JP4162828B2 - 情報配信システム - Google Patents

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Description

【発明の属する技術分野】
本発明は、広告などの情報が登録されている情報提供サーバ、および、これにネットワークを介して接続されている情報端末等からなる、汎用ネットワークを利用した情報配信システムに関する。特に、汎用ネットワークを利用することによって、特定の利用者に対して情報提供を効率的に行うことのできる情報配信システムに関する。
【0001】
【従来の技術】
インターネットに代表される汎用ネットワークを利用することによって、情報提供サーバから情報端末に対して容易に情報配信をできるようになってきている。従来、この汎用ネットワークを利用することによって情報配信を行うには以下の方法が取られている。
【0002】
(1)情報端末が、情報提供サーバにアクセスして、ユーザが必要とする情報を都度取得する。たとえば、インターネットでは、ユーザが欲する情報の登録されているWebサイトにアクセスすることによって必要な情報を閲覧したり、FTPサーバにアクセスすることによって必要なファイルをダウンロードによって取得する。
【0003】
(2)利用者があらかじめ取得したい情報の種別、および、情報の配信先となる情報端末のアドレスを情報提供サーバに登録しておき、情報提供サーバより配信される情報を取得する。具体例として、メール配信サービスによるダイレクトメール、などがある。
【0004】
図1は、上記(1)または(2)の方法によって情報提供サーバから各情報端末機に対して情報提供するシステムの構成図を示している。
【0005】
情報提供サーバ1は、たとえば、WebサーバやFTPサーバなどを含む。情報を提供する情報提供者2は、任意の方法で情報3を情報提供サーバ1に登録する。なお、情報提供サーバ1は情報提供者によって運用されるもので、基本的には情報提供者2とは異なるものとする。情報提供サーバ1は、インターネットなどの汎用ネットワーク3に接続され、また、汎用ネットワーク3には、ネットワーク接続サーバ4が接続され、さらにネットワーク接続サーバ4には、複数の情報端末5(5a,5b,5c)が接続されている。ネットワーク接続サーバ4は、たとえば、プロバイダなどのインターネット接続業者によって運用されている。
【0006】
図1に示す従来のシステムにおいて、情報端末5a、5b、5cを所有する利用者は情報提供サーバ1へのアクセス方法を知っていて、それぞれ自らの意思により情報提供サーバ1へアクセスして情報3を入手する。この方法では、情報提供サーバは、利用者がどのような人かは知らず、アクセスのあった情報端末5a、5b、5cに対して情報を提供する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のシステムにおいては、以下の課題が存在する。
【0008】
(1)不要情報の排除ができない。本当に必要としているところに情報が届かない。
【0009】
例えば、買い手側が売り手の特定の対象物(商品)の購入意欲がある場合、売り手は買い手を絞らず不特定多数に情報提供をするため、買い手には不必要な情報が多数送られてくる。具体例としては、ダイレクトメールや、インターネット通信販売に登録した場合など興味のない商品の情報まで毎日送られてくる。
【0010】
このため、買い手側にとっては、欲しい品物を登録しておくと関連のある情報のみ送られてくるようにして欲しいという欲求がある。
【0011】
(2)利用者にとって価値の高い情報などを提供する際に、優良な利用者だけに提供できない。提供側が利用者を選別できない。利用者のランク付けができない。
【0012】
例えば、売り手対象物(商品)の価格が高額な場合、もしくは、利用者の好みに大きく左右される場合、不特定多数の利用者に高額な商品を紹介してもその中で買える人、または買おうと思う人は少ない。具体的には、骨董品などが該当する。
【0013】
このため、売り手側にとっては、骨董品に興味がある人で、かつ、高額な買い物ができる可能性の高い人から商品紹介をしたい、ひやかし客には情報を流したくないという希望がある。
【0014】
(3)唯一な、または希少な情報を提供する際に、利用者が殺到し奪い合いが発生する。
【0015】
例えば、売り手対象物(商品)の数が唯一な、または希少の場合、不特定多数の利用者に情報提供すると買い手が多数殺到し、対象物の取り合いが発生する。買えなかった人に不満が残る。具体例としては、不動産の空き部屋仲介、数量限定のお買い得商品の斡旋、などがある。
【0016】
このため、情報提供側としては、不動産屋で1つの優良空き物件には、問い合わせが殺到するが、1人ずつとしか契約交渉はできないので、うまく問い合わせ数をコントロールしたいという希望がある。また、同様に、お得意様、有料特別会員、優良会員だけにお買い得情報、耳より情報を提供したいが、商品の数に限りがあり買えなかったお得意様が不満を持ってしまい、せっかくのサービスが裏目に出てしまう。このような場合にも、情報提供側としては、うまく情報提供先の数をコントロールしたいという希望がある。
【0017】
(4)時間的制限を持つ情報を、利用者からの要求を待ってから提供したのでは情報の有効期間ないで提供しきれない。無駄が発生する。
【0018】
例えば、売り手対象物(商品)時間的制限がある場合、利用者からのアクセスやリプライを待つだけでは、商品の有効期限内に売買することができない。具体例としては、コンサートチケットやスポーツなどの観戦チケットなどがある。。
【0019】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、提供する情報をオープンにすることなく、情報提供側が、より情報を欲しがっている利用者、または、情報提供者が提供したい利用者を選択して情報提供できるようにすることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の課題を解決するために,以下の構成を備えるものである。
【0021】
サーバ用コンピュータで構成される情報提供サーバと、コンピュータを含み、前記情報提供サーバに接続するための通信部と表示及び入力操作のためのユーザインターフェイスとを備えた複数の情報端末とが汎用ネットワークに接続された情報配信システムにおいて、
前記情報提供サーバは、
