JP4171367B2 - Dishwasher filter and dishwasher - Google Patents
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- A47L15/4206—Tubular filters
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、洗浄タンク内に収容された食器に向けて洗浄水を噴射することにより食器を洗浄することができる食器洗い機に関し、特に、洗浄タンク内に収容された食器から分離した残菜を捕獲するための食器洗い機用フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、食器洗い機は、洗浄タンク内に溜めた水に専用洗剤を混ぜ合わせることにより洗浄水を生成し、その洗浄水を食器に向けて噴射することにより食器を洗浄することができるようになっている(たとえば、特許文献1参照)。洗浄タンク内には複数のノズルが配置されており、洗浄タンク内に溜められた洗浄水は、洗浄ポンプにより吸い込まれて複数のノズルから食器に向けて噴射される。そして、噴射された洗浄水は洗浄タンク内に溜まり、再び複数のノズルから食器に向けて噴射される。
【0003】
食器洗い機では、複数のノズルから勢いよく洗浄水を噴射させるとともに、洗浄タンク内の洗浄水を上記のように循環させて使用するため、食器を手洗いする場合よりも洗剤が泡立ちやすい。特に、食器を一度手洗いした後に食器洗い機で洗浄する場合のように、食器に付着している汚れが少ない場合には、洗剤がさらに泡立ちやすく、洗浄タンク内に大量の泡が生じるおそれがある。洗浄タンク内で泡が大量に発生すると、洗浄性能が低下したり、機外に泡が漏れたりするなどの問題が生じるため、専用洗剤は、手洗い時に使用する一般の台所洗剤よりも泡立ちにくくなっている。
【0004】
洗浄タンクの底部には、洗浄時に食器から分離した残菜を捕獲するための残菜フィルタが備えられている。残菜フィルタは、たとえば、洗浄タンクの底部に形成されたフィルタ収容部に載せられた状態で、着脱可能に配置される。食器の洗浄時には、残菜フィルタが配置されている高さよりも高い水位まで洗浄タンク内に洗浄水が溜められる。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−140919号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
専用洗剤をわざわざ用意するのは面倒であり、台所洗剤を使用して食器の洗浄を行うことができれば便利である。しかしながら、台所洗剤は専用洗剤よりも泡立ちやすいため、台所洗剤を用いて食器の洗浄を行った場合、洗浄タンク内に大量の泡が生じるおそれがある。洗浄タンク内に大量の泡が生じた状態で洗浄タンク内に給水が行われると、泡が残菜フィルタまで到達したときに、水による浮力と、水面に浮いている泡の浮力とによって、残菜フィルタが比較的大きく持ち上げられる場合がある。
【0007】
残菜フィルタが水と泡の浮力によって持ち上げられた場合でも、泡が徐々に残菜フィルタを通過するので、一定時間が経過すると残菜フィルタは元の位置まで下がる。しかしながら、残菜フィルタが大きく持ち上げられるので、残菜フィルタとフィルタ収容部との間に比較的大きな隙間が生じることとなる。残菜フィルタが持ち上げられる際には、残菜フィルタによって捕獲されていた残菜が一旦浮き上がるので、残菜フィルタが元の位置に戻るまでの間に、浮き上がった残菜が残菜フィルタとフィルタ収容部との隙間を通過してしまう。この場合、残菜が洗浄ポンプを介してノズルへと送られ、残菜が洗浄ポンプやノズルに詰まるおそれがあり、好ましくない。
【0008】
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、洗浄タンク内に生じた泡によって残菜フィルタ(食器洗い機用フィルタ)が持ち上げられるのを防止できる食器洗い機用フィルタおよび食器洗い機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
【0016】
この発明は、洗浄水が溜められる洗浄タンク(3)と、上記洗浄タンク内に収容された食器から分離した残菜を捕獲するためのフィルタ(37)と、上記洗浄タンク内の上記フィルタが配置されている高さの近傍の水位まで給水を行った後、一定時間だけ給水を停止し、その後に再び上記洗浄タンク内に給水を行う給水行程を実行可能な給水行程実行手段(84A,84B,81)とを含むことを特徴とする食器洗い機(1)である。
【0017】
この構成によれば、洗浄タンク内に大量の泡が生じた状態で洗浄タンク内に給水が行われた場合でも、泡がフィルタに到達した時点で給水が一旦停止されるので、水と泡の浮力によってフィルタが大きく持ち上げられるのを防止することができる。この状態で一定時間だけ給水が停止されることにより、泡が徐々にフィルタを通過するので、フィルタは元の位置まで下がることとなる。したがって、その後に再び洗浄タンク内に給水を行っても、フィルタが大きく持ち上げられるといったことがないので、持ち上げられたフィルタの隙間を残菜が通過してしまうのを防止できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。図1は、この発明の一実施形態に係る食器洗い機1を正面側から斜めに見た斜視図である。
図1を参照して、この食器洗い機1は、その外形が略直方体形状の筐体2により区画されている。筐体2は、左右方向の長さ(幅)に比べて前後方向の長さ(奥行き)が短く形成されている。
【0019】
筐体2の内部には、洗浄すべき食器を収容するための洗浄タンク3が配置されており、この洗浄タンク3の前面には開口4が形成されている(図2参照)。開口4は、筐体2に対して回動可能に取り付けられた2枚の扉(上扉5および下扉6)により覆うことができるようになっている。上扉5によって開口4の上半分程度を覆うことができ、下扉6によって開口4の下半分程度を覆うことができる。上扉5は手前上方に回動可能となっている一方、下扉6は手前下方に回動可能となっている。これらの上扉5および下扉6を閉じた状態では、開口4が覆われて、洗浄タンク3が水密に塞がれる。
