JP4164374B2 - 磁歪式荷重センサおよび荷重検出装置 - Google Patents

磁歪式荷重センサおよび荷重検出装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コイルを流れる電流によって磁化された磁性体を含む検出部を有し、当該検出部に作用された荷重を当該磁性体の歪に伴う透磁率変化に基づいて検出する磁歪式荷重センサおよび荷重検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
磁歪式荷重センサは、磁化された強磁性体から成る磁歪素子に荷重が加わるときの歪応力に応じた磁歪素子自身の透磁率変化により、その周囲に巻回されたコイルを含む交流抵抗(インピーダンス)に変化が生じることによって荷重を検知するものである。この磁歪式荷重センサを用いた荷重検出装置は、コイルのインピーダンス変化を信号として増幅処理することによって荷重の検出を行う。このような荷重検出装置に用いられる磁歪式荷重センサには、低コストであるとともに機械的な信頼性が高いという利点があり、これまでにも様々な磁歪式荷重センサが提案されている(例えば特許文献1を参照)。
【0003】
図16は、従来の磁歪式荷重センサの一構成例を示す縦断面図である。
【0004】
図16に示すように、磁歪式荷重センサ100は、逆磁歪効果を有する強磁性体から成るロッド形状を有し、外部から加わる荷重をその頂部(荷重受け部)51aから直接受ける磁歪素子である検出部101と、荷重受け部101の周囲に円筒状ボビンを介して巻回されたコイル102と、検出部101およびコイル102を、少なくとも検出部101における荷重受け部(頂部)101aが露出した状態で収容する強磁性体性のケース105とを備えている。なお、図17に示す構成において、ケース105は、上側ケース105a、および受け側ケース105bから構成されたロッド長手方向に沿った上下2分割構造を有する。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−241955号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した磁歪式荷重センサの実用性を一層高めるために、磁歪式荷重センサの小型軽量化が図られている。
【0007】
しかしながら、磁歪式荷重センサは、検出対象となる荷重を磁歪素子から構成された検出部よりその荷重受け部を介して直接受け、その磁歪素子自体の逆磁歪効果により荷重を検出する構成であるため、荷重検出感度を高く維持しながら検出部自体の小型軽量化を図ることは困難であり、磁歪式荷重センサの実用性向上を阻害する恐れがあった。
【0008】
本発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、検出部を含む磁歪式荷重センサの小型軽量化を簡易に実現することができ、磁歪式荷重センサおよび荷重検出装置の実用性を向上させることをその目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、本発明によれば、コイルを流れる電流によって磁化可能な磁性体を含む検出部を有し、当該検出部に作用された荷重を前記磁化された磁性体の歪に伴う透磁率変化に基づいて検出する磁歪式荷重センサであって、前記磁性体が複数の空隙部を含むポーラス構造を有する。
【0010】
本発明によれば、前記複数の空隙部は、前記コイルの中心軸と平行に配置された管状空隙部である。
【0011】
本発明によれば、前記磁性体は、複数の気泡部を含む金属フォームにより形成されており、当該複数の気孔部により前記複数の空隙部を構成している。
【0012】
本発明によれば、前記磁性体は、格子状構造を有し、この格子状構造の複数の隙間部により前記複数の空隙部を構成している。
【0013】
本発明によれば、前記磁性体は、金属繊維材料から生成されており、当該金属繊維材料間の複数の隙間により前記複数の空隙部を構成している。
【0014】
本発明によれば、前記複数の空隙部と当該空隙部を除く磁性体部分との比率を所定値に設定している。
【0015】
本発明によれば、前記複数の空隙部の内の少なくとも1つに充填された潤滑材料を備えている。
【0016】
本発明によれば、前記複数の空隙部の内の少なくとも1つに充填された弾性材料を備えている。
