JP4169937B2 - インターリーブ装置及びデインターリーブ装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データの並びを攪拌(インターリーブ)して伝送するインターリーブ装置に関するものである。また、本発明は、攪拌されたデータを元の並びに戻す逆攪拌(デインターリーブ)処理を行うデインターリーブ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
これらインターリーブ装置及びデインターリーブ装置は、図1に示すようなデジタル伝送システムで使用されており、順次の読出し及び書込みを比較的高速に行うことができるとともに比較的廉価かつ大容量のメモリ、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)を有する。このようなデジタル伝送システムでは、送信デジタルデータは、送信機1の外符号符号化部2において、第1の誤り訂正符号が付加され、すなわち、外符号符号化が行われる。
【0003】
このように符号化されたデータは、インターリーブ装置3のHDD3aによってインターリーブする、すなわち、並び方をランダム化する処理が施される。この際、HDD3a内の書込み及び読出しのアドレスは、アドレス制御部3bによって生成される。
【0004】
ここで、インターリーブの一例を、データ書込みのアドレス指定方法(書込み順序)を示した図2Aと、データ読出しのアドレス指定方法(読出し順序)を示した図2Bとを用いて説明する。なお、図2A及び2Bでは、扱うデータを、188バイトのTSパケットにリードソロモン符号(RS[204,188]符号)のパリティバイトを16バイト付加した204バイトの符号語とし、この符号語に対し、深さLのインターリーブをかける場合の例を示す。
【0005】
インターリーブ装置3は、先ず、図2Aに示すようにHDD3aのアドレスと同一順序でデータの書込みを行う。このように書き込まれたデータは、図2Bに示すように、HDD3aのアドレスとしては擬似ランダムに、すなわち、HDD3aのアドレスの順序とは異なる順序で読み出される。なお、図2Bでは、列方向でデータの読出しが行われる。
【0006】
このように攪拌されたデータは、内符号符号化部4で第2の誤り訂正符号が付加され、すなわち、内符号符号化が行われ、デジタル変調部5において、QPSK,8PSK,16APSKのようなデジタル変調方式で変調され、図示しないアンテナなどを通じて伝送路6に送出される。
【0007】
伝送路6では、変調波が雑音、マルチパルス妨害等の影響を受けるので、デジタル変調されたデータを受信機7のデジタル復調部8で復調する際に、ビット誤りが発生する確率が高くなる。
【0008】
デジタル復調されたデータは、内符号復号部9において、第2の誤り訂正符号を用いてビット誤りを訂正され、すなわち、内符号復号化される。復号化されたデータは、デインターリーブ装置10のHDD10aでデインターリーブされ、すなわち、ランダム化されたデータの並び方を元に戻す処理が行われる。この際、HDD10a内の書込み及び読出しのアドレスは、アドレス制御部10bによって生成される。
【0009】
ここで、デインターリーブの一例を、データ書込みのアドレス指定方法(書込み順序)を示した図3Aと、データ読出しのアドレス指定方法(読出し順序)を示した図3Bとを用いて説明する。
【0010】
デインターリーブ装置10は、先ず、図3Aに示すように、HDD3aのアドレスとしては擬似ランダムに、すなわち、HDD3aのアドレスの順序とは異なる順序で読み出される。なお、図3Aでは、列方向でデータの読出しが行われる。このように書き込まれたデータは、図3Bに示すようにHDD10aのアドレスと同一順序でデータの書込みを行う。
【0011】
このように逆攪拌処理されたデジタルデータは、第1の誤り訂正符号を用いてビット誤りを訂正し、すなわち、外符号復号化され、その後、受信デジタルデータとして出力される。
【0012】
この場合、デインターリーブ装置10に入力されたデータに連続的なエラーが発生したとしても、逆攪拌後のデータ上の誤りは、L個の符号語間で均等に分散されるので、第1の誤り訂正符号の訂正で十分である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
HDDは、データの順次書込み及び読出しを比較的高速に行うことができるとともに、比較的廉価かつ大容量であるが、ランダムなデータの書込み及び読出しに要する時間が比較的長いという不都合がある。その結果、データのランダムなアクセスを必要とするインターリーブ装置及びデインターリーブ装置でHDDを使用する場合、書込み・読出しヘッドがハードディスク上を移動するのに要するシークタイムの影響が顕著になる。