【0020】
下扉6の上端部には、その左右方向の中央部に、当該下扉6を開く際にユーザが握るための把持部7が配置されている。ユーザは、把持部7を握って手前側に引くことにより、下扉6を手前下方に回動させることができる。上扉5は下扉6に連動して開閉するようになっていて、下扉6が手前下方に回動されると、それに連動して上扉5が手前上方に回動され、開口4が大きく開放される。
筐体2の前面下部には、この食器洗い機1における運転内容(運転コースなど)を設定したり、運転状況を表示したりするための操作表示パネル8が配置されている。
【0021】
図2は、食器洗い機1を前後方向に沿った鉛直面で切断したときの断面を右側から見た断面図である。また、図3は、上扉5および下扉6を取り外した状態で食器洗い機1を前方から見た正面図である。ただし、図3では、食器洗い機1の下部を省略して示している。
図2および図3を参照して、洗浄タンク3内には、洗浄すべき食器を保持するための2つの食器かご9(上かご9Aおよび下かご9B)が、上下方向に一定間隔を開けて配置されている。上かご9Aおよび下かご9Bは、それぞれ前後方向にスライド可能に配置されていて、上扉5および下扉6を開いた状態で開口4を介して手前側に引き出し、食器の出し入れを容易に行うことができるようになっている。
【0022】
下かご9Bの右側の部分(右端から3分の1程度の範囲)は、中皿や大皿などの比較的大きな皿を立てた状態で収容可能な大皿収容部10となっている。また、下かご9Bの中央部から左側にかけての部分(左端から3分の2程度の範囲)は、茶碗、汁椀およびどんぶりなどの碗物を、横にして立てた状態で収容可能な碗収容部11となっている。
上かご9Aの右側の部分(右端から3分の1程度の範囲)は、小鉢を収容するための小鉢収容部12となっている。また、上かご9Aの中央部から左側にかけての部分(左端から3分の2程度の範囲)は、コップや湯のみなどを収容するためのコップ収容部13となっている。小鉢収容部12には、前後2列にそれぞれ2個ずつ(計4個)の小鉢を左右に並べて収容可能となっており、コップ収容部13には、前後3列にそれぞれ4個ずつ(計12個)のコップを左右に並べて収容可能となっている。小鉢収容部12に収容される小鉢、およびコップ収容部13に収容されるコップや湯のみなどは、それぞれ開口が下方を向くようにしてセットされる。
【0023】
大皿収容部10に収容する大皿などは、碗収容部11に収容する茶碗などよりも上下方向の収容スペースを要する一方、小鉢収容部12に収容する小鉢は、コップ収容部13に収容するコップなどよりも上下方向の収容スペースを要しない。そこで、この実施形態では、小鉢収容部12を大皿収容部10の上方に配置し、コップ収容部13を碗収容部11の上方に配置するような構成とし、さらにコップ収容部13を小鉢収容部12よりも1段低く形成することにより、上かご9Aおよび下かご9Bに効率よく食器を収容できるようになっている。なお、上かご9Aおよび下かご9Bの周縁部などの空きスペースには、小皿を立てた状態で収容することができるようになっている。
【0024】
洗浄タンク3の左右内側面3Aの上部には、上かご9Aの左右側縁部と係合して前後方向にスライド可能に保持するための2対のレール14が、上下方向に一定間隔を空けて平行に配置されている(図2では、各対の左側のレール14だけが見えている。)。この構成によれば、上下に並ぶ2対のレール14のいずれに上かご9Aの左右側縁部を係合させるかによって、上かご9Aの高さを2段階に切り替えることができる。上かご9Aの左右側縁部を上側のレール14に係合させて、上かご9Aを高い方の位置に保持すれば、大皿収容部10の上方に比較的大きな空間を形成することができるので、特に大きな大皿であっても大皿収容部10に良好に収容することができる。
【0025】
図4は、食器洗い機1を前後方向に沿った水平面で切断したときの断面を上方から見た断面図であって、下扉6を開いた状態を示している。
図2〜図4を参照して、洗浄タンク3の底面3Bの手前側左部には、洗浄水を溜めておくための貯水部15が、一段低く形成されている。洗浄タンク3内には、たとえば、機外の給水設備や給湯設備から水道水を供給することができるようになっていて、洗浄タンク3内に供給された水道水は、貯水部15を含む洗浄タンク3の下部に溜まるようになっている。給水設備から洗浄タンク3内への水道水の供給、および給湯設備から洗浄タンク3内への水道水(湯)の供給は、給水バルブ84(図6参照)の開閉により行われる。給湯設備から給水バルブ84を介して洗浄タンク3内に湯を供給する場合には、たとえば操作表示パネル8の操作によってその旨の設定を行う。食器の洗浄に使用する洗浄水は、洗浄タンク3内に洗剤を投入することにより、その洗剤が洗浄タンク3内に供給された水道水と混ぜ合わされて生成される。
【0026】
洗浄タンク3内に溜められた洗浄水(または水道水)の水位は、洗浄タンク3の後方下部に配置された水位センサ16(圧力センサ)によって検知される。貯水部15にはエアトラップ17が連通していて、このエアトラップ17と水位センサ16とがエアホース18で接続されている。このような構成によれば、洗浄タンク3内の水位の変化に応じてエアトラップ17内の空気の圧力が変化するので、このエアトラップ17内の空気の圧力の変化を水位センサ16で検知することにより、洗浄タンク3内に溜められた洗浄水の水位を検知することができる。
【0027】
下扉6の内面(閉じた状態で洗浄タンク3側となる面)には、そのほぼ中央部に専用洗剤(通常は粉末)を収容するための凹部(専用洗剤収容部19A)が形成されていて、この専用洗剤収容部19Aの左側に台所洗剤(通常は液体)を収容するための凹部(台所洗剤収容部19B)が形成されている(図4参照)。この食器洗い機1では、専用洗剤収容部19Aに専用洗剤を収容し、その専用洗剤を洗浄タンク3内に供給された水道水と混ぜ合わせて食器の洗浄を行うコース(専用洗剤コース)や、台所洗剤収容部19Bに台所洗剤を収容し、その台所洗剤を洗浄タンク3内に供給された水道水と混ぜ合わせて食器の洗浄を行うコース(台所洗剤コース)などの各種運転コースを実行可能である。
