JP4166341B2 - Object detection mechanism - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動物体、例えば、開閉可能に支持された防火扉等が格納位置に開放保持されて格納されているか否かを検知する物体検知機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
建築物の壁等に一側が回動自在に設けられた防火扉等にあっては、通常時は、壁の近傍に設けられた格納位置に格納され、非常時に、該格納位置から閉方向(扉を格納位置から出す方向)に回動して、通路等を閉塞するようになっている。防火扉と建築物とには、係脱自在の開放保持手段として扉ロック装置が設けられ、通常時に、防火扉を格納位置に係止して開放保持することが一般的である。
【0003】
例えば、特開平7−119346号公報に提案されている扉ロック装置が知られている。この扉ロック装置は、図16から図18に示すように、一側がドアクローザ(図示せず)等によって回転自在に支持された防火扉1に設けられた受け座2と、防火扉1の格納位置Sに面する壁3に設けられ防火扉1の格納時に受け座2と嵌合して防火扉1を格納位置Sに開放保持する扉保持機構4とを備えたものである。
【0004】
前記受け座2は、中央部が凹曲面に形成された凹部2aを有してなる概略平板上の部材であって、凹部2aを上面として凹部2aと反対側の側面を防火扉1の上端面上に固定して設けられている。
前記扉保持機構4は、凹部2aに嵌合可能なローラ5と、該ローラ5を動作スプリング6の付勢力によって下方に付勢するロックレバー7とを備え、壁3に形成された防火扉1の格納位置Sの内面上部に設けられ、ローラ5が格納位置Sの天井面から下方に突出した状態に保持されている。
【0005】
この扉ロック装置では、ロックレバー7にリンク部材および作動レバーを介して連結されているソレノイド8を作動させて、ローラ5への付勢を解除するように設定されている。
また、この扉ロック装置には、通常、ローラ5の付勢解除によって防火扉1の保持が解除されたか否か、すなわち防火扉1の格納の有無を検知する扉検知機構9が設置されている。該扉検知機構9は、図17および図18に示すように、ソレノイド8側の端部にスプリング9aで回動可能に付勢され格納位置S側に突出したスイッチカム9bと、該スイッチカム9bの回動の有無を検知するマイクロスイッチ9cとを備えている。
【0006】
すなわち、防火扉1を保持する際に、防火扉1を格納位置Sに移動させて受け座2にローラ5を嵌合させるとともに、図18に示すように、防火扉1の上端角部でスイッチカム9bの側縁部を押してスイッチカム9bを回動させ、この回動の有無で保持の有無を検知する。
このスイッチカム9bの回動の有無は、スイッチカム9bとマイクロスイッチ9cとの間に配置させた板ばねのアクチュエータ9dを介して、マイクロスイッチ9cをON/OFFすることで検知するように設定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の扉検知機構では、以下のような課題が残されていた。すなわち、スイッチカムの回動の有無を正確に検知するには、スイッチカムを確実に突出させておくとともに、防火扉がスイッチカムを押す力が弱くても確実にスイッチカムが回動することが必要とされる。しかしながら、スイッチカムを確実に突出させておくためにスプリングの付勢力を強めておくと、スイッチカムの回動に対しても強い付勢力が加わってしまうため、防火扉でスイッチカムを強く押さなければスイッチカムを回動させることが難しいという不都合が生じていた。防火扉で強くスイッチカムを押さなければならないとすると、無理に力が加わって他の部材に負担が生じるとともにかじり等が生じてしまうおそれがあった。
【0008】
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、スイッチカムを確実に突出させておくとともに、扉等の移動物体がスイッチカムを押す力が弱くても確実にスイッチカムを回動させることができる物体検知機構を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するため、以下の構成を採用した。すなわち、請求項1記載の物体検知機構では、移動可能に支持された移動物体の格納位置に設けられ該移動物体の格納の有無を検知する物体検知機構であって、前記移動物体を格納する際に一方の側縁部が移動物体に当接可能に先端側を前記格納位置に突出させて取り付けられた板状のスイッチカムと、前記一方の側縁部の基端側を回動中心にして前記スイッチカムを前記移動物体の移動方向に沿った方向に回動可能に支持するとともに回動方向に対向して付勢するカム付勢支持手段と、前記スイッチカムの回動の有無を検知するスイッチ手段とを備え、前記一方の側縁部には、前記移動物体を格納する際に移動物体が最初に当接する部分に凹部が形成されており、前記側縁部は全ての角部が曲面状に面取りされている技術が採用される。
【0010】
この物体検知機構では、移動物体を格納する際に一方の側縁部が移動物体に当接可能に先端側を格納位置に突出させて取り付けられた板状のスイッチカムと、一方の側縁部の基端側を回動中心にしてスイッチカムを移動物体の移動方向に沿った方向に回動可能に支持するとともに回動方向に対向して付勢するカム付勢支持手段と、スイッチカムの回動の有無を検知するスイッチ手段とを備え、一方の側縁部には、移動物体を格納する際に移動物体が最初に当接する部分に凹部が形成されているので、移動物体を格納するときに移動物体が凹部に当たってスイッチカムを押すと同時に回動させる。すなわち、凹部がない場合に比べて当接する位置が、回動中心である一方の側縁部の基端側から遠くなるため、大きなモーメントを得ることができる。したがって、スイッチカムに対して回動方向に対向して付勢力を強く設定し、スイッチカムを明確に突出させておいても、比較的弱い力で容易にスイッチカムを回動させることができる。
【0012】
この物体検知機構では、前記側縁部の全ての角部が曲面状に面取りされているので、移動物体が当接してスイッチカムを回動させる際、凹部から側縁部の先端側へと当接位置をスムーズに移動させることができる。特に、移動物体がスイッチカムに斜めに当接する場合でも、かじり等が生じずにスムーズにスイッチカムを回動させることができる。
【0013】