【0014】
このようなシークタイムは、HDD上のアドレスとしてみた場合に飛び飛びのアクセスとなる図2Bに示すようなデータの読出し及び図3Aに示すようなデータの書込み中に生じる。シークタイムは、通常のHDDでは平均して約10ミリ秒であり、書込み・読出しヘッドがハードディスクの最内周から最外周まで移動する場合には、フルストロークシークタイムとして別途定義され、約20ミリ秒となる。
【0015】
例えば24時間の長時間に亘るインターリーブを行うと、HDDの全領域に亘るインターリーブを行うことも想定される。このような場合、書込み・読出しヘッドがハードディスクの最内周から最外周まで移動する事態が頻発するので、フルストロークシークタイムの影響が特に顕著になる。
【0016】
例えばフルストロークシークタイムが20ミリ秒のHDDを利用して、インターリーブ・デインターリーブをバイト単位で行う場合、インターリーブ・デインターリーブを行うことができるデータの速度は、フルストロークシークタイムの逆数であるので50バイト/秒となり、非常に低速なデータした処理できないことになる。その結果、この値を超える(例えば10メガバイト/秒)高速なデータ通信では、HDDを利用してインターリーブ・デインターリーブを行うことは困難である。
【0017】
なお、HDDの代わりにDRAMを用いた場合には、ランダムアクセス時間の影響が顕著になり、その結果、高速なデータ通信では、DRAMを利用してインターリーブ・デインターリーブを行うことは困難である。
【0018】
本発明の目的は、高速なデータ通信が可能なインターリーブ装置を提供することである。
【0019】
本発明の他の目的は、高速なデータ通信が可能なデインターリーブ装置を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明によるインターリーブ装置は、
データのランダムアクセスが行われる第1メモリと、
その第1メモリに対するアドレスを生成する第1アドレス制御手段と、
前記第1メモリのランダムアクセスに必要な時間以上のデータを一時的に保管し、ランダムアクセスに必要な時間が前記第1メモリよりも短い第2メモリと、
その第2メモリに対するアドレスを生成する第2アドレス制御手段とを具え、
前記第2メモリにデータを一旦保管した後、そのデータを所定の順序で読み出し、
前記第1メモリのランダムアクセスに必要な時間分のデータを前記第1メモリに連続的に書込む動作を、インターリーブに利用する領域内のランダムな位置に繰り返し、
前記第1メモリに書込まれたデータを連続的に読み出すことを特徴とするものである。
【0021】
本発明によれば、ランダムアクセス時間の影響がほとんど及ぼされなくなるので、高速なデータ通信が可能となる。
【0022】
本発明によるデインターリーブ装置は、
データのランダムアクセスが行われる第1メモリと、
その第1メモリに対するアドレスを生成する第1アドレス制御手段と、
前記第1メモリのランダムアクセスに必要な時間以上のデータを一時的に保管し、ランダムアクセスに必要な時間が前記第1メモリよりも短い第2メモリと、
その第2メモリに対するアドレスを生成する第2アドレス制御手段とを具え、
前記第1メモリのランダムアクセスに必要な時間分のデータを前記第1メモリから連続的に読み出す動作を、インターリーブされた領域内のランダムな位置に繰り返し、
前記第1メモリから読み出されたデータを前記第2メモリに一旦保管した後、そのデータを所定の順序で読み出すことを特徴とするものである。
【0023】
本発明によれば、ランダムアクセス時間の影響がほとんど及ぼされなくなるので、高速なデータ通信が可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明によるインターリーブ装置及びデインターリーブ装置の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図4は、本発明によるインターリーブ装置及びデインターリーブ装置を具えるデジタル伝送システムを示す図である。
【0025】
このデジタル伝送システムは、送信機21と、図1の伝送路6と同一構成の伝送路22と、受信機23とを具える。送信機21は、外符号符号化部2と同一構成の外符号符号化部31と、本発明によるインターリーブ装置32と、内符号符号化部4と同一構成の内符号符号化部33と、デジタル変調部5と同一構成のデジタル変調部34とを有する。受信機23は、デジタル復調部8と同一構成のデジタル復調部35と、内符号復号部9と同一構成のデジタル復号部36と、本発明によるデインターリーブ装置37と、外符号復号部11と同一構成の外符号復号部38とを有する。