【0028】
専用洗剤収容部19Aおよび台所洗剤収容部19Bは、それぞれ異なる形状で形成されている。すなわち、専用洗剤収容部19Aは平面視で略長方形に形成されている一方、台所洗剤収容部19Bは平面視で略円形に形成されている。下扉6を開いた状態では、専用洗剤収容部19Aおよび台所洗剤収容部19Bの開口がそれぞれ上を向いた状態となり、専用洗剤および台所洗剤を収容することが可能になる。専用洗剤収容部19Aに専用洗剤を収容した後、または台所洗剤収容部19Bに台所洗剤を収容した後、下扉6を閉じると、専用洗剤収容部19Aに収容されている専用洗剤または台所洗剤収容部19Bに収容されている台所洗剤が洗浄タンク3内に落下し、洗浄タンク3内に供給される水道水と混ぜ合わせられる。
【0029】
台所洗剤コースで食器の洗浄を行う場合、使用する台所洗剤の量は、5ml程度が好ましい。台所洗剤には、中性、弱アルカリ性および弱酸性のものがあるが、洗剤量を5ml程度にすれば、いずれの種類の台所洗剤を使用した場合でも、食器を十分に洗浄することができる。
洗浄タンク3の下方(貯水部15の後方)には、食器の洗浄時に洗浄タンク3内の洗浄水を循環させたり、洗浄タンク3内の洗浄水を排水したりするための洗浄兼排水ポンプ20が配置されている。図2においては図示しないが、洗浄兼排水ポンプ20は、その内部が洗浄ポンプ室と排水ポンプ室とに区画されていて、洗浄ポンプ室および排水ポンプ室には、それぞれポンプモータ83(図6参照)によって回転駆動可能な洗浄用インペラおよび排水用インペラが備えられている。
【0030】
洗浄ポンプ室の吸入口21は、貯水部15の後壁に形成された循環口22に接続されていて、洗浄ポンプ室の吐出口23は、洗浄タンク3の下方に左右方向に沿って延設された通水路24に接続されている。この通水路24は、後述する回転ノズルアームおよび固定ノズルアームに接続されている。ポンプモータ83が正転されると、洗浄ポンプ室内の洗浄用インペラの回転によって、貯水部15から循環口22を介して洗浄ポンプ室内に洗浄水が吸い込まれ、その洗浄水が吐出口23から通水路24に送り出される。通水路24を介して圧送された洗浄水は、回転ノズルアームおよび固定ノズルアームから洗浄タンク3内の食器に向けて噴射される。回転ノズルアームおよび固定ノズルアームから噴射された洗浄水は、再び洗浄タンク3の底部に溜まり、貯水部15から循環口22を介して洗浄兼排水ポンプ20(洗浄ポンプ室)に吸い込まれる。このようにして、貯水部15に溜められた洗浄水は、食器洗い機1内で循環されて、食器の洗浄に使用されるようになっている。
【0031】
また、排水ポンプ室の吸込口は貯水部15の左側壁に形成された排水口25に接続されていて、排水ポンプ室の吐出口は機外に連通する排水路(図示せず)に接続されている。ポンプモータ83が反転されると、排水ポンプ室内の排水用インペラの回転によって、貯水部15から排水口25を介して排水ポンプ室内に洗浄水が吸い込まれ、その洗浄水が排水路を介して機外に排出される。
洗浄タンク3の底部には、下かご9Bの下方から上方に向かって洗浄水を噴射するための2つの回転ノズルアーム26が、左右に並べて配置されている。これら2つの回転ノズルアーム26は、それぞれ略楕円状の長尺形状を有していて、共通のノズルベース27により、それぞれの長手方向中央部を中心にして、水平面内で回転可能に保持されている。ノズルベース27は、通水路24に連通している。
【0032】
各回転ノズルアーム26の上面には、複数(たとえば、6個)のノズル28が形成されている。洗浄兼排水ポンプ20から通水路24およびノズルベース27を介して各回転ノズルアーム26に送られてきた洗浄水は、各回転ノズルアーム26のノズル28から上方に向かって噴射される。各回転ノズルアーム26のノズル28から洗浄水が噴射される際、各回転ノズルアーム26に対して反力が生じ、その反力によって、各回転ノズルアーム26はノズル28から洗浄水を噴射しつつ回転することとなる。これにより、各回転ノズルアーム26の上方に位置する食器に満遍なく洗浄水を噴射して、良好に洗浄を行うことができる。
【0033】
洗浄タンク3の後面3C(内面)には、上かご9Aと下かご9Bとの間から洗浄水を噴射するための固定ノズルアーム29が配置されている。固定ノズルアーム29は、その下端から上方に延びた後、途中から第1アーム30と第2アーム31とに分岐した形状となっている。固定ノズルアーム29は、その下端が通水路24に連通している。
第1アーム30は、上かご9Aのコップ収容部13よりもやや低い位置で左方に分岐して、後面3Cの左端近傍まで略水平に延びている。第1アーム30には、コップ収容部13の最後列(3列目)に収容されたコップに向けて上方に洗浄水を噴射するためのノズル32が、コップ収容部13の最後列に収容可能なコップの数と同じ数(4個)だけ備えられている。各ノズル32は、コップ収容部13の最後列に収容される4つのコップに対応付けられていて、対応するコップ内に洗浄水を噴射することができるようになっている。
【0034】
第2アーム31は、第1アーム30の分岐位置よりもさらに上方まで延びた後、小鉢収容部12よりもやや低い位置で右方に屈曲し、後面3Cの右端近傍まで略水平に延びている。第2アーム31には、小鉢収容部12に収容された小鉢に向けて上方に洗浄水を噴射するための複数(たとえば、3つ)のノズル33が備えられている。また、第2アーム31には、大皿収容部10に収容された大皿に向けて下方に洗浄水を噴射するためのインペラ型のノズル34が複数(たとえば、2つ)備えられている。このインペラ型のノズル34では、洗浄水の噴射に伴ってインペラが回転し、広範囲に洗浄水を撒き散らすことができる。このインペラ型のノズル34により、右側の回転ノズルアーム26からの洗浄水が届きにくい大皿の上部分に洗浄水を噴射することができる。
【0035】
