JP4160791B2 - 情報利用料課金方法および情報利用料課金ユーザ端末 - Google Patents
情報利用料課金方法および情報利用料課金ユーザ端末 Download PDFInfo
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Description
【発明の技術分野】
この発明はユーザ端末に記憶されたユーザ属性の利用料課金に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
今日、BSデジタルのデータ放送にて、ユーザ属性を用いた画面切り替え処理が行われる。簡単に説明すると、ユーザ端末に当該ユーザの氏名、住所、生年月日などをユーザ属性として記憶しておく。放送局から送信するBMLデータに、かかるユーザ属性を読み出すスクリプト(プログラム)を記述しておき、読み出したユーザ属性に応じて、画面を切り替える。たとえば、天気予報のデータ放送にて、読み込んだユーザの住所の詳細情報に自動的に切り替えることができる。
【0003】
かかるユーザ属性をうまく利用することにより、ユーザにとっては、いちいち選択することなく自動的に利用頻度の高いデータが表示されるし、コンテンツ配信者にとっても、ユーザが興味のある画面まで自動的に切り替えられることにより、提供するサービスの質を向上させることができる。
【0004】
そこで、発明者は、かかるユーザ属性の利用に対して、課金することを考えた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、課金手法について以下のような問題が考えられる。1)コンテンツ配信元に対してどの程度、受信機内のユーザ特性情報を参照するコンテンツを配信したかを記録させて、課金した場合、正確な申請がなされないおそれがある。2)申請は正確に行われるとしても配信元で特定できるのは、送信した回数であって、前記自動切替処理のためのユーザ属性の利用実績を把握することができない。なぜなら、放送は双方向ではないので、受信台数が不明であること、さらに、ユーザ属性を記録していないユーザも存在するからである。
【0006】
上記問題点1)は、インターネットと接続されたコンテンツサーバから配信する場合も同様に問題となる。
【0007】
この発明は上記の問題点を解決し、ユーザ属性の利用頻度に応じた課金が可能な情報利用料課金方法またはそのシステムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
1)本発明にかかる情報利用料課金方法は、情報配信装置からコンテンツデータを放送し、端末で前記コンテンツデータを受信する情報利用料課金機能付きデータ送受信方法において、前記情報配信装置が放送するコンテンツデータは、使用者特性データ読み出し指令を含むとともに、使用者特性データに応じて異なる提示をするためのスクリプトを含み、前記端末は、当該端末の使用者に関する使用者特性データをあらかじめ記憶しており、前記情報配信装置から放送されたコンテンツデータを受信すると、前記スクリプトをよって当該使用者特性データに合致した提示データを決定するとともに、当該使用者特性データの使用履歴を前記コンテンツデータの配信元特定情報とともに記録しておき、ネットワークを介して前記端末と接続された課金サーバは、前記端末から前記記憶された使用履歴を受けとると、前記配信元特定情報で特定される情報配信元に課金する。
このように、前記使用者特定情報の使用履歴をその配信元特定情報と対応づけて記憶しておき、この履歴に基づいて課金サーバにて課金することにより、使用者特定情報の使用頻度に応じた課金が可能となる。
【0009】
2)本発明にかかる情報利用料課金方法においては、前記使用者特定情報を用いた表示対象画像データの決定を許可するか否かを決定するための許可テーブルを有する。したがって、許可テーブルによって前記決定の許可が決定される。
【0010】
3)本発明にかかる情報利用料課金方法においては、前記許可テーブルは、ユーザが修正可能である。したがって、ユーザが前記使用者特定情報を利用するか否かを決定することができる。
【0011】
4)本発明にかかる情報利用料課金方法においては、前記情報配信元の信頼度をユーザに提示する。したがって、信頼度に基づきユーザは前記許可テーブルを修正することができる。
【0012】
5)本発明にかかる情報利用料課金方法においては、前記各情報配信元の信頼度は情報配信装置によって予め決定される。したがって、前記各情報配信元の判断を尊重して、前記許可テーブルを修正することができる。
【0013】
6)本発明にかかる情報利用料課金方法においては、前記許可テーブルはユーザ特定項目ごとに利用可能か否かを設定できる。したがって、使用するユーザ特性項目を詳細に設定することができる。
【0014】
7)本発明にかかる情報利用料課金方法においては、前記許可テーブルは、各情報配信元に関する信頼度に基づき、自動生成される。したがって、前記信頼度に応じて前記使用者特定情報を使用するか否かを決定できる。
【0015】
8)本発明にかかる情報利用料課金方法においては、前記ユーザ端末は、前記使用者特定情報を使用する時に、ユーザに問い合わせをし、ユーザから許可があった場合には、前記使用者特定情報を用いた決定を行う。したがって、前記使用者特定情報の使用はユーザの許可がない限り実行されず、使用者特定情報を利用したデータ処理について、ユーザのコントロールが可能となる。
【0016】
