JP4157862B2 - アナログ‐デジタル変換器及びその動作方法、撮像装置並びにランプ発生器の動作方法 - Google Patents

アナログ‐デジタル変換器及びその動作方法、撮像装置並びにランプ発生器の動作方法 Download PDF

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Description

本発明は、一般的に、撮像装置(イメージャ)に関するものであり、特に、アナログ画像信号のランプ(傾斜)変調式アナログ‐デジタル変換に関するものである。
CMOSイメージャ回路は画素の焦点面アレイを具えており、各画素は基板上に設けたホトセンサ、例えば、光ゲート、光導電体又はホトダイオードを有し、基板の下側部分に光により発生される電荷を蓄積するようになっている。各画素は、基板上又は基板内に形成された電荷検出領域を有し、この電荷検出領域は読み出し回路の一部である出力トランジスタのゲートに接続されている。この電荷検出領域はフローティング拡散領域として構成することができる。あるイメージャ回路では、各画素は、電荷をホトセンサから電荷検出領域へ転送するトランジスタのような少なくとも1つの電子装置と、電荷転送前に電荷検出領域を、予め決定した電荷レベルにリセットする1つの装置、代表的にはトランジスタとを有しうる。
CMOSイメージャにおいては、画素の能動素子が、
(1)フォトン−電荷変換と、
(2)画像電荷の蓄積と、
(3)電荷検出領域への電荷の転送前における、この電荷検出領域の既知の状態へのリセットと、
(4)電荷増幅を伴う電荷検出領域への電荷の転送と、
(5)読み出しのための画素の選択と、
(6)画素電荷を表す信号の増幅及び出力と
の必要機能を実行する。光電荷は、電荷蓄積領域から電荷検出領域へ移動させる際に増幅することができる。電荷検出領域における電荷を代表的にはソースホロワ出力トランジスタによって画素出力電圧に変換する。
上述した種類のCMOSイメージャは、例えば、マイクロン・テクノロジー・インコーポレイテッド(Micron Technology Incorporated)に譲渡された米国特許第 6,140,630号、米国特許第 6,376,868号、米国特許第 6,310,366号、米国特許第 6,326,652号、米国特許第 6,204,524号、米国特許第 6,333,205号に記載されているように、一般に知られている。これらの米国特許は参考のために導入したものである。
米国特許第6,140,630号 米国特許第6,376,868号 米国特許第6,310,366号 米国特許第6,326,652号 米国特許第6,204,524号 米国特許第6,333,205号
4つのトランジスタより成る代表的なCMOS画素10を図1に示す。この画素10はホトセンサ12(例えばホトダイオード、光ゲート等)と、転送トランジスタ14と、フローティング拡散領域FDと、リセットトランジスタ16と、ソースホロワトランジスタ18と、行選択トランジスタ20とを有する。ホトセンサ12は、転送トランジスタ14が転送ゲート制御信号TXにより駆動された際に、この転送トランジスタ14によりフローティング拡散領域FDに接続される。
前記のリセットトランジスタ16は、フローティング拡散領域FDと、アレイ画素供給電圧Vaa_pixの回路点との間に接続されている。リセット制御信号RSTは、既知のように、リセットトランジスタ16を駆動し、フローティング拡散領域FDをアレイ画素供給電圧Vaa_pixのレベルにリセットする。
ソースホロワトランジスタ18は、フローティング拡散領域FDに接続されたゲートを有し、アレイ画素供給電圧Vaa_pixの回路点と行選択トランジスタ20との間に接続されている。ソースホロワトランジスタ18はフローティング拡散領域FDに移された電荷を出力電圧信号Vout に変換する。行選択トランジスタ20は、行選択信号SELにより、ソースホロワトランジスタ18を画素アレイの列ライン22に選択的に接続し、このソースホロワトランジスタ18の出力電圧信号Vout をこの列ライン22に出力するように制御しうる。
画素10から出力される信号はアナログ電圧である。これらの出力信号は、他の処理のためにアナログからデジタルに変換する必要がある。従って、画素出力信号は通常、アナログ‐デジタル変換器(ADC)(図1には図示せず)に送られる。多くのCMOSイメージセンサは、本質的に比較器とこれに関連する制御論理回路とより成るランプ変調式アナログ‐デジタル変換器を用いている。通常のランプ変調式アナログ‐デジタル変換器では、変換されるべき信号の入力電圧が、徐々に増大する基準電圧と比較される。この徐々に増大する基準電圧は、デジタル‐アナログ変換器(DAC)がデジタル符号を順序付けてアナログ電圧に変換することによりこのデジタル‐アナログ変換器により発生される。この徐々に増大する基準電圧がランプ電圧として知られている。動作に当たっては、ランプ電圧が入力電圧の値に到達すると、比較器が、DACのデジタル符号を取り込む信号を発生する。取り込まれたデジタル符号がアナログ‐デジタル変換器の出力として用いられる。
ランプ変調式アナログ‐デジタル変換器は代表的に、電力消費量が少ない極めて簡単な回路から成っている。ランプ変調式アナログ‐デジタル変換器に対する問題は、このアナログ‐デジタル変換器により発生させ出力しうる可能なすべてのデジタル値に亙って一時に1つの値ずつ処置する必要があるということである。単一傾斜のランプ変調式アナログ‐デジタル変換器に対するランプ発生器の代表的な構成は2N 個のランプ電圧ユニットセルを有する。図2は、12ビットランプ変調式アナログ‐デジタル変換器に対するランプ発生器40の一部を示す。このランプ発生器40は、4096個のユニットセル421 、422 、…、424096(これらユニットセルを集合的には以後“ユニットセル42”と称する)を有し、これらの出力端はキャパシタ44に接続され、このキャパシタ44がランプ出力電圧Ramp outputを出力する。これらユニットセル42は互いに直列に接続されて長いシフトレジスタを形成している。
アナログ‐デジタル変換器が始動すると、論理値“1”が第1のユニットセル421 内にロードされる。次のクロックエッジで、第1のユニットセル421 内の論理値“1”が第2のユニットセル422 にシフトされ、その間に第1のユニットセルに論理値“1”が再びロードされる。この時点では、4096個のユニットセル42のうちの2つに論理値“1”がロードされており、他の全てのユニットセルには論理値“0”がロードされている(例えば、全てのユニットセル42の初期状態では、論理値“0”がロードされているものと仮定する)。一方、これらユニットセル42の出力OUT_1、OUT_2、…、OUT_4096 がキャパシタ44に供給されてランプ電圧出力Ramp outputを形成する。この動作は、4096個の全てのユニットセルに論理値“1”がロードされるまで継続される。従って、アナログ‐デジタル変換を完成させるには、ランプ電圧発生処理に4096個のクロックサイクル(すなわち、2N サイクル)を必要とする。