洗浄タンク3の天面3D(内面)には、コップ収容部13の中央部のほぼ真上の位置に、下方に向けて洗浄水を噴射するための天面ノズル35が配置されている。この天面ノズル35は、送水管36を介して洗浄兼排水ポンプ20の洗浄ポンプ室に接続されている。したがって、ポンプモータ83が正転して洗浄ポンプ室内の洗浄用インペラが回転すると、貯水部15から循環口22を介して洗浄ポンプ室に吸い込まれた洗浄水が、送水管36を介して天面ノズル35に送られ、天面ノズル35から下方に噴射される。天面ノズル35からの洗浄水は、左右方向に拡散されて、当該天面ノズル35の真下に近い位置と、天面ノズル35よりも後方側の位置とに噴射される。これにより、コップ収容部13の2列目および3列目に収容されたコップの外面を良好に洗浄することができる(図2参照)。
【0036】
貯水部15の上端部(フィルタ収容部)には、洗浄時に食器から分離した残菜を捕獲するための残菜フィルタ37が、貯水部15を覆うようにして載せられている。食器の洗浄時には、残菜フィルタ37が配置されている高さよりも高い水位まで洗浄タンク3内に洗浄水が溜められる。洗浄時に食器から分離した残菜は、残菜フィルタ37により捕獲され、貯水部15への流入が阻止されるようになっている。この残菜フィルタ37の構成については後述する。
【0037】
この食器洗い機1は、洗浄後の食器を乾燥させる機能を有している。洗浄タンク3の底面3Bの前側中央部から右端にかけての部分(貯水部15の右側)には、洗浄時に洗浄タンク3内に溜められた洗浄水を温めたり、乾燥時に洗浄タンク3内の空気を温めたりするためのループ状のヒータ39が配置されている。ヒータ39の上方には、複数の貫通孔(図示せず)が形成された金属製のヒータカバー40が配置されている。
【0038】
なお、筐体2の前面の左右両端縁部(洗浄タンク3よりも外側)には、上下方向に延びる防音用シール41が取り付けられている(図3参照)。この防音用シール41の働きにより、当該食器洗い機1の運転時に機内で生じる音が外部に漏れるのを防止することができる。
図5は、洗浄タンク3を右側から見た側面図であって、風路部材69の内部が見えるように概略的に示している。
【0039】
図5を参照して、洗浄タンク3の右側壁には、送風装置(図示せず)から洗浄タンク3内に機外の空気を送り込む際の風路を構成する風路部材69が外側から取り付けられている。風路部材69は、中空状の部材であって、洗浄タンク3の右側方の中央下部から上方に向かって延びる根元部70と、根元部70の上端から後側斜め上方に延びる第1傾斜部71と、第1傾斜部71の上端から上方に延びた後、略U字状に湾曲して下方に向かう湾曲部72と、湾曲部72の下端から手前側斜め下方に延びる第2傾斜部73と、第2傾斜部73の下端から下方に延び、洗浄タンク3の右側壁の前方下部に形成された送風口75に接続された終端部74とを備えている。
【0040】
風路部材69の根元部70の下端は送風装置に接続されていて、送風装置に備えられたブロワモータ85(図6参照)が駆動することにより、機外の空気が風路部材69内へと吸い込まれるようになっている。送風装置によって機内に吸い込まれた機外の空気は、風路部材69を通って送風口75から洗浄タンク3内に送り込まれる。送風口75はヒータ39のやや上方に位置しており、送風口75から洗浄タンク3内の底部に送り込まれた空気は、ヒータ39によって温められる。
【0041】
風路部材69の終端部74内には、洗浄タンク3内に生じた泡を検知するための泡検知センサ76が配置されている。この泡検知センサ76は、たとえば光センサであって、終端部74の後面に取り付けられ、前方(若干前下がり方向)に向かって光を照射するための発光部76Aと、この発光部76Aに対向するように終端部74の前面に取り付けられ、発光部76Aから照射された光を受光するための受光部76Bとを備えている。洗浄タンク3内で泡が大量に生じた場合、その泡が送風口75を介して風路部材69内(終端部74内)に入り込む。そして、風路部材69内に入り込んだ泡が、発光部76Aから照射される光の光軸まで到達した場合には、受光部76Bで受光される光量が減少することとなる。このように、受光部76Bで検知する光量の変化に基づいて、洗浄タンク3内における泡の発生状態を検知することができる。
【0042】
風路部材69の湾曲部72の第2傾斜部73側の端部には、排水路から分岐した分岐ホース77の先端部が接続されている。排水時には、洗浄兼排水ポンプ20の排水ポンプ室から排出される洗浄水の一部が、分岐ホース77を通って風路部材69内に導かれ、湾曲部72から第2傾斜部73に向かって落下する。風路部材69の第2傾斜部73内には、この第2傾斜部73が延びる方向と同じ方向に延びる第1リブ78が形成されている。この第1リブ78は、第2傾斜部73の上端部から下端部まで延びていて、分岐ホース77から第2傾斜部73内に落下した洗浄水は、第1リブ78に沿って下方に導かれる。
【0043】
第2傾斜部73の下端部には、略逆V字状の第2リブ79が、第1リブ78の下端に対して一定の間隔を空けて配置されている。第1リブ78に沿って下方に導かれた洗浄水は、第2リブ79の頂上部に落下するようになっていて、これにより、第2リブ79上に落下した洗浄水は、前方および後方に分散されるようになっている。第2リブ79の後端および前端は、それぞれ泡検知センサ76の発光部76Aおよび受光部76Bの近傍に位置しており、第2リブ79上を流れる洗浄水は、発光部76Aおよび受光部76Bにかかるようになっている。この構成によれば、排水時に、風路部材69内に供給された洗浄水によって、発光部76Aおよび受光部76Bに付着した泡などの汚れを洗い流すことができる。
【0044】
図6は、この食器洗い機1の電気的構成を示すブロック図である。
図6を参照して、この食器洗い機1の動作は、たとえばマイクロコンピュータを含む制御部81によって制御される。制御部81には、操作表示パネル8が入出力可能に接続されている他、水位センサ16および泡検知センサ76からの信号が入力されるようになっている。