9)本発明にかかる情報利用料課金方法においては、前記ユーザ端末は、前記使用者特定情報を使用するか否かを決定する許可リストを記憶しており、当該使用者特定情報読み出し指令を配信した情報配信装置が、かかる許可リストに存在するか否か判断し、存在する場合には、前記使用者特定情報を用いた決定を行う。したがって課金に対して支払う意思のある者を許可リストに登録しておくことにより、かかるリストに存在する場合に、前記使用者特定情報が使用されるので、確実に課金することができる。
【0017】
10)本発明にかかる情報利用料課金機能付きデータ送受信システムにおいては、A)コンテンツデータを放送する情報配信装置、B)前記コンテンツデータを受信する受信手段を有する端末、を備え、C)前記情報配信装置が放送するコンテンツデータは、使用者特性データ読み出し指令を含むとともに、使用者特性データに応じて異なる提示をするためのスクリプトを含み、D)前記端末は、 d1) 当該端末の使用者に関する使用者特性データを記憶する使用者特性データ記憶手段、 d2) 前記情報配信装置から放送されたコンテンツデータを受信すると、前記スクリプトをよって当該使用者特性データに合致した提示データを決定する決定手段、 d3) 当該使用者特性データの使用履歴を前記コンテンツデータの配信元特定情報とともに記録する履歴記憶手段、を有しており、E)さらに、ネットワークを介して前記端末と接続されており、前記端末の履歴記憶手段に記憶された使用履歴を受けとり、この配信元特定情報で特定される情報配信元に課金する課金サーバを備えている。
このように、前記使用者特定情報の使用履歴をその配信元特定情報と対応づけて記憶しておき、この履歴に基づいて課金サーバにて課金することにより、使用者特定情報の使用頻度に応じた課金が可能となる。
【0022】
11)本発明にかかる課金サーバは、情報配信装置から放送されたコンテンツデータを受信する端末とネットワーク接続された課金サーバであって、前記コンテンツデータは、使用者特性データ読み出し指令を含むとともに、使用者特性データに応じて異なる提示をするためのスクリプトを含んでおり、前記端末には、当該端末の使用者に関する使用者特性データがあらかじめ記憶されており、前記端末は、前記情報配信装置から放送されたコンテンツデータを受信すると、前記スクリプトをよって当該使用者特性データに合致した提示データを決定するとともに、当該使用者特性データの使用履歴を前記コンテンツデータの配信元特定情報とともに記録し、前記端末から前記記憶された使用履歴を受けとって、前記配信元特定情報で特定される情報配信元に課金する。
このように、各端末にて前記使用者特定情報の使用履歴をその配信元特定情報と対応づけて記憶しておき、この履歴に基づいて課金することにより、使用者特定情報の使用頻度に応じた課金が可能となる。
【0037】
この発明において、「受信装置」とは、送信装置からのデータを受信する機能を有する装置をいい、表示装置を持たないいわゆるセットトップボックスや、表示装置を有するテレビセットの双方を含む概念である。さらに、携帯電話、携帯端末、パソコンなども含む。
【0038】
「通信路」とは、有線である場合はもちろん無線である場合も含む。
【0039】
「通信路を介して取得する」とは、1対1の通信だけでなく、1対多の放送も含む。
【0040】
「構造記述型言語記述データ」とは、文書データを表示する場合の配置位置、文字列の大きさ、参照する図形データに関する情報等の表示指定情報が付加されたデータをいい、実施形態では、BML言語で記述されたデータである場合について説明したが、HTML,XML型データ、MHEG規格のデータ等を含む。
【0041】
「BML言語」とは、データ放送にて用いられるコンテンツ記述言語の一種であり、ARIB(Association of Radio Indusries and Businesses)の規格 STD-B24 ver1.2で定められている。
【0042】
「ユーザ特性情報」とは、実施形態ではユーザ属性が該当する。
【0043】
「プログラムを記録した記録媒体」とは、プログラムを記録したROM、RAM、フレキシブルディスク、CD−ROM、メモリカード、ハードディスク等の記録媒体をいう。また、電話回線、搬送路等の通信媒体も含む概念である。CPUに接続されて、記録されたプログラムが直接実行されるハードディスクのような記録媒体だけでなく、一旦ハードディスク等にインストールした後に実行されるプログラムを記録したCD−ROM等の記録媒体を含む概念である。
【0044】
「プログラム」とは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソース形式のプログラム、圧縮処理がされたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む概念である。
【0045】
「データを記録した記録媒体」とは、データを記録したROM、RAM、フレキシブルディスク、CD−ROM、メモリカード、ハードディスク等の記録媒体をいう。また、電話回線、搬送路等の通信媒体も含む概念である。
【0046】
「データ」とは、CPUが直接処理可能なデータだけでなく、暗号化されたデータ、パケット化されたデータ、搬送波にのせられたデータ(すなわちデータによって変調した搬送波)等を含む概念である。
【0047】
【発明の実施の形態】
1.第1実施形態
(1)全体構成