予め登録されている、消費財の商取引に関する情報を、前記複数の情報端末の各々で動作可能な情報プログラムに変換する情報加工部と、
前記情報プログラムを所定の情報端末に送信する送信部とを備え、
前記情報加工部は、前記情報端末の表示のためのユーザインターフェイスで表示する前記消費財の商取引に関する情報である第1の情報、および予め移動先アドレス記憶部に記憶されている、分類して重み付けされた前記情報端末のアドレスのリストからなる移動先アドレスリストである第2の情報を前記情報プログラムに組み込むものであり、
前記情報プログラムは、
前記第1の情報を前記情報端末の表示のためのユーザインターフェイスに表示させるための第1のプログラムと、
前記移動先アドレスリストに従って前記情報プログラムを前記情報提供サーバを経由せずに分類の重み付けが高い順番に情報端末から情報端末に送信させるとともに、同じ分類に重み付けされている情報端末への送信が一巡したとき、および商取引の対象である消費財に対する商取引が終了したとき、の少なくとも一方の条件が満たされたときに、前記情報プログラムを情報端末から前記情報提供サーバに送信させるための第2のプログラムと、
前記情報端末の入力操作のためのユーザインターフェイスからの入力操作を前記第1の情報についての商取引に関する利用種別として予め定められたサーバに送信させるための第3のプログラムとを有し、
前記送信部は、前記移動先アドレスリストの先頭の情報端末を所定の情報端末として前記情報プログラムを送信するものであり、
前記情報端末は、配信されてきた情報プログラムを、前記第2のプログラムによって移動先アドレスリストの次の情報端末、または前記情報提供サーバに前記通信部を介して選択的に送信する情報プログラム送受信手段を備えている。
【0022】
本発明に係る情報配信システムは、図2に示される。同図の情報配信システムは、図1に示す従来のシステムに比べて、情報プログラム10がシステム内を都度、サーバを経由せずに情報端末間を移動する点が異なっている。
【0023】
なお、図2は、本発明の理解を容易にするための図であって、本発明の特許請求の範囲を示すものではない。本発明は,同図及び、同図の説明部分によってその範囲を限定されるものではない。
【0024】
情報プログラム10は、情報提供者2から提供された情報6を情報提供サーバ1において情報加工した結果として出力されるものである。この情報プログラム10は、情報提供サーバ1にて作成した後、あらかじめ情報提供サーバ1内において用意された配信先の情報端末に対して、汎用ネットワーク3を介して送られる。また、この情報プログラム10は、情報端末5間で移動可能であり、その移動先アドレスリスト(第2の情報)が同プログラム内に組み込まれている。また、情報プログラム10は登録されている情報提供者2から提供された情報6の一部を含んでいる。この情報プログラム10の情報端末間の移動は、汎用ネットワーク3を介する送受信によって、或いは、他の有線または無線のネットワークを介する送受信によって実現される。ここでは、この情報プログラム10の情報端末間の移動手段については問うものではなく、現在利用可能な移動手段、または将来利用可能な移動手段のいずれを採用しても構わない。
【0025】
情報プログラム10は、それ自身プログラムとして特定の機能を実行することが可能であるが、このプログラムを実行するための環境が、各情報端末5に実現されている必要がある。この環境は、各情報端末5のOSやその上の層(レイヤ)に搭載されうるソフトウエア(これを,通称ミドルウエアという)にて実現することができる。情報プログラム10は、この機能によって、そのプログラムが本来持つ機能を各情報端末の上で実現することになる。本発明では、情報プログラム10は、次の(A)〜(C)の機能を情報端末に実行させる。
【0026】
(A)前記第1の情報を前記情報端末の表示のためのユーザインターフェイスに表示させる。
(B)前記移動先アドレスリストに従って前記情報プログラムを前記情報提供サーバを経由せずに分類の重み付けが高い順番に情報端末から情報端末に送信させるとともに、同じ分類に重み付けされている情報端末への送信が一巡したとき、および商取引の対象である消費財に対する商取引が終了したとき、の少なくとも一方の条件が満たされたときに、前記情報プログラムを情報端末から前記情報提供サーバに送信させる。
(C)前記情報端末の入力操作のためのユーザインターフェイスからの入力操作を前記第1の情報についての商取引に関する利用種別として予め定められたサーバに送信させる。
【0029】
本発明では、このような情報プログラム10を情報配信システム内に組み込むことによって、システムは以下のように動作する。
【0030】
図2において、情報提供サーバ1が情報提供者2から提供された情報6に基づいて情報プログラム10を作成する。この時、情報提供サーバ1側では、その情報プログラムを送信する情報端末リストが既に作成されており、そのリストに基づいて作成された移動先アドレスリストが情報プログラム10内に組み込まれている。また、情報端末上で表示する情報(第1の情報)も情報プログラム10内に組み込まれている。この第1の情報は、情報提供サーバ1に登録されている情報の一部である。情報提供サーバ1は情報プログラム10を、その移動先アドレスリストの最初のアドレスの情報端末5aに対して送信する。情報端末5aにおいて、その情報プログラム10が実行されると、その情報プログラムの上記(A)の機能によって、情報6が情報端末上に表示される。利用者、この時情報6を利用する意思がない場合、たとえば、その情報6が商品情報であり、その商品を購入する意思がない場合、情報プログラム10は、他の情報端末5bに対して移動する。この場合の他の情報端末5bとは、情報端末5aとの間で通信が可能な情報端末であって、且つ、情報プログラム10内に記憶されている移動先アドレスリストの次のアドレスの情報端末である。
【0031】
図2に示す例では、情報端末5bの利用者がこの情報を利用しない場合を想定している。情報端末5bの利用者がこの情報の利用の有無にかかわらず、情報プログラム10は、上記(B)の機能により、情報端末5bに、そのプログラム内に組み込まれている移動先アドレスリストの次のアドレスの情報端末に同プログラムを送信させる。これにより、情報プログラム10、そのプログラム内に組み込まれている移動先アドレスリストにしたがって、次々と情報端末間をサーバを経由せずに移動する。そして、その移動中に、ある情報端末が情報を利用しようとする場合に、上記(C)の機能によって、情報の利用種別をサーバ1に対して送信する。情報プログラム10が最後の情報端末5cに達すると、次に、情報提供サーバ1に戻る。なお、この情報プログラム10は、必ずしも情報提供サーバ1に戻らなくても良い。例えば、一定の時間が経過すると消滅するようにプログラムされていても良い。