この実施形態では、洗浄タンク3の底部(たとえば、ヒータ39の下方)に、洗浄タンク3内に溜められた洗浄水(または水道水)の温度を検知するための温度センサ82が配置されている。この温度センサ82はサーミスタを含む構成であって、制御部81には、温度センサ82からの信号も入力されるようになっている。
【0045】
また、制御部81には、ポンプモータ83、給水バルブ84、ヒータ39およびブロワモータ85が、負荷駆動部86を介して接続されている。温度センサ82からの信号に基づいてヒータ39の駆動を制御することにより、洗浄タンク3内に溜められた洗浄水(または水道水)の温度を調整することができる。
図7は、残菜フィルタ37の構成を示す断面図であって、図4における前後方向に沿った鉛直面で切断したときの断面を示している。図7では、左側を前方、右側を後方として説明する。
【0046】
図7を参照して、残菜フィルタ37は、金属板により形成された複数の通水孔371A(図4参照)を有する網状のフィルタ部材371と、このフィルタ部材371の周縁部を保持するためのフィルタ保持部材372とを含む。フィルタ保持部材372の前端中央部には、上方に延びる把持部38が形成されており、ユーザは、この把持部38を掴んで残菜フィルタ37の着脱を容易に行うことができるようになっている。
【0047】
図8は、フィルタ部材371の平面図である。図8では、下側を前方、上側を後方として説明する。
図7および図8を参照して、フィルタ部材371は、略長方形状の金属板(たとえば、ステンレス板)に起伏を形成することにより構成されていて、略長方形状の主板部373と、主板部373の外周縁全体から斜め上方に向かって立ち上がる傾斜部374と、傾斜部374の外周縁全体から主板部373と平行に張り出した張出部375とを含む。張出部375の前端部、後端部、左端部および右端部は、フィルタ保持部材372に固定するための固定部376を構成している。
【0048】
主板部373のほぼ中央部には、略長方形状の開口377が形成されている。この開口377内には、樹脂により形成された桶状の受け部材37Aが取り付けられる。受け部材37Aの上端部の外周面には環状凹部37Bが形成されていて、この環状凹部37Bに開口377を構成する主板部373の内周縁部が嵌め込まれることにより、受け部材37Aが開口377内に取り付けられる。受け部材37Aには、フィルタ部材371に形成された通水孔371Aよりも大きな複数の貫通孔37Cが形成されていて、フィルタ部材371によって捕獲された残菜は、受け部材37A側へと集められて、受け部材37Aによって受けられるようになっている。
【0049】
この実施形態では、フィルタ部材371は、部分的に異なる開口率で形成されている。すなわち、主板部373および傾斜部374の開口率は約50%となっており、固定部376の開口率は0%となっている。張出部375のうち、前方側および後方側の固定部376との境界部分378の開口率は約25%となっており、張出部375の境界部分378以外の部分の開口率は約50%となっている。なお、図8では、開口率が同じである部分に同一のハッチングを付して示している。
【0050】
このようにフィルタ部材371を部分的に異なる開口率で形成することにより、開口率の小さい部分の重さを重くすることができるので、残菜フィルタ37全体の重さを重くすることができる。したがって、洗浄タンク3内に大量の泡が生じた状態で洗浄タンク3内に給水が行われることにより、洗浄タンク3内に生じた泡の表面張力によって残菜フィルタ37が持ち上げられるのを防止できる。
フィルタ保持部材372の内周面には、フィルタ部材371の固定部376を嵌め込んで保持するための環状凹部372Aが形成されている。フィルタ部材371の固定部376は、その上面および下面が環状凹部372Aに当接した状態で嵌め込まれる。したがって、フィルタ部材371の固定部376に通水孔を形成したとしても、フィルタ保持部材372(環状凹部372A)によって通水孔が塞がれるため、固定部376に通水孔を形成する必要はない。この実施形態では、固定部376の開口率を0%としているので、効率よく残菜フィルタ37を重くすることができる。
【0051】
さらに、この実施形態では、フィルタ部材371の固定部376の先端部を下方側に向かってほぼ180°折り返すことにより、折曲部379が形成されている(図7参照)。この折曲部379を形成することにより、フィルタ部材371の重さをより重くすることができるので、残菜フィルタ37全体の重さをより重くすることができる。したがって、洗浄タンク3内に大量の泡が生じた状態で洗浄タンク3内に給水が行われることにより、洗浄タンク3内に生じた泡によって残菜フィルタ37が持ち上げられるのをより効果的に防止できる。
【0052】
フィルタ保持部材372および把持部38は、ナイロンを含む材料で形成されている。より具体的には、フィルタ保持部材372は、比重がほぼ1g/cm3であるベース材料(たとえば、ナイロン)と、比重が1g/cm3よりも大きい材料(比重材料)とを混ぜ合わせた材料により形成されていて、フィルタ保持部材372全体として、比重が1g/cm3を超える材料(たとえば、比重が1.9g/cm3)で形成されている。これにより、フィルタ保持部材372は、ナイロンだけで形成した場合よりも重くなり、水よりも比重が大きくなるので、洗浄タンク3内に大量の泡が生じた状態で洗浄タンク3内に給水が行われることにより、洗浄タンク3内に生じた泡によって残菜フィルタ37が持ち上げられるのをさらに効果的に防止できる。
【0053】
貯水部15の周辺における洗浄タンク3の底面3Bは右下がりの傾斜面となっていて、残菜フィルタ37は、そのフィルタ部材371の主板部373が右下がりに傾斜した状態で洗浄タンク3内(貯水部15の上端部)に配置される。洗浄タンク3内に給水を行う際には、残菜フィルタ37が配置されている高さ(たとえば、フィルタ部材371の左端部の高さ)の近傍の水位まで給水を行った後、一定時間(たとえば、5秒)だけ給水を停止し、その後に再び洗浄タンク3内に給水を行うような構成であってもよい。
【0054】