【0017】
本発明によれば、コイルを流れる電流によって磁化可能であり、かつ複数の空隙部を含むポーラス構造を有する磁性体を含む検出部を備え、当該検出部に作用された荷重を当該磁化された磁性体の歪に伴う透磁率変化に基づいて検出する一対の磁歪式荷重センサと、この複数の磁歪式荷重センサそれぞれに接続されており、当該一対の磁歪式荷重センサそれぞれから出力された出力信号をそれぞれ検出する第1および第2の信号検出手段と、この第1および第2の信号検出手段においてそれぞれ検出された信号の差を増幅する増幅手段とを備えている。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明に係る磁歪式荷重センサおよび荷重検出装置の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
【0019】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係わる磁歪式荷重センサ1の構成を表す縦断面図であり、図2は、図1に示す磁歪式荷重センサ1を、そのセンサ1に対する検出対象としての荷重が印加される側から見たA方向矢視断面図である。
【0020】
図1および図2に示すように、磁歪式荷重センサ1は、ロッド状の強磁性体から成り、外部から加わる荷重をその頂部(荷重受け部)2aから直接受ける検出部2と、この検出部2の外側面の周囲に円筒状ボビンを介して巻回されたコイル3と、検出部2およびコイル3を、少なくとも検出部2における荷重受け部(頂部)2aがロッド長手方向(以下、軸方向ともいう)に沿って露出した状態で収容する強磁性体性のケース5とを備えている。
【0021】
検出部2は、歪応力によって透磁率変化を生じる逆磁歪効果を有する鉄、ニッケル、クロム、フェライト等の強磁性材料から成り、略円柱形状を有している。
【0022】
さらに、検出部2は、ポーラス構造、すなわち、複数の空隙部を内部に含む構造を有している。
【0023】
第1の実施の形態において、検出部2は、複数の空隙部として、ロッド長手方向に沿って形成された複数の管状(あるいは毛細管状)の空隙部2b・・・2bを有している。この複数の管状空隙部2b・・・2bを有する検出部2は、型成形、すなわち、予め複数の空隙部2b・・・2bを含む円筒形状を成形可能に加工された成形型に溶融された磁性材料(磁性体金属)を流し込むことにより容易に生成することができる。
【0024】
本実施形態において、検出部2における管状空隙部2b・・・2bは、その検出部2を軸方向に沿って貫通するように形成されているが、有底状の空隙部であってもよい。
【0025】
さらに、本実施形態の検出部2における管状空隙部2b・・・2bとその他の部分との割合を空隙比率εとして表すと、この空隙比率εは、例えば成形型を代えることにより、容易に調整することができる。
【0026】
そして、検出部2の外側面の周囲に巻回されたコイル3は、その検出部2に同軸状に配置された図示しない円筒状ボビンの管状外側面に対して所定の巻数だけ同軸状に巻回されている。このコイル巻数は、コイル3に所定の電流を流したときに検出部2内部の磁束が飽和するために必要な強度か、またはそれ以下の強度の磁界がコイル3から発生するように設定されている。
【0027】
ケース5は、ほぼ円板状の底壁部5aと、この底壁部5aの周縁部から軸方向に沿って延在する円環状の円環側壁部5bと、底壁部5aおよび側壁部5b間に形成された略円筒状の中空部5cとを含む中空円筒形状を有している。このケース5の底壁部5aには、ケース5に対して同軸状に略円形の凹部が形成されており、検出部2は、この凹部上に載置され、円筒状中空部5cの中心軸上と同軸状に配置されている。コイル3は、円筒状中空部5cに収容されている。ケース5の検出部2の荷重受け部2a側壁部(上壁部)には、検出部2の横断面に対応する開口部5dが形成されており、検出部2は、その荷重受け部2aがケース5の開口部5dから突出するように配置されている。
【0028】
図3は、以上の構成を有する磁歪式荷重センサ1を用いて荷重を検出する荷重検出装置10の概略構成を示すブロック図である。
【0029】