【0026】
インターリーブ装置32は、データのランダムアクセスが行われる第1メモリとしてのHDD32aと、HDD32aに対するアドレスを生成する第1アドレス制御手段としてのアドレス制御部32bと、HDD32aのランダムアクセスに必要な時間以上のデータを符号長分だけ一時的に保管し、ランダムアクセスに必要な時間がHDD32aよりも短い第2メモリ(例えば、RAM)としての高速メモリ部32cと、高速メモリ部32cに対するアドレスを生成する第2アドレス制御手段としての高速メモリアドレス制御部32dとを具える。
【0027】
インターリーブ装置32は、後に詳しく説明するように、高速メモリ部32cにデータを一旦保管した後、そのデータを所定の順序で読み出し、HDD32aのランダムアクセスに必要な時間分のデータをHDD32aに連続的に書込む動作を、インターリーブに利用する領域内のランダムな位置に繰り返し、HDD32aに書込まれたデータを連続的に読み出す。
【0028】
デインターリーブ装置37は、データのランダムアクセスが行われる第1メモリとしてのHDD37aと、HDD37aに対するアドレスを生成する第1アドレス制御手段としてのアドレス制御部37bと、HDD37aのランダムアクセスに必要な時間以上のデータを符号長分だけ一時的に保管し、ランダムアクセスに必要な時間がHDD37aよりも短い第2メモリ(例えば、RAM)としての高速メモリ部37cと、高速メモリ部37cに対するアドレスを生成する第2アドレス制御手段としての高速メモリアドレス制御部37dとを具える。
【0029】
デインターリーブ装置37は、後に詳しく説明するように、HDD37aのランダムアクセスに必要な時間分のデータをHDD37aから連続的に読み出す動作を、インターリーブされた領域内のランダムな位置に繰り返し、HDD37aから読み出されたデータを高速メモリ部37cに一旦保管した後、そのデータを所定の順序で読み出す。
【0030】
この場合、扱うデータを、188バイトのTSパケットにリードソロモン符号(RS[204,188]符号)のパリティバイトを16バイト付加した204バイトの符号語とし、そのデータレートを10Mバイト/秒とする。また、HDD32a,37aのフルストロークシークタイムをいずれも20m秒とし、ランダムアクセスに必要な時間もこれに等しいものと仮定する。
【0031】
図5は、本発明によるインターリーブ装置すなわちHDD32aに対するデータの書込みを説明するための図である。インタリーバ32に入力されたデータが高速メモリ32cを通じてHDD32bに書込まれるに際し、高速メモリ部32cの容量の大きさCは、データレートをRとし、フルストロークシークタイムをTfssとし、符号長をWとした場合、
C≧R×Tfss×W
の条件を満足する必要があり、具体的には上記の例の場合Cを40.8Mbyte以上にする必要がある。
【0032】
この条件を満足する必要がある理由を、以下説明する。
フルストロークタイム中、データの読出し・書込みをできないが、それにもかかわらずインターリーブ処理を継続させる必要があるので、その間のデータを蓄積する必要がある。そのこめには、データレートとフルストロークタイムとの積に相当するデータを一時的に保存する必要がある。また、インターリーブ効果を最大限に引き出すためには、符号長を単位として処理する必要があり、その結果、データレート、フルストロークタイム及び符号長の積が必要最小限の記憶容量となる。
【0033】
次に、高速メモリ32cを通じたHDD32aへのデータの書込み手順を説明する。図5の(1)に示すように、先ず、高速メモリ32cのアドレスを、行(横方向)と列(縦方向)とからなる座標上に割り当てる。なお、(1)では、この座標をLb行×W列=(200,000)行×(204)列にとっている。
【0034】
インターリーブ装置32に入力されたデータは、先ず、高速メモリ部32cにおいて、図示したように左上から右方向及び上の行から下の行に順次書込まれる。次いで、高速メモリ部32cに書込まれたデータは、図示したように左上から下方向及び左の列から右の列に順次読み出され、HDD32aに書き込まれる。
【0035】
ここで、HDD32a内のアドレス空間を、説明の便宜上以下のように定義する。
・1回のインターリーブに使用されるHDD32a内の領域は、204×N個のブロックに分割される。