この構成によれば、洗浄タンク3内に大量の泡が生じた状態で洗浄タンク3内に給水が行われた場合でも、泡が残菜フィルタ37に到達した時点で給水が一旦停止されるので、水と泡の浮力によって残菜フィルタ37が大きく持ち上げられるのを防止することができる。この状態で一定時間だけ給水が停止されることにより、泡が徐々に残菜フィルタ37を通過するので、残菜フィルタ37は元の位置まで下がることとなる。したがって、その後に再び洗浄タンク3内に給水を行っても、残菜フィルタ37が大きく持ち上げられるといったことがないので、持ち上げられた残菜フィルタ37の隙間を残菜が通過してしまうのを防止できる。
【0055】
ただし、残菜フィルタ37は、そのフィルタ部材371の主板部373が傾斜した状態で洗浄タンク3内に配置されるような構成に限らず、主板部373が略水平となるように配置されるような構成であってもよい。この場合、洗浄タンク3内に給水を行う際には、フィルタ部材371の主板部373の高さの近傍の水位まで給水を行った後、一定時間だけ給水を停止し、その後に再び洗浄タンク3内に給水を行うような構成であってもよい。
【0056】
また、上記のような給水を一定時間だけ停止させるような制御は、台所洗剤コースでのみ(特に、洗い時や、複数回行われるすすぎのうち最初のすすぎ時のように泡の発生量が比較的多いときにのみ)行われるような構成であってもよい。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、フィルタ部材371の開口率は、上記実施形態に示した値に限らず他の値であってもよいが、通水孔371Aを介して良好に水を通すことができる範囲内で開口率をより小さくすれば、より効率よくフィルタ部材371の重さを重くすることができる。
【0057】
フィルタ保持部材372および把持部38は、ナイロンを含む材料に限らず、他の樹脂(たとえば、ポリプロピレン)を含む材料で形成されていてもよい。
食器かご9に収容された食器に向けて洗浄水(または水道水)を噴射する手段は、回転ノズルアーム26、固定ノズルアーム29および天面ノズル35に限らず、たとえば、洗浄タンク3の左右側面に備えられたノズルなどを含む構成であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る食器洗い機を正面側から斜めに見た斜視図である。
【図2】食器洗い機を前後方向に沿った鉛直面で切断したときの断面を右側から見た断面図である。
【図3】上扉および下扉を取り外した状態で食器洗い機を前方から見た正面図である。
【図4】食器洗い機を前後方向に沿った水平面で切断したときの断面を上方から見た断面図である。
【図5】洗浄タンクを右側から見た側面図である。
【図6】この食器洗い機の電気的構成を示すブロック図である。
【図7】残菜フィルタの構成を示す断面図である。
【図8】フィルタ部材の平面図である。
【符号の説明】
1 食器洗い機
3 洗浄タンク
15 貯水部
37 残菜フィルタ
371 フィルタ部材
371A 通水孔
372 フィルタ保持部材
372A 環状凹部
376 固定部
379 折曲部
81 制御部
84 給水バルブ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a dishwasher that can wash dishes by spraying wash water toward the dishes stored in the wash tank, and in particular, captures leftovers separated from the dishes stored in the wash tank. The present invention relates to a filter for a dishwasher.
[0002]
[Prior art]
In general, dishwashers can wash dishes by generating washing water by mixing a special detergent with water stored in the washing tank and spraying the washing water toward the dishes. (For example, see Patent Document 1). A plurality of nozzles are arranged in the cleaning tank, and the cleaning water stored in the cleaning tank is sucked by the cleaning pump and sprayed from the plurality of nozzles toward the tableware. Then, the sprayed cleaning water is accumulated in the cleaning tank, and sprayed again from the plurality of nozzles toward the tableware.
[0003]
In the dishwasher, washing water is ejected vigorously from a plurality of nozzles, and the washing water in the washing tank is circulated as described above, so that the detergent is more likely to foam than when washing dishes manually. In particular, when there is little dirt adhering to the dishes, such as when the dishes are washed by hand after washing the dishes once, the detergent is more likely to foam, and a large amount of bubbles may be generated in the washing tank. If a large amount of foam is generated in the cleaning tank, problems such as poor cleaning performance and leakage of foam to the outside of the machine may occur, so the dedicated detergent is less likely to foam than general kitchen detergent used for hand washing. ing.
