JP4162856B2 - 永続的プレス/防しわ方法 - Google Patents
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Description
【技術分野】
本発明は、セルロース系繊維含有布用永続的プレス/防しわ方法に関し、より詳細には高処理レベル量のホルムアルデヒドと触媒によりセルロース系繊維含有布に防しわ性を付与するとともにこのような処理方法に通常伴う引張強さと引裂強さの両方の損失を減少させる方法に関する。
【0002】
【背景技術】
綿含有布等のセルロース系繊維含有布を処理してそれらを防しわ性とする多数の公知の方法がある。これらの処理方法には、布の樹脂処理又はポリマー処理などがあるが、これらは、コストが高く且つ不十分である。セルロース系繊維含有製品の別の処理法に、ホルムアルデヒドによってセルロース分子の永続的架橋を生じさせ、それによりこれらの製品に永続的防しわ性とスムースドライング特性とを付与させる方法がある。しかしながら、公知の方法では問題があり、単純で、再現性があり、完全に満足のいく低コストのホルムアルデヒド永続的プレス方法はいままで達成されなかった。
【0003】
米国特許第2,243,765号に示されているように、セルロース系材料をホルムアルデヒドで処理することが長年知られている。この特許には、セルロースを、小割合の酸触媒を含有するホルムアルデヒドの水溶液で、反応がその平衡に到達することができる時間及び温度条件下で処理する方法が記載されている。さらに、本方法を実施する際、セルロースに対するホルムアルデヒド溶液の割合は、少なくともセルロースが常に十分に膨潤した状態にあるようでなければならないことが述べられている。また、ホルムアルデヒドと酸触媒を含有する溶液による処理の時間及び温度は、互いに異なり、必要時間は温度の減少とともに急速に増加することも述べられている。必要に応じて、生成物を洗浄し、好ましくは約212°Fの温度で乾燥することにより単離してもよい。この方法で得られた生成物は、湿潤強度の増加がなく、且つ高吸水膨潤、防しわ性の増加及びある種の直接染料に対する親和性のわずかな増加があると言われている。
【0004】
最近、セルロース系繊維含有製品を処理して永続的しわ保持性、防しわ性及びスムースドライング特性をこれらの製品に付与するさらなる方法が考案された。上記したように、ホルムアルデヒドをセルロース材料と架橋させてこれらの製品が製造されてきた。セルロース材料を、樹脂、又は尿素−ホルムアルデヒド若しくは置換尿素−ホルムアルデヒド型初期縮合物で処理して、樹脂処理永続的プレス製品を製造することも知られている。米国特許第3,841,832号に述べられているように、ホルムアルデヒドは綿仕上げ技術に顕著に寄与するが、結果は完全にはほど遠いものであった。例えば、ある場合には、ホルムアルデヒド架橋処理は、ホルムアルデヒド架橋反応の制御が困難なことから再現性に欠ける傾向があった。米国特許第4,396,390号に記載のように、再現性の欠如は、とりわけ工業的規模についてあてはまる。
【0005】
さらに、提案されている多数の水性ホルムアルデヒド処理法において、繊維強度が許容できない程度に損失することも分かっている。高硬化温度を酸又は潜酸触媒とともに使用すると、綿の過剰反応及び分解がしばしば生じ、相当にその強度が損なわれた。一方、106°F以下の温度で再現性を得る試みがなされたが、はるかに長い反応時間又は仕上げ時間が通常必要とされ、この方法が経済的に比較的魅力のないものとなっていた。これを解決する方法が、米国特許第4,108,598号に記載されている。ここに記載されている開示事項全ては、引用することにより本明細書の開示の一部とされる。
【0006】
【発明の開示】
