JP4160230B2 - Resin pellet mixture and method for producing molded product using the same - Google Patents

Resin pellet mixture and method for producing molded product using the same Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂ペレット混合物に関する。さらに詳しくは、ハーネスコネクターのような自動車部品用途に有用な樹脂ペレット混合物に関する。
【0002】
【従来の技術】
工程のフレキシビリティを確保しつつ、様々な機能性を付与した成形体を得る生産方法として、機能性付与剤を熱可塑性樹脂中に所定配合比の数倍〜数十倍の高濃度に分散させたマスターバッチが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、機能性付与剤によっては、マスターバッチに高濃度に配合することが難しく、マスターバッチの供給安定性、熱可塑性樹脂中への分散性は一般的に必ずしも満足できるものとはいえない。
【0004】
例えば、靭性を改良するために、機能性付与剤として軟質重合体を用いる場合、軟質重合体を高濃度に配合するとマスターバッチペレットが粘着性となり、熱や自重によってペレット同士が固着して成形時にペレットの供給が不安定となり、成形機内で可塑化する際にペレットがスリップして計量できない。
【0005】
また、離型性を改良するために、機能性付与剤として離型剤を用いる場合、離型剤を高濃度に配合するとマスターバッチペレットがスリップし、ペレットの噛み込みが不安定となる。
【0006】
本発明は、これらの問題を解決することを課題とし、マスターバッチペレットを用い、良好な靭性を備えながらも、マスターペレット製造時の吐出安定性が良好で、射出成形により成形する際に計量時間のばらつきが少ない樹脂ペレット混合物を提供することを目的とする。本発明は、ハーネスコネクター用途に特に好適な靭性の改良された樹脂ペレット混合物を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは鋭意検討した結果、ポリブチレンテレフタレートとして特定の結晶性を有するポリブチレンテレフタレートペレットを用いることによって成形材料の供給の安定性が改善され計量時間のばらつきが少なくなることを見出し、本発明に到達した。
【0008】
すなわち本発明は、
ポリブチレンテレフタレートに機能性付与剤としてポリエステルエラストマー(A−1)1〜30wt%を溶融混錬して配合したマスターバッチペレット(A)と、ポリブチレンテレフタレートペレット(B)とを、(A)/(B)の重量比が2/98〜50/50となるように混合してなる樹脂ペレット混合物であって、ポリブチレンテレフタレートペレット(B)は、200〜220℃の温度域と220〜230℃の温度域とに結晶融解ピークをひとつづつ有するポリブチレンテレフタレートペレット(B−1)を(B)全量の10〜100wt%含有することを特徴とする樹脂ペレット混合物である。
以下、本発明を詳述する。
【0009】
[ポリブチレンテレフタレート]
ポリブチレンテレフタレートは、その酸成分がテレフタル酸、ジオール成分がテトラメチレングリコールからなる芳香族ポリエステルであり、その一部を共重合成分が置換したものでもよく、かかる共重合成分としては、イソフタル酸、フタル酸;メチルテレフタル酸、メチルイソフタル酸等のアルキル置換フタル酸;2,6-ナフタリンジカルボン酸、2,7-ナフタリンジカルボン酸、1,5-ナフタリンジカルボン酸等のナフタリンジカルボン酸;4,4’-ジフェニルジカルボン酸、3,4’-ジフェニルジカルボン酸等のジフェニルジカルボン酸類;4,4’-ジフェノキシエタンジカルボン酸等のジフェノキシエタンジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸;コハク酸、アジピン酸、セバチン酸、アゼライン酸、デカンジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸などの脂肪族又は脂環族ジカルボン酸;1,4-シクロヘキサンジメタノールなどの脂環族ジオール;ハイドロキノン、レゾルシン等のジヒドロキシベンゼン;2,2’-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2’-ビス(4-ヒドロキシフェニル)スルホン等のビスフェノール化合物;ビスフェノール化合物とエチレングリコールのごときグリコールとから得られるエーテルジオールなどの芳香族ジオール;ε-オキシカプロン酸、ヒドロキシ安息香酸、ヒドロキシエトキシ安息香酸等のオキシカルボン酸等が挙げられる。共重合成分は、全酸成分またはジオール成分の、好ましくは30モル%以下、さらに好ましくは10モル%以下の割合で用いることができる。
【0010】
さらに上述の芳香族ポリエステルに分岐成分として、トリメシン酸、トリメリット酸のごとき多官能性のエステル形成能を有する酸又はグリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等の多官能のエステル形成能を有するアルコールを1.0モル%以下、好ましくは0.5モル%以下、更に好ましくは0.3モル%以下の割合で共重合せしめてもよい。
【0011】
ポリブチレンテレフタレートは極限粘度数が好ましくは0.4〜1.2、さらに好ましくは0.7〜1.1である。0.4未満では十分な特性が得られず、1.2を超えると熔融粘度が高く流動性が低下して成形性が損なわれるため好ましくない。極限粘度数(固有粘度と同じ)は25℃でo−クロルフェノールを溶媒として測定したものである。
【0012】
マスターバッチペレット(A)とポリブチレンテレフタレートペレット(B)のポリブチレンテレフタレートとして、上記のポリブチレンテレフタレートが用いられる。
【0013】
[ポリブチレンテレフタレートペレット(B)]
ポリブチレンテレフタレートペレット(B)は、200〜220℃の温度域と220〜230℃の温度域とに結晶融解ピークをひとつづつ有するポリブチレンテレフタレートペレット(B−1)を(B)全量の10〜100wt%含有する。
【0014】
