を算出することを、
    特徴とする量子化ステップサイズ変更方法。
  4. 請求項に記載の量子化ステップサイズ変更方法において、
    上記第1の過程では、変動処理以前の量子化ステップサイズを使って復号画像を生成し、それを予測信号として用いて、予測符号化モードの単位となるブロックの予測残差信号電力を算出することを、
    特徴とする量子化ステップサイズ変更方法。
  5. 請求項に記載の量子化ステップサイズ変更方法において、
    上記第1の過程では、原画像を予測信号として用いて、予測符号化モードの単位となるブロックの予測残差信号電力を算出することを、
    特徴とする量子化ステップサイズ変更方法。
  6. 請求項に記載の量子化ステップサイズ変更方法において、
    上記第1の過程では、予測符号化モードを決定するにあたって、(i)符号化対象ブロックが予測単位となる場合の予測符号化モードを評価するときには、符号化対象ブロックを小ブロックに分割して、それらの小ブロック毎に予測残差信号電力を算出し、それらの予測残差信号電力の和に基づいて予測符号化モードを評価し、(ii)符号化対象ブロックに含まれるブロックが予測単位となる場合の予測符号化モードを評価するときには、符号化対象ブロックを小ブロックに分割し、さらに、各小ブロックを予測符号化モードの単位となるブロックに分割して、それらのブロック毎に予測残差信号電力を算出して予測符号化モードを評価するとともに、それらの予測残差信号電力の和を算出することで各小ブロックの予測残差信号電力を算出することを、
    特徴とする量子化ステップサイズ変更方法。
  7. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の量子化ステップサイズ変更方法において、
    過去または現符号化フレームの予測残差信号電力の統計量を算出する第5の過程を備え、
    上記第4の過程では、上記統計量に基づいて、量子化ステップサイズの最大変動量を制御することを、
    特徴とする量子化ステップサイズ変更方法。
  8. 視覚特性を考慮して符号化対象ブロックの量子化ステップサイズを変更する量子化ステップサイズ変更装置であって、
    予測符号化モードの決定処理を行い、そのモード決定時に符号化対象ブロックから分割される小ブロック毎に算出した予測残差信号電力を記憶手段に蓄積する実行手段と、
    上記記憶手段に蓄積される予測残差信号電力に基づいて、上記小ブロック毎に算出した予測残差信号電力の中の最小値を符号化対象ブロックの特徴量として推定する推定手段と、
    上記推定手段の推定した特徴量に基づいて、符号化対象ブロックの量子化ステップサイズの変動量を算出する算出手段と、
    上記算出手段の算出した変動量に基づいて、符号化対象ブロックの量子化ステップサイズを変更する変更手段とを備えることを、
    特徴とする量子化ステップサイズ変更装置。
  9. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の量子化ステップサイズ変更方法の実現に用いられる処理をコンピュータに実行させるための量子化ステップサイズ変更プログラム。
  10. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の量子化ステップサイズ変更方法の実現に用いられる処理をコンピュータに実行させるための量子化ステップサイズ変更プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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