図3は、図2のランプ発生器40に用いる代表的なランプ電圧ユニットセル42i を示す。このユニットセル42i はDフリップフロップ50と、2つのトランジスタ52及び56と、キャパシタ54とを有する。フリップフロップ50の入力端には、シフトした入力ビットsiが供給される。フリップフロップ50の出力端Qはトランジスタ52及び56のゲートに接続されており、しかも次のセル(図示せず)に、シフトした出力soを供給する。第1トランジスタ52の端子は高基準電圧Vref_hiの回路点とキャパシタ54との間に接続されている。第2トランジスタ56の端子は低基準電圧Vref_loの回路点とキャパシタ54との間に接続されている。
動作に当たっては、各クロックサイクルに対して、セル42i から出力電圧out_i が発生される。図2に示すように、各出力out_i はキャパシタ44で合成されて、ランプ出力Ramp outputを形成する。
原理的には、ランプ電圧演算サイクルNRAMPの個数をNRAMP=2N として表すことができる。ここで、Nはビット数で表したイメージャ(すなわち、アナログ‐デジタル変換器)のデータ解像度である。例えば、イメージャが12ビットの解像度を有する場合には、正しいデジタル出力を得るのに12ビットのランプ変調式アナログ‐デジタル変換器を用いる必要がある。12ビットのランプ変調式アナログ‐デジタル変換器の場合、入力電圧を適切なデジタル符号(4096個の可能性のうちの1つ)に変換するのを達成するのに、いずれの1変換サイクルにおけるステップをも4096個とすることができる。同様に、10ビットのランプ変調式アナログ‐デジタル変換器の場合には、いずれの1変換サイクルにおけるステップも1024個とすることができる。例えば、比較器の動作周波数が100MHzであるものと仮定すると、変換には10ビット及び12ビットの解像度に対しそれぞれ約1/100kHz及び1/25kHzを要する。これらの変換期間は長く、この期間は、イメージャ(すなわち、アナログ‐デジタル変換器)における解像度の追加の各ビット当り2倍ずつ増大する。
CMOSイメージャの時間解像度は増大させるのが望ましい為、アナログ‐デジタル変換器におけるステップ数は減少させるのが望ましい。従って、ランプ変調式アナログ‐デジタル変換器を用いているイメージャにおけるアナログ‐デジタル変換時間をかなり減少させるアナログ‐デジタル変換器の要求及び必要性があるものである。
更に、殆どの自然な信号は量的な変動を有するということが知られている。例えば、入射フォトンの平均数Nphotonには、約
Figure 0004157862

の偏差を伴う変動があり、対応する信号対雑音比(S/N)は
Figure 0004157862

に制限される。
この種類の雑音は、しばしば“ショット雑音”と称されており、イメージャのような殆どの電荷検出装置において生じる。1画素における累積電子の平均数Nele に対し、
Figure 0004157862

のショット雑音成分が存在するおそれがある。このことは、
Figure 0004157862

のレベルよりも低いアナログ‐デジタル変換出力のビットは実際に無意味であることを意味する。従って、従来のイメージャに用いられているアナログ‐デジタル変換処理にショット雑音の存在を考慮することにより、変換精度及び速度を向上させることができる。
本発明は、イメージャに用いるランプ変調式アナログ‐デジタル変換器の変換時間を著しく改善させた当該アナログ‐デジタル変換器を提供するものである。
本発明は更に、光信号検出目的の変換時間を減少させた場合でも、信号品質を維持するアナログ‐デジタル変換器をも提供するものである。
上述した及びその他の特徴及び利点は、本発明の種々の例においては、イメージャにランプ変調式アナログ‐デジタル変換器を設けることにより達成する。このランプ変調式アナログ‐デジタル変換器は、変換精度を改善するために変換処理のステップ数を1ステップ以上減少させるランプ電圧を発生しうるランプ発生器を用いる。
一例では、ランプ発生器がデジタル制御器を用いて必要なランプ電圧の発生を制御するようにする。
他の例では、アナログ‐デジタル変換器が、アナログ‐デジタル変換処理において、ショット雑音及び/又は雑音余裕度とオフセットとを考慮するようにする。
本発明の上述した及びその他の利点及び特徴は、添付図面を参照した以下の実施例の説明から、より一層明らかとなるであろう。
本発明は、イメージャにおけるアナログ‐デジタル変換処理の動作を速めるためにランプ変調式アナログ‐デジタル変換器を用いる。すなわち、アナログ信号が大きくなった際に、デジタル符号の1デジタル値(以後“LSB”と称する)だけランプ電圧を増加させるのではなく、ビット解像度が減少するようにランプステップを変調させる。すなわち、ランプ電圧のステップ幅は1LSBよりも多くを含む。
図4は、ランプ変調式アナログ‐デジタル変換器におけるランプステップ60を示すグラフである。入力信号INが増大するにつれ、出力OUTに対するステップの幅が(以下に詳細に説明するように)増大する。ランプステップ幅を増大させることにより(すなわち、アナログ‐デジタル変換の解像度を減少させることにより)、例えばフレームレートの高いイメージャにおける線形特性を良好に維持した状態で、変換ステップ数を減少させ、これによりアナログ‐デジタル変換処理を速めることができる。
ランプ変調は、アナログ信号のフォトンショット雑音特性を反映する平方根曲線を必要とする。従って、ランプ変調では、レジスタ形のランプ発生器40(図2)を構成し直す必要がある。図5は、ランプ変調式アナログ‐デジタル変換器に対するランプ発生器70の一部分を示す。このランプ発生器70は、シフト用の通路、すなわち、ランプ発生器70を通る通路を再形成し、このランプ発生器70を通る通路が、必要とする理想的な平方根曲線を概略で近似するようにする数個の転送スイッチSW1 、SW2 、SW3 、SW4 、SW5 を用いている。
図示のランプ発生器70では、4096個のユニットセル(集合的に“ユニットセル72”と称する)が、10個のユニットセル72の群に組織化されている。図5は、6個の群76、77a、77b、78a、78b、78cを示している。第1の群76は、ユニットセル721 、…、7210を有している。第2の群77aは、ユニットセル7211、7213、…、7229を有している。第3の群77bは、ユニットセル7212、7214、…、7230を有している。第4の群78aは、ユニットセル7231、7234、…、7258を有している。第5の群78bは、ユニットセル7232、7235、…、7259を有している。第6の群78cは、ユニットセル7233、7236、…、7260を有している。第1の群76は1LSB領域を表しており、このことはランプステップ幅が1LSB幅のみであることを意味する。第2の群77a及び第3の群77bは2LSB領域を表しており、このことはランプステップ幅が2LSB幅であることを意味している。第4の群78a、第5の群78b及び第6の群78cは3LSB領域を表しており、このことはランプステップ幅が3LSB幅であることを意味している。