ポリブチレンテレフタレートは、結晶化条件によってさまざまな球晶が形成されることが知られており、例えばポリマー・エンジニアリング・アンド・サイエンス, 28巻, No.3, P.143には、融点:225℃、融解熱48J/gと融点:220℃、融解熱:60J/gの二つの球晶が形成されることが報告されている。
【0015】
ポリブチレンテレフタレートペレット(B−1)は、DSCによって2℃/min.の昇温速度で測定したとき、200〜220℃と220〜230℃のそれぞれの温度域にひとつづつ結晶の融解ピークを有する結晶化状態のペレットである。他方、通常の熔融混練して得られるポリブチレンテレフタレートペレットは、220〜230℃の温度域にただ一つの結晶の融解ピークを示す結晶化状態のペレットである。
【0016】
ポリブチレンテレフタレートペレット(B)におけるポリブチレンテレフタレートペレット(B−1)の含有量が10wt%未満では射出成形により成形する際の計量時間の安定化効果が得られない。含有量wt%は、ポリブチレンテレフタレートペレット(B)全量を基準とする値である。
【0017】
ポリブチレンテレフタレートペレット(B−1)は、例えば、常圧窒素雰囲気下180〜225℃で2〜24時間エージング処理を行うことによって得ることができる。
【0018】
[マスターバッチペレット(A)]
マスターバッチペレット(A)は、200〜220℃の温度域と220〜230℃温度域とに結晶融解ピークを一つづつ有するポリブチレンテレフタレートペレット(A−5)を用いて製造することが好ましい。ポリブチレンテレフタレートペレット(A−5)を用いて製造することによってマスターペレット製造時の吐出安定性が改善される。
【0019】
このポリブチレンテレフタレートペレット(A−5)は、上記のポリブチレンテレフタレートペレット(B−1)と同様の結晶化状態のペレットであり、ポリブチレンテレフタレートペレット(B−1)と同様の方法で製造することができる。
【0020】
[ポリエステルエラストマー]
ポリエステルエラストマー(A-1)は、単独で融点200℃以上の結晶性を有する芳香族ポリエステルブロック(ア)と、分子量500以上のポリオキシアルキレングリコールからなるブロック(イ)とから構成されるポリエステルブロック共重合体である。
【0021】
結晶性を有する芳香族ポリエステルブロック(ア)は、テレフタル酸またはそのエステル形成誘導体とテトラメチレングリコールまたはそのエステル形成誘導体からなるポリブチレンテレフタレートからなる。ポリブチレンテレフタレートには、第三成分が共重合されていても良い。第三成分には、例えばジカルボン酸成分、ジオール成分がある。
【0022】
第三成分のジカルボン酸成分としては、例えば、イソフタル酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸;アジピン酸、セバシン酸等の脂肪族ジカルボン酸;シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環族を例示することができる。これらは、全ジカルボン酸成分あたり10モル%以下、好ましくは5モル%以下の範囲で共重合可能である。
【0023】
第三成分のジオール成分としては、例えば、エチレングリコール、ヘキサメチレングリコール等の脂肪族グリコール;シクロヘキサンジメタノールなどの脂環族ジオール;ビスフェノールA、ハイドロキノン等の芳香族ジオールを例示することができる。これらは、全ジオール成分あたり10モル%以下、好ましくは5モル%以下の範囲で共重合可能である。第三成分は10モル%を超えて共重合すると、ポリエステルエラストマーの結晶性が低下して、ブロッキング、溶着などの問題が発生し、取り扱いが困難となる場合がある。
【0024】
分子量500以上のポリオキシアルキレングリコールからなるブロック(イ)を構成するポリオキシアルキレングリコールとしては、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコールを例示することができ、好ましくはポリテトラメチレングリコールである。ポリテトラメチレングリコールを用いる場合、その分子量は、好ましくは500〜4000、さらに好ましくは800〜4000である。この範囲の分子量のポリテトラメチレングリコールを用いることにより、良好な靭性および伸度を得ることができ、同時にポリブチレンテレフタレートとの充分な相溶性を維持することができる。
【0025】
ポリエステルエラストマーにおけるブロック(ア)とブロック(イ)との重量比は、好ましくはブロック(ア)95〜20重量%対ブロック(イ)5〜80重量%、さらに好ましくはブロック(ア)80〜30重量%対ブロック(イ)20〜70重量%である。
【0026】
ポリエステルエラストマーは、マスターバッチペレットに配合される。この場合の配合量は、マスターバッチペレットの樹脂組成物の全重量に対して1〜30wt%、さらに好ましくは1〜20wt%である。この範囲で配合することにより、成形時にペレットがスリップして計量が困難になることがなく、さらに良好な成形作業性を備えるとともに特に靭性に優れる樹脂組成物を得ることができる。
【0027】
[ヒンダードフェノール系酸化防止剤、ホスファイト系酸化防止剤]
マスターバッチの製造の際の熔融混練時の樹脂の劣化を抑え、成形品の耐熱劣化特性を良好に維持するために、ヒンダードフェノール系酸化防止剤(A-2)およびホスファイト系酸化防止剤(A-3)を用いることが好ましい。
【0028】
マスターバッチの製造の際の熔融混練時の樹脂の劣化を抑え、成形品の耐熱劣化特性を良好に維持するために、ヒンダードフェノール系酸化防止剤(A-2)は、好ましくは1、1、3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、トリエチレングリコール−ビス〔3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、ペンタエリスリチル テトラキス[3−(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、オクタデシル 