JP4160493B2 - パケット通信監視装置、及びパケット通信監視方法 - Google Patents

パケット通信監視装置、及びパケット通信監視方法 Download PDF

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本発明は、パケット通信監視装置、及びパケット通信監視方法に関するものである。
移動通信端末と通信装置とによるパケット通信の品質を監視する方法には、種々の方法がある。その一種の方法では、通信端末から移動通信端末へのTCPパケットの再送回数が計測され、この再送回数に基づいてパケット通信の品質が判定される(例えば、特許文献1及び特許文献2)。
特開2002−281047号公報 特開2000−156706号公報
上述した方法では、TCPパケットの再送回数が予め定められた基準値と比較されることによって、パケット通信の品質の良否が判定される。すなわち、移動通信端末の機種を問わずに、同一の基準値を用いた比較に基づいてパケット通信の品質の良否が判定される。
そこで、本発明は、移動通信端末の機種ごとにパケット通信の品質を監視することを可能とするパケット通信監視装置、及びパケット通信監視方法を提供することを目的としている。
本発明にかかるパケット通信監視装置は、(a)通信装置とパケット通信を行う移動通信端末の機種を特定するための機種情報と、該移動通信端末を特定するための端末識別情報とを取得し、該移動通信端末と該通信装置との間で送受されるパケットに基づいて該パケット通信に関する所定の情報を所定のデータ収集回数分取得する通信監視手段と、(b)上記通信監視手段によって取得された上記機種情報と上記所定の情報とに基づいて、上記パケット通信の特性に関する所定の通信特性を移動通信端末の機種ごとに所定のデータ収集回数分平均してなる平均通信特性を該移動通信端末の機種情報に対応付けて算出する通信特性解析手段と、(c)上記通信監視手段によって取得された上記端末識別情報を取得し、該端末識別情報が取得された移動通信端末に関して上記通信監視手段によって取得される上記所定の情報に基づいて上記所定の通信特性を算出し、上記通信特性解析手段によって算出されており上記通信監視手段によって取得された該移動通信端末の機種情報に対応付けられている上記平均通信特性を取得し、該平均通信特性と算出した所定の通信特性との比較に基づいて、該移動通信端末の異常を検出する状態解析手段と、を備える。
また、本発明の別の面にかかるパケット通信監視方法は、(a)パケット通信監視装置が備える通信監視手段が、通信装置とパケット通信を行う移動通信端末の機種を特定するための機種情報と、該移動通信端末を特定するための端末識別情報とを取得し、該移動通信端末と該通信装置との間で送受されるパケットに基づいて該パケット通信に関する所定の情報を所定のデータ収集回数分取得する通信監視ステップと、(b)上記パケット通信監視装置が備える通信特性解析手段が、上記通信監視手段によって取得された上記機種情報と上記所定の情報とに基づいて、上記パケット通信の特性に関する所定の通信特性を移動通信端末の機種ごとに所定のデータ収集回数分平均してなる平均通信特性を該移動通信端末の機種情報に対応付けて算出する通信特性解析ステップと、(c)上記パケット通信監視装置が備える状態解析手段が、上記通信監視手段によって取得された上記端末識別情報を取得し、該端末識別情報が取得された移動通信端末に関して上記通信監視手段によって取得される上記所定の情報に基づいて上記所定の通信特性を算出し、上記通信特性解析手段によって算出されており上記通信監視手段によって取得された該移動通信端末の機種情報に対応付けられている上記平均通信特性を取得し、該平均通信特性と算出した所定の通信特性との比較に基づいて、該移動通信端末の異常を検出する状態解析ステップと、を含む。
これらの発明によれば、通信特性解析手段が、通信監視手段によって出力される所定の情報及び移動通信端末の機種情報に基づいて、移動通信端末の機種ごとに所定の通信特性に関する平均通信特性を算出する。状態解析手段が、移動通信端末と通信装置とのパケット通信に関する所定の通信特性と平均通信特性との比較に基づいて移動通信端末の異常を検出する。その結果、同一の機種の移動通信端末によるパケット通信の平均通信特性から外れたパケット通信を行う移動通信端末を特定して、その異常を検出することができる。したがって、移動通信端末の機種ごとにパケット通信の品質を監視することが可能となる。
また、本発明のパケット通信監視装置は、(d)上記状態解析手段によって異常が検出された場合に、該異常が検出された移動通信端末に関して該状態解析手段によって取得された上記端末識別情報と共に、上記通信装置に該移動通信端末へのパケットの送信に関する所定の通信制御を指示するための指示情報を送信する指示手段を更に備えることができる。