図3に示すように、荷重検出装置10は、上記図1および図2に示した磁歪式荷重センサ1の構成を有する一対の磁歪式荷重センサ1Aおよび1Bからそれぞれ出力される信号の差を増幅して出力する差動増幅回路として構成される。
【0030】
すなわち、荷重検出装置10は、信号を発振して回路に電圧を印加する発振回路11と、外部からの荷重を検知する一対の磁歪式荷重センサ1Aおよび1Bと、この磁歪式荷重センサ1Aおよび1Bそれぞれから出力された信号を基準電圧に対するの差から検出する検出抵抗等を含む電流検出部13Aおよび13Bとを備えている。
【0031】
また、荷重検出装置10は、電流検出部13Aおよび13Bからそれぞれ出力された出力信号を整流して平滑化するダイオード等を含む整流回路15Aおよび15Bと、この整流回路15Aおよび15Bにより整流・平滑化されて出力された信号の差を取り出し、その差を増幅する増幅手段としてのオペアンプ等の増幅部17とを備えている。なお、本実施形態における電流検出部13Aおよび整流回路15Aが第1の信号検出手段に相当し、電流検出部13Bおよび整流回路15Bが第2の信号検出手段に相当する。
【0032】
なお、図3に示すように、一対の磁歪式荷重センサ1Aおよび1Bは、ある直線X−X上に同軸状かつ互いに近接して配置されており、一対の磁歪式荷重センサ1Aおよび1Bの温度等の特性をほぼ均一に保つことができ、荷重検出装置10の測定精度を向上させることができる。
【0033】
同様に、電流検出部13Aおよび13B同士、ならびに整流回路65Aおよび65B同士についても、それらが配設される例えば基板上で空間的に対称且つ互いに近接する位置に配設することにより、温度特性が一段と改善され、さらに荷重検出装置10の測定精度を向上させることができる。
【0034】
次に、本実施形態に係わる磁歪式荷重センサ1および荷重検出装置10の作用について説明する。
【0035】
磁歪式荷重センサ1の検出部2は、コイル3を流れる電流によって磁化されている。
【0036】
ここで、荷重受け部2aの荷重受け面に対して、外部から検出部2の軸方向に沿ってケース5の底壁部5aに向けて(図1の矢印方向)検出対象としての荷重が加わると、検出部2の内部に歪応力が発生する。そして、発生した歪応力に基づく逆磁歪効果によって検出部2の透磁率が変化してコイル3のインダクタンスを含む回路の交流抵抗(インピーダンス)が変化することにより、磁歪式荷重センサ1の荷重受け部2aを介して作用された荷重をインピーダンス変化として検出することができる。
【0037】
すなわち、本実施形態の磁歪式荷重センサ1は、磁性体である検出部2に対して荷重が印加された場合の歪応力に応じた磁性体自体の透磁率変化により、インピーダンス変化として荷重を検出している。
【0038】
この点、本実施形態の磁歪式荷重センサ1においても、センサ1の荷重検出感度は、磁性体である検出部2の歪応力に比例することになり、この検出部2の歪応力は、その検出部2の横断面の面積に反比例する。
【0039】
ここで、図4は、検出部2(磁性体)に対して空隙部が存在しない、いわゆる中実状かつ円柱ロッド形状の検出部2X(直径をDとする)に対してその一端面に対して荷重Wが印加された状態を示す図である。
【0040】
このとき、検出部2Xの横断面積Aは、
A=π・(D/2) ・・・(1)
となる。
【0041】
したがって、検出部2Xの感度Sは、その検出部2Xの応力をSTとすると、
S∝ST=W/A=W/{π・(D/2)} ・・・(2)
として表すことができる。
【0042】
一方、本実施形態に係わる磁歪式荷重センサ1における検出部2の断面積をA1とすると、この断面積A1は、空隙比率εを用いて次式(3)のように表すことができる。
【0043】
A1=A・(1−ε) ・・・(3)
したがって、上記(1)〜(3)式を用いると、検出部2の感度S1は、その検出部2の応力をST1とすると次式(4)のように表すことができる。
【0044】
【数1】
Figure 0004164374
この結果、検出部2の感度S1を、中実状の検出部2Xの感度Sよりも、1/(1−ε)倍に高めることができる。
【0045】
このように、中実状の検出部(磁性体)よりも感度が高められた検出部2を有する磁歪式感度センサ1Aおよび1Bの内のどちらか一方のセンサ(例えば、センサ1Aとする)の荷重受け部2aに対して、軸方向に沿ってケース5の底壁部5aに向けて(図1の矢印方向)検出対象としての荷重が加わると、そのセンサ1Aにおける検出部2の内部に歪応力が発生し、発生した歪応力に基づく逆磁歪効果によってセンサ1Aの検出部2の透磁率が変化してコイル3のインダクタンスを含む回路の交流抵抗(インピーダンス)が変化する。