3−(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、N、N’−ヘキサメチレンビス(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナマミド)、1、3、5−トリメチル−2、4、6−トリス(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、1,6−ヘキサンジオール−ビス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、2,2−チオ−ジエチレンビス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、3,9−ビス[2−〔3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ〕−1,1−ジメチルエチル]−2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5,5〕ウンデカン、トリス−(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキベンジル)−イソシアヌレートであり、特に好ましくはペンタエリスリチル テトラキス[3−(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]である。
【0029】
同様の観点から、ホスファイト系酸化防止剤(A-3)は、好ましくはビス(ノニルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2、4−ジ−t−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビスオクタデシルペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(4−メチル−2、6−ジ−t−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイトであり、特に好ましくはビス(2、4−ジ−t−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイトである。
【0030】
ヒンダードフェノール系酸化防止剤(A-2)とホスファイト系酸化防止剤(A-3)は、1種類または2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
【0031】
ヒンダードフェノール系酸化防止剤(A-2)を配合することが好ましく、その場合の配合量はマスターバッチペレット(A)の全重量の0.01〜5wt%であり、好ましくは0.1〜3wt%であり、コネクター用樹脂ペレット混合物の全重量の好ましくは0.01〜2wt%、さらに好ましくは0.02〜1wt%である。
【0032】
ホスファイト系酸化防止剤(A-3)を配合することが好ましく、その場合の配合量はマスターバッチペレット(A)の全重量の0.01〜5wt%であり、好ましくは0.1〜3wt%であり、コネクター用樹脂ペレット混合物の全重量の好ましくは0.01〜2wt%、さらに好ましくは0.02〜1wt%である。
【0033】
[離型剤]
離型剤(A-4)しては、高級脂肪酸、そのエステルまたは金属塩、ポリエチレンワックスを用いることができる。
【0034】
高級脂肪酸としては、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、モンタン酸等の炭素数16〜32の脂肪酸を好ましく用いることができる。
【0035】
好適な離型剤は、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、モンタン酸、グリセリンモノステアレート、ペンタエリスリトールモノステアレート、モンタン酸エステル、ステアリン酸カルシウム、モンタン酸ナトリウム、モンタン酸部分鹸化エステル、高密度タイプポリエチレンワックス、マレイン酸変性ポリエチレンワックス、酸化タイプポリエチレンワックスである。モンタン酸エステルが特に好ましい。離型剤は1種を用いてもよく、2種以上を用いてもよい。
【0036】
離型剤はマスターバッチペレットに配合することが好ましい。この場合の配合量は、マスターバッチペレットの樹脂組成物の全重量に対して好ましくは0.1〜5wt%、さらに好ましくは0.1〜3wt%である。この範囲で配合することにより、良好な計量安定性および良好な離型性を得ることができる。
【0037】
[配合比率]
本発明においては、ポリブチレンテレフタレートに高濃度に機能性付与剤を溶融混錬して配合したマスターバッチペレット(A)とポリブチレンテレフタレートペレット(B)とを混合してなる樹脂ペレット混合物を用いて成形品を製造する。
【0038】
マスターバッチペレット(A)とポリブチレンテレフタレートのペレット(B)とは、(A)/(B)の重量比で2/98〜50/50となるように配合する。(A)/(B)の重量比が2/98より小さいと成形時の可塑化工程だけではマスターバッチ中の配合成分の均一分散が困難であり、50/50を超えるとマスターバッチ方式による生産の経済的効果が得られない。
【0039】
樹脂ペレット混合物中のポリエステルエラストマー(A-1)の含有量は好ましくは0.5〜5wt%である。ハーネスコネクターのような自動車部品のごとき用途では、ヒンジ部の靭性と共に、コネクターの雄雌嵌合を確実にするために剛性が求められる。ポリエステルエラストマー(A-1)の含有量を0.5〜5wt%とすることにより、ヒンジ部の靭性と共に、コネクターの雄雌嵌合を確実にするために剛性を確保することができる。
【0040】
[添加剤]
本発明の樹脂ペレット混合物には、本発明の目的を損なわない範囲で、ガラス繊維、炭素繊維等のごとき繊維状の強化材、粒状、無定形、板状、燐片状等の無機充填剤、核剤、滑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、熱安定剤、帯電防止剤、顔料等の添加剤、更に又難燃剤、衝撃改良剤、流動性改良剤等の改質剤を含有せしめることができる。
【0041】
これらの添加剤は、マスターバッチペレット(A)に配合してもよく、ポリブチレンテレフタレートペレット(B)に配合してもよく、両者に配合してもよい。そして、マスターバッチペレット(A)とポリブチレンテレフタレート(B)との混合時に配合しても良い。
【0042】
【実施例】
以下、実施例を挙げ本発明を詳述する。尚、実施例中の部は重量部を意味する。
成形品の特性は下記の成形条件で試験片を成形して測定した。
成形機:三菱80MSP-5C、
シリンダー温度(℃):240/245/250/255、
金型温度(℃):30
【0043】
[実施例1]
表1に記載の熱可塑性樹脂ペレットを所定の割合で均一にブレンドして樹脂ペレット混合物を得た。これを射出成形機に移送してハーネスコネクターを上記条件で成形した。100ショットの連続成形を行い、計量時間のばらつきを調べた。結果を表1に示す。