【0032】
ある情報端末の利用者が、この情報6を利用する場合、たとえば、その情報が商品情報の場合に、その商品を購入しようとする意思があると、ユーザインターフェイスを使って所定の入力操作を行う。すると、情報プログラム10が、その情報の利用状態を情報の利用種別として情報提供サーバ1に通信する。情報提供サーバ1は、受け取った情報プログラム10の内容を分析することによって、当該情報端末の利用者による当該商品の購入意思を確認する。
【0033】
以上の情報配信システムでは、情報端末5a〜5cの3つのみを図示したが、この数は数100〜数万の多数であっても同様に動作する。このように、情報プログラム10が、予め情報プログラムに組み込まれている移動先アドレスリストの複数の情報端末5間を次々と移動していくため、情報提供サーバ側の情報加工部は、情報プログラムを作成するときに、情報の欲しがっている利用者または情報を提供したい利用者だけが含まれる移動先アドレスリストを情報プログラムに組み込むことで、無駄な情報提供をなくし、情報提供の効率を高めることができる。
【0034】
また、上記移動先アドレスリストを、複数のグループの中から選択された一つ以上のグループのリストとすることにより、利用者をランク分けすることが可能となる。このため、提供しようとする商品やサービスの種類・内容に基づいて、その商品やサービスを購入可能と思われる利用者のリストを情報提供サーバにおいて選定し、このリストの利用者だけに情報プログラムを移動させることが可能となり、情報提供の効率をさらに高めることができる。
【0035】
また、この場合、移動先アドレスリストを重み付けしておいて、重み付けの高いほうから情報プログラムを移動すると、より早く商品販売などの商取引を完了させることが可能である。例えば、最初に、利用頻度の高い利用者リストや最も年収の高い利用者リストに相当する移動先アドレスリストを用意して、このリストの情報端末間を情報プログラムを移動させる。この移動完了時にまだ商品残があると、次いで利用頻度の高いまたは年収の高い利用者リストに相当する移動先アドレスリストを用意し、このリスト上の情報端末間を情報プログラムを移動させる。
【0036】
また、途中で商品残がなくなるなど、所定の条件が満たされた状態になると、それ以降の重み付けの移動先アドレスリストを用意せず、情報プログラムの移動を終了させることもできる。
【0037】
なお、重み付けのある移動先アドレスリストは、情報プログラム自身が予め複数個持っていてもよいし、一つのリスト毎に情報提供サーバが情報プログラムに設定してもよい。
【0038】
このような、リストを用いることで、ある商取引したい商品、サービス、不動産などの消費財が発生したときに、情報提供サーバではすべての利用者にその情報を送る必要がなく、取引の可能性のある利用者だけに、しかも、より可能性の高い利用者から順に、その情報を配信していくことができる。
【0040】
この情報提供サーバに汎用ネットワークを介して接続される情報端末5は、例えば、前記情報プログラムを情報提供サーバから受信し、または該情報プログラムを情報提供サーバを経由せずに他の情報端末との間で送受信する情報プログラム送受信部と、情報プログラムを実行する情報プログラム実行部と、該情報プログラム実行部の実行結果を表示し、また、表示された内容に対して入力が可能なユーザインターフェイスと、を備える構成である。
【0041】
情報端末5としては、情報プログラム10を実行する機能が必要である。情報端末5として、通常のパソコンが使用される場合には、例えば、この情報プログラム10を実行するためのJavaなどによる仮想マシン(JavaVM)、さらに、そのJavaVM上に置かれるプログラムが必要となる。このプログラムと本発明の情報プログラムを、この明細書で、エージェントシステムと称することがある。また、Javaで作成することで、Javaエージェントシステムと称することもある。本発明では、情報プログラム10がエージェントに相当し、情報端末間を移動する機能を持つことで、この明細書ではモバイルエージェントと称する場合がある。
【0042】
情報端末5では、このモバイルエージェントである情報プログラム10を情報提供サーバ1から受信し、また、この情報プログラム10を、情報提供サーバ1を経由せずに他の情報端末との間で送受信する情報プログラム送受信部を備える。また、この情報プログラムを実行する情報プログラム実行部を備える。また、この情報プログラム実行部の実行結果を情報端末上に表示し、また、表示された内容に対して入力を可能とするユーザインターフェイスを備えている。
【0043】
(2)また、情報プログラムは、他の端末に移動したとき、移動元の情報端末でその情報プログラムを削除させるためのプログラムを有する構成としてもよい。
【0045】
情報プログラムがこのような機能を持つと、情報端末間を移動しているときに、どれか一つの情報端末のみがこの情報プログラムを持っていることになる。
【0046】
このように、情報プログラムが情報端末間でただ一つしか存在しないようにすることで、この情報プログラムを商品やサービスを購入したり紹介してもらうための情報提供サーバへのアクセス権として扱うことが可能になる。つまり、このアクセス権を持っている利用者だけが情報提供サーバに対して商品やサービスの購入手続をすることができ、その権利を次の利用者に渡したときは、その瞬間にアクセス権を放棄したとみなすものと扱うことができる。不動産の紹介をしてもらうためのアクセス権についても同様で、同アクセス権を持つ利用者だけが、その不動産の詳細情報などを得ることができるものとして、扱うことが可能である。この場合、情報提供サーバにおいて、情報を階層化して記憶しておくことににより、アクセス権を有する情報端末が、より深い情報(第1の情報以外の情報)を入手できるようにしても良い。例えば、不動産の紹介を行う場合、不動産の要約情報を第1の情報とし、詳細情報を階層化して情報提供サーバに記憶させておく情報とすることで、アクセス権を有する利用者だけが、その詳細情報を入手できるようにする。
【0047】
以上のように、情報プログラムの所有の有無を権利の所有の有無として取り扱うことができるから、購入などの殺到を防いだり、有効期間内での販売などを効率的に実現出来る。また、情報の階層化により、アクセス権の有無により提供可能な情報の差別化をできる。