図1に、この発明の一実施形態による受信装置を用いた送受信システムの全体構成を示す。コンテンツ提供者コンピュータ13は、コンテンツデータを情報提供装置15に与える。情報提供装置15は衛星を介して、当該コンテンツデータを放送する。ユーザ端末1は、かかるコンテンツデータを受信部3で受信する。制御部5は、コンテンツデータ中にユーザ属性を読み出すスクリプトが存在するか否か判断し、存在する場合には、配信元がユーザ属性を利用する許可が与えられているか否かを許可URIテーブル9cを参照して判断する。配信元が前記ユーザ属性を読み出す許可が与えられている場合には、ユーザ属性テーブル9bから読み出して、指定先に出力するとともに、履歴情報データテーブル9aに、配信元特定IDとともにユーザ属性の項目を記憶する。制御部5は所定の時期に履歴情報データテーブル9aに記憶された履歴データを通信部7を介して、課金サーバ11に送信する。課金サーバは、かかる履歴データを蓄積する。課金サーバ11は、複数のユーザ端末から送信された履歴データを用いて、各テナントごとのユーザ属性利用料を演算して、コンテンツ提供者コンピュータ13に送信する。
【0048】
このように、ユーザ属性利用料をユーザ端末にて管理することにより、利用頻度に応じた課金をすることができる。
【0049】
(2)情報配信装置のハードウェア構成
図2に、情報配信装置15(送信装置)の機能ブロック図を示す。コンテンツ蓄積部3には、コンテンツが蓄積される。データ送信制御部5は、コンテンツ蓄積部3に記録された新たなコンテンツデータを、多重化部7に与える。多重化部7は、パケット化を行って、パケット化のための制御データDIIを生成し、データDDBとともに、送信部9に与える。送信部9は、所定のトランスポートストリームを用いて、前記データをカルーセル形式で送信する。
【0050】
(3)受信装置のハードウエア構成
図3を用いて、図1に示すユーザ端末(受信装置)1のハードウエア構成について説明する。ハードウェア構成としては従来と同様である。受信装置1は、チューナ32、トランスポートストリームデコーダ(TSデコーダ)34、AVデコーダ36、OSD(On Screen Display)38、ROM40、RAM42、CPU44、ハードディスク46、モデム48、リモコンからの信号を受信する信号受信部50を備えている。信号受信部50は、リモコン装置からの信号などを受信するためのものである。
【0051】
ハードディスク46には、ブラウザプログラム、ユーザ情報取得処理プログラム、履歴データ送信プログラムが記憶される。これらのプログラムによる処理については後述する。また、ハードディスク46には、ユーザ属性テーブル、履歴情報データテーブル、許可URIテーブルが記憶されている。ユーザ属性テーブルのデータ構造について説明する。この例では、図4に示すように、ユーザ属性テーブルは、ユーザ属性項目「氏名」、「住所」、「生年月日」、「趣味1」にそれぞれ「山田太郎」、「大阪府**市***町1−2−3」、「 昭和40年5月23日」、「旅行」が記録されている。かかるユーザ属性は、ユーザ端末を用いるユーザが予め登録したものである。
【0052】
図5Aに履歴情報データテーブルを示す。履歴情報データテーブルは、送信元特定情報であるURIおよび参照したユーザ属性項目が記憶されている。かかる履歴情報については後述する。
【0053】
図6に許可URIテーブルを示す。許可URIテーブルは、ユーザ属性項目読み出しスクリプトが受信データ中に存在する場合に、そのURIで特定されるコンテンツ配信者に読み出し対象指令のユーザ属性項目の利用を許可するか否かを決定するテーブルである。
【0054】
なお、蓄積部であるハードディスク46に、後述する蓄積処理によって、受信したコンテンツを蓄積記憶してもよい。
【0055】
なお、受信装置として、いわゆるセット・トップ・ボックスを示したが、モニタ(TVセット)を含めて受信装置を構成してもよい。
【0056】
なお、ユーザ属性テーブル、履歴情報データテーブル、許可URIテーブルについては、受信機内部に不揮発性メモリを設け(図示せず)、これに記憶するようにしてもよい。
【0057】
(4)課金サーバのハードウエア構成
課金サーバ11は、図7に示すように、CPU123、メモリ127、ハードディスク126、CRT130、CDD(CDROMドライブ)125、キーボード128、通信ボード132およびバスライン129を備えている。CPU123は、ハードディスク126に記憶された各プログラムにしたがいバスライン129を介して、各部を制御する。
【0058】
ハードディスク126には、後述する課金のためのプログラム126pおよび図8に示すURI・テナント変換テーブル126tが記億されている。図8に示すように、URI・テナント変換テーブルは、URIとテナントコードとの対応が記憶されている。かかるテーブルを用いた処理については後述する。
【0059】
(5)ユーザ属性項目を用いた履歴の記録処理
以下、図6に示す許可URIテーブルに記憶されているコンテンツ配信者からのコンテンツデータを受信して、ユーザ属性を用いた課金のための履歴記録処理について説明する。なお、コンテンツ配信者が配信するコンテンツデータが、情報配信装置15(図1参照)から、オリジナルネットワークid”0001”、トランスポートストリームid”1001”、サービスid”1000”、イベントid”1100”、コンポーネントid”40”で送信されるものとして説明する。
【0060】
ユーザ端末1のユーザは、リモコン(図示せず)から希望するサービスを受信すべく、選局命令を入力する。これにより、CPU44は、図3に示すチューナ32およびトランスポートストリームデコーダ34に選局条件をセットする。受信したBMLデータは、RAM42に順次記憶される。
【0061】
ハードディスク46には、図9に示すブラウザプログラムが記憶されており、かかるプログラムに基づいて、データを解釈して表示等の処理を行う。以下説明する。
【0062】