本発明の樹脂ペレット混合物は、計量時間のばらつきが小さく良好な成形性を有していることがわかる。
【0044】
【表1】

Figure 0004160230
【0045】
[比較例1]
表1に記載の熱可塑性樹脂ペレットを所定の割合で均一にブレンドして樹脂ペレット混合物を得た。これを射出成形機に移送してハーネスコネクターを上記条件で成形した。100ショットの連続成形を行い、計量時間のばらつきを調べた。結果を表1に示す。
【0046】
本発明の二つの結晶融解ピークを有するポリブチレンテレフタレートペレットを含まない、比較例の樹脂ペレット混合物では、計量時間のばらつきが大きいことがわかる。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、マスターバッチペレットを用い、良好な靭性を備えながらも、マスターペレット製造時の吐出安定性が良好で、射出成形により成形する際に計量時間のばらつきが少ない樹脂ペレット混合物を提供することができる。本発明によればハーネスコネクター用途に特に好適な靭性の改良された樹脂ペレット混合物を提供することができる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a resin pellet mixture. More particularly, the present invention relates to a resin pellet mixture useful for automobile parts such as a harness connector.
[0002]
[Prior art]
As a production method to obtain molded products with various functionalities while ensuring process flexibility, the functionality-imparting agent is dispersed in the thermoplastic resin at a high concentration several to several tens of times the specified blending ratio. Masterbatch is known.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, depending on the function-imparting agent, it is difficult to blend in a master batch at a high concentration, and the supply stability of the master batch and the dispersibility in a thermoplastic resin are generally not always satisfactory.
[0004]
For example, when a soft polymer is used as a function-imparting agent to improve toughness, the master batch pellets become sticky when blended with a high concentration of the soft polymer, and the pellets adhere to each other due to heat or dead weight and are molded. The supply of pellets becomes unstable, and the pellets slip and cannot be measured when plasticizing in the molding machine.
[0005]
Further, when a release agent is used as a function-imparting agent in order to improve the release property, if the release agent is blended at a high concentration, the master batch pellet slips and the bite of the pellet becomes unstable.
[0006]
The present invention aims to solve these problems, uses master batch pellets, has good toughness, but has good discharge stability during the production of master pellets, and metering time when molding by injection molding An object of the present invention is to provide a resin pellet mixture in which there is little variation. An object of the present invention is to provide a resin pellet mixture having improved toughness particularly suitable for harness connector applications.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies, the present inventors have found that the use of polybutylene terephthalate pellets having specific crystallinity as polybutylene terephthalate improves the stability of the supply of molding material and reduces the variation in measurement time. The invention has been reached.