また、本発明のパケット通信監視方法は、(d)上記パケット通信監視装置が備える指示手段が、上記状態解析手段によって異常が検出された場合に、該異常が検出された移動通信端末に関して該状態解析手段によって取得された上記端末識別情報と共に、上記通信装置に該移動通信端末へのパケットの送信に関する所定の通信制御を指示するための指示情報を送信する指示ステップと、(e)上記通信装置が、上記パケット通信監視装置から送信される上記端末識別情報と上記指示情報とを受信し、該端末識別情報に基づいて特定される移動通信端末に対して該指示情報に基づき上記所定の通信制御を行う通信制御ステップとを更に含むことができる。
これらの発明によれば、状態監視手段によって異常が検出された移動通信端末に関して、その端末識別情報と指示情報とが通信装置に送信される。通信装置は、端末識別情報と指示情報を受けることによって、端末識別情報によって特定される移動通信端末へのパケットの送信に関する通信制御を行うことができる。したがって、通信装置は、異常が検出された移動通信端末へのパケットの送信を適切に行うことができる。
また、本発明のパケット通信監視装置において、上記パケットは、TCPパケットであり、上記所定の通信特性は、上記通信装置から送信されるTCPパケットに対して上記移動通信端末が確認応答を送信せずにパケット通信を切断する確率に関する確認応答未完了率であり、上記状態解析手段は、移動通信端末の上記所定の通信特性としての上記確認応答未完了率が、上記平均通信特性としての上記確認応答未完了率より所定量以上大きい場合に、該移動通信端末が異常であると判定し、上記指示手段は、上記状態解析手段によって上記移動通信端末の異常が検出された場合に、上記状態解析手段によって取得された上記端末識別情報と共に、TCPパケットのウィンドウサイズを縮小させるための指示情報を上記通信装置に送信することができる。
また、本発明のパケット通信監視方法において、上記パケットは、TCPパケットであり、上記所定の通信特性は、上記通信装置から送信されるTCPパケットに対して上記移動通信端末が確認応答を送信せずにパケット通信を切断する確率に関する確認応答未完了率であり、上記状態解析手段は、移動通信端末の上記所定の通信特性としての上記確認応答未完了率が、上記平均通信特性としての上記確認応答未完了率より所定量以上大きい場合に、該移動通信端末が異常であると判定し、上記指示手段は、上記状態解析手段によって上記移動通信端末の異常が検出された場合に、上記状態解析手段によって取得された上記端末識別情報と共に、TCPパケットのウィンドウサイズを縮小させるための指示情報を上記通信装置に送信し、上記通信装置は、上記所定の通信制御として、上記パケット通信監視装置から送信される上記端末識別情報に基づいて特定される移動通信端末へ送信すべきTCPパケットのウィンドウサイズを縮小することができる。
また、本発明のパケット通信監視装置において、上記パケットは、TCPパケットであり、上記所定の通信特性は、上記通信装置から送信されるTCPパケットに対して上記移動通信端末が確認応答を送信するまでの時間に関する応答時間であり、上記状態解析手段は、移動通信端末の上記所定の通信特性としての上記応答時間が、上記平均通信特性としての上記応答時間より所定量以上大きい場合に、該移動通信端末が異常であると判定し、上記指示手段は、上記状態解析手段によって上記移動通信端末の異常が検出された場合に、上記状態解析手段によって取得された上記端末識別情報と共に、TCPパケットの再送間隔を拡大させるための指示情報を上記通信装置に送信することができる。
また、本発明のパケット通信監視方法において、上記パケットは、TCPパケットであり、上記所定の通信特性は、上記通信装置から送信されるTCPパケットに対して上記移動通信端末が確認応答を送信するまでの時間に関する応答時間であり、上記状態解析手段は、移動通史端末の上記所定の通信特性としての上記応答時間が、上記平均通信特性としての上記応答時間より所定量以上大きい場合に、該移動通信端末が異常であると判定し、上記指示手段は、上記状態解析手段によって上記移動通信端末の異常が検出された場合に、上記状態解析手段によって取得された上記端末識別情報と共に、TCPパケットの再送間隔を拡大させるための指示情報を上記通信装置に送信し、上記通信装置は、上記所定の通信制御として、上記パケット通信監視装置から送信される上記端末識別情報に基づいて特定される移動通信端末へのTCPパケットの再送間隔を拡大することができる。
本発明によれば、同一の機種の移動通信端末によるパケット通信の平均通信特性から外れたパケット通信を行う移動通信端末を特定して、その異常を検出することができる。したがって、移動通信端末の機種ごとにパケット通信の品質を監視することが可能なパケット通信監視装置、及びパケット通信監視方法が提供される。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を附すこととする。
図1は、本発明の実施形態にかかるパケット通信監視装置10を備えるパケット通信システム1を示す図である。パケット通信システム1には、移動通信端末2と、基地局4と、中継装置6及び8と、パケット通信監視装置10と、コンテンツサーバ12とが含まれている。