各群76、77a、77b、78a、78b、78cでは、ユニットセル72が直列に接続されている。各群76、77a、77b、78a、78b、78cの出力端は、シフト用の通路をその次の群に切換えるのに、スイッチSW1 、SW2 、SW3 、SW4 、SW5 の1つに接続される。例えば、10クロックサイクル後、シフト処理が2LSB領域に入り、ランプ幅が1シフト当り(例えば、ユニットセル7212→7214→…→7230の順序で)2ずつ上昇する。20クロックサイクル後、シフト処理が3LSB領域に入り、ランプ幅が1シフト当り(例えば、ユニットセル7233→7236→…→7260の順序で)3ずつ上昇する。
1つよりも多い平方根曲線が必要である場合には、供給路を選択的に切換えるためにより多くの転送スイッチSW1 等が必要となり、これは不必要に複雑になるおそれがある。更に、これらのスイッチ(及び一般にランプ発生器70)の構成の結果、必要とする平方根曲線の近似が得られる。しかし、この近似はランプ発生器の精度を悪くするおそれがあり、このことは不所望なことである。
上述した欠点を解決した本発明の実施例により構成した代表的なランプ発生器100を図6に示す。本発明のこのランプ発生器100によれば、発生された数の必要とする平方根曲線と関連する欠点なしに、ランプ変調を可能にする簡単な回路構成が得られる。このランプ発生器100はデジタル平方根曲線発生器102と、行/列変換器104と、行デコーダ106と、列デコーダ108とより成るデジタル制御器101を有する。このデジタル制御器101は、ランプユニットセルアレイ120を、このアレイ120がランプ出力Ramp outputを(キャパシタ110を介して)発生するように制御する。このランプ発生器100の動作を以下に更に詳細に説明する。
図7は,図6の代表的なランプ発生器100の一部分を示す。この図7から明らかなように、アレイ120は複数のユニットセル13000、…、1300y、…、130x0、…、130xy(これらを集合的に“ユニットセル130”と称する)を含む。行デコーダ106は、16×2Dフリップフロップ122に接続されている。列デコーダ108は256Dフリップフロップ124に接続されている。ユニットセル130(後に図9につき詳細に説明する)はフリップフロップを有しない。従って、図示のランプ発生器100は所要のランプステップを発生するのに2N 個のフリップフロップを必要としない。その代わりに、復号された行/列アドレス信号をアレイ120に取り込むのに最少数のフリップフロップ122及び124が用いられる。これらのフリップフロップ122及び124の回路は、不所望で有害なスパイク雑音を抑圧する。
本発明は、ランプユニットセルアレイ120を任意の個数の行及び列に構成しうる融通性のあるトポロジーを有することを銘記すべきである。この融通性は、ランプ発生器100に対するレイアウトスペースが正方形でない場合に有益である。フリップフロップ122及び124の個数は、アレイ120に用いる行及び列数に依存して変化することにも注意すべきである。図示の例では、図示のアレイ120に16個の行がある為、各々を2行とした16個(2×16)のフリップフロップ122が行デコーダ106に接続されている。同様に、図示のアレイ120には256個の列がある為、256個のフリップフロップ124が列デコーダ108に接続されている。
図6及び7を参照するに、ランプ符号Ramp codeが、デジタル平方根曲線発生器102において発生される。このランプ符号Ramp codeは、入力である所望の曲線パラメータ(Curve Parameters)に基づいて発生される。このランプ符号Ramp codeが行/列変換器104に入力され、この変換器が、このランプ符号を行アドレスRow address及び列アドレスColumn address に変換する。
前記の行アドレスRow addressは行デコーダ106に入力されるとともに、前記の列アドレスColumn address は列デコーダ108に入力される。行アドレスRow address及び列アドレスColumn address はそれぞれデコーダ106及び108により用いられて、これらデコーダが、アレイ内の個々のユニットセル130を選択する行選択信号及び列選択信号を発生する。以下に詳細に説明するように、行デコーダ106は、適切な時にユニットセルの行全体を選択するのに用いるロック信号をも発生する。
図8は、本発明の実施例により構成した代表的なランプユニットセルアレイ120の一部を示す。図8には、2行×3列に組織化した6個のユニットセル13000、13001、13002、13010、13011、13012を示す。図8はアレイ120のうちの小部分のみを示しているものであり、図示の実施例では16行×256列が存在することに注意すべきである。更に、行及び列の個数は、ランプ発生器100を有するイメージャ及びアナログ‐デジタル変換器の適用分野や所望の解像度に応じて変えることができることにも注意すべきである。
ユニットセル13000、13001、13002の第1行は第1行選択ラインrowsel[0]と第1ロックラインlock[0]とに接続されている。ユニットセル13010、13011、13012の第2行は第2行選択ラインrowsel[1]と第2ロックラインlock[1]とに接続されている。ユニットセル13000、13010の第1列は第1列選択ラインcolsel[0]に接続されている。ユニットセル13001、13011の第2列は第2列選択ラインcolsel[1]に接続されており、ユニットセル13002、13012の第3列は第3列選択ラインcolsel[2]に接続されている。
図9は、ランプユニットセルアレイ120(図8)に用いた代表的なランプユニットセル130ijを示す。この図9から明らかなように、通常のユニットセル42i (図3)に用いられているDフリップフロップ50の代わりに、ANDゲート132及びORゲート134を用いる。このユニットセル130ijも2つのトランジスタ136及び1つのキャパシタ138を有する。ANDゲート132には行選択信号rowselと列選択信号colselとが入力される。このANDゲート132の出力はORゲート134に入力され、このORゲートには更にロック信号lockが入力される。ORゲート134の出力端はトランジスタ136及び140のゲートに接続されている。第1トランジスタ136の端子は、高基準電圧Vref_hiの回路点とキャパシタ138との間に接続されている。第2トランジスタ140の端子は低基準電圧Vref_loの回路点とキャパシタ140との間に接続されている。
動作に当り、行選択信号rowselと列選択信号colselとの双方が論理値“1”である場合には、ユニットセル130ijが駆動(活性化)し、これにより中間ノードVcap における電圧を変える。行選択信号rowselが論理値“1”で、列選択信号colselが論理値“0”で、ロック信号lockが論理値“0”である場合には、ユニットセル130ijは駆動しない。ロック信号lockが論理値“1”である場合には、行選択信号rowsel及び列選択信号colselの状態にかかわらず、ユニットセル130ijが駆動する。