CPU44は、BMLデータを受け取ったか否か判断しており(ステップS1)、データを受け取ると、その行がスクリプトであるか否か判断する(ステップS3)。例えば、図10に示すBMLデータを受け取った場合、行65の記述”a=getAdditionalUserInfo(userId,4)”は、スクリプトであるので、スクリプトに基づく処理を行う(ステップS5)。かかるスクリプトは、ユーザ属性No4の項目のユーザ属性取得要求のスクリプトである。したがって、CPU44は、ユーザ属性〔4〕の項目取得処理を実行する。
【0063】
ところで、ブラウザプログラムは、ユーザ属性の項目取得処理をする場合に、図11に示すユーザ属性取得処理プログラムを有しており、このプログラムに基づき、ユーザ属性取得処理が実行される。
【0064】
CPU44は、ユーザ属性取得処理プログラムに基づき、ユーザ属性読み出し要求が与えられるか否か判断しており(図11ステップS11)、ユーザ属性読み出し要求が与えられると、許可URIテーブルのリストに、そのコンテンツデータの配信元が存在するか否か判断する(ステップS13)。この場合、ネットワークid"0001"、トランスポートストリームid”1001”、サービスid”1000”、イベントid”1100”で送信されており、図6に示すリストには、URI"arib-dc://0001.1001.1000.1100"が存在する。したがって、リストに存在するので、読み出し対象項目にデータが存在するか否か判断する(ステップS15)。この場合、取得指示がなされたユーザ属性項目〔4〕には、図4に示すようにデータ「旅行」が存在するので、読み出してメモリ領域に書き込む(ステップS17)。CPU44は、URI"arib-dc://0001.1001.1000.1100"について、ユーザ属性項目〔4〕が読み出されたことを履歴情報データテーブルに追加する(ステップS19)。これにより、図5Bに示すように、履歴情報データテーブルにユーザ属性〔4〕およびそのURIが追加される。これにより、スクリプトによる処理を終了する。
【0065】
CPU44は、BMLデータが最終行であるか否か判断する(図9ステップS9)。この場合、最終でないので、注目行を1行進めて(ステップS10)、当該行がスクリプトであるか否か判断する(ステップS3)。この場合、行66は、スクリプトであるので、かかるスクリプトによる処理を実行する。このスクリプトは、ユーザ属性〔4〕の項目のデータが、「旅行」であれば、ファイル”/0000/旅行.bml”を、「ワイン」であればファイル”/0000/ ワイン.bml”を、それ以外は、ファイル”/0000/デフォルト.bml”を表示するというスクリプトである。CPU44は、既に読み込み済みのユーザ属性〔4〕の項目のデータをメモリから読み出して、上記判断を行う。この場合、図10に示すスクリプトのうち、条件 「a〔4〕==”旅行”」と一致するので、同じパスに存在するファイル”/0000/旅行.bml”を表示対象として決定する。これにより、モニタには、図12Bに示す表示がなされる。このようにして、ユーザ属性項目の記述を用いて表示を切り換えることにより、ユーザ属性に応じた画面をモニタに表示することができる。また、かかる利用実績を履歴として配信元情報とともに記憶することができる。
【0066】
以下、図9ステップS9以下の処理が繰り返される。CPU44は、BMLデータを受け取るか否か判断しており(図9ステップS1)、スクリプトでなければ、BMLデータに基づき表示基礎データを出力する(ステップS7)。
【0067】
なお、ステップS15にて、許可URIテーブルのリストに、そのコンテンツデータの配信元が存在しない場合に、ステップS17,ステップS19の処理を行うことなく、ユーザ属性取得処理を終了する。ステップS13にて、ユーザ属性項目〔4〕に、何も記録されていない場合も同様である。これらの場合は、ユーザ属性取得処理は実行されない。したがって、図10に示す行66によって、ファイル”arib-dc://0001.1001.1000.1100.40/0000/デフォルト.bml”が表示対象として決定され、これにより、モニタに、図12Aに示す表示がなされる。
【0068】
また、ユーザ属性テーブルのユーザ属性項目〔4〕に、データ「ワイン」が記憶されていた場合の表示について説明する。プログラムに基づいて、上記と同様にして、読み出された履歴情報データテーブルに項目およびURIが履歴情報データテーブルに追加される。この場合、図10に示す行66に基づいて、読み込み済みのユーザ属性〔4〕の項目のデータが、条件”a〔4〕==”ワイン”と一致するので、ブラウザの表示をファイル”/0000/ワイン.bml”を表示するように切り換える。これにより、モニターに、図12Cに示す表示がなされる。
【0069】
このようにして、ユーザ属性項目の記述を参照にした表示切り換えが実行される。
【0070】
(6)履歴を用いた課金処理
ユーザ端末は予めセットされたタイマー条件に基づいて、履歴情報送信処理を行う。かかる履歴情報送信処理について図13を用いて説明する。
【0071】
ユーザ端末のCPU44は、予めセットされたタイマー条件と一致すると、課金サーバと通信を確立した後、端末証明書を課金サーバ11に送信する(ステップS31)。課金サーバ11のCPU144は、これを受信して確認完了メッセージをユーザ端末に送信する(ステップS33)。ユーザ端末は、履歴情報を送信する(ステップS35)。上記の場合であれば、図5Bに示す履歴情報が送信される。課金サーバ11は、これを記憶する(ステップS37)。また、ユーザ端末は履歴情報を送信した後、送信した履歴情報を削除する(ステップS39)。課金サーバとの通信を切断し(ステップS41)、タイマーを再設定する(ステップS43)。かかる処理を各ユーザ端末について実行することにより、課金サーバ11には複数のユーザ端末において利用されたユーザ属性の実績が、URIごとに記憶される。