移動通信端末2は、基地局4に接続し、TCP通信によってコンテンツサーバ12からコンテンツの提供を受ける。移動通信端末2としては、パケット通信可能な携帯電話が例示される。
中継装置6及び8は、移動通信端末2とコンテンツサーバ12との間でパケットを中継する。本実施形態では、移動通信端末2から中継装置8までは、移動体通信に適したW−TCPといったプロトコルを採用している。中継装置8とコンテンツサーバ12とは、プロトコルとしてTCPを採用している。すなわち、中継装置8は、移動通信端末2から中継装置8までの移動体通信網と、中継装置8とコンテンツサーバ12との間のインターネット網との間のスループットの差を緩和する役割を果たしている。したがって、中継装置8は、インターネット網と異なるTCPを採用している網の終端装置となっており、移動通信端末2へのパケットの送信を制御する機能を有している。
パケット通信監視装置10は、中継装置6と中継装置8との間において、移動通信端末2とコンテンツサーバ12とによるパケット通信を監視する。図2は、パケット通信監視装置10の構成を示す図である。
図2に示されるように、パケット通信監視装置10は、機能的に、監視部(通信監視手段)14と、特性解析部(通信特性解析手段)16と、特性蓄積部18と、異常解析部(状態監視手段)20と、指示部(指示手段)とを有している。
監視部14は、移動通信端末2がTCP接続を確立する時に移動通信端末2から送信される機種情報、端末IDを取得する。機種情報は、移動通信端末2の機種を特定するための情報である。端末IDは、移動通信端末2を特定するためのIDである。端末IDとして、本実施形態では、移動通信端末2の電話番号が用いられている。
監視部14は、移動通信端末2とコンテンツサーバ12との間で送受されるTCPパケットを、中継装置6と中継装置8との間で捉える。監視部14は、捉えたTCPパケットを参照して、移動通信端末2に関する通信特性を取得するための、特性情報(所定の情報)を抽出する。
監視部14は、捕らえたTCPパケット各々に関して、TCPパケットの信号種別、TCPパケットのデータサイズ、信号方向、シーケンス番号、確認応答番号、及び、TCPパケットが送受された時刻をパラメータとして含む特性情報を抽出する。図3(A)及び図3(B)は、監視部14によって取得される特性情報を例示する図である。図3(A)及び図3(B)においては、監視部14が捕らえたTCPパケット各々に関する特性情報が時系列で示されている。
TCPパケットの信号種別は、TCPパケットのヘッダ部におけるControl Flagを参照することによって抽出される。Control Flagには、そのTCPパケットの信号種別を特定するための情報が格納されている。Control Flagを参照することによって、そのTCPパケットが、データ、確認応答すなわちAck、及び、通信を切断するためのリセット信号(RST)のいずれに関するものであるかを特定することができる。
信号方向は、TCPパケットが移動通信端末2から送信されたものであるのか、または、移動通信端末2へ送信されたものであるのかを特定するための情報である。信号方向は、移動通信端末2から送信されTCPパケットに含まれるIPヘッダの送信元IPアドレスと宛先IPアドレスを参照することによって特定される。図3(A)及び図3(B)においては、右向きの矢印が、移動通信端末2から送信されたTCPパケットであることを表しており、左向きの矢印が、移動通信端末2へ送信されたTCPパケットであることを表している。
シーケンス番号及び確認応答番号は、TCPパケットのヘッダ部から抽出される。また、時刻としては、監視部14がTCPパケットを捉えた時刻が用いられる。
監視部14は、移動通信端末2によってTCP通信の接続が開始された直後から切断までの間に、捉えたTCPパケット各々に関する特性情報、機種情報、及び端末IDを、特性解析部16と異常解析部20とに出力する。
特性解析部16は、監視部14によって出力される特性情報、機種情報に基づいて、移動通信端末2の機種ごとの通信特性の平均、すなわち平均通信特性を取得する。また、特性解析部16は、特性情報、機種情報、及び端末IDに基づいて、移動通信端末2ごとの通信特性を取得する。
特性解析部16は、データ収集回数、初期Ack送信までの時間、初期Ack送信までの受信データサイズ、定期Ack送信間隔、定期Ack送信までの受信データサイズ、最終Ack送信前の切断割合、初期Ack受信までの送信データサイズ、最終Ack受信前の切断割合、及びAck送信までの時間をパラメータとして含む通信特性を取得する。
初期Ack送信までの時間は、移動通信端末2が、TCP通信の接続確立後、最初のTCPパケットを送信または受信した時刻から最初のAckを送信する時刻までの時間である。初期Ack送信までの時間を求めるために、特性解析部16は、特性情報に含まれるパラメータのうち、信号種別、信号方向、及び時刻を参照する。特性解析部16は、信号種別がAckであり、信号方向が移動通信端末2から送信されたパケットであることを示す特性情報を特定する。特性解析部16は、特定した特性情報に含まれている時刻を参照することによって、最初のAckが送信された時刻を特定する。特性解析部16は、TCP通信の接続確立後の最初にTCPパケットが送信された時刻と、最初のAckが送信された時刻との差に基づいて、初期Ack送信までの時間を求めることができる。