【0046】
このインピーダンス変化に伴うコイル3両端の電圧変化は、磁歪式荷重センサ1Aに接続された電気回路、すなわち荷重検出装置10の電流検出部13Aおよび整流回路15Aを介して電流信号I1として検出される。
【0047】
一方、磁歪式荷重センサ1Bには荷重が印加されていないため、その電流検出部13Bおよび整流回路15Bを介して検出される電気信号I2の値は、上記電気信号I1の値とは異なるものとなっている。
【0048】
このとき、磁歪式荷重センサ1Aおよび1Bの検出部2は、それぞれ周囲の環境条件(温度、湿度等)の影響を受けるため、荷重に起因して得られた電流信号I1単独ではなく、電流信号I1から、その周囲の環境条件に起因する電圧変化に基づく電流分(荷重センサ1Bで検出された電流分)を除去した値が、周囲の環境条件の影響を受けない荷重に起因する電流信号となる。
【0049】
したがって、増幅回路17により、電流信号の差(I2−I1)を増幅して差動出力ΔIとして検出することにより、周囲環境に影響を受けることなく、磁歪式荷重センサ1Aに作用した荷重を検出することができる。
【0050】
特に、本実施形態の磁歪式荷重センサ1(各磁歪式荷重センサ1Aおよび1B)によれば、その検出部2の感度S1が、空隙部の無い中実状の検出部と比べて1/(1−ε)倍に増大しているため、磁歪式荷重センサ1に作用する荷重の検出範囲を拡大することができ、磁歪式荷重センサ1およびそのセンサ1を用いた荷重検出装置10の実用性を向上させることができる。
【0051】
本実施形態の磁歪式荷重センサ1の検出部2の感度S1が中実状の検出部よりも1/(1−ε)倍に増大していることは、言い換えれば、センサ1の検出部2の大きさを中実状の検出部よりも(1−ε)倍に設定しても中実状の場合とほぼ同一の検出感度を得ることができる。この結果、感度を高く維持した状態において、検出部2を小型化することができる。
【0052】
また、特に、本実施形態の磁歪式荷重センサ1によれば、空隙比率εを変化させることにより、所望の感度を得ることが可能になり、検出対象の荷重に合わせた感度設定を行うことが可能になる。
【0053】
特に、空隙比率εを増大させれば、感度を向上させるとともに、検出部2自体の軽量化を図ることができ、センサ1全体の軽量化に寄与することができる。
【0054】
さらに、本実施形態の磁歪式荷重センサ1によれば、中実状検出部に比べて平均有効径が小さいため、検出部2の周波数特性を向上させることができる。
【0055】
そして、本実施形態の磁歪式荷重センサ1によれば、その検出部2である磁性体を型成形により生成することができるため、磁性体部分が連続して繋がっており、磁性体を焼結で生成する場合と比べて、磁性体強度を高くすることができ、さらに、磁性体材料に靭性を持たせることができるため、衝撃等の外部環境に強いセンサ1を提供することができる。
【0056】
また、上記検出部2である磁性体を型成形により生成することができるため、切削等の工程が不要になり、量産化が容易であるため、生産コストを低減させることができる。
【0057】
さらに、本実施形態の検出部2においては、その軸方向に沿って貫通状に管状空隙部2bが形成されているため、この磁歪式荷重センサを水処理的な濾過装置および/または空気洗浄的な濾過装置に利用した場合、その管状空隙部2bにふるい機能を担わせることができ、磁歪式荷重センサの実用性を向上させることができる。
【0058】
なお、本実施形態における荷重検出装置10では、一方の磁歪式荷重センサ1Bを周囲環境補償用のダミーとして用いたが、両方のセンサ1Aおよび1Bに荷重を印加させる構成であってもよい。
【0059】
(第2の実施の形態)
図5は、本発明の第2の実施の形態に係わる磁歪式荷重センサ21の構成を表す縦断面図であり、図6は、図5に示す磁歪式荷重センサ21を、そのセンサ21に対する検出対象としての荷重が印加される側から見たA方向矢視断面図である。なお、図1および図2に示す磁歪式荷重センサ1と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略または簡略化する。