【0072】
課金サーバ11のCPU144は、履歴ごとに利用料金を演算する(ステップS51)。例えば、項目番号1については1円/1回、項目番号2については2円/1回、項目番号3については0.1円/1回、・・・というように、単価を決めておけばよい。かかる単価は情報配信者によって違っていてもよい。
【0073】
課金サーバのCPU144は、テナントごとの総利用料を演算する(ステップS53)。これは、課金サーバ11のハードディスク146に記憶されたURI・テナント変換テーブルを用いて、同じテナントの利用料金の総計を演算するようにすればよい。例えば、URI"arib-dc://0001.1001.1000.1100"は、テナントコード001/0101のコンテンツ提供者であるので、かかるURIの履歴情報を総計すればよい。なお、図8において、テナントコード001/0101のコンテンツ提供者が、他のURIについても記述されているのは、後述するインターネット経由または蓄積型でコンテンツ配信を行う場合があるからである。
【0074】
つぎに、CPU144は、各テナントに利用料金を請求する(ステップS57)。例えば、e-mailで請求額を報知してもよく、ファクシミリ等を用いて送信するようにしてもよい。
【0075】
このようにして、ユーザ属性の利用実績に応じた課金が可能となる。
【0076】
(7)蓄積、インターネット配信する場合の実施形態
上記実施形態においては、コンテンツ配信をBSデジタル放送でリアルタイムで行う場合について説明したが、以下に説明するようにユーザ端末のハードディスクに蓄積を行った場合、またはインターネット経由で配信する場合についても、同様に適用することができる。
【0077】
前記蓄積手法とは、放送局から送信されてきたコンテンツデータをユーザ端末に予め蓄積しておき、ユーザが蓄積されたデータを適宜読み出して、表示する方式である。かかるコンテンツ蓄積型の通信方法は、カルーセル方式でデータを転送する場合であっても、大量のデータを転送することができるので、商品やサービスの販売を行う仮想店舗などへの利用が提案されている。具体的には、図1に示すようなディレクトリ構成のファイルがあらかじめ送信され、受信装置はこれらのデータをハードディスクに記憶しておく。
【0078】
BMLデータについては、通常と同様であり、リンク先のBMLデータが存在するURIが記述されている。かかるコンテンツ蓄積の場合には、BMLファイルの指定が、前記BS放送の場合と異なり、ハードディスク46,すなわち、ローカルディスクとなる。現在のBSデジタル放送規格では、"arib-file://" の後ろに、絶対パスで記述することにより、どの蓄積ファイルであるかを特定することができる。例えば、ファイル”arib-file://ec/tvshopping/shop2.bml”というように記述される。
【0079】
なお、インターネットに接続されたコンテンツサーバからコンテンツデータを取得する場合には、そのURIとして、例えば、URI”http://www.panasonictvshop.co.jp/・・・・”とすればよい。当然、放送から蓄積へ、蓄積からインターネットへ、と任意にそれぞれのリンク先を記述しておくことにより、コンテンツデータの取得先を切り換えることもできる。
【0080】
インターネットでコンテンツデータを配信する場合にも、同様に、複数の条件分岐を予めHTMLデータ中にスクリプトを記述しておけばよい。ただ、インターネット配信では、完全な双方向性(インタラクティブ)を有するので、ユーザ属性を一旦、コンテンツサーバに返信して、コンテンツサーバにて、かかるユーザ属性データを用いて、コンテンツデータを送信するようにしてもよい。この場合、ユーザ属性データがユーザ端末の外部に出力されるので、個人情報が漏れるおそれがある。そこで、かかる問題を解決するために、ユーザに外部に出力されることを報知し、許可が与えられた場合のみ、コンテンツサーバに返信するようにしてもよい。この場合、ブラウザプログラムとして図15に示すプログラムを記憶しておけばよい。
【0081】
CPU44は目的のコンテンツサーバにコンテンツデータ取得要求送信する(ステップS61)。かかるコンテンツサーバから返信があるか否か判断しており(ステップS63)、返信があると、スクリプトが存在するか否か判断する(ステップS65)。CPU44は、読み込んだ行が、スクリプトでなければ、表示処理を行う(ステップS67)。スクリプトである場合には、当該スクリプトがユーザ属性取得スクリプトであるか否か判断する(ステップS69)。CPU44は、当該スクリプトがユーザ属性取得スクリプトでない場合には、当該スクリプトに基づく処理を実行する(ステップS71)。
【0082】
一方、当該スクリプトがユーザ属性取得スクリプトである場合には、CPU44は、許可URIテーブルのリストに、そのコンテンツデータの配信元が存在するか否か判断する(ステップS73)。図6に示すリストに存在する場合には、CPU44は読み出し対象項目にデータが存在するか否か判断する(ステップS75)。
【0083】