請求項2記載の物体検知機構では、請求項1記載の物体検知機構において、前記スイッチカムは、両方の側縁部が互いに対称に形成され、前記カム付勢支持手段は、前記両方の側縁部のいずれか一方の基端側を回動中心にしても前記スイッチカムを回動可能に支持している技術が採用される。
【0014】
この物体検知機構では、スイッチカムの両方の側縁部が互いに対称に形成され、カム付勢支持手段が、両方の側縁部のいずれか一方の基端側を回動中心にしてもスイッチカムを回動可能に支持しているので、スイッチカムの一方側または他方側のどちらからでも移動してくる移動物体に対して、同様に検知することが可能になるとともに、取り付ける際でもスイッチカムの向きを一方又は他方のどちらにも設定することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る物体検知機構およびこれを備えた扉ロック装置の一実施形態を、図1から図12を参照しながら説明する。
これらの図にあっては、符号11は受け座、12は扉保持機構、13はケーシング、14はローラ、15は付勢手段、16は解錠手段、17は扉検知機構を示している。
【0016】
本実施形態における扉ロック装置は、図5に示すように、一側がドアクローザ(図示せず)等によって回転自在に支持された防火扉(移動物体)1に設けられた受け座11と、防火扉1の戸袋である格納位置Sに面する壁3に設けられ防火扉1の格納時に受け座11と嵌合して防火扉1を格納位置に保持する扉保持機構12とを備えたものである。
【0017】
前記扉保持機構12は、図1から図5に示すように、格納位置Sの内上面に埋没状態に固定された筐状のケーシング13内に内蔵され、防火扉1の移動方向に沿った方向に転動可能かつ受け座11に嵌合可能なローラ14と、該ローラ14を受け座11に嵌合可能に突出させて付勢する付勢手段15と、該付勢手段15によるローラ14の付勢を解除する解錠手段16と、防火扉1の保持の有無を検知する扉検知機構(物体検知機構)17とを備えている。
【0018】
前記ケーシング13は、図6に示すように、ダイカストで一体成形されたケーシング本体18、該ケーシング本体18の上部を覆う蓋部19とから構成されている。
【0019】
なお、従来では、ケーシング本体として鉄板製のものが用いられていたが、取付位置のピッチが若干合わずに無理に取付がされた場合、強度が十分でないために撓んでしまうおそれがあった。また、単純な鉄板で構成されるため、内蔵する部品を固定するために、ねじ等の部品が多く必要となっていた。
しかしながら、本実施形態のようにダイカストで一体に成形されたケーシング本体18を採用すれば、より高い強度が得られ上記撓みが生じないとともに、内部に多様な形状を設けることができ、部品の固定や支持が容易となって、ねじ等の部品点数を削減することができる。
【0020】
前記付勢手段15は、図1から図4に示すように、一端部20aが係止された状態で他端部20bがローラ14を突出方向に押圧するように、かつ一端部20aが開放されている状態で他端部20bによる前記押圧を解除するように動作スプリング21で付勢されたロックレバー20と、該ロックレバー20の一端部20aを係止するロック金具(係止部材)22とを備えている。
【0021】
前記ロックレバー20の他端部20bには、円柱状のローラホルダ23がケーシング13の横幅方向(以下、単に「横幅方向」という)の軸線に対して回動可能に取り付けられ、該ローラホルダ23の下部に回転可能にローラ14が取り付けられている。
前記ローラホルダ23は、ケーシング本体18内に上下に貫通して形成されたガイド孔18a内に上下動可能に配されている。
【0022】
防火扉1の戸袋納まり固定状態(開放保持状態)において、ロックレバー20は、その中間部分下部の支点Aがケーシング本体18の底面に当接した状態で、該支点Aよりやや一端部20a側に当接した動作スプリング21によって下方に付勢されている。該動作スプリング21は、ケーシング本体18の底部から立設した支柱部材24に外挿され、下部が、ロックレバー20に当接して押圧している。
【0023】
ロックレバー20の一端部20aには、支軸のロックピン20cが横幅方向に軸線を有して固定されており、このロックピン20cの下部をロック金具22の上部で保持してロックレバー20が係止状態とされている。これによって、ロックレバー20は、その他端部20bにおけるローラホルダ23を押し下げ、防火扉1側の受け座11にローラ14を押圧して開扉保持状態としている。
なお、ロックレバー20の側部は、図2に示すように、ケーシング本体18内に両側から内方に突出して形成された一対のレバーガイド部18bによって、若干離間した状態で挟まれてガイドされている。
【0024】
前記解錠手段16は、ロック金具22に向けて解錠スプリング25で付勢された状態で係止された解錠レバー26と、該解錠レバー26を係止する作動レバー27と、該作動レバー27に連結され作動時に作動レバー27を移動させて解錠レバー26を開放するとともにロック金具22に打ちつけてロック金具22を移動させ、ロックレバー20の係止を解除するように設定されたソレノイド28とを備えている。
【0025】
前記ソレノイド28は、図6に示すように、外部の電源(図示略)および火災を感知するセンサ(図示略)等に配線Lで電気的に接続され、火災等が発生した際に、センサからの信号によって作動するものである。このソレノイド28のプランジャ28aには、プランジャ28aを押し出す方向に付勢するリセットスプリング28bがプランジャ28aに巻回されている。また、プランジャ28aには、図1から図4に示すように、作動レバー27の一端部が連結され、該作動レバー27の他端部には、進退方向に長い長孔27aが形成されている。
【0026】
また、ケーシング本体18の底面には、断面コ字状のブラケット29が固定され、該ブラケット29には、長孔27aに貫通するフロントピン29aが横幅方向に軸線を有して固定されている。
該フロントピン29aの両端部には、リセット金具30が回動可能に取り付けられている。
【0027】
前記ロック金具22の下部には、横幅方向に軸線を有してブラケット29に固定された金具ピン22aが貫通し、該ロック金具22が金具ピン22aを中心に回動可能に支持されている。
ロック金具22は、上部が平面部22bを有する横断面コ字状に形成され、該平面部22bが、ロックレバー20を係止する部分からソレノイド28側に離間した部分に形成されている。
【0028】