【0048】
(3)また、情報プログラムの第2のプログラムを、この情報プログラムが送信されてきたときから、予め定めた時間経過したときに、別の情報端末、または情報提供サーバに送信させるためのプログラムとしてよい。
【0049】
このようにすれば、一つの情報端末にその情報プログラムが滞在する時間を制限することができる。
【0050】
したがって、時間的制限を持つチケットなどの販売を効率的に行うことが可能になる。つまり、この情報プログラム(アクセス権)を持っている利用者だけが,情報提供サーバに対して時間的制限をチケットなどの購入手続をすることができる。そして、時間的期限がくると、そのアクセス権は自動的に失われ,アクセス権は次の情報端末の所有者に移る。
【0051】
以上のように、情報プログラムの所有の有無を権利の所有の有無として取り扱うとともに、その滞在時間が制限されることで、決められた時間内に効率的に商品やサービスの販売を行うことができる。
【0052】
この情報配信システムでは、情報提供サーバ側において、情報の性質に応じた情報プログラムの移動先アドレスリストをその情報プログラム内に組み込むことによって、必要な利用者(情報端末)に対してだけ情報を配信することができる。また、利用者側では、不要な情報が送られてくるのを防ぐことができる。
【0053】
情報提供側では、利用者のランク分けを行うことで、たとえば、利用頻度の高いグループの人や年収の高いグループの人にだけ情報を配信したり、反対に年収の低い人にだけ情報を配信したりすることができ、情報の無駄な配信を防ぐことができる。
【0054】
また、希少な情報などについては、購入したり紹介してもらうための情報提供サーバへのアクセス権を持つ人だけが購入したり紹介してもらうことができるようにすることで、対象商品やサービスの購入、紹介の殺到奪い合いなどを防ぐことができ、情報の効率的な配信を行うことができる。
【0055】
また、時間的な制限を持つチケット情報などについては、各情報端末に滞在する時間を制限することで、決められた時間内にチケットなどの対象商品の販売を完了させることが可能である。
【0056】
なお、本発明では、情報の内容は特に問うものではなく、商品、サービス、不動産などあらゆる消費財が対象となり、また、上記アクセス権によって得られる内容は、販売、紹介、レンタル、リースなどの商取引上のあらゆる権利を含む。
【0057】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態として、インターネットを利用した情報配信システムについて説明する。図3は、インターネットを利用した情報配信システムの全体構成を示す。
【0058】
汎用ネットワーク3としては、インターネットのネットワークが使用され、ネットワーク接続サーバ4はプロバイダが運用するサーバなどで構成され、情報端末5(5a,5b,5c,5d)は、通常のパソコンが対応している。インターネットに接続可能な携帯電話であってもよい。なお、後述のように、各情報端末5は、パソコンのOS上に仮想マシンとして、Java仮想マシンが置かれ、パソコン全体がJava仮想マシンとして動作するようになっている。Java仮想マシンを搭載することによって、各情報端末5のOSの種類に無関係に、情報プログラム10を実行させることが可能になる。
【0059】
情報提供サーバ1は、利用者リスト1aを持っている。この利用者リスト1aは、何らかの手段により、情報提供者側が入手した利用者情報から作成されたものである。この入手方法については問わない。図3においては、情報端末5aについては、インターネットを介して入力された登録情報7(例えば、情報端末5aの利用者が欲しい情報を含む)がそのリスト作成に利用される。
【0060】
利用者リスト1aは、一つのグループであっても良いし、後述のように、年収別、趣味別、年齢別,地域別、など任意のグループに分けられている複数のグループリストであっても良い。
【0061】
情報提供サーバ1は、情報プログラム加工部(情報加工部)によって情報プログラム10を作成する。この情報プログラム10は、内部に情報6とともに、それが移動すべき移動先アドレスリストを含んでいる。そのリストの最初の情報端末5aに対して情報プログラム10を送信すると、以後、その情報プログラム10は、自身の機能により情報端末間を移動する。
【0062】
図3に示す構成では、情報プログラム10が情報提供サーバ1から上記リストの最初の情報端末(利用者)へ送信され,その後、順次、リストの順番に情報端末間を移動する。リストの最後の情報端末5cに移動した後に情報提供サーバ1に戻る。図3に示す例では、以上の移動中、情報プログラム10は、情報端末5aにて情報放棄され、情報端末5bにおいても情報放棄され、情報端末5cにおいて情報利用される。
【0063】
図4は、情報提供サーバ1の機能構成図である。
【0064】
登録情報登録要求受信部20、登録情報削除受信部21は、インターネットに接続されている(ネットワーク上の)情報端末5から情報端末5が取得したい情報の登録、および削除要求を受信し、受信情報を移動先アドレスリスト加工部22へ渡す。
【0065】
移動先アドレスリスト加工部22は、受け取った情報端末5からの登録情報を基に、加工対象となる移動先アドレスリストの読み出しを移動先アドレス検索要求受信部23に要求し、その応答として加工対象となる移動先アドレスリストを取得する。取得した移動先アドレスリストに要求のあった情報端末を追加する。
【0066】
移動先アドレスリスト記憶部24は、分類された移動先アドレスリストを保存する。
【0067】
移動先アドレスリスト検索要求受信部23は、ユーザインタフェース15、または、移動先アドレスリスト加工部12からの要求に従い、目的の移動先アドレスリストを提供する。
【0068】
情報プログラム配信要求受信部16は、ユーザインタフェース25からの情報プログラム送信要求を受け付ける。
【0069】
情報プログラム加工部27は、情報プログラム配信要求に従い、情報を情報プログラムに変換し、移動先アドレスリストの付加と情報端末滞在制限時間設定とを行う。
【0070】
情報プログラム送信部28は、加工された情報プログラム10を送信する。
【0071】
情報プログラム受信部29は、情報端末5から情報プログラム10を受信する。
【0072】