CPU44は、指定されたユーザ属性項目にデータが存在するか否か判断し(ステップS77)、存在する場合には、「個人情報として、項目〔4〕趣味旅行の送信要求を受けました。送信してもよろしいですか?」と警告表示をするための画像データを出力する(ステップS77)。ユーザはモニタに表示された警告を見て、許可する場合には許可指令を行う。CPU44は、許可指令があるか否か判断しており(ステップS79)、許可指令があれば、読み出して当該ユーザ属性項目のデータを送信し(ステップS81)、履歴情報データテーブルに追加する(ステップS83)。コンテンツデータの最終行であるか否か判断し(ステップS85)、最終行でなければ、注目行を次の行として(ステップS86)、ステップS65以下の処理を繰り返す。最終行であれば処理を終了する。
【0084】
これにより、上記と同様に、履歴情報データテーブルに、ユーザ属性および送信したURIが追加される。かかるユーザ属性を受け取ったコンテンツサーバはこれに基づき、コンテンツデータを送信すればよい。
【0085】
また、インターネット配信のように、ユーザ属性データが送信元に送られる場合であっても、ユーザ属性の利用実績を履歴として記憶することができる。
【0086】
なお、ステップS73,ステップS77,ステップS79にて、それぞれ
リストに存在しない場合、指定されたユーザ属性項目には、データが存在しない場合、許可指令が与えられない場合には、拒否メッセージを返信する(ステップS87)。これにより、外部にユーザ属性データが無許可で配信されることを防止することができる。
【0087】
特に、上記放送、蓄積、インターネットによるコンテンツ配信は、ユーザにとってみれば、どのように切り換えられているかは認識することができないので、いつの間にか、インターネット配信に切り替わっており、個人情報が無断で流出することを防止することができる。
【0088】
(8)その他
上記実施形態においては、指定されたユーザ属性項目にデータが記録されていた場合に履歴として記録するようにしているので、利用実績に合致した課金が可能となる。ただ、これに限定されず、ユーザ属性項目の読み出し指令があった場合には、当該項目にデータが存在しない場合でも、履歴に記録する様にしてもよい。
【0089】
また、指定されたユーザ属性項目にデータが記録されているが、結局、デフォルトの画面を使用する場合もある。例えば、趣味が”ゴルフ”である場合は”0000/ゴルフ用品.bml”を表示するスクリプトが受信したBMLデータに記述されており、ユーザ端末には趣味”音楽鑑賞”と記録されている場合、当該ユーザ属性項目からデータは読み出しているが、結局趣味が記録されていない場合と同じ結果となる。かかる問題を防止するためには、例えば、項目”趣味”に記録できるものが候補として複数記憶されており、かかる候補から選択するようにすればよい。
【0090】
上記実施形態では、オンラインショッピングの場合を例として示したが、これに限定されず、ユーザ属性データを用いて表示画面を切り換えることが好ましいものであれば、他のコンテンツについても同様に適用することができる。
【0091】
上記実施形態においては、ユーザ属性項目の記述を用いて表示を切り換えるようにしたが、新たに生成するようにしてもよい。
【0092】
また、上記実施形態においては、送信元特定情報として放送の場合には、ネットワークid、トランスポートストリームid、およびサービスidで、蓄積データおよびインターネット配信データについては、URIを用いたが、送信元を特定できるものであればどのようなものであってもよく、コンテンツ配信サーバであれば、IPアドレス等であってもよい。
【0093】
また、許可URIテーブルについては、課金サーバから変更できるようにしてもよい。また、変更するスクリプトを含む放送データを放送し、変更するようにしてもよい。
【0094】
また、上記実施形態においては、BS衛星放送を受信するセットトップボックスを例に説明したが、CS衛星でもよく、さらに、地上波デジタル放送の場合も適用可能である。
【0095】
さらに、ユーザ端末は、上記専用機でなくても、例えば、パソコン(携帯パソコンを含む)、PDA、さらには、ブラウザ機能つき携帯電話などであってもよい。ハードディスクを有しない機器の場合には、ユーザ属性データ、履歴情報等については、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリに記憶するようにすればよい。 本実施形態においては、図1に示す機能を実現する為に、CPUを用い、ソフトウェアによってこれを実現している。しかし、その一部もしくは全てを、ロジック回路等のハードウェアによって実現してもよい。
【0096】
なお、プログラムの一部の処理をオペレーティングシステム(OS)にさせるようにしてもよい。
【0097】
2.第2の実施形態
上記実施形態においては、モニタへ出力する表示基礎データを切り換える場合を例として説明したが、外部の装置を制御することも可能である。例えば、天気予報に基づき、ユーザの居住地域ごとにエアコンの制御を異ならせることができる。図16を用いて、説明する。
【0098】
コンテンツ提供者コンピュータ113は、本日の天気予報をコンテンツデータとして情報提供装置115に与える。このコンテンツデータには、ユーザ属性項目”2”(住所)を読み出すスクリプト、および”本日の夕方の予想気温が28度を超える場合には、エアコンをオンにする”というスクリプトを天気予報情報に含有させておく。
【0099】
情報提供装置15は衛星を介して、当該コンテンツデータを放送する。ユーザ端末121a、121b,・・・121nは、かかるコンテンツデータを受信する。各ユーザ端末121a、121b,・・・121nは、コンテンツデータ中にユーザ属性を読み出すスクリプトが存在するか否か判断する。この場合存在するので、配信元がユーザ属性を利用する許可が与えられているか否かを許可URIテーブルを参照して判断する。この場合、配信元が当該ユーザ属性を読み出す許可が与えられているとすると、ユーザ属性テーブルから”住所”を読み出す。つぎに、”本日の夕方の予想気温が28度を超える場合には、エアコンをオンにする”というスクリプトが実行される。もし、ユーザ端末121aのユーザの地域がかかる条件を満たす場合には、エアコン122aをオン状態とする信号が生成され出力される。他のユーザ端末121b,・・・121nについても同様である。