次に、ランプ発生器100(図6)の動作を説明する。説明を簡単にするために、ランプ変調を用いないものと仮定する。この場合、(デジタル平方根曲線発生器102から)発生されたランプ符号は線形的に(例えば、符号が1ずつ上昇するように)1から4096に進み、ランプ出力Ramp outputが各符号に対し以下のように発生される。
最初に、第1行選択信号rowsel[0]がアサートする(有効となる)。ランプ符号が“1”に等しい場合、第1列選択信号colsel[0]がアサートする。次のサイクルで、ランプ符号が“2”等しい場合、第2列選択信号colsel[1]もアサートする(第1列選択信号colsel[0]はアサートしたままである)。この処理は、ランプ符号が“256”(すなわち、アレイ120における列数)に等しくなるまで続ける。ランプ符号が“257”に等しい場合、第1ロック信号lock[0]がアサートする。これにより、第1行において以前に駆動されたユニットセル130を駆動状態にロック(鎖状)する。この時点で、第2行選択信号rowsel[1]及び第1列選択信号colsel[0]もアサートし、アレイ120の第2行におけるユニットセル130の駆動を開始する。この手順は全ての4096の符号が発生されるまで継続される。
図10は、ランプ発生器100(図6)の代表的な動作を示す表である。この代表的な表は、ユニットセルアレイ120の4行×4列構造に基づくものである。これと同じ技術を本発明のランプ変調するランプ符号に適用する。線形ランプ技術と変調ランプ技術との相違は、ランプ符号をデジタル平方根曲線発生器102でいかにして発生させるかだけに限定される。本発明の方法の主要な技術は、追加のランプ符号を処理している間に、行全体のユニットセル130を互いにロックするロック信号lockを用いることである。
図11は、本発明の他の実施例により構成したランプ変調式アナログ‐デジタル変換器に対する他の代表的なランプ発生器200の一部を示す。図示の実施例は、イメージャにおいてペデスタル設定を得るのに好都合である。ペデスタル設定は、ほんの僅かな光が画素に当たった場合でもアナログ信号がゼロになるのを阻害するおそれのあるオフセットを補償するのに用いられる。アナログ信号はより一層正になるか、更に悪いことに負となるおそれがある。アナログ‐デジタル変換器は正の値のみを出力する為、負の信号はゼロにクリッピングされる。このクリッピングを阻止するために、代表的には、変換処理中に信号に正のオフセット電圧を加える。このオフセット電圧は、クリッピングを回避するのに充分な正にする。ゼロ値よりも高いこの結果のアナログ正レベルをペデスタルと称する。このペデスタル処理は、黒よりも黒い画素を検出するのに必要となる。このペデスタル処理は、低入射光領域の正確性を確保する。
図示のランプ発生器200は、図6に示すランプ発生器100と本質的に同じである。従って、ランプ発生器200はランプユニットセル230のアレイ220を有する。このアレイ220と出力キャパシタ210との間のスイッチ211がペデスタル設定処理のために加えられている。図示の構成にしない場合、ランプ発生器はペデスタル電圧を得るのに追加のユニットセル(例えば、+/−128LSBを実現するのに128個の追加のユニットセル)を必要とする。その理由は、ランプユニットセルシフトレジスタに一旦論理値“1”が取り込まれると、これらのシフトレジスタは、“オールユニットセルクリア信号”(グローバルクリア信号)がアサートされるまでクリア(リセット)できない為である。しかし、本発明のランプ発生器200は、(上述した)融通性のある行/列アドレス構造を用いており、デジタル制御信号T1を単に変えるだけでペデスタル処理を実行しうる。
図12は図11のランプ発生器200の代表的な動作を示す時間線図である。この動作の本質は、ペデスタル構造期間を、
(1)ペデスタル構造前置期間(Pedestal Configuration Pre-Period )の相と、
(2)ペデスタル構造後置期間(Pedestal Configuration Post-Period)の相と
に分割することである。前置期間の相では、デジタル制御信号T1がアサートし(スイッチ211を閉成し、アレイ出力をキャパシタ210に結合し)、従って、ペデスタル設定が得られ、この相で128LSBがプログラミングされる(すなわち、128個のユニットセルが同時に駆動される)。
次に、後置期間の相において、制御信号T1がデアサート(無効化)し(スイッチ211を開放し)、これによりキャパシタ210をランプユニットセルアレイの出力端から分離する。結合キャパシタ210が分離されると、ユニットセル130が全てクリアされる(すなわち、初期状態に設定される)。次に、ランプ変調式アナログ‐デジタル変換動作期間(Actual Ramp ADC Operation period)の相において、(上述した)実際のランプ変調動作が生じる(すなわち、デジタル平方根曲線発生器102により発生されたランプ符号によりユニットセルがアサートされ、且つ制御信号T1がアサートされてアレイ出力端を出力キャパシタ210に接続する)。
従って、ペデスタル設定処理は数サイクルで終了できるのに対し、他の設計構造ではペデスタル設定の所望の解像度と同数のサイクルが用いられる(例えば、128LSB設定に対しては128サイクルが必要となる)。
本発明のランプ発生器100及び200には、追加の回路を要することなく、所望の多くの曲線を導入することができることを銘記すべきである。更に、本発明では、デジタル的に発生させたランプ符号を直接行/列アドレスに変換する為、正確な曲線を利用するものである。本発明のランプ発生器の他の利点は、アナログ及びデジタル回路と制御との間に明確な区分化があるということである。本発明では、ゲート面積が少なくて足りる。その理由は、必要とするフリップフロップの個数が、列数と行数の2倍との合計の個数のみまで減少する為である。
図13は、本発明の他の実施例により構成したランプ変調式アナログ‐デジタル変換器を示す。この変換器300はアナログランプ発生器302と、比較器304と、ラッチ回路306と、システム制御器308と、ランプ制御器310とを有している。
システム制御器308は、ランプモードを設定する情報、例えば、予期するショット雑音値又はショット雑音に関連する入力や、要求されるアナログ‐デジタル変換精度を用いてランプ制御器310を制御する。このランプ制御器310は、システム制御器308から受けるランプモード制御信号(Ramp mode control signals )に基づくランピングパターンを選択又は決定する。ランプ制御器310は、デジタルランプ符号を発生するとともに、アナログランプ発生器302を制御する制御信号をも発生する。アナログランプ発生器302はアナログランプ電圧を出力し、このアナログランプ電圧を比較器304の入力ポートの1つに供給する。