本発明によれば、均一な結果が得られる方法により、良好な強度保持性を有するセルロース系繊維含有布において良好な永続的プレス性を得ることができる。本発明は、セルロース系繊維含有布の永続的プレス/防しわ方法に関し、より詳細にはホルムアルデヒドと触媒とをシリコーンエラストマーとともに利用してセルロース系繊維含有布に防しわ性を付与するとともに引張強さと引裂強さの両方の損失を減少させる方法に関する。この方法は、綿100%の布に特に効果的である。
【0007】
【発明を実施するための最良の形態】
このようなセルロース系繊維含有布には、綿又は綿混紡物からなる布などがある。よりよい処理、すなわち、より防しわ性である製品及び混紡布における綿の量の増加、又は好ましくは綿100%布についての要望が消費者から絶えずなされている。また、綿のみから作られ且つ良好な引張強さ及び引裂強さを有する防しわ性布が強く求められている。このことは達成され、今日では綿100%の布が処理されているが、これは、より重目なパンツやボトムウエイト布についてだけであった。残念ながら、セルロース系繊維含有布をホルムアルデヒド系での処理により、より防しわ性とすると、引裂強さ及び引張強さの損失がより大きくなる。
【0008】
すなわち、上記処理方法で使用される薬剤の量を増加させて処理布の防しわ性を許容水準とすると、引裂強さ損失及び引張強さ損失が、許容できない水準にまで低下する。ポリエステル繊維をたいてい綿に混合してポリエステル綿混紡布を形成して処理綿の強度損失を補っている。この場合、65%以下の量のポリエステルが、一般的に使用される。混紡にポリエステル繊維又は他の合成繊維が存在するので、これらの混紡布は、強度は十分であるが、綿の量がそれよりも多い布、最も好ましくは綿100%の布で得られる着心地感はない。本発明の方法は、従来技術の方法の欠点を克服し、混紡に占める綿の割合を増加でき、さらにはより軽目又はシャツ地目の綿100%の布を処理して商業的に許容できる防しわ性基準とするとともに布において適当な強度を保持してこの強度も商業的に許容できるようにすることができる。処理布を商業的に許容できるものとすることが、本発明の方法の最終的な目標である。
【0009】
綿含有布及び綿100%布を処理するための本発明の永続的プレス方法は、セルロース系繊維含有布を、シリコーンエラストマーの存在下、ホルムアルデヒドと、ホルムアルデヒドとセルロースとの間の架橋反応を触媒することのできる触媒とを含有する水溶液で処理すること、前記処理したセルロース系繊維含有布、好ましくは含水率が20重量%超である処理済セルロース系繊維含有布を、触媒の存在下でホルムアルデヒドがセルロースと反応するが、但し前記ホルムアルデヒドと前記セルロースとの反応前にホルムアルデヒドが実質的に損失しない条件下で熱硬化させて、引張強さと引裂強さの両方の損失を減少させながら前記布の防しわ性を向上させること、とを含む。セルロース含有布が十分に膨潤状態にあることが好ましい。
【0010】
本発明においては、いずれのシリコーンエラストマーを使用してもよい。シリコーンエラストマーは、公知の材料である。シリコーンエラストマーは、ケイ素と酸素からなる主鎖を有し、有機置換基がケイ素原子に結合しており、下記の一般式で表される反復単位n個を含む:
【化1】
【0011】
基R及びR1は、同一又は異なっていてよく、例えば、メチル、エチル、プロピル、フェニル等の低級アルキル、又はこれらの基をヒドロキシ基、フッ化物原子又はアミノ基により置換したものなど、すなわち、セルロースに対して反応性の基が含まれる。
【0012】
本発明におけるシリコーンエラストマーを製造するのに使用されるシリコーンは、有機ケイ素ハロゲン化物の加水分解により形成されるヒドロキシ有機ケイ素化合物の縮合などの通常の方法により製造される。ここで必要とするハロゲン化物は、ハロゲン化ケイ素とグリニャール試薬との間の直接反応により調製できる。別法として、シランと、エチレン又はアセチレン等の不飽和化合物との反応に基づく方法を用いてもよい。蒸留により反応生成物を分離後、有機ケイ素ハロゲン化物を、慎重に制御された加水分解により重合させることにより、本発明に有用なシリコーンポリマーを得ることができる。
