JP4166616B2 - 嗜好情報利用型データ検索装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、嗜好情報を利用した番組などのデータ検索装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、嗜好情報を用いた番組の検索装置として、様々な技術が提案されている(たとえば、特許文献1〜3)。
【0003】
上記特許文献1に開示された番組案内データ処理方法等では、過去に指定した番組項目のデータを記憶しておき、放送データに付加された番組案内データを抽出したとき、その抽出した番組案内データから優先的に記憶した番組項目に相当するもののみを表示する。これにより必要な番組情報のみを表示が可能になり、EPG(Electric Program Guide)を扱う装置構成を簡単化することが可能になる。
【0004】
また、上記特許文献2に開示された記録再生装置では、番組の選局履歴を用いて選局回数とその時間帯を把握しておき、再度選局する際には、同じ時間帯に選局回数の多かったチャンネル順にソートして順次サーチする。これにより、ユーザが良く見る番組を迅速かつ容易に選択することが可能となる。
【0005】
さらに、上記特許文献3に開示された音声認識方法等では、番組検索を音声入力で行うとともに、上記のように過去に指定した番組項目などをユーザの嗜好番組とし、音声認識辞書を先の嗜好番組にかかわる語彙のみに絞り込んで検索を行うことにより、検索が迅速かつ容易に行なわれることに加えて、音声認識性能を向上させる効果もあり、音声認識誤りの少ない正確な検索を可能とする。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−111911号公報
【0007】
【特許文献2】
特開2000−48029号公報
【0008】
【特許文献3】
特開2001−282285号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような従来の嗜好情報利用型データ検索装置は、最初から嗜好情報に限るか又は優先的に提示する手段であるため、嗜好情報以外の番組を検索することが困難又は不可能となるという問題がある。また、検索キーワードが誤っていたり、検索手順が誤る又はわからない場合には、所望の番組を得ることが極めて困難になるという問題がある。
【0010】
そこで、本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、嗜好情報以外の情報も検索でき、検索キーワードが誤っていたり、検索手順が誤っている又はわからない場合でも所望の番組を得ることが可能な嗜好情報利用型データ検索装置等を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明に係る嗜好情報利用型データ検索装置は、ユーザの嗜好情報を利用してデータを検索する嗜好情報利用型データ検索装置であって、ユーザによる検索キーワードの入力に従って、データベース検索を遂行する検索手段と、前記検索手段による検索(検索過程又は検索結果)の信頼性を判断する信頼性判断手段と、前記信頼性判断手段により前記信頼性が低いと判断された場合に、ユーザの嗜好に基づいて、ユーザが検索しようとしている情報を決定(予測)し、決定(予測)した情報を提示する提示手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
ここで、前記データベースは、当該データベースを構成する各データが類似した特徴を有する場合に同じクラスに属するように1つ又は複数の階層化されたクラスに分類されており、前記検索手段は、ユーザに提示した複数のクラスから所望のクラスを選択させることで、データを絞り込みながら前記検索を遂行してもよい。そのときに、前記信頼性判断手段は、全てのクラスを対象とし、クラスが選択された回数が一定値を超えた場合に、前記信頼性が低いと判断してもよいし、同一のクラスが選択された回数が一定値を超えた場合に、前記信頼性が低いと判断してもよいし、前記検索手段による検索が一定時間以上継続された場合に、前記信頼性が低いと判断してもよい。
【0013】
これによって、検索における信頼性が低い場合にだけ、ユーザの嗜好が利用された検索支援が行われるので、ユーザは、検索を開始してから、信頼性が低いと判断されるまでの間は、嗜好情報に拘束されることなく、自由な検索を行うことができる。そして、検索における信頼性が低いと判断された場合、つまり、検索キーワードが誤っていたり、検索手順が誤っている又はわからない場合などのように、検索が一定範囲の操作で完了しない場合にだけ、嗜好情報に基づく検索支援が行われる。
【0014】