比較器304はアナログランプ電圧をアナログ入力信号(Analog Input)と比較する。この比較器304は、アナログランプ電圧がアナログ入力信号のレベルに到達した際に、その出力をフリップする(オン状態に切換える)。ラッチ回路306は、比較器の出力がフリップした際に(ランプ制御器310からの)デジタルランプ符号を取り込む。このラッチ回路306内に記憶されたデジタル符号を読み取ることにより、デジタル変換された出力(Digital Out )が得られる。
図14は、本発明の実施例により構成した代表的なランプ制御器310により実行される処理を示す。このランプ制御器310は、システム制御器308から与えられる制約条件の中でランプパターンを柔軟に再構成し、最適化したランプパターンが得られるようにする。このランプ制御器310は、ランプステップを最少にし、これにより最速の変換動作を可能にする。このランプ制御器310はランプモード制御信号を入力し(工程312)、ランプモードを選択する信号を用いる(工程314)。ランプモードが一旦決定されると、ランプ制御器310はランプパターンを決定し(工程316)、デジタルランプ符号をアナログランプ発生器302及びラッチ回路306に出力する(工程318)。
図15は、本発明の実施例により構成した他の代表的なランプ制御器310aにより実行される処理を示す。図示のランプ制御器310aでは、ランプパターン再構成法の代わりに、ルックアップテーブル(LUT)を用いる。予期される状態を仮定し、ランプパターンを予め計算してルックアップテーブルに記憶しておくことができる。この実施例においては、ランプ制御器310aがランプモード制御信号を入力し(工程312)、ランプモードを選択する信号を用いる(工程314)。予め発生されたランプ符号(工程316c)がランプデータメモリ316bに記憶される。このランプ制御器310aはランプモードとルックアップテーブルとを用いて、デジタルランプ符号を得るとともに出力する(工程316a及び318)。図示のランプ制御器310aは実行するのに極めて簡単であることを銘記すべきである。
図16は、本発明の他の実施例により構成した他の代表的なランプ変調式アナログ‐デジタル変換器350を示す。この変換器350は、図13の変換器300に用いられているような二入力比較器304の代わりに(インバータを用いて構成した)シングルエンド入力比較器358を用いている。この変換器350は更に、サンプル‐ホールドスイッチ352と、サンプル‐ホールドキャパシタ354と、第2のキャパシタ356と、ラッチ回路360と、アナログランプ発生器302と、システム制御器308と、ランプ制御器310とを有している。図示のシングルエンド入力比較器358の構成はしばしば、イメージセンサに用いられ、このイメージセンサの回路寸法及びレイアウトスペースを減少させている。(スイッチ352が閉成されると)アナログ入力信号(Analog input)がサンプル‐ホールドキャパシタ354の第1の電極においてサンプル及び保持される。アナログランプ発生器302の電圧によりサンプル‐ホールドキャパシタ354の電極間の電位差をゼロとすると、インバータ/比較器358の出力がフリップする。アナログランプ電圧を発生させるのに用いた対応するデジタル符号はラッチ回路360に送られ、このラッチ回路で(前述したように)符号を読み出すことができる。
図17は、図16の変換器350に用いられ、本発明の実施例により構成した代表的なランプ制御器410の処理を示す。システム制御器308は、予期されるショット雑音値(又はこれに関連する情報)をランプ制御器410に伝送する(工程412)。このランプ制御器410は、ランプステップ幅WRAMPをできるだけ大きく設定するが、推定したショット雑音よりも小さく保つという原理に応じてランプパターンを構成する(工程414)。デジタルランプ符号がアナログランプ発生器302及びラッチ回路360に出力される(工程318)。
次に、光検出器の電荷積分を一例として用い、図示の実施例の原理を詳細に説明する。ショット雑音は
Figure 0004157862

として表される。ここで、Nelectronは、蓄積された光発生電荷キャリアの個数である。光検出器のノードから比較器の入力端への全アナログ信号チェーンに相当する変換係数CG(V/電子)を用い、このアナログ信号チェーンが線形特性であると仮定すると、入力電圧及びショット雑音電圧は、
Figure 0004157862

及び
Figure 0004157862

として表される。ランプ制御器410は、式(3)で計算したショット雑音をトレースする可変ランプステップ幅を有するランプ符号を発生する。
20ke飽和及び12ビットADC解像度としたランプステップパターン424の一例を図18に示す。模範的な構成とする目的のみで、1Vp-p (電圧のピークピーク値)のADC入力窓を用いるものと仮定する。ランプ電圧424は1LSBのステップ幅で開始する。ここで、1LSBは1/4096V=244μVの電圧ステップに相当する。ショット雑音422は入力信号420が増大するのに伴って増大する。ショット雑音422の値が2×244μV=488μVを越えると、ランプステップ424の幅は2LSBに変化する。同様に、ランプステップ424の幅はトランジェント点毎に増大するが、前述したようにショット雑音電圧422よりも小さい幅を保つ。
図19は、発生されたランプ値(アナログランプ発生器の出力)対ランプ計数値の特性を示すライン430のグラフである。このグラフから明らかなように、
(1)信号レベルが小さいと、ADCは最大のデータ解像度で(すなわち、解像度が1LSBで)動作し、従って、これにより小さい入力信号に対する検出可能限界に悪影響を及ぼさない、
(2)信号レベルが大きくて、ショット雑音が12ビット解像度よりも大きくなると、ランプステップ幅が増大する為、ランプサイクルの総数をかなり少なくでき、
(3)ランプステップ幅がショット雑音よりも常に小さくなると、大きなランプステップ幅による輪郭雑音が見えなくなる。
その結果、ステップ幅が増大することにより画質に悪影響を及ぼさない。
図20は、本発明の他の実施例により構成した代表的なランプ制御器510により実施される処理を示す。アナログ‐デジタル変換処理をより一層融通性に富んだものにするために、本例では他の入力パラメータを導入する。このパラメータはショット雑音値とランプステップ幅との間の余裕度を決定し、その助けにより変換精度を制御する。例えば、最高の精度が必要とする場合には、ランプ符号のスキッピングがデータ精度に悪影響を及ぼすおそれがある為、このスキッピングを制限する必要がある。一方、多くの場合代表的には、精度よりも動作速度が重要である。このことは、種々の選択性があることを意味し、従って、変換精度対動作速度に関する質問が必要となる。すなわち、図示の実施例の追加のパラメータを用い、所望の変換精度又は速度に依存して、データ精度を制御しうるようにする。