【0013】
例えば、エラストマーは、212〜302°Fでアルカリ触媒を用いて、精製四量体の重合により製造できる。この際、分子量は、単官能シランを用いることにより制御される。硬化特性及び硬化性は、一部のメチル基を−H、−OH、フルオロアルキル、アルコキシ又はビニル基により置換すること、及び当業者には明らかであろうフィラーを配合することにより、広範囲にわたって変化させることができる。
【0014】
本発明で使用されるシリコーンエラストマーは、一般的にジメチルシリコーン単位(モノマー)が直鎖状に互いに連結されている高分子量材料である。これらの材料は、通常隣接メチル基間にメチレンブリッジの形態の結合を生じる過酸化物型触媒を含有する。架橋が存在すると、より大きな分子を生成することによりセルロース上のシリコーンエラストマーの耐久性が大きく向上する。
【0015】
また、基材と反応できる反応性基を直鎖ジメチルシリコーンポリマーに付加させた反応性シリコーンエラストマーを製造することもできる。これらのシリコーンは、セルロース基材だけでなく、ほとんどのタンパク質繊維とも反応でき、基材上のシリコーンポリマーの耐久性がはるかに大きくなり、基材の寿命に近づくことさえできることにより特徴付けられる。
【0016】
したがって、基材との化学反応を示す反応ガス又は化学物質を放出するシリコーンエラストマーは、非反応性シリコーンエラストマーよりもはるかに好ましいが、非反応性シリコーンエラストマーが本方法に使用できないわけではない。種々の製造業者により製造された種々のエラストマーが、全て本明細書に記載の表I及び表IIに示されているように引裂強さだけでなく引張強さの増加を示した。エラストマーシリコーンポリマーは強さを増加させるが、単純な乳化シリコーン油(又は滑剤)は、引張強さを増加させないことが判明した。
【0017】
ホルムアルデヒドと、酸触媒と、シリコーンエラストマーと、湿潤剤とを含有する水性系を、被処理布上にパッディングして、好ましくは布基準で20重量%超の含水率を確保し、その後布を硬化させてもよい。パッディング法は、当該技術分野において公知であり、一般的に水溶液を通して布を走行させた後、絞りローラを通過させて湿絞り率約66%とすることを含む。従来から公知のように、水溶液中の反応剤の濃度を調整して布の重量基準(OWF)で所望量の反応剤とする。
【0018】
ホルムアルデヒドが大きく損失して本方法に影響して不適当な処理となる前に、予想外の高温で架橋反応を生じさせることができる。本発明のこの態様によれば、パッディングした布を、直ちに約300〜約325°Fで加熱チャンバーに入れてもよい。これにより、工業的規模で100〜200ヤード/分の速度で連続処理できるので、工業的な面で本発明にとって重要である。すなわち、本方法は、工業的に実行可能であることを必要としている工業的用途にあわせて構成されている。
【0019】
これは、低温で活性触媒を用いて硬化させることによっても達成できる。また、硬化中にホルムアルデヒドが実質的な損失を防止する方法を組み合わせて使用することもできる。例えば、低温を、ホルムアルデヒド水溶液と組み合わせて使用できる。また、圧力が大気圧よりも大きい加圧システムを使用して、ホルムアルデヒドが、処理されているセルロース系繊維含有布と架橋する前にホルムアルデヒドが実質的に損失するのを防止してもよい。
【0020】