また、前記検索手段は、ユーザの音声を取得して音声認識し、音声認識によって得られた言葉を、ユーザが検索しようとしている情報の特徴を表す検索キーワードとして、前記データベースを検索する構成としてもよい。このときに、前記信頼性判断手段は、前記検索手段による音声認識で得られた認識結果と標準音声との類似度数を認識スコアとして算出し、算出した認識スコアが一定以下の場合に、前記信頼性が低いと判断するのが好ましい。これによって、ユーザは、ボタン操作ではなく、検索キーワードを発声するだけで、所望の番組検索を行うことができる。
【0015】
また、前記嗜好情報利用型データ検索装置は、さらに、ユーザが過去に検索した情報に基づいて嗜好情報を生成する嗜好情報生成手段を備え、前記提示手段は、前記嗜好情報生成手段によって生成された嗜好情報に基づいて、ユーザが検索しようとしている情報を予測してもよい。このとき、前記嗜好情報生成手段は、ユーザが過去に検索した情報の中から、相対的な頻度が高いものを優先させて前記嗜好情報を生成してもよいし、ユーザが過去に検索した情報の中から、最新のものを優先させて前記嗜好情報を生成してもよい。これによって、検索の信頼性が低い場合に、それまでの操作履歴に基づく検索支援が行われる。
【0016】
ここで、前記提示手段は、前記嗜好情報のうち、前記検索手段による検索過程においてユーザに提示された嗜好情報の優先度を下げ、残りの嗜好情報を優先的用いて、ユーザが検索しようとしている情報を予測してもよい。これによって、検索過程で拒否した対象が嗜好情報から除外されるので、ユーザが望む検索情報が適切に提示される可能性が高くなる。
【0017】
また、前記提示手段は、前記情報を提示する際に、前記検索手段がデータベース検索に使用した検索キーワードを提示してもよい。これによって、ユーザは、次に検索する場合に使用すべき適切な検索キーワードを知ることができるので、以降の検索操作に役立てることができる。
【0018】
なお、本発明は、このような嗜好情報利用型データ検索装置として実現することができるだけでなく、嗜好情報利用型データ検索方法として実現したり、汎用のコンピュータを嗜好情報利用型データ検索装置として機能させるプログラムとして実現することもできる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態における嗜好情報利用型データ検索装置を説明する。
【0020】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係るデジタルTVにおける嗜好情報利用型データ検索装置10のブロック図である。この嗜好情報利用型データ検索装置10は、ユーザの嗜好情報を利用した番組検索装置であり、リモコン1、検索部2、検索手順判定部3、STB4、検索語彙記憶部5、嗜好情報抽出部6、嗜好情報記憶部7、嗜好情報作成部8及びディスプレイ9から構成される。
【0021】
リモコン1は、ユーザの操作指示を赤外線信号で出力するリモートコントローラである。ディスプレイ9は、LCDパネル等の画面を有する表示装置である。
【0022】
STB4は、放送データを受信して映像信号をディスプレイ9に出力する放送受信装置であり、リモコン1による直接的な指示だけでなく、検索手順判定部3からの検索結果に基づく通知、および、嗜好情報抽出部6からのユーザの嗜好に基づく通知に従って、番組の選局処理等を実行する。
【0023】
嗜好情報作成部8は、STB4での選局処理に基づいて、視聴番組に関するユーザの嗜好情報を作成し、嗜好情報記憶部7に格納する。嗜好情報記憶部7は、嗜好情報作成部8で作成された嗜好情報を保持するハードディスク等である。
【0024】
検索語彙記憶部5は、番組検索に使用される検索語彙を後述する階層構造で保持しているハードディスク等である。検索部2は、リモコン1によるユーザからの指示に基づいて、検索語彙記憶部5に格納された検索語彙に従ったナビゲーション処理を行うことで、予め受信されているEPGに示された現在放送中の番組の中から、ユーザの好みにマッチした最適な番組を検索する。検索手順判定部3は、検索部2での検索過程又は検索結果の信頼性を判断し、一定以上の信頼性があると判断した場合には、その検索結果をSTB4に通知することで、1つの番組を選局させ、一方、一定以上の信頼性がないと判断した場合には、その旨を嗜好情報抽出部6に通知する。
【0025】
嗜好情報抽出部6は、検索手順判定部3から上述の通知を受けると、嗜好情報記憶部7に格納されている嗜好情報から一定条件を満たす嗜好情報を抽出し、抽出した嗜好情報に基づいて、EPGに示された現在放送中の番組の中からユーザの嗜好に合った最適な番組(嗜好番組)を決定(予測)してディスプレイ9に提示し、ユーザと対話することにより、ユーザが視聴したい番組を特定し、STB4に通知する。