前記解錠レバー26は、金具ピン22aを中心に回動可能に取り付けられるとともに、作動レバー27側に解錠ピン26aが横幅方向に軸線を有して固定され、該解錠ピン26aが作動レバー27の一端部に係止されて保持されている。なお、解錠ピン26aの両端部は、リセット金具30に形成された長孔30dに貫通して上下動可能に配されている。解錠レバー26の上部は、横断面コ字状に形成され、この上部には、ローラ14側にロック金具22の平面部22bに向けて突出した突出部26bが形成されているとともに、ソレノイド28側にスイッチ用平面部26cが形成されている。
【0029】
また、解錠レバー26は、金具ピン22aに巻回された解錠スプリング25によって突出部26bがロック金具22の平面部22bに向けて付勢された状態で保持されている。
さらに、ロック金具22は、金具ピン22aに巻回された復帰スプリング31によってロックピン20c側に付勢されている。
スイッチ用平面部26cのソレノイド28側には、ロックレバー20の係止が解除されたことを検知してソレノイド28の作動を解除させる信号を送る解錠検知用マイクロスイッチ(解錠検知スイッチ)32が設置されている。
【0030】
該解錠検知用マイクロスイッチ32は、スイッチ用平面部26cに先端部を当接されたスイッチレバー32aを備え、該スイッチレバー32aがソレノイド28側に押されたときにスイッチレバー32aにより解錠検知用マイクロスイッチ32のスイッチノブ32bが押されてスイッチがオンされるように設定されている。なお、解錠検知用マイクロスイッチ32がオン状態になると、ソレノイド28を作動させる電源回路(図示略)を遮断し、保持解除の確認回路を閉回路にして解除信号を外部に送信するように設定されている。
【0031】
前記リセット金具30は、ローラ14側が下面部30bを有する縦断面コ字状に形成され、該下面部30bの上部にかつロックレバー20の一端部20a側の下方に位置する部分にセットピン30cが固定されている。また、ケーシング本体18の底面には、リセット金具30の下面部30bに対向する部分にリセット穴18cが形成されている。
【0032】
作動レバー27の中間部には、作動レバー27の長さ方向に長い長孔27bが形成され、該長孔27bには、操作棒33が連結されている。すなわち、該操作棒33は、長孔27bに貫通する支持ピン33bが横幅方向に延在して一端部33aに固定され、支持ピン33bを支点にして回動可能に設置されている。また、操作棒33は、中間部33cが作動レバー27に係止可能に横幅方向に屈曲させて形成され、他端部33dが、ケーシング本体18の底面に形成された操作孔18dからわずかに突出して配されている。すなわち、操作棒33の他端部33dをソレノイド28側に動かすと、支持ピン33bを支点にして操作棒33が回動するとともに、中間部33cが作動レバー27に当接して該作動レバー27をソレノイド28側に押し戻す方向に移動され、解錠レバー26の係止を解除するように設定されている。
【0033】
前記扉検知機構17は、ソレノイド28の後端側に設けられ、図1、図3図7および図8に示すように、防火扉1を格納する際に一方の側縁部が防火扉1の上端角部に当接可能に先端側を格納位置Sに突出させて取り付けられた板状のスイッチカム34と、一方または他方の側縁部のいずれの基端側を回動中心にしてもスイッチカム34を防火扉1の移動方向に沿った方向に回動可能に支持するとともに回動方向に対向して付勢するスイッチスプリング35と、スイッチカム34の回動の有無を検知する作動表示用マイクロスイッチ36とを備えている。
【0034】
前記スイッチカム34は、ケーシング本体18の底面に横幅方向に延在して形成されたスリット孔18eから突出状態に配されており、図7から図9に示すように、突出方向に向かって幅が狭くなる略半円状のテーパ形状とされ、防火扉1と最初に当接する側縁部に、略円弧状の湾曲凹部34aが形成されている。この側縁部は、曲面で構成され、図9の(a)(c)に示すように、湾曲凹部34aの端部34eおよび角部34fも面取りされて所定の曲率の曲面状に形成されている。また、スイッチカム34は、両方の側縁部が互いに対称に形成されている。
なお、湾曲凹部34aは、回動する防火扉1の上端角部に当接するように形成されている。
前記スイッチスプリング35は、スイッチカム34の上部中央に上方に突出して形成された突出部34bに、圧縮状態に下端が外挿され、スイッチカム34を下方にかつ回動可能に付勢して保持している。
【0035】
スイッチカム34の上部には、表裏面の両面から突出し横幅方向に延在するフランジ部34cが形成され、該フランジ部34cの中央部分には下方に突出した三角形状の突起部34dが形成されている。すなわち、フランジ部34cは、突起部34dの周囲が切り欠いた状態で形成され、該突起部34dの先端位置がフランジ部34cの両端下部を結ぶ直線上に位置するように設定されている。突起部34dの下端には、図7および図8に示すように、アクチュエータ(板ばね)37の一端部37aの中央部分が当接し、図8に示すように、防火扉1を保持していない場合であって、スイッチカム34が回動していない状態(完全に突出している状態)では、アクチュエータ37の一端部37aが突起部34cとケーシング本体18の底面とに挟持されている。
【0036】
前記アクチュエータ37は、図10に示すように、略コ字状に形成された板ばねであって、その中間部37bをスイッチカム34およびスイッチスプリング35に隣接して配された作動表示用マイクロスイッチ36上部のスイッチノブ36a上に配し、他端部37cが作動表示用マイクロスイッチ36の背面に固定されている。そして、このアクチュエータ37は、図8の(b)に示すように、スイッチカム34が回動していない状態では、作動表示用マイクロスイッチ36のスイッチノブ36aを押圧して作動表示用マイクロスイッチ36をオン状態にしている。
【0037】
前記受け座11は、略平板上の部材であって、図5および図12に示すように、防火扉1の移動方向に互いに離間して互いの間にローラ14が嵌合可能な凹部11aを形成する第1のフランジ部40および第2のフランジ部41を有している。この受け座11は、凹部11aを上面として凹部11aと反対側の側面を防火扉1の上端面上に切り欠いて形成された設置溝1aに嵌合状態に設置されている。
【0038】