【0060】
図5および図6に示すように、磁歪式荷重センサ21は、ロッド状の強磁性体から成り、外部から加わる荷重をその頂部(荷重受け部)22aから直接受ける検出部22を備えており、この検出部22は、歪応力によって透磁率変化を生じる逆磁歪効果を有する強磁性の鉄、ニッケル、クロム、フェライト等の発泡金属材料から成り、略円柱形状を有している。
【0061】
さらに、検出部22は、ポーラス構造、すなわち、複数の空隙部を内部に含む構造を有している。
【0062】
すなわち、第2の実施の形態において、検出部22は、複数の空隙部として、発泡剤の解離により金属材料内部に生成された複数の気孔部22b・・・22bを有している。この複数の気孔部22b・・・22bを有する検出部22は、例えば溶融された金属磁性体材料に発泡剤を添加し発泡させて複数の気孔部22b・・・22bを生成し、型成形により円柱ロッド形状に成形することにより生成されている。なお、上述した液相法の他に、粉末金属材料を用いた固相法等、他の製法も適用可能である。
【0063】
そして、本実施形態の検出部22における気孔部22b・・・22bとその他の部分との割合を空隙比率εとして表すと、この空隙比率εは、発泡剤の添付量を変えることにより、容易に調整することができる。
【0064】
なお、本実施形態の磁歪式荷重検出センサ21を用いた荷重検出装置の構成については、図3と同様であるため、その説明を省略する。
【0065】
すなわち、本実施形態においても、第1実施形態と同様に、磁歪式荷重センサ21の検出部として、その内部に複数の空隙部としての気孔部22bを有する検出部22を用いているため、その検出部22の感度を、中実状の検出部の感度よりも、1/(1−ε)倍に高めることができ、また、感度を維持した状態で検出部22を小型化することができる。
【0066】
この結果、第1実施形態と同様に、磁歪式荷重センサ21およびそのセンサ21を用いた荷重検出装置の実用性を向上させることができる。
【0067】
また、第1実施形態と同様に、検出対象の荷重に適合した感度設定、空隙比率εの増大に基づく検出部22の軽量化、検出部22の周波数特性の向上、検出部22の強度増大および生産コストの低減にそれぞれ寄与することができる。
【0068】
(第3の実施の形態)
図7は、本発明の第3の実施の形態に係わる磁歪式荷重センサ31の構成を表す縦断面図であり、図8は、図7に示す磁歪式荷重センサ31を、そのセンサ31に対する検出対象としての荷重が印加される側から見たA方向矢視断面図である。
【0069】
また、図9は、図7における符号Bで示した部分の拡大図である。なお、図1および図2に示す磁歪式荷重センサ1と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略または簡略化する。
【0070】
図7乃至図9に示すように、磁歪式荷重センサ31は、ロッド状の強磁性体から成り、外部から加わる荷重をその頂部(荷重受け部)32aから直接受ける検出部32を備えており、この検出部32は、歪応力によって透磁率変化を生じる逆磁歪効果を有する強磁性の鉄、ニッケル、クロム、フェライト等の金属材料から成り、ほぼ円筒形状を有している。
【0071】
そして、検出部32は、ポーラス構造、すなわち、複数の空隙部を内部に含む構造を有している。
【0072】
すなわち、第3の実施の形態において、検出部32は、複数の空隙部として、ほぼ格子状に配列された複数の直方体形状の空隙部32b・・・32bを有している。この複数の空隙部32b・・・32bを有する検出部32は、型成形、すなわち、予め複数の空隙部32b・・・32bを含む円筒形状を成形可能に加工された成形型に溶融された磁性材料(磁性体金属)を流し込むことにより容易に生成することができる。
【0073】
なお、本実施形態の磁歪式荷重検出センサ31を用いた荷重検出装置の構成については、図3と同様であるため、その説明を省略する。
【0074】
すなわち、本実施形態においても、第1、第2実施形態と同様に、磁歪式荷重センサ31の検出部として、その内部に格子状に配列された複数の空隙部32bを有する検出部32を用いているため、その検出部32の感度を、中実状の検出部の感度よりも、1/(1−ε)倍に高めることができ、また、感度を維持した状態で検出部32を小型化することができる。