フィードバック抽出部32は、受信した情報プログラム10から情報端末5からのフィードバック情報(情報の利用種別)を抽出し、フィードバック記憶部31に格納する。
【0073】
ユーザインターフェイス25は、情報提供者が利用者に提供する情報の入力や情報を提供したい移動先アドレスリストの選択、提供した情報に対する利用者からのフィードバックを出力する。
【0074】
フィードバック受信部は、情報プログラム10が移動した先の情報端末5からのフィードバック情報を直接受信する。
【0075】
図5は、情報端末5の機能構成図である。
【0076】
ネットワーク接続部40は、ネットワーク接続サーバ4へ通信を行い、情報端5のネットワーク接続状態を構成、保持する。
【0077】
情報プログラム送受信部41は、情報公開サーバ1、または、他の情報端末5より送信される情報プログラム10を受信、または、情報プログラム10を他の情報端末5へ送信する機能である。
【0078】
情報プログラム実行部42は、受信した情報プログラム10を実行する。実行された情報プログラム10は、実行結果をユーザインタフェース44に表示する。
【0079】
情報プログラム通信部43は、実行された情報プログラ10が情報公開サーバ1と通信するための機能である。
【0080】
ユーザインタフェース33は、情報プログラム10の実行結果表示、および、ユーザからの入力を受付ける。
【0081】
図6は、情報プログラムの機能構成図である。
【0082】
情報格納/ 表示部50は、提供の対象となる情報6を格納しており、情報6を情報端末上のユーザインタフェースに表示する。
【0083】
フィードバック情報格納/表示部51は、情報端末5からのフィードバック入力情報を格納しており、情報提供サーバ1上のユーザインターフェイスに表示する。
【0084】
滞在制限時間管理部52は、情報プログラム10が情報端5上での生存時間を保持し、滞在時間を管理する。
【0085】
移動先アドレスリスト53は、情報プログラム10が移動する情報端末5のアドレスリスト、および、移動順序を記憶する。図中には例として、シーケンシャルにアドレスを登録するリストを示すが、形式はこれに限定されない。アドレスとしては、利用者、あるいは利用者の情報端末5を特定できるもの(メールアドレス、電話番号、IPアドレスなど)であればよい。
【0086】
図7は、情報の構成図である。
【0087】
情報6は、概要情報60と詳細情報61とを含んでいる。概要情報60は提供する情報の概要を保持し、詳細情報は提供する情報の詳細情報を保持する。
【0088】
情報プログラム10が情報提供者へのアクセス権として利用される場合、情報プログラム10は、概要情報のみを保持する。(利用者の情報端末5間を巡回する情報プログラム10には、提供する情報の概要が含まれている。情報の概要を保持している利用者がその情報の詳細情報にアクセスする権利を持つ。)
本実施形態では、情報プログラム10及び上記図4,図5の機能を持つ機能プログラムをモバイルエージェントシステムで構成している。モバイルエージェントシステムは、図6の情報プログラムの機能構成および図4の情報提供サーバの機能構成と図5の情報端末の機能構成を全て備えている。情報プログラム10は、各情報端末間を、転々と移動するモバイルエージェントである。このモバイルエージェントシステムにおいて情報プログラム10に相当するエージェントが転々と移動する機構について図8を参照して簡単に説明する。
【0089】
実際には、このモバイルエージェントシステムは、OSの上のレイヤーに置かれたJava(登録商標)の上の層に配置され、Java(登録商標)仮想マシン上で実行されるプログラムであるために、Java(登録商標)モバイルエージェンと称される。
【0090】
モバイルエージェントは、ある情報端末から他の情報端末に移動する時に、移動元で存在しなくなる。すなわち、モバイルエージェントが他の情報端末に移動すると、移動元のモバイルエージェントは消去される。この結果、情報端末間を移動するモバイルエージェントは複製されることはなくなり、1つのモバイルエージェントのみが次々と情報端末間を移動するようになる。
【0091】
図8において、各情報端末は、ハードウエアHWの上の層に順に、OS、Java、AgentServerが積層されている。AgentServerはミドルウエアである。今、図8において、左側のノードに接続されている情報端末にモバイルエージェント70が存在し、このモバイルエージェント70が右側のノードに接続されている情報端末に移動する場合を考える。エージェント70は、エージェントサーバに対して移動要求を発行する。すると、エージェントサーバがネットワークを通信可能な中間コードに変換し、下層のJavaに渡す。この中間コードは、目的の情報端末に受け渡され、エージェントサーバによって中間コードから元のコードに復元されてエージェント70となる。右側の情報端末においてエージェント70が復元されると、その結果を左側の情報端末が受け取ることによって左側の情報端末においてエージェント70が存在しないように消去される。この消去動作はエージェントサーバが受け持つ。
【0092】
次に上記実施形態の情報配信方法の実施例を説明する。
【0093】
図9は、実施例1を示している。
【0094】
実施例1では、分類登録された利用者リストの全員に情報を提供する。すなわち、図9において、情報提供者が選択した利用者リストの先頭から順番に、情報を提供し、利用者に情報提供者や詳細情報へのアクセスの意向を確認しながら巡回し、利用者から提供した情報に対するコメントを情報提供者にフィードバックすることができる。この仕組みでは、情報提供者が提供した情報に基づいて利用者の要望がフィードバックされるために、よりよい情報提供に繋がる。
【0095】
図10は、図9に示す実施例1の詳細な動作を示すフローチャートである。
情報提供サーバ1では、情報プログラム加工部27により(図4参照)、利用者リストに基づいて移動先アドレスリストを情報とともに情報プログラム10に設定するとともに、移動先アドレスリストの先頭に対して情報プログラム10を送信する(ステップ10)。ステップ11において、情報プログラム10が戻ったかどうかの判定を行い(移動先アドレスリストの全ての情報端末を一巡したかどうかの判定を行い)、一巡していれば、フィードバック情報の抽出を行う(ステップ12)。次いで、フィードバック情報をフィードバック記憶部31(図4参照)に格納して終了する。なお、フィードバック情報とは、情報プログラムの情報格納部(図6のフィードバック情報格納/表示部51)に格納された情報の利用種別である。