すなわち、設置溝1a内にL字板42がボルト43で固定され、L字板42上に受け座11がボルト44によって固定されている。なお、受け座11は、L字板42にねじ止めするために形成された一対の長孔11bにボルト44を貫通させて固定される。これらの長孔11bは、それぞれ防火扉1の上面の幅方向に沿って長く形成され、これらの長孔11bを介してL字板42にボルト44を固定した状態で、受け座11を防火扉1の上面幅方向に移動することができ、受け座11を所望の位置に位置決め・固定することができるようになっている。
【0039】
前記第1のフランジ部40は、受け座11の壁3側、すなわち受け座11の端面と凹部11aとの間に形成され、第1のフランジ部40の壁3側に、受け座11の外方下部から内方上面にわたって傾斜した勾配部40aが形成されている。第2のフランジ部41は、受け座11の閉方向側の端面と凹部11aとの間に形成され、上面が第1のフランジ部40の上端より高く設定されている。すなわち、第1のフランジ部40によって、ローラ14に嵌合した凹部11aの壁3側への移動が規制される。
【0040】
前記第2のフランジ部41は、第1のフランジ部40に向けてローラ14が当接可能に傾斜し凹部11aの一部を構成する傾斜面45aを有した可動部材45を備え、該可動部材45は、第1のフランジ部40に対して進退移動可能に取り付けられている。すなわち、可動部材45には、その進退方向に軸線を有する貫通孔45bが形成され、第1のフランジ部40には、貫通孔45bと同一の軸線を有して貫通する雌ねじ孔40bが形成され、該雌ねじ孔40bには、可動部材45に頭部46aを係止させた状態で貫通孔45bを貫通させた雄ねじ部材46が螺着されている。
【0041】
また、該雄ねじ部材46には、可動部材45と第1のフランジ部40との間に可動部材45を付勢する圧縮スプリング47が外挿されている。該圧縮スプリング47は、可動部材45の緩みを防止するため取り付けられている。
【0042】
したがって、雄ねじ部材46をドライバー等で回動させることにより、可動部材45を進退させることができる。可動部材45を前進させた位置に配すると、凹部11aに嵌合するローラ14が浅い位置で傾斜面45aに当接して係止され、ローラ14が浅くはまることになり、防火扉1の保持力を弱めに設定することができる。また逆に、可動部材45を後退させることにより、ローラ14が深い位置で傾斜面45aに当接して係止され、ローラ14が深くはまることになり、防火扉1の保持力を強めに設定することができる。
【0043】
なお、雄ねじ部材46の先端面には、マイナスドライバーの先端が嵌合可能な溝部46bが形成されている。すなわち、この溝部46bにマイナスドライバーを差し込んで雄ねじ部材46を回動させることが可能となり、雄ねじ部材46の頭部46a側の反対側からも可動部材45の進退調整(すなわち、防火扉1の保持力調整)ができるようになっている。
【0044】
次に、本実施形態の扉ロック装置を用いた防火扉の保持方法を、〔電気作動〕、〔手動操作〕および〔復旧操作〕に分けて図3、図4、図7、図8および図11を参照して説明する。
【0045】
〔電気作動〕
火災等を感知したセンサの作動信号等によりソレノイド28が通電されると、図3および図4の(b)に示すように、プランジャ28aがソレノイド28内に吸引されて連結されている作動レバー27が引かれる。このとき、解錠レバー26の解錠ピン26aと作動レバー27とのロックが外れ、開放された解錠レバー26が、金具ピン22aを支点に解錠スプリング25の付勢力によって図4中における右回転を行う。
【0046】
解錠レバー26が回転すると、突出部26bがロック金具22の平面部22bに打ちつけられ、その衝撃によってロック金具22とロックピン20cとのロックが外れ、ロックレバー20の係止が解除される。
開放されたロックレバー20は、動作スプリング21の付勢力により支点Aを介してロックピン20c側が押し下げられ、他端部20bのローラホルダ23がケーシング本体18内に引き込まれて、ローラ14と受け座11との保持が解かれて防火扉1が格納位置Sから外れて回動し、通路等を閉鎖する。
【0047】
また、解錠レバー26の回転により、解錠レバー26のスイッチ用平面部26cが解錠検知用マイクロスイッチ32のスイッチレバー32aを介してスイッチノブ32bを押し、解錠検知用マイクロスイッチ32をオン状態としてソレノイド28の電源回路を遮断するとともに、保持解除の確認回路を閉回路にして解除信号を外部に送信する。
【0048】
さらに、防火扉1によって回動状態のまま保持されていたスイッチカム34が、防火扉1の回動とともに保持が解除され、スイッチスプリング35の付勢力によって、押し下げられて完全に突出状態になるとともに、アクチュエータ37の一端部37aも突起部34cで押し下げて、中間部37bで作動表示用マイクロスイッチ36のスイッチノブ36aを押し下げてオン状態とする。
【0049】
〔手動操作〕
待機状態において、防火扉1を保持力以上の力で回動方向に引くと、ローラ14が動作スプリング21に抗して受け座11の第1のフランジ部40により押し上げられるとともに、ロックレバー20がロックピン20cを支点にして回動する。さらには、ローラ14が第1のフランジ部40を乗り越えてロックが外れ、防火扉1を回動させて通路等を閉鎖することができる。
【0050】
〔復旧操作〕
電気作動後における復旧操作は、作動信号を復旧後、リセット穴18cからリセット棒(ドライバー等)の先端をリセット金具30の下面部30bに当てて、リセット金具30を押し上げる。このとき、リセット金具30は、支点軸のフロントピン29aを支点に図4中の右回転を行い、セットピン30cでロックレバー20の一端部20a近傍を押して、ロックレバー20の支点Aを介してロックピン20cを押し上げる。このとき、解錠ピン26aにより解錠レバー26をリセット方向(図4中の左回転)に、解錠スプリング25に抗して回転させる。
【0051】
解錠レバー26が左回転すると、復帰スプリング31により、ロック金具22が左回転し、ロックレバー20のロックピン20cを係止して支え込んでロック状態とする。
ロックピン20cが押し上がってロックされると、ロックレバー20の他端部20bのローラホルダ23およびローラ14がケーシング本体18から突出し、復旧準備状態となる。
【0052】
また、ロック金具22が左回転するとともに、解錠ピン26aがリセット金具30で押し上げられることにより一端部が解錠ピン26aに係止されていた作動レバー27が開放される。そして、係止解除された作動レバー27は、リセットスプリング28bによって前進させられ、再び解錠レバー26の解錠ピン26aを一端部の上部で係止し、作動前の元の状態になる。