[0008]
That is, the present invention
A polyester elastomer (A-1) 1~30wt% of masterbatch pellets were blended by melt kneading a functionality-imparting agent in polybutylene terephthalate (A), polybutylene terephthalate pellets and (B), (A) / (B) is a resin pellet mixture obtained by mixing so that the weight ratio is 2/98 to 50/50, and the polybutylene terephthalate pellet (B) has a temperature range of 200 to 220 ° C. and 220 to 230. It is a resin pellet mixture characterized by containing 10 to 100 wt% of the total amount of (B) polybutylene terephthalate pellets (B-1) each having one crystal melting peak in a temperature range of ° C.
The present invention is described in detail below.
[0009]
[Polybutylene terephthalate]
Polybutylene terephthalate is an aromatic polyester in which the acid component is terephthalic acid and the diol component is tetramethylene glycol, and a part thereof may be substituted with a copolymer component, such as isophthalic acid, Phthalic acid; alkyl-substituted phthalic acids such as methyl terephthalic acid and methyl isophthalic acid; naphthalene dicarboxylic acids such as 2,6-naphthalene dicarboxylic acid, 2,7-naphthalene dicarboxylic acid and 1,5-naphthalene dicarboxylic acid; 4,4 ′ -Diphenyl dicarboxylic acids such as diphenyldicarboxylic acid and 3,4'-diphenyldicarboxylic acid; aromatic dicarboxylic acids such as diphenoxyethanedicarboxylic acid such as 4,4'-diphenoxyethanedicarboxylic acid; succinic acid, adipic acid and sebatin Acid, azelaic acid, decanedicarboxylic acid, cyclohexanedicarbo Aliphatic or alicyclic dicarboxylic acids such as acids; Alicyclic diols such as 1,4-cyclohexanedimethanol; Dihydroxybenzenes such as hydroquinone and resorcin; 2,2′-bis (4-hydroxyphenyl) propane; Bisphenol compounds such as 2'-bis (4-hydroxyphenyl) sulfone; aromatic diols such as ether diols obtained from bisphenol compounds and glycols such as ethylene glycol; ε-oxycaproic acid, hydroxybenzoic acid, hydroxyethoxybenzoic acid And oxycarboxylic acids such as The copolymer component can be used in a proportion of preferably 30 mol% or less, more preferably 10 mol% or less of the total acid component or diol component.
[0010]
Furthermore, as a branching component to the above-mentioned aromatic polyester, an acid having a polyfunctional ester-forming ability such as trimesic acid or trimellitic acid or an alcohol having a polyfunctional ester-forming ability such as glycerin, trimethylolpropane, pentaerythritol, etc. Copolymerization may be carried out at a ratio of 1.0 mol% or less, preferably 0.5 mol% or less, more preferably 0.3 mol% or less.
[0011]
Polybutylene terephthalate preferably has an intrinsic viscosity of 0.4 to 1.2, more preferably 0.7 to 1.1. If it is less than 0.4, sufficient characteristics cannot be obtained, and if it exceeds 1.2, the melt viscosity is high, the fluidity is lowered, and the moldability is impaired. The intrinsic viscosity (same as the intrinsic viscosity) is measured at 25 ° C. using o-chlorophenol as a solvent.
[0012]
The polybutylene terephthalate is used as the polybutylene terephthalate of the master batch pellet (A) and the polybutylene terephthalate pellet (B).
[0013]
[Polybutylene terephthalate pellet (B)]
The polybutylene terephthalate pellet (B) is a polybutylene terephthalate pellet (B-1) having one crystal melting peak in each of a temperature range of 200 to 220 ° C and a temperature range of 220 to 230 ° C. Contains 100 wt%.
[0014]
Polybutylene terephthalate is known to form various spherulites depending on the crystallization conditions. For example, Polymer Engineering and Science, Vol. 3, P.I. No. 143 reports that two spherulites having a melting point of 225 ° C., a heat of fusion of 48 J / g and a melting point of 220 ° C. and a heat of fusion of 60 J / g are formed.
[0015]
The polybutylene terephthalate pellet (B-1) was obtained at 2 ° C./min. By DSC. It is the pellet of the crystallization state which has the melting peak of a crystal | crystallization in each temperature range of 200-220 degreeC and 220-230 degreeC, when it measures with the temperature increase rate of. On the other hand, polybutylene terephthalate pellets obtained by ordinary melt-kneading are pellets in a crystallized state showing a single crystal melting peak in a temperature range of 220 to 230 ° C.
[0016]
When the content of the polybutylene terephthalate pellets (B-1) in the polybutylene terephthalate pellets (B) is less than 10 wt%, the effect of stabilizing the measuring time when molding by injection molding cannot be obtained. Content wt% is a value based on the total amount of polybutylene terephthalate pellets (B).
[0017]
The polybutylene terephthalate pellet (B-1) can be obtained, for example, by performing an aging treatment at 180 to 225 ° C. for 2 to 24 hours under a normal pressure nitrogen atmosphere.
