JP4161352B2 - コマセ篭用反転式フロート - Google Patents

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本発明はフロートの形状とフロート内に内蔵した移動錘の移動により錘の重心位置の変動を利用してコマセ篭の遠投性能と反転性能を向上させる遠投篭釣用コマセ篭の反転式フロートに関するものである。
既存のコマセ篭には反転用の錘をフロートの内部に内蔵しているものは無く、その全てがフロートをコマセ篭の先端に取付け、錘はフロート外部でフロートの後端またはコマセ篭の後端の部分に取付けた構造となっている。
従来の技術ではコマセ篭のフロートの先端部分(飛行方向)に錘の重心を移すことが不可能なため遠投性能が劣り、遠投性能を上げるために必要以上に外部錘の重量を重くすると飛行姿勢が不安定になって横揺れが増大し遠投途中で内部のコマセが飛び出し飛行姿勢が崩れたり空気抵抗が増して遠投性能も低下していた。
逆に外部錘を軽くすると飛行安定性は向上する半面遠投性能が落ち、更にフロートの浮力とのバランスが崩れて反転性能が阻害されるという二律背反的な関係にあった。
すなわち結果的に従来の反転式コマセ篭は遠投用には適さないものであった。
前者の方法として例えば、登録実用新案第3127262号があるが、これはフロートの外部に錘が糸で取り付けられており錘をフロートの取付け側の反対側(フロートの先端部)に移動させることができないため重心位置をフロートの先端よりに移動させることができない。
本発明の目的は、従来の反転式コマセ篭の宿命としてフロートの後部に設けざるを得ない錘のために重心位置を前方に移動できず遠投性能を充分発揮出来なかった問題点と共に遠投性能向上と二律背反的な関係にあった反転性能の低下という問題点を一挙に解決することである。
この発明は上述の問題点を考慮して発明されたものであり、請求項1ならびに請求項2に記載の技術を採り入れたコマセ篭用反転式フロートを反転式コマセ篭に装着することによってフロートに内蔵した移動錘の遠心力と重力による重心位置の移動を利用して遠投性能と反転性能の向上が可能となった。
本発明のコマセ篭用反転式フロートは中空で円錐形のフロートとし、底の端部に固定錘を設け、フロートの内部には球形の移動錘を内蔵した構造とし、釣竿を振る遠心力を利用して球形の移動錘の重心をフロートの先端に移動させることによりフロートの重心を先重状態にして遠投性能を向上する。遠投後水中に達した後はフロートの浮力と固定錘とのバランスにより球形の移動錘がフロートの円錐斜面を下ってフロートの重心よりも後部に移動して反転性能を高め、その後は移動錘がフロートの後端部の底に留まるためフロートの姿勢の維持・安定化が図れるコマセ篭用反転式フロートである。
このコマセ篭用反転式フロートは登録実用新案第3127262号の万能コマセ篭や一般の反転式コマセ篭に装着して使用する。
本発明のコマセ篭用反転式フロートを例えば登録実用新案第3127262号の万能コマセ篭に装着することにより、万能コマセ篭の遠投時の遠投性能が向上して飛距離が伸び釣りのポイントの範囲や釣れる魚種の拡大が図れ、水中での反転時間も短縮されて反転後の姿勢の維持・安定化が向上し、登録実用新案第3127262号で考案された遠投性能と反転性能以外の全ての利点も複合されて最良の効果を得られた。
以下にこの発明のコマセ篭用反転式フロートの実施形態について図面に基づき具体的に説明する
この発明を実施するための最良の形態は図1と図2に示す構造のものでフロート1は中空の円錐形の構造で密封されている。フロート1の内部には球形の移動錘2を内蔵し、かつバランス用の固定錘3をフロート1の平坦な側の底端部に円筒型に設けた構造である。
コマセ篭用反転式フロートの材質については、フロート1はプラスチックまたはステンレス製で内部には空気と移動錘2が入っている。移動錘2は比重の高い材質で鉛、ステンレス、鉄、ガラス等を使った球体である。なお錆や腐食が生じないものや破損しない様に適切な加工が施されたものであれば他の材質も使用可能である。
固定錘3は移動錘2に準じた材質またはプラスチックで構成され、形状は円盤でも円筒でも良くコマセ篭の全体の形状やデザインに応じたもので構わない。図1、図2では固定錘3は円筒形とした。
コマセ篭用反転式フロートをコマセ篭の先端に取付けた場合の各構成品の浮力と重力の関係はフロートの浮力をA、フロートの重力をB、移動錘の重力をC、固定錘の重力をD、フロートならびにコマセ篭の全構成物の重量すなわち全重力をEとした場合の浮力と重力の絶対値の関係が
(1)|C|>|D|
(2)|A|≧|B|+|C|+|D|
(3)|A|<|E|
を満足する設計で行う。
前述の構造、材料、技術要件から製作したコマセ篭用反転式フロートの飛行
から反転までのフロート1の姿勢と移動錘2の移動に関する説明図が図3で
ある。
すなわちコマセ篭用反転式フロートが飛行している時の移動錘2は遠心力に
よってフロートの最先端部に押し付けられ移動錘2の遠心力は飛行方向に
向かっている。着水後に遠心力は消滅し、固定錘3がフロート1を水平状態
に保とうとするため移動錘2は重力により円錐の斜面を固定錘3の方向へ
転がり始めてフロート1の反転を早め、完全に反転後は固定錘3側に安定する。
本発明のコマセ篭用反転式フロートを既に提出済みの登録実用新案第3127262号の万能コマセ篭のフロートに替えてコマセ篭の先端に接着剤やネジ構造等にて装着する。
その装着した状態の正面図が図4であり、その下面図が図5である。
これによりフロート1の先端部に重心を移すことが可能となり、遠投性能が向上して飛距離が伸びて釣りの対象範囲と魚種の拡大が図れた。また反転時の球形の移動錘2の移動により水中での円滑な反転動作が行われ、移動錘2がフロートの底部に達した後は姿勢の維持・安定化が図られ万能コマセ篭の性能・機能が飛躍的に向上した。
釣具・漁具の他、立ち入り困難な場所まで遠投した後沈下させ姿勢を維持・安定化したい測量機器、検知器、観測機等に利用可能と推察される。
コマセ篭用反転式フロート正面図 コマセ篭用反転式フロート下面図 コマセ篭用反転式フロートの飛行から反転までのフロート1の姿勢と移動錘2の移動に関する説明図 提出済み登録実用新案第3127262号に本発明のコマセ篭用反転式フロートを取付けた正面図 提出済み登録実用新案第3127262号に本発明のコマセ篭用反転式フロートを取付けた下面図
符号の説明
1 フロート
2 移動錘
3 固定錘

Claims (2)

  1. 本発明は反転式コマセ篭に取付ける反転式フロートに関するもので、中空で円錐形の密閉されたフロート、フロートの内部に内臓した球形の移動錘、フロートの平坦な側の底端部に設けたバランス用の固定錘からなる構造とし、遠心力と重力により円錐内の斜面を移動する移動錘の重心位置の変化によりフロートの姿勢を変化させることを特徴とするコマセ篭用反転式フロート。
  2. フロートの浮力をA、フロートの重力をB、移動錘の重力をC、固定錘の重力をD、フロートならびにコマセ篭の全構成物の重量すなわち全重力をEとした場合の浮力と重力の絶対値の関係が
    (1)|C|>|D|
    (2)|A|≧|B|+|C|+|D|
    (3)|A|<|E|
    となるように設計した請求項1記載のコマセ篭用反転式フロート。
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