【0053】
次に、防火扉1を戸袋(格納位置S)に納めると、受け座11の勾配部40aによりローラ14が押し上げられ、受け座11の第1のフランジ部40を乗り越して、受け座11の凹部11aにローラ14が入り込む。すなわち、この状態で、防火扉1は、格納位置Sに開放保持される。
また、防火扉1を格納位置Sに納める際に、図11に示すように、防火扉1の上端角部がスイッチカム34の一方の側縁部に形成された湾曲凹部34aに当接するとともに押圧する。スイッチカム34は、スイッチスプリング35によって突出方向に付勢されているので、一方の側縁部の基端側にある支点Bを中心にして回動し、防火扉1の移動によって防火扉1の上端面に乗り上げる。
【0054】
このとき、湾曲凹部34aがない場合に当接する位置C1に比べて、湾曲凹部34がある場合に当接する位置C2は、回動中心である支点Bから遠くなるため、大きなモーメントを得ることができる。
したがって、本実施形態では、スイッチカム34に対して回動方向に対向してスイッチスプリング35の付勢力を強く設定し、スイッチカム34を明確に突出させておいても、比較的弱い力で容易にスイッチカム34を回動させることができる。
【0055】
また、防火扉1が当接した際にスイッチカム34に加わる揚力は、図11に示すように、湾曲凹部34aがない場合における揚力F1よりも、湾曲凹部34aがある場合における揚力F2の方が、基端側になる程、当接した位置における側縁部の接触面が傾斜するために大きくなり、より弱い力でスイッチカム34を回動させることができる(なお、水平方向への力F0はどちらも同様)。特に、防火扉1とケーシング本体18の下面との距離(いわゆる、チリ)が短い場合に、防火扉1が湾曲凹部34aの基端側に当接するため、上記揚力の差が顕著となり湾曲凹部34aによる効果が大きくなる。
【0056】
さらに、前記側縁部の全ての角部、すなわち湾曲凹部34aの端部34eおよび周囲の角部34eが曲面状に面取りされ、側縁部が曲面で構成されているので、防火扉1が当接してスイッチカム34が回動する際、湾曲凹部34aから側縁部の先端側へと当接位置をスムーズに移動させることができる。
【0057】
防火扉1の移動によってスイッチカム34が回動すると、図7の(b)に示すように、突起部34dで押さえられていたアクチュエータ37の一端部37aが上方に移動するとともに、アクチュエータ37の板ばねの反力により復元し、中間部37bがスイッチノブ36aを押圧から開放して、作動表示用マイクロスイッチ36をオフ状態にする。すなわち、該作動表示用マイクロスイッチ36がオフ状態になって、防火扉1が保持されたことが検知される。
【0058】
また、図18に示すように、従来の突起部34dが無い場合では、アクチュエータ9dの一端部を押さえている位置が、支点B側の端部D1であるのに対し、本実施形態では、スイッチカム34に突起部34dが形成されているので、アクチュエータ37の一端部37aを押さえている位置が、図7の(a)に示すように、一端部37aの中央部分D2となる。したがって、本実施形態では、アクチュエータ9dの一端部を押さえている位置が、従来に比べて回動中心である支点Bから遠くなることから、同じ回動量で大きく一端部37aをリフトさせることができ、大きな反力で明確に作動表示用マイクロスイッチ36のオン/オフを行うことができる。
【0059】
このように、図8に示すように、防火扉1が扉保持機構12に保持されていない場合には、スイッチカム34が完全に突出状態となり、上述したように作動表示用マイクロスイッチ36をオン状態にし、逆に防火扉1を格納位置Sに格納しようとすると、図7に示すように、防火扉1が突出状態のスイッチカム34を回動させ、上述したように作動表示用マイクロスイッチ36をオフ状態にする。
【0060】
なお、手動操作後の復旧は、ローラ14がケーシング本体18から突出した状態であるので、防火扉1を格納位置Sに納めるだけで、開放保持することができる。
【0061】
従来は、ロックレバーを直にリセット棒で押し上げていたが、この場合、リセット棒がずれやすく他の部品を傷つけてしまうおそれもあったが、本実施形態では、リセット金具30の下面部30bにリセット棒の先端を押し当てるので、ずれ難く良好な作業性が得られる。
【0062】
次に、本発明に係る物体検知機構を備えた扉検知装置の一実施形態について、図13から図15を参照して説明する。
【0063】
本実施形態の扉検知装置は、上記扉ロック装置の実施形態における扉検知機構(物体検知機構)17のみを備えたものであり、防火扉1の格納位置Sに面する上壁に設けられ格納位置Sに面して配される底板50と、該底板50上に設置された扉検知機構17と、該扉検知機構17を覆うケーシング51とから構成されている。
すなわち、底板50に形成されたスリット孔50aから扉検知機構17のスイッチカム34を突出させた状態にして、収納位置Sに収納するために移動させられる防火扉1の上端角部にスイッチカム34の湾曲凹部34aが当接可能に設置されている。
【0064】
この扉検知装置は、防火扉1を収納位置Sに収納する際に、上述した扉ロック装置の扉検知機構17と同様に、スイッチカム34を回動させることにより、アクチュエータ37を介してオン状態の作動表示用マイクロスイッチ36をオフ状態にして防火扉1が保持されたことを検知するものである。この扉検知装置は、上述したような扉ロック装置の扉保持機構12と別個に設けることができ、設置位置を比較的自由に設定することができる。
【0065】
なお、上記各実施形態では、一側が回動自在に設けられた防火扉に適用したが、移動可能に支持された移動物体であれば他の形式の扉や部材等に適用しても構わない。例えば、引き戸や可動可能ながらり等に適用してもよい。
【0066】
【発明の効果】
本発明に係る物体検知機構によれば、以下の効果を奏することができる。
請求項1記載の物体検知機構によれば、移動物体を格納する際に一方の側縁部が移動物体に当接可能に先端側を格納位置に突出させて取り付けられた板状のスイッチカムと、一方の側縁部の基端側を回動中心にしてスイッチカムを移動物体の移動方向に沿った方向に回動可能に支持するとともに回動方向に対向して付勢するカム付勢支持手段と、スイッチカムの回動の有無を検知するスイッチ手段とを備え、一方の側縁部には、移動物体を格納する際に移動物体が最初に当接する部分に凹部が形成されているので、凹部がない場合に比べて当接する位置が、回動中心である一方の側縁部の基端側から遠くなって大きなモーメントを得ることができ、スイッチカムを明確に突出させるために付勢力を強く設定しても、比較的弱い力で容易にスイッチカムを回動させることができる。したがって、移動物体の収納の有無を正確に検知することが可能となる。