【0026】
次に、以上のように構成された嗜好情報利用型データ検索装置10の動作について説明する。
まず、図2及び図3を用いて、嗜好情報作成部8の動作について説明する。
【0027】
嗜好情報作成部8は、ユーザによる番組検索に先立ち、予めユーザの嗜好情報を作成しておく処理部である。たとえば、図2(a)の視聴履歴に示されるように、過去にユーザが視聴した番組情報から、そのチャンネル、ジャンル、時間帯、番組名、出演者などのパラメータ毎に出現頻度が一定以上の多いものを、図2(b)の嗜好情報に示されるように、ユーザの嗜好番組を示す嗜好情報として、嗜好情報記憶部7に格納する。図2では、視聴が一定頻度30%を超えた、「ドラマ」、「野球」と、「時間帯20−21時」とが、それぞれ、ユーザの嗜好ジャンルと嗜好時間帯であり、「利家とまり」が嗜好番組であると判断した例を示されている。
【0028】
なお、図2では、過去に視聴した出現頻度の多い番組から嗜好情報が作成されたが、最近の新番組などに重みをおく、又は、最近の新しい番組を無条件に嗜好情報に組み入れて嗜好情報作成を行ってもよい。たとえば図3に示されるように、図3(a)に示される視聴履歴では、最後の「プロジェクトZ」は視聴履歴の中では低頻度の番組であるが、最近の新番組なので、頻度が低くても、視聴回数を2倍するか又は無条件に嗜好情報に加えることで、図3(b)に示される嗜好情報が作成されている。
【0029】
次に、図4〜図8を用いて、検索部2、検索手順判定部3及び嗜好情報抽出部6の動作を説明する。
図4は、ユーザによる番組検索が行われた場合の嗜好情報利用型データ検索装置10の動作手順を示すフローチャートである。
【0030】
ユーザは、提示されたGUIによる指示に従い、検索したい番組のキーワードをリモコン1を用いて選択したり入力したりする。検索部2は、検索語彙記憶部5に登録されている検索語彙に従って、選択・入力されたキーワードに基づく番組検索を実行する(S1)。たとえば、ディスプレイ9に検索したい番組のジャンルが表示されており、ユーザは、検索したい番組のジャンルをリモコン1のボタン入力で選択する。
【0031】
例として、いま、検索語彙記憶部5に登録されている検索語彙が、類似した特徴を有する場合に同じクラスに属するように1つ又は複数の階層化されたクラスに分類されているとする。たとえば、図5に示される階層メニューのように、番組がジャンルごとに階層的に分類されているとする。この場合に、ユーザは、「ナイター、レッド−ブラック戦」を見たいと思った際には、ディスプレイ9に提示されている初期階層のジャンル、「ドラマ」、「ニュース」、「バラエティー」、「スポーツ」などのジャンルから、まず「スポーツ」を選択する。その結果、ディスプレイ9には「スポーツ」ジャンルの次の階層「野球」、「サッカー」、「ゴルフ」などのジャンルが提示され、ユーザが「野球」を選択する。その結果、「レッド−ブラック戦」、「イエロー−ホワイト戦」などの番組名が提示されるので「レッド−ブラック戦」を選択すると、ディスプレイ9には、検索番組が提示される、又は、検索番組の案内画面(放映時間、チャンネルなど)などが提示される。
【0032】
このような検索過程において、検索手順判定部3は、ユーザが始めて検索キーワードを入力してからの検索画面履歴情報を順次記録する。たとえば、図5の階層図に示されるように、検索画面ごとに画面番号に階層番号とが付与されている場合には、検索履歴を時系列に沿って、「画面1、階層1、ジャンル:スポーツ」、「画面2、階層2、ジャンル:野球」、「画面20、階層3、番組名:レッド−ブラック…」というように順次記録していく。そして、検索履歴における総画面数が一定数(M回)以下であるか、または、同画面(同一の画面)へのアクセス数が一定数(N回)以下であるか否かを監視する。その結果、総画面数及び同画面へのアクセス数のいずれもが一定数に達するまでに1つの番組に絞られた場合には(S2でYes)、その番組をSTB4に通知して選局させることで、番組を表示させる(S3)。これによって、番組検索が終了する。
【0033】
一方、検索が終了するまでの過程において、検索画面数が一定数(M回)を超え、かつ、同画面へのアクセス数が一定数(N回)を超えた場合は(S2でNo,S4でNo)、検索手順判定部3は、その時点で検索手順の信頼度が低いと判断し、その旨を嗜好情報抽出部6に通知する。その通知を受けた嗜好情報抽出部6は、嗜好情報記憶部7に格納されているユーザの嗜好情報をアクセスし、嗜好情報を単数又は複数抽出し、抽出した嗜好情報にマッチする嗜好番組を特定し、その番組名等を、図6の提示例に示されるように、STB4を介してディスプレイ9に提示する(S5)。
【0034】