・1ブロックの大きさは、Lbに等しい。
・各ブロックを、アドレスが小さい順に、第1ブロック、第2ブロック...第204×Nブロックと称し、これらは、HDD32aの連続したアドレス上に重なり又は隙間が生じないように割り当てられる。
・ブロック内では、連続したアドレスが割り当てられる。
【0036】
以上のような定義の下で、高速メモリ部32cからHDD32aへのデータの書込みを、以下説明する。
高速メモリ部32cから読み出されたデータのうち、最初に、第1ブロックの先頭からLbバイト分が順次書き込まれる。次に、第N+1ブロックの先頭からLbバイト分が順次書き込まれる。同様に、第2N+1ブロック、第3N+1ブロック...第203N+1ブロックの各々の先頭からLbバイト分が順次書き込まれる。この場合、Nを自然数とする。
【0037】
ここで、200,000行×204列からなるデータをフレームと呼ぶことにすると、ここまでが第1フレームのHDD32aへの書込み過程となる。同様の処理を第2フレームから第Nフレームまで継続する。これによって、HDD32aへの書込み過程が終了する。
【0038】
次に、HDD32aに書き込まれたデータの読出しを、図6を参照して説明する。
図6に示すように、データの読出しは、第1ブロックの先頭からのアドレス順の読出しであり、連続読出しとなるので、高速メモリ部を介在させることなく十分高速な読出しが可能となる。
以上説明したように、インターリーブ装置32は、深さL=Lb×Nのインターリーブ装置を実現する。
【0039】
次に、デインターリーブ装置37の動作を説明する。この場合も、HDD37a内のアドレス空間を、HDD32aと同様に定義する。すなわち、
・1回のインターリーブに使用されるHDD37a内の領域は、204×N個のブロックに分割される。
・1ブロックの大きさは、Lbに等しい。
・各ブロックを、アドレスが小さい順に、第1ブロック、第2ブロック...第204×Nブロックと称し、これらは、HDD32aの連続したアドレス上に重なり又は隙間が生じないように割り当てられる。
・ブロック内では、連続したアドレスが割り当てられる。
【0040】
次に、デインターリーブ装置37すなわちHDD37aに対するデータの書込みを、図7を用いて説明する。
図7に示すように、データの書込みは、第1ブロックの先頭からのアドレス順の読出しであり、連続書込みとなるので、高速メモリ部を介在させることなく十分高速な書込みが可能となる。
【0041】
次に、HDD37aからのデータの読出しを、図8を参照して説明する。
HDD37aに書き込まれたデータのうち、最初に、第1ブロックの先頭からLbバイト分が順次読み出される。次に、第N+1ブロックの先頭からLbバイト分が順次読み出される。同様に、第2N+1ブロック、第3N+1ブロック...第203N+1ブロックの各々の先頭からLbバイト分が順次読み出される。このように読み出されたデータは、高速メモリ37cに書き込まれる。なお、高速メモリ37cは、高速メモリ32cの場合と同一の条件を満足する必要がある。
【0042】
次に、高速メモリ37cを通じたHDD37aからのデータの読出しを、図8を参照して説明する。図8の(2)に示すように、先ず、高速メモリ37cのアドレスを、行(横方向)と列(縦方向)とからなる座標上に割り当てる。なお、(2)でも、この座標をLb行×W列=(200,000)行×(204)列にとっている。
【0043】
HDD37aから読み出されたデータは、先ず、高速メモリ部37cにおいて、図示したように左上から下方向及び左の列から右の列に順次書込まれる。次いで、高速メモリ部37cに書込まれたデータは、図示したように左上から右方向及び上の行から下の行に順次読み出さる。
このようにして、インターリーブ装置32によって攪拌されたデータの並びは、元のデータ系列に変換され、変換されたデータは、デインターリーブ装置37から出力される。
【0044】
本実施の形態によれば、ランダムアクセス時間の影響が大きいHDDを用いたとしても、ランダムアクセス時間の影響がほとんど及ぼされなくなるので、高速なデータ通信が可能となる。
【0045】
なお、高速メモリ部32c,37cについては、一旦データを書き込んだ後に読出し動作を行う必要があるので、データ読出し中には高速メモリ部32c,37cへのデータの書込みを行うことができない。この時間の影響をほとんどなくすためには、高速メモリ部32c,37cの各々に対して同一記憶容量の高速メモリ部を更に1個設け、一方の高速メモリ部にデータを書き込む間に他方の高速メモリ部からデータを読み出すことが必要となる。
【0046】