【0067】
また、前記側縁部の全ての角部が曲面状に面取りされているので、移動物体が当接してスイッチカムを回動させる際、凹部から側縁部の先端側へと当接位置をスムーズに移動させることができる。特に、移動物体がスイッチカムに斜めに当接する場合でも、かじり等が生じずにスムーズにスイッチカムを回動させることができる。したがって、当接する移動物体や他の部材等への負担を軽減するとともに、作動安定性を向上させることができる。
【0068】
請求項2記載の物体検知機構によれば、スイッチカムの両方の側縁部が互いに対称に形成され、カム付勢支持手段が、両方の側縁部のいずれか一方の基端側を回動中心にしてもスイッチカムを回動可能に支持しているので、スイッチカムの一方側または他方側のどちらからでも移動してくる移動物体に対して、同様に検知することが可能になるとともに、取り付ける際でもスイッチカムの向きを一方又は他方のどちらにも設定することができる。したがって、様々な形式の扉等の移動物体に対して汎用性が向上するとともに、取付位置の自由度が高くなり、取付作業も容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る物体検知機構を備えた扉ロック装置の一実施形態において、ソレノイドが作動する前の扉保持機構を示す縦断面図である。
【図2】 本発明に係る物体検知機構を備えた扉ロック装置の一実施形態において、ソレノイドが作動する前の扉保持機構を示す内部の平面図である。
【図3】 本発明に係る物体検知機構を備えた扉ロック装置の一実施形態において、ソレノイドが作動した場合の扉保持機構を示す縦断面図である。
【図4】 本発明に係る物体検知機構を備えた扉ロック装置の一実施形態において、ソレノイドが作動する前および作動した場合の扉保持機構の要部を示す側面図である。
【図5】 本発明に係る物体検知機構を備えた扉ロック装置の一実施形態における受け座の取付構造を示す縦断面図である。
【図6】 本発明に係る物体検知機構を備えた扉ロック装置の一実施形態における外観を示す平面図および正面図である。
【図7】 本発明に係る物体検知機構を備えた扉ロック装置の一実施形態において、防火扉を保持している場合における扉検知機構を概略的に示す側面図および一部を破断した正面図である。
【図8】 本発明に係る物体検知機構を備えた扉ロック装置の一実施形態において、防火扉を保持していない場合における扉検知機構を概略的に示す側面図および一部を破断した正面図である。
【図9】 本発明に係る物体検知機構を備えた扉ロック装置の一実施形態において、スイッチカムを示す側面図、正面図および要部を拡大した正面図である。
【図10】 本発明に係る物体検知機構を備えた扉ロック装置の一実施形態において、アクチュエータを示す側面図および正面図である。
【図11】 本発明に係る物体検知機構を備えた扉ロック装置の一実施形態において、防火扉の上端角部が湾曲凹部に当接した場合における扉検知機構を概略的に示す側面図である。
【図12】 本発明に係る物体検知機構を備えた扉ロック装置の一実施形態における受け座を示す平面図および一部を破断した側面図である。
【図13】 本発明に係る物体検知機構を備えた扉検知装置の一実施形態を示す断面図である。
【図14】 本発明に係る物体検知機構を備えた扉検知装置の一実施形態を示す一部を破断した平面図である。
【図15】 図13のX−X矢視図およびY−Y矢視図である。
【図16】 本発明に係る物体検知機構の従来例を備えた扉ロック装置を示す断面図である。
【図17】 本発明に係る物体検知機構の従来例を備えた扉ロック装置において、ソレノイドが作動する前の状態を示す縦断面図である。
【図18】 本発明に係る物体検知機構の従来例を備えた扉ロック装置において、防火扉の上端角部が湾曲凹部に当接した場合における扉検知機構を概略的に示す側面図である。
【符号の説明】
1 防火扉(移動物体)
11 受け座
12 扉保持機構
17 扉検知機構(物体検知機構)
34 スイッチカム
34a 湾曲凹部(凹部)
35 スイッチスプリング(カム付勢支持手段)
36 作動表示用マイクロスイッチ(スイッチ手段)
S 格納位置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an object detection mechanism that detects whether or not a moving object, for example, a fire door that is supported so as to be opened and closed, is opened and held in a storage position.
[0002]
[Prior art]
In the case of a fire door or the like that is pivotably provided on one side of a wall of a building, it is normally stored in a storage position provided in the vicinity of the wall, and in an emergency, it is closed from the storage position ( The door is rotated in the direction in which the door is extended from the storage position), and the passage and the like are closed. The fire door and the building are provided with a door lock device as an detachable open holding means, and it is general that the fire door is locked and held at the retracted position in a normal state.