【0096】
情報プログラム10は、ステップ20において、移動先アドレスリストの先頭から情報端末間を順に移動し、利用者に情報を提供していく(ステップ21)。ある端末でフィードバック情報が入力されれば(ステップ22)、そのフィードバック情報を図6のフィードバック情報格納/表示部51に格納し(ステップ23)、移動先アドレスリストの次があればそのアドレスの情報端末に移動する(ステップ24、25)。リストの最終の情報端末であれば、情報提供サーバ1に戻る(ステップ26)。
【0097】
情報端末5では、情報プログラム10を、情報プログラム送受信部41(図5参照)によって情報提供サーバ1または他の情報端末から受信すると(ステップ30)、その情報プログラム10の情報格納/表示部50(図6参照)から情報6を受け取り(ステップ31)、これを表示する。また、フィードバック情報がある時には、この情報を情報プログラム10のフィードバック情報格納/表示部51に入力する(ステップ32)。
【0098】
図11は、実施例2を示している。
【0099】
この実施例2では、利用者が入手したい情報を情報提供者にあらかじめ登録する。この後に、情報提供者が利用者を登録情報を元に分類し、分類ごとに利用者リストを作成しておく。情報提供者は、あらかじめ分類しておいた利用者リストの中から提供する情報を欲しがっていそうな第1の利用者リストを選択し、選択した第1の利用者リストの先頭から順番に情報を提供していく。第2の利用者リストには情報を提供しない。
【0100】
このようにすると、提供することが不要な利用者に対して情報を提供することがなくなるために、効率的な情報提供を行うことができる。
【0101】
図12は第3の実施例を示す。
【0102】
この実施例3では、情報提供者は、あらかじめ情報提供者が独自に利用者を分類し、且つランク付けされた利用者リスト(重み付けされた移動先アドレスリスト)を作成しておく。情報提供者は、利用者リストの中からランクの上位の利用者リストの先頭から順番に情報を提供していく。ランク上位の利用者リスト全員に情報を提供し終わったら、ランク中位の利用者リストの先頭から順番に情報を提供していく。情報提供時に、たとえば、「だれもが知らない、あなただけのお買い得情報」などの情報を付加することによって、提供される利用者にステイタスを感じてもらうことが可能となり、このステイタス間は利用者の求心力に繋がる。ランクとしては、年収や、地域、年齢、性別などがある。
【0103】
なお、ランク上位利用者リスト、ランク中位利用者リストに相当する移動先アドレスリストを、情報プログラム内に予め記憶しておくことにより、ランク上位利用者リストを一巡すると、一旦、情報提供者(情報提供サーバ)に戻らずに、そのままランク中位利用者リストの利用者間を移動する。ランク上位利用者リストを一巡してから、一旦、情報提供者(情報提供サーバ)に戻って、その後にランク中位利用者リストの利用者間を移動するようにしてもよい
また、移動中に、もはやそれ以降のランクの利用者へ移動させる必要がない場合は、現在移動しているランクの最後の利用者から情報提供サーバへ戻るようにしてもよい。もはやそれ以降のランクの利用者へ移動させる必要がない場合とは、例えば,情報が商品の場合、その商品の残がなくなった場合などである。
【0104】
図13は、この実施例3の動作を示す。
【0105】
情報提供サーバ1では、ステップ40からステップ43までが、図10のステップ10からステップ13までと同一である。ステップ44においては、次にランク付けされた移動先アドレスリストの各情報端末に情報プログラム10を送りたいかどうかの判定を行い、送る場合には、ステップ45において、次のランク付けにある移動先アドレスリストの先頭に情報プログラム10を送る。
【0106】
情報プログラム10の動作については、図10に示す動作と同じである。なお、同図では、図10のステップ22の判断を省略している。
【0107】
情報端末5の動作は、図10の情報端末5の動作と全く同一である。
【0108】
図14は、第4の実施例を示す。
【0109】
この実施例4では、情報提供者は、利用者リストの先頭から順番に情報提供者へのアクセス権を渡す。情報提供者は権利を持つ利用者からのアクセスのみを受け付ける。したがって、利用者は権利がないと情報提供者にアクセスすることができない。権利を持つ利用者が権利を放棄した時には、権利は利用者リストの次の利用者に渡る。このようにすると、情報提供者から受け取った情報提供者にアクセスする権利は、利用者が保持する場合は他の利用者へ渡ることがない。このために、権利を有する利用者のみが独占して優先的に情報提供者に排他アクセスすることが可能になる。また、この場合、上記のアクセス権を有する利用者がその権利を放棄した理由を情報提供者にフィードバックすることも可能である。
【0110】
なお、図12の実施例に図14の実施例のアクセス権を適用して情報配信することも可能である。
【0111】
図15は、実施例4の動作を示す。なお、この実施例4では、情報プログラム10のある情報端末の利用者だけが情報提供サーバへのアクセス権を持つ。アクセス権を持つことで、商品やサービスを購入する購入権や不動産情報の紹介を行う紹介権を行使できる。
【0112】
情報提供サーバでは、移動先アドレスリストの先頭の情報端末に情報プログラム10を送り、ステップ71で情報プログラム10が戻ったかどうかの判定を行う。戻った場合には、利用者からのアクセスがあるかどうかの判断を行い(ステップ72)、利用者からのアクセスがあると詳細情報を提供する(ステップ73)。提供情報に残りがあれば(ステップ74)、元のステップ70に戻って、ステップ71以下を繰り返す。
【0113】
上記ステップ72において、利用者からのアクセスがない場合、および上記ステップ74において提供情報に残りがない場合には、フィードバック情報を抽出し(ステップ75)、同フィードバック情報を格納して(ステップ76)終了する。
【0114】
情報プログラム10では、送信先アドレスリストの先頭から端末間を移動し(ステップ80)、利用者に情報を提供する(ステップ81)。情報提供者へのアクセス要求があれば(ステップ82)、情報提供サーバ1に戻る(ステップ83)。ステップ82において、情報提供者へのアクセス要求がなければ、送信先リストの次の情報端末があるかどうかの判定を行い(ステップ85)、あれば、ステップ84に進んで次の情報端末に移動する。
【0115】