[0004]
The bottom of the washing tank is provided with a leftover filter for capturing the leftovers separated from the dishes during washing. The leftover filter is, for example, detachably disposed in a state where it is placed on a filter housing formed at the bottom of the cleaning tank. When washing dishes, washing water is stored in the washing tank up to a level higher than the height at which the leftover filter is arranged.
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-8-140919 [0006]
[Problems to be solved by the invention]
It is troublesome to prepare a special detergent, and it would be convenient if the dishwasher could be washed using a kitchen detergent. However, since the kitchen detergent is easier to foam than the dedicated detergent, there is a possibility that a large amount of foam may be generated in the washing tank when the dishwashing is performed using the kitchen detergent. If water is supplied into the washing tank with a large amount of foam in the washing tank, when the foam reaches the leftover filter, the remaining buoyancy is caused by the buoyancy of the water and the buoyancy of the bubbles floating on the water surface. The rape filter may be lifted relatively large.
[0007]
Even when the leftover filter is lifted by the buoyancy of water and bubbles, the bubbles gradually pass through the leftover filter, so that the leftover filter is lowered to its original position after a certain period of time. However, since the leftover filter is largely lifted, a relatively large gap is generated between the leftover filter and the filter housing portion. When the leftover filter is lifted up, the leftovers that have been captured by the leftover filter are lifted up temporarily, so that the leftovers rise up until the leftover filter returns to its original position. It will pass through the gap with the part. In this case, the leftovers are sent to the nozzles through the washing pump, which may cause clogging of the washings in the washing pump and the nozzles, which is not preferable.
[0008]
The present invention has been made under such background, and provides a dishwasher filter and a dishwasher capable of preventing a leftover filter (dishwasher filter) from being lifted by foam generated in a washing tank. With the goal.