[0003]
For example, a door lock device proposed in Japanese Patent Laid-Open No. 7-119346 is known. As shown in FIGS. 16 to 18, this door lock device includes a receiving
[0004]
The receiving
The door holding mechanism 4 includes a
[0005]
In the door lock device, the solenoid 8 connected to the lock lever 7 via the link member and the operation lever is operated to release the bias to the
The door lock device is usually provided with a
[0006]
That is, when holding the
The presence or absence of rotation of the
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional door detection mechanism, the following problems remain. In other words, in order to accurately detect whether or not the switch cam is rotating, the switch cam can be reliably protruded, and the switch cam can reliably rotate even if the fire door is weak in force to push the switch cam. Needed. However, if the urging force of the spring is increased to keep the switch cam protruding, a strong urging force is applied to the rotation of the switch cam, so the switch cam must be pressed strongly with the fire door. In other words, it is difficult to rotate the switch cam. If the switch cam had to be pushed strongly with the fire door, force would be applied forcefully, causing a burden on other members and possibly causing galling.
[0008]
The present invention has been made in view of the above-described problems. The switch cam is reliably protruded, and the switch cam is reliably rotated even when a moving object such as a door is weak in pushing the switch cam. It is an object to provide an object detection mechanism capable of
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The present invention employs the following configuration in order to solve the above problems. That is, the object detection mechanism according to
[0010]
In this object detection mechanism, when a moving object is stored, a plate-like switch cam mounted with the tip side protruding to the storage position so that one side edge can come into contact with the moving object, and one side edge A cam biasing support means for pivotally supporting the switch cam in a direction along the moving direction of the moving object and biasing the switch cam in a direction opposite to the rotation direction. Switch means for detecting the presence or absence of rotation, and a concave portion is formed in one side edge portion where the moving object first contacts when the moving object is stored. Sometimes the moving object hits the recess and pushes the switch cam at the same time. That is, compared with the case where there is no concave portion, the abutting position is far from the base end side of one side edge portion that is the center of rotation, so that a large moment can be obtained. Therefore, even if the urging force is set strongly against the switch cam in the rotational direction and the switch cam is clearly projected, the switch cam can be easily rotated with a relatively weak force.
[0012]
In this object detection mechanism, since all the corners of the side edge are chamfered in a curved shape, when the moving object comes into contact and rotates the switch cam, the contact from the recess to the tip of the side edge is applied. The contact position can be moved smoothly. In particular, even when a moving object abuts against the switch cam at an angle, the switch cam can be smoothly rotated without causing galling or the like.
[0013]
The object detection mechanism according to
[0014]
In this object detection mechanism, both side edges of the switch cam are formed symmetrically to each other, and the cam biasing support means is configured so that either one of both side edges is pivoted about the base end side. Can be detected in the same way for moving objects moving from either one side or the other side of the switch cam, and even when attached, The orientation can be set to either one or the other.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of an object detection mechanism according to the present invention and a door lock device including the same will be described with reference to FIGS. 1 to 12.
In these drawings,
[0016]
As shown in FIG. 5, the door lock device according to the present embodiment includes a receiving
[0017]
As shown in FIGS. 1 to 5, the
[0018]
As shown in FIG. 6, the
[0019]
Conventionally, an iron plate was used as the casing body. However, if the mounting position is not properly matched and the mounting is forcibly performed, the casing body may be bent due to insufficient strength. Moreover, since it is comprised with a simple iron plate, many components, such as a screw, were needed in order to fix the component to incorporate.
However, if the
[0020]
As shown in FIGS. 1 to 4, the urging means 15 has the one
[0021]
A
The
[0022]
In the state in which the
[0023]
A
As shown in FIG. 2, the side portion of the
[0024]
The unlocking means 16 includes an unlocking
[0025]
As shown in FIG. 6, the
[0026]
A
A reset fitting 30 is rotatably attached to both ends of the
[0027]
A metal
The upper portion of the lock fitting 22 is formed in a U-shape having a
[0028]
The unlocking
[0029]
Further, the unlocking
Further, the lock fitting 22 is urged toward the
An unlocking detection microswitch (unlocking detection switch) 32 that detects that the
[0030]
The unlocking
[0031]
The reset fitting 30 is formed in a U-shaped longitudinal section having a
[0032]
A
[0033]
The
[0034]
The
In addition, the curved recessed
The
[0035]
A
[0036]
As shown in FIG. 10, the
[0037]
The receiving
[0038]
That is, the L-shaped
[0039]
The
[0040]
The
[0041]
In addition, a
[0042]
Therefore, the
[0043]
In addition, a
[0044]
Next, the fire door holding method using the door lock device of the present embodiment is divided into [electric operation], [manual operation] and [recovery operation] in FIGS. 3, 4, 7, 8 and FIG. 11 will be described.
[0045]
[Electric operation]
When the
[0046]
When the unlocking
When the
[0047]
Further, by the rotation of the unlocking
[0048]
Further, the
[0049]
〔manual operation〕
In the standby state, when the
[0050]
[Restore operation]
In the restoration operation after the electrical operation, after restoring the actuation signal, the tip of the reset rod (driver or the like) is applied to the
[0051]
When the unlocking
When the
[0052]
Further, the lock fitting 22 rotates counterclockwise, and the unlocking
[0053]
Next, when the
Further, when the
[0054]
At this time, compared to the position C1 that contacts when there is no
Therefore, in this embodiment, even if the urging force of the
[0055]
Further, as shown in FIG. 11, the lift applied to the
[0056]
Further, all the corners of the side edge, that is, the
[0057]
When the
[0058]
In addition, as shown in FIG. 18, in the case where there is no
[0059]
In this way, as shown in FIG. 8, when the
[0060]
In addition, since the recovery | restoration after manual operation is the state which the
[0061]
In the past, the lock lever was directly pushed up by the reset bar, but in this case, the reset bar was easily displaced and could damage other parts. Since the tip of the reset bar is pressed, it is difficult to slip and good workability is obtained.