さらに、本発明の方法は、他の公知の方法よりも少ない量のホルムアルデヒドを使用する。本発明の方法により処理されたシャツ地布は、シャツ地布を蒸熱処理に行った処理後に約1000ppmのホルムアルデヒドを含有するのに対して、同様なシャツ地布についての別の架橋プロセスでは3000ppm+である。試験の結果、処理布が暴露する連続的に走行している蒸熱チャンバーが残留ホルムアルデヒドを200ppmの低濃度まで効果的に除去しなければならないことが判明した。これも、消費者が購入した衣類におけるホルムアルデヒドの存在に関心を持っていることから、本発明にとって重要な面である。布を連続的に洗濯してもよいし、バッチ洗濯機で洗濯することもできる。両方の手法により、ホルムアルデヒドの全てを実質的に除去する。
【0021】
布に、柔軟な膜を形成できる高分子樹脂添加剤を添加することも公知である。例えば、このような添加剤は、ポリエチレン、種々のアルキルアクリレートポリマー、アクリロニトリル−ブタジエンコポリマー、脱アセチル化エチレン−ビニルアセテートコポリマー、ポリウレタン等のラテックスや微細水性分散液でよい。このような添加剤は、当該技術分野において周知であり、一般的に濃厚水性ラテックスの形態で市販されている。このようなラテックスを希釈して、水性触媒含有パッディング浴中のポリマー固形分を約1〜3%としてから、布を処理する。樹脂処理又はホルムアルデヒド架橋を用いた永続的プレス法に選択された実質的に柔軟剤であった一つの公知の柔軟剤は、高密度ポリエチレン(MykonHD)であった。予想外にも、シリコーンエラストマーを高密度ポリエチレンに置き換えると、洗濯後の処理布の引裂強さの損失が顕著に減少するだけでなく、実施例から明らかなように、プロセス制御がよりよくなることが判明した。プロセス制御が良好なことは、大気圧、湿度等の変化により悪影響を受けない操業毎に一貫した製品を提供するために、工業的に実施可能な方法に重要であり、欠くことができない。
【0022】
本方法により処理できるセルロース系繊維含有布として、綿及びジュート等の種々の天然セルロース系繊維及びそれらの混合物を用いることができる。上記セルロース系繊維の一種以上と混紡して使用することができる他の繊維は、例えば、ポリアミド(例えばナイロン)、ポリエステル、アクリル(例えばポリアクリロニトリル)、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル及びポリ塩化ビニリデンである。このような混紡物は、好ましくは綿又は天然セルロース繊維を少なくとも35〜40重量%、最も好ましくは少なくとも50〜60重量%含むものである。
【0023】
布は、樹脂化材料でよいが、好ましくは未樹脂化材料である。未樹脂化材料には、ニット、織布、不織布、又は他の構成のものでもよい。処理後、形成された防しわ性布は、布の寿命にとって実質的に望ましい構成を維持する。さらに、布は、洗濯を反復した後であっても洗濯物の外観が優れている。
【0024】
本発明は、架橋反応はセルロース繊維の最も膨潤した状態で最も効率的であるので、架橋反応を制御するのに含水率には依存しない。水分はもっと低くてもよいが、好ましい程度は減少する。
【0025】
しかしながら、シリコーンエラストマーは、通常MykonHD等の柔軟剤を使用するなどの従来の処理法での同様な布の処理に関連した布の引張強さ及び引裂強さの損失を減少させるのに十分な量で存在しなければならない。本発明の配合及び方法は、処理布に対する特定の商業的要件を満足するように調整できる。例えば、ホルムアルデヒド及び触媒濃度を増加させてよりよい処理をおこなってもよい。この際、柔軟剤の濃度も増加させて、本方法で使用する触媒量の増加により生じる引裂強さの損失に対する耐性を高めることができる。これ自体により、種々の布を処理するための系をコンピュータ制御が可能となり、本発明の方法の別の利点である種々の布の処理を変化させることができる。
【0026】
シリコーン油はシリコーン柔軟剤として公知であり、布処理において多少用いられているが、除去できないスポットを生成する傾向が強いという重大な欠点がある。しかしながら、本発明の方法で使用される特定のシリコーンエラストマーは、これらの問題を完全に克服できる。
【0027】