【0075】
この結果、第1、第2実施形態と同様に、磁歪式荷重センサ31およびそのセンサ31を用いた荷重検出装置の実用性を向上させることができる。
【0076】
また、第1、第2実施形態と同様に、検出対象の荷重に適合した感度設定、空隙比率εの増大に基づく検出部32の軽量化、検出部32の周波数特性の向上、検出部32の強度増大および生産コストの低減にそれぞれ寄与することができる。
【0077】
(第4の実施の形態)
図10は、本発明の第4の実施の形態に係わる磁歪式荷重センサ41の構成を表す縦断面図であり、図11は、図10に示す磁歪式荷重センサ41を、そのセンサ41に対する検出対象としての荷重が印加される側から見たA方向矢視断面図である。
【0078】
また、図12は、図10における符号Cで示した部分の拡大図である。なお、図1および図2に示す磁歪式荷重センサ1と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略または簡略化する。
【0079】
図10乃至図12に示すように、磁歪式荷重センサ41は、ロッド状の強磁性体から成り、外部から加わる荷重をその頂部(荷重受け部)42aから直接受ける検出部42を備えている。
【0080】
検出部42は、歪応力によって透磁率変化を生じる逆磁歪効果を有する強磁性の鉄、ニッケル、クロム、フェライト、アモルファス磁性体等の金属繊維材料(少なくとも有効径1mm以下)から成り、ほぼ円柱形状を有している。
【0081】
さらに、検出部42は、ポーラス構造、すなわち、複数の空隙部を内部に含む構造を有している。
【0082】
すなわち、第4の実施の形態において、検出部42は、複数の空隙部として、金属繊維材料の複数の隙間部(目)42b・・・42bを有しており、この複数の隙間部42b・・・42bを有する検出部42は、例えば集束伸線法を用いて、強磁性体金属の細いワイヤを束にして伸ばして強磁性体金属薄帯を生成し、その金属薄帯をロッド状に巻装することにより、容易に生成することができる。
【0083】
なお、本実施形態の磁歪式荷重検出センサ41を用いた荷重検出装置の構成については、図3と同様であるため、その説明を省略する。
【0084】
本実施形態における検出部42では、内部にある空隙部(隙間部42b・・・42b)の効果に加えて、作用された荷重により検出部42内部に歪応力が発生した際に、その歪応力により繊維材料に曲げや変形が起こる。この結果、検出部42の磁気特性は、歪応力の上昇以上に大きく変化するため、中実状の検出部と比べてより大きな感度を得ることが可能になる。
【0085】
すなわち、検出部42の感度をS2とし、中実状の検出部の感度をSaとすると、
S2=k・Sa(k>1) ・・・(5)
の関係が得られる。但し、kは、繊維材料の曲げ等による磁気特性の変化に伴う感度の上昇係数である。
【0086】
したがって、本実施形態においても、その検出部42の感度を、中実状の検出部の感度よりも、k倍に高めることができ、また、感度を維持した状態で検出部42を小型化することができる。
【0087】
この結果、第1乃至第3実施形態と同様に、磁歪式荷重センサ41およびそのセンサ41を用いた荷重検出装置の実用性を向上させることができる。
【0088】
また、第1乃至第3実施形態と同様に、検出対象の荷重に適合した感度設定、隙間部の増大に伴う感度上昇係数kの増大に基づく検出部42の軽量化、検出部42の周波数特性の向上および検出部42の強度増大等にそれぞれ寄与することができる。
【0089】
なお、第1〜第3の実施の形態において、検出部内に形成された空隙部を、そのまま空隙部として用いたが、本発明はこの構成に限定されるものではない。
【0090】
例えば、第1の実施の形態の検出部2と同様の構造を有する磁歪式荷重センサ51における検出部52、すなわち、荷重受け部52aおよび複数の管状空隙部52bを有する検出部52において、図13(a)に示すように、その複数の管状空隙部52bそれぞれに潤滑材料である例えば潤滑性の樹脂を充填しておくことも可能である。このように構成すれば、この磁歪式荷重センサ51の荷重検出対象がスライド部材の荷重であった場合、そのスライド部材の潤滑性向上用のライナーを用いることなく、管状空隙部52bに充填された充填材によりスライド部材のスライド動作を円滑に行うことができる。