ここで、嗜好情報の抽出においては、検索履歴における選択頻度の多かった上位一定数の嗜好情報を抽出する。このとき、抽出された嗜好情報から、検索履歴上に記録されている番組は既にユーザに提示されて拒否されたとみなし、該当する番組を除去したうえで、抽出を行う。たとえば、いま、図2(b)に示されるように、嗜好情報記憶部7に格納されている嗜好情報が「ドラマ」、「野球」、「時間帯20−21時」、「番組:利家とまり」である場合には、該当するドラマや野球のジャンルや時間帯20−21時に相当する番組及び「利家とまり」の中から出現頻度の多い一定数の番組名をSTB4を経てディスプレイ9に提示するが、このとき、たとえば、検索履歴上に図5における「画面20、階層3、番組名:レッド−ブラック戦」が検索履歴に既に提示されている場合には、その番組が明示的に拒否されているので、嗜好情報として「野球」というジャンルが高い頻度で記録されていたとしても、「レッド−ブラック戦」は除去したうえで嗜好番組を決定し提示する。
【0035】
なお、嗜好情報抽出部6による嗜好番組の決定方法は、この方法だけに限られない。たとえば、検索履歴で一定数以上提示されたジャンルがあれば、そのジャンル又はその一階層上位のジャンルの中の番組を優先的に選択して提示してもよい。
【0036】
また、図7に示される嗜好番組の提示例に示されるように、嗜好情報抽出部6は、嗜好番組の提示において、番組名だけでなく、嗜好番組が含まれるジャンル、番組名などの検索キーワードも同時に提示してよい。これによって、ユーザは、番組の再検索をする際に、的確なキーワードを知ることができ、検索手順の誤りが軽減される。
【0037】
また、嗜好番組を提示する際には、検索を中断してシステム側から嗜好番組を案内することを画面又は音声などでユーザに提示してもよい。たとえば、図8の提示例に示されるように、嗜好情報抽出部6が、ディスプレイ9に、「ご依頼の番組が見つかりません。このような番組ではいかがですか」のような表示を行ったのち、抽出された嗜好番組を提示してもよい。
【0038】
このように、番組検索が一定範囲内の操作で終了しない場合に、ユーザが好むと予想される嗜好番組が提示されるので、ユーザは、その提示に対して応答をする(S6)。たとえば、図6に示された提示例では、嗜好番組とともに、「OK」ボタン51、「再検索」ボタン52及び「再案内」ボタン53が表示されるので、ユーザは、これらのボタンのいずれかを選択して押す。
【0039】
その結果、「再検索」ボタン52が押された場合には(S7で「再検索」)、検索部2は、再び、メニュー検索によるユーザとの対話を開始する(S1)。
【0040】
一方、「再案内」ボタン53が押された場合には(S7で「再案内」)、嗜好情報抽出部6は、そのときに提示している嗜好番組を除去したうえで(S9)、次の候補となる他の嗜好番組の提示を繰り返す(S5〜S7)。
【0041】
さらに一方、「OK」ボタン51が押された場合には、嗜好情報抽出部6は、そのときに提示されている嗜好番組が選択された旨をSTB4に通知し、STB4は、その嗜好番組を選局してディスプレイ9に表示する(S8)。これによって、番組検索が終了する。
【0042】
以上のように、本実施の形態の嗜好情報利用型データ検索装置は、番組の検索中に、検索画面の履歴を調べ、履歴画面延べ数及び同画面提示回数が一定数以上になった場合に検索手順の信頼性が低いと判断し、検索を中断して、予め視聴履歴から抽出した嗜好番組を案内する。つまり、番組検索の初期段階から嗜好情報を反映した操作支援を行うのではなく、ユーザの選択操作が一定回数を超えた場合にだけ、検索キーワードが誤っていたり、検索手順が誤っている又はわからないケースが発生していると判断し、嗜好情報に基づく検索支援を行うこととしている。したがって、ユーザは、一定回数に達するまでは、過去の操作あるいは嗜好情報に絞られない自由な検索操作を行うことができるとともに、一定回数を超えた場合に、過去の操作あるいは嗜好情報に基づく支援を受けることができる。
【0043】
なお、本実施の形態では、嗜好番組の提示に対してユーザの応答が求められたが(図4のステップS6)、このような応答は必ずしも必要ではなく、ユーザの応答を要求しない番組検索であってもよい。図9は、嗜好番組の提示に対するユーザの応答を要求しない方式の番組検索手順を示すフローチャートである。図4のフローチャートと比較して分かるように、図9に示された手順では、嗜好番組が提示された後に(S5)、検索処理が終了している。なお、ステップS10及びS11は、嗜好情報に該当する番組の中から、検索過程において拒否された番組を除いたうえで嗜好番組を提示するための処理である。つまり、ステップS10では、検索過程で選択された番組(表示番組)を一時的なメモリ2aに格納し、ステップS11では、嗜好情報に該当する番組2bの中から、メモリ2aに格納されている番組を除いたものを嗜好番組として決定している。