初期Ack送信までの受信データサイズは、移動通信端末2が、接続確立後、最初のAckを送信するまでの間に、受信したTCPパケットのデータサイズの総計である。初期Ack送信までの受信データサイズを求めるために、特性解析部16は、特性情報に含まれるパラメータのうち、信号種別、及び信号方向を参照する。特性解析部16は、信号種別が最初のAckであり、かつ、信号方向が移動通信端末2から送信されたパケットであることを示す特性情報を特定する。特性解析部16は、特定した特性情報に基づいて、最初のAckを送信する前に移動通信端末2によって受信されたTCPパケットに関する特性情報を特定する。特性解析部16は、特定した特性情報に含まれるパラメータのうちデータサイズを参照することによって、初期Ack送信までの受信データサイズを取得する。
定期Ack送信間隔は、移動通信端末2からAckが送信される間隔である。定期Ack送信間隔を求めるために、特性解析部16は、特性情報に含まれるパラメータのうち、信号種別、信号方向、及び時刻を参照する。特性解析部16は、信号種別がAckであり、信号方向が移動通信端末2から送信されたパケットであることを示す特性情報を特定する。特性解析部16は、特定した特性情報に含まれている時刻を参照することによってAckが送信された時刻を特定する。特性解析部16は、続けて送信された二つのAckに関する時刻の差に基づいて、定期Ack送信間隔を求めることができる。
定期Ack送信までの受信データサイズは、移動通信端末2から二つのAckが送信される間に、移動通信端末2によって受信されたTCPパケットのデータサイズの総計である。特性解析部16は、特性情報に含まれるパラメータのうち、信号種別、信号方向を参照する。特性解析部16は、信号種別がAckであり、信号方向が移動通信端末2から送信されたパケットであることを示す特性情報を特定する。特性解析部16は、特定した特性情報に基づいて、移動通信端末2から続けてAckが送信される間に、移動通信端末2によって受信されたTCPパケットに関する特性情報を特定する。特性解析部16は、特定した特性情報に含まれているパラメータのうちデータサイズを参照することによって、定期Ack送信までの受信データサイズを求めることができる。
最終Ack送信前の切断割合は、移動通信端末2が、中継装置8からのTCPパケットに対するAckを全て送信する前に、通信を切断する割合である。最終Ack送信前の切断割合を得るために、特性解析部16は、信号種別がデータであり、信号方向が移動通信端末2へ送信されたパケットであることを示す特性情報を特定する。特性解析部16は、特定した特性情報のTCPパケットのシーケンス番号にデータサイズを加算した値を、TCPパケットに対応する確認応答番号として算出する。特性解析部16は、中継装置8からの全てのTCPパケットについて、上記の確認応答番号を算出する。特性解析部16は、算出した確認応答番号を含むAckのいずれかが移動通信端末2から送信されずに、移動通信端末2から信号種別がRSTのパケットが送信されている場合には、最終Ack送信前に通信が切断されたものと判断する。特性解析部16は、移動通信端末2による全ての通信に関して、最終Ack送信前に通信を切断した割合を算出する。
初期Ack受信までの送信データサイズは、移動通信端末2が最初のAckを受信するまでに送信したTCPパケットのデータサイズの総計である。特性解析部16は、信号種別がAckであり、信号方向が移動通信端末2へパケットが送信されたことを示し、時刻が最も早い特性情報を特定する。これによって、特性解析部16は、移動通信端末2によって受信される初期Ackに関する特性情報を特定することができる。特性解析部16は、初期Ackの受信以前に移動通信端末2によって送信されたTCPパケットのデータサイズを総計することによって、初期Ack受信までの送信データサイズを求めることができる。
最終Ack受信前の切断割合は、移動通信端末2が、送信した全てのTCPパケットに対して中継装置8からのAckを受信する前に、通信を切断した割合である。最終Ack受信前の切断割合を求めるために、特性解析部16は、信号種別がデータであり、信号方向が移動通信端末2から送信されたパケットであることを示す特性情報を特定する。特性解析部16は、特定した特性情報のTCPパケットのシーケンス番号にデータサイズを加算した値を、TCPパケットに対応する確認応答番号として算出する。特性解析部16は、中継装置8からの全てのTCPパケットについて、上記の確認応答番号を算出する。特性解析部16は、算出した確認応答番号を含むAckのいずれかが移動通信端末2によって受信されずに、移動通信端末2から信号種別がRSTのパケットが送信されている場合には、最終Ack受信前に通信が切断されたものと判断する。特性解析部16は、移動通信端末2による全ての通信に関して、最終Ack受信前に通信を切断した割合を算出する。