[0009]
[Means for Solving the Problems and Effects of the Invention]
[0016]
According to the present invention, a cleaning tank (3) in which cleaning water is stored, a filter (37) for capturing residual vegetables separated from tableware stored in the cleaning tank, and the filter in the cleaning tank are arranged. Water supply process execution means (84A, 84B, which can execute a water supply process for stopping water supply for a certain period of time and then supplying water again into the washing tank after supplying water to a water level in the vicinity of the height. 81) and a dishwasher (1).
[0017]
According to this configuration, even when water is supplied into the cleaning tank in a state where a large amount of bubbles are generated in the cleaning tank, the water supply is temporarily stopped when the bubbles reach the filter. It is possible to prevent the filter from being lifted greatly by buoyancy. When the water supply is stopped for a certain time in this state, the bubbles gradually pass through the filter, and the filter is lowered to the original position. Therefore, even if water is supplied again into the cleaning tank after that, the filter is not lifted greatly, so that it is possible to prevent leftovers from passing through the gap between the lifted filters.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be specifically described below with reference to the drawings. FIG. 1 is a perspective view of a
Referring to FIG. 1, the
[0019]
A
[0020]
At the upper end portion of the
An
[0021]
FIG. 2 is a cross-sectional view of the
Referring to FIGS. 2 and 3, two dish baskets 9 (upper basket 9 </ b> A and lower basket 9 </ b> B) for holding dishes to be cleaned are arranged in the
[0022]
The right portion of the
The right portion of the
[0023]
The platter accommodated in the
[0024]
At the upper part of the left and right inner side surfaces 3A of the
[0025]
FIG. 4 is a cross-sectional view of the
Referring to FIGS. 2 to 4, a
[0026]
The water level of the cleaning water (or tap water) stored in the
[0027]
On the inner surface of the lower door 6 (the surface on the
[0028]
The
[0029]
When washing dishes in the kitchen detergent course, the amount of kitchen detergent used is preferably about 5 ml. There are neutral, weakly alkaline, and weakly acidic kitchen detergents. If the amount of detergent is about 5 ml, the dishes can be sufficiently washed regardless of which kind of kitchen detergent is used.
Below the washing tank 3 (behind the water storage section 15), a washing and draining
[0030]
The
[0031]
The suction port of the drainage pump chamber is connected to a
At the bottom of the
[0032]
A plurality (for example, six) of
[0033]
On the
The
[0034]
The
[0035]
On the top surface 3D (inner surface) of the
[0036]
On the upper end portion (filter housing portion) of the
[0037]
The
[0038]
Note that soundproofing seals 41 extending in the vertical direction are attached to left and right edge portions (outside the cleaning tank 3) of the front surface of the housing 2 (see FIG. 3). By the function of the
FIG. 5 is a side view of the
[0039]
Referring to FIG. 5, an
[0040]
The lower end of the
[0041]
A
[0042]
A distal end portion of a
[0043]
A substantially inverted V-shaped
[0044]
FIG. 6 is a block diagram showing an electrical configuration of the
Referring to FIG. 6, the operation of
In this embodiment, a
[0045]
A
FIG. 7 is a cross-sectional view showing the configuration of the
[0046]
Referring to FIG. 7, the
[0047]
FIG. 8 is a plan view of the
7 and 8,
[0048]
A substantially
[0049]
In this embodiment, the
[0050]
Thus, by forming the
On the inner peripheral surface of the
[0051]
Furthermore, in this embodiment, the
[0052]
The
[0053]
The
[0054]
According to this configuration, even when water is supplied into the
[0055]
However, the
[0056]
In addition, the control to stop water supply for a certain period of time as described above is only possible in the kitchen detergent course (especially the amount of foam generated is compared at the time of washing or the first rinse of multiple rinses). It may be configured such that it is performed only when there is a large amount.
The present invention is not limited to the contents of the above embodiments, and various modifications can be made within the scope of the claims.
For example, the aperture ratio of the
[0057]
The
The means for spraying the cleaning water (or tap water) toward the tableware stored in the tableware basket 9 is not limited to the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a dishwasher according to an embodiment of the present invention viewed obliquely from the front side.
FIG. 2 is a cross-sectional view of a dishwasher as viewed from the right side when cut in a vertical plane along the front-rear direction.
FIG. 3 is a front view of the dishwasher as viewed from the front with the upper door and the lower door removed.
FIG. 4 is a cross-sectional view of the cross section of the dishwasher as viewed from above when cut in a horizontal plane along the front-rear direction.
FIG. 5 is a side view of the cleaning tank as viewed from the right side.
FIG. 6 is a block diagram showing an electrical configuration of the dishwasher.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing a configuration of a leftover filter.
FIG. 8 is a plan view of a filter member.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (1)
上記洗浄タンク内に収容された食器から分離した残菜を捕獲するためのフィルタと、
上記洗浄タンク内の上記フィルタが配置されている高さの近傍の水位まで給水を行った後、一定時間だけ給水を停止し、その後に再び上記洗浄タンク内に給水を行う給水行程を実行可能な給水行程実行手段とを含むことを特徴とする食器洗い機。A cleaning tank in which cleaning water is stored;
A filter for capturing leftovers separated from the dishes stored in the washing tank;
After supplying water to a level near the height at which the filter is disposed in the washing tank, water supply is stopped for a certain period of time, and then a water supply process for supplying water into the washing tank can be performed again. A dishwasher comprising water supply process execution means.
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