【0044】
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2における嗜好情報利用型データ検索装置を説明する。図10は本発明の実施の形態2に係るデジタルTVにおける嗜好情報利用型データ検索装置20のブロック図である。この嗜好情報利用型データ検索装置20は、音声認識によってユーザの番組検索を支援する装置であり、リモコン11、音声認識部12、認識結果判定部13、STB4、検索語彙記憶部15、嗜好情報抽出部16、嗜好情報記憶部7、嗜好情報作成部8及びディスプレイ9から構成される。なお、実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0045】
リモコン11は、ユーザの操作指示だけでなく、ユーザの音声を赤外線信号で出力するためのマイクロホンを備えたリモートコントローラである。
【0046】
検索語彙記憶部15は、番組検索に使用される音声認識用の検索語彙を階層構造で保持しているハードディスク等である。音声認識部12は、リモコン11から送られてくるユーザの音声指示に基づいて、検索語彙記憶部15に格納された検索語彙に従ったナビゲーション処理を行うことで、予め受信されているEPGに示された現在放送中の番組の中から、ユーザの好みにマッチした最適な番組を検索する。認識結果判定部13は、音声認識部12での検索過程又は検索結果の信頼性(ここでは、音声認識部12での認識結果と標準音声との類似度)を判断し、一定以上の信頼性があると判断した場合には、その検索結果(ここでは、認識結果)をSTB4に通知することで、1つの番組を選局させ、一方、一定以上の信頼性がないと判断した場合には、その旨を嗜好情報抽出部16に通知する。
【0047】
嗜好情報抽出部16は、認識結果判定部13から上述の通知を受けると、嗜好情報記憶部7に格納されている嗜好情報から一定条件を満たす嗜好情報を抽出し、抽出した嗜好情報に基づいて、EPGに示された現在放送中の番組の中からユーザの嗜好に合った最適な番組(嗜好番組)を決定(予測)してディスプレイ9に提示し、ユーザと対話することにより、ユーザが視聴したい番組を特定し、STB4に通知する。
【0048】
次に、以上のように構成された嗜好情報利用型データ検索装置20の動作について説明する。なお、嗜好情報作成部8が、ユーザによる番組検索に先立ち、予めユーザの嗜好情報を作成し、嗜好情報記憶部7におくことは、実施の形態1と同様である。
【0049】
図11は、ユーザによる番組検索が行われた場合の嗜好情報利用型データ検索装置20の動作手順を示すフローチャートである。
【0050】
まず、ユーザは、検索したい番組の検索キーワードを音声で入力する(S20)。入力は「ドラマ」や「野球」のようなジャンル名でも、「レッド−ブラック戦」などの番組名でもよい。音声認識部12は、入力された音声を認識処理によってテキストに変換した後に、検索語彙記憶部15に登録されている階層構造の検索語彙に従って、番組検索を実行する。たとえば、入力がジャンル名の場合には、さらにその階層下のジャンル又は番組名をディスプレイ9に提示し、入力が番組名の場合には番組をディスプレイ9に提示する。例として、実施の形態1における図5のように、番組がジャンルごとに階層的に分類されている場合に、「ナイター、レッド−ブラック戦」を見たいと思った際には、「スポーツ」と発声すると、ディスプレイ9には「スポーツ」ジャンルの次の階層「野球」、「サッカー」、「ゴルフ」などのジャンルが提示され、「レッド−ブラック戦」と発声するとレッド−ブラック戦が提示される。
【0051】
このような音声認識による検索過程において、認識結果判定部13は、認識結果と標準音声との類似度数を認識スコアとみなした認識スコアを算出し、認識スコアが一定以上である場合には(S21でYes)、検索キーワードの信頼性が高いと判断し、番組が1つに絞られているときには(S22でYes)、その番組名をSTB4に通知して選局させることで番組を表示させ(S23)、番組が1つに絞られていないときには(S22でNo)、ユーザに音声入力を促すことで、検索キーワードの音声入力を繰り返させる(S20〜S21)。
【0052】
なお、認識スコアは、入力音声Xと最も類似した標準パターンYとの距離D(X,Y)が小さい場合に大きくなる値である。たとえば、音声の認識パラメータとしてよく用いられているLPCメルケプストラム係数をパラメータとし、DPマッチングを用いて認識を行った場合には、距離D(X,Y)は、以下の式1で表される。
【0053】
【数1】
【0054】
従って、認識スコアS(X,Y)は、
S(X,Y)=1/D(X,Y) (式2)
となる。
【0055】