Ack送信までの時間は、中継装置8からTCPパケットが送信された時刻から、そのTCPパケットに対応するAckが移動通信端末2によって送信される時刻までの時間である。特性解析部16は、信号種別がデータであり、信号方向が移動通信端末2へ送信されたパケットであることを示す特性情報を特定する。特性解析部16は、特定した特性情報のTCPパケットのシーケンス番号にデータサイズを加算した値を、TCPパケットに対応する確認応答番号として算出する。また、特性解析部16は、この特性情報に含まれている時刻を抽出する。この時刻は、中継装置8からのTCPパケットの送信時刻とされる。特性解析部16は、算出した確認応答番号を含む特性情報を特定し、その特性情報に含まれている時刻を抽出する。この時刻はAckの送信時刻とされる。特性解析部16は、TCPパケットの送信時刻からAckの送信時刻までの時間を算出することによって、Ack送信までの時間を得ることができる。
特性解析部16は、通信特性としてこれらのパラメータを求める。特性解析部16は、移動通信端末2の機種ごとに通信特性に含まれるパラメータを各々平均した平均通信特性を算出する。特性解析部16は、平均通信特性を移動通信端末2の機種を特定するための機種情報に対応付けて、特性蓄積部18に蓄積する。図4は、移動通信端末の機種ごとに蓄積された平均通信特性を例示する図である。図4に示されるように、特性蓄積部18には、「S800」といった機種情報に対応付けられて上述したパラメータの平均値を含む平均通信特性が蓄積されている。
また、特性解析部16は、移動通信端末2の個体ごとに通信特性に含まれるパラメータを各々平均した通信特性を算出し、算出した通信特性を移動通信端末2を特定するための端末ID及び機種情報に対応付けて、特性蓄積部18に蓄積する。図5は、移動通信端末ごとに蓄積された通信特性を例示する図である。
異常解析部20は、移動通信端末2の定常的な異常を検出することができる。異常解析部20は、移動通信端末2の定常的な異常を検出するために、特性蓄積部18に蓄積されている移動通信端末2の個体ごとの通信特性と移動通信端末2の機種に対応する平均通信特性とを比較する。
異常解析部20は、移動通信端末2の通信特性に含まれるパラメータの各々が移動通信端末2の同一機種の平均通信特性から、例えば25%以上ずれている場合に、移動通信端末2の状態が異常であると判定する。
異常解析部20は、異常を検出した場合に、その移動通信端末2に関して特性蓄積部18に蓄積されている端末IDに対応付けて、図5に示されるように、不良疑いフラグを格納する。不良疑いフラグとしては、例えば、平均通信特性からずれているパラメータを特定するための数値を用いることができる。
異常解析部20は、不良疑いフラグと端末IDとを対応付けて、指示部22に出力する。指示部22は、中継装置8に通信制御を実行させるために、異常解析部20によって出力された不良疑いフラグと端末IDとを対応付けて、中継装置8に送信する。
また、異常解析部20は、移動通信端末2によるTCP通信の接続確立から切断までの通信ごとに、移動通信端末2の異常を検出することができる。異常解析部20は、移動通信端末2の通信ごとの異常を検出するために、監視部14から出力される特性情報に基づいて、上述したように通信特性を算出する。異常解析部20は、算出した通信特性と、特性蓄積部18に蓄積されている移動通信端末2と同一機種の平均通信特性とを比較して、そのTCP通信における移動通信端末2の通信特性が、平均通信特性から所定量以上ずれている場合には、移動通信端末2が異常な状態にあると判定する。この所定量としては、例えば25%といった値を用いることができる。この例では、異常解析部20は、平均通信特性から25%以上ずれているパラメータがある場合には、不良疑いフラグを生成する。
異常解析部20は、不良疑いフラグと端末IDとを対応付けて、指示部22に出力する。指示部22は、中継装置8に通信制御を実行させるために、異常解析部20によって出力された不良疑いフラグと端末IDとを対応付けて、中継装置8に送信する。
中継装置8は、不良疑いフラグを受けることによって、パケット通信監視装置10から通信制御を指示されたものと認識する。中継装置8は、パケット通信監視装置10から不良疑いフラグと共に送信された端末IDに基づいて、移動通信端末2を特定する。中継装置8は、特定した移動通信端末2へのTCPパケットの送信を制御する。
中継装置8は、不良疑いフラグの数値に応じて、異なる通信制御を行うことができる。例えば、不良疑いフラグを参照することによって、中継装置8からのTCPパケットに対応するAckを全て送信するまえに移動通信端末2が通信を切断しているものと判断される場合に、中継装置8は、移動通信端末2へ送信するTCPパケットのウィンドウサイズを縮小する。これによって、移動通信端末2が通信を再開したときに、中継装置8は、前回の通信時にAckを得られなかったために移動通信端末2へ再送しなければならないTCPパケットのデータ量を小さくすることができる。