ランプ制御器510は、予期されるショット雑音又はこれに関連するパラメータの値と、これらに対する雑音余裕度の値とを用いてランプパターンを入力する(工程512)。ランプ制御器510はランプステップ幅を次式(4)により計算する(工程514)。
Figure 0004157862

1よりも小さい雑音余裕度を用いることによりランプステップ幅をショット雑音値よりも小さくすることに注意すべきである。この場合、デジタル雑音(又は輪郭雑音)が減少され、データ精度が改善されうる。例えば、雑音余裕度が0.5に等しい場合、デジタル輪郭成分が半分に減少する。図21は、図20の実施例と図17に示す実施例(この実施例では雑音余裕度を1に設定したものと仮定する)との相違を示している。ライン520は信号を表し、ライン522はショット雑音を表し、ライン524はランプステップを表し、ライン(矢印)526は雑音余裕度を表している。動作速度を高速にしたい場合には、雑音余裕度は1よりも大きな値に設定され、これによりランプステップの総数を減少させるとともに変換処理速度を増大させる。
以下の表Iは、種々の雑音余裕度に基づく1ADC期間に必要とするランプステップ数を示す。この表では、12ビットのアナログ‐デジタル変換器及び20ke(1000電子)の飽和信号電子を仮定している。通常の非変調式ランプADCは4096個のステップを必要とする。本発明を用いると、ランプステップ数は、雑音余裕度が2に等しい場合に3.6%に減少し、雑音余裕度が1に等しい場合に7.3%に減少し、雑音余裕度が0.5に等しい場合に15%に減少する。
Figure 0004157862
図22は、本発明の他の実施例により構成した代表的なランプ制御器610により実行する処理を示す。図示の実施例では、ランプステップ幅の決定にオフセット制御が用いられる。図示の実施例では、ランプ制御器610が、入力目標オフセット値に達するまで固定のランプステップ幅を発生し、次にランプステップ幅変調を開始する。目標オフセット値は、(所望に応じ)予期されるショット雑音及び雑音余裕度と一緒に、システム制御器308から入力される(工程612)。工程614では、ランプステップ幅が次式(5)及び(6)のように計算される。
RAMP=1LSB(WRAMP<オフセットの場合) (5)
RAMP<(ショット雑音)×(雑音余裕度(入力されている場合))(WRAMP>オフセットの場合) (6)
(ランプ値がオフセットを越えるとランプ変調が開始する。)図23は、本発明の図22の実施例によるランプ発生器の出力対ランプ計数値を示すライン630のグラフである。
図24は、本発明の他の実施例により構成した代表的なランプ変調式アナログ‐デジタル変換器700を示す。上述した変換器により発生されるデジタル出力には空のビットがある可能性がある。これらの空のビットを人工的な雑音で満たすことにより、輪郭雑音が減少する。変換器700はサンプル‐ホールドスイッチ752と、サンプル‐ホールドキャパシタ754と、キャパシタ756と、比較器704と、ラッチ回路706と、アナログランプ発生器702と、システム制御器708と、ランプ制御器710と、雑音充填ブロック758とを有する。雑音充填ブロック758は、ランプパターンと空のビットの位置との双方又はいずれか一方に関する情報をランプ制御器710から受け、人工的な雑音をデジタルデータに加えて空のビットに充填する。
図25は、本発明の他の実施例により構成した他の代表的なランプ変調式アナログ‐デジタル変換器800を示す。この変換器800はサンプル‐ホールドスイッチ852と、サンプル‐ホールドキャパシタ854と、キャパシタ856と、比較器804と、ラッチ回路806と、アナログランプ発生器802と、システム制御器808と、ランプ制御器810と、雑音充填ブロック858と、情報ブロック859とを有している。図示の実施例では、測定データ等のような符号化された有意義な情報を入力するとともに、充填ブロック858内の情報を用いて出力デジタル符号の空のビットに充填することにより、この空のビットの充填を達成する。
図26は、本発明の上述した実施例の何れかにより構成したアナログ‐デジタル変換器を有する撮像装置(イメージャ)900を示す。このイメージャ900は、画素10のアレイと、行デコーダ925と、列デコーダ927と、差動増幅器929と、列方向の比較器904及びラッチ回路906を含む一連のアナログ‐デジタル変換器回路とを有している。ADCは、高速動作を得るとともにビデオ信号周波数を得るために並列に構成されている。並列のADCは共通のアナログランプ発生器902と共通のランプ制御器910とにより駆動される。アナログランプ発生器902とランプ制御器910とはシステム制御器908により制御される。このイメージャ900においては、ランプステップ幅変調を用いることにより、低電力で高性能のアナログ‐デジタル変換を実現しうる。
図27は、システム1000、すなわち、本発明の(図26に示す撮像装置900のような)撮像装置1008を有するように変更した代表的なプロセッサシステムを示す。このプロセッサシステム1000は、イメージセンサ装置を含みうるデジタル回路を有するシステムの代表的なものである。このようなシステムには、コンピュータシステム、カメラシステム、スキャナ、マシンビジョン、ビークルナビゲーション、テレビジョン電話、監視システム、オートフォーカスシステム、スタートラッカシステム、動き検出システム、像安定化システム及びデータ圧縮システムを含みうるが、これらに限定されるものではない。
システム1000、例えば、カメラシステムは、一般に、マイクロプロセッサのような中央処理ユニット(CPU)1002を有し、このユニットはバス1020を介して入出力(I/O)装置1006と通信する。撮像装置1008もバス1020を介してCPU1002と通信する。プロセッサを基礎とするシステム1000はランダムアクセスメモリ(RAM)1004をも有し、且つフラッシュメモリのような除去可能なメモリ1014を有することができ、このメモリ1014もバス1020を介してCPU1002と通信する。撮像装置1008は、CPU、デジタル信号プロセッサ又はマイクロプロセッサのようなプロセッサと組み合わせることができ、単一集積回路上の、又はプロセッサとは異なるチップ上の記憶装置と組み合わせても組み合わせなくても良い。
上述した処理及び装置は、用いうる及び製造しうる多くの好適な方法及び代表的な装置を表すものである。又、上述した説明及び図面は本発明の目的、特徴及び利点を達成する実施例を示すものである。しかし、本発明は上述した実施例に限定されるものではない。現在では予測不可能ではあるが、本発明の精神及び本発明の特許請求の範囲に入る本発明のいかなる変形も本発明の一部であるとみなされるべきである。