【0091】
また、図13(b)に示すように、例えば、第1の実施の形態の検出部2と同様の構造を有する磁歪式荷重センサ61における検出部62、すなわち、荷重受け部62aおよび複数の管状空隙部62bを有する検出部62において、その複数の管状空隙部62bそれぞれにゴム等の弾性部材63を充填しておくことも可能である。この弾性部材は、その弾性部材自身の融点と検出部52の融点との差を利用して、例えば成形時において弾性部材63を管状空隙部62bに流し込むことが可能である。
【0092】
この変形例に基づく検出部62によれば、管状空隙部62bに充填された弾性部材63と検出部62の磁性体金属とでは強度に大きな差異がある。このため、検出部62の荷重受け部62aを介して荷重が作用されても、その荷重は主として検出部62の磁性体材料部分で受けることになり、検出部62自体の感度は、弾性部材63の充填前と後とでは大きな変化は生じない。
【0093】
しかも、充填された弾性部材63により、検出部62を、その検出部62自体の外部からのショックに対して保護することができる。さらに、検出部62に対して過度に荷重が作用した場合に、弾性部材63により、荷重方向とは反対側への弾性力が付与されることにより、過度の荷重を防止する機能を得ることができる。
【0094】
そして、上述した第1〜第4の実施の形態においては、検出部をポーラス構造を有する円柱形状に構成したが、本発明はこの構成に限定されるものではない。
【0095】
例えば、図14は、第2の実施の形態の変形例に係わる磁歪式荷重センサ71の構成を示す縦断面図であり、図15は、図14に示す磁歪式荷重センサ71を、そのセンサ71に対する検出対象としての荷重が印加される側から見たA方向矢視断面図である。
【0096】
図14および図15に示すように、磁歪式荷重センサ71における検出部72は、歪応力によって透磁率変化を生じる逆磁歪効果を有する鉄、ニッケル、クロム、フェライト等の強磁性材料から成り、中心軸に沿って貫通状に形成された円筒状中空部72cを有している。
【0097】
また、ケース75は、ほぼ円環形状を有し、中央に検出部72の横断面に対応する第1の開口部75a1が形成された底壁部75aと、この底壁部75aの周縁部から軸方向に沿って延在する円環状の円環側壁部75bと、底壁部75aおよび側壁部75b間に形成された略円筒状の中空部75cとを含む中空円筒形状を有している。
【0098】
また、ケース75の検出部72の荷重受け部72a側壁部(上壁部)には、第1の開口部75a1と同一の大きさの第2の開口部75dが第1の開口部75a1と同軸状に形成されており、検出部72は、その荷重受け部72aがケース75の開口部75dから突出するように配置されている。
【0099】
図14および図15に示した磁歪式荷重センサ71における検出部72は、第1〜第4実施形態で述べた検出部と比べてさらに検出部72の有効径を小さくすることができ、感度および周波数特性をそれぞれさらに向上させることができる。
【0100】
また、図14および図15に示した磁歪式荷重センサ71は、その検出部72の中央部に、その中心軸に沿って貫通状に中空部72cを形成しているため、ワイヤやケーブル等の棒状部材を中空部72cの内側面に密着(あるいは、潤滑部材を介して密着)して挿入することも可能である。
【0101】
なお、上述した各実施の形態および変形例においては、検出部やケースを横断面が略円形の円柱状としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、各種の横断面形状を有する柱状(ケースは管状)であればよい。
【0102】
さらに、各実施の形態および変形例で説明した磁歪式荷重センサを含む荷重検出装置は、自動二輪車のみならず、乗用車等の自動四輪車のクラッチシステムにも適用可能である。この場合には、クラッチペダルに加わる荷重を検知できるように荷重検知部の構成を適宜変更する必要があるが、それ以外の荷重検出装置の構成および磁歪式荷重センサ自体の構成については、各実施の形態および変形例で説明したものと同様である。
【0103】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、コイルを流れる電流によって磁化可能な検出部を構成する磁性体が複数の空隙部を含むポーラス構造を有しているため、その空隙部分の比率に応じて、中実状の場合と比べて検出部の感度を向上させることができる。