情報端末5では、ステップ90で情報プログラム10を受信すると、この時から情報提供サーバ1へのアクセス権を持つ。ステップ91において、情報プログラム10から情報を受け取って表示する。情報提供サーバにアクセスする場合は(ステップ92)、情報プログラム10にアクセスを要求する(ステップ93)。このステップ93では、さらに詳細な情報を要求する紹介権(たとえば、不動産情報の詳細情報の紹介を要求する権利)を行使したことを意味する。。また、ステップ92で情報提供サーバにアクセスしない場合には、ステップ94に進んで、フィードバック情報を入力する。このフィードバック情報として、情報が商品やサービスの場合その購入のための入力を行うと、フィードバック情報が購入権の行使による情報となる。このようにして、ステップ90でアクセス権が発生し、ステップ93で紹介権の行使を行い、またはステップ94において購入権の行使を行う。ある情報端末で、このアクセス権を持つ場合には、他の端末においてはアクセス権はない。
【0116】
図16は、第5の実施例を示す。
【0117】
この実施例5では、情報提供者は、利用者リストの先頭から順番に情報提供者へのアクセス権を渡す。利用者に情報を提供してから一定時間内に、利用者からの応答がない場合に利用者は権利を失い、リスト中の次の利用者に権利が移る。情報提供者は権利を持つ利用者からのアクセスのみを受け付ける。したがって、利用者は権利がないと情報提供者に対するアクセスを行うことができない。
【0118】
この実施例5によると、権利を有する利用者のみが独占して優先的に情報提供者に排他アクセスすることができるとともに、あらかじめ決めた所定の時間内に全ての利用者に対して情報を提供することができる。
【0119】
図17は、この実施例5の動作を示す。図15に示す実施例4の動作と比較して、実施例5では、情報プログラム10の動作のステップ100において、情報提供者へのアクセス要求がなかった場合に、ステップ101で一定時間経過したかどうかの判定を行っている。この一定時間の経過判定は、図6の滞在制限時間管理部52によって行うことができる。一定時間が経過していれば、ステップ102に進み、移動先アドレスリストの次の情報端末があるかどうかの判定を行って、あればその情報端末に移動する。情報提供サーバ1および情報端末5での動作は図15に示す実施例4と全く同じである。
【0120】
図18は、実施例6の動作を示している。
【0121】
この実施例6では、情報端末5から、情報プログラム10を介さずに情報提供サーバ1に対して直接フィードバック情報を送る。図10に示す実施例1の動作と比較して、この図18では、情報提供側において、ステップ110においてフィードバック情報を情報端末5から直接受信したかどうかの判定を行っている。受信していればステップ111においてそのフィードバック情報を格納する。このように、フィードバック情報としては、情報プログラム10を介さずに情報端末5から直接返すようにしてもよい。
【0122】
次に、本発明の情報配信システムの具体的な適用例について説明する。
【0123】
図19は、図9に示す実施例1の情報配信方法を採用した広告方法を示す。
【0124】
この広告方法では、情報提供者が広告主であって、この広告主が、情報を利用者リストに従って順に広告、宣伝する。たとえば、スーパーやデパートのバーゲン広告手段としての利用が考えられる。スーパーやデパートの販売店を図19の広告主とし、バーゲン広告やチラシを情報とし、新聞購買者リストを利用者リストとして用いれば、バーゲン情報や店舗情報を新聞折り込み広告、チラシなどに代わる広告手段として利用することができる。
【0125】
図20は、図12に示す実施例3の情報配信方法をクレジットカード会員別の広告、案内手段として適用した例を示す。
【0126】
たとえば、クレジットカード会社などを図20の広告主とし、お買い得品情報を情報6とし、会員リスト(ゴールド会員、標準会員、学生会員あるいは年収別顧客リスト)を利用者リストとして用いれば、斡旋する商品の価格(たとえば300万円)に応じて、購入可能な利用者リスト(300万円の購入可能な顧客)から順に情報を提供する。購入不可と思われる顧客リストには商品を斡旋しない(情報を提供しない)ようなサービスを提供できる。
【0127】
図21は、図14に示す実施例4の情報配信方法を、不動産の空き部屋情報提供手段として適用した例を示す。
【0128】
たとえば、不動産会社などを図21の広告主とし、空き部屋賃貸情報を紹介権、部屋を探している人のリストを利用者リストとして用いれば、以下のサービスが可能となり、優良物件への問い合わせ殺到の防止、賃貸物件の買い手探しの短縮、賃貸物件への借り手情報取得が容易になる。
【0129】
すなわち、不動産会社は、まず空き部屋情報を利用者リスト順に提供する。不動産会社、すなわち、情報提供サーバは、空き部屋情報を概要情報と詳細情報を階層化して持っていて、空き部屋情報を持つ利用者のみが不動産会社に問い合わせる権利(アクセスする権利)を持ち、不動産会社から詳細な部屋情報を取得し、気に入れば賃貸契約をする。アクセス権を持つ利用者は、階層化された情報の中のより深い情報を入手することができる。賃貸契約が成立した場合は、その部屋の紹介物件が無くなったことになるので、アクセス権はリストの次に移動することがない。気に入らなければアクセス権を放棄する。すなわち、アクセス権はリストの次に移動する。アクセス権が来たけれど、気に入らない場合には気に入らない理由(家賃が高い、間取りが悪い、交通便が悪いなど)をフィードバック情報として広告主である不動産会社に返すことができる。不動産会社は、買い手からの気に入らない理由を考慮して、たとえば、フィードバック情報として、家賃があと5000円安ければ借りる、といったものが多数ある場合などを考慮して、家賃を下げたあらたな情報を借り手に再度提供する。このようにして、短期間で借り手を見つけることが可能となる。
【0130】
図22は、図16に示す実施例5の情報配信方法を、売れ残りチケット、キャンセルチケットを販売手段に適用した例を示す。
【0131】
たとえば、チケット販売会社などを図22の広告主とし、開演時間が迫った売れ残りチケットやキャンセルチケット販売情報を購入権、チケット購入会員リストを利用者リストとして用いることによって、稀少で且つ開演間際のチケットを販売することが可能となる。
【0132】