本発明により処理される混紡布を、溶液に浸漬して布重量基準(OWF)での含浸量をホルムアルデヒド約3%、触媒1%、シリコーンエラストマー1%とする。これには、上記の配合物水溶液の含浸量を約66重量%として上記した布基準の反応剤率を達成することが必要である。しかしながら、綿100%布を処理するときには、薬品濃度は、布にパッディングしたときにOWFでホルムアルデヒド5%、触媒約2%及びエラストマー約2%となるように増加させる必要がある。このことは、処理プロセスにより強度損失が生じることから反応剤の濃度を減少させる綿100%を処理する従来技術の試みとは正反対である。硬化温度は、約300°Fでよい。実際に、パッディングされた布を、300°Fのオーブン又は加熱チャンバーに入れることができる。
【0028】
ホルムアルデヒド濃度は、当業者には明らかなようにして変化させることができる。この方法には、ホルムアルデヒドを0.5〜10重量%の濃度の水溶液の形態で使用することなどがある。
【0029】
布の好ましいホルムアルデヒド濃度は、布重量基準で1.5%〜7%である。
【0030】
本方法で使用される触媒は、穏やかな反応用のフルオロケイ酸などがあり、混紡布に適用できる。重目綿100%布又はシャツ地布の場合、塩化アルミニウム/塩化マグネシウムを含有する類似の触媒である市販の触媒Freecat No.9である、クエン酸でスパイクした塩化マグネシウム等の触媒を使用できる。硬化段階での架橋反応中に、架橋反応が生じるので水分が布から消失し、布の含水率が減少する。含水率20%以下の布においては、これは、より高濃度のホルムアルデヒドを必要とする架橋反応の有効性を低下させる傾向がある。本発明の好ましい態様においては、水分が、高レベル、すなわち、20%超、好ましくは30%超、例えば、60〜100%或いはそれ以上から消失し、架橋が最適化される。制御するのが非常に困難である含水率は、本発明では問題とならない。もちろん、水は、触媒が布上を移動するほど過剰に存在することは許容されない。
【0031】
以下に記載の実施例に報告されている全ての結果は、以下の標準的な方法により得られたものである。
1 .家庭用洗濯機で洗濯を反復した後の布の外観:AATCC試験法124−1992
2 .引張強さ:ASTM:D−1682−64(試験1C)に記載の試験法 3 .引裂強さ:ASTM:D−1424−83に記載の試験法、振り子落下法
4 .収縮率:AATCC試験法150−1995
5 .布のしわ回復:回復角法:DP値を得るAATCC試験法66−1990
【0032】
布についてのDP値を求める際、処理布におけるしわ量を予めしわをつけたプラスチックレプリカ上に存在するしわ量と比較する、制御された照明条件下での目視比較試験を実施する。プラスチックレプリカは、種々のしわ度を有し、きわめて大きくしわを付けた布についてのDP値1から、しわ無し平布についてはDP5.0の範囲である。DP値が高いほど、防しわ性が良好である。商業的に許容できる防しわ性布については、DP値3.5が望ましいが、達成できることはまれである。当業者には明らかであるように、DP3.50とDP3.25との差は、重要な意味をもつ。DP3.50で、全てのしわは、まるまって消失する。DP3.25では、全てのしわは、まだ目に見え、はっきりしたしわがある。商業的に許容されるのは、DP3.50であって且つフィリング引張強さ25ポンド及びフィリング引裂強さ24オンスである。これらの物性と同程度又はそれ以上に重要なことは、方法が、工業的規模で一貫して再現性があることである。
【0033】
以下の実施例の全てにおいて、当該技術分野において公知である非イオン性湿潤剤が使用されていた。湿潤剤は、約0.1重量%の量で使用された。実施例の全てで使用される湿潤剤は、TritonX−100等のアルキルアリールポリエーテルアルコールであった。湿潤剤を使用して、布を繊維の処理水溶液により完全に濡らす。