認識結果判定部13は、このような認識スコアが一定以上でない場合には(S21でNo)、検索キーワードの信頼性が低いと判断し、その旨を嗜好情報抽出部16に通知する。その通知を受けた嗜好情報抽出部16は、嗜好情報記憶部7に格納されているユーザの嗜好情報をアクセスし、嗜好情報を単数又は複数抽出し、抽出した嗜好情報にマッチする嗜好番組を特定し、その番組名等を、実施の形態1における図6の提示例に示されるように、STB4を介してディスプレイ9に提示する(S24)。
【0056】
ここで、嗜好情報の抽出においては、検索履歴における選択頻度の多かった上位一定数の嗜好情報を抽出する。このとき、抽出された嗜好情報から、検索履歴上に記録されている番組は既にユーザに提示されて拒否されたとみなし、該当する番組を除去したうえで、抽出を行う。たとえば、いま、視聴履歴が図12(a)に示される通りであり、嗜好情報記憶部7に格納されている嗜好情報が図12(b)に示されるように「ドラマ」、「野球」、「時間帯20−22時」、「番組:利家とまり、プロジェクトZ」である場合には、該当するドラマや野球のジャンルや時間帯20−22時に相当する番組及び「利家とまり」と「プロジェクトZ」の中から、出現頻度の多い一定数の番組名をSTB4を経てディスプレイ9に提示するが、このとき、たとえば、検索履歴上に「番組名:レッド−ブラック戦」が検索履歴に既に提示されている場合には、その番組が明示的に拒否されているので、嗜好情報として「野球」というジャンルが高い頻度で記録されていたとしても、「レッド−ブラック戦」は除去したうえで嗜好番組を決定し提示する。
【0057】
なお、嗜好情報抽出部16による嗜好番組の決定方法は、この方法だけに限られないことは実施の形態1と同様である。たとえば、検索履歴で一定数以上提示されたジャンルがあれば、そのジャンル又はその一階層上位のジャンルの中の番組を優先的に選択して提示してもよい。
【0058】
また、実施の形態1における図7に示される嗜好番組の提示例に示されるように、嗜好情報抽出部16は、嗜好番組の提示において、番組名だけでなく、嗜好番組が含まれるジャンル、番組名などの検索キーワードも同時に提示してよい。これによって、ユーザが、再度、音声入力する際に、システムが受け付けられるキーワード以外の発声を入力して番組検索ができなくなるという問題が回避される。
【0059】
また、嗜好番組を提示する際には、検索を中断してシステム側から嗜好番組を案内することを画面又は音声などでユーザに提示してもよい。たとえば、図13の提示例に示されるように、嗜好情報抽出部16が、ディスプレイ9に、「このような番組ではいかがですか」のような表示を行ったのち、抽出された嗜好番組を提示してもよい。
【0060】
このように、認識スコアが一定以上でない場合には、ユーザが好むと予想される嗜好番組が提示されるので、ユーザは、その提示に対して応答をする(S25)。たとえば、実施の形態1と同様に、図6に示された提示例では、嗜好番組とともに、「OK」ボタン51、「再検索」ボタン52及び「再案内」ボタン53が表示されるので、ユーザは、これらのボタンのいずれかを選択して押す(あるいは、そのボタン名を発声する)。
【0061】
その結果、「再検索」ボタン52が選択された場合には(S26で「再検索」)、音声認識部12は、再び、ユーザからの音声入力による番組検索を繰り返す(S20)。
【0062】
一方、「再案内」ボタン53が選択された場合には(S26で「再案内」)、嗜好情報抽出部16は、そのときに提示している嗜好番組を除去したうえで(S28)、次の候補となる他の嗜好番組の提示を繰り返す(S24〜S26)。
【0063】
さらに一方、「OK」ボタン51が選択された場合には、嗜好情報抽出部16は、そのときに提示されている嗜好番組が選択された旨をSTB4に通知し、STB4は、その嗜好番組を選局してディスプレイ9に表示する(S8)。これによって、番組検索が終了する。
【0064】
以上のように、本実施の形態の嗜好情報利用型データ検索装置は、ユーザが発声したキーワードを音声認識し、認識されたキーワードの認識スコアが低い場合に、検索キーワードの信頼性が低いと判断し、このような場合にのみ、検索を中断して、予め視聴履歴から抽出した嗜好番組を案内する。つまり、音声入力された全てのキーワードに対して嗜好情報を用いるのではなく、音声認識における認識スコアが低い場合にだけ、システムが受理できないキーワードが発声されたり、検索キーワードが認識誤りを起こしていると判断し、嗜好情報に基づく番組検索が行われる。したがって、ユーザは、高い認識スコアが得られる検索キーワードを発声している限りは、過去の番組選択あるいは嗜好情報に絞られない自由な番組検索を行うことができるとともに、低い認識スコアで音声認識された場合にだけ、過去の番組選局あるいは嗜好情報に基づく検索支援を受けることができる。
【0065】