【0100】
また、各ユーザ端末121a、121b,・・・121nは、履歴情報データテーブルに、配信元特定IDとともに読み出したユーザ属性”2”の項目を記憶する。この履歴データは課金サーバ111に送信される。課金サーバは、かかる履歴データを蓄積する。課金サーバ111は、複数のユーザ端末から送信された履歴データを用いて、コンテンツ提供者コンピュータ113のユーザ属性利用料を演算して、コンテンツ提供者コンピュータ13に送信する。
【0101】
このように、1のコンテンツデータを放送するだけで、個々のユーザ特性情報に応じて、外部の制御対象機器を制御することが可能である。
【0102】
なお、かかる制御対象機器としては、例えば、電子レンジ、洗濯機等の家庭用電気機器はもちろん、工場の生産設備等についても同様に適用できる。
【0103】
3.第3の実施形態
上記実施形態においては、各情報配信元について、許可URIテーブルがすでに存在する場合について説明したが、これをユーザが設定できるようにしてもよい。例えば、ユーザ特性項目設定モードへの切り換え指令が与えられると、図17Aに示すような画面を表示し、特定の情報配信元について、ユーザ情報を出力するか否かをユーザに入力させて、結果を許可URIテーブルに記憶するようにすればよい。
【0104】
なお、図17Aに示す設定画面の表示時期については、特に限定されず、例えば、ユーザ情報の読み出し指令が与えられた場合であってもよい。
【0105】
また、図17Aにおいて、領域202が選択された場合には、図17Bに示すような詳細設定画面を表示して、ユーザ特性項目ごとに許可・非許可を設定できるようにしてもよい。なお、かかる詳細設定画面の表示時期は、図17Aに示す設定画面のあとに特に限定されない。例えば、ユーザ特性項目の詳細設定モードへの切り換え指令がユーザから与えられた場合であってもよい。これにより、ユーザはいつでも、出力するユーザ特性項目を修正することができる。
【0106】
図18に、詳細設定をした場合の許可URIテーブルの一例を示す。このように、ユーザ特性情報の各項目ごとに、出力するか否かが記憶される。
【0107】
また、図19に示すように、各情報配信元ごとに信頼度を記憶しておき、信頼度に応じて出力する項目を別途決めておき、出力する際に、かかる信頼度の評価に応じて所定の項目について出力するようにしてもよい。
【0108】
また、前記コンテンツサーバ(情報配信元)の信頼度をユーザに提示するようにしてもよい。これにより、信頼度に基づきユーザは前記許可テーブルを修正することができる。
【0109】
また、前記各情報配信元の信頼度は、情報配信装置によって予め決定しておくようすればよい。また、信頼度の評価をユーザ端末へ記憶するには、例えば、放送データ中に混在させてもよく、別途、通信部7を介して課金サーバ11から送信するようにしてもよい。また、情報配信元のコンテンツサーバに記憶させておき、コンテンツサーバからユーザ端末に送信するようにしてもよい。
【0110】
また、図6,図18に示す前記許可テーブルは、各情報配信元に関する信頼度に基づき自動生成するようにしてもよい。
4.他の実施形態
上記実施形態においては、ユーザ端末内の処理プログラムへ指定されたユーザ属性の項目データを出力するようにしたが、ユーザ端末内の指定された処理部に渡すようにしてもよい。
【0111】
また、上記実施形態においてはユーザ属性の項目データを処理するプログラムはコンテンツデータにスクリプトとして記述している場合について説明したが、処理プログラムはユーザ端末内に予め記憶しておくこともできる。
【0112】
また、上記実施形態においては、ユーザ属性データを用いてユーザ知覚データとして、画像データを生成する場合について説明したが、音データを生成することもできる。例えば、衛星放送におけるBGMをユーザの趣味に応じた種類に切り換えることもできる。
【0113】
また、上記実施形態においては、ユーザ端末外にユーザ情報を出力する場合として、コンテンツデータ配信元に出力する場合について説明したが、制御対象機器に出力して、かかる機器が与えられたユーザ属性データを用いてデータ処理するようにしてもよい。また、制御対象機器以外でも、データ処理装置であれば同様にユーザ属性データまたはユーザ属性データによる処理データを活用することができる。
【0114】
上記実施形態においては、ユーザ属性データを読み出し可能か否かについて、全ての項目について許可か非許可かとしたが、項目ごとに設定できるようにしてもよい。例えば、あるコンテンツサーバは、項目”1”〜”4”のみ、とか、あるコンテンツ提供者は、項目”2"のみというように設定するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の概要を示す図である。
【図2】送信装置の機能ブロック図である。
【図3】受信装置のハードウエア構成を示す図である。
【図4】ユーザ属性テーブルのデータ構造を示す図である。
【図5】履歴情報データテーブルを示す図である。
【図6】許可URIテーブルを示す図である。
【図7】課金サーバのハードウエア構成を示す図である。
【図8】URI・テナント変換テーブルを示す図である。
【図9】ブラウザプログラムのフローチャートを示す図である。