【0034】
試料の全ては、引張強さ及び引裂強さが大きく損失して処理布が商業的に許容できないものとなってしまうことから処理するのが最も困難である綿100%布について実施した。綿100%シャツ地布についての引裂強さ及び引張強さの通常の工業標準は、フィリング引張強度25ポンド及びフィリング引裂強さ24オンスを有することにより特徴付けられる。綿布は、この標準を満たし及び/又は超えなければならない。試験条件は、表に記載してある。
【0035】
シリコーンエラストマーは、市販の柔軟剤Sedgefield Elastomer Softener ELSであった。この柔軟剤は、シリコーン含有率24〜26%である不透明白色液として添加し、pH5.0〜7.0であり、水で容易に希釈できる。本発明に使用すると、この製品は、触媒濃度0.8%でDP値を示し、一方、MykonHDでは、1回洗濯後にDP値3.50、5回洗濯後にDP値3.25を得るには、触媒濃度2.0%が必要であった。
【0036】
触媒濃度0.8%での引張強さ及び引裂強さは、等しいDP結果を得るのにMykonHDが必要とした触媒濃度2.0%よりも顕著に且つ予想外に高い。処理の変更が充分に許容仕様範囲内であるように、安全を見て、1.0%ELSの触媒濃度であることが推奨される。
【0037】
【実施例】
以下、本発明の理解をさらに深めるために本発明を実施例により説明するが、本発明はこれらのみには限定されない。ホルムアルデヒドが従来法では損失を生じていたという事実を確認するために、実験を、従来法及び本発明と同様に極めて熱い空気により非常に迅速に布を加熱しておこなった。
【0038】
実施例1
表示のように、充分なホルムアルデヒドが損失して良好な処理の妨げとなる前に、架橋反応を生じさせることのできるのに充分高い温度で硬化させることができる。この実験では、綿100%オクスフォードシャツ地を、OWFでの濃度5.0%のホルムアルデヒド(37%)、OWFでの濃度0.8%のFreecat #9 Accelerator(Freedom Textile Chemicals社製)及びOWFでの濃度1.5%のシリコーンエラストマー柔軟剤Sedgesoft ELS(Sedgefield Specialties製)で、含浸量約60〜70%までパッディングした。次に、試料を引張った状態で、300°Fに設定された空気循環オーブン中で、10分間乾燥及び硬化させた。
【0039】
実施例2
実施例1に使用したのと同じ布の別の試料を、触媒Accelerator#9が1.0%OWFであったこと以外は同様である溶液でパッディングした。他の点では、試料を全く同様に処理した。
【0040】
実施例3
実施例1に使用したのと同じ布の別の試料を、触媒Accelerator#9が2.0%OWFであったこと以外は同様である溶液でパッディングした。他の点では、試料を全く同様に処理した。
【0041】
実施例4
実施例1に使用したのと同じ布の別の試料を、触媒Accelerator#9が0.4%OWFであることと、MykonHDの代わりにSedgesoftELSエラストマー柔軟剤を用いたこと以外は同様である溶液でパッディングした。他の点では、試料を全く同様に処理した。
【0042】
実施例5
実施例1に使用したのと同じ布の別の試料を、触媒Accelerator#9が0.8%OWFであることと、MykonHDの代わりにSedgesoftELSエラストマー柔軟剤を用いたこと以外は同様である溶液でパッディングした。他の点では、試料を全く同様に処理した。
【0043】
実施例6
実施例1に使用したのと同じ布の別の試料を、触媒Accelerator#9が1.0%OWFであることと、MykonHDの代わりにSedgesoftELSエラストマー柔軟剤を用いたこと以外は同様である溶液でパッディングした。他の点では、試料を全く同様に処理した。
【0044】