以上、本発明に係る嗜好情報利用型データ検索装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されない。
【0066】
たとえば、実施の形態1では、検索画面数及び同一画面へのアクセス数のいずれもが一定数を超えた場合に検索の信頼性が低いと判断されたが、検索画面数及び同一画面数へのアクセス数のいずれかが一定数を超えた場合に検索の信頼性が低いと判断してもよい。
【0067】
また、このような判断基準に代えて、あるいは、このような判断基準に加えて、番組検索における操作回数や経過時間を考慮してもよい。たとえば、ユーザが番組検索を開始してから、リモコン1によるボタン操作が5回を超えるか、あるいは、1分を経過した場合に、検索の信頼性が低いと判断し、嗜好番組を提示することとしてもよい。
【0068】
さらに、実施の形態1及び2において、検索の信頼性に関する判断基準は、固定的であったが、ユーザによる操作に応じて、適応的に変化させてもよい。たとえば、番組検索が行われたときに、上記判断基準の範囲内で検索が完了したか否かを示す情報を検索日時とともに蓄積しておき、一定期間において、検索が完了した件数とそうでない件数との比が一定以下の場合に、上記しきい値M、Nを、それぞれ、M+1、N+1に更新する。これによって、ユーザの特性(検索操作についての慣れ等)に応じた適応的な検索支援装置が実現される。
【0069】
また、実施の形態1及び2では、本発明に係る嗜好情報利用型データ検索装置は、テレビ番組の検索に利用されたが、本発明の適用例としては、このような例に限られず、たとえば、インターネット上での検索エンジンによる一般情報の検索にも適用することができるのは言うまでもない。
【0070】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係る嗜好情報利用型データ検索装置によって、検索における信頼性が低い場合にだけ、ユーザの嗜好が利用された検索支援が行われるので、ユーザは、検索を開始してから、信頼性が低いと判断されるまでの間は、嗜好情報に拘束されることなく、自由な検索を行うことができる。そして、検索における信頼性が低いと判断された場合だけ、つまり、検索キーワードが誤っていたり、検索手順が誤っている又はわからない場合などのように、検索が一定範囲の操作で完了しない場合にだけ、嗜好情報に基づく検索支援を受けることができる。
【0071】
また、ユーザが音声によって検索キーワードを入力した場合であっても、同様であり、ユーザは、嗜好情報に絞られない自由な検索を行うことことができると共に、検索が収束しない場合だけ、嗜好に基づく検索支援を受けることができる。
【0072】
このように、本発明によって、検索操作に慣れたユーザは、過去の操作に縛られることなく、所望の検索を自由に、かつ、高速に遂行することができ、一方、検索操作に慣れないユーザは、過去の操作に基づく検索支援を受けることができ、特に、不特定多数の多種多様なユーザが膨大な情報の中から所望の情報を検索することを支援する装置として、本発明の実用的価値は極めて高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るデジタルTVにおける嗜好情報利用型データ検索装置のブロック図である。
【図2】視聴履歴と嗜好情報の例を示す図である。
【図3】視聴履歴と嗜好情報の他の例を示す図である。
【図4】ユーザによる番組検索が行われた場合の嗜好情報利用型データ検索装置の動作手順を示すフローチャートである。
【図5】検索語彙記憶部に登録されている検索語彙のデータ構造を示す図である。
【図6】嗜好番組の案内情報の提示例を示す図である。
【図7】検索キーワードと共に嗜好番組の案内情報が提示される例を示す図である。
【図8】特定のメッセージと共に嗜好番組の案内情報が提示される例を示す図である。
【図9】嗜好番組の提示に対するユーザの応答を要求しない方式の番組検索手順を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態2における嗜好情報利用型データ検索装置を説明する。
【図11】ユーザによる番組検索が行われた場合の嗜好情報利用型データ検索装置の動作手順を示すフローチャートである。
【図12】視聴履歴と嗜好情報の例を示す図である。
【図13】特定のメッセージと共に嗜好番組の案内情報が提示される例を示す図である。
【符号の説明】
1、11 リモコン
2 検索部
3 検索手順判定部
4 STB
5、15 検索語彙記憶部
6、16 嗜好情報抽出部
7 嗜好情報記憶部
8 嗜好情報作成部
9 ディスプレイ
10、20 嗜好情報利用型データ検索装置
12 音声認識部
13 認識結果判定部
Claims (9)