また、高速メモリ32c,37cの各々の前後にファーストインファーストアウト(FIFO)メモリを配置し、データを蓄積した高速メモリ32c,37cを、通常の2倍の速度で駆動して、その処理速度を増大させ、FIFOメモリによって更に速度変換して出力することもできる。
【0047】
上記実施の形態では、HDD32a,37aのランダムアクセス時間としてフルストロークシークタイムを使用したが、代わりに平均シークタイムを使用して高速メモリ部32c,37cの記憶容量を設定することもできる。この場合、フルストロークシークタイムと平均シークタイムとの差分時間に相当するデータを蓄積するためのFIFOメモリのような他のメモリを設ける必要がある。
【0048】
HDD,DRAM,DVD RAM等の場合、リードソロモン符号のような誤り訂正符号が元々内蔵されていることが多い。しかしながら、本発明では、インターリーブ前及びデインターリーブ後に外符号による誤り訂正符号の符号化及び復号化がそれぞれ行われることを想定しており、したがって、従来内蔵されていた誤り訂正符号の符号化及び復号化を省略したとしても、信頼性はほとんど低下せず、内蔵された誤り訂正符号の符号化及び復号化を省略できる場合が多い。これら符号化及び復号化を省略できる場合、装置のハードウェアを更に廉価に構成することができる。
【0049】
例えば、21GHz帯を利用した衛星放送のように、降雨による受信電界の減衰が著しい伝送路に対して本発明を適用した場合、数十分に亘る降雨遮断が発生したとしても、それによるビット誤りを前後数時間に亘って分散させることができるので、その後段に設けた誤り訂正符号によって効率的にビット誤りの訂正を行うことができ、その結果、データを通常通り受信できる確率を大幅に向上させることができる。
【0050】
以上、従来の方法では低速な処理しかできなかった図2に示すインターリーブ処理及び図3に示すデインターリーブ処理と全く同じ処理を極めて高速に行なう手法を説明した。
【0051】
次に、他の実施の形態について説明するが、その前に周期的な遮断が発生する伝送系に上記インターリーブ・デインターリーブを適用した場合について考える。この場合、ある条件を満たした場合に誤り率特性が極端に劣化することがある。その条件は、インターリーブ深さをLバイトとしたときに、Lバイトの整数倍の周期で伝送速断が生じる場合である。その様子を図9に示す。
【0052】
送信側では図9▲1▼に示す様に、インターリーブメモリにデータが行方向に書きこまれ、図9▲2▼に示す様に列方向に読み出され伝送路に通される。ここで周期Lの誤り(遮断)があり受信側のデインターリーバー上で図9▲3▼に楕円で示す誤り(遮断)が発生した場合、図9▲4▼に示す様にデインターリーブ後には、連続誤りとなってしまうことが分かる。このような場合、誤り訂正が効きにくくなり、誤り率特性が極端に劣化することになる。
【0053】
そこでこのような場合にも極端な劣化を起こさないように改善した方法について以下に説明する。
送信系では図6においてHDDから第1ブロック、第2ブロック・・・第NブロックなるNブロック分の読み出しを行なっている部分を、図10に示すように、これらのブロック間でインターリーブされるような順序で読み出しを行なう。第N+1ブロック、第N+2ブロック・・・第2NブロックからなるNブロックについてもインターリーブされるような順序で読み出しを行なう。以下同様の処理を第203N+1ブロック、第203N+2プロック・・・第204NブロックからなるNブロックまでについて行なう。ただし、Nブロックごとにかけるインターリーブは、別個のものを用いる必要がある。
【0054】
一方、受信側では図7において第1ブロック、第2ブロック、・・・、第NブロックからなるNブロック分の書きこみを行なっている部分を、図11に示すように送信側でかけたインターリーブを元に戻す順序に入れ替えて書きこむ。第N+1ブロック、第N+2ブロック、・・・、第2NブロックからなるNブロック分の書きこみを行なっている部分についても、送信側でかけたインターリーブを元に戻す順序に入れ替えて書きこむ。以下同様の処理を、第203N+1ブロック、第203N+2ブロック、・・・、第204NブロックからなるNブロック分までについて行なう。
【0055】
以上の方法により、その他の部分にはほとんど手を加えることなく特定の速断周期で性能の劣化を引き起こす同意を回避したインターリーブ・デインターリーブが構成できる。
【0056】
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、幾多の変更及び変形が可能である。