図1は、通常のイメージャ画素回路を示す回路図である。 図2は、単一傾斜のランプアナログ‐デジタル変換器用の通常のランプ発生器の一部を示すブロック線図である。 図3は、図2に示すランプ発生器に用いられるユニットセルを示す回路図である。 図4は、ランプ変調式アナログ‐デジタル変換器における代表的なランプステップを示すグラフである。 図5は、ランプ変調式アナログ‐デジタル変換器用のランプ発生器の一部を示すブロック線図である。 図6は、本発明により構成したランプ変調式アナログ‐デジタル変換器用の代表的なランプ発生器を示すブロック線図である。 図7は、図6に示す代表的なランプ発生器の一部を示す構成図である。 図8は、図6のランプ発生器に用いられ本発明の実施例により構成したランプユニットセルアレイを示すブロック線図である。 図9は、図8のアレイに用いられる代表的なランプユニットセルを示す回路図である。 図10は、図6に示すランプ発生器の代表的な動作を説明するための表である。 図11は、本発明の他の実施例により構成したランプ変調式アナログ‐デジタル変換器用の他の代表的なランプ発生器の一部を示す構成図である。 図12は、図11のランプ発生器の代表的な動作を示すタイミング線図である。 図13は、本発明の他の実施例により構成したランプ変調式アナログ‐デジタル変換器を示すブロック線図である。 図14は、図13の変換器に用いられ、本発明の実施例により構成した代表的なランプ制御器により実行される処理を示す説明図である。 図15は、図13の変換器に用いられ、本発明の実施例により構成した代表的な他のランプ制御器により実行される処理を示す説明図である。 図16は、本発明の他の実施例により構成した代表的な他のランプ変調式アナログ‐デジタル変換器を示すブロック線図である。 図17は、図16の変換器に用いられ、本発明の他の実施例により構成した代表的なランプ制御器により実行される処理を示す説明図である。 図18は、図17の実施例によるADC出力対信号電子を示すグラフである。 図19は、図17の本発明の実施例によるランプ発生器出力対ランプ計数値を示すグラフである。 図20は、本発明の実施例により構成した代表的なランプ制御器により実行される処理を示す説明図である。 図21は、図20の本発明の実施例によるADC出力対信号電子を示すグラフである。 図22は、本発明の実施例により構成した代表的なランプ制御器により実行される処理を示す説明図である。 図23は、図22の本発明の実施例によるランプ発生器出力対ランプ計数値を示すグラフである。 図24は、本発明の他の実施例により構成した代表的な他のランプ変調式アナログ‐デジタル変換器を示すブロック線図である。 図25は、本発明の他の実施例により構成した代表的な他のランプ変調式アナログ‐デジタル変換器を示すブロック線図である。 図26は、本発明の何れかの実施例により構成したランプ変調式アナログ‐デジタル変換器を有するイメージャ装置を示す構成図である。 図27は、本発明の実施例により構成した少なくとも1つのイメージャを有するプロセッサシステムを示す構成図である。

Claims (28)

  1. ランプ発生器と、
    このランプ発生器に接続された制御回路であって、この制御回路により前記ランプ発生器を制御してこのランプ発生器が、フォトンショット雑音に相関関係がある幅を有するランプ変調されたアナログランプ出力を発生するようにし、この制御回路は各アナログランプ出力に対応するデジタル符号を発生するようにする当該制御回路と、
    アナログ入力信号と前記アナログランプ出力とを受けるように接続された比較回路であって、この比較回路は、受けたアナログ入力信号が前記アナログランプ出力に等しくなった際に信号を発生するようにした当該比較回路と
    を具えるアナログ‐デジタル変換器であって、前記デジタル符号をこのアナログ‐デジタル変換器の出力として用いる当該アナログ‐デジタル変換器。
  2. 請求項1に記載のアナログ‐デジタル変換器において、前記制御回路が、
    変換情報を受けて出力するようにしたシステム制御器と、
    このシステム制御器に接続されたランプ制御器であって、このランプ制御器により出力変換情報からランプモードを決定するとともに、このランプモードを用いてランプ発生器を制御するためのランプパターンを発生させるようにした当該ランプ制御器と
    を具えるアナログ‐デジタル変換器。
  3. 請求項2に記載のアナログ‐デジタル変換器において、前記変換情報が、ショット雑音、雑音余裕度及びオフセット値の少なくとも1つを有しているアナログ‐デジタル変換器。
  4. 請求項2に記載のアナログ‐デジタル変換器において、前記変換情報がアナログ信号の推定したショット雑音を有し、前記ランプ制御器が、ランプステップ幅がショット雑音よりも小さくなるようにこのランプステップ幅を計算するようになっているアナログ‐デジタル変換器。
  5. 請求項2に記載のアナログ‐デジタル変換器において、前記変換情報がアナログ信号の推定したショット雑音と所望の雑音余裕度とを有し、前記ランプ制御器が、ランプステップ幅がショット雑音と雑音余裕度との積よりも小さくなるようにこのランプステップ幅を計算するようになっているアナログ‐デジタル変換器。
  6. 請求項2に記載のアナログ‐デジタル変換器において、前記変換情報が、アナログ信号の推定したショット雑音とオフセット値とを有し、前記ランプ制御器が、ランプステップ幅がオフセット値よりも大きい場合のみ変調されたランプステップ幅を有するようにこのランプステップ幅を計算するようにしたアナログ‐デジタル変換器。
  7. 請求項6に記載のアナログ‐デジタル変換器において、ランプステップ幅がオフセット値よりも小さい場合にこのランプステップ幅を変調しないようになっているアナログ‐デジタル変換器。
  8. 請求項1に記載のアナログ‐デジタル変換器において、前記比較回路が更に、
    第1入力端がアナログ入力信号の端子に接続され、第2入力端がアナログランプ出力の端子に接続されている二入力比較器と、
    アナログ入力信号がアナログランプ出力に等しいことをこの二入力比較器が検出した際にデジタル符号を取り込むラッチ回路と
    を具えているアナログ‐デジタル変換器。
  9. アナログ信号を出力する画素のアレイと、
    推定したショット雑音に基づいてランプ符号を発生させるとともに、これらの発生されたランプ符号に対応するランプ変調された出力をアナログ信号と比較することにより、これらアナログ信号をデジタル信号に変換するランプ変調式アナログ‐デジタル変換器と
    を具える撮像装置。
  10. 請求項9に記載の撮像装置において、前記ランプ変調式アナログ‐デジタル変換器が、
    ランプ発生器と、
    このランプ発生器に接続された制御回路であって、この制御回路により前記ランプ発生器を制御してこのランプ発生器がランプ変調されたアナログランプ出力を発生するようにし、この制御回路は各アナログランプ出力に対応するデジタル符号を発生するようにする当該制御回路と、
    アナログ入力信号と前記アナログランプ出力とを受けるように接続された比較回路であって、この比較回路は、受けたアナログ入力信号が前記アナログランプ出力に等しくなった際に信号を発生するようにした当該比較回路と
    を具え、前記デジタル符号を、このアナログ‐デジタル変換器の出力として用いる撮像装置。
  11. 請求項10に記載の撮像装置において、前記制御回路が、