- ユーザの嗜好情報を利用してデータを検索する嗜好情報利用型データ検索装置であって、
ユーザによる検索キーワードの入力に従って、データベース検索を遂行する検索手段と、
前記検索手段による検索の信頼性を判断する信頼性判断手段と、
前記信頼性判断手段により前記信頼性が低いと判断された場合に、ユーザの嗜好に基づいて、ユーザが検索しようとしている情報を決定し、決定した情報を提示する提示手段とを備え、
前記データベースは、当該データベースを構成する各データが類似した特徴を有する場合に同じクラスに属するように1つ又は複数の階層化されたクラスに分類されており、
前記検索手段は、ユーザに提示した複数のクラスから所望のクラスを選択させることで、データを絞り込みながら前記検索を遂行し、
前記信頼性判断手段は、(1)全てのクラスを対象とし、クラスが選択された回数が一定値を超えた場合、(2)前記検索手段による検索が一定時間以上継続された場合、又は、(3)前記検索手段がユーザの音声を取得して音声認識し、音声認識によって得られた言葉を、ユーザが検索しようとしている情報の特徴を表す検索キーワードとして前記データベースを検索する場合であって、前記検索手段による音声認識で得られた認識結果と標準音声との類似度数である認識スコアが一定以下の場合に、前記信頼性が低いと判断する
ことを特徴とする嗜好情報利用型データ検索装置。 - 前記嗜好情報利用型データ検索装置は、さらに、ユーザが過去に検索した情報に基づいて嗜好情報を生成する嗜好情報生成手段を備え、
前記提示手段は、前記嗜好情報生成手段によって生成された嗜好情報に基づいて、ユーザが検索しようとしている情報を決定する
ことを特徴とする請求項1記載の嗜好情報利用型データ検索装置。 - 前記嗜好情報生成手段は、ユーザが過去に検索した情報の中から、相対的な頻度が高いものを優先させて前記嗜好情報を生成する
ことを特徴とする請求項2記載の嗜好情報利用型データ検索装置。 - 前記嗜好情報生成手段は、ユーザが過去に検索した情報の中から、最新のものを優先させて前記嗜好情報を生成する
ことを特徴とする請求項2記載の嗜好情報利用型データ検索装置。 - 前記提示手段は、前記嗜好情報のうち、前記検索手段による検索過程においてユーザに提示された嗜好情報の優先度を下げ、残りの嗜好情報を優先的に用いて、ユーザが検索しようとしている情報を決定する
ことを特徴とする請求項2記載の嗜好情報利用型データ検索装置。 - 前記提示手段は、前記情報を提示する際に、前記検索手段がデータベース検索に使用した検索キーワードを提示する
ことを特徴とする請求項1記載の嗜好情報利用型データ検索装置。 - 前記検索手段は、電子番組表が示す番組の中からユーザが望む番組を検索し、
前記提示手段は、ユーザが視聴しようとしている番組を決定し、決定した番組の案内情報を提示する
ことを特徴とする請求項1記載の嗜好情報利用型データ検索装置。 - ユーザの嗜好情報を利用してデータを検索する嗜好情報利用型データ検索装置による検索方法であって、
嗜好情報利用型データ検索装置が、ユーザによる検索キーワードの入力に従って、データベース検索を遂行する検索ステップと、
嗜好情報利用型データ検索装置が、前記検索ステップでの検索の信頼性を判断する信頼性判断ステップと、
嗜好情報利用型データ検索装置が、前記信頼性判断ステップで前記信頼性が低いと判断された場合に、ユーザの嗜好に基づいて、ユーザが検索しようとしている情報を決定し、決定した情報を提示する提示ステップとを含み、
前記データベースは、当該データベースを構成する各データが類似した特徴を有する場合に同じクラスに属するように1つ又は複数の階層化されたクラスに分類されており、
前記検索ステップでは、ユーザに提示した複数のクラスから所望のクラスを選択させることで、データを絞り込みながら前記検索を遂行し、
前記信頼性判断ステップでは、(1)全てのクラスを対象とし、クラスが選択された回数が一定値を超えた場合、(2)前記検索ステップでの検索が一定時間以上継続された場合、又は、(3)前記検索ステップでユーザの音声を取得して音声認識し、音声認識によって得られた言葉を、ユーザが検索しようとしている情報の特徴を表す検索キーワードとして前記データベースを検索する場合であって、前記検索ステップでの音声認識で得られた認識結果と標準音声との類似度数である認識スコアが一定以下の場合に、前記信頼性が低いと判断する
ことを特徴とする嗜好情報利用型データ検索方法。 - ユーザの嗜好情報を利用してデータを検索する嗜好情報利用型データ検索装置のためのプログラムであって、
請求項1〜7のいずれか1項に記載の嗜好情報利用型データ検索装置が備える手段としてコンピュータを機能させる
ことを特徴とするプログラム。
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