[0018]
[Master batch pellet (A)]
The master batch pellet (A) is preferably produced using polybutylene terephthalate pellets (A-5) each having one crystal melting peak in a temperature range of 200 to 220 ° C and a temperature range of 220 to 230 ° C. By using the polybutylene terephthalate pellet (A-5), the ejection stability during the production of the master pellet is improved.
[0019]
This polybutylene terephthalate pellet (A-5) is a pellet in the same crystallized state as the above-mentioned polybutylene terephthalate pellet (B-1), and is produced by the same method as the polybutylene terephthalate pellet (B-1). be able to.
[0020]
[Polyester elastomer]
The polyester elastomer (A-1) is a polyester block composed of an aromatic polyester block (A) having a crystallinity of a melting point of 200 ° C. or higher and a block (A) made of polyoxyalkylene glycol having a molecular weight of 500 or more. It is a copolymer.
[0021]
The aromatic polyester block (a) having crystallinity is composed of polybutylene terephthalate composed of terephthalic acid or an ester-forming derivative thereof and tetramethylene glycol or an ester-forming derivative thereof. A third component may be copolymerized with the polybutylene terephthalate. Examples of the third component include a dicarboxylic acid component and a diol component.
[0022]
Examples of the third component dicarboxylic acid component include aromatic dicarboxylic acids such as isophthalic acid, phthalic acid and naphthalenedicarboxylic acid; aliphatic dicarboxylic acids such as adipic acid and sebacic acid; and alicyclic groups such as cyclohexanedicarboxylic acid. can do. These can be copolymerized within a range of 10 mol% or less, preferably 5 mol% or less, based on the total dicarboxylic acid component.
[0023]
Examples of the diol component of the third component include aliphatic glycols such as ethylene glycol and hexamethylene glycol; alicyclic diols such as cyclohexanedimethanol; aromatic diols such as bisphenol A and hydroquinone. These can be copolymerized within a range of 10 mol% or less, preferably 5 mol% or less, based on the total diol component. When the third component exceeds 10 mol%, the crystallinity of the polyester elastomer is lowered, and problems such as blocking and welding may occur, making handling difficult.
[0024]
Examples of the polyoxyalkylene glycol constituting the block (i) composed of a polyoxyalkylene glycol having a molecular weight of 500 or more include polyethylene glycol, polypropylene glycol and polytetramethylene glycol, preferably polytetramethylene glycol. is there. When polytetramethylene glycol is used, the molecular weight is preferably 500 to 4000, more preferably 800 to 4000. By using polytetramethylene glycol having a molecular weight within this range, good toughness and elongation can be obtained, and at the same time, sufficient compatibility with polybutylene terephthalate can be maintained.
[0025]
The weight ratio of the block (A) to the block (A) in the polyester elastomer is preferably from 95 to 20% by weight of the block (A) to 5 to 80% by weight of the block (A), more preferably from 80 to 30 of the block (A). % To block (b) 20-70% by weight.
[0026]
The polyester elastomer is compounded into master batch pellets. The amount of this case, the total weight with respect to 1 30 wt% of the resin composition of the masterbatch pellets, more preferably from 1 to 20 wt%. By blending in this range, pellets do not slip during molding, making it difficult to measure, and it is possible to obtain a resin composition having excellent molding workability and particularly excellent toughness.
[0027]
[Hindered phenolic antioxidants, phosphite antioxidants]
Hindered phenolic antioxidants (A-2) and phosphite antioxidants to suppress the deterioration of the resin during melt-kneading during the masterbatch production and maintain the heat-resistant deterioration characteristics of the molded products. It is preferable to use (A-3).
[0028]
The hindered phenolic antioxidant (A-2) is preferably 1, 1 in order to suppress the deterioration of the resin during melt kneading during the production of the masterbatch and to maintain the heat resistance deterioration characteristics of the molded article. 3-tris (2-methyl-4-hydroxy-5-t-butylphenyl) butane, triethylene glycol-bis [3- (3-t-butyl-5-methyl-4-hydroxyphenyl) propionate], penta Erythrityl tetrakis [3- (3,5-di-t-butyl-4-hydroxyphenyl) propionate], octadecyl 3- (3,5-di-t-butyl-4-hydroxyphenyl) propionate, N, N ′ Hexamethylene bis (3,5-di-t-butyl-4-hydroxy-hydrocinnamamide), 1,3,5-trimethyl-2,4,6-tris (3,5-di t-butyl-4-hydroxybenzyl) benzene, 1,6-hexanediol-bis [3- (3,5-di-t-butyl-4-hydroxyphenyl) propionate], 2,2-thio-diethylenebis [ 3- (3,5-di-tert-butyl-4-hydroxyphenyl) propionate], 3,9-bis [2- [3- (3-tert-butyl-4-hydroxy-5-methylphenyl) propionyloxy ] -1,1-dimethylethyl] -2,4,8,10-tetraoxaspiro [5,5] undecane, tris- (3,5-di-tert-butyl-4-hydroxybenzyl) -isocyanurate Yes, particularly preferably pentaerythrityl tetrakis [3- (3,5-di-t-butyl-4-hydroxyphenyl) propionate].