また、中継装置8は、不良疑いフラグを参照することによって、中継装置8からのTCPパケットの送信に対応するAckの送信に時間を要している移動通信端末2には、TCPパケットの再送タイマを拡大する。再送タイマは、TCPパケットの再送間隔を決定するパラメータである。中継装置8は、Ackの送信に時間を要している移動通信端末2に対する再送タイマを拡大することによって、不必要なTCPパケットの再送を防ぐことができる。これによって、ネットワークリソース資源の有効利用が図られる。
以下、本実施形態にかかるパケット通信システム1の動作について説明する。併せて、本発明の実施形態にかかるパケット通信監視方法について説明する。図6は、実施の形態にかかるパケット通信監視方法のうち、定常的な異常を検出する処理に関するシーケンス図である。
図6に示されるように、このパケット通信監視方法では、まず、移動通信端末2がTCP通信の接続を確立する(ステップS01)。接続を確立するとき、移動通信端末2から端末ID及び機種情報が送信される。パケット通信監視装置10の監視部14は、移動通信端末2から送信される端末ID及び機種情報を取得する(ステップS02)。監視部14は、端末ID及び機種情報を特性解析部16及び異常解析部20に出力する。
接続が確立された後、移動通信端末2と中継装置との間でTCPパケットが送受され、パケット通信監視装置10の監視部14がTCPパケットを捉える。監視部14は、捉えたTCPパケットから上述したパラメータを含む特性情報を抽出して、特性解析部16及び異常解析部20に出力する(ステップS03)。
特性解析部16は、監視部14によって出力された特性情報、端末ID及び機種情報を用いることによって、上述したように、移動通信端末2の機種ごとの平均通信特性を算出し、特性蓄積部18に蓄積する。また、特性解析部16は、特性情報、端末ID及び機種情報を用いることによって、上述したように、移動通信端末2の個体ごとに平均した通信特性を算出し、特性蓄積部18に蓄積する(ステップS04)。
異常解析部20は、特性蓄積部18に蓄積されている移動通信端末2の個体の通信特性と、移動通信端末2と同一機種の平均通信特性を比較することによって、上述したように、移動通信端末2の異常を検出する。異常解析部20は、異常と判定された移動通信端末2の端末IDに対応付けて不良疑いフラグを特性蓄積部18に蓄積する(ステップS05)。以上の処理によって移動通信端末2の定常的な異常が検出される。
図7は、実施の形態にかかるパケット通信監視方法のうち、通信制御に関する処理を示すフローチャートである。図7に示されるように、まず、移動通信端末2がTCP通信の接続を確立する(ステップS11)。接続を確立するとき、移動通信端末2から端末ID及び機種情報が送信される。パケット通信監視装置10の監視部14は、移動通信端末2から送信される端末ID及び機種情報を取得する(ステップS12)。監視部14は、端末ID及び機種情報を異常解析部20に出力する。
異常解析部20は、監視部14から出力された端末IDに対応付けられて特性蓄積部18に蓄積されている不良疑いフラグの有無を判断する(ステップS13)。端末IDに対応付けられている不良疑いフラグがある場合に、異常解析部20は、端末ID及び不良疑いフラグを指示部22に出力する(ステップS14)。指示部22は、端末ID及び不良疑いフラグを中継装置8に出力する(ステップS15)。中継装置8は、パケット通信監視装置10からの不良疑いフラグに応じて、不良疑いフラグと共に送信された端末IDに基づいて特定される移動通信端末2への上記した通信制御を行う(ステップS16)。
一方、端末IDに対応付けられている不良疑いフラグがない場合に、異常解析部20は、監視部14から出力された機種情報に対応付けられている平均通信特性を取得する(ステップS17)。監視部14は、移動通信端末2がTCP通信の接続確立後から切断までの間に送受するTCPパケットについて、上述した特性情報を異常解析部20に出力する。異常解析部20は、監視部14によって出力される特性情報に基づき、上記したように通信特性を算出する(ステップS18)。
異常解析部20は、算出した通信特性と移動通信端末2と同一機種の平均通信特性とを比較することによって、その通信における移動通信端末2の通信特性が平均通信特性から所定量以上ずれているか否かを判断する(ステップS19)。
通信特性が平均通信特性から所定量以上ずれている場合には、異常解析部20は、平均通信特性からずれているパラメータに関する不良疑いフラグと共に、端末IDを中継装置8に送信する(ステップS20)。中継装置8は、パケット通信監視装置10からの不良疑いフラグに応じて、不良疑いフラグと共に送信された端末IDに基づいて特定される移動通信端末2への上記した通信制御を行う(ステップS21)
一方、通信特性の平均通信特性からのずれが所定量より小さい場合には、移動通信端末2がTCP通信を切断するまでの間、ステップS18からの処理が繰り返される。