【0104】
この結果、中実状の場合と比べて感度を高く維持しながら検出部の小型軽量化を実現することが可能になり、この検出部を有する磁歪式荷重センサおよび荷重検出装置の実用性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わる磁歪式荷重センサの構成を表す縦断面図。
【図2】図1に示す磁歪式荷重センサを、そのセンサに対する検出対象としての荷重が印加される側から見たA方向矢視断面図。
【図3】図1および図2に示した磁歪式荷重センサを用いて荷重を検出する荷重検出装置の概略構成を示すブロック図。
【図4】図1および図2に示す検出部(磁性体)に対して空隙部が存在しない、いわゆる中実状かつ円筒ロッド形状の検出部に対してその一端面に対して荷重が印加された状態を示す図。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係わる磁歪式荷重センサの構成を表す縦断面図。
【図6】図5に示す磁歪式荷重センサを、そのセンサに対する検出対象としての荷重が印加される側から見たA方向矢視断面図。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係わる磁歪式荷重センサの構成を表す縦断面図。
【図8】図7に示す磁歪式荷重センサを、そのセンサに対する検出対象としての荷重が印加される側から見たA方向矢視断面図。
【図9】図7における符号Bで示した部分の拡大図。
【図10】本発明の第4の実施の形態に係わる磁歪式荷重センサの構成を表す縦断面図。
【図11】図10に示す磁歪式荷重センサを、そのセンサに対する検出対象としての荷重が印加される側から見たA方向矢視断面図。
【図12】図10における符号Cで示した部分の拡大図。
【図13】(a)は、本発明の実施形態の変形例に係わる磁歪式荷重センサの構成を表す縦断面図であり、(b)は、本発明の実施形態の変形例に係わる磁歪式荷重センサの構成を表す縦断面図。
【図14】本発明の第2の実施の形態の変形例に係わる磁歪式荷重センサの構成を示す縦断面図。
【図15】図14に示す磁歪式荷重センサを、そのセンサに対する検出対象としての荷重が印加される側から見たA方向矢視断面図。
【図16】従来の磁歪式荷重センサの一構成例を示す縦断面図。
【符号の説明】
1,1A,1B,21,31,41,51,61,71…磁歪式荷重センサ
2,22,32,42,52,62,72…検出部
2a…荷重受け部
2b,52b…管状空隙部
3…コイル
5,75…ケース
5a,75a…底壁部
5b,75b…円環側壁部
5c,75c…中空部
5d…開口部
13A,13B…電流検出部
15A,15B…整流回路
17…増幅部
22b…気孔部
32b…空隙部
42b…隙間部

Claims (5)

  1. コイルを流れる電流によって磁化可能な磁性体を含む検出部を有し、当該検出部に作用された荷重を前記磁化された磁性体の歪に伴う透磁率変化に基づいて検出する磁歪式荷重センサであって、
    前記磁性体が複数の空隙部を含むポーラス構造を有し、
    前記複数の空隙部は、前記コイルの中心軸と平行に配置された管状空隙部であることを特徴とする磁歪式荷重センサ。
  2. 前記磁性体は、複数の気泡部を含む金属フォームにより形成されており、当該複数の気孔部により前記複数の空隙部を構成したことを特徴とする請求項1記載の磁歪式荷重センサ。
  3. 前記磁性体は、格子状構造を有し、この格子状構造の複数の隙間部により前記複数の空隙部を構成したことを特徴とする請求項1記載の磁歪式荷重センサ。
  4. 前記複数の空隙部の内の少なくとも1つに充填された潤滑材料を備えたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の磁歪式荷重センサ。
  5. 前記複数の空隙部の内の少なくとも1つに充填された弾性材料を備えたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の磁歪式荷重センサ。
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