[0029]
From the same viewpoint, the phosphite antioxidant (A-3) is preferably bis (nonylphenyl) pentaerythritol diphosphite, bis (2,4-di-t-butylphenyl) pentaerythritol diphosphite, Bisoctadecyl pentaerythritol diphosphite and bis (4-methyl-2,6-di-t-butylphenyl) pentaerythritol diphosphite, particularly preferably bis (2,4-di-t-butylphenyl) penta Erythritol diphosphite.
[0030]
The hindered phenol antioxidant (A-2) and the phosphite antioxidant (A-3) may be used alone or in combination of two or more.
[0031]
The hindered phenolic antioxidant (A-2) is preferably blended, and the blending amount in this case is 0.01 to 5 wt%, preferably 0.1 to 3 wt% of the total weight of the master batch pellet (A). The total weight of the resin pellet mixture for connectors is preferably 0.01 to 2 wt%, more preferably 0.02 to 1 wt%.
[0032]
The phosphite antioxidant (A-3) is preferably blended, and the blending amount in that case is 0.01 to 5 wt% of the total weight of the master batch pellet (A), preferably 0.1 to 3 wt%, The total weight of the resin pellet mixture for connectors is preferably 0.01 to 2 wt%, more preferably 0.02 to 1 wt%.
[0033]
[Release agent]
As the release agent (A-4), higher fatty acid, its ester or metal salt, and polyethylene wax can be used.
[0034]
As the higher fatty acid, fatty acids having 16 to 32 carbon atoms such as palmitic acid, stearic acid, behenic acid, and montanic acid can be preferably used.
[0035]
Suitable mold release agents are palmitic acid, stearic acid, behenic acid, montanic acid, glycerin monostearate, pentaerythritol monostearate, montanic acid ester, calcium stearate, sodium montanate, montanic acid partially saponified ester, high density type Polyethylene wax, maleic acid-modified polyethylene wax, and oxidized type polyethylene wax. Montanic acid esters are particularly preferred. One type of release agent may be used, or two or more types may be used.
[0036]
The release agent is preferably blended into the master batch pellet. The blending amount in this case is preferably 0.1 to 5 wt%, more preferably 0.1 to 3 wt%, based on the total weight of the resin composition of the master batch pellet. By mix | blending in this range, favorable measurement stability and favorable mold release property can be obtained.
[0037]
[Combination ratio]
In the present invention, by using a resin pellet mixture obtained by mixing a master batch pellet (A) and a polybutylene terephthalate pellet (B), which are blended by melting and kneading a functional imparting agent at a high concentration in polybutylene terephthalate. Manufacture molded products.
[0038]
The master batch pellet (A) and the polybutylene terephthalate pellet (B) are blended so that the weight ratio of (A) / (B) is 2/98 to 50/50. If the weight ratio of (A) / (B) is less than 2/98, it is difficult to uniformly disperse the compounding components in the masterbatch only by the plasticizing process at the time of molding. The economic effect is not obtained.
[0039]
The content of the polyester elastomer (A-1) in the resin pellet mixture is preferably 0.5 to 5 wt%. In an application such as an automobile part such as a harness connector, rigidity is required in order to ensure the male-female fitting of the connector together with the toughness of the hinge portion. By setting the content of the polyester elastomer (A-1) to 0.5 to 5 wt%, the rigidity of the connector can be ensured together with the toughness of the hinge portion to ensure male and female fitting of the connector.
[0040]
[Additive]
In the resin pellet mixture of the present invention, fibrous reinforcing materials such as glass fibers and carbon fibers, granular fillers such as glass fibers and carbon fibers, inorganic fillers such as granular, amorphous, plate-like, and the like, Additives such as nucleating agents, lubricants, antioxidants, UV absorbers, light stabilizers, heat stabilizers, antistatic agents, pigments, and other modifiers such as flame retardants, impact modifiers, fluidity improvers, etc. Can be included.
[0041]
These additives may be blended in the master batch pellet (A), may be blended in the polybutylene terephthalate pellet (B), or may be blended in both. And you may mix | blend at the time of mixing a masterbatch pellet (A) and a polybutylene terephthalate (B).
[0042]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, an Example is given and this invention is explained in full detail. In addition, the part in an Example means a weight part.
The characteristics of the molded product were measured by molding a test piece under the following molding conditions.