すなわち、チケット販売会社は、まず、売れ残りチケットを購入するためのアクセス権、をチケット購入者リストの先頭から順に提供する。アクセス権を受け取った購入者がチケットを購入する場合は、チケット販売会社にアクセスしてチケットを購入する。販売可能残りチケットはまだある場合には、アクセス権が購入者リストの次の購入者に移動する。残りチケットが無くなった場合にはアクセス権は消滅し以後移動しない。アクセス権を受け取った購入者が一定時間内に応答しない場合には、または購入しない場合には、リストの次の購入者にアクセス権が移動する。購入者リストを一周しても、まだ売れ残りチケットがある場合には、価格を下げるなどの販売条件を変更し、再度、購入者リストの先頭からアクセス権を提供する。購入実績、購入総額が増えれば増えるほど購入者リストの先頭にリストされるようになり、稀少なチケットを購入し易くなるように配慮する。
【0133】
上記のように各利用者でのチケット購入のためのアクセス権の滞在時間を制限することで、一定時間内にチケットの販売を効率的に行うことができる。
【0134】
また、図22の方法は緊急連絡網サービスに用いることが可能である。
【0135】
たとえば、航空会社などを図22の広告主とし、フライト情報を情報、フライト予定者を利用者リストとして用いれば、悪天候や機体トラブルなどによる出発時刻の変更などを、一定時間内(たとえば30分内)でフライト予定者に通知できるようになる。この他、この連絡網サービスを、学校連絡網や大学講義の緊急連絡網、または各種支払い期限通知などに利用することも可能である。
【0136】
【発明の効果】
本発明によれば、情報提供サーバ側において、情報の性質に応じた情報プログラムの移動先アドレスリストをその情報プログラム内に組み込むことによって、必要な利用者(情報端末)に対してだけ情報を配信することができる。また、利用者側では、不要な情報が送られてくるのを防ぐことができる。このため、情報配信に無駄がなく、利用者にとっても不要な情報を削除する煩雑な作業が不要である。
【0137】
また、情報提供側では、利用者のランク分けを行うことで、目的別に情報配信を行うことができ、これにより情報配信の効率を高めることができる。たとえば、年収の高いグループの人にだけ高額な商品の情報を配信したり、反対に年収の低い人にだけ低額な商品の情報を配信したりすることができる。
【0138】
また、希少な情報などについては、購入したり紹介してもらうための情報提供サーバへのアクセス権を持つ人だけが購入したり紹介してもらうことができるようにすることで、対象商品やサービスの購入、紹介の殺到,奪い合いなどを防ぐことができ、情報の効率的な配信を行うことができる。
【0139】
また、時間的な制限を持つチケット情報などについては、各情報端末に滞在する時間を制限することで、決められた時間内にチケットなどの対象商品の販売を完了させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の情報配信システムの構成図
【図2】本発明の情報配信システムの構成を説明する図
【図3】本発明の実施形態の情報配信システムの構成図
【図4】情報提供サーバの機能構成図
【図5】情報端末の機能構成図
【図6】情報プログラムの機能構成図
【図7】情報の構成図
【図8】モバイルエージェント技術の一部概要を示す図
【図9】上記情報配信システムの実施例1を説明する図
【図10】実施例1の動作を示すフローチャート
【図11】上記情報配信システムの実施例2を説明する図
【図12】上記情報配信システムの実施例3を説明する図
【図13】実施例3の動作を示すフローチャート
【図14】上記情報配信システムの実施例4を説明する図
【図15】実施例4の動作を示すフローチャート
【図16】上記情報配信システムの実施例5を説明する図
【図17】実施例5の動作を示すフローチャート
【図18】実施例6の動作を示すフローチャート
【図19】上記実施例1を広告手段として適用した例を示す図
【図20】実施例3を広告案内手段として適用した例を示す図
【図21】実施例4を不動産屋の空き部屋情報提供手段として適用した例を示す図
【図22】上記実施例5をチケット販売手段として適用した例を示す図
【符号の説明】
1−情報提供サーバ
1a−利用者リスト
5−情報端末
6−情報
10−情報プログラム

Claims (1)

  1. サーバ用コンピュータで構成される情報提供サーバと、コンピュータを含み、前記情報提供サーバに接続するための通信部と表示及び入力操作のためのユーザインターフェイスとを備えた複数の情報端末とが汎用ネットワークに接続された情報配信システムにおいて、
    前記情報提供サーバは、
    予め登録されている、消費財の商取引に関する情報、前記複数の情報端末の各々で動作可能な情報プログラムに変換する情報加工部と、
    前記情報プログラムを所定の情報端末に送信する送信部とを備え、
    前記情報加工部は、前記情報端末の表示のためのユーザインターフェイスで表示する前記消費財の商取引に関する情報である第1の情報、および予め移動先アドレス記憶部に記憶されている、分類して重み付けされた前記情報端末のアドレスのリストからなる移動先アドレスリストである第2の情報を前記情報プログラムに組み込むものであり
    前記情報プログラムは、
    前記第1の情報を前記情報端末の表示のためのユーザインターフェイスに表示させるための第1のプログラムと、
    前記移動先アドレスリストに従って前記情報プログラムを前記情報提供サーバを経由せずに分類の重み付けが高い順番に情報端末から情報端末に送信させるとともに、同じ分類に重み付けされている情報端末への送信が一巡したとき、および商取引の対象である消費財に対する商取引が終了したとき、の少なくとも一方の条件が満たされたときに、前記情報プログラムを情報端末から前記情報提供サーバに送信させるための第2のプログラムと、
    前記情報端末の入力操作のためのユーザインターフェイスからの入力操作を前記第1の情報についての商取引に関する利用種別として予め定められたサーバに送信させるための第3のプログラムとを有し、
    前記送信部は、前記移動先アドレスリストの先頭の情報端末を所定の情報端末として前記情報プログラムを送信するものであり、
    前記情報端末は、配信されてきた情報プログラムを、前記第2のプログラムによって移動先アドレスリストの次の情報端末、または前記情報提供サーバに前記通信部を介して選択的に送信する情報プログラム送受信手段を備えている情報配信システム。
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