以下、本実施形態にかかるパケット通信監視装置10の作用及び効果を説明する。パケット通信監視装置10では、特性解析部16によって、移動通信端末2の機種ごとの通信特性を平均した平均通信特性が算出される。移動通信端末2と中継装置8とのパケット通信に関する通信特性と、移動通信端末2と同一機種の平均通信特性との比較が異常解析部20によって行われ、移動通信端末2の異常が検出される。その結果、同一の機種の移動通信端末2によるパケット通信の平均通信特性から外れたパケット通信を行う移動通信端末2が特定され、その異常が検出される。したがって、移動通信端末2の機種ごとにパケット通信の品質を監視することが可能となる。
また、異常解析部20によって異常が検出された移動通信端末2に関して、その端末IDと不良疑いフラグとが、中継装置8に送信される。端末IDに基づいて特定される移動通信端末2への通信制御が中継装置8によって行われる。したがって、中継装置8は、異常が検出された移動通信端末2を特定して、その移動通信端末2へのパケットの送信を適切に行うことができる。
なお、本発明は上記した本実施形態に限定されることなく種々の変形が可能である。例えば、本実施形態では、中継装置8が移動通信端末2とのTCP通信における終端装置とされており、中継装置8が移動通信端末2への通信制御を行っている。移動通信端末2からコンテンツサーバ12までが、同じTCPによる通信を行う場合には、コンテンツサーバ12がTCP通信の終端装置となり、中継装置8と同様の通信制御を行うことができる。
また、中継装置8が終端装置である場合には、中継装置8が、上記したパケット通信監視装置10の機能、コンテンツサーバ12の機能を実現する同一の装置であっても良い。コンテンツサーバ12が終端装置である場合には、コンテンツサーバ12が、上記した中継装置8及びパケット通信監視装置10の機能を実現する同一の装置であっても良い。
図1は、実施の形態にかかるパケット通信監視装置を備えるパケット通信システムを示す図である。 図2は、実施形態に係るパケット通信監視装置の構成を示す図である。 図3(A)は、監視部14によって出力される特性情報を例示する図である。 図3(B)は、監視部14によって出力される特性情報を例示する図である。 図4は、移動通信端末の機種ごとに蓄積された平均通信特性を例示する図である。 図5は、移動通信端末ごとに蓄積された通信特性を例示する図である。 図6は、実施の形態にかかるパケット通信監視方法のうち、定常的な異常を検出する処理に関するシーケンス図である。 図7は、実施の形態にかかるパケット通信監視方法のうち、通信制御に関する処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…パケット通信システム、2…移動通信端末、4…基地局、6,8…中継装置、10…パケット通信監視装置、12…コンテンツサーバ、14…監視部、16…特性解析部、18…特性蓄積部、20…異常解析部、22…指示部。

Claims (8)

  1. 通信装置とパケット通信を行う移動通信端末の機種を特定するための機種情報と、該移動通信端末を特定するための端末識別情報とを取得し、該移動通信端末と該通信装置との間で送受されるパケットに基づいて該パケット通信に関する所定の情報を所定のデータ収集回数分取得する通信監視手段と、
    前記通信監視手段によって取得された前記機種情報と前記所定の情報とに基づいて、前記パケット通信の特性に関する所定の通信特性を移動通信端末の機種ごとに前記所定のデータ収集回数分平均してなる平均通信特性を該移動通信端末の機種情報に対応付けて算出する通信特性解析手段と、
    前記通信監視手段によって取得された前記端末識別情報を取得し、該端末識別情報が取得された移動通信端末に関して前記通信監視手段によって取得される前記所定の情報に基づいて前記所定の通信特性を算出し、前記通信特性解析手段によって算出されており前記通信監視手段によって取得された該移動通信端末の機種情報に対応付けられている前記平均通信特性を取得し、該平均通信特性と算出した所定の通信特性との比較に基づいて、該移動通信端末の異常を検出する状態解析手段と
    を備えるパケット通信監視装置。
  2. 前記状態解析手段によって異常が検出された場合に、該異常が検出された移動通信端末に関して該状態解析手段によって取得された前記端末識別情報と共に、前記通信装置に該移動通信端末へのパケットの送信に関する所定の通信制御を指示するための指示情報を送信する指示手段を更に備える請求項1に記載のパケット通信監視装置。
  3. 前記パケットは、TCPパケットであり、
    前記所定の通信特性は、前記通信装置から送信されるTCPパケットに対して前記移動通信端末が確認応答を送信せずにパケット通信を切断する確率に関する確認応答未完了率であり、
    前記状態解析手段は、移動通信端末の前記所定の通信特性としての前記確認応答未完了率が、前記平均通信特性としての前記確認応答未完了率より所定量以上大きい場合に、該移動通信端末が異常であると判定し、