【図10】ユーザ属性取得のスクリプトの一例である。
【図11】ユーザ属性取得スクリプトが与えられた場合の処理プログラムのフローチャートである。
【図12】ユーザ属性を用いて切り換えられる画面の一例である。
【図13】履歴を課金サーバに送信する処理を説明するフローチャートである。
【図14】課金サーバが情報配信者に対して課金する処理を説明するフローチャートである。
【図15】ユーザ属性を外部に送信する場合のフローチャートである。
【図16】この発明の他の実施形態の概要を示すブロック図である。
【図17】この発明の他の実施形態における設定画面の一例を示す図である。
【図18】許可URIテーブルの他のデータ構造を示す図である。
【図19】許可URIテーブルの他のデータ構造を示す図である。
【符号の説明】
1・・・ユーザ端末
3・・・制御部
9a・・・履歴情報データテーブル
9b・・・ユーザ属性テーブル
9c・・・許可・URLテーブル
11・・・課金サーバ
Claims (11)
- 情報配信装置からコンテンツデータを放送し、端末で前記コンテンツデータを受信する情報利用料課金機能付きデータ送受信方法において、
前記情報配信装置が放送するコンテンツデータは、使用者特性データ読み出し指令を含むとともに、使用者特性データに応じて異なる提示をするためのスクリプトを含み、
前記端末は、当該端末の使用者に関する使用者特性データをあらかじめ記憶しており、前記情報配信装置から放送されたコンテンツデータを受信すると、前記スクリプトをよって当該使用者特性データに合致した提示データを決定するとともに、当該使用者特性データの使用履歴を前記コンテンツデータの配信元特定情報とともに記録しておき、
ネットワークを介して前記端末と接続された課金サーバは、前記端末から前記記憶された使用履歴を受けとると、前記配信元特定情報で特定される情報配信元に課金する、
を特徴とする情報利用料課金機能付きデータ送受信方法。 - 請求項1の情報利用料課金機能付きデータ送受信方法において、
前記使用者特定情報を用いた表示対象画像データの決定を許可するか否かを決定するための許可テーブルを有すること、
を特徴とするもの。 - 請求項2の情報利用料課金機能付きデータ送受信方法において、
前記許可テーブルは、ユーザが修正可能であること、
を特徴とするもの。 - 請求項3の情報利用料課金機能付きデータ送受信方法において、
前記情報配信元の信頼度をユーザに提示すること、
を特徴とするもの。 - 請求項4の情報利用料課金機能付きデータ送受信方法において、
前記各情報配信元の信頼度は情報配信装置によって予め決定されること、
を特徴とするもの。 - 請求項3の情報利用料課金機能付きデータ送受信方法において、
前記許可テーブルはユーザ特定項目ごとに利用可能か否かを設定できること、
を特徴とするもの。 - 請求項5の情報利用料課金機能付きデータ送受信方法において、
前記許可テーブルは、各情報配信元に関する信頼度に基づき、自動生成されること、
を特徴とするもの。 - 請求項7の情報利用料課金機能付きデータ送受信方法において、
前記ユーザ端末は、前記使用者特定情報を使用する時に、ユーザに問い合わせをし、ユーザから許可があった場合には、前記使用者特定情報を用いた決定を行うこと、
を特徴とするもの。 - 請求項1の情報利用料課金機能付きデータ送受信方法において、
前記ユーザ端末は、前記使用者特定情報を使用するか否かを決定する許可リストを記憶しており、当該使用者特定情報読み出し指令を配信した情報配信装置が、かかる許可リストに存在するか否か判断し、存在する場合には、前記使用者特定情報を用いた決定を行うこと、
を特徴とするもの。 - A)コンテンツデータを放送する情報配信装置、
B)前記コンテンツデータを受信する受信手段を有する端末、
を備えたデータ送受信システムにおいて、
C)前記情報配信装置が放送するコンテンツデータは、使用者特性データ読み出し指令を含むとともに、使用者特性データに応じて異なる提示をするためのスクリプトを含み、
D)前記端末は、
d1)当該端末の使用者に関する使用者特性データを記憶する使用者特性データ記憶手段、
d2)前記情報配信装置から放送されたコンテンツデータを受信すると、前記スクリプトをよって当該使用者特性データに合致した提示データを決定する決定手段、
d3)当該使用者特性データの使用履歴を前記コンテンツデータの配信元特定情報とともに記録する履歴記憶手段、を有しており、
E)さらに、ネットワークを介して前記端末と接続されており、前記端末の履歴記憶手段に記憶された使用履歴を受けとり、この配信元特定情報で特定される情報配信元に課金する課金サーバを備えたこと、
を特徴とする情報利用料課金機能付きデータ送受信システム。 - 情報配信装置から放送されたコンテンツデータを受信する端末とネットワーク接続された課金サーバであって、
前記コンテンツデータは、使用者特性データ読み出し指令を含むとともに、使用者特性データに応じて異なる提示をするためのスクリプトを含んでおり、
前記端末には、当該端末の使用者に関する使用者特性データがあらかじめ記憶されており、
前記端末は、前記情報配信装置から放送されたコンテンツデータを受信すると、前記スクリプトをよって当該使用者特性データに合致した提示データを決定するとともに、当該使用者特性データの使用履歴を前記コンテンツデータの配信元特定情報とともに記録し、
前記端末から前記記憶された使用履歴を受けとって、前記配信元特定情報で特定される情報配信元に課金すること、
を特徴とする課金サーバ。
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