    変換情報を受けて出力するようにしたシステム制御器と、
    このシステム制御器に接続されたランプ制御器であって、このランプ制御器により出力変換情報からランプモードを決定するとともに、このランプモードを用いてランプ発生器を制御するためのランプパターンを発生させるようにした当該ランプ制御器と
    を具える撮像装置。
  12. 請求項11に記載の撮像装置において、前記変換情報が、ショット雑音、雑音余裕度及びオフセット値の少なくとも1つを有している撮像装置。
  13. 請求項11に記載の撮像装置において、前記変換情報がアナログ信号の推定したショット雑音を有し、前記ランプ制御器が、ランプステップ幅がショット雑音よりも小さくなるようにこのランプステップ幅を計算するようになっている撮像装置。
  14. 請求項11に記載の撮像装置において、前記変換情報がアナログ信号の推定したショット雑音と所望の雑音余裕度とを有し、前記ランプ制御器が、ランプステップ幅がショット雑音と雑音余裕度との積よりも小さくなるようにこのランプステップ幅を計算するようになっている撮像装置。
  15. 請求項11に記載の撮像装置において、前記変換情報が、アナログ信号の推定したショット雑音とオフセット値とを有し、前記ランプ制御器が、ランプステップ幅がオフセット値よりも大きい場合のみ変調されたランプステップ幅を有するようにこのランプステップ幅を計算するようにした撮像装置。
  16. 請求項15に記載の撮像装置において、ランプステップ幅がオフセット値よりも小さい場合にこのランプステップ幅を変調しないようになっている撮像装置。
  17. アナログ‐デジタル変換器用のランプ発生器の動作方法であって、
    所望の平方根曲線に基づくデジタルランプ符号を発生させる工程と、
    このデジタルランプ符号から行及び列アドレスを発生させる工程と、
    これら行及び列アドレスにより、ユニットセルアレイ中のユニットセルを駆動する工程と、
    選択された行中の全てのユニットセルが駆動された際にこれらユニットセルの行をロックし、駆動され且つロックされたこれらユニットセルの合成電圧出力をランプ発生器のランプ変調された出力として用いる工程と
    を有するランプ発生器の動作方法において、所望の平方根曲線により、主としてアナログ信号と関連する推定したショット雑音を補償するランプ発生器の動作方法。
  18. アナログ‐デジタル変換器中のランプ発生器の動作方法であって、
    推定したショット雑音を有するランプモード制御信号を入力させる工程と、
    これらのランプモード制御信号に基づいてランプモードを選択する工程と、
    このランプモードに基づくランプパターンを決定する工程と、
    符号をランプ発生器に出力してこのランプ発生器がランプ変調された出力信号を発生するようにする工程と
    を有するランプ発生器の動作方法。
  19. 請求項18に記載のランプ発生器の動作方法において、この方法が更に、
    前記推定したショット雑音よりも長くないランプステップ幅を発生させる工程
    を有するランプ発生器の動作方法。
  20. 請求項18に記載のランプ発生器の動作方法において、この方法が更に、
    雑音余裕度を入力させる工程と、
    前記推定したショット雑音と雑音余裕度との積よりも大きくないランプステップ幅を発生させる工程と
    を有するランプ発生器の動作方法。
  21. 請求項18に記載のランプ発生器の動作方法において、この方法が更に、
    オフセット値を入力させる工程と、
    ランプステップ幅がオフセット値よりも小さい場合に、変調されないランプステップ幅を発生させる工程と、
    ランプステップ幅がオフセット値よりも大きい場合に、変調されたランプステップ幅を発生させる工程と
    を有するランプ発生器の動作方法。
  22. 請求項18に記載のランプ発生器の動作方法において、この方法が更に、
    符号の空のビットを充填する工程
    を有するランプ発生器の動作方法。
  23. アナログ‐デジタル変換器の動作方法であって、
    所望の平方根曲線に基づくデジタルランプ符号を発生させる工程と、
    このデジタルランプ符号から行及び列アドレスを発生させる工程と、
    これら行及び列アドレスにより、ユニットセルアレイ中のユニットセルを駆動する工程と、
    選択された行中の全てのユニットセルが駆動された際にこれらユニットセルの行をロックし、駆動され且つロックされたこれらユニットセルの合成電圧出力をランプ変調された出力として用いる工程と、
    入力アナログ信号をランプ変調された出力と比較する工程と、
    ランプ変調された出力が入力アナログ信号に到達した際にデジタルランプ符号を出力する工程と
    を有するアナログ‐デジタル変換器の動作方法において、所望の平方根曲線により、主としてアナログ信号と関連する推定したショット雑音を補償するアナログ‐デジタル変換器の動作方法。
  24. アナログ‐デジタル変換器の動作方法であって、この方法が、
    推定したショット雑音を有するランプモード制御信号を入力させる工程と、
    これらのランプモード制御信号に基づいてランプモードを選択する工程と、
    このランプモードに基づくランプパターンを決定する工程と、
    符号をランプ発生器に出力してこのランプ発生器がランプ変調された出力信号を発生するようにする工程と
    入力アナログ信号をランプ変調された出力と比較する工程と、
    ランプ変調された出力が入力アナログ信号に到達した際に符号を出力する工程と
    を有するアナログ‐デジタル変換器の動作方法。
  25. 請求項24に記載のアナログ‐デジタル変換器の動作方法において、この方法が更に、
    前記ショット雑音よりも長くないランプステップ幅を発生させる工程
    を有するアナログ‐デジタル変換器の動作方法。
  26. 請求項24に記載のアナログ‐デジタル変換器の動作方法において、この方法が更に、
    雑音余裕度を入力させる工程と、
    前記推定したショット雑音と雑音余裕度との積よりも大きくないランプステップ幅を発生させる工程と
    を有するアナログ‐デジタル変換器の動作方法。
  27. 請求項24に記載のアナログ‐デジタル変換器の動作方法において、この方法が更に、
    オフセット値を入力させる工程と、
    ランプステップ幅がオフセット値よりも小さい場合に、変調されないランプステップ幅を発生させる工程と、
    ランプステップ幅がオフセット値よりも大きい場合に、変調されたランプステップ幅を発生させる工程と
    を有するアナログ‐デジタル変換器の動作方法。
  28. 請求項24に記載のアナログ‐デジタル変換器の動作方法において、この方法が更に、
    符号の空のビットを充填する工程
    を有するアナログ‐デジタル変換器の動作方法。
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