Molding machine: Mitsubishi 80MSP-5C,
Cylinder temperature (℃): 240/245/250/255,
Mold temperature (℃): 30
[0043]
[Example 1]
The thermoplastic resin pellets shown in Table 1 were uniformly blended at a predetermined ratio to obtain a resin pellet mixture. This was transferred to an injection molding machine and a harness connector was molded under the above conditions. 100 shots of continuous molding were performed, and the variation in weighing time was examined. The results are shown in Table 1.
It can be seen that the resin pellet mixture of the present invention has good moldability with little variation in measurement time.
[0044]
[Table 1]
Figure 0004160230
[0045]
[Comparative Example 1]
The thermoplastic resin pellets shown in Table 1 were uniformly blended at a predetermined ratio to obtain a resin pellet mixture. This was transferred to an injection molding machine and a harness connector was molded under the above conditions. 100 shots of continuous molding were performed, and the variation in weighing time was examined. The results are shown in Table 1.
[0046]
It can be seen that the resin pellet mixture of the comparative example, which does not include the polybutylene terephthalate pellets having two crystal melting peaks of the present invention, has a large variation in measurement time.
[0047]
【The invention's effect】
According to the present invention, it is possible to provide a resin pellet mixture that uses master batch pellets and has good toughness but also has good discharge stability during production of master pellets and little variation in measurement time when molding by injection molding. can do. ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the resin pellet mixture with improved toughness especially suitable for harness connector use can be provided.

Claims (4)

ポリブチレンテレフタレートに機能性付与剤としてポリエステルエラストマー(A−1)1〜30wt%を溶融混錬して配合したマスターバッチペレット(A)と、ポリブチレンテレフタレートペレット(B)とを、(A)/(B)の重量比が2/98〜50/50となるように混合してなる樹脂ペレット混合物であって、ポリブチレンテレフタレートペレット(B)は、200〜220℃の温度域と220〜230℃の温度域とに結晶融解ピークをひとつずつ有するポリブチレンテレフタレートペレット(B−1)を(B)全量の10〜100wt%含有することを特徴とする樹脂ペレット混合物。A polyester elastomer (A-1) 1~30wt% of masterbatch pellets were blended by melt kneading a functionality-imparting agent in polybutylene terephthalate (A), polybutylene terephthalate pellets and (B), (A) / (B) is a resin pellet mixture obtained by mixing so that the weight ratio is 2/98 to 50/50, and the polybutylene terephthalate pellet (B) has a temperature range of 200 to 220 ° C. and 220 to 230. A resin pellet mixture comprising 10 to 100 wt% of the total amount of (B) polybutylene terephthalate pellets (B-1) each having a crystal melting peak in a temperature range of ° C. マスターバッチペレット(A)が、ポリエステルエラストマー(A−1)1〜30wt%、ヒンダードフェノール系酸化防止剤(A−2)0.01〜5wt%、ホスファイト系酸化防止剤(A−3)0.01〜5wt% および離型剤(A−4)0.1〜5wt%をポリブチレンテレフタレートに配合してなる、請求項1に記載の樹脂ペレット混合物。  Master batch pellet (A) is polyester elastomer (A-1) 1-30 wt%, hindered phenolic antioxidant (A-2) 0.01-5 wt%, phosphite antioxidant (A-3) The resin pellet mixture of Claim 1 formed by mix | blending 0.01-5 wt% and mold release agent (A-4) 0.1-5 wt% with polybutylene terephthalate. マスターバッチペレット(A)が、200〜220℃の温度域と220〜230℃温度域とに結晶融解ピークを一つづつ有するポリブチレンテレフタレートペレット(A−5)を用いて製造されたマスターバッチペレット(A)である請求項1記載の樹脂ペレット混合物。  Master batch pellets (A) produced using polybutylene terephthalate pellets (A-5) each having one crystal melting peak in a temperature range of 200 to 220 ° C and a temperature range of 220 to 230 ° C The resin pellet mixture according to claim 1, which is (A). ポリブチレンテレフタレートに機能性付与剤としてポリエステルエラストマー(A−1)1〜30wt%を溶融混錬して配合したマスターバッチペレット(A)とポリブチレンテレフタレートペレット(B)とを混合してなる樹脂ペレット混合物を用いる成形品の製造方法において、請求項1乃至3のいずれかに記載の樹脂ペレット混合物を用いる成形品の製造方法。 Polyester elastomer as functionality-imparting agent in polybutylene terephthalate (A-1) 1~30wt% of masterbatch pellets were blended by melt kneading (A) and polybutylene terephthalate pellets (B) obtained by mixing a resin In the manufacturing method of the molded article using a pellet mixture, The manufacturing method of the molded article using the resin pellet mixture in any one of Claims 1 thru | or 3.
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