例えば、本発明によるインターリーブ装置及びデインターリーブ装置を、デジタル伝送システム以外の他の用途例えば記録再生装置等に適用することもできる。この場合、図4の33,34,22,35,36を省略し、かつ、32aと37aとを同一のものにすれば極めて信頼性の高い記録再生装置を実現することができる。また、DRAMや、DVD RAMのようなランダムアクセス時間の影響が顕著な他の種類の第1メモリをインターリーブ装置及び/又はデインターリーブ装置に使用した場合についても、本発明を適用することができる。さらに、アドレス制御部及び高速メモリアドレス制御部を共通にすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のインターリーブ装置及びデインターリーブ装置を具えるデジタル伝送システムを示す図である。
【図2】 従来のインターリーブ装置に対するデータの読出し及び書込みを説明するための図である。
【図3】 従来のデインターリーブ装置に対するデータの読出し及び書込みを説明するための図である。
【図4】 本発明によるインターリーブ装置及びデインターリーブ装置を具えるデジタル伝送システムを示す図である。
【図5】 本発明によるインターリーブ装置に対するデータの書込みを説明するための図である。
【図6】 本発明によるインターリーブ装置に対するデータの読出しを説明するための図である。
【図7】 本発明によるデインターリーブ装置に対するデータの書込みを説明するための図である。
【図8】 本発明によるデインターリーブ装置に対するデータの読出しを説明するための図である。
【図9】 本発明によるインターリーブ装置及びデインタリーブ装置における周期性の誤りが生じた場合の最悪のケースを説明するための図である。
【図10】 本発明によるインターリーブ装置に対する他のデータの読出しを説明するための図である。
【図11】 本発明によるデインターリーブ装置に対する他のデータの書込みを説明するための図である。
【符号の説明】
1,21 送信機
2,31 外符号符号化部
3,32 インターリーブ装置
3a,10a,32a,37a HDD
3b,10b,32b,37b アドレス制御部
4,33 内符号符号化部
5,34 デジタル変調部
6,22 伝送路
7,23 受信機
8,35 デジタル復調部
9,36 内符号復号部
10,37 デインターリーブ装置
11,38 外符号復号部
32c,37c 高速メモリ部
32d,37d 高速メモリアドレス制御部

Claims (2)

  1. データのランダムアクセスが行われる第1メモリと、
    その第1メモリに対するアドレスを生成する第1アドレス制御手段と、
    前記第1メモリのランダムアクセスに必要な時間以上のデータを一時的に保管し、ランダムアクセスに必要な時間が前記第1メモリよりも短い第2メモリと、
    その第2メモリに対するアドレスを生成する第2アドレス制御手段とを具え、
    前記第2メモリにデータを一旦保管した後、そのデータを所定の順序で読み出し、
    前記第1メモリのランダムアクセスに必要な時間分のデータを前記第1メモリに連続的に書込む動作を、インターリーブに利用する領域内のランダムな位置に繰り返し、
    前記第1メモリに書込まれたデータを連続的に読み出すことを特徴とするインターリーブ装置。
  2. データのランダムアクセスが行われる第1メモリと、
    その第1メモリに対するアドレスを生成する第1アドレス制御手段と、
    前記第1メモリのランダムアクセスに必要な時間以上のデータを一時的に保管し、ランダムアクセスに必要な時間が前記第1メモリよりも短い第2メモリと、
    その第2メモリに対するアドレスを生成する第2アドレス制御手段とを具え、
    前記第1メモリのランダムアクセスに必要な時間分のデータを前記第1メモリから連続的に読み出す動作を、インターリーブされた領域内のランダムな位置に繰り返し、
    前記第1メモリから読み出されたデータを前記第2メモリに一旦保管した後、そのデータを所定の順序で読み出すことを特徴とするデインターリーブ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9710270B2 (en) 2010-12-20 2017-07-18 International Business Machines Corporation Exception control method, system, and program

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