実施例7
実施例1に使用したのと同じ布の別の試料を、触媒Accelerator#9が1.5%OWFであることと、MykonHDの代わりにSedgesoftELSエラストマー柔軟剤を用いたこと以外は同様である溶液でパッディングした。他の点では、試料を全く同様に処理した。
【0045】
実施例8
実施例1に使用したのと同じ布の別の試料を、触媒Accelerator#9が2.0%OWFであることと、MykonHDの代わりにSedgesoftELSエラストマー柔軟剤を用いたこと以外は同様である溶液でパッディングした。他の点では、試料を全く同様に処理した。
【0046】
実施例9
同じ布の試料を、家庭用洗濯機で洗浄し、タンブル乾燥したが、いずれの架橋法でも処理しなかった。
【0047】
実施例10
同じ布の別の試料を、未処理未洗濯対照として用いた。
【0048】
【表1】
【0049】
表Iから明らかなように、エラストマー柔軟剤で処理した試料は、MykonHDで処理した試料のいずれよりも高い永続的プレス度を示した。引張強さ及び収縮率は、各処理度について、MykonHDで処理した試料と同様である。
【0050】
結果を表IIに示した別の実験では、綿100%オクスフォードシャツ地からなる試料を、2種類のホルムアルデヒド濃度、3.0%OWF及び5.0%OWFでパッディングした。また、各濃度について、Accelerator#9 Catalystの3種の濃度、0.8%、1.0%及び2.0%で処理した。試料の半分では、Sedgesoft ELSを適用し、他の半分では、MykonHDを柔軟剤として使用した。両方の柔軟剤は、1.5%OWFで適用した。試料の各々を、表IIに示したそれぞれの溶液でパッディングした後、引っ張った状態で300°F、10分間の条件で硬化させた。全ての試料は、間隔を決めて、全く同様に処理した。
【0051】
表IIから明らかなように(実施例11〜22及び対照)、5回の洗濯後、Sedgesoft ELS試料は、例外なくMykonHD試料の引裂強さのほとんど2倍である。さらに、これも表IIから明らかなように、DP値は、より高く、平滑度がよりよいことを示している。
【0052】
【表2】
【0053】
【表3】
Claims (9)
- セルロース系繊維含有布用永続的プレス方法であって、セルロース系繊維含有布を、ホルムアルデヒドと、ホルムアルデヒドとセルロースとの間の架橋反応を触媒することのできる触媒と、効果的な量のシリコーンエラストマーと含み、樹脂を含まない処理水溶液組成物で処理すること;前記処理したセルロース系繊維含有布を、ホルムアルデヒドが前記触媒及びシリコーンエラストマーの存在下でセルロースと反応するが、但し前記ホルムアルデヒドと前記セルロースとの反応前にホルムアルデヒドが実質的に損失しないような条件下で熱硬化させて、引裂強さ及び引張強さの損失を減少させながら前記布の防しわ性を向上させること、を含んでなる方法。
- 前記熱硬化が、硬化中のホルムアルデヒドの実質的な損失を防止する温度である、請求項1に記載の方法。
- 硬化されている布が、20重量%を超える含水率を有する、請求項1に記載の方法。
- 前記熱硬化が、100°F〜350°Fの温度にわたるものである、請求項2に記載の方法。
- 前記熱硬化を、好ましい温度範囲250〜325°Fで実施する、請求項2に記載の方法。
- 前記布を、温度を徐々に増加させることにより熱硬化させる、請求項1に記載の方法。
- 前記ホルムアルデヒドが、濃度0.5%〜10%のホルムアルデヒド水溶液の形態である、請求項1に記載の方法。
- 前記好ましいホルムアルデヒド濃度範囲が、前記布の重量に対して1.5%〜7%である、請求項1に記載の方法。
- 前記布が、綿100%のシャツ地である、請求項1に記載の方法。
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