    前記指示手段は、前記状態解析手段によって前記移動通信端末の異常が検出された場合に、前記状態解析手段によって取得された前記端末識別情報と共に、TCPパケットのウィンドウサイズを縮小させるための指示情報を前記通信装置に送信する、請求項2に記載のパケット通信監視装置。
  4. 前記パケットは、TCPパケットであり、
    前記所定の通信特性は、前記通信装置から送信されるTCPパケットに対して前記移動通信端末が確認応答を送信するまでの時間に関する応答時間であり、
    前記状態解析手段は、移動通信端末の前記所定の通信特性としての前記応答時間が、前記平均通信特性としての前記応答時間より所定量以上大きい場合に、該移動通信端末が異常であると判定し、
    前記指示手段は、前記状態解析手段によって前記移動通信端末の異常が検出された場合に、前記状態解析手段によって取得された前記端末識別情報と共に、TCPパケットの再送間隔を拡大させるための指示情報を前記通信装置に送信する、請求項2に記載のパケット通信監視装置。
  5. パケット通信監視装置が備える通信監視手段が、通信装置とパケット通信を行う移動通信端末の機種を特定するための機種情報と、該移動通信端末を特定するための端末識別情報とを取得し、該移動通信端末と該通信装置との間で送受されるパケットに基づいて該パケット通信に関する所定の情報を所定のデータ収集回数分取得する通信監視ステップと、
    前記パケット通信監視装置が備える通信特性解析手段が、前記通信監視手段によって取得された前記機種情報と前記所定の情報とに基づいて、前記パケット通信の特性に関する所定の通信特性を移動通信端末の機種ごとに前記所定のデータ収集回数分平均してなる平均通信特性を該移動通信端末の機種情報に対応付けて算出する通信特性解析ステップと、
    前記パケット通信監視装置が備える状態解析手段が、前記通信監視手段によって取得された前記端末識別情報を取得し、該端末識別情報が取得された移動通信端末に関して前記通信監視手段によって取得される前記所定の情報に基づいて前記所定の通信特性を算出し、前記通信特性解析手段によって算出されており前記通信監視手段によって取得された該移動通信端末の機種情報に対応付けられている前記平均通信特性を取得し、該平均通信特性と算出した所定の通信特性との比較に基づいて、該移動通信端末の異常を検出する状態解析ステップと
    を含むパケット通信監視方法。
  6. 前記パケット通信監視装置が備える指示手段が、前記状態解析手段によって異常が検出された場合に、該異常が検出された移動通信端末に関して該状態解析手段によって取得された前記端末識別情報と共に、前記通信装置に該移動通信端末へのパケットの送信に関する所定の通信制御を指示するための指示情報を送信する指示ステップと、
    前記通信装置が、前記パケット通信監視装置から送信される前記端末識別情報と前記指示情報とを受信し、該端末識別情報に基づいて特定される移動通信端末に対して該指示情報に基づき前記所定の通信制御を行う通信制御ステップと
    を更に含む、請求項5に記載のパケット通信監視方法。
  7. 前記パケットは、TCPパケットであり、
    前記所定の通信特性は、前記通信装置から送信されるTCPパケットに対して前記移動通信端末が確認応答を送信せずにパケット通信を切断する確率に関する確認応答未完了率であり、
    前記状態解析手段は、移動通信端末の前記所定の通信特性としての前記確認応答未完了率が、前記平均通信特性としての前記確認応答未完了率より所定量以上大きい場合に、該移動通信端末が異常であると判定し、
    前記指示手段は、前記状態解析手段によって前記移動通信端末の異常が検出された場合に、前記状態解析手段によって取得された前記端末識別情報と共に、TCPパケットのウィンドウサイズを縮小させるための指示情報を前記通信装置に送信し、
    前記通信装置は、前記所定の通信制御として、前記パケット通信監視装置から送信される前記端末識別情報に基づいて特定される移動通信端末へ送信すべきTCPパケットのウィンドウサイズを縮小する、請求項6に記載のパケット通信監視方法。
  8. 前記パケットは、TCPパケットであり、
    前記所定の通信特性は、前記通信装置から送信されるTCPパケットに対して前記移動通信端末が確認応答を送信するまでの時間に関する応答時間であり、
    前記状態解析手段は、移動通史端末の前記所定の通信特性としての前記応答時間が、前記平均通信特性としての前記応答時間より所定量以上大きい場合に、該移動通信端末が異常であると判定し、
    前記指示手段は、前記状態解析手段によって前記移動通信端末の異常が検出された場合に、前記状態解析手段によって取得された前記端末識別情報と共に、TCPパケットの再送間隔を拡大させるための指示情報を前記通信装置に送信し、
    前記通信装置は、前記所定の通信制御として、前記パケット通信監視装置から送信される前記端末識別情報に基づいて特定される移動通信端末へのTCPパケットの再送間隔を拡大する、請求項6に記載のパケット通信監視方法。
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