[0062]
Next, an embodiment of a door detection device provided with an object detection mechanism according to the present invention will be described with reference to FIGS.
[0063]
The door detection device of this embodiment includes only the door detection mechanism (object detection mechanism) 17 in the embodiment of the door lock device, and is provided on the upper wall facing the storage position S of the
In other words, the
[0064]
When the
[0065]
In each of the above embodiments, the present invention is applied to a fire door provided on one side so as to be freely rotatable. However, it may be applied to other types of doors and members as long as the object is movable. . For example, the present invention may be applied to a sliding door or a movable prick.
[0066]
【The invention's effect】
The object detection mechanism according to the present invention can provide the following effects.
According to the object detection mechanism of
[0067]
In addition, since all the corners of the side edge are chamfered in a curved shape, when the moving object comes into contact and turns the switch cam, the contact position is smoothly moved from the recess to the tip side of the side edge. Can be moved to. In particular, even when a moving object abuts against the switch cam at an angle, the switch cam can be smoothly rotated without causing galling or the like. Therefore, it is possible to reduce the burden on the moving object and other members that come into contact with each other and improve the operational stability.
[0068]
According to the object detection mechanism of the second aspect , both the side edges of the switch cam are formed symmetrically with each other, and the cam biasing support means rotates one of the base edges of the both side edges. Since the switch cam is rotatably supported even in the center, it is possible to detect a moving object moving from one side or the other side of the switch cam in the same manner, Even when mounting, the direction of the switch cam can be set to either one or the other. Therefore, versatility is improved with respect to various types of moving objects such as doors, the degree of freedom of the mounting position is increased, and mounting work is facilitated.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing a door holding mechanism before a solenoid is operated in an embodiment of a door lock device including an object detection mechanism according to the present invention.
FIG. 2 is an internal plan view showing a door holding mechanism before a solenoid is operated in an embodiment of a door lock device including an object detection mechanism according to the present invention.
FIG. 3 is a longitudinal sectional view showing a door holding mechanism when a solenoid is operated in an embodiment of a door lock device including an object detection mechanism according to the present invention.
FIG. 4 is a side view showing a main part of the door holding mechanism before the solenoid is actuated and when the solenoid is actuated in the embodiment of the door lock device including the object detection mechanism according to the present invention.
FIG. 5 is a longitudinal sectional view showing a mounting structure of a receiving seat in an embodiment of a door lock device including an object detection mechanism according to the present invention.
FIGS. 6A and 6B are a plan view and a front view showing an external appearance in an embodiment of a door lock device provided with an object detection mechanism according to the present invention. FIGS.
FIG. 7 is a side view schematically showing the door detection mechanism when a fire door is held in the embodiment of the door lock device provided with the object detection mechanism according to the present invention, and a front view with a part broken away; It is.
FIG. 8 is a side view schematically showing a door detection mechanism when a fire door is not held and a front view with a part broken away, in an embodiment of a door lock device including an object detection mechanism according to the present invention; It is.
FIG. 9 is a side view showing a switch cam, a front view, and a front view showing an enlarged main part in an embodiment of a door lock device including an object detection mechanism according to the present invention.
FIGS. 10A and 10B are a side view and a front view showing an actuator in an embodiment of a door lock device including an object detection mechanism according to the invention. FIGS.
FIG. 11 is a side view schematically showing the door detection mechanism when the upper end corner of the fire door abuts against the curved recess in one embodiment of the door lock device including the object detection mechanism according to the present invention. .
FIGS. 12A and 12B are a plan view and a partially cutaway side view showing a receiving seat in an embodiment of a door lock device including an object detection mechanism according to the present invention. FIGS.
FIG. 13 is a cross-sectional view showing an embodiment of a door detection device provided with an object detection mechanism according to the present invention.
FIG. 14 is a partially cutaway plan view showing an embodiment of a door detection device provided with an object detection mechanism according to the present invention.
15 is a view taken in the direction of arrows XX and YY in FIG.
FIG. 16 is a cross-sectional view showing a door lock device provided with a conventional example of an object detection mechanism according to the present invention.
FIG. 17 is a longitudinal sectional view showing a state before a solenoid is operated in a door lock device provided with a conventional example of an object detection mechanism according to the present invention.
FIG. 18 is a side view schematically showing the door detection mechanism when the upper end corner of the fire door abuts against the curved recess in the door lock device provided with the conventional example of the object detection mechanism according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Fire door (moving object)
11 Receiving
34
35 Switch spring (cam biasing support means)
36 Microswitch for operation indication (switch means)
S Storage position
Claims (2)
前記移動物体を格納する際に一方の側縁部が移動物体に当接可能に先端側を前記格納位置に突出させて取り付けられた板状のスイッチカムと、
前記一方の側縁部の基端側を回動中心にして前記スイッチカムを前記移動物体の移動方向に沿った方向に回動可能に支持するとともに回動方向に対向して付勢するカム付勢支持手段と、
前記スイッチカムの回動の有無を検知するスイッチ手段とを備え、
前記一方の側縁部には、前記移動物体を格納する際に移動物体が最初に当接する部分に凹部が形成されており、前記側縁部は全ての角部が曲面状に面取りされていることを特徴とする物体検知機構。An object detection mechanism that is provided at a storage position of a movable object that is movably supported and detects whether or not the moving object is stored,
A plate-like switch cam attached with the front end protruding to the storage position so that one side edge can come into contact with the moving object when storing the moving object;
With a cam for supporting the switch cam in a direction along the moving direction of the moving object and energizing the switch cam in the direction opposite to the rotation direction with the base end side of the one side edge as the rotation center Force support means;
Switch means for detecting the presence or absence of rotation of the switch cam,
The one side edge portion is formed with a recess in a portion where the moving object first contacts when the moving object is stored, and all the corner portions of the side edge portion are chamfered into a curved surface . An object detection mechanism characterized by that.
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